JP2014008858A5 - - Google Patents

Description

開示された発明のひとつは、電動車両の走行用の電動機（４）に給電する高圧電池（２）から給電される電動圧縮機（４１）をもつ冷凍サイクル（４０、３４０）と、高圧電池より低い電圧で作動する低圧機器（８）に給電する低圧電池（７）から給電され、電動車両のウインドシールド（９）の曇りを抑制する曇り抑制装置（１０、２７、２８、３２）と、電動圧縮機による高圧電池の電力消費を制限すべき電力制限状態を判定する判定部（６３、１７２、１７３）と、電力制限状態が判定されるとき、電動圧縮機を停止し、さらに曇り抑制装置を作動状態に固定制御する固定制御部（６５、１９０、１９１、１９２、１９３、２９４、２９５）とを備えることを特徴とする。
この構成によると、高圧電池の電力消費を制限すべき電力制限状態が判定されると、電動圧縮機が停止される。これにより、高圧電池の電力消費が抑制される。高圧電池の電力は、走行用の電動機のために消費することができる。さらに、固定制御部は、曇り抑制装置を作動状態に固定制御する。曇り抑制装置は、低圧電池から給電されるから、高圧電池の電力消費を抑制しながら、ウインドシールドの曇りを抑制することができる。
開示された発明のひとつは、電動車両の走行用の電動機（４）に給電する高圧電池（２）から給電される電動圧縮機（４１）をもつ冷凍サイクル（４０、３４０）と、電動車両の室外から外気を導入する外気モードと電動車両の室内の内気を循環する内気モードとを切換え可能な内外気切換装置（２２）と、高圧電池より低い電圧で作動する低圧機器（８）に給電する低圧電池（７）から給電され、電動車両のウインドシールド（９）の曇りを抑制する曇り抑制装置（１０、２７、２８、３２）と、電動圧縮機による高圧電池の電力消費を制限すべき電力制限状態を判定する判定部（６３、１７２、１７３）と、電力制限状態が判定されるとき、電動圧縮機を停止し、内外気切換装置を外気モードに固定制御し、さらに曇り抑制装置を作動状態に固定制御する固定制御部（６５、１９０、１９１、１９２、１９３、２９４、２９５）とを備えることを特徴とする。

Claims (11)

1. 電動車両の走行用の電動機（４）に給電する高圧電池（２）から給電される電動圧縮機（４１）をもつ冷凍サイクル（４０、３４０）と、
   前記高圧電池より低い電圧で作動する低圧機器（８）に給電する低圧電池（７）から給電され、前記電動車両のウインドシールド（９）の曇りを抑制する曇り抑制装置（１０、２７、２８、３２）と、
   前記電動圧縮機による前記高圧電池の電力消費を制限すべき電力制限状態を判定する判定部（６３、１７２、１７３）と、
   前記電力制限状態が判定されるとき、前記電動圧縮機を停止し、さらに前記曇り抑制装置を作動状態に固定制御する固定制御部（６５、１９０、１９１、１９２、１９３、２９４、２９５）とを備えることを特徴とする電動車両用空調装置。
2. さらに、前記電動車両の室外から外気を導入する外気モードと前記電動車両の室内の内気を循環する内気モードとを切換え可能な内外気切換装置（２２）を備えることを特徴とする請求項１に記載の電動車両用空調装置。
3. 前記固定制御部は、前記電力制限状態が判定されるとき、前記内外気切換装置を外気モードに固定制御することを特徴とする請求項２に記載の電動車両用空調装置。
4. さらに、前記電力制限状態が判定されないとき、前記内外気切換装置および前記曇り抑制装置を含む複数の前記低圧機器を制御する通常制御部（６４、１８０）を備え、
   前記電力制限状態が判定されるとき、前記固定制御部は、前記通常制御部による制御に代わって、前記曇り抑制装置を作動状態に固定制御し、
   前記電力制限状態が判定されるとき、前記内外気切換装置および前記曇り抑制装置以外の前記低圧機器は前記通常制御部による制御の下に置かれることを特徴とする請求項２または請求項３に記載の電動車両用空調装置。
5. さらに、前記ウインドシールドの曇りを検出するセンサ（６２）を備え、
   前記通常制御部（６４、１８０）は、前記センサからの信号に基づいて、前記ウインドシールドの曇りを抑制するように前記低圧機器をフィードバック制御することを特徴とする請求項４に記載の電動車両用空調装置。
6. 前記判定部は、
   前記高圧電池を制御する電池制御装置（３）によって前記電動圧縮機（４１）の利用が禁止されているか否かを判定する第１判定部（１７２）と、
   前記高圧電池の残量が所定の閾値を下回るか否かを判定する第２判定部（１７３）とを備え、
   前記電池制御装置によって前記電動圧縮機の利用が禁止され（Ｐｃｍ＝０）、かつ、前記残量が前記閾値を下回る（Ｂｒｍ＜Ｂｔｈ）ときに前記電力制限状態を判定することを特徴とする請求項１ないし請求項５のいずれかに記載の電動車両用空調装置。
7. 前記曇り抑制装置は、前記ウインドシールドを直接的に加熱する窓ヒータ（１０）を備えることを特徴とする請求項１ないし請求項６のいずれかに記載の電動車両用空調装置。
8. 前記曇り抑制装置は、前記電動車両の室内に吹出される空気を加熱し、前記ウインドシールドを間接的に加熱する空気加熱装置（２７、２８）を備えることを特徴とする請求項１ないし請求項７のいずれかに記載の電動車両用空調装置。
9. 前記空気加熱装置は、前記電動車両の室内に吹出される空気を加熱する電気ヒータ（２７）を備えることを特徴とする請求項８に記載の電動車両用空調装置。
10. 前記空気加熱装置は、前記電動車両の室内に吹出される空気を媒体によって加熱する温媒体熱交換器（２８）を備えることを特徴とする請求項８または請求項９に記載の電動車両用空調装置。
11. 前記曇り抑制装置は、前記電動車両の室内の空気を除湿する除湿機（３２）を備えることを特徴とする請求項１ないし請求項１０のいずれかに記載の電動車両用空調装置。