JP2014007820A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】Zソースインバータにおいて過電流を防止しつつ安定に動作するための回路を設ける。
【解決手段】Zソース回路のインダクタの電流を電流検出器で検出し、電流指令値と差分をとり、PI制御してPWM制御し、当該信号を、制御器から出力されるインバータ回路の主素子のゲート駆動信号とOR回路で合成し、出力し、新たなインバータ回路のゲート信号として該インバータ回路の主素子に入力する。
【選択図】図1
【解決手段】Zソース回路のインダクタの電流を電流検出器で検出し、電流指令値と差分をとり、PI制御してPWM制御し、当該信号を、制御器から出力されるインバータ回路の主素子のゲート駆動信号とOR回路で合成し、出力し、新たなインバータ回路のゲート信号として該インバータ回路の主素子に入力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、直流電圧を入力としてダイオードと、二つのインダクタと二つのキャパシタがX型に接続されたインピーダンスソースからなるZソース回路と、インバータ回路からなるZソースインバータと言われる電力変換器に関わるものである。
図2を用いて従来技術を説明する。非特許文献1によれば、従来技術は図2のような構成となっている。すなわち、直流電源1があり、該直流電源1の陽極にダイオード2のアノードが接続され、該ダイオード2のカソードにインダクタ31の一端が接続され、該インダクタ31のもう一端にキャパシタ33の一端が接続され、該キャパシタ33のもう一端がインダクタ32の一端と前記直流電源1の負極に接続され、前記ダイオードのカソードにキャパシタ34の一端が接続され、該キャパシタ34のもう一端に前記インダクタ32のもう一端が接続され、前記インダクタ31と前記キャパシタ33が接続された点をP点とし、前記インダクタ32と前記キャパシタ34が接続された点をN点とし、前記P点と、前記N点が入力となって6つの三相フルブリッジ回路を組む半導体スイッチ群からなり、前記P点と前記N点間の直流電圧をPWM制御された任意の振幅かつ任意の周波数の三相交流電圧を出力するインバータ回路4と、該インバータ回路4の出力に接続された3相負荷と、前記半導体スイッチ群において、前記P点と前記N点を短絡するようなスイッチ状態である時間を決定する短絡時間指令値14を入力として前記インバータ回路4の半導体スイッチ群をオンあるいはオフするためのゲート駆動信号を出力するゲートアンプ回路15とからなるZソースインバータと言われる半導体電力変換回路である。ここで、前記インバータ回路4は図4のような構成となっている。
上のような構成にすることで、前記Zソースインバータは、前記P点と前記N点間を短絡する時間である前記短絡時間に応じて前記前記P点と前記N点間の平均直流電圧が昇圧される機能を有する。これにより、該Zソースインバータは、直流から3相交流に変換する電力変換器である前記インバータ回路4に直流電圧昇圧機能が搭載されたものである。
詳しくは非特許文献1参照のこと。
詳しくは非特許文献1参照のこと。
また、特許文献1では、より安定動作をするZソースインバータとして、図3に示すような、電圧偏差ΔVに基づいてインダクタ31とインダクタ32に流される電流の指令値であるインダクタ電流指令値ILrefを算出する電流検出器35と、インダクタ31に流れる電流値またはインダクタ32に流れるインダクタ電流値ILと、インダクタ電流指令値ILrefとの差である電流偏差ΔIを算出する電流値減算器121と、電流偏差ΔIに基づいてインバータ回路4の双方オンデューティ比DSを算出するデューティ算出手段であるゲートアンプ回路15と、を含むことを特徴とするZソースインバータが提案されている。
Fang Zhen Peng et.al.,"Z-source Inverter",IEEE Transactions onIndustry Applications, vol. 39, No. 2, March/April 2003,p 504-510
ここで、Zソースインバータの負荷を三相交流モータにした場合、たとえ前記短絡時間が一定でも、負荷5が重くなりインバータ回路4の出力電流が大きくなればなるだけ、その分、前記P点と前記N点間の直流電圧が大きくなるという問題があった。また、非特許文献1では、インバータのスイッチング周期において、いわゆるデッドタイム期間の代わりにZソースインバータにおけるインバータ回路4の上下アームをオンする期間T0を設けるという手法をとっていた。Zソースインバータでは、スイッチングの一周期をTとすると、前記双方オンデューティ比DSはDS=T0/Tで表され、入力電圧をVsとするとVsが昇圧される電圧Viは、Vi={1/(1−2Ds)}となる事が特許文献1および非特許文献1に示されている。これはDs=T0/Tが0.5になると電圧Viが理論的には無限大になる事を示唆しており、インバータ回路4の主素子やキャパシタ33やキャパシタ34が過電圧で破壊される恐れがある事に繋がる。つまり、Zソースインバータが安定して動作するには前記双方オンデューティ比DSが必ず0.5より小さい値である必要があった。一方で、特許文献1記載のZソースインバータはキャパシタ34あるいはキャパシタ33の電圧を検出する必要があった。これは装置の大型化につながるので、できれば除去したいという問題があった。
直流電源1があり、該直流電源1の陽極にダイオード2のアノードが接続され、該ダイオード2のカソードにインダクタ31の一端が接続され、該インダクタ31のもう一端にキャパシタ33の一端が接続され、該キャパシタ33のもう一端がインダクタ32の一端と前記直流電源1の負極に接続され、前記ダイオードのカソードにキャパシタ34の一端が接続され、該キャパシタ34のもう一端に前記インダクタ32のもう一端が接続され、前記インダクタ31と前記キャパシタ33が接続された点をP点とし、前記インダクタ32と前記キャパシタ34が接続された点をN点とし、前記P点と、前記N点が入力となって6つの三相フルブリッジ回路を組む半導体スイッチ群からなり、前記P点と前記N点間の直流電圧をPWM制御された任意の振幅かつ任意の周波数の三相交流電圧を出力するインバータ回路4と、該インバータ回路4の出力に接続された3相負荷からなるZソースインバータと言われる半導体電力変換回路において、インダクタ31あるいはインダクタ32に流れる電流を検出する電流検出器35があって、インダクタ31あるいはインダクタ32に流れる電流の指令値を出力する電流指令値13があって、前記電流指令値13の出力から前記電流検出器35の出力を減算する減算器12があって、該減算器12の出力をPI制御するPI制御器111があって、該PI制御器の出力を制限するリミッタ10があって、キャリア信号を発生する三角波キャリア発生器9があって、前記リミッタ10の出力と前記三角波キャリア発生器9の出力を比較してPWM変調されたインバータ回路4の上アーム主素子と下アーム主素子を短絡する時間を出力する比較器8と、インバータ回路4が出力する任意振幅で任意の周波数のPWM制御された三相交流電圧を出力するための主素子のゲート駆動信号を出力する制御器7と、前記比較器8と制御器7の出力をOR回路で合成し、インバータ回路4に入力するための合成器6とを具備することを特徴とするZソースインバータを用いる。
上記のZソースインバータを用いる事で、以下のような利点がある。まず、Zソースインバータの負荷を三相交流モータにした場合、たとえ前記短絡時間が一定でも、負荷5が重くなりインバータ回路4の出力電流が大きくなればなるだけ、その分直流電圧Viが大きくなるという問題があったが、本発明では、インダクタ31あるいはインダクタ32に流れる電流が一定に制御されるため、キャパシタ33およびキャパシタ34の電圧が一定に制御されることになり、回路が安定に動作する。これにより、インダクタ31やインダクタ32の過電流を防止したり、キャパシタ33やキャパシタ34の両端の電圧が過電圧になるのを防止したりすることができ、Zソースインバータが安定に動作する。また、特許文献1では、インバータ回路4の出力電圧がいわゆるインバータのデットタイムの時間相当の間のみインバータ回路4の上アーム素子と下アーム素子が短絡する時間T0を設定していたが、本発明では、デッドタイムは0とし、代わりに短絡時間は比較器8の出力するPWM信号とインバータ回路4の出力三相交流電圧を駆動するためのゲート信号とをOR合成するため、従来技術では短絡時間T0が足りなくて昇圧する電圧が足りなかった場合があったが、本発明ではそのような事は起きない。最後に、特許文献1では電圧センサが必要だったが、本発明は電流センサのみを用いるので装置が小型化できる。
以下、実施例にて発明の構成の詳細な説明をする。
本発明の回路構成が従来の非特許文献1や特許文献1記載の回路と同じ部分の説明は省略する。本発明は、Zソースインバータと言われる半導体電力変換回路において、インダクタ31あるいはインダクタ32に流れる電流を検出する電流検出器35があって、インダクタ31あるいはインダクタ32に流れる電流の指令値を出力する電流指令値13があって、前記電流指令値13の出力から前記電流検出器35の出力を減算する減算器12があって、該減算器12の出力をPI制御するPI制御器111があって、該PI制御器の出力を制限するリミッタ10があって、キャリア信号を発生する三角波キャリア発生器9があって、前記リミッタ10の出力と前記三角波キャリア発生器9の出力を比較してPWM変調されたインバータ回路4の上アーム主素子と下アーム主素子を短絡する時間を出力する比較器8と、インバータ回路4が出力する任意振幅で任意の周波数のPWM制御された三相交流電圧を出力するための主素子のゲート駆動信号を出力する制御器7と、前記比較器8と制御器7の出力をOR回路で合成するための合成器6とを具備することを特徴としている。制御器7は負荷がモータである場合はモータをベクトル制御する制御器であってもよい。あるいは負荷5をオープン制御するために、三角波発生器を持ち、該三角波と出力電圧指令値を比較してPWM制御された三相交流電圧を出力するためのゲート信号を出力するものであってもよい。ただし、制御器7はインバータ回路におけるデッドタイムあるいは非特許文献1に記載のシュートスルータイムに該当する時間T0は0である。Zソースインバータの昇圧電圧を決定するのは電流指令値13の出力であり、短絡時間T0はインダクタ31およびインダクタ32に流れる電流が電流指令値13になるように決定される。
本発明は、昇圧機能を備えたインバータであるZソースインバータに適用可能である。
1 直流電源
2 ダイオード
3 Zソース回路
31 インダクタ
32 インダクタ
33 キャパシタ
34 キャパシタ
35 電流検出器
4 インバータ回路
41 インバータ回路主素子、例えばIGBT
5 負荷
6 合成器
7 制御器
8 比較器
9 三角波キャリア発生器
10 リミッタ
111 PI制御器
12 減算器
13 電流指令値
14 短絡時間指令値
15 ゲートアンプ回路
112 PI制御器
113 PI制御器
121 減算器
122 減算器
2 ダイオード
3 Zソース回路
31 インダクタ
32 インダクタ
33 キャパシタ
34 キャパシタ
35 電流検出器
4 インバータ回路
41 インバータ回路主素子、例えばIGBT
5 負荷
6 合成器
7 制御器
8 比較器
9 三角波キャリア発生器
10 リミッタ
111 PI制御器
12 減算器
13 電流指令値
14 短絡時間指令値
15 ゲートアンプ回路
112 PI制御器
113 PI制御器
121 減算器
122 減算器
Claims (1)
- 直流電源(1)があり、該直流電源(1)の陽極にダイオード(2)のアノードが接続され、該ダイオード(2)のカソードにインダクタ(31)の一端が接続され、該インダクタ(31)のもう一端にキャパシタ(33)の一端が接続され、該キャパシタ(33)のもう一端がインダクタ(32)の一端と前記直流電源(1)の負極に接続され、前記ダイオードのカソードにキャパシタ(34)の一端が接続され、該キャパシタ(34)のもう一端に前記インダクタ(32)のもう一端が接続され、前記インダクタ(31)と前記キャパシタ(33)が接続された点をP点とし、前記インダクタ(32)と前記キャパシタ(34)が接続された点をN点とし、前記P点と、前記N点が入力となって6つの三相フルブリッジ回路を組む半導体スイッチ群からなり、前記P点と前記N点間の直流電圧をPWM制御された任意の振幅かつ任意の周波数の三相交流電圧を出力するインバータ回路(4)と、該インバータ回路(4)の出力に接続された3相負荷からなるZソースインバータと言われる半導体電力変換回路において、インダクタ(31)あるいはインダクタ(32)に流れる電流を検出する電流検出器(35)があって、インダクタ(31)あるいはインダクタ(32)に流れる電流の指令値を出力する電流指令値(13)があって、前記電流指令値(13)の出力から前記電流検出器(35)の出力を減算する減算器(12)があって、該減算器(12)の出力をPI制御するPI制御器(111)があって、該PI制御器の出力を制限するリミッタ(10)があって、キャリア信号を発生する三角波キャリア発生器(9)があって、前記リミッタ(10)の出力と前記三角波キャリア発生器(9)の出力を比較してPWM変調されたインバータ回路(4)の上アーム主素子と下アーム主素子を短絡する時間を出力する比較器(8)と、インバータ回路(4)が出力する任意振幅で任意の周波数のPWM制御された三相交流電圧を出力するための主素子のゲート駆動信号を出力する制御器(7)と、前記比較器(8)と制御器(7)の出力をOR回路で合成し、インバータ回路(4)に入力するための合成器(6)とを具備することを特徴とするZソースインバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012140641A JP2014007820A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012140641A JP2014007820A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 電力変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014007820A true JP2014007820A (ja) | 2014-01-16 |
Family
ID=50105111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012140641A Pending JP2014007820A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014007820A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104158427A (zh) * | 2014-09-10 | 2014-11-19 | 哈尔滨工业大学 | 单相无变压器隔离型z源光伏并网逆变器及调制方法 |
CN104917365A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-16 | 深圳市英威腾电气股份有限公司 | 一种限流方法及限流装置 |
CN108599608A (zh) * | 2018-05-15 | 2018-09-28 | 湖南沃森电气科技有限公司 | 用于电流型逆变器的控制装置及方法 |
-
2012
- 2012-06-22 JP JP2012140641A patent/JP2014007820A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104158427A (zh) * | 2014-09-10 | 2014-11-19 | 哈尔滨工业大学 | 单相无变压器隔离型z源光伏并网逆变器及调制方法 |
CN104917365A (zh) * | 2015-06-25 | 2015-09-16 | 深圳市英威腾电气股份有限公司 | 一种限流方法及限流装置 |
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CN108599608B (zh) * | 2018-05-15 | 2019-09-24 | 湖南沃森电气科技有限公司 | 用于电流型逆变器的控制装置及方法 |
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