JP2014003525A - ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法およびネットワーク制御プログラム - Google Patents

ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法およびネットワーク制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 QoSフローが多数存在した場合でも、QoSフローごとに設定した送信レートを満たすようにパケットを送信することができるネットワーク制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明のネットワーク制御装置は、送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別手段と、前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算手段と、各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段と、前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求め、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして前記蓄積手段に蓄積し、送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信手段とから構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法およびネットワーク制御プログラムに関し、特に、QoSシェーピング処理を実現するネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法およびネットワーク制御プログラムに関する。
インターネットにおけるISP(Internet Service Providerの略称。インターネット接続事業者のことを指し、「プロバイダ」とも言う。)向けのエッジ・ルータ装置(あるネットワークと別のネットワークの境界に位置するルータ)や3GPP(Third Generation Partnership Projectの略称。第三世代携帯電話(3G)の標準化プロジェクト、または、同プロジェクトによる移動体通信システムの標準規格のことを言う。)モバイルネットワークのコアネットワーク上のノード装置においては、ユーザの契約状態や通信状況等によって、ユーザ単位に送信レート(送信タイミング)の制限が必要となる場合があり、そのために、多数の収容ユーザ(QoS(Quality of Serviceの略称。ネットワーク上で、ある特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証する技術を言う。)フロー)単位にQoSシェーピング処理を適用する場合がある。QoSシェーピング処理とは、予め設定された送信レートを正確に守るためにデータに必要な遅延を付与して送信していく処理のことである。
一般的なIPルータにおける構成を図5に示す。
図5において、IPルータは、パケット処理用プロセッサと、複数の送信側および受信側ポートと、複数の送信側および受信側PHY/MACデバイスとを備えている。パケット処理用プロセッサは、各手段501〜505および受信パケット格納メモリ510を有している。PHY(PHYsical layerの略称。)デバイスは、物理層に相当するD/A変換を行い、MAC(Media Access Controlの略称。)デバイスは、データリンク層の下位副層に相当するフレーム(データの送受信単位)の送受信を行う。
パケット受信手段501は、各ポートから入力されたパケットを受信し、受信したパケットを受信パケット格納メモリ510に格納後、Etherヘッダの終端とIPヘッダとのチェック処理を実施する。受信側QoS手段502は、受信レートを制限する際にポリシング等のQoS処理を実施する。ルーティング検索手段503は、IPヘッダに含まれるIPアドレスを基に送信先のポートやネクストホップ先を検索する。送信側QoS手段504は、送信レートを制限する際にシェーピング等のQoS処理を実施する。パケット送信手段505は、Etherヘッダを付与し、転送先ポートへパケットを送信する。
なお、図5の上記各手段は、一般的なコンピュータで実行されるプログラムまたはタスクにより実現されてもよいし、専用のハードウェアにより実現されてもよい。
IPルータの一機能を図6に示す。
フロー識別手段601および複数のキューメモリ602は、送信側QoS手段504に該当する。QoSシェーピング処理を適用する際は、QoSフロー#1〜n(nは2以上の整数)単位にキューメモリ602が用意される。フロー識別手段601は、ルーティング検索手段503から受け取ったパケット情報を基にどのQoSフローのキューメモリ602にパケットをキューイングするかを決定し、決定したキューメモリ602にパケットを格納する。
QoSフロー番号は、一般的にパケットのIPヘッダに含まれる送信元アドレスおよび宛先アドレスやTCP/UDPヘッダに含まれる送信元ポート番号および宛先ポート番号等を抽出して特定する。
フロー識別手段601は、全てのキューメモリ602にパケットが格納されており、パケットをこれ以上キューイングする事ができない場合には、新たに到来するパケットをキューイングせずに廃棄する。
パケット送信手段603は、各キューメモリ602をあらかじめ決めた順番にポーリングし、それぞれのQoSフローに設定された送信レートに合わせてパケットを取り出し、送信デバイスへ送信する。これらの一連の処理によって、パケットを各QoSフローに設定された送信レートに従って送信するよう図られている。
なお、図6の上記各手段は、一般的なコンピュータで実行されるプログラムまたはタスクにより実現されてもよいし、専用のハードウェアにより実現されてもよい。
また、特許文献1には、パケットに対する遅延時間を定量的かつ動的に制御可能とするデータ通信システムが記載されている。
特許文献1記載のデータ通信システムでは、パケットの送信元が指定した最大遅延時間、通信経路の平均転送率および通信制御装置の台数をもとに、遅延時間が計算される。そして、こうして計算された遅延時間に基づいて、送信する順番にパケットが送信キューに整列され、送信時間になると先頭のパケットから順にパケットが取り出され、送信される。
特開平11−243420号公報
図6に記載のIPパケットルーティング機能の送信側処理では、QoSフローごとにキューメモリを割り当てるため、適用するQoSフローが多数存在する場合、大量のキューメモリ602を用意する必要がある。
パケット送信手段603は、キューメモリ602をあらかじめ決めた順番にポーリングし、それぞれのQoSフローに設定された送信レートに合わせてパケットを取り出す。上記のように大量のキューメモリ602を実装した場合、パケット送信手段603は、全キューメモリをポーリングし終えるまでに時間を要することになり、結果として、各キューメモリにおいては、前のポーリングからその次のポーリングの順番が廻ってくるまでの時間間隔が長くなる。そのため、あるキューメモリ602においては、そのキューメモリからパケットを取り出さなければならない時点となっても、そのキューメモリにポーリングの順番が廻って来ず、パケット送信手段603は、そのパケットを取り出せないという状況が発生する場合がある。
その場合には、パケット送信手段603が、設定した送信レートより低いレートでのパケットの送信を余儀なくされるという問題点がある。
また、特許文献1は、上述したように、データ送信元が最大遅延時間を指定し、その指定された最大遅延時間内にデータ送信を行う技術を開示するに留まり、指定された正確な送信レートでデータ(パケット)を送信する技術については何ら開示していない。
本発明の目的は、上述の問題点を解決したネットワーク制御装置、ネットワーク制御方法およびネットワーク制御プログラムを提供することにある。
本発明のネットワーク制御装置は、送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別手段と、前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算手段と、各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段と、前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求め、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして前記蓄積手段に蓄積し、送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信手段とから構成される。
本発明のネットワーク制御方法は、送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別ステップと、前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算ステップと、前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求める送信予定時刻決定ステップと、各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段に、前記送信時刻決定ステップで求めた前記送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして蓄積する蓄積ステップと、送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信ステップとを含む。
本発明のネットワーク制御プログラムは、送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別処理と、前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算処理と、前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求める送信予定時刻決定処理と、各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段に、前記送信時刻決定ステップで求めた前記送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして蓄積する蓄積処理と、送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信処理とをコンピュータに実行させる。
以上、本発明には、QoSフローが多数存在した場合でも、QoSフローごとに設定した送信レートを満たすようにパケットを送信することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態のブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるToken Bucketデータベースメモリ121を示す図である。 本発明の第1の実施形態における遅延計算手段120の処理フローを示す流れ図である。 本発明の第1の実施形態における送信タイムスロットメモリ131を示す図である。 一般的なIPルータにおける構成を示すブロック図である。 一般的なIPルータの一機能を示すブロック図である。
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施形態に係るネットワーク制御装置100は、フロー識別手段110と、遅延計算手段120と、Token Bucketデータベースメモリ121と、遅延送信手段130と、送信タイムスロットメモリ131とから構成されている。
なお、手段110,120および130の各手段は、一般的なコンピュータで実行されるプログラムまたはタスクにより実現されてもよいし、専用のハードウェアにより実現されてもよい。
本実施形態は、図5に示したような一般的なIPルータの一部の構成を代替する。
フロー識別手段110、遅延計算手段120およびToken Bucketデータベースメモリ121は、図5の送信側QoS手段504の一部の構成を代替する。
遅延送信手段130および送信タイムスロットメモリ131は、図5のパケット送信手段505の一部の構成を代替する。
ここで、処理対象パケットは、図5のパケット受信手段501により、受信パケット格納メモリ510にすでに格納されている。受信パケット格納メモリ510内の処理対象パケットの先頭アドレスをパケット情報という。フロー識別手段110と、遅延計算手段120、および遅延送信手段130は、パケット情報を基に、受信パケット格納メモリ510内の処理対象パケットを参照する。
フロー識別手段110は、図5のルーティング検索手段503で送信先インタフェースが決定したパケットのパケット情報をルーティング検索手段503から受信する。
フロー識別手段110は、受信したパケット情報を基にQoSフロー番号を特定する。
フロー識別手段110は、QoSフロー番号の特定完了後、パケット情報とQoSフロー番号情報とを遅延計算手段120へ送信する。
遅延計算手段120は、Token Bucketアルゴリズムにより、パケットを送信する際に付与する遅延時間を計算する。
遅延計算手段120は、後述するように、Token Bucketデータベースメモリ121に設定されているToken Bucket計算に必要な複数のパラメータ群の中から、フロー識別手段110より受信したQoSフロー番号に対応するパラメータ群を参照して、遅延時間を計算する。
遅延計算手段120は、算出した遅延時間およびパケット情報を遅延送信手段130へ送信する。
遅延送信手段130は、遅延計算手段120から受信したパケット情報を基に、受信パケット格納メモリ510内の処理対象パケットを、送信パケット格納メモリ132にコピーする。
遅延送信手段130は、送信パケット格納メモリ132にコピーした処理対象パケットの先頭アドレスを、遅延計算手段120から受信した遅延時間を基に、送信タイムスロットメモリ131に格納する。
遅延送信手段130は、指定された遅延時間の経過後、送信タイムスロットメモリ131から当該パケット情報を取り出し、送信デバイスに対してパケットの送信を指示する。
次に、本実施形態の動作について詳細に説明する。
フロー識別手段110は、受信したパケット情報を基に、受信パケット格納メモリ510内の処理対象パケットを参照し、QoSフロー番号を特定する。
QoSフロー番号は、一般的にパケットのIPヘッダに含まれる送信元アドレスおよび宛先アドレスやTCP/UDPヘッダに含まれる送信元ポート番号および宛先ポート番号等を抽出して特定する。
フロー識別手段110は、QoSフロー番号の特定後、パケット情報とQoSフロー番号情報とを遅延計算手段120へ送信する。
遅延計算手段120は、Token Bucketアルゴリズムにより、送信パケットに設定する遅延時間を計算する。
遅延計算手段120は、Token Bucketデータベースメモリ121を参照し、受信したQoSフロー番号に基づき、計算に必要なパラメータを取得し、遅延時間を計算する。
図2は、Token Bucketデータベースメモリ121の内容を示す。
Token Bucketデータベースメモリ121は、QoSフロー番号ごとに送信レート値(An)、最大Token値(Bn)、現在Token値(Cn)および前回Token補充時刻(Dn)を持つ。
送信レート値は、シェーピングを適用するレート(単位:bps(bit per second))で、Tokenの補充レートに該当する。本パラメータは、あらかじめ設定しておく必要がある。
最大Token値は、許容する最大遅延時間に関係するパラメータで、Tokenが補充できる最大のサイズ(単位:bit)を示す。本パラメータは、あらかじめ設定しておく必要がある。
現在Token値は、現在のTokenのサイズ(単位:bit)を示す。本パラメータは、初期値として最大Token値が設定され、パケットが通過する度に値の更新が行われる。現在Token値に対して、Tokenの補充時には補充するTokenのサイズが加算され、一方、Tokenの消費時には送信パケットサイズ分だけ減算される。
前回Token補充時刻は、前回パケットが該当QoSフローのTokenを補充した時刻である。Tokenが補充される度にこの時刻の更新が行われる。
遅延計算手段120がこれらのパラメータ(送信レート、最大Token値、現在Token値および前回Token補充時刻)を用いたToken Bucketアルゴリズムにより行う遅延時間の計算について、図3を使用して説明する。
遅延計算手段120は、フロー識別手段110から受信したQoSフロー番号(ここでは、例えば、#nとする。)に対応するメモリ121内の各値を参照して、補充するTokenのサイズを以下の式で算出する(ステップS1)。
補充するTokenのサイズ←(現在の時刻(Cn)−前回Token補充時刻(Dn))×送信レート(An)
遅延計算手段120は、ここで算出したTokenのサイズを現在Token値(Cn)に加算し、新たな現在Token値(Cn)としてメモリ121に格納する(ステップS2)。
また、遅延計算手段120は、メモリ121内の当該前回Token補充時刻(Dn)を現在時刻に更新する(ステップS3)。
ステップS2での加算後の新たな現在Token値(Cn)が最大Token値(Bn)より小さく、かつ、Token(Cn)値が送信パケットサイズより小さい場合には、送信に必要なToken値が十分に確保されておらず、最大遅延時間以上の遅延が発生する事になる。そのため、遅延計算手段120は、メモリ121内のToken値(Cn)および前回Token補充時刻(Dn)を変更(ステップS2およびステップS3)前の値に戻し(ステップS6)、パケットを送信せずに廃棄して処理を終了する(ステップS7)。
ステップ2での加算後のToken値(Cn)が最大Token値(Bn)以上である場合は、遅延計算手段120は、現在のToken値(Cn)を最大Token値(Bn)と同値にし(ステップS4)、遅延時間を0とする(ステップS5)。その後、後述するステップS9の処理に進む。
一方、 ステップS2での加算後の新たな現在Token値(Cn)が最大Token値(Bn)より小さく、かつ、Token(Cn)値が送信パケットサイズ以上の場合には、遅延計算手段120は、以下の式で遅延時間を算出する(ステップS8)。
遅延時間←(最大Token値(Bn)−現在のToken値(Cn))÷送信レート(An)
遅延計算手段120は、遅延時間の算出後に、現在のToken値(Cn)から送信パケットサイズを減算して、新たな現在のToken値(Cn)としてメモリ121に格納する(ステップS9)。
次に、遅延計算手段120は、廃棄処理判定されたパケット以外について、パケット情報と遅延時間の情報とを遅延送信手段130へ送信する(ステップS10)。
次に、遅延送信手段130について説明する。
遅延送信手段130は、送信タイムスロットメモリ131へ送信パケットの情報を格納する処理と、送信予定時刻となったパケットを送信タイムスロットメモリ131を参照して特定し当該パケットを後述する送信パケット格納メモリ132から取り出して送信する処理との2つの処理を交互に実施する。
まず、送信タイムスロットメモリ131へ送信パケットの情報を格納する処理について説明する。
この処理の説明を行う前にその処理のために使用する送信タイムスロットメモリ131および送信パケット格納メモリ132について図4を参照して説明する。
送信タイムスロットメモリ131は、図4に示すような構成となっている。メモリ131は、パケットの送信予定時刻範囲(「タイムスロット」とも言う。)(タイムスロットT0〜Tx)を示すタイムスロット欄410と、各タイムスロット(T0〜Tx)で送信すべきパケットのアドレス情報を格納するアドレス情報欄420とから構成されている。
アドレス情報欄420の各タイムスロット(T0〜Tx)に対応する部分は、リスト先頭のパケットデータ先頭アドレス格納部421およびリスト末尾のパケットデータ先頭アドレス格納部422の2つのエントリからなる。
リスト先頭のパケットデータ先頭アドレス格納部421は、各タイムスロットで、初めに送信する送信パケットの格納メモリ132内の先頭アドレスを格納する領域である。
リスト末尾のパケットデータ先頭アドレス格納部422は、各タイムスロットで、最後に送信する送信パケットの格納メモリ132内の先頭アドレスを格納する領域である。
次に、アドレス情報欄の各アドレス(421および422)から参照される送信パケット格納メモリ132内の送信パケットデータ431について説明する。
各送信パケットデータ431は、送信パケットデータ部と次送信パケットデータ先頭アドレス部432とからなる。
次送信パケットデータ先頭アドレス部432には、あるパケットの次に連続して送信すべきパケットがある場合に、次に送信するパケットの格納メモリ132内の先頭アドレスが設定される。
次に、前述したように、送信タイムスロットメモリ131へ送信パケットの情報を格納する処理について説明する。
まず、遅延送信手段130は、遅延計算手段120から受信したパケット情報を基に、受信パケット格納メモリ510内の処理対象パケットを、送信パケット格納メモリ132内に送信パケットデータ431としてコピーする。
次に、遅延送信手段130は、現在時刻に、遅延計算手段120から受信した遅延時間を加え、送信予定時刻を計算する。
さらに、遅延送信手段130は、算出した送信予定時刻が送信タイムスロットメモリ131のタイムスロット欄のどのタイムスロットT0〜Txに該当するかを調べる。
例えば、送信予定時刻がタイムスロットT0で示される時刻範囲内に含まれる場合には、タイムスロットT0が該当することになる。
以下では、送信予定時刻がタイムスロットT0に該当した場合を例に説明する。
送信タイムスロットメモリ131のタイムスロット欄410のタイムスロットT0に対応する格納部421にアドレスが設定されていない場合には、タイムスロットT0の間に送信すべきパケットが1つも送信パケット格納メモリ132に登録されていないことを示す。この場合、遅延送信手段130は、先ほどメモリ132にコピーした送信パケットデータ431の先頭のアドレスを、メモリ131内のタイムスロットT0に対応する格納部421および422に設定する。
また、送信タイムスロットメモリ131内のタイムスロット欄410のタイムスロットT0に対応する格納部421にアドレスがすでに設定済みであった場合には、タイムスロットT0の間に送信すべきパケットがすでに送信パケット格納メモリ132に登録されていることを示す。この場合、遅延送信手段130は、すでに登録済みのパケットの末尾に、送信パケットの情報を追加登録する。
具体的には、遅延送信手段130は、メモリ131内のタイムスロット欄410のタイムスロットT0に対応する格納部421に送信パケットデータ#0の先頭アドレスが格納されているのを確認すると、タイムスロットT0に対応する格納部422に格納された末尾の送信パケットデータ#mの先頭アドレスを基に送信パケット格納メモリ132内の送信パケットデータ#mを参照し、その送信パケットデータ#m内の次送信パケットデータ先頭アドレス部に、先ほどコピーした送信パケットの先頭アドレスを設定する。その後、遅延送信手段130は、タイムスロットT0に対応する格納部422にもその同じアドレスを設定する。
次に、指定された遅延時間を経過したパケットを送信タイムスロットメモリ131から取り出して送信する処理について説明する。
遅延送信手段130は、送信対象パケットの有無を判定するために送信タイムスロットメモリ131のタイムスロット欄410の現在時刻が含まれるタイムスロットを参照する。
以下では、現在時刻がタイムスロットT1に含まれた場合を例に説明する。
送信タイムスロットメモリ131のタイムスロット欄410のタイムスロットT1に対応する格納部421にアドレスが設定されていた場合には、送信対象データが存在することを意味する。遅延送信手段130は、当該アドレスで指定される送信パケット格納メモリ132内の送信パケットデータ部の内容と次送信パケットデータ先頭アドレス部432の内容とを取り出し、送信パケットデータ部の内容は送信デバイスに送られ、パケット送信処理が行われる。
また、取り出された次送信パケットデータ先頭アドレス部432の内容としてアドレスが設定されていた場合には、遅延送信手段130は、当該アドレスで指定される送信パケット格納メモリ132内の送信パケットデータ部の内容と次送信パケットデータ先頭アドレス部432の内容とを取り出し、送信パケットデータ部の内容は送信デバイスに送られ、パケット送信処理が行われる。
遅延送信手段130は、これらの処理を次送信パケットデータ先頭アドレス部432にアドレスが設定されている間、繰り返すことにより、タイムスロットT1の間に送信すべきすべての送信パケットの送信を行う。
また、送信タイムスロットメモリ131のタイムスロット欄410のタイムスロットT1に対応する格納部421にアドレスが設定されていない場合には、送信対象となるパケットが存在しないので、遅延送信手段130は、パケットを送信する処理を行わない。
本実施形態では、遅延時間をToken Bucketアルゴリズムを使用して計算したが、QoSフローごとに設定した送信レートを満たすことが可能な遅延時間を求めることができれば、他のアルゴリズムで計算してもよい。
なお、本実施形態において、ルータは専用のハードウェアで実現しても良いし、一般のコンピュータで実現してもよい。
以上、説明したように、本実施形態には、QoSフローごとに設定した送信レートを満たすようにパケットを送信することができるという効果がある。
その理由は、送信対象パケットをQoSフロー単位ではなく、送信予定時刻範囲ごとに蓄積することによって、送信対象パケットを送信する処理が、QoSフローの数による影響を受けなくなるためである。
100 ネットワーク制御装置
110 フロー識別手段
120 遅延計算手段
121 Token Bucketデータベースメモリ
130 遅延送信手段
131 送信タイムスロットメモリ
132 送信パケット格納メモリ
410 タイムスロット欄
420 アドレス情報欄
421 リスト先頭のパケットデータ先頭アドレス格納部
422 リスト末尾のパケットデータ先頭アドレス格納部
431 送信パケットデータ
432 次送信パケットデータ先頭アドレス部
501 パケット受信手段
502 受信側QoS手段
503 ルーティング検索手段
504 送信側QoS手段
505 パケット送信手段
510 受信パケット格納メモリ
601 フロー識別手段
602 キューメモリ
603 パケット送信手段

Claims (10)

  1. 送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別手段と、
    前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算手段と、
    各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段と、
    前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求め、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして
    前記蓄積手段に蓄積し、送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするネットワーク制御装置。
  2. 前記蓄積手段は、
    各前記送信予定時刻範囲対応に、最初に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスを記憶する先頭パケットアドレス格納部と最後に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスを記憶する末尾パケットアドレス格納部と設けたタイムスロットメモリと、
    送信パケットと当該送信パケットの次に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスとの対を各前記送信予定時刻範囲対応に格納するパケット格納手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  3. 前記送信手段は、
    現在時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応して設けられた前記先頭パケットアドレス格納部に記憶された先頭アドレスで指定される最初に送信すべき送信パケットを送信し、次に当該送信パケットと対で前記格納手段に記憶された前記先頭アドレスで指定される送信パケットを送信するといった動作を、送信パケットと対で前記パケット格納手段に記憶された前記先頭アドレスが存在する限り繰り返すことにより、前記現在時刻を含む前記送信予定時刻範囲内に送信すべきすべての送信パケットを送信する
    ことを特徴とする請求項2記載のネットワーク制御装置。
  4. 前記計算手段で使用する前記あらかじめ定めた方法は、Token Bucketアルゴリズムであることを特徴とする請求項1、2または3記載のネットワーク制御装置。
  5. 送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別ステップと、
    前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算ステップと、
    前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求める送信予定時刻決定ステップと、
    各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段に、前記送信時刻決定ステップで求めた前記送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして蓄積する蓄積ステップと、
    送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とするネットワーク制御方法。
  6. 前記蓄積手段は、
    各前記送信予定時刻範囲対応に、最初に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスを記憶する先頭パケットアドレス格納部と最後に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスを記憶する末尾パケットアドレス格納部と設けたタイムスロットメモリと、
    送信パケットと当該送信パケットの次に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスとの対を各前記送信予定時刻範囲対応に格納するパケット格納手段と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載のネットワーク制御方法。
  7. 前記送信ステップにおいては、
    現在時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応して設けられた前記先頭パケットアドレス格納部に記憶された先頭アドレスで指定される最初に送信すべき送信パケットを送信し、次に当該送信パケットと対で前記格納手段に記憶された前記先頭アドレスで指定される送信パケットを送信するといった動作を、送信パケットと対で前記パケット格納手段に記憶された前記先頭アドレスが存在する限り繰り返すことにより、前記現在時刻を含む前記送信予定時刻範囲内に送信すべきすべての送信パケットを送信する
    ことを特徴とする請求項6記載のネットワーク制御方法。
  8. 送信対象パケットの内容を基にQoSフロー番号を特定する識別処理と、
    前記QoSフロー番号を基にあらかじめ定めた方法により遅延時間を計算する計算処理と、
    前記遅延時間を現在時刻に加えて前記送信対象パケットの送信予定時刻を求める送信予定時刻決定処理と、
    各送信予定時刻範囲対応に送信パケットを蓄積するための蓄積手段に、前記送信時刻決定ステップで求めた前記送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記送信対象パケットを前記送信パケットとして蓄積する蓄積処理と、
    送信予定時刻の到来時に、該送信予定時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応させて前記蓄積手段に蓄積した前記送信パケットを送信する送信処理と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするネットワーク制御プログラム。
  9. 前記蓄積手段は、
    各前記送信予定時刻範囲対応に、最初に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスを記憶する先頭パケットアドレス格納部と最後に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスを記憶する末尾パケットアドレス格納部と設けたタイムスロットメモリと、
    送信対象パケットと当該送信パケットの次に送信する送信パケットの格納領域の先頭アドレスとの対を各前記送信予定時刻範囲対応に格納するパケット格納手段と
    を備えることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク制御プログラム。
  10. 前記送信ステップ処理においては、
    現在時刻を含む前記送信予定時刻範囲に対応して設けられた前記先頭パケットアドレス格納部に記憶された先頭アドレスで指定される最初に送信すべき送信パケットを送信し、次に当該送信パケットと対で前記格納手段に記憶された前記先頭アドレスで指定される送信パケットを送信するといった動作を、送信パケットと対で前記パケット格納手段に記憶された前記先頭アドレスが存在する限り繰り返すことにより、前記現在時刻を含む前記送信予定時刻範囲内に送信すべきすべての送信パケットを送信する
    ことを特徴とする請求項9記載のネットワーク制御プログラム。
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