JP2014003290A - Euv用途向けの少なくとも1つのファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイス - Google Patents

Euv用途向けの少なくとも1つのファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】EUV用途向けのファセットミラーの角度位置の高精度の測定及び設定を実行できる光学的方法、及び光学測定デバイスを提供する。
【解決手段】EUV用途向けに設計した光学系の少なくとも1つのファセットミラー12、14のファセット16、18の角度位置を測定し、その後、測定した角度位置に応じて角度位置を調整する光学的方法において、ファセットミラー12、14のファセット16、18を測定光で照明し、ファセット16、18から反射した測定光を検出して実際の角度位置を登録するために評価する。その後、実際の角度位置が所望の角度位置からずれている場合に、角度位置を調整する。この光学的方法は、ファセット16、18の実際の角度位置を基準軸に関して少なくとも±10°の角度位置スペクトルで登録するよう設計される。
【選択図】図1

Description

本発明は、EUV用途向けに設計した光学系の少なくとも1つのファセットミラーのファセットの角度位置を測定し、その後、測定した角度位置に応じて角度位置を調整する光学的方法であって、ファセットミラーのファセットを測定光で照明し、ファセットから反射した測定光を検出して実際の角度位置を登録する(registering)ために評価し、その後、実際の角度位置が所望の角度位置からずれている場合に角度位置を調整する光学的方法に関する。
本発明はさらに、EUV用途向けに設計した光学系の少なくとも1つのファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学測定デバイスであって、ファセットミラーのファセットを測定光で照明する測定光源と、ファセットから反射した測定光を検出する検出器と、ファセットの実際の角度位置を登録するために検出した測定光を評価する評価ユニットとを備えた光学測定デバイスに関する。
冒頭で述べたタイプの光学的方法及び光学測定デバイスは、特許文献1から既知である。
上記文献は、微細構造電子コンポーネントの製造に用いるEUVリソグラフィ用の投影露光装置を記載している。投影露光装置を用いて、放射線源が発生させた電磁放射線を、微細構造を設けたレチクルへ指向させる。レチクルは投影露光装置の投影レンズの物体面に配置し、レチクルの構造を投影レンズによってウェハに結像し、このウェハは、通常は半導体材料を含み、投影レンズの像面に配置する。この場合、ウェハを放射線感応性フォトレジストでコーティングし、レチクルの構造に従って放射線を照射した後に現像する。
EUVリソグラフィ用の投影露光装置は、極短波長を有する放射線で、正確には極紫外線、略してEUV放射線で作動し、その波長は、例えば約1nm〜約50nmの範囲である。1つの例示的な波長は13nmである。
レンズ素子等の屈折光学コンポーネントの製造に利用可能な材料は、EUV放射線に関して不透過性であるので、EUV投影露光装置は少なくとも大部分がミラーから構成される。
ファセットミラーは、既知の投影露光装置の照明系に、すなわち放射線源と投影レンズとの間に収容する。ファセットミラーは、本明細書でファセットと称する複数の個別ミラーから形成した反射面を有するミラーである。
この点で、本発明におけるファセットミラーは、投影露光装置の照明系だけでなく他のEUV用途向けの光学系でも用いることができることに留意されたい。
既知の投影露光装置の照明系は、2つのファセットミラー、正確には、視野面に配置し、したがって視野ミラーとも称する第1ファセットミラーと、照明系の瞳面に配置し、従って瞳ミラーと称する第2ファセットミラーとを有する。
2つのファセットミラー、すなわち視野ミラー及び瞳ミラーは、EUV放射線を均一化又は混合するために投影露光装置の照明系で用いられる。屈折光学素子で作動する投影露光装置の場合、1つ又は複数の円柱レンズ素子アレイを有するフライアイコンデンサ構成体が、通常はファセットミラーに相当する。
EUV用途向けのファセットミラーの場合、各ファセットミラーの個々のファセットの正確な角度位置がビーム整形品質にとって重要である。このとき、個別ファセットミラーの個々のファセットが相互に対して異なる角度位置を有することができることを考慮に入れるべきであり、各ファセットの各角度位置を光学系におけるファセットミラーの適切な機能のために正確に調整しなければならない。
したがって、ファセットミラーの製造中にファセットの角度位置を正しい位置に調整する必要があり、これは、それに対応した個々のファセットの角度位置の精密測定を前提とする。
ファセットミラーの一発展形態では、個々の又は全部のファセットを傾斜させることによって投影露光装置の作動中に例えば異なる照明設定を設定できるようにするために、個々のファセットは傾斜可能である。これも同様に、冒頭で引用した文献に記載されており、当該文献は、投影露光レンズの作動中に傾斜可能なファセットの角度位置を測定できるようにするための測定デバイスも開示している。この目的で、既知の測定デバイスは、ファセットミラー毎に測定光源及び検出器を有し、当該検出器をシャックハルトマンセンサとして具現する。この場合、測定光源は、測定光をファセットミラーのファセットの少なくともいくつかへ指向させ、シャックハルトマンセンサは、ファセットから反射した測定光を受け取る。シャックハルトマンセンサは、受け取った測定光を平面CCDアレイ上の焦点アレイに変換する。基準データに対する焦点の位置から、続いてファセットの角度位置を再現するデータが得られる。
この既知の測定デバイスに関して不利なのは、個々のファセットの傾斜角が大きい場合、測定光がファセットの反射後にシャックハルトマンセンサを超えて進み得ることである。したがって、シャックハルトマンセンサをファセットミラーの近くに配置する必要があるが、これは、利用可能な構造空間の理由から困難であり、又は非常に大きなシャックハルトマンセンサをさらに遠くに設ける必要があるが、これは費用がかかり大きな構造空間を必要とする。
EUV投影露光装置の照明系で用いるさらに別のファセットミラー構成体は、特許文献2に記載されており、当該文献には、ファセットミラーの製造、特にファセットの調整が記載されているが、個々のファセットの角度位置をいかに測定又は監視できるかは記載されていない。
特許文献3は、傾斜可能なファセットを有するファセットミラーを開示しているが、ファセットの角度位置を測定する測定法は開示していない。傾斜可能なファセットを有するさらに他のファセットミラーは、特許文献4、特許文献5、及び特許文献6に記載されている。
ファセットミラーの角度位置の高精度の測定及び設定に関する要件は、ファセットが傾斜可能か傾斜不可能かを問わず、従来技術では十分に考慮されていなかった。
国際公開第2010/008993号明細書 国際公開第2008/101656号明細書 国際公開第2010/079133号明細書 国際公開第03/040796号明細書 米国特許第7,246,909号明細書 独国特許第102 04 249号明細書
この背景に対して、本発明は、EUV用途向けのファセットミラーの角度位置の高精度の測定及び設定を実行できるという点で冒頭で述べたタイプの光学的方法及び光学測定デバイスを開発するという目的に基づく。
冒頭で述べた光学的方法に関して、この目的は、ファセットの実際の角度位置を基準軸に関して少なくとも±10°の角度位置スペクトルで登録することによって達成される。
冒頭で述べた光学測定デバイスに関して、この目的は、これに対応して、ファセットの実際の角度位置を基準軸に関して少なくとも±10°の角度位置スペクトルで登録するよう測定デバイスを設計することによって達成される。
したがって、本発明による方法及び本発明による測定デバイスは、可能なファセット角度位置の大きな測定範囲に関する要件を満たし、この測定範囲で、ファセットミラーのファセットの高精度測定及びそれに関連して高精度調整を可能にする。特に、本発明による方法及び本発明によるデバイスは、1回の測定動作でファセットミラーの複数の又は全部のファセットの同時測定を可能にする。これは、すでに最初に述べたように、ファセットミラーの個々のファセットが相互に対して、例えばファセットミラーの本体の中心における表面法線である基準軸に関して異なる角度位置を有し、当該角度位置全体が、基準軸に関して少なくとも±10°の角スペクトルに及ぶことができるからである。本発明による光学的方法及び本発明による光学測定デバイスは、高精度と共にこの測定範囲を提供する。測定精度は、この場合は数μradの範囲である。
好ましくは、本発明による測定法及び本発明による測定デバイスでは、実際の角度位置を少なくとも±15°、さらに好ましくは少なくとも±20°の角度位置スペクトルで登録する。
本測定法では、ファセットミラーを光学系から取り外した状態でファセットの角度位置を測定することができるか、又はファセットミラーを光学系に組み込んだ状態でファセットの角度位置を測定することができる。
ファセットミラーを光学系から取り外した状態でのファセットの角度位置の測定には、測定デバイスの構成が単純であるという利点があり、測定デバイスは、これに対応してこの場合は外部試験台として具現される。特に、このように、異なる光学系のファセットミラーを同一の測定デバイスによって測定することができる。
ファセットミラーを光学系に組み込んだ状態でファセットの角度位置を測定する場合、これには、光学系の実際の感度が測定に影響を及ぼし、光学系全体の影響も同じく考慮に入れることができるという利点がある。特に、それにより光学系の複数のファセットミラーの相互作用を考慮に入れることで、ファセットミラーが光学系におけるEUV放射線の正確なビーム経路を確実に整形するようにすることができる。ファセットミラーのファセットの角度位置の調整のために、ファセットミラーを続いて分解し、調整後に光学系に再度組み込む。
この場合、測定デバイスは、ファセットミラーを光学系に組み込んだ状態でファセットの角度位置を測定するために、光学系に適宜統合するか又は統合可能である。
本方法のさらに他の実施形態では、ファセットミラーの複数の、好ましくは全部のファセットを測定光で同時に照明し、複数の、好ましくは全部のファセットから反射した測定光を同時に検出する。その代替形態として、ファセットを測定光で個別に順次照明することも可能である。
測定デバイスの場合、これに対応して、照明光源がファセットミラーの複数の、好ましくは全部のファセットを測定光で同時に照明し、検出器が複数の、好ましくは全部のファセットから反射した測定光を同時に検出する。その代替形態として、測定光源は、ファセットを測定光で個別に順次照明し、測定光源及び検出器は共に移動可能である。
ファセットミラーの複数又は全部のファセットの角度位置の同時測定には、ほとんど時間を費やさずに測定を実行できる一方で、ファセットの角度位置の個別測定を、適切な場合はより高精度で実行できるという利点がある。
本方法及び測定デバイスのさらに別の好適な構成では、角度位置をデフレクトメトリ(deflectrometry)によって測定する。
この場合、ファセットの空間位置をファセットに対する法線の方向にさらに測定することがさらに好ましく、この目的で、測定デバイスは、ファセットの空間位置をファセットに対する法線の方向に測定する距離センサをさらに有することが好ましい。
この措置により、ファセットミラーが光学系に組み込まれている場合、ファセットの角度位置だけでなくEUV放射線のビーム経路の方向のファセットの位置も測定することが可能である。
光学系に組み込んだ状態のファセットミラーがミラー構成体の瞳ミラーであり、ミラー構成体が瞳ミラーの上流に配置した視野ミラーをさらに有し、瞳ミラーを視野ミラーと下流に配置した視野面との間に配置した場合、本方法では、好ましくは、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態で視野面に相当する平面における一点から生じた測定光を、ミラー構成体の作動中の使用光ビーム経路と同一であり逆方向の光ビーム経路に沿って瞳ミラーへ指向させ、瞳ミラーのファセットから反射した測定光を測定面で捉え、測定面の向き及び位置は、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態の視野ミラーの向き及び位置に対応する。
この目的で、測定光源は、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態の視野面に相当する平面における一点から生じた測定光を、ミラー構成体の作動中の使用光ビーム経路と同一であり逆方向の光ビーム経路に沿って瞳ミラーへ指向させる点光源であることが好ましく、瞳ミラーのファセットから反射した測定光を測定面で捉えるために、測定レチクルを配置し、測定面の向き及び位置は、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態の視野ミラーの向き及び位置に対応する。
したがって、本方法及び測定デバイスのこの実施形態では、EUV放射線の部分使用ビーム経路を測定でシミュレートし、すなわち、より具体的に言えば、瞳ミラーのファセットの角度位置の測定の場合には使用ビーム経路を逆方向シミュレートする。この場合、瞳ミラーのファセットを測定光で共に照明し、ファセットから反射した光を測定レチクルにおいて捉えることで、捉えた測定光は、瞳ミラーのファセットが正確な角度位置である場合に、視野ミラーのファセットの中心の配置に対応する光点パターンを生成するはずである。しかしながら、この光点パターンが視野ミラーのファセットの中心の(理論上の)位置からずれている場合、測定レチクル上の光点パターンが視野ミラーの中心の配置に対応するまで瞳ミラーのファセットをその後調整する。
これに対応して、この目的で、本測定法では、瞳ミラーの実際の角度位置を、測定面において瞳ミラーのファセットでの測定光の反射の結果として捉えた実際の光点パターンに基づいて登録し、瞳ミラーのファセットの角度オフセットを、実際の光点パターンと所望の光点パターンとの比較によって登録し、ファセットを上記角度オフセットによってその後調整するようになっている。
測定デバイスでは、これに対応して、検出器が、測定レチクルにおいて瞳ミラーのファセットでの測定光の反射の結果として捉えた実際の光点パターンを検出し、評価ユニットが、所望の光点パターンとの比較によって瞳ミラーのファセットの角度オフセットを登録するために実際の光点パターンを評価する。
本測定法及び測定装置の上記実施形態では、可視スペクトル域の光を測定光として用いることが好ましく、カメラを検出器として用いることができ、このカメラが実際の光点パターンを記録する。この場合、ファセットの角度位置は、瞳ミラーを光学系から取り外した状態で測定するが、測定構成体は、下流の視野面とこの手順では測定レチクルに置き換えられる上流の視野ミラーとの間の光学系の使用光ビーム経路をできる限り同一にシミュレートするよう実施する。
光学系に組み込んだ状態のファセットミラーがミラー構成体の視野ミラーであり、ミラー構成体が視野ミラーの下流に配置した瞳ミラーをさらに有し、視野ミラーを瞳ミラーと上流に配置した視野面との間に配置した場合、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態で視野面に相当する平面における一点から生じた測定光を、ファセットミラー構成体の作動中の使用光ビーム経路と同一の光ビーム経路に沿って視野ミラーへ指向させ、視野ミラーのファセットから反射した測定光を測定面で捉え、測定面の向き及び位置は、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態の瞳ミラーの向き及び位置に対応する。
測定デバイスでは、これに対応して、測定光源は、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態の視野面に相当する平面における一点から生じた測定光を、ファセットミラー構成体の作動中の使用光ビーム経路と同一の光ビーム経路に沿って視野ミラーへ指向させる点光源であり、視野ミラーのファセットから反射した測定光を測定面で捉えるために、測定レチクルを配置し、測定面の向き及び位置は、ミラー構成体を光学系に組み込んだ状態の瞳ミラーの向き及び位置に対応する。
瞳ミラーのファセットの角度位置の測定の場合のように、本測定法及び測定デバイスの上記実施形態では、測定構成体での視野ミラーのファセットの角度位置の測定中にも、視野ミラーを光学系から取り外した状態で実際の使用光ビーム経路をシミュレートし、瞳ミラーのファセットの角度位置の測定とは対照的に、ここでは使用光ビーム経路を順方向にシミュレートする。
ここで、視野ミラーのファセットの実際の角度位置を、測定面において視野ミラーのファセットでの測定光の反射の結果として捉えた実際の光点パターンに基づいて登録し、視野ミラーのファセットの角度オフセットを、実際の光点パターンと所望の光点パターンとの比較によって登録し、ファセットを上記角度オフセットによってその後調整することがさらに好ましい。
測定デバイスでは、これに対応して、検出器が、測定レチクルにおいて視野ミラーのファセットでの測定光の反射の結果として捉えた実際の光点パターンを検出し、評価ユニットが、所望の光点パターンとの比較によって瞳ミラーのファセットの角度オフセットを登録するために実際の光点パターンを評価する。
部分使用ビーム経路を順方向又は逆方向にシミュレートする原理に基づいてファセットミラーのファセットの角度位置を測定する測定法及び測定デバイスの上記実施形態の代替形態として、さらに別の実施形態では、測定光を、点状断面を有する測定光ビームとしてファセットミラーのファセットの中心に垂直入射で個別に順次指向させ、各ファセットから反射した測定光ビームを光点として検出し、各ファセットの実際の角度位置を基準場所からの検出した光点の場所のずれとして登録するようになっている。
測定デバイスの測定光源は、これに対応して、点状断面を有する測定光ビームを放出し、それをファセットミラーのファセットの中心にほぼ垂直入射で個別に順次指向させ、検出器は、各ファセットから反射した測定光ビームを光点として検出し、評価ユニットは、各ファセットの実際の角度位置を基準場所からの検出した光点の場所のずれとして登録する。
この構成では、先の構成のように、ファセットミラーのファセットの角度位置の測定をデフレクトメトリによって実行するが、このとき、ファセットを測定光によって個別に順次走査する。測定光は、これに対応して測定光ビームとして一点へ、好ましくは個々のファセットの頂点へ指向させ、反射した測定光ビームを、続いて例えばビームスプリッタによって検出器へ指向させ、基準位置に対する反射測定光ビームのビームオフセットを登録し、個々のファセットの角度オフセットをそこから登録する。この場合、測定光源及び検出器を備えた構成体は、全部のファセットを順次走査できるようにするために可動であることが好ましい。
部分使用ビーム経路をシミュレートする上記測定原理(principal)には、ファセットが、角度位置測定中に、システムにおける作動中のその後と同様に働くという利点があるが、この原理は、角度位置測定の前提条件ではない。これは、作動ビーム経路からずれた測定ビーム経路でも角度位置を求めることができるからである。
本方法の上記構成の変更形態では、ファセットの角度位置をオートコリメーションによって測定し、測定光をファセットミラーのファセットへ個別に順次指向させ、測定光は各ファセットを面状に(areally)照明し、各ファセットから反射した測定光を集束後に測定光点として検出し、各ファセットの実際の角度位置を基準点に対する測定光点の変位から登録する。
測定デバイスは、これに対応して、オートコリメーション光学ユニットを有し、測定光源は、ファセットミラーのファセットを測定光で個別に順次面状に照明し、検出器は、各ファセットから反射した測定光を集束光学ユニットによる集束後に測定光点として検出し、評価ユニットは、各ファセットの実際の角度位置を基準点に対する検出した測定光点の変位から登録する。
本方法及び測定デバイスの上記構成とは対照的に、個々のファセットを測定光ビームによって点状に走査するのではなく、各ファセットを個別に面状に照明し、測定光を検出器に集束させる。好ましくは、測定デバイスは、測定光のビーム経路内に発散レンズ素子を有し、基準点に対する検出器上の測定光点のずれは、発散レンズ素子の焦点からの反射測定光の波面の中心の変位に比例する。
本方法のさらに別の代替的な構成では、測定光をファセットへ個別に順次指向させ、一点から生じる測定光を最初にコリメートした後に実質的に垂直入射で各ファセットに集束させ、各ファセットから反射した測定光を再度コリメートし、コリメートした反射測定光を円板として検出し、各ファセットの実際の角度位置を基準円板に対する検出した円板の変位として登録する。
測定デバイスでは、これに対応して、測定光源を、測定光をファセットへ個別に順次指向させる点状光源として具現し、測定光ビーム経路には、測定光をコリメートするコリメータと、測定光を各ファセットに実質的に垂直入射で集束させる集束光学ユニットとがあり、各ファセットから反射した測定光を集束光学ユニットによって再度コリメートし、検出器は、コリメートした反射測定光を円板として検出し、評価ユニットは、各ファセットの実際の角度位置を基準円板に対する検出した円板の変位として登録する。
本方法及び測定装置のこの構成では、ファセットをこの場合も点状に個別に順次走査するが、反射測定光が検出器に点状に入射するのではなく、測定光を平行ビーム経路で、正確には円板の形態で検出器へ指向させる。基準円板に対する検出した円板の変位から、ファセットの角度オフセットを続いて登録し、ファセットのその後の調整の基礎とする。
本方法の上記構成(confirmation)の一発展形態では、各ファセットの空間位置を各ファセットに対する法線の方向に測定するために、反射測定光の一部を白色光又は着色光干渉法によって検出する。
測定デバイスでは、この目的で、測定光源は調整可能な距離センサを有することが好ましい。
本方法及び測定デバイスの上記構成では、角度位置測定のためのデフレクトメトリを各ファセットの空間位置を求める干渉法と組み合わせる。この場合、距離センサを調整することによって、測定した距離変化を用いて、ファセットの角度位置を特に正確に求めることが可能であることがさらに有利である。上流空洞を有する白色光干渉法層厚測定機器を距離センサとして用いてもよく、又は色距離センサを測定光源として用いてもよい。
本方法のさらに別の構成は、デフレクトメトリではなく干渉法によってファセットの角度位置を測定し、測定光を干渉計によってファセットへ個別に順次指向させ、各ファセットから反射した測定光を干渉パターンとして検出し、各ファセットの実際の角度位置を基準位相面に対する位相面の傾きとして登録することにある。
測定デバイスには、これに対応して干渉計があり、測定光源は、干渉計を通して測定光をファセットへ個別に順次指向させ、検出器は、各ファセットから反射した測定光を干渉パターンとして検出し、評価ユニットは、各ファセットの実際の角度位置を基準位相面に対する位相面の傾きとして登録する。
干渉法による測定は、ファセットミラーのファセットの角度位置の高精度測定にも適している。干渉法による干渉中の測定条件は、オートコリメーションによる測定とほぼ同一であり、干渉法による測定とオートコリメーションによる測定との違いは、オートコリメーション時には空中像位置が評価される一方で、干渉法による測定時には波面傾斜が評価されることである。さらに、オートコリメーションによる測定とは対照的に、干渉法による測定時には、基準点に対する測定光点変位を検出して実際の角度位置の評価に用いるのではなく、基準位相面に対する位相面の傾きを評価する。位相面の傾きは、測定したファセットの角度位置の測度である。干渉法による測定時には、ファセットを面状に走査する。
ファセットミラーのファセットの角度位置の測定を光学系に組み込んだ状態で実行する本方法のさらに別の構成を、以下で説明する。
この構成は、光学系に組み込んだ状態のファセットミラーがミラー構成体の瞳ミラーであり、ミラー構成体は、視野ミラーであるさらに別のファセットミラーを有し、瞳ミラーは、視野ミラーのファセットを相互に重ね合わせて視野面に結像し、瞳ミラーの少なくとも1つのファセットが視野ミラーの各ファセットに割り当てられ、測定光が光学系の使用光ビーム経路に沿って視野ミラー及び瞳ミラーへ指向され、視野ミラーの個別ファセットが選択され、視野ミラーの選択したファセット及び/又は瞳ミラーの割り当てたファセットの実際の角度位置が、視野面における像の所望の位置からの選択したファセットの像の変位として登録される場合に関する。
関連の測定デバイスでは、測定光源が、測定光を光学系の使用光ビーム経路に沿って視野ミラー及び瞳ミラーへ指向させ、視野ミラーの個別ファセットが選択され、検出器としてカメラが視野面に配置され、このカメラは、選択したファセットの像を記録し、評価ユニットが、視野ミラーの選択したファセット及び/又は瞳ミラーの割り当てたファセットの実際の角度位置を、視野面における像の所望の位置からの選択したファセットの像の変位として登録する。
光学系から取り外した瞳ミラー又は光学系から取り外した視野ミラーを、瞳ミラー又は視野ミラーの上流又は下流の使用光ビーム経路を測定光でシミュレートすることによって測定する構成について、さらに上述した。これとは対照的に、上記構成では、瞳ミラー及び視野ミラーの両方を光学系に組み込み、実際のシステムにおいて、瞳ミラー及び/又は視野ミラーのファセットの角度位置を、瞳ミラーの下流に配置した視野面における視野ミラーの選択したファセットの像の位置を登録することによって測定する。これは、視野面に又はその付近に配置したカメラを用いて行うことができる。視野面における結像をカメラによって記録する個別ファセットの選択は、絞りで残りのファセットを覆うことによって、又は傾斜可能なファセットの場合は視野ミラーの他のファセットの上に揺動させることによって実行することができる。
本方法及び測定デバイスのこの構成では、光学系全体の実際の感度、また光学系の環境の実際の感度も考慮に入れることができることで、ファセットミラーのファセットが光学系の作動中に必要なビーム経路をできる限り精密に整形できるようそれらの特に精密な測定及び特に精密な調整を可能にする。
この手順では、第1に2つのファセットミラーからなるミラー構成体を取り付けて事前調整した後に光学系に組み込む。光学系において、個々のファセットの角度位置及び所望の角度位置からのそれらのずれを測定する。その後、ファセットミラーを光学系から再度分解し、予め求めた所望の角度位置からの角度位置のずれを用いて、調整状態でファセットを再調整する。その後、ミラー構成体を光学系に再度組み込む。
この手順のさらに別の利点は、測定中に視野ミラーと瞳ミラーとの相互作用も登録して考慮に入れることである。
この構成の一発展形態では、視野ミラーの選択したファセット及び/又は瞳ミラーの割り当てたファセットの実際の角度位置を、瞳面の所望の照明からの瞳面の実際の照明のずれとしてさらに登録する。
測定デバイスでは、これに対応して、カメラの形態のさらに別の検出器を瞳面に又はその付近に配置し、このカメラが瞳面の照明を記録し、評価ユニットが、視野ミラーの選択したファセット及び/又は瞳ミラーの割り当てたファセットの実際の角度位置を瞳面の所望の照明からの瞳面の実際の照明のずれとして登録する。
瞳面の照明の測定結果も、ファセットのその後の調整において考慮に入れる。
この手順は、視野ミラー及び瞳ミラーのファセットの不正確な角度位置が、視野面における視野ミラーのファセットの像の変位に対するその影響に関して現れることを考慮に入れることが有利である。この場合、視野ミラーのファセットの不正確な角度位置(possession)は、視野面における像の変位だけでなく、瞳の照明領域の変位、すなわちテレセントリック性からのずれにつながる。個々のファセットチャネルの視野面及び瞳面における照明領域の測定から、視野ミラー及び瞳ミラーのファセットを相互に対してどのように向けなければならないかを導き出すことが可能である。
上記構成の1つ又は複数に従った本発明による方法は、少なくとも1つのファセットミラーのファセットがファセットを傾斜させることができる少なくとも2つの不連続的な傾斜位置を有する場合、又は少なくとも1つのファセットミラーのファセットが連続した傾斜位置スペクトルを有し、ファセットを傾斜位置スペクトル内で連続的に傾斜させることができる場合にも適用できる。これら2つの場合には、ファセットの角度位置を異なる可能な傾斜位置について測定する。測定デバイスは、これに対応して、ファセットの角度位置を異なる可能な傾斜位置について測定するよう設計する。
冒頭で述べた国際公開第2010/008993号明細書から既知の測定デバイスの欠点を生じることなく、ファセットミラーを光学系に組み込んだ場合でも異なる可能な傾斜位置についてファセットの角度位置を測定することを可能にする方法及び測定デバイスの構成を、以下で説明する。
この目的で、本方法の好適な構成では、測定光を、角度位置を調整可能な複数の第1ミラーを有する第1ミラーアレイへ最初に指向させ、測定光を、ミラーアレイからファセットミラーへ指向させ、測定光を、ファセットミラーから角度位置を調整可能な複数の第2ミラーを有する第2ミラーアレイへ指向させ、角度位置の測定中にファセットの傾斜を補償するために第1ミラー及び第2ミラーをファセットの設定傾斜位置に従って傾斜させるようになっている。
関連の測定デバイスは、角度位置を調整可能な複数の第1ミラーを有する第1ミラーアレイと、角度位置を調整可能な複数の第2ミラーを有する第2ミラーアレイとを備え、角度位置の測定中にファセットの傾斜を補償するために第1ミラー及び第2ミラーをファセットの設定傾斜位置に従って傾斜させるコントローラを備える。
本方法及び測定デバイスのこの構成では、角度位置の測定を意図したファセットの異なる傾斜位置の設定の場合に、測定光ビームをわずかに平行に変位させるだけであり、その利点は、測定光源及び検出器を測定対象のファセットミラーからより大きな距離に配置することができ、測定対象のファセットミラーからのこの大きな距離により、既知の測定デバイスの場合のように検出器を非常に大きくする必要がないことである。
本発明による方法のさらに別の態様は、角度位置の測定後の個々のファセットの調整及び固定に関する。この目的で、一構成では、ファセットをファセットミラーの本体に個別に枢動可能に配置し、ファセットそれぞれが、本体を貫通してセンタリングスリーブ及びナットを着座させるシャフトを有し、複数のばね脚を有する皿ばねをセンタリングスリーブと本体との間に配置し、各ファセットの角度位置の調整の目的で、ナットを締めた状態でシャフトを本体に対する皿ばねの変位によって枢動させ、適切であれば、調整した角度位置を固定手段、例えば接着剤を用いてその後固定するようになっている。
ファセットそれぞれが、本体を貫通してセンタリングスリーブ及びナットを着座させるシャフトを有するファセットミラーの構成は、国際公開第2008/101565号明細書に原理上記載されているが、ファセットの調整は当該明細書で言及されていない。上記構成の場合、ナットを締めた状態で皿ばねを変位させることによって単純な調整が可能となり、皿ばねは本体に対する摩擦によって十分に自己固定されるが、この固定は、適切であれば、固定手段によって、例えば接着剤によってさらに向上させることができる。
本発明のさらに別の態様によれば、ファセットミラー構成体をEUVリソグラフィ用の照明デバイス又はマスク検査装置で用いる。
マスク検査装置は、国際公開第2009/118130号明細書に記載されている。このマスク検査装置は、結像光学ユニットを有する顕微鏡を有する。マスクを照明する照明系は、より詳細な仕様はないが、ミラー光学ユニットとして当該文献に開示されている。ファセットミラー構成体、好ましくは光源から始まって視野ファセットミラー及び瞳ファセットミラーを照明光学ユニット内に有するファセットミラー構成体の使用には、マスクの均一な照明という利点がある。この場合、マスクは、視野ファセットミラーのファセットを結像する視野面に位置することが好ましい。EUVリソグラフィ用のマスク検査装置の照明デバイスにおけるファセットミラー構成体の使用のさらに別の利点は、マスクをファセットミラー構成体によって大きなフィールドで照明できることである。
上記使用の好ましい一構成では、ファセットミラー構成体は、複数の第1ファセットを有する第1ファセットミラーと、複数の第2ファセットを有する少なくとも1つの第2ファセットミラーとを有する。
好ましくは、第1ファセットを細長い弓状に具現し、且つ/又は第2ファセットをスタンプ状(stamp-shaped fashion)に具現することが好ましい。
さらに好ましくは、第1ファセットミラーを、検査対象のマスクを配置する視野面に対して共役な平面に配置し、少なくとも1つの第2ファセットミラーを、瞳面に対して共役な平面に配置する。
さらに他の利点及び特徴が、以下の説明及び添付図面から明らかである。
言うまでもなく、本発明の範囲から逸脱せずに、上述した特徴及びこれから後述する特徴は、それぞれ指示した組み合わせだけでなく他の組み合わせ又は単独でも用いることができる。
本発明の例示的な実施形態を図示し、当該図面を参照してさらにより詳細に説明する。
2つのファセットミラーを有するミラー構成体を概略図で示す。 図1からの2つのファセットミラーの一方を単独で示し、ファセットミラーの個別ファセットも示す。 図1における2つのファセットミラーの一方のファセットの角度位置を測定する光学的方法の基本図を示す。 図3における方法を実行する光学測定デバイスを概略図で示す。 図1における他方のファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法の基本図を示す。 図5における方法を実行する光学測定デバイスを示す。 さらに別の例示的な実施形態によるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 さらに別の例示的な実施形態によるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 さらに別の例示的な実施形態によるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 さらに別の例示的な実施形態によるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 さらに別の例示的な実施形態によるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 さらに別の例示的な実施形態によるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 2つのファセットミラーのファセットが適切なビーム経路を整形する図1におけるミラー構成体を示す。 ファセットミラーのファセットが今度は不適切なビーム経路を整形する図13Aにおける同じミラー構成体を示す。 少なくとも1つのファセットミラーを光学系に組み込んだ場合のそのファセットの角度位置を測定する方法のフローチャートを示す。 ファセットミラーのファセットの角度位置を調整する調整ステップの基本図を抜粋として示す。 図15の部分図の平面図を示す。 異なる傾斜位置をとることができる、ファセットの角度位置を測定する光学的方法の基本図を示す。 ファセットが異なる傾斜位置をとることができるファセットミラーのファセットの角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの基本図を示す。 例示的な第1実施形態によるマスク検査設備での図1によるミラー構成体の使用の基本図を示す。 さらに別の例示的な実施形態によるマスク検査設備での図1によるミラー構成体の使用の基本図を示す。
図1は、最初に、第1ファセットミラー12及び第2ファセットミラー14を有するミラー構成体10を例として示す。後述するように、ミラー構成体10は、EUV用途向けに設計した光学系で用いられ、この光学系は、例えば投影露光装置の照明系又はマスク検査装置の照明系である光学系である。EUVリソグラフィ用の投影露光装置の照明系の一例は、例えば国際公開第2010/079133号明細書の図1に記載されており、EUV投影露光装置の照明系の説明に関してこれを参照する。
ファセットミラー12は、図示の例示的な実施形態では細長い弓状に具現した複数のファセット16を有する。しかしながら、この形態のファセット16は例示にすぎないと理解すべきである。ファセット16のいくつかのみを図1に示す。実際には、ファセット16の数ははるかに多く、100よりも多く、又は300よりも多くすることができる。
ファセットミラー14は、図示の例示的な実施形態では小さなスタンプの形態で具現した複数のファセット18を有するが、この場合もこれは単なる例として理解すべきである。
ファセットミラー12のファセット16は、本体17上に配置し、ファセットミラー14のファセット18は本体19上に配置する。
図1は、ミラー構成体10を光学系に組み込んで作動中である場合のEUV使用光ビーム経路を示すいくつかの使用光ビーム20を例として示す。使用光ビーム20は、第1視野面F(中間焦点)から出てから、ファセットミラー12のファセット16からファセットミラー14のファセット18へ反射する。ファセットミラー14のファセット18から、使用光ビーム20を第2視野面Fへ指向させる。この場合、ファセットミラー12のファセット16の像22が第2視野面Fに現れ、より具体的に言えば、ファセット16及びファセット18をそれらの角度位置に関して正確な位置に位置決めした場合、全部のファセット16の像が、ファセット16の視野面Fに相互に重なって現れる。
ファセットミラー12のファセット16とファセットミラー14のファセット18との間には一対一の割り当てがある。すなわち、ファセットミラー14の特定のファセット18をファセットミラー12の各ファセット16に割り当てる。図1は、ファセットミラー12のファセット16a及びファセット16bとファセットミラー14のファセット18a及びファセット18bとについてこれを示す。換言すれば、ファセット16aから反射した使用光ビーム20は、ファセット18aにちょうど当たり、ファセット16bから反射した使用光ビームは、ファセット18bに当たり、以下同様である。この場合、ファセットミラー12のファセット16とファセットミラー14のファセット18との間には1:1の割り当てがある。
しかしながら、ファセット16及び18間の1:1割り当てから逸脱して、ファセット18の2つ以上のファセットを各ファセット16に割り当てることも可能である。これが当てはまるのは、ファセット16が傾斜可能である、すなわち異なる傾斜位置をとることができることで、第1傾斜位置で各ファセット16にファセット18の第1ファセットを割り当て、これに対応して異なる傾斜位置でファセット18の異なるファセットを割り当てる場合である。概して、ファセット16がとり得る位置の数に応じて、ファセット16とファセット18との間に1:nの割り当て(nは自然数)が可能である。
図示のミラー構成体10の例示的な実施形態では、第1ファセットミラー12が視野面Fに対して共役であり、したがって視野ミラーとも称する。これに対して、第2ファセットミラー14は、瞳面に対して共役であり、したがって瞳ミラーとも称する。
ミラー構成体10を投影露光装置の照明系で用いる場合、視野面Fは、ウェハへの結像を意図したパターンを有するレチクルを配置する平面である。ミラー構成体10をマスク検査装置で用いる場合、視野面Fは、検査対象のマスクを配置する平面である。
使用光ビーム20が当たるファセット16の全部が相互に重なって視野面Fの中心Zを中心として像22として結像される場合、ファセットミラー12及び14は、EUV放射線(使用光ビーム20)の適切なビーム経路を整形する。
EUV使用放射線の適切なビーム経路の整形には、ファセット16及び/又はファセット18の角度位置が正確であること、すなわちファセット16及びファセット18が正確な位置に向いていることが重要である。特に、瞳ミラー14のファセット18の角度位置の許容範囲が非常は非常に小さいが、ファセット16の角度位置も仕様内に収まらなければならない。
したがって、ファセット16の個々の角度位置及びファセット18の個々の角度位置を精密に測定すること、及び第2に測定結果に基づいて精密に調整することが重要である。
図2は、ファセットミラー14を単独で再度示す。
ファセットミラー14のファセット18の角度位置の高精度測定に関する1つの難点は、ファセットミラー12のファセット16の角度位置の測定にも同じことが言えるが、各本体19及び17上のファセット18及び16がファセット18毎及びファセット16毎に同一でなく、角度位置が、例えば本体17の表面に対する法線である基準軸24に関して少なくとも±10°の帯域幅2θmaxを有する角度位置スペクトルでファセット16にわたって分布することである。図示の例示的な実施形態では、ファセットミラー14の角度位置スペクトルの帯域幅2θmaxは約13°であり、ファセットミラー12の角度位置スペクトルの帯域幅2θmaxは約16°である。ファセットミラー12のファセット16及びファセットミラー14のファセット18の角度位置の測定に関して後述する光学的方法及び光学測定デバイスは、基準軸24に関して少なくとも±10°の角度位置スペクトルで、さらに好ましくは±15°の角度位置スペクトルで、さらに好ましくは少なくとも20°の角度位置スペクトルで、ファセット16及び18の実際の角度位置を登録するよう対応して設計される。提案した方法及び測定デバイスは、この比較的大きな測定範囲を登録するだけでなく、同時にこの測定範囲で高い測定精度を得るようにも設計される。
測定法及び測定デバイスのさらに別の課題は、ファセットミラー12のファセット16及び/又はファセットミラー14のファセット18の全部の角度位置を同時に測定することが望まれる場合に生じる。例えば、ファセットミラー12の直径が550mmにほぼ等しく、ファセットミラー14の直径が200mmにほぼ等しいので、ファセット16の全部及び/又はファセット18の全部のかかる測定は、ファセットミラー12及び14の直径を考慮した課題も同時に構成する。
測定は、ファセットミラー12の場合は1040mmにほぼ等しく、ファセットミラー14の場合は1100mm〜1200mmにほぼ等しい、個々のファセット16及び18の曲率半径も考慮に入れなければならない。
その場合、ファセット16及び18の角度位置の測定の測定精度は、数μradであることが意図される。
上述の要件を満たすことができる、ファセット16及び18の角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスの種々の例示的な実施形態を以下で説明する。
図3〜図6を参照して、ファセットミラー12のファセット16及びファセットミラー14のファセット18の角度位置を測定する光学的方法及び光学測定デバイスを以下で説明するが、これは、図1におけるいくつかの使用ビーム20に基づいて説明したように、EUV放射線の使用ビーム経路が、ファセットミラー14の場合には視野面Fから逆方向に部分的にシミュレートされ、ファセットミラー12の場合には視野面Fから順方向に部分的にシミュレートされるという原理に基づくものである。
図3は、上述のように、上述の原理に基づいてファセットミラー14(瞳ミラー)のファセット18の角度位置を測定できる方法を示す。
ファセットミラー14(瞳ミラー)のファセット18の角度位置の測定のために、光学系の作動中に用いるファセットミラー14を光学系から分解する。
ミラー構成体10を光学系に組み込んだ状態の図1による視野面Fに相当する平面Fにおいて、測定光28、例えば可視スペクトル域の光を点26から出るよう放出させる。この場合、点26は、図1における像22の中心Zの位置に相当する。対応の測定光源27を図3に示す。測定光28を、図1における使用光ビーム経路に従ってファセットミラー14と視野面Fとの間で反対方向に、すなわち逆方向にファセットミラー14へ指向させ、測定光28を、ファセットミラー14のファセット18の一部又は全部へ同時に指向させる。測定光ビーム28は、これに対応して点26とファセットミラー14との間で発散する。ファセットミラー14のファセット18から反射した光を、測定面30で捉え、測定面30の向き及び位置は、ミラー構成体10を光学系に組み込んだ場合の図1におけるファセットミラー12の向き及び位置に対応する。この目的で、測定レチクル32を測定面30に配置する。
測定面30において、ファセット18での測定光28の反射により実際の光点パターン34が現れ、当該パターンは、ファセット18の角度位置が正確であればファセットミラー12のファセット16の中点に対応するはずである複数の光点を有する。これに対応して、ファセットミラー14のファセット18の実際の角度位置を登録するための実際の光点パターン34を、当該実際の光点パターンが所望の光点パターンからずれているか否かの影響について評価する。個々の実際の光点が所望の光点の位置からずれている場合、これは、ファセットミラー14の個々のファセット18がそれらの所望の角度位置に対して角度オフセットを有することを意味する。所望の角度位置からの角度オフセットを有するファセット18は、続いてその後実際の光点パターンが所望の光点パターンにできる限り対応するまで調整される。
図4は、図3による測定法の実行に用いることができる測定デバイス40を示す。光学測定デバイス40は、フレーム42を有し、フレーム42には、点光源として具現した測定光源27、ファセットミラー14、測定レチクル32、及びカメラ46の形態の検出器44が保持される。この場合、カメラ46は、カメラ46が実際の光点パターン34を検出するための測定レチクル32を登録できるように、フレーム42に可動に保持される。この目的で、カメラ46を2次元可動テーブル48に配置し、これは、フレーム42に対して、正確には測定レチクル32の平面と平行な2つの相互に垂直な方向に可動である。
さらに、調整マニピュレータシステム50がファセットミラー14の下に位置し、このシステムにより、ファセットミラー14のファセット18を、実際の光点パターン34と所望の光点パターンとの比較の評価の結果に基づいて、こうして求めたファセット18の角度オフセットにより調整すなわち補正する。測定デバイス40は、具体的には図示していないが評価ユニットも有し、これは、実際の光点パターンの評価を実行し、適切な場合は評価に基づいて調整マニピュレータシステムを制御する。
測定レチクル32をカメラ46と共に、図4の右側の図に分離して示す。測定レチクル32は、基板52、白色スクリーン印刷用スクリーン54、及び基準マーカとしての役割を果たすクロム層部分56を有する。
カメラ46のレンズにおいて、測定レチクル32上の基準マーカを見えるようにするために、LEDリングライトをカメラ46のレンズの周りに配置することができる。
測定デバイス40又は図3による方法の測定精度は、測定レチクル32の形状(topography)と、ファセットミラー14、測定レチクル32、及び測定光源27の剛***置と、測定レチクルの描画精度と、測定光源27の明確性と、ファセットミラー14のファセット18のファセット縁の明確性とによって決まる。測定デバイス40におけるファセットミラー14の設置位置は、測定光源27及び測定レチクル32に関連して、ファセットミラー14を用いる光学系の設置位置にできる限り対応しなければならない。
続いて、図5は、ファセットミラー12のファセット16の角度位置を測定するための図3による方法と類似の方法を示し、この方法でも同様に、測定が使用光ビーム経路をシミュレートする原理に基づく。この目的で、図1における中間焦点Fに位置が対応する点60から、例えば可視スペクトル域の測定光62をファセットミラー12(視野ミラー)へ指向させ、この場合、測定光62を、図1における使用光ビーム経路(使用光ビーム20)に対応してファセットミラー12のファセット16へ指向させて、ファセットミラー12から図1における使用光ビーム経路に対応して反射させ、反射測定光62を測定レチクル66の測定面64で捉え、測定面64の測定面の位置及び向きは、ミラー構成体10を光学系に組み込んだ場合のファセットミラー14の位置及び向きに対応する。
実際の光点パターン65を測定面64で捉え、当該パターンは、測定面64に配置した測定レチクル66にファセットミラー12のファセット16での測定光32の反射の結果として現れ、所望の角度位置からのファセット16の角度オフセットを登録するために、上記パターンを所望の光点パターンと適宜比較し、ファセット16をその後上記角度オフセットによって調整する。
図6は、図5による方法を実行するためにファセットミラー12のファセットの角度位置を測定するデバイス70を示す。測定デバイス70は、フレーム72を有し、フレーム72には、測定光源74、ファセットミラー12、測定レチクル66、及びカメラ78の形態の検出器76が保持される。測定デバイス70は、測定レチクル66上の基準マーカを見えるようにするためのスポットライト、例えばLEDスポットライト80をさらに有する。
測定レチクル66は、図4における測定レチクル32のように具現する。
測定デバイス70の測定精度を決める因子は、測定デバイス40の測定精度を決める因子と同一又は少なくとも同様である。
図3〜図6を参照して上述した測定法及び測定デバイスは、デフレクトメトリを用いて作動する。
ファセットミラーのファセットの角度位置を測定するさらに他のデフレクトメトリ法を以下で説明するが、これは、ファセットミラーのファセットを個別に順次測定するという点で図3〜図6による測定法及び測定デバイスとは異なるものである。
図7は、図1におけるファセットミラー14のファセット18の角度位置を測定する測定デバイス90を概略的に示し、ファセットミラー14の1つの個別ファセット18のみを図7に示す。言うまでもなく、ファセットミラー12のファセット16も、測定デバイス90によって測定することができる。測定デバイス90は、測定光源92と、ビームスプリッタ94と、検出器96と、例えばモニタ100を備えた評価ユニット98とを有する。測定光源92は、点状断面を有する測定光ビーム102を発生させ、これをファセット18のほぼ中心へほぼ垂直入射で指向させる。測定光ビーム102は、測定方向kを定め、測定方向kに対して垂直な方向w及びvも同様に図7に矢印で示す。矢印nは、ファセット18に対する法線の方向を指す。
ファセット18の角度位置、すなわち垂線の方向nを測定方向kに対して傾斜させた場合、測定光ビーム102がファセット18での反射時にそのまま反射し戻るのではなく、反射測定光ビーム102’が測定方向kに対して角度βで反射する。反射測定光ビーム102’は、ビームスプリッタ94で検出器96へ反射される。正確には、測定光ビーム102’は、光点104として検出器96に当たる。光点106は、ファセット18に対する法線の方向nを測定方向kに対して傾斜させなかった場合、すなわちβ=0°が当てはまる場合に検出器96に現れる光点を指す。したがって、ファセット18の角度位置は、光点106の基準場所に対する光点104の光点変位から得られ、この光点変位はモニタ100に表示される。ファセット18の実際の角度位置は、光点106の基準場所からの検出した光点104の場所のずれとして登録する。その後、ファセット18を、測定した角度オフセットに従って所望の角度位置に調整する。
言うまでもなく、ファセット18の角度オフセットは、空間的に登録される。すなわち、空間方向w及びvの方向の角度オフセット成分も登録される。
図8は、ファセットミラーのファセットの角度位置を測定するデフレクトメトリ測定法及び測定デバイス110のさらに別の例示的な実施形態を示し、図7による先の例示的な実施形態のように、ファセットミラー14のファセット18(又は同様にファセットミラー12のファセット16)を個別に順次測定する。図7による測定法及び測定デバイス90のように、図8による測定法及び測定デバイス110は、ビーム偏向の原理に基づき、図8による測定法及び測定デバイス110は、具体的にはオートコリメーションの原理に基づく。
測定デバイス110は、発散レンズ素子114及び収束レンズ116を有するオートコリメーション望遠鏡(autocollimation telescope)を有する。測定デバイス110は、検出器118とモニタ122を備えた評価ユニット120とをさらに有する。矢印kは測定方向を指し、矢印w及びvはそれに対して垂直な空間方向を指す。
図7における例示的な実施形態とは対照的に、オートコリメーション望遠鏡112に属する測定光源(図示せず)からの測定光124をファセット18へ面状に、正確には測定方向kに指向させる。ファセット18から反射した測定光を124’で示し、その主光線方向を矢印hで示す。
は、発散レンズ素子114の仮想焦点を指し、Mは、反射測定光124’の波面の中心を指す。反射測定光124’は、ビームスプリッタ126及び収束レンズ素子116を介して検出器118へ集束させる。したがって、収束レンズ素子116は、集束光学ユニットとしての役割を果たす。反射測定光124’は、検出器において測定光点128を発生させ、これは、ファセット18を測定方向kに対して傾斜させた場合に基準点129からずれ、すなわち基準点129に対して変位する。
ファセット18の実際の角度位置は、基準点129に対する測定光点128の変位として評価ユニット120によって登録され、測定光点128の変位は、発散レンズ素子114の仮想焦点Mに対する反射測定光124’の波面の中心Mの空間位置の変位に比例する。
したがって、この手順では、ファセットミラーのファセットの角度位置をファセットの曲率中心のオフセットとして測定する。
図9は、測定デバイス130によってファセットミラーのファセットの角度位置を測定する方法のさらに別の例示的な実施形態を示し、この測定法及び測定デバイス130は、逆反射の原理に基づく。
測定デバイス130は、測定光源132と、収束レンズ素子の形態のコリメータ133と、絞り134と、ビームスプリッタ136と、収束レンズ素子の形態の集束光学ユニット138と、検出器140と、モニタ144を備えた評価ユニット142とを有する。
測定光源132は、測定光146を放出し、これがコリメータ133によってコリメートされる。測定光146は、ビームスプリッタ136を通過し、集束光学ユニット138によってファセットのほぼ中心の一点に集束される。矢印kは測定方向を指し、矢印v及びwはそれに対して垂直な空間方向を指す。ファセット18を測定方向kに対して傾斜させない場合、ファセット18から反射した測定光146’は、入射測定光146と一致する。これは、図9に実線で表すようなファセット18の角度位置に対応する。しかしながら、ファセット18の角度位置が、図9に破線で表すように測定方向kに対して0°以外の値をとる場合、測定光146がファセット18からそのまま反射し戻るのではなく、反射測定光146’が、非傾斜ファセット18の場合の反射測定光146’の主光線方向に対してずれた主光線方向k’に沿って反射する。反射測定光は、集束光学系138によって再度コリメートさせ、平行ビーム経路でビームスプリッタ136によって検出器140へ指向させる。反射測定光146’は、検出器140で円板として検出され、ファセット18の実際の角度位置は、ファセット18の非傾斜角度位置に対応する基準円板150に対する検出した円板148の変位として評価ユニット142によって登録される。
したがって、基準円板150に対する円板148の変位は、測定方向kに対して垂直なファセット18の傾斜に比例する。
図9による測定法では、ファセットミラー14のファセット18(ファセットミラー12のファセット16も同様)を点状に個別に順次走査する。
図10は、図10において参照符号130aを設けた図9における測定デバイス130の発展形態を示す。図9における測定デバイス130の要素と同一又は類似の測定デバイス130aの要素には、同じ参照符号にaを補ったものを設けてある。
測定デバイス130aと測定デバイス130との違いは、白色光干渉調整可能な距離センサ156として具現した測定光源132aの変更形態にある。測定光源132aは空洞160を有し、空洞160は矢印158に従って調整可能であり、空洞160に光源162からの光が供給される。調整可能な空洞160から反射した光164は、ファイバ又は光導波路166に結合され、光導波路166は、光164を測定光146aとして図9における測定光源132の場所に相当する場所168で放出する。測定デバイス130aは、ファイバ又は光導波路172を介して反射測定光146aの一部が結合される分光計170をさらに有し、分光計170は、白色光干渉法によってこの反射測定光を評価する。
結果として、ファセット18に対する法線の方向のファセット18の空間位置も、測定デバイス130aによって測定することができる。換言すれば、ファセット18の局所的な角度位置に加えて、ファセット反射点174からの距離も測定デバイス130aの色原理によって測定する。空洞160の調整により、測定した距離変化を用いて特に精密にファセットの角度位置を求めることができる。
図11は、参照符号130bを設けた測定デバイス130aの変更形態を示す。図9における測定デバイス130又は図10における測定デバイス130aの要素と同一又は同様の測定デバイス130bの要素には、同じ参照符号にbを補って設けてある。
測定デバイス130bと図10における測定デバイス130aとの違いは、測定光源132bを白色光干渉距離センサとしてではなく色距離センサとして具現する点である。測定光源132bは、これに対応して、光源180、第1光導波路182、第2光導波路184、ファイバカプラ186、及び測定ヘッド188を有する。コンデンサ133b、集束光学ユニット138b、及び検出器140bを備えた構成体を、測定ヘッド188とは別個に図示しているが、上記構成体は、測定ヘッド188に組み込むのが理想的である(コンデンサ133b及び集束光学ユニット138bは測定ヘッドにすでに組み込んで図示してある)。
この場合、図11における表面190は、マイクロラフネスに関してさえも特に精密に測定できるファセット18の表面を抜き出したものである。波長λmin〜波長λmaxの測定範囲192は、色距離センサとして具現した測定光源132bで測定できる測定距離範囲である。したがって、測定デバイス132bは、ファセット18の、すなわちファセット18に対する法線の方向のファセット18の反射面の精密角度位置測定及び空間位置測定を併せて非常に精密に可能にする。
上述の測定法及び測定デバイスは、デフレクトメトリの原理に基づくものだが、ファセットミラーのファセットの角度位置を干渉法によって測定する光学的方法及び光学測定デバイス200を以下で説明する。
測定デバイス200は、測定光源202、例えばレーザと、干渉計204、例えばトワイマン・グリーン干渉計とを有する。干渉計204は、測定光208を拡大するための拡大光学ユニット206と、ビームスプリッタ210と、位置調整可能なミラー212と、空洞214と、試験光学ユニット216と、検出器218と、モニタ222を備えた評価ユニット220とを有する。
ファセット18の角度位置の干渉測定中の測定条件は、図8における測定デバイス110によるファセット18の角度位置の測定中の測定条件とほぼ同一であり、両者間の違いは、測定デバイス110の場合には空中像位置を評価するが、ここでは波面傾斜を評価ユニット220によって評価することである。測定光試験波の中心を、試験対象のファセット18の中点と位置合わせする。
検出器218、例えばカメラは、図8における測定デバイス110とは対照的に、測定光点ではなく、検出器218にファセット18から反射した測定光の結果として現れた干渉縞パターン224を登録し、ファセット18の実際の角度位置は、基準位相面に対する位相面226の傾きとして登録される。位相面226の傾きは、測定方向(図8参照)に対して垂直な試験光学ユニット216の焦点に対する、ファセット18から反射した測定光208の波面の中心の変位に比例する。
上述の測定法及び測定デバイスは、ファセットミラーのファセットの角度位置がファセットミラーを用いる光学系から分解した状態で測定されることに基づくものだが、ファセットミラーのファセットの角度位置の測定を光学系に組み込んだ状態で実行できる測定法を以下で説明する。
図13Aは、最初に図1からのミラー構成体10を示し、ミラー構成体10を光学系に組み込んだものと想定する。
図13Aはまた、図1におけるミラー構成体を示す。図13Aにおいて、ファセット16の角度位置及びファセット18の角度位置を正確に調整した結果、ファセット16の像が視野面Fに相互に対して中心を合わせて重なって結像される(像22)。次に、図13Bは、ファセット16bの所望の角度位置からの実際の角度位置のずれ及び/又はファセット18bの所望の角度位置からの実際の角度位置のずれの効果を示す。各所望の角度位置からのファセット16bの実際の角度位置のずれ及び/又はファセット18bの実際の角度位置のずれは、矢印21で示すように、視野面Fにおける像22の変位、すなわちビームオフセットにつながる。
したがって、ファセットミラー12及び14によって整形されるようなEUV使用ビームのビーム進路は、所望又は所要の仕様に対応しなくなる。
ファセット16及び/又はファセット18の角度位置を測定する方法では、視野面Fにおける図13bによる像22の変位を、そこに又はそこに近接して配置したカメラによって登録及び評価する。
この場合、好ましくはファセット16のそれぞれを個別に測定する。すなわち、視野ミラー12の個別ファセット16を選択し、これは、絞り(図示せず)によって、又は傾斜可能なファセットの場合は残りのファセット16の傾斜によって行うことができる。上記カメラ(図示せず)によって、像22を記録し、選択したファセット(例えば、ファセット16b)の実際の角度位置を視野面Fにおける像の所望の位置(図13A)からの像22の変位として登録する。
図14は、ファセットミラーを光学系に組み込んだ場合のファセットミラーのファセットの角度位置を測定する方法のフローチャートを示す。
測定法230は、ファセットミラー12及び14を備えたミラー構成体10を取り付けて事前調整するステップ232と、ミラー構成体10を用いる光学系にミラー構成体10を組み込むステップ234と、所望の角度位置からの個々のファセット16及び/又は18の角度位置のずれを測定するステップ236と、ミラー構成体10を光学系から分解し、予め求めた所望の角度位置からの実際の角度位置のずれを用いて調整ステーションでファセット16及び/又は18の角度位置を再調整するステップ238と、再調整したミラー構成体を光学系に組み込むステップ240とを有する。
すでに上述したように、上述の測定法の全てが、ファセットの角度位置の測定の結果に応じて試験ファセットミラーのファセットを調整することも含む。
図15は、本体19’を有するファセットミラー14’のファセット18’の調整を例として示す。ファセットミラー14’は、例えば、図1におけるファセットミラー14の特定の構成である。
ファセット18’は、ファセットヘッド250を有し、その表面252は、ファセット18’の反射面を形成する。
ファセット18’は、シャフト254をさらに有し、そこにセンタリングスリーブ256及びナット258を配置する。皿ばね260をセンタリングスリーブ256と本体19’との間に配置し、上記ばねを図15Aに平面図で示す。
皿ばね260は、例えば3つのばね脚262、264、及び266を有し、それらの外端が本体19’に当接する。ファセット18’の角度位置を調整するためには、最初にナットを締め、その結果としてセンタリングスリーブ256を皿ばね260に押し当て、皿ばね260を本体19’に押し当てる。ナット258を締めることで、ファセット18’の角度位置が、本体19’に対する皿ばね260の変位、したがってファセット18’のシャフト154の枢動によって調整される。このようにして調整した角度位置は、固定手段によって、例えば接着剤によってその後固定することができる。
図16及び図17を参照して、ファセットミラーのファセットを測定する方法を説明するが、この場合、ファセットミラーのファセットがファセットを傾斜させることができる少なくとも2つの不連続的な傾斜位置を有するか、又はファセットミラーのファセットが連続した傾斜位置スペクトルを有し、ファセットを傾斜位置スペクトル内で連続的に傾斜させることができる。
この場合の測定作業は、可能な傾斜位置のそれぞれについて、個々の可能な傾斜位置における所望の角度位置に対する実際の角度位置を測定することにある。
ファセットが不連続的な傾斜位置を有する場合、角度位置は、それに対応してその不連続的な傾斜位置で測定しなければならず、ファセットが連続した傾斜位置スペクトルをとり得る場合、連続傾斜位置作動の特性曲線を求めなければならない。
原理上、この測定作業は、すでに上述した方法、例えば図5による測定法又は図7〜図12による測定法を用いて実行することができ、図8を参照して上述したオートコリメーション測定又は図9〜11を参照して説明した逆反射測定法が、ここで非常に適していると思われる。
傾斜可能なファセットの角度位置を測定する測定法を以下で説明するが、この方法は、ファセットミラーを光学系に組み込んだ状態で異なる傾斜位置で角度位置を測定するのに特に適している。
図16は、上側の図に、例として図1におけるファセットミラー12の個別ファセット16を側面図で示し、上側の図におけるファセット16は第1傾斜位置をとり、図16の下側の図におけるファセット16は第1傾斜位置とは異なる第2傾斜位置をとる。ファセット16は、ファセット16を2つの傾斜位置間で目標通りに傾斜させることができる作動部(actuation)(図示せず)を有する。
図16の上側の図に示すような傾斜位置の切り替え状態でファセット16の実際の角度位置を測定するためには、測定光270を最初に第1ミラーアレイ272へ指向させる。ミラーアレイ272は、角度位置を調整可能な複数の第1ミラー274を有し、図示の例示的な実施形態における調整性は、簡単のために、図の平面に対して垂直な軸を中心に可能である。第1ミラーアレイ272から、測定光270をファセット16へ指向させ、そこから測定光を第2ミラーアレイ276へ指向させる。第2ミラーアレイは、ここでも同様に簡単のために図の平面に対して垂直な軸を中心に角度位置に関して調整可能な複数の第2ミラー278を有する。
図16の下側の図によるファセット16の実際の角度位置を図16の上側の図におけるものとは異なる傾斜位置で測定することを意図する場合、ファセット16をこの異なる傾斜位置へ適宜傾斜させる。同時に、ミラーアレイ272及び276のミラー274及び278も、図16の下側の図における2つのミラー274a及び278aに関して示したように傾斜させる。ミラーアレイ272及び276のミラー274及び278の傾斜がファセット16の傾斜を補償することで、測定光が、ミラーアレイ272の入力側及びミラーアレイ276の出力側におけるそのビーム進路に関してごく少量しか平行に変位しなくなり、対応の測定光源及び対応の検出器をファセット16からより大きな距離に配置することができ、検出器が大きすぎる検出器面積を有する必要がない。
図16において、破線を用いて、光学系に組み込んだ状態で測定光270をファセットミラーの真空領域に入れることができる窓280及び282を示す。
図17は、図16による方法の実行に用いることができる測定デバイス290を示す。測定デバイス290は、測定光源292、コリメータ294、切り替え可能なミラーアレイ272、切り替え可能なミラーアレイ276、集束光学ユニット296、及び検出器298を有する。切り替え可能なファセットミラー12を、光学系に組み込んだ状態で上述の測定デバイス290によって、設けられているファセット16の異なる可能な傾斜位置で測定することができる。
ファセット16の傾斜位置に応じて、切り替え可能なミラーアレイ272のミラー274及び切り替え可能なミラーアレイ276のミラー278を、ファセット16のファセットずれを補償するよう作動させる。
それぞれ設定された傾斜位置でファセット16の全部が所望の角度位置をとる場合、検出器、例えばカメラにはちょうど1つの点が現れるが、それぞれ設定された傾斜位置でファセット16の実際の角度位置が所望の角度位置からずれている場合、ぼけた点又は複数の点が結像される。
図18及び図19を参照して、EUV投影露光装置用のマスク(レチクル)を検査するマスク検査装置へのミラー構成体10等のファセットミラー構成体の実装に関する、本発明のさらに別の態様を説明する。
図18は、国際公開第2009/118130号に記載のかかるマスク検査装置又はマスク検査顕微鏡300(ミラー構成体10はない)を示す。
マスク検査顕微鏡300は、マスク303をEUV放射線で照明する照明モジュール302を有する。マスク検査顕微鏡300は、マスク303の照明部分を像面BEに拡大して結像する結像光学ユニット304をさらに有し、検出器(CCDセンサ)305を上記像面に配置する。
照明モジュール302は、放射線源306及び照明光学ユニット307を有する。結像光学ユニット304は、ミラー光学ユニット308を有し、これは、マスク303の照明部分を中間像面ZEに結像し、中間像面ZEにはシンチレータ層309を配置し、その下流に拡大光学ユニット310を配置し、これは、中間像面ZEの中間像を像面BEに拡大して結像する。
図1によるミラー構成体10等のファセットミラー構成体を、このとき照明光学ユニット307として照明モジュール302に組み込むことができる。
図19は、ミラー構成体10を照明光学ユニットとして統合することができるマスク検査装置320のさらに別の例示的な実施形態を示す。マスク検査装置320は、国際公開第2011/012267号の図6に図示及び記載されている(ミラー構成体10はない)。マスク検査装置320は、4つのミラーM1、M2、M3、M4を有し、これらは検査対象のマスクを配置した物体面322を像視野324に結像する。
ミラー構成体10は、ここでは、物体面322に配置したマスクの照明用の照明光学ユニットとして用いることができる。

Claims (49)

  1. EUV用途向けに設計した光学系の少なくとも1つのファセットミラー(12、14)のファセット(16、18;18’)の角度位置を測定し、その後、測定した角度位置に応じて角度位置を調整する光学的方法であって、前記ファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18;18’)を測定光(28;62;102;124;146;146a;146b;208;270)で照明し、前記ファセット(16、18;18’)から反射した前記測定光(28;62;102;124;146;146a;146b;208;270)を検出して実際の角度位置を登録するために評価し、その後、実際の角度位置が所望の角度位置からずれている場合に角度位置を調整する光学的方法において、前記ファセット(16;18)の実際の角度位置を、基準軸(24)に関して少なくとも±10°の角度位置スペクトルで登録することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、実際の角度位置を、少なくとも±15°、さらに好ましくは少なくとも±20°の角度位置スペクトルで登録することを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法において、前記ファセットミラー(12、14)を前記光学系から取り外した状態で前記ファセット(16、18;18’)の角度位置を測定することを特徴とする方法。
  4. 請求項1又は2に記載の方法において、前記ファセットミラー(12、14)を前記光学系に組み込んだ状態で前記ファセット(16、18)の角度位置を測定することを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、前記ファセットミラー(12、14)の複数の、好ましくは全部の前記ファセット(16、18)を前記測定光(28;62;270)で同時に照明し、前記複数の、好ましくは全部のファセット(16、18)から反射した前記測定光(28;62;270)を同時に検出することを特徴とする方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、前記ファセット(16、18)を前記測定光(102;124;146;146a;146b;208;270;20)で個別に順次照明することを特徴とする方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、角度位置をデフレクトメトリによって測定することを特徴とする方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法において、前記ファセット(16、18)の空間位置を該ファセット(16、18)に対する法線の方向にさらに測定することを特徴とする方法。
  9. 請求項7又は8に記載の方法であって、前記光学系に組み込んだ状態の前記ファセットミラー(14)は、ミラー構成体(10)の瞳ミラーであり、前記ミラー構成体(10)は、前記瞳ミラー(14)の上流に配置した視野ミラー(12)をさらに有し、前記瞳ミラー(14)を前記視野ミラー(12)と下流に配置した視野面(F)との間に配置した方法において、前記ミラー構成体を前記光学系に組み込んだ状態で前記視野面(F)に相当する平面(F)における一点(26)から生じた前記測定光(28)を、前記ミラー構成体(10)の作動中の使用光ビーム経路(20)と同一であり逆方向の光ビーム経路に沿って前記瞳ミラー(14)へ指向させ、該瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)から反射した前記測定光(28)を測定面(30)で捉え、該測定面(30)の向き及び位置は、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態の前記視野ミラー(12)の向き及び位置に対応することを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法において、前記瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)の実際の角度位置を、前記測定面(30)において前記瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)での前記測定光(28)の反射の結果として捉えた実際の光点パターン(34)に基づいて登録し、前記瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)の角度オフセットを、前記実際の光点パターンと所望の光点パターンとの比較によって登録し、前記ファセット(18)をその後前記角度オフセットによって調整することを特徴とする方法。
  11. 請求項7又は8に記載の方法であって、前記光学系に組み込んだ状態の前記ファセットミラー(12)は、前記ミラー構成体(10)の視野ミラー(12)であり、前記ミラー構成体(10)は、前記視野ミラー(12)の下流に配置した瞳ミラー(14)をさらに有し、前記視野ミラー(12)を前記瞳ミラー(14)と上流に配置した視野面(F)との間に配置た方法において、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態で前記視野面(F)に相当する平面(F)における一点(60)から生じた前記測定光(62)を、前記ファセットミラー構成体(10)の作動中の使用光ビーム経路(20)と同一の光ビーム経路に沿って前記視野ミラー(12)へ指向させ、該視野ミラー(12)の前記ファセット(16)から反射した前記測定光(62)を測定面(64)で捉え、該測定面(64)向き及び位置は、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態の前記瞳ミラー(14)の向き及び位置に対応することを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の方法において、前記視野ミラー(12)の前記ファセット(16)の実際の角度位置を、前記測定面(64)において前記視野ミラー(12)の前記ファセット(16)での前記測定光(62)の反射の結果として捉えた実際の光点パターン(65)に基づいて登録し、前記視野ミラー(12)の前記ファセット(16)の角度オフセットを、前記実際の光点パターン(65)と所望の光点パターンとの比較によって登録し、前記ファセット(16)をその後前記角度オフセットによって調整することを特徴とする方法。
  13. 請求項7又は8に記載の方法において、前記測定光(102)を、点状断面を有する測定光ビームとして前記ファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18)のほぼ中心にほぼ垂直入射で個別に順次指向させ、各前記ファセット(16、18)から反射した前記測定光ビームを光点(104)として検出し、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準場所(106)からの前記検出した光点(104)の場所のずれとして登録することを特徴とする方法。
  14. 請求項7又は8に記載の方法において、前記ファセット(16、18)の角度位置をオートコリメーションによって測定し、前記測定光(124)を前記ファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18)へ個別に順次指向させ、前記測定光(124)は、各前記ファセット(16、18)を面状に照明し、各前記ファセット(16、18)から反射した前記測定光(124)を集束後に測定光点(128)として検出し、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準点(129)に対する前記測定光点(128)の変位から登録することを特徴とする方法。
  15. 請求項7又は8に記載の方法において、前記測定光(146;146a;146b)を前記ファセット(16、18)へ個別に順次指向させ、一点(132)から生じる前記測定光(146;146a;146b)を最初にコリメートした後に実質的に垂直入射で各前記ファセット(16、18)に集束させ、各該ファセット(16、18)から反射した前記測定光(146’)を再度コリメートし、該コリメートした反射測定光(146’)を円板(148)として検出し、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準円板(150)に対する前記検出した円板(148)の変位として登録することを特徴とする方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、各前記ファセット(16、18)の空間位置を各前記ファセットに対する法線の方向に測定するために、前記反射測定光(146’)の一部を白色光又は着色光干渉法によって検出することを特徴とする方法。
  17. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、前記ファセット(16、18)の角度位置を干渉法によって測定し、前記測定光(208)を干渉計(204)によって前記ファセット(16、18)へ個別に順次指向させ、各該ファセット(16、18)から反射した前記測定光(208)を干渉パターン(224)として検出し、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準位相面に対する位相面(226)の傾きとして登録することを特徴とする方法。
  18. 請求項4に記載の方法において、前記光学系に組み込んだ状態の前記ファセットミラー(14)は、前記ミラー構成体(10)の瞳ミラー(14)であり、前記ミラー構成体(10)は、視野ミラー(12)であるさらに別のファセットミラー(12)を有し、前記瞳ミラー(14)は、前記視野ミラー(12)の前記ファセット(16)を相互に重ね合わせて視野面(F)に結像し、前記瞳ミラー(14)の少なくとも1つのファセット(18)を前記視野ミラー(12)の各ファセット(16)に割り当て、前記測定光(20)を前記光学系の前記使用光ビーム経路に沿って前記視野ミラー(12)及び前記瞳ミラー(14)へ指向させ、前記視野ミラーの個別ファセット(16)を選択し、前記視野ミラー(12)の前記選択したファセット(16)及び/又は前記瞳ミラー(14)の前記割り当てたファセット(18)の実際の角度位置を、前記視野面(F)における像の所望の位置からの前記選択したファセット(16)の像の変位として登録することを特徴とする方法。
  19. 請求項18に記載の方法において、前記視野ミラー(12)の前記選択したファセット(16)及び/又は前記瞳ミラー(14)の前記割り当てたファセット(18)の実際の角度位置を、瞳面の所望の照明からの該瞳面の実際の照明のずれとしてさらに登録することを特徴とする方法。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法において、前記少なくとも1つのファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18)は、該ファセット(16、18)を傾斜させることができる少なくとも2つの不連続的な傾斜位置を有することを特徴とする方法。
  21. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法において、前記少なくとも1つのファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18)は、連続した傾斜位置スペクトルを有し、前記ファセット(16、18)を前記傾斜位置スペクトル内で連続的に傾斜させることができることを特徴とする方法。
  22. 請求項20又は21に記載の方法において、前記ファセット(16、18)の角度位置を異なる可能な傾斜位置について測定することを特徴とする方法。
  23. 請求項20〜22のいずれか1項に記載の方法において、前記測定光(270)を、角度位置を調整可能な複数の第1ミラー(274)を有する第1ミラーアレイ(272)へ最初に指向させ、前記測定光(270)を、前記ミラーアレイ(272)から前記ファセットミラー(12、14)へ指向させ、前記測定光(270)を、前記ファセットミラー(12、14)から角度位置を調整可能な複数の第2ミラー(278)を有する第2ミラーアレイ(276)へ指向させ、角度位置の測定中に前記ファセット(16、18)の傾斜を補償するために前記第1ミラー(274)及び前記第2ミラー(278)を前記ファセット(16、18)の設定傾斜位置に従って傾斜させることを特徴とする方法。
  24. 請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法において、前記ファセット(18’)を前記ファセットミラー(14’)の本体(19’)に個別に枢動可能に配置し、前記ファセット(18’)それぞれが、前記本体(19’)を貫通してセンタリングスリーブ(256)及びナット(258)を着座させるシャフト(254)を有し、複数のばね脚(262、264、266)を有する皿ばね(260)を前記センタリングスリーブ(256)と前記本体(19’)との間に配置し、各前記ファセット(18’)の角度位置の調整の目的で、前記ナット(258)を締めた状態で前記シャフト(254)を前記本体(19’)に対する前記皿ばね(260)の変位によって枢動させ、適切であれば、調整した角度位置を固定手段、例えば接着剤を用いてその後固定することを特徴とする方法。
  25. EUV用途向けに設計した光学系の少なくとも1つのファセットミラー(12、14)のファセット(16、18;18’)の角度位置を測定する光学測定デバイスであって、前記ファセットミラーの前記ファセット(16、18;18’)を測定光(28;62;102;124;146;146a;146b;208;270)で照明する測定光源(27;74;92;132;132a;132b;202)と、前記ファセット(16、18;18’)から反射した前記測定光(28;62;102;124;146;146a;146b;208;270)を検出する検出器と、前記ファセット(16,18;18’)の実際の角度位置を登録するために前記検出した測定光(28;62;102;124;146;146a;146b;208;270)を評価する評価ユニット(98;120;142;142a;142b;220)とを備えた光学測定デバイスにおいて、該測定デバイス(40;70;90;110;130;200;290)を、前記ファセット(16、18;18’)の実際の角度位置を基準軸(24)に関して少なくとも±10°の角度位置スペクトルで登録するよう設計したことを特徴とする光学測定デバイス。
  26. 請求項25に記載の測定デバイスにおいて、実際の角度位置を少なくとも±15°、さらに好ましくは少なくとも±20°の角度位置スペクトルで登録するよう設計したことを特徴とする測定デバイス。
  27. 請求項25又は26に記載の測定デバイスにおいて、前記ファセットミラー(12、14)を前記光学系から取り外した状態で前記ファセット(16、18;18’)の角度位置を測定するために、試験台として具現したことを特徴とする測定デバイス。
  28. 請求項25又は26に記載の測定デバイスにおいて、前記ファセットミラー(12、14)を前記光学系に組み込んだ状態で前記ファセット(16、18;18’)の角度位置を測定するために、前記光学系に統合されるか又は統合可能であることを特徴とする測定デバイス。
  29. 請求項25〜28のいずれか1項に記載の測定デバイスにおいて、前記測定光源(27;74;292)は、前記ファセットミラー(12、14)の複数の、好ましくは全部の前記ファセット(16、18)を前記測定光(28;62;270)で同時に照明し、前記検出器(44;76;298)は、前記複数の、好ましくは全部のファセット(16、18)から反射した前記測定光(28;62;270)を同時に検出することを特徴とする測定デバイス。
  30. 請求項25〜28のいずれか1項に記載の測定デバイスにおいて、前記測定光(92;132;132a;132b;202)は、前記ファセットを前記測定光(102;124;146;146a;146b;208)で個別に順次照明し、前記測定光源及び前記検出器は共に移動可能であることを特徴とする測定デバイス。
  31. 請求項25〜30のいずれか1項に記載の測定デバイスにおいて、角度位置をデフレクトメトリによって測定することを特徴とする測定デバイス。
  32. 請求項25〜31のいずれか1項に記載の測定デバイスにおいて、前記ファセット(16、18)の空間位置を該ファセット(16、18)に対する法線の方向に測定する距離センサ(132a;132b)をさらに有することを特徴とする測定デバイス。
  33. 請求項31又は32に記載の測定デバイスであって、前記光学系に組み込んだ状態の前記ファセットミラー(14)は、ミラー構成体(10)の瞳ミラー(14)であり、前記ミラー構成体(10)は、前記瞳ミラー(14)の上流に配置した視野ミラー(12)をさらに有し、前記瞳ミラー(14)を前記視野ミラー(12)と下流に配置した視野面(F)との間に配置した測定デバイスにおいて、前記測定光源(27)は、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態の前記視野面(F)に相当する平面(F)における一点(26)から生じた前記測定光(28)を、前記ミラー構成体(10)の作動中の使用光ビーム経路(20)と同一であり逆方向の光ビーム経路に沿って前記瞳ミラー(14)へ指向させる点光源であり、前記瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)から反射した前記測定光(28)を測定面(30)で捉えるために、測定レチクル(32)を配置し、前記測定面(30)の向き及び位置は、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態の前記視野ミラー(12)の向き及び位置に対応することを特徴とする測定デバイス。
  34. 請求項33に記載の測定デバイスにおいて、前記検出器(44)は、前記測定レチクル(32)において前記瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)での前記測定光(28)の反射の結果として捉えた実際の光点パターン(34)を検出し、前記評価ユニットは、所望の光点パターンとの比較によって前記瞳ミラー(14)の前記ファセット(18)の角度オフセットを登録するために前記実際の光点パターン(34)を評価することを特徴とする測定デバイス。
  35. 請求項31又は32に記載の測定デバイスであって、前記光学系に組み込んだ状態の前記ファセットミラー(12)は、前記ミラー構成体(10)の視野ミラー(12)であり、前記ミラー構成体(10)は、前記視野ミラー(12)の下流に配置した瞳ミラー(14)をさらに有し、前記視野ミラー(12)を前記瞳ミラー(14)と上流に配置した視野面(F)との間に配置した測定デバイスにおいて、前記測定光源(74)は、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態で前記視野面(F)に相当する平面(F)における一点(60)から生じた前記測定光(62)を、前記ファセットミラー構成体(10)の作動中の使用光ビーム経路(20)と同一の光ビーム経路に沿って前記視野ミラー(12)へ指向させ、該視野ミラー(12)の前記ファセット(16)から反射した前記測定光(62)を測定面(64)で捉えるために、測定レチクル(66)を配置し、前記測定平面(64)の向き及び位置は、前記ミラー構成体(10)を前記光学系に組み込んだ状態の前記瞳ミラー(14)の向き及び位置に対応することを特徴とする測定デバイス。
  36. 請求項35に記載の測定デバイスにおいて、前記検出器(76)は、前記測定レチクル(66)において前記視野ミラー(12)の前記ファセット(16)での前記測定光(62)の反射の結果として捉えた実際の光点パターン(65)を検出し、前記評価ユニットは、所望の光点パターンとの比較によって前記視野ミラー(12)の前記ファセット(18)の角度オフセットを登録するために前記実際の光点パターン(65)を評価することを特徴とする測定デバイス。
  37. 請求項31又は32に記載の測定デバイスにおいて、前記測定光源(92)は、点状断面を有する測定光ビーム(102)を放出し、該測定光ビーム(102)は、前記ファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18)のほぼ中心にほぼ垂直入射で個別に順次指向され、前記検出器(96)は、各前記ファセット(16、18)から反射した前記測定光ビーム(102’)を光点(104)として検出し、前記評価ユニット(98)は、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準場所(106)からの前記検出した光点(104)の場所のずれとして登録することを特徴とする測定デバイス。
  38. 請求項31又は32に記載の測定デバイスにおいて、オートコリメーション光学ユニット(112)を有し、前記測定光源は、前記ファセットミラー(12、14)の前記ファセット(16、18)を前記測定光(124)で個別に順次面状に照明し、前記検出器(118)は、各前記ファセット(16、18)から反射した前記測定光(124’)を集束光学ユニット(116)による集束後に測定光点(128)として検出し、前記評価ユニット(120)は、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準点(129)に対する前記測定光点(128)の変位から登録することを特徴とする測定デバイス。
  39. 請求項31又は32に記載の測定デバイスにおいて、前記測定光源(312;132a;132b)を、前記測定光(146;146a;146b)を前記ファセット(16、18)へ個別に順次指向させる点状光源として具現し、前記測定光ビーム経路に、前記測定光(146;146a;146b)をコリメートするコリメータ(133;133a;133b)と、前記測定光(146;146a;146b)を各前記ファセット(16、18)に実質的に垂直入射で集束させる集束光学ユニット(138;138a;138b)とがあり、各前記ファセット(16、18)から反射した前記測定光(146’)を前記集束光学ユニット(138;138a;138b)によって再度コリメートし、前記検出器(140;140a;140b)は、前記コリメートした反射測定光(146’)を円板(148)として検出し、前記評価ユニット(142;142a;142b)は、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準円板(150)に対する前記検出した円板(148)の変位として登録することを特徴とする測定デバイス。
  40. 請求項39に記載の測定デバイスにおいて、前記測定光源(132a;132b)は、調整可能な距離センサを有することを特徴とする測定デバイス。
  41. 請求項25〜30のいずれか1項に記載の測定デバイスにおいて、前記ファセット(16、18)の角度位置を干渉法によって測定し、干渉計(204)があり、前記測定光源(202)は、前記干渉計(204)を通して前記測定光(208)を前記ファセット(16、18)へ個別に順次指向させ、前記検出器(218)は、各前記ファセット(16、18)から反射した前記測定光(208)を干渉パターン(224)として検出し、前記評価ユニット(220)は、各前記ファセット(16、18)の実際の角度位置を基準位相面に対する位相面(226)の傾きとして登録することを特徴とする測定デバイス。
  42. 請求項28に記載の測定デバイスにおいて、前記光学系に組み込んだ状態の前記ファセットミラー(14)は、前記ミラー構成体(10)の瞳ミラー(14)であり、前記ミラー構成体(10)は、視野ミラー(12)であるさらに別のファセットミラー(12)を有し、前記瞳ミラー(14)は、前記視野ミラー(12)の前記ファセット(16)を相互に重ね合わせて視野面(F)に結像し、前記瞳ミラー(14)の少なくとも1つのファセット(18)は、前記視野ミラー(12)の各ファセット(16)に割り当てられ、前記測定光源は、前記測定光を前記光学系の前記使用光ビーム経路(20)に沿って前記視野ミラー(12)及び前記瞳ミラー(14)へ指向させ、前記視野ミラー(12)の個別ファセット(16)が選択され、検出器として、カメラが前記視野面(F)に又はその付近に配置され、該カメラは、前記選択したファセット(16)の像を記録し、前記評価ユニットは、前記視野ミラー(12)の前記選択したファセット(16)及び/又は前記瞳ミラー(14)の前記割り当てたファセット(18)の実際の角度位置を、前記視野面(F)における像(22)の所望の位置からの前記選択したファセット(16)の前記像(22)の変位として登録することを特徴とする方法。
  43. 請求項42に記載の測定デバイスにおいて、カメラの形態のさらに別の検出器を瞳面に又はその付近に配置し、前記カメラは、前記瞳面の照明を記録し、前記評価ユニットは、前記視野ミラー(12)の前記選択したファセット(16)及び/又は前記瞳ミラー(14)の前記割り当てたファセット(18)の実際の角度位置を前記瞳面の所望の照明からの該瞳面の実際の照明のずれとして登録することを特徴とする測定デバイス。
  44. 請求項25〜43のいずれか1項に記載の測定デバイスにおいて、前記少なくとも1つのファセットミラー(12、14)の前記ファセットは、該ファセット(16、18)を傾斜させることができる少なくとも2つの不連続的な傾斜位置を有するか、又は前記少なくとも1つのファセットミラーの前記ファセット(16、18)は、連続した傾斜位置スペクトルを有し、前記ファセット(16、18)を前記傾斜位置スペクトル内で連続的に傾斜させることができ、前記測定デバイス(40;70;90;110;130;130a;130b;200;290)を、前記ファセット(16、18)の角度位置を異なる可能な傾斜位置について測定するよう設計したことを特徴とする測定デバイス。
  45. 請求項44に記載の測定デバイスにおいて、角度位置を調整可能な複数の第1ミラー(274)を有する第1ミラーアレイ(272)と、角度位置を調整可能な複数の第2ミラー(278)を有する第2ミラーアレイ(276)と、角度位置の測定中に前記ファセット(16、18)の傾斜を補償するために前記第1ミラー(274)及び前記第2ミラー(278)を前記ファセット(16、18)の設定傾斜位置に従って傾斜させるコントローラとを備えたことを特徴とする測定デバイス。
  46. EUVリソグラフィ用のマスク検査装置(300;320)の照明デバイスにおけるファセットミラー構成体(10)の使用。
  47. 請求項46に記載の使用において、前記ファセットミラー構成体(10)は、複数の第1ファセット(16)を有する第1ファセットミラー(12)と、複数の第2ファセット(18)を有する少なくとも1つの第2ファセットミラー(14)とを有する使用。
  48. 請求項47に記載の使用において、前記第1ファセット(16)を、細長い弓状に具現し、且つ/又は前記第2ファセット(18)をスタンプ状に具現した使用。
  49. 請求項47又は48に記載の使用において、前記第1ファセットミラー(12)を、検査対象のマスクを配置する視野面に対して共役な平面に配置し、前記少なくとも1つの第2ファセットミラー(14)を、瞳面に対して共役な平面に配置した使用。
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