JP2014002302A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】露光位置から現像位置までの移動時間が短く、十分には感光体電位が落ちないような条件でも現像領域までに電位を下げることができ、現像位置での現像ポテンシャルを十分に確保することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】露光装置3と現像装置4の間に電圧印加されたシート部材10が感光体ドラム1の表面に接触して配置し、シート部材10が、感光体ドラム1と接触している絶縁層11と、所定の電圧が印加されている導電層12から構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】露光装置3と現像装置4の間に電圧印加されたシート部材10が感光体ドラム1の表面に接触して配置し、シート部材10が、感光体ドラム1と接触している絶縁層11と、所定の電圧が印加されている導電層12から構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ及び複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、主帯電器によって所定の極性の電位に帯電された感光体(感光体ドラム)に対し、レーザ光等を照射して感光体表面を露光し、画像情報に応じた静電潜像を形成する。
感光体は、一般にアルミニウム等の導電性の基体上に、電荷発生層(以下、CGLと称する)と電荷輸送層(以下、CTLと称する)が積層された構造をとる。図8に断面図を示す。
図8(a)に示すように、帯電器によって感光体表面が負電位に帯電されると、露光時に同図(b)のように、画像光の露光によって、CGL中にキャリアとして正電荷(ホール)と電子とが発生する。このうち電子は、より電位の高い基体側へ移動するとともに、同図(c)に示すように感光体表面の帯電極性と逆極性のキャリアである正電荷は、より電位の低い感光体表面側へと移動する。 感光体表面に達した正電荷は、感光体表面の電子と結合して中和するので、同図(d)に示すように、電荷のない領域が形成され、静電潜像となる。
特許文献1には、感光体におけるキャリアの拡散を極力抑制する目的で、露光装置の下流側で感光体表面から空隙gだけ離した位置に矩形板状の帯電部材を設ける構成が開示されている。
感光体線速が高い画像形成装置のように、露光位置から現像位置までの移動時間が非常に短い場合には、CGLで発生した正電荷がCTLを通って感光体表面に達するまでに静電潜像が現像領域に到達し、現像位置で十分な現像ポテンシャルを得ることが出来ないという問題があった。
特許文献1に記載されている画像形成装置では、感光体と帯電部材とのギャップによってキャリアの移動度が変わってしまい、静電引力で矩形板と感光体との距離が中央と端部とで変わってしまう。そのため、画像領域全体でキャリアの移動度を均一に向上させることが難しいという問題があった。さらに、非接触の電界形成部材の場合、十分な電界を形成するには電界形成部材には高電圧を印加する必要があり、電源のコストがかかる等の問題もある。
本発明はかかる問題を解決することを目的としている。
すなわち、本発明は、露光位置から現像位置までの移動時間が短い場合でも現像領域までに露光部の電位を下げることができ、現像位置での現像ポテンシャルを十分に確保することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
上記に記載された課題を解決するために請求項1に記載された発明は、表面が所定の電位に帯電された感光体を露光し、前記感光体中で発生したキャリアのうち感光体表面の帯電極性と逆極性のキャリアで前記感光体の露光位置の表面電荷を中和して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像する現像装置と、を有する画像形成装置において、前記露光装置の前記露光位置と前記現像装置の現像位置との間で前記感光体表面に接触するように配置されているとともに、所定の電圧が印加されている接触部材を有していることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、露光位置から現像位置までの移動時間が短い場合でも、接触部材により現像領域までに露光部の電位を下げることができ、現像位置での現像ポテンシャルを十分に確保することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の画像形成部の概略構成図である。図2は、図1に示されたシート部材の断面図である。図3は、図1に示されたシート部材の設置位置を示した説明図である。図4は、感光体ドラムに露光した場合の時間に対する感光体表面電位を示した表である。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の画像形成部の概略構成図である。図2は、図1に示されたシート部材の断面図である。図3は、図1に示されたシート部材の設置位置を示した説明図である。図4は、感光体ドラムに露光した場合の時間に対する感光体表面電位を示した表である。
図1に、本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置における画像形成部の概略構成を示す。画像形成部は、感光体ドラム1と、帯電器2と、露光装置3と、現像装置4と、転写装置5と、剥離装置6と、クリーニング装置7と、除電装置8と、シート部材10と、を備えている。
画像形成部は、図1に示したように、感光体ドラム1が図中矢印Aの方向に回転可能となっており、その回転方向に沿って、帯電器2、露光装置3、シート部材10、現像装置4、転写装置5、剥離装置6、クリーニング装置7および除電装置8が配置されている。
感光体としての感光体ドラム1は、上述したように、円筒形状を有し図中矢印Aの方向に回転可能となっており、その表面に静電潜像を担持する。
感光体ドラム1は、金属等の導電性基体21と、その表面に形成される薄い層である下引き層と、この下引き層の上に形成される感光体層22とを有する(図2参照)。感光体層22は2層構造となっており、下引き層の直上に形成される層が比較的薄いCGLであり、最外層がポリカーボネートで形成されるCTLである。なお、CTLの更に最外層に摩耗に対する特性を向上させた耐摩耗層を形成してもよい。
感光体ドラム1は、帯電器2によって感光体表面が負電位に帯電されると、露光装置3の画像光の露光によって、CGL中にキャリアとして正電荷(ホール)と電子とが発生する。電子は、より電位の高い基体側へ移動するとともに、正電荷は、より電位の低い感光体表面側へと移動する。 感光体表面に達した正電荷は、感光体表面の電子と結合するので、電荷のない領域が形成され、静電潜像となる。即ち、表面が所定の電位に帯電された感光体を露光し、感光体中で発生したキャリアのうち感光体表面の帯電極性と逆極性のキャリアで感光体の露光位置の表面電荷を中和して静電潜像を形成している。
また、感光体ドラム1と、互いに隣接して設けられている転写装置5、剥離装置6と、の間には記録媒体を搬送する図示しない搬送路が設けられており、記録媒体として、例えば記録用紙が搬送される。また、記録用紙の搬送方向の下流側には図示しない定着部が配置されている。
帯電器2は、感光体ドラム1の周面に単一極性の電化を均一に付与し、例えば図示しない帯電高圧電源を具備したコロナチャージャや、接触または非接触ローラ方式のものが好適である。
露光装置3は、帯電された感光体ドラム1の表面上に画像情報に基づいた画像光を照射して静電潜像を形成する。露光装置3は、例えば半導体レーザを光源として形成する画像情報に基づいた光を感光体ドラム1に照射するレーザスキャンユニットが好適である。
現像装置4は、トナーを収容しトナー現像槽にトナーを供給するホッパ、トナーを収容するトナー現像槽、トナーをキャリアと撹拌するための撹拌ローラ、そして感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像に対してトナーを供給する現像ローラ(現像剤担持体)等を備えている。現像装置4は、トナー等の現像剤を用いて静電潜像を現像して可視像とする。
転写装置5は、感光体ドラム1の表面に担持されたトナー像(可視像)を、図示しない記録用紙を供給する給紙部から所定のタイミングで搬送された記録用紙の表面に転写する。転写装置5は、例えば図示しない転写高圧電源を具備したチャージャ型やローラ型が好適である。
剥離装置6は、図示しない剥離高圧電源を具備しており、トナー像が転写された記録用紙を除電して記録用紙の静電吸着力を低減し、記録用紙の剛性と自重とを利用して、感光体ドラム1から剥離する。
クリーニング装置7は、感光体ドラム1の表面に接触可能に配置されるクリーニングブレード7aを設けて、このクリーニングブレード7aにより感光体ドラム1の表面の残留物(トナー等)を掻き落として(除去して)回収する。
除電装置8は、クリーニング装置7で残留物が除去された感光体ドラム1を除電し初期化する。
接触部材としてのシート部材10は、感光体ドラム1に対向して感光体ドラム1の表面に接触し、図1に示したように、露光装置3と現像装置4の間の位置に設けられ、キャリアを感光体ドラム1の表面に向かって加速する電界を形成する電界形成部材である。
シート部材10は図2の断面図に示したように、絶縁層11と導電層12から構成されたシート状であり、絶縁層11側の一端部が感光体ドラム1と接触している。導電層12には電圧が印加されており、感光体ドラム1との間に電界を形成している。導電層12は、絶縁体11を介して感光体ドラム1と接触しているため、画像領域の全幅に対して均一な電界を印加することが可能である。また、絶縁層11は20μmの厚みとしている。この厚みが薄いほど強い電界を印加することができるが、耐久性が悪化してしまうため寿命等を考慮して適宜決定すればよい。
また、シート部材10は、感光体ドラム1の露光走査方向に少なくとも画像形成領域以上の長さを有している。
次に、図3を参照してシート部材10の設置位置について詳細に説明する。図3に示したように、露光位置3と現像位置4の間であり、かつ、露光位置から所定距離としてL離れた位置でシート部材10が感光体ドラム1に接触する。
ここで、感光体ドラム1の帯電電位をVc、シート部材10の電位をVa、感光体ドラム1の表面速度をVp、感光体ドラム1近傍にシート部材10を設置しない場合のトランジットタイム(帯電された感光体層22中をキャリアがその電界によって移動するとき、感光体層22の端から端までキャリアが移動するのに必要とする時間)をτとしたとき、シート部材10の電位Vaが感光体ドラム1の帯電電位Vcよりも低い場合には、露光から接触位置までの距離Lとすると、この距離Lは以下の(1)式を満たしている。
L>1/(Vp×τ)×log(Vc/Va)・・・(1)
L>1/(Vp×τ)×log(Vc/Va)・・・(1)
上記式を満たさない(上記式においてLが右辺以下である)場合、シート部材10によって形成される電界がキャリアの移動を促進せず、むしろ移動度を低下させてしまう場合がある。
図4に帯電された感光体ドラム1に露光した場合の時間に対する感光体表面電位(露光部の電位)を示す。マシンの小型化・高速化が進められた場合、露光から現像までの時間が短くなり、現像位置までに十分表面電位が下がらず、現像ポテンシャルを確保しづらいという問題が生じるが、図4に示したように、シート部材10を設置することで感光体表面における露光部の電位を急激に下げることが可能となる。特に接触方式であるシート部材10を設置することでキャリアの移動を促す強い電界を形成することが可能である。
上述したように構成された画像形成装置の画像形成動作を説明する。まず、感光体ドラム1の表面が、帯電器2によって所定の電荷量に均一に帯電される。帯電された表面は、感光体ドラム1の回転に伴って露光装置3に対向する位置に到達する。露光装置3は、帯電された感光体ドラム1の表面上に形成する画像情報に基づいた画像光を照射して静電潜像を形成する。
静電潜像が担持された感光体ドラム1の表面は、感光体ドラム1の回転に伴って現像装置4に対向する位置に到達する。現像装置4は、トナー等の現像剤を用いて上記静電潜像を現像してトナー像(可視像)とする。トナー像が形成された感光体ドラム1の表面は感光体ドラム1の回転に伴って、転写装置5に対向する位置に到達する。
ここで、転写装置5に対向する位置の記録用紙の搬送路には、現像終了後に、給紙部から記録用紙がすでに搬送されている。この記録用紙は、転写装置5により感光体ドラム1の表面の可視像に同期して接触し、これによって可視像が記録用紙上に転写される。転写後、記録用紙は、感光体ドラム1の表面に付着したままの状態にあるので、剥離装置6によって記録用紙は剥離される。
トナー像が転写された記録用紙は、記録用紙の搬送路に設けられた定着部へ搬送され、そこで加熱及び加圧により記録用紙にトナー像が定着される。その後、画像が定着された記録用紙は、図示しない排紙部へ排紙される。
一方、転写を終了した感光体ドラム1は、回転によってトナー像が形成されていた表面が、クリーニング装置7に対向する位置に到達する。クリーニング装置7では、トナー像転写後に感光体ドラム1の表面に残留しているトナーや記録用紙から付着した紙粉等の異物を、クリーニングブレード7aにより感光体ドラム1の表面から掻き落として除去・回収する。そして除電装置8によって感光体ドラム1を除電して初期化し、次の画像形成に供する。
本実施形態によれば、露光装置3と現像装置4の間に電圧印加されたシート部材10が感光体ドラム1の表面に接触して配置されているので、感光体ドラム1の表面から離れて配置された場合よりもより強い電界を生み出すことができる。そのため、感光体ドラム1で発生したキャリアの移動度を上げることができ、短い時間で十分に感光体表面における露光部の電位を落とすことができる。したがって、露光位置3から現像装置4までの移動時間が短い場合でもシート部材10により現像領域までに露光部の電位を下げることができ、現像位置での現像ポテンシャルを十分に確保することができる。
また、シート部材10が、感光体ドラム1表面に接触する絶縁層11と絶縁層11に重ねられている導電層12で構成されてシート状に形成されているので、簡単な構成で導電層12と感光体ドラム1とのギャップを管理することができる。また、非接触方式に比べてギャップを小さくすることが容易となる。
また、シート部材10の設置位置を、露光位置3からL離れた位置とし、このLを上記(1)式を満たすように設定しているので、シート部材10が露光位置に近すぎて、シート部材10によって形成される電界がキャリアの移動を促進せず、むしろ移動度を低下させてしまうことを防止することができる。
なお、現像装置4のケース等の上流側に設けられている現像剤の飛散等を防止するシール(上流側シール)をシート部材10で構成してもよい。これにより、部品点数も増加せず、簡単な構成とすることが可能となる。この場合、現像装置4にシート部材10を設けるが、上流側のシールであるために、シート部材10が現像位置よりも上流に位置付けられることとなり、本願発明の効果を奏することができる。要するに、露光装置3の前記静電潜像を形成する位置(露光位置)と現像装置4の現像位置との間にシート部材10が設けられていればよい。
また、導電層12に印加されている電圧を現像バイアスと同電位としてもよい。これにより、電界形成に必要な電源を現像バイアスと共通化することにより低コスト・小型化が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置を図5乃至図7を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図5は、本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置の画像形成部の概略構成図である。図6は、図5に示されたブラシ状電界形成部材の具体例を示した断面図である。図7は、図5に示されたブラシ状電界形成部材の設置位置を示した説明図である。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置を図5乃至図7を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図5は、本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置の画像形成部の概略構成図である。図6は、図5に示されたブラシ状電界形成部材の具体例を示した断面図である。図7は、図5に示されたブラシ状電界形成部材の設置位置を示した説明図である。
図5に、本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置における画像形成部の概略構成を示す。画像形成部は、感光体ドラム1と、帯電器2と、露光装置3と、現像装置4と、転写装置5と、剥離装置6と、クリーニング装置7と、除電装置8と、ブラシ状電界形成部材20と、を備えている。
本実施形態は、第1の実施形態に対して、シート部材10に代えて接触部材としてブラシ状電界形成部材20が設けられている点が異なる。ブラシ状電界形成部材20は、感光体ドラム1の露光走査方向に少なくとも画像形成領域以上の長さを有し、感光体ドラム1との間に電界を形成できるように導体で形成されている。ブラシ状電界形成部材20のブラシ部分の抵抗率は1015Ωcm程度としている。ブラシ部分の抵抗率が小さいとキャリアの移動度をより上げる事ができるが潜像を壊してしまう可能性があり、抵抗率が大きいとキャリアの移動度が上がらない為、ブラシ状電界形成部材20の抵抗率は、これらの点を考慮して適宜選択する。
ブラシ状電界形成部材20の具体的構成例を図6に示す。図6(a)は、中心に磁性体と、その周りに回転可能な円筒状部材と、さらにその外側に50μm程度の磁性粒子で構成されている。つまり、円筒状のブラシ状電界形成部材20の中心に設置された磁性体によって図の斜線部分に示したような磁力曲線が作られ、その磁力曲線にそって磁性粒子による磁気ブラシを形成している。ブラシ状電界形成部材20の回転軸が、感光体ドラム1の回転軸と平行になるように配置して円筒状部材が矢印Bの方向に回転可能としている。ブラシ状電界形成部材20は、円筒状部材の回転と共に磁性粒子も同時に回転し、特定の磁性粒子が感光体ドラム1に当たり続けることを防ぎ耐久性向上を図っている。磁性粒子の大きさは小さすぎると磁性粒子が感光体ドラム1に付着してしまい、大きすぎても感光体ドラム1を傷つけてしまうので、これらの点を考慮して適宜選択する。ブラシ状電界形成部材20は、キャリアを感光体ドラム1の表面に向かって加速する電界を形成する。
図6(b)は、磁気ブラシの他の構成例である。この例では、ブラシ状電界形成部材20は、磁性体と50μm程度の磁性粒子で構成されており、簡単な構成である。磁性体は感光体ドラム1と所定間隔を空けて固定されており、磁力曲線を作り、その磁力曲線によって磁性粒子による磁気ブラシを形成している。ブラシ状電界形成部材20は、キャリアを感光体ドラム1の表面に向かって加速する電界を形成する。
図6(c)、(d)は、ブラシ状電界形成部材20が電界形成部材と導電性ブラシで構成されている。導電性ブラシは導電性繊維等で形成されたブラシを設けたものである。図6(c)は、導電性ブラシが固定されている例であり、簡単な構成である。
図6(d)は、導電性ブラシが回転する構成である。この場合は、円筒状の電界形成部材の周方向に導電性ブラシを形成している。円筒状の導電性ブラシはブラシの先端が感光体ドラム1の表面に接触する位置に設けられ、ブラシ状電界形成部材20(電界形成部材)の回転軸が感光体ドラム1の回転軸と平行になるように配置して矢印Cの方向に回転可能としている。
また、図6(d)の場合は、感光体ドラム1の表面と接触する位置以外の任意の位置に、ブラシ表面の汚れを掻き取って除去する除去部材25が設けられている。
なお、ブラシ状電界形成部材20の設置位置については図5に示したように、露光位置からL離れた位置にブラシ状電界形成部材20を設置することは第1の実施形態と同様である。そして、このLは、第1の実施形態で示した(1)式を満たすことも同様である。
本実施形態によれば、露光装置3の下流側で導体のブラシを有するブラシ状電界形成部材20が感光体ドラム1の表面に接触して配置されている。そのため、ブラシ状電界形成部材20に電圧印加することで、感光体ドラム1の表面から離れて配置された場合よりもより強い電界を生み出すことができる。
また、ブラシ状電界形成部材20のブラシ部材が導電性ブラシであって、ブラシ部材が回転する構成の場合に、除去部材25を設けたのでブラシ表面の汚れを除去してクリーニングすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 感光体ドラム(感光体)
3 露光装置
4 現像装置
10 シート部材(接触部材)
11 絶縁層
12 導電層
20 ブラシ状電界形成部材(接触部材)
21 導電性基体
22 感光体層
25 除去部材
3 露光装置
4 現像装置
10 シート部材(接触部材)
11 絶縁層
12 導電層
20 ブラシ状電界形成部材(接触部材)
21 導電性基体
22 感光体層
25 除去部材
Claims (8)
- 表面が所定の電位に帯電された感光体を露光し、前記感光体中で発生したキャリアのうち感光体表面の帯電極性と逆極性のキャリアで前記感光体の露光位置の表面電荷を中和して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像する現像装置と、を有する画像形成装置において、
前記露光装置の前記露光位置と前記現像装置の現像位置との間で前記感光体表面に接触するように配置されているとともに、所定の電圧が印加されている接触部材を有していることを特徴とする画像形成装置。 - 前記接触部材が、導電層と絶縁層の2層からなるシート状に形成され、前記絶縁層が前記感光体に接触していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記接触部材が、前記現像装置の上流側シールとなっていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記接触部材が、導体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記接触部材が、ブラシまたは磁気ブラシで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記接触部材が前記感光体の回転軸と平行な回転軸を中心に回転自在に構成されているとともに、前記ブラシの表面汚れを除去する除去部材が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記接触部材に印加する前記所定の電圧が、前記現像装置における現像バイアスと共通の電圧となっていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記感光体のトランジットタイムをτ、前記感光体の帯電電位をVc、前記接触部材に印加する電位をVa、前記感光体の表面速度をVpとしたときに、前記露光装置の前記露光位置から前記接触部材の接触位置までの距離Lが、下記(1)式の条件を満たすことを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載の画像形成装置。
L>1/(Vp・τ)・log(Vc/Va)・・・(1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001075339A (ja) * | 1999-09-03 | 2001-03-23 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
JP2012058321A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
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