JP2014000350A - 画像診断支援装置、その方法及びプログラム - Google Patents

画像診断支援装置、その方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014000350A
JP2014000350A JP2012139507A JP2012139507A JP2014000350A JP 2014000350 A JP2014000350 A JP 2014000350A JP 2012139507 A JP2012139507 A JP 2012139507A JP 2012139507 A JP2012139507 A JP 2012139507A JP 2014000350 A JP2014000350 A JP 2014000350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
cross
representative
sectional
characteristic value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012139507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5977596B2 (ja
Inventor
Yoshio Iizuka
義夫 飯塚
Takehito Aoyama
岳人 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012139507A priority Critical patent/JP5977596B2/ja
Priority to US13/556,310 priority patent/US10049445B2/en
Priority to EP12178176.9A priority patent/EP2551822B1/en
Publication of JP2014000350A publication Critical patent/JP2014000350A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5977596B2 publication Critical patent/JP5977596B2/ja
Priority to US16/029,169 priority patent/US10497118B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】 医師が決定する画像所見の客観性と信頼性を高めるための支援情報を表示する。
【解決手段】 画像診断支援装置は、診断対象となる3次元画像の所定の3次元領域に関する画像所見の種類と評価値をユーザから取得する画像所見取得手段と、前記所定の3次元領域に含まれる複数の断面画像のそれぞれから画像特徴に基づいて前記画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する特性値算出手段と、前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記所定の3次元領域を代表する代表特性値を算出する代表特性値算出手段と、前記代表特性値が算出された断面画像を代表断面画像として前記複数の断面画像から取得する代表断面画像取得手段と、前記画像所見の評価値と前記代表特性値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に有意差がある場合にのみ前記代表断面画像を表示する表示手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像診断支援装置、その方法及びプログラムに関する。
医師が医用画像を観察して画像診断を行った結果は、画像診断レポートにまとめられる。画像診断レポートには、医師が医用画像から発見した異常陰影に関する画像所見と、その異常陰影の医学的な分類名を判断した画像診断名が記載される。画像所見について詳細に述べると、画像所見の種類(例えば、長径、形状など)とその評価値(例えば、15mm、球形など)が記載される。そして、画像所見と画像診断名のいずれについても、医師の知識や経験に基づいて決定されることが多い。
近年、コンピュータを用いた画像診断支援技術として、異常陰影候補を検出するための画像処理技術が研究されている。特許文献1では、コンピュータが検出した異常陰影の情報と医師が発見した異常陰影の情報とを比較し、比較結果を表示するシステムが開示されている。このシステムを用いると、医師が見落とした異常陰影の位置をコンピュータが表示できる可能性があるため、異常陰影の見落とし低減効果が期待できる。
また、近年、SVM(Support Vector Machine)、ANN(Artificial Neural Network)、ベイジアンネットワークなどを用いた画像診断名の推論技術が研究されている。こうした推論技術を用いて算出した画像診断名を医師が参照することにより、画像診断名の信頼性を向上する効果が期待できる。
特許第3085724号公報
上述の通り、医師は自分の知識と経験に基づいて画像所見と画像診断名を決定するため、必ずしも客観性の高いものとはならないという課題があった。また、通常、医師は一人で画像診断を行うため、画像所見の見落としや見間違いが起こっても自分自身ではそのことに気付きにくいため、必ずしも信頼性の高いものとはならないという課題があった。特許文献1の技術の利用により、異常陰影の見落とし低減効果が期待できる。また、推論技術の利用により、画像診断名の信頼性を向上する効果が期待できる。しかし、いずれの背景技術を用いても、発見した異常陰影に関する画像所見を客観的で信頼性の高いものにするための支援情報は得られない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、医師が決定する画像所見の客観性と信頼性を高めるための支援情報を表示することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による画像診断装置は、診断対象となる3次元画像の所定の3次元領域に関する画像所見の種類と評価値をユーザから取得する画像所見取得手段と、前記所定の3次元領域に含まれる複数の断面画像のそれぞれから画像特徴に基づいて前記画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する特性値算出手段と、前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記所定の3次元領域を代表する代表特性値を算出する代表特性値算出手段と、前記代表特性値が算出された断面画像を代表断面画像として前記複数の断面画像から取得する代表断面画像取得手段と、前記画像所見の評価値と前記代表特性値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に有意差がある場合にのみ前記代表断面画像を表示する表示手段とを備える。
本発明によれば、医師から取得した画像所見の評価値と本発明に係る画像診断支援装置が算出した代表特性値との間に有意な差がある場合にのみ、代表断面画像を表示することができる。これにより、医師から取得した画像所見の評価値に疑問がある場合にのみ、医師に画像所見の見直しを促す支援情報として代表断面画像を表示することができる。それゆえ、医師が決定する画像所見の客観性と信頼性を高められるという効果がある。
本発明の一実施の形態に係わる画像診断支援装置を含む画像診断支援システムの全体構成の一例を示す図。 画像診断支援装置10の処理の流れの一例を示すフローチャート。 表示部36に表示される診断対象画像の例。 ユーザが入力した画像所見の評価値と、装置が算出した特性値との関係の一例を示す図。 表示部36に表示される近似断面画像、代表断面画像、及びそれらの付帯情報の一例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係わる画像診断支援装置を含む画像診断支援システムの全体構成の一例を示す図である。
画像診断支援システムは、画像診断支援装置10とデータベース22を含んでおり、これらの装置は、通信手段21を介して互いに通信可能に接続されている。本実施形態においては、通信手段21はLAN(Local Area Network)で構成される。データベース22は、医用画像やそれに関連付けられた情報を管理する。画像診断支援装置10は、データベース22で管理された診断対象である医用画像(診断対象画像)やそれに関連付けられた情報をLAN21を介して取得する。
画像診断支援装置10は、その機能的な構成として、通信IF31、ROM32、RAM33、記憶部34、操作部35、表示部36、制御部37を具備する。通信IF(Interface)31は、例えば、LANカード等で実現され、LAN21を介した外部装置(例えば、データベース22)と画像診断支援装置10との間の通信を司る。ROM(Read Only Memory)32は、不揮発性のメモリ等で実現され、各種プログラム等を記憶する。RAM(Random Access Memory)33は、揮発性のメモリ等で実現され、各種情報を一時的に記憶する。記憶部34は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等で実現され、各種情報を記憶する。操作部35は、例えば、キーボードやマウス等で実現され、ユーザからの指示を装置内に入力する。表示部36は、例えば、ディスプレイ等で実現され、各種情報をユーザ(例えば、医師)に向けて表示する。制御部37は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等で実現され、画像診断支援装置10における処理を統括制御する。
制御部37には、その機能的な構成として、領域取得部11、画像所見取得部12、特性値算出部13、近似特性値選出部14、代表特性値算出部15、近似断面画像取得部16、代表断面画像取得部17、比較部18、表示処理部19が設けられる。これら構成は、例えば、CPUがRAM33をワーク領域としてROM32または記憶部34等に記憶されたプログラムを読み込み実行することで実現される。なお、これら構成の一部又はその全てが専用の回路等で実現されても良い。
領域取得部11は、後述の方法により、診断対象となる3次元画像の所定の3次元領域、所定の3次元領域に含まれる複数の断面画像、及び所定の3次元領域内に存在する異常陰影領域を取得する。画像所見取得部12は、前記異常陰影に関する画像所見の種類と評価値をユーザから取得する。この取得は、例えば、ユーザによる操作部35を介した操作に基づいて行なわれる。
特性値算出部13は、領域取得部11が取得した複数の断面画像のそれぞれに対して、画像所見取得部12が取得した画像所見の種類に応じた画像処理を施す。これにより、特性値算出部13は、各断面画像のそれぞれに対して、画像所見取得部12が取得した画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する。
近似特性値選出部14は、特性値算出部13が算出した複数の特性値から前記画像所見の評価値に最も近い値(近似特性値)を選出する。代表特性値算出部15は、前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記所定の3次元領域を代表する特性値(代表特性値)を算出する。
近似断面画像取得部16は、前記近似特性値が算出された断面画像(近似断面画像)を前記複数の断面画像の中から取得する。代表断面画像取得部17は、前記代表特性値が算出された断面画像(代表断面画像)を前記複数の断面画像の中から取得する。
比較部18は、前記画像所見の評価値と前記代表特性値とを比較し、これら2つの値の間に有意な差があるかどうかを判断する。ここで、有意な差があるかどうかは、例えば、2つの値の差の絶対値が所定の閾値を超えているかどうかによって判断する。表示処理部19は、比較部18から比較結果に有意な差があるとの判断結果を受け取った場合にのみ、前記近似断面画像と前記代表断面画像の両方を表示する。また、表示処理部19は、前記近似断面画像と前記代表断面画像のそれぞれに対して、断面画像の説明文等の付帯情報を一緒に表示することができる。これらの表示は、例えば、表示部36への画面の表示によって行なわれる。勿論、不図示のプリンタ等で印刷を行なうことにより上記表示が行なわれても良い。
なお、上述した制御部37の機能的な構成の内、近似特性値選出部14と近似断面画像取得部16は取り除いてもよい。その場合、表示処理部19は、比較部18から比較結果に有意な差があるとの判断結果を受け取った場合にのみ、前記代表断面画像とその付帯情報を表示する。
次に、図2を用いて、図1に示す画像診断支援装置10の処理の流れの一例について説明する。ユーザが、操作部35を介してデータベース22上で管理された診断対象となる3次元画像の取得を指示すると、この処理は開始する。
この処理が開始すると、画像診断支援装置10は、当該ユーザ指示に従って、データベース22からLAN21を介して診断対象となる3次元画像を取得し、それをRAM33に格納する(S101)。画像診断支援装置10は、表示処理部19において、当該診断対象3次元画像に含まれる任意の(ユーザが指示した位置にある)断面画像を表示部36上に表示する。なお、診断対象3次元画像は、画像診断支援装置10に接続された外部記憶装置から取得されても良い。
ここで、ユーザは、操作部35を介して当該診断対象3次元画像の所定の領域(異常陰影が存在する3次元領域)を指定する。すると、画像診断支援装置10は、領域取得部11において、当該ユーザ操作に従って所定の領域を取得し、また所定の領域に含まれる複数の断面画像を取得する(S102)。この際、画像撮影装置によって生成されたAxial断面画像をそのまま取得してもよいが、一旦3次元画像を再構成してから任意の法線方向に直交する断面画像を作成し取得してもよい。例えば、法線方向がAxial断面画像と直交するcoronal断面画像やsagittal断面画像を取得してもよい。なお、Axial断面画像、coronal断面画像、sagittal断面画像を併せて、直交3断面画像と呼ぶ。
さらに、領域取得部11において、公知の領域抽出技術(グラフカット法やレベルセット法など)等を用いて所定の領域内に存在する異常陰影領域を抽出し取得する。なお、公知の異常陰影検出技術を用いて異常陰影領域を自動的に取得するようにしても良い。この場合、異常陰影領域を自動的に取得した後に、異常陰影領域を取り囲む直方体領域を所定の3次元領域として自動的に抽出し取得する。そして、さらに、所定の領域に含まれる複数の断面画像を取得する、という処理手順となる。
ここで、図3に、表示部36に表示される診断対象画像の例を示す。通常、表示部36には3次元画像をそのまま表示することはできないため、3つの画像表示エリア41、42、43に、それぞれAxial断面画像、coronal断面画像、sagittal断面画像を表示する。上述したとおり、ユーザは操作部35を介して各断面画像上にそれぞれ所定の領域51、52、53を指定する。ここで、所定の領域51、52,53は、3次元画像上の1つの直方体を指定するために各断面画像上に描く、直方体の投影図形(矩形)である。従って、以下の関係が成り立つ。
領域51のX座標=領域52のX座標 ・・・(1)
領域51のY座標=領域53のX座標 ・・・(2)
領域52のY座標=領域53のY座標 ・・・(3)
そのため、ユーザは直交3断面画像のいずれか2つの断面画像上で矩形を描画することにより所定の領域を指定できる。残りの1つの断面画像上の矩形位置は、式(1)〜(3)を用いて自動的に算出される。所定の領域51、52、53内の直交する3方向にそれぞれ複数の断面画像が存在するので、S102の処理により、いずれの方向においても複数の断面画像を取得できる。
以下、図2の説明に戻る。ユーザは、操作部35を介して画像所見を入力する。すなわち、S101の処理で表示部36上に表示された複数の断面画像を参照したユーザが、当該複数の断面画像上に存在する異常陰影に関して画像所見の種類と評価値を入力する。すると、画像診断支援装置10は、画像所見取得部12において、当該ユーザ操作に従って入力された画像所見の種類と評価値を取得する(S103)。画像所見の種類の例としては、異常陰影の長径(最大直径)、形状、棘状突起、輪郭不整、石灰化、空気部、血管や気管支の巻込、胸膜嵌入像、気管支透瞭像などの有無や程度に関する情報が挙げられる。なお、このS103の処理は、S102の処理と同時に実行されても良いし、また、S102の処理を行なう前に実行されても良い。
続いて、画像診断支援装置10は、特性値算出部13において、領域取得部11で取得した複数の断面画像のそれぞれに対して、S104とS105の処理を行う。まず、S104では、公知の画像処理技術を用いて、画像所見取得部12で取得した画像所見の種類に対応する異常陰影の画像特徴を算出する。画像特徴の例としては、異常陰影領域の形状特徴(長径、境界線の円形度、扁平率、不整度など)や、濃度特徴(濃度の平均値と分散、石灰化や空気などに対応する特定の濃度範囲内の濃度値の存在割合など)が挙げられる。さらに、S105では、前記複数の断面画像のそれぞれに対して、S104で算出した画像特徴に基づいて、前記画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する。
ここで、S105の処理における特性値の算出方法について説明する。例えば、画像所見の種類が「長径」の場合、異常陰影の境界線を楕円近似した時の楕円の長径(最大直径)を計測することにより、特性値を得る。また例えば、画像所見の種類が「輪郭不整」の場合、異常陰影の中心から境界線上の各点までの距離の分散の大小に応じて、特性値を算出する。また例えば、画像所見の種類が「石灰化」の場合、異常陰影の濃度ヒストグラムを作成し、石灰化に対応する濃度範囲内の濃度値の割合に応じて、特性値を算出する。
画像診断支援装置10は、近似特性値選出部14において、特性値算出部13で算出した複数の特性値から、画像所見取得部12で取得した画像所見の評価値に最も近い値(近似特性値)を選出する(S106)。ただし、いずれの特性値も画像所見の評価値から所定の距離以上離れている場合は、近似特性値なし、としてもよい。続いて、画像診断支援装置10は、近似断面画像取得部16において、近似特性値選出部14で選出した特性値を持つ断面画像(近似断面画像)を、領域取得部11で取得した複数の断面画像から取得する(S108)。
一方、画像診断支援装置10は、代表特性値算出部15において、特性値算出部13で算出した複数の特性値から、領域取得部11で取得した所定の領域を代表する特性値(代表特性値)を算出する(S107)。続いて、画像診断支援装置10は、代表断面画像取得部17において、代表特性値算出部15で算出した特性値を持つ断面画像(代表断面画像)を、領域取得部11で取得した複数の断面画像から取得する(S109)。
ここで、S107の代表特性値の算出方法について説明する。代表特性値の算出方法は、画像所見の種類によって異なる。例えば、長径、棘状突起、石灰化、空気部、血管や気管支の巻込、胸膜嵌入像、気管支透瞭像など、多くの画像所見の種類では、前記複数の特性値の中の最大値を代表特性値とする。また例えば、輪郭不整など、一部の画像所見の種類では、前記複数の特性値の平均値を代表特性値とする。また例えば、形状など、一部の画像所見の種類では、特性値が取り得るすべての値に対して予め優先順位を与えておくことにより、優先順位が最も高い特性値を代表特性値とする。
なお、S106及びS108の処理と、S107及びS109の処理は、並列に実行してもよいし、あるいは、いずれの処理を先に実行してもよい。あるいは、図1の説明で述べたように、画像診断支援装置10から、近似特性値選出部14と近似断面画像取得部16を取り除くことも可能であり、これらを取り除いた場合は、S106とS108の処理は実行されない。
続いて、画像診断支援装置10は、比較部18において、画像所見取得部12で取得した画像所見の評価値と、代表特性値算出部15で算出した代表特性値とを比較する(S110)。そして、比較部18において、前記2つの値の間に有意な差があるかどうかを判断する。例えば、2つの値が大小関係を持つ場合は、2つの値の差の絶対値が所定の閾値を超えた場合に有意な差があると判断する。また例えば、2つの値が大小関係を持たない場合は、2つの値が異なる場合に有意な差があると判断する。また例えば、画像所見の評価値及びまたは特性値が特異な値を持つ場合は、いずれか一方の値だけが特異な値となった場合に有意な差があると判断する。
最後に、画像診断支援装置10は、表示処理部19において、比較部18での比較結果として前記画像所見の評価値と前記代表特性値との間に有意差があった場合にのみ、以下の情報を表示部36上に表示する(S111)。勿論、不図示のプリンタ等で印刷を行なうことにより上記表示が行なわれても良い。表示部36上に表示する情報には、近似断面画像取得部16で取得した近似断面画像と、代表断面画像取得部17で取得した代表断面画像が含まれる。さらに、これらの断面画像のそれぞれに対して、断面画像の説明文等の付帯情報を一緒に表示してもよい。なお、S106とS108が実行されなかった場合は、近似断面画とその付帯情報は表示されない。
図4は、ユーザが入力した画像所見の評価値と、装置が算出した特性値との関係の一例を示す図である。図4において、横軸は複数の断面画像の位置を示し、縦軸は画像所見の評価値または特性値を示す。図4に、S103で取得した画像所見の評価値の一例を、点線61で示す。また、S105で算出した複数の断面画像それぞれに対する特性値の一例を、折れ線グラフ62で示す。また、S106で選出した近似特性値の一例を、四角形63で示す。また、S107で算出した代表特性値(64)の一例を、円形64で示す。上述したとおり、画像診断支援装置10は、画像所見の評価値61と代表特性値64との間に有意な差がある場合にのみ、表示部36上に近似断面画像、代表断面画像、及びそれらの付帯情報を表示する。
図5は、表示部36に表示される近似断面画像、代表断面画像、及びそれらの付帯情報の一例を示す図である。図5に、近似断面画像の一例71、代表断面画像の一例72、近似断面画像の付帯情報の一例73、及び代表断面画像の付帯情報の一例74を示す。図5の例は、画像所見の評価値(「ユーザの入力値=3」)と代表特性値(「装置が算出した特性値=4.4」)との間に有意な差(例えば、値1を超える差)があるので、表示部36に表示される。そして、ユーザに近似断面画像71と代表断面画像72とが表示されるので、ユーザは自分自身の目で断面画像間の差異を確認することができ、効率よく画像所見の見直しをすることができる。それゆえ、医師が決定する画像所見の客観性と信頼性を高められるという効果がある。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
<その他の実施形態>
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (5)

  1. 診断対象となる3次元画像の所定の3次元領域に関する画像所見の種類と評価値をユーザから取得する画像所見取得手段と、
    前記所定の3次元領域に含まれる複数の断面画像のそれぞれから画像特徴に基づいて前記画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する特性値算出手段と、
    前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記所定の3次元領域を代表する代表特性値を算出する代表特性値算出手段と、
    前記代表特性値が算出された断面画像を代表断面画像として前記複数の断面画像から取得する代表断面画像取得手段と、
    前記画像所見の評価値と前記代表特性値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に有意差がある場合にのみ前記代表断面画像を表示する表示手段とを備えることを特徴とする画像診断支援装置。
  2. 前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記画像所見の評価値に最も近い近似特性値を選出する近似特性値選出手段と、
    前記近似特性値が算出された断面画像を近似断面画像として前記複数の断面画像から取得する近似断面画像取得手段とを更に備え、
    前記表示手段は、前記比較手段の比較結果に有意差がある場合にのみ前記近似断面画像と前記代表断面画像の両方を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像診断支援装置。
  3. 前記複数の断面画像として、予め決めた複数の方向に対してそれぞれ複数の断面画像を備えておくことにより、前記代表断面画像取得手段及びまたは前記近似断面画像取得手段は、任意の方向の断面画像から前記代表断面画像及びまたは前記近似断面画像を取得できることを特徴とする請求項1または2に記載の画像診断支援装置。
  4. 診断対象となる3次元画像の所定の3次元領域に関する画像所見の種類と評価値をユーザから取得する画像所見取得工程と、
    前記所定の3次元領域に含まれる複数の断面画像のそれぞれから画像特徴に基づいて前記画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する特性値算出工程と、
    前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記所定の3次元領域を代表する代表特性値を算出する代表特性値算出工程と、
    前記代表特性値が算出された断面画像を代表断面画像として前記複数の断面画像から取得する代表断面画像取得工程と、
    前記画像所見の評価値と前記代表特性値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程の比較結果に有意差がある場合にのみ前記代表断面画像を表示する表示工程とを有することを特徴とする画像診断支援方法。
  5. 診断対象となる3次元画像の所定の3次元領域に関する画像所見の種類と評価値をユーザから取得する画像所見取得工程と、
    前記所定の3次元領域に含まれる複数の断面画像のそれぞれから画像特徴に基づいて前記画像所見の評価値と比較可能な特性値を算出する特性値算出工程と、
    前記複数の断面画像それぞれから算出した複数の特性値から前記所定の3次元領域を代表する代表特性値を算出する代表特性値算出工程と、
    前記代表特性値が算出された断面画像を代表断面画像として前記複数の断面画像から取得する代表断面画像取得工程と、
    前記画像所見の評価値と前記代表特性値とを比較する比較工程と、
    前記比較工程の比較結果に有意差がある場合にのみ前記代表断面画像を表示する表示工程とを有する画像診断支援方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
JP2012139507A 2011-07-29 2012-06-21 画像診断支援装置、その方法及びプログラム Active JP5977596B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012139507A JP5977596B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 画像診断支援装置、その方法及びプログラム
US13/556,310 US10049445B2 (en) 2011-07-29 2012-07-24 Image processing apparatus and image processing method of a three-dimensional medical image
EP12178176.9A EP2551822B1 (en) 2011-07-29 2012-07-27 Image processing apparatus and image processing method
US16/029,169 US10497118B2 (en) 2011-07-29 2018-07-06 Image processing apparatus and image processing method of a three-dimensional medical image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012139507A JP5977596B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 画像診断支援装置、その方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014000350A true JP2014000350A (ja) 2014-01-09
JP5977596B2 JP5977596B2 (ja) 2016-08-24

Family

ID=50034139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012139507A Active JP5977596B2 (ja) 2011-07-29 2012-06-21 画像診断支援装置、その方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5977596B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080240494A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Fujifilm Corporation Case image search apparatus and system
US20090028403A1 (en) * 2006-03-03 2009-01-29 Medic Vision - Brain Technologies Ltd. System and Method of Automatic Prioritization and Analysis of Medical Images
JP2010148866A (ja) * 2008-11-21 2010-07-08 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011004834A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及びプログラム
JP2011118543A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Shizuoka Prefecture 症例画像検索装置、方法およびプログラム
JP2011530363A (ja) * 2008-08-11 2011-12-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 細長い要素の変形の識別
JP2012000189A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Toshiba Corp 医用画像診断装置、画像情報処理装置及び治療支援データ表示用制御プログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090028403A1 (en) * 2006-03-03 2009-01-29 Medic Vision - Brain Technologies Ltd. System and Method of Automatic Prioritization and Analysis of Medical Images
US20080240494A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Fujifilm Corporation Case image search apparatus and system
JP2008253292A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Fujifilm Corp 症例画像検索装置及びシステム
JP2011530363A (ja) * 2008-08-11 2011-12-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 細長い要素の変形の識別
JP2010148866A (ja) * 2008-11-21 2010-07-08 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011004834A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置及びプログラム
JP2011118543A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Shizuoka Prefecture 症例画像検索装置、方法およびプログラム
JP2012000189A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Toshiba Corp 医用画像診断装置、画像情報処理装置及び治療支援データ表示用制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5977596B2 (ja) 2016-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10497118B2 (en) Image processing apparatus and image processing method of a three-dimensional medical image
US10008048B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
KR102294193B1 (ko) 프로브 속도에 기초한 컴퓨터 보조 진단 지원 장치 및 방법
US20180049635A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
JP4850927B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP6273291B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP2015154918A (ja) 病変検出装置及び方法
JP5744631B2 (ja) 診療支援装置、診療支援方法
US10558263B2 (en) Image diagnosis assistance apparatus, control method thereof, and program
CN109389577B (zh) X射线图像处理方法和***及计算机存储介质
EP3217356B1 (en) Apparatus, system and method for extracting a region of interest from an image using graph cuts
WO2013037702A1 (en) Method and a system for medical imaging
EP2608152B1 (en) Medical imaging diagnosis apparatus and medical imaging diagnosis method for providing diagnostic basis
JP5935061B2 (ja) 骨粗鬆症診断支援装置、骨粗鬆症診断支援プログラム、及び骨密度変化部位特定方法
JP4709290B2 (ja) 画像処理装置および方法並びにプログラム
JP5977596B2 (ja) 画像診断支援装置、その方法及びプログラム
KR101494975B1 (ko) 3차원 자동 유방 초음파 영상의 유두 자동 검출 시스템 및 그 검출 방법
JP2017202038A (ja) 判別装置、判別方法、および判別プログラム
JP6313741B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の作動方法
JP7440665B2 (ja) 網膜画像処理
JP5624532B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、眼科システム及びコンピュータプログラム
US20170236003A1 (en) Image processing apparatus and method
JP2005177037A (ja) 石灰化陰影判定方法、石灰化陰影判定装置およびプログラム
WO2010035520A1 (ja) 医用画像処理装置及びプログラム
JP5376583B2 (ja) 被写体の重要度判定方法及び装置、重要度判定プログラム、画像検索方法及び装置、並びに、画像検索プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160722

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5977596

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151