JP2013537023A - 電力割り振り及び/又は送信アーキテクチャを使用して、ブラインド干渉アラインメントと通信するための方法及び装置 - Google Patents

電力割り振り及び/又は送信アーキテクチャを使用して、ブラインド干渉アラインメントと通信するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラインド干渉アラインメントを使用する無線通信システムにて電力割り振り及び/又はクラスタリングのための方法及びシステムを得る。
【解決手段】一実施形態の当該システムは複数の受信機を備え、複数の受信機の各々が、複数のアンテナモードで動作可能である単一の無線周波数(RF)チェーンを有するマルチモードアンテナを有し、各受信機が、所定の方法で複数のアンテナモード間で変わる。このシステムは、クラスタベースの送信を行うための複数の基地局を含み、複数の基地局の各々が1つ又は複数の送信機を有し、1つ又は複数の送信機が、送信アンテナを有し、ブラインド干渉アラインメント方式(BIA方式)を使用して複数の受信機における受信機のうち1つ又は複数と通信するように動作可能であり、また、複数の基地局が、クラスタパターンに従って、異なる時間に異なるクラスタにグループ化される。
【選択図】なし

Description

[0002]本発明の実施形態は、多入力多出力(MIMO)無線送信システムの分野に関し、より詳細には、本発明の実施形態は、マルチユーザMIMO(MU−MIMO)送信をサポートするために使用することができるブラインド干渉アラインメント(BIA)技術に関する。
[優先権]
[0001]本特許出願は、2010年9月2日に出願した「A Method to Deploy Efficient Blind Interference Alignment Using a Combination of Power Allocation and Transmission Architecture」という名称の対応する米国特許仮出願第61/379668号の優先権を主張し、これを参照により組み込むものである。
[0003]無線送信における多くの最近の進化は、送信及び受信のための複数のアンテナの使用に基づいている。複数のアンテナは、基本的には、無線システムによって送信のために利用可能である自由度数(DoF)の増大をもたらすことができる。ここで、DoFを使用して、スペクトル効率(スループット)の増大、及び/又は、追加のダイバーシティ(ロバスト性)をもたらすことができる。実際に、N個の受信アンテナを有する単一のユーザにサービスする、N個の送信アンテナを有するシングルユーザMIMO(SU−MIMO)システムは、ダウンリンク送信のために最大min(N,N)のDoFを利用できることがある。これらのDOFを、例えば、ある条件下で使用して、min(Nt,)と線形に増大する倍数で、スループットを向上させることができる。MIMOのそのような利益、及び、DoFの増大は、MIMOを新しい今後のシステムで使用することに対する関心の多くの根底にある。
[0004]そのようなDoFを利用するには、システムに対するいくらかのコストが必要となることが多い。1つのそのようなコストは、送信アンテナと受信アンテナの間のチャネル状態の知識である。そのようなチャネル状態情報(CSI)は、多くの場合、送信機にとって(そのようなCSIは、CSITと呼ばれる)、及び/又は、受信機にとって(そのようなCSIは、CSIRと呼ばれる)、使用可能でなければならない。使用可能なDoFはまた、送信アンテナと受信アンテナの間のチャネルに十分な「豊かさ」があることにもよる。
[0005]例えば、ビットインターリーブ符号化変調(Bit Interleaved Coded Modulation)(BICM)及びD−BLASTなど、SU−MIMO CSIRベースのシステムは、適切なチャネル条件下で、最大min(N,N)のDoFを達成することができる。そのような条件下で、したがって、DoFを使用して、スペクトル効率において対応する線形増大をもたらすことができる。そのような設計は、現況技術に精通している者にはよく理解されよう。
[0006]同様に、基地局においてN個の送信アンテナ、及び、K人のシングルアンテナユーザ(N=1)を有するマルチユーザMIMO(MU−MIMO)システムは、最大min(N,K)のDoFをもたらすことができる。SU−MIMOの場合のように、MU−MIMOを使用して、例えば、min(N,K)と線形にスループットを向上させることができる。しかし、SU−MIMOとは異なり、多くのMU−MIMO技術(実際には、規格のために使用され、研究されている主要なMU−MIMO技術の全部ではないとしても、大部分)は、CSITの知識を必要とする。CSITに基づくMU−MIMOは、CSIRに基づくSU−MIMOとは異なり、送信が行われることも可能になる前に、CSIを推定し、CSIを送信機にフィードバックするための、追加のオーバーヘッドを必要とする。そのようなオーバーヘッドにもかかわらず、MU−MIMOは実際的な関心を引くものであり、その理由は、MU−MIMOには、多数の受信アンテナ、無線周波数(RF)チェーンを追加したり、ポータブル又はモバイルデバイスに対する処理(例えば、復号)の複雑性を増したりする必要なしに、DoFを増大させることができるという、SU−MIMOに勝る利益があるためである。
[0007]CSIオーバーヘッドの問題は、慎重に考えられなければならない。この問題は、従来のMIMOを評価する際に見逃されることが多い、基本的な問題である。そのようなCSI関連のオーバーヘッドは、実際には、従来のCSIに依存するMIMOにより得ることができる正味のスペクトル効率の増大を制限する可能性がある、基本的な「次元性ボトルネック」を表す可能性がある。
[0008]特に、N(又はN又はK)を増すことによって、DoFの増大(例えば、線形増大)を利用し続けることを望む場合、送信の計画及び受信機での復号のために必要とされるCSIの取得において増大するシステムオーバーヘッドをどのようにサポートするかについても、考えなければならない。そのようなオーバーヘッドは、CSI推定をサポートするパイロットのための無線媒体の使用の増加、及び、そのようなCSI推定についての受信エンティティと送信エンティティの間のフィードバックの増大を含みうる。
[0009]一例として、単一のTXアンテナと単一のRXアンテナの間のCSI(このタイプのCSIは、標準団体内の一部によって、直接CSI(direct CSI)と呼ばれることが多い)を定義する各複素スカラー値について、無線チャネルリソースのうち固定の割合Fcsiがパイロット及び/又はフィードバック専用であると仮定する。必要とされるCSIの次元は、N、N及び/又はKのような量に比例するので、合計のCSIシステム関連のオーバーヘッドが(例えば、N×Fcsiだけ)増大することが容易にわかる。例えば、送信アンテナに対してN個のCSIスカラー項をそれぞれ有する、K人のシングルアンテナユーザでは、KN個のそのようなスカラーがある。CSIの次元の増大をサポートすることで、より多くの無線チャネルリソースを要する可能性があり、データ送信のために残されるリソースの量が減る。このオーバーヘッドの増大は、スペクトル効率の向上がCSIオーバーヘッドの増大を相殺しない場合、スループットの継続的な増大を制限する可能性がある。
[0010]Fcsiの値は、時間及び/又は周波数におけるチャネルのコヒーレンスを考えると、システムによって、又は、必然的に定義されることが多い。チャネルの状態が時間及び/又は周波数においてより速く変化するにつれて、より多くのリソースをCSIの推定及び追跡のために使用する必要がありうる。
[0011]一例として、周波数分割複信(FDD)ベースの3GPPロングタームエボリューション(LTE)設計では、12×14個のOFDMシンボルのリソースブロック内の8個のシンボルが、N個のアンテナの各々のためのダウンリンクパイロットをサポートするために使用される。単にそのようなパイロットのためのシステムオーバーヘッドを考慮し、フィードバックなど、他のCSI関連のオーバーヘッドを無視すると、Fcsi≧8/168=4.76%である。つまり、N=8であれば、パイロット構造が追加のアンテナと線形に比例すると仮定すると、合計のCSIオーバーヘッドは、少なくとも約38%であり、データ送信をサポートするためにわずか62%のシンボルしか残らない。明らかに、そのようなシステムは、Nの無限の増大をサポートしないであろう。
[0012]したがって、符号化されたデータ情報を搬送するシンボルはより効率的に使用され、MIMOによるDoFの増大により、ロバスト性及び/又はスペクトル効率は増大するが、正味のスペクトル効率の増大は、CSIオーバーヘッドを反映しなければならない。したがって、正味のスペクトル効率の増大は、実際には、個々のデータシンボルのもの未満であり、その理由は、シンボルのわずか(1−N×Fcsi)の部分のみがデータのために使用可能であるからである。
[0013]最近では、「ブラインド干渉アラインメント」(以下「BIA」ともいう)技術と呼ばれる新しい種類の技術が、従来のMU−MIMOシステムのCSIオーバーヘッドの多くを必要とすることなく、DoFを増大させる能力を示している。基地局におけるN個の送信アンテナと、K人のシングルアクティブアンテナユーザとを有するマルチユーザMIMO(MU−MIMO)システムは、CSITなしに、KN/(K+N−1)のDoFを達成することが可能である。したがって、Kが増大するにつれて、このシステムは、min(N,K)のDoFというCSI依存の上限に近づくことができる。これは著しい結果であり、その理由は、このシステムが最近数十年にわたる従来の考え及び推測の多くの先を行くものであり、また、現在のシステムが直面している「次元性ボトルネック」を軽減する可能性をもたらすからである。
[0014]そのようなシステムが機能するには、ユーザの単一のアクティブ受信アンテナは、実際には、単一のRFチェーンを有するが、所定の形でN個のモード間で切り替え可能な、マルチモードアンテナであるという要件がある。これらのモードは、単一のユーザのための独立した(例えば、一次独立な)CSIベクトルを作成可能でなければならない。送信もまた、所与のモードにおけるCSIが、システムにとっては不明であるが、事実上、モードによって一定且つ異なると仮定される時間及び周波数における適切なコヒーレンス間隔に、制限されなければならない。
[0015]BIA技術は、K人のユーザに送信されることになるK個の情報搬送ストリーム(1つのストリームが1人のユーザのための所期の情報を搬送する)上で、適切なアンテナモード切り替え及び合成データ送信ベクトルを作成することによって、機能する。そのような情報搬送ストリーム自体が、ベクトルである。これらのストリームは、アンテナモード切り替えによってもたらされた追加のDoFをこのように使用して、様々な算術的組み合わせで同時に送信される。
[0016]ユーザ受信アンテナ切り替えモードと、情報ストリームがBIA方式によって送信される方法との協調は、以下の原理に従うことによって、DoFを最大にするように設計される。
・所与のユーザ向けのいかなるN次元シンボルも、N個のスロットによって送信されること。
・これらのN個のスロット中に、そのユーザのアンテナ切り替えパターンは、ユーザがすべてのそのN個のアンテナモードを通して(それにより、N次元空間内で)そのシンボルを観察するので、そのシンボルを復号できることを保証すること。
・対照的に、残りのユーザのアンテナ切り替えパターンは、このN次元シンボルの送信が残りのユーザの受信機に1次元の影を落とすのみであるようなものであること。これは、これらの受信機の各々が、N次元シンボルのすべてが送信される同じアンテナモードを使用することを保証することによって、達成される。
[0017]したがって、合計(N+K−1)もの受信機の次元が、N個のスカラーシンボルを復号するために、ユーザごとに必要とされる。結果として、この方式では、K人のユーザは、(N+K−1)個のチャネル使用につき、合計KN個のシンボル(それぞれN個)を復号し、それにより、最大可能なBIAのDoF、KN/(N+K−1)を達成する。
[0018]BIA技術には、BIA技術が使用可能であるシナリオにおいて、まさにいくつかの固有の課題及び制限がある。最初の固有の問題は、BIA技術が有効に動作するために高い信号対雑音比(SNR)を必要とすることが多いことであり、例えば、元のBIA方式は最大20dBのSNRを必要とすることがある。この問題は、結果として生じる干渉アラインメントされたストリームにおいて、雑音が増幅される結果となる、干渉アラインメント処理の特性によるものである。この結果として、元のBIA技術は、セルラー環境における多数のユーザへの適用が制限される。例えば、セル端ユーザは、約0dB以下の信号対干渉雑音比(SINR)を経験することが多い。K人のユーザにサービスしない干渉セルから来る干渉であり、それゆえに解析のためには事実上雑音になることに留意されたい。多数のユーザは、セル端ユーザばかりでなく、約20dB以上のSINRを有していない。残念ながら、多くの場合、スペクトル効率を上げる助けとなる技術を必要とする者であるのは、そのようなより低いSNRユーザである。高SNRユーザは、単純なMIMO又は一入力一出力(SISO)技術を、満足のいくレートで使用できることが多い。BIA方式は、したがって、セルラー環境内の多数のユーザにとって有用となりうるために、修正及び適切な展開セットアップを必要とする。
[0019]ブラインド干渉アラインメントを使用する無線通信システムにおける、電力割り振り及び/又はクラスタリングのための方法及びシステムが、本明細書で開示される。一実施形態では、このシステムは、複数の受信機を備え、複数の受信機のうちの各受信機が、複数のアンテナモードで動作可能である単一の無線周波数(RF)チェーンを有するマルチモードアンテナを有し、また、各受信機が、所定の方法で複数のアンテナモード間で変わる。このシステムはまた、クラスタベースの送信を行うための複数の基地局をも含み、複数の基地局における各基地局が1つ又は複数の送信機を有し、1つ又は複数の送信機が送信アンテナを有し、且つ、ブラインド干渉アラインメント方式(BIA方式)を使用して、複数の受信機における受信機のうち1つ又は複数と通信するように動作可能であり、また、複数の基地局が、クラスタパターンに従って、異なる時間に異なるクラスタにグループ化される。
[0020]本発明は、以下で与えられる詳細な説明から、且つ、本発明の様々な実施形態の添付の図面から、より十分に理解されるものであるが、これらの説明及び図面は、本発明を特定の実施形態に限定するように解釈されるべきではなく、説明及び理解のためのものにすぎない。
マルチモード受信機の一実施形態のブロック図である。 局(三角形)の位置、セル中央ユーザ及びセル端ユーザ(実線の楕円)の位置、並びに、2つの基地局のクラスタサイズのためのクラスタ(破線の楕円)を示した、クラスタ送信戦略の1次元の例示を示す図である。 2つの異なるクラスタパターンが共存できるようにする、図2のシステム全体の改良を示す図である。 BIAクラスタ送信機を、各局で独立して動作することができる2つの別々のモジュールによって実装されているものとして示す図である。 (M,K)=(2,2)BIAコードを使用する、再利用2及びサイズ2のシフトされたクラスタによる、クラスタベースの方式及び基地局ごとにN=1個のアンテナを示す図である。 (M,K)=(2,2)BIAコードを使用する、コード再利用2及び基地局ごとにN=2個のアンテナによる、セルラー方式を示す図である。 2つの基地局の各々の一実施形態のブロック図である。 図7の2つの基地局による処理例を示すブロック図である。
[0021]本発明の実施形態は、方法及び無線通信システムを含む。この無線通信システムは、BIA技術の性能を向上させ、且つ、BIAがCSIコスト削減の点で有する固有の利益を活用するための、展開戦略を使用する。この展開戦略は、BIAをクラスタベースの送信と組み合わせる。これにより、ユーザは、いくつかの時間及び/又は周波数リソースにおいて、より好都合なSNR(及び、SINR)状態を受けることができるようになる。一実施形態では、送信ストリームの電力割り振りもまた調整される。元のBIA方式の割り振りに対するこの調整により、基礎をなすBIA技術自体のSNR要件が減る。BIAがクラスタベースの方式に適用され、且つ、電力割り振りによって改善されて、ユーザがそのような各リソース及び各クラスタパターンにわたって正しくスケジュールされるとき、BIA技術は、セル端ユーザを含むより広範囲のユーザにとって、極めて魅力的になりうる。
[0022]以下の説明では、多数の詳細が示されて、本発明のより綿密な説明が提供される。しかし、本発明をこれらの特定の詳細なしに実施できることは、当業者には明らかであろう。他の例では、本発明を不明瞭にすることを避けるため、周知の構造及びデバイスは、詳細ではなく、ブロック図の形式で示される。
[0023]後続の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットへの操作のアルゴリズム及び記号表現によって提示される。これらのアルゴリズムの説明及び表現は、データ処理分野の技術者によって、自分たちの作業の本質を他の当業者に最も有効に伝えるために使用される手段である。アルゴリズムはここでは、また一般に、所望の結果につながる、自己矛盾のない一連のステップであると考えられる。これらのステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、必ずしもそうとは限らないが、これらの量は、格納、転送、結合、比較、及び、他の方法による操作が可能な電気又は磁気信号の形態をとる。主に共通使用の理由のため、これらの信号をビット、値、要素、シンボル、文字、項、数字などと呼ぶことは、時には好都合であることがわかっている。
[0024]しかし、これら及び同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、これらの量に適用された好都合なラベルにすぎないことを念頭に置くべきである。以下の説明から明らかなように、別段に明記されていない限り、説明の全体にわたって、「処理する」又は「コンピューティング」又は「計算する」又は「決定する」又は「表示する」などの用語を利用する説明は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理(電子的)量として表現されたデータを操作し、コンピュータシステムメモリ若しくはレジスタ、又は、他のそのような情報格納、送信若しくは表示デバイス内の物理量として同様に表現された他のデータに変換する、コンピュータシステム又は同様の電子コンピューティングデバイスのアクション及び処理を指すことを理解されたい。
[0025]本発明はまた、本明細書における動作を行うための装置にも関する。この装置は、必要な目的のために特別に構築されてもよく、又は、コンピュータ内に格納されたコンピュータプログラムによって選択的に作動又は再構成された、汎用コンピュータを備えてもよい。そのようなコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、コンピュータ可読記憶媒体は、限定されないが、フレキシブルディスク、光ディスク、CD−ROM及び光磁気ディスクを含む、任意のタイプのディスク、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気若しくは光カード、又は、電子的命令を格納するために適切な任意のタイプの媒体などであり、各々はコンピュータシステムバスに結合される。
[0026]本明細書で提示されるアルゴリズム及び表示は、いかなる特定のコンピュータ又は他の装置にも本質的に関連するものではない。様々な汎用システムを、本明細書の教示によるプログラムと共に使用することができ、又は、必要とされた方法ステップを行うために、より特化した装置を構築することが好都合であると判明することがある。様々なこれらのシステムのために必要とされる構造は、以下の説明から現れるであろう。加えて、本発明は、いかなる特定のプログラミング言語を参照して記載されるものでもない。様々なプログラミング言語を使用して、本明細書に記載されるような本発明の教示を実装できることは理解されよう。
[0027]機械可読媒体には、機械(例えば、コンピュータ)によって可読な形式で情報を格納又は送信するための任意の機構が含まれる。例えば、機械可読媒体には、リードオンリーメモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイスなどが含まれる。
本発明の実施形態の概観
[0028]本発明の実施形態は、セルラー環境における改善されたBIA送信のための技術を含む。1つのそのような技術は、送信スロットごとの電力、又は、送信シンボルのブロックごとの電力を調整して、基礎をなすBIA技術自体の性能を向上させることを含む。別の技術は、局の各クラスタにわたる送信に基づくアーキテクチャシナリオで、BIAを展開することである。そのような展開により、所与のBIA方式の所与の送信シンボルのセット(送信ストリーム)が、基地局(BS)の各クラスタにわたって搬送される。これにより、ストリームの動作SNR及びSINRがさらに増大し、BIA性能を向上させる。
[0029]BIAクラスタベースの送信では、一実施形態では、クラスタ内の各局が、送信のために必要な信号を生成するために、ユーザの情報ストリームのみを有することに留意されたい。このストリーム/信号を、CSITの必要なしに、ユーザ向けのデータのみに基づいて、個々の基地局で計算することができる。したがって、各局にわたる協調MU−MIMO(ネットワークMIMO、又は、CoMP−JPと呼ばれる、結合処理による多地点協調送信(Coordinated Multipoint Transmission with Joint Processing)としても知られる)などの技術とは異なり、CSIの使用、CSIの交換、情報の符号化、及び、各局にわたる符号化ストリームの配布、又は、クラスタ内の各局にわたる符号化ストリームへのビーム形成ベクトルの適用を行う必要はない。したがって、局におけるCSIT要件をなくすことに加えて、BIA方式は、ストリーム及び送信信号の計算において、並びに、BSの協調において、必要な送信動作を簡略化する。BIAによって必要とされることは、受信機が、BIA方式の所与の選択のための既知の(所定の)形で、それらの受信アンテナモードを変更することのみである。
[0030]全体的に、本明細書に記載の技術は、BIAが、SU−MISOに勝る性能向上と共に、且つ、従来のCSITベースのMU−MIMOの次元性ボトルネックなしに、はるかにより広範囲のユーザ(ユーザSNR及びSINRの範囲)にサービスできるようにする。
元のBIAの概観
[0031]本明細書に記載の技術の理解を助けるために、元のBIA方式のいくつかの部分を以下で説明する、元のBIA方式は当業者に周知であることに留意されたい。情報については、C. Wang他による著書「Aiming Perfectly in the Dark−Blind Interference Alignment through Staggered Antenna Switching」、2010年2月(以下「Wang」という)を参照されたい。簡単にするために、後続の説明では、変数MがNの代わりに使用される。
[0032]元のBIA方式は、M個の送信アンテナの単一のセットからのK個の受信機に通信するための方法を含む。そのようなアンテナは、1つの共通基地局(BS)位置に位置してもよい。そのようなアンテナは、本発明の実施形態の場合のように、1つ又は複数のBS又はリモート位置に位置してもよい。本明細書の目的では、「基地局」という用語は、送信アンテナのある位置を指すが、もちろん、位置は、分散アンテナシステム(DAS)で行われるように、ワイヤ又はファイバによって地理的に離れている制御エンティティに接続されたリモートアンテナによって、サポートされうる。
[0033]K個の各受信機自体が、M個のアンテナモードを有する。そのようなモードを、例えば、M個の物理的アンテナによって実現することができるが、これは必ずしもその通りである必要があるとは限らない。例えば、物理的に移動させるか、又は、空間内の感度パターンを調整させることが可能な単一のアンテナにより、そのようなモードを作り出すことは可能でありうる。
[0034]M個のモードは、SU−MIMOで使用されるような、N=Mを有する真のマルチアンテナ受信機をサポートすることができない。特に、SU−MIMO受信機とは異なり、BIAでは、各受信機は、単一の無線周波数(RF)チェーンのみを有すると仮定される。1つのそのような受信機の一例を図1に示し、図1では、単一のRFチェーン201が様々なアンテナ200の間で切り替わり、アンテナ200を受信機処理部202にインタフェースさせる。単一のRFチェーンのみを有する結果として、事実上、N=1であり、ただ1つの受信アンテナ(1つの受信アンテナモード)が所与のタイムスロット内でアクティブになりうる(すなわち、送信を受信中でありうる)。したがって、CSITベースのMU−MIMOのための受信機と同様に、受信機(例えば、モバイルデバイス)におけるハードウェア及び処理の複雑性を下げるために、単一のRFチェーンを有する利益がある。
[0035]説明のため、システム内の時間周波数スロットごとの(平均)送信電力は「Pslot」であると仮定する。所与のM及びKについてのBIA方式、すなわち、BIA(M,K)は、Wangにおいて提示される。この方式は、M個のアンテナのセットから、平均M/(M+K−1)個の符号化シンボルを、K人のユーザの各々へ送信する。これはいかなるそのようなアラインメント方式にとっても最大であり、以下によって達成されることを、示すことができる。
・合同で協調的な方法で、各端末における受信アンテナを循環すること、及び
・M個の送信アンテナによって、すべてのユーザシンボルを系統的に送信し、各ユーザがユーザ自身のシンボルのみを含む(雑音内であるが、他のユーザシンボルからの干渉はない)測定値を選び出すことができるようにすること。
[0036]より具体的には、この方式は、各ユーザへ、シンボルのM次元ベクトルのセットを送信する。単一のM次元シンボルをM個のアンテナによって送信することは、i=1,2,…,Mについて、ベクトルのi番目のエントリがi番目の送信アンテナによって送信されることを意味する。
[0037]アラインメント処理は、L個の「スロット」を使用して、各ユーザk(k=1,2,…,K)に「N」個のMベクトル送信「シンボル」のセット
Figure 2013537023

を送出し、但し、
Figure 2013537023

は、ユーザkのための有用な情報を搬送するシンボルを表す。すべてのユーザにわたって、合計NK個のそのようなMベクトルがある。
[0038]上述の各「スロット」は、単一の時間若しくは周波数リソース、又はそのブロックを表すことができる。例えば、スロットは、OFDMシンボルのブロックを表すことができ、その場合、シンボル
Figure 2013537023

は、M次元量であり、但し、各次元は、OFDMシンボルのブロックを表す。簡単にするために、
Figure 2013537023

の各次元は、単に「シンボル」にすぎないと仮定する。
[0039]「N」及び「L」の値は、Wangでは系統的に決定され、以下を満たす。
L=N(M+K−1)
[0040]したがって、このアラインメント方法によって、L個の「スロット」内で各ユーザに提供される「シンボル」の平均数は、以下によって与えられる。
Figure 2013537023
[0041]これがK人のユーザにわたって同時に発生するので、システムが(干渉なしに)サポートすることができる「独立スロット」の平均数(DoF)は、以下の通りである。
Figure 2013537023
[0042]Wangにおける元のBIA方法によれば、長さLのブロックは、本明細書でアラインメントブロックタイプ1及びタイプ2と呼ばれる、2つのタイプのサブブロックを備え、これらのサブブロックについては以下で説明する。
[0043]アラインメントブロックタイプ1:ブロックタイプ1は、長さN(M−1)を有する。アラインメントブロックタイプ1の各スロット内で、送信機は、K個のM次元ベクトルシンボルの和を送信し、但し、1つのシンボルが各ユーザに適用される。これらのシンボルは、系統的な方法で選択されて、すべての情報搬送シンボルがそれらの所期の受信機(ユーザ)において復号可能であることが保証される。以下の例は、この点を例示する。
[0044]アラインメントブロックタイプ2:タイプ2のブロックは、長さNKを有する。タイプ2のブロックの各スロット内で、送信機は、意図されていない受信機での干渉を除去するために使用される、ただ1つのベクトルシンボルのみを送信する。特に、送信機は、所与のユーザのために合計NK個からのN個のスロットのサブセットを使用する。あるユーザのためのN個のスロット内で、そのユーザのすべてのN個のユーザシンボルが送信される。
[0045]各ユーザがユーザ自身のシンボルストリームを復号できることを保証するために、送信が送られている間、各ユーザは、どのような組み合わせのユーザベクトルが各スロット内で送信されるかの所定の定義に基づいて、所定且つユーザ固有の方法で、そのM個のアンテナモードのセットを循環しなければならない。
[0046]特に、
Figure 2013537023

が、M個の送信アンテナと、k番目のユーザのm番目の受信アンテナモードと間の1×Mチャネルベクトルを示すとする(但し、あるユーザのm番目のアンテナモードは、そのユーザのための単一のRFチェーンでm番目の受信アンテナモードを使用することに対応する)。
[0047]また、a[k](t)が、t=1,2,…,Lであるスロットt内で、ユーザkによって選択されたアンテナモードのインデックスを示すとする。すると、以下の1×Lベクトルは、以下のように、所与のアラインメントブロック内でユーザkによって循環された一連のモードを取り込む。
[k]=[a[k](1) a[k](2) … a[k](L)]
[0048]以下は、Wangにおいて提示された元のBIA方式に基づく協調的なシンボルユーザ送信の、代表的な例である。本明細書で開示された技術と共に有用である、これらの方式の拡張が、次に提示される。
[0049]例1:M=2、K=2である、元のBIA方式。
[0050]エンコード及び送信:これは、BIA処理の最も容易且つ最も例示的な場合である。この場合、アラインメントコードは、長さL=3を有する。アラインメントコードは、各ユーザ、ユーザk=1及びユーザk=2に、単一の2次元シンボル(又は、2次元シンボルのブロック)を送出する。すなわち、N=1である。
[0051]s[k]が、k=1及び2であるユーザkのための2×1符号化シンボル(又は、符号化ブロック)を示し、x(t)が、スロットtでの送信シンボル(M次元量)を示すとする。このコードは、以下のようになる。
Figure 2013537023
[0052]ここで、ストリームs[k]は、
Figure 2013537023

の形の2つの次元のベクトルであり、但し、
Figure 2013537023

は、ユーザk向けのデータをサポートする、i番目の情報搬送ストリームである。
[0053]各「シンボル」は、単一の数値を指すことができ、又は、そのようなシンボルのブロックを表すことができることを想起されたい。説明を簡単にするため、「シンボル」という言葉は、本明細書では、いずれの場合をも指す。
[0054]干渉アラインメント、及び、2つの受信機の各々での復号を容易にするために、アンテナモードは、以下に従って、各受信機で切り替えられる。
[1]=[1 2 1], a[2]=[1 1 2] (式2)
[0055]この式は、ユーザk=1が、ブロック1、2及び3に対して、それぞれそのモード1、2及び1を使用することを意味する。そのようなモード切り替えによるユーザk=1での受信信号を考える場合、以下の形を有する。
Figure 2013537023
[0056]ここで、z[k](t)は、スロットtでのユーザkの追加の雑音である。また、この方式によって定義されたユーザ1のアンテナモード切り替えが与えられると、且つ、すべての送信が時間及び周波数におけるコヒーレンス間隔内で起こると仮定すると、結果として式3においてh[1](1)=h[1](3)になることにも留意されたい。
[0057]復号:最初のユーザ1について考えてみる。ユーザ1は、スロット1及び3で同じアンテナモード(すなわち、モード1であり、その理由は、a[1](1)=a[1](3)=1であるため)を使用し、経験されるチャネルはそのような時間にわたって同じであるので、スロット3送信の受信されたバージョンを、スロット1送信の受信されたバージョンから減算することは、s[2]から干渉を除去する。結果は、以下の通りである。
Figure 2013537023
[0058]同様に、ユーザ2について考えてみる。ユーザ2は、スロット1及び2で同じアンテナモード(すなわち、モード1であり、その理由は、a[2](1)=a[2](2)=1であるため)を使用するので、スロット2送信の受信されたバージョンを、スロット1送信の受信されたバージョンから減算することは、s[1]から干渉を除去する。
[0059]したがって、一般的な形では、干渉除去の後、受信機k(k=1及び2の場合)は、以下の形の測定信号を有する。
Figure 2013537023

それによって、
Figure 2013537023

は、雑音を表す。
[0060]例1から、いずれの場合にも、
Figure 2013537023

は、2つの雑音項(ユーザ1のためのスロット1及び3からのもの、並びに、ユーザ2のためのスロット1及び2からのもの)の和を表すことに留意されたい。したがって、干渉除去及びそのような雑音の独立により、
Figure 2013537023

の電力は、
Figure 2013537023

の2倍の大きさである。これが意味することは、BIA方式は干渉の除去及びDoFの増大においてよい特性を有するが、この雑音強調(noise enhancement)により、低SNR(又は、低SINR)ユーザにとって、性能の低下を有する可能性があるということである。
電力割り振りの改善
[0061]BIA方式を改善するため、例1の式4及び式5の
Figure 2013537023

の定義を、直接考えることができる。雑音強調の問題は、ストリームのアラインメント処理のために生じる。また、式1から、x(1)上で送信されたタイプ1のtブロックが、2つのストリームの和を送信中であることに留意されたい。ストリームが同じ電力を有する場合、これは、x(1)を送信するために必要とされる電力が、x(2)又はx(3)を送信するために必要とされる電力の2倍であることを意味する。
[0062]BIAの場合、電力の不均衡は、理論的にも実際的にも見られる、別の結果を有する。ストリーム
Figure 2013537023

には、すべての送信において等しい電力が与えられるので、干渉のアラインメント(除去)には、受信機における受信信号のそのままの(スケールされていない)差が必要である。したがって、K=M=2である式4のアラインメントでは、アラインメントされたストリームの1次元の雑音成分は、本質的に電力が2倍になる。この問題は、M及びKが増すと共に、ますます悪化する。
[0063]一実施形態では、送信機は、送信ストリームの送信電力を、アラインメントブロックに応じて個々に調整する。この調整は、送信スロットごとに少なくとも1つの送信の送信電力をスケールして、異なるスロット内のストリームがほぼ同じ電力を有するようにすることを含みうる。一実施形態では、送信機のうち少なくとも1つは、他のフレーム(タイプ2)の送信と比較して、BIA方式で送信されているストリームスロットの「和」(ブロックタイプ1)に関連付けられた送信電力をスケールダウンする。別の実施形態では、送信機のうち少なくとも1つは、シンボルのブロックごとの送信電力を調整し、異なるアラインメントブロックスロット内のシンボルに割り振られる相対送信電力を変化させることを含む。
[0064]この技術をより明確に例示するため、以下の送信ベクトルは、新しい方式を定義する。
Figure 2013537023
[0065]式6では、
Figure 2013537023

の相対スケーリング係数が、ブロック1に適用される。さらに、式1の場合のように、3個のスロットにわたって同じ電力を維持するために、
Figure 2013537023

の追加のスケーリングが必要とされる。その結果は、すべての送信スロット(送信ブロック)が等電力ストリームs[k]にわたって同じ予想電力を有する、新しいベクトルvである。
[0066]式6のすべての送信にわたる合計電力はなお、式3と同じであることに留意されたい。式3では、各々が相対電力1を有する、4個のストリームがあり、相対合計電力は4となった。式6では、4個のストリームの合計電力は4であり、以下のように示す。
Figure 2013537023
[0067]スケーリングによれば、受信されたベクトルはここで、以下の形を有する。
Figure 2013537023
[0068]ユーザ1に対して、アラインメント処理はなお、スロット1及び3の使用を必要とするが、ここで、直接の減算は十分ではなく、適用されるスケーリングがなければならない。正しいスケーリングによれば、結果は以下のようになる。
Figure 2013537023

又は、同等に、以下を考えることができる。
Figure 2013537023
[0069]式4と比較して、式9で見られるようなスケーリングの結果は、g[1]の最初の要素における雑音の電力が、2から(9/4)へとわずかに増大することである。しかし、g[1]の2番目の要素は、対応して1から(3/4)へと雑音が低減する。この雑音の増大及び低減はまた、ユーザ2のアラインメントされた信号の対応する要素においても見られることに留意されたい。
[0070]共に、これは、(M,K)=(2,2)など、場合によっては、はっきりした効果がないことがある。(この場合、あるレートの増大もあるが、わずかにすぎない。多数の他の場合では、各アンテナでの雑音レベルを減らすことができる)。しかし、大きい「K」では、式4に示すような雑音は、2重ではなく、K重に増幅される。さらに、元のBIA処理では、対応する式3における最初に送信されたフレーム(スケールされていない)は、2倍の電力ではなく、K倍の電力である。したがって、より大きいKによる送信の等化を行うとき、より積極的なスケーリングが使用され、様々な雑音項を低減する利益が増し、目に見える改善が増す。この結果は、性能の向上である。
[0071]Kが増すにつれて、この手法の利益がより明らかになることを、示すことができる。BIAがSU−MISOを超えて向上するクロスポイントは、元のBIA方式における約16〜17dBの範囲から、7dB〜10dBの範囲へ下がることに留意されたい。
[0072]上述のように、一実施形態では、各シンボルに割り振られる電力は、アラインメントブロックタイプに応じて変更される。本明細書の目的では、シンボルδは、アラインメントブロック1内でユーザシンボルを送信するために使用される電力の、アラインメントブロック2内の対応する電力に対する比を示す。一実施形態では、電力比δは、雑音強調レベルを制御し、且つ、干渉をゼロフォーシングした後に得られる有効SU−MIMOチャネルを改善するように、選択される。
[0073](M=2;K≧2)の場合、K+1個のスロットが使用されて、K+1個の2次元シンボルが送信される。この場合、n番目に送信されたベクトルシンボルx(n)は、以下によって与えられる。
Figure 2013537023

2≦n≦K+1について、x(n)=u[n−1] (11)
[0074]受信機kにおける2つの受信機モードが、元のBIA方式と同じユーザ固有の方法によって循環されて、干渉するストリームのブラインド干渉アラインメントが可能にされる。特に、ユーザkは、スロットn=k+1を除くすべてのスロット上でモード1を使用し、測定値のセットを得る。次いで、当技術分野で周知の方法で、測定値のセットのうちK個の測定値の線形結合を取ることによって、他のユーザストリームからの干渉を除去してなくすことができる。
BIAとクラスタベースの送信との組み合わせ
[0075]一実施形態では、BIAを採用する無線通信システムは、クラスタ送信を含む。そのようなシステムでは、基地局が、クラスタパターンに従って、時間−周波数平面内で異なるリソース要素にわたって異なるクラスタにグループ化される。例えば、クラスタパターンは、第1の周波数帯域上で使用される第1のクラスタパターン、及び、第2の異なる周波数帯域上で使用される第2のクラスタパターンを含んでもよい。別法として、クラスタパターンは、第1のタイムスロット内で使用される第1のクラスタパターン、及び、第2の異なるタイムスロット内で使用される第2のクラスタパターンを含んでもよい。これは、同じ又は異なる周波数帯域によるものでありうる。またさらに、クラスタパターンは、第1のコードによる送信のために使用される第1のクラスタパターン、及び、第2の異なるコードによる送信のために使用される第2のクラスタパターンを含んでもよい。上記の実施形態では、2つのクラスタパターンのみを示すが、3つ以上のクラスタパターン(例えば、3つ、4つなど)を含めて使用できることは明らかになるであろうことに留意されたい。
[0076]上記の電力割り振り方式と連携した、そのようなクラスタリング技術の使用により、BIAを(SU−MISOに勝る利点を有して)セルラー環境内の多数のユーザにうまく適用できるようになる。
[0077]BIAと組み合わせられた、本明細書に記載のクラスタ方式の利益を示すために、簡単にするために、以下の2つのユーザのグループに焦点を当てよう。
a.「セル中心」ユーザと呼ばれる、送信側の基地局(BS)の付近のユーザ、及び
b.「セル端」ユーザと呼ばれる、セルの端の付近、又は、2つ以上のBSからほぼ等距離であるユーザ。
[0078]システム内のすべての他のユーザについては、「最良の場合」のユーザ及び「最悪の場合」のユーザをそれぞれ表す、これらの2種類を見ることによって、理解することができる。
[0079]セルラー(非クラスタ)送信では、ユーザは、ただ1つのBSによってサービスされる。したがって、セル端ユーザは、それらのサービングBSとほぼ同じ距離だけ離れているBSからの干渉を受ける。したがって、セル端ユーザのSINRは、約0dB以下であることが多く、BIAを、上記の改善を伴う場合でも、魅力のないものにする。
[0080]図2は、1次元(1D)のセルラーレイアウトを例示する。この場合、簡単にするために、例示は1Dであり、同等の例示は、以下で2次元である。図2を参照すると、局(三角形)の位置、セル中央ユーザ及びセル端ユーザ(実線の楕円)の位置、並びに、2つの基地局のクラスタサイズのためのクラスタ(破線の楕円)が、x軸に沿って示され、x軸に沿った距離は相対距離であり、但し、x方向の単位には、絶対距離スケールにおける所与の意味が与えられうる。そのようなスケールは、例示のために重要ではない。
[0081]クラスタがもたらす利益を例示するため、一般性を失わずに、図2のBSが、整数pについて、点(p+0.5)に位置すると仮定し、例えば、点−0.5、0.5、1.5、2.5、…、7.5である。
[0082]厳密にセルラーの送信について考えてみる。そのような場合、ただ1つのBSが、任意の所与のユーザにサービスする。セル中心ユーザについては、そのようなユーザが非常に高くなりうるSINRを達成することを、現況技術に精通している者にはよく理解されたい。この理由は、サービングBSまでの距離が、最も近いそのような干渉局でも、干渉局からの距離よりもはるかに短くなりうるからである。結果として生じるSINRは、パスロスのための距離による送信信号の減衰のために高い。しかし、相対距離が与えられると、干渉送信は、サービングセルからの有用な信号送信よりもはるかに大きい倍数で減衰される。
[0083]次に、セル端ユーザの1つのグループについて考えてみる。例えば、位置1の周囲のセル端ユーザを取る。これらのユーザは、そのようなユーザから約0.5の相対距離である、位置1.5の局によってサービスされると仮定する。優位な干渉局は、位置0.5にある。これはまた、そのようなユーザから約0.5の相対距離でもある。したがって、パスロスが2つの局に関してほぼ同じである場合、最も近いBSからの干渉のみを考慮して受けるSINRは、約0dBである。最も近い干渉局に加えて、他の干渉局を考慮するとき、SINRは0dBを容易に下回る可能性がある。
[0084]BSのクラスタがユーザにサービスする場合、ユーザのSINRを向上させることができる。例えば、図2において、そのような端ユーザがクラスタ1内の2つのBS、すなわち、位置0.5及び1.5の局によってサービスされる場合、ユーザにとって最も近い干渉局は、1.5、及び、そのようなユーザから約1.5の相対距離である−0.5に位置するBSとなる。
[0085]距離に依存するパスロス関数がαを有する場合、セルラーシナリオと比較して、2つのセルのクラスタを使用するクラスタシナリオでの干渉レベルは、約2×(0.5/1.5)αである。α=3では、これは、1/27の低減=11dBである。したがって、SINRは、そのようなセル端ユーザのためのクラスタの場合では、11dBだけ増大する。α=3.8では、SINRは、15dBだけ向上可能である。
[0086]図2のクラスタ配置は、実際には、システム内のすべてのユーザのためのSINRを向上させる。そのような向上は、位置1、3、5、7の周囲のセル端ユーザでは、高い。残念ながら、クラスタの端では、位置0、2、4、6、8のユーザなど、ユーザへの利益は小さい。
[0087]この問題を克服するため、一実施形態では、クラスタシフト(cluster shifting)戦略が使用される。図3は、クラスタシフトの一実施形態を示す。図3を参照すると、2つの異なるクラスタパターンが存在し、異なるパターンが異なる周波数帯域上で作動している。より具体的には、図2のクラスタ配置は、図3のシステムにも存在するが、所与の周波数帯域内で使用される。この配置と共存するのは、別の周波数帯域を使用する、別の(シフトされた)クラスタ配置である。このクラスタリング配置はまた、これらのクラスタパターンが同じ周波数帯域を使用するが、異なるタイムスロット上で動作するシステムにも、展開可能である。
[0088]無線通信システムの様々な実施形態は、(例えば、OFDM又はCDMAにおいて)異なる時間及び/又は周波数、及び/又は、(CDMAにおいて)コードリソース上で動作する、異なるクラスタ配置を有する。これらのクラスタ配置によれば、あるリソース上のすべてのユーザは、少なくとも1つのリソース上でBIAにとって好都合なSINRを受けることができる。
[0089]さらに、クラスタを使用するとき、従来のCSITベースのMU−MIMOに勝る、BIAの他の極めて重要な展開の利点がある。任意のクラスタ配置では、クラスタ内のBSが、送信のために必要な信号を生成するために、サービスするユーザの情報ストリームのみを必要とすることに留意されたい。図4は、各局で独立して動作する2つの別々のモジュールによって実装されている、BIAクラスタ送信機を示す。図4を参照すると、一実施形態では、ユーザデータストリームは、各々が符号化及び変調機能性を有する、複数の個々のBIA計算及び送信機へ送られる。同じく図4に示す、別の実施形態では、ユーザデータストリームは分割モジュールによって分割され、別々のサブセットA及びBは、別々のBIA送信機へ送られる。一実施形態では、分割モジュールは、送信側の基地局のうち1つと同じ位置に位置する。別の実施形態では、分割モジュールは、2つのノードから独立したノードに、且つ、異なる位置に位置する。別法として、両方の局は、完全なストリームにアクセスすることができる。その場合、各局は、情報シンボルのサブセットのみを使用して、それからそれ自体の符号化シンボルを独立して生成することができ、又は、両方の基地局は、ストリーム全体のコードを使用して、次いでBIAコードモジュールに渡されるそれらの基地局の符号化シンボルを生成することができる。
[0090]そのような場合の具体例として、図2のクラスタ1を取り、各BSがM’=1個のアンテナを有すると仮定する。2つのBSの全体で、M=2個のアンテナがある。位置0.5及び1.5のBSは共に、各ユーザへ送信される必要がある元の情報ビットを有すると、式1(元のBIA)又は式10(改善されたBIA)を使用することによって、それぞれの送信信号を定義することができる。これらのビットは、「u [k]」値、及び、したがって「s[k]」値を定義する。一方のBSは、送信アンテナi=1に適用されるべき信号を搬送するようになり、他方のBSは、送信アンテナi=2に適用されるべき信号を搬送するようになることにのみ、留意されたい。各局がM”=2個のアンテナを有する場合では、システムによって選択されたK”について、(MK”)=(4,K”)についての対応するBIA方式が存在する。
[0091]一般に、u [k]及びu [k]は、単一の情報搬送送信元のエンコードから生成された符号化シンボルが分割された一部分であることが好ましいが、同じく関心を引く可能性のある他の場合のホストは、BIA方式によって容易に可能にされることに留意されたい。1つのそのような場合には、例として、u [k]及びu [k]は、異なるグループの情報搬送シンボルからそれぞれ生成された、2つの別個の符号化ストリームを表す。その場合、クラスタ内の各BSは、関連付けられた情報搬送ストリームを知ることのみが必要となり、それ自身のエンコードを別々に行うことができる。したがって、他の場合には、各BSが(図4に示すように)全情報ビットのサブセットのみを受信する送信を、計画することが可能である。例えば、符号化ストリームは、H−BLASTシステムの場合のように、層で形成されてもよく、いくつかの層は一方のBSから、他の層は他方のBSから来るようにしてもよい。単一の情報搬送送信元は、両方の基地局に供給する基地局コントローラを備えてもよい。別の実施形態では、完全な情報ストリームが各基地局に渡され、各基地局は、BIA符号化構造による送信のために、それ自体の符号化データストリーム(基地局固有のもの)を生成する。
[0092]図5及び図6は、上記のクラスタ配置を示す。図5は、コード(M,K)=(2,2)BIAコードを使用する、基地局ごとにN=1個のアンテナによる、サイズ2のクラスタを示す。図5を参照すると、
Figure 2013537023

は、ユーザkのためのi番目の符号化されていないデータパケットを指し、MCSは、使用される変調/符号化方式を指し、BIAは、(送信のために符号化シンボルを正しく結合するために必要とされる算術演算)を指す。したがって、各々は、合同で設計されるが、別々に動作する、それ自体のコード、変調及びBIA方式を有する。1つのセルのアンテナを2つのセル間で分割することによって、各局はここで、単一のアンテナ(N=1)を有する。具体的には、各局(アンテナ)は、独立したデータパケット及び独立した符号化ストリームを使用して動作することができ、各局のストリームは互いに干渉せず、その理由は、各局が互いのゼロフォーシングを行うように、合同で設計されるためである。これは、ネットワークMIMOにおいてよく行われるような、LZFBなど、従来のMU−MIMO技術の、クラスタへの適用とは異なる。LZFBでは、ビーム形成ベクトルによって決定された、必要なプリコーディングを適用するために、共通符号化ストリームが局間で共有されなければならない。さらに、CSIR及びCSITオーバーヘッドを反映するいくつかの条件下で、BIAは、実際には、クラスタ動作においてLZFBより性能がすぐれている可能性がある。
[0093]シフトされたクラスタ配置によるクラスタ動作を仮定する、図5の場合を取り、パケット及びBIAコードを配置し直して、各局が1つのコード上で1人のユーザのみにサービスするようにすることができる。これは、図6の場合のように、コード再利用2及びN=2によるセルラー方式である。2つの局の間で等距離のユーザについて、図5と図6の間で興味深い比較を行うことができる。そのようなユーザについて、各局への同じパスロス及び統計的に同等のチャネルを仮定すると、両方のシステムの性能は同等である。しかし、ユーザがクラスタの中央から離れ、2つの局のうち一方へのより強いチャネルを経験するにつれて、図6のシステム(基地局ごとに2倍の数のアンテナを有する)の方がよりよく機能するようになる。
[0094]クラスタベースの方式の性能はまた、ユーザにより近い基地局から発するストリーム(アンテナ)への送信に対して、より多くの電力が割り振られるように、所与のユーザに提供された2つのユーザストリーム間の適切に調整された電力割り振りを利用することによっても、向上されうる。そのような電力割り振りは一般に、ユーザストリームに対する送信電力制約を受けるユーザへの送出されるレートを最大化するために、最適化されうる。一般に、ユーザがクラスタ内の各基地局から受ける相対的な公称受信信号強度、ユーザストリームについての公称雑音レベル及び使用可能な送信電力の知識が与えられると、この電力比を最適化して、ユーザへ送出されるレートを最大にすることが可能である。実際には、基地局は、所定の比のセットを使用し、各基地局からのユーザ公称SNRについての(場合によっては粗い)情報に基づいて、所定の方法で、使用可能なオプション間で切り替えることができる。例として、図5において、ユーザ1に最も近い基地局をBS−1と称し、ユーザ2に最も近い基地局をBS−2と称すると、一実施形態では、BS−1及びBS−2アンテナにおいてユーザ1シンボルに割り振られる電力は、アラインメントブロック2上でそれぞれP及びP、並びに、アラインメントブロック1上でそれぞれP/2及びP/2となる。対照的に、BS−1及びBS−2アンテナにおいてユーザ2シンボルに割り振られる電力は、アラインメントブロック2上でそれぞれP及びP、並びに、アラインメントブロック1上でそれぞれP/2及びP/2となる。結果として、M=2、K=2、コードを備える3個のスロットにわたって、各BSは、電力Pで一度、電力Pで一度、電力Pavgで一度送信し、但し、Pavg=P+Pである。したがって、3スロットBIA送信におけるスロット当たりの平均のBSごとの送信電力は、Pavg=P+Pとなる。各アンテナがあらゆるスロット上で電力Pavgで送信する(すなわち、P=P=Pavg/2である)一定送信電力BIA方式とは対照的に、電力割り振り方式は、P>Pを選択して、各ユーザの、ユーザ自身の基地局への近さを利用するようになる。いくつかの周波数帯域にわたる異なるBIA送信を多重化することによって、帯域幅全体にわたる時間−「帯域」当たりのBSごとの送信電力を一定にすることができることに留意されたい。例えば、ある帯域上でユーザ1及び2がBIAコードによりサービスされ、別の(同じ帯域幅を有する)帯域上でユーザ1’及び2’がサービスされる、図5の配置について考えてみる。「BIAブロックタイプ1」送信がユーザ1(ユーザ2)に対して発生し、「BIAブロック−タイプ1」送信がユーザ2’(ユーザ1’)に対して発生する継続時間内である限り、全体的な方式は、経時的に一定送信電力を維持しながら、以前の(単一の帯域)方式の電力割り振りの利益を有するようになる。
[0095]図7は、2つの基地局の各々の一実施形態のブロック図を示す。図7を参照すると、各基地局は、符号化ユーザストリームを受信する。一実施形態では、符号化ユーザストリームは、ローカルで生成される。別の実施形態では、符号化ユーザストリームは、コントローラによって提供される。符号化ユーザストリームの各々は、上記のものなど、符号化及び変調ユニットを使用して符号化され、符号化及び変調ユニットは、基地局によって受信された各ユーザストリームを符号化する。異なる基地局は、同じ符号化及び変調を使用して、所与のユーザのために同時に送信する送信信号を生成することができる。しかし、異なる基地局は、異なる符号化を使用して、基地局に入力される符号化ユーザストリームを作成することができる。例えば、基地局2が16QAMを使用して、特定のユーザのための符号化ストリームを生成する間に、基地局1は、64QAMを使用してもよい。このように、基地局1及び2によって受信されている符号化ユーザストリームのコード構造は、異なることがあるが、両方の基地局によって行われるBIAエンコードは同じである。
[0096]基地局1は、符号化ユーザストリーム
Figure 2013537023

を受信する。ユーザストリームの各々は、別のBIAエンコードユニット701によって受信される。BIAエンコードユニット701は、別のコードを使用して、ユーザごとのBIAエンコードを行う。BIAエンコーダ701〜701の各々の出力は、基地局−ユーザ固有の電力割り振りブロック703に入力される。基地局−ユーザ固有の電力割り振りブロック703で、各BIAエンコードされたストリームが、上記のようなスケーリング係数でスケールされる。一実施形態では、このスケーリング係数は、基地局コントローラによって提供される。スケールされた、BIAエンコードされたストリームは、当技術分野で周知の方法で、コンバイナ704を使用して結合される。その後、結合された、BIAエンコード且つスケールされたストリームは、アラインメントブロック電力割り振りユニット705から、オプションのアラインメントブロック電力割り振りを受け、アラインメントブロック電力割り振りユニット705は、上記のように、結合された、BIAエンコード且つスケールされたデータストリームに、スケーリング係数を適用する。一実施形態では、スケーリング係数は、基地局によってローカルで選択される。別の実施形態では、スケーリング係数は、BSの外側に存在し、且つ、場合によっては、複数の基地局にわたって複数のBSスケーリング係数を制御する、基地局コントローラによって提供される。一実施形態では、アラインメントブロック電力割り振りユニット705は、スケーリング係数μ(n)を適用するミキサを備える。アラインメントブロック電力割り振りユニット705からのスケールされたユーザデータ出力は、OFDMスロットへのマッピング、及び、OFDM送信機706を介した送信を受け、OFDM送信機706は、データをアンテナ707において無線で送信する。
[0097]基地局2は、符号化ユーザストリーム
Figure 2013537023

を受信する。ユーザストリームの各々は、別のBIAエンコードユニット711によって受信される。BIAエンコードユニット711は、別のコードを使用して、ユーザごとのBIAエンコードを行う。BIAエンコーダ711〜711の各々の出力は、基地局−ユーザ固有の電力割り振りブロック713に入力される。上記のように、基地局−ユーザ固有の電力割り振りブロック713で、各BIAエンコードされたストリームが、上記のようなスケーリング係数でスケールされる。一実施形態では、このスケーリング係数は、基地局コントローラによって提供される。スケールされた、BIAエンコードされたストリームは、当技術分野で周知の方法で、コンバイナ714を使用して結合される。その後、結合された、BIAエンコード且つスケールされたストリームは、アラインメントブロック電力割り振りユニット715から、オプションのアラインメントブロック電力割り振りを受け、アラインメントブロック電力割り振りユニット715は、上記のように、結合された、BIAエンコード且つスケールされたデータストリームに、スケーリング係数を適用する。一実施形態では、スケーリング係数は、基地局においてローカルで選択される。別の実施形態では、スケーリング係数は、基地局コントローラによって提供される。一実施形態では、アラインメントブロック電力割り振りユニット715は、スケーリング係数μ(n)を適用するミキサを備える。アラインメントブロック電力割り振りユニット715からのスケールされたユーザデータ出力は、OFDMスロットへのマッピング、及び、OFDM送信機716を介した送信を受け、OFDM送信機716は、データをアンテナ717において無線で送出する。これらのストリームは、基地局の各々による、OFDMスロットへの共通マッピングを受ける。
[0098]図8は、具体例で使用されている、図7の基地局1及び2を示し、この例では、2つの基地局のクラスタが、3ユーザBIAコードを使用して、OFDMリソース要素の共通セット上で、3人のユーザへ合同で送信する。各基地局は、ユーザごとに1個の、3個の符号化ユーザストリームを受信する。これらのストリームの各々は、BIAエンコードと、その後に続く、基地局−ユーザ固有の電力割り振り及びアラインメントブロック電力割り振りを受ける。BIAエンコードは、ユーザストリームの各々を4でアップサンプリングし、次いで、アップサンプリングされた符号化ユーザストリームにフィルタを適用して、基地局−ユーザ固有の電力割り振りへ送られるサンプルを出力する。この場合、基地局1は、
Figure 2013537023

(3/2の平方根)のスケーリング係数を第1のユーザストリームに適用し、
Figure 2013537023

(1/2の平方根)のスケーリング係数を第2のユーザストリームに適用し、統一スケーリング係数(unity scaling factor)(1)を第3のユーザストリームに適用する。その後、これらのストリームは結合され、アラインメントブロック電力割り振り、OFDMスロットへのマッピング、及び、次いで送信を受ける。同様に、基地局2は、BIAエンコードを3個の符号化ユーザストリームに対して行い、
Figure 2013537023

(3/2の平方根)のスケーリング係数を第1のユーザストリームに適用し、
Figure 2013537023

(1/2の平方根)のスケーリング係数を第2のユーザストリームに適用し、統一スケーリング係数を第3のユーザストリームに適用する。その後、これらのストリームは結合され、アラインメントブロック電力割り振り、OFDMスロットへのマッピング、及び、送信を受ける。基地局ごとの平均送信電力は、3つのユーザ送信に割り振られたスロットにわたって同じであることに留意されたい。しかし、基地局1からのユーザ1のための符号化ストリームは、基地局2からのユーザの符号化ストリームの送信電力の3倍で送信されるが、基地局1からのユーザ2のための符号化ストリームは、基地局2からのユーザの符号化ストリームの送信電力の1/3で送信される。また、2つの基地局から送信されたユーザ3のストリームは、等しい電力を有する。
[0099]最後に、強調すべき微妙な点は、異なるシステムによって必要とされるアンテナモードの数に関係する。図5及び図6のすべての方式におけるすべての受信機(ユーザ)は、M=2個のアンテナモードのみを必要とする。したがって、ユーザのハードウェアの観点からすれば、そのような方式は大体類似している。しかしながら、クラスタ方式はN=1を使用し、一方、セルラーはN=2を使用する。クラスタ方式がN=2を十分に活用するためには、M=4である方式(M,K)を使用して、ユーザにおけるより多くのアンテナモードを考慮しなければならないであろう。
[00100]本発明の多数の変更及び修正は、上記の説明を読んだ後、おそらく当業者には明らかになるであろうが、例として図示且つ記載されたいかなる特定の実施形態も、決して限定的に見なされるように意図されないことを理解されたい。したがって、様々な実施形態の詳細への言及は、特許請求の範囲の範囲を限定するように意図されず、特許請求の範囲は、それ自体において、本発明に必須であると見なされる特徴のみを記載する。

Claims (25)

  1. 複数の受信機であって、各受信機が、複数のアンテナモードで動作可能である単一の無線周波数(RF)チェーンを有するマルチモードアンテナを有し、各受信機が、所定の受信機固有の方法で前記複数のアンテナモード間で変わる、当該複数の受信機と、
    クラスタベースの送信を行うための複数の基地局であって、各基地局が1つ又は複数の送信機を有し、前記1つ又は複数の送信機が、送信アンテナを有し且つブラインド干渉アラインメント方式(BIA方式)を使用して前記複数の受信機のうち1つ以上の受信機と通信するように動作可能である、当該複数の基地局と、
    を備え、
    前記複数の基地局が、複数のクラスタパターンに従って、時間−周波数平面内で異なるリソース要素にわたって異なるクラスタにグループ化される、
    無線通信システム。
  2. 前記クラスタパターンが、第1の周波数帯域上で使用される第1のクラスタパターン、及び、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域上で使用される第2のクラスタパターンを備える、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記クラスタパターンが、第1のタイムスロット内で使用される第1のクラスタパターン、及び、前記第1のタイムスロットとは異なる第2のタイムスロット内で使用される第2のクラスタパターンを備える、請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記複数の送信機のうちの送信機が、前記BIA方式におけるアラインメントブロックに応じて、送信ストリームの送信電力を個々に調整する、請求項1に記載の無線通信システム。
  5. 当該送信機のうち少なくとも1つが、少なくとも1つの送信の送信電力を増減させて、異なるスロット内のストリームが同じ電力を有するようにする、請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 当該送信機のうち少なくとも1つが、前記BIA方式で送信されている送信フレームに関連付けられた送信電力を減らし、そのとき、単一のシンボルの送信を含む他のフレームの送信に対して、複数のユーザ向けの複数のシンボルが同時に送信され、また、前記複数のシンボルの各々が、異なるユーザ向けである、請求項4に記載の無線通信システム。
  7. 当該送信機のうち少なくとも1つが、送信スロットごとの送信電力を調整する、請求項4に記載の無線通信システム。
  8. 当該送信機のうち少なくとも1つが、シンボルのブロックごとの送信電力を調整する、請求項4に記載の無線通信システム。
  9. アラインメントブロック1内でユーザシンボルを送信するために使用される電力とアラインメントブロック2内の対応する電力との比が、ユーザのうち少なくとも1人のための値1とは異なる所与の値に等しくなるように、当該アラインメントブロック1内でユーザシンボルを送信するために使用される電力、およびアラインメントブロック2内の対応する電力が選択される、請求項4に記載の無線通信システム。
  10. 前記複数の基地局のうち少なくとも第1のものから送信されている各ユーザストリームが、クラスタ内の第2の基地局から送信されている各ユーザストリームから独立して、前記第1の基地局により符号化され、但し、前記第1及び第2の基地局の両方にわたって操作される共通BIAコードは除外される、請求項1に記載の無線通信システム。
  11. 異なる基地局におけるアンテナから送信される、ユーザのためのストリームが、異なる電力で送信される、請求項1に記載の無線通信システム。
  12. 複数の受信機及び複数の基地局を有する無線通信システムにおいて通信するための方法であり、前記複数の受信機の各々が、複数のアンテナモードで動作可能である単一の無線周波数(RF)チェーンを有するマルチモードアンテナを有し、さらに、前記複数の基地局の各々が1つ又は複数の送信機を有し、前記1つ又は複数の送信機が、送信アンテナを有し且つブラインド干渉アラインメント方式(BIA方式)を使用して前記複数の受信機のうち1つ以上の受信機と通信するように動作可能である、当該方法であって、
    当該方法が、
    前記複数の受信機が所定の受信機固有の方法で前記複数のアンテナモード間で変わる間に、前記複数の基地局とのクラスタベースの送信を行って、ブラインド干渉アラインメント方式(BIA方式)を使用して、無線信号を前記複数の受信機へ送信するステップ、
    を含み、
    当該ステップは、
    基地局を、クラスタパターンに従って、時間−周波数平面内で異なるリソース要素にわたって異なるクラスタにグループ化するサブステップ、
    を含む、
    当該方法。
  13. 前記クラスタパターンが、第1の周波数帯域上で使用される第1のクラスタパターン、及び、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域上で使用される第2のクラスタパターンを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記クラスタパターンが、第1のタイムスロット内で使用される第1のクラスタパターン、及び、前記第1のタイムスロットとは異なる第2のタイムスロット内で使用される第2のクラスタパターンを備える、請求項12に記載の方法。
  15. 当該方法は、
    アラインメントブロックに応じて、送信機の送信電力を個々に調整するステップ、
    をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  16. 前記送信機の送信電力を個々に調整するステップが、
    前記送信機のうち少なくとも1つによって、少なくとも1つの送信の送信電力を増減させて、異なるスロット内のストリームが同じ電力を有するようにするサブステップ、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記送信機の送信電力を個々に調整するステップが、
    前記送信機のうち少なくとも1つによって、前記BIA方式で送信されている送信フレームに関連付けられた送信電力を減らし、そのとき、単一のシンボルの送信を含む他のフレームの送信に対して、複数のユーザ向けの複数のシンボルが同時に送信されるサブステップ、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記送信機の送信電力を個々に調整するステップが、
    前記送信機のうち少なくとも1つによって、送信スロットごとの送信電力を調整するサブステップ、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記送信機の送信電力を個々に調整するステップが、
    前記送信機のうち少なくとも1つによって、シンボルのブロックごとの送信電力を調整するサブステップ、
    を含む、請求項15に記載の方法。
  20. 複数の受信機であって、各受信機が、複数のアンテナモードで動作可能である単一の無線周波数(RF)チェーンを有するマルチモードアンテナを有し、各受信機が、所定の受信機固有の方法で前記複数のアンテナモード間で変わる、当該複数の受信機と、
    送信を行うための複数の基地局であって、各基地局が1つ又は複数の送信機を有し、前記1つ又は複数の送信機が、合計少なくとも2つの送信アンテナを操作し且つブラインド干渉アラインメント方式(BIA方式)を使用して前記複数の受信機のうち1つ以上の受信機と通信するように動作可能であり、基地局内の各送信機が、チャネル状態情報を使用せずに前記受信機のうち1つ又は複数向けのデータに基づいてストリームを生成し、ただ1つのアンテナのみが所与のタイムスロット中に各受信機においてアクティブである、当該複数の基地局と、
    を備え、
    前記複数の基地局の各々が、BIAエンコードされたユーザストリームのシンボルの送信電力を調整するための電力割り振りユニット、を備える、
    無線通信システム。
  21. 前記電力割り振りユニットが、
    シンボルのブロックごとの前記送信電力を調整するように動作可能な、基地局−ユーザ固有の電力割り振りユニット、
    を備える、請求項20に記載の無線通信システム。
  22. 前記電力割り振りユニットが、
    前記BIA方式で送信されている送信フレームに関連付けられた送信電力を減らすように動作可能な、基地局−ユーザ固有の電力割り振りユニット、
    を備え、
    単一のシンボルの送信を含む他のフレームの送信に対して、複数のユーザ向けの複数のシンボルが同時に送信され、また、前記複数のシンボルの各々が、異なるユーザ向けである、請求項20に記載の無線通信システム。
  23. 前記電力割り振りユニットが、
    アラインメントブロックに応じて、送信ストリームの送信電力を個々に調整するように動作可能なアラインメントブロック電力割り振りユニット、
    を備える、請求項20に記載の無線通信システム。
  24. アラインメントブロック1内でユーザシンボルを送信するために使用される電力とアラインメントブロック2内の対応する電力との比が、ユーザのうち少なくとも1人のための値1とは異なる所与の値に等しくなるように、当該アラインメントブロック1内でユーザシンボルを送信するために使用される電力、およびアラインメントブロック2内の対応する電力が選択される、請求項23に記載の無線通信システム。
  25. 前記電力割り振りユニットが、
    BIAエンコードされたユーザストリームの組み合わせの送信電力をスケールして、異なるスロット内の送信のために生成された各組み合わせが同じ電力を有するようにするように動作可能なアラインメントブロック電力割り振りユニット、
    を備える、請求項20に記載の無線通信システム。
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