JP2013533221A - ニトロイミダゾール誘導体 - Google Patents

ニトロイミダゾール誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、マイコバクテリア感染症の治療と診断に有用な新規な化合物を提供する。本発明の化合物は関連する公知の化合物と比較して増強された生物学的特性を有する。本発明はまた、本発明の幾つかの化合物の合成に有用な前駆体化合物、及び前記前駆体化合物を使用する本発明化合物を得る方法も提供する。本発明の化合物の使用が有用である治療と診断の方法も提供される。
【選択図】 なし

Description

本発明は、マイコバクテリアに対する活性を有する化合物に関する。本発明の幾つかの化合物はマイコバクテリア感染症の治療に使用し得る。本発明はまた、マイコバクテリア感染症の診断においてインビボイメージングに有用な放射性標識化合物も提供する。本発明の幾つかの化合物の調製に有用な方法及び中間体も提供する。本発明はまた、本発明の化合物を治療及び診断において使用するための方法も提供する。
肺結核(TB)は、特に開発途上国において、高い死亡率と疾病率を生じる結核菌(Mycobacterium tuberculosis)(MTB)により引き起こされる空気伝達性感染症である(Dyeら、JAMA 1999;282(7):677−686)。世界保健機構(WHO)が作成した最近のファクトシート報告によると、TBの新たな患者数は東南アジア、地中海東岸及びアフリカで年々増大し続けている(http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs104/en/print.html)。縮合オキサゾール又はオキサジン環を有する2種類の新しい二環式薬剤を始めとする抗結核薬ニトロイミダゾールは、抗結核化学療法の分野で最もエキサイティングな最新の発展の1つであり、2つの候補は既に薬剤感受性及び薬剤耐性の両方の病気の治療のためのヒトの臨床試験に入っている(この点についてはウェブサイトhttp://www.newtbdrugs.org/pipeline.php参照)。Sasaki他(J Med Chem 2006;49(26):7854−7860)は、様々なフェノキシメチル基とメチル基を2位に有する一連の新規な光学的に活性な6−ニトロ−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]−オキサゾールを報告している。有力で経口的に活性な1つの特定の化合物が発見され、結核の治療用として頼もしい候補であり(OPC−67683)、現在臨床試験に入っている。
蝋様のミコール酸に富む、マイコバクテリアの細胞壁の独特な構造は、メトキシ−ミコール酸及びケト−ミコール酸の合成を、かなり低めの濃度で阻害するOPC−67683の作用の標的である。
最近のMTBの薬剤耐性株の出現のため、他の場合には不治である病気を治療するためにさらに改良された薬剤の開発の余地が未だにある。
放射性標識ニトロイミダゾールは低酸素症イメージングで周知である。例としては、18F−ミソニダゾール([18F]FMISO)及び99mTcO(PnAO)−1−2−ニトロイミダゾール(BMS−181321といわれる)がある。
上記その他の放射性標識ニトロイミダゾールは、心筋低酸素症の検出で特に有用であるとして記載されている(Straussら、J Nuc Cardiol 1995;2:437−445)。
感染症を抑制し、また感染した患者に適当な療法を確保するためには、正確で迅速な診断が重要である。現在、TBの確定した診断には、患者から採った試料に由来するMTBの培養が必要である。喀痰塗抹陽性結果を示す肺の病気の明らかな兆候及び症状を有する患者を診断するには問題がない。しかし、成長の遅いMTB生物を実験室で培養するには困難を伴う可能性がある。また、HIVの出現の結果、喀痰塗抹陽性の可能性が減少し、また非呼吸系の病気が増大したので、これらの症例で容易な診断は困難になっている(Jeong & Lee Am J Roent 2008;191:834−844;Davies & Pai Int J Tuberc Lung Dis 2008;12(11):1226−1234;及び、Lange & Mori Respirology 2010;15:220−240の概論参照)。
インビボイメージング法はTBの診断に有用であることが知られている。胸部x線は、TBであることが知られているか又は疑わしい患者のスクリーニング、診断及び治療モニタリングのための広く使用されているインビボイメージング法である。胸部コンピューター断層撮影(CT)は慣用のx線より高感度であり、実質の損傷又は縦隔リンパ節腫脹を早期に確認し、結核の疾患活動性を決定するのに応用できる(Lee & Im AJR 1995;164(6):1361−1367)。
核イメージング法もTBの診断及び治療モニタリングに報告されている。トレーサーとして18F−フルオロデオキシグルコース([18F]FDG)を用いる陽電子放出断層撮影(PET)が、TB患者の疾患活動性の診断及び療法モニタリングに有用であるとして提唱されている(Demuraら Eur J Nuc Med Mol Imag 2009;36:632−639)。Roohi他(Radiochim Acta 2006;94:147−152)は99mTc標識イソニアジド誘導体について記載しており、これはラビットの結核損傷部位に局在化され、99mTc標識誘導体の投与の2時間後にその損傷部位を可視化することができたとされている。しかし、この99mTc標識誘導体は活性なファルマコフォアであると考えられる位置に99mTc−キレートを有しており、理想的ではない。
米国特許出願公開第2011/028466号
従って、TBの治療及び診断における改良された方策の余地がある。
本発明は、マイコバクテリア感染の治療及び診断に有用な新規な化合物を提供する。本発明の化合物は、関連する公知の化合物と比較して高まった生物学的性質を有する。本発明はまた、本発明の幾つかの化合物の合成に有用な前駆体化合物、及びこの前駆体化合物を用いて本発明の化合物を得るための方法も提供する。本発明の化合物を使用できる治療及び診断の方法も提供される。
化合物
1つの態様では、本発明は次の式Iの化合物を提供する。
式中、
1は、存在しないか又はC1-4アルキルであり、
2は、ハロゲン同位体であり、
Xは、−O−又は−NH−である。
特記しない限り、「アルキル」という用語は、単独で又は別の用語の一部として、直鎖又は枝分れ鎖アルキル基(好ましくは炭素原子数1〜4のもの)を意味する。かかる基の例としては、メチル、エチル、及びプロピルがある。
ハロゲン同位体」という用語は、ハロゲンの放射性又は非放射性同位体(本明細書ではそれぞれ「放射性ハロゲン」及び「非放射性ハロゲン」ともいう。)をいう。放射性及び非放射性という用語はそれらの周知の意味をもち、「放射性」とは、原子核の自然壊変によって粒子又は放射線の形態の放射エネルギーを、アルファ、ベータ及びガンマ線として放出するか或いは放出できることをいう。「非放射性」という用語は放射性ではないことを意味する。「ハロゲン」という用語は、好適にはヨウ素、フッ素、塩素及び臭素、好ましくはヨウ素及びフッ素、最も好ましくはヨウ素から選択される原子をいう。
1は好ましくはC1-4アルキル、最も好ましくはメチルである。
Xは好ましくは−O−である。
好ましい実施形態では、R2123I、131I及び77Brから選択されるγ線放射型放射性ハロゲンである。この実施形態では、γ線放射型放射性ハロゲンは好ましくは123Iである。
別の好ましい実施形態では、R217F、18F、75Br、76Br及び124Iから選択される陽電子放射型放射性ハロゲンである。この実施形態では、陽電子放射型放射性ハロゲンは18F及び124Iから選択され、最も好ましくは124Iである。
さらに好ましい実施形態では、R2127I、79Br、81Br、19Fから選択される非放射性ハロゲンである。この実施形態では、非放射性ハロゲンは好ましくは127I及び19Fから選択され、最も好ましくは127Iである。
本発明の化合物にキラル中心又は他の形態の異性体中心が存在する場合、鏡像体及びジアステレオマーを始めとするあらゆる形態の異性体が本発明に包含される。キラル中心を含有する本発明の化合物は、ラセミ体混合物としても又は鏡像異性体が富化された混合物としても使用し得るし、或いはラセミ体混合物を周知の技術を用いて分離して、個々の鏡像体を単独で使用してもよい。好ましい実施形態では、個々の鏡像体を単独で使用する。好ましくは、本明細書で定義される個々の鏡像体は次の式Iaのものである。
式中、R11、R12及びX1はそれぞれR1、R2及びXについて本明細書で好適及び好ましいものとして定義した通りである。
前駆体化合物
別の態様では、本発明は、R2が上記で定義した放射性ハロゲンである式Iの化合物の調製のための前駆体化合物であって、次の式IIの化合物である前駆体化合物を提供する。
式中、
21は、式IのR1について定義した通りであり、
22は、非放射性ヨウ素又は臭素、トリアルキルスタンナン若しくはトリアルキルシランのような有機金属誘導体、ボロン酸エステル若しくは有機トリフルオロボレートのような有機ホウ素化合物であるか、又はアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ブロモ、ヨード、トリ−C1-3−アルキルアンモニウム、第四アンモニウム、ジアゾニウム、ヨードニウム、トシレート、メシレート及びトリフレートから選択され、
2は、式IのXについて定義した通りである。
「前駆体化合物」は、放射性標識化合物の非放射性誘導体であって、適当な化学的形態の検出可能な標識との化学反応が部位特異的に起こり、最小限の段階数(理想的には一段階)で実施でき、しかも多大な精製を行わずに(理想的にはそれ以上精製しなくても)所望の放射性標識化合物が得られるように設計される。本発明では、「放射性標識化合物」とは、R2が放射性ハロゲンである式Iの化合物をいう。かかる前駆体化合物は合成品であり、良好な化学的純度で得ることができる。部位特異的反応を容易にするために、本発明の前駆体化合物は場合により適当な保護基を含んでいてもよい。
「保護基」という用語は、不都合な化学反応は阻害又は抑制するが、分子の残りの部分を修飾しない十分穏和な条件下で当該官能基から脱離させることができる十分な反応性をもつように設計された基を意味する。脱保護後に、所望の生成物が得られる。保護基は当業者に周知であり、‘Protective groups in Organic Synthesis’,Theorodora W.Greene及びPeter G.M.Wuts,(Fourth Edition、John Wiley & Sons,2007)に記載されている。
有機金属誘導体」は、金属を含む有機置換基、特に金属原子が炭素原子に直接結合しているものである。本発明では、この用語は好ましくはトリアルキルスタンナン及びトリアルキルシラン置換基に関する。「トリアルキルスタンナン」という用語は−Sn−(アルキル)3基をいい、各アルキルは同一であって、アルキルという用語は上記で定義した通りであり、好ましくはC1-6アルキル、最も好ましくはメチル又はブチル、特に好ましくはブチルである。「トリアルキルシラン」という用語は−Si−(アルキル)3基をいい、(アルキル)3基はトリアルキルスタンナンについて定義した通りである。
有機ホウ素化合物」(有機ボラン化合物ともいう)は、BH3の有機誘導体である置換基をいう。「ボロン酸エステル」は、有機ボランの広いクラスに属する炭素−ホウ素結合を含むアルキル又はアリール置換ホウ酸から誘導される置換基であり、アルキル及びアリールという用語は本明細書で定義した通りである。「有機トリフルオロボレート」は一般式[RBF3-の陰イオンを含む有機ホウ素化合物から誘導される置換基である。
アミノ」という用語は−NH2基をいう。
ヒドロキシル」という用語は−OH基をいう。
ニトロ」という用語は−NO2基をいう。
ブロモ」という用語は臭素置換基をいう。
ヨード」という用語はヨウ素置換基をいう。
第四アンモニウム」という用語は−NR3基をいい、各Rはアルキル又はアリールであり、アルキル及びアリールという用語は本明細書で定義した通りである。好ましくは、各Rはアルキル、最も好ましくはC1-3アルキルである。
ジアゾニウム」という用語は−N+≡N基をいう。
本発明において「ヨードニウム」という用語はRI+イオンをいい、Rは任意の有機残基である。Rは好ましくはアリールであり、「アリール」という用語は環系の炭素原子数が5〜12、好ましくは5〜6の芳香族環又は環系、例えばフェニル又はナフチルをいう。
トシレート」という用語は−O−S(O2)−p−トルエン基をいう。
メシレート」という用語は−O−S(O2)−メチル基をいう。
トリフレート」という用語は−O−S(O2)−CF3基をいう。
式IのR1及びXについて上に述べた好ましい実施形態はそれぞれ式IIのR21及びX2に等しく当てはまる。
好ましい実施形態では、本発明の前駆体化合物は次の式IIaのものである。
式中、
31は、式IIのR21について定義した通りであり、
32は、式IIのR22について定義した通りであり、
3は、式IIのX2について定義した通りである。
本発明の前駆体化合物は、Nagarajan他(1989 Eur J Med Chem;24:631−633)に記載の方法に準じて、以下のスキーム1に示すように、2,4−ジニトロイミダゾール(1)と置換オキシラン(2)との反応で得ることができる。
式中、R11、R12及びX1は本明細書で好適及び好ましいものとして定義した通りである。R42はR12基或いは適当な保護基で保護されたR12基であり、保護基はスキーム1の工程(i)の1と2の反応後工程(ii)で除去されて、脱保護により本発明の前駆体化合物が得られる。或いは、R42は化学基、又はその適当に保護形であってもよく、これは工程(i)の完了後工程(ii)で公知の有機化学方法を用いてR12基に変換され得る。
代わりに、本発明の前駆体化合物はSasaki他(2006 J Med Chem;49(26):7854−7860)に記載の方法に従って得ることができ、以下のスキーム2に示すように、2−クロロ−5−ニトロイミダゾール出発材料(3)を対応するエポキシド(4)に変換した後、所望のフェノール(X1=−NH−の場合)又はフェニルアミン(X1=−NH−の場合)(5)と反応させて本発明の前駆体化合物を得る。
スキーム2において、R11、R12、R42及びX1はスキーム1で規定した通りである。
本発明の前駆体化合物は理想的には無菌で非発熱性の形態で提供される。従って、この前駆体化合物は、R2が放射性ハロゲンである本発明の化合物を哺乳動物への投与に適した生物適合性担体と共に含む放射性医薬品組成物の調製に使用することができ、これは以下により詳細に説明するように本発明の別の態様を形成する。
前駆体化合物はまたかかる医薬組成物の調製のためのキット又はカセットに一成分として含ませるのに適している。本発明のこれらの態様についても以下により詳細に述べる。
化合物の調製方法
日常的な適合により、本発明の前駆体化合物を得るための上記の方法は、R2が非放射性ハロゲン同位体である式Iの化合物を得るために応用することができる。
別の実施形態では、本発明は、放射性ハロゲンを含む本発明の化合物の製造方法に関し、この方法は本明細書で定義した前駆体化合物と適当な放射性ハロゲン源との反応を含む。本明細書で定義した式Iの化合物及び式IIの前駆体化合物の適当で好ましい態様は本発明のこの態様に等しく適用される。
適当な放射性ハロゲン源」という用語は、放射性同位体が前駆体化合物に共有結合されるように前駆体化合物の置換基と反応性である化学形態の放射性ハロゲンを意味する。インビボ イメージング剤の当業者は本発明での応用に適した放射性ハロゲンの起源に精通しているであろう。当分野の詳細な提示については「Handbook of Radiopharmaceuticals」(2003;Wiley:Welch and Redvanly,Eds)参照。
前駆体化合物と放射性ハロゲンの適当な起源との「反応」工程は、できるだけ高い放射化学収率(RCY)で所望の化合物を形成するのに適した反応条件下で2つの反応体を一緒に合わせることを含む。本発明の特定の化合物を得るための合成経路を以下の実験の欄に挙げる。
放射性ハロゲンを導入する方法はBoltonに記載されている(2002 J LabCompRadiopharm;45:485−528)。
放射性ハロゲン(これはγ線放射型放射性ハロゲン又は陽電子放射型放射性ハロゲンであることができる)を導入するには、前駆体は、次の反応性基、すなわち、アリールヨウ化物若しくは臭化物(放射性ヨウ素交換を可能にする)のような非放射性前駆体ハロゲン原子、活性化アリール環(例えばフェノール又はアニリン基)、イミダゾール環、インドール環、有機金属化合物(例えばトリアルキルスズ又はトリアルキルシリル)、又はトリアゼンのような有機化合物、若しくはヨードニウム塩のような求核置換のための良好な脱離基を含むのが適当であることは当技術分野で公知である。放射性ハロゲンを導入する方法はBoltonに記載されている(2002 J LabCompRadiopharm;45:485−528)。放射性ハロゲン、特にヨウ素を結合することができる適当なアリール基の例を以下に挙げる。
いずれも、芳香族環への容易な放射性ヨウ素置換を可能にする置換基を含有する。放射性ヨウ素を含有する代わりの置換基は、放射性ヨウ化物イオンが放射性ヨウ素の適当な起源である放射性ハロゲン交換を経る直接ヨウ素化、例えば次の式により合成することができる。
2が放射性ヨウ素である場合、式IIの好ましい前駆体化合物は、R22に、求電子性ヨウ素化を受ける誘導体を含む。この例はトリアルキルスタンナン(例えばトリメチルスタンニル又はトリブチルスタンニル)、又はトリアルキルシラン(例えばトリメチルシリル)又は有機ホウ素化合物(例えばボロン酸エステル又は有機トリフルオロボレート)のような有機金属誘導体である。
求電子性放射性ヨウ素化について、式IIの前駆体化合物のR22は好ましくは活性化有機金属前駆体化合物(例えばトリアルキルスズ、トリアルキルシリル又は有機ホウ素化合物)を含む。前駆体化合物及び放射性ヨウ素を有機分子中に導入する方法はBoltonに記載されている(2002 J Lab Comp Radiopharm;45:485−528)。適当なボロン酸エステル有機ホウ素化合物及びそれらの製造はKabalaka他に記載されている(2002 Nucl Med Biol;29:841−843及び2003 Nucl Med Biol;30:369−373)。適当な有機トリフルオロボレート及びその製造はKabalaka他に記載されている(2004 Nucl Med Biol 2004;31:935−938)。放射性ヨウ素化のための式IIの好ましい前駆体化合物は、R22に、有機金属前駆体化合物、最も好ましくはトリアルキルスズ、特にトリブチルスズを含んでいる。
放射性臭素化は、放射性ヨウ素化について上で説明したものと同様な方法によって達成することができる。Kabalka及びVarmaは、放射性臭素化化合物を含めて放射性ハロゲン化化合物の合成のための様々な方法を概論している(1989 Tetrahedron;45(21):6601−21)。
放射性ハロゲンが18Fであるときに使用される方法は、the Handbook of Radiopharmaceuticals(2003;Wiley:Welch and Redvanly,Eds)の第6章に詳細に記載されている。18Fは比較的に短い半減期を有しており、従って18Fを含む化合物の合成においては特別な検討が必要とされる。
18Fによる標識化は前駆体化合物の脱離基の求核性置換によって達成することができる。こうして、前駆体化合物は[18F]−フッ化物イオン(18-)の適当な起源との反応により一工程で標識することができ、このフッ化物イオン源は通常核反応18O(p,n)18Fから水溶液として得られ、陽イオン性対イオンの付加及びその後の水の除去により反応性にされて適当な18F源を形成する。放射性フッ素原子は直接共有結合を介して芳香環に結合する。アリールジアゾニウム塩、アリールニトロ化合物又はアリール第四アンモニウム塩からの18F−フッ化物求核性置換が適当な経路である。好ましくは、放射性フッ素を付加することが望まれる場合、前記前駆体化合物のR22はヒドロキシル、ニトロ、ブロモ、ヨード、トリ−C1-3−アルキルアンモニウム、第四アンモニウム、ジアゾニウム、ヨードニウム、トシレート、メシレート及びトリフレートから選択される脱離基であり、適当な放射性ハロゲン源は18F−フッ化物(18-)である。
一実施形態では、この製造方法は自動化される。この自動化方法に有用なカセットは以下により詳細に説明する本発明の別の態様を形成する。
キット及びカセット
さらに別の態様では、本発明は、R2が放射性ハロゲンである本発明の化合物の製造のためのキットを提供し、このキットは、放射性ハロゲンの無菌の起源との反応で最小数の操作で所望の化合物が得られるように、本明細書で定義した本発明の前駆体化合物を含んでいる。かかる考慮事項は、放射性同位体が比較的に短い半減期を有する場合、及び取り扱いの容易さ、従って放射性薬剤製造者の放射線量の低減のために、特に重要である。前駆体化合物は好ましくは凍結乾燥形態でキット内に存在し、かかるキットの再構成のための反応媒質は好ましくは生物適合性担体である。本発明のキットのための前駆体化合物の適当で好ましい実施形態は本発明の前駆体化合物について上で提供された通りである。
「生体適合性担体」は、本発明の放射性標識化合物を懸濁又は溶解できる流体、特に液体であって、組成物が生理学的に認容できるもの、つまり毒性も耐え難い不快感も伴わずに哺乳類の身体に投与することができるようなものである。生体適合性担体は好適には注射可能な担体液であり、例えば、発熱物質を含まない注射用の滅菌水、食塩液のような水溶液(これは注射用の最終製剤が等張性又は非低張性となるように調整するのに都合がよい)、1種以上の張度調節物質(例えば血漿陽イオンと生体適合性対イオンとの塩)、糖(例えばグルコース又はスクロース)、糖アルコール(例えばソルビトール又はマンニトール)、グリコール(例えばグリセロール)その他の非イオン性ポリオール材料(例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコールなど)の水溶液である。生体適合性担体は、エタノールのような生体適合性有機溶媒を含んでいてもよい。かかる有機溶媒は、親油性化合物又は製剤を可溶化するのに有用である。好ましくは、生体適合性担体は発熱物質を含まない(パイロジェンフリーの)注射用水、等張食塩水又はエタノール水溶液である。静注用の生体適合性担体のpHは、好適には4.0〜10.5の範囲内にある。
本発明のキットでは、前駆体化合物は、好ましくは、無菌健全性及び/又は放射能安全性、さらに適宜ヘッドスペースの不活性ガス(例えば、窒素又はアルゴン)を維持できるとともに、注射器又はカニューレでの溶液の添加及び吸引も行うことのできる密封容器内に存在する。かかる容器として好ましいのは、気密蓋をオーバーシール(通例アルミニウム製)と共にクリンプオンしたセプタムシールバイアルである。かかる容器は、所望に応じて(例えばヘッドスペースガスの交換又は溶液の脱気のため)真空に蓋が耐えるという追加の利点がある。
キットに使用される前駆体化合物は無菌の製造条件下で用いて所望の無菌で非発熱物質性物質を得ることができる。或いは、前駆体化合物は非無菌条件下で用い、最後に例えばガンマ線照射、オートクレーブ処理、乾燥加熱又は化学的処理(例えばエチレンオキサイドによる)を用いて滅菌してもよい。好ましくは、前駆体化合物は無菌で非発熱物質性形態で提供される。最も好ましくは、無菌で非発熱物質性前駆体化合物は、上で説明したように密封容器内に入った形で提供される。
好ましくは、キットの全ての成分は、使用間の汚染の可能性を最小にし、無菌性及び品質保証を確保するために使い捨てである。
特に[18F]−放射性トレーサーは、今では自動化放射性合成装置で便利に調製されることが多い。かかる装置は、Tracerlab(商標)及びFastlab(商標)(GE Healthcare Ltd)を始めとして幾つかの市販の例がある。かかる装置は一般に、放射性合成を行うために装置に取り付けられた、放射性化学が行われる、多くの場合使い捨ての「カセット」を含む。このカセットは通常、流体経路、反応容器、及び試薬バイアル並びに放射性合成後の清浄化工程に使用される固相抽出カートリッジを受け入れる口を含む。
従って、本発明は、もう1つ別の態様では、18Fを含む式Iの化合物の自動化合成のためのカセットを提供し、このカセットは、
(i)本発明の前駆体化合物について本明細書で定義した通りの脱離基を含む前駆体化合物を含有する容器と、
(ii)18F−フッ化物の適当な起源(18-)で容器を溶離するための手段と
を含む。
このカセットはさらに、
(iii)過剰の18F−フッ化物(18-)を除去するためのイオン交換カートリッジ
を含んでいてもよい。
医薬組成物
別の態様では、本発明は、哺乳類への投与に適した形態の生物適合性担体と共に式Iの化合物を含む医薬組成物を提供する。
この医薬組成物中の式Iの化合物のR2が放射性ハロゲンである場合、この医薬組成物は放射性医薬組成物であり、生物適合性担体は本発明のキットに関して定義した通りである。この放射性医薬組成物は非経口的に、すなわち注射により投与し得、最も好ましくは水溶液である。かかる組成物は場合により、緩衝液、薬学的に許容可能な可溶化剤(例えばシクロデキストリン又は界面活性剤、例えばPluronic、Tween又はリン脂質)、薬学的に許容可能な安定剤又は酸化防止剤(例えばアスコルビン酸、ゲンチジン酸又はパラ−アミノ安息香酸)のような別の成分を含有し得る。本発明の化合物を放射性医薬組成物として提供する場合、前記化合物の製造方法はさらに、放射性医薬組成物を得るのに必要とされる工程、例えば有機溶媒の除去、生物適合性緩衝液及び任意の別の成分の添加を含み得る。非経口投与の場合、放射性医薬組成物が無菌で非発熱性となることを確保するための工程も必要である。
2が放射性ハロゲンである式Iの化合物について本明細書に記載した適当で好ましい実施形態は本発明の放射性医薬組成物に等しく適用される。
医薬組成物がR2が非放射性ハロゲンである式Iの化合物を含む場合、生物適合性担体は固体又は液体の薬学的に許容可能な非毒性担体であり得る。かかる医薬の担体は、水及び油、例えば石油、動物、植物又は合成由来のもの、例えば落花生油、大豆油、鉱油、ゴマ油などのような無菌の液体であることができる。医薬組成物が静脈内に投与される場合水が好ましい担体である。生理的食塩水溶液並びに水性デキストロース及びグリセロール溶液も、液体担体として、特に注射可能な溶液として使用される。適当な医薬賦形剤としては、デンプン、グルコース、ラクトース、スクロース、ゼラチン、麦芽、米、小麦粉、白亜、シリカゲル、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセロール、タルク、塩化ナトリウム、脱脂粉乳、グリセロール、プロピレングリコール、水、エタノールなどがある。これらの組成物は溶液、懸濁液、錠剤、丸薬、カプセル、粉末、徐放性製剤などの形態をとることができる。適当な医薬担体は「Remington’s Pharmaceutical Sciences」(18th Edition;E.W.Martin,Ed:1990 Mack Publishing)に記載されている。かかる組成物は、宿主への適正な投与形態を提供するように適当な量の担体と共に有効治療量の化合物を含有する。静脈内注射が極めて有効な投与形態であるが、他の態様、例えば経口投与を使用することができる。
インビボイメージング及び診断
別の態様では、本発明は、
(a)R2が放射性ハロゲンである式Iの化合物を投与し、
(b)対象被験体内に存在するマイコバクテリアの細胞壁に前記化合物を結合させ、
(c)前記化合物内に含まれる放射性ハロゲンにより放出された信号を適当なインビボイメージング法によって検出し、
(d)前記信号の位置及び/又は量を表す像を生成させ、
(e)前記対象被験体内のマイコバクテリアの分布を決定する
ことを含み、前記分布が前記放射性ハロゲンにより放出された前記信号と直接関連する、インビボイメージング方法を提供する。
投与」工程は好ましくは非経口的に、最も好ましくは静脈内に行われる。静脈内経路は、対象被験体の身体全体にわたって化合物を送達する最も効率的な方法を表し、また対象被験体の身体に対して実質的な物理的干渉を示さない。「実質的な」とは、専門的な医学知識を使用する必要があるか、又は必要とされる専門的な配慮及び専門知識をもってしても実質的な健康上のリスクを伴う干渉を意味する。化合物は好ましくは、本明細書で定義した本発明の医薬組成物として投与される。また、本発明のインビボイメージング方法は、前記化合物を予め投与した対象被験体に対して行われる上記で定義した工程(b)〜(e)を含むものとして理解することもできる。この実施形態では、化合物は好ましくは、本発明の放射性医薬組成物として投与される。
投与工程の後、検出工程の前に、化合物を、前記対象被験体内のマイコバクテリアに結合させる。例えば、対象被験体が完全な哺乳類である場合、化合物は哺乳類の身体中を動力学的に移動し、その中の種々の組織と接触する。化合物が一旦マイコバクテリアと接触すると、これら2つの実体は結合して、マイコバクテリアが存在する組織からの化合物のクリアランスがマイコバクテリアが存在しない組織からのクリアランスよりも長くかかるようになる。マイコバクテリアを含む組織に結合した化合物とマイコバクテリアを含まない組織に結合した化合物との比の結果として、マイコバクテリアと特異的に結合した化合物の検出が可能になるある時点に達する。これが、検出工程を実施するのに最適な時である。
本発明の方法の「検出」工程は、放射性ハロゲンにより放出された信号を、前記信号に対して高感度の検出器を用いて検出かることを含む。この検出工程はまた、信号データの獲得として理解することもできる。単一光子放出断層撮影(SPECT)及び陽電子放出断層撮影(PET)は本発明の方法で使用するのに適したインビボイメージング法である。R2がγ線放射型放射性ハロゲンである場合、SPECTが適当であり、R2が陽電子放射型放射性ハロゲンである場合、PETが適している。
本発明の方法の「生成」工程は、再構成アルゴリズムを獲得した信号データに適用するコンピューターにより行ってデータセットを得る。このデータセットを次に処理して、前記インビボイメージング方法に用いた化合物内に含まれる放射性ハロゲンにより放出された信号の位置及び/又は量を示す生成させる。この放出された信号はマイコバクテリアの存在と直接関連しているので、この生成した像を評価することによって「決定」工程を実施することができる。
本発明の「対象被験体」は任意のヒト又は動物の被験体であることができる。好ましくは、本発明の対象被験体は哺乳類である。最も好ましくは、前記対象被験体は完全な哺乳類のインビボ身体である。特に好ましい実施形態では、本発明の対象被験体はヒトである。インビボイメージング方法は、マイコバクテリア感染に関連する病的な状態であることが分かっているか又は疑われる対象被験体に使用し得る。好ましくは、前記方法は、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により引き起こされた結核であることが分かっているか又は疑われる対象被験体のインビボイメージングに関し、従って前記状態の診断のための方法に有用である。対象被験体が結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により引き起こされた結核であることが分かっている場合、本発明のインビボイメージング方法は前記対象被験体に対する治療計画の過程で繰り返して実施し得、ここで前記治療計画は結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により引き起こされた結核を治療する薬剤の投与を含む。
本発明はさらに、対象被験体におけるマイコバクテリア感染症の診断方法を提供し、この方法は、本明細書で定義したインビボイメージング方法を、マイコバクテリアの分布をマイコバクテリア感染症に帰属させるというさらなる工程(vi)と共に含む。「マイコバクテリア感染症」という用語は本明細書中で、マイコバクテリアにより引き起こされた感染症と定義される。この診断方法は好ましくは、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により引き起こされた結核を診断するのに使用される。
さらに別の態様では、本発明は、インビボイメージングの方法に使用するための、本明細書で好適及び好ましいものとして定義されている放射性医薬組成物を提供し、ここでインビボイメージングの方法は本明細書で好適及び好ましいものとして定義した通りである。
本発明はまた、診断方法に使用するための、本明細書で好適及び好ましいものとして定義されている放射性医薬組成物も提供し、ここで診断方法は本明細書で好適及び好ましいものとして定義した通りである。
治療
さらに別の態様では、本発明は、R2が非放射性ハロゲンである式Iの化合物を投与することを含む、マイコバクテリア感染症の治療方法を提供する。好ましくは、前記化合物は医薬組成物として投与される。R2が非放射性ハロゲンである式Iの化合物として適当な医薬組成物は定義した通りである。本発明のインビボイメージング及び診断の方法に関して、前記マイコバクテリア感染症は好ましくは、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により引き起こされる結核である。
本明細書中の実験例に示されているように、R2が非放射性ハロゲンである本発明の式Iの化合物は、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)に対して良好な活性を有しており、従って結核菌(Mycobacterium tuberculosis)に対して潜在的に有用な治療薬となる性質を有する。
式Iの化合物に関連して上に挙げたような非放射性ハロゲンとしてのR2の適当で好ましい実施形態は本発明の治療方法に等しく適用される。
一実施形態では、治療方法はまた、本発明の化合物と他の公知の結核用治療薬の併用投与含んでいてもよい。かかる他の治療薬の非限定例には、イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド、及びエタンブトールがある。
実施例の簡単な説明
実施例1では、標識されてない従来技術の化合物(R)−2−メチル−6−ニトロ−2−(フェノキシメチル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾールの合成について記載する。
実施例2では、実施例1で調製された従来技術の化合物のヨウ素化形(R)−2−((4−ヨードフェノキシ)メチル)−2−メチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール、すなわちR2が非放射性ヨウ素である本発明の式Iの化合物の合成について記載する。
実施例3では、実施例1及び2で得られた化合物を評価するのに用いたインビトロスクリーニング方法について記載する。
実施例4では、(R)−2−((4−フルオロフェノキシ)メチル)−2−メチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール、すなわちR2が非放射性フッ素である本発明の式Iの化合物の合成について記載する。
実施例5では、(R)−2−メチル−6−ニトロ−2−((4−(トリブチルスタンニル)フェノキシ)メチル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール、すなわち本発明の前駆体化合物の合成について記載する。
実施例で使用する略号のリスト
ATP アデノシン三リン酸
DCM ジクロロメタン
DMF ジメチルホルムアミド
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
IC50 最大半量 阻害濃度
LCMS 液体クロマトグラフィー質量分析
LORA 低酸素回復アッセイ
MABA マイクロプレートアラマーブルーアッセイ
MIC 最小阻害濃度
RBF 丸底フラスコ
VERO エスペラント語で「ミドリ腎」を意味する「verda reno」、アフリカミドリザル(Cercopithecus aethiops)から抽出された腎上皮細胞をいう。
実施例1:(R)−2−メチル−6−ニトロ−2−(フェノキシメチル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール(従来技術の化合物)の合成
(R)−2−クロロ−1−(2−メチル−2,3−エポキシプロピル)−4−ニトロイミダゾールは、Sasaki他に記載の方法(2006 J Med Chem;49:7854−7860)に従って市販の2−クロロ−5−ニトロイミダゾール出発材料を対応するエポキシドに変換させることによって得た。(R)−2−クロロ−1−(2−メチル−2,3−エポキシプロピル)−4−ニトロイミダゾール(57.7mg、0.267mmol)、及びフェノール(20.12mg、0.214mmol)を50mlのRBFに入れ、2mlのDMFに溶解させた。反応混合物を0℃に冷却した後、NaH(16.48mg、0.256mmol)を慎重に加えた。次いで、温度を50℃に上げ、反応塊を24〜36時間攪拌した。HPLC/LCMSを用いて反応の完了をチェックし、反応塊を回転蒸発器で濃縮した。乾燥した物質を次にCombiFlash(Teledyne Isco)クロマトグラフィーシステム(DCM−メタノール溶媒系を用いた)で精製した。精製した物質を次いで、DCM−ヘキサン溶媒系を用いて再結晶して、淡黄色粉末を生成物として得た。収量=7.4mg、純度=96%、1H NMR(CDCl3):δ1.8(dd(J=3.0,9.0),2H,CH2)、4.22(d(J=9),1H,CH2)、4.5(d(J=9)、1H,CH2)、6.86(d(J=9.0),2H,ArH)、7.6(t(J=6.0,1H,ArH),7.33(d(J=6.0),2H,ArH)、7.6(s,1H,ArH)、MS:m/z276(M+1,100%)。
実施例2:(R)−2−((4−ヨードフェノキシ)メチル)−2−メチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール(実施例1の従来技術の化合物のヨウ素化誘導体)の合成
フェノールの代わりにp−ヨードフェノール(28.38mg、0.129mmol)を用いて実施例1に記載した方法を使用した。収量=4.2mg、純度=96%、1H NMR(CDCl3):δ1.8(dd(J=3.0,9.0),2H,CH2)、4.22(d(J=9),1H,CH2)、4.5(d(J=9),1H,CH2)、6.64(d(j=9.0),2H,ArH)、7.6(m,3H,ArH)、MS:m/z402(M+1,100%)。
実施例3:化合物をインビトロでスクリーニングするのに用いた方法
3(i)最小阻害濃度(MIC)を決定する方法
マイクロプレートアラマーブルーアッセイ(MABA)及び低酸素回復アッセイ(LORA)を用いてスクリーニングを行ってM. tuberculosisに対するMICを得た。
最初のスクリーニングは、MABAを使用してBACTEC 12B培地(Becton−Dickinson)中でMycobacterium tuberculosis菌株H37Rv(American Type Clture Collection番号27294)に対して行った。化合物は10回の2倍希釈、通例100μg/mL〜0.19μg/mLで試験した。MIC90は、対照に対して90%の蛍光の低減を行う濃度と定義される。この値は、曲線適合プログラムを用いて用量−応答曲線から決定される。£10μg/mLのMIC90値はいずれも抗結核活性に対して「活性」であると考えられた。
3(ii)IC50を決定する方法
VERO細胞細胞毒性アッセイをTB Dose Responseアッセイと並行して行った。72時間の曝露後、存在するATPの定量に基づいて培養中の生存可能な細胞の数を測定する均質な方法であるPromega’s Cell Titer Glo Luminescent Cell Viability Assayを用いて生存率を評価した。細胞毒性は、用量−応答曲線から曲線適合プログラムを用いてIC50として決定した。
3(iii)算出clogPを決定する方法
Chemdraw Ultra 10.0(Cambridge Soft Software)を使用して算出clogP値を決定した。
3(iv)インビトロスクリーニング結果
上記スクリーニングデータが立証しているように、ヨウ素の導入により、MICが6倍以上低下し、これは親化合物の活性が驚くほど増大したことを意味している。
実施例4:(R)−2−((4−フルオロフェノキシ)メチル)−2−メチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾールの合成
(R)−2−クロロ−1−((2−メチルオキシラン−2−イル)メチル)−4−ニトロ−1H−イミダゾール(50.0mg、0.230mmol)をきれいな乾燥したRBFに移し、無水DMF(2.0ml)を加えた。この塊にp−フルオロフェノール(20.66mg、0.184mmol)を加え、窒素下で10分間攪拌した。次に、混合物を0℃に冷却した後、水素化ナトリウム(60%)(8.84mg、0.221mmol)を少しずつ加えた。フラスコの中味を冷たい条件で約10分間攪拌した後50℃に加熱した。反応は、30時間以内にLC/MSで完了を示した。フラスコの中味を室温まで放冷した後回転蒸発器で濃縮した。得られた塊全体を、勾配系としてDCM/メタノールを用いるCombiFlashシステムで精製した。次いで、得られた固体を、DCM/ヘキサン系を用いて再結晶して、5mg(74.6%)の生成物を白っぽい固体として得た。LC−MS:C13H12FN3O4として計算したm/z、293.08、実測294(M+H)+
実施例5:(R)−2−メチル−6−ニトロ−2−((4−(トリブチルスタンニル)フェノキシ)メチル)−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾールの合成
実施例2に従って調製した(R)−2−((4−ヨードフェノキシ)メチル)−2−メチル−6−ニトロ−2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾール(25mg、0.0623mmol)、ビス−(トリブチルスズ)(54.25mg、47ml、0.0935mmol)及びテトラキストリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(5.11mg、0.004426mmol)の混合物を混合溶媒(2.0ml、1:1ジオキサン/トリエチルアミン)中に入れ、還流下で36時間攪拌した。完了が確認されたとき、溶媒を除去し、残渣を4〜5mlの水に加えた。次に、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、分離し、乾燥し、蒸発させた。次いで、残渣を、HPLCシステムを用いて精製した。しかし、一旦精製されると、化合物は溶媒から単離することができなかった。この分子は、それから一旦除去されると安定ではないからである。生成物の形成の確認はm/zが565(M+H)+の単一のピークを有するLC/MSシステムで行った。

Claims (29)

  1. 次の式Iの化合物。
    式中、
    1は、存在しないか又はC1-4アルキルであり、
    2は、ハロゲン同位体であり、
    Xは、−O−又は−NH−である。
  2. 1がメチルである、請求項1記載の化合物。
  3. Xが−O−である、請求項1又は2記載の化合物。
  4. 2が放射性ハロゲンである、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の化合物。
  5. 前記放射性ハロゲンが、123I、131I及び77Brから選択されるγ線放射型放射性ハロゲンである、請求項4記載の化合物。
  6. 前記γ線放射型放射性ハロゲンが123Iである、請求項5記載の化合物。
  7. 前記放射性ハロゲンが、17F、18F、75Br、76Br及び124Iから選択される陽電子放射型放射性ハロゲンである、請求項4記載の化合物。
  8. 前記陽電子放射型放射性ハロゲンが、18F及び124Iから選択される、請求項7記載の化合物。
  9. 2が、127I、127I、81Br、19Fから選択される非放射性ハロゲンである、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の化合物。
  10. 前記非放射性ハロゲンが、127I及び19Fから選択される、請求項9記載の化合物。
  11. 次の式Iaである、請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の化合物。
    式中、
    11は、請求項1又は請求項2でR1について定義した通りであり、
    12は、請求項1又は4〜10のいずれかでR2について定義した通りであり、
    1は、請求項1又は請求項3でX基について定義した通りである。
  12. 次の式IIの化合物である、請求項4に記載の式Iの化合物を製造するための前駆体化合物。
    式中、
    21は、請求項1又は請求項2でR1について定義した通りであり、
    22は、非放射性ヨウ素又は臭素、トリアルキルスタンナン若しくはトリアルキルシランのような有機金属誘導体、ボロン酸エステル若しくは有機トリフルオロボレートのような有機ホウ素化合物であるか、又はアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ブロモ、ヨード、トリ−C1-3−アルキルアンモニウム、第四アンモニウム、ジアゾニウム、ヨードニウム、トシレート、メシレート及びトリフレートから選択され、
    2は、請求項1又は請求項3でXについて定義した通りである。
  13. 次の式IIaのものである、請求項12記載の前駆体化合物。
    式中、
    31は、請求項1又は請求項2でR1について定義した通りであり、
    32は、請求項12でR22について定義した通りであり、
    3は、請求項1又は請求項3でXについて定義した通りである。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の前駆体化合物を適当な放射性ハロゲン源と反応させることを含んでなる、請求項4記載の化合物を製造する方法。
  15. 前記前駆体化合物のR22がトリアルキルスタンナン又はトリアルキルシランのような有機金属誘導体であり、前記放射性ハロゲンの前記適当な起源が123I−放射性ヨウ化物(123I・)を含む、請求項14記載の方法。
  16. 前記前駆体化合物のR22がヒドロキシル、ニトロ、ブロモ、ヨード、トリ−C1-3−アルキルアンモニウム、第四アンモニウム、ジアゾニウム、ヨードニウム、トシレート、メシレート及びトリフレートから選択される脱離基であり、前記放射性ハロゲンの前記適当な起源が18F−フッ化物(18-)である、請求項14記載の方法。
  17. 前記前駆体化合物を含有するバイアルを含んでなる、請求項14乃至請求項16のいずれか1項記載の方法を実施するためのキット。
  18. (i)前記前駆体化合物を含有する容器、及び
    (ii)容器を18F−フッ化物(18-)で溶離するための手段
    を含んでなる、請求項16記載の方法の自動化された実施のためのカセット。
  19. さらに、(iii)過剰の18F−フッ化物(18-)を除去するためのイオン交換カートリッジを含む、請求項18記載のカセット。
  20. 哺乳類への投与に適した形態の生物適合性担体と共に請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の化合物を含んでなる医薬組成物。
  21. (a)請求項4記載の化合物を投与し、
    (b)前記対象被験体内に存在するマイコバクテリアの細胞壁に前記化合物を結合させ、
    (c)前記放射性ハロゲンにより放出された信号をインビボイメージング法によって検出し、
    (d)前記信号の位置及び/又は量を表す像を生成させ、
    (e)前記対象被験体内のマイコバクテリアの分布を決定する
    ことを含んでなり、前記分布が前記信号と直接関連する、インビボイメージング方法。
  22. 前記投与工程が静脈内注射により行われる、請求項21記載のインビボイメージング方法。
  23. 前記マイコバクテリアが結核菌(Mycobacterium tuberculosis)である、請求項21又は請求項22記載のインビボイメージング方法。
  24. 前記対象被験体に対する治療計画の実施中繰り返して行われ、前記治療計画が結核菌(Mycobacterium tuberculosis)により引き起こされる結核に対処する薬剤を投与することを含む、請求項23記載のインビボイメージング方法。
  25. 請求項21乃至請求項23のいずれか1項記載のインビボイメージング方法を、マイコバクテリアの分布をマイコバクテリア感染症に帰属させるというさらなる工程(vi)を含んでなる、対象被験体におけるマイコバクテリア感染症を診断する方法。
  26. 前記マイコバクテリア感染症が結核菌(Mycobacterium tuberculosis)によ引き起こされる結核である、請求項25記載の診断方法。
  27. 請求項9記載の化合物を投与することを含んでなる、マイコバクテリア感染症の治療方法。
  28. 医療方法に使用するための、請求項1乃至請求項11のいずれか1項記載の化合物。
  29. 前記医療方法が請求項21乃至請求項27のいずれか1項記載のものである、請求項28記載の化合物。
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