JP2013526103A - マルチセルmimo送信のためのセル選択 - Google Patents

マルチセルmimo送信のためのセル選択 Download PDF

Info

Publication number
JP2013526103A
JP2013526103A JP2012557596A JP2012557596A JP2013526103A JP 2013526103 A JP2013526103 A JP 2013526103A JP 2012557596 A JP2012557596 A JP 2012557596A JP 2012557596 A JP2012557596 A JP 2012557596A JP 2013526103 A JP2013526103 A JP 2013526103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
cells
selection process
mimo
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012557596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5477482B2 (ja
Inventor
シアオ・ホォイ
サーペリ・ルチアーノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JP2013526103A publication Critical patent/JP2013526103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5477482B2 publication Critical patent/JP5477482B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/022Site diversity; Macro-diversity
    • H04B7/024Co-operative use of antennas of several sites, e.g. in co-ordinated multipoint or co-operative multiple-input multiple-output [MIMO] systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0204Channel estimation of multiple channels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/024Channel estimation channel estimation algorithms
    • H04L25/0242Channel estimation channel estimation algorithms using matrix methods
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0032Distributed allocation, i.e. involving a plurality of allocating devices, each making partial allocation
    • H04L5/0035Resource allocation in a cooperative multipoint environment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いる方法であって、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、当該方法は、セル選択処理を有し、前記セル選択処理は、前記セットのセルのうち、最も遅いMIMOチャネル特性の時間変化率の前記セットのセル又はセルのサブセットを特定するステップ、前記特定するステップで特定された前記セル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択するステップ、を有する、方法。

Description

本発明は、セルラ無線ネットワーク、特に排他的ではないが3GPP LTE−AネットワークにおけるマルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信のセル選択に関する。
基地局が該基地局の範囲内にある複数の加入者局又はユーザと通信する無線通信システムは、広く知られている。1つの基地局によりカバーされる領域はセルと呼ばれ、通常、多くの基地局は適切な場所に設けられ、広範な地理的領域を事実上、隣接セルとシームレスにカバーする。従来のこのようなセルラ無線ネットワークでは、各ユーザの機器(「ユーザ機器」又は「UE」)は、同時に1つの基地局によってのみサービスを供される。しかしながら、これは、セル端での高いセル間干渉のために、セル端のデータレート及びカバレッジを低くする。セル端干渉を低減するために、複数の基地局によりセルUEにサービスを供することは有利である。これは、「multi-cell multiple-input/multiple-output」又は「マルチセルMIMO」と称される。マルチセルMIMOを用いることにより、近隣セルからの有害な干渉は、有用な信号に変えられうる。それにより、セル端スループット、システムスループット及びカバレッジを向上しうる。
しかしながら、MIMO(multiple-input multiple-output)送信を複数の基地局間で調整するには、協調する基地局間で共有されるチャネルの知識及びデータの情報が必要であり、結果として、帰路容量に追加の要件を課してしまう。さらに、FDDシステムでは、チャネルの知識は、主にUEフィードバックにより得られる。複数のセルが協調送信に参加するので、ネットワーク側で必要なチャネルの知識の量は、協調するセルの数と共に線形に増加し、これはアップリンクチャネルにとって重い負担となる。したがって、実際には、帰路の負荷を緩和し、協調マルチセル送信の効率を向上させるために、通常、所与の時間周波数リソースでUEに協調的に供するために使用できる可能性のある一部のセルのみを用いる方が良い。このような場合、どのセルが他のセルに対して優先され、所与のUEに供するために協調的に用いられるべきかを決定する必要がある。
例として、添付の図1は、LTE−A(R1-092290, "TP for feedback in support of DL CoMP for LTE-A TR", Qualcomm Europe, 3GPP TSG-RAN WG1 #57, 04-08 May, 2009, San Francisco, USAを参照)により与えられる用語及び定義に基づく、セルのグルーピング方法の適用シナリオを示す。留意すべき点は、LTE−Aシステムが単に例として供されること、本発明が任意の他のマルチセルMIMOシステムに適用できることである。
3GPP標準化団体は、協調多地点送信/受信(coordinated multi-point transmission/reception:CoMP)を、高データレートのカバレッジ、セル端スループットを向上させるための及び/又はシステムスループットを増大させるためのLTE−A研究項目に含まれる主要技術として認定している。基本的に、CoMPは、協調マルチセルMIMO送信/受信スキームであり、3GPP TR 36.814「Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects (Release 9)」V1.0.0, 2009-02-26によると、そのダウンリンクスキームは主に次の2つのカテゴリで特徴付けられる。
−「協調スケジューリング及び/又はビーム形成(Coordinated scheduling and/or beamforming:CS/CB」
−「共同処理/送信(Joint Processing/Transmission:JP/JT)」
CS/CBのカテゴリでは、「単一のUEへのデータは、1つの送信地点から即時に送信されるが、ユーザのスケジューリング/ビーム形成の決定はCoMP協調セットに対応するセル間の協調により行われる」。一方で、JPのカテゴリでは、「単一のUEへのデータは、複数の送信地点から同時に(コヒーレントに又は非コヒーレントに)送信され、受信信号品質を向上させ及び/又は多のUEに対する干渉を除去する」。
図1の例では、セルA、B及びCは活発にUE(「CoMP送信地点」と称される)へ送信し、一方でセルDはセルA、B及びCにより用いられている送信インターバル中は送信していない。セルA、B、C及びDの集合は、「CoMP協調セット」と称される。これらは、測定セット内のセルにより提供される測定値に基づき、幾つかの選択律を用いることにより選択できる。例えば、近年の幾つかのセル選択方法は、CoMP協調セットを測定セット内のセルのRSRP測定に基づき構成するよう提案されている(R1-092833「Discussions on CoMP Cooperating Set」、CHTTL、3GPP TSG-RAN WG1 #57bis、 29 June-03 July、2009、Los Angeles、USA及び2009年9月10日に提出されたPCT/EP2009/006572を参照のこと)。CoMPを用いて特定の目標送信利得(例えば目標信号対干渉及び雑音比(SINR)、目標送信データレート)を得るために、CoMP協調セットの一部のセルは、一緒にグループ化され、特定の協調送信を実行する。例えば、セルBが最も高い平均受信信号電力を提供できるので、セルBが所与のUEのサービングセルであるとする場合、さらに、セルA又はセルCのどちらかがセルBと共にグループ化され、目標送信データレートを満たすことができる場合、このような場合には、どのセルが優先してセルBと共にグループ化されるかを決定する基準を有することが有利である。なぜなら、協調送信を実行できる可能性があるセルを適切にグループ化することは、協調送信中に必要なフィードバックのオーバヘッドを削減するのを助けることができるからである。このようなフィ―ドバックのオーバヘッドは、CoMPがアップリンクチャネルで直面する重大な問題である。
留意すべき点は、CoMPが、UEの速度が120km/hより速い高移動性シナリオに適していなくてもよいことである。なぜなら、高性能CoMPソリューションは、古くなったチャネル情報に非常に敏感だからであり(R1-084322,「Scalable CoMP solutions for LTE advanced」, Nokia Siemens Networks, Nokia, 3GPP TSG-RAN WG1 #55, 10-14 November, Prague, Czech Republicを参照)、フィードバックに課される要件を満たすことが非常に難しいからである(R1-092309,「High-level principles for CSI feedback for DL MIMO and CoMP in LTE-A」, Alcatel-Lucent, Philips, Qualcomm, 3GPP TSG-RAN WG1 #57bis, 29 June-3 July 2009, Los Angeles, USAを参照)。したがって、以下では、CoMPは低移動性及び中移動性のシナリオを対象とする。
A.Papadogiannis, D.Gesbert及びE.Hardouinによる文献"A dynamic clustering approach in wireless networks with multi-cell cooperative processing」,Proceedings of the IEEE international conference on communications, 2008 (ICC 2008)では、マルチセル協調処理(multi-cell cooperative processing:MCP)のための協調するBSのクラスタを形成するために、動的セルクラスタリング手法が提案されている。この文献のクラスタリング手法は、容量の合計の最大化基準に基づき、各クラスタ内の全てのUEの共同容量を最大化するためにクラスタが動的に形成される。
X.Gao, A.Li, H.Kayamaによる文献「Low complexity downlink coordination scheme for multi-user CoMP in LTE-Advanced system」, Proceedings of the IEEE international symposium on personal, indoor and mobile radio communications, 2009(PIMRC 2009)では、協調セットを最良の送信地点及び協調されるUEのグループに分割できる方法がダウンリンクCoMP MU−MIMOのために提案されている。この方法は、CoMP MU−MIMOプリコーディングのために及び送信地点とUEのグループ化のために短期間のチャネル情報よりも大規模なチャネル情報を用いるので、CoMPの動作中にフィードバックオーバヘッドを低減できる。
M.Kamoun及びL.Mazetによる文献「Base-station selection in cooperative single frequency cellular network」, Proceedings of the IEEE workshop on signal processing advances in wireless communications, 2007(SPAWC 2007)には、アップリンクの協調型の単一周波数セルラネットワークの環境下で用いられるBS選択アルゴリズムが開示されている。固定されたネットワーク負荷を軽減するために、所与のUEに対してデータを最適にデコードできる少数のBSが、所与のUEのアップリンク容量を最大化する基準に基づき選択される。
S.Venkatesanによる文献「Coordinating base stations for greater uplink spectral efficiency in a cellular network」, proceedings of the IEEE international symposium on personal, indoor and mobile radio communications, 2007(PIMRC 2007)で提案されている方法では、BSの静的クラスタリングが用いられ、REからデータを受信するときにBSを協調することにより、アップリンクのスペクトル効率を有意に向上させている。協調クラスタは、静的であり、各UEは最も高いSINRの原則を用いて特定のクラスタに割り当てられる。
CN101389115Aは、全ての基地局を、少数の基地局を含む基地局クラスタに分けることができ、同一クラスタ内の基地局間で共同通信を実行する方法を提示している。各UEによる基地局の選択及びUEの各基地局クラスタへの割り当ては、共に、パイロット信号の強度に従い、共同基地局と顧客との間の正確な通信を保証する。
WO2009061660Aは、UEとの協調通信又は非協調通信のどちらかを実行するために中継局を選択する方法を議論している。中継局の選択は、閾値に基づき、基地局から中継局へ及び中継局からUEへのリンクの両方に適用される機能停止又はスループットの制約を用いる。
さらに、US2008247478Aは、基準中継局及び協調中継局を複数の中継局の中から選択する方法を開示している。中継局の選択は、UEの位置情報及び平均CQI情報に基づく。情報は、中継局から基地局へ検索要求メッセージを用いて送信される。
したがって、協調マルチセル送信の動作中に必要なフィードバックのオーバヘッドを低減する基準に基づき、協調に参加するアクティブセルを決定するのを助ける方法及び装置を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様の実施形態によると、フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いる方法であって、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、当該方法は、セル選択処理を有し、前記セル選択処理は、前記セットのセルのうち、最も遅いMIMOチャネル特性の時間変化率の前記セットのセル又はセルのサブセットを特定するステップ、前記特定するステップで特定された前記セル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択するステップ、を有する、方法が提供される。
望ましくは、当該方法は、前記特定するステップの前に、事前選択処理を実行するステップを更に有し、前記事前選択処理では、特定の受信器におけるセルからの受信信号が目標協調利得の達成と整合する場合、ネットワークの該セルが、前記セルのセットに含めるために事前選択される。
上記の方法は、直前のセル選択処理の前記選択するステップでマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの選択からの間隔の経過後に、更新処理を実行するステップ、を更に有してもよく、前記更新処理は、先行するセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちのいずれかのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、該セルの又は該複数のセルの先行するセル選択処理で用いられた時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定するステップ、そのような変化が生じたと決定された場合、前記事前選択処理を繰り返すステップ、前記事前選択処理でセルのセットが事前選択された場合、請求項2のセル選択処理又は別のセル選択処理を繰り返すステップ、を有する。
代替として、当該方法は、セルのサブセットが前記特定するステップで特定されたとき、前記選択するステップにおいて、マルチセルMIMO送信で用いるために、特定の受信器において1又は複数のセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合する前記サブセットの該1又は複数のセルを選択するステップ、を更に有してもよい。
上記の方法は、直前のセル選択処理の前記選択するステップでマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの選択からの間隔の経過後に、更新処理を実行するステップ、を更に有してもよく、前記更新処理は、先行するセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちのいずれかのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、該セルの又は該複数のセルの先行するセル選択処理で用いられた時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定するステップ、そのような変化が生じたと決定された場合、前記事前選択処理又は別のセル選択処理を繰り返すステップ、を有する。
本発明の第2の態様の実施形態によると、フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いる方法であって、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、当該方法は、セル選択処理を有し、前記セル選択処理は、前記セットのセルの各セルについて、少なくとも第1及び第2のパラメータに依存するメトリックを決定するステップであって、前記メトリックは、前記第1のパラメータの値が低く且つ前記第2のパラメータの値が高いときに高く、前記第1のパラメータは対象のセルの少なくとも1つのMIMOチャネル特性の時間と共に変化する率であり、前記第2のパラメータは特定の受信器において前記セルから受信された信号の特性に関連する、ステップ、前記セットのセルについて決定された全ての前記メトリックのうち最も高いメトリックの前記セットのセル又はセルのサブセットを特定するステップ、前記特定するステップで特定された前記セル又はセルのサブセットのみからマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択するステップ、を有する、方法が提供される。
上記の方法は、直前のセル選択処理の前記選択するステップでマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの選択からの間隔の経過後に、更新処理を実行するステップ、を更に有してもよく、前記更新処理は、先行するセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちのいずれかのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、該セルの又は該複数のセルの先行するセル選択処理で用いられた時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定するステップ、そのような変化が生じたと決定された場合、前記事前選択処理又は別のセル選択処理を繰り返すステップ、を有する。
本発明の第3の態様の実施形態によると、セルラ無線ネットワークの通信システムで用いられる装置であって、前記装置は、フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いられるセル選択処理を実行し、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、前記セル選択処理は、前記装置のセル選択手段により実行され、前記セル選択手段は、前記セットのセルのうち、最も遅いMIMOチャネル特性の時間変化率の前記セットのセル又はセルのサブセットを特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記セル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択する選択手段、を有する、装置が提供される。
望ましくは、当該装置は、特定の受信器におけるセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合する場合、前記セルのセットに含めるためにセットワークのセルを事前に選択する事前選択手段を更に有する。
上記の装置は、変化決定手段を更に有してもよく、前記変化決定手段は、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの直前の選択からの間隔の経過後に、直前のセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちの任意のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定し、そのような変化が生じたと決定され、セルのセットが前記事前選択手段により事前選択できる場合、前記セル選択処理又は異なるセル選択処理を繰り返させる。
代替として、前記選択手段は、セルのサブセットが前記特定手段により特定されたとき、マルチセルMIMO送信で用いるために、特定の受信器において1又は複数のセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合する前記サブセットの該1又は複数のセルを選択してもよい。
上記の装置は、望ましくは、変化決定手段を更に有し、前記変化決定手段は、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの直前の選択からの間隔の経過後に、直前のセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちの任意のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定し、そのような変化が生じたと決定された場合、前記セル選択処理又は異なるセル選択処理を繰り返させる。
本発明の第4の態様の実施形態によると、セルラ無線ネットワークのための通信システムで用いられる装置であって、前記システムは、フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、前記セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いられるセル選択処理を実行し、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、前記セル選択処理は、前記装置のセル選択手段により実行され、前記装置は、前記セットのセルの各セルについて、少なくとも第1及び第2のパラメータに依存するメトリックを決定するメトリック決定手段であって、前記メトリックは、前記第1のパラメータの値が低く且つ前記第2のパラメータの値が高いときに高く、前記第1のパラメータは対象のセルの少なくとも1つのMIMOチャネル特性の時間と共に変化する率であり、前記第2のパラメータは特定の受信器において前記セルから受信された信号の特性に関連する、メトリック決定手段、前記セットのセルについて決定された全ての前記メトリックのうち最も高いメトリックの前記セットのセル又はセルのサブセットを特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記セル又はセルのサブセットのみからマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択する選択手段、を有する装置が提供される。
当該装置は、望ましくは、変化決定手段を更に有し、前記変化決定手段は、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの直前の選択からの間隔の経過後に、直前のセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちの任意のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定し、そのような変化が生じたと決定された場合、前記セル選択処理又は異なるセル選択処理を繰り返させる。
上述の方法及び装置では、前記第2のパラメータの関連する特性は、望ましくは、目標協調利得を達成するときの因子、例えばSINR、送信データレート等である。
本発明の第5の態様の実施形態によると、セルラ無線ネットワークのための通信システムであって、本発明の第3又は第4の態様による装置を有する通信システムが提供される。
前記システムは、前記セット内の少なくとも1又は複数のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率を示すデータを供給するユーザ機器、を更に有してもよい。
前記ユーザ機器は、前記装置からのトリガに応答して前記データを前記装置に供給してもよい。
望ましくは、ユーザ機器は、前記データを前記装置に周期的インターバルで供給してもよい。前記ユーザ機器が、前記装置からのトリガに応答して前記データを前記装置に供給するとき、前記装置は、前記トリガを供給するとき、前記ユーザ機器に、前記データが供給されるべき前記インターバルの周期を通知してもよい。
前記ユーザ機器は、更に又は代替として、前記セット内のセル又は少なくとも1つのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が所定の閾値に達したとき、前記データを前記装置に供給してもよい。
本発明の第6の態様の実施形態によると、セルラ無線ネットワークの通信システムの装置で実行されると、本発明の第1又は第2の態様による方法を実行するコンピュータプログラムが提供される。
前述の本発明の態様では、セルラ無線ネットワークは3GPPネットワークであってもよい。
協調マルチセルMIMO送信を実行するために、本発明の実施形態は、協調マルチセルMIMO送信の動作中に必要なフィードバックオーバヘッドを低減する基準に基づき、サービングセルと共に協調に参加するアクティブセルを決定するのを助ける方法を提供する。特定の協調利得を提供できる複数のセルが存在すると仮定すると、遅い時間変化のチャネルを有する1又は複数のセルを用いることにより、協調マルチセルMIMO送信の動作中のチャネル情報のフィードバックレートが低減されるので、本発明を用いる方法は、複数の選択肢の中から遅い時間変化のMIMOチャネルを有する1又は複数のセルを特定することにより、選択を支援する。
本発明を用いる方法は、種々のマルチセルMIMO送信モードに適用でき、協調マルチセルMIMO送信の動作中のフィードバックオーバヘッドを(標準的に約50%だけ)低減する。
例として、添付の図面を参照する。
(上述の)3GPP LTE−AのマルチセルMIMOセルのセットを示す。 本発明の第1の態様を具現化する方法を示すフローチャートである。 本発明を具現化する方法のシミュレーションにおいて4個の異なるセルの相関行列距離(correlation matrix distances:CMD)を示すグラフである。 4個の異なるセルのフィードバックインスタンスのシミュレーション結果を示すグラフである。 本発明を具現化する方法のシミュレーションにおいて異なる2個のセルのグループ化のフィードバックインスタンスを比較するのに用いられるグラフである。 本発明を具現化する方法のシミュレーションにおいて異なる2個のセルのグループ化のフィードバックインスタンスを比較するのに用いられるグラフである。 本発明を具現化する方法のシミュレーションにおいて異なる3個のセルのグループ化のフィードバックインスタンスを比較するのに用いられるグラフである。 本発明を具現化する方法のシミュレーションにおいて異なる3個のセルのグループ化のフィードバックインスタンスを比較するのに用いられるグラフである。 本発明を具現化する装置を示す図である。 本発明を具現化する装置を示す図である。 本発明を具現化する装置を示す図である。
上述のように、CoMPの動作中、基地局においてプリコーダの設計、リンクアダプテーション及びスケジューリングを行うために、UEは、チャネル状態/統計情報又は協調送信を実行するセルの狭帯域SINRのような詳細なチャネル測定値を報告しなければならない(R1-091936,「Spatialcorrelation feedback to support LTE-A MU-MIMO and CoMP: system operation and performance results」, Motorola, 3GPP TSG-RAN WG1 #57, 4-8 May, 2009, San Francisco, USA, R1-092634,「CoMP operation based on spatial covariance feedback and performance results of coordinated SU/MU beamforming」, Motorola, 3GPP TSG-RAN WG1 #57bis, 29 June-3 July, 2009, Los Angeles, USA及びR1-091282,「Adaptive codebook designs for MU-MIMO」, Huawei, 3GPP TSG-RAN WG1 #56bis, 23-27 March, 2009, Seoul, Republic of Koreaを参照)。FDDシステムでは、フィードバックする必要のあるチャネル情報の量は、協調するセルの数と共に線形に増加し、これはアップリンクチャネルにとって重い負担となる。
CoMPの動作中に必要なフィードバックのオーバヘッドを低減するために、本発明の実施形態は、特定のCoMP利得を提供可能な複数のセルが存在する場合に、サービングセルと共にグループ化されるべき時間変化の遅いMIMOチャネルを有する1又は複数のセルを選択し、UEに対する協調送信を実行することにより、サービングセルとの協調に積極的に参加するセルを決定するのを助けることができる方法を提供する。
特定のCoMP利得を提供可能な複数のセルが存在するという仮定により、提案される方法は、協調マルチセルMIMOの動作中にフィードバックレートを低減するために、セルの複数の選択肢の中から時間変化の遅いMIMOチャネルを有するセルを選択するのを助けることができる。したがって、提案される方法は、最初の事前選択、又は特定の目標協調利得を満たす複数のセルが存在するか否かを調べる評価手順の後に適用されることが望ましい。代替として、評価手順は、時間変化の遅いチャネルを有するセルが特定された後に実行できる。また、提案されるセルのグループ化方法及び評価手順は、グループ化の決定を行うために一緒に適用できる。評価手順の実用的な原則は、どんな種類の協調利得(例えば、目標SINR、目標送信データレート、等)が対象となるかに依存して変化する。これは、多くの異なる可能性が存在することが理解されるので、本願では更に詳細に議論されない。しかしながら、提案されるセルのグループ化方法の実施形態がどのように適用できるかをより明確に説明するために、次の章では、PCT/EP2009/006572で提案されている電力の原則が、単に例として、特定の信号対干渉比(signal to interference ratio:SIR)利得を提供できる複数のセルが存在するか否かを調べる評価手順で採用される。例示的な評価手順の利用に基づき、協調マルチセルMIMOの動作中に必要なフィードバックのオーバヘッドを低減するのを助けることができるセルのグループ化方法が、詳細に記載される。
本発明を用いる方法は、セル選択処理を有する。セル選択処理は、セット内のセルのうち、MIMOチャネル特性の時間変化レートが最も遅いセット内のセル又はセルのサブセットを特定するステップ、特定するステップで特定されたセル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信で用いる1又は複数のセルを選択するステップ、を有する。
図1に示したシナリオを例に取り、測定セット内のセルA、B、C、D及び他のセルからの所与のUEによる長期平均受信信号電力の割合がそれぞれ25%、35%、25%、0%及び5%であるとすると、PCT/EP2009/006572で提案された電力の原則を用いて、セルA、B、C及びDのセットは共に支配的な受信電力を供給するのでCoMP協調セットとして構成され、セルBは最も高い平均受信信号電力を提供できるのでサービングセルである。この例では、目標SIRは1.5とされ、評価手順を実行しているとき、セルBを他のセルA又はセルCと共にグループ化して所与のUEへの協調送信を実行することにより、結果としてSIRが共に1.7になるので、目標SIRを満たすことができることが分かる。言い換えると、評価手順の結果は、2つの候補セル、つまりセルA及びセルCが存在し、これらは、目標SIRを満たすために、セルBと一緒にグループ化して所与のUEへの協調送信を実行できることを示している。本実施形態では、提案されるセルのグループ化方法は、時間変化の遅いMIMOチャネルを提供するセルに、セルBと一緒にグループ化される高い優先度を与えるよう選択される。提案されるグループ化方法の背後にある論理的根拠は、CoMPの動作中のチャネル情報のフィードバックレートが時間変化の遅いチャネルを有するセルを用いることにより低減できるということである。セルBと一緒にグループ化できるセルの優先度を判断するときにBSを支援するために、協調する可能性のあるセルの時間変化指標(time variation indicators:TVI)(つまり、種々のMIMOチャネル特性の観点からMIMOチャネルの時間変化率を示すことのできる情報であり、例えばMIMOチャネルの空間的構造、MIMOチャネルのチャネル品質指標(channel quality indicator:CQI)等)が測定され、UEによりBSに報告される。セルAのTVIが、該セルが時間変化の遅いセルであることを示し、セルCのTVIが時間変化の速いセルであることを示す場合、セルAが、セルBと一緒にグループ化されるよう選択される。セルA及びセルCのTVIが同一の場合、セルA又はセルCのどちらかが、協調送信のためにセルBと一緒にグループ化されるよう選択される。
望ましくは、本発明を実施するセル選択スキームは、特定するステップの前に、事前選択処理を実行するステップを更に有する。この事前選択処理では、特定の受信器におけるセルからの受信信号が上記の目標協調利得の達成に整合する場合、ネットワークのセルが、上記のセルのセットに含めるために事前選択される。事前選択処理は、各セルの選択処理の特定するステップの前に実行されてもよく、又は1回だけ、最初のセル選択処理の前に実行され、後続のセル選択処理毎に繰り返されなくてもよい。上述の例では、提案されるセルのグループ化方法は、セルがCoMP利得評価手順を用いて事前選択された後に適用されるが、提案されるセルのグループ化方法を実行した後に評価手順が実行される別のセル選択スキームが望ましいかも知れない。代替として、セルのグループ化の決定は、CoMP利得評価手順及び提案されたセルのグループ化方法に用いられる基準の重み付けされた組合せである基準を用いて行うことができる。この場合、本発明を実施するセル選択スキームは、セル選択処理を有する。セル選択処理は、先ず、上記のセット内のセル毎に、少なくとも第1及び第2のパラメータに依存するメトリックを決定するステップを有する。前記メトリックは前記第1のパラメータの値が低く且つ前記第2のパラメータの値が高いときに高く、前記第1のパラメータは、対象のセルの少なくとも1つのMIMOチャネル特性の時間に伴う変化率であり、前記第2のパラメータは、特定の受信器におけるセルからの受信信号の特性に関連する。次に、前記セットの中で、前記セットのセルについて決定された全てのメトリックのうちで最も高いメトリックを有するセル又はセルのサブセットが特定される。次に、マルチセルMIMO送信で用いられる1又は複数のセルが、特定するステップで特定されたセル又はセルのサブセットのみから選択される。前記第2のパラメータの関連する特性は、望ましくは、目標協調利得を達成するときの因子である。
望ましくは、本発明を実施する方法は、直前のセル選択処理の選択するステップでマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの選択からのインターバルの経過後に、前記選択するステップで選択されたセル又は複数のセルのうちのいずれかのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定するステップ、そのような変化が生じたと決定された場合、前記セル選択処理を繰り返すステップ、を実行するステップを更に有する。
言い換えると、上述の例では、潜在的な協調セルのTVIがUEによりBSに周期的に報告される場合、及びセルAとセルCの時間変化状態が変化した場合、BSは、セルAとセルCが依然として所要のCoMP利得を提供できるならば、セルBについてのグループ化の選択を動的に変更できる。
この場合、UEは、BSに、前記セット内の少なくとも1又は複数のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率を示すデータを供給するよう動作する。これは、BSからのトリガに応答して行われ、BSがUEによるMIMOチャネル特性の時間変化率の報告を制御できるようにしてもよい。このトリガは、BSによる間接的なシグナリング、例えばUEがCoMP動作を実行するようトリガされたときであってもよく、又は明示的なシグナリングであってもよい。
UEは、周期的インターバル、例えばBSがトリガを提供しているとき、BSによりUEに通知された周期で、及び/又は非周期的に、例えば上記のセットの中のセル若しくは少なくとも1つのセルのMIMOチャネル特性の測定した時間変化率が、所定の閾値に達し、そのセルのMIMOチャネル特性が望ましいよりも速く変化していることを示すとき、上記のデータを装置に供給するよう動作してもよい。
図2は、本発明を実施する動的セルグループ化(dynamic cell grouping:DCG)方法の処理を説明するフローチャートを示す。この例のDCG方法は、CoMP利得評価手順を用いたセルの事前選択の後に実行される。図2では、左側の時系列は、一連のイベントを示す。これらのイベントは、UEによるTVIの測定、BSにおける検査及びセルの初期グループ化/再グループ化、並びにBSのデータ送信を含む。図2の右側に、時系列に対応して、(a)として識別される部分は、UEの測定並びにBSの検査及び初期グループ化期間の間に実行される詳細な処理を示し、(b)として識別される部分は、UEの測定並びにBSの検査及び再グループ化期間の間に実行される詳細な処理を示す。本実施形態では、BSの初期グループ化処理の間に及びBSの再グループ化処理の間に実行される検査処理には相違点がある。BSの初期グループ化処理の場合、BSの検査処理は、特定のCoMP利得を提供できる複数のセルが存在するか否かを評価するだけでよい。一方で、BSの再グループ化処理の場合、BSは、2つの側面、つまり、選択されたセルの時間変化状態が変化したか否かと、そのような変化があった場合に、特定のCoMP利得を提供できる複数のセルが存在するか否かと、を評価する必要がある。図2に示される実施形態では、初期のUEの測定並びにBSの検査及びグループ化の期間を除いて、図2の(b)により与えられる処理は、UEの測定並びにBSの検査及び再グループ化の期間中、繰り返し適用される。
纏めると、図2に示された提案されたDCG方法は、以下の側面を含む。
(1)潜在的な協調セルのTVIは、周期的に測定されUEによりBSに報告される。
(2)特定のCoMP利得を適用できる複数のセルが存在する場合、時間変化の遅いMIMOチャネルを提供するセルは、サービングセルと一緒にグループ化されるために優先的に選択される。或いは(図2に示されないが)、時間変化の遅いMIMOチャネルを有するセルは、どのセルが所要のCoMP利得を提供できるかを決定する前に特定できる。または、CoMP利得評価基準と提案されたDCG方法との重み付けされた組合せは、協調のためにアクティブなセルをグループ化するために使用できる。
(3)グループ化は、潜在的な協調セルの周期的なTVI報告を用いることにより、BSにおいて動的に制御できる。
上述のように、種々の可能なセル選択スキームが存在する。図2に示された方法は、セルの初期グループ化のため及び再グループ化のために同じセル選択スキームを用いる。しかし、最初に生じたセル選択処理と後続のセル選択処理の繰り返しのために、2以上の異なるセル選択スキームを用いることも可能である。
図9Aは、本発明を実施する方法を実行するために用いることができる装置を示す。この装置は、セル選択手段1Aを有する。セル選択手段1Aは、セットのセルの中で最も遅い所定のMIMOチャネル特性の時間変化率の前記セットのセル又はセルのサブセットを特定する特定手段2Aを有する。セル選択手段1Aは、特定手段2Aにより特定されたセル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信で用いられる1又は複数のセルを選択する選択手段3Aを更に有する。
図9Aに示された装置は、特定の受信器においてセルから受信した信号が目標協調利得の達成に整合する場合、前記セルのセットに含めるためにセットワークのセルを事前に選択する事前選択手段4Aを更に有する。事前選択手段4Aは、省略されてもよく、又は基地局内に若しくは望ましくはシグナリングオーバヘッドを低減するためにUE内に含まれてもよい。
図9Bに示される代替の装置は、本発明を実施する別の方法を実行するために用いることができ、図9Aの装置との相違点は、事前選択手段が省略され、特定手段2Bが、目標協調利得の達成に基づき事前選択されていないセルのセットから、時間変化の最も遅い所定のMIMOチャネル特性を有するセル又はセルのサブセットを特定する点である。代わりに、セル選択手段1Bの選択手段3Bは、特定手段2Bにより特定されたセルのサブセットから、特定の受信器においてセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合するセルを選択するよう構成される。
図9Cに示される別の代替の装置は、本発明を実施する別の方法を実行するために用いることができる。この装置は、セル選択手段1Cを有する。セル選択手段1Cは、上記のセット内のセル毎に、少なくとも第1及び第2のパラメータに依存するメトリックを決定するメトリック決定手段5Cを有する。前記メトリックは前記第1のパラメータの値が低く且つ前記第2のパラメータの値が高いときに高く、前記第1のパラメータは、対象のセルの少なくとも1つのMIMOチャネル特性の時間に伴う変化率であり、前記第2のパラメータは、特定の受信器におけるセルからの受信信号の特性に関連する。前記第2のパラメータの関連する特性は、望ましくは、目標協調利得を達成するときの因子である。装置は、前記セットの中で、前記セットのセルについて決定された全てのメトリックの中で最も高いメトリックのセル又はセルのサブセットを特定する特定手段2C、前記特定手段2Cにより特定された前記セル又は前記セルのサブセットのみからマルチセルMIMO送信に用いる1又は複数のセルを選択する選択手段3C、を更に有する。
図9A、9B及び9Cの装置は、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの直前の選択からのインターバルの経過後に、直前のセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちの任意のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定する決定手段6A/6B/6Cを更に有し、そのような変化が生じたと決定された場合、前記セル選択処理がトリガされる。
CoMPの動作中のフィードバックオーバヘッドを低減する点で提案したDCG方法の性能を評価するために、相関行列距離(correlation matrix distance:CMD)メトリックが主な解析ツールとして採用される。これは、MIMOチャネルの空間的変化のシステムと独立した指標である。これは、変化を単一のパラメータにより特徴付けることを可能にすると同時に、単一の値と行列の部分空間との両方を比較する。明らかに、MIMOチャネルにとって最も重要な側面は、例えば送信ビーム形成、空間的多重化などを検討するとき、システムの空間的構造である。しかしながら、MIMOシステムの性能は、チャネルの時間及び周波数動作にも依存する。したがって、2009年12月21日に出願されたEP09180243.9では、CMDメトリックがCoMPの動作のための適正なフィードバック間隔を制御するスキームを開発するために用いることができることを提案している。
CMDメトリックは、M.Herdin, N.Czink, H.Ozcelik,及びE.Bonekによる「Correlation matrix distance, a meaningful measure for evaluation of non-stationary MIMO channels」, IEEE VTC spring 2005, vol.1, 2005, pp.136-140において、狭帯域高速フェージングMIMOチャネルの空間的構造の変化を測定するために初めて提案された。EP09180243.9では、CMDメトリックは、広帯域高速フェージングMIMOチャネルのために拡張された。特定の周波数で、2つの瞬間空間相関行列間のCMDは、EP09180243.9では次のように定められている。
Figure 2013526103
ここで、tr(・)は行列のトレースを表し、||・||は行列のフロベニウスノルムを表し、R(t,f)及びR(t,f)は2つの異なる時間サンプルt及びtにおける特定周波数の空間相関行列である。受信器側の空間相関を例に取ると、R(t,f)及びR(t,f)の計算は次の通りである。
Figure 2013526103
ここで、H(t,f)は、nR個の受信アンテナとnT個の送信アンテナとを備えたシステムのnR×nTの時間依存転送行列であり、時間依存インパルス応答行列H(t,τ)にフーリエ変換を適用することにより得られる。式(1)では、R(t,f)とR(t,f)が同一の場合、CMDはゼロであり、両者が急進的に変化する場合、1になる傾向がある。dcorrは2つの瞬間空間相関行列の間の変化を特徴付け、これらの瞬間空間相関行列は2つの瞬間チャネル行列に基づきそれぞれ計算されるので、dcorrは瞬間チャネル行列の変化を示す。
以下では、3GPP空間チャネルモデル(SCM)(3GPP TR 25.996:「Spatial channel model for multiple input multiple output(MIMO) simulations」, V8.0.0, 2008-12を参照)と一緒に導入された上述のCMDメトリックは、提案されたDCG方法の性能を、CoMPの動作中に必要なフィードバックオーバヘッドの低減の観点から評価するために用いられる。評価のための全体のシミュレーション処理は、主に4つの機能部分、つまりチャネル行列を生成する部分、TVI報告を生成する部分、セルのグループ化の部分、及びフィードバックオーバヘッドの低減を検査する部分を有する。
詳細には、各部分は以下に紹介される。
(1)チャネル行列の生成
3GPP空間チャネルモデル(SCM)が、時間依存マルチセルMIMOチャネルをシミュレートするために用いられる。具体的には、3GPP TR 25.996で指定された都市型マクロシナリオがシミュレーションに用いられる。各セルは六角形であり、セル当たり3セクタを有すると仮定して、UEと各送信セクタとの間の異なる時間サンプルにおけるインパルス応答行列が生成される。線形等間隔アレイ(Uniform linear array:ULA)は、UEにおいて、並びにUE側に2個のアンテナ及び送信側に8個のアンテナを備えた各送信セクタにおいて用いられる。各シミュレーションの実行の開始時に、UEの位置、UEのアンテナの方向、UEの移動の速度及び方向、並びに異なる送信セクタにおけるアンテナの方向が定められ、シミュレーション期間中、一定であると仮定する。2つの隣接する時間サンプル間の時間間隔は1msであり、これはLTEシステムにおいて1サブフレームの期間に対応する。各時間サンプルにおいて、UEと各送信セクタとの間の一連のインパルス応答チャネル行列、つまりH(t,τ)が生成される。次に、これらの行列は、フーリエ変換により一連の転送行列、つまりH(t,f)に変換され、式(1)及び(2)で、各送信セクタ内の個々の特定の周波数fについてMIMOチャネルの時間変化を測定するために用いることができる。異なる送信セクタに関して同一のUEのドップラスペクトラムは、通常異なるので、異なる送信セクタと関連するチャネルは、等しくない時間変化を経験すると予測される。図3は、4個の異なる送信セクタについてのCMDのシミュレーション結果を示す。ここで、UEの速度は3km/hであり、総シミュレーション時間は40msである。留意すべき点は、シミュレーション全体を通じて、受信器側の空間相関行列がCMDを生成するために用いられることである。したがって、用語セルは、個々のセクタを記述するために用いられる。
(2)TVI報告の生成
図2に示したUEの測定時間中、異なるセル内のMIMOチャネルの時間変化率は、UEにより測定される。特定のセルの時間変化率を拡張されたCMDメトリックに基づき測定するために、1つの可能な方法は、CMDが所定の閾αと交差する回数を記録することである。UEの測定時間中にCMDがαを横切る回数が多いほど、セルの時間変化率は高いと考えられる。各セルについて、時間tにおける空間相関行列R(t,f)が基準として用いられる場合、後続の時点のCMDは、式(1)を用いることにより計算でき、各時点における空間相関行列はR(t,f)である。CMDがαと交差すると、基準空間相関行列は、現在の空間相関行列に設定され、つまりR(t,f)=R(t,f)であり、CMDはゼロにリセットされる。
3km/hの移動性シナリオを例に取ると、UE測定時間は20msと特定され、αは0.001と定められる。αの値は、2つの因子に基づき設定される。1つは、時間変化率を格付けする分解能に関するシステム要件であり、もう1つは移動性シナリオである。概して、αの値が小さいほど、時間変化率を格付けする分解能が高いと言える。しかしながら、UEの速度が30km/hのような中程度の移動性シナリオでは、αの値は小さ過ぎる値に設定されるべきではない。これは、隣接する時間サンプル間で、チャネルの時間変化が非常に速く大きいからである。αの値が小さ過ぎる場合、セルが相対的に遅い時間変化又は速い時間変化であるかに関わらず、異なるセルのCMDが、閾を常に容易に通過できるので、UEの測定時間中の異なるセルの時間変化率を区別できなくなってしまう。
図3と同じシミュレーション設定を用いることにより、最初の20ms間の各セルの交差インスタンスの数がそれぞれ記録される。そして、これらの数は、セル1、セル2、セル3及びセル4について、それぞれ6、3、6及び1であった。これらの数値によると、これら4個のセルの時間変化率は、それぞれ「高い」、「やや低い」、「高い」及び「低い」と格付けされる。ここで用いられる格付け方法は、最小数及び最大数がそれぞれ下限境界及び上限境界として用いられ、それぞれ「低い」及び「高い」時間変化のセルと称され、それらの間には、数が下限境界に近いか上限境界に近いかに依存して、別の2つのレベル、つまりそれぞれ「やや低い」及び「やや高い」が存在する。時間変化率の4つのレベルでは、UEは、各セルのTVIを表すために2ビットを必要とする。各セルのTVIは、サービングBSに報告され、セルのグループ化の基準として用いられる。UEは、測定手順を60ms毎に繰り返し、3km/hの移動性シナリオではチャネルコヒーレンス時間は約80msなので、図2に示されたように各測定手順は20ms間継続する。
したがって、最初の測定時点から60ms後に、UEは、4個のセルの時間変化率を、同じ方法を用いて再び測定する。2番目の測定時間中に、セル1、2、3及び4の交差インスタンスは、それぞれ5、4、6及び1であった。したがって、4個のセルは、それぞれ「やや高い」、「やや高い」、「高い」及び「低い」時間変化のセルとして分類される。UEは、これらのTVIをBSに再び報告し、次に、BSはこの情報を用いて再グループ化が必要か否かを判断できる。表1は、2つの隣接する測定時間における4個の異なるセルの時間変化率を格付けした結果を示す。
表1:2つの隣接測定期間の各付け結果
Figure 2013526103
(3)セルのグループ化
BSにおいて、特定のCoMP利得を提供できる複数の候補が存在する場合、提案されたDCG方法は、UEからのTVI報告に基づき用いられる。シミュレーションでは、セル2は最も高い平均受信信号電力を提供できるサービングセルであり、セル3又はセル4と一緒にグループ化されて目標送信利得を満たすことができると仮定した。したがって、UEからの1番目のTVI報告(表1を参照)に基づき、BSは、提案されたDCG方法に従って、後続のCoMP送信のためにセル4をセル2と一緒にグループ化する。BSが2番目TVI報告をUEから受信した後、セル4のTVIは依然として「低い」時間変化を示すので、BSは再グループ化処理を実行する必要はなく、後続のデータ送信のためにセル4とセル2のグループ化を使用し続けてよい。
(4)フィードバックオーバヘッドの低減についての検査
BSにより行われたグループ化の決定に基づき、EP09180243.9で提案されたフィードバック間隔の制御(FIC)スキームが、CoMPの動作中のフィードバックオーバヘッドを検査するために用いられる。ここで、先ず、EP09180243.9のFICスキームを簡単に紹介する。以下に、シミュレーション結果が提示され、その結果に基づき、提案したDCG方法を用いることにより、フィードバックオーバヘッドが低減できたか否かの問題が吟味される。
EP09180243.9で提案されたFECスキームは、CMDに基づく適応型FICスキームである。これを用いるため、特定する必要のある2つのパラメータがある。つまり、送信モード標識β及びフィードバックCMD閾γである。送信モード標識は、CMDメトリックで用いられるべき正しい種類のチャネル行列を選択するために用いられる。フィードバックCMD閾は、特定の送信モードのフィードバック間隔を適応制御するために、CMDメトリックに適用される。
具体的には、グローバルプリコーディング送信モードを有するCoMP合同処理(joint processing:JP)では、フィードバック間隔を制御するためにCMDメトリックで用いられるチャネル行列は次式の通りである。
Figure 2013526103
ここで、BはJPセルの数であり、H(b)、b=1...BはセルbとUEとの間のnR×nTの行列である。また、Hcatの大きさはnR×BnTである。MBSFNプリコーディング送信モードを有するCoMP JPでは、次式がCMDメトリックで用いられる。
Figure 2013526103
ここで、Hsumは合算されたチャネル行列であり、各セル内にnT個の送信アンテナがあるとするとnR×nTの大きさを有する。ローカルプリコーディング若しくは重み付けされたローカルプリコーディング送信モード及びCoMP CB送信モードを有するCoMP JPでは、各協調セルのチャネル行列H(b)がCMDメトリックで用いられる(EP09180243.9、及びR1-090022, 「Considerations on precoding scheme for DL joint processing CoMP」, Sharp, 3GPP TSG-RAN WG1 #55bis, 12-16 Jan, 2009, Ljubljana, Sloveniaを参照)。
CMDに基づく適応型FIC方法に関し、以下のステップが含まれる。
(a)時間tで、各協調セルの初期チャネル情報は、ネットワークにフィードバックされる。時間tにおける空間相関行列が基準として用いられる。ここで、空間相関行列は、異なるCoMP送信モードと関連付けられた異なる計算手段を有し、後続のCMDは式(1)を用いて計算される。
(b)異なる時間サンプルにおけるCMDは、所定のフィードバック閾γと比較される。グローバルプリコーディングを有するCoMP JP又はMBSFNプリコーディング送信モードを有するCoMP JPの例では、複合チャネル行列のCMD、つまりHcat又はHsumが時間tにおいてγより大きい又はγに等しい場合、全ての協調セルのチャネル情報はフィードバックにより更新され、一方で、複合チャネル行列を用いて計算された基準空間相関行列は、時間tにおける相関行列に更新される。ローカルプリコーディング又は重み付けされたローカルプリコーディング送信モード及びCoMP CB送信モードを有するCoMP JPの例では、任意の協調セルのCMDが時間tにおいてγより大きい又はγに等しい場合、これらのセルのチャネル情報はフィードバックにより更新され、一方で、これらのセルの基準空間相関行列は、時間tにおけるそれらの相関行列に更新される。
(c)手順(a)及び(b)を繰り返す。
以下に、データ送信期間21ms乃至140msの間の、BSにより行われたグループ化の決定に基づくフィードバックインスタンスのシミュレーション結果が示される。このデータ送信期間の開始時に、グループ化の決定は、1番目のUE TVI報告(表1を参照)に基づく。21msから140msの期間の間、UEは潜在的な協調セルのTVIを60ms毎に報告するので、BSは必要な場合に協調に参加するためにアクティブなセルを再グループ化できる。この特定のシミュレーションでは、提案されたDCG方法及びUEにより与えられたTVI報告(表1を参照)を用いることにより、21msから140msの間の全データ送信期間を通じて、BSがセル2及びセル4のグループ化を利用でき、したがってBSはセルを再グループ化する必要がないことが分かった。図4乃至図6は、提案されたグループ化及び示唆されていないグループ化を用いることによるフィードバックオーバヘッドの性能比較を示す。図4乃至図6は、種々のCoMP送信モードに対応する。BSがデータ送信中にセルの再グループ化を必要とする場合、再グループ化後に、BSは、新しいグループ化をUEに通知する必要があるので、UEは新しいグループ化に対応するチャネル情報をフィードバックし得る。一方で、UEは、再グループ化のときにCMDをゼロにリセットし、(1又は複数の)基準空間相関行列も再グループ化のときのものにリセットする。
これらのシミュレーションでは、フィードバックCMD閾γは0.1に設定され、UEの速度は3km/hである。γの選択は、システム性能及びフィードバックオーバヘッドに課される要件を総合的に検討する必要がある。ここで、例証を目的として、値0.1が選択される。この値は、容量又はブロック誤り率(block error rate:BLER)の点でシステム性能の劣化をもたらさない。
図4から、ローカル若しくは重み付けされたローカルプリコーディング及びCoMP CBを有するCoMP JPのようなCoMP送信モードでは、セル2及びセル3のインスタンス(つまり、メッセージ)の総数は8であるが、セル2及びセル4では2である。これは、提案されたグループ化方法を用いることにより、「高い」時間変化のセルと一緒にグループ化するのと比べてフィードバックオーバヘッドを75%低減する。
図5は、送信モードがグローバルプリコーディングを有するJPの場合に、セル2及びセル3のグループ化を用いることにより(Hcatがセル2及びセル3のチャネル情報の合成であることを意味する)、フィードバックインスタンスの数は2であり、これは4個のフィードバックメッセージに対応し、セル2及びセル4のグループ化を用いることにより(Hcatがセル2及びセル4のチャネル情報の合成であることを意味する)、フィードバックインスタンスの数は1であり、これは2個のフィードバックメッセージに対応する。したがって、フィードバックオーバヘッドは50%だけ低減される。
図6は、送信モードがMBSFNプリコーディングを有するCoMP JPであると仮定した場合、異なるセルのグループ化を用いて得られたフィードバックインスタンスのシミュレーション結果を示す。この送信モードでは、異なるグループ化により異なる組成を有するHsumが、フィードバックインスタンスを決定するためにCMDメトリックで用いられる。同様に、図6に示されたシミュレーション結果は、提案されたセルのグループ化方法がフィードバックオーバヘッドの50%の低減をもたらすことを示す。
図5及び図6は、協調に参加するアクティブなセルの数が2のときの、フィードバックインスタンスのシミュレーション結果を示す。協調に参加するアクティブなセルの数が2より大きいとき、提案されたセルのグループ化方法によるフィードバックオーバヘッドの低減の性能は、種々のCoMP送信シナリオで評価される。例えば、図4に示されるシミュレーション結果では、セル2をサービングセルとして、更にセル1は特定のCoMP利得を提供できる唯一のセルなので、セル1を1つのアクティブセルとして選択すると、セル1及びセル2をセル3(「高い」時間変化のセル)ではなく、セル4(「低い」時間変化のセル)と一緒にグループ化することにより、ローカル若しくは重み付けされたローカルプリコーディング及びCoMP CB送信モードを有するCoMP JPの場合に、図4によると、フィードバックオーバヘッドが42%だけ低減できる。グローバルプリコーディングを有するCoMPの場合に、図7は、フィードバックオーバヘッドの低減が75%であることを示す。また、MBSFNプリコーディングの場合に、図8は、フィードバックオーバヘッドの低減が80%であることを示す。これらの図は、21msから140msの間を示している。したがって、提案されたセルのグループ化方法は、通常、協調に参加するアクティブなセルの数が2より大きい場合に適用できる。
本発明の実施形態は、ハードウェア、1若しくは複数のプロセッサで動作するソフトウェアモジュールとして又はそれらの組合せで実施されてもよい。つまり、当業者は、マイクロプロセッサ又はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)が実際には用いられて、上述の機能の一部又は全部を実施してもよいことを理解するだろう。
本発明は、1又は複数の装置若しくは機器の、本願明細書に記載された方法の一部又は全部を実行するプログラム(例えば、コンピュータプログラム及びコンピュータプログラムプロダクト)として具現化されてもよい。このような本発明を具現化するプログラムは、コンピュータ可読媒体又はクラウドに、例えば1又は複数の信号の形式で格納されてもよい。このような信号は、インターネットのウェブサイトからダウンロード可能なデータ信号であってもよく、又はキャリア信号で若しくはどんな他の形式で提供されてもよい。
本発明の実施形態が任意のマルチセルMIMOシステムに適用できることが理解される。

Claims (25)

  1. フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いる方法であって、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、当該方法は、セル選択処理を有し、前記セル選択処理は、
    前記セットのセルのうち、最も遅いMIMOチャネル特性の時間変化率の前記セットのセル又はセルのサブセットを特定するステップ、
    前記特定するステップで特定された前記セル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択するステップ、
    を有する、方法。
  2. 前記特定するステップの前に、事前選択処理を実行するステップを更に有し、前記事前選択処理では、特定の受信器におけるセルからの受信信号が目標協調利得の達成と整合する場合、ネットワークの該セルが、前記セルのセットに含めるために事前選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 直前のセル選択処理の前記選択するステップでマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの選択からのインターバルの経過後に、更新処理を実行するステップ、を更に有し、前記更新処理は、
    先行するセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちのいずれかのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、該セルの又は該複数のセルの先行するセル選択処理で用いられた時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定するステップ、
    そのような変化が生じたと決定された場合、前記事前選択処理を繰り返すステップ、
    前記事前選択処理でセルのセットが事前選択された場合、請求項2のセル選択処理又は別のセル選択処理を繰り返すステップ、を有する、請求項2に記載の方法。
  4. セルのサブセットが前記特定するステップで特定されたとき、前記選択するステップにおいて、マルチセルMIMO送信で用いるために、特定の受信器において1又は複数のセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合する前記サブセットの該1又は複数のセルを選択するステップ、を更に有する、請求項1に記載の方法。
  5. フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いる方法であって、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、当該方法は、セル選択処理を有し、前記セル選択処理は、
    前記セットのセルの各セルについて、少なくとも第1及び第2のパラメータに依存するメトリックを決定するステップであって、前記メトリックは、前記第1のパラメータの値が低く且つ前記第2のパラメータの値が高いときに高く、前記第1のパラメータは対象のセルの少なくとも1つのMIMOチャネル特性の時間と共に変化する率であり、前記第2のパラメータは特定の受信器において前記セルから受信された信号の特性に関連する、ステップ、
    前記セットのセルについて決定された全ての前記メトリックのうち最も高いメトリックの前記セットのセル又はセルのサブセットを特定するステップ、
    前記特定するステップで特定された前記セル又はセルのサブセットのみからマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択するステップ、
    を有する、方法。
  6. 前記第2のパラメータの関連する特性は、目標協調利得を達成するときの因子である、請求項5に記載の方法。
  7. 直前のセル選択処理の前記選択するステップでマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの選択からのインターバルの経過後に、更新処理を実行するステップ、を更に有し、前記更新処理は、
    先行するセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちのいずれかのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、該セルの又は該複数のセルの先行するセル選択処理で用いられた時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定するステップ、
    そのような変化が生じたと決定された場合、請求項1、2、4、5若しくは6のセル選択処理又は別のセル選択処理を繰り返すステップ、を有する、請求項1、2又は4乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記セルラ無線ネットワークは3GPPネットワークである、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. セルラ無線ネットワークの通信システムで用いられる装置であって、前記装置は、フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いられるセル選択処理を実行し、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、前記セル選択処理は、前記装置のセル選択手段により実行され、前記装置は、
    前記セットのセルのうち、最も遅いMIMOチャネル特性の時間変化率の前記セットのセル又はセルのサブセットを特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された前記セル又はセルのサブセットのみから、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択する選択手段、
    を有する装置。
  10. 特定の受信器においてセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合する場合、前記セルのセットに含めるためにセットワークのセルを事前に選択する事前選択手段、を更に有する請求項9に記載の装置。
  11. 変化決定手段を更に有し、前記変化決定手段は、マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの直前の選択からのインターバルの経過後に、
    直前のセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちの任意のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定し、
    そのような変化が生じたと決定され、セルのセットが前記事前選択手段により事前選択できる場合、前記セル選択処理を繰り返す、請求項10に記載の装置。
  12. 前記選択手段は、セルのサブセットが前記特定手段により特定されたとき、マルチセルMIMO送信で用いるために、特定の受信器において1又は複数のセルから受信した信号が目標協調利得の達成と整合する前記サブセットの該1又は複数のセルを選択する、請求項9に記載の装置。
  13. セルラ無線ネットワークのための通信システムで用いられる装置であって、前記システムは、フィードバックオーバヘッドを低減するよう、マルチセルMIMO(multiple-input/multiple-output)送信における協調使用のために、前記セルラ無線ネットワークのセルのセットの中から1又は複数のセルを選択するのに用いられるセル選択処理を実行し、前記セットの各セルは、測定可能な率で時間と共に変化する少なくとも1つのMIMOチャネル特性を有し、前記セル選択処理は、前記装置のセル選択手段により実行され、前記装置は、
    前記セットのセルの各セルについて、少なくとも第1及び第2のパラメータに依存するメトリックを決定するメトリック決定手段であって、前記メトリックは、前記第1のパラメータの値が低く且つ前記第2のパラメータの値が高いときに高く、前記第1のパラメータは対象のセルの少なくとも1つのMIMOチャネル特性の時間と共に変化する率であり、前記第2のパラメータは特定の受信器において前記セルから受信された信号の特性に関連する、メトリック決定手段、
    前記セットのセルについて決定された全ての前記メトリックのうち最も高いメトリックの前記セットのセル又はセルのサブセットを特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された前記セル又はセルのサブセットのみからマルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルを選択する選択手段、
    を有する装置。
  14. 前記第2のパラメータの関連する特性は、目標協調利得を達成するときの因子である、請求項13に記載の装置。
  15. マルチセルMIMO送信に用いられる1又は複数のセルの直前の選択からのインターバルの経過後に、前記直前のセル選択処理で選択されたセル又は複数のセルのうちの任意のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が、先行するセル選択処理で用いられた該セルの又は該複数のセルの時間変化率から事前選択された量だけ変化したか否かを決定する変化決定手段、を更に有し、そのような変化が生じたと決定された場合、前記セル選択処理が繰り返される、請求項9又は請求項12乃至14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 前記セルラ無線ネットワークは3GPPネットワークである、請求項9乃至15のいずれか一項に記載の装置。
  17. セルラ無線ネットワークのための通信システムであって、請求項9乃至16のいずれか一項に記載の装置を有するシステム。
  18. 前記装置に、前記セット内の少なくとも1又は複数のセルのMIMOチャネル特性の時間変化率を示すデータを供給するユーザ機器、を更に有する請求項17に記載のシステム。
  19. 前記ユーザ機器は、前記装置からのトリガに応答して前記データを前記装置に供給する、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記装置は請求項11又は15に記載の装置であり、前記ユーザ機器は、周期的インターバルで前記データを前記装置に供給する、請求項18に記載のシステム。
  21. 前記ユーザ機器は、前記装置からのトリガに応答して前記データを前記装置に供給し、前記装置は、前記トリガを供給するとき、前記ユーザ機器に、前記データが供給されるべき前記インターバルの周期を通知する、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記ユーザ機器は、前記セット内のセル又は少なくとも1つのセルのMIMOチャネル特性の時間変化率が所定の閾値に達したとき、前記データを前記装置に供給する、請求項18、19又は21に記載のシステム。
  23. 前記セルラ無線ネットワークは3GPPネットワークである、請求項17乃至22のいずれか一項に記載のシステム。
  24. コンピュータプログラムであって、セルラ無線ネットワークの装置で実行されると、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム。
  25. 前記セルラ無線ネットワークは3GPPネットワークである、請求項24に記載のコンピュータプログラム。
JP2012557596A 2010-03-19 2010-03-19 マルチセルmimo送信のためのセル選択 Expired - Fee Related JP5477482B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/GB2010/000495 WO2011114079A1 (en) 2010-03-19 2010-03-19 Cell selection for multi-cell mimo transmission

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013526103A true JP2013526103A (ja) 2013-06-20
JP5477482B2 JP5477482B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=43234789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012557596A Expired - Fee Related JP5477482B2 (ja) 2010-03-19 2010-03-19 マルチセルmimo送信のためのセル選択

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8989016B2 (ja)
EP (1) EP2548311B1 (ja)
JP (1) JP5477482B2 (ja)
KR (2) KR101595194B1 (ja)
CN (1) CN102804622B (ja)
WO (1) WO2011114079A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524655A (ja) * 2010-04-07 2013-06-17 アルカテル−ルーセント 情報フィードバックおよびプリコーディングの方法および装置

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8787484B2 (en) * 2010-06-18 2014-07-22 Nec Corporation Precoding techniques for downlink coordinated multipoint transmission in radio communications system
CN102457349B (zh) * 2010-10-22 2015-01-28 中兴通讯股份有限公司 一种多点协作传输接收***测量上报方法及***
US8880076B2 (en) * 2011-01-31 2014-11-04 Panasonic Intellectual Property Corporation Of America Terminal and quality transmission method
WO2011157110A2 (zh) * 2011-05-30 2011-12-22 华为技术有限公司 一种协作多点传输方法、设备以及***
US9380597B2 (en) * 2011-08-25 2016-06-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and system for wireless communication baseband processing
US9166729B2 (en) 2011-12-14 2015-10-20 Marvell World Trade Ltd. Enhanced demodulation reference signal (DM-RS) design
EP2795827B1 (en) * 2011-12-20 2019-09-04 Marvell World Trade Ltd. Reference signal design for coordinated multipoint transmission
US9119082B1 (en) 2012-01-06 2015-08-25 Marvell International Ltd. Reference signal design for interference measurement
US10039116B1 (en) 2012-04-02 2018-07-31 Sprint Communications Company L.P. Long term evolution scheduler to mitigate interference
US9553680B1 (en) 2012-04-02 2017-01-24 Sprint Communications Company L.P. Uplink interference mitigation
KR101903625B1 (ko) * 2012-04-26 2018-10-02 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 간섭 정렬을 위한 방법 및 장치
WO2014069590A1 (ja) * 2012-11-01 2014-05-08 シャープ株式会社 基地局および端末
CN104936184A (zh) * 2014-03-21 2015-09-23 上海贝尔股份有限公司 基于协作多点在多个小区间进行资源分配的方法与设备
JP6398612B2 (ja) * 2014-10-29 2018-10-03 富士通株式会社 基地局及びセル選択方法
CN112751792B (zh) * 2019-10-31 2022-06-10 华为技术有限公司 一种信道估计方法及装置
CN111757427B (zh) * 2020-06-05 2022-11-04 东方通信股份有限公司 一种基于信道质量评估的宽窄融合终端首选网络选择方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057438A1 (en) * 2007-10-31 2009-05-07 Mitsubishi Electric Corporation Method and system for communicating cooperatively between base stations and mobile stations in a wireless cellular network
WO2010013751A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 株式会社日立製作所 無線通信システムおよび無線通信方法
JP2010045783A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Ntt Docomo Inc マルチセル協調送信方法
JP2010246113A (ja) * 2009-03-31 2010-10-28 Ntt Docomo Inc 無線通信における適応協調伝送方法、システムおよび送信機
JP2010278674A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Kyocera Corp 無線通信システム、無線端末及び無線通信方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7428268B2 (en) * 2004-12-07 2008-09-23 Adaptix, Inc. Cooperative MIMO in multicell wireless networks
KR100691430B1 (ko) * 2005-12-05 2007-03-09 한국전자통신연구원 이동통신 시스템에서 제한된 궤환 정보를 이용한 적응 송신방법 및 장치
CN1996992A (zh) * 2006-01-06 2007-07-11 北京三星通信技术研究有限公司 用于分布式和局部式传输模式间转换的方法
US8914015B2 (en) * 2006-03-20 2014-12-16 Qualcomm Incorporated Grouping of users for MIMO transmission in a wireless communication system
KR20080073196A (ko) * 2007-02-05 2008-08-08 엘지전자 주식회사 Mimo 시스템에서 효율적인 채널 품질 정보 전송 방법
KR100985395B1 (ko) 2007-04-03 2010-10-05 연세대학교 산학협력단 직교주파수 분할다중화 통신시스템에서 전송 장치 및 방법
US20090116419A1 (en) 2007-11-05 2009-05-07 Chia-Chin Chong Method and system of threshold selection for reliable relay stations grouping for downlink transmission
KR100991792B1 (ko) * 2007-12-31 2010-11-04 엘지전자 주식회사 협력적 다중 입출력 방식 신호 송수신 방법
CN101277166A (zh) * 2008-04-03 2008-10-01 中兴通讯股份有限公司 一种信道质量指示反馈方法
US8169931B2 (en) * 2008-05-21 2012-05-01 Airhop Communications, Inc. Method and apparatus for base stations and their provisioning, management, and networking
US7986673B2 (en) * 2008-05-30 2011-07-26 Sharp Laboratories Of America, Inc. Systems and methods for reducing feedback overhead in wireless networks using channel characteristics
US8693442B2 (en) * 2008-09-22 2014-04-08 Blackberry Limited Multi-site MIMO cooperation in cellular network
CN101389115B (zh) 2008-11-07 2011-08-10 北京工业大学 一种多小区基站动态成簇的协作通信方法
KR101478843B1 (ko) * 2009-01-22 2015-01-05 엘지전자 주식회사 협력적 다중 셀 무선통신 시스템에서 데이터를 송신하는 방법
US8867380B2 (en) * 2009-02-02 2014-10-21 Qualcomm Incorporated Scheduling algorithms for cooperative beamforming
US8867493B2 (en) * 2009-02-02 2014-10-21 Qualcomm Incorporated Scheduling algorithms for cooperative beamforming based on resource quality indication
US8693316B2 (en) * 2009-02-10 2014-04-08 Qualcomm Incorporated Access point resource negotiation and allocation over a wireless interface
US8274951B2 (en) * 2009-03-17 2012-09-25 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for dynamic cell selection and resource mapping for CoMP joint transmission
US8364162B2 (en) * 2010-01-14 2013-01-29 Hitachi, Ltd. UE initiated frequency partitioning based CoMP scheme for downlink cellular communications
US8644422B2 (en) * 2010-02-12 2014-02-04 Blackberry Limited Low overhead PMI and CQI feedback and pairing schemes for MU-MIMO

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057438A1 (en) * 2007-10-31 2009-05-07 Mitsubishi Electric Corporation Method and system for communicating cooperatively between base stations and mobile stations in a wireless cellular network
WO2010013751A1 (ja) * 2008-07-30 2010-02-04 株式会社日立製作所 無線通信システムおよび無線通信方法
JP2010045783A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Ntt Docomo Inc マルチセル協調送信方法
JP2010246113A (ja) * 2009-03-31 2010-10-28 Ntt Docomo Inc 無線通信における適応協調伝送方法、システムおよび送信機
JP2010278674A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Kyocera Corp 無線通信システム、無線端末及び無線通信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524655A (ja) * 2010-04-07 2013-06-17 アルカテル−ルーセント 情報フィードバックおよびプリコーディングの方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20130007616A (ko) 2013-01-18
EP2548311A1 (en) 2013-01-23
EP2548311B1 (en) 2016-05-25
KR101595194B1 (ko) 2016-02-18
KR20140009601A (ko) 2014-01-22
KR101402567B1 (ko) 2014-05-30
US20130044602A1 (en) 2013-02-21
WO2011114079A1 (en) 2011-09-22
CN102804622A (zh) 2012-11-28
JP5477482B2 (ja) 2014-04-23
US8989016B2 (en) 2015-03-24
CN102804622B (zh) 2015-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5477482B2 (ja) マルチセルmimo送信のためのセル選択
KR101972938B1 (ko) SCMA(sparse code multiple access)를 사용한 다운링크 개루프 다중 사용자 협력 멀티포인트 전송을 위한 시스템 및 방법
JP5542144B2 (ja) Mimoベースの複数基地局協調通信のための方法および装置
US9787445B2 (en) System and method for inter-cell interference coordination
Donthi et al. An accurate model for EESM and its application to analysis of CQI feedback schemes and scheduling in LTE
CN101325741B (zh) 用于操作多用户多输入多输出(mu-mimo)无线通信***的方法和***
US20140376464A1 (en) Method for communication using large-scale antenna in multi-cell environment
US9998249B2 (en) User equipment and method for estimating an inter cell interference
WO2011018031A1 (en) Coordinated beam forming and multi-user mimo
Papazafeiropoulos et al. Performance of massive MIMO uplink with zero-forcing receivers under delayed channels
Li et al. Performance evaluation of non-orthogonal multiple access combined with opportunistic beamforming
KR101813601B1 (ko) 이동통신 시스템에서 제한적 피드백 기반 공동 처리 및 전송에서의 전처리 모드 선택을 위한 방법 및 장치
Guo et al. Adaptive SU/MU-MIMO scheduling for LTE-A downlink cellular networks
Papazafeiropoulos et al. Uplink performance of conventional and massive MIMO cellular systems with delayed CSIT
Apelfröjd et al. Design and measurement-based evaluations of coherent JT CoMP: a study of precoding, user grouping and resource allocation using predicted CSI
Kumar et al. Modeling and performance analysis of differential CQI feedback in OFDM cellular systems
Chatterjee et al. Downlink signal-to-interference ratio and spectral efficiency of MIMO cellular networks using truncated Lognormal approximation
JP5843013B2 (ja) チャネル情報フィードバック方法、ユーザ装置、データ送信方法及び基地局
Abu-alhiga et al. Implicit pilot-borne interference feedback for multiuser MIMO TDD systems
Aziz Un-coordinated multi-user and inter-cell interference alignment based on partial and outdated information for large cellular networks
Zaher et al. Unknown Interference Modeling for Rate Adaptation in Cell-Free Massive MIMO Networks
Mahmood et al. A centralized inter-cell rank coordination mechanism for 5G systems
JP2017139684A (ja) Mu−mimoにおける送信ウェイト制御方法及び送信ウェイト制御方法の選択方法
Aziz et al. Performance assessment of multi user multi cell interference alignment with limited feedback
Aziz et al. Transmit precoding based on outdated interference alignment for two users multi cell MIMO system

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5477482

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees