JP2013525108A - ポリマー被覆された加水分解膜 - Google Patents

ポリマー被覆された加水分解膜 Download PDF

Info

Publication number
JP2013525108A
JP2013525108A JP2013509197A JP2013509197A JP2013525108A JP 2013525108 A JP2013525108 A JP 2013525108A JP 2013509197 A JP2013509197 A JP 2013509197A JP 2013509197 A JP2013509197 A JP 2013509197A JP 2013525108 A JP2013525108 A JP 2013525108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
layer
polymer
hydrophilic polymer
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013509197A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘロン,ジョン・アール
Original Assignee
ハイドレーション・システムズ,エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハイドレーション・システムズ,エルエルシー filed Critical ハイドレーション・システムズ,エルエルシー
Publication of JP2013525108A publication Critical patent/JP2013525108A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0088Physical treatment with compounds, e.g. swelling, coating or impregnation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/02Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor characterised by their properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0002Organic membrane manufacture
    • B01D67/0009Organic membrane manufacture by phase separation, sol-gel transition, evaporation or solvent quenching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0093Chemical modification
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/12Composite membranes; Ultra-thin membranes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/08Polysaccharides
    • B01D71/12Cellulose derivatives
    • B01D71/14Esters of organic acids
    • B01D71/18Mixed esters, e.g. cellulose acetate-butyrate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/76Macromolecular material not specifically provided for in a single one of groups B01D71/08 - B01D71/74
    • B01D71/82Macromolecular material not specifically provided for in a single one of groups B01D71/08 - B01D71/74 characterised by the presence of specified groups, e.g. introduced by chemical after-treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2325/00Details relating to properties of membranes
    • B01D2325/30Chemical resistance
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/14Ultrafiltration; Microfiltration
    • B01D61/145Ultrafiltration

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

ポリマー被覆された加水分解膜の製造方法は、浸漬析出によって第1の親水性ポリマーから膜を作製する工程;該膜を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程;および被覆された膜を高pHの溶液にさらし、これにより加水分解された限外ろ過膜を作製する工程;を含む。ポリマー被覆された加水分解膜は、第1の親水性ポリマーから浸漬析出によって作製され、そして加水分解を施すことにより作製される多孔質膜;および、該スキン層に施され、そして第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーから作製される高密度の拒絶層;を含む。

Description

関連出願のクロスリファレンス
[0001]本特許出願は、2010年5月3日付け出願の”ポリマー被覆された加水分解膜”と題する係属中の仮出願(通し番号:61330559)の特典を特許請求している2011年5月3日付け出願の”ポリマー被覆された加水分解膜”と題する係属中の非仮出願(通し番号:13100283)の、出願日の特典を特許請求する(これら特許出願の全開示内容を参照により本明細書に含める)。
[0002]本明細書は、正浸透(FO)膜プロセスと圧力遅延浸透(PRO)膜プロセス用のポリマー被覆された加水分解膜、および、例えばそれらの応用に関する。
[0003]高選択性半透膜の開発は、主として逆浸透(RO)に重点が置かれている。高性能RO膜は、機械的強度の高い多孔質膜によって支持される、極めて薄い高密度のポリマー層を有する。支持体膜の構造は、膜のフラックスと選択性にほとんど影響を及ぼさない。
[0004]最近は、FOも関心を呼んでいる。FO膜は、RO膜と同等の化学種選択性(species selectivity)を有するが、FOでは、多孔質支持体層の特性(例えば、モルホロジーや親水性)が膜性能に大きな影響を及ぼす。
[0005]現在、唯一の市販FO膜が、Hydration社、Technology Innovations社、LLC of Albany、およびOR(HTI)社によって製造されている。これは、浸漬析出法を使用して成型された埋め込み支持体スクリーンを有するセルローストリアセテート(CTA)膜である。この膜は、複合RO膜上に一般的な層(0.2ミクロン)よりはるかに厚い高密度の拒絶層(dense rejection layer)(10〜20ミクロン)を有する。しかしながらHTI社の膜は、その多孔質支持体層の連通性(openness)と親水性により、FO試験において複合RO膜をはるかに凌ぐ性能を有する。
[0006]本明細書の態様は、優れたFO性能が得られるように、支持体層(例えばCTA)の高い物質移動と薄くて高密度の拒絶層とを組み合わせた、及び/又は、膜フラックスを高め、例えばPROのプロセス経済性が向上するように、親水性の支持体層と極めて薄い拒絶層とを組み合わせた、ポリマー被覆された加水分解膜に関する。これらの態様、及びこれらの具現化物(implementations)は、添付の特許請求の範囲(参照により本明細書に含める)に記載の構成要素と工程の1つ以上または全てを含んでよい。
[0007]1つの態様では、ポリマー被覆された加水分解膜の製造方法が開示され、該製造方法は、浸漬析出によって第1の親水性ポリマーから膜を作製する工程;該膜を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程;および、被覆された膜を高pHの溶液にさらし、これにより加水分解された限外ろ過膜を作製する工程;を含む。
[0008]個々の具現化物は、下記の態様の1つ以上または全てを含んでよい。
[0009]第1の親水性ポリマーから膜を作製する工程は、浸漬析出によってソリッドスキン層(solid skin layer)と多孔質支持体層とを含む非対称膜を作製する工程を含んでよい。
[0010]非対称膜を浸漬析出によって作製する工程は、約5〜15ミクロンの厚さを有するソリッドスキン層と約20〜150ミクロンの厚さを有する多孔質支持体層とを作製する工程を含んでよい。
[0011]非対称膜を浸漬析出によって作製する工程は、約50容量%以上のポリマー濃度(a density of polymer)を有するソリッドスキン層と、約15〜30容量%のポリマー濃度を有する多孔質支持体層とを作製する工程を含んでよい。
[0012]膜を第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆する工程は、非対称膜のソリッドスキン層を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程を含んでよい。
[0013]非対称膜を浸漬析出によって作製する工程は、浸漬析出によって親水性セルロースエステルポリマーから非対称セルロース膜を作製する工程を含んでよい。
[0014]被覆された膜を高pHの溶液にさらす工程は、非対称セルロース膜を高pHの溶液にさらし、これにより非対称セルロース膜のセルロース部分を加水分解して加水分解限外ろ過膜を作製する工程を含んでよい。
[0015]被覆された膜を高pHの溶液にさらす工程は、被覆された膜をpH値が約12以上の溶液にさらし、これにより加水分解限外ろ過膜を作製する工程を含んでよい。
[0016]膜を第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆する工程は、膜を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの1ミクロン以下の厚い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程を含んでよい。
[0017]膜を第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆する工程は、膜を、スルホン化ポリスチレンポリイソブチレンブロックコポリマーで被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程を含んでよい。
[0018]他の態様では、ポリマー被覆された加水分解膜が開示されており、該加水分解膜は、浸漬析出によって第1の親水性ポリマーから作製し、そして加水分解により作製される多孔質膜であって、該多孔質膜は、支持体層によって支持されるスキン層を含む;および、該スキン層に施され、そして第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーから作製される高密度の拒絶層;を含んでよい。
[0019]個々の具現化物は、下記の態様の1つ以上または全てを含んでよい。
[0020]膜は非対称膜であってよい。非対称膜は、親水性のセルロースエステルポリマーから作製される非対称セルロース膜であってよい。
[0021]スキン層は、約5〜15ミクロンの厚さを有してよく、多孔質支持体層は、約20〜150ミクロンの厚さを有してよい。
[0022]スキン層は、約50容量%以上のポリマー濃度を有してよく、多孔質支持体層は、約15〜30容量%のポリマー濃度を有してよい。
[0023]高密度の拒絶層は、約1ミクロン以下の厚さを有してよい。
[0024]高密度の拒絶層は、スルホン化ポリスチレンポリイソブチレンブロックコポリマーから作製することができる。
[0025]上記の態様と特徴と利点、および他の態様と特徴と利点、ならびに本明細書中のほかの場所に記載の他の利点は、発明の詳細な説明(DESCRIPTION)および特許請求の範囲(CLAIMS)から当業者には明らかであろう。
[0026]本明細書は、正浸透(FO)膜プロセスと圧力遅延浸透(PRO)膜プロセス用のポリマー被覆された加水分解膜、および、例えばそれらの応用を特徴としている。ポリマー被覆加水分解膜具現化物は、高い物質移動を示すCTA支持体層と薄くて高密度の層とを組み合わせて、例えば優れたFO性能をもたらす。ポリマー被覆加水分解膜具現化物はさらに、親水性支持体層と極めて薄い拒絶層とを組み合わせて、膜フラックスを高め、例えばPROのプロセス経済性を向上させる。
[0027]本明細書に開示のポリマー被覆加水分解膜具現化物には多くの特徴があり、そのうちの1つの、複数の、または全ての特徴もしくは工程を、任意の個々の具現化物において使用することができる。以下の説明において理解しておかねばならないことは、他の具現化物も使用することができ、本明細書の要旨を逸脱することなく構造上およびプロセス上の変更を行うことができる、という点である。便宜上、代表的な材料、サイズ、形状、および寸法等を使用して種々の構成要素を説明する。しかしながら、本明細書は記載の例に限定されず、他の構成物(configurations)も、本発明の開示内容の範囲内にて可能である。
[0028]それにもかかわらず、本開示の代表的な目的に適うよう、ポリマー被覆加水分解膜具現化物の製造方法は一般に、浸漬析出法を使用して作製したセルロース膜を、よりpH耐性の高いポリマーの極めて薄い親水性高密度層で被覆する工程を含んでよい。次いでこの膜を、セルロースエステルを加水分解する高pH溶液にさらし、このようにしてCTA膜よりさらに高親水性で且つ高透過性である限外ろ過膜にする。次いで、pH耐性ポリマーの薄い被膜が高密度の拒絶層になる。
浸漬析出
[0029]浸漬析出法は米国特許第3,133,132号明細書に記載されており、該特許明細書を参照により本明細書に含める。
[0030]一般には、先ず最初に、膜ポリマー材料〔例えば親水性ポリマー(例えば、セルロースアセテートやセルローストリアセテート等のセルロースエステル〕を水溶性溶媒(非水)系中に溶解して粘性溶液を形成させる。セルロース膜に対する適切な水溶性溶媒系としては、例えば、ケトン(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、および1,4−ジオキサン)、エーテル、およびアルコールがある。さらに、溶液中には、細孔形成剤〔例えば、有機酸、有機酸塩、無機塩、およびアミド等(例えば、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、および塩化リチウム等)〕や補強剤〔例えば、柔軟性を向上させ、脆性を低下させる薬剤(例えば、メタノール、グリセロール、およびエタノール等)〕も組み込まれる/混合される。
[0031]次に、粘性溶液の薄い層を表面上に均一に広げ、空気乾燥を短時間行う。粘性溶液の一方の側を水と接触させる。水との接触により、溶液中のポリマーは不安定になり、高密度ポリマーの層が極めて速やかに表面上に析出する。この層は、溶液中への水のさらなる浸透に対する妨害物として作用し、したがって高密度層の真下のポリマーが極めてゆっくりと析出し、多孔質のゆるいマトリックスを形成する。高密度層は、他の化学種をブロックしつつ水の通過を可能にする膜の一部である。多孔質層は、単に高密度層のための支持体として作用する。支持体層が必要なのは、支持体層の上の、例えば10ミクロン厚さの高密度層は、実用に供する上で機械的強度と凝集力に欠けるからである。
[0032]次いで、粘性溶液から全てのポリマーを析出させた(condensed)後に、膜を洗浄・熱処理することができる。
[0033]したがって浸漬/析出法により、高密度のソリッド層またはスキン層を表面成分として有する、厚さが例えば約5〜15ミクロンの非対称膜を作製することができる。さらに、高密度層と同じポリマー材料で構成される多孔質層もしくはスキャホールド(scaffold layer)層も作製することができ、このときこの多孔質層もしくはスキャホールド層は、高度に多孔質であり、多孔質層もしくはスキャホールド層内での固体の拡散を可能にする。多孔質層もしくはスキャホールド層は、例えば20〜150ミクロンの厚さを有してよい。高密度層もしくはスキン層、および浸漬/析出法によって作製される多孔質層もしくはスキャホールド層は、キャスティングパラメーターによって、そして溶媒の選択およびポリマー材料固体と溶媒溶液との比によって制御される多孔性を有する。多孔質層もしくはスキャホールド層は、できるだけ低いポリマー濃度(例えば、ポリマー濃度が約15〜30容量%)を有してよい。上部の高密度層もしくはスキン層は、50%より大きいポリマー濃度を有してよい。
[0034]ROでは、膜のフラックスは、高密度層もしくはスキン層の厚さ、組成、およびモルホロジーに大きく依存し、したがって多孔質層の性能を最適化するための推進力はほとんどない。しかしながら、FOとPROでは、高密度層の前後の溶解化学種の濃度差によって、水が膜を通して引き込まれる。高密度層の多孔質層側のほうがより高い濃度である場合は、高密度層を通して引き込まれる水が、多孔質層中の溶解化学種を高密度層から離して移送する。処理を継続させるためには、溶解化学種が、逆に多孔質層から高密度層に拡散しなければならない。同様に、高密度層の開放側のほうがより高い濃度である場合は、多孔質層中の液体から水が抜き取られるので、多孔質中の溶解化学種の濃度が増大する。処理を継続させるためには、溶解化学種が、膜の背面から出て供給溶液中に拡散しなければならない。
[0035]したがって本開示の目的に適うよう、多孔質層は、できるだけ小さな拡散抵抗をもたらすように、できるだけ親水性で且つオープンであることが重要である。
[0036]多くのさらなる具現化が可能である。
[0037]本開示の代表的な目的に適うよう、1つの具現化物においては、溶液を、親水性基材の表面上に溶液を押出すことができる。エアナイフを使用して、高密度層もしくはスキン層を作製するための溶液を調製するために、溶媒の一部を蒸発させることができる。次いで、溶液がその上に押出された状態の基材を凝固浴(例えば水浴)中に導入する。水浴により膜成分の凝固が引き起こされ、適切な膜特性(例えば、多孔性、親水性、および非対称性など)がもたらされる。FOプロセスにおいては、水の移送は、メッシュ基材繊維がそれほどの水平抵抗をもたらさない(すなわち、メッシュ基材は、水が膜の表面に達するのを妨げない)ので、メッシュ基材層の孔を通して起こる。膜は、例えば約10ミクロン〜約150ミクロンの全厚(多孔質基材を除く)を有してよい。多孔質基材は、例えば、約50ミクロン〜約500ミクロンの厚さを有してよい。
[0038]本開示の代表的な目的に適うよう、他の具現化物においては、溶液を回転ドラム上にキャストすることができ、広げた状態の布帛(an open fabric)が溶液中に埋め込まれるよう、該布帛を溶液中に引っ張り込む。次いで溶液を、エアナイフの下に、そして凝固浴中に通す。膜は75〜150ミクロンの全厚を有してよく、支持体布帛は50〜100ミクロンの厚さを有してよい。支持体布帛はさらに、50%超の連通部分(open area)を有してよい。支持体布帛は、例えば、織ったもしくは不織のナイロン、ポリエステル、またはポリプロピレンであってよく、あるいは、コットンや紙等の親水性支持体上にキャストされたセルロースエステル膜であってもよい。
[0039]さらなる具現化物が、特許請求の範囲に記載されている。
ポリマー被膜
[0040]先述の浸漬析出法によって形成されるセルロース膜の高密度層またはスキン層を、よりpH耐性の高いポリマーの極めて薄い親水性高密度層で被覆することができる。次いで高密度の拒絶層になるのが、pH耐性ポリマーのこの薄い被膜である。
[0041]セルロース膜の高密度層またはスキン層に薄い被膜を施すことは、ガス分離膜に関しては開発されており、米国特許第4,230,463号明細書(該特許明細書を参照により本明細書に含める)に記載されている。該特許明細書に記載の手順では、結合水をアルコールで置き換え、次にアルコールをヘキサンで置き換えることによって、最初にセルロース膜を乾燥する。次いでセルロース膜上に塗被しようとするポリマーをヘキサン中に溶解し、膜表面に塗布してからヘキサンを蒸発によって除去する。
[0042]ガス分離膜では、一般には0.2ミクロンのシリコーンゴム層が使用される。しかしながら、このシリコーンゴムはFOやPRO用には適切でない。なぜなら、シリコーンゴムは疎水性であり、FOやPROでは高密度層が親水性でなければならないからである。
[0043]したがって、塗布されるポリマーは、pH耐性であり、親水性であり、そして柔軟性がある。上記のヘキサン被覆プロセスによって塗布することができるポリマーの例は、米国特許第6,579,984号明細書(該特許明細書を参照により本明細書に含める)に記載のスルホン化ポリスチレンポリイソブチレンブロックコポリマーである。このポリマーは、ゴム状であり、親水性であり、ROレベルの分離をもたらすほどに十分に高密度であり、そして12を超えるpH値に対して耐性である。1ミクロン以下(例えば0.2ミクロン)の厚さの被膜が容易に得られる。
[0044]多くのさらなる具現化物が可能であり、こうしたさらなる具現化物が特許請求の範囲に記載されている。
膜の加水分解
[0045]高pH耐性ポリマーの極めて薄い親水性高密度層でいったん被覆すれば、膜を再度湿らすことができる。次いで膜のセルロース部分を、加水分解によってより連通性に(open)することができる。
[0046]このプロセスでは、pH値が約12以上の溶液に膜をさらすことによって、セルロースをエステル化しているアセテート基の一部または全部がヒドロキシル基で置き換えられる。加水分解後、膜は、極めて親水性の非対称限外ろ過膜によって支持された、厚さが1ミクロン未満の高密度拒絶層を有する。
[0047]この膜は、浸漬析出法によってキャストされる膜の酢酸セルロース混合物中に酢酸酪酸セルロースを組み込むことによって、PRO向けに必要に応じて強化することができる。
[0048]多くのさらなる具現化物が可能であり、こうしたさらなる具現化物が特許請求の範囲に記載されている。
仕様、材料、製造、集成
[0049]言うまでもないが、具現化物は、本明細書に開示の特定の構成要素に限定されない。ポリマー被覆加水分解膜の意図する操作と調和する実質的にいかなる構成要素も使用できるからである。したがって、例えば、特定の構成要素等が開示されているけれども、こうした構成要素は、ポリマー被覆加水分解膜具現化物の意図する操作と調和するあらゆる形状、サイズ、形式、タイプ、モデル、バージョン、種類、等級、測定値、濃度、材料、重量、及び/又は数量を含んでよい。具現化物は、選択される構成要素が、ポリマー被覆加水分解膜具現化物の意図する操作と調和するのであれば、任意の特定の構成要素の使用に限定されない。
[0050]したがって、任意のポリマー被覆加水分解膜具現化物を限定する構成要素は、選択される構成要素が、ポリマー被覆加水分解膜具現化物の意図する操作と調和するという条件にて、容易に成形物に形づくることのできる多くの異なったタイプの材料のいずれか、あるいはこれら材料の組み合わせ物で形成させることができる。本開示の代表的な目的に適うよう、本発明の膜具現化物は、多種多様な材料で構成することができ、さまざまな動作特性を有してよい。例えば、膜は半透性であってよく、このことは、膜が、実質的に必要とされる成分だけを、より高濃度の溶液からより低濃度の溶液に通す(例えば、水を、より低濃度の溶液からより高濃度の溶液に通す)ことを意味している。種々のさまざまな膜タイプのいずれも、本明細書に開示の原理を使用して利用することができる。
[0051]既に説明し、上記にて開示したことを再び述べることになるが、FO膜またはPRO膜は、複合RO膜の薄いフィルムから作製することができる。このような複合膜としては、例えば浸漬析出法によってキャストされるセルロースエステル膜(織ったもしくは不織のナイロン、ポリエステル、またはポリプロピレン等の多孔質支持体布帛上にキャストすることができる)、あるいは好ましくは、コットンもしくは紙等の親水性支持体上にキャストされるセルロースエステル膜などがある。使用する膜は、逆浸透膜として試験したときに(60psi、500ppmのNaCl、回収率10%、25℃)、80%〜95%の範囲の脱塩がもたらされる親水性の膜であってよい。膜の公称分画分子量は100ダルトンであってよい。膜は、親水性の膜材料(例えば、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、二酢酸セルロース、セルロース系材料のブレンド、ポリウレタン、ポリアミド)から作製することができる。膜は非対称であってよく(すなわち膜は、例えば、1ミクロン以下程度の厚さの薄い拒絶層と、最大で300ミクロンまでの全厚の高密度多孔質サブレイヤー(sublayer)を有してよい)、浸漬析出法によって作製することができる。膜は、支持体がないか、または水が拒絶層に達するのを妨げないかなり連通性の(open)支持体を有し、あるいは親水性であって、容易に水を通す。したがって機械的強度を得るために、膜を疎水性の多孔質シート支持体上にキャストすることができ、このとき多孔質シートは、織ってあっても不織であってもよいが、少なくとも約30%のオープンエリアを有する。織った支持体シートは、約65ミクロンの全厚を有するポリエステルスクリーンであってよく、全体の非対称膜は165ミクロンの厚さを有する。非対称膜は、セルロース材料をポリエステルスクリーン上にキャストすることにより、浸漬析出法によってキャストすることができる。ポリエステルスクリーンは、厚さが65ミクロンで、オープンエリアが55%であってよい。
[0052]種々のポリマー被覆加水分解膜具現化物は、本明細書に記載の従来法を使用して製造することができ、本明細書に記載の方法によって改良することができる。
使用
[0053]ポリマー被覆加水分解膜の具現化物は、FO/水処理用途において特に有用である。このような用途は、浸透圧駆動による水の浄化と濾過、海水の脱塩、および汚染水性廃液流の浄化などを含んでよい。
[0054]しかしながら、具現化物は、FO用途に関連した使用に限定されない。どちらかといえば、FO用途に関連した説明はいずれも、本開示の代表的な目的に対するものであり、具現化物はさらに、他の種々の用途に対しても使用することができ、ほぼ同等の結果がもたらされる。例えば、ポリマー被覆加水分解膜具現化物はさらに、PROシステムに対しても使用することができる。違いは、他のエネルギー発生装置のタービンを駆動するための浸透圧をPROが生成する、という点である。必要とされることは、真水(浸透圧性薬剤とは対照的に)の供給に切り換えることだけであり、源水の代わりに海水供給物を外側に供給することができる(水処理用途の場合)。
[0055]言うまでもないことであるが、上記の説明が特定の具現化物に言及している箇所においては、本発明の要旨を逸脱することなく多くの改良形が可能であり、これらの具現化物を代替物として適用することができる。添付の特許請求の範囲は、本明細書に記載の本開示の要旨と範囲に含まれるこうした改良形を範囲に含むよう意図されている。したがって、本明細書に開示の具現化物は、あらゆる点において例証であって、これらに限定されないと見なすべきであり、本開示の範囲は、上述の詳細な説明(DESCRIPTION)よりむしろ添付の特許請求の範囲によって示されている。特許請求の範囲と等価である意味と範囲内に含まれる変形は全て、特許請求の範囲に包含されるものとする。

Claims (17)

  1. ポリマー被覆された加水分解膜の製造方法であって、
    浸漬析出によって第1の親水性ポリマーから膜を作製する工程;
    該膜を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程;および、
    被覆された膜を高pHの溶液にさらし、これにより加水分解された限外ろ過膜を作製する工程;
    を含む前記製造方法。
  2. 第1の親水性ポリマーから膜を作製する工程が、浸漬析出によってソリッドスキン層と多孔質支持体層とを含む非対称膜を作製する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 非対称膜を浸漬析出によって作製する工程が、約5ミクロン〜約15ミクロンの厚さを有するソリッドスキン層と、約20ミクロン〜約150ミクロンの厚さを有する多孔質支持体層とを作製する工程を含む、請求項2に記載の製造方法。
  4. 非対称膜を浸漬析出によって作製する工程が、約50容量%以上のポリマー濃度を有するソリッドスキン層と、約15容量%〜約30容量%のポリマー濃度を有する多孔質支持体層とを作製する工程を含む、請求項2に記載の製造方法。
  5. 膜を第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆する工程が、非対称膜のソリッドスキン層を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程を含む、請求項2に記載の製造方法。
  6. 非対称膜を浸漬析出によって作製する工程が、浸漬析出によって親水性セルロースエステルポリマーから非対称セルロース膜を作製する工程を含む、請求項2に記載の製造方法。
  7. 被覆された膜を高pHの溶液にさらす工程が、非対称セルロース膜を高pHの溶液にさらし、これにより非対称セルロース膜のセルロース部分を加水分解して、加水分解限外ろ過膜を作製する工程を含む、請求項6に記載の製造方法。
  8. 被覆された膜を高pHの溶液にさらす工程が、被覆された膜をpH値が約12以上の溶液にさらし、これにより加水分解限外ろ過膜を作製する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  9. 膜を第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆する工程が、膜を、第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーの1ミクロン以下の厚い層で被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  10. 膜を第2の親水性ポリマーの薄い層で被覆する工程が、膜を、スルホン化ポリスチレンポリイソブチレンブロックコポリマーで被覆して、高密度の拒絶層を作製する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  11. ポリマー被覆された加水分解膜であって、
    第1の親水性ポリマーから浸漬析出し、そして加水分解により作製される多孔質膜であって、該多孔質膜は、支持体層によって支持されるスキン層を含む;および、
    該スキン層に施され、そして第1の親水性ポリマーよりpH耐性の高い第2の親水性ポリマーから作製される高密度の拒絶層;
    を含む、前記膜。
  12. 膜が非対称膜である、請求項11に記載の膜。
  13. 非対称膜が、親水性のセルロースエステルポリマーから作製される非対称セルロース膜を含む、請求項12に記載の膜。
  14. スキン層が、約5ミクロン〜約15ミクロンの厚さを有し、多孔質支持体層が約20ミクロン〜約150ミクロンの厚みを有する、請求項12に記載の膜。
  15. スキン層が、約50容量%以上のポリマー濃度を有し、多孔質支持体層が約15容量%〜約30容量%のポリマー濃度を有する、請求項12に記載の膜。
  16. 高密度の拒絶層が、約1ミクロン以下の厚さを有する、請求項11に記載の膜。
  17. 高密度の拒絶層が、スルホン化ポリスチレンポリイソブチレンブロックコポリマーから作製される、請求項11に記載の膜。
JP2013509197A 2010-05-03 2011-05-03 ポリマー被覆された加水分解膜 Withdrawn JP2013525108A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US33055910P 2010-05-03 2010-05-03
US61/330,559 2010-05-03
US13/100,283 2011-05-03
US13/100,283 US20120000846A1 (en) 2010-05-03 2011-05-03 Polymer coated hydrolyzed membrane
PCT/US2011/035083 WO2011140158A2 (en) 2010-05-03 2011-05-03 Polymer coated hydrolyzed membrane

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013525108A true JP2013525108A (ja) 2013-06-20

Family

ID=44904444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013509197A Withdrawn JP2013525108A (ja) 2010-05-03 2011-05-03 ポリマー被覆された加水分解膜

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20120000846A1 (ja)
EP (1) EP2566606A2 (ja)
JP (1) JP2013525108A (ja)
KR (1) KR20130113319A (ja)
CN (1) CN102905777A (ja)
AU (1) AU2011248253A1 (ja)
CA (1) CA2798059A1 (ja)
MX (1) MX2012012803A (ja)
RU (1) RU2012151569A (ja)
SG (1) SG185406A1 (ja)
WO (1) WO2011140158A2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG184918A1 (en) * 2010-04-22 2012-11-29 Univ Nanyang Tech Method of preparing a nanocomposite membrane and nanocomposite membranes prepared thereof
US8585806B2 (en) * 2011-01-11 2013-11-19 Hydration Systems, Llc Gas separation membrane
US10384167B2 (en) 2013-11-21 2019-08-20 Oasys Water LLC Systems and methods for improving performance of osmotically driven membrane systems
US9592476B2 (en) 2014-05-30 2017-03-14 Pall Corporation Membrane comprising self-assembled block copolymer and process for producing the same by hybrid casting (IIb)
US9598543B2 (en) 2014-05-30 2017-03-21 Pall Corporation Self-assembled structure and membrane comprising block copolymer and process for producing the same by spin coating (VIa)
US9592477B2 (en) 2014-05-30 2017-03-14 Pall Corporation Membrane comprising self-assembled block copolymer and process for producing the same by hybrid casting (Ib)
US9469733B2 (en) 2014-05-30 2016-10-18 Pall Corporation Self-assembled structure and membrane comprising block copolymer and process for producing the same by spin coating (IVa)
US9328206B2 (en) 2014-05-30 2016-05-03 Pall Corporation Self-assembling polymers—III
US9593217B2 (en) 2014-05-30 2017-03-14 Pall Corporation Self-assembled structure and membrane comprising block copolymer and process for producing the same by spin coating (Va)
US9765171B2 (en) 2014-05-30 2017-09-19 Pall Corporation Self-assembling polymers—V
US9593218B2 (en) 2014-05-30 2017-03-14 Pall Corporation Self-assembled structure and membrane comprising block copolymer and process for producing the same by spin coating (IIIa)
US9604181B2 (en) 2014-05-30 2017-03-28 Pall Corporation Membrane comprising self-assembled block copolymer and process for producing the same by spray coating (IIc)
US9593219B2 (en) 2014-05-30 2017-03-14 Pall Corporation Membrane comprising self-assembled block copolymer and process for producing the same by spin coating (IIa)
US9193835B1 (en) 2014-05-30 2015-11-24 Pall Corporation Self-assembling polymers—IV
US9616395B2 (en) 2014-05-30 2017-04-11 Pall Corportaion Membrane comprising self-assembled block copolymer and process for producing the same by spray coating (Ic)
US9441078B2 (en) 2014-05-30 2016-09-13 Pall Corporation Self-assembling polymers—I
JP7384922B2 (ja) 2019-03-15 2023-11-21 インテグリス・インコーポレーテッド 複合中空糸ならびに関連する方法および製品

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4125462A (en) * 1977-08-30 1978-11-14 Rohm And Haas Company Coated membranes
JPS6354903A (ja) * 1986-08-26 1988-03-09 Agency Of Ind Science & Technol パ−ベ−パレ−シヨン用分離膜
US6113794A (en) * 1999-01-25 2000-09-05 Kumar; Ashwani Composite solvent resistant nanofiltration membranes
US6596167B2 (en) * 2001-03-26 2003-07-22 Koch Membrane Systems, Inc. Hydrophilic hollow fiber ultrafiltration membranes that include a hydrophobic polymer and a method of making these membranes
EP1390087B1 (en) * 2001-04-27 2006-07-05 Millipore Corporation Crosslinked multipolymer coating
DE102004053787B4 (de) * 2004-11-08 2007-08-02 Sartorius Ag Cellulosehydrat-Ultrafiltrationsmembranen und Verfahren zu deren Herstellung
US7445712B2 (en) * 2005-04-07 2008-11-04 Hydration Technologies Inc. Asymmetric forward osmosis membranes
US7717273B2 (en) * 2006-05-24 2010-05-18 Millipore Corporation Membrane surface modification by radiation-induced polymerization
WO2008012872A1 (fr) * 2006-07-25 2008-01-31 Toray Industries, Inc. Membrane de séparation à base de polymère de fluororésine et procédé de production de celle-ci
JP5526392B2 (ja) * 2007-05-26 2014-06-18 ザ・リサーチ・ファウンデーション・フォー・ザ・ステイト・ユニヴァーシティ・オブ・ニューヨーク セルロース又はセルロース誘導体を含む高流束流体分離膜
CN101264427A (zh) * 2008-05-08 2008-09-17 南京奥特高科技有限公司 离子交换性能的膜材料及其应用
US9415350B2 (en) * 2008-06-30 2016-08-16 3M Innovative Properties Company Method of forming a rewettable asymmetric membrane
US8585806B2 (en) * 2011-01-11 2013-11-19 Hydration Systems, Llc Gas separation membrane

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011140158A2 (en) 2011-11-10
CN102905777A (zh) 2013-01-30
AU2011248253A1 (en) 2012-12-13
EP2566606A2 (en) 2013-03-13
CA2798059A1 (en) 2011-11-10
KR20130113319A (ko) 2013-10-15
RU2012151569A (ru) 2014-06-10
MX2012012803A (es) 2013-02-15
WO2011140158A3 (en) 2012-04-05
SG185406A1 (en) 2012-12-28
US20120000846A1 (en) 2012-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013525108A (ja) ポリマー被覆された加水分解膜
US7445712B2 (en) Asymmetric forward osmosis membranes
JP4117802B2 (ja) セルロース系限外ろ過膜
KR101985351B1 (ko) 복합 반투막, 복합 반투막 엘리먼트 및 복합 반투막의 제조 방법
KR20120099564A (ko) 여과 막의 제조 방법 및 그 방법으로 제조한 여과 막
JP2015167914A (ja) 乾式複合分離膜および乾式複合分離膜エレメント
JP5884453B2 (ja) 複合半透膜、複合半透膜エレメントおよび複合半透膜の製造方法
AU2012211929B2 (en) Gas separation membrane
US20120175300A1 (en) Two-layer membrane
TW201306930A (zh) 排水處理用高分子多孔質膜
JP3681219B2 (ja) ポリスルホン多孔質分離膜
KR101434184B1 (ko) 정삼투막 및 그의 제조방법
TW202106372A (zh) 中空纖維膜、該中空纖維膜組件、加濕單元、空氣乾燥器、該中空纖維膜之製膜原液及該中空纖維膜之製造方法
SG188687A1 (en) Thin film composite osmosis membranes
Xia et al. Organic fouling in forward osmosis (FO): Membrane flux behavior and foulant quantification
CN114870644B (zh) 一种半透膜复合材料及其制备方法
Guclu et al. Investigation of pilot scale manufacturing of polysulfone (Psf) membranes by wet phase inversion method
JP6790268B2 (ja) 移植用チャンバーおよび移植用デバイス
WO2019146671A1 (ja) 逆浸透膜、及び逆浸透膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140805