JP2013521050A - 拡張可能なラミナ脊椎融合インプラント - Google Patents

拡張可能なラミナ脊椎融合インプラント Download PDF

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Abstract

拡張可能な椎骨間インプラントは、尾側固定具本体部と尾側固定具本体部から長手方向上方へ延びたソケットとを具備してなる尾側固定具と、頭側固定具本体部と頭側固定具本体部から長手方向下方へ延びた中心部とを具備してなる頭側固定具と、頭側固定具に対して尾側固定具の長手方向の位置を固定すべく構成されてなるスナップリングと、を備えている。中心部は、外向きに延びた頭側ラチェット***部を具備し、ソケットに嵌入するように構成される。スナップリングは、内向きに延びたスナップリングのラチェット***部を具備し、ソケット内側に嵌入するように構成される。インプラントは、インプラントを椎骨のラミナに取り付けることによって、脊椎可動部分における椎骨同士の間の椎骨間空間内に据え付けられるように構成されている。インプラントは、インプラントを椎骨の棘状突起同士の間に延在させるべく、脊椎可動部分への据え付け後に拡張するように構成される。

Description

〔関連出願〕
本願は、2010年3月4日に出願された、米国仮特許出願第61/310,492号を基礎とする優先権を主張するものであって、同出願の開示のすべてを、ここで参照によって引用する。本発明は、拡張可能なラミナ脊椎融合インプラントに関する。
椎間板変性疾患ないし椎骨退行変性は、しばしば、椎間板高さの減少をもたらし、それは、関節面と神経とが衝突する原因となって、数ある疾患の中でもなかんずく、疼痛又は炎症反応を引き起こす。
従来の後方腰部融合術は、代表的に、ラミナ貫通ねじや、椎弓根ねじの固定を用いて実施される。ねじの侵入箇所を提供するための椎弓根の準備は、極めて侵襲性が高い。例えば、代表的には、脊椎部分から脊柱起立筋が切除され、それにより、脊椎領域の物理的な完全性を傷つける。また、椎弓根の準備によって、患者は、術後に残る激しい疼痛を経験することになる。
さらに、脊柱を外科的に固定することは、直接的な疼痛及び退行変性に関連した症状を緩和する上では有効であるけれども、外科的な固定が、退行変性の過程を解消ないし停止させることはない。その結果、引き続く退行変性に対処するために、次の外科的処置が必要になる。しかしながら、後方腰部固定術に際して、椎弓根に椎弓根ねじを取り付けることで、椎弓根が生体力学的に傷付いてしまい、後日に改訂治療を行うことは困難になる。そのため、しばしば、セメントによる補強や、骨形態形成蛋白質(BMP)の塗布、より大型の椎弓根ねじの使用など、次々と、より大規模かつ侵襲的な処置につながる結果となる。
腰部融合を実施するための別の方法としては、ラミナ貫通ねじの適用があり、これは、局所的な剛性を維持するために、後方椎骨に椎体間スペーサを挿入することが含まれる。ラミナ貫通ねじは、関節面を閉塞するだろうが、この方法によっても依然として、患者の体動によって脊柱が延びるときに、可動部分にわずかな開口が生じることは、ミューラーメディカル("Mueller ME")による体内固定マニュアル(1991年に刊行された第3版の第660ff頁)において、AO-ASIFグループによって推奨される技術に開示されている。Oxland TR, Lund T. の、「独立した篭及び後方固定と組み合わせられる篭に関する生体力学("Biomechanics of stand-alone cages and cages in combination with posterior fixation")」に開示されているように("Eur Spine J. 2000; 9 Suppl 1:S95-101")、ラミナ貫通ねじによる固定は、椎骨間の空間がつぶれることを抑制ないし回避するために、"ALIF Cage"などの椎骨間スペーサと組み合わせられる。
脊椎可動部分における後方腰部椎骨融合のための拡張可能な椎骨間インプラント、及び、脊椎可動部分における後方腰部椎骨融合のための椎骨間インプラントを拡張させる方法が開示される。
第1の椎骨と第2の椎骨との間の椎骨間の空間内に挿入される、拡張可能な椎骨間インプラントが開示される。インプラントは、第1の固定具と、第2の固定具とを具備している。第1の固定具は、第1の固定具ベースを備え、第1の椎骨のラミナに取り付けられるべく構成されている。第2の固定具は、第2の固定具ベースを備え、第2の椎骨のラミナに取り付けられるべく構成されている。インプラントは、第2の固定具ベースから延出してなるソケットと、第1の固定具ベースから延出してなり、ソケットに受け入れられるサイズを有する中心部とを具備している。中心部は、第2の固定具に対して第1の固定具の位置を解放可能に固定すべく構成された係合部材を具備している。
インプラントはさらに、第1の固定具の長手方向の位置を第2の固定具に対して固定すべく構成されたスナップリングを具備している。スナップリングは係合部材を備え、ソケットの内側に合致するように構成される。スナップリングの係合部材は、中心部の係合部材と結合するように構成されている。インプラントは、インプラントを椎骨のラミナに取り付けることによって、脊椎可動部分における椎骨同士の間の椎骨間空間内に据え付けられるように構成される。インプラントは、インプラントが椎骨の棘状突起同士の間に延在して、脊椎可動部分に据え付けられた後、拡張されるように構成されている。
他の実施形態においては、椎骨間インプラントと、挿入装置とから構成される、拡張可能な椎骨間インプラントシステムが開示される。椎骨間インプラントは、隣接する椎骨同士の間に形成される椎骨間空間の中に挿入されて、隣接する椎骨の棘状突起に取り付けられるべく構成される。インプラントは、第1の固定具と、第2の固定具と、第1の高さから第2の高さへと選択的に第1及び第2の固定具を拡張させるようなロック機構と、を具備している。挿入装置は、インプラントに結合されるように構成される。挿入装置は、ロック機構を選択的に係脱せしめるように、第1及び第2の固定具を第1の高さから第2の高さへと拡張させるべく、ロック機構に対して選択的に係合するように構成されたアクチュータを具備している。
脊椎可動部分における後方腰部椎骨融合のために椎骨間インプラントを拡張させる方法は、インプラントを挿入装置に挿入する段階と、脊椎可動部分における椎骨同士の間の椎骨間の空間内にインプラントを挿入する段階と、インプラントの第2の固定具を、第1の椎骨のラミナに取り付ける段階と、スナップリングを広げ、スナップリングにおける内向きに延びたラチェット***部を、インプラントの第1の固定具の中心部における外向きに延びたラチェット***部から係脱せしめる段階と、スナップリングを解放し、スナップリングにおけるラチェット***部を、第1の固定具の中心部におけるラチェット***部と係合せしめ、第1の固定具を第2の椎骨のラミナに取り付ける段階と、を備えている。
例示的な実施形態による椎骨間インプラントについて、椎骨間の空間に据え付けられた様子を示した斜視図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントを透視して見た上面図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントを透視して見た上面図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントを透視して見た上面図である。 図1の椎骨間インプラントを右側から示した斜視図である。 図3Aの椎骨間インプラントを左側から示した斜視図である。 図3Aの椎骨間インプラントを示した分解斜視図である。 図3Aの椎骨間インプラントの第1の固定具を示した上部斜視図である。 図3Bの椎骨間インプラントの一部分について、線4B−4Bに沿って破断して断面を示した斜視図である。 図3Aの椎骨間インプラントの一部分を示した後部斜視図であって、椎骨間インプラントを椎骨ラミナに取り付けるように適合した骨ねじについて、多軸的な挿入方向の範囲を示している。 図5Aの骨ねじを示した側立面図である。 図5Aの椎骨間インプラントにおける、ねじ挿入開口部を示した拡大斜視図である。 図3Aに示した椎骨間インプラントを挿入するために形成される、正中切開及び穿刺切開を、軟質組織を取り除いて示した、患者の治療領域の背面図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントが、例示的な実施形態に従った挿入装置によって保持されている様子を示した側部斜視図である。 図7Aに示した、挿入装置における拡張可能な本体を拡大して示した側部斜視図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントが、図7Aに示した挿入装置の拡張先端部によって保持されている様子を拡大して示した、側部斜視図である。 図3Aの椎骨間インプラントと、図7Aの挿入装置とを示した分解図である。 図8Aの挿入装置によって保持されている椎骨間インプラントを、破断して示した右側斜視図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントが、図7Aに示した挿入装置によって保持された状態について、椎骨のラミナに孔開けすべくドリル案内装置の開口部を通すことで位置決めされる、骨ドリルの先端部を併せて示した斜視図である。 図9Aのドリル案内装置を示した斜視図である。 図9Bのドリル案内装置の先端部について、その多軸的な孔開け方向の範囲を示した斜視図である。 図1に示した、椎骨間の空間に据え付けられた椎骨間インプラントが、図7Aに示した挿入装置によって保持された状態について、椎骨間インプラントの開口部を通して、椎骨のラミナに保持される骨ねじをねじ込む、ねじ回しの先端部を併せて示した斜視図である。 他の実施形態に従った、ばねを具備している椎骨間インプラントを示した斜視図である。 他の実施形態に従った、弾性緩衝装置を具備している椎骨間インプラントを示した斜視図である。 多軸的な固定機構を具備した骨ねじについて、その一部分を示した側断面図であって、この骨ねじは、あらゆる実施形態による椎骨間インプラントの据え付けにおける使用に適したものである。 図11Aに示した骨ねじを4本含んでいるような、図3Bの椎骨間インプラントの正面を示した断面図である。
ある種の用語は、以下の説明において、便利さのためだけに使用されて、制限的ではない。用語“右”、“左”、“下方”、及び“上方”は、参照がなされている図面内での方向を指示する。用語“内方”又は“遠位側”及び“外方”又は“近位側”は、拡張可能なインプラント及びその関連した部分の幾何学的中心に向かう、及び遠のく方向をそれぞれ参照する。用語“前方”、“後方”、“上位”、“下位”、及び関連語及び/又はフレーズは、参照がなされている人体に対して好ましい配置又は向きを指示し、限定を意味しない。用語は、上に列挙した用語と、それらの派生語、及び類義語を含む。
図1を参照すると、後方腰部椎骨間融合のための、拡張可能な椎骨間インプラント10は、脊柱12に据え付けられ、脊椎可動部分14の剛性を高め乃至安定化させるものとして示される。脊柱12は、複数の椎骨20を含み、それぞれの隣接する対の椎骨20同士は、椎間板22によって隔てられ、それらの間に椎骨間空間24が形成されている。インプラント10は、第1のないし頭側の固定具40と、頭側の固定具40に対して可動である、第2のないし尾側の固定具60と、頭側の固定具40に対して尾側の固定具60の長手方向の位置を固定すべく構成されたスナップリング80と、を具備している。インプラント10は、椎骨間の空間24の中に据え付けられ、インプラント10は、骨ねじ16によって椎骨20に取り付けられている。インプラント10は、椎骨20と融合するように構成される。
椎骨20は、所望の任意の椎骨領域に配置されたものとすることができ、図面には、前後方向に沿って延在する中心前後軸線AP−APの両側に配置された、前方側ASと、これとは反対側にある後方側PSとを形成しているような腰部領域を示している。椎骨20はさらに、中外側方向に沿って延在する中心軸線M−Mの両側に配置された、対向する側部LSを形成している。椎骨20は、頭尾軸線C−Cに沿って、間隔を隔てているものとして示される。インプラント10は、一般に、長手方向Lと、側方向Aと、横断方向Tとに沿って延在している。
従って、様々な構造物は、長手方向“L”に沿って垂直に、及び、側方向“A”及び横断方向“T”に沿って水平に、延在するものとして開示される。椎骨間インプラント10は、長手方向Lに拡張可能になっている。本願では、特に別の説明がない限り、“長手”、“側”、及び“横断”という用語は、様々な構成要素における直交する方向成分を記述するために用いられている。方向についての用語、“インボード”及び“内側”、“アウトボード”及び“外側”、及び、これらの派生語は、本願では、所定の装置について、装置の幾何学的中心に向かう、及び遠のく方向成分に沿った方向をそれぞれ参照する。
側方向及び横断方向は、水平面に沿って延びるように図示され、長手方向は垂直面に沿って延びるように図示されているけれども、様々な方向を含むこれらの平面は、使用中には異なったものになることを認識されたい。従って、方向に関する“垂直”及び“水平”という用語は、椎骨間インプラント10とその構成要素の説明を明瞭に例示するために使用されているに過ぎない。
図示の実施形態においては、長手方向Lは頭尾方向に延びており、側方向Aは中外側方向に延びており、横断方向Tは前後方向に延びている。しかしながら、拡張可能な椎骨間インプラント10によって定まる方向は、椎骨20によって定まる様々な方向に対して、0゜〜180゜の間の様々な角度へ向くことができることを認識すべきである。例えば、インプラントの側方向及び横断方向は、中外側方向及び前後方向に対して、0゜〜180゜の間の様々な角度に向くことができる。後述する説明から理解されるだろうが、椎骨間インプラント10は、前方から、後方から、又は、前方側及び後方側に対して0゜〜180゜の間の角度をなす様々な他の方向から、椎骨間空間24の中へ挿入され得るものである。
次に、図2A〜図2Cを参照すると、インプラント10は、例えば棘状突起36のような椎骨20の後方端部に、例えば椎骨20のラミナ30などにおいて、椎骨20に骨ねじ16を挿入することで、椎骨20の骨質構造部分に取り付けることができる。図示の通り、骨ねじ16は、インプラント10に隣接する2つの椎骨20のラミナ30同士の間にて関節面32を貫通するのに充分な長さを有することもできるし、あるいは、変形例としては、骨ねじ16をより短いものとして、関節面32を貫通しないようにすることもできる。
骨ねじ16の長さは、インプラント10が脊椎可動部分14に提供する安定性の度合いが好ましい程度になるように選択できる。関節面32に貫通しない、より短い骨ねじ16を使用するならば、脊椎可動部分14の有する安定性は限定的になり(すなわち、インプラント10を据え付けた後に、特に無傷の椎間板が存在している椎骨間の空間に、いくらかの残留的な動きが維持され)、後方側方の融合をもたらす。関節面32を貫通する、より長い骨ねじ16を使用するならば、脊椎可動部分14は堅くなるので、外周部(すなわち、椎間板22を含む)における融合の可能性が高くなる。いずれのタイプの融合においても、骨ねじ16が、椎骨孔26及び神経孔28に貫通することは回避される。
インプラント10を椎骨20に取り付ける際に、椎骨20の椎弓根34を使用することを回避することで、椎弓根34は、脊椎がさらに退行変性した場合、将来の治療に利用可能な状態に維持される。上述の如く、最初のインプラントを取り付けるために椎弓根34を使用した場合には、椎弓根34は生体力学的に傷付いてしまい、後日の改訂治療にあっては、セメントによる補強や、骨形態形成蛋白質(BMP)の塗布、又は、より大型の椎弓根ねじの使用などが必要になる。インプラント10を椎骨20に取り付けるために、椎骨20のラミナ30を使用するならば、椎弓根ねじの使用に関連したいくつかの又はすべての不都合を避けることができる。
インプラント10は、隣接する椎骨20の棘状突起36同士の間に位置している椎骨間空間24の中へ嵌入する形状になっている。インプラント10は、手術中に拡張され、椎骨間空間24を及び/又は椎間板22によって占有された空間を(椎間板22は必要に応じて除去される)、伸延ないし広げられるように構成されている。椎骨間空間24を及び/又は椎間板22によって占有されていた空間を、伸延することで、椎骨間空間24及び神経孔28を広げることができ、それらは患者の脊椎の退行変性中にサイズが小さくなっていた状態から、健康な高さへと回復する。椎骨間空間24を及び/又は椎間板22によって占有されていた空間を、伸延することで、椎骨20の退行変性に起因して圧縮されていた、脊柱管又は神経根の圧縮を解くことができる。
次に、図3A〜図4Bを参照すると、頭側固定具40と尾側固定具60とは、互いに対して長手方向に可動になっており、インプラント10は頭尾方向に長手方向に拡張できる。
頭側固定具40は、固定具本体部46であってベース47を有している該固定具本体部と、ベース47における対向する端部から長手方向上方へ延出してなる、第1及び第2の翼部52及び54と、を具備している。翼部52及び54は、それぞれ、内面53と外面55とを形成している。第1の翼部52は、第1の骨ねじ開口部56を具備しており、これは、第1の翼部52に延通させて、骨ねじ16を受け入れるように構成されている。第2の翼部54は、第2の骨ねじ開口部58を具備しており、これは、第2の翼部54に延通されて、骨ねじ16を受け入れるように構成されている。ベース47は、丸められた上部面49と、対向する実質的に平坦である底面44とを形成しているが、表面44及び49については、所望の任意の幾何学的形態を呈し得ることを認識されたい。翼部42及び54の内面53は、ベース47の上面49と組合せられて、上向きの略U字形の開口部41を形成している。
固定具本体部46はさらに、略円筒形である中心部51を具備し、この中心部は、ベース47の底面44から長手方向下方へ向けて延在している。中心部51は、インプラント10の側横断平面において、中心部51の外面45から外向きに延在している複数のラチェット***部48の如く、少なくとも1つのラチェット***部48を有して構成される、係合部材を具備している。
尾側固定具60は、固定具本体部66であってベース67を有している該固定具本体部と、ベース67における対向する端部から長手方向下方へ延出してなる、第1及び第2の翼部72及び74と、を具備している。翼部72及び74は、それぞれ、内面73と外面75とを形成している。第1の翼部72は、第1の骨ねじ開口部76を具備しており、これは、第1の翼部72に延通させて、骨ねじ16を受け入れるように構成されている。第2の翼部74は、第2の骨ねじ開口部78を具備しており、これは、第2の翼部74に延通されて、骨ねじ16を受け入れるように構成されている。ベース67は、丸められた底部面65と、対向する実質的に平坦である上部面69とを形成しているが、表面65及び69については、所望の任意の幾何学的形態を呈し得ることを認識されたい。翼部72及び74の内面73は、ベース67の底面65と組合せられて、略U字形の開口部61を形成している。
尾側固定具本体部66はさらに、略円筒形であるソケット62を具備し、このソケットは、固定具本体部66のベース67の上面69から長手方向上方へ向けて延在している。ソケット62は、略円筒形の通路68を具備し、これはスナップリング80を受け入れるように構成されている。ソケット62には、アクセス開口部70が貫設して形成されており、必要に応じてスナップリング80を広げるためのアクセスが可能なように構成されている。
次に、特に図3Cを参照すると、スナップリング80は、略円筒形の内部空洞82を形成してなる、略環状の本体部81を具備している。アクセスギャップ84は、本体部81を延通し、使用中にソケット62のアクセス開口部70に対して整列されるように位置決めされる。スナップリング80は、係合部材を具備し、これは、中心部51における係合部材に対して相補的になっており、尾側固定具60に対して頭側固定具40の長手方向の位置を固定すべく、中心部51と係合するように構成されている。例えば、スナップリング80の係合部材は、インプラントの側横断平面において内方へ延びてなる複数のラチェット***部86のような、少なくとも1つのラチェット***部86として構成することができる。スナップリング80が通路68の内側に配置されたとき、環状本体部81は中心部51に対して圧縮され、それにより、ラチェット***部86は、頭側固定具40におけるラチェット***部48と係合する。ラチェット***部48と86とが係合することで、頭側と尾側との固定具40及び60は固定された高さにて結合される。より詳しくは後述するが、ラチェット***部48及び86を係脱させることによって、インプラントの高さの調整が可能になる。従って、中心部51と、ソケット62と、スナップリング80とは、ロック機構83を形成し、固定具40及び60を初期の第1の高さから第2の所望の高さへと選択的に拡張することを可能とせしめ、結果的に、固定具40及び60を第2の所望の高さに係止することが可能になる。
U字形の開口部61の内面には、骨統合促進剤を塗布することができる。例えば、U字形の開口部61には、超微細多孔質チタンを用いたコーティング又は処置を施し、又は、表面を陽極プラズマ化学処理によって改質する。
再び図3A〜図4Bを参照すると、頭側固定具40におけるU字形開口部41と、尾側固定具60におけるU字形開口部61とは、腰部椎骨における棘状突起36の形状におおよそ対応するように構成されている。従って、開口部41及び61は、それぞれ、棘状突起36を受け入れる構成になっている。他の実施形態においては、頭側固定具40におけるU字形開口部41と、尾側固定具60におけるU字形開口部61とは、例えば頚部椎骨を含むような、脊柱12における他の領域において、棘状突起を受け入れられるように構成される。
インプラント10が据え付けられる長手方向の高さは、治療されるべき脊椎可動部分14における隣接する椎骨20の棘状突起36同士の間の所望の距離に依存する。インプラント10が最初に患者に挿入されるとき、インプラント10は完全に潰れた形態にされ、インプラント10は最小の高さを有し、それにより、頭側固定具40の中心部51は、尾側固定具60のソケット62の中に完全に挿入される。インプラント10を、完全に潰された形態において患者に挿入することで、インプラント10を比較的小さい切開を通して患者に挿入することが可能になり、このことは、拡張した形態においてインプラント10を挿入する場合と比較して、脊椎手術の侵襲性の度合いを最小限にする助けになる。
インプラント10が患者に挿入された後には、インプラント10は、所望の長手方向高さになるように、又は、治療されるべき脊椎可動部分14における椎骨間の空間24に必要な高さになるように、長手方向に拡張される。
インプラント10の長手方向高さを拡張させるためには、スナップリング80のラチェット***部86を、頭側固定具40のラチェット***部48から係脱させる。従って、工具(例えば、図7A〜図8Bに示された挿入装置110の先端部)を、アクセス開口部70を通してアクセスギャップ84へ挿入して、スナップリング80の内側空洞82を広げないし拡張させる。スナップリング80が広げられて、通路68の内側に拡張したときには、ラチェット***部86は、頭側固定具40のラチェット***部48との係合から解放され、それにより、頭側固定具40は、尾側固定具60に対して長手方向上下に移動できるようになる。頭側固定具40が、尾側固定具60に対して上方へ動くことで、頭側固定具40における中心部51は、尾側固定具60におけるソケット62から引き抜かれ始め、インプラント10の長手方向高さが増大する。
頭側固定具40が、尾側固定具に対して上方へ移動して、インプラント10が所望の高さになったとき、スナップリング80は、挿入装置110を取り外すことで解放され、それにより、スナップリング80の内側空洞82は当初のサイズへと復帰して、これにより、ラチェット***部86は、頭側固定具40のラチェット***部48に対して、再び係合するようになる。スナップリング80におけるラチェット***部86が、頭側固定具40におけるラチェット***部48に再係合すると、インプラント10の高さは、所望の高さに固定される。
図面においては、頭側固定具40は、頭尾軸線C−Cに沿った尾側固定具60の上方に配置されて示されているけれども、他の実施形態においては、インプラント10は、図示の向きとは上下を逆さまにして据え付けることもでき、頭側固定具40は、頭尾軸線C−Cに沿って、尾側固定具60の下方に配置されることになる。
頭側固定具40は、円筒形の中心部51を具備するように例示され、尾側固定具60は、ソケット62を具備するものとして示されているけれども、他の実施形態においては、頭側固定具40がソケットを具備し、尾側固定具60が円筒形の中心部を具備し、頭側固定具40のソケット内に長手方向に摺動可能とすることもできる。
尾側固定具60は、横断方向Tに延びた単一のアクセス開口部70を具備するものとして示されているけれども、他の実施形態においては、アクセス開口部70は、インプラント10の側横断平面内において円周のあらゆる方向に向けることができる。尾側固定具は、さらに、必要ならば、複数のアクセス開口部を具備しても良い。そのように、アクセス開口部70が別の向きになっている実施形態においては、スナップリング80のアクセスギャップ84は、その円周方向の向きが、アクセス開口部70を通してアクセスできるように整列される。
後日になって、インプラント10の高さを低くすることが望ましくなった場合には、スナップリング80の内側空洞82を広げるべく、挿入装置110をアクセス開口部70に通してアクセスギャップ84に挿入し、再び、スナップリング80を広げることができる。スナップリング80が広げられて、通路68の内側に拡張したときには、ラチェット***部86は、頭側固定具40のラチェット***部48との係合から解放され、それにより、頭側固定具40は、尾側固定具60に対して長手方向下方へ移動できるようになる。頭側固定具40が、下方へ移動して、インプラント10が所望の高さになったとき、スナップリング80は、工具を取り外すことで解放され、それにより、スナップリング80の内側空洞82は初期のサイズへと復帰して、これにより、ラチェット***部86は、頭側固定具40のラチェット***部48に対して、再び係合するようになる。
ロック機構83は、1つの実施形態に従って例示したが、ロック機構は、固定具40及び60を初期の高さから所望の高さへと拡張することを可能とし、結果的に、固定具40及び60を所望の高さに係止することが可能であるような、変形例による構造を有することもできることを認識されたい。
頭側固定具40及び尾側固定具60は、患者の体内にてインプラントとして使用するのに適したあらゆる材料から作ることができる。例えば、頭側固定具40と尾側固定具60とは、例えば、チタンなど、長期にわたって荷重支持インプラントとして使用するのに適した、あらゆる金属から作ることができる。頭側固定具40、及び/又は、尾側固定具60は、生体内にて安定な(吸収されない)1又は複数の弾性ポリマーから作ることができ、それらには、例えば、PCU及び/又はその他の類似のエラストマー熱可塑性ポリマーが含まれる。頭側固定具40、及び/又は、尾側固定具60は、PEEK又は炭素繊維強化されたPEEKなどを含む、1又は複数の放射線透過性のポリマーから作ることもできる。
次に、図5A〜図5Cを参照すると、頭側固定具40における第1の翼部52と第2の翼部54、及び、尾側固定具60における第1の翼部72と第2の翼部74は、それぞれ、第1の骨ねじ開口部56及び76と第2の骨ねじ開口部58及び78とを非対称的に配置されて具備している。第1の骨ねじ開口部56及び76と、第2の骨ねじ開口部58及び78とは、ラミナ貫通骨ねじ16が、椎骨20のラミナ30に挿通されることで、インプラント10を椎骨20に取り付けられるように適合している。第1の骨ねじ開口部56及び76が、第2の骨ねじ開口部58及び78と比べて、非対称的な位置を有することで、それぞれの椎骨20のラミナ30に挿入されたとき、骨ねじ16同士が干渉することが防がれる。
図示の通り、第1の骨ねじ開口部56及び76は、第2の骨ねじ開口部58及び78に比べて、それぞれ、頭側固定具40の底部44と、尾側固定具60の上部69とから、より大きな長手方向の距離を隔てて配置されている。他の実施形態においては、第2の骨ねじ開口部58及び78が、第1の骨ねじ開口部56及び76に比べて、それぞれ、頭側固定具40の底部44と、尾側固定具60の上部69とから、より大きな長手方向の距離を隔てて配置される。
変形例による実施形態においては、第1の骨ねじ開口部56及び76と、第2の骨ねじ開口部58及び78とは、それぞれ、頭側固定具40の底部44と、尾側固定具60の上部69とから、同一の長手方向の距離を隔てて配置される。この実施形態においては、第1の骨ねじ開口部56及び76の挿入角度の範囲が、第2の骨ねじ開口部58及び78の挿入角度の範囲に比べ、著しく相違していることで、ラミナ30内にて骨ねじ16同士が干渉することが避けられる。
図5B及び図5Cから分かるように、それぞれの骨ねじ16と、第1の骨ねじ開口部56及び76と、第2の骨ねじ開口部58及び78とのそれぞれは、複数軸線のロックねじ機構を具備している。それぞれの骨ねじ16は、ねじ付き軸部90と、ねじ付き頭部92とを具備している。それぞれのねじ付き頭部92は、実質的に球体形状を有している。第1の骨ねじ開口部56及び76と第2の骨ねじ開口部58及び78とのそれぞれは、ねじ孔部分94を具備し、骨ねじ16のねじ付き頭部92を、部分的にのみ支持するように構成されている。
それぞれの骨ねじ16のねじ付き球体頭部92と、ねじ付き頭部92を部分的にのみ支持するように構成されたねじ孔部分94とを組み合わせることで、骨ねじ16は、第1の骨ねじ開口部56及び76と第2の骨ねじ開口部58及び78とのそれぞれに対して、様々な角度で挿入できるようになる。複数軸線のロックねじ機構に関する追加的な開示は、2009年5月26日に出願された係属中の米国仮特許出願第61/181,149号に記載されているので、同出願の開示をここで参照によってすべて引用する。
第1の骨ねじ開口部56及び76と第2の骨ねじ開口部58及び78とによって提供される、複数軸線のロックねじ機構によれば、外科医は、様々な挿入角度96にてそれぞれの骨ねじ16を挿入できるようになる。そのような様々な挿入角度96によれば、外科医は、椎骨20のラミナ30に挿入する際に、骨ねじ16同士が接触することを回避するのに望ましい方向へねじ軸を向けることができ、さらには、骨ねじ16が、椎骨孔26及び神経孔28に貫通したり、脊柱管又は神経根に接触することを回避できる。
複数軸線のロックねじ機構における係止の特徴として、それぞれの骨ねじ16と、第1の骨ねじ開口部56及び76と、第2の骨ねじ開口部58及び78とのそれぞれによって、インプラント10は、脊柱12の脊椎可動部分14に作用する荷重を支持し、それにより、インプラント10は、腰部後方融合のための安定した治療を行えるものになる。
次に、図6を参照すると、インプラント10は、インプラント10を据え付けるための所望の脊椎可動部分14の付近にて、脊柱12の腰部部分に沿った比較的小さい正中切開100を通して、患者に挿入することができる。骨ねじ16は、それぞれの穿刺切開102を通して患者に挿入され、骨ねじ16を挿入するために椎骨20のラミナ30には案内孔が、ドリル104によって設けられる。インプラント10を患者に据え付けるには、当業者に知られているような、ラミナ貫通ねじを用いた固定術が採用される。いくつかの実施形態においては、インプラント10を患者に挿入するのを助けるために、ガイドワイヤと共に、カニューレ付きの骨ねじが用いられる。
インプラント10を椎骨間の空間24に据え付ける場合は、椎間板22によって占有されている空間内へインプラントを据え付ける場合とは異なって、外科医は、前方切開(患者に対する侵襲性が大きい)よりもむしろ、後方切開(患者に対する侵襲性が小さい)を通して、インプラントを据え付けることができる。また、インプラント10を椎骨20のラミナ30に据え付ける場合には、椎骨20の椎弓根34に据え付ける場合に比べて、椎弓根ねじの据え付けにおいて一般的である、椎骨20からの大きい筋肉の剥離が回避される。
次に、図7A〜図8Bを参照すると、インプラント10は、挿入装置110を用いて、患者に挿入される。インプラント10と挿入装置110とが一緒になって、椎骨間インプラントシステム111が形成される。挿入装置110は、挿入装置110を把持すべく構成されたハンドル112と、スナップリング80に係合及び解放するように構成され、インプラント10の高さを設定するように構成された制御インターフェース114と、インプラント10を保持して位置決めするように構成された拡張可能な本体部116とを具備している。カニューレ付きの中心管118は、制御インターフェース114に結合された近位端119と、これとは反対側にある、拡張可能な本体部116に結合された遠位端121とを形成している。
中心管118は、外側スリーブ123によって取り囲まれた、並進ロッド122を保持している。外側スリーブ123は、その遠位端にて、歯135を呈したカニューレ付きのピニオン126に結合されている。変形例としては、外側スリーブ123は、ピニオン126に一体的に結合されても良い。並進ロッド122は、ピニオン126に延通され、係合先端部128のようなアクチュータを形成し、中心管の遠位端121から、中心管118の近位端119へ向けた方向に沿って外側へ広がった、一対の対向するベベル面127を形成している。
制御インターフェース114は、ロッド122に結合された並進プランジャ120を具備している。横断方向Tに沿ってプランジャ120を並進させると、ロッド122も同様に、横断方向Tに沿って並進する。ロッド122の前進並進動作によって、先端部128は、ソケット62のアクセス開口部70を通って、スナップリング80のアクセスギャップ84に挿入される。外側のベベル面127によって、スナップリング80は拡張し、それにより、頭側固定具40のラチェット***部48からスナップリングのラチェット***部86が係脱する。プランジャ120を後退させると、先端部128はアクセスギャップ84から外れ、それにより、スナップリング80がその初期の形態へと潰れ、これにより、ラチェット***部86及び48が係合する。このため、先端部128は、アクチュータと称され、スナップリング80がラチェット***部48からラチェット***部86を係脱させることで、頭側固定具40及び尾側固定具60のうち少なくとも一方が、長手軸線に沿って互いに対して移動できる第1の位置から、頭側固定具40及び尾側固定具60が互いに対して長手方向に移動することが防止される第2の位置へと、移動できるようになっている。
引き続き図7A〜図8Bを参照すると、拡張可能な本体部116は、頭側スライダハウジング140と、頭側スライダハウジング140を受け入れる、尾側支持ハウジング130とを具備している。支持ハウジング130は、中心管118の遠位端121に結合された、ハウジング本体部137を形成している。支持ハウジング130は、一対の側方に間隔を隔てた垂直アーム139と、ハウジング本体部の垂直アーム139から前方へ延びた、一対の間隔を隔てた尾側指部132とを具備している。尾側指部132は、円筒形ソケット62の外周に、尾側固定具60を固定すべく構成されている。
スライダハウジング140は、本体部141と、本体部141から前方へ延びて、頭側固定具40を間に保持するように構成されてなる、一対の頭側指部142とを具備している。より詳しくは、頭側指部142は、頭側固定具40を固定するもので、そのためには、頭側固定具40に延びた横断開口部43の中へ延入する。本体部141は、ピニオン126を受け入れるような内側開口部143を形成している。本体部141はラック144を具備し、ピニオン126の歯135と噛合する開口部の中へ突出した歯146を有している。制御インターフェース114は、カニューレ付きピニオン126に回転運動を伝達する回転アクチュータ124を具備し、これにより、ピニオン126の歯135がラック144を駆動して、もって、スライダハウジング140を、支持ハウジング130の内部にて頭尾方向に並進せしめ、それにより、先端部116を拡張させる。
手術中には、外科医は、頭側固定具40の中心部51が尾側固定具60のソケット62の中に完全に挿入されるように、インプラント10は最小の高さにされ、完全に潰れた状態にて、インプラント10を患者に据え付けることができ、正中切開のサイズを最小化することができる。インプラント10を患者に据え付けるためには、外科医は、頭側固定具40を頭側指部142の間に挿入し、尾側固定具60を尾側指部132の間に挿入して、指部132及び142によって、上述の如くインプラント10を保持させる。次に、外科医は、ハンドル112を把持し、インプラント10を挿入装置110を用いて正中切開100の中へ移動させる。ひとたび、インプラント10が、所望の脊椎可動部分14における椎骨間の空間24の中に位置決めされたならば、外科医は、尾側固定具60を下位椎骨20のラミナ30に取り付けるが、尾側固定具60をラミナ30に係止するためには骨ねじ16を使用する。
いったん、尾側固定具60がラミナ30に取り付けられたならば、外科医は、尾側固定具60に対して頭側固定具40を長手方向に移動させることによって、インプラント10の垂直高さを増加させることができる。外科医は、まず、頭側固定具40からスナップリング80を解放するために、並進プランジャ120をインプラント10へ向けて横断方向Tに沿って移動させる。並進プランジャ120が横断方向Tに沿って移動すると、ロッド122の先端部128は、ソケット62のアクセス開口部70に挿通されて、スナップリング80のアクセスギャップ84の中へ入り、それにより、ベベル面127は、スナップリング80のラチェット***部86を頭側固定具40のラチェット***部48から係脱させる。
ひとたび、スナップリング80が頭側固定具40から係脱したならば、外科医は、回転アクチュータ124を時計回りに回すことで、頭側固定具40を尾側固定具60に対して上昇させることができる。回転アクチュータ124が時計回りに回されると、カニューレ付きピニオン126は、ラック144に接触しつつ時計回りに回転され、それにより、スライダハウジング140は、支持ハウジング130に対して長手方向Lに沿って上昇し、先端部116が拡張する。拡張可能な本体部116における頭側スライダハウジング140が、尾側支持ハウジング130に対して、長手方向Lに沿って上昇すると、頭側固定具40は、尾側固定具60に対して長手方向Lに沿って上昇する。
頭側固定具40が尾側固定具60に対して所望の長手方向位置へ移動することによって、いったんインプラント10が所望の高さに達したならば、外科医は、頭側固定具40を上方の椎骨20のラミナ30に取り付けるべく、骨ねじ16を使用して、頭側固定具40をラミナ30に係止する。ひとたび、インプラント10が、椎骨20のラミナ30に完全に固定されたならば、外科医は、挿入装置110をインプラント10から引き外して、正中切開100から挿入装置110を取り出し、それにより、患者へのインプラント10の据え付けが完了する。所望の脊椎可動部分14の椎骨間空間24内におけるインプラント10の位置は、X線などの診断検査を用いて評価できる。
次に、図9A〜図9Dを参照すると、インプラント10を椎骨20のラミナ30に取り付ける前に、外科医は、ドリル104を使用して、骨ねじ16を挿入するための案内孔をラミナ30に形成する。ラミナ30に案内孔を開けるために、案内装置150を、正中切開100に通して患者に挿入し、これにより、外科医は、インプラント10が据え付けられる所望の脊椎可動部分14の椎骨間空間24を視認できるようになる。ドリル104のドリル先端部106は、穿刺切開102を通して、案内装置150の開口部152の中に挿入される。
案内装置150の開口部152は、ドリルの先端部106が挿入される角度を限定し、同時に、複数軸線の案内装置150に可変的な挿入角度154を提供している。案内装置150の開口部152における可変的な挿入角度154は、それぞれの骨ねじ16と、第1の骨ねじ開口部56及び76及び第2の骨ねじ開口部58及び78のそれぞれとに含まれる、複数軸線のロックねじ機構の可変的な挿入角度96とおおよそ一致するように構成されている。複数軸線の案内装置150における可変的な挿入角度154は、複数軸線のロックねじ機構の可変的な挿入角度96とおおよそ一致しており、ラミナ30に開けられた案内孔が、骨ねじ16の所望の挿入角度に適合できるようになっている。いったん、案内案内が、ラミナ30に開けられたならば、ねじ回し156を穿刺切開102に挿通して、骨ねじ16をラミナ30に挿入する。
次に、図10Aを参照すると、第2の実施形態による拡張可能な椎骨間インプラント10aは、後方腰部椎骨間を安定させるものであって、頭側固定具40aと、頭側固定具40aに対して可動な尾側固定具60aと、頭側固定具40aと尾側固定具60aとの間に配置された板状ばね160とを具備しており、板状ばねは、開いた状態へ向けて付勢されており、頭側固定具40aと尾側固定具60aとを互いに向けて動かすような圧縮力に対して抵抗するようになっている。図10Aには、板状ばね160を示したけれども、頭側固定具40aと尾側固定具60aとの間の圧縮力に抵抗するためには、あらゆるタイプのばね又は圧縮可能な装置を用いることができる。
インプラント10aは、図1〜図2Cに示した脊柱12の脊椎可動部分14における椎骨間空間24の中において、隣接する椎骨20のラミナ30に、骨ねじ16によって据え付けるのに適している。こうした実施形態は、例えば、外科医が、所望の脊椎可動部分14の動きに緩衝作用を与え、所望の脊椎可動部分14の高さを回復させることを意図するときに使用される。
インプラント10aは、図6に示した正中切開100に通されて、第1の高さを有する第1の状態にて患者に挿入されるが、インプラント10aは、外科医が、頭側固定具40aと尾側固定具60aとの間の圧縮圧力を解放したときには、第1の高さに比べて大きい第2の高さを有するような第2の拡張した状態へと広がり、図9A〜図9Dに示すような骨ねじ16を用いて、隣接する棘状突起36に頭側固定具40aと尾側固定具60aとを取り付けることができるようになる。
次に、図10Bを参照すると、第3の実施形態による拡張可能な椎骨間インプラント10bは、後方腰部椎骨間を安定させるものであって、頭側固定具40bと、頭側固定具40bに対して可動な尾側固定具60bと、頭側固定具40bと尾側固定具60bとの間に配置された弾性ダンパ170とを具備しており、弾性ダンパは、開いた状態へ向けて付勢されており、頭側固定具40bと尾側固定具60bとを互いに向けて動かすような圧縮力に対して抵抗するようになっている。
図10Bに示すように、弾性ダンパ170は、粘弾性過程により、脊椎可動部分14の動きを緩衝するようなエラストマー又はポリマーである。他の実施形態においては、頭側固定具40bと尾側固定具60bとの間の圧縮力に抵抗するために、任意のタイプの弾性ダンパ又は圧縮可能な装置が使用される。
インプラント10bは、図1〜図2Cに示した脊柱12の脊椎可動部分14における椎骨間空間24の中において、隣接する椎骨20のラミナ30に、骨ねじ16によって据え付けるのに適している。こうした実施形態は、例えば、外科医が、所望の脊椎可動部分14の動きに緩衝作用を与え、所望の脊椎可動部分14の高さを回復させることを意図するときに使用される。
インプラント10bは、図6に示した正中切開100に通されて、圧縮された状態にて患者に挿入されるが、外科医が、頭側固定具40aと尾側固定具60aとの間の圧縮圧力を解放したときには、インプラント10bは広がって、図9A〜図9Dに示すような骨ねじ16を用いて、隣接する棘状突起36に頭側固定具40aと尾側固定具60aとを取り付けることができるようになる。
インプラント10bから圧縮圧力が解放されると、圧縮圧力の解放の後には、脊椎可動部分14の高さのゆっくりした回復が達成される。このような、脊椎可動部分14の高さのゆっくりした回復は、例えば、骨の質が脆くて硬化した、高齢患者のために有利である。
次に、図11A及び図11Bを参照すると、骨ねじ16aは、複数軸線の固定機構を具備し、偏向可能な頭部部分184を形成しているボール状頭部182のまわりに配置された拡張リング180と、頭部182の内部に配置された拡張ねじ186とから構成されている。それぞれの骨ねじ16aは、拡張リング180に合致するように構成されたねじ無し内面94aを含む、第1の骨ねじ開口部56a及び76aと第2の骨ねじ開口部58a及び78aとのそれぞれに合致するように構成されている。
骨ねじ16a、及び、ねじ無し内面94aを備えた骨ねじ開口部56a,58a,76a,78a(図11A及び図11Bに示される)は、骨ねじ16、及び、ねじ付き部分94を備えた骨ねじ開口部56,58,76,78(図5A〜図5Cに示される)の代わりに使用するのに適したもので、骨ねじ16aによって隣接する椎骨20のラミナ30にインプラントを取り付けることで、図1〜図2Cに示した脊柱12の脊椎可動部分14における椎骨間空間24の中に、いずれかの椎骨間インプラント10,10a,10bを据え付けるために用いられる。
骨ねじ16aを使用して、インプラント10,10a,10bを隣接する椎骨20のラミナ30に据え付けるには、外科医は、まず、図9Aに示すように、ドリルビットを使用して、ラミナ30に1又は複数の案内孔を開ける。いったん案内孔が開けられたならば、外科医は、それぞれの骨ねじ16aを、インプラント10a,10b,10bに対する所望の角度に向ける。骨ねじ16と同様に、骨ねじ16aは、図5Aに示した骨ねじ開口部のそれぞれに対して、可変的な挿入角度96を外科医に提供するように構成されている。
いったん、それぞれの骨ねじ16aのための所望の角度が選ばれたならば、外科医は、それぞれの骨ねじ16aをそれぞれの骨ねじ開口部に通し、ラミナ30の中へと前進させる。それぞれの骨ねじ16aを、頭側固定具40c又は尾側固定具60cに係止するために、外科医は、それぞれの拡張ねじ186を前進させ、偏向可能な頭部部分184を偏向せしめ、これにより、それぞれの頭部182を広げると共に、頭部182を拡張リング180に対して係止させて、ねじ無し内面94aに係止されるようにする。
上述した開示は、説明を目的として提供されたものであり、発明を限定するものとして解釈されるべきではない。本発明について、好ましい実施形態又は好ましい方法を参照して説明したけれども、本願において使用された用語は、限定的な用語というよりもむしろ、説明及び例証のための用語であることを理解されたい。さらに、本発明について特定の構造、方法、及び実施形態を参照して開示したけれども、本発明は、ここに開示された特定物に限定されることを意図するものではなく、特許請求の範囲内に含まれるすべての構造、方法、及び使用を包含するものである。さらに、構造及び方法から導かれるいくつかの利点について開示したけれども、本発明は、それらの利点のいずれか又はすべてを含む構造及び方法に限定されることはない。脊椎インプラントの技術についての当業者は、本明細書が教示する利益を有するとき、本願に開示された発明に数々の変更を施すことができ、特許請求の範囲に記載された発明の範囲及び精神から逸脱せずに改変することができる。さらに、開示された1つの実施形態における任意の特徴は、本願に開示された別の実施形態に対して適用可能である。例えば、特定の拡張可能な椎骨間インプラントの実施形態に関する議論における、頭側固定具又は尾側固定具の設計に関連した任意の特徴又は利点は、本願に開示された任意の別の実施形態による拡張可能な椎骨間インプラントに適用することができる。

Claims (31)

  1. 第1の椎骨と第2の椎骨との間の椎骨間の空間内に挿入される、拡張可能な椎骨間インプラントであって、このインプラントが、
    第1の固定具ベースを備えてなる第1の固定具であって、第1の椎骨のラミナに取り付けられるべく構成された、上記第1の固定具と、
    第2の固定具ベースを備えてなる第2の固定具であって、第2の椎骨のラミナに取り付けられるべく構成された、上記第2の固定具と、
    第2の固定具ベースから延出してなるソケットと、
    第1の固定具ベースから延出してなり、ソケットに受け入れられるサイズを有する中心部であって、第2の固定具に対して第1の固定具の位置を解放可能に固定すべく構成された係合部材を具備している上記中心部と、
    を備えていることを特徴とする拡張可能な椎骨間インプラント。
  2. 中心部における係合部材が、少なくとも1つのラチェット***部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  3. 中心部における係合部材が、長手方向に沿って互いに隣接した複数のラチェット***部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  4. 第1及び第2の固定具は、インプラントが椎骨間の空間内に配置されたとき、長手方向に沿って互いに間隔を隔てると共に、係合部材は、第1の固定具を第2の固定具に対する長手方向の動きに関して解放可能に固定するように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  5. インプラントは、椎骨間の空間内に挿入された後に拡張して、インプラントが椎骨の棘状突起の間に延在するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  6. 第1の固定具がさらに、第1の固定具ベースから長手方向に延びてなる第1及び第2の固定具翼部を具備し、第1及び第2の固定具翼部は、第1の椎骨における棘状突起を受け入れる開口部を形成するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  7. 第2の固定具がさらに、第2の固定具ベースから長手方向に延びてなる第1及び第2の固定具翼部を具備し、第1及び第2の固定具翼部は、第2の椎骨における棘状突起を受け入れる開口部を形成するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  8. 第1及び第2の固定具における第1及び第2の翼部は、骨ねじを受け入れるべく構成された骨ねじ孔をそれぞれ形成していることを特徴とする請求項7に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  9. それぞれの骨ねじ孔が、ねじ孔部分を具備していることを特徴とする請求項8に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  10. 第1及び第2の翼部は、互いに対して非対称に配置された骨ねじ孔をそれぞれ具備していることを特徴とする請求項6に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  11. 第1及び第2の翼部はそれぞれ骨ねじ孔を具備し、それぞれの骨ねじ孔が骨ねじのための挿入角度の範囲を定めていることを特徴とする請求項6に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  12. 第1の固定具の長手方向の位置を第2の固定具に対して固定すべく構成されたスナップリングをさらに備え、スナップリングは係合部材を備え、ソケットの内側に合致するように構成され、スナップリングの係合部材は、中心部の係合部材と結合するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  13. 第1及び第2の固定具は、インプラントが椎骨間の空間内に配置されたとき、長手方向に沿って互いに間隔を隔てると共に、中心部及びスナップリングの係合部材は、第1の固定具を第2の固定具に対して解放可能に固定するように構成されている、ことを特徴とする請求項12に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  14. ソケットは、スナップリングを広げるべく、スナップリングへのアクセスを許容するように構成された、アクセス開口部を形成していることを特徴とする請求項13に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  15. スナップリングは、本体部と、本体部を延通してなるアクセスギャップとを具備し、アクセスギャップは、スナップリングがソケット内に位置決めされたとき、ソケットのアクセス開口部に整列されるように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  16. アクセス開口部とアクセスギャップとは共に、長手方向を横切る方向に延びていることを特徴とする請求項15に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  17. ソケットが円筒形通路を形成し、円筒形通路の内部にスナップリングが受け入れられることを特徴とする請求項12に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  18. 中心部は、実質的に円筒形であることを特徴とする請求項1に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  19. 第1の固定具が、挿入装置の指部を受け入れるべく構成されてなる、横断開口部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の拡張可能な椎骨間インプラント。
  20. 拡張可能な椎骨間インプラントシステムであって、このシステムが、
    隣接する椎骨同士の間に形成される椎骨間空間の中に挿入されて、隣接する椎骨の棘状突起に取り付けられるべく構成されてなる椎骨間インプラントであって、該インプラントが、第1の固定具と、第2の固定具と、第1の高さから第2の高さへと選択的に第1及び第2の固定具を拡張させるようなロック機構と、を具備している上記椎骨間インプラントと、
    インプラントに結合されるべく構成された挿入装置であって、ロック機構を選択的に係脱せしめるように、第1及び第2の固定具を第1の高さから第2の高さへと拡張させるべく、ロック機構に対して選択的に係合するように構成されたアクチュータを具備してなる上記挿入装置と、
    を備えていることを特徴とするシステム。
  21. 挿入装置がさらに、アクチュータがロック機構と係合したとき、インプラントを拡張せしめるように構成されてなる、拡張可能な本体部を具備していることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  22. 前記システムにおいて、(i)第2の固定具は、第2の固定具ベースと、第2の固定具ベースから長手方向に延在してなるソケットとを具備しており、かつ、(ii)第1の固定具は、第1の固定具ベースと、第1の固定具ベースから長手方向に延在してなる中心部とを具備しており、中心部は、外向きに延びたラチェット***部を具備して、ソケット内に取り付けられるべく構成されていることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  23. インプラントがさらに、スナップリングを具備し、該スナップリングは、スナップリングの内向きに延びてなるラチェット***部を具備し、ソケット内に取り付けられるべく構成され、スナップリングのラチェット***部は、ラチェット***部に結合すべく構成され、それにより、少なくとも部分的にロック機構を形成していることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  24. ソケットは、スナップリングへのアクセスを許容すべく構成されてなるアクセス開口部を形成しており、スナップリングは、アクチュータに係合して広げられることで、スナップリングのラチェット***部が、中心部のラチェット***部から係脱されることを特徴とする請求項23に記載のシステム。
  25. スナップリングは、本体部と、本体部を延通してなるアクセスギャップとを具備し、アクセスギャップは、スナップリングがソケット内に位置決めされたとき、ソケットのアクセス開口部に整列されるように構成されていることを特徴とする請求項24に記載のシステム。
  26. 前記システムにおいて、(i)第1の固定具は一対の横断開口部を形成し、拡張可能な本体部は、第1の固定具における横断開口部と係合すべく構成された、一対の指部を有してなるスライダハウジングを具備しており、かつ、(ii)スライダハウジングは並進するように構成され、それにより、指部が横断開口部に係合したとき、インプラントを拡張せしめることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  27. 前記システムにおいて、(i)スライダハウジングは、内部開口部を形成してなるスライダハウジング本体部と、該開口部内に突出する歯を形成してなるラックとを具備し、(ii)挿入装置がさらに、歯を形成しているピニオンを具備し、該ピニオンは、ピニオンの歯がラックの歯と噛合するように、開口部内に延入しており、及び、(iii)ピニオンの回転によって、スライダハウジングが長手方向に並進し、それにより、インプラントを拡張せしめることを特徴とする請求項26に記載のシステム。
  28. 拡張可能な本体部は、一対の指部を有してなる支持ハウジングを具備し、支持ハウジングの指部は、インプラントが挿入装置と結合されたとき、ソケットの外側のまわりに第2の固定具を固定するように構成されていることを特徴とする請求項27に記載のシステム。
  29. アクチュータは、係合先端部であることを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  30. 脊椎可動部分における後方腰部椎骨融合のために椎骨間インプラントを拡張させる方法であって、この方法が、
    インプラントを挿入装置に挿入する段階であって、該インプラントが長手方向の高さを形成し、該インプラントが、中心部を有する第1の固定具と、中心部を受け入れるべく構成されたソケットを有してなる第2の固定具と、を具備している、上記挿入装置に挿入する段階と、
    脊椎可動部分における椎骨同士の間の椎骨間の空間内にインプラントを挿入する段階であって、該椎骨が、第1の椎骨と、第2の椎骨とを具備している、上記インプラントを挿入する段階と、
    第2の固定具を、第2の椎骨のラミナに取り付ける段階と、
    第1の固定具と第2の固定具とのうち少なくとも一方を互いに並進させる段階であって、それにより、椎骨間インプラントの長手方向高さを増加させる段階と、
    第1の固定具に対して、第2の固定具の位置を固定する段階と、及び、
    第1の固定具を、第1の椎骨のラミナに取り付ける段階と、
    を備えていることを特徴とする方法。
  31. 前記方法において、インプラントがさらに、第1の固定具に対して第2の固定具の長手方向の位置を固定すべく構成されたスナップリングを形成しており、この方法がさらに、
    スナップリングを広げる段階であって、スナップリングにおける内向きに延びたラチェット***部を、第1の固定具の中心部における外向きに延びたラチェット***部から係脱せしめる上記段階と、
    スナップリングを解放する段階であって、スナップリングにおけるラチェット***部を、第1の固定具の中心部におけるラチェット***部と係合せしめ、それにより、第1の固定具に対して、第2の固定具の位置を固定する上記段階と、
    を備えていることを特徴とする請求項30に記載の方法。
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