JP2013512599A - アップリンク電力制御 - Google Patents

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Abstract

【課題】所与のユーザ・エンティティ(UE)からの送信機会にアップリンク送信を受信するようになされた第1の基地局(BS1)のための方法及び基地局を提供する。
【解決手段】この方法は、I−所与のユーザ・エンティティからの送信が送信機会に受信されるかどうか(10,20)、II−過負荷状況が基地局に存在するかどうか、III−所与のユーザ・エンティティからの予想される送信を受信することに関して基地局がソフトハンドオーバの状態にあるかどうかという条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するステップと、条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、少なくともパワーダウン(DOWN)信号の発行から反復する(24)ステップとを含み、信号対混信(SIR)レベルが定義済みの第1のレベルを超え、通常、パワーダウン(DOWN)信号の発行を引き起こす可能性があるが、パワーダウン信号(DOWN)の発行からの反復(24)が実行される。
【選択図】図6

Description

本発明は、ソフトハンドオーバ(soft handover)及び/又はソフターハンドオーバ(softer handover)を使用することができるポイントツーマルチポイント(point to multipoint)無線通信のためのアップリンク電力制御(uplink power control)に関する。より具体的には、本発明は、高速アップリンクHSUPA規格により動作する基地局及びこのような基地局のための方法に関する。
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)は、国際電気通信連合(ITU)内で広帯域符号分割多元接続(WDCMA)という第3世代(3G)の携帯電話システムを標準化した。3GPP WCDMA規格のリリース6では、アップリンク速度を増加し、アップリンク内の遅延を低減する、拡張アップリンク(EUL)と表記された特徴を含むように規格が拡張された。EULは、拡張専用チャネル(E−DCH)というアップリンク・トランスポート・チャネルに基づくものである。EULの概要については、3GPP文書25.309並びにWCDMA Enhanced Uplink - Technical Description EAB-04:013098に記載されている。無線エンドユーザ間で使用可能な帯域幅を迅速に再割り当てする能力を備えたEULは、それぞれの帯域幅要件において大きく急速に変動するパケット・データ適用例に適合するように適切に対処されている。
送信電力制御
WCDMAシステムでは、ユーザ装置(UE)からの送信電力は3GPP規格に定義された2つの送信電力制御(TPC)アルゴリズムによって制御される。この2つのアルゴリズムは内部及び外部ループ電力制御と呼ばれる。3GPP文書25.214にはこの電力制御が詳細に記載されており、本明細書では本発明に関連する部分について簡単に記載する。
ソフトハンドオーバ
E−DCHの主な利点はソフトハンドオーバを実行する能力であり、これは、それぞれの関係Node−Bにおいて1つの所与のユーザ装置からのアップリンク信号を「同時」データ受信することを伴う。多くの送信側ユーザ装置を含む環境では、それぞれの関係Node−Bが所与のユーザ装置に関するアップリンク送信の電力を制御することによって、これが可能になる。UEとセルキャリア(cell carrier)との間の各接続は無線リンクと呼ばれ、同じUEに接続されたすべての無線リンクのセットはアクティブ・セットと呼ばれる。即ち、アクティブ・セットは1つ又は複数の無線リンクで構成される。それぞれのNode−Bは、同じUEに接続された1つ又は複数の無線リンク・セットを有することができる。1つの無線リンク・セットは1つ又は複数の無線リンクからなるセットである。
外部ループ電力制御
外部ループ電力制御アルゴリズムの目的は、アップリンクにおける干渉レベルを最小限にし、その結果、ネットワークの容量を最大限にするように試みながら、特定の品質でそのサービスが維持されることを保証するように、アップリンクにおけるUEからの送信を制御することである。これは、以下の項に記載する内部ループ電力制御を使用してNode−Bが目指す信号対混信比(SIR)の目標を設定する無線ネットワーク・コントローラ(RNC)によって達成される。起こり得る最低のアップリンク干渉で所望の品質を維持できるように、必要な時にSIRの目標を上げ下げして調整することはRNCの責任である。所望の品質は、例えば、デコードされたデータ内のブロック・エラーの数或いはE−DCH上の必要なハイブリッド自動反復要求(HARQ)再送信の数として測定することができる。
図1は、RNCと、それぞれ3つのセルキャリアを有する2つのNode−Bと、1つのUEとの間の接続を示す概略図である。RNCはIuインターフェースを介してコア・ネットワークに接続され、Node−BはIubインターフェースを介してRNCに接続され、UEはUuインターフェースを介してNode−Bに接続される。図1は、UEがそのセルキャリア1により1つのNode−B1に接続され、そのセルキャリア4により他のNode−B2に接続されるという一例を示している。RNCは、Node−B内の各無線リンク・セットが目指しているSIRの目標を送信する。図1は、Node−B内の各無線リンクに使用されるSIRの目標レベルをRNCが制御することを示している。
内部ループ電力制御
アクティブ・セット内の各無線リンク・セットについて、Node−Bは、各スロット内の受信アップリンク専用物理チャネル(DPCH)又は部分専用物理チャネル(F−DPCH)のSIRを推定する。推定されたSIRがRNCによって定義されたSIRの目標値(外部ループ電力制御の項を参照)を超える場合、Node−BはダウンリンクでTPCコマンド「0」を送信する。推定されたSIRがSIRの目標未満である場合、Node−BはダウンリンクでTPC(送信電力制御)コマンド「1」を送信する。1つのNode−B内に2つ以上の無線リンク(2つ以上のセルで受信)が存在し、それらが同じ無線リンク・セットに属する場合、すべての関係無線リンクからのすべての専用物理制御チャネル(DPCCH)が結合され、SIRレベルが測定されて、SIRの目標値と比較され、そのNode−B内の無線リンク・セットのすべてのセルのダウンリンクDPCH又はF−DPCH上で1つの共通TPCコマンドが送信される。1つのNode−B内に2つ以上の無線リンク・セットが常駐する場合、Node−BはそのNode−B内の無線リンク・セットを結合して1つの共通TPCコマンドをUEに送信するか、又は無線リンク・セットを個別に処理することができ、その場合、結果的にそれぞれ異なるTPCコマンドがUEに送信される可能性がある。その場合のUEは、アクティブ・セット内のセルから送信された1つ又は複数のTPCコマンドから単一TPCコマンドを導出する。3GPPでは、UEがTPCコマンドを導出するために異なる2つのアルゴリズムをサポートすることを明記している。どちらのアルゴリズムを使用するかは上位層が選択する。
第1の最も一般的に使用されるアルゴリズムは、3GPPではアルゴリズム1と呼ばれ、すべてのスロットについて1回ずつ評価され(毎秒1500回)、入力として各無線リンク・セットW1、W2、...WNから送信されたTPCコマンドについてソフト判断を行う関数γに基づくものである。このアルゴリズムは、UEを電力の点で1ステップ上に上げるか又は各スロットごとに1ステップ下に下げることになる。第2のアルゴリズムはアルゴリズム2と呼ばれ、5スロットおきに評価され、UEの送信電力を増加又は減少するかどうかを決定するため、或いは送信電力を同じ状態で存続させるために、異なる無線リンク・セットから送信された0及び1の数をカウントする。これらの2つのUEアルゴリズムに関する詳細については、3GPP文書25.214の第5.1.2.2.2項及び第5.1.2.2.3項を参照されたい。
上述の規格により基地局によって並びに一般に無線通信規格によって具体的に提供されるデータ転送速度の増加につれて、デコード及び信号処理のための計算リソースに関する要件が高くなる。トラフィックが過度に大きい場合、基地局は、電波インターフェースに関する制約ではなく、基地局の計算リソースの制約により、過負荷になるだけである可能性がある。以下に実証されるように、ソフトハンドオーバで動作するために適合された従来技術の基地局は、過負荷状況では、そのリソースが考慮に入れるものより多くのデータを基地局がアップリンクで受信する時に適切に応答しない可能性がある。
参考文献
3GPP 25.214、「Technical Specification Group Radio Access Network - Physical Layer Procedures (FDD)」、リリース8
3GPP 25.309、「Technical Specification Group Radio Access Network - FDD Enhanced Uplink - Overall Description - Stage 2」、リリース6
次に発行されるWCDMAのリリースにより、E−DCHは、ワイヤレス・インターネットの利用の増加に適合するように、より高い帯域幅、より短い遅延、サービス品質アプリケーションなどをサポートできるようになる。E−DCHによって対応されるトラフィックのバースト特性を考慮すると、無線ネットワークのユーザ間で共用可能なハードウェア及び/又はソフトウェア・リソースをNode−Bが有することが好ましいであろう。以下でNode−Bリソースという用語を使用する場合、ハードウェア及び/又はソフトウェアの両方のリソースに言及するものである。しかし、本発明によれば、Node−Bは、それぞれのユーザが最大レートを使用する場合、「予約されたNode−Bリソース」が1つのNode−Bによって対応される最大数の被サポート・ユーザに対応しなければならないような大きさにできないことが認識される。このような解決策は費用対効果の大きいものにはならないであろう。
Node−Bリソースを特定のユーザに対して事前予約できるという解決策、例えば、Node−Bがスケジューラによって次に認可されるレートに対してNode−Bリソースを前もって事前予約するという解決策から、本出願の発明者は様々な共用度を想像することができる。他の共用度は、デコードされたE−DPCCHの結果に応じてNode−Bリソースを共用することになり、例えば、どのユーザがNode−Bにデータを送信する場合でもそのユーザがそれをデコードするためにNode−Bリソースを割り当てることになるであろう。後者の解決策では、ユーザに対してレートを認可する前にNode−Bスケジューラがリソースを事前予約する必要はないが、Node−Bリソースがデコードできる最大被サポート・レート以上にスケジューラが割り振らないことを要求している。配備されるWCDMAシステムの大多数である非TDMA WCDMAシステムでは、エンドユーザはデータを相互に分離するために異なる拡散コードと同時に送信し、エンドユーザは所望のユーザ・スループットに応じて異なる拡散因子及び送信電力を有する。Node−Bは多くのユーザから同時にデータを受信することができ、それぞれのユーザの認可されたレートもNode−B内でデコード可能なレートになるように集約された干渉レベルが受け入れ可能なものであることを再保証することはNode−B内のスケジューラ次第である。
アップリンクの場合、許容できる干渉の量はユーザ間で共用される共通リソース、即ち、Node−Bにおける全受信電力に影響する。一般に、データ転送速度が高いほど、必要な送信電力が大きくなり、従って、エアリンク・リソース(air-link resource)消費量が大きくなることが当てはまる。上記で定義されたNode−Bリソースという用語とは区別するために、本明細書では無線リンク・リソースについてエアリンク・リソースという用語をさらに使用する。
本発明はWCDMAシステムだけでなく、ソフトハンドオーバ又はソフターハンドオーバが可能なその他のシステムにも関連するものであることが理解される。
従って、ソフトハンドオーバで動作するために適合された基地局のための方法であって、その基地局内で計算処理能力の限界によって引き起こされた過負荷状況に迅速かつ効率的に適合する方法を明記することが本発明の第1の目的である。
この目的は請求項1によって定義される主題によって達成され、同項では、所与のユーザ・エンティティ(UE)からの送信機会にアップリンク送信を受信するように適合された第1の基地局(BS1)のための方法が提供され、基地局(BS1)は、その上、単一ユーザ・エンティティからの送信が部分的に第1の基地局(BS1)によって受信され、部分的に第2の基地局(BS2)によって受信されるように、第2の基地局(BS2)と協力するために適合され、このような送信はソフトハンドオーバとも表記され、少なくとも第1の基地局(BS1)は、パワーアップ信号(UP)又はパワーダウン信号(DOWN)を送信することによりユーザ・エンティティからのアップリンク送信の電力を制御する。
ユーザ・エンティティは、
− 第1の基地局(BS1)からのパワーダウン信号(DOWN)と第2の基地局からのパワーアップ信号(UP)を受信するか又はその逆の時に、より低い送信電力レベルを使用して、少なくともその後の送信機会に送信電力を調整し、
− パワーアップ(UP)信号を受信し、パワーダウン(DOWN)信号を全く受信しない時に、より高いレベルに送信電力を調整し、
− パワーダウン信号を受信し、パワーアップ信号を全く受信しない時に、より低いレベルに送信電力レベルを調整する
ように適合される。
この方法は、
I−所与のユーザ・エンティティからの送信が送信機会に受信されるかどうか(10,20)
II−過負荷状況が基地局に存在するかどうか
III−所与のユーザ・エンティティからの予想される送信を受信することに関して基地局がソフトハンドオーバの状態にあるかどうか
という条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するステップと、
条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、
少なくともパワーダウン(DOWN)信号の発行から反復する(24)ステップとを含み、
信号対混信(SIR)レベルが定義済みの第1のレベルを超え、通常、パワーダウン(DOWN)信号の発行を引き起こす可能性があるが、パワーダウン(DOWN)信号の発行からの反復(24)が実行される。
基地局と、ソフトハンドオーバで動作するために適合された基地局のための方法であって、その基地局内で計算処理能力の限界によって引き起こされた過負荷状況に迅速かつ効率的に適合する方法とを明記することが本発明の第2の目的である。
この目的は請求項7によって定義される主題によって達成され、同項では、所与のユーザ・エンティティ(UE)からのスケジュールされた送信機会にアップリンク送信を受信するように適合された基地局(BS1)が提供され、第1の基地局(BS1)と表記される基地局(BS1)は、その上、単一ユーザ・エンティティからの送信が部分的に第1の基地局(BS1)によって受信され、部分的に第2の基地局(BS2)によって受信されるように、第2の基地局(BS2)と協力するために適合され、このような送信はソフトハンドオーバとも表記される。
第1の基地局(BS1)は少なくとも、パワーアップ信号(UP)又はパワーダウン信号(DOWN)を送信することによりユーザ・エンティティからのアップリンク送信の電力を制御することに貢献し、
ユーザ・エンティティは、
− 第1の基地局(BS1)からのパワーダウン信号(DOWN)と第2の基地局からのパワーアップ信号(UP)を受信するか又はその逆の時に、より低い送信電力レベルを使用して、少なくともその後の送信機会に送信電力を調整し、
− UP信号を受信し、パワーダウン(DOWN)信号を全く受信しない時に、より高いレベルに送信電力を調整し、
− パワーダウン(DOWN)信号を受信し、パワーアップ(UP)信号を全く受信しない時に、より低いレベルに送信電力レベルを調整する
ように適合され、
第1の基地局(BS1)は、
I−所与のユーザ・エンティティからの送信が送信機会に受信されるかどうか(10,20)
II−過負荷状況が基地局に存在するかどうか
III−所与のユーザ・エンティティからの予想される送信を受信することに関して基地局がソフトハンドオーバの状態にあるかどうか
という条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するように適合されるスケジューラ(SCH)を含む。
条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、
基地局(BS1)が少なくともパワーダウン(DOWN)信号の発行から反復し(24)、信号対混信(SIR)レベルが定義済みの第1のレベルを超え、通常、パワーダウン(DOWN)信号の発行を引き起こす可能性があるが、パワーダウン(DOWN)信号の発行からの反復(24)が実行される。
その他の利点は以下に示す本発明の詳細な説明から明白になるであろう。
従来技術のHSUPAネットワーク及び信号送信の基本要素を示す図である。 本発明の一部を形成しない仮定的実現例であって、最大スループット限界を超えるものを示す図である。 本発明の一部を形成しない他の仮定的実現例であって、スケジューラ・マージンが使用されるものを示す図である。 本発明の第1の実施形態による基地局を示す図である。 本発明の第1の実施形態のための方法に関係する第1のフローダイアグラムである。 本発明の第1の実施形態の方法に関係する第2のフローダイアグラムである。 ユーザ・エンティティ、第1のセル、及び第2のセルに関して可能なシナリオであって、これらのエンティティが従来技術により動作するものを示す図である。 図7と同じ条件が適用されるが、本発明の方法が適用されるシナリオを示す図である。
WCDMAシステムでは、アップリンク電力調整メカニズム(TPC)とデータ転送速度調整メカニズムの両方が提供される。RNCは、所与のユーザ・エンティティからのソフトハンドオーバ送信に関与するどのNode−Bが「サービングノードB」であるかを判断し、ユーザ・エンティティからのソフトハンドオーバ送信に参加する追加のNode−Bは非サービングNode−Bと表記される。非サービングNode−Bについては、そのデータ転送速度調整について制約が適用される。非サービングNode−Bは、UEからのアップリンクデータ転送速度を上げることではなく、それを制限することだけが許可される。これに対して、サービングNode−Bは、データ転送速度を上下両方に調整することができる。ユーザ・エンティティからの送信電力を調整することについては、状況はより均整の取れたものであり、上記で説明したように、サービングNode−Bと非サービングNode−Bはいずれも、電力を上下に調整する(ことに貢献する)ことができる。
特に、ソフトハンドオーバを証明する基地局に関係する非対称型/対称型調整メカニズムについてこのような矛盾が存在するようなシステムの場合、最適にハードウェア・ソフトウェアを使用することに関する問題が明らかになる可能性がある。
例えば、本発明は、基地局、例えば、Node−Bがその(Node−B)計算リソースが考慮に入れるものより多くのデータをアップリンクで受信する時に発生する問題に関するものである。より具体的には、受信したE−DPDCHパケットが後者の状況のために廃棄されるという状況に焦点が合っているが、内部ループTPCはその通常動作を続行することになる。これが発生する2通りのシナリオについて以下に説明する。
第1のシナリオ:
UEは、あるNode−Bのあるセル(図1のセル1)から他の別個のNode−B内の他のセル(図1のセル4)に向かって移動するものと想定する。セル1はUEのサービングセルであり、アクティブ・セット内に唯一の無線リンクがあるものとさらに想定する。特定の時点で、RNCは、セル4が非サービングとしてアクティブ・セット内に追加されるように、セル4にも接続するようUEに命令する。そのスループットを減少させるようUEに強要するための相対認可をNode−Bが送信できるまでUEが高速で送信する場合、Node−Bリソース過負荷状況が発生する可能性がある。これは、過負荷が干渉によって引き起こされた場合にのみ可能であることに留意されたい。これは3GPP 25.309の要件によるものであり、相対認可を送信するための原因として干渉問題以外の原因を防止するものである。
より一般的には、3GPP文書25.309によれば、非サービングNode−Bは、従って、内部Node−B処理リソースの欠落のためではなく、干渉理由のみのために、「トラフィックレートダウン」コマンドを送信することが許可される(即ち、高度相対認可チャネル(E−RGCH)がE−RGCH上でのレートを低下するようその非サービングUEに命令することによる)。「トラフィックレートダウン」コマンドは、上記で扱われているアップリンク送信電力制御(TPC)コマンドとは異なることに留意されたい。その結果、例えば、非常に高いハードウェア及び/又はソフトウェア処理消費レートで送信している特定のUEからのデータを非サービングNode−Bがデコードできない場合、Node−Bは、UEのデータ転送速度をそのNode−Bが処理できるデータ転送速度に制限することができない。
第2のシナリオ:
UE1、2、及び3は同時に送信し、UE1はUE2より高い認可が与えられており、UE2はUE3より高い認可が与えられているものと想定する。
また、UE1、2、及び3の累積スループットはNode−Bが処理可能な最大値であるものと想定する。次に、公平性の理由又は任意のその他の理由によりNode−BはUE1及びUE3の認可されたレートのスワップを希望するが、UE1はその認可のデコードに失敗するものと想定する。UE1は、その後、以前のレートで送信し続けることになる。これにより、Node−BにおいてNode−Bリソース過負荷状況が発生することになる。エアリンク・リソース干渉状況がそれを考慮に入れるかどうかによって決まるので、Node−Bがこのシナリオに記載された送信のいずれかをデコードできるかどうかが確かではないことが認識されるであろう。アップリンク・スクランブル・コードは直交性ではなく、ユーザ間の干渉が存在する。
上記のようなNode−Bリソース過負荷状況を回避するために、Node−Bスケジューラは、これを回避するためのスケジューラ・マージンを実現できるであろう。スケジューラ・マージンを使用することにより、Node−Bリソースにとって可能な最大可能スループットをスケジューラが割り振らないことを意味することになる。
図2は、スケジューラ・マージンを使用しない場合の仮定的集約スループットを経時的に示している。所与のレベルでは、最大スループットに達し、集約されたエアリンク・リソースは存在するが、計算上の最大スループットによって制限される最大スループットを超えることができない。図3は、スケジューラ安全マージンの使用を示している。Node−Bが処理可能な絶対最大値に関するスケジューリングを目指す代わりに、Node−Bは、Node−Bが処理可能な最大値から「安全マージン」を引いたものについてスケジュールする。スケジューラは、図3のスケジューラ・マージンに達した後、いかなる他のユーザ・エンティティも基地局によって対応されないように動作する。
上記の2通りのシナリオに記載されているように、集約されたアップリンク・スループットが実際には所与のレベルのスケジューリングを使用して推定されたものより大きくなる場合がある。特に図3の解決策の場合、Node−Bがデータをデコードできない場合がかなりの程度まで回避されることが安全マージンによって実現されることが理解される。
安全マージンは、固定する必要はないが、アクティブ・ユーザの量などに依存する可能性がある。しかし、本発明によれば、安全マージンを使用する場合、最大スループットが低減され、これは特に実際の最大スループットの数値に焦点が合わされる場合に最適な解決策ではないことが観察される。結果的に過負荷状況を発生する可能性もあるパフォーマンス管理動作及び管理タスク、NBAP(Node−Bアプリケーション・パート−RNCによるNode−Bの制御を担当する信号送信プロトコル)制御信号処理タスクなどの他のタスクにもNode−Bリソースが同時に対応できることは注目に値する。
結論として、WCDMAシステム及び同様のシステムでは、Node−Bが集約されたE−DCH及び同様のトラフィック・データを処理できなくなる状況が発生する可能性があり、発生することになる。
本発明の第1の実施形態
図4では、本発明による模範的な基地局BS1が示され、サービング基地局及び非サービング基地局の両方として動作可能なNode−Bとも表記されている。
基地局は、RGCH/HICH処理段階1〜nであるRGCH/HICH PROC1〜nと、AGCH処理であるAGCH PROCと、スケジューラSCHと、ユーザ・エンティティ1〜nに関するそれぞれのHARQエンティティであるHARQ EN_UE1...UEnとを含み、各HARQエンティティは各ユーザ・エンティティに関するHARQプロセスに応じてパケット1〜mを受信するための複数のHARQ受信機HARQ REC1...RECmを含む。その上、Node−Bは、電波インターフェースによりE−AGCH及びE−RGCHチャネル上で通信するための層1処理手段であるLAYER1 PROCと、DPCCH、E−DPCCH、及びE−DPDCCHチャネル上で通信するためのL1処理手段であるL1 PROCとを含む。その上、基地局は、IUBインターフェースにより通信するためのE−DPCH FP手段を含む。MAC−e EDPCCHデコード手段1〜nはUE1〜nに関するHARQエンティティのために設けられている。本発明によれば、本発明によるNode−Bに関する方法ステップは、スケジューラSCH内のプログラムとして実現することができる。
その上、基地局は、計算処理に関してNode−Bで過負荷状況が発生しているかどうかを感知する処理過負荷ユニットOVLUを含む。Node−Bリソース制限のためにE−DPDCHをデコードできない場合、過負荷ユニットは過負荷指示OIをスケジューラに送信する。
本発明の第1の実施形態によれば、ユーザがソフトハンドオーバ状態にある場合に第1のE−DCHユーザからのE−DPCCHのデコードに成功すると、Node−Bは「Node−Bリソース過負荷状況」が存在するかどうかを調査し、このようなイベントが発生すると、Node−Bは本発明により前記第1のE−DCHユーザからのE−DPDCHのデコードを廃棄又は防止する。
その上、Node−Bは、前記第1のE−DCHユーザに関するUL TPCコマンドの送信を抑止する。抑止の場合、以下の代替例の両方に言及する。
− ユーザへの任意のフィードバック(DTX)の送信を回避すること(好ましい解決策−第1の実施形態)
− UL TPCコマンド「UP」を送信すること。
抑止フラグ)はUL TPCコマンド信号送信について「できるだけ速く」実施される。Node−Bの内部過負荷状況が終わるまで、又はNode−Bが前記第1のUEに関する抑止フラグを明示的に停止するまで、抑止フラグは持続する。後者は、Node−B過負荷条件が持続する状況で使用することができるが、あるE−DCHユーザから他のE−DCHユーザに抑止条件を移動したいとNode−Bが望む時に使用することができる。以下に示す図5及び図6の2つのフローダイアグラムは、Node−Bで本発明を実行するための好ましい方法を示している。
第1のフローダイアグラムはE−DCH受信手順を示している。第2のフローダイアグラムは、第1のフローダイアグラムと並行して実行される手順を示している。第2のフローダイアグラムは、本発明の一実施形態によるNode−BにおけるUL TPC処理の挙動を示している。ここでは、抑止フラグを使用して、UL TPCコマンドを送信すべきかどうかを判断する。ステップ20、22、及び23は従来技術でも実行される。
図5のフローダイアグラム:
このフローダイアグラムのステップ10では、Node−Bは、Uexと表記された所与のユーザ・エンティティに関するE−DPCCHのデコードの成功を待つ。
ステップ11では、Node−Bは、Node−Bリソース制限が存在するかどうかをチェックする。
ステップ11でyesである場合、ステップ15が続く。
ステップ15では、UExがソフトハンドオーバ状態であるかどうかがチェックされる。yesである場合、ステップ16が続く。noである場合、処理はステップ14に続く。
ステップ16では、UExに関する抑止UL TPC通知が設定される。この情報が記憶される。
ステップ11でnoである場合、ステップ12は、抑止通知がUExについて設定されているかどうかをチェックし続ける(以前に設定される)。
ステップ12でyesである場合、過負荷はもはや存在しないので、UExに関する抑止通知を停止することにより、処理はステップ13に続く。
ステップ12でnoである場合、E−DPDCHをデコードすることにより、処理はステップ14に続く(従来技術)。
第2のフローダイアグラムはNode−BにおけるUL TPC手順を示している。ステップ10及び14は従来技術でも実行される。
図6のフローダイアグラム:
ステップ20では、Node−Bは、Uexに関するDPCCHの受信を待つ。
ステップ21では、Node−Bは、Uexに関する抑止指示が真であるかどうかをチェックする。
ステップ21でyesである場合、UExにDTXを送信することにより、処理はステップ24に続く。
ステップ21でnoである場合、推定したSIRがSIRの目標未満であるか又はそれを超えるかを判断することにより、処理が続く。
ステップ23では、ステップ22の結果がDOWN又はUPいずれかのUL TPCコマンドであるという結果を送信することにより、処理が続く。
換言すれば、以下の通りである。
所与のユーザ・エンティティ(UE)からの送信機会にアップリンク送信を受信するように適合された第1の基地局(BS1)のための方法が提供され、基地局(BS1)は、その上、単一ユーザ・エンティティからの送信が部分的に第1の基地局(BS1)によって受信され、部分的に第2の基地局(BS2)によって受信されるように、第2の基地局(BS2)と協力するために適合され、このような送信はソフトハンドオーバとも表記され、少なくとも第1の基地局(BS1)は、パワーアップ信号(UP)又はパワーダウン信号(DOWN)を送信することによりユーザ・エンティティからのアップリンク送信の電力を制御する。
ユーザ・エンティティは、
− 第1の基地局(BS1)からのパワーダウン信号(DOWN)と第2の基地局からのパワーアップ信号(UP)を受信するか又はその逆の時に、より低い送信電力レベルを使用して、少なくともその後の送信機会に送信電力を調整し、
− パワーアップ(UP)信号を受信し、パワーダウン(DOWN)信号を全く受信しない時に、より高いレベルに送信電力を調整し、
− パワーダウン信号を受信し、パワーアップ信号を全く受信しない時に、より低いレベルに送信電力レベルを調整する
ように適合される。
この方法は、
I−所与のユーザ・エンティティからの送信が送信機会に受信されるかどうか(10,20)
II−過負荷状況が基地局に存在するかどうか
III−所与のユーザ・エンティティからの予想される送信を受信することに関して基地局がソフトハンドオーバの状態にあるかどうか
という条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するステップと、
条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、
少なくともパワーダウン(DOWN)信号の発行から反復する(24)ステップとを含み、
信号対混信(SIR)レベルが定義済みの第1のレベルを超え、通常、パワーダウン(DOWN)信号の発行を引き起こす可能性があるが、パワーダウン(DOWN)信号の発行からの反復(24)が実行される。
第1の実施形態のその他の有利な代替例では、その上、後者の場合にユーザ・エンティティで非継続送信機会、即ち、欠落応答(DTX−24)を検出できるように、条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、いかなる信号も送信されない方法が提供される。
第1の基地局内の過負荷状況の結果、所与のレートを上回るユーザ・エンティティからのトラフィックのデコードが基地局内で不可能になるように、ハードウェア及び/又はソフトウェア・リソースが基地局内で制限されることになる可能性がある。
一例によれば、基地局は、拡張専用チャネル(E−DCH)を取り入れた広帯域符号分割多元接続(WCDMA)方式により動作するように適合される。
第1の基地局内の過負荷状況は、第1の基地局(BS1)に対して非サービング関係を有する少なくとも1つの所与のユーザ・エンティティに関するデコード・リソース制限によって引き起こされる可能性がある。しかし、本発明は、非サービング基地局動作に制限されない。
例えば、WCDMAシステムから分かるように、第1の基地局(BS1)は、肯定応答信号(ACK)により、非肯定(否定)応答信号(NACK)により、又は所与のスケジュールされた送信機会にいかなる送信も検出されない場合に応答すること(DTX)から反復することにより、所与のユーザ・エンティティからの所与の送信機会(TTI)に予想される送信に応答するように適合させることができる。
示されている装置を要約するために、第1の実施形態により、この方法は第1の基地局で実現される。
第1の基地局(BS1)は、上述の条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するように適合されるスケジューラ(SCH)を含むことができる。
基地局は、基地局内の過負荷状況を検出するように適合された過負荷評価ユニット(OVLU)をさらに含むことができる。第1の基地局(BS1)内の過負荷状況の結果、所与の上限数を上回るユーザ・エンティティからの送信のトラフィックを第1の基地局によって処理できないように、ハードウェア及び/又はソフトウェア・リソースが第1の基地局内で制限されることになるであろう。
本発明の第2の実施形態
図6にも示されている他の一実施形態によれば、ステップ24では、DTXの代わりにUP信号が発行される。
図8は、ユーザ・エンティティ、第1のセル、及び第2のセルが設けられ、Node−Bが本発明の第1の実施形態により動作する、模範的なシナリオを示している。比較のため、図7は、これらのエンティティが従来技術により動作し、条件が図8のシナリオと同じである、シナリオとして可能なものを示している。
図8に示されているように、セルAのNode−Bが明示的にE−DCHパケットを廃棄する場合、セルBにおける受信電力レベルが低すぎて、セルBがE−DCHパケットを正常にデコードできない可能性が非常に高くなる。さらに、セルBのNode−BがSIRレベルを上げるために「UP」コマンドを送信する場合、セルAのNode−Bは、UEにおいて優勢な影響を及ぼす「DOWN」を送信する可能性が最も高くなる。
過負荷状況がセルAで持続し、特定のユーザに関するE−DCH再送信についてさらに他の廃棄が行われるかどうかに応じて、その後の再送信は結果的に同じ否定的結果になる可能性がある。より長い持続時間の間、過負荷が持続する場合、外部ループ電力制御を使用して、RNCがセルAとセルBの両方でSIRの目標レベルを変更する可能性がある。これにより、このような条件の間に肯定的であるセルBでの受信の可能性が改善される。しかし、RNCがSIRの目標レベルを制御するペースに比較して短い持続時間、例えば、Node−Bにおける過負荷の短いグリッチでNode−Bにおける過負荷状況が発生する場合、SIRの目標の変更は遅すぎることになる。例えば、SIRの目標は必要なものより高いレベルに設定されることになり、これにより全干渉が増加することになる。
従来技術に対応する図7に示されているシナリオと比較すると、ある期間の間、セルAでは過負荷のために、セルBではSIRが低すぎるために、いずれのNode−BもUEからのデータをデコードすることが不可能になるという結果になる。セルAの過負荷状況が終わるまで又はRNCがSIRの目標(例えば、500ミリ秒)を変更するまで、この状況は不利なままになる。
本発明が適用される図8に示されているように、セルAがいずれのUL TPCコマンドも送信しないという状況が発生する。これにより、セルBのUL TPCコマンドは実際にUEの電力設定の制御権を獲得することになる。このため、数ミリ秒でUE内の電力が上昇し、UEが送信するデータをNode−BでデコードできるようにセルB内のSIRが十分に改善されるようになる。
指摘されているように、本発明の諸実施形態は、他のセルにUEの制御権を獲得させ、そのデータをデコードさせることにより、あるセルで過負荷が発生する状況を迅速に解決するものである。
上記で説明したように、E−DCHの主な利点はソフトハンドオーバ機能であり、これは、それぞれの関係Node−Bによる電力制御と、それぞれの関係Node−Bにおけるデータ受信という2つの構成要素を含む。
本発明は、上記で指定された多くの規格の中で特に3GPP HSUPA規格群によりNode−Bで実現することができる。しかし、本発明は、ソフトハンドオーバを特徴とするその他のタイプの基地局でも実現することができる。
上記により明らかになるように、本発明の利点の1つは、ソフトハンドオーバにおいてUEに対応する第1のNode−Bにおける一時的なNode−Bリソース過負荷状況により、第2のNode−BがUEの送信電力レベルに対する制御権を獲得することができ、前記第1のNode−Bにおいて過負荷が持続する期間中に第2のNode−BがUEからの送信をデコードできるようになることである。
略語
3GPP 第3世代パートナーシップ・プロジェクト
ACK 肯定応答
CPU 中央演算処理装置
DCH 専用チャネル
DPCCH 専用物理制御チャネル
DPCH 専用物理チャネル
E−DCH 拡張専用チャネル
E−DPCCH 拡張UL専用物理制御チャネル
E−DPDCH 拡張UL専用物理データチャネル
EUL 拡張アップリンク、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)ともいう
E−HICH 拡張HARQ指示チャネル
E−RGCH 拡張相対認可チャネル
F−DPCH 部分専用物理チャネル
HARQ ハイブリッド自動反復要求
ITU 国際電気通信連合
Iu コア・ネットワークとRNCとの間のインターフェースの名前
Iub RNCとNode−Bとの間のインターフェースの名前
NACK 否定応答
RNC 無線ネットワーク・コントローラ
SIR 信号対混信比
TPC 送信電力制御
UE ユーザ装置
UL アップリンク
Uu Node−BとUEとの間のインターフェースの名前
WCDMA 広帯域符号分割多元接続

Claims (12)

  1. 所与のユーザ・エンティティ(UE)からの送信機会にアップリンク送信を受信するようになされた第1の基地局(BS1)のための方法であって、
    前記基地局(BS1)が、さらに、単一ユーザ・エンティティからの送信が部分的に前記第1の基地局(BS1)によって受信され、部分的に第2の基地局(BS2)によって受信されるように、前記第2の基地局(BS2)と協力するようになされ、このような送信がソフトハンドオーバとも表記され、
    少なくとも前記第1の基地局(BS1)が、パワーアップ信号(UP)又はパワーダウン信号(DOWN)を送信することにより前記ユーザ・エンティティからの前記アップリンク送信の電力を制御し、
    前記ユーザ・エンティティが、
    − 前記第1の基地局(BS1)からのパワーダウン信号(DOWN)と前記第2の基地局からのパワーアップ信号(UP)を受信するか又はその逆の時に、より低い送信電力レベルを使用して、少なくともその後の送信機会に前記送信電力を調整し、
    − パワーアップ(UP)信号を受信し、パワーダウン(DOWN)信号を全く受信しない時に、より高いレベルに前記送信電力を調整し、
    − パワーダウン信号を受信し、パワーアップ信号を全く受信しない時に、より低いレベルに前記送信電力レベルを調整する
    ようになされ、
    前記方法が、
    I−所与のユーザ・エンティティからの送信が送信機会に受信されるかどうか(10,20)
    II−過負荷状況が前記基地局に存在するかどうか
    III−前記所与のユーザ・エンティティからの予想される送信を受信することに関して前記基地局がソフトハンドオーバの状態にあるかどうか
    という条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するステップと、
    条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、
    少なくともパワーダウン(DOWN)信号の発行から反復する(24)ステップとを含み、
    信号対混信(SIR)レベルが定義済みの第1のレベルを超え、通常、パワーダウン(DOWN)信号の発行を引き起こす可能性があるが、パワーダウン(DOWN)信号の発行からの前記反復(24)が実行されることを特徴とする、方法。
  2. 後者の場合に前記ユーザ・エンティティで非継続送信機会、即ち、欠落応答(DTX−24)を検出できるように、条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、パワーアップ(UP)信号が発行されるか又はいかなる信号も送信されない、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の基地局内の前記過負荷状況の結果、所与のレートを上回るユーザ・エンティティからのトラフィックのデコードが前記基地局内で不可能になるように、ハードウェア及び/又はソフトウェア・リソースが前記基地局内で制限されることになる、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記基地局が、拡張専用チャネル(E−DCH)を取り入れた広帯域符号分割多元接続(WCDMA)方式により動作するようになされる、請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記第1の基地局内の前記過負荷状況が、前記第1の基地局(BS1)に対して非サービング関係を有する少なくとも1つの所与のユーザ・エンティティに関するデコード・リソース制限によって引き起こされる、請求項4記載の方法。
  6. 前記第1の基地局(BS1)が、さらに、肯定応答信号(ACK)により、非肯定応答信号(NACK)により、又は所与のスケジュールされた送信機会にいかなる送信も検出されない場合に応答すること(DTX)から反復することにより、所与のユーザ・エンティティからの所与の送信機会(TTI)に予想される送信に応答するようになされる、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 所与のユーザ・エンティティ(UE)からのスケジュールされた送信機会にアップリンク送信を受信するようになされた基地局(BS1)であって、第1の基地局(BS1)と表記される前記基地局(BS1)が、さらに、単一ユーザ・エンティティからの送信が部分的に前記第1の基地局(BS1)によって受信され、部分的に第2の基地局(BS2)によって受信されるように、前記第2の基地局(BS2)と協力するためになされ、このような送信がソフトハンドオーバとも表記され、
    前記第1の基地局(BS1)が少なくとも、パワーアップ信号(UP)又はパワーダウン信号(DOWN)を送信することにより前記ユーザ・エンティティからの前記アップリンク送信の電力を制御することに貢献し、
    前記ユーザ・エンティティが、
    − 前記第1の基地局(BS1)からのパワーダウン信号(DOWN)と前記第2の基地局からのパワーアップ信号(UP)を受信するか又はその逆の時に、より低い送信電力レベルを使用して、少なくともその後の送信機会に前記送信電力を調整し、
    − UP信号を受信し、パワーダウン(DOWN)信号を全く受信しない時に、より高いレベルに前記送信電力を調整し、
    − パワーダウン(DOWN)信号を受信し、パワーアップ(UP)信号を全く受信しない時に、より低いレベルに前記送信電力レベルを調整する
    ようになされ、
    前記第1の基地局(BS1)が、
    I−所与のユーザ・エンティティからの送信が送信機会に受信されるかどうか(10,20)
    II−過負荷状況が前記基地局に存在するかどうか
    III−前記所与のユーザ・エンティティからの予想される送信を受信することに関して前記基地局がソフトハンドオーバの状態にあるかどうか
    という条件I〜IIIがすべて存在することが判明したかどうかを検出するようになされるスケジューラ(SCH)を含み、
    条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、
    前記基地局(BS1)が少なくともパワーダウン(DOWN)信号の発行から反復し(24)、信号対混信(SIR)レベルが定義済みの第1のレベルを超え、通常、パワーダウン(DOWN)信号の発行を引き起こす可能性があるが、パワーダウン(DOWN)信号の発行からの反復(24)が実行されることを特徴とする、基地局。
  8. 後者の場合に前記ユーザ・エンティティで非継続送信機会、即ち、欠落応答(DTX−24)を検出できるように、条件I〜IIIがすべて存在することが判明した場合に、パワーアップ(UP)信号が発行されるか又はいかなる信号も送信されない、請求項7記載の基地局。
  9. 前記第1の基地局(BS1)内の前記過負荷状況の結果、所与の上限数を上回るユーザ・エンティティからの送信のトラフィックを前記第1の基地局によって処理できないように、ハードウェア及び/又はソフトウェア・リソースが前記第1の基地局内で制限されることになる、請求項7又は8記載の基地局。
  10. 前記基地局が、前記基地局内の前記過負荷状況を検出するようになされた過負荷評価ユニット(OVLU)をさらに含む、請求項7乃至9のいずれかに記載の基地局。
  11. 前記基地局が、拡張専用チャネル(E−DCH)を含む広帯域符号分割多元接続(WCDMA)方式により動作するようになされる、請求項7乃至10のいずれかに記載の基地局。
  12. 前記第1の基地局(BS1)が、さらに、肯定応答信号(ACK)により、非肯定応答信号(NACK)により、又は所与のスケジュールされた送信機会にいかなる送信も検出されない場合に応答すること(DTX)から反復することにより、所与のユーザ・エンティティからの所与の送信機会(TTI)に予想される送信に応答するようになされる、請求項7乃至11のいずれかに記載の基地局。
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