JP2013501452A - 立体表示におけるゴーストに対する光学的補償 - Google Patents

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Abstract

クロストークを低減する方法は、立体表示において、第1の眼の第1の画像、第1の眼の第1の画像の補償画像、別の眼の第1の画像、および別の眼の第1の画像の補償画像を供給するステップと、単一フレームのフラッシュシーケンスを通じて画像のそれぞれを少なくとも1回表示するステップであって、第1の眼の第1の画像は第1の眼に表示され、第1の眼の画像の第1の補償画像は別の眼に表示され、別の眼の第1の画像は別の眼に表示され、別の眼の第1の画像の補償画像は第1の眼に表示され、補償画像が同時に表示され得る、かつ/または補償画像もしくは眼の画像の少なくとも1つが単一フレームのフラッシュシーケンスを通じて複数回表示され得る、ステップと、を含む。

Description

本発明は、立体表示および立体画像を表示する方法に関する。
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその内容の全体が本明細書に組み込まれている、2009年8月5日に出願した「Optical Compensation For Ghosting In Stereoscopic Displays」という名称の米国特許仮出願第61/273,544号明細書の利益を主張するものである。
立体表示システムは、視聴者の眼のそれぞれに個別の左眼画像および個別の右眼画像を送出することになっている。しかし、ビデオモニタまたは映写幕などの単一スクリーンのディスプレイの多くには、立体表示に使用されたときクロストークが表われ、それぞれの眼が、意図された画像だけでなく、他方の眼のために意図された画像も低下した強度で受け取る。このことが「ゴースト」をもたらし、それぞれの眼には、対象の近くに対象のおぼろげなコピーを伴ったものがディスプレイ上に見える。
ゴースト補償システムは、それぞれの眼に見せるように投影される1対の補償画像を計算することができる。左眼向けの補償画像は、左眼向けに意図された画像から右眼向けに意図された画像の強度スケーリングされたバージョンを引いたものに等しく、逆もまた同様である。強度スケーリングの量は、クロストークの量にほぼ等しい。
したがって、クロストークc、左眼画像Lおよび右眼画像Rを有するシステムでは、左眼向けの補償画像L’はL−cRに等しく、右眼向けの補償画像R’は、R−cLに等しいことになる。
クロストークがある状態で、それぞれの眼に見せるように補償画像L’が投影されるとき、左眼によって感知されるのは、L’+cR’すなわち(L−cR)+c(R−cL)となるはずであり、これはほぼ(1−c2)Lである。換言すれば、これは右眼画像からのゴーストのない画像である。同様に、クロストークがある状態で、それぞれの眼に見せるように補償画像R’が投影されるとき、右眼によって感知されるのは、R’+cL’すなわち(R−cL)+c(L−cR)となるはずであり、これはほぼ(1−c2)Rである。
Cowanらによって「Ghost-Compensation for Improved Stereoscopic Projection」という名称の特許文献1で説明されたシステムなどでは、補償画像が、あらかじめ計算されて後の再生ために蓄積され得るか、または未補償画像の再生中にオンザフライでリアルタイムに計算され得る。
米国特許出願公開第20060268104号明細書
Lipscomb and Wooten, "Reducing Crosstalk Between Stereoscopic Views", Proceedings of the Society of Photo-Optical Instrumentation Engineers (SPIE), volume 2177, in 1994
補償画像をあらかじめ計算することの難点に、別々の立体表示システムは別々のクロストーク値を示す場合があることがあり、その場合、ある立体表示に適切なあらかじめ計算された補償画像は、別の立体表示にはあまり適していない。これは、ディスプレイシステムのオペレータが、正確なクロストーク値に対して準備された表示のバージョンを取得しなければならない、といった在庫管理問題をもたらす。
立体表示のクロストークに対応するようにリアルタイムゴースト補償システムを構成することができるが、高解像度、高フレームレート、非線形の符号化、または暗号化のうち1つまたは複数を含むシステムについては、暗号解読、変換、フレームバッファ、配列計算、逆変換、再暗号化などのコストおよび複雑さが多大なものになる。このようなシステムの待ち時間が、表示のリップシンクに影響を及ぼす場合がある。コンテンツに関連したセキュリティ要件が、さらなる暗号解読および暗号キーを必要とすることがあり、これらは、目録を作成し、追跡し、かつ管理する必要がある。
したがって、リアルタイムであるもののいかなる追加の変換または暗号化ステップも必要としないゴースト補償システムに対するかなりのニーズがある。広範囲のクロストーク値を補償するシステムに対するニーズもある。
表示するための第1の眼の第1の画像、第1の眼の第1の画像の反転画像、表示するための別の眼の第1の画像、および別の眼の第1の画像の反転画像を供給するステップと、第1の期間を通じて第1の眼の第1の画像を第1の眼に対して表示するステップと、第2の期間を通じて第1の眼の第1の画像の反転画像を別の眼に対して表示するステップであって、第2の期間は第1の期間より短いステップと、第3の期間を通じて別の眼の第1の画像を別の眼に対して表示するステップであって、第3の期間は第1の期間と同じ持続時間であるステップと、第4の期間を通じて別の眼の第1の画像の反転画像を第1の眼に対して表示するステップであって、第4の期間は第2の期間と同じ持続時間であるステップとを含む立体表示のクロストークを低減する方法が提供される。方法は、第5の期間を通じて第1の眼の第1の画像を第1の眼に対して表示するステップであって、第5の期間は第1の期間と同じ持続時間であるステップと、第6の期間を通じて第1の眼の第1の画像の反転画像を別の眼に対して表示するステップであって、第6の期間は第1の期間より短いステップと、第7の期間を通じて別の眼の第1の画像を別の眼に対して表示するステップであって、第7の期間は第1の期間と同じ持続時間であるステップと、第8の期間を通じて別の眼の第1の画像の反転画像を第1の眼に対して表示するステップであって、第8の期間は第2の期間と同じ持続時間であるステップとをさらに含むことができる。方法は、画像のさらなる表示ステップをさらに含むことができ、これが、感知されるフリッカを最小化するのを支援することができる。
ビデオデータを受け取って、第1の眼の画像データおよび第2の眼の画像データの別々のフレームを形成するように適合されたビデオデータインターフェースと、ビデオデータインターフェースから画像データを受け取ってメモリに書き込むように適合されたフレームバッファ手段と、第1の眼に対して表示するための、第2の眼の画像データに応答する第2の眼の補償画像データ、および第2の眼に対して表示するための、第1の眼の画像データに応答する第1の眼の補償画像データを発生するように適合された画像補償器手段と、第1の眼に対して第1の眼の画像データと第2の眼の補償画像データを交互に表示し、次いで、第2の眼に対して第2の眼の画像データと第1の眼の補償画像データを交互に表示するように適合されたディスプレイコントローラとを備えるデジタルマイクロミラーディスプレイ(DMD)であり得るディスプレイも提供される。ディスプレイは、ディスプレイのピクセルを制御するシフトレジスタをさらに備えることができる。第1の眼の補償画像データは第1の眼の画像データの反転強度データであり得て、第2の眼の補償画像データは第2の眼の画像データの反転強度データであり得る。DMDの場合には、第1の眼向けのマイクロミラーを制御するように出力されるデータは、第1の眼の画像データ用の波形パターンおよび第2の眼の画像データの波形の反転された形式であり得て、また、第2の眼向けのマイクロミラーを制御するように出力されるデータは、第2の眼の画像データ用の波形パターンおよび第1の眼の画像データの波形の反転された形式であり得る。ディスプレイは、第1の眼に対する第1の眼の画像データおよび第2の眼の補償画像データの組合せと、第2の眼に対する第2の眼の画像データおよび第1の眼の補償画像データの組合せとを、交互に2回以上点滅させるようにさらに適合され得る。DMDの場合には、第1の眼向けのマイクロミラーを制御するように出力されるデータは、第1の眼の画像データ用の波形パターンおよび第2の眼の画像データの波形の反転された形式であり得て、第2の眼向けのマイクロミラーを制御するように出力されるデータは、第2の眼の画像データ用の波形パターンおよび第1の眼の画像データの波形の反転された形式であり得て、また、マイクロミラーに関連した強度は、波形パターンに応答し、最上位ビット、中間ビットおよび最下位ビットを有するマルチビットの2進値によって示され得る。ディスプレイは、第1の眼の画像データおよび第2の眼の画像データが表示される持続時間または強度と、第2の眼の補償画像データおよび第1の眼の補償画像データが表示される持続時間または強度との、1より大きいものであり得る比を確立するバランス手段を備えることができる。
次に、本発明が、添付図面を参照しながら一例として説明される。
劇場の観客に立体画像およびゴーストを除去するための同画像の反転を表示する、クロストークを有するデジタル映画投影システムを使用する本発明の例示的ディスプレイシステムの図である。 観察者の左右の眼に対する、立体画像の受取りと画像および同画像の反転の表示との間の好ましい関係を示すタイミング図である。 観察者に対して立体画像および同画像の反転を表示することによりゴーストを除去するプロセスの流れ図である。 好ましい実施形態ではデジタル式である、単一ピクセルに関連した信号図である。 ゴーストを除去するように立体画像および同画像の反転を示すための制御システムおよびディスプレイ要素のブロック図である。
次に、開示された実施形態が説明され、非ゼロのクロストークを有する立体表示に適用される。一般に、紹介される発明は、視聴者の左眼に対して、第1の期間(例えば1秒/48の80%)にわたって左眼向けに意図された画像を表示し、第2の期間(例えば1秒/48の20%)にわたって右眼向けに意図された画像の反転を表示して、また、視聴者の右眼に対して、第1の期間と実質的に等しい第3の期間にわたって右眼向けに意図された画像を表示し、第2の期間と実質的に等しい第4の期間にわたって左眼向けに意図された画像の反転を表示することにより、ゴーストの低減された知覚を提供する。第1の期間に対する第2の期間の比は、好ましくはクロストークの量(すなわち、例えば20:80=25%のクロストーク)に等しい。
一般に、本開示は、左眼画像と右眼画像の間にクロストークを有する、電子的に制御された立体表示システムに適用することができる。
本開示は、自己立体表示(例えばレンズ形スクリーンを有するビデオモニタ)および観察者がモニタまたは映写幕を観察する間眼鏡を着用する必要のある立体表示システムを扱うことができる。眼鏡を必要とするシステムの場合、本発明は、直線状または円形の偏光メガネ、能動シャッタ眼鏡、立体写真眼鏡、および櫛形フィルタ眼鏡を扱うことができる。
このようなディスプレイシステムは、ビデオモニタまたは映写幕を備えることができる。映写幕を有するシステムの場合、ディスプレイシステムは1つまたは複数のプロジェクタを備えることができる。
画像は、発光ダイオード(LED)配列、液晶ディスプレイ(LCD)パネル、プラズマディスプレイ、可変マイクロミラーデバイス(DMD)、走査レーザー、ブラウン管(CRT)、または他のこのような電子的に制御する画像形成デバイスを使用して形成することができる。
カラー画像は、原色(例えば赤、緑、および青)のそれぞれについて単色像を順次に生成するか、または各原色のピクセルを有する一体化された配列(例えばカラーマスクを有するCRTまたは各原色のセルを有するプラズマディスプレイ)を設けるか、または原色に関するそれぞれの単色像について並行して生成し、次いで(例えば3電子銃ビデオプロジェクタまたは3チップ可変鏡デバイスプロジェクタを使用して)観察者に見せるように重ね合わせることにより、生成することができる。
本明細書で詳細に論じられる好ましい例示的実施形態では、立体表示システムは、テキサス州ダラスのTexas Instruments社が開発して販売しているDLP(商標)技術に基づくものなど、分離した赤色、緑色、および青色のDMD結像装置を有するデジタル映画プロジェクタである。DMDベースのプロジェクタは、カリフォルニア州ビバリーヒルズのReal−D Cinema社が販売しているZ−Screenなどの電子的に切換え可能な円偏光子で拡大され、観客は、これもReal−D Cinema社によって提供されたものなどの互換性のある円偏光レンズを有する眼鏡を与えられる。
これらの実施形態は、色成分を順次に表示するシステム(例えば、投影される各画像成分に色相環を使用する単一のDMDチッププロジェクタ)、および観察者向けの左眼画像と右眼画像を分離するのに使用される対応する静的偏光子または他のエンコーダをそれぞれが有する別々のプロジェクタを通して左眼画像と右眼画像を表示するシステムに特に適用可能である。
図1を参照すると、観客席110に対して投影システム100が働く。投影システム100は、接続103を介してデジタルプロジェクタ104に一連の左眼画像と右眼画像を備える立体的プログラムを供給するデジタル映画サーバ102を好ましくは備える。
代替的実施形態では、投影システム100は、例えばカナダのケベック州モントリオールのSensio Technologies社が開発して販売しているSensio(登録商標)SD3−100を使用して実現されるような、実況(例えばスポーツ放送)またはあらかじめ録画されたもの(例えば立体DVDから)であり得る左眼画像および右眼画像の立体ビデオ送り装置を備えることができる。
プロジェクタ104の内部で、光源120は、色スプリッタ122によって分割されて、対応するDMD結像装置124、124’、および124”上に赤、緑、および青の原色光を形成する。DMD結像装置124、124’、および124”からの構成部分の画像は、それぞれが対応する原色のものであり、結合器126によって光学的に結合され、レンズ106によって導かれる。例えば、色スプリッタ122は、原色光源123として、光源120からのスペクトルの一部分を結像装置124へ導くことになる。結像装置124は、現在の画像(左眼画像または右眼画像のいずれか)の対応する原色成分を与えて空間的に符号化された光125を生成し、これを、結合器126が、現在の画像がスクリーン112上に投影114を形成するようにレンズ106へ向ける。色スプリッタ122および結合器126は、プリズムと色ビームスプリッタの単一の組立体として一般に実施されることに留意されたい。
左眼画像と右眼画像がレンズ106によって交互に投影されるとき、投影114は、電子的に切換え可能な円偏光子108によってフィルタリングされてから偏光を維持するスクリーン112上に到着する。
観察者116などの観客の構成員には、眼鏡117が与えられる。眼鏡117は、左眼レンズ118および右眼レンズ119を備え、各レンズは、電子的偏光子108によって与えられるものと両立する逆偏光を有する。観察者116は、スクリーン112上の投影114を見る。
左眼レンズ118と右眼レンズ119が左眼画像と右眼画像を実質的に分離することができて、どちらの画像も観察者116の対応する左眼および右眼にしか見えないように、偏光子および/またはエンコーダ108によって投影114上に与えられる左眼画像と右眼画像の反対の偏光が、スクリーン112によって維持されなければならない。したがって、観客は、対応する左眼と右眼で別々の左眼画像と右眼画像を受け取り、したがって立体表示を受け取る。
しかし、偏光子108、118、119、およびスクリーン112は、完全なものではない。これによって、左眼画像と右眼画像の漏れが観察者116の反対側の眼にもたらされる。この漏れ、すなわちクロストークにより、観察者116が、立体表示のゴーストを感知することになる。しかし、対象の眼に対して感知される輝度Xを生成する画像については、他方の反対に偏光された画像は、より低い感知される輝度c×Xを生成し、「c」はクロストーク係数である。「c」に関する一般的な値は、実施形態の技術および現在の状態(例えば、スクリーン112または偏光子108が、清浄かそれとも汚れているかといったこと)次第で、5〜20%の範囲である。
用いられているゴースト消去のための技法の1つに、特定のcの期待値に対する埋め込まれた補償を有する、あらかじめ処理された立体画像を表示するものがある。この技法では、元の右眼画像Rの強度値にcを掛けた積を元の左眼画像Lから減じることにより、あらかじめ処理された左眼画像L’が計算され、すなわちL’=L−(c×R)である。同様に、R’=R−(c×L)である。この技法の変形形態が、教示されている(例えば、非特許文献1参照)。このようなあらかじめ処理された画像を生成する様々な方法および装置が、Cowanらにより教示されている(例えば、特許文献1参照)。
本開示では、立体画像は、必ずしもあらかじめ処理されるわけではない。むしろ、加工されていない左眼画像と右眼画像が、通常投影される時間の一部分にわたって通常は投影される。加工されていない左眼画像と右眼画像が通常投影される時間の残りの部分で、対応する他方の画像が投影されるが、強度反転されており、すなわち画像の明るい部分が暗くされ、画像の暗い領域が明るくされている。
図2を参照すると、好ましいタイミング図が示されており、矢印200は時間の進行を示す。接続103による左眼画像と右眼画像の伝達210は定期的に起こり、連続する画像対の始まりが表示開始時刻214、224、および234で生じ、対応するデッドライン213、223、および233が、対応するセットアップ時間215、225、および235をもたらす。
したがって、第1の左眼画像211は、接続103によってデッドライン213でプロジェクタ104に送出され、対応する第1の右眼画像212も、コントローラ130との接続によってデッドライン213で送出される。
セットアップ時間215、225、および235は、実際の時間の長さに比例しておらず、多くの実際の実施形態では、画像処理パイプラインの性質によってかなり大きくなり得ることに留意されたい。このような実施形態では、遅延開始時刻214、224、および234は、タイムライン200に関してさらに下へ移動することになるが、デッドライン213、223、および233は移動しない可能性が高い。したがって、セットアップ時間215、225、および235は、この図では明確にするために小さく示されている。
同様に、第2の左眼画像221は、遅くともデッドライン223までに受け取られ、対応する第2の右眼画像222も同様である。同様に、第3の左眼画像231は、遅くともデッドライン233までに受け取られ、対応する第3の右眼画像232も同様である。
この好ましい実施形態では、接続103は、デュアル高品位シリアルデジタルインターフェース(デュアルHD−SDI)を備えることができ、2つのHD−SDIリンクのうちの1つが左眼画像の専用であり、他方が右眼画像の専用であって、2つのリンクは実質的な同時性で動作し、共通のデッドライン213、223、および233で出会う。代替的実施形態では、対応する左眼画像と右眼画像は、接続103によって順次に送出され得て、その場合、送出デッドラインは、左眼画像と右眼画像の対の終りに近い方の送出に適合することになる。
立体的投影のタイミング250は、各左眼画像を1回または複数回点滅することになり、観察者116によるフリッカの知覚を最小化するのに2回または3回が好ましく、観客席110などの劇場の環境には3回が用いられるべきである。左眼画像の各フラッシュと対応する右眼画像とが交番することになる。
したがって、立体的投影のタイミング250により、第1の左眼画像211の第1のフラッシュ251では、エンコーダ108が、信号109によって左眼に見せる状態になるように命じられている。これに続いて、エンコーダ108は、信号109によって、右眼に見せる状態になるよう命じられ、その後、対応する第1の右眼画像212の第1のフラッシュ252が表示される。
図2の全体にわたって、エンコーダ108が左眼向けに構成されている間に生じるフラッシュ(フラッシュ251、251’、253、および253’など)は、わずかに左へオフセットして示されており、エンコーダ108が右眼向けに構成されている間に生じるフラッシュ(フラッシュ252、252’、254、および254’など)は、わずかに右へオフセットして示されている。図2におけるこのオフセットは、この図の中で、エンコーダ108の設定が、いつ左眼を選択するように意図され、いつ右眼を選択するように意図されているかということを、読者に気付かせるためだけのものである。
第1の左眼画像211向けの第1のフラッシュ251と第1の右眼画像212向けの第1のフラッシュ252の後、エンコーダ108が信号109によって命じられる適切な状態に変化して、左の画像211の第2および第3のフラッシュ251’と右の画像212の第2および第3のフラッシュ252’が交番することになる。
エンコーダ108は、それぞれの連続するフラッシュの間で状態が変化する。この状態変化は、切換え時間238を通じて、好ましくは全面的に生じる。切換え時間238を通じて、好ましくは投影が行なわれず、というのは、切換え時間238中のいかなる投影もクロストークレベルの実質的な増加をもたらすので望ましくないからである。この切換え時間238は、エンコーダ108が変化する毎に起こるべきである。
次に、第2の左眼画像221の第1のフラッシュ253に、第2の右眼画像222の第1のフラッシュ254が続く。次に、左画像221の第2および第3のフラッシュ253’と右画像222の第2および第3のフラッシュ254’とが、すべて、介在する切換え時間で交番する。交番するフラッシュ(図示せず)は、第3の対の左眼画像231と右眼画像232などに対して継続する。立体的投影のタイミング250の全体にわたって、エンコーダ108は、各切換え時間238に起こる遷移とともに以前に説明されたように、左眼への符号化から右眼への符号化へと切り換わって戻る。
立体的投影のタイミング250では、ゴースト補償を用いるには、左眼画像と右眼画像の対211と212、221と222、ならびに231と232が、前述のようにあらかじめ補償された画像を備えるか、または表示用に補償画像を使用できるように、セットアップ期間215、225、および235中にプロジェクタ104へ送出する未補償画像を処理する必要がある。
この、あらかじめ画像を補償するかまたはリアルタイムで補償を遂行することの必要性を回避するために、ゴースト補償260を有する立体的投影のタイミングが示されている。ここで、第1の左眼画像211の第1のフラッシュ261が投影される。以前のように、観察者116の左眼に見せるように構成されているエンコーダ108は、図2において第1のフラッシュ261の左オフセットによって示される。切換え時間の後、エンコーダ108は観察者116の右眼に見せるように構成され、ある期間にわたって、第1の左眼画像211の強度反転の第1のフラッシュ271が表示される。エンコーダ108を切り換えずに、第2の期間にわたって、第1の右眼画像212の第1のフラッシュ262が表示される。第2の期間の後に、エンコーダ108は、左眼の状態に切り換わって戻り、スイッチング時間を待って、第1の右眼画像212の強度反転の第1のフラッシュ272が表示される。
第1の期間(フラッシュ271の持続時間)と第2の期間(フラッシュ262の持続時間)の比が「i」であると、4つのフラッシュ261、271、262、および272が眼鏡117を通って観察者116の左眼によって統合されたとき、観察者116は、L+c×R+c×i×(1−L)+i×(1−R)を感知し、この式で、Lはフラッシュ261であり、c×Rはフラッシュ262のクロストークであり、c×i×(1−L)はフラッシュ271のクロストークであり、i×(1−R)はフラッシュ272である。
「i」がcと等しく選択されると、この式はL+c×R+c2−C2L+c−c×Rになる。
c×Rの項は相殺され得て、cが小さいときc2の項を無視できると考えると、観察者116の知覚は、ほぼL+cである。
対称の計算および仮定により、観察者116は、右眼によってR+c×L+c2×(1−R)+c×(1−L)を感知し、この式でRはフラッシュ262であり、c×Lはフラッシュ261のクロストークであり、c2×(1−R)はフラッシュ272のクロストークであり、c×(1−L)はフラッシュ271であり、この式は、ほぼR+cである。
これは、画像の最大光度に対して表示の黒レベルをcだけ高める損失での完全なゴースト補償に相当する。黒レベルの増加が最小化されるので、クロストークの値が小さい立体的システムが好ましい。
第1の期間と第2の期間の比が低減されれば、黒レベルの上昇はほぼ比例して低減されることになる。場合によっては、クロストークの完全な消去は達成されないが、これは好ましいものであり得る。
サイクルは、4つのフラッシュ261、262、271、および272の後に継続する。左眼向けに符号化された第1の左眼画像211の第2および第3のフラッシュ261’に、右眼向けに符号化された第1の左眼画像211の反転の第2および第3のフラッシュ271’が続く。次いで、右眼向けにも符号化された第1の右眼画像212の第2および第3のフラッシュ262’が閃き、左眼向けに符号化された第1の右眼画像212の反転の第2および第3のフラッシュ272’が続く。
エンコーダ108が引き続き観察者116の左眼に対して表示する状態にある間に、第2の左眼画像221の第1のフラッシュ263が表示される。エンコーダ108は、信号109によって右眼に見せる状態になるように命じられ、次いで、第2の左眼画像221の反転の第1のフラッシュ273が表示され、第2の左眼画像222の第1のフラッシュ264が続く。信号109は、エンコーダ108を左眼に見せる状態に戻し、第2の左眼画像222の反転の第1のフラッシュ274が表示される。
第2の左眼画像221の第2および第3のフラッシュ263’は、左眼状態のエンコーダ108で表示される。第2の左眼画像221の反転の第2および第3のフラッシュ273’は、右眼状態のエンコーダ108で表示される。第2の右眼画像222の第2および第3のフラッシュ264’は、右眼状態のエンコーダ108で表示される。第2の右眼画像222の反転の第2および第3のフラッシュ274’は、左眼状態のエンコーダ108で表示される。
別の実施形態で、例えば2つのプロジェクタ104があって、それぞれが左眼レンズ118および右眼レンズ119のうちの1つによって専一に観察者116に投影するように構成されている構成では、第1の左眼画像211の第1のフラッシュ261および第1の右眼画像212の第1のフラッシュ262が同時に起こり得る。次に、反転画像の第1のフラッシュ271および272のそれぞれが同時に起こる。このデュアルプロジェクタの構成に関して、各プロジェクタが、左眼画像211および右眼画像212の一方は通常に投影し、他方は反転して投影するように、両方を受け取らなければならないことに留意されたい。
関連する実施形態では、各プロジェクタは、レンズ118と119のどちらかによって観察者116に対して選択的に投影することができる。ここで、各プロジェクタは、画像211および212のうち1つだけを受け取って、観察者116の一方の眼に非反転画像を投影し、もう一方の眼に対して反転画像を投影する。
さらに別の実施形態では、各結像装置の別々の部分が、左眼レンズ118および右眼レンズ119のうち一方または他方に専用に投影するLKRL−A002などのデュアルレンズの3Dアダプタを有するソニーSRX−R220 4K(どちらもアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴのSony Electronics社によって販売されている)の1つのプロジェクタシステムのように、単一のプロジェクタが各眼に対して別個の画像を同時に投影することができる。この場合、観察者116が左眼レンズ118を介して見るための左眼画像211を投影する結像装置の一部分が、反転した右眼画像212を投影するためにも使用される。
図3は、ゴースト補償プロセス300を別のやり方で説明している。本開示では、ゴースト補償プロセス300はステップ302で始まり、ディスプレイは、例えばランプ120が点灯され、プロジェクタ104が立体動作モードに設定されて、作動される。第1の左画像取得ステップ304では、ディスプレイの準備の必要に応じて、第1の左画像211が取得されて復号される。
左を設定するステップ306では、エンコーダ308は、観察者116の左眼に対して表示する状態に置かれる。好ましくは、エンコーダ308が切換え状態にある間は、表示は行なわれない。
左を表示するステップ308では、現在の用意された左眼画像が、第1の期間にわたって観察者116の左眼に対して表示される。
右を設定するステップ310では、エンコーダ308は、観察者116の右眼に対して表示する状態に置かれる。やはり、好ましくは、エンコーダ308が切換え状態にある間は、表示は行なわれない。
左の反転を表示するステップ312では、現在の左眼画像の強度反転が、第2の期間にわたって観察者116の右眼に対して表示される。
右画像取得ステップ314では、表示の準備に必要なときに、現在の左眼画像(例えば211)に対応する右眼画像(例えば212)が取得されて復号される。
右を表示するステップ316では、現在の右眼画像が、第3の期間にわたって観察者116の右眼に対して表示される。
左を設定するステップ318では、エンコーダ308は、観察者116の左眼に対して表示する状態に置かれる。好ましくは、エンコーダ308が切換え状態にある間は、表示は行なわれない。
右の反転を表示するステップ320では、現在の右眼画像の強度反転が、第4の期間にわたって観察者116の右眼に対して表示される。
判断ステップ322では、表示するべき立体画像がさらに存在するかどうか判断される。さらに存在する場合、立体表示プロセス300は、ステップ324で継続する。存在しない場合、プロセス300は、終了ステップ326で終結し、終了ステップの間に、プロジェクタ104は、非立体モードに設定されるか、または運転停止され得る。
表示するべき立体画像がさらに存在する場合、次の左画像取得ステップ324で、必要に応じて、表示の準備で次の左画像(例えば221)が取得されて復号される。
プロセス300は、左画像を表示するステップ308へループで戻ることにより継続する。
好ましくは、第1の期間と第3の期間は同じ長さである。好ましくは、第2の期間と第4の期間は同じ長さである。十分なゴースト補償のために、第1の期間に対する第2の期間の比は、等しいかまたはクロストーク係数cと相応しているべきである。同様に、第3の期間に対する第4の期間の比も、等しいかまたはcと相応しているべきである。時間間隔が「同じ」であると表現されたとき、これは、所望の効果をもたらすように、持続時間が実質的に同一であるシナリオを含むことが意図されることに注目されたい。
エンコーダ108、スクリーン112、または眼鏡117の物理的特性により、クロストークが投影114にわたって領域で変化する場合、第1、第2、第3、および第4の期間も領域(図示せず)で変化することができるが、あらゆる領域で第1の期間と第4の期間の合計が第2の期間と第3の期間の合計と等しいことが好ましく、また、エンコーダ108の遷移の直前(すなわちスイッチング時間238の直前)の期間の終了が、すべての領域にわたって同期して起こるのが好ましい。同様に、エンコーダ108の遷移の直後(すなわちスイッチング時間238の直後)の期間の始まりが、すべての領域にわたって同期して起こる。
以前に議論された、左眼画像211と右眼画像212が同時に投影され得る実施形態に関して、ゴースト補償プロセス300(図示せず)の代替バージョンは、ステップ310と316を同時に遂行し、ステップ312と320を同時に遂行することに留意されたい。プロジェクタの構成次第で、プロジェクタが眼を選択するステップ310および318は、同時に起こってよく、または全く起こらなくてもよい(例えばプロジェクタまたは結像装置の一部分が1つの眼に対する投影の専用であるとき)。
図4は、DMD 124の単一ピクセルミラー向けの制御信号の波形を示す。この議論のために、ピクセルの強度は、黒色を表す0000bから白色を表す1111bの範囲の4ビットの2進値によって制御されると考えられる。1000bの値は、約50%の灰色ということになる。
DMD124の個々のピクセルに関して、現在の画像では、現在値400は10であり、すなわち4ビットの2進値1010bとして表現される。値400における4ビットのそれぞれがb0、b1、b2、およびb3として個々に指定され、b0が最下位ビット(LSB)404を表し、b3が最上位ビット(MSB)402を表す。
DMDミラーがバイナリデバイス(すなわちオンまたはオフ)であるため、全部オン(1111b)または完全オフ(0000b)以外の強度を表示するのに、制御波形はデューティサイクルで変調される。LSB 404(b0)は、期間410のように最短の時間でミラーの状態を確立する。次の最上位ビット(b1)は、期間410より2倍長い時間(例えば期間411)にわたってミラーの状態を確立する。次の最上位ビット(b2)は、b1によって制御される時間より再び2倍長い時間(例えば期間412)にわたってミラーの状態を確立する。MSB 402(b3)は、b2によって制御される時間より再び2倍長い時間(例えば期間413)にわたってミラーの状態を確立する。このようにして、各ビットは、次の下位ビットの2倍の重要性および次の上位ビットの半分の重要性を有する。
したがって、ピクセル値400を表示している間、1つのピクセルミラー向けの制御信号は波形406と似ていることになり、制御レベルは、期間413にわたってb3=1に対応してH、期間412にわたってb2=0に対応してL、期間411にわたってb1=1であるため再びH、期間410にわたってb0=0であるため再びLとなる。いくつかのDMDの実装形態では、セットアップ期間418を通じて、各ミラー向けの制御信号は、画像に影響を及ぼさないようにゼロに設定され得る。波形406は、前述のように、ピクセル値400が適切な限り繰り返され得る。
いくつかの実施形態では、413などの長い期間によって観察者116が気付くほどのフリッカが生成されるのを防止するために、より大きな重要性を有する個々のビットの制御を複数のより短い期間にわたって分配することができる。例えば、LSB 404(b0)によって制御される期間410の持続時間の8倍の1つの期間413にわたってMSB 402(b3)がミラーを制御するのでなく、MSB 402(b3)は、代わりに、LSB 404(b0)によって制御される期間410と同一の持続時間の8つの期間(図示せず)にわたってミラーを制御するか、またはLSB 404(b0)によって制御される期間410の持続時間の2倍の4つの期間(図示せず)にわたってミラーを制御することができる。シンチレーションアーチファクトを防止するための、デューティサイクル制御のこの再分配は望ましいものであるが、明確にするために図には示されない。
画像の強度反転を表示することが必要なとき、ピクセル値400は、反転したピクセル値420を形成するように反転される。反転したピクセル値420を表示するとき、MSB 402(b3)がその補数のMSB 422(〜b3)で置換され、以下、順にLSB 404(b0)がその補数のLSB 424(〜b0)で置換されるところまで行なわれる。結果として、制御波形426は、セットアップ期間438が期間418におけるようにゼロであることを除けば、ほぼ波形406の補数である。したがって、反転ピクセル値420を表示している間、1つのピクセルミラー向けの制御信号は、波形426と似ていることになり、制御レベルは、期間433にわたって〜b3=0に対応してL、期間432にわたって〜b2=1に対応してH、期間431にわたって〜b1=0であるため再びL、期間430にわたって〜b0=1であるため再びHとなる。先のように、波形426は、前述のように、反転ピクセル値420が適切な限り繰り返され得る。
図5を参照すると、制御要素130の好ましい実施形態が、DMDディスプレイの好ましい使用とともに示されている。
原色光123の光線が、DMD結像装置124の個々のピクセルミラー502および512上に当たる。ピクセルミラー502は、オフ状態であって、ビームダンプに向けられる光123の反射503を生成し、したがって、反射503はスクリーン112上に光をもたらさない。
しかし、ピクセルミラー512はオン状態であって、オン状態のピクセルミラーに当たる光123の反射125は、結合器126を通り、最終的にはレンズ106を通って導かれ、投影される画像114としてスクリーン112上に表示される。
マイクロミラー502および512は、それぞれ台504および514によって回転可能に保持され、それぞれミラー駆動装置506および516によって制御される。DMD結像装置のマイクロミラーの制御は、駆動回路によって遂行される。この説明では、ミラー駆動装置506は、結像装置の行シフトレジスタ520からの出力508によって制御され、出力508は、現在の図の目的のために0の制御値を伝えて、ミラー駆動装置506に、対応するマイクロミラー502をオフ位置に設定させる。ミラー駆動装置516は、シフトレジスタ520からの出力518によって制御され、現在の図の目的のために1の制御値を伝えて、ミラー駆動装置516に、対応するマイクロミラー512をオン位置に設定させる。
結像装置の行シフトレジスタ520は、データ入力522で示されたシフトするべきデータの入力を有する。クロック信号524は、シフトレジスタ520に、現在のデータを受け取ってレジスタ520の全体をシフトするように伝える。しかし、出力508および518は、データ出力イネーブル信号526がアサートされるまで更新されない。これによって、ミラー設定の全体の行が、ミラー502および512の現状を変更せずに、レジスタ520の中へ連続的にシフトされ得る。データ出力イネーブル信号526がアサートされたとき、ミラー駆動装置506および516は、行の中のミラーをすべて同時に更新することができる。
マイクロミラー512が強度値400を有するピクセルを表しているとき、データ出力518は、波形406に類似の波形を有することになる。反転強度値420が表示されているとき、データ出力518は、波形426に類似の波形を有することになる。
この時点で、これらの波形がどのように得られるかを論じるために、コントローラ130のパイプラインの他端へ話を転じることが有益である。
ビデオデータインターフェース550は、接続103を介してビデオ信号を受け取る。ビデオデータインターフェースは、DMD結像装置124、124’、および124”の固有のカラー空間およびほぼ線形の応答において、左眼画像データと右眼画像データの別々のフレームを形成するのに必要なすべてのビデオ信号の操作を遂行する。
ビデオデータインターフェース550によって生成されてもたらされた画像データのフレームは、フレームバッファ540の中に蓄積される。
ディスプレイコントローラ530によるフレームバッファ540からの読出しと、ビデオデータインターフェース550によるフレームバッファ540への書込みとが、相互干渉なしで同時に可能になるように、フレームバッファは、好ましくはマルチポートである。
ビデオデータインターフェース550によって現在書き込まれている(諸)画像がまだ不完全な間に、ディスプレイコントローラ530が直前の完成した(諸)画像にアクセスするように、フレームバッファ540は、好ましくはダブルバッファである。これによって、(諸)画像を、いつ、どのようにフレームバッファ540に書き込むかといったことに関連したアーチファクトのない画像の表示が可能になる。
フレームバッファ540は、好ましくは立体的であり、すなわち、左眼と右眼に対して別々の画像を同時に維持することができ、その結果、画像対を再度点滅する(例えば第2および第3のフラッシュ251’と第2および第3のフラッシュ252’を交番する)とき、ビデオデータインターフェース550が、何らかの画像操作をやり直すことによってフレームバッファ540を複製する必要性がない。
ビデオデータインターフェース550は、制御ライン556を介してフレームバッファ540のメモリをアドレス指定して書き込み、データライン558によってフレームバッファ540へデータを送る。
ディスプレイコントローラ530は、制御ライン536を介してフレームバッファ540のメモリをアドレス指定して読み取り、データライン538によってフレームバッファ540からデータを受け取る。
各原色に関して、DMD 124によって表示されたピクセル(1つの行の一部分しか示されていない)の各行に関して、ピクセル値の各ビットに関して、ディスプレイコントローラ530は、(例えばステップ308で)現在の表示プロセス300に従って表示される左眼画像または右眼画像から選択する。例えば、期間413の直前に、ディスプレイコントローラ530は、現在の左眼画像のシフトレジスタ520によって制御されるすべてのピクセル向けにMSB(b3)を選択し、データ出力532上にそれらを連続的に出力することになる。左眼画像が表示されるところなので、エンコーダ108向けの制御信号109は、左眼に設定される。期間413が強度反転期間ではないので、反転制御ライン534はLのままである。したがって、534のような反転制御がLのままである間、xorゲート535は非反転バッファとして働くことになるので、シフトレジスタ520へのデータ入力522は、ディスプレイコントローラ530からのデータ出力532をなぞることになる。
選択された各ビットがディスプレイコントローラ530によって選択されてデータ出力532上に与えられ、xorゲート535の伝播遅延およびシフトレジスタ520のデータ入力522のセットアップ時間に対して十分な時間が与えられた後に、ディスプレイコントローラ530は、シフトレジスタ520にビットを受容させるように、ライン524をクロッキングする。現在の画像および行に関する最終ビットがシフトレジスタ520の中へクロッキングされた後、ディスプレイコントローラ530は、期間413の開始と同時に出力イネーブルライン526をアサートすることができ、それによって、すべてのMSB(b3)が、対応するミラーに書き込まれる。これは、DMD 124のすべての行にわたって、同時に、または必要に応じて瞬時の電力消費を制限するために順次に、起こることができる。
類似のプロシージャが、期間412などの波形406の各期間の直前に起こり、次の最上位ビット(b2)のすべてが選択されてシフトレジスタ520の中へクロッキングされる。この仕組みによって、すべてのマイクロミラーが、フレームバッファ540の中に蓄積された対応するピクセル値のビットによって制御される。
強度反転画像が表示されるとき、プロセス300により、(例えばステップ312で)相補ビット(例えば〜b3)が必要とされるために反転制御ライン534がHに設定されることを除けば、類似のプロセスが用いられる。これの状態の間、xorゲート535は反転バッファとして働くことになり、フレームバッファ540からディスプレイコントローラ530によってアクセスされるいかなる値の変更もなく、ミラー駆動装置506および516に送られる個々のビットが反転されることになる。
プロセス330によって必要とされるとき、エンコーダ108向けの制御ライン109が更新される。ステップ310の場合には、制御ライン109が、エンコーダ108に、右眼に対して表示するように命じることになる。
本開示の多くの代替的実施形態が企図される。例えば、xorゲート535によるもの以外の仕組みによってビットの反転が遂行され得る。例えば、フレームバッファ読取り制御ライン536が反転制御信号(図示せず)を含んでよく、または、ディスプレイコントローラ530が内部でビットを反転してもよい。ディスプレイシステムが、その値を設定するのに各ピクセルでアナログ電圧を用いる場合、アナログの反転バッファ(図示せず)が使用されてよく、または、デジタルアナログ変換器によって変換されてアナログのピクセル駆動回路に供給される前に、デジタル値のビットが反転されてもよい。
さらに、本発明が、画像の強度反転デバイス、または別個の反転画像または補償画像を発生する画像補償器デバイスを含むことに注目されたい。さらに、反転画像は、a)データが画像バッファに供給されるとき(これは帯域幅の浪費である)、b)画像バッファのデータが所定の位置で反転されるとき(これは処理の浪費である)、c)コピーされた反転画像が第2のバッファに置かれるとき(これはハードウェアの浪費である)、d)データが、読み取られているときに反転されるとき(特に画像データと光出力の間に何らかの種類の非線形の関係がある場合、これはいくつかの優れた精度調整能力を有する)、e)データが、結像装置でデータとして反転されるとき(これは画像データと光出力の間の線形の関係を想定する)、f)データが結像装置内で反転されるとき(例えば、ハードウェアおよび制御が絶対的に最小限になるのでXORゲートで示され、かつ好まれる)または、g)制御信号が、結像装置への制御信号の反転があるように用いられるとき(すなわち、DMD結像装置内のいくつかのディザアルゴリズムの検知を反転する)を含む装置のいくつかの時点のうち任意のもので起こり得る。
また、本発明が一連の実施形態によって説明されてきたが、特定の特徴が、結合されるか、分離されるか、または別の順番で遂行され得ることを理解されたい。例えば、複数のステップまたは複数の構成要素によって行なわれると説明されてきた特徴は、1つのステップまたは1つの構成要素によって行なわれてよい。

Claims (20)

  1. 表示のための第1の眼の第1の画像、前記第1の眼の第1の画像の反転画像、表示のための別の眼の第1の画像、および前記別の眼の第1の画像の反転画像を供給するステップと、
    第1の期間を通じて前記第1の眼の第1の画像を第1の眼に対して表示するステップと、
    第2の期間を通じて前記第1の眼の第1の画像の前記反転画像を別の眼に対して表示するステップであって、前記第2の期間は前記第1の期間より短い、ステップと、
    第3の期間を通じて前記別の眼の第1の画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第3の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第4の期間を通じて前記別の眼の第1の画像の前記反転画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第4の期間は前記第2の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    を含む、方法。
  2. 第5の期間を通じて前記第1の眼の第1の画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第5の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第6の期間を通じて前記第1の眼の第1の画像の前記反転画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第6の期間は前記第1の期間より短い、ステップと、
    第7の期間を通じて前記別の眼の第1の画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第7の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第8の期間を通じて前記別の眼の第1の画像の前記反転画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第8の期間は前記第2の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 第9の期間を通じて前記第1の眼の第1の画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第9の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第10の期間を通じて前記第1の眼の第1の画像の前記反転画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第10の期間は前記第2の期間より短い、ステップと、
    第7の期間を通じて前記別の眼の第1の画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第11の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第12の期間を通じて前記別の眼の第1の画像の前記反転画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第12の期間は前記第2の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. 表示のための第1の眼の第2の画像、前記第1の眼の第2の画像の反転画像、表示のための別の眼の第2の画像、および前記別の眼の第2の画像の反転画像を供給するステップと、
    第13の期間を通じて前記第1の眼の第2の画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第13の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第14の期間を通じて前記第1の眼の第2の画像の前記反転画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第14の期間は前記第2の期間より短い、ステップと、
    第15の期間を通じて前記別の眼の第2の画像を前記別の眼に対して表示するステップであって、前記第15の期間は前記第1の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    第16の期間(274)を通じて前記別の眼の第2の画像の前記反転画像を前記第1の眼に対して表示するステップであって、前記第16の期間は前記第2の期間と同じ持続時間である、ステップと、
    をさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. ビデオデータを受け取って、第1の眼の画像データおよび第2の眼の画像データの別々のフレームを形成するように適合されたビデオデータインターフェースと、
    前記ビデオデータインターフェースから前記画像データを受け取ってメモリに書き込むように適合されたバッファと、
    第1の眼に対して表示するための、前記第2の眼の画像データに応答する第2の眼の補償画像データ、および第2の眼に対して表示するための、前記第1の眼の画像データに応答する第1の眼の補償画像データを発生するように適合された画像補償器と、
    前記第1の眼に対して前記第1の眼の画像データと前記第2の眼の補償画像データを交互に表示し、次いで、前記第2の眼に対して前記第2の眼の画像データと前記第1の眼の補償画像データを交互に表示するように適合されたディスプレイコントローラと、
    を備える、ディスプレイ。
  6. 前記ディスプレイのピクセルを制御するシフトレジスタをさらに備える、請求項5に記載のディスプレイ。
  7. 前記第1の眼の補償画像データは前記第1の眼の画像データの反転強度データであり、前記第2の眼の補償画像データは前記第2の眼の画像データの反転強度データである、請求項5に記載のディスプレイ。
  8. 前記ディスプレイはデジタルマイクロミラーデバイスである、請求項5に記載のディスプレイ。
  9. 前記第1の眼向けの前記マイクロミラーを制御するように出力されるデータは、前記第1の眼の画像データ用の波形パターンおよび前記第2の眼の画像データの波形の反転された形式であり、
    前記第2の眼向けの前記マイクロミラーを制御するように出力される前記データは、前記第2の眼の画像データ用の波形パターンおよび前記第1の眼の画像データの波形の反転された形式である、請求項8に記載のディスプレイ。
  10. 前記第1の眼に対する前記第1の眼の画像データおよび前記第2の眼の補償画像データの組合せと、前記第2の眼に対する前記第2の眼の画像データおよび前記第1の眼の補償画像データの組合せとを交互に2回以上点滅するように適合される、請求項5に記載のディスプレイ。
  11. 前記第1の眼に対する前記第1の眼の画像データおよび前記第2の眼の補償画像データの組合せと、前記第2の眼に対する前記第2の眼の画像データおよび前記第1の眼の補償画像データの組合せとを交互に2回以上点滅するように適合されるディスプレイであって、前記第1の眼の補償画像データは前記第1の眼の画像データの反転強度データであり、前記第2の眼の補償画像データは前記第2の眼の画像データの反転強度データである、請求項5に記載のディスプレイ。
  12. 前記第1の眼に対する前記第1の眼の画像データおよび前記第2の眼の補償画像データの組合せと、前記第2の眼に対する前記第2の眼の画像データおよび前記第1の眼の補償画像データの組合せとを交互に2回以上点滅するように適合されるディスプレイであって、
    前記第1の眼の補償画像データは前記第1の眼の画像データの反転強度データであり、前記第2の眼の補償画像データは前記第2の眼の画像データの反転強度データである、請求項9に記載のディスプレイ。
  13. 前記第1の眼向けの前記マイクロミラーを制御するように出力されるデータは、前記第1の眼の画像データ用の波形パターンおよび前記第2の眼の画像データの波形の反転された形式であり、
    前記第2の眼向けの前記マイクロミラーを制御するように出力される前記データは、前記第2の眼の画像データ用の波形パターンおよび前記第1の眼の画像データの波形の反転された形式であり、
    前記マイクロミラーに関連した強度は、前記波形パターンに応答し、最上位ビット、中間ビットおよび最下位ビットを有するマルチビットの2進値によって示される、請求項8に記載のディスプレイ。
  14. 前記第1の眼の画像データおよび前記第2の眼の画像データが表示される持続時間または強度と、前記第2の眼の補償画像データおよび前記第1の眼の補償画像データが表示される持続時間または強度との比を確立するバランス手段をさらに備える、請求項5に記載のディスプレイ。
  15. 第1の眼の第1の画像、前記第1の眼の第1の画像の反転画像、別の眼の第1の画像、および前記別の眼の第1の画像の反転画像を供給するステップと、
    単一フレームのフラッシュシーケンスを通じて前記画像のそれぞれを少なくとも1回表示するステップであって、前記第1の眼の第1の画像は第1の眼に表示され、前記第1の眼の第1の画像の反転画像は別の眼に表示され、前記別の眼の第1の画像は前記別の眼に表示され、前記別の眼の第1の画像の反転画像は前記第1の眼に表示されるステップと、
    を含み、
    それによって、一方の眼が他方の眼の画像から感知するクロストークが、前記反転画像のうちの1つによって低減される、方法。
  16. 前記反転画像を同時に表示するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記反転画像または眼の画像の少なくとも1つを、単一フレームのフラッシュシーケンスを通じて複数回表示するステップを含む、請求項15に記載の方法。
  18. 第1の眼の第1の画像、前記第1の眼の第1の画像の補償画像、別の眼の第1の画像、および前記別の眼の第1の画像の補償画像を供給するステップと、
    単一フレームのフラッシュシーケンスを通じて前記画像のそれぞれを少なくとも1回表示するステップであって、前記第1の眼の第1の画像は第1の眼に表示され、前記第1の眼の画像の前記第1の補償画像は別の眼に表示され、前記別の眼の第1の画像は前記別の眼に表示され、前記別の眼の第1の画像の補償画像は前記第1の眼に表示されるステップと、
    を含み、
    それによって、一方の眼が他方の眼の画像から感知するクロストークが、前記補償画像のうちの1つによって低減される、方法。
  19. 前記補償画像を同時に表示するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記補償画像または眼の画像の少なくとも1つを、単一フレームのフラッシュシーケンスを通じて複数回表示するステップを含む、請求項18に記載の方法。
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