JP2013258537A - 撮像装置、及びその画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パンニング動作時における動画ボケやフリッカ現象を抑え、かつ高い同時性をもって映像表示される表示装置を備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置100は、撮像倍率を変更可能なレンズを備える撮像手段109と、撮像しようと狙った対象物を映像表示すると共に、表示画素の発光期間を調節可能な表示装置107と、撮像素子の動きを検出する角速度センサ101と、角速度センサ101の出力によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を出力するパンニング判定手段102と、撮像倍率を検出する撮像倍率検出手段103と、パンニング速度と撮像倍率のデータを用いて、表示画素の発光期間割合を決定する発光期間割合決定手段104と、発光期間割合決定手段107で決定された発光期間割合を用いて、表示装置107を駆動する表示装置駆動手段106と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置100は、撮像倍率を変更可能なレンズを備える撮像手段109と、撮像しようと狙った対象物を映像表示すると共に、表示画素の発光期間を調節可能な表示装置107と、撮像素子の動きを検出する角速度センサ101と、角速度センサ101の出力によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を出力するパンニング判定手段102と、撮像倍率を検出する撮像倍率検出手段103と、パンニング速度と撮像倍率のデータを用いて、表示画素の発光期間割合を決定する発光期間割合決定手段104と、発光期間割合決定手段107で決定された発光期間割合を用いて、表示装置107を駆動する表示装置駆動手段106と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮像しようと狙った対象物の映像を表示可能な表示装置を備えた撮像装置、及びその画像表示方法に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子等の自発光型デバイスを用いたフラットパネル型ディスプレイは、高速な動画表示や色再現性等の表示特性が良く、様々な用途の表示装置として脚光を浴びている。有機EL素子等を用いたフラットパネル型ディスプレイの用途の一つとしては、例えば、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置のファインダや背面モニタなどの撮像装置用ディスプレイが挙げられる。
撮像装置用ディスプレイによる動画表示の際には、各フレームやフィールドの発光期間割合(デューティ比)が大きいと残像が残り、動画の輪郭が惚ける「動画ボケ」が生じて動画質を低下させる。動画ボケを解消するためには、動画の表示速度に応じて発光期間割合を小さくし、画像分離を良くすることが必要である。
この点、有機EL素子等を用いたディスプレイは高速に発光をオン、オフできるため、発光期間割合を自由に制御することが可能であり、動画ボケの少ない切れのある画像表示を実現することができる。
一方、動画ボケを抑えるために発光期間割合を小さくすると、画面が点滅しているように見える「フリッカ現象」が生じてしまう。フリッカ現象は、表示画像によっても異なるが、発光期間割合が約50%程度から知覚される場合がある。
そこで、これらの問題に対処するため、例えば、入力される映像データから動画の速度を検出して表示のための発光期間割合の値を制御するシステムが提案されている(特許文献1参照)。特許文献1の技術は、フレーム間画像を比較し動画速度を算出して相応の発光期間割合を制御するので動画ボケが抑えられ、かつ必要以上に発光期間割合を落とすことを要しないのでフリッカ現象も抑えられるとしている。
上述したように、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置用ディスプレイとしては、ファインダや背面モニタがある。これらの表示機能の一つとして、撮像しようと狙った対象物の映像が即時に表示される「ライブビュー」という機能がある。
ライブビュー機能は、表示映像を観ながら撮影構図を決めたり、シャッターチャンスを狙ったりするためのものである。したがって、撮像装置用ディスプレイには、動画の表示速さが求められる。特に動画表示の高速性が求められるのはパンニング時の表示である。パンニング時の表示は、撮像者が手元でレンズの向きを変えるだけで、表示画像全体が非常に高速に移動するため、映像が非常に高速に表示される。
特許文献1によれば、表示画像信号の解析により求めた動画の速度に基づいて発光期間割合を制御し、動画質を向上させることが開示されている。しかしながら、特許文献1の技術は、TVモニタ等のコンテンツ表示用のディスプレイには向くが、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置用ディスプレイには応答性が悪く使用できない。
また特許文献1の技術は、動画速度を検出するためにフレーム間の画像比較を用いるので、画像比較を行うには少なくとも2フレームが必要である。したがって、当該動画速度の検出方法では、画像情報がディスプレイユニットに送られてきてから最低でも2フレーム期間の遅れが生じる。撮像装置用ディスプレイは、観察映像を高い同時性をもって表示する必要があり、複数フレームの遅延は使い勝手に大きく影響を与える。
本発明は、上記の事情に鑑みて創案されたものであり、パンニング動作時における動画ボケやフリッカ現象を抑え、かつ高い同時性をもって観察映像が表示される表示装置を備えた撮像装置、及びその画像表示方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための撮像装置は、撮像倍率を変更可能なレンズを備える撮像手段と、
上記撮像手段で撮像しようと狙った対象物を映像表示すると共に、表示画素の発光期間を調節可能な表示装置と、
上記撮像手段に備えられた撮像素子の動きを検出する角速度センサと、
上記角速度センサの出力によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を出力するパンニング判定手段と、
上記レンズの撮像倍率を検出する撮像倍率検出手段と、
上記パンニング速度と前記撮像倍率のデータを用いて、上記表示装置の表示画素の発光期間割合を決定する発光期間割合決定手段と、
上記発光期間割合決定手段で決定された上記発光期間割合を用いて、上記表示装置を駆動する表示装置駆動手段と、
を有することを特徴とする。
上記撮像手段で撮像しようと狙った対象物を映像表示すると共に、表示画素の発光期間を調節可能な表示装置と、
上記撮像手段に備えられた撮像素子の動きを検出する角速度センサと、
上記角速度センサの出力によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を出力するパンニング判定手段と、
上記レンズの撮像倍率を検出する撮像倍率検出手段と、
上記パンニング速度と前記撮像倍率のデータを用いて、上記表示装置の表示画素の発光期間割合を決定する発光期間割合決定手段と、
上記発光期間割合決定手段で決定された上記発光期間割合を用いて、上記表示装置を駆動する表示装置駆動手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、パンニング動作時において、撮像装置のパンニング動作時のパンニング速度と撮像倍率のデータから表示画素の発光期間割合を決定するので、表示装置の発光期間をリアルタイムで見積もって制御ができる。したがって本発明は、パンニング動作時における動画ボケやフリッカ現象といった画質劣化を抑制し、映像入力から遅延することなく極めて高い同時性をもって、表示装置に映像表示することが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明に係る撮像装置、及び撮像装置の画像表示方法の一実施形態を説明する。
<撮像装置の構成>
まず図1および図2を参照して、本実施形態の撮像装置の構成について説明する。図1は、本実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。図2は、パンニング判定手段の動作を示すブロック図である。
まず図1および図2を参照して、本実施形態の撮像装置の構成について説明する。図1は、本実施形態の撮像装置の構成を示すブロック図である。図2は、パンニング判定手段の動作を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の撮像装置100は、角速度センサ101、パンニング判定手段102、撮像倍率検出手段103、発光期間割合決定手段104、記憶装置105を備える。さらに本実施形態の撮像装置100は、表示装置駆動手段106、表示装置107、表示モード設定手段108及び撮像手段109を備える。以下、各構成要素を順に説明する。
角速度センサ101は、本実施形態の撮像装置100に搭載されている不図示の撮像素子の動きを検出するセンサである。角速度センサ101は、撮像素子の予め定められた方向の角速度を検出し、角速度をパンニング判定手段102に出力する。
撮像素子としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)が挙げられる。角速度センサ101は、手振れ補正機能をもたせるために、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の様々な撮像装置に既に搭載されている。
パンニング判定手段102は、角速度センサ101のセンサ出力からパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を発光期間割合決定手段104に出力する。ここで「パンニング」とは、映像の撮影技法の一つで、カメラの向きを振ることをいう。
パンニング判定手段102がパンニング動作と判定した場合は、発光期間割合決定手段104にパンニング速度を出力する。パンニング判定手段102がパンニング動作でないと判定した場合は、発光期間割合決定手段104にパンニング速度を0として出力する。
図2に示すように、パンニング判定手段102は、オフセット除去部201、絶対値取得部202、リファレンス比較部203及びパンニング速度出力部204を有する。
オフセット除去部201は、高周波成分を取り除いた回転方向波形からオフセットを差し引く。絶対値取得部202は、オフセット除去部201でオフセットを差し引いた回転方向波形を絶対値取得してプラス信号のみに変換する。リファレンス比較部203は、予め設定された閾値を基準としてパンニング動作を判定する。パンニング速度出力部204は、リファレンス比較部203でパンニング動作と判定した場合は、絶対値取得部202で取得したプラス信号をパンニング速度として出力する。なお、パンニング動作の具体的な判定方法については後述する。
再び図1を参照して、撮像倍率検出手段103は、撮影中のレンズの撮像倍率を検出し、発光期間割合決定手段104に撮像倍率を出力する。
発光期間割合決定手段104は、当該発光期間割合決定手段104に入力されるパンニング判定手段102からのパンニング速度と、撮像倍率検出手段103からの撮像倍率のデータを用いて、発光期間割合(発光デューティ)を算出する。発光期間割合決定手段104は、算出した発光期間割合を表示装置駆動手段106に出力する。
パンニング判定手段102、撮像倍率検出手段103及び発光期間割合決定手段104は、マイクロコンピュータ等の演算処理装置(制御部)により形成される。
記憶装置105は、発光期間割合決定手段104による発光期間割合の算出に用いるポイント情報や補完情報等の映像情報を予め蓄積している。記憶装置105としては、例えばROM等の不揮発性メモリが挙げられる。
表示装置駆動手段106は、撮像手段109等からの映像信号を受け、表示装置107を駆動する。表示装置駆動手段106としては、例えば、インバータ回路が挙げられる。
表示装置107は、撮像しようと狙った対象物を映像表示する。表示装置107の表示画素は、発光期間が調節可能である。表示装置107の表示画素としては、例えば、有機EL素子等の自発光型発光素子を採用する。有機EL素子を用いたフラットパネル型ディスプレイは高速に発光をオン、オフできるため、発光期間割合を自由に制御することが可能であり、動画ボケの少ない切れのある画像表示を実現することができる。
表示モード設定手段108は、表示装置駆動手段106に設定した表示モードを出力する。表示モード設定手段108は、例えば、ライブビュー等のリアルタイムモニターモード、記録した動画や静止画を表示する再生モニターモード、撮影条件等を設定する機器設定モードのいずれかを表示装置駆動手段106に設定することができる。即ち、表示モード設定手段108の設定により、表示装置107の表示モードを切り替えることが可能である。リアルタイムモニターモード以外の表示モードは撮像素子のパンニング動作とは関係がないため、本発明はリアルタイムモニターモードにおいて適用される。
撮像手段109は、前述したように、CCDやCMOS等の撮像素子を有する。また撮像手段109は、撮像素子の前方に、撮像倍率を変更可能なレンズを備えている。レンズとしては、望遠レンズや広角レンズ等が挙げられる。
<撮像装置の動作、撮像装置の画像表示方法>
次に、図1から図7を参照して、上記撮像装置100の動作と共に、本実施形態の撮像装置100の画像表示方法について説明する。
次に、図1から図7を参照して、上記撮像装置100の動作と共に、本実施形態の撮像装置100の画像表示方法について説明する。
本実施形態の撮像装置100の画像表示方法は、撮像表示ステップと、角速度検出ステップと、パンニング判定ステップと、撮像倍率検出ステップと、発光期間割合決定ステップと、表示装置駆動ステップと、を有する。
まず、撮像表示ステップは、ファインダや背面モニタ等の表示装置107に、撮像者が撮像手段109で撮像しようと狙った対象物の映像を表示する。
角速度検出ステップは、角速度検出センサ101により不図示の撮像素子の動きを検出して、表示装置107の表示画像の回転運動を検出する。
図3(a)は角速度センサの出力波形の一例を示す説明図、(b)はパンニング判定手段からの出力の一例を示す説明図である。
一般的な角速度センサ101は、あるオフセット値S0を中心に、角速度に応じてS0との差で出力される。図3(a)では、S0よりも増加する方向に波形が出現している。S0よりも増加する方向の波形は、一定方向に表示画像の回転運動が起こっていることを示している。仮に、これと逆方向に表示画像の回転運動が起これば、波形はS0よりも減少する方向に出現する。
表示画像の回転運動の検出そのものは、図3(a)中の破線のようにある程度の高周波成分を含んでいる。この高周波成分は、電気的なノイズや手振れによるものである。パンニングの判定に必要な波形は、図3(a)中の実線の波形であり、電気的なノイズや手振れによる高周波成分をフィルタにより取り除いたものを角速度センサ101の出力として用いる。角速度センサ101の出力は、次のパンニング判定ステップで用いる。
本実施形態では、説明の便宜のため、例えば、左右のパンニングといった1軸方向を想定しているが、パンニングは表示画面の上下左右の合成で起こる。上下左右のパンニングを検出する場合には、角速度センサ101として内部に上下左右の2軸の角速度を測定できるデバイスを用いて、上下左右の角速度の合成(ベクトル和)の大きさとしてセンサ出力を求めてもよい。なお、撮像装置100の上下の振れは「チルティング」ともいう。
パンニング判定ステップは、角速度センサ101で検出された角速度によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング判定手段102にパンニング速度を出力する。
再び図2を参照して、パンニング動作の判定方法を説明する。パンニング判定ステップは、高周波成分を取り除いた回転方向波形からオフセットを差し引くステップ、及びオフセットを差し引いた回転方向波形を絶対値取得してプラス信号のみに変換するステップを有する。さらにパンニング判定ステップは、予め設定された閾値を基準としてパンニング動作を判定するステップ、及びパンニング動作と判定した場合は、絶対値取得したプラス信号をパンニング速度として出力するステップを有する。以下、パンニング判定ステップ、及びパンニング判定手段102の動作について具体的に説明する。
角速度センサ101のセンサ出力は、前述の通り、電気的なノイズや手振れといったパンニング動作ではない高周波成分が取り除かれている(図3(a)の実線参照)。この実線の波形からオフセット除去部201でオフセットS0を差し引くと、図3(b)に示す波形となり、表示画像の回転方向によって正、負の区別のある波形ができる。
しかしながら、パンニング速度として表示画像の回転方向は区別する必要がないので、次の絶対値取得回路202ではプラス信号のみに変換する。
次に、パンニング判定手段102は、リファレンス比較部203によって、予め設定された閾値P0を基準として、P0より大きい場合をパンニング動作と判定する(図3(b)参照)。これによって、図3(b)の例では時刻tmからtnまでがパンニングと判断される。
リファレンス比較部203は、パンニングを検出するとパンニング速度出力部204にパンニング判定信号を出力する。
パンニング速度出力部204では、パンニング動作時は絶対値取得回路202からの信号をそのままパンニング速度として出力する。パンニング動作でない場合、パンニング速度出力部204はパンニング速度として0を出力する。これによってパンニング判定手段102は、パンニング速度を次の発光期間割合決定手段104に出力する。
撮像倍率検出ステップは、撮像手段109に備えられたレンズの撮像倍率を検出し、次の発光期間割合決定手段104に撮像倍率を出力する。
発光期間割合決定ステップは、パンニング速度と撮像倍率のデータを用いて、表示装置107の表示画素の発光期間割合を算出する。即ち、発光期間割合決定ステップは、発光期間割合決定手段104に入力されるパンニング判定手段102からのパンニング速度と、撮像倍率検出手段103からの撮像倍率データとを用いて、発光期間割合(発光デューティ)を算出する。パンニング動作の場合の動画速度(以後スクロール速度という)は、パンニング動作の角速度の大きさもさることながら、撮像倍率も大きく影響する。
図4は、撮像装置の望遠側と広角側におけるパンニング動作との関係を示す説明図である。図4では、撮像装置100と当該撮像装置100がもつ画角のイメージが扇形で示されている。図4(a)の望遠側は、画角h度のレンズ110がn度反時計回りに回転した場合を示す。図4(b)の広角側は、画角m度のレンズがn度反時計回りに回転した場合を示す。両方とも同じ単位時間でn度パンニングしたとすると、画面に映る動画の速度は広角側では1+n/m、望遠側では1+n/hとなる。例えば、撮像倍率に3倍の差がある場合にはmはhの3倍となるので、一例としてn=mで動かしたとすれば、その時には広角側は速度2、望遠側は速度4となり、表示画像は望遠側が広角側の倍のスクロール速度で動くことになる。
次に図5を参照して、動画のスクロール速度に対する動画ボケについて説明する。図5は、スクロール速度に対する動画ボケの度合いの関係を示す説明図である。
図5において、縦軸のTV本とはテレビジョン画面の水平解像度を表す単位であり、画面の垂直方向の高さに等しい水平幅の中に、白黒の線が何本まで見分けられるかを表す。これは、スクロール速度が小さい場合には100%の本数が見えていたものが、速度が大きくなるに従って動画ボケが起こり、100%の本数が解像できなくなることを表している。
図5の10〜60%は、表示装置の発光期間割合を示す。例えば、発光期間割合が60%の表示装置では、スクロール速度が0.5[screen/sec]の付近からTV本が減り始める。これは発光期間割合60%の表示装置がスクロール速度0.5[screen/sec]以上において動画ボケを生じることを示している。したがって、スクロール速度が速いパンニング動作などに対応する場合には、予め発光期間割合を小さくしておくことが考えられる。
ところが、発光期間割合を50%より小さくすると、表示画像によってはフリッカ現象が観測され、画質が劣化する。これは、発光期間割合の減少に伴って非発光期間の割合が増加していくため、画面が高速に点滅してしまうように見える現象である。
次に図6を参照して、フリッカ認知度と動画ボケの発光期間割合との関係について説明する。図6は、フリッカ認知度と動画ボケの発光期間割合との関係を示す説明図である。
図6において、実線c、fはフリッカ認知度(f)とあるスクロール速度での動画ボケ(c)の特性である。残りの点線の特性は、cと表示画像のスクロール速度が異なる場合の動画ボケ特性を示すものである。aからeに向かうに従ってスクロール速度が高くなっている。
ここで、フリッカ認知度fは所定の静止画像を発光期間割合を変化させて表示した際の官能評価アンケートの認知人数平均の割合から求めたもの、また動画ボケ量としては観測TV本の100%からの低下量を用いている。
例えばcの場合、発光期間割合が50%の場合にはフリッカ認知度はほとんど0(A’)であるが、動画ボケはAのレベルにあり、動画ボケが大きくなってしまう。発光期間割合が25%付近まで落ちた場合には動画ボケはほぼ0(B)になるが、フリッカ認知度がB’の位置まで上昇してしまう。
また、動画ボケの許容値を決めて(例えば図6のα)設定を行なうようにしてもよい。この場合、動画ボケはCとなりフリッカ認知度はC’の値となる。
なお、ここでフリッカ認知度fは、前述の通り静止画を表示させて評価した場合である。一般的には動画表示の場合は動画の速度に応じてフリッカ現象を感じにくくなる傾向にあるため、図6のfは最も敏感にフリッカ現象を感じる場合を示したものである。したがって、スクロール速度が増え、aからeの方向に動画ボケ特性が移った場合はそれに対するフリッカ認知度fも左側にシフトすると考えられる。
以上の特性を考えたうえで、発光期間割合はフリッカ認知度と動画ボケの値の両方の値のバランスによって決定するのがよい。このバランスは、撮像装置の目的等によって調整する。撮像素子の使用目的によっては、動画ボケに重点を置いたりフリッカ認知度に重点を置いたりするためである。
例えば、静止画中心のデジタルカメラ等では、動画ボケよりもフリッカ現象の抑制に重点を置く必要があるかもしれない。動画中心のデジタルビデオカムコーダ等では、多少のフリッカ現象は許容してでも動画ボケを抑え、スクロール動作時のピントの確認等に重点を置く設定をしてもよい。この設定は以下に説明するスクロール速度とその際設定する発光期間割合との関係で調整する。
次に図7を参照して、スクロール速度と発光期間割合の設定例について説明する。図7は、スクロール速度に対する発光期間割合の設定例を示す説明図である。
発光期間割合決定手段104の発光期間割合決定は、図7の設定を用いて行う。図7に示すように、検出スクロール速度が大きくなるに従って、発光期間割合が小さくなるように設定される。
検出スクロール速度をV1〜V4と比較して、その位置に応じてd1〜d4もしくは100%を設定するように演算される。上述のVやdのそれぞれの値は、予め前述の表示装置の使い方に応じて設定しておく。
図7の例では、4種類のポイント(V1〜V4)で切り替えるようになっているが、これらは4つである必要はなく、より多くのポイントを用意して、滑らかに変化させることも可能である。また、ポイント間を特定の演算により補完し算出することも可能である。
これらのポイント情報や補完情報は発光期間割合決定手段104に接続された記憶装置105に予め蓄積される。すなわち、発光期間割合決定ステップでは、記憶装置105に記憶された発光期間割合の算出に必要な撮像情報を読み取って発光期間割合を算出する。
また図8を参照して、スクロール速度と発光期間割合の他の設定例について説明する。本設定例では、図1の撮像装置100を用いて、図8に示す波形で発光期間割合を制御した。なお、表示装置107には、有機EL素子を用いたフラットパネル型ディスプレイを用いた。
図8は、スクロール速度に対する発光期間割合の設定例を示す説明図である。図8に示すように、V0を3[screen/sec]とし、d0を15%として、スクロール速度0〜V0の間は直線で減少させて駆動したところ、通常撮影におけるパンニング動作時には動画ボケが検知されなかった。図8の設定例の撮像装置100によれば、パンニング動作時において画質劣化のない切れのある映像表示が観察された。
発光期間割合決定手段104で決定された発光期間割合の信号は、次のパネル駆動手段106に出力される。
表示装置駆動ステップは、発光期間割合決定手段104で決定された発光期間割合を用いて、表示装置駆動手段106が表示装置107を駆動する。表示装置駆動手段106は、発光期間割合決定手段104から受け取った発光期間割合に応じて表示装置107の表示画素の発光の瞬時輝度を決定し、その瞬時輝度と受け取った発光期間割合を用いて次の表示装置107を駆動する。
表示装置駆動手段106は、発光期間割合が変動した場合でも、表示装置107の観た目の明るさが変わらないように、発光期間の瞬時輝度を調整して出力する。例えば、発光期間割合が半分になった場合は、表示画素の瞬時輝度を2倍にすることで表示装置107の見た目の明るさ(平均輝度)を一定にすることが可能となる。
表示装置駆動ステップにおいては、表示装置107の表示モードの設定が可能である。表示装置駆動手段106は、表示モード設定手段108によってライブビュー等のリアルタイムモニタのモードの際にのみ発光期間割合を変動させる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置100及びその画像表示方法によれば、パンニング動作時において、撮像装置100のパンニング動作時のパンニング速度と撮像倍率のデータから表示画素の発光期間割合を決定する。そのため、表示装置100の発光期間をリアルタイムで見積もって映像表示の制御ができる。したがって本実施形態の撮像装置100及びその画像表示方法は、パンニング動作時における動画ボケやフリッカ現象といった画質劣化を抑制し、映像入力から遅延することなく極めて高い同時性をもって、表示装置100に映像表示することが可能になる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。
100 撮像装置、101 角速度センサ、102 パンニング判定手段、103 撮像倍率検出手段、104 発光期間割合決定手段、105 記憶装置、106 表示装置駆動手段、107 表示装置、108 表示モード設定手段、109 撮像手段、201 オフセット除去部、202 絶対値取得部、203 リファレンス比較部、204 パンニング速度出力部
Claims (10)
- 撮像倍率を変更可能なレンズを備える撮像手段と、
前記撮像手段で撮像しようと狙った対象物を映像表示すると共に、表示画素の発光期間を調節可能な表示装置と、
前記撮像手段に備えられた撮像素子の動きを検出する角速度センサと、
前記角速度センサの出力によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を出力するパンニング判定手段と、
前記レンズの撮像倍率を検出する撮像倍率検出手段と、
前記パンニング速度と前記撮像倍率のデータを用いて、前記表示装置の表示画素の発光期間割合を決定する発光期間割合決定手段と、
前記発光期間割合決定手段で決定された前記発光期間割合を用いて、前記表示装置を駆動する表示装置駆動手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記パンニング判定手段は、
高周波成分を取り除いた回転方向波形からオフセットを差し引くオフセット除去部と、
前記オフセット除去部でオフセットを差し引いた回転方向波形を絶対値取得してプラス信号のみに変換する絶対値取得部と、
予め設定された閾値を基準としてパンニング動作を判定するリファレンス比較部と、
前記リファレンス比較部で前記パンニング動作と判定した場合は、前記絶対値取得部で取得したプラス信号をパンニング速度として出力するパンニング速度出力部と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記発光期間割合決定手段は、発光期間割合の決定に必要な撮像情報を記憶する記憶装置を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記表示装置駆動手段は、前記表示装置の表示モードを設定する表示モード設定手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記表示装置は自発光型発光素子を前記表示画素として用いることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記自発光型発光素子は有機EL素子であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 撮像手段と表示装置を備えた撮像装置の画像表示方法であって、
前記表示装置に、前記撮像手段で撮像しようと狙った対象物の映像を表示する撮像表示ステップと、
前記撮像手段に備えられた撮像素子の動き検出する角速度検出ステップと、
前記角速度検出ステップで検出された角速度によりパンニング動作か否かを判定し、パンニング速度を出力するパンニング判定ステップと、
前記撮像手段に備えられたレンズの撮像倍率を検出する撮像倍率検出ステップと、
前記パンニング速度と前記撮像倍率のデータを用いて、前記表示装置の表示画素の発光期間割合を算出する発光期間割合決定ステップと、
前記発光期間割合決定ステップによって決定された発光期間割合を用いて、前記表示装置を駆動する表示装置駆動ステップと、
を有することを特徴とする撮像装置の画像表示方法。 - 前記パンニング判定ステップは、
高周波成分を取り除いた回転方向波形からオフセットを差し引くステップと、
前記オフセットを差し引いた回転方向波形を絶対値取得してプラス信号のみに変換するステップと、
予め設定された閾値を基準としてパンニング動作を判定するステップと、
前記パンニング動作と判定した場合は、前記絶対値取得したプラス信号をパンニング速度として出力するステップと、
を有することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置の画像表示方法。 - 前記発光期間割合決定ステップは、記憶装置に記憶された発光期間割合の算出に必要な撮像情報を読み取って前記発光期間割合を算出することを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置の画像表示方法。
- 前記表示装置駆動ステップは、前記表示装置の表示モードの設定が可能であることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の撮像装置の画像表示方法。
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