JP2013257666A - 操作表示装置、画像処理装置 - Google Patents

操作表示装置、画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】使用者が操作を行った項目に関連する項目の設定値等の確認をスムーズに行うことができる操作表示装置および画像処理装置を提供する。
【解決手段】複数の階層で画面を表示する際に、ユーザから、ある項目に対する所定の操作を受け付けた場合、その所定の操作に関連する画面を、当該操作の対象となった画面よりも下の階層に表示する。所定の操作とは、たとえば、設定中の内容を確定し、画面遷移を行う操作や、設定済みの第1項目と禁則関係にある第2項目を設定する操作等である。
【選択図】図24

Description

本発明は、複数の画面を複数の階層に同時に表示可能な操作表示装置、画像処理装置に関する。
複数の画面を遷移して詳細な設定を行う印刷機等において、一の項目の設定中に以前に設定した他の項目の内容を確認したい場合がある。このとき、該他の項目のある画面にいちいち画面遷移したのでは操作性が良くない。そこで、画面遷移することなく、設定済みの内容を確認可能にする技術が提案されている。
例えば、設定済みの内容を、表示中の画面の特定領域に表示させる方法が考えられる。具体例をあげると、まず、図33の画面A1にて、「中折り」の釦を選択(設定)し、OK釦を押下する。次に、図33の画面A2に遷移し、ステープル「コーナー」の釦を選択(設定)し、OK釦を押下した後、図34の画面A3に遷移する。図34の画面A3では、画面A3で設定可能な内容の他にも、画面A3に遷移する前に設定された「中折り」の釦と、ステープルの位置「コーナー」の釦が画面の右端に表示されており、設定済みであることを確認することができる。ここでは、設定済みの釦はグレー表示される。
また、2D(Dimensions)のディスプレイで複数階層に画面を表示する技術として、上位の階層のウィンドウの表示画面を透過して、下位の階層のウィンドウの表示画面を確認しつつ、所望のウィンドウに対して操作を行うことのできる技術が提案されている(特許文献1参照)。
他にも、ツリー構造で項目のリストを表示していく階層型メニューにおいて、現在の階層に対してその上下に隣り合う階層(1つ上位の階層と、1つ下位の階層)を表示する際に、階層ごとに異なる透過度を設定して表示し、各階層の識別を容易にする技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開平9−62473号公報 特開2010−257290号公報 特開平10−223102号公報
設定済みの内容を表示中の画面の特定領域に表示させる方法では、図34の画面A3の例のように、設定済みの内容に対応する「中折り」の釦と、ステープルの位置「コーナー」の釦は表示されているが、それらを設定した画面にあったその他の釦(設定済みでない釦、すなわち、選択可能な他の選択肢)は表示されていないので、ユーザが確認したい情報が必ずしも表示されるわけではない。
また、特許文献1に記載の技術では、下位の階層のウィンドウに表示される画面は、ユーザ自らが表示させるよう指示した画面であるので、その表示指示の手間がかかってしまうという問題が残る。
特許文献2に記載の技術は、深い階層まで入って初めて設定内容が確定するような項目を設定する場合には、その設定過程において、現在の階層と、その1つ上位の階層と、1つ下位の階層が単に表示されるだけである。つまり複数の項目を設定する場合、以前に設定した項目が現在の画面に対して、上位、現在、下位、の3階層に含まれていない場合は、その項目を含む階層は表示されない。よって、ユーザが確認したい項目のある階層が必ず表示されるわけではない。
なお、特許文献3には、立体視映像(3D構造の映像)によって、複数階層の画面全てに対して操作を可能にするタッチレスキーの機器構成に関する技術が開示されているが、その際に各階層にどのような画面を表示させるのかについては記載されていない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、下位の階層に表示する画面を、ユーザの操作に合わせて自動的に決定して表示することのできる操作表示装置および画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]複数の階層に画面を表示する表示部と、
前記表示部に表示された画面に対する操作を受け付ける操作部と、
前記表示部の表示内容を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記表示部が表示している第1画面に対する所定の操作を前記操作部が受け付けた場合に、前記所定の操作に関連する第2画面を前記第1画面より下位の階層に表示させる
ことを特徴とする操作表示装置。
上記発明では、複数の階層に画面を表示可能な表示部を有し、ユーザから所定の操作を受け付けた場合に、その所定の操作に関連する画面を、当該操作を受け付けた画面の下位の階層に表示する。所定の操作に関連する画面を下位の階層に表示するタイミングは、たとえば、第1画面の表示されている階層に表示する画面を第1画面から他の画面に画面遷移させるときでもよいし、所定の操作を受けたときでもよい。
[2]前記表示部は、上位の階層の画面を透過して下位の階層の画面を視認可能に複数の画面を複数の階層に表示する
ことを特徴とする[1]に記載の操作表示装置。
上記発明では、上位の階層に表示された画面を透過して下位の階層に表示された画面を確認できるように画面を表示する。これにより、2次元の表示部に複数の画面を階層的に表示した場合でも、ユーザは複数の画面を同時に視認可能となる。
[3]前記表示部は、複数の階層の画面を3次元で表示する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の操作表示装置。
[4]前記所定の操作とは、設定済みの第1項目と禁則関係にある第2項目を設定する操作であって、
前記制御部は、前記第2項目を設定する操作を受け付けたら、前記第1項目を含む画面を、前記第2項目を含む前記第1画面より下位の階層に表示させる
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
上記発明では、既に設定された項目と禁則関係にある項目の設定操作を受けた場合に、その新たに設定された項目と禁則関係にある項目を含む画面を、当該新たに設定された項目のある画面の下位の階層に表示する。下位の階層に表示するタイミングは、第2項目の選択操作を受けたときでもよいし、第2項目の設定を確定する操作(たとえば、第2項目の選択操作を受けた後にOKキーの操作)を受けて画面遷移するときでもよい。これにより、ユーザは、以前に設定した項目のうち、どの項目が、当該新たに設定された項目と禁則関係にあるのかを速やかに確認することができる。
[5]前記所定の操作とは、設定中の内容を確定し、画面遷移を行う操作であって、
前記制御部は、前記操作部が前記所定の操作を受け付けたら、前記所定の操作を受け付けた画面を、遷移後の画面のある階層よりも下位の階層に表示させる
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
上記発明では、ユーザの操作によって所定の設定が確定し、画面遷移が行われた場合、その遷移前の画面(設定を確定した画面)を、遷移後の画面の下位の階層に表示する。たとえば、第1階層においてメニュー画面から1または複数回の画面遷移を行って印刷設定における用紙サイズや、仕上がりの種類、白黒/カラー等の設定を確定させたとき、第1階層に表示される画面をメニュー画面に遷移させると共に、その設定を行った画面が第2階層(第1階層の下位の階層)に表示される。これにより、ユーザは設定済みの項目を含む画面を確認しつつ、他の画面に対して操作を行うことができる。
[6]前記制御部は、設定中の内容を確定することなく画面遷移を行う操作を受け付けても、前記操作を受け付けた画面を、遷移後の画面のある階層よりも下位の階層に表示させない
ことを特徴とする[5]に記載の操作表示装置。
上記発明では、設定を確定することなく遷移を行った場合は、その遷移前の画面を下位の階層に表示させない。たとえば、複数の画面遷移を経て目的の項目のある設定画面に至る場合における途中の画面遷移やキャンセル操作を受けた場合の画面遷移などは、設定の確定による画面遷移に該当しない。
[7]前記所定の操作とは、前記第1画面と同一内容の画面を前記第2画面として指定する操作である
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
上記発明では、第1階層に表示中の画面を第2階層に表示するか否かをユーザの意思で決定することができる。指定を受けた時点で即座に第1階層に表示中の画面と同一画面を第2階層に表示してもよいし、指定を受けた後に第1階層にて画面遷移が生じるタイミングで第2階層にその指定された画面を表示するようにしてもよい。
[8]前記制御部は、前記操作部が所定の入れ替え操作を受け付けたら、一の階層に表示されている画面と他の一の階層に表示されている画面とを入れ替える
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
上記発明では、複数の階層に画面が表示されている場合に、それらの階層位置を入れ替えることができる。これにより、ユーザは、より注目したい画面を上位の階層に移動させたりすることができる。また、最上位の階層の画面で操作を受け付ける構成であっても、下位の階層の画面と入れ替えることで、その階層に表示されていた画面に対する操作が可能になる。
[9]画像処理部と、
前記画像処理部に行わせる処理内容の設定を受け付ける、[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の操作表示装置と
を備える
ことを特徴とする画像処理装置。
本発明に係る操作表示装置、画像処理装置によれば、ユーザから受けた操作に関連する画面が下位の階層に自動的に表示される。これにより、たとえば、既に設定した項目に関連する設定値等の確認をスムーズに行うことができる。
本発明の実施の形態に係る印刷システムを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 操作表示部の概略構成を示すブロック図である。 第1階層画面において、画面B1(メニュー画面)から画面B2(用紙選択画面)に遷移する様子を示す説明図である。 第1階層画面に表示された画面B3(用紙サイズ入力画面)にて数値を入力する様子を示す説明図である。 用紙サイズの設定が確定した後の、第1階層に表示された画面B1(メニュー画面)と、第2階層に表示された画面B3(用紙サイズ入力画面)を示す説明図である。 図6の状態を斜め上から見た場合の見え方を示す説明図である。 図6の状態を3次元表示部の面に垂直な方向(真上)から見た場合の見え方を示す説明図である。 態様例1における処理の流れを示す流れ図である。 第3階層まで画面が表示される場合に各階層に表示される画面を示す説明図である。 第1階層、第2階層、第3階層に画面が表示された状態で、3次元表示部の面に垂直な方向(真上)から見た場合の見え方を示す説明図である。 図11の場合に各階層に表示されている画面を示す説明図である。 「中折り」が既に設定されている状態で、第1階層に画面D3(仕上がり設定画面)のみが表示されている様子を示す説明図である。 禁則設定の発生により、第2階層に画面D2(紙折り設定画面)が出現した場合の様子を示す説明図である。 態様例2における処理の流れを示す説明図である。 第1階層画面において、画面D1(メニュー画面)から画面D2(紙折り設定画面)に遷移する様子を示す説明図である。 第1階層に表示された画面D2(紙折り設定画面)にて設定を確定する様子を示す説明図である。 「中折り」の設定が確定した後の、第1階層に表示された画面D1(メニュー画面)と、第2階層に表示された画面D2(紙折り設定画面)を示す説明図である。 第1階層に表示された画面D3(仕上がり設定画面(項目選択前))と、第2階層に表示された画面D2(紙折り設定画面)を示す説明図である。 第1階層に画面D3(仕上がり設定画面(項目選択後))が、第2階層に画面D2(紙折り設定画面)が表示されている際に、ステープル「コーナー」の設定を確定する様子を示す説明図である。 図20の状態を斜め上から見た場合の見え方を示す説明図である。 図20の状態を3次元表示部の面に垂直な方向(真上)から見た場合の見え方を示す説明図である。 第1階層に表示された画面D1(メニュー画面)と、第2階層に表示された画面D3(仕上がり設定画面(設定確定後))と、第3階層に表示された画面D2(紙折り設定画面(設定解除後))を示す説明図である。 図23の状態を、斜め上から見た場合の見え方を示す説明図である。 図23の状態を、3次元表示部の面に垂直な方向(真上)から見た場合の見え方を示す説明図である。 第1階層に表示された画面F2(アドレス帳)を示す説明図である。 第1階層と第2階層の両方に画面F2(アドレス帳)が表示されている様子を示す説明図である。 第1階層に表示された画面F1(宛先入力画面)と、第2階層に表示された画面F2(アドレス帳)を示す説明図である。 図28の状態を、斜め上から見た場合の見え方を示す説明図である。 図28の状態を、3次元表示部の面に垂直な方向(真上)から見た場合の見え方を示す説明図である。 態様例4の処理の流れを示す流れ図である。 態様例5の処理の流れを示す流れ図である。 画面A1、画面A2にて設定を行う様子を示す説明図である。 画面A1と画面A2で設定した内容を含む画面A3を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システム5を示している。印刷システム5は、本発明に係る操作表示装置としての機能を備えた画像処理装置10と、複数の外部端末50がLAN(Local Area Network)等のネットワークで接続されて構成されている。印刷システム5では、外部端末50から送信された印刷ジョブを受け付けた画像処理装置10が、その印刷ジョブを実行する。
画像処理装置10は、印刷ジョブを受け付けた際には、その印刷ジョブの実行を一時的に保留する。後にユーザからその印刷ジョブの実行に係る設定操作を受け付け、その印刷ジョブの実行に係る設定が確定され、印刷開始の操作を受けたら、その設定内容で当該印刷ジョブを実行するようになっている。
また、画像処理装置10は、自身に備えられた3次元表示部45(図3参照)に印刷や本体等の設定に係る各種の画面を表示して、ユーザから操作を受け付ける。3次元表示部45は、複数の画面を3次元の複数の階層に重ねて表示することが可能であり、その際には、上位の階層の画面を透過して下位の階層の画面の内容を視認可能に表示する。なお、ここでは、ユーザは、複数の画面のうち、最上位の階層(第1階層)の画面に対してのみ操作が可能であるとする。
画像処理装置10は、最上位の階層に表示中の画面に対する所定の操作を受け付けた際に、その操作に関連する画面を、最上位の階層の1つ下の階層(第2階層)に表示する機能を果たす。所定の操作とは、設定を確定させ、画面を遷移させる操作や、設定済みの項目と禁則関係にある項目を設定する操作等である。このように、所定の操作を受けると、この操作に関連する画面が第2階層に自動で表示されるので、ユーザは、第2階層に表示された関連ある画面を参照しながら最上位の階層の画面に対して操作を行うことができる。
図2は画像処理装置10の概略構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、当該画像処理装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、画像読取部14と、プリンタ部15と、画像処理部16と、不揮発メモリ17と、ハードディスク装置18と、ファクシミリ通信部19と、ネットワーク通信部20と、操作表示部21などが接続されて構成されている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、CPU11は、操作表示部21の表示内容を制御する制御部としての機能を果たす。
ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像処理装置10の各機能が実現される。また、ROM12には、前述の制御部としての一連の制御をCPU11が実行するためのプログラムが格納されている。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
画像読取部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部14は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
プリンタ部15は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
不揮発メモリ17は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。ハードディスク装置18は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、印刷データや画像データ、ジョブに係る情報や履歴などが保存される。
ファクシミリ通信部19は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部20は、LANなどのネットワークを通じて外部端末50やその他の外部装置との間でデータを通信する機能を果たす。
図3は、操作表示部21の概略構成を示している。操作表示部21は、3次元表示部45とタッチパネル部42と、スイッチ部43を備えて構成されている。
3次元表示部45は、表示面を透過してその向こう側を視認することができる有機EL(Electro Luminescence)シースルーディスプレイ等のディスプレイを、互いの間隔を少しあけて(たとえば3cm)複数枚重ねて構成される。そして、各階層のディスプレイに各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。複数の階層に同時に画面を表示する際には、ユーザは上位の階層の(上側の)ディスプレイに表示された画面を透過して下位の階層(下側の)のディスプレイに表示された画面を視認することができる。通常は、最上位の階層のディスプレイにのみ画面を表示するが、ユーザから所定の操作を受け付けた場合に、下位の階層に、その所定の操作に関連ある画面を表示する。
ここでは、3次元表示部45は3枚のディスプレイを重ねて構成されている。上から順に第1階層(第1階層ディスプレイ45a)、第2階層(第2階層ディスプレイ45b)、第3階層(第3階層ディスプレイ45c)とする。
スイッチ部43はスタートボタンなどの少数の機械的スイッチで構成される。タッチパネル部42は、タッチペンや指などが第1階層ディスプレイ45aの表示面上に触れたタッチ位置(座標位置)を検出する。CPU11は、継続的に検出されるタッチ位置の変化から、フリック操作やドラッグ操作などを認識する。フリック操作は、指などでディスプレイをタッチした後、その指を跳ねるように動作させる操作である。たとえば、CPU11はフリック操作における跳ねる動作の方向を検出し、その方向に画面をスクロール表示させる。
これより、第2階層に画面が自動で表示される場合(所定の操作を受け付けた場合)の動作を、態様例別に説明する。
<態様例1>
(設定が確定し、画面遷移が起こる場合)
態様例1では、上記の所定の操作を、設定が確定し、画面遷移を行うような操作とし、その操作が行われた際に、その操作を受け付けた画面を第2階層に表示し、遷移後の画面を第1階層に表示する。
具体例を挙げて説明する。図4に示す画面B1は、設定を開始する際の初期画面となるメニュー画面である。ユーザは項目釦71を押下することでその項目に関する設定を確定させたり、その項目の詳細を設定するための別画面に画面遷移させたりすることができる。またユーザは印刷開始釦70を押下することで、保留中の印刷ジョブの実行を開始させることができる。設定内容を変更しないで印刷ジョブの実行を開始させた場合は、デフォルトの設定で印刷ジョブが実行される。
第1階層に表示された画面B1(メニュー画面)にて用紙キー71Aが押下されると、その詳細を設定するための画面B2(用紙選択画面)に第1階層の表示が遷移する。画面B2は、用紙の種類の選択を受ける用紙選択画面である。画面B2(用紙選択画面)にて、不定形キー71Bが押下されると、図5に示す画面B3(用紙サイズ入力画面)に第1階層の表示が遷移する。
画面B3は、不定形の用紙サイズを数値で受け付ける画面である。画面B3においてユーザは用紙サイズを入力する。ユーザは、用紙の縦方向の長さ(Y)と横方向の長さ(X)の値を入力欄73、74に入力したら(図中では、用紙サイズとしてY=136mm、X=50mmの値を入力している。)、OKキー72を押下する。CPU11は、OKキー72が押下されたら、用紙サイズの設定を確定させて、第1階層の表示を画面B1(メニュー画面)に遷移させる。
図6は、用紙サイズの設定を確定させる操作を受けて第1階層の表示を画面B1(メニュー画面)に遷移させた際に第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。第1階層に画面B1(メニュー画面)が表示されると共に、用紙サイズの設定が確定したので、第2階層にその設定を確定させる操作を受けた画面B3(用紙サイズ入力画面)が表示される。
図7は、図6に示す2つの画面が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bに3次元表示されている状態を斜め上から見た様子を示している。図8は、図6の2つの画面が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bに表示されている状態を第1階層ディスプレイ45aの真上から見た様子を示している。ユーザは、第2階層に表示されている画面の内容を確認しつつ、第1階層の画面への操作を行うことができる。すなわち、直前に設定を確定させた操作画面の内容を第2階層で確認しつつ、その確定によって遷移した画面に対する操作を第1階層にて行うことができる。
図9は、態様例1における処理の流れを示している。まず、第1階層に表示されている画面に対する操作をユーザから受ける(ステップS101)。この操作によって設定が確定されるか否かを調べ、設定が確定される場合は(ステップS102;Yes)、カレント画面(操作を受けた時点で第1階層に表示していた画面)を第2階層に表示し(ステップS104)、第1階層にはステップS101で受けた操作に従って遷移した後の画面を表示し(ステップS105)、ステップS101に戻って処理を継続する。
ステップS101で受けた操作の内容が、設定を確定するものではない場合は(ステップS102;No)、その操作がジョブの実行を開始させる操作か否かを調べる(ステップS103)。ジョブの実行を開始させる操作ならば(ステップS103;Yes)、ジョブを実行し(ステップS106)、本処理を終了する。ジョブの実行を開始させる操作でない場合は(ステップS103;No)、ステップS101で受けた操作の内容に従って第1階層の画面を変更表示し(ステップS105)、ステップS101に戻って処理を継続する。この場合、第1階層に表示する画面を別の画面に遷移させる(たとえば、図4の画面B2で不定形釦71Bの操作を受けた場合)、あるいは、同一画面にて表示内容を変更する(たとえば、図5の画面B3で入力欄73、74に対して数値入力を受けた場合)といった表示の変更が行われる。
なお、ジョブの実行が完了したら、下位の階層の画面の表示を中止し、設定をデフォルトにする。ジョブが実行された場合は、このジョブの実行に係る設定内容を設定履歴として保存する。設定履歴の保存では、ジョブ開始の操作を受けた際に3次元表示部45の各階層に表示されていた画面を再現可能な情報が保存される。設定履歴を読み出して、設定内容を再現させる際には、ジョブ開始の操作を受けた際に3次元表示部45の各階層に表示されていた画面をその状態で再現する。
ステップS104にて、第2階層に既に画面の表示が行われていた場合は、その時点で第2階層に表示されていた画面を1つ下の階層に表示させ、カレント画面を第2階層に表示させる。図10は、図9の処理において、複数の設定(ここでは2つとする)が順次確定した場合に、各階層に表示される画面を示している。複数の設定が確定している場合は、最新の確定した設定を受け付けた画面82が第2階層に表示され、最新の確定した設定の1つ前に確定した設定を受け付けた画面83が第3階層に表示される。最新の確定した設定を受けた画面82からこの確定によって遷移した後の画面81が第1階層に表示される。
また、第2階層、第3階層に表示されている画面を、第1階層に表示させたいときは、第1階層の画面内で上下方向のフリック操作を行い、カレント画面を下位の階層に表示されている画面と入れ替える。所定の入れ替え釦を第1階層の画面に設置し、入れ替え釦が押下されたらカレント画面を下位の階層に表示されている画面と入れ替えるようにしてもよい。カレント画面を、下位の階層に表示されている画面と入れ替える際には、第2階層以下の階層に表示されている画面を1つ繰り上げた階層に表示し、カレント画面は最下層の階層に表示する。つまり、図10のように第3階層まで画面を表示中の場合は、第2階層に表示されていた画面が第1階層に表示され(カレント画面になる)、第3階層に表示されていた画面が第2階層に表示され、第1階層に表示されていた画面が第3階層に表示される。
なお、入れ替えた画面では、設定済みの内容を変更することができる。入れ替えた画面で設定中の内容を変更し、その内容で設定を確定した場合は、新たに下位の階層に画面を出現させることなく、入れ替え前の配置で各階層に画面を表示する。たとえば、図6の状態で第1階層の画面と第2階層の画面を入れ替え、用紙サイズを再度入力し、設定を確定した場合は、その設定を確定した画面B3が第2階層に移動し、第2階層で表示していた画面B1が第1階層に移動する。
本発明の実施の形態では、複数階層に画面を表示する場合、各階層の画面の識別を容易にする為に、各階層を異なる透過度で表示している。
たとえば、図11は、図12に示す3つの画面(画面C1、画面C2、画面C3、)が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bと第3階層ディスプレイ45cに表示されている状態を第1階層ディスプレイ45aの真上から見た様子を示している。ここでは、画面C1は透明度80%、画面C2は透明度60%、画面C3は透明度0%で表示されており、各階層の画面を容易に識別することができる。なお、図12は、画面C1、画面C2、画面C3を平面的に並置して示している。
<態様例2>
(禁則設定が発生する場合)
態様例2では、上記の所定の操作を、設定済みの第1項目と禁則関係にある第2項目を設定する操作とし、その操作が行われた際に、第1項目を含む画面を第2階層に表示させる。ここでは、同時に設定している状態ではジョブの実行が不可能な項目の関係を禁則関係と呼ぶ。たとえば、項目Aと項目Bの両方を設定している状態では、ジョブの実行が不可能な場合、その項目Aと項目Bは禁則関係である。なお、禁則関係となる項目が同時に設定されている状態を禁則設定と呼ぶ。
具体例を挙げて説明する。図13に示す画面D3は、仕上がり(ステープルの有無および箇所や、穴あけの有無)の設定を受け付ける画面である。ここでは、画面D3(仕上がり設定画面)に遷移してくる以前に、他の画面(図14の画面D2)で「中折り」を設定済みである。また、態様例2では、設定が確定して画面を遷移しても、その設定を確定した画面は第2階層に表示されない。
ステープルコーナーキー71Cが押下されたら、既に設定されている「中折り」とステープル「コーナー」は禁則関係なので、第2階層に「中折り」を設定した画面である画面D2(紙折り設定画面)を出現させる。画面D2(紙折り設定画面)は、紙折りの有無、およびその折り方等の設定を受け付ける画面である。
図14は、第2階層に画面D2(紙折り設定画面)を表示させた際に、第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。この時、第1階層の画面D3(仕上がり設定画面)の上部に禁則設定が発生した旨の通知が表示される。ここでは、CPU11は「中折り」とステープル「コーナー」のいずれか一方の設定が解除されるまでは(禁則設定が発生している最中は)、OKキー72が押下されても設定を確定しない。
図15は、態様例2における処理の流れを示している。まず、第1階層に表示されている画面に対する操作をユーザから受ける(ステップS201)。この操作によって、新たに禁則設定が発生した場合(ステップS202;Yes)、ステップS201の操作により設定された項目と禁則関係にある項目を含む画面を第2階層に表示し(ステップS204)、ステップS201に戻り処理を継続する。
新たな禁則設定が発生しなければ(ステップS202;No)、その操作がジョブの実行を開始させる操作か否かを調べる(ステップS203)。ジョブの実行を開始させる操作ならば(ステップS203;Yes)、ジョブを実行し(ステップS205)、本処理を終了する。
ジョブの実行を開始させる操作でなければ(ステップS203;No)、ステップS201に戻って処理を継続する。
なお、禁則設定の発生により第2階層に出現した画面は、禁則設定が解除されても、ジョブの実行が完了するか、ユーザの指示によってその表示を消去されるまで、継続して表示される。ここでも、態様例1と同様に、ジョブの実行が完了したら、下位の階層の画面の表示を中止し、設定をデフォルトにする。
ステップS201の操作によって設定された項目と禁則関係にある項目を含む画面が複数ある場合は、第2階層だけではなく第3階層も使用してそれらの画面を表示する。
<態様例3>
(態様例1+態様例2の場合)
態様例1と態様例2の組み合わせである態様例3では、設定を確定し、画面を遷移する操作を受けた場合と、設定済みの第1項目と禁則関係にある第2項目を設定する操作を受けた場合に、下位の階層にその操作に関連する画面を出現させる。
ここでは、禁則設定が発生することなく設定が確定され、画面を遷移した場合には、その遷移前の画面が第2階層に表示される。また、設定済みである第1項目と禁則関係である第2項目の設定が確定され、画面を遷移した場合には、第1階層に遷移後の画面が表示され、第2階層に´第2項目を含む画面が表示され、第3階層に第1項目を含む画面が表示される。なお、この際に、第1項目の設定は自動的に解除される。
具体例を挙げて説明する。図16に示す画面D1(メニュー画面)は、図4に示す画面B1と同様に、設定を開始する際の初期画面となるメニュー画面である。第1階層に表示された画面D1(メニュー画面)にて、紙折りキー71Dが押下されると、その項目の詳細を設定するための画面D2(紙折り設定画面)に第1階層の表示が遷移する。画面D2は、態様例2の時と同じく、紙折りの有無、およびその折り方等の設定を受け付ける画面である。
次にユーザは画面D2(紙折り設定画面)にて中折りキー71Eを押下したら、OKキー72を押下する。図17は、中折りが設定された状態の画面D2を示している。CPU11は、OKキー72が押下されたら、中折りの設定を確定させて、第1階層の表示を画面D1(メニュー画面)に遷移させる。
図18は、中折りの設定を確定させる操作を受けて第1階層の表示を画面D1(メニュー画面)に遷移させた際に、第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。第1階層に画面D1(メニュー画面)が表示されると共に、中折りの設定が確定したので、第2階層にその設定を確定させる操作を受けた画面D2(紙折り設定画面)が表示される。
その後、画面D1(メニュー画面)にて仕上がりキー71Fが押下されると、その詳細を設定するための画面D3(仕上がり設定画面)に第1階層の表示が遷移する。この画面D3は態様例2で説明した画面と同じく、仕上がりの設定を受け付ける画面である。図19は、第1階層の表示を画面D3(仕上がり設定画面)に遷移させた際に、第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。第2階層では画面D2の表示が維持される。
次にユーザは画面D3(仕上がり設定画面)にてステープルコーナーキー71Cを押下したら、OKキー72を押下する。CPU11は、OKキー72が押下されたら、ステープル「コーナー」の設定を確定させて、第1階層の表示を画面D1(メニュー画面)に遷移させる。ここでは、ステープル「コーナー」と「中折り」は態様例2の時と同じく禁則関係とする。
図20には、ステープルコーナーキー71Cが押下された後であって、OKキー72が押下される前の状態で、第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。ここでは、ステープル「コーナー」の設定が確定される前なので、第2階層の画面D2(紙折り設定画面)の「中折り」も設定されている状態である。
図21は、図20に示す2つの画面が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bに3次元表示されている状態を斜め上から見た様子を示している。図22は、図20の2つの画面が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bに表示されている状態を第1階層ディスプレイ45aの真上から見た様子を示している。ここでは、まだ画面D3(仕上がり設定画面)にてステープル「コーナー」の設定が確定される前なので、「中折り」も設定されている状態である。
図23は、ステープル「コーナー」の設定を確定させる操作を受けて第1階層の表示を画面D1(メニュー画面)に遷移させた際に、第1階層、第2階層および第3階層に表示される画面を平面的に並置して示している。第1階層に画面D1(メニュー画面)が表示されると共に、第2階層には、ステープル「コーナー」の設定(最新の設定)を確定した画面D3(仕上がり設定画面)が表示される。第3階層には、ステープル「コーナー」の設定が確定する前に、第2階層に表示されていた画面D2(紙折り設定画面)が表示されている。
また、画面D2(紙折り設定画面)の「中折り」は、新たに設定されたステープル「コーナー」と禁則関係である為、自動的に設定を解除されている。このように、新規に第1項目の設定を確定した際に、その第1項目が、設定済みである第2項目と禁則関係にある場合、後から設定した項目の設定(第1項目の設定)が優先され、以前に設定した項目の設定(第2項目の設定)は解除される。
図24は、図23に示す3つの画面が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bと第3階層ディスプレイ45cに3次元表示されている状態を斜め上から見た様子を示している。図25は、図23の3つの画面が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bと第3階層ディスプレイ45cに表示されている状態を第1階層ディスプレイ45aの真上から見た様子を示している。ここでは、ステープル「コーナー」の設定が確定し、ステープル「コーナー」と禁則関係である「中折り」が、自動的に解除された状態である。
<態様例4>
(ユーザが手動で、第2階層に残す画面を選択する場合)
態様例4では、ユーザから第1階層の画面と同一内容の画面を第2階層に表示させる操作(画面保持操作とする)を受け付けたら、その画面保持操作が行われた画面と同一の画面を第2階層に表示する。ここでは第1階層の画面内での左右方向へのフリック操作を画面保持操作とする。
具体例を挙げて説明する。図26に示す画面F2は、アドレス帳を表示する画面である。ユーザは、第1階層に表示されている画面F2内で左右方向へのフリック操作(画面保持操作)を行う。CPU11は、第1階層の画面内で左右方向へのフリック操作を受け付けたら、第1階層の画面(ここでは画面F2)と同一内容の画面を第2階層に表示させる。
図27は、画面保持操作を受けて、第2階層に第1階層の画面と同一内容の画面を表示された際に第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。第1階層に画面F2が表示されると共に、第2階層にも画面F2が表示される。
その後、第1階層の画面F2にて戻るキー71Gが押下されると、第1階層の表示が画面F1(宛先入力画面)に遷移する。画面F1は、アドレスの入力を受け付ける画面である。
図28は、戻るキー71Gを押下され、第1階層の表示を画面F1(宛先入力画面)に遷移させた際に第1階層および第2階層に表示される画面を平面的に並置して示している。第2階層には、画面F2(アドレス帳)が視認可能に表示されているので、ユーザは、第1階層に表示されている画面F1(宛先入力画面)にて、第2階層の画面F2を参照しつつ、アドレスの入力を行うことができる。
図29は、図28に示す2つの画面F1、F2が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bに3次元表示されている状態を斜め上から見た様子を示している。図30は、図28の2つの画面F1、F2が3次元表示部45の第1階層ディスプレイ45aと第2階層ディスプレイ45bに表示されている状態を第1階層ディスプレイ45aの真上から見た様子を示している。
図31は、態様例4の処理の流れを示す。まず、第1階層に表示されている画面に対する操作をユーザから受ける(ステップS301)。この操作が、カレント画面と同一内容の画面を第2階層に表示させる操作であれば(ステップS302;Yes)、カレント画面と同一内容の画面を第2階層に表示し(ステップS304)、第1階層にはステップS301で受けた操作に従って画面(ここではステップS301の操作前と同一の画面)を表示し(ステップS305)、ステップS301に戻って処理を継続する。
ステップS301で受けた操作が、カレント画面と同一内容の画面を第2階層に表示させる操作でなければ(ステップS302;No)、その操作がジョブの実行を開始させる操作か否かを調べる(ステップS303)。
ジョブの実行を開始させる操作ならば(ステップS303;Yes)、ジョブを実行し(ステップS306)、本処理を終了する。ジョブの実行を開始させる操作でない場合は(ステップS303;No)、ステップS301で受けた操作の内容に従って第1階層の画面を変更表示し(たとえば、アドレスの入力を受けて入力欄に入力内容を表示したり、第1階層の表示を他の画面に遷移させる。)(ステップS305)、ステップS301に戻って処理を継続する。
ここでも、S304にて、第2階層に既に画面が表示されている場合は、その時点で第2階層に表示されている画面を1階層繰り下げた第3階層に表示し、第2階層にカレント画面と同一内容の画面を表示する。また、ジョブの実行が完了したら、下位の階層の画面の表示を中止する。
なお、以下のような態様例があってもよい。
<態様例5>
(ユーザの操作、設定に合わせて関連する画面が自動で現れる場合)
ここでは、ユーザが印刷設定や、アドレス入力等の設定操作を行っている際に、その操作を行うに当たり、ユーザにとって有益と思われる画面を自動で第2階層に表示する。
たとえば、3次元表示部45に、第1階層に画面F1(宛先入力画面)(図28参照)のみが表示されている際に、ユーザが宛先の入力欄75を押下し、アドレスの入力を開始する。CPU11は、宛先の入力欄75が押下されたら、その操作に関連する画面として、第2階層に画面F2(アドレス帳)を表示する。ここでは、ユーザは、第1階層に表示されている画面F1(宛先入力画面)にて、第2階層の画面を参照しつつ、アドレスの入力を行うことができる。
関連する画面は操作のパターンごとに、ハードディスク装置18に予め登録されている。なお、ユーザはこの登録内容を変更することができる。
図32は、態様例5の処理の流れを示す。まず、第1階層に表示されている画面に対する操作をユーザから受ける(ステップS401)。この操作に関連する画面があるか否かを調べ、関連する画面が有る場合は(ステップS402;Yes)、その画面を第2階層に表示し(ステップS404)、第1階層にはステップS401で受けた操作に従って第1階層の画面を変更表示し(ステップS405)、ステップS401に戻って処理を継続する。
ステップS401で受けた操作に関連する画面が無ければ(ステップS402;No)、その操作がジョブの実行を開始させる操作か否かを調べる(ステップS403)。
ジョブの実行を開始させる操作ならば(ステップS403;Yes)、ジョブを実行し(ステップS406)、本処理を終了する。ジョブの実行を開始させる操作でない場合は(ステップS403;No)、ステップS401で受けた操作の内容に従って第1階層の画面を変更表示し(ステップS405)、ステップS401に戻って処理を継続する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
態様例3のように、本発明の実施の形態における態様例は組み合わせて使用してもよい、ただし整合性のとれる範囲内で行う。たとえば、態様例1と態様例3の組み合わせは可能である。
本発明の実施の形態では、下位の階層に画面を表示させる場合、下位の階層に表示する画面の中の最新の画面を第2階層に表示していたが、予め画面ごとに優先度を設定しておき、優先度の高い画面を第2階層(優先度2番目は第3階層、3番目は第4階層)に表示してもよい。
本発明の実施の形態では、ジョブの実行が完了した際に下位の階層の画面表示を自動的に消去(リセット)していたが、ユーザからの消去操作を受けて消去するようにしてもよい。たとえば、ユーザが、上下方向のフリック操作によって消去したい下位層の画面を第1階層まで移動させた後、この第1階層の画面に対してピンチアウト等の消去操作を行うと、該画面が消去されるように構成する。これにより、ユーザは所望する画面の表示を消去することができる。他にも、たとえば、第1階層の画面上に、下位層消去釦を配置し、この下位層消去釦が押下されると、第2階層以下の全ての階層の表示を消去するように構成してもよい。
本発明の実施の形態では、画像処理装置10を例に説明したが、本発明の操作表示装置は別の形態であってもよい。CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発メモリ17と、ネットワーク通信部20と、操作表示部21とを備えた操作表示装置単体であってもよい。
本発明の実施の形態では、階層は第3階層までであったが、階層の数はこれに限らない。2階層以上であればよい。
本発明の実施の形態では、第1階層に表示されている画面にのみ操作が可能であったが、全ての階層の画面に対して操作が可能な形態であってもよい。その場合、操作を行った画面のある階層よりも下位の階層にその操作に関連する画面を出現させればよい。
本発明の実施の形態では、複数枚のディスプレイを互いの間隔を少しあけて重ねて構成された3次元表示部45に画面を3次元の階層構造で表示していたが、2次元の表示装置の表示面に、複数の画面が階層的に重なっているように表示してもよい。
実施の形態では、態様例4において(図27参照)、第1階層の画面への画面保持操作を受け付けた直後に下位の階層にその画面を表示させていたが、第1階層の画面への画面保持操作を受け付けた後に画面を遷移させた際に、下位の階層にその画面保持操作を受けた画面を表示させるようにしてもよい。
実施の形態では、態様例2において、禁則関係にある第1項目と第2項目は異なる画面に配置されていたが(図14参照)、第1項目と第2項目が同一画面に配置されていてもよい。同一画面に配置されている第1項目と第2項目との禁則設定が発生した場合、第1項目と第2項目を含む画面を第1階層と第2階層の両方の階層に表示してもよい。
画面に表示されている項目への操作は、タッチ装置に限定されず、たとえば、第1階層の画面上にカーソルを表示し、カーソルの位置をマウスなどのポインティングデバイスで釦の上に移動させてクリック操作を受けることでその釦に対する操作を受けるようにしてもよい。
本実施の形態では、ディスプレイに画面を表示させていたが、立体視映像(3D構造の映像)等によって、3次元で複数の階層に画面を表示してもよい。
本実施の形態では、ユーザは、第1階層に表示されている画面に対してのみ操作が可能であったが、第2階層や、第3階層に表示されている画面に対して直接操作を行うことができる構成であってもよい。
画面の入れ替えは、第1階層と、第3階層とを入れ替えるのみ(第2階層はそのまま)というように、2つの画面を直接入れ替えるものであってもよい。
5…印刷システム
10…画像処理装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…画像読取部
15…プリンタ部
16…画像処理部
17…不揮発メモリ
18…ハードディスク装置
19…ファクシミリ通信部
20…ネットワーク通信部
21…操作表示部
42…タッチパネル部
43…スイッチ部
45…3次元表示部
45a…第1階層ディスプレイ
45b…第2階層ディスプレイ
45c…第3階層ディスプレイ
50…外部端末
70…印刷開始釦
71…項目釦
71A…用紙キー
71B…不定形キー
71C…コーナーキー
71D…紙折りキー
71E…中折りキー
71F…仕上がりキー
71G…戻るキー
72…OKキー
73…入力欄(X値)
74…入力欄(Y値)
75…宛先の入力欄
81…遷移した後の画面
82…最新の確定した設定を受け付けた画面
83…最新の確定した設定の1つ前に確定した設定を受け付けた画面

Claims (9)

  1. 複数の階層に画面を表示する表示部と、
    前記表示部に表示された画面に対する操作を受け付ける操作部と、
    前記表示部の表示内容を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記表示部が表示している第1画面に対する所定の操作を前記操作部が受け付けた場合に、前記所定の操作に関連する第2画面を前記第1画面より下位の階層に表示させる
    ことを特徴とする操作表示装置。
  2. 前記表示部は、上位の階層の画面を透過して下位の階層の画面を視認可能に複数の画面を複数の階層に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作表示装置。
  3. 前記表示部は、複数の階層の画面を3次元で表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の操作表示装置。
  4. 前記所定の操作とは、設定済みの第1項目と禁則関係にある第2項目を設定する操作であって、
    前記制御部は、前記第2項目を設定する操作を受け付けたら、前記第1項目を含む画面を、前記第2項目を含む前記第1画面より下位の階層に表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  5. 前記所定の操作とは、設定中の内容を確定し、画面遷移を行う操作であって、
    前記制御部は、前記操作部が前記所定の操作を受け付けたら、前記所定の操作を受け付けた画面を、遷移後の画面のある階層よりも下位の階層に表示させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  6. 前記制御部は、設定中の内容を確定することなく画面遷移を行う操作を受け付けても、前記操作を受け付けた画面を、遷移後の画面のある階層よりも下位の階層に表示させない
    ことを特徴とする請求項5に記載の操作表示装置。
  7. 前記所定の操作とは、前記第1画面と同一内容の画面を前記第2画面として指定する操作である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  8. 前記制御部は、前記操作部が所定の入れ替え操作を受け付けたら、一の階層に表示されている画面と他の一の階層に表示されている画面とを入れ替える
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  9. 画像処理部と、
    前記画像処理部に行わせる処理内容の設定を受け付ける、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の操作表示装置と
    を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
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