JP2013257197A - 印刷物検査装置の性能評価シート - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物検査装置の機種差および個体差によらずに印刷物検査装置の性能を定量的に評価することができる印刷物検査装置の性能評価シートを提供すること。
【解決手段】本発明に係る印刷物検査装置の性能評価シート31は、印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置20の性能の評価又は校正を定量的に行うために片面又は両面に絵柄又は文字が印刷にされた印刷物検査装置の性能評価シートである。本発明に係る印刷物検査装置の性能評価シート31は、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域511を有する基準部51と、基準部511に対応するように配置され、前記第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域521と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域522とを有する異常部52と、を具備している。
【選択図】図8

Description

本発明は、印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置の検査性能を評価又は校正するための印刷物検査装置の性能評価シートに関する。
印刷物を製造する際、印刷の方式は、活版、スクリーン、オフセット又はグラビアなどが存在する。また、印刷物の搬送方式により、枚葉、輪転という種類の印刷機がある。印刷原反としては、紙だけでなく、樹脂フィルム、蒸着フィルム、金属箔、及びこれらをラミネートした複合材などがある。ここでは、例としてグラビア輪転の印刷機を挙げる。
グラビア輪転の印刷機では、ウェブ状の原反を搬送して、印刷を施していく。この印刷の過程で、欠陥が発生することがある。この欠陥を検出し、印刷物の良不良を判定するために印刷物検査装置が用いられる。
印刷物検査装置は、欠陥が発生した際に、即座に良不良を判定できるように、印刷機に取り付けて使用することが多い。その理由は、印刷物検査装置を印刷機による印刷工程の中に組み込むことで、全体の工程数を減らし、効率よく生産するためである。印刷物検査装置が有するラインセンサカメラ等の撮像手段を印刷機に設置して、印刷物の絵柄又は文字を撮像し、その画像データに基づいて検査を行っている。
たとえば、印刷版データ又はその前の原稿データと、印刷物をスキャナで読み取ることにより得られる傷や汚れの付着のない適正な検査データとを比較することで、品質検査をする方法が公知である(特許文献1参照)。
このように、印刷物を検査する方法は存在するが、以下の問題がある。印刷物は、各々の製品毎に異なった品質条件が存在する。よって、印刷物検査装置は、どの範囲を欠陥にするべきかを決める指標及び検査水準を、検査すべき印刷物に対し、毎回設定する必要がある。
検査水準は高くするほど厳密な検査、低くするほど曖昧な検査を行う指標である。検査水準を適切に設定することは難しい。以下にその理由を示す。検査水準を過度に低くすると、検出すべき欠陥を見逃す。また、検査水準を過度に高くすると、許容できる欠陥をも検出し、良不良判定が正確でなくなってしまうからである。よって、検査水準を見極めるために、検査装置の欠陥検出性能を定量的に評価することが重要である。
従来は、毎回基準となるサンプルの印刷物を作成し、前記サンプルを検査することにより評価を行っていた。経験則で試行錯誤により検査水準の調整を行っているため、印刷物検査装置の校正に手間と時間がかかることや、正しく校正できていない可能性があるといった問題がある。
このように毎回サンプルを作成しているために、欠陥検出性能評価の基準となるものが存在せず、印刷物検査装置が持っている最大限の検出性能又は印刷物検査装置の検出パラメータの変化による状況に応じた検出性能を定量的に把握できていない。
特開2007−152700号公報
本発明の目的は、印刷物検査装置の機種差および個体差によらずに印刷物検査装置の性能を定量的に評価することができる印刷物検査装置の性能評価シートを提供することにある。
請求項1の発明に係る印刷物検査装置の性能評価シートは、印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置の性能の評価又は校正を定量的に行うために片面又は両面に絵柄又は文字が印刷にされた印刷物検査装置の性能評価シートであって、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域を有する基準部と、前記基準部に対応するように配置され、前記第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域とを有する異常部と、を具備することを特徴とする。
請求項2の発明に係る印刷物検査装置の性能評価シートは、印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置の性能の評価又は校正を定量的に行うために片面又は両面に絵柄又は文字が印刷にされた印刷物検査装置の性能評価シートであって、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域を有する複数の基準部と、前記基準部に対応するように配置され、前記第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域とを有する複数の異常部と、を具備することを特徴とする。
請求項3の発明に係る印刷物検査装置の性能評価シートは、請求項1及び請求項2のいずれかに記載の発明において、前記欠陥印刷領域が、印刷工程におけるインキの飛び跳ね、抜け、ムラ、付着物又は傷を表示する擬似的な欠陥を施されたものであることを特徴とする。
請求項4の発明に係る印刷物検査装置の性能評価シートは、材質が紙、樹脂フィルム、蒸着フィルム、金属箔、及びこれらをラミネートした複合材であることを特徴とする。
請求項5の発明に係る印刷物検査装置の性能評価シートは、RGB(赤緑青)、CMYK(藍紅黄黒)に塗り分けられた基準部と、対応する異常部の擬似欠陥部が各々同系色であることを特徴とする。
請求項6の発明に係る印刷物検査装置の性能評価シートは、RGB(赤緑青)、CMYK(藍紅黄黒)に塗り分けられた基準部と、対応する異常部の擬似欠陥部が各々異なる色であることを特徴とする。
本発明によれば、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域を有する基準部と、前記基準部に対応するように配置され、前記第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域とを有する異常部と、を具備するため、印刷物検査装置の機種差および個体差によらずに印刷物検査装置の性能を定量的に評価することができる。
このため、本発明によれば、別々の印刷物検査装置においても、ある印刷物に対する検査水準を一定として検査することが可能となり、かつ、印刷物検査装置の設置誤差や性能劣化の校正が可能となる。
また、本発明によれば、性能評価シートを版により作成することで、長期間にわたって定量的な指標とすることが可能となる。これは、評価基準となる性能評価シートの柄が作成された版胴があれば、その版胴を印刷機に取り付け印刷することで、何度でも同一の性能評価シートが作成でき、また、版に彫刻するデータを保存しておけば、版胴も何度でも同一のものが作成できるからである。
本発明の実施の形態1に係る性能評価シートによる検査性能を評価又は校正する印刷機及び印刷物検査装置を示す概略図である。 印刷機の版胴と版胴周長との関係を説明するための図である。 印刷機のグラビア印刷の一般的なウェブ状印刷物の柄の連続性を示す図である。 通常の印刷物の柄の構成の1例を示す図である。 図4の通常の印刷物を印刷する場合における印刷機の版胴と版胴周長との関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る性能評価シートの柄の1例を示す図である。 図6に示す本発明の実施の形態1に係る性能評価シートを印刷する場合における版胴と版胴周長との関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る性能評価シートの他の例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る性能評価シートのさらに他の例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る性能評価シートを用いた印刷物検査装置の欠陥検出の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る性能評価シートを用いた性能評価の一例を示すグラフである。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る性能評価シートによる検査性能を評価又は校正する印刷機及び印刷物検査装置を示す概略図である。以下の実施の形態1は、本発明の適用物又はその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、印刷機10は、原反取り付けローラ11と、版胴12と、2つの搬送ローラ13、14と、原反巻き取りローラ15と、を具備している。印刷物検査装置20は、照明手段21と、撮像手段22と、制御・画像処理手段23と、を具備している。
原反取り付けローラ11には、原反30が巻き付けられている。版胴12は、原反取り付けローラ11から繰り出される原反30に絵柄、文字、擬似的な欠陥を印刷して、性能評価シート31を作成するものである。版胴12、搬送ローラ13、14及び原反巻き取りローラ15が所定方向へ所定速度で回転されることで性能評価シート31が搬送される。搬送ローラ13,14は、性能評価シート31を案内し、かつ、搬送する。原反巻き取りローラ15は、性能評価シート31を巻き取る。
2つの搬送ローラ13、14の間には、照明手段21及び撮像手段22が配置されている。照明手段21は、性能評価シート31の片面又は両面に光を照射する、すなわち、表面、裏面又は両面に光を照射する。撮像手段22は、性能評価シート31の搬送速度と同期を取って性能評価シート31の表面を撮影して画像データを生成する。撮像手段22が性能評価シート31の搬送速度と同期を取って撮像を行う理由は、性能評価シート31の搬送速度変動時においてもその影響を受けない撮像を行うためである。制御・画像処理手段23は、撮像手段22に接続されている。制御・画像処理手段23は、撮像手段22からの画像データを用いて性能評価シート31の擬似的な欠陥を検出して判定する。
図2は、印刷機の版胴と版胴周長との関係を説明するための図である。図3は、印刷機のグラビア印刷の一般的なウェブ状印刷物の柄の連続性を示す図である。グラビア印刷において、ウェブ状印刷物40は版胴12によって作成される。彫刻された版胴の溝にインキが乗せられ、インキを原反に転写されていき、版胴12の周長ごとに連続してウェブ状印刷物40に柄が作成されていく。
この連続性を利用し、印刷物検査装置は、通常、撮像手段により撮影された検査画像を、版胴12の周長単位に切り分け、基準画像と前記検査画像とを比較し、その差分をとることで、欠陥を検出していく。基準画像の違いにより検査方式は、絶対基準方式と相対基準方式の二つに分類できる。絶対基準方式とは、予め撮像された画像、若しくは予め用意した画像データ一つを、常に基準画像として、全ての検査画像と比較していく方式である。また、相対基準方式とは、現検査画像より前に撮影された画像を、基準画像として、検査画像と比較していく方式である。この方式では、毎回、基準画像と検査画像が変化していく。本発明の実施の形態1においては、印刷機10は、相対基準方式にて検査を行う。なぜなら、相対基準方式にすることで、搬送の蛇行や対象物の伸縮による撮像画像のずれを軽減できるからである。
図4は、通常の印刷物50の柄の構成の1例を示す図である。図5は、図4の通常の印刷物50を印刷する場合における印刷機の版胴51と版胴周長との関係を説明するための図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31の柄の1例を示す図である。図7は、図6に示す本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31を印刷する場合における版胴12と版胴周長との関係を説明するための図である。
本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31は、印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置20の性能の評価又は校正を定量的に行うために片面又は両面に絵柄又は文字が印刷にされた印刷物検査装置20の性能評価シート31である。本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31は、性能を確認する印刷物検査装置20が設置されている印刷機10で生産される印刷物と同等の製造条件で作成することが望ましい。但し、作成される印刷物が同等であれば、どの様な印刷機及び製造条件を用いても構わない。又、本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31は、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域を有する基準部311と、基準部311に対応するように配置され、第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域とを有する異常部312と、を具備する。
前述したように、相対基準方式の欠陥検査は、撮像手段22により撮影された画像を、版胴周長単位に切り分け、前に撮影された画像を元にして、次々と順に撮影された画像と比較し、その差分をとることで、欠陥を検出していくという方法をとることが多い。なぜなら、検査装置側の撮像データと、原稿データの差異は大きい可能性が高く、この差異を許容する補正等を実施すると検出力が下がるためである。また、版の一周期によって印刷された部分は、欠陥がない限り、同一の画像であるため、今回は、版胴を搬送方向に等分割して、基準部311、異常部312と並べている。これにより、基準部311の撮像結果と異常部312の撮像結果から差分を取り擬似的な欠陥画像320を抽出することが可能となる。なお、図6は、版胴12を二等分割した例だが、異常部312の前に少なくと
も一つの基準部311があれば、版胴12を三等分以上に分割してもよい。
図8は、本発明の実施の形態1に係る性能評価シートの他の例を示す図である。本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31は、基準部51と、異常部52と、を具備している。基準部51は、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域511を有している。具体的には、基準部511は、実際に製品として考えられる絵柄、バーコード及び文字が印刷されている。異常部52は、基準部51に対応するように配置され、第1の基準領域511を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域521と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域522とを有している。
本発明の実施の形態1に係る性能評価シートの異常部の欠陥印刷領域522は、印刷工程におけるインキの飛び跳ね、抜け、ムラ、付着物又は傷を表示する擬似的な欠陥を施されたものである。
印刷工程における欠陥には、インキの飛び跳ね、抜け、ムラ又は付着物や傷などがある。これらを模倣し、かつ、定量的に検査機の性能を量れるように、高さ、幅、形状、向き、及び濃度が決まっている擬似的な欠陥が、様々なサイズ別に欠陥印刷領域522に施されている。本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31の基準部51と異常部52とは、搬送方向順に並べられている。
図9は、本発明の実施の形態1に係る性能評価シートのさらに他の例を示す図である。図9に示すように、本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31は、複数の基準部61、62、63、64と、複数の異常部65、66、67、68と、を具備している。複数の基準部61、62、63、64は、性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された複数の第1の基準領域611、621、631、641を有する。複数の異常部65、66、67、68は、基準部61、62、63、64に対応するように配置されている。複数の異常部65、66、67、68は、第1の基準領域611、621、631、641を同じ絵柄又は文字が印刷された複数の第2の基準領域651、661、671、681と、擬似的な欠陥を施された複数の欠陥印刷領域652、662、672、682と、を有する。
本発明の実施の形態1に係る性能評価シート31は、図9に示す例においては、印刷物の搬送方向と直交する方向に並べられている複数の基準部61、62、63、64及び異常部65、66、67、68を具備している。基準部61、62、63、64と異常部65、66、67、68とは、印刷物の搬送方向において対応するように形成されている。
基準部61、62、63、64には、ベースの色及び柄の色の違うものを様々な組み合わせで配置することで、さまざまな複数の検証が同時に行うことが可能となる。例として、基準部61、62、63、64には、ベースの色に、色の三原色である藍(シアン)、紅(マゼンタ)、黄(イエロー)に加え、墨(ブラック)の場合、光の三原色である赤(レッド)、緑(グリーン)、青(ブルー)に加え、白(ホワイト)などを施すことができる。異常部65、66、67、68は、基準部61、62、63、64と同様の配色のものを搬送方向の後ろ側に縦に並ぶように配置し、擬似的な欠陥を加えたものとする。なお、今回の例では、異常部65、66、67、68には、ベース色が藍(シアン)、紅(マゼンタ)、黄(イエロー)及び墨(ブラック)であるように施している。なお、擬似的な欠陥を検出できれば、色及び配置はどのようなものでも構わない。
図10は、本発明の施の形態1に係る性能評価シートを用いた印刷物検査装置20の欠陥検出の動作を説明するためのフローチャートである。今回は、ウェブ状の原反30を印刷機20に取り付け、それを印刷しつつ、欠陥検出を行う方法が示されている。なお、枚葉機のように、適度な寸法に断裁された素材に対し印刷する場合、又は、巻き替え機のように、予め印刷しておいた性能評価シート31を用いて検査する場合でも欠陥検出は可能である。
枚葉機においては、前述してきた輪転機の場合と異なり、印刷対象が断裁されているが、その断裁された素材に印刷が施されたものを性能評価シート31とすることで、輪転機と同様に評価を行うことができる。巻き替え機とは、原反の巻きの強さ、歪みを整えたり、一つの原反を複数の原反に分けたりする際に使用する機械のことである。この巻き替え機に印刷物検査機20を取り付けることで、性能評価シート31を印刷しつつ検査するのではなく、予め印刷した性能評価シート31を用いて、印刷機10以外においても印刷物検査装置の性能を評価することができる。
次に、本発明の実施の形態1に係る性能評価シートを用いて印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置の性能の評価又は校正の動作を説明する。
ステップS1において、原反12が印刷機10の原反取り付けローラ11に設置され、かつ、版胴12には図9に示すような柄が作成され版が設置される。次に、ステップS2において、版胴12により、原反30に版の柄(図9の柄)が印刷され、性能評価シート31が作成される。
次に、S3において、性能評価シート31が撮像手段22により撮像される。次に、ステップS4において、性能評価シート31の基準部の画像データと、異常部の画像データが抽出される。次に、ステップS5において、制御・画像処理手段23により基準部の画像データと異常部の画像データの差分を取ることで、性能評価シート31の異常部の擬似的な欠陥が検出される。この欠陥検出が性能評価シート31の全体に対して実行されると、印刷物検査装置20の欠陥検出過程は終了する(ステップS6)。
擬似的な欠陥をどのサイズ及び濃度のものまで抽出できたかにより、印刷物検査装置20の性能を評価することが可能となる。同様の方法で、他の印刷物検査装置においても、性能を性能評価シートにて評価することで、それぞれの印刷物検査装置の性能比較を定量的に行うことも可能である。図11は、本発明の実施の形態1に係る性能評価シートを用いた性能評価の一例を示すグラフである。検査機A及びBにおいて、性能評価で検出した欠陥でサイズ別に最も濃度の薄い欠陥を点で結んだ結果である。このグラフにおいて、最も検出力がある場合は傾き0となる。よって、傾きが小さい程検出力があると言える。この例では、検査機Bの方が性能が良い。
以上のことから、本発明の実施の形態1においては、別々の印刷物検査装置においても、ある印刷物に対する検査水準を一定として検査することが可能となる。さらに、本発明の実施の形態1においては、印刷物検査装置の設置誤差や性能劣化の校正が可能となる。
10 印刷機
11 反取り付けローラ
12 版胴
13、14 搬送ローラ
15 原反巻き取りローラ
20 印刷物検査装置
21 照明手段
22 撮像手段
23 制御・画像処理手段
30 原反
31 性能評価シート
311、51、61、62、63、64 基準部
312、52、65、66、67,68 異常部
511、611、621、631、641 第1の基準領域
521、651、661、671、681 第2の基準領域
522、652、662、672、682 欠陥印刷領域

Claims (6)

  1. 印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置の性能の評価又は校正を定量的に行うために片面又は両面に絵柄又は文字が印刷にされた印刷物検査装置の性能評価シートであって、
    性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域を有する基準部と、
    前記基準部に対応するように配置され、前記第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域とを有する異常部と、
    を具備することを特徴とする印刷物検査装置の性能評価シート。
  2. 印刷物の欠陥を検査する印刷物検査装置の性能の評価又は校正を定量的に行うために片面又は両面に絵柄又は文字が印刷にされた印刷物検査装置の性能評価シートであって、
    性能評価の基準となる絵柄又は文字が印刷された第1の基準領域を有する複数の基準部と、
    前記基準部に対応するように配置され、前記第1の基準領域を同じ絵柄又は文字が印刷された第2の基準領域と擬似的な欠陥を施された欠陥印刷領域とを有する複数の異常部と、
    を具備することを特徴とする印刷物検査装置の性能評価シート。
  3. 前記欠陥印刷領域は、印刷工程におけるインキの飛び跳ね、抜け、ムラ、付着物又は傷を表示する擬似的な欠陥を施されたものであることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の印刷物検査装置の性能評価シート。
  4. 材質が紙、樹脂フィルム、蒸着フィルム、金属箔、及びこれらをラミネートした複合材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷物検査装置の性能評価シート。
  5. RGB(赤緑青)、CMYK(藍紅黄黒)に塗り分けられた基準部と、
    対応する異常部の欠陥が各々同系色であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷物検査装置の性能評価シート。
  6. RGB(赤緑青)、CMYK(藍紅黄黒)に塗り分けられた基準部と、
    対応する異常部の欠陥が各々異なる色であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷物検査装置の性能評価シート。
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