JP2013252748A - 車両姿勢制御装置 - Google Patents

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秀司 木村
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Abstract

【課題】車両の姿勢を制御するタイミングを適切にして、車両の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両の姿勢を制御することが可能な車両姿勢制御装置を提供する。
【解決手段】車両姿勢制御装置70は、運転者の駆動操作に基づいて加速し、また、運転者の制動操作に基づいて減速する車両1の姿勢を制御する。車両姿勢制御装置70は、運転者の駆動操作および制動操作の少なくとも一方の操作量に基づいて目標横すべり角を算出し、車両1の横すべり角を算出した目標横すべり角に近づけるように車両1の姿勢を制御する制御部80を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、運転者の駆動操作に基づいて加速し、また、運転者の制動操作に基づいて減速する車両の姿勢を制御する車両姿勢制御装置に関する。
特許文献1の旋回挙動制御装置は、車輪速に基づいて車速を算出し、操舵角に応じて目標ヨーレートを算出し、車速および目標ヨーレートに応じて目標横すべり角を算出し、目標横すべり角、目標ヨーレートに応じて前輪および後輪の目標転舵角を算出し、目標転舵角に実際の転舵角が一致するように転舵機構を駆動制御する。
特開2010−179841号公報
車速に基づいて目標横すべり角を算出する場合、車速の変化を検出した後に車両の姿勢の制御を開始するため、車両の姿勢を制御するタイミングが遅れてしまい、車両が加速および減速を短時間で行う場合には、適切なタイミングで車両の姿勢が制御されず、車両の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両の姿勢を制御することが難しい。
本発明は、上記課題を解決するため、車両状態の検出の遅れによる影響を極力少なくし、車両の姿勢を制御するタイミングを適切にして、車両の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両の姿勢を制御することが可能な車両姿勢制御装置を提供することを目的とする。
(1)第1の手段は、請求項1に記載の発明すなわち、運転者の駆動操作に基づいて加速し、また、運転者の制動操作に基づいて減速する車両の姿勢を制御する車両姿勢制御装置において、前記運転者の駆動操作および制動操作の少なくとも一方の操作量に基づいて目標横すべり角を算出し、前記車両の横すべり角を前記目標横すべり角に近づけるように前記車両の姿勢を制御する制御部を備えることを要旨とする。
上記車両姿勢制御装置においては、制御部が、車両が加速するための運転者の駆動操作および車両が減速するための運転者の制動操作の少なくとも一方の操作量に基づいて目標横すべり角を算出する。このため、車速の変化を検出せずに目標横すべり角を決定することができ、車両の姿勢を制御するタイミングを適切にして、車両の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両の姿勢を制御することが可能になる。
(2)第2の手段は、請求項2に記載の発明すなわち、請求項1に記載の車両姿勢制御装置において、前記運転者の駆動操作が行われたとき、前記制御部は、前記運転者の駆動操作の操作量に基づいて前記目標横すべり角を算出することを要旨とする。
上記車両姿勢制御装置においては、運転者の駆動操作が行われたとき、制御部は、運転者の駆動操作の操作量に基づいて目標横すべり角を算出するため、車両が加速するときに、車速の変化を検出せずに目標横すべり角を決定することができる。
(3)第3の手段は、請求項3に記載の発明すなわち、請求項1または2に記載の車両姿勢制御装置において、前記運転者の制動操作が行われたとき、前記制御部は、前記運転者の制動操作の操作量に基づいて前記目標横すべり角を算出することを要旨とする。
上記車両姿勢制御装置においては、運転者の制動操作が行われたとき、制御部は、運転者の制動操作の操作量に基づいて目標横すべり角を算出するため、車両が減速するときに、車速の変化を検出せずに目標横すべり角を決定することができる。
(4)第4の手段は、請求項4に記載の発明すなわち、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置において、前記制御部は、前記運転者の駆動操作の操作量と、前記運転者の操舵の操作量とに基づいて前記目標横すべり角を算出することを要旨とする。
運転者のステアリング操作の操作量、すなわち操舵の操作量は、車両のヨーレートと関連する。車速が変化しない場合に、操舵の操作量が大きくなると車両のヨーレートは大きくなり、操舵の操作量が小さくなると車両のヨーレートは小さくなる。上記車両姿勢制御装置においては、制御部は、運転者の駆動操作の操作量と、運転者の操舵の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出するため、車両のヨーレートに応じる目標横すべり角を算出することができる。
(5)第5の手段は、請求項5に記載の発明すなわち、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置において、前記制御部は、前記運転者の制動操作の操作量と、前記運転者の操舵の操作量とに基づいて前記目標横すべり角を算出することを要旨とする。
上述のごとく、運転者のステアリング操作の操作量、すなわち操舵の操作量は、車両のヨーレートと関連する。上記車両姿勢制御装置においては、制御部は、運転者の制動操作の操作量と、運転者の操舵の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出するため、車両のヨーレートに応じる目標横すべり角を算出することができる。
(6)第6の手段は、請求項6に記載の発明すなわち、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置において、前記駆動操作の操作量は、アクセルペダルの操作量およびスロットルの開度の少なくとも1つであることを要旨とする。
上記車両姿勢制御装置においては、アクセルペダルが踏み込まれたとき、またはスロットルが開くときに、アクセルペダルの踏み込み量の変化またはスロットルが開く度合いの変化に応じて、目標横すべり角を算出することができる。
(7)第7の手段は、請求項7に記載の発明すなわち、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置において、前記制御部は、前記車両の変速機構において設定されている変速比と、前記運転者の駆動操作の操作量とに基づいて前記目標横すべり角を算出することを要旨とする。
変速機構は、車両のエンジンの回転速度を変化させることなく、車輪の回転速度を変化させる。すなわち、変速機構は、エンジンの回転速度に対する車輪の回転速度に相当する変速比を変化させる。変速比は車速と関連する。上記車両姿勢制御装置においては、制御部は、変速機構において設定されている変速比と、運転者の駆動操作の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出するため、変速比に基づかずに目標横すべり角を算出する場合と比較して、より車速に応じる目標横すべり角を算出することができる。
(8)第8の手段は、請求項8に記載の発明すなわち、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置において、前記制動操作の操作量は、ブレーキペダルの操作量、ブレーキペダルに作用する踏力、およびパーキングブレーキの操作量の少なくとも1つであることを要旨とする。
上記車両姿勢制御装置においては、ブレーキペダルが踏み込まれたとき、ブレーキペダルを踏み込む力が変化したとき、またはパーキングブレーキを使用するときに、ブレーキペダルの踏み込み量の変化、ブレーキペダルを踏み込む力の変化、またはパーキングブレーキの操作の度合いの変化に応じて、目標横すべり角を算出することができる。
本発明は、車両の姿勢を制御するタイミングを早めて、車両の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両の姿勢を制御することが可能な車両姿勢制御装置を提供する。
本発明の実施形態の車両姿勢制御装置について、同車両姿勢制御装置を備える車両の全体構造を模式的に示す構成図。 実施形態の車両姿勢制御装置について、駆動操作または制動操作の操作量および操舵の操作量と、前輪制御量および後輪制御量との関係を示すグラフ。 実施形態の車両姿勢制御装置により実行される車両姿勢制御処理について、その手順を示すフローチャート。
図1に示されるように、車両1は、車体2、エンジン30、変速機構41、駆動機構42、制動機構43、操舵機構44、左前輪51、右前輪52、左後輪53、右後輪54、エンジン制御装置6、および車両姿勢制御装置70を有する。車両1は、運転者の駆動操作に基づいて加速し、また、運転者の制動操作に基づいて減速する。
エンジン30は、燃焼室31、ピストン32、コネクティングロッド33、クランクシャフト34、およびスロットル35を有する。燃料および空気は、燃焼室31に流入して、燃焼室31において爆発する。ピストン32は、燃焼室31の一部を形成する。ピストン32は、燃焼室31における爆発により往復運動を行う。コネクティングロッド33は、ピストン32およびクランクシャフト34に接続される。コネクティングロッド33は、ピストン32の往復運動をクランクシャフト34の回転運動に変換する。クランクシャフト34の回転、すなわちエンジン30の回転は、前輪51,52および後輪53,54に伝達される。スロットル35は、燃焼室31に流入する空気の流量を制御する。
変速機構41は、変速比を変化させることにより、エンジン30の回転速度を変化させることなく、前輪51,52および後輪53,54の回転速度を変化させる。変速比は、エンジン30の所定の回転速度に対する、前輪51,52および後輪53,54の回転速度に相当する。変速機構41は、車両1の運転者によるシフトレバー(不図示)の操作、または車速およびエンジン30の回転速度に基づいて、変速比を設定する。
駆動機構42は、エンジン30の回転速度を上げることにより、車両1を加速させる。駆動機構42は、アクセルペダル42Aを有する。また、駆動機構42は、スロットル35を含む。アクセルペダル42Aとスロットル35はエンジン制御装置6を介して電気的に互いに接続されている。車両1の運転者によるアクセルペダル42Aの操作に応じて、スロットル35の開度が変化する。スロットル35の開度が大きくなることにより、燃焼室31に流入する空気の流量が増えて、エンジン30の回転速度が上がる。したがって、アクセルペダル42Aの操作量に応じて車両1が加速する。
制動機構43は、前輪51,52および後輪53,54の回転を抑えることにより、車両1を減速させる。制動機構43は、ブレーキペダル43Aを有する。また、制動機構43は、機械式ブレーキ43Bを含む。ブレーキペダル43Aと機械式ブレーキ43Bは油圧系を介して互いに接続される。機械式ブレーキ43Bは、前輪51,52および後輪53,54とともに回転するブレーキローター(不図示)と、ブレーキローターに接触可能なブレーキキャリパー(不図示)とを有する。機械式ブレーキ43Bは、ブレーキローターの運動エネルギーを、ブレーキローターとブレーキキャリパーとの摩擦による熱エネルギーに変換することにより、前輪51,52および後輪53,54の回転を抑える。車両1の運転者によるブレーキペダル43Aの操作に応じて、機械式ブレーキ43Bのブレーキローターに対してブレーキキャリパーが押さえ付けられる力が変化する。したがって、ブレーキペダル43Aの操作量に応じて車両1が減速する。
操舵機構44は、前輪51,52の向き、すなわち前輪51,52の舵角を変化させる。操舵機構44は、ステアリングホイール44Aおよびステアリングギア44Bを有する。ステアリングホイール44Aと各前輪51,52は、ステアリングギア44Bを介して互いに接続される。車両1の運転者によるステアリングホイール44Aの操作に応じて、ステアリングギア44Bは前輪51,52の舵角を変化させる。運転者のステアリング操作の操作量、すなわち操舵の操作量は、車両1のヨーレートと関連する。車速が変化しない場合に、操舵の操作量が大きくなると車両1のヨーレートは大きくなり、操舵の操作量が小さくなると車両1のヨーレートは小さくなる。
左前輪51は、車体2の左前側部位に配置される。右前輪52は、車体2の右前側部位に配置される。各前輪51,52は、前軸5Fを回転の中心軸として回転可能に配置される。左後輪53は、車体2の左後側部位に配置される。右後輪54は、車体2の右後側部位に配置される。各後輪53,54は、後軸5Rを回転の中心軸として回転可能に配置される。
エンジン制御装置6は、アクセルペダル42Aの操作量に基づいて、スロットル35の開度を制御するとともに、燃焼室31への燃料噴射を制御する。エンジン制御装置6は、アクセルペダル42Aの操作量であるアクセルペダル42Aの踏み込み量を検出して、アクセルペダル42Aの踏み込み量に基づいてスロットル35の開度を制御する。
車両姿勢制御装置70は、演算装置71、記憶部72、前輪制御装置73、および後輪制御装置74を有する。演算装置71、前輪制御装置73、および後輪制御装置74は、制御部80を構成する。演算装置71は、目標横すべり角を決定する目標横すべり角決定部を構成し、前輪制御装置73および後輪制御装置74は、車両1の姿勢を制御する姿勢制御部を構成する。
演算装置71は、ECU(Electronic Control Unit)により構成される集積回路を有する。演算装置71は、記憶部72に記憶されているプログラムに基づいて車両姿勢制御処理を実行する。車両姿勢制御処理において、演算装置71は、目標横すべり角を算出し、また、目標横すべり角に対応する前輪制御量および後輪制御量を算出する。本実施形態における演算装置71は、目標横すべり角の角度を直接算出することなく、前輪制御量および後輪制御量を算出することにより目標横すべり角を算出する。
記憶部72は、情報を記憶する不揮発性のメモリにより構成される。記憶部72は、演算装置71が実行するプログラムと、プログラムに用いる情報として、駆動操作または制動操作の操作量および操舵の操作量と、前輪制御量および後輪制御量との対応を示すテーブルを予め記憶している。
前輪制御装置73は、アクティブステアリング装置により構成される。前輪制御装置73は、ステアリングホイール44Aの操舵角から独立して前輪51,52の舵角を制御することが可能である。前輪制御装置73は、演算装置71で算出された前輪制御量に基づいて前輪51,52を制御することにより、車両1の姿勢を制御する。前輪制御装置73は操舵角センサ73Aを内蔵する。操舵角センサ73Aは、ステアリングホイール44Aの操作量、すなわちステアリングホイール44Aの操舵角を検出する。
後輪制御装置74は、左右駆動力配分装置により構成される。後輪制御装置74は、後輪53,54の駆動力の配分比率を制御する。すなわち、後輪制御装置74は、駆動輪である後輪53,54について、左後輪53の駆動力と右後輪54の駆動力の比率を制御する。後輪制御装置74は、演算装置71で算出された後輪制御量に基づいて後輪53,54を制御することにより、車両1の姿勢を制御する。
図2は、駆動操作または制動操作の操作量および操舵の操作量と、前輪制御量および後輪制御量との対応を示すテーブルの一例を示すグラフである。駆動操作または制動操作の操作量が大きくなると、演算装置71で算出される前輪制御量および後輪制御量も大きくなる。また、操舵の操作量が大きくなると、演算装置71で算出される前輪制御量および後輪制御量も大きくなる。
図3を参照して、車両姿勢制御装置70の車両姿勢制御処理について説明する。
ステップS1では、演算装置71が、アクセルペダル42Aまたはブレーキペダル43Aの踏み込み量を検出することにより、車両1の運転者による駆動操作または制動操作の操作量を検出する。
ステップS2では、演算装置71が、操舵角センサ73Aの出力に基づいてステアリングホイール44Aの操舵角を検出することにより、車両1の運転者による操舵の操作量を検出する。
ステップS3では、演算装置71が、ステップS1で検出された駆動操作または制動操作の操作量と、ステップS2で検出された操舵の操作量とに基づいて、目標横すべり角を算出する。
ステップS4では、前輪制御装置73および後輪制御装置74の少なくとも一方が、車両1の横すべり角をステップS3で算出された目標横すべり角に近づけるように、車両1の姿勢を制御する。
車両姿勢制御装置70の動作について説明する。
運転者は車両1を加速させるときにアクセルペダル42Aを踏み込む、すなわち駆動操作を行う。このとき、演算装置71は、アクセルペダル42Aの踏み込み量に基づいて目標横すべり角を算出する。
また、運転者は車両1を減速させるときにブレーキペダル43Aを踏み込む、すなわち制動操作を行う。このとき、演算装置71は、ブレーキペダル43Aの踏み込み量に基づいて目標横すべり角を算出する。
そして、前輪制御装置73は、目標横すべり角に応じた前輪制御量に基づいて、前輪51,52を制御する。後輪制御装置74は、目標横すべり角に応じた後輪制御量に基づいて、後輪53,54を制御する。
本実施形態の車両姿勢制御装置70は以下の効果を奏する。
(1)車両姿勢制御装置70は、運転者の駆動操作および制動操作の少なくとも一方の操作量に基づいて目標横すべり角を算出し、車両1の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両1の姿勢を制御する制御部80を備える。このため、車速の変化を検出せずに目標横すべり角を決定することができ、車両1の姿勢を制御するタイミングを適切にして、車両1の横すべり角を目標横すべり角に近づけるように車両1の姿勢を制御することが可能になる。
(2)運転者の駆動操作が行われたとき、制御部80は、運転者の駆動操作の操作量に基づいて目標横すべり角を算出する。このため、車両1が加速するときに、車速の変化を検出せずに目標横すべり角を決定することができる。
(3)運転者の制動操作が行われたとき、制御部80は、運転者の制動操作の操作量に基づいて目標横すべり角を算出する。このため、車両1が減速するときに、車速の変化を検出せずに目標横すべり角を決定することができる。
(4)制御部80は、運転者の駆動操作の操作量と、運転者の操舵の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出する。このため、車両1のヨーレートに応じる目標横すべり角を算出することができる。
(5)制御部80は、運転者の制動操作の操作量と、運転者の操舵の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出する。このため、車両1のヨーレートに応じる目標横すべり角を算出することができる。
(6)駆動操作の操作量は、アクセルペダル42Aの操作量である。よって、アクセルペダル42Aが踏み込まれたときに、アクセルペダル42Aの踏み込み量の変化に応じて、目標横すべり角を算出することができる。
(7)制動操作の操作量は、ブレーキペダル43Aの操作量である。よって、ブレーキペダル43Aを踏み込まれたときに、ブレーキペダル43Aの踏み込み量の変化に応じて、目標横すべり角を算出することができる。
本発明は、上記実施形態以外の実施形態を含む。以下、本発明のその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・実施形態の車両姿勢制御装置70においては、後輪制御装置74は左右駆動力配分装置により構成される。一方、変形例の車両姿勢制御装置においては、後輪制御装置は独立駆動装置により構成される。また、他の変形例の車両姿勢制御装置においては、後輪制御装置は後輪53,54の舵角を制御可能な後輪ステアリング装置により構成される。すなわち、後輪制御装置は、後輪53,54の駆動力の比率を制御する駆動力配分装置に限定されない。
・実施形態の車両姿勢制御装置70においては、前輪制御装置73はアクティブステアリング装置により構成される。一方、変形例の車両姿勢制御装置においては、前輪制御装置は独立駆動装置または左右駆動力配分装置により構成される。すなわち、前輪制御装置は、前輪51,52の舵角を制御する差動機構装置またはステアバイワイヤ装置等のアクティブステアリング装置に限定されない。
・実施形態の車両姿勢制御装置70においては、駆動操作の操作量は、アクセルペダル42Aの操作量である。一方、変形例の車両姿勢制御装置においては、駆動操作の操作量は、スロットル35の開度である。このような構成においては、スロットル35が開くときに、スロットル35が開く度合いの変化に応じて、目標横すべり角を算出することができる。
・実施形態の車両姿勢制御装置70においては、制動操作の操作量は、ブレーキペダル43Aの操作量である。一方、変形例の車両姿勢制御装置においては、制動操作の操作量は、ブレーキペダル43Aに作用する踏力である。また、他の変形例の車両姿勢制御装置においては、制動操作の操作量は、パーキングブレーキ(不図示)の操作量である。このような構成においては、ブレーキペダル43Aを踏み込む力が変化したとき、またはパーキングブレーキを使用するときに、ブレーキペダル43Aを踏み込む力の変化、またはパーキングブレーキの操作の度合いの変化に応じて、目標横すべり角を算出することができる。
・実施形態の車両姿勢制御装置70においては、運転者の駆動操作の操作量と、運転者の操舵の操作量とに基づいて目標横すべり角が算出される。一方、変形例の車両姿勢制御装置においては、制御部80が、車両1の変速機構41において設定されている変速比と、運転者の駆動操作または制動操作の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出する。また、他の変形例の車両姿勢制御装置においては、制御部80が、車両1の変速機構41において設定されている変速比と、運転者の駆動操作または制動操作の操作量と、運転者の操舵の操作量とに基づいて目標横すべり角を算出する。このような構成によれば、変速比に基づかずに目標横すべり角を算出する場合と比較して、より車速に応じる目標横すべり角を算出することができる。
・実施形態の車両姿勢制御装置70においては、運転者の操舵の操作量に基づいて目標横すべり角が算出される。一方、変形例の車両姿勢制御装置においては、運転者の駆動操作または制動操作の操作量のみに基づいて目標横すべり角が算出される。すなわち、例えば、操舵されていないときに車両姿勢制御処理が実行されることにより、操舵の操作量に基づかずに目標横すべり角を算出することができる。
1…車両、2…車体、30…エンジン、35…スロットル、41…変速機構、42…駆動機構、42A…アクセルペダル、43…制動機構、43A…ブレーキペダル、43B…機械式ブレーキ、44…操舵機構、44A…ステアリングホイール、51…左前輪、52…右前輪、53…左後輪、54…右後輪、70…車両姿勢制御装置、71…演算装置、72…記憶部、73…前輪制御装置、73A…操舵角センサ、74…後輪制御装置、80…制御部。

Claims (8)

  1. 運転者の駆動操作に基づいて加速し、また、運転者の制動操作に基づいて減速する車両の姿勢を制御する車両姿勢制御装置において、
    前記運転者の駆動操作および制動操作の少なくとも一方の操作量に基づいて目標横すべり角を算出し、前記車両の横すべり角を前記目標横すべり角に近づけるように前記車両の姿勢を制御する制御部
    を備える車両姿勢制御装置。
  2. 前記運転者の駆動操作が行われたとき、前記制御部は、前記運転者の駆動操作の操作量に基づいて前記目標横すべり角を算出する
    請求項1に記載の車両姿勢制御装置。
  3. 前記運転者の制動操作が行われたとき、前記制御部は、前記運転者の制動操作の操作量に基づいて前記目標横すべり角を算出する
    請求項1または2に記載の車両姿勢制御装置。
  4. 前記制御部は、前記運転者の駆動操作の操作量と、前記運転者の操舵の操作量とに基づいて前記目標横すべり角を算出する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置。
  5. 前記制御部は、前記運転者の制動操作の操作量と、前記運転者の操舵の操作量とに基づいて前記目標横すべり角を算出する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置。
  6. 前記駆動操作の操作量は、アクセルペダルの操作量およびスロットルの開度の少なくとも1つである
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置。
  7. 前記制御部は、前記車両の変速機構において設定されている変速比と、前記運転者の駆動操作の操作量とに基づいて前記目標横すべり角を算出する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置。
  8. 前記制動操作の操作量は、ブレーキペダルの操作量、ブレーキペダルに作用する踏力、およびパーキングブレーキの操作量の少なくとも1つである
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両姿勢制御装置。
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