JP2013249926A - ヒンジ装置および携帯端末装置 - Google Patents

ヒンジ装置および携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013249926A
JP2013249926A JP2012126466A JP2012126466A JP2013249926A JP 2013249926 A JP2013249926 A JP 2013249926A JP 2012126466 A JP2012126466 A JP 2012126466A JP 2012126466 A JP2012126466 A JP 2012126466A JP 2013249926 A JP2013249926 A JP 2013249926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
central cam
hinge
cams
central
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012126466A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Aikawa
寿治 相川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012126466A priority Critical patent/JP2013249926A/ja
Priority to PCT/JP2013/003265 priority patent/WO2013179611A1/ja
Publication of JP2013249926A publication Critical patent/JP2013249926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0214Foldable telephones, i.e. with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • H04M1/0216Foldable in one direction, i.e. using a one degree of freedom hinge
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1615Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function
    • G06F1/1616Constructional details or arrangements for portable computers with several enclosures having relative motions, each enclosure supporting at least one I/O or computing function with folding flat displays, e.g. laptop computers or notebooks having a clamshell configuration, with body parts pivoting to an open position around an axis parallel to the plane they define in closed position
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1675Miscellaneous details related to the relative movement between the different enclosures or enclosure parts
    • G06F1/1679Miscellaneous details related to the relative movement between the different enclosures or enclosure parts for locking or maintaining the movable parts of the enclosure in a fixed position, e.g. latching mechanism at the edge of the display in a laptop or for the screen protective cover of a PDA
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1675Miscellaneous details related to the relative movement between the different enclosures or enclosure parts
    • G06F1/1681Details related solely to hinges

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

【課題】2組のカムを設けた場合と同様の係止感を実現でき、且つ、例えば小型化の妨げなど2組のカムを有する構成の欠点を低減できるヒンジ装置、および、このようなヒンジ装置を有する携帯端末装置を提供すること。
【解決手段】このヒンジ装置は、両側に凹凸面を有する中央カムと、中央カムに対向する凹凸面を有する第1サイドカムと、中央カムに対向する凹凸面を有する第2サイドカムと、第1および第2サイドカムを中央カムの方へ付勢する第1および第2バネと、第1および第2サイドカムが所定の回転軸線を中心に中央カムに対して相対的に回転可能な状態で、且つ、回転軸線に沿って中央カム、第1および第2サイドカム、ならびに、第1および第2バネを並列させて保持する保持部材とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒンジ装置およびヒンジ装置を有する携帯端末装置に関する。
従来、ヒンジを所定角度に開閉したときに係止感(クリック感など)を生じるヒンジ装置が知られている(特許文献1を参照)。このようなヒンジ装置は、ヒンジの回転部位に、互いの凹凸面を対向させた一対のカムおよびバネを設け、ヒンジの回転角度に応じて一方のカムの凹部にバネで付勢された他方のカムの凸部が落ち込む又は抜け出すようにして構成される。この構成により、ヒンジ装置に所定の開閉角度で係止感を与えることができる。
また、特許文献2には、2組(2個×2組=4個)のカムと、2組のカムの間に配置されるスプリングとを備えたヒンジ装置(開閉トルクユニット機構12、特許文献2の図9を参照)が開示されている。
特開2003−161311号公報 特開2005−127449号公報
ヒンジの回転部位に2組のカムを有するヒンジ装置では、1組のカムだけでは対応できない動きを実現することができる。例えば、開閉角度が0°と180°とでヒンジに係止感を生じさせる場合、1組のカムだけでは、係止感の生じる角度でヒンジにがたつきが発生し易くなる(この点については実施の形態で詳細に説明する)。それに対して、2組のカムを有する構成では、少ないがたつきで0°と180°との開閉角度で係止感を生じさせることができる。
しかしながら、2組のカムを別々に設けた構成では、その分、ヒンジ装置が大きくなるという課題が生じる。
特に、特許文献2の図9に開示されるように、2組のカムの間にスプリングを配置したヒンジ装置では、1つのスプリングで2組のカムを付勢するため、スプリングを強力にしなければならない。この場合、スプリングの寿命も考慮すれば、スプリングの径を大きくする必要が生じて、ヒンジ径が大きくなるなど、ヒンジ装置の小型化の妨げになるという課題が生じる。
また、2組のカムの間にスプリングを配置して、1つのスプリングで2組のカムを付勢する構成とした場合、各組のカムには共通の付勢力が加わることになるため、1組のカムごとに付勢力を調整できないという課題が生じる。
また、ヒンジにカムを設けた構成では、一般に、ヒンジの構成部材とカムとの結合部位に生じる僅かな隙間によって、ヒンジの構成部材の回転がカムに伝わるまでに僅かな隔たり(バックラッシュ)が生じることがある。しかしながら、2組のカムを有するヒンジ装置では、ヒンジの開閉パターンによっては途中で二倍のバックラッシュが発生するという課題が生じる。
本発明の目的は、2組のカムを設けた場合と同様の係止感を実現でき、且つ、例えば小型化が妨げられるなど2組のカムを有する構成の欠点を低減できるヒンジ装置、および、このようなヒンジ装置を有する携帯端末装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るヒンジ装置は、一方の側と他方の側とに凹凸面を有する中央カムと、前記中央カムの前記一方の側に対向する凹凸面を有する第1サイドカムと、前記中央カムの前記他方の側に対向する凹凸面を有する第2サイドカムと、前記第1サイドカムを前記中央カムの方へ付勢する第1バネと、前記第2サイドカムを前記中央カムの方へ付勢する第2バネと、前記第1および前記第2サイドカムが所定の回転軸線を中心に前記中央カムに対して相対的に回転可能な状態で、前記回転軸線に沿って前記中央カム、前記第1および前記第2サイドカム、ならびに、前記第1および前記第2バネを並列させて保持する保持部材と、を具備し、前記中央カムに対して前記回転軸線を中心とした回転方向に係り止めされる第1の部材と、前記第1および前記第2サイドカムに対して前記回転方向に係り止めされる第2の部材とを互いに回動可能に連結する構成を採る。
本発明によれば、中央カムと第1サイドカムとの凹凸面の組み合わせ、中央カムと第2サイドカムとの凹凸面の組み合わせによって、一組のカムだけでは実現できないヒンジの開閉角度に応じた係止感または抵抗感を実現することができる。さらに、小型化を図れるなど2組のカムを設けた構成の欠点を低減できる。
実施の形態のヒンジ装置を示す分解斜視図 実施の形態のヒンジ装置を示す斜視図 ヒンジ装置の筒体を外した構成を示す斜視図 ヒンジ装置を示す(A)平面図、(B)横断面図、(C)A−A線断面図 中央カム、筒体、およびヒンジシャフトの係止構造を示す拡大断面図 ヒンジシャフトに第1サイドカムと第2サイドカムとを通した状態を示す斜視図 第1サイドカム、中央カム、および第2サイドカムを一方の側から見た斜視図 第1サイドカム、中央カム、および第2サイドカムを他方の側から見た斜視図 第2サイドカムおよび中央カムの対向する凹凸面を示す正面図 中央カムおよび第1サイドカムの対向する凹凸面を示す正面図 1組のカムで0°と180°とに係止感を与える構成において、カムの凹凸面の一例を示す図 1組のカムで0°と180°とに係止感を与える構成において、(A)係止状態におけるカムの凹凸面の関係を示す断面図と、(B)係止状態における構成困難な凹凸面の関係を示す断面図 ヒンジ装置を有する実施の形態の携帯端末装置を示す平面図 実施の形態の携帯端末装置における、(A)閉じた状態の側面図と、(B)開いた状態の側面図
以下、本発明の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態のヒンジ装置を示す分解斜視図、図2は、実施の形態のヒンジ装置を示す斜視図、図3は、ヒンジ装置の筒体を外した構成を示す斜視図である。また、図4Aは、ヒンジ装置を示す平面図、図4Bは、その横断面図(紙面に平行な面で切断した断面図)、図4Cは、図4AのA−A線断面図である。
本実施の形態のヒンジ装置1は、図1に示すように、筒体11Aを有するフレーム11と、ヒンジシャフト12と、スペーサー13、19と、ディスクバネ14、18と、第1サイドカム15と、中央カム16と、第2サイドカム17と、ヒンジヘッド20と、固定ピン21等を備えている。
ヒンジシャフト12は、直線状に長い形状のシャフト部12aと、シャフト部12aの根元側に設けられたフランジ部12bと、フランジ部12bより根元側に設けられた連結部12cとを備えている。
シャフト部12aは、スペーサー13からヒンジヘッド20までの各部品に通されて、これらの部品を筒体11Aの中で保持する。シャフト部12aの先端には、固定ピン21を通すピン孔h1が形成されている。
フランジ部12bは、シャフト部12aに通される各部品を根元側で支える仕切りとして機能する。
連結部12cは、ヒンジ装置1が互いに回動可能に連結する2つの部材のうち、一方の部材(例えば第1筐体)に固定的に結合される部位である。
筒体11Aは、ヒンジシャフト12に通されたスペーサー13からヒンジヘッド20までの各部品を内部に収容して保持する。筒体11Aは、ヒンジ装置1が互いに回動可能に連結する2つの部材のうち、他方の部材(例えば第2筐体)に固定的に結合される。この実施形態では、筒体11Aは、自身と一体的に形成されたフレーム11を介して他方の部材に固定される。
スペーサー13、19、ディスクバネ14、18、第1サイドカム15、中央カム16および第2サイドカム17は、中央にシャフト部12aを通す貫通孔が形成され、且つ、貫通孔を正面にした平面外周形状が略円形に形成されている。
中央カム16は、一方の側と他方の側とに2つの凹凸面がそれぞれ形成されている。中央カム16は、筒体11Aの内側で、筒体11Aに対してシャフト部12aを中心軸とした回転方向(以下、単に「回転方向」と呼ぶ)と、シャフト部12aの長手方向(以下、単に「並進方向」と呼ぶ)とに、それぞれ係止された状態で保持される。この係止構造については後に詳述する。中央カム16は、ヒンジシャフト12に対して回転方向に回転自在な状態で保持される。
第1および第2サイドカム15、17は、中央カム16に対向する側に凹凸面が形成されている。第1および第2サイドカム15、17は、筒体11Aに対して回転方向に回転自在で且つ並進方向に移動可能な状態で保持されている。この係止構造については後に詳述する。また、第1および第2サイドカム15、17は、ヒンジシャフト12に対して回転方向に係止され、並進方向に移動可能な状態で保持されている。
一方のディスクバネ14は、第1サイドカム15を中央カム16の方へ付勢するバネであり、他方のディスクバネ18は、第2サイドカム17を中央カム16の方へ付勢するバネである。
スペーサー13、19は、ディスクバネ14、18のバネ圧を調整するものであり、バネ圧の調整が不要であれば省略してもよい。
ヒンジヘッド20は、シャフト部12aに通される各部品を先端側で支える仕切りとして機能する。ヒンジヘッド20には、シャフト部12aの先端が挿入される挿入孔20aと、固定ピンを通すピン孔h2とが設けられている。そして、シャフト部12aの先端が挿入孔20aに挿入され、且つ、固定ピン21がピン孔h1、h2に通されることで、ヒンジヘッド20がシャフト部12aの先端に固定される。
以上の構成により、ヒンジシャフト12のシャフト部12aに、順に、スペーサー13、ディスクバネ14、第1サイドカム15、中央カム16、第2サイドカム17、ディスクバネ18、スペーサー19が通される。そして、これらの部品が、筒体11Aの内部に収容された状態で、フランジ部12bとヒンジヘッド20との間に挟まれて保持される。
後に詳述するが、中央カム16は、筒体11Aの筒孔の一方からのみ、配置箇所まで挿入できる構成である。そのため、組立工程では、図1に示すように、スペーサー13、ディスクバネ14、第1サイドカム15、中央カム16が、筒体11Aの筒孔の一方から挿入され、第2サイドカム17、ディスクバネ18、スペーサー19が、筒体11Aの筒孔の他方から挿入される。
[中央カムの係止構造]
図5は、中央カム、筒体、およびヒンジシャフトの係止構造を示す拡大断面図、図6は、ヒンジシャフトに第1サイドカムと第2サイドカムとを通した状態を示す斜視図である。
図3に示すように、中央カム16には、外周部における一部(回転方向の一部の角度範囲で、且つ、シャフト部12aの先端よりの部位)に係止面16m(Dカット)が形成されている。中央カム16は、この係止面16mによって、外周面が回転方向に対して非対称な形状になっている。また、筒体11Aの内面には、図4A、図4Bに示すように、中央カム16の係止面16mに噛合う凸面11mが形成されている。
また、図6に示すように、ヒンジシャフト12のシャフト部12aには、先端側よりも根元側の径を大きくする段差12nが形成されている。また、中央カム16の貫通孔は、この段差12nを通すことのできない径にされている。
このような構成により、図4A〜図4Cに示すように、係止面16mと筒体11Aの凸面11mとが噛合うことで、中央カム16は筒体11Aに対して回転方向に係止された状態で保持される。また、図5に示すように、中央カム16は、筒体11Aの凸面11mによってシャフト先端方向への並進移動が制限される。また、中央カム16は、段差12nによりシャフト根元側への並進移動が制限される。このような構成により、中央カム16は、筒体11Aおよびヒンジシャフト12に対して並進方向に係止された状態で保持される。
[第1および第2サイドカムの係止構造]
図6に示すように、ヒンジシャフト12のシャフト部12aは、回転方向に非対称の形状(平たく潰れた形状)をしている。また、シャフト部12aは、段差12nから先端よりの一部の範囲において、断面が同一形状で且つ同一の大きさに形成され、また、段差12nから根元にかけて、断面が同一形状で且つ同一の大きさ(先端側より最大径が大きく)に形成されている。
一方、第1サイドカム15の貫通孔は、シャフト部12aの根元側まで通る形状および大きさに形成されている。第1サイドカム15の貫通孔は、シャフト部12aの根元側に僅かなクリアランスを有して嵌合する形状および大きさに形成されている。
このような構成により、第1サイドカム15は、シャフト部12aの根元側に通されることで、シャフト部12aに対して回転方向に係止され、且つ、並進方向へ摺動可能な状態で保持される。
また、第2サイドカム17の貫通孔は、シャフト部12aの段差12nまでは通るが、段差12nを超えない形状および大きさに形成されている。第2サイドカム17の貫通孔は、シャフト部12aの段差12nより手前の部分に僅かなクリアランスを有して嵌合する形状および大きさに形成されている。
このような構成により、第2サイドカム17は、シャフト部12aの段差12nの手前に通されて、シャフト部12aに対して回転方向に係止され、且つ、並進方向へ摺動可能な状態で保持される。
このように第1サイドカム15と第2サイドカム17との貫通孔の径を異ならせることで、組立工程において、第1サイドカム15と第2サイドカム17との取り違えを回避することができる。
[カムの凹凸面]
図7および図8は、第1サイドカム、中央カムおよび第2サイドカムを一方の側と他方の側とからそれぞれ見た斜視図である。図9は、第2サイドカムおよび中央カムの対向する凹凸面を示す正面図、図10は、中央カムおよび第1サイドカムの対向する凹凸面を示す正面図である。
第1サイドカム15および第2サイドカム17の各凹凸面には、図9Aおよび図10Bに示すように、離れた角度に複数(具体的には2つ)の凸部が形成されている。また、これらに対応して中央カム16の両方の凹凸面には、図9Bおよび図10Aに示すように、対応する角度に複数(具体的には2つ)の凹部が形成されている。
第1サイドカム15および第2サイドカム17は、ヒンジシャフト12に沿って摺動する。そのため、第1サイドカム15および第2サイドカム17に対して斜めになる力が掛かることは、安定的な摺動の妨げとなるため好ましくない。そのため、第1サイドカム15および第2サイドカム17は、上記のように、離して形成された複数の凸部が常に中央カム16に当接する構成になっている。これにより、第1サイドカム15および第2サイドカム17は、シャフト部12aに沿って安定的に並進移動することができる。
第1サイドカム15および中央カム16の対向する2つの凹凸面は、筒体11Aとヒンジシャフト12との相対角度が0°のときに、凸部が凹部に落ち込み、且つ、完全に落ち込みきらない途中に位置するように構成されている(図12Bを参照)。また、これらの2つの凹凸面は、相対角度が0°より少し大きくなった後、180°にかけて、常に一方の凹凸面の凸部が他方の凹凸面の凸部に載り上がっているように構成されている。
第2サイドカム17および中央カム16の対向する2つの凹凸面は、筒体11Aとヒンジシャフト12との相対角度が180°のときに、凸部が凹部に落ち込み、且つ、完全に落ち込みきらない途中に位置するように構成されている(図12Bを参照)。また、これらの2つの凹凸面は、相対角度が180°より少し小さくなった後、0°にかけて、常に一方の凹凸面の凸部が他方の凹凸面の凸部に載り上がった状態になるように構成されている。
実施の形態のヒンジ装置1は、筒体11Aとヒンジシャフト12との相対角度が0°〜180°の範囲外には回動しないように構成されている。回転角度を制限する構成は、ヒンジ装置1自体にストッパーを設けて実現してもよいし、筒体11Aに結合される部材(例えば第1筐体)と、ヒンジシャフト12に結合される部材(例えば第2筐体)とが当接してストッパーの役割を担う構成としてもよい。
ヒンジ装置1では、相対角度が0°と180°とのときに、図12Bに示すように、一方の凹凸面の凸部が、対向する他方の凹凸面の凹部に落ち込み、且つ、完全に落ち込みきらない途中に位置することで、これらの角度でヒンジに係止感を与えることができる。また、このときには、凸部が完全に凹部に落ち込んだ状態と比較して、ヒンジに開閉方向のガタが生じないようになっている。
ここで、1組のカムのみを有するヒンジ装置において、0°と180°との開閉角度で係止感を与えるようにした場合に、開閉方向のガタが生じ易くなることについて説明する。
図11は、1組のカムのみで0°と180°とに係止感を与えるヒンジ装置における、カムの凹凸面の一例を示す。図12は、1組のカムで0°と180°とに係止感を与えるヒンジ装置における、(A)係止状態におけるカムの凹凸面の関係を示す断面図と、(B)係止状態における構成困難な凹凸面の関係を示す断面図とを示す。
1組のカムで0°と180°とに係止感を与える場合、図11に示すように、可動カムの凹凸面と固定カムの凹凸面とを180°回転対称に形成する必要がある。これは、可動カムの凹凸面には、可動カムに対して斜めの力がかからないように角度を離して2つの凸部を設ける必要があるからである。また、0°および180°の両方で可動カムの2つの凸部が、固定カムの2つの凹部に入り込んだ状態にする必要があるからである。
このような構成においては、0°および180°のときの、可動カムの凸部と固定カムの凹部との関係は、図12Aのようになる。すなわち、加工精度を考慮して、凹部の幅は凸部の幅よりも僅かに大きく形成される。そして、0°または180°のときに凸部は凹部の底に完全に入り込んだ状態となる。そのため、可動カムは、バネの加重に逆らわずに、凸部に対する凹部のクリアランス分だけ回動できる状態となる。これがヒンジの開閉方向のガタとなる。
このようなガタを生じさせないためには、図12Bの0°のときのように、ストッパーPにより可動カムが停止したときに、可動カムの凸部が固定カムの凹部の途中で止まる構成にする必要がある。この構成であれば、可動カムへの加重により可動カムにストッパーPの方向に力が生じ、ガタが生じない。
しかしながら、1組のカムでは、図11に示すように凹凸面を180°回転対称に構成する必要がある。そのため、図12Bのように、0°のときに凸部が凹部の左側傾斜面を下り掛けの途中となる構成であれば、180°のときには、凸部が凹部の右側傾斜面を下りきった後、凹部の左側傾斜面に少し載りあがった状態となる。つまり、ヒンジを180°開いたときには、ヒンジが閉じる方向に力が働いてしまう。
以上のように、1組のカムのみで0°と180°とでヒンジに係止感を与える構成では、係止感が生じる角度でガタが生じてしまう。しかしながら、本実施の形態では、図9および図10に示すように、2対の凹凸面を有するカム構成により、0°と180°とでガタなく係止感を与えることができる。
また、本実施の形態のヒンジ装置1によれば、3個のカム構成であり、且つ、第1および第2サイドカム15、17がディスクバネ14、18により中央カム16へそれぞれ付勢される構成が採用されている。よって、ヒンジ長さ又はヒンジ径の縮小など、ヒンジ装置1の小型化を図ることができる。
また、本実施の形態のヒンジ装置1では、中央カム16は並進方向に移動しないように係止されているので、ディスクバネ14、18の強度を変えることで、0°の係止感と180°の係止感との強弱を別々に調整することもできる。
また、本実施の形態のヒンジ装置1では、ヒンジシャフト12のシャフト部12aの段差12nにより、中央カム16の一方の係止と、組立工程における第1および第2サイドカム15、17の取り違い防止との2つの作用を得ることができる。
[携帯端末装置の構成]
図13は、ヒンジ装置を有する実施の形態の携帯端末装置を示す平面図である。図14は、実施の形態の携帯端末装置を閉じた状態(図14A)と開いた状態(図14B)を示す側面図である。
この携帯端末装置100は、第1筐体110と、第2筐体120と、第1筐体110および第2筐体120を回動可能に連結するヒンジ装置1とを備えている。第1筐体110および第2筐体120は、ほぼ同一の矩形の平面形状を有している。
ヒンジ装置1は、中央カム16等を収容した筒体11Aが、第1および第2筐体110、120の長辺の一端側に配置するように取り付けられている。ヒンジ装置1のフレーム11が第2筐体120に固定され、ヒンジ装置1の連結部12cおよびヒンジヘッド20が第1筐体110に固定されている。もう一方の筒体11Bにはカム構成は入っていない。
第1および第2筐体110、120は、ヒンジ装置1によって、図14Aの両者が重なる0°の状態と、図14Bの両者が開く180°の状態とに開閉することが可能になっている。また、0°のときと180°のときとで係止感が得られるようになっている。
第1および第2筐体110、120には、表示部がそれぞれ設けられており、両者が180°に開いたときに、両者の表示部が面一に広がるようになっている。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、ヒンジの開閉角度が0°と180°とのときに係止感が生じる構成を例にとって説明した。しかしながら、本発明は、例えば3つ以上の角度で係止感が生じる構成、0°と180°と中間の角度のときに係止感が生じる構成など、凹凸面を変更することで様々なパターンに対応することができる。
また、上記実施の形態では、具体的な構成を例にとって説明したが、例えば、ディスクバネは他の種類のバネを用いても良い。また、中央カムがヒンジシャフトに対して回転方向に係止され、第1および第2サイドカムが筒体に対して回転方向に係止される構成を採用してもよい。また、中央カムは、圧入等により、筒体単体またはヒンジシャフト単体によって並進移動しないように固定される構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、筒体とヒンジシャフトにより、複数のカムとバネとを保持する構成を例にとって説明したが、例えばヒンジシャフトのない構成、または、筒体を省いた構成により複数のカムとバネとを保持することもできる。
本発明は、二つの部材を回動可能に連結するヒンジ装置に適用できる。また、ヒンジ装置を有する携帯端末装置に適用できる。
1 ヒンジ装置
11A 筒体
11m 凸面
12 ヒンジシャフト
12a シャフト部
12b フランジ部
12n 段差
14、18 ディスクバネ
15 第1サイドカム
16 中央カム
16m 係止面
17 第2サイドカム
100 携帯端末装置
110 第1筐体
120 第2筐体


Claims (8)

  1. 一方の側と他方の側とに凹凸面を有する中央カムと、
    前記中央カムの前記一方の側に対向する凹凸面を有する第1サイドカムと、
    前記中央カムの前記他方の側に対向する凹凸面を有する第2サイドカムと、
    前記第1サイドカムを前記中央カムの方へ付勢する第1バネと、
    前記第2サイドカムを前記中央カムの方へ付勢する第2バネと、
    前記第1および前記第2サイドカムが所定の回転軸線を中心に前記中央カムに対して相対的に回転可能な状態で、前記回転軸線に沿って前記中央カム、前記第1および前記第2サイドカム、ならびに、前記第1および前記第2バネを並列させて保持する保持部材と、
    を具備し、
    前記中央カムに対して前記回転軸線を中心とした回転方向に係り止めされる第1の部材と、前記第1および前記第2サイドカムに対して前記回転方向に係り止めされる第2の部材とを互いに回動可能に連結する、
    ヒンジ装置。
  2. 前記保持部材は、
    前記中央カム、前記第1および前記第2サイドカム、ならびに、前記第1および前記第2バネを収容する筒体と、
    前記回転軸線に沿って前記中央カム、前記第1および前記第2サイドカム、ならびに、前記第1および前記第2バネに貫通されるヒンジシャフトと、
    を含み、
    前記ヒンジシャフトと前記筒体との何れか一方又は両方には、前記中央カムの前記回転軸線方向への移動を制限する並進係止部が設けられている。
    を具備する請求項1記載のヒンジ装置。
  3. 前記ヒンジシャフトおよび前記筒体の何れか一方は、前記中央カムに対して前記回転方向に係り止めされ、
    前記ヒンジシャフトおよび前記筒体の何れか他方は、前記第1および前記第2サイドカムに対して前記回転方向に係り止めされている、
    請求項2記載のヒンジ装置。
  4. 前記ヒンジシャフトは、前記第2バネの一端側を支えるフランジ部と、前記フランジ部側の径が前記フランジ部の逆側の径より大きくなる段差を有するシャフト部と、を含み、
    前記第1サイドカムは、前記段差を通過する貫通孔を有して、前記段差より前記フランジ部側に配置され、
    前記第2サイドカムは、前記段差を通過しない貫通孔を有して、前記段差より前記フランジ部の反対側に配置されている、
    請求項2記載のヒンジ装置。
  5. 前記筒体は、
    前記中央カムの前記回転軸線方向の移動を途中で係止する係止部と、前記中央カムを一方から前記係止部の箇所まで挿入可能な筒穴と、を有し、
    前記中央カムは、
    前記ヒンジシャフトの前記段差を通過しない貫通孔を有し、
    前記並進係止部は、
    前記ヒンジシャフトの前記段差、および、前記筒体の前記係止部からなり、前記段差が前記中央カムの一方向の並進移動を制限し、前記係止部が前記中央カムの逆方向の並進移動を制限している、
    請求項4記載のヒンジ装置。
  6. 前記中央カムおよび前記第1サイドカムの各対向面には、前記中央カムに対する前記第1および前記第2サイドカムの相対的な回転角度が0°のときに、凸部が凹部に差し掛かる前記凹凸面が形成され、
    前記中央カムおよび前記第2サイドカムの各対向面には、前記中央カムに対する前記第1および前記第2サイドカムの相対的な回転角度が180°のときに、凸部が凹部に差し掛かる前記凹凸面が形成されている、
    請求項1記載のヒンジ装置。
  7. 第1筐体と、
    第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを回動可能に連結する請求項1〜6の何れか一項に記載のヒンジ装置と、
    を具備する携帯端末装置。
  8. 前記第1筐体と前記第2筐体とは平面形状が略矩形で厚みを有する形状であり、
    前記ヒンジ装置は、前記第1筐体における長辺の一端側と、前記第2筐体における長辺の一端側とを連結するように配置されている、
    請求項7記載の携帯端末装置。

JP2012126466A 2012-06-01 2012-06-01 ヒンジ装置および携帯端末装置 Pending JP2013249926A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126466A JP2013249926A (ja) 2012-06-01 2012-06-01 ヒンジ装置および携帯端末装置
PCT/JP2013/003265 WO2013179611A1 (ja) 2012-06-01 2013-05-22 ヒンジ装置および携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012126466A JP2013249926A (ja) 2012-06-01 2012-06-01 ヒンジ装置および携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013249926A true JP2013249926A (ja) 2013-12-12

Family

ID=49672838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012126466A Pending JP2013249926A (ja) 2012-06-01 2012-06-01 ヒンジ装置および携帯端末装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013249926A (ja)
WO (1) WO2013179611A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016105280A1 (en) * 2014-12-26 2016-06-30 Honda Motor Co., Ltd. Side stand structure for use in motorcycle
JP2021003263A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 池田 靖彦 肩ベルト取り付け装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI612873B (zh) * 2016-06-22 2018-01-21 緯創資通股份有限公司 樞轉結構及具此樞轉結構的攜帶型電子裝置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4290989B2 (ja) * 2001-02-26 2009-07-08 スガツネ工業株式会社 ヒンジ装置
JP2002310129A (ja) * 2001-04-18 2002-10-23 Mitsubishi Electric Corp ヒンジ装置
JP2006132658A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Nifco Inc ヒンジユニット及びこのヒンジユニットを用いたヒンジ構造
JP4384142B2 (ja) * 2006-07-13 2009-12-16 日本航空電子工業株式会社 ヒンジ装置並びにこのヒンジ装置を取り付けた電子機器
JP4739429B2 (ja) * 2009-02-09 2011-08-03 三菱製鋼株式会社 2軸ヒンジ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016105280A1 (en) * 2014-12-26 2016-06-30 Honda Motor Co., Ltd. Side stand structure for use in motorcycle
JP2021003263A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 池田 靖彦 肩ベルト取り付け装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013179611A1 (ja) 2013-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9778704B2 (en) Biaxial hinge and terminal device using the same
US9201464B2 (en) Terminal apparatus
JP4731539B2 (ja) ヒンジ機構
JP2005337301A (ja) ヒンジ装置並びにこのヒンジ装置を用いた電子機器
US20130081229A1 (en) Hinge device
JP2017191370A (ja) 開閉装置およびこの開閉装置を用いた端末機器
JP6556348B2 (ja) 2軸ヒンジ
WO2021005917A1 (ja) ヒンジ
US20110154616A1 (en) Tilt hinge
WO2013179611A1 (ja) ヒンジ装置および携帯端末装置
JP5135957B2 (ja) ヒンジ装置及びそのヒンジ装置を備えた機器
JP2005130073A (ja) 携帯端末用ヒンジ
US20130160243A1 (en) Hinge mechanism
TW201500661A (zh) 樞接結構及使用該樞接結構的掀蓋式設備
JP5135958B2 (ja) ヒンジ装置及びそのヒンジ装置を備えた機器
JPWO2018012291A1 (ja) ヒンジ装置
JP2005023951A (ja) フリーストップヒンジ装置
JPWO2006011391A1 (ja) ヒンジ装置及びそれを用いた電子機器
JP2008089049A (ja) ヒンジ装置及びヒンジ装置を備える機器
JP2006046616A (ja) 2軸ヒンジ
TWI432652B (zh) 軸承機構及其掀蓋式裝置
JP4983344B2 (ja) ヒンジ装置及びそのヒンジ装置を用いた機器
JP2004278659A (ja) ヒンジ構造体
JPWO2007023672A1 (ja) ヒンジ装置
JP5112990B2 (ja) ヒンジユニット