JP2013249193A - 多列搬送容器の分岐装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搬送容器の整列状態の乱れ、搬送容器の傷付き、搬送容器の転倒発生を防止可能な多列搬送容器の分岐装置を提供する。
【解決手段】容器Bを搬送する搬送コンベヤ11と、搬送コンベヤ11の搬送ガイド12GRに設けた軸5Pを支点として揺動し、搬送中の容器Bの容器群を搬送方向振分けによりレーン11T1、11T2の何れかの方向に分岐する揺動ガイド5と、揺動ガイド5に対峙した搬送ガイド12GLに、搬送の領域外に待避した戻り位置と搬送の領域内の所定の押し込み位置との間で移動する押し込みガイド7と、搬送コンベヤ11の搬送、揺動ガイド5の揺動、押し込みガイド7の押し込みを制御する制御装置9とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】容器Bを搬送する搬送コンベヤ11と、搬送コンベヤ11の搬送ガイド12GRに設けた軸5Pを支点として揺動し、搬送中の容器Bの容器群を搬送方向振分けによりレーン11T1、11T2の何れかの方向に分岐する揺動ガイド5と、揺動ガイド5に対峙した搬送ガイド12GLに、搬送の領域外に待避した戻り位置と搬送の領域内の所定の押し込み位置との間で移動する押し込みガイド7と、搬送コンベヤ11の搬送、揺動ガイド5の揺動、押し込みガイド7の押し込みを制御する制御装置9とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、搬送コンベヤによって多列状態で搬送される容器を容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐する分岐装置に関する。
従来、搬送容器の分岐装置は、上流側から搬送される容器を該分岐装置によって下流側の複数列の搬送路へ分岐するものが実用化されている。(特許文献1)
このような分岐装置において、特に多列状態で搬送される容器が容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐される場合には、搬送方向に振分けをされた容器群が前記レーンに向かって搬送列をはみ出すことがあって、前記はみ出した容器が前記複数レーンにレーン分けのための固定分岐ガイドの上流側先端部に衝突することがあり、該衝突によって搬送トラブルが発生することがあるので、衝突防止技術の出現が要望されている。
このような分岐装置において、特に多列状態で搬送される容器が容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐される場合には、搬送方向に振分けをされた容器群が前記レーンに向かって搬送列をはみ出すことがあって、前記はみ出した容器が前記複数レーンにレーン分けのための固定分岐ガイドの上流側先端部に衝突することがあり、該衝突によって搬送トラブルが発生することがあるので、衝突防止技術の出現が要望されている。
前記特許文献1によれば、上流の第1の搬送路からの物品を、切替え手段(分岐装置)のガイド体を通じて、第2の搬送路の各複数列に順次振分けて分岐するとしている。
しかしながら、前記特許文献1の技術では、上流の第1の搬送路からの物品は単列で搬送され、前記分岐も単列で行われており、2列または2列以上の多列状態で搬送される多列搬送容器の分岐技術については開示されていない。
しかしながら、前記特許文献1の技術では、上流の第1の搬送路からの物品は単列で搬送され、前記分岐も単列で行われており、2列または2列以上の多列状態で搬送される多列搬送容器の分岐技術については開示されていない。
ここで、従来の多列搬送容器の分岐装置について図5を基に説明する。
図5は、従来の多列搬送容器の分岐装置を組み込んだ搬送ラインの平面図である。
図5において、従来の多列搬送容器の分岐装置10は、上流から図示矢印F1の方向へ多列(図5では説明の便宜上2列の場合を示している)状態で、搬送ガイド12GR或いは搬送ガイド12GLにガイドされながら搬送コンベヤ11により搬送される容器Bが、前記搬送ガイド12GR側に設けられ、軸5Pを支点として図示二点鎖線の位置(前記搬送の領域外に待避した位置で、戻り位置と称する)から図示実線の位置(揺動位置と称する)の間を矢印X1の方向および矢印X2の方向へ、図示しない制御装置からの指令により揺動する揺動ガイド5によって容器群で搬送方向振分けにより分岐され、分岐された容器群が下流側で搬送ガイド13GRと搬送ガイド13GLのガイド幅を2等分する先端部6Pを有する固定分岐ガイド6によって分けられた2レーンのレーン11T1またはレーン11T2に向かって分岐状態で搬送され、下流側の矢印F2の方向へ搬送されるようになっている。
図5は、従来の多列搬送容器の分岐装置を組み込んだ搬送ラインの平面図である。
図5において、従来の多列搬送容器の分岐装置10は、上流から図示矢印F1の方向へ多列(図5では説明の便宜上2列の場合を示している)状態で、搬送ガイド12GR或いは搬送ガイド12GLにガイドされながら搬送コンベヤ11により搬送される容器Bが、前記搬送ガイド12GR側に設けられ、軸5Pを支点として図示二点鎖線の位置(前記搬送の領域外に待避した位置で、戻り位置と称する)から図示実線の位置(揺動位置と称する)の間を矢印X1の方向および矢印X2の方向へ、図示しない制御装置からの指令により揺動する揺動ガイド5によって容器群で搬送方向振分けにより分岐され、分岐された容器群が下流側で搬送ガイド13GRと搬送ガイド13GLのガイド幅を2等分する先端部6Pを有する固定分岐ガイド6によって分けられた2レーンのレーン11T1またはレーン11T2に向かって分岐状態で搬送され、下流側の矢印F2の方向へ搬送されるようになっている。
前記説明の従来の多列搬送容器の分岐装置10の作用を図5と図6を基に説明する。
図6は、図5に示す従来の多列搬送容器の分岐装置10の作用を説明する図で、要所のみを図示しており、(a)、(b)、(c)は分岐の過渡段階における容器の搬送状態を示している。
図6(a)は、揺動ガイド5が図示実線の揺動位置になっているときの容器Bの搬送状態で、搬送コンベヤ11の搬送ガイド12GR側を2列で図示矢印F1の方向へ搬送された容器Bが、揺動ガイド5によって搬送方向を振り分けられて、搬送ガイド13GL側へ斜め前方向に、或いは、搬送ガイド13GLに沿って搬送されている状態を示している。
図6は、図5に示す従来の多列搬送容器の分岐装置10の作用を説明する図で、要所のみを図示しており、(a)、(b)、(c)は分岐の過渡段階における容器の搬送状態を示している。
図6(a)は、揺動ガイド5が図示実線の揺動位置になっているときの容器Bの搬送状態で、搬送コンベヤ11の搬送ガイド12GR側を2列で図示矢印F1の方向へ搬送された容器Bが、揺動ガイド5によって搬送方向を振り分けられて、搬送ガイド13GL側へ斜め前方向に、或いは、搬送ガイド13GLに沿って搬送されている状態を示している。
図6(b)は、揺動ガイド5が図示二点鎖線の揺動位置から図示二点鎖線のX2の方向へ図示実線の戻り位置に戻った後で、容器Bが搬送コンベヤ11の搬送により図6(a)の時点からの時間経過で下流側へ少し搬送された状態を示している。
図6(c)は、揺動ガイド5が図示実線の戻り位置状態で、容器Bが搬送コンベヤ11の搬送により図6(b)の時点からの時間経過で下流側へ搬送されて、前記揺動ガイド5が図示二点鎖線のX1の方向への作動を始める直前の状態を示している。
図6(c)は、揺動ガイド5が図示実線の戻り位置状態で、容器Bが搬送コンベヤ11の搬送により図6(b)の時点からの時間経過で下流側へ搬送されて、前記揺動ガイド5が図示二点鎖線のX1の方向への作動を始める直前の状態を示している。
揺動ガイド5が図6(c)の状態から揺動位置へ移動する際、図6(c)に二点鎖線で示すQ1部の容器Bは、揺動ガイド5の移動に伴って前記揺動ガイド5の下流端部の容器Bとその下流側直後の容器Bとの摩擦によって、さらに搬送コンベヤ11による搬送が加わって、搬送位置が乱され、図5の図示二点鎖線のQ2部に示すように、整列状態が乱れて搬送される恐れがある。
また、図6(b)に二点鎖線で示すR1部の容器Bは、搬送コンベヤ11による搬送によって、振分け時の斜め状態のまま図6(c)に二点鎖線で示すR2部のように下流側のレーン11T2に向かって搬送されていく。
また、図6(b)に二点鎖線で示すR1部の容器Bは、搬送コンベヤ11による搬送によって、振分け時の斜め状態のまま図6(c)に二点鎖線で示すR2部のように下流側のレーン11T2に向かって搬送されていく。
図6(c)の図示R2部に示すような容器Bの容器群が、搬送コンベヤ11の搬送によって下流側の固定分岐ガイド6に差し掛かるときに、図5の図示二点鎖線のR3部に示すように、レーン11T2側へ向って搬送される容器Bが、前記固定分岐ガイド6の先端部6Pに衝突して、レーン11T1側へ紛れ込む恐れ等の整列状態の乱れが生じるとともに、前記衝突した容器の衝突による傷付き、或いは、容器の転倒が生じる恐れが生じる。
即ち、従来の多列搬送容器の分岐装置10の技術では、搬送方向振分けをされた容器群が乱れた整列状態で搬送される恐れがあり、前記固定分岐ガイド6の先端部6Pに衝突して、本来向かっていくべきレーンから外れて搬送される恐れ、前記衝突した容器の衝突による傷付き、或いは、先端部の容器の転倒が生じる恐れがある。
即ち、従来の多列搬送容器の分岐装置10の技術では、搬送方向振分けをされた容器群が乱れた整列状態で搬送される恐れがあり、前記固定分岐ガイド6の先端部6Pに衝突して、本来向かっていくべきレーンから外れて搬送される恐れ、前記衝突した容器の衝突による傷付き、或いは、先端部の容器の転倒が生じる恐れがある。
本発明は、上述した事情に鑑み、搬送コンベヤによって多列状態で搬送される多列搬送容器を容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐する分岐装置において、搬送方向振分けによる容器群の整列搬送が乱れて、容器が前記複数レーンにレーン分けのための固定分岐ガイドの上流側先端部と衝突し、この衝突による搬送容器の整列状態の乱れ、搬送容器の傷付き、搬送容器の転倒が生じるということがないような多列搬送容器の分岐装置を提供することを目的とする。
前記の課題に対し、本発明は以下の手段により解決を図る。
(1)第1の手段の多列搬送容器の分岐装置は、搬送コンベヤによって多列状態で搬送される容器(多列搬送容器とも称する)を容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐する分岐装置において、容器を搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤの側面の一方に設けた軸を支点として前記搬送の領域外に待避した戻り位置と前記搬送の領域内の所定の揺動位置との間で揺動し、搬送中の前記多列搬送容器の容器群を搬送方向振分けにより前記複数レーンの何れかの方向に分岐する揺動ガイドと、前記揺動ガイドに対峙した前記搬送コンベヤの側面のもう一方に、前記搬送の領域外に待避した戻り位置と前記搬送の領域内の所定の押し込み位置との間で移動し、前記搬送方向振分け中の容器群を所定の押し込み位置方向へ押し込む押し込みガイドと、前記搬送コンベヤの搬送、前記揺動ガイドの揺動、前記押し込みガイドの押し込みを制御する制御装置とを備え、前記制御装置を、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを揺動位置から戻り位置方向への移動をさせ、或いは、前記揺動ガイドを戻り位置状態で、前記押し込みガイドを戻り位置方向から所定の押し込み位置方向へ押し込み作動をさせて、前記揺動ガイドにより搬送方向振分け中の前記容器群が前記複数レーンの内の所定レーンに向かう搬送列からはみ出さないように制御する構成としたことを特徴とする。
(1)第1の手段の多列搬送容器の分岐装置は、搬送コンベヤによって多列状態で搬送される容器(多列搬送容器とも称する)を容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐する分岐装置において、容器を搬送する搬送コンベヤと、前記搬送コンベヤの側面の一方に設けた軸を支点として前記搬送の領域外に待避した戻り位置と前記搬送の領域内の所定の揺動位置との間で揺動し、搬送中の前記多列搬送容器の容器群を搬送方向振分けにより前記複数レーンの何れかの方向に分岐する揺動ガイドと、前記揺動ガイドに対峙した前記搬送コンベヤの側面のもう一方に、前記搬送の領域外に待避した戻り位置と前記搬送の領域内の所定の押し込み位置との間で移動し、前記搬送方向振分け中の容器群を所定の押し込み位置方向へ押し込む押し込みガイドと、前記搬送コンベヤの搬送、前記揺動ガイドの揺動、前記押し込みガイドの押し込みを制御する制御装置とを備え、前記制御装置を、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを揺動位置から戻り位置方向への移動をさせ、或いは、前記揺動ガイドを戻り位置状態で、前記押し込みガイドを戻り位置方向から所定の押し込み位置方向へ押し込み作動をさせて、前記揺動ガイドにより搬送方向振分け中の前記容器群が前記複数レーンの内の所定レーンに向かう搬送列からはみ出さないように制御する構成としたことを特徴とする。
(2)第2の手段の多列搬送容器の分岐装置は、前記第1の手段の多列搬送容器の分岐装置において、前記搬送方向振分けの振分け先が3レーン以上の複数レーンの場合に、前記所定の押し込み位置を各レーンに対応した複数位置とし、前記押し込みガイドの押し込みを前記複数位置に対応できるように構成したことを特徴とする。
(3)第3の手段の多列搬送容器の分岐装置は、前記第1および第2の手段の多列搬送容器の分岐装置において、前記制御装置を、前記揺動ガイドの戻り位置から揺動位置方向への移動開始前に、予め前記押し込みガイドを所定の押し込み位置から戻り位置方向へ待避させ、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを戻り位置から揺動位置方向へ移動させるように制御する構成としたことを特徴とする。
請求項1に係わる本発明は、搬送コンベヤによって搬送される多列搬送容器を容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐する分岐装置において、前記搬送コンベヤと、前記揺動ガイドと、前記押し込みガイドと、前記搬送コンベヤの搬送、前記揺動ガイドの揺動、前記押し込みガイドの押し込みを制御する制御装置を、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを揺動位置から戻り位置方向への移動をさせ、或いは、前記揺動ガイドを戻り位置状態で、前記押し込みガイドを戻り位置方向から所定の押し込み位置方向へ押し込み作動をさせるように制御する構成としたことにより、前記揺動ガイドによって搬送方向振分けをされて各レーンに向かって搬送される容器群の整列状態の乱れが生じにくくなり、それに伴って前記容器群が前記複数レーンにレーン分けのための固定分岐ガイドの上流側先端部に衝突し、この衝突による搬送容器の整列状態の乱れ、搬送容器の傷付き、搬送容器の転倒が生じるという従来の恐れが改善できるという効果を有する。
請求項2に係わる本発明は、請求項1に記載する多列搬送容器の分岐装置において、前記搬送方向振分けの振分け先が3レーン以上の複数レーンの場合に、前記所定の押し込み位置を各レーンに対応した複数位置とし、前記押し込みガイドの押し込みを前記複数位置に対応できるようにしたことにより、前記複数レーンが3レーン以上の場合でも、前記搬送容器の整列状態の乱れ、搬送容器の傷付き、或いは、搬送容器の転倒が生じるという従来の恐れが改善できるという効果を有する。
請求項3に係わる本発明は、請求項1および2に記載する多列搬送容器の分岐装置において、前記制御装置を、前記揺動ガイドの戻り位置から揺動位置方向への移動開始前に、予め前記押し込みガイドを所定の押し込み位置から戻り位置方向へ待避させ、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを戻り位置から揺動位置方向へ移動させるように制御する構成としたことにより、前記揺動ガイドの戻り位置から揺動位置方向への移動時に、揺動ガイドにより移動されようとする容器群の最下流側の容器とその下流側直後の容器の搬送位置が乱されるという恐れが改善できるという効果を有する。
以下、この発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる多列搬送容器の分岐装置1を組み込んだ搬送ラインの平面図である。
図1において、先に図5で説明した従来の多列搬送容器の分岐装置を組み込んだ搬送ラインと同じ構造のものは同じ符号を付してあり、重複する説明は省略する。また、前記同じ符号を引用して説明することがある。
図1において、多列搬送容器の分岐装置1は、図示しない駆動装置によって駆動される搬送コンベヤ11の搬送ガイド12GR側に設けられた軸5Pを支点として、図示しない駆動装置によって矢印X1の方向と矢印X2の方向へ揺動する揺動ガイド5と、前記揺動ガイド5に対峙した搬送ガイド12GL側に、図示実線の位置(前記搬送の領域外に待避した位置)を戻り位置とし、アクチュエータ8の駆動によって軸8Rを介して図示矢印V方向に移動する押し込みガイド7と、前記搬送コンベヤ11の搬送、前記揺動ガイド5の揺動、前記押し込みガイド7の押し込み作動を制御する制御装置9により構成されている。
なお、前記押し込みガイド7は、図1に示すように、前記搬送ガイド12GLと搬送ガイド13Gとの間に設けられている。
本発明の第1の実施の形態を図1に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる多列搬送容器の分岐装置1を組み込んだ搬送ラインの平面図である。
図1において、先に図5で説明した従来の多列搬送容器の分岐装置を組み込んだ搬送ラインと同じ構造のものは同じ符号を付してあり、重複する説明は省略する。また、前記同じ符号を引用して説明することがある。
図1において、多列搬送容器の分岐装置1は、図示しない駆動装置によって駆動される搬送コンベヤ11の搬送ガイド12GR側に設けられた軸5Pを支点として、図示しない駆動装置によって矢印X1の方向と矢印X2の方向へ揺動する揺動ガイド5と、前記揺動ガイド5に対峙した搬送ガイド12GL側に、図示実線の位置(前記搬送の領域外に待避した位置)を戻り位置とし、アクチュエータ8の駆動によって軸8Rを介して図示矢印V方向に移動する押し込みガイド7と、前記搬送コンベヤ11の搬送、前記揺動ガイド5の揺動、前記押し込みガイド7の押し込み作動を制御する制御装置9により構成されている。
なお、前記押し込みガイド7は、図1に示すように、前記搬送ガイド12GLと搬送ガイド13Gとの間に設けられている。
次に、多列搬送容器の分岐装置1の作用を、図1と図2に基づいて説明する。
図2は、図1に示す多列搬送容器の分岐装置1の作用を説明する図で、要所のみを図示している。
図1および図2において、揺動ガイド5が図1に実線で示す前記揺動位置から図示X2の方向への移動開始時点で、制御装置9からの指令によって、搬送コンベヤ11を一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイド5を図1に実線で示す揺動位置から矢印X2の方向へ二点鎖線で示す戻り位置(図2では二点鎖線で示す揺動位置から実線で示す戻り位置)に移動させ、続いて前記押し込みガイド7を図2に示す二点鎖線の戻り位置から図示V1の方向へ図示実線で示す位置(所定の押し込み位置)に押し込み作動させると、揺動ガイド5によって搬送ガイド13G方向の前方に振分け搬送されつつあった図2の二点鎖線で示す容器群が矢印P方向へ押し込まれ、該押し込まれた容器群と後続の容器群は整列状態が大きく乱れることなく搬送コンベヤ11によってレーン11T2側に向って搬送されていく。
図2は、図1に示す多列搬送容器の分岐装置1の作用を説明する図で、要所のみを図示している。
図1および図2において、揺動ガイド5が図1に実線で示す前記揺動位置から図示X2の方向への移動開始時点で、制御装置9からの指令によって、搬送コンベヤ11を一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイド5を図1に実線で示す揺動位置から矢印X2の方向へ二点鎖線で示す戻り位置(図2では二点鎖線で示す揺動位置から実線で示す戻り位置)に移動させ、続いて前記押し込みガイド7を図2に示す二点鎖線の戻り位置から図示V1の方向へ図示実線で示す位置(所定の押し込み位置)に押し込み作動させると、揺動ガイド5によって搬送ガイド13G方向の前方に振分け搬送されつつあった図2の二点鎖線で示す容器群が矢印P方向へ押し込まれ、該押し込まれた容器群と後続の容器群は整列状態が大きく乱れることなく搬送コンベヤ11によってレーン11T2側に向って搬送されていく。
押し込みガイド7が図2に実線で示す所定の押し込み位置に所定時間保持された時点(容器群が所定長さでレーン11T2側へ搬送された時点)で、制御装置9からの指令により、搬送コンベヤ11を一旦短時間停止させて停止中に、押し込みガイド7を図2の二点鎖線で示す矢印V2の方向へ即ち戻り位置の方向へ戻し、続いて前記揺動ガイド5を戻り位置から揺動位置(図1に示す実線の位置)へ移動すると、搬送コンベヤ11による搬送が停止となっているので、揺動ガイド5の移動に伴って前記揺動ガイド5の下流端部の容器Bと下流側直後の容器Bが整列位置の乱れを生じることが少なく、レーン11T2側へ向って搬送される容器群が良好な整列状態となっている。
前記説明の搬送コンベヤ11の一旦停止時間は短時間(一例として1秒)で、この間に、揺動ガイド5の揺動位置から戻り位置への移動と押し込みガイド7の戻り位置から押し込み位置への移動、或いは、押し込みガイド7の押し込み位置から戻り位置への移動と揺動ガイド5の戻り位置から揺動位置への移動が行われる。
前記説明のように、レーン11T2に向かって搬送される容器群が、押し込みガイド7による押し込みによって方向整列されることにより、従来のように整列状態が乱れることがなく、整流された状態でレーン11T2に向かって搬送されていき、固定分岐ガイド6の先端部6Pに容器Bが衝突することがなく、スムーズな容器の分岐搬送が行われる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図3を基に説明する。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係わる多列搬送容器の分岐装置2を組み込んだ搬送ラインの平面図で、図1に相当する図である。
図3において、図1と同じ構造のものは同じ符号を付してあり、重複する説明は省略する。また、前記同じ符号を引用して説明することがある。
図3において、多列搬送容器の分岐装置2は、図示しない駆動装置によって駆動される搬送コンベヤ21の搬送ガイド22GR側に設けられた軸25Pを支点として、図示しない駆動装置によって矢印Y1の方向と矢印Y2の方向へ揺動する揺動ガイド25と、前記揺動ガイド25に対峙した搬送ガイド22GL側に、図示実線の位置(前記搬送の領域外に待避した位置)を戻り位置とし、アクチュエータ28の駆動によって軸28Rを介して矢印W方向に所定量移動する押し込みガイド27と、前記搬送コンベヤ21の搬送、前記揺動ガイド25の揺動、前記押し込みガイド27の押し込み作動を制御する制御装置29により構成されている。
なお、前記押し込みガイド27は、図3に示すように、前記搬送ガイド22GLと搬送ガイド23GLとの間に設けられている。
次に、本発明の第2の実施の形態について図3を基に説明する。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係わる多列搬送容器の分岐装置2を組み込んだ搬送ラインの平面図で、図1に相当する図である。
図3において、図1と同じ構造のものは同じ符号を付してあり、重複する説明は省略する。また、前記同じ符号を引用して説明することがある。
図3において、多列搬送容器の分岐装置2は、図示しない駆動装置によって駆動される搬送コンベヤ21の搬送ガイド22GR側に設けられた軸25Pを支点として、図示しない駆動装置によって矢印Y1の方向と矢印Y2の方向へ揺動する揺動ガイド25と、前記揺動ガイド25に対峙した搬送ガイド22GL側に、図示実線の位置(前記搬送の領域外に待避した位置)を戻り位置とし、アクチュエータ28の駆動によって軸28Rを介して矢印W方向に所定量移動する押し込みガイド27と、前記搬送コンベヤ21の搬送、前記揺動ガイド25の揺動、前記押し込みガイド27の押し込み作動を制御する制御装置29により構成されている。
なお、前記押し込みガイド27は、図3に示すように、前記搬送ガイド22GLと搬送ガイド23GLとの間に設けられている。
容器Bは、制御装置29からの指令により揺動する揺動ガイド25によって容器群が搬送方向振り分けにより分岐され、分岐された容器群が下流側で搬送ガイド23GRと搬送ガイド23GLのガイド幅を3等分する2箇所の先端部6Pを有する固定分岐ガイド6によって分けられた3レーンのレーン21T1、レーン21T2、レーン21T3に向かって分岐状態で搬送され、下流側の矢印F2の方向へ搬送されるようになっている。
次に、多列搬送容器の分岐装置2の作用を図3と図4に基づいて説明する。
図4は、図3に示す多列搬送容器の分岐装置2の作用を説明する図で、要所のみを図示しており、(a)、(b)は分岐の過渡段階における容器Bの搬送状態を示している。
図3では、容器Bの容器群が、揺動ガイド25によって搬送方向を振り分けられて搬送ガイド23GL側へ斜め前方向に、或いは、搬送ガイド23GLに沿ってレーン21T1に向かって搬送されつつある状態と、その下流側でレーン21T3を搬送されつつある状態を示している。
図4は、図3に示す多列搬送容器の分岐装置2の作用を説明する図で、要所のみを図示しており、(a)、(b)は分岐の過渡段階における容器Bの搬送状態を示している。
図3では、容器Bの容器群が、揺動ガイド25によって搬送方向を振り分けられて搬送ガイド23GL側へ斜め前方向に、或いは、搬送ガイド23GLに沿ってレーン21T1に向かって搬送されつつある状態と、その下流側でレーン21T3を搬送されつつある状態を示している。
図4(a)は、図3においてレーン21T1に向かって搬送されつつある容器群が所定の長さになって、揺動ガイド25が図示二点鎖線の位置から図示実線の位置(戻り位置)の方向への移動開始時点で、制御装置29からの指令によって、搬送コンベヤ21を一旦短時間停止させて停止中に、揺動ガイド25を二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に移動させ、続いて押し込みガイド27を二点鎖線で示す位置から矢印W1の方向へ実線で示す位置(第一の所定の押し込み位置)に押し込み作動、停止をさせて、揺動ガイド25によって搬送ガイド23GL側方向へ斜め前方に振分け搬送されていた容器Bの内、二点鎖線で示す容器Bが押し込みガイド27によって図示のように押し込まれている状態を示している。
前記押し込みガイド27が図4(a)に示す実線の位置へ移動、停止した後、制御装置29からの指令によって、搬送コンベヤ21が再起動し、押し込みガイド27によって押し込まれた容器Bを先頭にした容器群が矢印F1の方向へレーン21T2に向かって搬送されていく。
レーン21T2に向かって搬送される容器群が所定の長さになった時点で、制御装置29からの指令によって、搬送コンベヤ21を一旦短時間停止させて停止中に、押し込みガイド27を図4(a)に示す実線の位置から図4(b)の矢印W2の方向へ実線で示す位置(第二の所定の押し込み位置)に押し込み作動、停止させて、揺動ガイド25によって押し込みガイド(第一の押し込み位置)の方向へ斜め前方に振分け搬送されていた容器Bの内、図4(b)に二点鎖線で示す容器Bが押し込みガイド27によって図4(b)に示すように押し込まれ、押し込みガイド27の停止後、制御装置29からの指令によって、搬送コンベヤ21が再起動して、搬送コンベヤ21上の容器Bは矢印F1の方向へレーン21T3に向かって搬送されていく。
レーン21T3に向かって搬送される容器群が所定の長さになった時点で、制御装置29からの指令によって、搬送コンベヤ21を一旦短時間停止させて停止中に、押し込みガイド27を図4(b)の二点鎖線で示す矢印W3方向へ戻り位置に移動させた後、揺動ガイド25を二点鎖線で示す矢印Y1の方向へ揺動位置に向って移動させる。この際容器Bが良好な整列状態であることは、前記第1の実施の形態で説明した内容と同様であるので、重複する説明は省略する。
以下前記説明の作動が繰り返えされるが、押し込みガイド27の前記説明の図3の状態から図4(a)の状態まで、および、図4(a)の状態から図4(b)の状態まで、また、図4(b)の状態から図3の状態までの移動は短時間(一例として1秒)で行われる。
前記説明のように、揺動ガイド25による容器群の搬送方向振り分けによる分岐は、整流された状態でレーン21T1、或いは、レーン21T2、或いはレーン21T3に向かって分岐搬送されていくので、固定分岐ガイド6の先端部6Pに容器Bが衝突することなく、スムーズな容器の分岐搬送が行われる。
前記説明のように、揺動ガイド25による容器群の搬送方向振り分けによる分岐は、整流された状態でレーン21T1、或いは、レーン21T2、或いはレーン21T3に向かって分岐搬送されていくので、固定分岐ガイド6の先端部6Pに容器Bが衝突することなく、スムーズな容器の分岐搬送が行われる。
前記説明では、揺動ガイド25の下流側の分岐レーンのレーン数が2レーン、或いは、3レーンの場合を説明したが、分岐レーンのレーン数はこれに限定するものではなく、4レーン以上の複数レーンの場合も同様に多列搬送容器の分岐を行うことができ、その作用も同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、前記説明では、搬送コンベヤ11或いは搬送コンベヤ21によって容器Bが2列で搬送される場合について説明したが、2列以上の多列搬送としてもよく、前記説明と重複する内容となるので、詳細な説明は省略する。
1、2 多列搬送容器の分岐装置
5、25 揺動ガイド
6 固定分岐ガイド
6P (固定分岐ガイドの)先端部
7、27 押し込みガイド
9、29 制御装置
11、21 搬送コンベヤ
11T1、11T2 (2分岐された)レーン
21T1、21T2、21T3 (3分岐された)レーン
B 容器
5、25 揺動ガイド
6 固定分岐ガイド
6P (固定分岐ガイドの)先端部
7、27 押し込みガイド
9、29 制御装置
11、21 搬送コンベヤ
11T1、11T2 (2分岐された)レーン
21T1、21T2、21T3 (3分岐された)レーン
B 容器
Claims (3)
- 搬送コンベヤによって多列状態で搬送される容器(多列搬送容器とも称する)を容器搬送方向に沿って複数レーンに分岐する分岐装置において、
容器を搬送する搬送コンベヤと、
前記搬送コンベヤの側面の一方に設けた軸を支点として前記搬送の領域外に待避した戻り位置と前記搬送の領域内の所定の揺動位置との間で揺動し、搬送中の前記多列搬送容器の容器群を搬送方向振分けにより前記複数レーンの何れかの方向に分岐する揺動ガイドと、
前記揺動ガイドに対峙した前記搬送コンベヤの側面のもう一方に、前記搬送の領域外に待避した戻り位置と前記搬送の領域内の所定の押し込み位置との間で移動し、前記搬送方向振分け中の容器群を所定の押し込み位置方向へ押し込む押し込みガイドと、
前記搬送コンベヤの搬送、前記揺動ガイドの揺動、前記押し込みガイドの押し込みを制御する制御装置とを備え、
前記制御装置を、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを揺動位置から戻り位置方向への移動をさせ、或いは、前記揺動ガイドを戻り位置状態で、前記押し込みガイドを戻り位置方向から所定の押し込み位置方向へ押し込み作動をさせて、前記揺動ガイドにより搬送方向振分け中の前記容器群が前記複数レーンの内の所定レーンに向かう搬送列からはみ出さないように制御する構成としたことを特徴とする多列搬送容器の分岐装置。 - 請求項1に記載する多列搬送容器の分岐装置において、前記搬送方向振分けの振分け先が3レーン以上の複数レーンの場合に、前記所定の押し込み位置を各レーンに対応した複数位置とし、前記押し込みガイドの押し込みを前記複数位置に対応できるように構成したことを特徴とする多列搬送容器の分岐装置。
- 請求項1又は2に記載する多列搬送容器の分岐装置において、前記制御装置を、前記揺動ガイドの戻り位置から揺動位置方向への移動開始前に、予め前記押し込みガイドを所定の押し込み位置から戻り位置方向へ待避させ、前記搬送コンベヤを一旦短時間停止させて停止中に、前記揺動ガイドを戻り位置から揺動位置方向へ移動させるように制御する構成としたことを特徴とする多列搬送容器の分岐装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012127012A JP2013249193A (ja) | 2012-06-04 | 2012-06-04 | 多列搬送容器の分岐装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
2012
- 2012-06-04 JP JP2012127012A patent/JP2013249193A/ja active Pending
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