JP2013239765A - 通信装置、アンテナ切替制御方法、及びアンテナ切替制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末内部から発生するノイズの影響を低減することができ、かつ人体の影響を軽減することができ、また、広帯域な特性も確保することができる通信装置、アンテナ切替制御方法、及びアンテナ切替制御プログラムを提供する。
【解決手段】通信装置10は、第1の切替状態として、回路基板14上に実装されたアンテナ切替部16が、アンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11を、回路基板14上に実装された無線回路15に電気的に接続するとともに、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子12を、回路基板14上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態として、アンテナ切替部16が、アンテナ切替制御信号に従って、第2のアンテナ素子12を電気的に無線回路15に接続してモノポールアンテナとして動作させる。
【選択図】図1
【解決手段】通信装置10は、第1の切替状態として、回路基板14上に実装されたアンテナ切替部16が、アンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11を、回路基板14上に実装された無線回路15に電気的に接続するとともに、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子12を、回路基板14上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態として、アンテナ切替部16が、アンテナ切替制御信号に従って、第2のアンテナ素子12を電気的に無線回路15に接続してモノポールアンテナとして動作させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、通信装置、アンテナ切替制御方法、及びアンテナ切替制御プログラムに関する。
UHF帯やVHF帯のTV放送を受信するためのアンテナを搭載した携帯電話機の提案がなされている。UHF帯やVHF帯は、携帯電話機の物理的な大きさに比較して波長が長いため、携帯電話機用のアンテナに対して長めのアンテナが採用されている。
従来の携帯電話機用アンテナの一般的なものとしては、ロッドアンテナが用いられ、使用時において引き出すことにより長さを確保し、モノポールアンテナとして動作し、未使用時においては、携帯電話機筺体に収納することにより、デザイン的に突起部をなくすことができ、スマートに見せられるという効果を有する。
一般に、アンテナ引出長を極端に長くすることは困難であるため、1/4λ以下程度の電気長で動作するアンテナが採用されている。これは引出長を極端に長く設定する場合、それを収納するためには、筺体内部に大きなスペースが必要となり、携帯電話機全体のサイズアップにつながるためである。携帯電話筺体内部には、回路基板や、強度確保のための金属板等を有しており、これらの導体がモノポールアンテナ用のアース導体として動作する。
また、ロッドアンテナの他に、イヤホンケーブル等の外部接続用ケーブルをアンテナとして利用する方式も提案されている。
例えば、特許文献1には、イヤホンケーブルの導体をアンテナとして利用し、イヤホンを本体接続時にモノポールアンテナとして動作する技術が提案されている。
また、特許文献2には、イヤホン内の2本の金属線を用いてダイポールアンテナを形成する技術が提案されている。
また、特許文献3には、本体内蔵アンテナとイヤホンケーブルアンテナ等の外部アンテナを併用し、アンテナ切換回路で切り替える技術が提案されている。
また、特許文献4には、内部アンテナ(ヘリカル素子、ループ素子)と、外部アンテナ(イヤホンアンテナ)を備え、選択切り替えによりダイバーシチアンテナとして動作する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、イヤホンケーブルの導体をアンテナとして利用し、イヤホンを本体接続時にモノポールアンテナとして動作する技術が提案されている。
また、特許文献2には、イヤホン内の2本の金属線を用いてダイポールアンテナを形成する技術が提案されている。
また、特許文献3には、本体内蔵アンテナとイヤホンケーブルアンテナ等の外部アンテナを併用し、アンテナ切換回路で切り替える技術が提案されている。
また、特許文献4には、内部アンテナ(ヘリカル素子、ループ素子)と、外部アンテナ(イヤホンアンテナ)を備え、選択切り替えによりダイバーシチアンテナとして動作する技術が提案されている。
上述のように、特許文献1の携帯電話機用アンテナとしては、筺体内部の回路基板のアースパターンや、金属板をモノポールアンテナ用アース導体として利用するため、ノイズによる感度抑圧等の受信感度劣化を生じやすいという課題があった。
これは、回路基板上には、CPUやメモリ、各種発振回路等の回路品が実装されており、これらの回路は、各種アプリケーション動作に伴って様々な周波数で動作するため、広い帯域にわたって無線ノイズを発生する可能性があるためである。
これは、回路基板上には、CPUやメモリ、各種発振回路等の回路品が実装されており、これらの回路は、各種アプリケーション動作に伴って様々な周波数で動作するため、広い帯域にわたって無線ノイズを発生する可能性があるためである。
また、筺体内部の金属板をアース導体として利用する場合においても、LCDデバイスに近接して配置される場合が多く、高い周波数で動作するデータ信号による無線ノイズが発生しやすいため、同様にアンテナからノイズを受信しやすいという課題があった。
特に、低い周波数帯(VHF帯)になるほど、上記ノイズによる感度劣化の影響は、顕著になりやすいという傾向がある。さらに、筺体金属上に高周波電流が大きく、アンテナ特性に寄与するため、端末を手で保持するなど人体に近接した場合の特性変化が大きいという課題があった。
特に、低い周波数帯(VHF帯)になるほど、上記ノイズによる感度劣化の影響は、顕著になりやすいという傾向がある。さらに、筺体金属上に高周波電流が大きく、アンテナ特性に寄与するため、端末を手で保持するなど人体に近接した場合の特性変化が大きいという課題があった。
また、特許文献2は、上記課題の解決手段として提案されたものであり、ダイポールアンテナとして動作するイヤホンアンテナ構成である。平衡系アンテナとして動作することにより、筺体上の高周波電流は小さく抑えられ、上記課題に対して効果を有する。しかしながら、平衡系アンテナとして動作するが故に、共振特性が急峻になり、狭帯域な特性になるという課題を有する。
特許文献3、4は、外部接続アンテナと内蔵アンテナとの切替回路を備えた方式であるが、複数のアンテナを切り替えて動作させるものであり、上記二つの課題に対して効果のあるものではない。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、携帯電話機用(UHF帯、VHF帯)アンテナにおいて、端末内部から発生するノイズの影響を低減することができ、かつ人体の影響を軽減することができ、また、広帯域な特性も確保することができる通信装置、アンテナ切替制御方法、及びアンテナ切替制御プログラムを提供することにある。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、第1のアンテナ素子と、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子と、端末内部に配設され、アースパターンを有する回路基板と、前記回路基板上に実装された無線回路と、前記回路基板上に実装されたアンテナ切替部と、前記アンテナ切替部の動作を制御するアンテナ切替制御信号を出力する切替制御回路とを備え、前記アンテナ切替部は、前記切替制御回路が出力するアンテナ切替制御信号に従って、第1の切替状態においては、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に電気的に接続するとともに、第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態においては、前記第2のアンテナ素子を電気的に前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする通信装置である。
(2)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記アンテナ切替部は、第1のスイッチ回路と、第2のスイッチ回路とで構成され、前記第1の切替状態では、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続してダイポールアンテナとして動作させ、前記第2の切替状態では、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路と非接続とするとともに、前記第2のスイッチ回路、及び前記第1のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする。
(3)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記アンテナ切替部は、第3の切替状態では、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を非接続としてモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする。
(4)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記アンテナ切替部は、前記第1の切替状態において、前記第2のアンテナ素子を、リアクタンス負荷を介して前記回路基板上のアースパターンに接続することを特徴とする。
(5)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記アンテナ切替部は、前記第1のアンテナ素子が接続された第1のスイッチ回路と、前記第2のアンテナ素子が接続された第2のスイッチ回路と、前記無線回路が接続された第3のスイッチ回路とから構成され、第1の切替状態として、前記第1のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続して第1のダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続するとともに、前記第2のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のダイポールアンテナとして動作させ、第3の切替状態として、前記第1のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を非接続として第1のモノポールアンテナとして動作させ、第4の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を非接続とするとともに、前記第2のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする。
(6)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記アンテナ切替部は、前記第1のアンテナ素子が接続された第1のスイッチ回路と、前記第2のアンテナ素子が接続された第2のスイッチ回路とから構成され、第1の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続して第1のダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のダイポールアンテナとして動作させ、第3の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする。
(7)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記アンテナ切替部は、前記第1の切替状態、または前記第2の切替状態において、前記第2のアンテナ素子、または前記第1のアンテナ素子を、リアクタンス負荷を介して前記回路基板上のアースパターンに接続することを特徴とする。
(8)本発明の他の態様は、上述の通信装置において、前記回路基板上に実装され、平衡端子の一方が前記第1のアンテナ素子に接続され、前記平衡端子の他方が前記第2のアンテナ素子に接続され、不平衡側端子が前記アンテナ切替部に接続されたバラン(平衡不平衡変換)回路を更に備え、前記アンテナ切替部は、第1の切替状態として、前記バラン回路の不平衡端子を前記無線回路に接続してダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態として、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第1のモノポールアンテナとして動作させ、第3の切替状態として、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする。
(9)本発明の他の態様は、通信装置におけるアンテナ切替制御方法であって、第1の切替状態として、回路基板上に実装されたアンテナ切替部が、アンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子を、前記回路基板上に実装された無線回路に電気的に接続するとともに、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子を、前記回路基板上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させる第1の過程と、第2の切替状態として、前記アンテナ切替部が、前記アンテナ切替制御信号に従って、前記第2のアンテナ素子を電気的に前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させる第2の過程とを有することを特徴とするアンテナ切替制御方法である。
(10)本発明の他の態様は、通信装置におけるコンピュータに、第1の切替状態として、回路基板上に実装されたアンテナ切替部が、アンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子を、前記回路基板上に実装された無線回路に電気的に接続するとともに、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子を、前記回路基板上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させる第1の手順と、第2の切替状態として、前記アンテナ切替部が、前記アンテナ切替制御信号に従って、前記第2のアンテナ素子を電気的に前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させる第2の手順とを実行させるためのアンテナ切替制御プログラムである。
この発明によれば、携帯電話機用(UHF帯、VHF帯)アンテナにおいて、端末内部から発生するノイズの影響を低減することができ、かつ人体の影響を軽減することができ、また、広帯域な特性も確保することができる。
本発明は、VHF帯、もしくはUHF帯用アンテナを搭載した携帯電話機などの通信装置において、端末本体に構成されたロッドアンテナと、外部接続用アンテナと、アンテナ切替部とを備え、アンテナ切替部により、ロッドアンテナ、外部接続用アンテナのどちらか一方を選択的に切り替えてモノポールアンテナとして動作させるとともに、両アンテナをアンテナ素子として用いるダイポールアンテナとして動作させることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による携帯電話機などの通信装置10の構成を示す概略図である。図1において、通信装置10は、第1のアンテナ素子11、第2のアンテナ素子12、筐体13、回路基板14、無線回路15、及びアンテナ切替部16を備えている。回路基板14は、筐体13内に配設されている。無線回路15とアンテナ切替部16とは、回路基板14上に実装されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ切替部16に接続されている。該第1のアンテナ素子11は、筐体13に固定されたロッドアンテナであり、使用時に伸長するようになっている。また、第2のアンテナ素子12は、外部接続用端子を介して、アンテナ切替部16に着脱可能に接続されている。該第2のアンテナ素子12は、イヤホンケーブルの導体をアンテナとして利用したものである。
アンテナ切替部16は、切替制御信号により切り替えられる第1の切替状態においては、第1のアンテナ素子11が無線回路15に電気的に接続されるとともに、第2のアンテナ素子12を、回路基板14上のアースパターンに電気的に接続し、ダイポールアンテナとして動作させる。また、アンテナ切替部16は、切替制御信号により切り替えられる第2の切替状態においては、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続する。
図2は、本発明の実施形態による通信装置10の他の構成例を示す概略図である。図1に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図2には、外部接続用端子を介して、アンテナ切替部16に着脱可能に接続される第2のアンテナ素子として、外部接続ロッドアンテナ21や、外部接続変換ケーブルアンテナ22を用いる構成例を示している。外部接続変換ケーブルアンテナ22は、例えば、USBイヤホンジャック変換ケーブルなどからなる。
次に、上述した通信装置10の具体的な回路構成例を示すとともに、その動作について説明する。なお、以下では、図1に示す第2のアンテナ素子12を用いる場合について説明するが、外部接続ロッドアンテナ21や、外部接続変換ケーブルアンテナ22を用いてもよい。
A.第1実施形態
図3、図4、及び図5は、本発明の第1実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図3、図4、及び図5において、アンテナ切替部16は、第1の高周波スイッチ回路(SPDT)31と、第2の高周波スイッチ回路(SPDT)32とで構成されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ整合回路36を介して、第1の高周波スイッチ回路31に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、アンテナ整合回路37を介して、第2の高周波スイッチ回路32に接続されている。
図3、図4、及び図5は、本発明の第1実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図3、図4、及び図5において、アンテナ切替部16は、第1の高周波スイッチ回路(SPDT)31と、第2の高周波スイッチ回路(SPDT)32とで構成されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ整合回路36を介して、第1の高周波スイッチ回路31に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、アンテナ整合回路37を介して、第2の高周波スイッチ回路32に接続されている。
第1の高周波スイッチ回路31は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続するか、あるいは、第2の高周波スイッチ回路32を介して、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続するようになっている。第2の高周波スイッチ回路32は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第2のアンテナ素子12を第1の高周波スイッチ回路31に接続するか、あるいは、第2のアンテナ素子12を(回路基板14上の)アースパターンに接続するようになっている。
上記構成において、第1の切替状態(ダイポールモード)では、図3に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を、無線回路15に接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12をアースパターンに接続する。
また、第2の切替状態(モノポールモード(1))では、図4に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を無線回路15と非接続とするとともに、第2の高周波スイッチ回路32、及び第1の高周波スイッチ回路31は、第2のアンテナ素子12を、無線回路15に接続する。
更に、他の例として、第3の切替状態(モノポールモード(2))では、図5に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続とするとともに、第2のスイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を、アースパターン、及び無線回路15と非接続とする。
上述した第1実施形態によれば、ダイポールモード+モノポールアンテナモード×2の計3通りの切り替えが可能となり、より高いダイバーシチ効果を得ることができる。
B.第1実施形態の変形例
図6は、本第1実施形態の変形例による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図6において、第1実施形態の変形例では、第2の高周波スイッチ回路32の一端を直接アースパターンに接続するのではなく、リアクタンス負荷41を介してアースパターンに接続する。
図6は、本第1実施形態の変形例による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図6において、第1実施形態の変形例では、第2の高周波スイッチ回路32の一端を直接アースパターンに接続するのではなく、リアクタンス負荷41を介してアースパターンに接続する。
上記構成において、第1の切替状態(ダイポールモード:負荷装荷)では、図6に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を、無線回路15に接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を、リアクタンス負荷41を介してアースパターンに接続する。
上述した第1実施形態の変形例によれば、第2のアンテナ素子12を、リアクタンス負荷41を介してアース接続することにより、外部接続アンテナのアンテナ電気長に過不足がある場合においても、リアクタンス負荷41により調整が可能となり、使用周波数帯において、より良好なダイポールアンテナ特性を得ることができる。
C.第2実施形態
図7、図8、図9、及び図10は、本発明の第2実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図7、図8、図9、及び図10において、アンテナ切替部16は、第1の高周波スイッチ回路(SPDT)31と、第2の高周波スイッチ回路(SPDT)32と、第3の高周波スイッチ回路(SPDT)51とで構成されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ整合回路36を介して、第1の高周波スイッチ回路31に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、アンテナ整合回路37を介して、第2の高周波スイッチ回路32に接続されている。
図7、図8、図9、及び図10は、本発明の第2実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図7、図8、図9、及び図10において、アンテナ切替部16は、第1の高周波スイッチ回路(SPDT)31と、第2の高周波スイッチ回路(SPDT)32と、第3の高周波スイッチ回路(SPDT)51とで構成されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ整合回路36を介して、第1の高周波スイッチ回路31に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、アンテナ整合回路37を介して、第2の高周波スイッチ回路32に接続されている。
第1の高周波スイッチ回路31は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11を、リアクタンス負荷52を介して(回路基板14上の)アースパターンに接続するか、あるいは、第3の高周波スイッチ回路(SPDT)51を介して無線回路15に接続するようになっている。第2の高周波スイッチ回路32は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第2のアンテナ素子12を第3の高周波スイッチ回路51を介して無線回路15に接続するか、あるいは、第2のアンテナ素子12を、リアクタンス負荷41を介して(回路基板14上の)アースパターンに接続するようになっている。第3の高周波スイッチ回路51は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11、または第2のアンテナ素子12のいずれか一方を、無線回路15に接続するようになっている。
上記構成において、第1の切替状態(ダイポールモード(1))では、図7に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31、及び第3の高周波スイッチ回路51は、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を、リアクタンス負荷41を介してアースパターンに接続する。
また、第2の切替状態(ダイポールモード(2))では、図8に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を、リアクタンス負荷52を介してアースパターンに接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32、及び第3の高周波スイッチ回路51は、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続する。
また、第3の切替状態(モノポールモード(1))では、図9に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31、及び第3の高周波スイッチ回路51は、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を第3の高周波スイッチ回路51に接続(開放端)する。
また、第4の切替状態(モノポールモード(2))では、図10に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を第3の高周波スイッチ回路51に接続(開放端)するとともに、第2の高周波スイッチ回路32、及び第3の高周波スイッチ回路51は、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続する。
上述した第2実施形態によれば、第1の高周波スイッチ回路31、第2の高周波スイッチ回路32、及び第3の高周波スイッチ回路51を用いることにより、ダイポールモード×2+モノポールアンテナモード×2の計4通りのアンテナモード切替が可能となり、より高いダイバーシチ効果が得られる。
D.第3実施形態
図11、図12、及び図13は、本発明の第3実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図11、図12、及び図13において、アンテナ切替部16は、第1の高周波スイッチ回路(SPDT)31と、第2の高周波スイッチ回路(SPDT)32とで構成されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ整合回路36を介して、第1の高周波スイッチ回路31に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、アンテナ整合回路37を介して、第2の高周波スイッチ回路32に接続されている。
図11、図12、及び図13は、本発明の第3実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図11、図12、及び図13において、アンテナ切替部16は、第1の高周波スイッチ回路(SPDT)31と、第2の高周波スイッチ回路(SPDT)32とで構成されている。第1のアンテナ素子11は、アンテナ整合回路36を介して、第1の高周波スイッチ回路31に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、アンテナ整合回路37を介して、第2の高周波スイッチ回路32に接続されている。
第1の高周波スイッチ回路31は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11を、リアクタンス負荷52を介して(回路基板14上の)アースパターンに接続するか、あるいは、無線回路15に接続するようになっている。また、第2の高周波スイッチ回路32は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続するか、あるいは、第2のアンテナ素子12を、リアクタンス負荷41を介して(回路基板14上の)アースパターンに接続するようになっている。
上記構成において、第1の切替状態(ダイポールモード(1))では、図11に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を、リアクタンス負荷41を介してアースパターンに接続する。
また、第2の切替状態(ダイポールモード(2))では、図12に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を、リアクタンス負荷52を介してアースパターンに接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続する。
また、第3の切替状態(モノポールモード(1+2))では、図13に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1の高周波スイッチ回路31は、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続するとともに、第2の高周波スイッチ回路32は、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続する。
上述した第3実施形態によれば、第1の高周波スイッチ回路31、及び第2の高周波スイッチ回路32を用いることにより、ダイポールモード×2+モノポールアンテナモード×1の3通りの切替が可能となり、第3の切替状態(モノポールモード(1+2))では、第1のアンテナ素子11の信号と第2のアンテナ素子12の信号とを合成した特性を得ることができる。
E.第4実施形態
図14、図15、及び図16は、本発明の第4実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図14、図15、及び図16において、アンテナ切替部16は、スイッチ回路71から構成されている。第1のアンテナ素子11は、回路基板上に実装されたバラン(平衡不平衡変換)回路72の一端に接続されるとともに、スイッチ回路71に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、バラン回路72の他の一端に接続されるとともに、スイッチ回路71に接続されている。バラン回路72は、その不平衡側端子がスイッチ回路71に接続されている。
図14、図15、及び図16は、本発明の第4実施形態による通信装置10の構成、及び動作を説明するためのブロック図である。図14、図15、及び図16において、アンテナ切替部16は、スイッチ回路71から構成されている。第1のアンテナ素子11は、回路基板上に実装されたバラン(平衡不平衡変換)回路72の一端に接続されるとともに、スイッチ回路71に接続されている。また、第2のアンテナ素子12は、バラン回路72の他の一端に接続されるとともに、スイッチ回路71に接続されている。バラン回路72は、その不平衡側端子がスイッチ回路71に接続されている。
スイッチ回路71は、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続するか、バラン(平衡不平衡変換)回路72の不平衡側端子を無線回路15に接続するか、あるいは、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続するようになっている。
上記構成において、第1の切替状態(ダイポールモード)では、図14に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、スイッチ回路71は、バラン回路72の不平衡端子を無線回路15に接続する。
また、第2の切替状態(モノポールモード(1))では、図15に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、スイッチ回路71は、第1のアンテナ素子11を無線回路15に接続する。
また、第3の切替状態(モノポールモード(2))では、図16に示すように、切替制御回路35からのアンテナ切替制御信号に従って、スイッチ回路71は、第2のアンテナ素子12を無線回路15に接続する
上述した第4実施形態によれば、1つのスイッチ回路71とバラン回路72とを用いて、ダイポールモード×1+モノポールアンテナモード×2の3通りの切替が可能となり、バラン回路72を用いることにより、より効率的に不平衡−平衡変換回路が作用し、より良好なダイポールアンテナとして動作させることができる。
上述した第1乃至第4実施形態では、通信装置10本体に構成された第1のアンテナ素子11と外部接続用端子に接続される第2のアンテナ素子12とにより、ダイポールアンテナ(=平衡モードアンテナ)として動作させる。これにより、筺体内部の回路基板アースにのる高周波電流の影響を抑制することができ、ノイズの影響を低減することができるという利点がある。
第1のアンテナ素子(ロッドアンテナ)11と第2のアンテナ素子(イヤホンアンテナ)12とアンテナ切替部16とを備え、切替制御信号に応じて、少なくとも2つの状態(第1のアンテナ素子11と第2のアンテナ素子12とがダイポール(平衡モードアンテナ)として動作するダイポールモードと、第1のアンテナ素子11、もしくは第2のアンテナ素子12のみがモノポール(不平衡モードアンテナ)として動作するモノポールモード)を切り替え可能とする。これにより、ノイズの影響が低減されたアンテナ特性が得られるダイポールアンテナモードと、あえて筺体上に電流を流したモノポールアンテナモードとを切り替えられるので、指向性ダイバーシチ効果が得られる。
また、ダイポールアンテナは、平衡系アンテナであるため、帯域特性が狭帯域になりやすいが、モノポールアンテナモードは、不平衡アンテナであるため、広帯域な特性が得られやすい。このため、切替方式の採用により、ダイポールアンテナモードで劣化が生じる周波数帯で良好な特性を得ることができる。
なお、上述した実施形態における通信装置10の一部、例えば、アンテナ切替部16の一部、切替制御回路35をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、通信装置10に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、更に前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における通信装置10の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。通信装置10の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
10…通信装置、11…第1のアンテナ素子、12…第2のアンテナ素子、13…筐体、14…回路基板、15…無線回路、16…アンテナ切替部、21…外部接続ロッドアンテナ、22…外部接続変換ケーブルアンテナ、31…第1の高周波スイッチ回路、32…第2の高周波スイッチ回路、35…切替制御回路、36、37…アンテナ整合回路、41、52…リアクタンス負荷、51…第3の高周波スイッチ回路、71…スイッチ回路、72…バラン回路
Claims (10)
- 第1のアンテナ素子と、
外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子と、
端末内部に配設され、アースパターンを有する回路基板と、
前記回路基板上に実装された無線回路と、
前記回路基板上に実装されたアンテナ切替部と、
前記アンテナ切替部の動作を制御するアンテナ切替制御信号を出力する切替制御回路と
を備え、
前記アンテナ切替部は、
前記切替制御回路が出力するアンテナ切替制御信号に従って、第1の切替状態においては、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に電気的に接続するとともに、第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させ、第2の切替状態においては、前記第2のアンテナ素子を電気的に前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させることを特徴とする通信装置。 - 前記アンテナ切替部は、
第1のスイッチ回路と、第2のスイッチ回路とで構成され、
前記第1の切替状態では、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続してダイポールアンテナとして動作させ、
前記第2の切替状態では、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路と非接続とするとともに、前記第2のスイッチ回路、及び前記第1のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記アンテナ切替部は、
第3の切替状態では、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を非接続としてモノポールアンテナとして動作させる
ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。 - 前記アンテナ切替部は、
前記第1の切替状態において、前記第2のアンテナ素子を、リアクタンス負荷を介して前記回路基板上のアースパターンに接続する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。 - 前記アンテナ切替部は、
前記第1のアンテナ素子が接続された第1のスイッチ回路と、前記第2のアンテナ素子が接続された第2のスイッチ回路と、前記無線回路が接続された第3のスイッチ回路とから構成され、
第1の切替状態として、前記第1のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続して第1のダイポールアンテナとして動作させ、
第2の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続するとともに、前記第2のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のダイポールアンテナとして動作させ、
第3の切替状態として、前記第1のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を非接続として第1のモノポールアンテナとして動作させ、
第4の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を非接続とするとともに、前記第2のスイッチ回路、及び前記第3のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のモノポールアンテナとして動作させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記アンテナ切替部は、
前記第1のアンテナ素子が接続された第1のスイッチ回路と、前記第2のアンテナ素子が接続された第2のスイッチ回路とから構成され、
第1の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続して第1のダイポールアンテナとして動作させ、
第2の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記回路基板上のアースパターンに接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のダイポールアンテナとして動作させ、
第3の切替状態として、前記第1のスイッチ回路によって、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続するとともに、前記第2のスイッチ回路によって、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記アンテナ切替部は、
前記第1の切替状態、または前記第2の切替状態において、前記第2のアンテナ素子、または前記第1のアンテナ素子を、リアクタンス負荷を介して前記回路基板上のアースパターンに接続する
ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。 - 前記回路基板上に実装され、平衡端子の一方が前記第1のアンテナ素子に接続され、前記平衡端子の他方が前記第2のアンテナ素子に接続され、不平衡側端子が前記アンテナ切替部に接続されたバラン(平衡不平衡変換)回路を更に備え、
前記アンテナ切替部は、
第1の切替状態として、前記バラン回路の不平衡端子を前記無線回路に接続してダイポールアンテナとして動作させ、
第2の切替状態として、前記第1のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第1のモノポールアンテナとして動作させ、
第3の切替状態として、前記第2のアンテナ素子を前記無線回路に接続して第2のモノポールアンテナとして動作させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 通信装置におけるアンテナ切替制御方法であって、
第1の切替状態として、回路基板上に実装されたアンテナ切替部が、アンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子を、前記回路基板上に実装された無線回路に電気的に接続するとともに、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子を、前記回路基板上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させる第1の過程と、
第2の切替状態として、前記アンテナ切替部が、前記アンテナ切替制御信号に従って、前記第2のアンテナ素子を電気的に前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させる第2の過程と
を有することを特徴とするアンテナ切替制御方法。 - 通信装置におけるコンピュータに、
第1の切替状態として、回路基板上に実装されたアンテナ切替部が、アンテナ切替制御信号に従って、第1のアンテナ素子を、前記回路基板上に実装された無線回路に電気的に接続するとともに、外部接続用端子に接続される着脱可能な第2のアンテナ素子を、前記回路基板上のアースパターンに電気的に接続してダイポールアンテナとして動作させる第1の手順と、
第2の切替状態として、前記アンテナ切替部が、前記アンテナ切替制御信号に従って、前記第2のアンテナ素子を電気的に前記無線回路に接続してモノポールアンテナとして動作させる第2の手順と
を実行させるためのアンテナ切替制御プログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012109504A JP2013239765A (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 通信装置、アンテナ切替制御方法、及びアンテナ切替制御プログラム |
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JP2012109504A Pending JP2013239765A (ja) | 2012-05-11 | 2012-05-11 | 通信装置、アンテナ切替制御方法、及びアンテナ切替制御プログラム |
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JP (1) | JP2013239765A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018203081A1 (en) * | 2017-05-05 | 2018-11-08 | Smart Antenna Technologies Ltd | Beam switching using common and differential modes |
-
2012
- 2012-05-11 JP JP2012109504A patent/JP2013239765A/ja active Pending
Cited By (1)
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WO2018203081A1 (en) * | 2017-05-05 | 2018-11-08 | Smart Antenna Technologies Ltd | Beam switching using common and differential modes |
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