JP2013228232A - 基板外観検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理による検査と検査者による目視検査の双方を並列的に行うこと可能とし、全体としての検査時間を短縮すること。
【解決手段】基板外観検査方法は、被検査基板をエリア毎にカメラにより順次撮像する撮像ステップと、撮像ステップにより得られたエリア毎の画像を順次処理して、被検査基板における欠陥候補を画像認識する画像認識ステップと、遅くとも画像認識ステップによる最後のエリアの画像認識処理が終了する前に実行され、ユーザによる目視検査が可能となるように、画像認識ステップにより欠陥候補が認識されたエリアの画像であって、最後のエリアよりも前に画像認識処理されたエリアの画像を表示する欠陥候補エリア画像表示ステップとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラを用いた基板外観検査方法に関する。
従来から、この種の基板外観検査方法は知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4436523号明細書
ところで、被検査基板をカメラで撮像して画像処理により欠陥候補を認識する構成では、一般的に、欠陥候補が画像認識された後に、検査者による目視検査が実行される。しかしながら、例えば被検査基板が比較的大型である場合等、1つの被検査基板に対してカメラで複数の画像を撮像する必要がある場合、それら全ての画像に対する画像認識処理が終了するまで、検査者による目視検査を開始することができず、全体としての検査時間が長くなるという問題があった。
そこで、本発明は、画像処理による検査と検査者による目視検査の双方を並列的に行うこと可能とし、全体としての検査時間を短縮することが可能な基板外観検査方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一局面によれば、被検査基板をエリア毎にカメラにより順次撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップにより得られたエリア毎の画像を順次処理して、前記被検査基板における欠陥候補を画像認識する画像認識ステップと、
遅くとも前記画像認識ステップによる最後のエリアの画像認識処理が終了する前に実行され、ユーザによる目視検査が可能となるように、前記画像認識ステップにより欠陥候補が認識されたエリアの画像であって、前記最後のエリアよりも前に画像認識処理されたエリアの画像を表示する欠陥候補エリア画像表示ステップとを備えることを特徴とする、基板外観検査方法が提供される。
本発明によれば、画像処理による検査と検査者による目視検査の双方を並列的に行うこと可能とし、全体としての検査時間を短縮することが可能な基板外観検査方法が得られる。
本発明による基板外観検査方法の一例を示すフローチャートである。 図1に示す基板外観検査方法を実行する基板外観検査システム1の一例を示す構成図である。 被検査基板の各エリアの一例を概略的に示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明による基板外観検査方法の一例を示すフローチャートである。図2は、図1に示す基板外観検査方法を実行する基板外観検査システム1の一例を示す構成図である。図3は、被検査基板の各エリアの一例を概略的に示す平面図である。尚、基板外観検査方法は、被検査基板が製品とされる製造過程中の検査工程で実行される。
被検査基板は、例えばガラス、有機ELパネル、フィルム等のような、有限の外形を有する任意の基板であってよい。或いは、被検査基板は、実質的に無限に連続する基板であってもよい。また、ガラスの場合、ガラスそのものであってもよいし、膜付きガラスであってもよい。後者の場合、ガラスの欠陥の有無及び/又は膜の欠陥の有無が検査工程で検査されてよい。膜は、任意の機能を有してよく、例えば断熱機能を有する膜であってもよい。また、被検査基板のサイズは、任意であってよいが、後述の如くカメラ10の1ショットで全域を撮像できないような(即ち複数のエリアに分割してエリア毎に撮像する必要がある)大型サイズであることが好適である。また、被検査基板は、ガラスのような透明な基板であってもよいし、不透明な基板であってもよい。
ここでは、先ず、図2を参照して、基板外観検査システム1について説明する。
基板外観検査システム1は、カメラ10と、照明装置12と、XY2軸ステージ14と、制御装置18とを含む。
カメラ10は、CCD素子が縦横方向に配列されたエリアセンサであってもよいし、CCD素子が横一列に配列されたラインセンサであってもよい。尚、エリアセンサでは、二次元的に画像の撮影ができ、ラインセンサでは、一次元的な画像の撮影ができる。撮像素子は、CCD以外にも、CMOS等が使用されてもよい。尚、以下では、カメラ10は、エリアセンサである場合について説明する。カメラ10の向きは、検出対象の欠陥や被検査基板の種類等に応じて決定され、被検査基板に対して面直方向に光軸が向くように配置されてもよいし、被検査基板に対して斜め方向に光軸が向くように配置されてもよい。また、カメラ10は、被検査基板の表面を撮像する位置に配置されてもよいし、被検査基板の裏面を撮像する位置に配置されてもよいし、被検査基板の表面及び裏面を撮像するように2台以上配置されてもよい。
照明装置12は、被検査基板における欠陥を画像認識できるように、カメラ10に対して適切な位置関係で配置される。照明装置12の配置・向き・数は、検出対象の欠陥や被検査基板の種類、カメラ10の位置や向き等に応じて変化しうる。照明装置12は、例えば被検査基板に対してカメラ10と同じ側に配置されてもよいし、被検査基板に対してカメラ10と逆側に配置されてもよい。
XY2軸ステージ14は、被検査基板が上に載せられるステージであり、直交する2軸(XY軸)のそれぞれに沿って可動する。XY2軸ステージ14は、典型的には、水平面内の2軸で可動する。この場合、XY2軸ステージ14のステージ(被検査基板の支持面)は、水平面を提供する。
制御装置18は、コンピューターから構成され、カメラ10、照明装置12及びXY2軸ステージ14を制御する。制御装置18は、例えば、カメラ10に撮像命令等を出力する。また、制御装置18は、XY2軸ステージ14にステージ移動命令等を出力する。ステージ移動命令は、撮像命令と協調して出力される。
本実施例では、カメラ10及びXY2軸ステージ14は、被検査基板がエリア毎にカメラ10により撮像されるように制御される。図3に示す例では、被検査基板70は、20個のエリアに分割されている。尚、エリアは、1回の撮像でカメラ10により撮像される被検査基板の領域に対応する。従って、エリアの大きさや形状は、カメラ10の画素構成や、被検査基板70とカメラ10との間の垂直方向の距離等の位置関係に応じて異なりうる。
図3に示す例では、例えば第1エリアから第20エリアまで昇順に各エリアが順次撮像されるようにカメラ10及びXY2軸ステージ14が制御されてもよい。この場合、カメラ10は、先ず、第1エリアを撮像し、次いで、XY2軸ステージ14により被検査基板70がY方向(左向き)に移動され、カメラ10は第2エリアを撮像する。その後同様にXY2軸ステージ14により被検査基板70がY方向に移動されて第3,4,5エリアが順次撮像されると、XY2軸ステージ14により被検査基板70がX方向に移動され、第6エリアが撮像される。次いで、XY2軸ステージ14により被検査基板70がY方向(右向き)に移動され、カメラ10は第7エリアを撮像する。このようにして、被検査基板がエリア毎にカメラ10により撮像される。
尚、以上の説明では、カメラ10を固定し、XY2軸ステージ14により被検査基板70を移動させることで、カメラ10と被検査基板70との位置関係を変化させているが、カメラ10のみを移動させてもよいし、カメラ10と被検査基板70との双方を移動させてもよい。また、各エリアの撮像順序も任意である。また、図3に示す各エリアは、互いに独立であるが、隣接するエリアに対して一部がオーバーラップしていてもよい。
基板外観検査システム1は、更に、画像処理装置20と、表示装置22と、目視結果入力装置24と、検査データ記憶装置26とを含む。
画像処理装置20は、コンピューターから構成される。画像処理装置20は、カメラ10から得られる画像を処理して、被検査基板に存在しうる欠陥を画像認識する。画像認識対象の欠陥は、任意であるが、典型的には、被検査基板の品質上問題となる欠陥である。例えば膜付きのガラスの場合、膜の欠陥(例えば膜内の気泡、異物)やガラスの欠陥(例えばガラス内の異物等)であってもよい。また、積層基板の場合は、積層のずれ、異物(汚れ)の付着、欠損等であってもよい。欠陥の画像認識方法は、欠陥の種類(特徴)に応じて任意の方法が使用されてもよい。例えば、欠陥の画像認識方法は、欠陥の無い被検査基板を撮像して得られる基準画像データと比較することで、欠陥(異常部分)を画像認識する方法であってもよい。尚、画像処理装置20により画像認識される欠陥は、最終的には、人目により欠陥であるか否かが判断(検査)される。従って、以下では、画像処理装置20により画像認識される欠陥は、「欠陥候補」と称する。
画像処理装置20は、カメラ10から得られる各エリアの画像毎に順次画像認識処理を実行する。画像処理装置20による欠陥候補認識結果(欠陥候補の有無や、欠陥候補の位置等)は、各エリアの画像毎に得られる。欠陥候補認識結果は、各エリアの画像と共に所定の記憶装置に順次記憶されてよい。
表示装置22は、検査者に対して画像を表示するための表示装置である。表示装置22は、任意の表示装置であってよく、例えば液晶ディスプレイであってよい。表示装置22は、表示機能のみを有する表示装置であってもよいし、内部に制御装置(コンピューター)を含む表示装置であってもよい。表示機能のみを有する表示装置である場合、表示装置22の表示状態は、例えば目視結果入力装置24により制御されてよい。尚、以下では、表示装置22の表示状態は、目視結果入力装置24により制御されるものとして説明を続ける。
表示装置22は、カメラ10から得られる画像であって、画像処理装置20により欠陥候補が画像認識されたエリアに係る画像(以下、「欠陥候補エリア画像」ともいう)を表示する。尚、表示装置22は、ユーザ(典型的には、検査者)からの要求に応じて欠陥候補エリア画像を表示してもよいし、画像処理装置20により欠陥候補が画像認識された場合に目視結果入力装置24の指令を受けて(自動的に)、当該欠陥候補に係る欠陥候補エリア画像を表示してもよい。表示装置22は、ユーザからの要求に応じて欠陥候補エリア画像を拡大表示する機能等を有してよい。尚、表示装置22上に表示される欠陥候補エリア画像は、カメラ10から得られる画像そのものであってもよいし、カメラ10から得られる画像に、欠陥候補の位置をユーザに知らせるためのマーク等が重畳された画像であってもよい。
目視結果入力装置24は、コンピューターから構成される。目視結果入力装置24には、ユーザインターフェース25が接続される。ユーザインターフェース25は、任意のユーザインターフェース25であってよく、例えばマウスやキーボード、タッチパネルディスプレイ、音声認識装置等であってよい。また、目視結果入力装置24とユーザインターフェース25との接続態様は、任意であり、無線通信や有線通信又はその組み合わせであってもよい。
目視結果入力装置24は、ユーザインターフェース25を介して入力される検査者による目視検査結果を処理する。尚、目視結果入力装置24のユーザインターフェース25は、典型的には、表示装置22の近くに配置される。検査者は、表示装置22上に表示される欠陥候補エリア画像を目視によりチェックし、そこに表示される欠陥候補が欠陥であるか否かを判断し、その判断結果(目視検査結果)をユーザインターフェース25から入力する。目視結果入力装置24は、入力された欠陥候補エリア画像に係る目視検査結果(例えば欠陥(NG)、欠陥でない(OK)の2種類、又は、欠陥、欠陥でない、保留の3種類)を検査データ記憶装置26に記憶する。
尚、一例として、本例では、目視結果入力装置24は、表示装置22の表示状態を制御する。この場合、目視結果入力装置24がアクセス可能な記憶装置に、カメラ10から得られる画像(欠陥候補エリア画像を含む)が記憶されていればよい。例えば目視結果入力装置24内部の主記憶装置には、画像処理装置20を介して順次供給されるカメラ10からの各画像が順次記憶されてよい。また、この場合、目視結果入力装置24には、画像処理装置20から各エリアの画像と共に、欠陥候補認識結果が随時供給されてよい。
検査データ記憶装置26は、補助記憶装置であり、例えばHDD(ハードディスクドライブ)により構成される。検査データ記憶装置26は、目視結果入力装置24に内蔵される補助記憶装置であってもよいし、アクセス可能な外部の補助記憶装置であってもよい。検査データ記憶装置26は、目視結果入力装置24を介して入力される目視検査結果を記憶する。検査データ記憶装置26に記憶される目視検査結果は、当該検査工程よりも後の工程で使用される。例えば、検査工程よりも後の工程は、検査工程の検査結果に応じて基板の補修等の保全や基板の廃棄を行う工程であってよい。検査データ記憶装置26には、目視検査結果に加えて、欠陥の位置情報(基板上のどの位置かを示す情報)が記憶されてもよい。欠陥の位置情報は、例えば基板に対して定義された所定の座標系での座標で表現されてもよい。この欠陥の位置情報は、検査者により目視検査結果と共に入力される情報であってあってもよいし、画像処理装置20により算出された位置情報(算出された時点では欠陥候補の位置情報)であってもよい。これにより、検査工程よりも後の工程において、例えば補修を行う際、対応する欠陥を容易に特定することができる。尚、補修等の保全は、作業者によるマニュアル作業であってもよいし、ロボットにより自動作業であってもよいし、その組み合わせであってもよい。また、検査データ記憶装置26には、目視検査結果に加えて、欠陥の種類や程度等を表す付加情報が記憶されてもよい。また、検査データ記憶装置26には、目視検査結果に加えて、対応する欠陥候補エリア画像が記憶されてもよい。
次に、図1を参照して、上述した図2に示す基板外観検査システム1により実現される基板外観検査方法の一例について説明する。
図1には、カメラ10、画像処理装置20、表示装置22、及び、検査データ記憶装置26の各動作と共に、目視検査者による作業が、同じ時系列で示されている。図1は、ある1つの被検査基板に対して実行される基板外観検査方法のタイミングチャートを示す。
先ず、カメラ10は、時刻t0から動作開始し、被検査基板の各エリアを順次撮像していく。図1に示す例では、カメラ10は、第1エリアから第Nエリアまで順に撮像し、第Nエリアを撮像し終えた時刻t1にて動作終了となる。尚、カメラ10の動作時間(=t1−t0)は、エリア数(N)や、1ショット当たりのカメラ10の撮像時間やXY2軸ステージ14の動作時間等に依存する。
画像処理装置20は、時刻t0以後、カメラ10からの第1エリアの画像の入力を受けて動作開始する。画像処理装置20は、カメラ10が順次撮像する被検査基板の各エリアの画像を順次処理する。尚、図1に示す例では、画像処理装置20は、カメラ10が第2エリアの画像を撮像する前に、第1エリアの画像の処理を開始している。但し、画像処理装置20の処理(欠陥候補認識処理)は、カメラ10の撮像と並列的に順次実行されている限り、どのようなタイミングで実行されてもよい。尚、典型的には、画像処理装置20は、カメラ10による画像の取得順(本例では、第1エリアから第Nエリアまでの昇順)に同期した順に各エリアの画像を処理する。この場合、画像処理装置20の動作は、第Nエリアの画像を処理し終えた時点(図1に示す例では、時刻t2)で動作終了となる。
尚、画像処理装置20による欠陥候補認識処理は、図1に示すように、目視結果入力装置24の処理(例えば、目視検査者からの目視結果の検査データ記憶装置26への記憶処理や、表示装置22上への欠陥候補エリア画像の表示処理)と並列して実行される。即ち、画像処理装置20と検査データ記憶装置26とは別々のコンピューターにより構成されているので、画像処理装置20は、検査データ記憶装置26の処理に影響されずに、各エリアの画像に対する欠陥候補認識処理を継続的に順次実行することができる。
表示装置22は、時刻t0以後、所定のタイミングで、画像処理装置20により欠陥候補が画像認識されたエリアに係る画像(欠陥候補エリア画像)を表示する。欠陥候補エリア画像は、画像処理装置20により欠陥候補が画像認識される度に、自動的に順次表示されてもよいし、ユーザ(典型的には、検査者)からの要求が入力された場合に、その要求に応じて表示されてもよい。後者の場合、表示装置22は、新たな欠陥候補エリア画像が発生した場合に、その旨を表示し、それに応答してユーザからの表示要求が入力された場合に、当該欠陥候補エリア画像を表示することとしてよい。尚、ユーザからの要求は、表示装置22の表示を制御する制御装置(本例では、目視結果入力装置24)により処理される。例えば、ユーザからの要求は、ユーザインターフェース25を介して入力され、これを受けて、目視結果入力装置24は、表示装置22上に欠陥候補エリア画像を表示させてもよい。尚、図1に示す例では、第2エリアの画像に欠陥候補が認識され、それを受けて、表示装置22は、画像処理装置20による当該欠陥候補の認識後直ぐに、当該欠陥候補に係る欠陥候補エリア画像を表示している。表示装置22は、典型的には、全ての欠陥候補エリア画像を表示し、それに対応した目視検査結果が入力された段階で、実質的に動作終了となる。
尚、図1に示す例では、表示装置22は、1つの被検査基板に対して複数の欠陥候補エリア画像を表示している。この場合、欠陥候補エリア画像の切換は、ユーザからの切換要求に応じて実行されてよい。例えば、目視結果入力装置24は、ユーザインターフェース25を介してユーザからの切換要求が入力された場合に、表示装置22上に、次の欠陥候補エリア画像を表示することとしてよい。
目視検査者は、表示装置22上に表示された欠陥候補エリア画像を目視により検査する。即ち、目視検査者は、表示装置22上に表示された欠陥候補エリア画像を目視し、欠陥候補が欠陥であるか否かを判断し、その判断結果(目視検査結果)をユーザインターフェース25により入力する。尚、目視検査は、表示装置22上の欠陥候補エリア画像の拡大表示等の表示切替を伴ってもよい。目視検査者による目視検査は、表示装置22上に表示される欠陥候補エリア画像毎に実行される。目視検査者による目視検査は、表示装置22上での欠陥候補エリア画像の表示に同期して実行される。尚、表示装置22上に欠陥候補エリア画像が表示されると、その時点から、当該欠陥候補エリア画像に係る目視検査結果が入力可能な状態(目視検査結果の入力待ち状態)が形成されてよい。実際には、目視検査結果は、表示装置22上に欠陥候補エリア画像が表示されてから、ある程度の時間(目視検査に要する時間)が経過した後に入力されることになる。尚、図1に示す例では、1つ目の欠陥候補エリア画像に対する目視検査結果入力と、2つ目の欠陥候補エリア画像に対する目視検査結果入力は、画像処理装置20による最後のエリア(第Nエリア)の画像処理が終了する前に実行されている。他方、最後の欠陥候補エリア画像に対する目視検査結果入力は、画像処理装置20による最後のエリア(第Nエリア)の画像処理が終了した後(即ち時刻t2以降)に実行されている。
検査データ記憶装置26は、目視検査者により入力された目視検査結果を随時記憶する。即ち、目視結果入力装置24は、視検査者により目視検査結果が入力される毎に、入力された目視検査結果を検査データ記憶装置26に記憶する。尚、目視結果入力装置24は、視検査者により入力された複数の欠陥候補エリア画像に係る目視検査結果(但し、同一の被検査基板に係る目視検査結果)を主記憶装置に記憶しておき、最後の欠陥候補エリア画像に係る目視検査結果が入力された時点にて、一括で検査データ記憶装置26に記憶することとしてもよい。いずれにしても、検査データ記憶装置26が最後の欠陥候補エリア画像に係る目視検査結果を記憶した時点(図1の時刻t3)にて、ある特定の1つの被検査基板に係る基板外観検査が完了となる。尚、図1に示す例では、ある特定の1つの被検査基板に対して、3つの欠陥候補エリア画像に対応して3つの目視検査結果が記憶されているが、当然ながら、欠陥候補エリア画像の数は多様でありうる。例えば、1つの被検査基板に対して、欠陥候補エリア画像が1つも存在しない場合もありうる。
このように図1に示す基板外観検査は、ある特定の1つの被検査基板に対して、カメラ10が第1エリアの画像を撮像した時点(時刻t0)から実質的に開始し、検査データ記憶装置26が最後の欠陥候補エリア画像に係る目視検査結果を記憶した時点(時刻t3)にて終了となる。
ここで、図1に示す基板外観検査方法によれば、上述の如く、欠陥候補エリア画像が得られ次第、欠陥候補エリア画像が表示装置22上に表示可能となる。これにより、画像処理装置20による最後のエリア(本例の場合、第Nエリア)の画像処理が終了する前に、検査者による目視検査を開始することができる。例えば、図1に示す例では、画像処理装置20による第Nエリアの画像処理が終了する時刻t2よりも前に、表示装置22上に、第Nエリアよりも前のエリア(例えば第2エリア)に係る欠陥候補エリア画像が表示されている。これにより、第1エリアの画像から第Nエリアの画像までの全部の欠陥候補認識処理を経てから、第Nエリアよりも前のエリアに係る欠陥候補エリア画像を表示する場合に比べて、早期に検査者による目視検査を開始することができる。これにより、多数のエリアに分けて画像を撮像する必要があり、その全ての画像を撮像するのに比較的長い時間を要するような大型の被検査基板に対しても、画像処理装置20による欠陥候補認識処理と検査者による目視検査とを協調して実行すること可能であり、この結果、全体として要する検査時間を短縮することができる。
尚、図1に示す例では、1つ目の欠陥候補エリア画像に対する目視検査結果入力と、2つ目の欠陥候補エリア画像に対する目視検査結果入力は、画像処理装置20による最後のエリア(第Nエリア)の画像処理が終了する時点(時刻t2)よりも前に実行されている。しかしながら、エリア数Nや画像処理時間、目視検査時間、欠陥候補エリア画像の現れ方等に依存して、欠陥候補エリア画像に対する目視検査結果入力は、画像処理装置20による最後のエリアの画像処理が終了する時点よりも前に完了しない場合もありうる。例えば図1に示す例において、N=2であり、1つ目の欠陥候補エリア画像が第1エリアの画像である場合、当該第1エリアの画像に対する目視検査結果は、最後のエリア(第2エリア)の画像処理が終了する時点よりも前に入力できない場合もありうる。この場合であっても、本実施例によれば、第1エリアの画像に対する目視検査は、最後のエリア(第2エリア)の画像処理が終了する時点よりも前に開始することができるので(即ち第1エリアの欠陥候補認識処理の終了直後から開始することができるので)、最後のエリア(第2エリア)の欠陥候補認識処理が終了する時点から第1エリアの画像に対する目視検査を開始する構成に比べて、目視検査を早期に開始することができ、その分だけ検査時間を短縮することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例では、画像処理装置20及び目視結果入力装置24は、それぞれ別のコンピューターにより実現されているが、単一のコンピューターにより実現されてもよい。この場合、その単一のコンピューターは、マルチコアプロセッサであり、各CPUコアが、画像処理装置20及び目視結果入力装置24のそれぞれの機能を実現する。また、画像処理装置20の機能は、複数のコンピューターにより実現されてもよいし、目視結果入力装置24の機能は、複数のコンピューターにより実現されてもよい。
また、上述した実施例では、カメラ10は、第Nエリアの画像を取得した時点で動作終了となっているが、例えばユーザインターフェース25を介したユーザからの要求に応じて、指定のエリアの画像を再度撮像するように動作してもよい。この場合、最後の欠陥候補エリア画像に係る目視検査が終了する前に、かかる再撮像を受け付けることで、全ての目視検査が終了してから再度特定のエリアだけ撮像して再検査を行う場合に比べて、全体として検査時間を短縮することができる。この場合、画像処理装置20は、再撮像されたエリアについて、再度、欠陥候補認識処理を行うこととしてもよい。尚、カメラ10のレンズが切り換え可能な構成(即ち、カメラ10が倍率可変のレンズを装備する構成)では、欠陥候補の拡大観察が可能なようにカメラ10のレンズを、より高い倍率のものに切り換えてから指定のエリアの画像を再度撮像することとしてもよい。あるいは、カメラ10を主カメラとし、カメラ10とは別のカメラを副カメラとして用い、指定のエリアの画像を副カメラにより再度撮像することとしてもよい。この場合、副カメラは、欠陥候補の拡大観察が可能なように、主カメラ(カメラ10)よりも高い倍率のレンズを備えてもよいし、倍率可変のレンズを備えてよい。かかる構成によれば、カメラ10の撮像動作中に(即ち第Nエリアの撮像が完了する前に)副カメラによる撮像動作(指定のエリアの画像の再度撮像)を開始することができ、その分だけ検査時間を短縮することができる。この場合、副カメラは、平面型のモータの上に載置され、平面型のモータの駆動により副カメラの平面運動(特定のエリアの撮像位置への移動)が実現されてもよい。
また、上述した実施例では、検査工程の終了後(全ての欠陥候補に関して目視検査が完了した後)に、補修等の保全が実行されているが、検査工程の最中に補修の保全を行ってもよい。即ち、検査工程で入力される目視検査結果に応じた保全作業は、当該検査工程中に実行されてもよい。尚、保全作業は、人手によるものであってもよいし、ロボットによる作業であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。ロボットによる作業である場合は、カメラ10の撮像動作に干渉しない態様で、保全用ロボットを制御すればよい。この場合、カメラ10による撮像動作中に(即ち第Nエリアの撮像が完了する前に)保全作業を開始することができる。
また、上述した実施例では、制御装置18及び目視結果入力装置24は、別々のコンピューターにより実現されているが、制御装置18の機能は、目視結果入力装置24のコンピューターにより実現されてもよい。
また、上述した実施例では、カメラ10はエリアセンサであったが、上述の如くラインセンサであってもよい。この場合、各エリアは、ラインセンサにより一回の撮像で撮像できる範囲に対応する。画像処理装置10は、同様に、ラインセンサにより順次撮像される画像を順次処理すればよい。また、表示装置22は、同様に、欠陥候補エリア画像を表示すればよい。但し、この場合、検査者による視認性(検査のしやすさ)を考慮して、画像処理装置10により認識された欠陥候補を含む画像領域が予め拡大表示されるようにしてもよいし、複数のエリアの画像(それ以前に撮像された画素)が結合されて表示されてもよい。
また、上述した実施例では、画像処理装置20は、欠陥候補エリア画像を表示しているが、必要に応じて、欠陥候補が検出されないエリアの画像を表示してもよい。例えば、画像処理装置20は、カメラ10から各エリアの画像が得られる度に、そのエリアの画像を順次表示する構成であってもよい。但し、検査者による目視検査が容易に行えるように、画像処理装置20上に欠陥候補エリア画像を検査者が容易に呼び出すことができる構成であることが望ましい。
10 カメラ
12 照明装置
14 XY2軸ステージ
18 制御装置
20 画像処理装置
22 表示装置
24 目視結果入力装置
25 ユーザインターフェース
26 検査データ記憶装置
70 被検査基板

Claims (4)

  1. 被検査基板をエリア毎にカメラにより順次撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにより得られたエリア毎の画像を順次処理して、前記被検査基板における欠陥候補を画像認識する画像認識ステップと、
    遅くとも前記画像認識ステップによる最後のエリアの画像認識処理が終了する前に実行され、ユーザによる目視検査が可能となるように、前記画像認識ステップにより欠陥候補が認識されたエリアの画像であって、前記最後のエリアよりも前に画像認識処理されたエリアの画像を表示する欠陥候補エリア画像表示ステップとを備えることを特徴とする、基板外観検査方法。
  2. 前記欠陥候補画像表示ステップは、表示した前記エリアの画像に対する目視検査結果の入力待ち状態を形成することを含む、請求項1に記載の基板外観検査方法。
  3. 遅くとも前記画像認識ステップによる最後のエリアの画像認識処理が終了する前に開始され、前記欠陥候補エリア画像表示ステップにより表示された画像に基づいて、ユーザが前記被検査基板における欠陥の有無を判断する目視検査ステップを更に含む、請求項1又は2に記載の基板外観検査方法。
  4. 遅くとも前記画像認識ステップによる最後のエリアの画像認識処理が終了する前に実行され、前記欠陥候補エリア画像表示ステップにより表示された画像に係る欠陥候補に対するユーザによる目視検査結果を記録する目視検査結果記録ステップを更に含む、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の基板外観検査方法。
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