JP2013220748A - 車両用ドアトリム - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃吸収性能を確保しつつ収容空間をより大きくすることが可能な車両用ドアトリムを提供する。
【解決手段】トリムボード12と、ドアポケット30と、を備え、ドアポケット30は、底壁部31と、対向壁部33と、対向壁部33における周端部からトリムボード12に向かって立ち上がる後壁部37と、を備え、さらに、ドアポケット30は、後壁部37におけるトリムボード12側の端部からトリムボード12の車室外側面12A1に沿って延設される第1延設壁部50と、第1延設壁部50における延設端からドアインナパネル11に向かって延設される第2延設壁部51と、を備え、第2延設壁部51におけるドアインナパネル11側の端面51Aが、対向壁部33におけるドアインナパネル11側の面よりもドアインナパネル11に近い位置に配されていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用ドアトリムに関する。
従来、車両用ドアトリムとして、ドアポケットが設けられたものが知られている(下記特許文献1)。下記特許文献1の車両用ドアトリムにおける車室外側の面において、ドアポケット(特許文献1のポケット用開口に対応)の車両後側には、側突時の衝撃を吸収可能な衝撃吸収体(衝撃吸収パッド)が配置されている。
特開2000−177517号公報
上記構成においては、ドアポケットの車両後方に衝撃吸収体が配置されているため、ドアポケットを車両後方に延ばすことができない。つまり、ドアポケットの車両前後方向の長さが規制されてしまうため、ドアポケットの収容空間の大きさが確保しにくいという問題点があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、衝撃吸収性能を確保しつつドアポケットの収容空間をより大きくすることが可能な車両用ドアトリムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両用ドアパネルに対して車室内側から取り付けられる車両用ドアトリムであって、トリムボードと、前記トリムボードに対して車室外側から取り付けられるドアポケットと、を備え、前記ドアポケットは、当該ドアポケットの底部を構成する底壁部と、前記トリムボードの車室外側面と対向配置される対向壁部と、前記対向壁部における周端部から前記トリムボードに向かって立ち上がるドアポケット立壁部と、を備え、前記底壁部、前記対向壁部、前記ドアポケット立壁部、及び前記トリムボードによって当該ドアポケットの収容空間が少なくとも構成され、さらに、前記ドアポケットは、前記ドアポケット立壁部における前記トリムボード側の端部から前記トリムボードの前記車室外側面に沿って延設される第1延設壁部と、前記第1延設壁部における延設端から前記車両用ドアパネルに向かって延設される第2延設壁部と、を備え、前記第2延設壁部における前記車両用ドアパネル側の端面が、前記対向壁部における前記車両用ドアパネル側の面よりも前記車両用ドアパネルに近い位置に配されていることに特徴を有する。
本発明において、側突時に、車両用ドアトリム(ひいては、ドアポケット)の車室外側に配されている車両用ドアパネルが車室内側に変位した場合には、車両用ドアパネルが第2延設壁部における車両用ドアパネル側の端面に当接する。これにより、第2延設壁部における車両用ドアパネル側の端面がドアパネルによって押圧されると、第2延設壁部が変形する。これにより、側突時の衝撃を吸収することができる。
つまり、本発明においては、ドアポケットに衝撃吸収機能を付加させることができ、従来、車両用ドアトリムに設けられていた衝撃吸収材を廃止することも可能となる。このためドアポケットをドアトリムにおける車両後部(従来、衝撃吸収体が設けられていた箇所)まで延ばすことができ、その収容空間をより大きくすることができる。
ここで、第2延設壁部における車両用ドアパネル側の端面は、対向壁部における車両用ドアパネル側の面よりもドアパネルに近い側に配されている。このため、側突時には、車両用ドアパネルが対向壁部に当接するよりも先に第2延設壁部に当接することになる。これにより、側突時において比較的早い段階で衝撃の吸収を行うことができ、衝撃吸収性能をより高くすることができる。さらに、本発明においては、設計段階において、第2延設壁部の構成を適宜変更することで、側突時における第2延設壁部の変形をコントロールすることができ、衝撃吸収性能の調整を行うことも可能となる。
上記構成において、前記第2延設壁部と前記ドアポケット立壁部とを連結する連結リブを備えるものとすることができる。
側突時において、第2延設壁部が容易に変形すると、側突時の衝撃を十分に吸収できず衝撃吸収性能が低下する事態が懸念される。そこで、本発明では、第2延設壁部と後壁部とを連結する連結リブを設けることとした。これにより、第2延設壁部の変形をある程度抑制することができ、衝撃をより効果的に吸収することができる。また、このような連結リブを設ける構成とすれば、設計時に連結リブの構成(例えば、リブの長さや形状など)を調整することで、第2延設壁部の変形のし易さを容易に調整することができるから、衝撃吸収性能を容易に調整することができる。
また、前記第2延設壁部は、前記第1延設壁部から車室外側に延びる壁部本体部と、
前記壁部本体部の延設端から延び、前記車両用ドアパネルと対向配置される形で前記壁部本体部に対して屈曲された屈曲部と、前記壁部本体部から立設され、前記屈曲部と連結される立設リブと、を有しているものとすることができる。
このような立設リブを有することで、壁部本体部及び屈曲部の変形をある程度抑制することができ、衝撃をより効果的に吸収することができる。また、設計時に立設リブの構成(例えば、リブの長さや形状など)を調整することで、第2延設壁部の変形のし易さを容易に調整することができるから、衝撃吸収性能を容易に調整することができる。
また、前記第1延設壁部には、前記トリムボードに取付可能な取付部が設けられているものとすることができる。
第1延設壁部をトリムボードに取り付けることで、第1延設壁部、ひいては第1延設壁部から延設された第2延設壁部をより確実にトリムボードに対して位置決めすることができる。これにより、側突時に第2延設壁部の位置がずれてしまう事態を抑制でき、トリムボードにおける所定の位置でより確実に衝撃を吸収することができる。
また、前記トリムボードは、前記車両用ドアパネルと対向配置されるトリム本体部と、前記トリム本体部における周端部から車室外側に向かって立ち上がるトリム立壁部とを有し、前記第2延設壁部は、前記トリム立壁部と対向配置されるものとすることができる。
側突時において、第2延設壁部が容易に変形すると、側突時の衝撃を十分に吸収できず衝撃吸収性能が低下する事態が懸念される。そこで、本発明では、第2延設壁部がトリム立壁部と対向配置される構成とした。これにより、第2延設壁部がトリム立壁部側に変形した際には、トリム立壁部に当接することで、第2延設壁部の変形をある程度抑制することができ、側突時の衝撃をより効果的に吸収することができる。
また、前記トリムボードは、前記車両用ドアパネルと対向配置されるトリム本体部と、
前記トリム本体部における周端部から車室外側に向かって立設されたトリム立壁部を有し、前記壁部本体部は、前記トリム立壁部と対向配置され、前記立設リブは、前記壁部本体部から前記トリム立壁部に向かって立設されているものとすることができる。
側突時において、第2延設壁部が容易に変形すると、側突時の衝撃を十分に吸収できず衝撃吸収性能が低下する事態が懸念される。そこで、本発明では、立設リブがトリム立壁部に向かって立設される構成とした。このような構成とすれば、側突時において、第2延設壁部がトリム立壁部側に変形した際には、立設リブがトリムボードの立壁部に当接する。これにより、第2延設壁部の変形をある程度抑制することができ、側突時の衝撃をより効果的に吸収することができる。また、このような立設リブをトリム立壁部に当接させる構成とすれば、例えば、立設リブの高さを調節することで、第2延設壁部の表面をトリム立壁部に直接当接させる構成と比較して、より当接させやすくなる。
また、前記第2延設壁部は、着座した乗員の腰部と対向する箇所に配されているものとすることができる。
このような構成とすれば、側突時において、乗員の腰部を保護することができる。
本発明によれば、衝撃吸収性能を確保しつつドアポケットの収容空間をより大きくすることが可能な車両用ドアトリムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係るドアトリムを示す斜視図 本発明の実施形態1に係るドアトリムを示す正面図 本発明の実施形態1に係るドアポケットを示す正面図 図3のドアポケットを車室外側(裏側)から視た斜視図 図3のドアポケットを車室外側(裏側)から視た裏面図 図3のドアポケットを示す断面図(図2及び図3のA−A線で切断した図に対応) 本発明の実施形態2に係るドアポケットを示す正面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。図1は、本実施形態のドアポケット30が設けられたドアトリム10(車両用ドアトリム)を示す斜視図である。ドアトリム10は、車両用ドアパネルを構成するドアインナパネル11(図6参照)に対して車室内側から取り付けられることで車両ドアを構成するものである。
ドアトリム10は、図1に示すように、トリムボード12を主体に構成されている。トリムボード12は、例えばポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって構成されている。なお、トリムボード12の材質は、合成樹脂材料に限定されず、例えば、木質系材料と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。
トリムボード12は、略平面状をなし、ドアインナパネル11と対向配置されるトリム本体部12Aと、トリム本体部12Aの外周縁からドアインナパネル11側(車室外側)に立ち上がるトリム立壁部と、を備えている。また、トリムボード12の表面を覆う形で、表皮材(図示せず)が貼り付けられている。なお、以下の説明では、トリムボード12のトリム立壁部のうち、トリム本体部12Aにおける車両後側の周端部から車室外側に向かって立設された部分をトリム立壁部12Bと呼ぶものとする。
ドアトリム10には、スピーカグリル16、インサイドハンドル収容部17、ドアポケット30などが設けられている。また、ドアトリム10は、車室内側に張り出す形状をなすアームレスト部19を備えている。なお、図1及び図2においては、ドアポケット30を含むドアトリム10の構成部品の一部がトリムボード12を透過する形で図示されている。
次に、ドアポケット30の構成について説明する。本実施形態のドアポケット30は、トリムボード12のトリム本体部12Aにおける車室外側の面に取り付けられており、アームレスト部19の下方及びスピーカグリル16の車両後方に配置されている。
ドアポケット30は、例えば、合成樹脂材料などによって構成され、図3に示すように、トリムボード12の外周縁の形状に沿う形で延びている。具体的には、ドアポケット30は、正面視において、車両後方に向かうにつれて上方に延びる形状をなしている。
ドアポケット30は、図3に示すように、底部を構成する底壁部31と、トリムボード12のトリム本体部12Aにおける車室外側面と対向配置される対向壁部33(図6参照)と、底壁部31の車両後端部と連結された仕切り壁部35と、仕切り壁部35の車両後端部と連結された後壁部37と、後壁部37の上端部と連結された上壁部39とを備えている。
底壁部31は、車両前側の部分において下方に凹む凹部32を有しており、車両後側の部分においては、車両後側に向かうにつれて上昇傾斜する形状をなしている。また、底壁部31における車両前端部からは前壁部41が上方に延設されている。
底壁部31、後壁部37、上壁部39、前壁部41は、それぞれ対向壁部33の周端部からトリムボード12のトリム本体部12Aに向かってそれぞれ立設されている。これにより、底壁部31、後壁部37、上壁部39、前壁部41、対向壁部33、及びトリムボード12のトリム本体部12Aによって、ドアポケット30における収容空間S1が構成されている。なお、対向壁部33は、ドアポケット30における奥壁部(車室外側の壁部)を構成している。
正面視におけるドアポケット30の外周縁には、外側に向かって延びるフランジ部43が形成されている。このフランジ部43には、外側に向かって延びる複数の取付片部45が形成されている。取付片部45には、ドアポケット30をトリム本体部12Aに取り付けるための取付孔45Aが貫通形成されている。
この取付孔45Aには、図6に示すように、トリム本体部12Aの裏面から突設された取付ボス14が挿通される構成となっている。取付孔45Aに挿通された取付ボス14は、例えば、熱カシメなどの固定手段で取付片部45に固定される構成となっている。
仕切り壁部35は、収容空間S1を車両前方空間S2と車両後方空間S3とに仕切るもので、正面視において下方且つ車両後方に開口された略U字状をなしている。仕切り壁部35は、対向壁部33からトリム本体部12Aの裏面に向かって立設されている。言い換えると、仕切り壁部35は、対向壁部33とトリム本体部12Aの間に介在されている。
また、仕切り壁部35は、底壁部31の後端部から、車両前方に向かうにつれて上昇傾斜する形で突出されている。言い換えると、仕切り壁部35は、長手状をなし、当該仕切り壁部35の長手方向における車両前側の一端部(車両前端部)が、当該仕切り壁部35の車両後側の他端部(車両後端部)に対して高い位置に配される形で延設されている。これにより、車両後方空間S3は、車両前方空間S2に対して車両後方及び上方に配される形で形成され、仕切り壁部35の上面35Aが車両後方空間S3の底面として構成されている。
車両前方空間S2は上方に開口されており、車両後方空間S3は車両前方に開口されている。そして、図1及び図6に示すように、トリム本体部12Aにおいて、車両前方空間S2の開口端及び車両後方空間S3の開口端に対応する箇所には開口部13が貫通形成されている。これにより、開口部13を通じて車室内側から、車両前方空間S2及び車両後方空間S3の各々に物品を収容することができる。
仕切り壁部35の車室内側の端部には、図3に示すように、取付面部36(仕切り壁部における取付部)が設けられている。具体的には、取付面部36は、U字状をなす仕切り壁部35を構成する各壁部に囲まれた部分に設けられている。言い換えると、仕切り壁部35の車室内側の端部に取付面部36を設けることで、仕切り壁部35は、車室内側には開口されず、車室外側に開口する構成となっている。
取付面部36には貫通孔36Aが貫通形成されている。この貫通孔36Aには、図5に示すように、トリム本体部12Aの裏面から突設された取付ボス15Aが挿通される構成となっている。貫通孔36Aに挿通された取付ボス15Aは、例えば、熱カシメなどの固定手段で取付面部36に固定される構成となっている。なお、図5においては、熱カシメされた状態の取付ボス15Aの先端部を2点鎖線で図示してある。
図2に示すように、仕切り壁部35は、着座した状態の乗員20(2点鎖線で図示)の脚部20Aと対向する箇所に設けられており、脚部20Aの延設方向に沿って延びている。また、後壁部37は、仕切り壁部35における車両後端部から上方及び車両後方に向かって延びている。これにより、後壁部37は、着座した状態の乗員20の腰部(及び背骨の下部)の高さ方向に沿って延びる形で配されている。また、後壁部37は、図6に示すように、対向壁部33における周端部(車両後端部)からトリムボード12(トリム本体部12A)に向かって立ち上がる形で立設された立壁部(ドアポケット立壁部)とされる。
また、上壁部39は、後壁部37における上端から車両前後方向に沿って延びている。これにより、上壁部39は、着座した状態の乗員20の脚部20Aの延設方向に沿って延びる形で配されている。
仕切り壁部35、後壁部37、上壁部39の3つの壁部は車両前方に開口する略U字状をなす形で配列されている。そして、乗員20が着座した場合、ドアトリム10の正面視においては、壁部35、37、39から構成されたU字の内部に乗員20の恥骨(図2において点P1で図示)が配される。
ドアポケット30の後壁部37において、トリム本体部12A側の端部からは、図6に示すように、トリム本体部12Aの車室外側面12A1と対向する形で第1延設壁部50が延設されている。第1延設壁部50は、図3に示すように、後壁部37の上部から車室外側面12A1に沿って車両後側に延びている。
第1延設壁部50における車両後側の周端部(延設端)からは、第2延設壁部51がドアインナパネル11に向けて延設されている。第2延設壁部51は、後壁部37と対向配置されており、その対向間隔は、車室外側に向かうにつれてわずかに大きくなっている。これにより、後壁部37、第1延設壁部50、第2延設壁部51は、車室外側に開口する略U字状をなす形で配されている。言い換えると、第1延設壁部50は、後壁部37及び第2延設壁部51の車室内側の端部同士を互いに連結する壁部とされる。また、第2延設壁部51は、図2に示すように、着座した乗員20の腰部20Bと対向する箇所に配されている。
第2延設壁部51は、図6に示すように、その車室外側(図6の上側)の端部が車両後方(図6の右側)に屈曲されている。第2延設壁部51における車室外側の端面51A(車両用ドアパネル側の端面)は、対向壁部33における車室外側の面33A(車両用ドアパネル側の面)よりもドアインナパネル11に近い側に配されている。
図4及び図5に示すように、第2延設壁部51と後壁部37とは、複数の連結リブ53によって連結されている。連結リブ53は、図6に示すように、後壁部37、第1延設壁部50、第2延設壁部51にそれぞれ連結される形で形成されている。複数の連結リブ53は、図5に示すように、第2延設壁部51及び後壁部37の延設方向に沿って配列されている。
なお、図6に示すように、連結リブ53における車室外側の端面53Aは、車両後側に向かうにつれて、第1延設壁部50に近づくように傾斜している。そして、連結リブ53の端面53Aにおける車両後端部は、第2延設壁部51の延設方向において、ほぼ中間となる位置P2に配されている。これにより、側突時に第2延設壁部51が座屈する際には、位置P2を基点として、座屈する構成となっている。つまり、連結リブ53の形状を調整することで座屈の基点となる位置P2を調整することができ、衝撃吸収性能を調整することができる。
第2延設壁部51は、トリム立壁部12Bと隣接する形で配されている。第2延設壁部51(より正確には後述する壁部本体部52A)における車両後側の面51Bは、図3及び図6に示すように、トリム立壁部12Bにおける車両前側の面12Dと対向配置されている。
第1延設壁部50には、トリム本体部12Aに取付可能な取付孔50E(第1延設壁部における取付部)が設けられている。この取付孔50Eには、図5に示すように、トリム本体部12Aの裏面から突設された取付ボス15E(図5において2点鎖線で図示)が挿通される構成となっている。取付孔50Eに挿通された取付ボス15Eは、例えば、熱カシメなどの固定手段で第1延設壁部50に固定される構成となっている。
なお、本実施形態では、上述した連結リブ53が略上下方向に沿って4つ配列されており、取付孔50Eは、最上段の連結リブ53と2段目の連結リブ53との間に設けられている。また、最上段の連結リブ53は、車両後側(図5では左側)に向かうにつれて上昇傾斜する形で延びているのに対して、それ以外の3つの連結リブ53は、車両後側に向かうにつれて下降傾斜する形で延びている。
第2延設壁部51の車両後側の面51Bにおいて車室外側の端部には、トリム立壁部12Bに向かって(車両後側に)立設された立設リブ55が形成されている。この立設リブ55は、トリム立壁部12Bとの間にわずかに隙間を空けて配されている。
また、上述したように、第2延設壁部51は、車室外側の端部が車両後方に屈曲されている。つまり、第2延設壁部51は、第1延設壁部50から車室外側に延びる壁部本体部52Aと、壁部本体部52Aの先端(延設端)から延び、ドアインナパネル11と対向配置される形で壁部本体部52Aに対して屈曲された屈曲部52Bとを有している。立設リブ55は、壁部本体部52Aから、トリム立壁部12Bに向かって立設されており、壁部本体部52Aと屈曲部52Bとの双方に連結されている。これにより、立設リブ55は、第2延設壁部51の屈曲部52Bを補強する補強リブとされる。
また、上述した仕切り壁部35、後壁部37、第2延設壁部51の板厚は、例えば、対向壁部33の板厚と比べて大きく設定されている。例えば、対向壁部33の板厚は1.8mmで設定され、後壁部37の板厚は3mm、第2延設壁部51の板厚は3.5mmで設定される。なお、各壁部33、35、37及び、第2延設壁部51の板厚は、上述した値に限定されず適宜変更可能である。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態のドアトリム10は、ドアインナパネル11に対して車室内側から取り付けられるドアトリム10であって、トリムボード12と、トリムボード12に対して車室外側から取り付けられるドアポケット30と、を備え、ドアポケット30は、当該ドアポケット30の底部を構成する底壁部31と、トリムボード12の車室外側面と対向配置される対向壁部33と、対向壁部33における周端部からトリムボード12に向かって立ち上がる後壁部37と、を備え、底壁部31、対向壁部33、後壁部37、及びトリムボード12によって当該ドアポケット30の収容空間S1が少なくとも構成され、さらに、ドアポケット30は、後壁部37におけるトリムボード12側の端部からトリムボード12の車室外側面12A1に沿って延設される第1延設壁部50と、第1延設壁部50における延設端からドアインナパネル11に向かって延設される第2延設壁部51と、を備え、第2延設壁部51における車室外側の端面51Aが、対向壁部33における車室外側の面33Aよりもドアインナパネル11に近い位置に配されていることを特徴とする。
このような構成とすれば、側突時に、ドアトリム10(ひいては、ドアポケット30)の車室外側に配されているドアインナパネル11が車室内側に変位した場合には、ドアインナパネル11が第2延設壁部51における車室外側の端面51Aに当接する。これにより、第2延設壁部51における車室外側の端面51Aがドアインナパネル11によって押圧されると、第2延設壁部51が変形する。これにより、側突時の衝撃を吸収することができる。
より具体的には、本実施形態において、後壁部37、第1延設壁部50、第2延設壁部51は、車室外側に開口する略U字状をなす形で配されているから、側突時には、当該開口が開く方向に第2延設壁部51が変形する。つまり、第2延設壁部51は、図6の2点鎖線で示すように、第1延設壁部50に対して車両後側(トリム立壁部12B側)に傾倒する形で変形する。
つまり、本実施形態においては、ドアポケット30に衝撃吸収機能を付加させることができ、従来、ドアトリム10に設けられていた衝撃吸収材を廃止することも可能となる。このためドアポケット30をドアトリム10における車両後部(従来、衝撃吸収体が設けられていた箇所)まで延ばすことができ、その収容空間をより大きくすることができる。
ここで、第2延設壁部51における車室外側の端面51Aは、対向壁部33における車室外側の面33Aよりもドアインナパネル11に近い側に配されている。このため、側突時には、ドアインナパネル11が対向壁部33に当接するよりも先に第2延設壁部51に当接することになる。これにより、側突時において比較的早い段階で衝撃の吸収を行うことができ、衝撃吸収性能をより高くすることができる。さらに、本実施形態においては、設計段階において、第2延設壁部51の構成を適宜変更することで、側突時における第2延設壁部51の変形をコントロールすることができ、衝撃吸収性能の調整を行うことも可能となる。
また、第2延設壁部51と後壁部37とを連結する連結リブ53を備えている。
側突時において、第2延設壁部51が容易に変形すると、側突時の衝撃を十分に吸収できず衝撃吸収性能が低下する事態が懸念される。そこで、本実施形態では、第2延設壁部51と後壁部37とを連結する連結リブ53を設けることとした。これにより、第2延設壁部51の変形をある程度抑制することができ、衝撃をより効果的に吸収することができる。なお、第2延設壁部51がトリム立壁部12B側に変形した場合には、各連結リブ53は、車両前後方向において伸長される形で変形する。
また、このような連結リブ53を設ける構成とすれば、設計時に連結リブ53の車室内外方向における長さを調整することで、第2延設壁部51の変形のし易さを容易に調整することができるから、衝撃吸収性能を容易に調整することができる。つまり、連結リブ53を短くすることで、第2延設壁部51の剛性が低くなり、第2延設壁部51が変形しやすくなる。
例えば、ドアポケット30を射出成形型によって成形する際には、連結リブ53の長さを大きめに成形しておき、成形後、この連結リブ53を削るなどして長さを調整し、第2延設壁部51の変形し易さを調整することで、最適な連結リブ53の長さを容易に決定することができる。
また、第2延設壁部51は、第1延設壁部50から車室外側に延びる壁部本体部52Aと、壁部本体部52Aの延設端から延び、ドアインナパネル11と対向配置される形で壁部本体部52Aに対して屈曲された屈曲部52Bと、壁部本体部52Aから立設され、屈曲部52Bと連結される立設リブ55と、を有している。
このような立設リブ55を有することで、壁部本体部52A及び屈曲部52Bの変形をある程度抑制することができ、側突時の衝撃をより効果的に吸収することができる。また、設計時に立設リブ55の構成(例えば、長さや形状)を調整することで、第2延設壁部51の変形のし易さを容易に調整することができるから、衝撃吸収性能を容易に調整することができる。
また、第1延設壁部50には、トリムボード12に取付可能な取付孔50Eが設けられている。
第1延設壁部50をトリムボード12に取り付けることで、第1延設壁部50、ひいては第1延設壁部50から延設された第2延設壁部51をより確実にトリムボード12に対して位置決めすることができる。これにより、側突時に第2延設壁部51の位置がずれてしまう事態を抑制でき、トリムボード12における所定の位置でより確実に衝撃を吸収することができる。
また、トリムボード12は、ドアインナパネル11と対向配置されるトリム本体部12Aと、トリム本体部12Aにおける周端部から車室外側に向かって立ち上がるトリム立壁部12Bとを有し、第2延設壁部51は、トリム立壁部12Bと対向配置されている。
側突時において、第2延設壁部51が容易に変形すると、側突時の衝撃を十分に吸収できず衝撃吸収性能が低下する事態が懸念される。そこで、本実施形態では、第2延設壁部51がトリム立壁部12Bと対向配置される構成とした。これにより、第2延設壁部51(立設リブ55)がトリム立壁部12B側に変形した際には、トリム立壁部12Bに当接することで、第2延設壁部の変形をある程度抑制することができ、側突時の衝撃をより効果的に吸収することができる。なお、図6においては、トリム立壁部12Bに当接した状態の第2延設壁部51を2点鎖線で図示してある。
また、立設リブ55は、壁部本体部52Aからトリム立壁部12Bに向かって立設されているものとすることができる。
このような構成とすれば、側突時において、第2延設壁部51がトリム立壁部12B側に変形した際には、立設リブ55がトリム立壁部12Bに当接する。これにより、第2延設壁部51の変形をある程度抑制することができ、側突時の衝撃をより効果的に吸収することができる。なお、図6においては、トリム立壁部12Bに当接した状態の立設リブに符号55Aを付し、2点鎖線で図示してある。
また、このような立設リブ55をトリム立壁部12Bに当接させる構成とすれば、例えば、立設リブ55の高さを調節することで、第2延設壁部51の表面をトリム立壁部12Bに直接当接させる構成と比較して、より当接させやすくなる。
また、第2延設壁部51は、着座した乗員20の腰部20Bと対向する箇所に配されている。
このような構成とすれば、側突時において、乗員20の腰部20Bを保護することができる。
また、本実施形態においては、仕切り壁部35が、長手状をなし、対向壁部33とトリムボード12との間に介在されるとともに、長手方向における車両前側の一端部が車両後側の他端部に対して高い位置に配される形で延設されている。
このような構成とすれば、車両の側突時には、対向壁部33とトリムボード12との間に介在された仕切り壁部35が変形(例えば、座屈)することで、乗員20に作用する衝撃を吸収することができる。仕切り壁部35は、着座した乗員20の脚部20A(特に大腿部)と対向する箇所に配置されており、乗員20の脚部20Aを保護することができる。
従来の構成では、乗員の腰部に加えて、乗員の脚部(特に、大腿部)を保護するように衝撃吸収体をトリムボード12に配設しようとすると、衝撃吸収体にある程度の大きさが必要となる。その結果、衝撃吸収体が大きくなる分だけ、ドアポケットの収容空間が小さくなってしまう。つまり、衝撃吸収範囲の拡大は、そのままドアポケットの収容空間の縮小につながってしまう。
一方、本実施形態では、ドアポケット30に衝撃吸収性能が付加されているから、別体の衝撃吸収体を設ける必要がない。このため、別体の衝撃吸収体がない分だけドアポケットの収容空間を大きくすることができる。
これについて具体的に説明すると、従来、ドアトリム10においては、その下部及び後部(本実施形態における車両後方空間S3に相当する箇所)に衝撃吸収体が設けられていた。本実施形態によれば、ドアポケット30に衝撃吸収機能が付加されているから、衝撃吸収体を設ける必要がない。このためドアポケット30をドアトリム10における車両後部(従来、衝撃吸収体が設けられていた箇所)まで延ばすことができ、その収容空間S1をより大きくすることができる。つまり、本実施形態では、車両後方空間S3の分だけ、収容空間S1を大きくすることが可能となっている。
また、車両後方空間S3は、車両前方に開口されており、仕切り壁部35は、車両前後方向に沿って延びるとともに、底壁部31から車両前方に向かうにつれて上昇傾斜する形で突出されている。
これにより、仕切り壁部35を、乗員20の脚部20Aの延設方向に沿って配することができ、車両前後方向に延びる乗員20の脚部20Aを効果的に保護することができる。また、仕切り壁部35を車両前後方向に沿って配することで、仕切り壁部35の上面35Aを車両後方空間S3の底面として使用することができる。そして、仕切り壁部35が車両前方に向かうにつれて上昇傾斜する構成とすれば、仕切り壁部35の上面35Aに収容物を載置した場合において、車両前方に開口された車両後方空間S3から収容物が飛び出す事態を抑制することができる。
また、仕切り壁部35は、対向壁部33からトリムボード12(トリム本体部12A)に向けて立設され、仕切り壁部35には、トリムボード12に対して取付可能な取付面部36が設けられている。
これにより、仕切り壁部35をトリムボード12に対して確実に固定することができる。これにより、側突時には、仕切り壁部35が対向壁部33に対して傾倒する事態を抑制できる結果、確実に座屈させることができ、衝撃吸収性能をより高くすることができる。
また、車両後方空間S3を構成し、仕切り壁部35における車両後側の端部から上方に向かって延びる後壁部37を備える。
仕切り壁部35が乗員20の脚部20Aに沿って配されるようにドアポケット30を配置した場合、後壁部37は、乗員20の腰部付近かつ、腰部の高さ方向に沿って配されることとなる。これにより、側突時には、後壁部37が変形(例えば、座屈)することで、乗員20の腰部に作用する衝撃を吸収することができる。
また、車両後方空間S3を構成し、後壁部37における上端から車両前後方向に沿って延びる上壁部39を備える。
仕切り壁部35が乗員20の脚部20Aに沿って配されるようにドアポケット30を配置した場合、上壁部39も乗員20の脚部20Aに沿って配されることとなる。これにより、側突時には、上壁部39が変形(例えば、座屈)する結果、仕切り壁部35と併せて乗員の脚部をより一層確実に保護することができる。
このように、本実施形態では、側突時において、仕切り壁部35、後壁部37、上壁部39が変形することで乗員20を保護することができる。このように、車両後方空間S3を構成する壁部によって衝撃を吸収することができる。
具体的には、後壁部37及び上壁部39によって、着座した状態の乗員20の腰部20Bを保護することができ、仕切り壁部35によって、車両側突時に乗員20の脚部20Aを保護することができる。これにより、乗員20の腰部20Bから脚部20Aまでを保護することができ、衝撃吸収範囲を広げることが可能となる。
そして、乗員20が着座した場合、ドアトリム10の正面視においては、壁部35、37、39から構成されたU字(コの字)の内部に乗員20の恥骨(図2において点P1で図示)が配される。これにより、人体において衝撃に対する感度が比較的高い恥骨付近は、側突時において、各壁部35、37、39から直接的に荷重を受けることがなく、乗員をより確実に保護することができる。
また、本実施形態において、側突時の衝撃吸収に係る壁部(仕切り壁部35、後壁部37、第2延設壁部51など)の板厚は、ドアポケット30の他の壁部(例えば、対向壁部33)の板厚と比べて大きく設定されている。これにより、各壁部35,37,51が側突の初期段階で容易に変形する事態を抑制でき、側突時の衝撃を十分に吸収することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7によって説明する。上記実施形態と同一部分には、同一符号を付して重複する説明を省略する。本実施形態では、ドアポケット130における仕切り壁部135の構成が上記実施形態と相違する。
上記実施形態では、仕切り壁部35を略U字状とし、底壁部31及び対向壁部33の双方に連結されている構成とした。これに対して、本実施形態では、仕切り壁部135が、底壁部31と連結されておらず、対向壁部33からトリムボード12に向かう形で立設されている。また、仕切り壁部135は、車両前方に向かうにつれて上昇傾斜する直線状をなしている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、仕切り壁部35は、車両前後方向に沿って延びていてもよい。例えば、仕切り壁部35は、長手方向における車両前側の一端部が車両後側の他端部に対して同じ高さで配されていてもよい。また、仕切り壁部35の延設方向は、鉛直方向に近い方向としてもよい。つまり、仕切り壁部35によって仕切られる車両前方空間S2及び車両後方空間S3の双方が上方に開口されていてもよい。
(2)仕切り壁部35及び第1延設壁部50をトリムボード12に取り付けるための取付部としては、取付孔に限定されない。例えば、取付爪やビスなどを用いて仕切り壁部35及び第1延設壁部50をトリムボード12にそれぞれ取り付ける構成としてもよい。
(3)ドアポケット30の形状及び材質は、上記実施形態で例示したものに限定されない。
(4)上記実施形態において、立設リブ55を設けていない構成であってもよい。側突時において、第2延設壁部51における車両後側の面51Bをトリム立壁部12Bに当接させる構成としてもよい。
(5)上記実施形態においては、ドアポケット立壁部として、対向壁部33の車両後端部に設けられた後壁部37を例示したが、これに限定されない。ドアポケット立壁部は、対向壁部33における周端部に設けられていればよい。例えば、ドアポケット立壁部が、対向壁部33の上端部に設けられていてもよい。
(6)上記実施形態においては、トリム立壁部12Bとして、トリム本体部12Aにおける車両後側の周端部から車室外側に向かって立設された部分を例示したが、これに限定されない。トリム立壁部12Bは、トリム本体部12Aの周端部に設けられていればよい。
10…ドアトリム(車両用ドアトリム)、11…ドアインナパネル(車両用ドアパネル)、12…トリムボード、12A…トリム本体部、12A1…トリムボードの車室外側面、12B…トリム立壁部、30,130…ドアポケット、31…底壁部、33…対向壁部、33A…対向壁部における車室外側の面(ドアパネル側の面)、37…後壁部(ドアポケット立壁部)、50…第1延設壁部、50E…取付孔(第1延設壁部における取付部)、51…第2延設壁部、51A…第2延設壁部における車室外側の端面(ドアパネル側の端面)、51B…第2延設壁部における車両後側の面、52A…壁部本体部、52B…屈曲部、53…連結リブ、55…立設リブ、S1…収容空間

Claims (7)

  1. 車両用ドアパネルに対して車室内側から取り付けられる車両用ドアトリムであって、
    トリムボードと、
    前記トリムボードに対して車室外側から取り付けられるドアポケットと、を備え、
    前記ドアポケットは、
    当該ドアポケットの底部を構成する底壁部と、
    前記トリムボードの車室外側面と対向配置される対向壁部と、
    前記対向壁部における周端部から前記トリムボードに向かって立ち上がるドアポケット立壁部と、を備え、
    前記底壁部、前記対向壁部、前記ドアポケット立壁部、及び前記トリムボードによって当該ドアポケットの収容空間が少なくとも構成され、
    さらに、前記ドアポケットは、
    前記ドアポケット立壁部における前記トリムボード側の端部から前記トリムボードの前記車室外側面に沿って延設される第1延設壁部と、
    前記第1延設壁部における延設端から前記車両用ドアパネルに向かって延設される第2延設壁部と、を備え、
    前記第2延設壁部における前記車両用ドアパネル側の端面が、前記対向壁部における前記車両用ドアパネル側の面よりも前記車両用ドアパネルに近い位置に配されている車両用ドアトリム。
  2. 前記第2延設壁部と前記ドアポケット立壁部とを連結する連結リブを備える請求項1に記載の車両用ドアトリム。
  3. 前記第2延設壁部は、
    前記第1延設壁部から車室外側に延びる壁部本体部と、
    前記壁部本体部の延設端から延び、前記車両用ドアパネルと対向配置される形で前記壁部本体部に対して屈曲された屈曲部と、
    前記壁部本体部から立設され、前記屈曲部と連結される立設リブと、を有している請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアトリム。
  4. 前記第1延設壁部には、前記トリムボードに取付可能な取付部が設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用ドアトリム。
  5. 前記トリムボードは、
    前記車両用ドアパネルと対向配置されるトリム本体部と、
    前記トリム本体部における周端部から車室外側に向かって立ち上がるトリム立壁部とを有し、
    前記第2延設壁部は、前記トリム立壁部と対向配置される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用ドアトリム。
  6. 前記トリムボードは、
    前記車両用ドアパネルと対向配置されるトリム本体部と、
    前記トリム本体部における周端部から車室外側に向かって立設されたトリム立壁部を有し、
    前記壁部本体部は、前記トリム立壁部と対向配置され、
    前記立設リブは、前記壁部本体部から前記トリム立壁部に向かって立設されている請求項3に記載の車両用ドアトリム。
  7. 前記第2延設壁部は、着座した乗員の腰部と対向する箇所に配されている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両用ドアトリム。
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