JP2013219682A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動画記録中に静止画撮影を行う撮像装置において、動画記録を止めることなく高精細な静止画撮影を行えるようにする。
【解決手段】画像データを所定のサイズで複数のブロックに分割し、可逆圧縮する可逆圧縮部110と、可逆圧縮部で圧縮した圧縮データを一時的に記憶する記憶部114と、記憶部から圧縮データを読み出して伸張する可逆伸張部111と、可逆伸張部で伸張した伸張画像データを輝度信号と色信号へ変換し、非可逆圧縮する信号処理部112とを備え、可逆圧縮部は、ブロックの領域内でデータの差分を取ることにより可逆圧縮を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動画記録中に静止画撮影を行う装置において、動画記録を止めることなく静止画撮影を行う技術に関する。
近年、動画撮影中に静止画撮影を行うことを目的としたデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラが提案されている。例えば、特許文献1には、動画記録中に静止画撮影の要求があった場合、静止画データを一時的にメモリに記憶しておき、動画記録終了後に記録媒体へ書き込みを行うことが可能なデジタルビデオカメラが記載されている。
しかし、特許文献1に記載の技術では、静止画の記録サイズは固体撮像素子から出力される画像サイズとは関係なく、動画記録の1フレームの画像を記録するため、高精細な静止画を記録することが出来ないという問題がある。
一方、特許文献2には動画記録中の静止画撮影を高精細に記録するための方法として、動画記録を一旦止めてから静止画撮影を行い、動画記録を再開するデジタルカメラが提案されている。このとき欠落したフレームには黒画像が挿入されることで、欠落フレームをスキップせずに動画を記録することが出来るという内容が記載されている。
しかし、特許文献2に記載の技術では、欠落フレームが存在するため、ユーザーは欠落フレームの間に起こった出来事を動画再生時に見ることが出来ないという問題がある。
動画記録中に動画撮影を止めることなく高精細な静止画を撮影することが出来ない原因として、次のようなことがあげられる。すなわち、動画記録がメモリの転送帯域を大きく占有してしまい、通常の静止画記録を行うときと同等のメモリの転送帯域を、静止画処理に使用することが出来ないことである。
そこで、特許文献3では、次のような提案がなされている。すなわち、固体撮像素子から読み出された画像データの圧縮を行って一旦メモリに置き、画像データの信号処理を行う際に、圧縮された画像データを読み出して、伸張しながら現像処理を行うことでメモリの転送帯域の占有率を下げるという方法である。この提案は1水平サイズの数分の一程度のディレイラインしか持たずに全画面を部分的に(例えば、縦方向の短冊状に)処理していく信号処理技術に関するものである。課題を解決するために量子化語長を固定値にして非可逆圧縮を行うことで、アドレス計算のみにより、指定画素の読み出しを行うことが出来る記載がある。
特開平9−233410号公報 特開2006−310907号公報 特開2007−228515号公報
特許文献3に記載の技術では、指定画素の読み出しを行うために非可逆圧縮を使用するため圧縮歪みが発生してしまう。また読み出した画像に対して、現像回路の分割処理後に再度JPEG圧縮などの非可逆圧縮を行うため、高精細な画像を得ることが難しい。そのため、高精細な画像が特に求められる静止画撮影には向かないという問題があった。
また可逆圧縮で量子化語長を固定値にするには、目標のサイズに圧縮が出来なかった場合、新たな符号化テーブルで圧縮をしなおすなどの処理が発生し、符号化の処理時間が多くかかってしまう。そのため量子化語長を固定値にする符号化を行う際には高速な処理が難しいとされ、動画記録と静止画記録を同時に行うことが出来ないという問題があった。
さらに、一般的に、量子化語長を可変値とするよりも固定値とした符号化方法のほうが、圧縮効率が低いという問題がある。そのため、量子化語長を固定値とした符号化では、メモリの転送帯域の占有率を下げることができないという問題があった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動画記録中に静止画撮影を行う撮像装置において、動画記録を止めることなく高精細な静止画撮影を行えるようにすることである。
本発明に係わる撮像装置は、画像データを所定のサイズで複数のブロックに分割し、可逆圧縮する可逆圧縮手段と、前記可逆圧縮手段で圧縮した圧縮データを一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記圧縮データを読み出して伸張する可逆伸張手段と、前記可逆伸張手段で伸張した伸張画像データを輝度信号と色信号へ変換し、非可逆圧縮する信号処理手段とを備え、前記可逆圧縮手段は、前記ブロックの領域内でデータの差分を取ることにより可逆圧縮を行うことを特徴とする。
本発明によれば、動画記録中に静止画撮影を行う撮像装置において、動画記録を止めることなく高精細な静止画撮影を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の概略構成を示すブロック図。 静止画可逆圧縮部の概略構成を示すブロック図。 分割ブロック毎の境界画素位置と分割左端画素位置を示す概略図。 境界画素保持部の概略構成を示すブロック図。 境界画素保持部の動作を示すタイミングチャート。 画素差分算出部の処理を示したブロック図。 記憶領域における分割圧縮データの領域の持ち方を示した図。 静止画連写を行った際の可逆圧縮データのDRAMへの格納を示す概念図。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図である。
この撮像装置100は、撮像素子102から出力される二次元の画像データを動画で記録しながら静止画の記録を高精細に行うことが出来る撮像装置である。なお、以下の説明において本発明に直接関係のない部分は、図示およびその説明を省略する。
撮像装置100はアナログ信号処理部103、A/D変換器104、デジタル信号処理部105、DRAM114、記録メディア115を備える。デジタル信号処理部105はセンサー補正部106、リサイズ部107、動画像信号処理部108、動画像圧縮部109、静止画像信号処理部112、静止画JPEG圧縮部113を有する。さらに、このような構成に加え、本実施形態の特徴となる静止画可逆圧縮部110と静止画可逆伸張部111を備える。
撮像素子102は、例えばCCD、CMOS型のイメージセンサーなどの固体撮像素子であり、不図示の光学レンズから入射された光を電気信号に変換しアナログ信号処理部103に出力する。撮像素子102は複数の原色系フィルタを有しており、例えば赤色(R)を検出する画素と、緑色(G)を検出する画素と青色(B)を検出する画素が含まれる。本実施形態ではベイヤー配列を前提に説明する。
アナログ信号処理部103は撮像素子102に含まれる伝送路上のノイズなどを除去するCDS回路や非線形増幅回路などを備えており、入力されたアナログ電気信号に対してCDS回路や非線形増幅回路による処理を行った結果をA/D変換器104に出力する。 A/D変換器104では、撮像素子102から出力され、アナログ処理回路103で処理されたアナログ電気信号をデジタル電気信号(画素信号)に変換し、センサー補正部106に出力する。
センサー補正部106はA/D変換器104から出力された画素信号に対して、センサーの製造上発生する欠陥画素の補正処理、レンズの周辺光量落ちを補正するシェーディング処理などを施し、リサイズ部107と静止画可逆圧縮部110に出力する。リサイズ部107はベイヤー配列で入力された画像に対して、所定の動画像サイズとなるように画像サイズの縮小を行って動画像信号処理部108に出力する。
動画像信号処理部108はAF、AE、ホワイトバランス制御のための検波処理や、ホワイトバランス調整に代表される信号補正処理やセンサーから出力される二次元画像データに存在するノイズをリダクションするノイズリダクション処理などを行う。さらにベイヤー配列の画像データをYUV422など、所定のフォーマットのY(輝度信号)とUV(色差信号)に変換し、動画像圧縮部109に出力する。
動画像圧縮部109は、動画信号処理部108で処理された二次元の画像データをJPEG圧縮し、不図示のマイクから入力される音声とヘッダファイルを付加し、AVIデータ形式で動画ファイルを生成する。この動画ファイルは不図示のDRAMコントローラーによってDRAM114に出力される。
このときの動画像圧縮部109における映像データ及び音声データの記録処理を詳細に説明する。例えば、動画ファイルをAVIファイルとすると、AVIファイルはファイル先頭のヘッダが映像データと音声データの配置を管理する。例えば、ヘッダに続き音声データを一秒間に約172kbyte置く。また映像データの1枚1枚のJPEGデータを30fpsなら1秒間に30フレーム置く。さらに音声データと30フレームの映像データを交互に1秒間置きに配置する。
このとき、JPEGデータをバッファするための画像バッファ領域と音声データをバッファするための音声バッファ領域をDRAM114上に確保する。画像バッファ領域と音声バッファ領域は、それぞれの生成された画像データと音声データを一時的に記憶する。そして、1秒単位にAVIデータ形式の映像データと音声データとをまとめて、DRAM114上の動画バッファ領域に出力する。このとき、動画バッファ領域に溜め込んだデータは後述の記録メディア115に動画ファイルとして書き込まれる。
静止画可逆圧縮部110はセンサー補正部106から出力されたベイヤー配列の画像データに対して、後述する圧縮手段によって画像データを分割して圧縮し可逆圧縮画像データとして、不図示のDRAMコントローラーによってDRAM114に出力する。ここで行う画像データの分割サイズは後述する静止画像信号処理部112で処理する分割単位で行う。また、上部の分割サイズは、後述するJPEG圧縮で処理するデータのサイズ以下のサイズである。このとき、静止画可逆圧縮部110から出力される二次元画像データの可逆圧縮データはDRAM114から記録メディア115に出力される。この二次元画像データの可逆圧縮データは、一般にRAWデータと呼ばれ、外部の専用現像処理ソフトをユーザーが使用することによって、圧縮歪みのない高精細な画像を得ることが出来る。
静止画可逆伸張部111は可逆圧縮画像データを不図示のDRAMコントローラーを介してDRAM114から読み出し、ハフマン符号化に従って伸張を行って伸張画像データを生成し、静止画像信号処理部112に出力する。
静止画像信号処理部112は、ホワイトバランス調整に代表される信号処理やセンサーから出力される二次元画像データに存在するノイズをリダクションするノイズリダクション処理などを行う。さらにベイヤー配列の画像データをYUV422など、所定フォーマットのY(輝度信号)とUV(色差信号、色信号)に変換し、DRAM114に出力する。ここではDRAM114に置かれた二次元画像データはセンサーから出力される画像データを分割した画像データとなる。
一般に安価なシステムで実現される静止画像信号処理部112では1水平サイズの数分の一程度のディレイラインしか持たずに、全画面の処理を分割して(例えば縦方向の短冊状に)処理していく前提の機能を持つことが多い。これは、次のような理由による。すなわち、動画像であれば、FullHD(1920×1080)やHD(1280×720)といった規格によって水平サイズが決まるため、ディレイラインの容量を決めることが容易である。しかし、静止画像の水平サイズは、撮像素子から取り込める画像サイズによって任意に決定される。そのため、任意の撮像素子から出力される水平画素サイズで複数ライン分のディレイラインをもてるようにするためには、想定される最大の水平画素のディレイライン分の容量を持つ必要があり、システムが高価になってしまうためである。
DRAM114は不図示のDRAMコントローラーの読み出し制御により、分割された二次元画像データを、分割されていない一括の画像データとして読み出し、静止画JPEG圧縮部113に出力する。
静止画JPEG圧縮部113では、静止画像信号処理部112で処理された二次元画像データに対して、JPEG圧縮(非可逆圧縮)を行い、DRAM114に書き出す。このとき、DRAM114に書き出されたデータは後述の記録メディア115に静止画像データとして書き出される。なお、
DRAM114は、前述の動画圧縮部109、静止画可逆圧縮部110、静止画JPEG圧縮部113からの出力を一時的に記録する記録領域である。そして、不図示のDRAMコントローラーの制御により、記憶されたデータを静止画可逆伸張部111や記録メディア115に出力する。各処理との関係を明示的にするために、図1ではDRAM114の入出力は複数に分かれて記載しているが、各処理は一つのバスを介してDRAM114にアクセスして行われる。
記録メディア115はSDカードやCFカードと呼ばれる半導体メモリ素子や磁気媒体、光記録媒体等であり、本体から着脱可能であり、DRAM114に記憶されているデータを記録することが出来る。
次に、静止画可逆圧縮部110の具体的な構成について、図2を使用して詳細に説明する。この静止画可逆圧縮部110は、画素差分算出部200と境界画素保持部201とHカウンタ202とVカウンタ203と分割ブロック判定部204とリスタートマーカー生成部205とハフマン符号化部206を有する。
次に、静止画可逆圧縮部110の動作について説明する。ここでは便宜上分割して圧縮するブロック数を4ブロックとして説明する。
センサー補正部106から出力された画像データは、画素差分算出部200と境界画素保持部201と各画素の位置を判別するHカウンタ202、Vカウンタ203に入力される。
Hカウンタ202はセンサー補正部106から出力された画像データの水平画素位置をHカウンタデータとして出力し、Vカウンタ203はセンサー補正部106から出力された画像データの垂直画素位置をHカウンタの値から算出しVカウンタデータとして出力する。
境界画素保持部201は、Hカウンタ202の出力から、入力された画像データがあらかじめ決められた分割を行うブロックの領域内の右端部であるかどうかを判定し、各ブロックの右端部であると判定した際には、その画素を保持する。境界画素保持部201は、Hカウンタ202の出力から、入力された画像データが各ブロック左端の画素であるかどうかを判定し、左端の画素であれば保持された画素を画素差分算出部200に出力する。
具体的な動作を、図3を使って説明する。図3はセンサー補正部106から入力される画像データ300に対して、4ブロックに分割した際の画素保持部の動作について説明する図である。
撮像素子から入力される画像データ300が左上から順次入力された時に、各ブロックの右端部にあたる境界画素304を、少なくとも各ブロックの次ラインの左端部である分割左端部画素305が入力されるまで保持する。保持された境界画素304は分割左端画素305が入力された際に画素差分算出部200に出力される。ここで、保持される境界画素304は1画素ではなく2画素でも良い。またここでは、次ラインの左端部と記載しているが、2ライン後の左端部が入力された時に画素差分算出部200から出力されるように制御しても良い。これはベイヤー配列に基づいた入力だと、R−GもしくはG−Bのそれぞれの原色系で境界画素が発生するためである。
具体的に図4を使って境界画素保持部201の構成を説明する。境界画素保持部201は、画素を保持する画素保持ブロック401と、各分割ブロックの境界画素であることを判定する境界画素判定部402と、複数の画素保持ブロック401で保持している保持データを選択して出力する出力選択部403を有する。ここで、画素保持ブロック401は少なくとも分割を行う数以上有する。
画素保持ブロック401は保持を行う画素数の画素保持部400を有し、画素保持部400は境界画素判定部402の出力によって画素を保持するかどうかを選択する。境界画素判定部402は各分割されたブロックの右端部画素である境界画素304が入力されたということを、境界画素を保持する画素保持部400に境界パルスとして通知する。また各ブロックの分割左端画素305が入力された場合には、出力選択部403に左端パルス405として出力されると同時に、左端であることを示すパルスとして画素差分算出部200にも出力される。
境界画素判定部402の動作を図5のタイミングチャートを使って説明する。Hカウンタデータはセンサー補正部から出力される画像データの水平画素の位置を表し、Hカウンタ202から出力される。センサー補正データはセンサー補正部106から出力され、1ライン目のデータをA、2ライン目のデータをB、3ライン目のデータをCとする。
各ブロックの分割データは、分割領域1に対しては1a,1b,1cとする。分割領域2に対しては2a,2bとする。分割領域3に対しては3a,3bとする。分割領域4に対しては4a,4bとする。
境界画素判定部402はセンサー補正データの画素が各分割ブロックの所定の位置の画素に相当したときに、左端パルスと境界パルスを出力する。左端パルスは各分割ブロックの左端画素が入力されたことをHカウンタの値から算出し、出力される。これは、境界画素判定部に入力されるセンサー補正データの画素が、各分割領域の左端部になったときに出力されるパルス信号である。この図では左端パルスの分割領域1に対応するものを左端パルス1、分割領域2に対応するものを左端パルス2、分割領域3に対応するものを左端パルス3、分割領域4に対応するものを左端パルス4としている。
境界パルスは各分割ブロックの境界画素が入力されたことを、Hカウンタの値から算出し、出力される。これは、境界画素判定部402に入力されるセンサー補正データの画素が、各分割領域の右端部になったときに出力されるパルス信号である。この図では境界パルスの分割領域1に対応するものを境界パルス1、分割領域2に対応するものを境界パルス2、分割領域3に対応するものを境界パルス3、分割領域4に対応するものを境界パルス4としている。出力選択部403は各画素保持ブロック401の出力を境界画素判定部の左端パルスによって選択して保持画素データとして画素差分算出部200に出力する。 図6を使用して画素差分算出部200の処理について説明する。画素差分算出部200はセンサー補正部106から入力された画素信号と、センサー補正部106から入力される画素信号を2画素分遅延させる遅延回路及び境界画素保持部201から出力された画素保持データ404との差分を取るかの選択を行う選択部を有し、差分結果をハフマン符号化部206に出力する。ここでいう2画素遅延を行う理由はベイヤー配列のため各原色の隣接画素との比較を行うためである。上記の選択部は、境界画素判定部402から出力される左端パルス405によって画素保持データとの差分を取ることが選択される。
ハフマン符号化部206では、あらかじめ決められた符号化テーブルに従って画素差分算出部200から出力される差分のデータをハフマン符号化圧縮しDRAM114に出力する。
一般的に、自然画の可逆圧縮の符号化効率は2:1といわれている。水平4000画素、垂直3000画素、1画素16bitの固体撮像素子から出力される画像を圧縮せずに一旦メモリ上に置くと、約23MB程度の容量と、転送を行う際にメモリの帯域を使用することとなる。しかし本実施形態のように可逆圧縮を行えば約12MB程度の容量とすることができ、メモリの帯域占有率を半分程度に抑えることが出来る。
本実施形態の動画撮影中に静止画撮影を行う際のDRAM114へのアクセスは、動画像圧縮部109の出力、静止画可逆圧縮部110の出力、静止画可逆伸張部111の読み出し、静止画信号処理部の出力、静止画JPEG圧縮部の入出力である。下記にてそれぞれのDRAM114の転送量を説明する。
動画圧縮部109の出力におけるメモリの帯域としては、水平1920画素、垂直1080画素、1画素24bitの情報量を持った画像を1/10圧縮率のJPEGで30fpsのMotionJPEGを作成した場合約18MB/secとなる。
静止画可逆圧縮部110の出力及び静止画可逆伸張部111の読み出しは、上述の通り、本実施形態の方法を使用しない場合は約23MB、使用する場合は約12MBとなる。
静止画像信号処理部112の出力は、水平画素4000画素、垂直3000画素、1画素16bitのデータとして扱うと、約23MBとなる。
静止画JPEGデータは、静止画像信号処理部112の出力である約23MBのデータを読み出すと共に、1画素24bitの情報量を持った画像として1/10圧縮率のJPEG出力した場合、約3MBの帯域を使用する。
上記より動画中に1fpsの静止画撮影を行う際に、本実施形態の方法を使用しない場合1秒あたりのDRAM114の転送量は116MBになる。本実施形態の方法を使用した場合、1秒あたりのDRAM114の転送量は91MBとなり、動画中に静止画撮影を行う際のDRAM114の帯域を削減することが出来る。
分割ブロック判定部204はHカウンタ202の出力に基づいて、ハフマン符号化部206からDRAM114に出力される符号化データが4分割されたブロックのどのブロックに属するのかを判定して不図示のDRAMコントローラー通知する。また、不図示のDRAMコントローラーは指定のアドレスに圧縮された各ブロックのデータを記憶する。
上記の指定のアドレスについて、図7を使用して説明する。図7はDRAM114の記憶領域を示した図であり、静止画可逆圧縮データ領域600を含む。静止画可逆圧縮データ領域600は、分割ブロック分の分割圧縮領域を持つ。具体的には、4ブロックに分割される際には、601を分割圧縮データ領域1、602を分割圧縮データ領域2、603を分割圧縮データ領域3、604を分割圧縮データ領域4とした、4つの領域を持つ。
分割圧縮データ領域はそれぞれ、分割ブロックごとに圧縮された分割圧縮データを記憶する。ここでは、分割圧縮データ領域1に記憶されるデータ605を分割圧縮データ1、分割圧縮データ領域2に記憶されるデータ606を分割圧縮データ2、分割圧縮データ領域3に記憶されるデータ607を分割圧縮データ3、分割圧縮データ領域4に記憶されるデータ608を分割圧縮データ4とする。
一般に可変長による符号化の結果は、符号化を完了しないと圧縮後のサイズを知ることは困難である。そのため、符号化中に分割圧縮データ1の最後のデータが格納されるアドレスを予測して、分割圧縮データ1の最終データに続けて分割圧縮データ2の最初のデータを格納するようにDRAM114のアドレス制御を行うことは、困難である。しかし、上述のように記憶領域を分割ブロックごとに分けてもつことで、システムとして成立させることが出来る。
リスタートマーカー生成部205はHカウンタ202とVカウンタ203の出力から、符号化部から出力される各ブロックの符号化データが出力完了したかどうかを判定する。最後のデータがDRAM114に出力されたと判定した際には、DRAM114に書き出された符号化データの各ブロックにリスタートマーカーを付与する。ただし、各ブロックの最後に処理されるブロックにはリスタートマーカーを付与しない。
具体的には、図7の分割圧縮データ領域1、分割圧縮データ領域2、分割圧縮データ領域3の各圧縮データの最後にリスタートマーカーを付与(挿入)するが、分割圧縮データ領域4にはリスタートマーカーを付与しない。
このようにすることで、分割された可逆圧縮画像データを一つの可逆圧縮画像データとして扱うことが出来る。静止画可逆伸張部111は可逆圧縮画像データの分割ブロックを一つのデータとしてDRAMから読み出すことで、分割された可逆圧縮画像データを伸張する際のオーバーヘッドを軽減することが出来る。
以上により、本実施形態によれば、静止画可逆圧縮を行って一時的に静止画撮影のメモリ上にバッファを持つことで、メモリの帯域を削減出来、動画記録中に静止画記録を行う際に、静止画記録のみ行う際と同等の性能で静止画記録を行うことが出来る。
なお、本実施形態では、AVIデータ形式(MotionJPEG形式)を例に説明しているが、AVIデータ形式に限定するものではなく、例えば前後フレームの相関から圧縮を行うMPEG4 H.264のような動画圧縮を行っても良い。
また、本実施形態では、動画中に静止画撮影を行った際について記載しているが、静止画撮影のみを行ったときに同様の処理を行っても良い。
また、本実施形態では、静止画可逆圧縮の出力と静止画JPEG圧縮の出力を同サイズとしているが、静止画信号処理部で処理を行った後にリサイズを行って、静止画JPEG圧縮の出力を変更しても良い。
また、本実施形態では、動画サイズと静止画可逆圧縮部から出力される画像データを異なる画像サイズとしているが、静止画可逆圧縮部で取り扱う画像データはリサイズ部107から出力された動画像用の画像データを使用しても良い。
また、本実施形態では固体撮像装置を例に説明を行ったが、同構成を取った装置であれば、固体撮像装置に限定されるものではない。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る撮像装置の構成については第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。本実施形態では、静止画連写を行った際の静止画可逆圧縮部110から出力されるデータの記憶領域に対するアドレスの持ち方を、第1の実施形態に加えて説明する。
図8は静止画連写を行った際の、静止画可逆圧縮部110から出力されるデータのDRAMへの格納を示す概念図である。撮像装置100が1枚目の撮影を行った時、静止画可逆圧縮部110から出力される1枚目のデータ800は静止画撮影データ1として、静止画可逆圧縮データ領域に格納される。このとき、静止画撮影データ1の各分割ブロックは、分割圧縮データ領域1、分割圧縮データ領域2、分割圧縮データ領域3、分割圧縮データ領域4にそれぞれ格納される。
符号化が完了したことを確認して、符号化された各分割圧縮データのサイズから不図示のDRAMコントローラーが各分割ブロックの最終データのアドレスから続けてDRAM114に、次に入力される各分割圧縮データを記憶するアドレスを設定する。
撮像装置100が2枚目の撮影を行った時、静止画可逆圧縮部110から出力される2枚目のデータ801は静止画撮影データ2として、静止画可逆圧縮データ領域に格納される。このとき、図8で示すように各分割圧縮データ領域は1枚目の分割圧縮データに続けてDRAM114に記憶される。
このようにすることで、静止画連写撮影時に分割圧縮した画像データをDRAM114の領域に効率よく記録することが出来る。
また、複数枚連写を行う際に可逆圧縮してDRAM114に記憶するのと同時に、静止画可逆伸張部111を通して静止画信号処理部112が処理を行う。そのとき、静止画可逆伸張部111に読み出すことで空いたDRAM114の領域に可逆圧縮データを置くように不図示のDRAMコントローラーで制御することで、DRAM114の領域の不足を緩和することが出来る。

Claims (6)

  1. 画像データを所定のサイズで複数のブロックに分割し、可逆圧縮する可逆圧縮手段と、
    前記可逆圧縮手段で圧縮した圧縮データを一時的に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記圧縮データを読み出して伸張する可逆伸張手段と、
    前記可逆伸張手段で伸張した伸張画像データを輝度信号と色信号へ変換し、非可逆圧縮する信号処理手段とを備え、
    前記可逆圧縮手段は、前記ブロックの領域内でデータの差分を取ることにより可逆圧縮を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記憶手段に記憶される前記圧縮データは、前記ブロックごとに記憶領域を分けて一時的に記憶されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像データは、前記ブロックごとに、前記可逆圧縮手段と前記信号処理手段で処理されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記ブロックごとに前記可逆圧縮手段によりデータを圧縮する際に、ブロックの左端と次のラインのブロックの右端の差分を符号化し、可逆圧縮することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記所定のサイズは、前記信号処理手段により非可逆圧縮するデータのサイズ以下のサイズであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記可逆圧縮手段は、ブロックごとの前記圧縮データの最後にリスタートマーカーを挿入することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
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