JP2013213641A - 空気調和装置及び空気調和方法 - Google Patents

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隆志 中林
Masato Urushizaki
正人 漆崎
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利郎 間宮
Masanori Morita
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Abstract

【課題】送風機を大型化させることなく、ベッド上の人が極力寒さを感じない状態でベッドの全体に効率よく浄化空気を供給することができる空気調和装置を提供する。
【解決手段】ヘッドボード1aを有するベッド1の頭側端部及び脚側端部に複数の送風機を設置し、頭側端部に設置された送風機2は吸込口をヘッドボード1aの内側に位置させ、吹出口の吹出し方向を脚側端部に向くようにし、脚側端部に設置された送風機2は吹出口の吹出し方向をヘッドボード1aに向くようにしてある。さらにベッド1はフットボード1bを有し、脚側端部に設置された送風機2は吸込口をフットボード1bの内側に位置させ、頭側端部に設置された送風機2は吹出口の吹出し方向をフットボード1bに向くようにしてある。ベッド1は平面視で矩形状をなし、頭側端部に設置された送風機2と脚側端部に設置された送風機2とは、矩形状のベッド1の対角に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、イオン、加湿空気等を含む浄化空気を送風する送風機をベッドに設置した空気調和装置、及び該空気調和装置を用いた空気調和方法に関する。
大気中におけるコロナ放電によって空気中に正イオンであるH+ (H2O) m(mは任意の自然数)と、負イオンであるO2 -(H2O) n(nは任意の自然数)を同等量発生させて放出することにより、両イオンが空気中の浮遊カビ菌やウイルスの周りを取り囲んで付着し、その際に反応生成される活性種の水酸基ラジカル(・OH)の作用により、浮遊カビ菌等を不活化することが可能なイオン発生装置に関する発明が既になされている(特許文献1参照)。
また、ベッドに浄化空気を送風する送風機をヘッドボードやフットボードに設置し、ベッド上の人の存在を確認したり就寝状態を確認したりしながら、浄化空気をベッドに供給する空気調和装置の発明も既になされている(特許文献2、3参照)。
特開2003−47651号公報 特開2008−237606号公報 特開2011−196645号公報
特許文献2に記載の空気調和装置ではベッドの頭側端部に送風機を設置し、特許文献3に記載の空気調和装置では頭側端部と脚側端部とに送風機を設置しているが、吹出口からベッド上に横たわっている人に向けて直接送風しているため、ベッド上の人は寒さを感じる可能性がある。また、ベッドの全体にバランス良く浄化空気を拡散させるためには、送風機の吹出口をベッドの横幅程度まで広げる必要があり、大型化する不利があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、送風機を大型化させることなく、ベッド上の人が極力寒さを感じない状態でベッドの全体に効率よく浄化空気を供給することができる空気調和装置及び空気調和方法を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、ヘッドボードを有するベッドと、該ベッドの頭側端部及び脚側端部に設置された複数の送風機とを備えた空気調和装置において、前記頭側端部に設置された送風機は吸込口を前記ヘッドボードの内側に位置させ、吹出口の吹出し方向を脚側端部に向くようにし、前記脚側端部に設置された送風機は吹出口の吹出し方向を前記ヘッドボードに向くようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、ベッドの脚側端部に設置された送風機の吹出口からヘッドボードに向けて吹き出された空気がヘッドボードに当たってヘッドボードの内側に誘導され、ベッドの頭側端部に設置された送風機のヘッドボードの内側に位置した吸込口に吸い込まれ、当該送風機の吹出口から脚側端部に向けて吹き出される。
本発明に係る空気調和装置は、前記ベッドはフットボードを有し、前記脚側端部に設置された送風機は吸込口を前記フットボードの内側に位置させ、前記頭側端部に設置された送風機は前記吹出口の吹出し方向を前記フットボードに向くようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、ベッドの脚側端部に設置された送風機の吹出口からヘッドボードに向けて吹き出された空気がヘッドボードに当たってヘッドボードの内側に誘導され、ベッドの頭側端部に設置された送風機のヘッドボードの内側に位置した吸込口に吸い込まれ、当該送風機の吹出口からフットボードに向けて吹き出される。ベッドの頭側端部に設置された送風機の吹出口からフットボードに向けて吹き出された空気はフットボードに当たってフットボードの内側に誘導され、ベッドの脚側端部に設置された送風機のフットボードの内側に位置した吸込口に吸い込まれた後、当該送風機の吹出口からヘッドボードに向けて吹き出される。以下、各送風機による吹き出しと吸込み動作を繰り返すことにより、気流がベッドのヘッドボードとフットボードとの間で循環するので、ベッドの全体に更に効率よく浄化空気を供給することができる。
本発明に係る空気調和装置は、前記ベッドは平面視で矩形状をなし、前記頭側端部に設置された送風機と脚側端部に設置された送風機とは、前記矩形状のベッドの対角に位置していることを特徴とする。
本発明においては、平面視で矩形状をなすベッドの頭側端部に設置された送風機はベッド横幅方向の一方の端に位置して脚側端部に向けて吹き出し、脚側端部に設置された送風機はベッド横幅方向の他方の端に位置して頭側端部に向けて吹き出すので、矩形状のベッドの周辺部を含む全体に対して漏れなく浄化空気を供給することができる。
本発明に係る空気調和装置は、前記頭側端部に設置された送風機は前記吹出口の一部に吹き出し方向を下向きにする導風板を備えていることを特徴とする。
本発明においては、頭側端部に設置された送風機の吹出口から空気の一部が導風板によって下向きに吹き出される。その結果、頭側端部に設置された送風機から浄化空気を脚側端部に向けて吹き出しつつ、ベッド上に直接浄化空気を供給することができる。
本発明に係る空気調和装置は、イオン発生部を備え、少なくとも前記脚側端部に設置された送風機は前記イオン発生部が発生したイオンを送出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明においては、少なくともベッドの脚側端部に設置された送風機から吹き出した気流によって、イオン発生部が発生したイオンが送出される。その結果、少なくともベッドの脚側端部に設置された送風機が送出したイオンを、ベッドの頭側端部に設置された送風機が吸い込み、さらにイオンを再度送出することでイオン濃度を高く維持することができ、小型の送風機でもイオンによる空気清浄効果を高めることができる。
本発明に係る空気調和装置は、イオン発生部を備え、少なくとも前記頭側端部に設置された送風機は前記イオン発生部が発生したイオンを送出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明においては、少なくともベッドの頭側端部に設置された送風機から吹き出した気流によって、イオン発生部が発生したイオンが送出される。その結果、少なくともベッドの頭側端部に設置された送風機が送出したイオンを、ベッドの脚側端部に設置された送風機が吸い込み、さらにイオンを再度送出することでイオン濃度を高く維持することができ、小型の送風機でもイオンによる空気清浄効果を高めることができる。
本発明に係る空気調和装置は、イオン発生部を備え、前記頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機は前記イオン発生部が発生したイオンを送出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明においては、ベッドの頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機から吹き出した気流によって、イオン発生部が発生したイオンが送出される。その結果、ベッドの頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機が送出したイオンを、他方に設置された送風機が吸い込み、さらにイオンを再度送出することでイオン濃度を高く維持することができ、小型の送風機でもイオンによる空気清浄効果を高めることができる。
本発明に係る空気調和装置は、静電霧化装置を備え、前記頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機は前記静電霧化装置が発生した帯電微粒子水を送出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明においては、ベッドの頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機から吹き出した気流によって、静電霧化装置が発生した帯電微粒子水が送出される。その結果、ベッドの頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機が送出した帯電微粒子水を、他方に設置された送風機が吸い込み、さらに帯電微粒子水を再度送出することで帯電微粒子水の濃度を高く維持することができ、小型の送風機でも帯電微粒子水による空気清浄効果を高めることができる。
本発明に係る空気調和装置は、加湿部を備え、前記頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機は前記加湿部によって加湿された空気を送出するよう構成してあることを特徴とする。
本発明においては、ベッドの頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機から吹き出した気流が加湿装置によって加湿された加湿空気を送出する。その結果、ベッドの頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機が送出した加湿空気を、他方に設置された送風機が吸い込み、さらに加湿空気を再度送出することで加湿空気の濃度を高く維持することができ、小型の送風機でも加湿空気による空気清浄効果を高めることができる。
本発明に係る空気調和方法は、前記空気調和装置の前記複数の送風機を送風動作させて前記ベッドの上部の空気調和を行うことを特徴とする。
本発明においては、前記空気調和装置のベッドの頭側端部及び脚側端部に設置された複数の送風機が送風動作し、脚側端部の送風機から頭側端部の方へ吹き出された空気が頭側端部の送風機に吸い込まれ、当該送風機から脚側端部に向けて吹き出され、ベッドの上部の空気調和が行われる。
本発明によれば、ベッドの脚側端部の送風機の吹出口から吹き出した気流がヘッドボードに当たり、ベッドの頭側端部の送風機の吸込口に吸い込まれた後、ベッドの頭側端部の送風機の吹出口からベッドの脚側端部に向けて吹き出すことにより、ベッド全体に浄化空気を拡散させるので、各送風機の吹出口はベッドの横幅に対応する幅は不要であり、送風機を大型化させることがない。また、各送風機の吹出口からベッド上に横たわっている人に向けて直接送風する必要がないので、ベッド上の人が極力寒さを感じない状態でベッドの全体に効率よく浄化空気を供給することができる空気調和装置及び空気調和方法が提供される。
本発明の実施の形態1に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図である。 イオン発生機の外観を示す斜視図である。 イオン発生機の正面一部透視図である。 図3のIV−IV線における断面図である。 イオン発生部の外観を示す斜視図である。 気流の状態を模式的に示す上面図である。 気流の状態を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図である。 イオン発生機の外観を示す斜視図である。 イオン発生機の正面一部透視図である。 図10のXI−XI線における断面図である。 気流の状態を模式的に示す上面図である。 気流の状態を模式的に示す側面図である。 本発明の実施の形態3に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図である。 気流の状態を模式的に示す上面図である。 本発明の実施の形態4に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図である。 本発明の実施の形態5に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図である。 イオン発生機の正面一部透視図である。 図18のXIX−XIX線における断面図である。 図18のXX−XX線における断面図である。 静電霧化装置の概略構造を示す模式図である。
以下、本発明に係る空気調和装置の実施の形態について、イオン発生機付きベッドを例として図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図、図2はイオン発生機の外観を示す斜視図、図3はイオン発生機の正面一部透視図、図4は図3のIV−IV線における断面図、図5はイオン発生部の外観を示す斜視図である。
平面視で矩形状(例えば幅1000mm、長さ2000mm)のベッド1は頭側端部にヘッドボード1aを有し、脚側端部にフットボード1bを有する。ヘッドボード1aの一方端とフットボード1bの一方端とにイオン発生機2を互いにベッド1の対角に位置するように各1台設置している。
イオン発生機2は、下向きの吸込口2aと前方向きの横長の吹出口2bとを備えた直方体状の筐体2cを有し、吹出口2bはベッド床部1cの上面から所定高さ(例えば500mm)に位置している。筐体2c内の吸込口2aから吹出口2bに至る通風路に、クロスフローファン3とイオン発生部4とが配置してある。イオン発生機2の筐体2cは、運転スイッチなどの操作手段とLEDなどの表示手段とを設けた操作部2dを備えている。
クロスフローファン3は、ファン3aとファン3aの回転軸3cを回転駆動するモータ3bとを備えている。クロスフローファン3は、回転軸3cに沿って延び、ファン3aの軸方向の長さとほぼ等しい長さの幅広の吸込口と吹出口とを有する。クロスフローファン3は、幅広の吸込口および吹出口を有するので、幅広い気流を送出することが可能であり、横方向に複数のイオン発生部4を設置することが出来る。本実施例では、イオン発生部4を2台並置した構造を示している。
イオン発生部4は直方体状の本体4dに2つのイオン発生部を備えている。2つのイオン発生部の一方が正イオン発生部4aであり、他方が負イオン発生部4bである。正イオン発生部4aおよび負イオン発生部4bは本体4dから突出した尖端部を有する針状の金属電極を備え、正イオン発生部4aおよび負イオン発生部4bを覆うアーチ状のカバー4cが設けられている。
カバー4cには2つの穴4e、4f が設けられ、正イオン発生部4aと負イオン発生部4bは、その針状電極の軸線が各々穴4eまたは穴4fの中心に一致するように配置されている。このように設置することで、カバー4cは正負各イオンの送出を妨げず、正イオン発生部4aおよび負イオン発生部4bの損傷を防ぐとともに、ユーザー等が指先を傷付けることが予防される。
イオン発生部4の本体4dには、外部電源から供給される電力を入力する端子部、端子部に入力された電力をパルス信号に変える駆動部、駆動部が生成したパルス信号を高圧電気パルスに変換する高圧トランス、高圧トランスが生成した高電圧パルスを整流して、正の高電圧パルスを正イオン発生部4aに、負の高電圧パルスを負イオン発生部4bに与える整流装置が収納されている。
正イオン発生部4a及び負イオン発生部4bは、クロスフローファン3から吹出口2bに続く通風路内に露出して設置されており、吹出口2bから放出される空気に正イオンと負イオンとを付加する。
正イオン発生部4aから発生する正イオンはH+ (H2O) m(mは任意の自然数)であり、負イオン発生部4bから発生する負イオンはO2 -(H2O) n(nは任意の自然数)であり、正負両イオンは空気中に送出されることによって、空気中の浮遊細菌やウイルスに付着し、その際に起こる反応によって水酸基ラジカル(・OH)を生じ、その活性によって浮遊細菌を殺菌し、ウイルスを不活化する。
イオン発生機2を図1に示すように設置した時のベッド上の風の流れを図6と図7とに示す。図6は気流の状態を模式的に示す上面図であり、上から見た場合に対応する。図7は気流の状態を模式的に示す側面図であり、横から見た場合に対応する。図中、実線の矢印で記載した気流は画面の手前側、点線の矢印で記載した気流は各図の画面の奥側にあるとする。
先ず、ヘッドボード1aに設置されたイオン発生機2から、フットボード1bに向かってイオンを含む空気が吹き出され、フットボード1bに設置されたイオン発生機2から、ヘッドボード1aに向かってイオンを含む空気が吹き出される。ヘッドボード1aに設置されたイオン発生機2からフットボード1bに向かって送出された気流は、フットボード1bに設置されたイオン発生機2の吸込み気流により、フットボード1bに沿ってフットボード1bの内側のベッド1の中心方向へ拡散する。
同様に、フットボード1bに設置されたイオン発生機2からヘッドボード1aに向かって送出された気流は、ヘッドボード1aに設置されたイオン発生機2の吸込み気流によって、ヘッドボード1aに沿ってヘッドボード1aの内側のベッド1の中心方向へ拡散する。これにより、イオン発生機2の風向をベッド1の中心に向けることなく、ベッド1上にイオンを拡散させることが可能となる。
尚、ベッド1が金属パイプ等のフレームを頭側端部及び脚側端部に設置している場合には、各フレームに気流をベッド上へ誘導するための壁部を設けると良い。このようにすることでヘッドボード及びフットボードが構成され、頭側端部及び脚側端部を含めてベッド1の上部をイオン気流で覆うことが可能になる。
以上の説明において、イオン発生部4の例として正負両イオンを発生させるものを挙げたが、イオン発生部4が生成するイオンは、正イオンおよび負イオンに限られず負イオンのみであっても良い。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図、図9はイオン発生機の外観を示す斜視図、図10はイオン発生機の正面一部透視図、図11は図10のXI−XI線における断面図、図12は気流の状態を模式的に示す上面図、図13は気流の状態を模式的に示す側面図である。
実施の形態1では、イオン発生機2が下向きの吸込口2aを有していたが、実施の形態2では、イオン発生機20が筐体20cの一方の側面又は両側面に横向きの吸込口20aを有する点が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様に、吹出口20bは前方向きであり、筐体20cは操作部20dを備えている。
イオン発生機20は、実施の形態1とは異なり、クロスフローファン3に替えて2個のシロッコファン30を備える。シロッコファン30は、ファン30aとファン30aを囲むケーシング30cとファン30aを回転させるモータ30bとからなる。モータ30bは両軸モータであり、各シロッコファン30のファン30a及びケーシング30cをモータ30bの両側に配置し、モータ30bの出力軸が各ファン30aの回転軸に連結されている。
図9,図10には、イオン発生機20の筐体20cの両側面に横向きの吸込口20aを設けた場合を示すが、吸込口20aが筐体20cの片方の側面にのみ設けられている場合には、図8に示す通り、吸込口20aはベッドの内側に位置するように設ける。図8のようにイオン発生機20を設置する場合には、実施の形態1の場合と吸込口20aの位置が異なるだけであり、実施の形態1の場合と同様に気流が構成される。
イオン発生機20を図8に示すように設置した時の、ベッド上の風の流れを図12と図13とに示す。図中、実線で記載した気流は各図の画面の手前側、点線で記載した気流は画面の奥側にあるとする。
先ず、ヘッドボード1aに設置されたイオン発生機20から、フットボード1bに向かってイオンを含む空気が吹き出され、フットボード1bに設置されたイオン発生機20から、ヘッドボード1aに向かってイオンを含む空気が吹き出される。ヘッドボード1aに設置されたイオン発生機20からフットボード1bに向かって送出された気流は、フットボード1bに設置されたイオン発生機20の吸込口20aへ向かう吸込み気流によって、フットボード1bに沿ってベッド1の中心方向へ拡散する。同様に、フットボード1bに設置されたイオン発生機20からヘッドボード1aに向かって送出された気流は、ヘッドボード1aに設置されたイオン発生機20の吸込口20aへ向かう吸込み気流により、ヘッドボード1aに沿ってベッド1の中心方向へ拡散する。これにより、イオン発生機20の風向をベッド1の中心に向けることなく、ベッド1上にイオンを拡散させることが可能となる。
尚、実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせて、イオン発生機の吸込口が筐体の下面及び側面にある形態も可能である。この場合も実施の形態1又は実施の形態2の場合と同様の気流が形成される。吸込口の個数が多く、吸い込み面積も増加する分、吸い込みによる気流の誘導が効率よくおこなわれ、ベッド上にイオンを拡散させる効率が向上する。
(実施の形態3)
図14は本発明の実施の形態3に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図、図15は気流の状態を模式的に示す上面図である。実施の形態1及び2では、イオン発生機2,2を取り付けるベッド1に、気流を誘導するヘッドボード1aとフットボード1bとを設けた例を説明したが、実施の形態3ではベッド10に気流を誘導するヘッドボード10aのみ設置される点が実施の形態1,2と異なる。具体的には、図中のフットボード10bはフレームのみを有し、中央部分に気流が通過する開口10b1が形成してある。
ベッド周辺に浄化空気を供給する点では、実施の形態1及び2に劣るが、ベッド10に横たわる人が最も空気浄化の影響を受けるのは、鼻や口から空気を吸い込むときであることを考えると十分に実用できる実施方法である。即ち、人の頭部があるヘッドボード10a周辺にイオンを供給することが出来ればその目的は達成されるので、フットボード10bにイオン発生機2を設置して、イオンを含む気流を頭部側に送出し、さらにヘッドボード10aで気流をベッド10の中心方向へ導くことにより、人の頭部周辺にイオンを高濃度で存在させることが出来る。
イオン発生機2はヘッドボード10aとフットボード10bの双方に設置されるが、フットボード10bには気流を誘導する板部がないのでヘッドボード10aに設置されたイオン発生機2から吹き出した気流がフットボード10bの開口10b1を突き抜けてしまい、頭部側に還流しない。一方、ヘッドボード10aの内側には、フットボード10bに設置されたイオン発生機2から吹き出し気流がヘッドボード10aに衝突し、横方向に導かれてイオンが高濃度で存在する。ベッド床10cの上面をイオンを含む気流で覆う点では完全ではないが、ベッド床10cの大部分をイオンを含む気流で覆うので実用上問題はない。
(実施の形態4)
図16は本発明の実施の形態4に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図である。
実施の形態1−3においては、イオン発生機をヘッドボード1a,10aとフットボード1b,10bとに設置した例を説明したが、実施の形態4では、イオン発生機をフットボードにのみ設置する点が実施の形態1−3と異なる。
実施の形態4では、イオン発生機が1台になるので、実施の形態1−3のイオン発生機が発生させるイオン量のほぼ2倍のイオンを発生させるイオン発生機21を使用することが必要になる。イオン発生機が発生するイオン量を増加させるには、イオン発生部に印加する電圧を上げる方法、イオン発生部の数を増す方法、イオン発生機を通過させる風量を増加する方法、およびこれらの方法の複合によって可能となる。
イオン発生量を2倍程度にしたイオン発生機21をフットボード1bにのみ設置した場合、ヘッドボード1aには、イオン発生部を有しない単なる送風機5を設置することが可能になる。フットボード1bに設置したイオン発生機21からのイオンを含む気流によって、人の頭部があるベッド1のヘッドボード1aの内側周辺に高濃度のイオンを供給することができ、ヘッドボード1aに設置した送風機5の吸込み、およびヘッドボード1aによって気流を導くことにより、実施の形態1−3と同様に、人の頭部周辺にイオンを高濃度で存在させることが出来る。また、送風機5によって頭部付近にある高濃度イオンをフットボード1bに向かって送出することによって、脚部側にもイオンを供給しフットボード1bに設置したイオン発生機21およびフットボード1bによって還流させることが出来る。従って、気流は実施の形態1,2と同じように形成される。
(実施の形態5)
図17は本発明の実施の形態5に係るイオン発生機付きベッドの概略斜視図、図18はイオン発生機の正面一部透視図、図19は図18のXIX−XIX線における断面図、図20は図18のXX−XX線における断面図である。
実施の形態1−4においては、少なくともフットボード1b、10bにイオン発生機を設置した例を説明したが、実施の形態5では、イオン発生機22をヘッドボード1aにのみ設置している。フットボード1bには単なる送風機5を設置している。
本実施の形態5に使用するイオン発生機22は、実施の形態2に使用したイオン発生機20とほぼ同じ構造であり、筺体22cは操作部22dを有し、筺体22cの両側面に横向きの吸込口22aを設けてある。イオン発生機22は、2個あるシロッコファン30の一方から吹き出す気流を下方に導く導風板22eを吹出口22bに設けてある。イオン気流を下方に導く導風板22eは吹出口22bにおいてベッド1の中央部側になるように設置されることが好ましい。
ヘッドボード1aに設置したイオン発生機22から送出されたイオンの大半がフットボード1bに向かって送出され、フットボード1bに設置された送風機5の吸込み気流、及びフットボード1bによってベッド1の中心方向へ拡散する。ヘッドボード1aに設置したイオン発生機22から送出された一部のイオンが導風板22eによってヘッドボード1aの周辺に誘導され、人の頭部があるヘッドボード1a周辺に高濃度で供給される。同時にフットボード1bに設置した送風機5によって、フットボード1bに向かって送出されたイオンを脚部側から頭部側に還流することが出来、気流は実施の形態1,2,4と同じように形成される。
上記の実施の形態1−5では、イオン発生部4が発生したイオンをベッド上に供給するようにしたが、イオン発生部4に替えて微細な帯電微粒子水を生成する静電霧化装置を使用しても良く、また、イオン発生部4と静電霧化装置とを併用しても構わない。図21に静電霧化装置の概略構造を示す模式図である。
静電霧化装置40には、放電を発生させ放電現象に伴って帯電微粒子水を発生する針状の放電電極40a、放電電極40aの放電を安定して発生させるための円環状の対向電極40b、放電電極40aを冷却して放電電極40aの表面に結露水を発生させる冷却手段40c、冷却手段40cから発生する熱を放熱する放熱手段40dと、放電電極40aと対向電極40bの間に高電圧を印加する高圧電源40e、冷却手段40cに電力を供給する冷却用電源40fを備える。放電電極40aに正の高電圧を印加すると正の電荷をもつ帯電微粒子水が発生し、逆に負の高電圧を印加すると負の帯電微粒子水が発生する。また、冷却手段としては、小型で薄型化が可能なペルチェ素子が使用されることが多い。これらの装置は、すでに実用化されているので、それを利用することが出来る。帯電微粒子水を送出することによって、浮遊細菌の殺菌や気分爽快感などの効果が得られる。
さらに、イオン発生機や静電霧化装置に代わってその他の空気清浄機や加湿機や送風装置を用いることでも同様の機能を発揮させることが出来る。
なお、今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
ベッドを多く使用する病院、介護施設や、個人の寝室などで本発明を利用して、浄化された空気により快適なベッド回り環境を実現することが出来る。
1 ベッド
1a ヘッドボード
1b フットボード
10 ベッド
10a ヘッドボード
10b フットボード
2 イオン発生機(送風機)
2a 吸込口
20 イオン発生機(送風機)
20a 吸込口
21 イオン発生機(送風機)
22 イオン発生機(送風機)
22a 吸込口
22e 導風板
4 イオン発生部
5 送風機
40 静電霧化装置

Claims (10)

  1. ヘッドボードを有するベッドと、該ベッドの頭側端部及び脚側端部に設置された複数の送風機とを備えた空気調和装置において、
    前記頭側端部に設置された送風機は吸込口を前記ヘッドボードの内側に位置させ、吹出口の吹出し方向を脚側端部に向くようにし、
    前記脚側端部に設置された送風機は吹出口の吹出し方向を前記ヘッドボードに向くようにしてあることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記ベッドはフットボードを有し、
    前記脚側端部に設置された送風機は吸込口を前記フットボードの内側に位置させ、
    前記頭側端部に設置された送風機は前記吹出口の吹出し方向を前記フットボードに向くようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記ベッドは平面視で矩形状をなし、
    前記頭側端部に設置された送風機と脚側端部に設置された送風機とは、前記矩形状のベッドの対角に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記頭側端部に設置された送風機は前記吹出口の一部に吹き出し方向を下向きにする導風板を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和装置。
  5. イオン発生部を備え、少なくとも前記脚側端部に設置された送風機は前記イオン発生部が発生したイオンを送出するよう構成してあることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の空気調和装置。
  6. イオン発生部を備え、少なくとも前記頭側端部に設置された送風機は前記イオン発生部が発生したイオンを送出するよう構成してあることを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置。
  7. イオン発生部を備え、前記頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機は前記イオン発生部が発生したイオンを送出するよう構成してあることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の空気調和装置。
  8. 静電霧化装置を備え、前記頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機は前記静電霧化装置が発生した帯電微粒子水を送出するよう構成してあることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の空気調和装置。
  9. 加湿部を備え、前記頭側端部又は脚側端部の少なくとも一方に設置された送風機は前記加湿部によって加湿された空気を送出するよう構成してあることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の空気調和装置。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の空気調和装置の前記複数の送風機を送風動作させて前記ベッドの上部の空気調和を行うことを特徴とする空気調和方法。
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