JP2013213424A - 排気ガス熱交換器 - Google Patents

排気ガス熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013213424A
JP2013213424A JP2012083742A JP2012083742A JP2013213424A JP 2013213424 A JP2013213424 A JP 2013213424A JP 2012083742 A JP2012083742 A JP 2012083742A JP 2012083742 A JP2012083742 A JP 2012083742A JP 2013213424 A JP2013213424 A JP 2013213424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
refrigerant
passage
case
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012083742A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康博 山本
Koji Kasahara
幸治 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012083742A priority Critical patent/JP2013213424A/ja
Publication of JP2013213424A publication Critical patent/JP2013213424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Abstract

【課題】排気ガス熱交換器に設けられる排気ガス導入管の中心軸方向が、排気ガス熱交換器内の排気ガス通路の延びる方向に対して傾斜した場合であっても、冷媒による排気ガスの熱交換効率を向上させることが可能な構造を備える、排気ガス熱交換器を提供する。
【解決手段】この排気ガス熱交換器100は、冷媒案内部材190の一端T1は、冷媒導入口CR1の近傍において、冷媒導入口CR1よりも排気ガス導出口ER2側に位置し、冷媒案内部材190の他端T2は、冷媒導入口CR1よりも排気ガス導入口ER1側に位置するとともに、排気ガス導入管121の開口投影に重なる領域に位置する。
【選択図】図9

Description

この発明は、燃焼により発生した排気ガスと、水、ガス等を用いた冷媒との間で熱交換を行う、排気ガス熱交換器の構造に関する。
排気ガス熱交換器を開示する先行技術文献として、特開2004−177060号公報(特許文献1)、特開2003−090693号公報(特許文献2)、特開2006−207887号公報(特許文献3)、および、特開2010−190064号公報(特許文献4)等が挙げられる。
特許文献1には、ケーシングの内部に配置される扁平パイプの表面に突起を形成し、冷却水が均等に流通する排気ガス熱交換器が開示されている。
特許文献2には、タンクの内部に配置される扁平パイプの表面にリブを設けることで、冷却水を分流させる排気熱交換器が開示されている。
特許文献3には、一枚の平板を複数折り返して、冷却水通路と排ガス通路とを形成し、冷却水通路に突出するよう複数のディンプル(凸部)を形成することで、幅方向において均等に冷却水を流通させる熱交換器が開示されている。
特許文献4には、EGRガスクーラ内に導入された冷却水が、ガス交換部において最短距離で流出しないようにするための整流部が、冷却水流入部側から対向する側へ延びるように設けられている。
特開2004−177060号公報 特開2003−090693号公報 特開2006−207887号公報 特開2010−190064号公報
排気ガス熱交換器をエンジン周りに搭載しようとした場合、配置スペース等の搭載制約により、排気ガス熱交換器に設けられる排気ガス導入管の中心軸方向が、排気ガス熱交換器内の排気ガス通路の延びる方向と平行にならず、排気ガス導入管の中心軸方向が、排気ガス熱交換器内の排気ガス通路の延びる方向に対して傾斜する場合がある。
このように、排気ガス導入管の中心軸方向が傾斜した状態で、排気ガス導入管が排気ガス熱交換器に設けられた場合には、排気ガス熱交換器の排気ガス通路の内部で、高温の排気ガスが偏流し、冷却水等の冷媒との接触面積が減少し、排気ガスの効率的な冷却ができない場合が生じる。
これは、排気ガスの偏流により、排気ガス通路の内部に生じる「排気ガスの主な流れ」と、上記先行技術文献に開示される冷却水通路内に設けられる案内部材によって整流された「冷媒の主な流れ」との経路が異なるため、排気ガスと冷媒との接触機会が少ないため、効率的な熱交換が妨げられるからである。
したがって、この発明は上記課題に鑑みてなされたもので、配置スペース等の搭載制約により、排気ガス熱交換器に設けられる排気ガス導入管の中心軸方向が、排気ガス熱交換器内の排気ガス通路の延びる方向に対して傾斜した場合であっても、冷媒による排気ガスの熱交換効率を向上させることが可能な構造を備える、排気ガス熱交換器を提供することを目的とする。
この発明に基づいた一の局面における排気ガス熱交換器においては、排気ガス通路と冷媒通路とに区画され、上記排気ガス通路に排気ガスを導入し、上記冷媒通路に冷媒を導入して、上記排気ガスと上記冷媒との間で熱交換を行なうことにより上記排気ガスの冷却を行なう排気ガス熱交換器であって、以下の構成を備える。
上記排気ガス通路および上記冷媒通路が内部に形成されるケースと、上記ケースに連結され、上記排気ガスを上記排気ガス通路に導入する排気ガス導入管と、上記ケースに連結され、上記排気ガスを上記排気ガス通路から導出する排気ガス導出管とを備える。
上記ケースに連結され、上記冷媒を上記冷媒通路に導入する冷媒導入路と、上記ケースに連結され、上記冷媒を上記冷媒通路から導出する冷媒導出路と、上記ケースの内部において所定の間隙を隔てて複数配置することにより、複数の上記排気ガス通路と複数の上記冷媒通路とを交互に形成するとともに、上記排気ガス導入管が対向する位置に排気ガス導入口を形成し、上記排気ガス導出管が対向する位置に排気ガス導出口を形成し、上記冷媒導入路が対向する位置に冷媒導入口を形成し、上記冷媒導出路が対向する位置に冷媒導出口を形成する仕切壁部材と、を備える。
一の方向に延びる上記排気ガス通路を挟んで、上記ケースの一端側に上記排気ガス導入管が連結されるとともに、上記ケースの他端側に上記排気ガス導出管が連結され、上記冷媒導入路は、上記一の方向に対して交差する方向の側であって、上記ケースの上記排気ガス導入管寄りの位置に設けられ、上記冷媒導出路は、上記冷媒導入路の連結位置の側と同一の側であって、上記ケースの上記排気ガス導出管寄りの位置に設けられる。
上記排気ガス導入管の中心軸が、上記排気ガス導入口に向かうにしたがって上記冷媒導入口から遠ざかる方向に傾斜するように、上記排気ガス導入管が上記ケースに連結される。
上記冷媒通路のそれぞれには、上記冷媒通路の一部を塞ぎ、連続する線状の冷媒案内部材が配置され、上記冷媒案内部材の一端は、上記冷媒導入口の近傍において、上記冷媒導入口よりも上記排気ガス導出口側に位置し、上記冷媒案内部材の他端は、上記冷媒導入口よりも上記排気ガス導入口側に位置するとともに、上記排気ガス導入管の開口投影に重なる領域に位置する。
他の形態において、上記冷媒通路において、上記冷媒導入口側から見た場合の上記冷媒通路の第1最小開口面積は、上記冷媒導入路の最小開口面積および上記冷媒導入口の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられている。
他の形態において、上記冷媒通路において、上記排気ガス導入口側から見た場合の上記冷媒通路の第2最小開口面積は、上記冷媒導入路の最小開口面積および上記冷媒導入口の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられている。
他の形態において、上記仕切壁部材は、上記排気ガス通路側から上記冷媒通路側に向かって膨出する線状の連続した凸部領域を有し、隣り合う上記仕切壁部材の上記凸部領域が相互に当接することにより、上記冷媒案内部材が形成される。
この発明に基づいた他の局面における排気ガス熱交換器においては、排気ガス通路と冷媒通路とに区画され、上記排気ガス通路に排気ガスを導入し、上記冷媒通路に冷媒を導入して、上記排気ガスと上記冷媒との間で熱交換を行なうことにより上記排気ガスの冷却を行なう排気ガス熱交換器であって、以下の構成を備える。
上記排気ガス通路および上記冷媒通路が内部に形成されるケースと、上記ケースに連結され、上記排気ガスを上記排気ガス通路に導入する排気ガス導入管と、上記ケースに連結され、上記排気ガスを上記排気ガス通路から導出する排気ガス導出管とを備える。
上記ケースに連結され、上記冷媒を上記冷媒通路に導入する冷媒導入路と、上記ケースに連結され、上記冷媒を上記冷媒通路から導出する冷媒導出路と、上記ケースの内部において所定の間隙を隔てて複数配置することにより、複数の上記排気ガス通路と複数の上記冷媒通路とを交互に形成するとともに、上記排気ガス導入管が対向する位置に排気ガス導入口を形成し、上記排気ガス導出管が対向する位置に排気ガス導出口を形成し、上記冷媒導入路が対向する位置に冷媒導入口を形成し、上記冷媒導出路が対向する位置に冷媒導出口を形成する仕切壁部材と、を備える。
一の方向に延びる上記排気ガス通路を挟んで、上記ケースの一端側に上記排気ガス導入管が連結されるとともに、上記ケースの他端側に上記排気ガス導出管が連結され、上記冷媒導入路は、上記一の方向に対して交差する方向の側であって、上記ケースの上記排気ガス導出管寄りの位置に設けられ、上記冷媒導出路は、上記冷媒導入路の連結位置の側と同一の側であって、上記ケースの上記排気ガス導入管寄りの位置に設けられる。
上記排気ガス導入管の中心軸が、上記排気ガス導入口に向かうにしたがって上記冷媒導出口から遠ざかる方向に傾斜するように、上記排気ガス導入管が上記ケースに連結される。
上記冷媒通路のそれぞれには、上記冷媒通路の一部を塞ぎ、連続する線状の冷媒案内部材が配置され、上記冷媒案内部材の一端は、上記冷媒導出口の近傍において、上記冷媒導出口よりも上記排気ガス導出口側に位置し、上記冷媒案内部材の他端は、上記冷媒導出口よりも上記排気ガス導入口側に位置するとともに、上記排気ガス導入管の開口投影に重なる領域に位置する。
この発明に基づいた排気ガス熱交換器によれば、排気ガス熱交換器に設けられる排気ガス導入管の中心軸方向が、排気ガス熱交換器内の排気ガス通路の延びる方向に対して傾斜した場合であっても、冷媒による排気ガスの熱交換効率を向上させることが可能な構造を備える、排気ガス熱交換器を提供する。
実施の形態における排気ガス熱交換器を用いたEGRガス冷却装置の模式図である。 実施の形態における排気ガス熱交換器の構造を示す部分断面斜視図である。 図2中のIII−III線矢視断面図である。 図3中のIV−IV線矢視断面図である。 図3中のV−V線矢視断面図である。 図3中のVI−VI線矢視断面図である。 図3中のVII−VII線矢視断面図である。 図6中のVIII−VIII線矢視断面図である。 実施の形態における排気ガス熱交換器の「排気ガスの主な流れ」と「冷媒の主な流れ」とを示す模式図である。 図3中のX−X線矢視断面図である。 実施の形態における排気ガス熱交換器の冷媒案内部材の端部における当接状態を示す図である。 図3中のXII−XII線矢視断面図である。 図3中のXIII−XIII線矢視断面図である。 図6中のVIII−VIII線矢視断面図に相当する図である。 図3中のXV−XV線矢視断面図に相当する図である。 他の実施の形態における排気ガス熱交換器の構造を示す、図2中のIII−III線矢視断面に相当する図である。 他の実施の形態における排気ガス熱交換器の「排気ガスの主な流れ」と「冷媒の主な流れ」とを示す断面図である。 さらに他の実施の形態における排気ガス熱交換器の構造を示す断面図である。
本発明に基づいた実施の形態における排気ガス熱交換器の構造について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、各実施の形態に表れる構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(EGRガス冷却装置)
図1を参照して、本実施の形態における排気ガス熱交換器を用いたEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガス冷却装置について説明する。図1は、本実施の形態における排気ガス熱交換器100をディーゼルエンジン(内燃機関)200用のEGRガス冷却装置に適用したものである。
ディーゼルエンジン200(以下、エンジンと略す。)には、エンジン200から排出される排気の一部をエンジンの吸気側に貫流させる排気再循環管210が設けられている。
排気再循環管210の途中領域には、エンジン200の稼動状態に応じてEGRガス量を調節するEGRバルブ220が設けられている。このEGRバルブ220とエンジン200との間の排気再循環管210に、排気ガス熱交換器100が配置されている。排気ガス熱交換器100においては、排気ガス通路に排気ガスを導入し、冷媒通路に冷媒を導入して、排気ガスと冷媒との間で熱交換を行なうことにより排気ガスの冷却が行なわれる。
(排気ガス熱交換器100)
図2から図8を参照して、排気ガス熱交換器100の構成について説明する。図2は、本実施の形態における排気ガス熱交換器100の構造を示す部分断面斜視図、図3は、図2中のIII−III線矢視断面図、図4は、図3中のIV−IV線矢視断面図、図5は、図3中のV−V線矢視断面図、図6は、図3中のVI−VI線矢視断面図、図7は、図3中のVII−VII線矢視断面図、図8は、図6中のVIII−VIII線矢視断面図である。
図2および図3を参照して、排気ガス熱交換器100は、排気ガス通路ERおよび冷媒通路CRが内部に区画されるケース110を備える。このケース110は、排気ガス通路ERが延びるX方向に沿って長尺であり、横断面形状が四角形の箱型形状を有している。
ケース110の一端側には、排気ガスEGを排気ガス通路ERに導入する排気ガス導入管121が設けられている。排気ガス導入管121には、外部の配管と接続する際に用いられるフランジ120が設けられている。排気ガス導入管121には、円形の管部材が設けられ、ケース110と排気ガス導入管121との間には、導入側スカート122が設けられ、排気ガスEGの外部への漏出を防止している。
ケース110において、排気ガス導入管121に対して、排気ガス通路ERが延びるX方向(一の方向)において、排気ガス通路ERを挟んで、ケース110の他端側には、排気ガス通路ERに導入された排気ガスEGを排気ガス通路ERから導出する排気ガス導出管131が設けられている。
排気ガス導出管131には、外部の配管と接続する際に用いられるフランジ130が設けられている。排気ガス導出管131には、円形の管部材が設けられ、ケース110と排気ガス導出管131との間には、導出側スカート132が設けられ、排気ガスEGの外部への漏出を防止している。
ケース110には、冷媒CMを冷媒通路CRに導入する冷媒導入路150と、冷媒CMを冷媒通路CRから導出する冷媒導出路170とが設けられている。冷媒導入路150と冷媒導出路170は、排気ガス通路ERが延びるX方向(一の方向)に対して交差するY方向の側であって、ケース110の同一の側面側に設けられ、冷媒導入路150は、排気ガス導入管121寄りの位置に設けられ、冷媒導出路170は、排気ガス導出管131寄りの位置に設けられている。
冷媒導入路150は、冷媒導入管151と箱状の冷媒導入カバー152とを有する。冷媒導出路170は、冷媒導出管171と箱状の冷媒導出カバー172とを有する。
冷媒導入カバー152に覆われたケース110の外表面の冷媒導入管151が対向する位置には、冷媒導入口CR1が開口されている(図8参照)。冷媒導出カバー172に覆われたケース110の外表面の冷媒導出管171が対向する位置には、冷媒導出口CR2が開口されている。
図4を参照して、ケース110の内部において所定の間隙を隔てて複数配置されることにより、複数の排気ガス通路ERと複数の冷媒通路CRとが交互に区画されるとともに、排気ガス導入管121が対向する位置に排気ガス導入口ER1が形成され、排気ガス導出管131が対向する位置に排気ガス導出口ER2が形成される仕切壁部材180が、本実施の形態では10枚設けられている。
図5から図7を参照して、本実施の形態では、この仕切壁部材180として、扁平形状のチューブ部材180Aが用いられている。このチューブ部材180Aは、一枚の板材をチューブ形状にプレス成形し、両端部がろう付けにより固定されている。このろう付け部は、冷媒導入カバー152および冷媒導出カバー172側に位置している。なお、チューブ部材180Aのろう付け位置は、本実施の形態の位置に限定されるものではい。
チューブ部材180AのX方向側の両端部は外側に拡げられるように成形され、一端側が排気ガス導入口ER1を構成し、他端側が排気ガス導出口ER2を構成している。外側に拡げられたチューブ部材180Aは、隣接するチューブ部材180Aの拡げられた部分とろう付けされる。
本実施の形態においては、5本の扁平形状のチューブ部材180Aが所定の間隙を隔てて配置される。図5から図7において、チューブ部材180Aの図示における下端と図示における上端とは、ケース110の内面に隙間を生じさせることなく接続されている。これにより、チューブ部材180Aの内部空間(5箇所)が、それぞれ排気ガス通路ERを構成し、隣り合うチューブ部材180Aにより挟まれた空間(6箇所)が、それぞれ冷媒通路CRを構成する。
図8を参照して、冷媒導入カバー152に覆われたケース110の冷媒導入管151が対向する位置には、冷媒導入口CR1が開口されている。冷媒導入口CR1からは、チューブ部材180Aにより仕切られた6箇所の冷媒通路CRが露出している。
詳細には図示していないが、図8と同様に、冷媒導出カバー172に覆われたケース110の冷媒導出管171が対向する位置には、冷媒導出口CR2が開口されている。冷媒導出口CR2からは、チューブ部材180Aにより仕切られた6箇所の冷媒通路CRが露出している。
再び、図3を参照して、本実施の形態においては、排気ガス導入管121の中心軸CL1が、排気ガス導入口ER1に向かうにしたがって冷媒導入口CR1から遠ざかる方向に傾斜するように、排気ガス導入管121がケース110に連結されている。
(冷媒案内部材190)
冷媒通路CRのそれぞれには、冷媒通路CRの一部を塞ぎ、連続する線状の冷媒案内部材190が配置されている。この冷媒案内部材190は、その一端T1が、冷媒導入口CR1の近傍において、冷媒導入口CR1の排気ガス導出口ER2側の開口端L1よりも排気ガス導出口ER2側に位置し、冷媒案内部材190の他端T2は、排気ガス導入口ER1側の開口端L2よりも排気ガス導入口ER1側に位置している。さらに、冷媒案内部材190の他端T2は、排気ガス導入管121の開口投影P1に重なる領域に位置している。
排気ガス導入管121の開口投影P1とは、排気ガス導入管121の中心軸CL1を中心とし、排気ガス導入管121の内側領域を中心軸CL1に沿って冷媒案内部材190に向けて投影した場合のその投影面をいう。
図4および図6によく表れるように、冷媒案内部材190は、隣り合う仕切壁部材180に設けられた凸部領域180gが相互に当接することにより形成されている。凸部領域180gは、排気ガス通路ER側から冷媒通路CR側に向かって膨出する線状の連続した領域である。
また、図4に示すように、ケース110の内面に対向する最も両側面側に位置する冷媒案内部材190は、ケース110に設けられた凸部領域110gと、仕切壁部材180に設けられた凸部領域180gが相互に当接することにより、冷媒案内部材190が形成される。
なお、冷媒案内部材190の構成は、凸部領域の形成により限定されるものではない。仕切壁部材180とは異なる部材(たとえば、断面が矩形の棒状部材)を取り付けるようにしてもよい。
(「排気ガスの主な流れ」と「冷媒の主な流れ」)
次に、図9を参照して、上記構成を備える排気ガス熱交換器100における冷媒の主な流れ」と「「排気ガスの主な流れ」とについて説明する。図9は、本実施の形態における排気ガス熱交換器100の「冷媒の主な流れ」と「排気ガスの主な流れ」とを示す模式図である。
図9においては、冷媒通路CRが露出する断面を図示している。なお、冷媒として液体および気体を用いることができるが、本実施の形態では、冷媒として冷却水を用いる場合について説明する。
まず、「冷媒の主な流れ」について説明する。上記したように、冷媒導入口CR1の近傍において、冷媒案内部材190の一端T1は、冷媒導入口CR1の近傍において、冷媒導入口CR1の排気ガス導出口ER2側の開口端L1よりも排気ガス導出口ER2側に位置し、冷媒案内部材190の他端T2は、排気ガス導入口ER1側の開口端L2よりも排気ガス導入口ER1側に位置している。さらに、冷媒案内部材190の他端T2は、排気ガス導入管121の開口投影P1に重なる領域に位置している。
これにより、冷媒導入路150から冷媒導入口CR1を通って冷媒通路CRに導入された冷却水CMは、冷媒案内部材190に沿って排気ガス導入管121側に流れる。このとき、冷媒案内部材190を用いて規定される冷却水CMが流れる流路は、排気ガス導入管121側に向かうに従って徐々にその開口面積が小さくなる。その結果、冷却水CMの流れる流速は徐々に大きくなる。
また、冷媒案内部材190を排気ガス導入口ER1側に向けて傾斜させた場合には、冷媒導入口CR1の位置が排気ガス導出口ER2側の位置に設けられた場合であっても、冷媒案内部材190を用いて規定される冷却水CMが流れる流路は、排気ガス導入管121側に向かうに従って徐々にその開口面積を小さくすることができるため、冷却水CMの流れる流速を徐々に大きくすることができる。
その後、冷媒案内部材190の他端T2に達した冷却水CMは、他端T2を周り、冷媒導出口CR2に向かう流れを形成する。この冷却水CMの流れが、「冷媒の主な流れ」となる。
次に、「排気ガスの主な流れ」について説明する。排気ガス導入管121は、上記したように、その中心軸CL1が、排気ガス導入口ER1に向かうにしたがって冷媒導入口CR1から遠ざかる方向に傾斜するように、ケース110に連結されている。
その結果、排気ガス導入管121から排気ガス導入口ER1を通って排気ガス通路ERに導入された排気ガスEGは、冷媒案内部材190の他端T2側に向かって流れる。その後、排気ガスEGは、排気ガス通路ERに当接して排気ガス導出口ER2に向かう流れを形成する。この排気ガスEGの流れが、「排気ガスの主な流れ」となる。
このように、本実施の形態における排気ガス熱交換器100によれば、仕切壁部材180を隔てて両側に配置される冷媒通路CRと排気ガス通路ERとにおいて、冷媒通路CR内における「冷媒の主な流れ」と排気ガス通路ER内における「排気ガスの主な流れ」とを、冷媒案内部材190の他端T2周りにおいて一致させることができる。
この冷媒案内部材190の他端T2周りおいては、冷却水CMの流れが最も早い領域である。また、高温の排気ガスEGもこの領域に集中している。その結果、冷媒案内部材190の他端T2周りおいて効率よく、冷却水CMと排気ガスEGとの間で熱交換を行なうことが可能となる。
ここで、冷媒案内部材190の他端T2の位置が、排気ガス導入管121の開口投影P1に重ならない場合には、冷却水CMの流れを早くすることが期待できない。その結果、効率的な熱交換も期待できないと考えられる。
一方、冷媒案内部材190の他端T2の位置が、排気ガス導入管121の開口投影P1に重なるとともに、中心軸CL1を超える位置にまで冷媒案内部材190の他端T2を伸ばすことで、冷却水CMが流れる流路の開口面積が小さくなり、冷却水CMの流れの速さを上昇させることができるが、一方で冷却水CMの圧力損失を上げ、ひいては流量の低下が懸念される。したがって、冷媒案内部材190の他端T2の位置は、熱交換の効率を考慮して、排気ガス導入管121の開口投影P1に重なる最適の位置に設けるとよい。
図10から図15を参照して、冷却水CMが流れる冷媒通路CRの開口面積について検討する。図10は、図3中のX−X線矢視断面図、図11は、本実施の形態における排気ガス熱交換器の冷媒案内部材の端部における当接状態を示す図、図12は、図3中のXII−XII線矢視断面図、図13は、図3中のXIII−XIII線矢視断面図、図14は、図6中のVIII−VIII線矢視断面図、図15は、図3中のXV−XV線矢視断面図に相当する図である。
図10に示すように、冷媒通路CRにおいて、冷媒導入口CR1側から見た場合の冷媒通路CRの第1最小開口面積S10は、冷媒案内部材190の他端T2の領域となる。図10および図11において、点Aは、当接する凸部領域180gの接点を意味する。冷媒案内部材190の他端T2において、凸部領域180gの端部は半径rの球面形状となる。
この第1最小開口面積S10が、冷媒導入路150の最小開口面積および冷媒導入口CR1の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられていることが好ましい。
冷媒導入路150の最小開口面積とは、図12に示す冷媒導入管151の開口面積S20、および、図13に示すケース110と冷媒導入カバー152とのよって囲まれた開口面積S30のいずれか小さい方の開口面積を意味する。
また、冷媒導入口CR1の開口総面積とは、図14に示すように、冷媒導入口CR1において露出する冷媒通路CRの開口面積S40の総和をいい、本実施の形態の場合には、S40×6となる。
このように、第1最小開口面積S10が、冷媒導入路150の最小開口面積および冷媒導入口CR1の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられていることにより、冷媒通路CRにおいて圧力損失の発生を制御しながら、冷媒案内部材190の他端T2周りおいて効率よく、冷却水CMと排気ガスEGとの間で熱交換を行なうことが可能となる。
また、図15に示すように、冷媒通路CRにおいて、排気ガス導入口ER1側から見た場合の冷媒通路CRの第2最小開口面積S50は、冷媒案内部材190の他端T2の領域に生じる。図15において、点Aは上記と同じである。
この第2最小開口面積S50が、冷媒導入路150の最小開口面積および冷媒導入口CR1の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられていることが好ましい。
冷媒導入路150の最小開口面積、および、冷媒導入口CR1の開口総面積は、上述の場合と同じである。
このように、第2最小開口面積S50が、冷媒導入路150の最小開口面積および冷媒導入口CR1の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられていることにより、冷媒通路CRにおいて圧力損失の発生を制御しながら、冷媒案内部材190の他端T2周りおいて効率よく、冷却水CMと排気ガスEGとの間で熱交換を行なうことが可能となる。
なお、上記実施の形態において示した冷媒案内部材190は、直線状の形態を有しているがこの形態には限定されない。図16に示すような、傾斜部190aと直線部190bとを有する冷媒案内部材190Aを採用することも可能である。
この冷媒案内部材190Aも、冷媒導入口CR1の近傍において、傾斜部190aの一端T1が、冷媒導入口CR1の近傍において、冷媒導入口CR1の排気ガス導出口ER2側の開口端L1よりも排気ガス導出口ER2側に位置し、直線部190bの他端T2は、排気ガス導入口ER1側の開口端L2よりも排気ガス導入口ER1側に位置している。さらに、直線部190bの他端T2は、排気ガス導入管121の開口投影P1に重なる領域に位置している。
以上、本実施の形態における排気ガス熱交換器100によれば、排気ガス導入管121の中心軸CL1付近まで冷却水CMを冷媒案内部材190,190Aを用いて案内し流すことにより、高温の排気ガスEGの主な流れを狙って効率的に排気ガスEGの冷却を行なうことが可能となる。
また、排気ガスEGの冷却を効率的に行なうことができる結果、排気ガス熱交換器100の小型化を図ることも可能となる。また、ケース110とチューブ部材180Aとの間の温度差の発生も軽減され、熱膨張差によるチューブ部材180Aへの熱応力の発生も抑制することが可能となる。
また、排気ガス導入管121の中心軸CL1が、排気ガス導入口ER1に向かうにしたがって冷媒導入口CR1から遠ざかる方向に傾斜する構成を採用した場合でも、排気ガスEGを効率良く冷却することができるため、排気ガス熱交換器100の設計の自由度、車両への搭載性能を大幅に拡大することが可能となる。
(他の実施の形態)
(排気ガス熱交換器100A)
上記実施の形態における排気ガス熱交換器100においては、図9を用いて説明したように、「冷媒の主な流れ」と「排気ガスの主な流れ」とは同一の方向(図9中において右側から左側に向かう流れの方向)に流れる場合について説明したが、この構成に限定されものではない。
上記排気ガス熱交換器100の他の形態として、図17に示す排気ガス熱交換器100Aの構成を採用することも可能である。この排気ガス熱交換器100Aは、上記排気ガス熱交換器100と比較して、「冷媒の主な流れ」と「排気ガスの主な流れ」とが逆方向(図17中において「冷媒の主な流れ」は、左側から右側に向かう流れの方向、「排気ガスの主な流れ」、右側から左側に向かう流れの方向)となる構成を採用している。
具体的には、排気ガス熱交換器100Aにおいて、ケース110には、冷媒CMを冷媒通路CRに導入する冷媒導入路150と、冷媒CMを冷媒通路CRから導出する冷媒導出路170とが設けられている。冷媒導入路150と冷媒導出路170は、排気ガス通路ERが延びるX方向(一の方向)に対して交差するY方向の側であって、ケース110の同一の側面側に設けられ、冷媒導入路150は、排気ガス導出管131寄りの位置に設けられ、冷媒導出路170は、排気ガス導入管121寄りの位置に設けられている。排気ガス熱交換器100の場合とは逆に取り付けられている。
冷媒導入路150は、冷媒導入管151と箱状の冷媒導入カバー152とを有する。冷媒導出路170は、冷媒導出管171と箱状の冷媒導出カバー172とを有する。
冷媒導入カバー152に覆われたケース110の外表面の冷媒導入管151が対向する位置には、冷媒導入口CR1が開口されている(図17参照)。冷媒導出カバー172に覆われたケース110の外表面の冷媒導出管171が対向する位置には、冷媒導出口CR2が開口されている。
冷媒案内部材190は、その一端T1が、冷媒導出口CR2の近傍において、冷媒導出口CR2の排気ガス導出口ER2側の開口端L1よりも排気ガス導出口ER2側に位置し、冷媒案内部材190の他端T2は、排気ガス導入口ER1側の開口端L2よりも排気ガス導入口ER1側に位置している。さらに、冷媒案内部材190の他端T2は、排気ガス導入管121の開口投影P1に重なる領域に位置している。
排気ガス導入管121の開口投影P1とは、排気ガス導入管121の中心軸CL1を中心とし、排気ガス導入管121の内側領域を中心軸CL1に沿って冷媒案内部材190に向けて投影した場合のその投影面をいう。その他の排気ガス熱交換器100Aの具体的な構成は、上記排気ガス熱交換器100と同様である。
この形態を有する排気ガス熱交換器100Aにおいても、上記排気ガス熱交換器100の場合と同様の作用効果を得ることができる。
(排気ガス熱交換器100B)
また、さらに上記排気ガス熱交換器100の他の形態として、図18に示す排気ガス熱交換器100Bの構成を採用することも可能である。この排気ガス熱交換器100Bは、上記排気ガス熱交換器100と比較して、冷媒導出路170側にも、冷媒案内部材190が設けられている。
具体的には、冷媒導出路170側に設けられる冷媒案内部材190は、冷媒導入路150に設けられる冷媒案内部材190対して、図示において略左右対称となるように配置されている。
冷媒導出路170側に設けられる冷媒案内部材190は、その一端T11が、冷媒導出口CR2の近傍において、冷媒導出口CR2の排気ガス導入口ER1側の開口端L11よりも排気ガス導入口ER1側に位置し、冷媒案内部材190の他端T12は、排気ガス導出口ER2側の開口端L12よりも排気ガス導出口ER2側に位置している。さらに、冷媒案内部材190の他端T12は、排気ガス導出管131の開口投影P11に重なる領域に位置している。
排気ガス導出管131の開口投影P12とは、排気ガス導出管131の中心軸CL11を中心とし、排気ガス導出管131の内側領域を中心軸CL11に沿って冷媒案内部材190に向けて投影した場合のその投影面をいう。その他の排気ガス熱交換器100Bの具体的な構成は、上記排気ガス熱交換器100と同様である。
この形態を有する排気ガス熱交換器100Bにおいても、上記排気ガス熱交換器100の場合と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、冷媒導入路150側および冷媒導出路170側のいずれにも冷媒案内部材190を設けることで、排気ガス熱交換器100Bの左右の剛性のバランスを保つことが可能となります。また、仕切壁部材180を左右対称の形状にすることが可能となり、これにより、仕切壁部材180のプレス成形を容易にすることが可能となります。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
100,100A,100B 排気ガス熱交換器、110 ケース、110g,180g 凸部領域、120,130 フランジ、121 排気ガス導入管、122 導入側スカート、131 排気ガス導出管、132 導出側スカート、150 冷媒導入路、151 冷媒導入管、152 冷媒導入カバー、170 冷媒導出路、171 冷媒導出管、172 冷媒導出カバー、180 仕切壁部材、180A チューブ部材、190,190A 冷媒案内部材、190a 傾斜部、190b 直線部、200 ディーゼルエンジン(エンジン)、210 再循環管、220 バルブ、CL1 中心軸、CR 冷媒通路、CR1 冷媒導入口、CR2 冷媒導出口、EG 排気ガス、ER 排気ガス通路、ER1 排気ガス導入口、ER2 排気ガス導出口、P1 開口投影、S10 第1最小開口面積、S20,S30,S40 開口面積、S50 第2最小開口面積、T1 一端、T2 他端。

Claims (5)

  1. 排気ガス通路と冷媒通路とに区画され、前記排気ガス通路に排気ガスを導入し、前記冷媒通路に冷媒を導入して、前記排気ガスと前記冷媒との間で熱交換を行なうことにより前記排気ガスの冷却を行なう排気ガス熱交換器であって、
    前記排気ガス通路および前記冷媒通路が内部に形成されるケースと、
    前記ケースに連結され、前記排気ガスを前記排気ガス通路に導入する排気ガス導入管と、
    前記ケースに連結され、前記排気ガスを前記排気ガス通路から導出する排気ガス導出管と、
    前記ケースに連結され、前記冷媒を前記冷媒通路に導入する冷媒導入路と、
    前記ケースに連結され、前記冷媒を前記冷媒通路から導出する冷媒導出路と、
    前記ケースの内部において所定の間隙を隔てて複数配置することにより、複数の前記排気ガス通路と複数の前記冷媒通路とを交互に形成するとともに、前記排気ガス導入管が対向する位置に排気ガス導入口を形成し、前記排気ガス導出管が対向する位置に排気ガス導出口を形成し、前記冷媒導入路が対向する位置に冷媒導入口を形成し、前記冷媒導出路が対向する位置に冷媒導出口を形成する仕切壁部材と、
    を備え、
    一の方向に延びる前記排気ガス通路を挟んで、前記ケースの一端側に前記排気ガス導入管が連結されるとともに、前記ケースの他端側に前記排気ガス導出管が連結され、
    前記冷媒導入路は、前記一の方向に対して交差する方向の側であって、前記ケースの前記排気ガス導入管寄りの位置に設けられ、
    前記冷媒導出路は、前記冷媒導入路の連結位置の側と同一の側であって、前記ケースの前記排気ガス導出管寄りの位置に設けられ、
    前記排気ガス導入管の中心軸が、前記排気ガス導入口に向かうにしたがって前記冷媒導入口から遠ざかる方向に傾斜するように、前記排気ガス導入管が前記ケースに連結され、
    前記冷媒通路のそれぞれには、前記冷媒通路の一部を塞ぎ、連続する線状の冷媒案内部材が配置され、
    前記冷媒案内部材の一端は、前記冷媒導入口の近傍において、前記冷媒導入口よりも前記排気ガス導出口側に位置し、
    前記冷媒案内部材の他端は、前記冷媒導入口よりも前記排気ガス導入口側に位置するとともに、前記排気ガス導入管の開口投影に重なる領域に位置する、排気ガス熱交換器。
  2. 前記冷媒通路において、前記冷媒導入口側から見た場合の前記冷媒通路の第1最小開口面積は、前記冷媒導入路の最小開口面積および前記冷媒導入口の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられている、請求項1に記載の排気ガス熱交換器。
  3. 前記冷媒通路において、前記排気ガス導入口側から見た場合の前記冷媒通路の第2最小開口面積は、前記冷媒導入路の最小開口面積および前記冷媒導入口の開口総面積のいずれか小さい方の面積よりも大きく設けられている、請求項1または2に記載の排気ガス熱交換器。
  4. 前記仕切壁部材は、前記排気ガス通路側から前記冷媒通路側に向かって膨出する線状の連続した凸部領域を有し、
    隣り合う前記仕切壁部材の前記凸部領域が相互に当接することにより、前記冷媒案内部材が形成される、請求項1から3のいずれかに記載の排気ガス熱交換器。
  5. 排気ガス通路と冷媒通路とに区画され、前記排気ガス通路に排気ガスを導入し、前記冷媒通路に冷媒を導入して、前記排気ガスと前記冷媒との間で熱交換を行なうことにより前記排気ガスの冷却を行なう排気ガス熱交換器であって、
    前記排気ガス通路および前記冷媒通路が内部に形成されるケースと、
    前記ケースに連結され、前記排気ガスを前記排気ガス通路に導入する排気ガス導入管と、
    前記ケースに連結され、前記排気ガスを前記排気ガス通路から導出する排気ガス導出管と、
    前記ケースに連結され、前記冷媒を前記冷媒通路に導入する冷媒導入路と、
    前記ケースに連結され、前記冷媒を前記冷媒通路から導出する冷媒導出路と、
    前記ケースの内部において所定の間隙を隔てて複数配置することにより、複数の前記排気ガス通路と複数の前記冷媒通路とを交互に形成するとともに、前記排気ガス導入管が対向する位置に排気ガス導入口を形成し、前記排気ガス導出管が対向する位置に排気ガス導出口を形成し、前記冷媒導入路が対向する位置に冷媒導入口を形成し、前記冷媒導出路が対向する位置に冷媒導出口を形成する仕切壁部材と、
    を備え、
    一の方向に延びる前記排気ガス通路を挟んで、前記ケースの一端側に前記排気ガス導入管が連結されるとともに、前記ケースの他端側に前記排気ガス導出管が連結され、
    前記冷媒導入路は、前記一の方向に対して交差する方向の側であって、前記ケースの前記排気ガス導出管寄りの位置に設けられ、
    前記冷媒導出路は、前記冷媒導入路の連結位置の側と同一の側であって、前記ケースの前記排気ガス導入管寄りの位置に設けられ、
    前記排気ガス導入管の中心軸が、前記排気ガス導入口に向かうにしたがって前記冷媒導出口から遠ざかる方向に傾斜するように、前記排気ガス導入管が前記ケースに連結され、
    前記冷媒通路のそれぞれには、前記冷媒通路の一部を塞ぎ、連続する線状の冷媒案内部材が配置され、
    前記冷媒案内部材の一端は、前記冷媒導出口の近傍において、前記冷媒導出口よりも前記排気ガス導出口側に位置し、
    前記冷媒案内部材の他端は、前記冷媒導出口よりも前記排気ガス導入口側に位置するとともに、前記排気ガス導入管の開口投影に重なる領域に位置する、排気ガス熱交換器。
JP2012083742A 2012-04-02 2012-04-02 排気ガス熱交換器 Pending JP2013213424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083742A JP2013213424A (ja) 2012-04-02 2012-04-02 排気ガス熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012083742A JP2013213424A (ja) 2012-04-02 2012-04-02 排気ガス熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013213424A true JP2013213424A (ja) 2013-10-17

Family

ID=49586922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012083742A Pending JP2013213424A (ja) 2012-04-02 2012-04-02 排気ガス熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013213424A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016140068A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 株式会社 三五 熱交換器、及び該熱交換器を備えた排気熱回収装置
WO2017073895A1 (ko) * 2015-10-26 2017-05-04 한온시스템 주식회사 배기가스 쿨러
JP2018035804A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社三五 熱交換器、及び該熱交換器を備えた排気熱回収装置
USD879153S1 (en) 2018-03-14 2020-03-24 Sango Co., Ltd. Exhaust heat recovery apparatus for automobiles

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016140068A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 株式会社 三五 熱交換器、及び該熱交換器を備えた排気熱回収装置
KR20170124951A (ko) * 2015-03-04 2017-11-13 상고 컴패니, 리미티드 열교환기 및 상기 열교환기를 구비한 배기열 회수장치
JPWO2016140068A1 (ja) * 2015-03-04 2017-12-14 株式会社三五 熱交換器、及び該熱交換器を備えた排気熱回収装置
US10253671B2 (en) 2015-03-04 2019-04-09 Sango Co., Ltd. Heat exchanger, and exhaust heat recovery apparatus having the heat exchanger
KR101977824B1 (ko) * 2015-03-04 2019-05-13 상고 컴패니, 리미티드 열교환기 및 상기 열교환기를 구비한 배기열 회수장치
WO2017073895A1 (ko) * 2015-10-26 2017-05-04 한온시스템 주식회사 배기가스 쿨러
US10337468B2 (en) 2015-10-26 2019-07-02 Hanon Systems Exhaust gas cooler
JP2018035804A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 株式会社三五 熱交換器、及び該熱交換器を備えた排気熱回収装置
USD879153S1 (en) 2018-03-14 2020-03-24 Sango Co., Ltd. Exhaust heat recovery apparatus for automobiles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4775287B2 (ja) 熱交換器
JP5193310B2 (ja) 内燃機関用再循環排気ガス冷却器
US8069905B2 (en) EGR gas cooling device
US20070193732A1 (en) Heat exchanger
KR100925816B1 (ko) 배기가스 열교환기
JP7135325B2 (ja) 熱交換装置および熱源機
JP2018169073A (ja) 熱交換器
JP2007051576A (ja) Egrクーラ
JP2013213424A (ja) 排気ガス熱交換器
JP5921413B2 (ja) 熱交換器用チューブ
JP4221931B2 (ja) 排気熱交換器
JP2014214955A (ja) 熱交換器
WO2020017176A1 (ja) 熱交換器
JP5295737B2 (ja) プレートフィン型熱交換器
JP2016070657A (ja) 熱交換器
JP6413814B2 (ja) 水冷式冷却器
EP2764231B1 (en) Heat exchanger for gases, especially engine exhaust gases
US10837708B2 (en) Plate type heat exchanger for exhaust gas
CN104981678B (zh) 气体热交换器,特别是用于发动机的排气的气体热交换器
JPWO2019131571A1 (ja) ヘッダープレートレス型熱交換器
JP6463993B2 (ja) 熱交換器用チューブ
US20170343302A1 (en) Heat exchanger
JP2016200071A (ja) Egrガスクーラ
WO2021090564A1 (ja) 排気装置
WO2020250041A1 (ja) 熱交換器