JP2013212879A - 複合容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性を向上できるチャック付き袋を備えた複合容器を提供する。
【解決手段】軟質樹脂フィルムにより形成した袋本体11の上端の内面に一対のチャック部材12を対向配置したチャック付き袋と、前面部と背面部と両側端の折罫とを有して厚紙により形成されるとともにチャック付き袋10を挿通する筒状のスリーブ20とを備え、チャック部材12の近傍でスリーブ20をチャック付き袋10に接着した。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体や粒体の内容物を収納するチャック付き袋を有した複合容器に関する。
食品等の粉体や粒体の内容物を収納するチャック付き袋は特許文献1に開示される。このチャック付き袋は軟質樹脂フィルムの袋本体の上端に開口部を有し、開口部の内面に一対のチャック部材が対向配置される。チャック部材の係合によってチャック付き袋が密封される。また、チャック付き袋の対向する前面の上端と背面の上端とをそれぞれ両手の手指で摘持して離れる方向に引くとチャック部材の係合が解除され、チャック付き袋が開封される。
実開平1−94255号公報(第2図)
しかしながら、上記従来のチャック付き袋によると、開封時に両手の手指で前面部の上端と背面部の上端とをそれぞれ摘持するため、使用者の片手が塞がっていると開封できない。また、上端で接近するチャック付き袋の前面と背面とを使用者が容易に摘持できない場合がある。このため、チャック付き袋の利便性が悪い問題があった。
本発明は、利便性を向上できるチャック付き袋を備えた複合容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、軟質樹脂フィルムにより形成した袋本体の上端の内面に一対のチャック部材を対向配置したチャック付き袋と、前面部と背面部と両側端の折罫とを有して厚紙により形成されるとともに前記チャック付き袋を挿通する筒状のスリーブとを備え、前記チャック部材の近傍で前記スリーブを前記チャック付き袋に接着したことを特徴としている。
この構成によると、チャック付き袋は軟質樹脂フィルムの袋本体の上端の内面に一対のチャック部材が対向配置される。スリーブは厚紙により形成され、チャック付き袋が挿通される。複合容器を把持してチャック部材よりも下方でスリーブの両側端を手指や掌で押圧すると、スリーブの前面部及び背面部が外側に湾曲する。スリーブの湾曲によってスリーブに接着されたチャック付き袋の対向する前面と背面とがチャック部材の近傍で互いに離れる。これにより、チャック部材の係合が解除され、チャック付き袋が開封される。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブが、前記前面部と前記背面部のそれぞれに左右方向の中央部を通る縦方向に延びた中央折り線を有し、前記スリーブの両側端の押圧時に前記中央折り線が外側に山折りされることを特徴としている。この構成によると、スリーブの両側端を押圧するとスリーブの前面部及び背面部が中央折り線で外側に山折りされる。これにより、チャック付き袋の前面と背面とがチャック部材の近傍で互いに離れ、チャック部材の係合が解除される。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブは前記チャック部材よりも下方の両側端に押圧箇所を示す表示部を有することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブが、前記チャック部材の下方で両側端から前記前面部及び前記背面部を横方向に切断した第1スリットと、第1スリットの下方で両側端から前記前面部及び前記背面部を横方向に切断した第2スリットと、前記スリーブの前記前面部及び前記背面部でそれぞれ第1スリットの内端と第2スリットの内端とを結ぶ端部折り線とを有し、第1スリットと第2スリットとの間の押圧時に前記端部折り線が外側に山折りされることを特徴としている。
この構成によると、スリーブの一側端の第1スリットと第2スリットとの間に例えば親指を配置して他側端の第1スリットと第2スリットとの間に例えば人差し指が配置される。親指と人差し指が接近するようにスリーブの両側端を押圧すると、端部折り線が山折りされて端部折り線上でスリーブが更に押圧される。これにより、スリーブの前面部及び背面部が外側に湾曲してチャック部材が開封される。また、端部折り線の山折りにより第1スリットと第2スリットとの間が凹んだ状態を保持される。これにより、スリーブの前面部と背面部とが離れて開封端が広げられた状態が保持される。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブの下端が前記チャック付き袋の下端よりも下方に配され、前記端部折り線が前記スリーブの下端まで延びて形成されることを特徴としている。この構成によると、端部折り線の山折りによってスリーブが下端まで広げられた状態を保持され、スリーブの下端によって複合容器を卓上に立設することができる。
また本発明は、上記構成の複合容器において、一対の前記チャック部材が対向して係合する雄部及び雌部から成り、前記雄部が前記袋本体の内面に固着して突設される第1支持部と第1支持部に連続する係合面を上方及び下方に突出する係合部とを有するとともに、前記雌部が前記袋本体の内面に固着して突設される第2支持部と第2支持部に連続して前記係合部に係合する凹部とを有し、下方の前記係合面を第1支持部に対して鈍角に形成したことを特徴としている。
この構成によると、チャック部材は雄部の係合部の係合面を雌部の凹部に係合して閉じられる。チャック部材の雄部の係合面は第1支持部に連続し、雌部が係合面上を摺動してチャック部材が開かれる。下方の係合面は第1支持部に対して鈍角に形成され、弱い力で雌部に対して係合解除される。これにより、スリーブの両側端の押圧によってチャック部材の下方から容易にチャック付き袋が開封される。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブが前記前面部及び前記背面部のそれぞれの左右端の上部に、上端から下方に延びる上部折り線を有することを特徴としている。この構成によると、内容物の収納時に所定の装置によって上部折り線の外側の領域が保持され、上部折り線を折曲してチャック付き袋の上端が開口される。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブの坪量を260〜450g/m2にしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の複合容器において、前記スリーブの横幅を60mm〜120mmに形成したことを特徴としている。
本発明によると、チャック付き袋を挿通する厚紙により形成したスリーブをチャック部材の近傍でチャック付き袋に接着したので、複合容器を片手で把持してチャック部材よりも下方でスリーブの両側端を押圧すると、チャック付き袋が開封される。これにより、チャック付き袋の上端を摘持する必要がなく、使用者の片手が塞がっていてもチャック付き袋を開封することができる。従って、使用者の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の複合容器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の複合容器を示す上面断面図 本発明の第1実施形態の複合容器のスリーブを示す展開図 本発明の第1実施形態の複合容器のチャック部材を示す縦断面図 本発明の第2実施形態の複合容器を示す斜視図 本発明の第2実施形態の複合容器を示す上面断面図 本発明の第2実施形態の複合容器のスリーブを示す展開図 本発明の第3実施形態の複合容器を示す斜視図 本発明の第4実施形態の複合容器を示す斜視図 本発明の第4実施形態の複合容器のスリーブを示す展開図 本発明の第4実施形態の複合容器の内容物収納時の状態を示す斜視図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は第1実施形態の複合容器の斜視図を示しており、図2は後述する接着剤30上を通る上面断面図を示している。複合容器1はチャック付き袋10を筒状のスリーブ20に挿通して形成され、使用者の片手の掌に入るようにスリーブ20の横幅が60〜120mmに形成される。
チャック付き袋10は軟質樹脂フィルムにより形成される袋本体11と、袋本体11の内面に熱接着される対向配置した一対のチャック部材12とを有している。袋本体11は上端を一端から他端にわたって熱接着され、両側端及び下端の三辺を熱接着部10bにより熱接着して形成される。袋本体11の両側端及び下端の一辺を折曲し、二辺を熱接着部10bにより熱接着してもよい。
喫食時には上端の熱接着した領域を横方向に破断して切り取り、開口部10aが形成される。開口部10aに沿って左右方向に延びて配されるチャック部材12の係脱によって開口部10aが開閉される。尚、袋本体11の上端を熱接着せずに、開口部10aを備えたものでもよい。
チャック付き袋10内にはガムやグミ等の菓子、ふりかけ等の粉末や顆粒状の調味料、錠剤や顆粒状の健康食品等の粉体や粒状の内容物が密閉して収納される。
スリーブ20には詳細を後述するように折り曲げと折り戻しとを繰り返される複数の折り線21、22が設けられる。このため、スリーブ20は折り線21、22以外の部分で折曲されないように、坪量が260〜450g/m2の厚紙により形成される。スリーブ20はチャック部材12の近傍の左右方向の中央部で接着剤30によりチャック付き袋10に接着される。
スリーブ20の上端はチャック付き袋10の上端とチャック部材12との間に配される。スリーブ20の上端をチャック部材12の下方に配してもよい。また、スリーブ20の下端はチャック付き袋10の下端よりも下方に配される。
図3はスリーブ20の展開図を示している。スリーブ20は折り線23で隣接する前面部20aと背面部20bとを有している。背面部20bは前面部20aの両側方に分割され、一端に折り線21を介して隣接する糊代20cで接着される。これにより、スリーブ20が折り線23を両側端の折罫として筒状に形成される。
前面部20a及び背面部20bの左右方向の中央には縦方向に延びて外側に山折りされる折り線21(中央折り線)が設けられる。前面部20a及び背面部20bの両側端には横方向に切断した第1スリット24及び第2スリット25が上下に並設される。第1スリット24はチャック部材12(図1参照)よりも下方に配され、第2スリット25は第1スリット24の下方に配される。第2スリット25は第1スリット24よりも切り込み深さが深くなっている。尚、第1スリット24及び第2スリット25をスリーブ20の上下方向の中央部に近い側に設けると、弱い力でチャック部材12を開封することができるのでより好ましい。
また、前面部20a及び背面部20bには第1スリット24の内端と第2スリット25の内端とを結ぶ外側に山折りされる折り線22(端部折り線)が設けられる。折り線22はスリーブ20の下端まで延び、下方が折り線21に近づくように傾斜して形成される。
図4はチャック部材12の縦断面図を示している。一対のチャック部材12は対向する雄部13と雌部14とにより形成される。雄部13は袋本体11の内面に突設される支持部13a(第1支持部)と、支持部13aの先端に設けられる係合部13bとを有している。係合部13bは支持部13aから上下方向に突出する係合面13cが袋本体11に面して形成される。
雌部14は袋本体11の内面に突設される支持部14a(第2支持部)と、支持部14aの先端に配して係合部13bが嵌合する凹部14bと、凹部14bの先端に設けられる爪部14cとを有している。爪部14cは凹部14bの上下端から互いに接近する方向に突出し、雄部13の係合面13cに係合する。
係合部13bが凹部14bに嵌合して爪部14cが係合面13cに係合することにより、チャック部材12によってチャック付き袋10が密封される。また、雄部13と雌部14とが離れる方向に加重されると爪部14cが係合面13c上を摺動して爪部14cと係合面13cとの係合が解除される。これにより、チャック付き袋10の開口部10aが開封される。この時、支持部13aの上方及び下方の係合面13cは支持部13aに対して鈍角に形成される。これにより、雄部13と雌部14との係合力が弱く、チャック部材12の下方及び上方から容易に離すことができる。
上記構成の複合容器1において、スリーブ20の上部を手指で押圧してチャック部材12の雄部13と雌部14とが係合すると複合容器1のチャック付き袋10が密封される。スリーブ20の上端はチャック付き袋10の上端よりも下方に配されるため、密封されたチャック付き袋10の前面及び背面の上端を摘持して開封することもできる。
また、密封された複合容器1を使用者の掌で把持し、スリーブ20の両側端の第1スリット24と第2スリット25との間にそれぞれ手指(例えば、親指と人差し指)が配される。両側端の手指が接近するようにスリーブ20の両側端を押圧すると、厚紙により形成されるスリーブ20は剛性が高いため折り線22で山折りされる。
更に折り線22上でスリーブ20が手指により押圧されると、スリーブ20が折り線21で山折りされる。折り線22の山折りによって簡単に折り線21を山折りさせることができる。折り線21の山折りによって接着部30を介してスリーブ20に接着されるチャック付き袋10の前面と背面とが左右方向の中央部で離される。これにより、チャック部材12の係合が解除され、片手でチャック付き袋10の開口部10aを開封することができる。この時、雄部13の下方の係合面13cが支持部13aに対して鈍角に形成されるため、容易にチャック部材12の係合を解除することができる。
また、第1スリット24と第2スリット25との間が押圧により若干凹んだ状態を保持され、凹部26(図1参照)が形成される。これにより、スリーブ20の前面部20aと背面部20bとが離れて開口部10aが広げられた状態を保持される。
また、チャック付き袋10の下端よりも下方に配されるスリーブ20の下端まで折り線22が延びるため、スリーブ20の下端が広げられる。これにより、厚紙のスリーブ20によって複合容器1を卓上等に立設させることができる。
本実施形態によると、チャック付き袋10を挿通する厚紙により形成したスリーブ20をチャック部材12の近傍でチャック付き袋10に接着したので、複合容器1を片手で把持してチャック部材12よりも下方でスリーブ20の両側端を押圧すると、チャック付き袋10が開封される。これにより、チャック付き袋10の上端を摘持する必要がなく、使用者の片手が塞がっていてもチャック付き袋10を開封することができる。従って、チャック付き袋10を備えた複合容器1の利便性を向上することができる。
また、チャック部材12の下方近傍で左右方向の中央部を通る縦方向に延びた折り線21(中央折り線)がスリーブ20の両側端の押圧時に外側に山折りされる。これにより、折り線21で山折りされたスリーブ20によってチャック部材12の係合を容易に解除することができる。尚、折り線21をチャック部材12の下方近傍で左右方向の中央部を通るように傾斜して形成してもよい。
また、スリーブ20がチャック部材12の下方で両側端から横方向に切断した第1、第2スリット24、25を有し、第1、第2スリット24、25の内端を結ぶ折り線22(端部折り線)が設けられる。これにより、第1、第2スリット24、25間の押圧によってチャック部材12の係合を解除することができる。従って、第1、第2スリット24、25がスリーブ20の押圧箇所を示すマーキング(表示部)を形成し、使用者が押圧箇所を容易に判別することができる。
加えて、第1、第2スリット24、25間の押圧により凹部26が形成されるため、開口部10aが広げられた状態を保持される。従って、複合容器1の利便性をより向上することができる。
また、スリーブ20の下端がチャック付き袋10の下端よりも下方に配され、折り線22がスリーブ20の下端まで延びるため、スリーブ20の下端が広げられて複合容器1を卓上等に立設させることができる。従って、複合容器1の利便性をより向上することができる。
また、チャック部材12の雄部13の下方の係合面13cを支持部13a(第1支持部)に対して鈍角に形成している。これにより、チャック部材12の下方で接着剤30によりスリーブ20とチャック付き袋10とを接着した際に、スリーブ20の両側端の押圧によってチャック部材12の係合を容易に解除することができる。
また、スリーブ20を坪量が260〜450g/m2の厚紙により形成したので、両側端の押圧によってチャック付き袋10を開封できる複合容器1を容易に実現することができる。
また、スリーブ20の横幅を60mm〜120mmに形成したので、複合容器1を使用者の片手の掌で把持して容易に開封することができる。
次に、図5は第2実施形態の複合容器1の斜視図を示しており、図6は接着剤30上を通る上面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対してスリーブ20の第1、第2スリット24、25及び折り線22(いずれも図1参照)が省かれている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
図7はスリーブ20の展開図を示している。スリーブ20は前面部20aの折り線23を介して一側方に隣接する背面部20bと他側方に隣接する糊代20cを有している。糊代20cを背面部20bに接着してスリーブ20が折り線23を側端として筒状に形成される。また、前面部20a及び背面部20bの左右方向の中央には縦方向に延びて外側に山折りされる折り線21(中央折り線)が設けられる。
前面部20a及び背面部20bの両側端にはチャック部材12(図5参照)よりも下方に配される表示部27が印刷により形成される。
上記構成の複合容器1において、密封された複合容器1を使用者の掌で把持してスリーブ20の両側端の表示部27が手指により押圧される。スリーブ20は厚紙により形成されるため剛性が高く、押圧によって折り線21で山折りされる。折り線21の山折りによって接着部30を介してスリーブ20に接着されるチャック付き袋10の前面と背面とが左右方向の中央部で離される。これにより、チャック部材12の係合が解除され、片手でチャック付き袋10の開口部10aを開封することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、チャック付き袋10を挿通する厚紙により形成したスリーブ20をチャック部材12の近傍でチャック付き袋10に接着したので、複合容器1を片手で把持してチャック部材12よりも下方でスリーブ20の両側端を押圧すると、チャック付き袋10が開封される。これにより、チャック付き袋10の上端を摘持する必要がなく、使用者の片手が塞がっていてもチャック付き袋10を開封することができる。従って、使用者の利便性を向上することができる。
また、チャック部材12の下方近傍で左右方向の中央部を通る縦方向に延びた折り線21(中央折り線)がスリーブ20の両側端の押圧時に外側に山折りされる。これにより、折り線21で山折りされたスリーブ20によってチャック部材12の係合を容易に解除することができる。
また、スリーブ20の両側端に押圧箇所を示す表示部27を形成したので、使用者が押圧箇所を容易に判別することができる。
次に、図8は第3実施形態の複合容器1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図5〜図7に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第2実施形態に対してスリーブ20の折り線21(図5参照)が省かれている。その他の部分は第2実施形態と同様である。
上記構成の複合容器1において、密封された複合容器1を使用者の掌で把持してスリーブ20両側端の表示部27が手指により押圧される。スリーブ20は押圧によって前面部20a及び背面部20b(図7参照)が離れる方向に湾曲する。スリーブ20の湾曲によって接着部30を介してスリーブ20に接着されるチャック付き袋10の前面と背面とが左右方向の中央部で離される。これにより、チャック部材12の係合が解除され、片手でチャック付き袋10の開口部10aを開封することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、チャック付き袋10を挿通する厚紙により形成したスリーブ20をチャック部材12よりも下方でチャック付き袋10に接着したので、複合容器1を片手で把持してチャック部材12の近傍でスリーブ20の両側端を押圧すると、チャック付き袋10が開封される。これにより、チャック付き袋10の上端を摘持する必要がなく、使用者の片手が塞がっていてもチャック付き袋10を開封することができる。従って、使用者の利便性を向上することができる。
次に、図9は第4実施形態の複合容器1の斜視図を示している。また、図10はスリーブ20の展開図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態に対してスリーブ20の上端部に折り線28が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
折り線28(上部折り線)はスリーブ20の前面部20aの左右の端部及び背面部20bの左右の端部にそれぞれ設けられ、内側に谷折りされるように形成される。また、折り線28はスリーブ20の上端から下方に延び、第1スリット24の上方で外側を下方に傾斜する方向に屈曲して折り線23に連結される。
図11は複合容器1に内容物を収納する時の状態を示す斜視図である。内容物収納時にはスリーブ20の左右端がそれぞれ一対のアーム41を有した保持装置40よって保持される。この時、保持装置40は折り線28の外側の領域を保持する。スリーブ20を保持した左右の保持装置40は矢印Aに示すように互いに接近する方向に移動する。これにより、折り線28が谷折りされ、チャック付き袋10の上端が開口する。
内容物は上方からチャック付き袋10内に挿入される。内容物を収納したチャック付き袋10はチャック部材12を閉じられ、上端部を熱溶着される。これにより、内容物を収納して密封された複合容器1が得られる。
スリーブ20に折り線28が設けられていない場合は、両保持部材40が互いに接近するとスリーブ20上の不定位置に折り目や皺が形成される。これにより、複合容器1に内容物を収納した商品の商品価値が低下する。スリーブ20に折り線28を設けると、両保持部材40が互いに接近した際に折り線28で谷折りされる。これにより、商品価値の低下を防止することができる。また、折り線28の下端部が外側を下方に傾斜するため、保持装置40の移動時に容易に折り線28上でスリーブ28を折曲することができる。
本実施形態によると、スリーブ20の上端から下方に延びる折り線28(上部折り線)をスリーブ20の上端部の左右端に形成したので、内容物収納時のスリーブ上の折り目や皺が防止される。従って、複合容器1に内容物を収納した商品の商品価値低下を防止することができる。
第1〜第4実施形態において、チャック付き袋10とスリーブ20とを接着する接着剤30の接着面積は特に限定されないが、スポット状に接着するとより望ましい。これにより、樹脂製のチャック付き袋10と紙製のスリーブ20とを容易に分離して分別廃棄することができる。この時、上記各実施形態に示すようにチャック付き袋10がチャック部材12の下方近傍で左右方向の中央部をスリーブ20に接着されると更に望ましい。これにより、スリーブ20の押圧による左右方向の中央部の変形により、接着剤30を介してチャック部材12を中央部から容易に離すことができる。
本発明によると、食品等の粉体や粒体の内容物を収納するチャック付き袋を有した複合容器に利用することができる。
1 複合容器
10 チャック付き袋
10a 開口部
11 袋本体
12 チャック部材
13 雄部
13a 支持部
13b 係合部
13c 係合面
14 雌部
14a 支持部
14b 凹部
14c 爪部
20 スリーブ
20a 前面部
20b 背面部
20c 糊代
21 折り線(中央折り線)
22 折り線(端部折り線)
23 折り線
24 第1スリット
25 第2スリット
27 表示部
28 折り線(上部折り線)
30 接着剤
40 保持装置
41 アーム

Claims (9)

  1. 軟質樹脂フィルムにより形成した袋本体の上端の内面に一対のチャック部材を対向配置したチャック付き袋と、前面部と背面部と両側端の折罫とを有して厚紙により形成されるとともに前記チャック付き袋を挿通する筒状のスリーブとを備え、前記チャック部材の近傍で前記スリーブを前記チャック付き袋に接着したことを特徴とする複合容器。
  2. 前記スリーブが、前記前面部と前記背面部のそれぞれに左右方向の中央部を通る縦方向に延びた中央折り線を有し、前記スリーブの両側端の押圧時に前記中央折り線が外側に山折りされることを特徴とする請求項1に記載の複合容器。
  3. 前記スリーブは前記チャック部材よりも下方の両側端に押圧箇所を示す表示部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複合容器。
  4. 前記スリーブが、前記チャック部材の下方で両側端から前記前面部及び前記背面部を横方向に切断した第1スリットと、第1スリットの下方で両側端から前記前面部及び前記背面部を横方向に切断した第2スリットと、前記スリーブの前記前面部及び前記背面部でそれぞれ第1スリットの内端と第2スリットの内端とを結ぶ端部折り線とを有し、第1スリットと第2スリットとの間の押圧時に前記端部折り線が外側に山折りされることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の複合容器。
  5. 前記スリーブの下端が前記チャック付き袋の下端よりも下方に配され、前記端部折り線が前記スリーブの下端まで延びて形成されることを特徴とする請求項4に記載の複合容器。
  6. 一対の前記チャック部材が対向して係合する雄部及び雌部から成り、前記雄部が前記袋本体の内面に固着して突設される第1支持部と第1支持部に連続する係合面を上方及び下方に突出する係合部とを有するとともに、前記雌部が前記袋本体の内面に固着して突設される第2支持部と第2支持部に連続して前記係合部に係合する凹部とを有し、下方の前記係合面を第1支持部に対して鈍角に形成したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の複合容器。
  7. 前記スリーブが前記前面部及び前記背面部のそれぞれの左右端の上部に、上端から下方に延びる上部折り線を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の複合容器。
  8. 前記スリーブの坪量を260〜450g/m2にしたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の複合容器。
  9. 前記スリーブの横幅を60mm〜120mmに形成したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の複合容器。
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