JP2013209982A - エンジン自動停止始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドルストップ制御用マイコンの異常検出時に、スタータを速やかに停止状態にできると共に、アイドルストップ制御マイコンを速やかに正常復帰させてエンジンを早期に再始動ができるようにする。
【解決手段】エンジン制御用マイコン13は、アイドルストップ制御用マイコン14の異常の有無を、ウォッチドッグ信号を送信するじか線19と監視専用の情報を送受信する通信線20の二系統で監視し、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、スタータリレー駆動許可信号DAをスタータリレー17の駆動禁止側に切り換えてトランジスタ21をオフすることでスタータリレー17をオフ(スタータモータ19への通電をオフ)してスタータ18の駆動を禁止すると共に、アイドルストップ制御用マイコン14へリセット信号を出力してアイドルストップ制御用マイコン14をリセットする。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときにエンジンを再始動させるアイドルストップ制御を行うエンジン自動停止始動制御装置に関する発明である。
近年、エンジン(内燃機関)を搭載した車両においては、燃費節減、排気エミッション低減等を目的として、アイドルストップ制御を行うようにしたものがある。このアイドルストップ制御では、例えば、エンジンの運転中に運転者が車両を停車又は減速させて自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させ、その後、エンジンの自動停止中(アイドルストップ中)に運転者が車両を発進又は加速させようとする操作を行って再始動条件が成立したときに自動的にスタータでエンジンをクランキングして再始動させるようにしている。
このようなアイドルストップ制御を行うシステムにおいては、例えば、特許文献1(特開2006−233917号公報)に記載されているように、アイドルストップ制御用ECUと、このアイドルストップ制御用ECUに異常がないか監視するエンジン制御用ECUとを備え、エンジン制御用ECUは、アイドルストップ制御用ECUに異常があると判定したときに、バッテリからアイドルストップ制御用ECUへの電源供給をオン/オフする電源リレーをオフしてアイドルストップ制御用ECUへの電源供給を停止することで、スタータへの通電を停止してスタータを停止状態にするようにしたものがある。
特開2006−233917号公報
ところで、アイドルストップ制御用ECUの異常時には、スタータを速やかに停止状態にすることが好ましい。しかし、上記特許文献1の技術では、アイドルストップ制御用ECUの異常を検出したときに、電源リレーをオフしてアイドルストップ制御用ECUへの電源供給を停止することで、スタータへの通電を停止してスタータを停止状態にするようにしているため、アイドルストップ制御用ECUの異常を検出してからスタータが停止するまでの時間が長くなり、アイドルストップ制御用ECUの異常時にスタータを速やかに停止状態にすることができないという問題がある。
また、アイドルストップ制御用ECUの異常を検出したときに、アイドルストップ制御用ECUへの電源供給を停止するため、アイドルストップ制御用ECUのCPUをリセットしてアイドルストップ制御用ECUを正常復帰させてスタータを駆動するには、アイドルストップ制御用ECUへの電源供給を一旦停止した後に電源供給を再開して、アイドルストップ制御用ECUのCPUをリセットしてアイドルストップ制御用ECUを正常復帰させる必要があり、アイドルストップ制御用ECUの異常を検出してからアイドルストップ制御用ECUを正常復帰させてスタータを駆動するまでの時間が長くなり、例えば、交差点でのアイドルストップ等でエンジンを早期に再始動する必要がある場合にエンジンを早期に再始動することができず、運転者に不快感を与える可能性がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、アイドルストップ制御系の異常を検出したときに、スタータを速やかに停止状態にすることができると共に、アイドルストップ制御系を速やかに正常復帰させてエンジンを早期に再始動することができるエンジン自動停止始動制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときにスタータ(18,28)を駆動してエンジンを再始動させるアイドルストップ制御を行うエンジン自動停止始動制御装置において、スタータ(18,28)への通電をオン/オフするスタータリレー(17,31,32)を制御してスタータ(18,28)を制御するアイドルストップ制御用のマイクロコンピュータ(以下「アイドルストップ制御用マイコン」という)(14,46)と、該アイドルストップ制御用マイコン(14,46)の異常の有無を第一の信号線(22)と第二の信号線(23)の二系統で監視する監視用IC(13,45)とが一つの電子制御ユニット(15)に搭載され、監視用IC(13,45)は、アイドルストップ制御用マイコン(14,46)の異常を検出したときにスタータリレー(17,31,32)をオフしてスタータ(18,28)の駆動を禁止すると共にアイドルストップ制御用マイコン(14,46)をリセットするようにしたものである。
この構成では、監視用ICは、アイドルストップ制御用マイコンの異常の有無を第一の信号線と第二の信号線の二系統で監視することができるため、アイドルストップ制御用マイコンの異常検出性を高めることができる。また、アイドルストップ制御用マイコンの異常を検出したときに、電源リレーではなく、直接、スタータリレーをオフ(スタータへの通電をオフ)してスタータの駆動を禁止することができるため、スタータを速やかに停止状態にすることができる。更に、アイドルストップ制御用マイコンの異常を検出したときに、アイドルストップ制御用マイコンへの電源供給を停止せずに、速やかにアイドルストップ制御用マイコンをリセットすることができるため、アイドルストップ制御用マイコンを速やかに正常復帰させてスタータを駆動することができ、エンジンを早期に再始動することができる。
この場合、請求項2のように、エンジンを制御するエンジン制御用のマイクロコンピュータ(以下「エンジン制御用マイコン」という)(13)が監視用ICとして機能し、アイドルストップ制御用マイコン(14)は、エンジン制御用マイコン(13)の異常の有無を監視するようにしても良い。車両の走行状態を把握しているエンジン制御用マイコンが監視用ICとして機能することで、走行状態(例えば走行中のスタータ始動禁止やエンジン機器の故障時等)に応じて早期にスタータの駆動を禁止することができる。また、アイドルストップ制御用マイコンが、エンジン制御用マイコンの異常(例えば電子スロットル制御の異常等)を検出することができ、エンジン制御が異常なときに誤ったスタータ駆動を禁止することができる。
また、請求項3のように、スタータリレーとして、スタータ(28)を制御するために個々に独立して動作する複数のスタータリレー(31,32)を備え、複数のスタータリレー(31,32)のうちの一方のスタータリレー(31)がエンジン制御用マイコン(13)により駆動され、他方のスタータリレー(32)がアイドルストップ制御用マイコン(14)により駆動されるようにしても良い。このようにすれば、複数のスタータリレーを制御してスタータを制御するシステムにおいて、エンジン制御用マイコンが、アイドルストップ制御用マイコンの異常を検出したときに、一方のスタータリレーをオフしてスタータの駆動を禁止することができる。
また、請求項4のように、スタータリレーとして、スタータ(28)のピニオンを押し出すためのソレノイド(29)への通電をオン/オフするソレノイド用のスタータリレー(31)と、ピニオンを回転駆動するためのスタータモータ(30)への通電をオン/オフするモータ用のスタータリレー(32)とを備え、エンジンを制御するエンジン制御用のマイクロコンピュータ(以下「エンジン制御用マイコン」という)(13,46)は、エンジン回転センサ(43)の出力信号を取り込む手段(44)を有し、該エンジン回転センサ(43)の出力信号に基づいて検出したエンジン回転速度が所定値以下になったときに、ソレノイド用のスタータリレー(31)をオンしてピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合わせるようにしても良い。
エンジン停止時には、通常、エンジン回転速度が急激に低下したり或は不安定になるため、エンジン停止直前にピニオンを押し出してリングギヤと噛み合わせておくことが好ましい。このため、請求項4のように、エンジン回転速度が所定値以下になったときに、ソレノイド用のスタータリレーをオンしてピニオンをリングギヤに噛み合わせるようにすれば、エンジン停止直前(次回のエンジン始動前)にピニオンをリングギヤに噛み合わせておくことができる。これにより、エンジン停止直後にアイドルストップ制御用マイコンが異常になった場合でもピニオンをリングギヤに噛み合わせた状態に維持することができ、アイドルストップ制御用マイコンが異常状態から復帰後に早期にエンジンを再始動することができる。
また、エンジン制御用マイコンは、排出ガスの低減等を図ることを目的として、クランク角(クランク軸の回転角度)やカム角(カム軸の回転角度)を正確に検出して、燃料噴射時期や点火時期等についての適正な制御を実施する必要があるため、正確にクランク角やカム角を検出する手段(エンジン回転センサの出力信号を取り込む手段)を備えている。このため、ピニオンの噛み合わせに必要となる正確なクランク角やカム角を検出する手段を新たに設ける必要がない。
また、請求項5のように、アイドルストップ制御用マイコン(14)は、エンジン制御用マイコン(13)の異常を検出したときに該エンジン制御用マイコン(13)をリセットし、エンジン制御用マイコン(13)がリセットされてから正常起動するまではアイドルストップ制御用マイコン(14)もリセットされると共に、エンジン制御用マイコン(13)のリセット時に該エンジン制御用マイコン(13)からのスタータリレー駆動許可信号がスタータリレー(17,31,32)の駆動禁止側となり、アイドルストップ制御用マイコン(14)のリセット時に該アイドルストップ制御用マイコン(14)からのスタータリレー駆動信号がスタータリレー(17,31,32)の駆動停止側となるようにすると良い。このようにすれば、エンジン制御用マイコンが動作しない状態では、車両走行はできないため、エンジン制御用マイコンが主マイコンとなる構成(エンジン制御用マイコンが動作しなければ、アイドルストップ制御用マイコンの動作を禁止すると共に、スタータの駆動も禁止する構成)とすることができる。
更に、請求項6のように、エンジン制御用マイコン(13)は、エンジンが停止していない状態のときに該エンジン制御用マイコン(13)からのスタータリレー駆動許可信号をスタータリレー(17,31,32)の駆動禁止側にするようにしても良い。エンジンが停止していない状態のときには、スタータを駆動する必要が無いため、スタータリレー駆動許可信号をスタータリレーの駆動禁止側にすることで、誤ったスタータ駆動を防止する確率を上げることができる。
また、請求項7のように、第一の信号線として、アイドルストップ制御用マイコン(14,46)から監視用IC(13,45)へウォッチドッグ信号を送信するじか線(22)を設け、第二の信号線として、アイドルストップ制御用マイコン(14,46)と監視用IC(13,45)との間で監視専用の情報を送受信する通信線(23)を設けるようにすると良い。このようにすれば、監視用ICは、アイドルストップ制御用マイコンの異常の有無を、ウォッチドッグ信号を送信するじか線と、監視専用の情報を送受信する通信線の二系統で監視することができ、アイドルストップ制御用マイコンの異常検出の信頼性を向上させることができる。
この場合、請求項8のように、監視専用の情報を送受信する通信線(23)は、トランシーバICを用いずにアイドルストップ制御用マイコン(14,46)と監視用IC(13,45)とを1対1で接続する通信線にすると良い。監視専用の情報を通信することによる通信負荷の増加に対して、CAN(Controller Area Network )等の電子制御装置間のバス通信を用いないことで、外来ノイズの影響を小さくすることができ、トランシーバIC(例えばCANトランシーバIC)を用いずに高速な通信が可能なため、安価に通信を実現できる。しかも、アイドルストップ制御用マイコンと監視用ICとの1対1で通信することができ、他の電子制御装置からの通信情報が無いため、通信負荷が増加しても他の電子制御装置との通信へ影響がない。
また、請求項9のように、監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号がスタータリレー(17,31,32)の駆動許可側で且つアイドルストップ制御用マイコン(14,46)からのスタータリレー駆動信号がスタータリレー(17,31,32)の駆動側のときにスタータリレー(17,31,32)をオンする論理積回路(20,21,33,34,37,38,39)を備え、監視用IC(13,45)は、アイドルストップ制御用マイコン(14,46)の異常を検出したときに該監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号をスタータリレー(17,31,32)の駆動禁止側にすることでスタータリレー(17,31,32)をオフするようにしても良い。このようにすれば、安価な構成でアイドルストップ制御用マイコンの異常検出時にスタータリレーをオフしてスタータの駆動を禁止することができる。
この場合、請求項10のように、論理積回路は、電源(11)とスタータリレー(31,32)との間に複数のトランジスタ(37,38,39)が直列に配置され、一方のトランジスタ(37)が監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号で駆動されると共に、他方のトランジスタ(38,39)がアイドルストップ制御用マイコン(14,46)からのスタータリレー駆動信号で駆動されるように構成するようにしても良い。このようにすれば、監視用ICにより駆動されるトランジスタとアイドルストップ制御用マイコンにより駆動されるトランジスタとを用いて論理積回路を実現することができると共に、複数のトランジスタを直列に配置するようにしたので、一方のトランジスタがオン故障した場合でも、他方のトランジスタをオフすることで、スタータリレーをオフすることができる。
更に、請求項11のように、スタータリレーとして、スタータ(28)を制御するために個々に独立して動作する複数のスタータリレー(31,32)を備え、監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号で駆動されるトランジスタは、複数のスタータリレー(31,32)に対して共通の一つのトランジスタ(37)を設け、アイドルストップ制御用マイコン(14,46)からのスタータリレー駆動信号で駆動されるトランジスタは、複数のスタータリレー(31,32)に対して各スタータリレー毎にそれぞれ一つずつトランジスタ(38,39)を設けるようにしても良い。このようにすれば、監視用ICにより駆動されるトランジスタを複数のスタータリレーに対して兼用(共通化)することができ、安価な構成にすることができる。
また、請求項12のように、監視用IC(13,45)は、スタータリレー(17,31,32)の駆動端子をモニターする機能を備えるようにしても良い。このようにすれば、スタータリレーの駆動端子の状態に基づいてスタータリレーの実際の駆動状態を確認することができ、もし、回路故障等によりスタータリレーが駆動していない場合でも、それを早期に検出することができる。
図1は本発明の実施例1における制御システムの概略構成を示す図である。 図2は各マイコン出力とSTA端子出力との論理関係を説明する図である。 図3は制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図4は実施例2の制御システムの概略構成を示す図である。 図5は実施例3の制御システムの概略構成を示す図である。 図6は実施例4の制御システムの概略構成を示す図である。 図7は実施例5の制御システムの概略構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、図1に基づいて制御システムの概略構成を説明する。
バッテリ11(電源)に接続された電源IC12と、エンジン制御用のマイクロコンピュータ(以下「エンジン制御用マイコン」という)13と、アイドルストップ制御用のマイクロコンピュータ(以下「アイドルストップ制御用マイコン」という)14等が一つの電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)15に搭載されている。
ECU15のCAN端子には、他の複数の電子制御装置16が接続され、ECU15と他の複数の電子制御装置16との間でCAN(Controller Area Network )通信により情報を送受信するようになっている。また、ECU15のSTA端子(スタータリレー17の駆動端子)には、スタータリレー17が接続され、このスタータリレー17をオン/オフすることでバッテリ11からスタータ18のスタータモータ19への通電をオン/オフするようになっている。
ECU15は、内燃機関であるエンジン(図示せず)の運転中に運転者が車両を停車又は減速させて自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させ、その後、エンジンの自動停止中(アイドルストップ中)に運転者が車両を発進又は加速させようとする操作を行って再始動条件が成立したときに自動的にスタータ18を駆動してエンジンをクランキングして再始動させるアイドルストップ制御を行う。
エンジン制御用マイコン13は、エンジンの燃料噴射量、点火時期、吸入空気量(スロットル開度)等を制御し、アイドルストップ制御用マイコン14は、スタータリレー17のオン/オフを制御してスタータ18の駆動を制御する。また、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAとアイドルストップ制御用マイコン14からのスタータリレー駆動信号DBがNAND回路20に入力され、このNAND回路20の出力信号DCがトランジスタ21(例えばMOSFET等)に入力される。このトランジスタ21は、バッテリ11とスタータリレー17との間に配置され、このトランジスタ21をオン/オフすることでスタータリレー17がオン/オフされる。
この場合、NAND回路20及びトランジスタ21等が論理積回路として機能し、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがHレベル(スタータリレー17の駆動許可側)で且つアイドルストップ制御用マイコン14からのスタータリレー駆動信号DBがHレベル(スタータリレー17の駆動側)のときに、NAND回路20の出力信号DCがLレベルになってトランジスタ21がオンになる。これにより、スタータリレー17がオン(スタータモータ19への通電がオン)されてスタータ18が駆動されるようになっている。
一方、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)又はアイドルストップ制御用マイコン14からのスタータリレー駆動信号DBがLレベル(スタータリレー17の駆動停止側)のときには、NAND回路20の出力信号DCがHレベルになってトランジスタ21がオフになる。これにより、スタータリレー17がオフ(スタータモータ19への通電がオフ)されてスタータ18の駆動が停止されるようになっている。
また、エンジン制御用マイコン13は、アイドルストップ制御用マイコン14の異常の有無を監視する監視用ICとして機能する。本実施例では、アイドルストップ制御用マイコン14からエンジン制御用マイコン13へウォッチドッグ信号を送信するじか線22(第一の信号線)が設けられると共に、アイドルストップ制御用マイコン14とエンジン制御用マイコン13との間で監視専用の情報を送受信する通信線23(第二の信号線)が設けられている。
この監視専用の情報を送受信する通信線23は、トランシーバICを用いずにアイドルストップ制御用マイコン14とエンジン制御用マイコン13とを1対1で接続する通信線である。監視専用の情報を通信することによる通信負荷の増加に対して、CAN等の電子制御装置間のバス通信を用いないことで、外来ノイズの影響を小さくすることができ、トランシーバIC(例えばCANトランシーバIC)を用いずに高速な通信が可能なため、安価に通信を実現できる。しかも、アイドルストップ制御用マイコン14とエンジン制御用マイコン13との1対1で通信することができ、他の電子制御装置16からの通信情報が無いため、通信負荷が増加しても他の電子制御装置16との通信へ影響がない。
エンジン制御用マイコン13は、じか線22と通信線23の二系統で、アイドルストップ制御用マイコン14の異常の有無を次のようにして監視する。
(1) じか線22を用いたアイドルストップ制御用マイコン14の監視
エンジン制御用マイコン13には、アイドルストップ制御用マイコン14の動作を監視するウォッチドッグタイマ(図示せず)が設けられ、アイドルストップ制御用マイコン14が正常に動作している状態では、アイドルストップ制御用マイコン14からウォッチドッグタイマをクリアするウォッチドッグ信号をじか線22を介してエンジン制御用マイコン13へ周期的に出力するが、アイドルストップ制御用マイコン14の動作が異常になると、ウォッチドッグタイマがクリアされなくなるため、ウォッチドッグタイマが予め設定した一定時間をカウントしてタイムアウトした時点で、エンジン制御用マイコン13は、アイドルストップ制御用マイコン14の動作が異常であると判断して、アイドルストップ制御用マイコン14をリセット(再起動)するリセット信号を出力してアイドルストップ制御用マイコン14をリセットする。
(2) 通信線23を用いたアイドルストップ制御用マイコン14の監視
エンジン制御用マイコン13が演算質問を通信線23を介してアイドルストップ制御用マイコン14へ出力し、アイドルストップ制御用マイコン14が演算質問に対する演算結果(回答)を通信線23を介してエンジン制御用マイコン13へ出力する。そして、エンジン制御用マイコン13は、演算質問に対するアイドルストップ制御用マイコン14の演算結果をチェックして、アイドルストップ制御用マイコン14の演算異常の有無を判定する。尚、通信線23を用いてアイドルストップ制御用マイコン14を監視する方法は、これに限定されず、適宜変更しても良く、例えば、エンジン制御用マイコン13とアイドルストップ制御用マイコン14で、それぞれ同じ信号を入力してA/D変換し、エンジン制御用マイコン13が、各マイコン13,14のA/D変換値を比較して、アイドルストップ制御用マイコン14のA/D変換異常の有無を判定するようにしても良い。
(1) の方法では、ウォッチドッグ信号を監視してアイドルストップ制御用マイコン14の動作異常(処理タイミングの異常)を判定するが、例えば、アイドルストップ制御用マイコン14の制御プログラムのうちの一部のルーチンのみが異常となった場合でも、ウォッチドッグ信号が周期的に出力されてウォッチドッグタイマがリセットされる可能性がある。また、アイドルストップ制御用マイコン14の演算処理が異常でも、定期的な処理が正常であれば、ウォッチドッグ信号に異常は表れない。従って、厳密には、ウォッチドッグ信号が正常でも、アイドルストップ制御用マイコン14が正常に動作しているとは言い切れない。そのため、(2) の方法も採用することで、ウォッチドッグ信号の監視だけでは検出できない異常(例えば演算異常)を検出することが可能となり、アイドルストップ制御用マイコン14の異常検出の信頼性を向上させることができる。
本実施例1では、エンジン制御用マイコン13により後述する図3の制御ルーチンを実行することで、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、スタータリレー駆動許可信号DAをLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)に切り換えてトランジスタ21をオフすることでスタータリレー17をオフ(スタータモータ19への通電をオフ)してスタータ18の駆動を禁止すると共に、アイドルストップ制御用マイコン14へリセット信号を出力してアイドルストップ制御用マイコン14をリセットする。これにより、アイドルストップ制御用マイコン14の異常検出時に、スタータ18を速やかに停止状態にすると共に、アイドルストップ制御用マイコン14を速やかにリセットする。また、アイドルストップ制御用マイコン14が正常の場合でも、エンジン運転中(エンジンが停止していない状態のとき)には、スタータ18を駆動する必要が無いと判断して、スタータリレー駆動許可信号DAをLレベルに切り換えることでスタータリレー17をオフしてスタータ18の駆動を禁止する。
また、エンジン制御用マイコン13は、STA端子(スタータリレー17の駆動端子)をモニターする機能を備えている。これにより、STA端子の状態に基づいてスタータリレー17の実際の駆動状態を確認することができ、もし、回路故障等によりスタータリレー17が駆動していない場合でも、それを早期に検出することができる。
一方、アイドルストップ制御用マイコン14は、エンジン制御用マイコン13の異常の有無を次のようにして監視する。アイドルストップ制御用マイコン14には、エンジン制御用マイコン13の動作を監視するウォッチドッグタイマ(図示せず)が設けられ、エンジン制御用マイコン13が正常に動作している状態では、エンジン制御用マイコン13からウォッチドッグタイマをクリアするウォッチドッグ信号をじか線24を介してアイドルストップ制御用マイコン14へ周期的に出力するが、エンジン制御用マイコン13の動作が異常になると、ウォッチドッグタイマがクリアされなくなるため、ウォッチドッグタイマが予め設定した一定時間をカウントしてタイムアウトした時点で、アイドルストップ制御用マイコン14は、エンジン制御用マイコン13の動作が異常であると判断して、エンジン制御用マイコン13をリセット(再起動)するリセット信号を出力してエンジン制御用マイコン13をリセットする。
また、電源IC12も、エンジン制御用マイコン13の異常の有無を次のようにして監視する。電源IC12には、エンジン制御用マイコン13の動作を監視するウォッチドッグタイマ(図示せず)が設けられ、エンジン制御用マイコン13が正常に動作している状態では、エンジン制御用マイコン13からウォッチドッグタイマをクリアするウォッチドッグ信号をじか線25を介して電源IC12へ周期的に出力するが、エンジン制御用マイコン13の動作が異常になると、ウォッチドッグタイマがクリアされなくなるため、ウォッチドッグタイマが予め設定した一定時間をカウントしてタイムアウトした時点で、電源IC12は、エンジン制御用マイコン13の動作が異常であると判断して、エンジン制御用マイコン13をリセット(再起動)するリセット信号を出力してエンジン制御用マイコン13をリセットする。
前述したように、アイドルストップ制御用マイコン14は、エンジン制御用マイコン13の異常を検出したときにエンジン制御用マイコン13をリセットするが、エンジン制御用マイコン13がリセットされてから正常起動するまではアイドルストップ制御用マイコン14もリセットされるようになっている。更に、エンジン制御用マイコン13のリセット時には、エンジン制御用マイコン13の出力がHiZ(ハイインピーダンス)になるため、プルダウン抵抗26によりスタータリレー駆動許可信号DAがLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)となり、アイドルストップ制御用マイコン14のリセット時には、アイドルストップ制御用マイコン14の出力がHiZになるため、プルダウン抵抗27によりスタータリレー駆動信号DBがLレベル(スタータリレー17の駆動停止側)となるようになっている。
図2に示すように、エンジン制御用マイコン13の出力がHiZのとき(エンジン制御用マイコン13のリセット時)には、スタータリレー駆動許可信号DAがLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)となるため、アイドルストップ制御用マイコン14の出力(スタータリレー駆動信号DB)がHレベル、Lレベルのいずれの場合も、スタータリレー17がオフされてスタータ18の駆動が禁止される。一方、アイドルストップ制御用マイコン14の出力がHiZのとき(アイドルストップ制御用マイコン14のリセット時)には、スタータリレー駆動信号DBがLレベル(スタータリレー17の駆動停止側)となるため、エンジン制御用マイコン13の出力(スタータリレー駆動許可信号DA)がHレベル、Lレベルのいずれの場合も、スタータリレー17がオフされてスタータ18の駆動が禁止される。
これにより、エンジン制御用マイコン13が動作しない状態では、車両走行はできないため、エンジン制御用マイコン13が主マイコンとなる構成(エンジン制御用マイコン13が動作しなければ、アイドルストップ制御用マイコン14の動作を禁止すると共に、スタータ17の駆動も禁止する構成)とすることができる。
以下、本実施例1でエンジン制御用マイコン13が実行する図3の制御ルーチンの処理内容を説明する。
図3に示す制御ルーチンは、エンジン制御用マイコン13の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行される。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、じか線22を用いたアイドルストップ制御用マイコン14の監視と、通信線23を用いたアイドルストップ制御用マイコン14の監視を実行(開始)する。
この後、ステップ102に進み、じか線22を用いたアイドルストップ制御用マイコン14の監視と、通信線23を用いたアイドルストップ制御用マイコン14の監視のうちの少なくとも一方で、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したか否かを判定する。
このステップ102で、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したと判定された場合には、ステップ103に進み、スタータリレー駆動許可信号DAをLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)に切り換える。これにより、スタータリレー17をオフ(スタータモータ19への通電をオフ)してスタータ18の駆動を禁止する。
この後、ステップ104に進み、アイドルストップ制御用マイコン14へリセット信号を出力してアイドルストップ制御用マイコン14をリセットする。
この後、ステップ105に進み、アイドルストップ制御用マイコン14が再起動するのに必要な時間(例えば50ms)が経過するまで待機した後、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ102で、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出していない(アイドルストップ制御用マイコン14が正常)と判定された場合には、ステップ106に進み、エンジン停止中であるか否かを判定する。
このステップ106で、エンジン停止中であると判定された場合には、ステップ107に進み、スタータリレー駆動許可信号DAをHレベル(スタータリレー17の駆動許可側)に切り換えて、スタータ18の駆動を許可する。この場合、アイドルストップ制御用マイコン14により、スタータリレー駆動信号DBがHレベル(スタータリレー17の駆動側)に切り換えられたときに、スタータリレー17がオン(スタータモータ19への通電がオン)されてスタータ18が駆動される。
これに対して、上記ステップ106で、エンジン停止中ではない(エンジン運転中)と判定された場合には、ステップ108に進み、スタータ18を駆動する必要が無いと判断して、スタータリレー駆動許可信号DAをLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)に切り換える。これにより、スタータリレー17をオフ(スタータモータ19への通電をオフ)してスタータ18の駆動を禁止することで、誤ったスタータ18の駆動を防止する確率を上げることができる。
以上説明した本実施例1では、エンジン制御用マイコン13は、アイドルストップ制御用マイコン14の異常の有無をじか線22と通信線23の二系統で監視するようにしたので、アイドルストップ制御用マイコン14の異常検出性を高めることができる。また、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、電源リレーではなく、直接、スタータリレー17をオフ(スタータモータ19への通電をオフ)してスタータ18の駆動を禁止するようにしたので、スタータ18を速やかに停止状態にすることができる。更に、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、アイドルストップ制御用マイコン14への電源供給を停止せずに、速やかにアイドルストップ制御用マイコン14をリセットするようにしたので、アイドルストップ制御用マイコン14を速やかに正常復帰させてスタータ18を駆動することができ、エンジンを早期に再始動することができる。
また、本実施例1では、車両の走行状態を把握しているエンジン制御用マイコン13が監視用ICとして機能するようにしたので、走行状態(例えば走行中のスタータ始動禁止やエンジン機器の故障時等)に応じて早期にスタータ18の駆動を禁止することができる。また、アイドルストップ制御用マイコン14がエンジン制御用マイコン13の異常の有無を監視するようにしたので、アイドルストップ制御用マイコン14がエンジン制御用マイコン13の異常(例えば電子スロットル制御の異常等)を検出することができ、エンジン制御が異常なときに誤ったスタータ18の駆動を禁止することができる。
また、本実施例1では、NAND回路20及びトランジスタ21等が論理積回路として機能し、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、スタータリレー駆動許可信号DAをLレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)に切り換えることでスタータリレー17をオフ(スタータモータ19への通電をオフ)してスタータ18の駆動を禁止するようにしたので、安価な構成でアイドルストップ制御用マイコン14の異常検出時にスタータリレー17をオフしてスタータ18の駆動を禁止することができる。
次に、図4を用いて本発明の実施例2を説明する。但し、前記実施例1と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1と異なる部分について説明する。
本実施例2では、図4に示すように、スタータ28は、ピニオン(図示せず)を押し出すためのソレノイド29と、ピニオンを回転駆動するためのスタータモータ30とを備えている。また、バッテリ11からソレノイド29への通電をオン/オフする第1のスタータリレー31(ソレノイド用のスタータリレー)と、バッテリ11からスタータモータ30への通電をオン/オフする第2のスタータリレー32(モータ用のスタータリレー)とが個々に独立に動作するように設けられている。
更に、バッテリ11と第1のスタータリレー31との間に、第1のトランジスタ33が配置され、バッテリ11と第2のスタータリレー32との間に、第2のトランジスタ34が配置されている。そして、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAにより第1のトランジスタ33がオン/オフされ、アイドルストップ制御用マイコン14からのスタータリレー駆動信号DBにより第2のトランジスタ34がオン/オフされる。
この場合、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがLレベル(第1のスタータリレー31の駆動許可側)のときに、第1のトランジスタ33がオンされて、第1のスタータリレー31がオン(ソレノイド29への通電がオン)される。また、アイドルストップ制御用マイコン14からのスタータリレー駆動信号DBがLレベル(第2のスタータリレー32の駆動側)のときに、第2のトランジスタ34がオンされて、第2のスタータリレー32がオン(スタータモータ30への通電がオン)される。
本実施例2では、トランジスタ33,34等が論理積回路として機能し、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがLレベルで且つアイドルストップ制御用マイコン14からのスタータリレー駆動信号DBがLレベルのときに、第1及び第2のスタータリレー31,32が両方ともオン(ソレノイド29及びスタータモータ30への通電が両方ともオン)されてスタータ28が正常に駆動されるようになっている。
エンジン制御用マイコン13は、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、スタータリレー駆動許可信号DAをHレベル(第1のスタータリレー31の駆動禁止側)に切り換えてトランジスタ33をオフすることで第1のスタータリレー31をオフ(ソレノイド29への通電をオフ)してスタータ28の駆動を禁止すると共に、アイドルストップ制御用マイコン14へリセット信号を出力してアイドルストップ制御用マイコン14をリセットする。
また、エンジン制御用マイコン13のリセット時には、エンジン制御用マイコン13の出力がHiZになるため、プルアップ抵抗35によりスタータリレー駆動許可信号DAがHレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)となり、アイドルストップ制御用マイコン14のリセット時には、アイドルストップ制御用マイコン14の出力がHiZになるため、プルアップ抵抗36によりスタータリレー駆動信号DBがHレベル(スタータリレー17の駆動停止側)となるようになっている。
以上説明した本実施例2では、第1及び第2のスタータリレー31,32を制御してスタータ28(ソレノイド29及びスタータモータ30)を制御するシステムにおいて、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、第1のスタータリレー31をオフ(ソレノイド29への通電をオフ)してスタータ28の駆動を禁止することができ、前記実施例1とほぼ同じ効果を得ることができる。
尚、上記実施例2では、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、第1のスタータリレー31をオフ(ソレノイド29への通電をオフ)してスタータ28の駆動を禁止するようにしたが、これに限定されず、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、第2のスタータリレー32をオフ(スタータモータ30への通電をオフ)してスタータ28の駆動を禁止するようにしても良い。
次に、図5を用いて本発明の実施例3を説明する。但し、前記実施例1,2と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例1,2と異なる部分について説明する。
本実施例3では、図5に示すように、バッテリ11と第1のスタータリレー31との間に、トランジスタ37と第1のトランジスタ38が直列に配置され、バッテリ11と第2のスタータリレー32との間に、トランジスタ37と第2のトランジスタ39が直列に配置されている。そして、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAによりトランジスタ37をオン/オフする。また、アイドルストップ制御用マイコン14からの第1のスタータリレー駆動信号DB1により第1のトランジスタ38をオン/オフすると共に、アイドルストップ制御用マイコン14からの第2のスタータリレー駆動信号DB2により第2のトランジスタ39をオン/オフする。
この場合、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがLレベル(スタータリレー31,32の駆動許可側)のときに、トランジスタ37がオンされると共に、アイドルストップ制御用マイコン14からの第1のスタータリレー駆動信号DB1がLレベル(第1のスタータリレー31の駆動側)のときに、第1のトランジスタ38がオンされ、これらトランジスタ37,38が両方ともオンされたときに、第1のスタータリレー31がオン(ソレノイド29への通電がオン)される。
また、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがLレベル(スタータリレー31,32の駆動許可側)のときに、トランジスタ37がオンされると共に、アイドルストップ制御用マイコン14からの第2のスタータリレー駆動信号DB2がLレベル(第2のスタータリレー32の駆動側)のときに、第2のトランジスタ39がオンされ、これらトランジスタ37,39が両方ともオンされたときに、第2のスタータリレー32がオン(スタータモータ30への通電がオン)される。
本実施例3では、トランジスタ37〜38等が論理積回路として機能し、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号DAがLレベルで且つアイドルストップ制御用マイコン14からの第1及び第2のスタータリレー駆動信号DB1,DB2が両方ともLレベルのときに、第1及び第2のスタータリレー31,32が両方ともオン(ソレノイド29及びスタータモータ30への通電が両方ともオン)されてスタータ28が正常に駆動されるようになっている。
エンジン制御用マイコン13は、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、スタータリレー駆動許可信号DAをHレベル(スタータリレー31,32の駆動禁止側)に切り換えてトランジスタ37をオフすることで第1及び第2のスタータリレー31,32を両方ともオフ(ソレノイド29及びスタータモータ30への通電を両方ともオフ)してスタータ28の駆動を禁止すると共に、アイドルストップ制御用マイコン14へリセット信号を出力してアイドルストップ制御用マイコン14をリセットする。
また、エンジン制御用マイコン13のリセット時には、エンジン制御用マイコン13の出力がHiZになるため、プルアップ抵抗40によりスタータリレー駆動許可信号DAがHレベル(スタータリレー17の駆動禁止側)となり、アイドルストップ制御用マイコン14のリセット時には、アイドルストップ制御用マイコン14の出力がHiZになるため、プルアップ抵抗41,42により第1及び第2のスタータリレー駆動信号DB1,DB2がHレベル(スタータリレー17の駆動停止側)となるようになっている。
以上説明した本実施例3では、第1及び第2のスタータリレー31,32を制御してスタータ28(ソレノイド29及びスタータモータ30)を制御するシステムにおいて、アイドルストップ制御用マイコン14の異常を検出したときに、第1及び第2のスタータリレー31,32を両方ともオフ(ソレノイド29及びスタータモータ30への通電を両方ともオフ)してスタータ28の駆動を禁止することができ、前記実施例1とほぼ同じ効果を得ることができる。
また、本実施例3では、バッテリ11と第1のスタータリレー31との間に二つのトランジスタ37,38を直列に配置するようにしたので、二つのトランジスタ37,38のうちの一方がオン故障した場合でも、他方をオフすることで、第1のスタータリレー31をオフすることができる。更に、バッテリ11と第2のスタータリレー32との間に二つのトランジスタ37,39を直列に配置するようにしたので、二つのトランジスタ37,39のうちの一方がオン故障した場合でも、他方をオフすることで、第2のスタータリレー32をオフすることができる。
アイドルストップ機能を備えた車両では、アイドルストップ後の再始動時にNレンジややPレンジ以外のシフトレンジの場合でもスタータを駆動する必要があり、アイドルストップ機能を備えていない車両のようにNレンジやPレンジ以外のシフトレンジの場合に機構的にスタータを駆動できない構成とすることができないため、スタータの駆動回路は、より安全設計が必要であり、本実施例3のように、二つのトランジスタを直列に接続することが有効である。
更に、本実施例3では、エンジン制御用マイコン13からのスタータリレー駆動許可信号で駆動されるトランジスタ37は、二つのスタータリレー31,32に対して共通の一つのトランジスタを設けるようにしたので、エンジン制御用マイコン13により駆動されるトランジスタ37を二つのスタータリレー31,32に対して兼用(共通化)することができ、安価な構成にすることができる。
次に、図6を用いて本発明の実施例4を説明する。但し、前記実施例2と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例2と異なる部分について説明する。
本実施例4では、図6に示すように、エンジン制御用マイコン13は、エンジン回転センサ43の出力信号を取り込む信号判定部44を備え、エンジン回転センサ43の出力信号に基づいてエンジン回転速度やクランク角やカム角を検出する。その他のシステム構成は、前記実施例2と同じである。
また、エンジン制御用マイコン13は、エンジンが停止する際に、エンジン回転センサ43の出力信号に基づいて検出したエンジン回転速度が所定値(例えば100rpm)以下になったときに、スタータリレー駆動許可信号DAをLレベルに切り換えてトランジスタ33をオンすることで、第1のスタータリレー31(ソレノイド用のスタータリレー)をオンする。これにより、ソレノイド29への通電をオンしてピニオンを押し出して、ピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合わせる。
エンジン停止時には、通常、エンジン回転速度が急激に低下したり或は不安定になるため、エンジン停止直前にピニオンを押し出してリングギヤと噛み合わせておくことが好ましい。このため、本実施例4のように、エンジン回転速度が所定値以下になったときに、第1のスタータリレー31(ソレノイド用のスタータリレー)をオンしてピニオンをリングギヤに噛み合わせるようにすれば、エンジン停止直前(次回のエンジン始動前)にピニオンをリングギヤに噛み合わせておくことができる。これにより、エンジン停止直後にアイドルストップ制御用マイコン14が異常になった場合でもピニオンをリングギヤに噛み合わせた状態に維持することができ、アイドルストップ制御用マイコン14が異常状態から復帰後に早期にエンジンを再始動することができる。
また、エンジン制御用マイコン13は、排出ガスの低減等を図ることを目的として、クランク角やカム角を正確に検出して、燃料噴射時期や点火時期等についての適正な制御を実施する必要があるため、正確にクランク角やカム角を検出する手段(信号判定部44)を備えている。このため、ピニオンの噛み合わせに必要となる正確なクランク角やカム角を検出する手段を新たに設ける必要がない。
尚、上記各実施例1〜4では、エンジン制御用マイコンがアイドルストップ制御用マイコンの異常の有無を監視する監視用ICとして機能する構成としたが、これに限定されず、エンジン制御用マイコンとは別に、アイドルストップ制御用マイコンの異常の有無を監視する監視用ICを設けた構成としても良い。
次に、図7を用いて本発明の実施例5を説明する。但し、前記実施例3と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略又は簡略化し、主として前記実施例3と異なる部分について説明する。
本実施例5では、図7に示すように、エンジン制御用マイコンの機能とアイドルストップ制御用マイコンの機能を兼ね備えたエンジン及びアイドルストップ制御用マイコン46と、このエンジン及びアイドルストップ制御用マイコン46の異常の有無を監視する監視用IC45とが設けられている。本実施例5のシステム構成は、前記実施例3のシステム構成(図5参照)において、エンジン制御用マイコン13に代えて監視用IC45が設けられ、アイドルストップ制御用マイコン14に代えてエンジン及びアイドルストップ制御用マイコン46が設けられた構成となっている。また、エンジン及びアイドルストップ制御用マイコン46は、エンジン回転センサ43の出力信号を取り込む信号判定部44を備え、エンジン回転センサ43の出力信号に基づいてエンジン回転速度やクランク角やカム角を検出する。その他のシステム構成は、前記実施例3と同じである。
また、エンジン及びアイドルストップ制御用マイコン46は、エンジンが停止する際に、エンジン回転センサ43の出力信号に基づいて検出したエンジン回転速度が所定値(例えば100rpm)以下になったときに、第1のスタータリレー駆動信号DB1をLレベルに切り換えて第1のトランジスタ38をオンすると共に、監視用IC45によりスタータリレー駆動許可信号DAをLレベルに切り換えてトランジスタ37をオンすることで、第1のスタータリレー31(ソレノイド用のスタータリレー)をオンする。これにより、ソレノイド29への通電をオンしてピニオンを押し出して、ピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合わせる。
以上説明した本実施例5においても前記実施例4とほぼ同じ効果を得ることができる。
11…バッテリ(電源)、13…エンジン制御用マイコン(監視用IC)、14…アイドルストップ制御用マイコン、15…ECU、17…スタータリレー、18…スタータ、19…スタータモータ、20…NAND回路、21…トランジスタ、22…じか線(第一の信号線)、23…通信線(第二の信号線)、28…スタータ、29…ソレノイド、30…スタータモータ、31,32…スタータリレー、33,34…トランジスタ、37〜39…トランジスタ、45…監視用IC、46…エンジン及びアイドルストップ制御用マイコン

Claims (12)

  1. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときにスタータ(18,28)を駆動してエンジンを再始動させるアイドルストップ制御を行うエンジン自動停止始動制御装置において、
    前記スタータ(18,28)への通電をオン/オフするスタータリレー(17,31,32)を制御して前記スタータ(18,28)を制御するアイドルストップ制御用のマイクロコンピュータ(以下「アイドルストップ制御用マイコン」という)(14,46)と、該アイドルストップ制御用マイコン(14,46)の異常の有無を第一の信号線(22)と第二の信号線(23)の二系統で監視する監視用IC(13,45)とが一つの電子制御ユニット(15)に搭載され、
    前記監視用IC(13,45)は、前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)の異常を検出したときに前記スタータリレー(17,31,32)をオフして前記スタータ(18,28)の駆動を禁止すると共に前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)をリセットすることを特徴とするエンジン自動停止始動制御装置。
  2. 前記エンジンを制御するエンジン制御用のマイクロコンピュータ(以下「エンジン制御用マイコン」という)(13)が前記監視用ICとして機能し、
    前記アイドルストップ制御用マイコン(14)は、前記エンジン制御用マイコン(13)の異常の有無を監視することを特徴とする請求項1に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  3. 前記スタータリレーとして、前記スタータ(28)を制御するために個々に独立して動作する複数のスタータリレー(31,32)を備え、
    前記複数のスタータリレー(31,32)のうちの一方のスタータリレー(31)が前記エンジン制御用マイコン(13)により駆動され、他方のスタータリレー(32)が前記アイドルストップ制御用マイコン(14)により駆動されることを特徴とする請求項2に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  4. 前記スタータリレーとして、前記スタータ(28)のピニオンを押し出すためのソレノイド(29)への通電をオン/オフするソレノイド用のスタータリレー(31)と、前記ピニオンを回転駆動するためのスタータモータ(30)への通電をオン/オフするモータ用のスタータリレー(32)とを備え、
    前記エンジンを制御するエンジン制御用のマイクロコンピュータ(以下「エンジン制御用マイコン」という)(13,46)は、エンジン回転センサ(43)の出力信号を取り込む手段(44)を有し、該エンジン回転センサ(43)の出力信号に基づいて検出したエンジン回転速度が所定値以下になったときに、前記ソレノイド用のスタータリレー(31)をオンして前記ピニオンを前記エンジンのリングギヤに噛み合わせることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  5. 前記アイドルストップ制御用マイコン(14)は、前記エンジン制御用マイコン(13)の異常を検出したときに該エンジン制御用マイコン(13)をリセットし、
    前記エンジン制御用マイコン(13)がリセットされてから正常起動するまでは前記アイドルストップ制御用マイコン(14)もリセットされると共に、前記エンジン制御用マイコン(13)のリセット時に該エンジン制御用マイコン(13)からのスタータリレー駆動許可信号が前記スタータリレー(17,31,32)の駆動禁止側となり、前記アイドルストップ制御用マイコン(14)のリセット時に該アイドルストップ制御用マイコン(14)からのスタータリレー駆動信号が前記スタータリレー(17,31,32)の駆動停止側となるように構成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  6. 前記エンジン制御用マイコン(13)は、前記エンジンが停止していない状態のときに該エンジン制御用マイコン(13)からのスタータリレー駆動許可信号を前記スタータリレー(17,31,32)の駆動禁止側にすることを特徴とする請求項2、3、5のいずれかに記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  7. 前記第一の信号線として、前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)から前記監視用IC(13,45)へウォッチドッグ信号を送信するじか線(22)が設けられ、
    前記第二の信号線として、前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)と前記監視用IC(13,45)との間で監視専用の情報を送受信する通信線(23)が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  8. 前記通信線(23)は、トランシーバICを用いずに前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)と前記監視用IC(13,45)とを1対1で接続する通信線であることを特徴とする請求項7に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  9. 前記監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号が前記スタータリレー(17,31,32)の駆動許可側で且つ前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)からのスタータリレー駆動信号が前記スタータリレー(17,31,32)の駆動側のときに前記スタータリレー(17,31,32)をオンする論理積回路(20,21,33,34,37,38,39)を備え、
    前記監視用IC(13,45)は、前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)の異常を検出したときに該監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号を前記スタータリレー(17,31,32)の駆動禁止側にすることで前記スタータリレー(17,31,32)をオフすることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  10. 前記論理積回路は、電源(11)と前記スタータリレー(31,32)との間に複数のトランジスタ(37,38,39)が直列に配置され、一方のトランジスタ(37)が前記監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号で駆動されると共に、他方のトランジスタ(38,39)が前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)からのスタータリレー駆動信号で駆動されるように構成されていることを特徴とする請求項9に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  11. 前記スタータリレーとして、前記スタータ(28)を制御するために個々に独立して動作する複数のスタータリレー(31,32)を備え、
    前記監視用IC(13,45)からのスタータリレー駆動許可信号で駆動されるトランジスタは、前記複数のスタータリレー(31,32)に対して共通の一つのトランジスタ(37)が設けられ、
    前記アイドルストップ制御用マイコン(14,46)からのスタータリレー駆動信号で駆動されるトランジスタは、前記複数のスタータリレー(31,32)に対して各スタータリレー毎にそれぞれ一つずつトランジスタ(38,39)が設けられていることを特徴とする請求項10に記載のエンジン自動停止始動制御装置。
  12. 前記監視用IC(13,45)は、前記スタータリレー(17,31,32)の駆動端子をモニターする機能を備えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のエンジン自動停止始動制御装置。
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