JP2013208945A - 鞍乗型電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム群で形成される空間にバッテリが脱着可能に配置される構成において、バッテリの取り外し作業の作業性を向上できるとともに、簡易にバッテリの盗難防止効果が得られる車両を提供する。
【解決手段】バッテリ20がダウンフレーム6及びボトムフレーム7と一体になっており、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20は、ロック手段24が解除されて、バッテリ20のメインフレーム4との固定が解除された際に、ボトムフレーム7とピボットフレーム5とが係合された係合位置P1を支点に揺動が許容される。前輪WFは、ハンドル15が転舵されていない状態で、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20が係合位置P1を支点に揺動した際の、これらダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20のうちの少なくともいずれかの揺動軌跡上に位置し、ハンドル15が転舵された状態では揺動軌跡から外れる。
【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型電動車両に関する。
ヘッドパイプから後方に延出する一本のメインフレームと、このメインフレームの後端から下方に延出するピボットフレームと、メインフレームの前端から下方に延出するダウンフレームと、ダウンフレームの下端から後方に延出して、その後端がピボットフレームに連結されるボトムフレームと、を備える鞍乗型電動車両が特許文献1に開示されている。この鞍乗型電動車両では、上記フレーム群で形成される空間に脱着可能にバッテリが設けられている。
特開2010−83332号公報
大容量のバッテリ収納スペースを確保した鞍乗型電動車両では、航続距離を確保することが可能であるものの、大型のバッテリの脱着作業に非常に手間がかかる。これに対して、上記従来の鞍乗型電動車両では、ボトムフレームを取り外し可能とすることで作業性の改善を図っているが、更なる改善の余地がある。
また、この種の鞍乗型電動車両においては、脱着式のバッテリを搭載する場合に、盗難防止の対策が必要となる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、車体フレームのフレーム群で形成される空間にバッテリが脱着可能に設けられる構成において、バッテリの取り外し作業の作業性を向上できるとともに、簡易にバッテリの盗難防止効果が得られる鞍乗型電動車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、ヘッドパイプ(3)から後方に延出するメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後端から下方に延出するピボットフレーム(5)と、前記メインフレーム(4)の前部下方において上下方向に延在するダウンフレーム(6)と、前記ダウンフレーム(6)の下端から後方に延出して、その後端が前記ピボットフレーム(5)に連結されるボトムフレーム(7)と、を備え、前記メインフレーム(4)、前記ダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記ピボットフレーム(5)で形成される空間に、バッテリ(20)が脱着可能に設けられる鞍乗型電動車両において、前記バッテリ(20)は、前記ダウンフレーム(6)及び前記ボトムフレーム(7)と一体になっており、前記ボトムフレーム(7)は、前記ピボットフレーム(5)との間の係合手段(23)によって、該ピボットフレーム(5)に脱着可能に係合され、前記ダウンフレーム(6)又は前記バッテリ(20)は、前記メインフレーム(4)との間のロック手段(24)によって、該メインフレーム(4)に脱着可能に固定され、前記ダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記バッテリ(20)は、前記ロック手段(24)が解除されて、前記ダウンフレーム(6)又は前記バッテリ(20)の前記メインフレーム(4)との固定が解除された際に、前記ボトムフレーム(7)と前記ピボットフレーム(5)とが係合された係合位置(P1)を支点に揺動が許容され、前記ヘッドパイプ(3)には、ステアリングシャフト(12)が回転可能に支持されるとともに、該ステアリングシャフト(12)の上方にハンドル(15)が配置され、その下方に車輪(WF)が配置され、前記車輪(WF)は、前記ダウンフレーム(6)の前方に位置しており、前記車輪(WF)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態では、前記ダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記バッテリ(20)が前記係合位置(P1)を支点に揺動した際の、これらダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記バッテリ(20)のうちの少なくともいずれかの揺動軌跡(C1)上に位置し、前記バッテリ(20)の車体からの取り外しを規制し、前記ハンドル(15)が転舵された状態では、前記揺動軌跡(C1)から外れることで、前記バッテリ(20)の車体からの取り外しを許容することを特徴とする鞍乗型電動車両を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型電動車両において、前記ハンドル(15)の回転を規制するハンドルロック機構(40)が更に備えられ、前記ハンドルロック機構(40)は、キーの操作によって前記ステアリングシャフト(12)に向かって突出するピン部材(45)と、前記ステアリングシャフト(12)の外周に配置され、該ステアリングシャフト(12)の周方向に沿って延在するハンドルロック規制部材(46)と、を備え、前記ピン部材(45)は、少なくとも前記ハンドル(15)が転舵されていない状態で、前記ハンドルロック規制部材(46)に対向して、該ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に向けて突出するのを規制され、前記ハンドルロック規制部材(46)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右に所定角度(α,β)以上転舵された状態で、前記ピン部材(45)と対向しなくなるように配置され、前記ピン部材(45)は、前記ハンドル(15)が左右に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態で、前記ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に向けて突出するのを許容され、前記キーの操作によって、前記ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に突出した第1の突出位置(pr1)となった際に、前記ハンドルロック規制部材(46)と前記ステアリングシャフト(12)の周方向で並ぶことで、前記ハンドル(15)をハンドルロック状態とし、前記車輪(WF)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態において、前記揺動軌跡(C1)から外れており、前記ハンドルロック機構(40)において前記ピン部材(45)が、前記第1の突出位置(pr1)となり、前記ハンドル(15)をハンドルロック状態とした後に、さらに前記ハンドルロック機構(40)に所定操作をすることでのみ、前記ロック手段(24)が解除されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の鞍乗型電動車両において、前記ピン部材(45)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態において、前記第1の突出位置(pr1)よりも更に、前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に向けて突出する第2の突出位置(pr2)に突出することが許容され、前記ロック手段(24)は、前記キーの操作に連動し、前記ピン部材(45)が前記第2の突出位置(pr2)とされた際に、解除されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗型電動車両において、前記ハンドルロック機構(40)は、前記キーを挿し込まれ、挿し込まれた状態の該キーを回転操作可能とするシリンダ(42)を備え、前記シリンダ(42)は、前記キーの操作によって回転するシャフト部(48)を備え、前記シャフト部(48)は、前記ピン部材(45)が前記第1の突出位置(pr1)となった際に、前記ロック手段(24)を解除させるアーム部材(55)に係合し、前記ピン部材(45)が前記第2の突出位置(pr2)となる方向に向けて前記キーが更に操作されることで、前記アーム部材(55)に、前記ロック手段(24)を解除させるための作用力を付与することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の鞍乗型電動車両において、前記ステアリングシャフト(12)の外周には更に、該ステアリングシャフト(12)の周方向に沿って延在するバッテリロック規制部材(47)が固定され、前記バッテリロック規制部材(47)は、前記ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向の内側において、該径方向で、前記ハンドルロック規制部材(46)と少なくとも一部が重ならない位置に配置され、かつ、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右のうちの、一方に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態において、前記ピン部材(45)の前記第1の突出位置(pr1)から前記第2の突出位置(pr2)への突出を規制する位置に配置されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両において、前記ハンドルロック機構(40)は、前記キーの操作によって、前記ハンドル(15)をハンドルロック状態とする、及び前記ロック手段(24)を解除することに加え、当該鞍乗型電動車両の始動及び停止の切り替えを行うことが可能であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両において、前記ダウンフレーム(6)と前記ボトムフレーム(7)との交点に、前記ロック手段(24)の解除時に地面に接触するローラ(25)が設けられることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ダウンフレーム又はバッテリと、メインフレームとを固定するロック手段を解除し、ダウンフレーム、ボトムフレーム、及びバッテリを、ボトムフレームとピボットフレームとの係合位置を支点に揺動させ、その後、ボトムフレームをピボットフレームから取り外すことで、ダウンフレーム及びボトムフレームと一体のバッテリを取り外すことができるので、比較的緩やかに重量物であるバッテリの取り外し作業を行うことが可能となり、バッテリの取り外し作業の作業性を向上させることができる。
また、ハンドルが転舵された際に、バッテリを揺動して取り外すことが許容されることで、所定の手順を行わなければバッテリを取り外しができない構成にされるため、簡易にバッテリの盗難防止効果が得られる。さらには、ハンドルが転舵されていない状態では、車輪が、ダウンフレーム、ボトムフレーム、及びバッテリの少なくともいずれかの揺動軌跡上に位置するものの、ハンドルを転舵することでバッテリの取り外しができるようなっているので、バッテリを車体取付状態で車輪側に延ばすように構成でき、バッテリ容量の確保も図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ハンドルロック状態でのみ、ロック手段が解除されてバッテリを揺動して取り外すことが許容されることになり、使用者が誤操作によってバッテリを車輪に干渉させることを抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、ロック手段と、ハンドルロック機構とを連動したものにでき、ハンドルロック状態とされた後に、ロック手段が解除されることになるので、使用者が誤操作によってバッテリを車輪に干渉させることを確実に抑制できる。
請求項4に記載の発明によれば、キーの操作に伴って回転するシャフト部の回転を利用して、ロック手段の解除を行うことできる。
請求項5に記載の発明によれば、ハンドルが転舵されていない状態から左右のうちの一方に所定角度転舵された状態では、ロック手段の解除を行えないようにすることで、決められた方向でのみロック手段を解除可能とする構成とすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、バッテリの脱着作業を行い易くすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、始動及び停止の切替えとともに、ハンドルロック及びロック手段の解除を、単一のキーの操作で実施でき、効率的な操作手段を実現できる。
本発明の実施形態に係る鞍乗型電動車両の右側面図である。 上記鞍乗型電動車両の車両前部の右側面図である。 上記鞍乗型電動車両において車輪を転舵した状態の車両前部の右側面図である。 図2のA−A線に沿って見た、上記鞍乗型電動車両が備えるロック手段を示した図であり、(A)はロック前の状態、(B)はロック後の状態を示した図である。 上記鞍乗型電動車両が備えるハンドルロック機構を示した図である。 上記ハンドルロック機構におけるキーシリンダを示した図である。 図5のB−B線に沿う一部部材の断面図であって、上記ハンドルロック機構の作動を説明する図であり、(A)は車輪の正立状態、(B)車輪の左転舵状態、(C)は車輪の右転舵状態を示した図である。 上記ハンドルロック機構におけるキーシリンダが備えるキー操作によって回転するシャフト部を説明する図であり、(A)はキーを操作していない状態、(B)はキーを所定角度回転させた状態、(C)は(B)に示した状態から、キーを更に所定角度回転させた状態を示した図である。 上記実施形態の変形例を示した車両前部の右側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。図1に示すように、本実施形態に係る鞍乗型電動車両1は、複数のフレームからなる車体フレーム2を備えている。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ3から後方、詳しくは後下方に延出する一本のメインフレーム4と、メインフレーム4の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム5と、メインフレーム4の前部下方において上下方向に延在するダウンフレーム6と、ダウンフレーム6の下端から後方に延出して、その後端がピボットフレーム5に連結されるボトムフレーム7と、メインフレーム4の後部から後上方に延出する左右一対のシートフレーム8と、メインフレーム4の後端から後上方に延出して、シートフレーム8の前後方向略中央の部位に接続される左右一対のサポートフレーム9と、を備えている。
ダウンフレーム6及びボトムフレーム7は一体であり、側面視でL字状に形成されている。また、シートフレーム8の上部には、水平方向に沿って前後方向に延在する水平領域を有するシート支持フレーム10が固着され、このシート支持フレーム10の水平領域に、運転者が着座するシート11が支持されている。
ヘッドパイプ3には、ステアリングシャフト12が回転可能に支持され、ステアリングシャフト12の上下端部は、ヘッドパイプ3から外側に突出しており、ステアリングシャフト12の下端には、車幅方向に延在するブリッジ部材13が固着され、ブリッジ部材13の両端部にはそれぞれ、フロントフォーク14の上端が固着されている。また、フロントフォーク14の下端には、前輪WFが回転可能に支持されている。また、ステアリングシャフト12の上端には、単一のパイプ材からなるハンドル15が固定されている。すなわち、ステアリングシャフト12の上方にハンドル15が配置され、下方に前輪WFが配置されている。なお、図中L1は、ステアリングシャフト12の軸線を示している。
ピボットフレーム5には、スイングアーム16の前部がピボット軸17を介して揺動可能に支持され、スイングアーム16は、車幅方向左側のアームのみで後輪WRを軸支する片持ち式とされている。スイングアーム16の後部には、後輪WRを駆動する電動モータMが収納されている。また、シートフレーム8とスイングアーム16の前部との間には、リヤクッションユニット18が設けられている。
なお、スイングアーム16内には、電動モータMの他に、回転駆動力の断接機構としての遠心クラッチ及び減速機構(何れも不図示)、並びに電動モータMの出力を制御するPDU(パワードライブユニット)が集中配置される。すなわち、スイングアーム16は、前記電動モータM等と共に、鞍乗型電動車両1の動力機関であるスイングユニットを構成する。
電動モータMに電力を供給するバッテリ20は、メインフレーム4、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びピボットフレーム5で形成される空間に、脱着可能に設けられ、このバッテリ20は、側面視で略三角形状に形成されたケース21にリチウムイオン電池等を収容して構成されている。
バッテリ20のケース21は、側面視で略三角形状をなす三辺のうちの、一辺を上下方向に沿わせてダウンフレーム6に固定し、このダウンフレーム6に固定された一辺の下端から後方に延びる辺を前後方向に沿わせてボトムフレーム7に固定しており、バッテリ20は、ダウンフレーム6及びボトムフレーム7と一体になっている。また、ダウンフレーム6及びボトムフレーム7に固定されないケース21の一辺は、メインフレーム4の下面に沿って延在し、この下面に近接した状態になっている。
なお、図中において、符合22は、ダウンフレーム6及びボトムフレーム7に固着され、締結等によってバッテリ20のケース21を固定する複数のブラケットを示している。
この鞍乗型電動車両1では、ボトムフレーム7が、ピボットフレーム5との間に構成された係合手段23によって、ピボットフレーム5に脱着可能に係合され、バッテリ20の上部が、メインフレーム4との間に構成されたロック手段24によって、メインフレーム4に脱着可能に固定されている。これにより、バッテリ20がメインフレーム4及びピボットフレーム5に支持されている。なお、本実施形態では、ダウンフレーム6の上端は、メインフレーム4から上下方向で離間しており、直接固定されていない。
そして、図2、図3を併せて参照し、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20は、ロック手段24が解除されてバッテリ20のメインフレーム4との固定が解除された際に、ボトムフレーム7とピボットフレーム5とが係合された係合位置P1を支点に揺動が許容され、その後、ボトムフレーム7がピボットフレーム5から取り外されることで、車体から取り外されるようになっている。
さらに、図2を参照し、この鞍乗型電動車両1において前輪WFは、ハンドル15が転舵されていない状態では、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20が前記係合位置P1を支点に揺動した際の、ダウンフレーム6及びバッテリ20の揺動軌跡C1,C2上に位置している。また、図3を参照し、前輪WFは、ハンドル15が転舵された状態では、前記揺動軌跡C1,C2から外れるようになっている。なお、同図では、右転舵の状態であるが、左転舵の状態でも同様である。
すなわち、鞍乗型電動車両1では、ハンドル15が転舵された状態でなければ、ダウンフレーム6及びバッテリ20が前輪WFに干渉し、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20をうまく外せないようになっている。
なお、上記揺動軌跡C1は、ダウンフレーム6のうちの、係合位置P1から最も離間した部位である上端前縁の、係合位置P1を支点とした揺動軌跡であり、上記揺動軌跡C2は、バッテリ20のうちの、係合位置P1から最も離間した部位であるケース21の上部の、係合位置P1を支点とした揺動軌跡である。また、ここで図3に示すように、ダウンフレーム6とボトムフレーム7との交点(連結位置)には、ロック手段24の固定時に地面から離間し、ロック手段24の解除時に地面に接触するローラ25が回転可能に設けられている。また、図1〜3において、符合80は、ダウンフレーム6の上部右側面に設けられ、車幅方向右側に向けて突出する、コ字型の取っ手部を示している。また、メインフレーム4の上端下面には、ケーブル82が固着されて下方に延出し、このケーブル82の下端には、図1、図2に示すように、フック84が連結されている。フック84は、ダウンフレーム6の上部前面に着脱可能に係合し、この係合状態で、ケーブル82は、撓んでいる。このケーブル82は、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20が前記係合位置P1を支点に揺動した際に、これらの所定の揺動位置で、緊張状態になり、これらを支えるように機能する。
本実施形態において上記係合手段23は、ダウンフレーム6の後端に固着されたフック26と、左右のピボットフレーム5の間に架設されたバー27と、を備え、フック26をバー27の外周に係合することで、ダウンフレーム6がピボットフレーム5に回転可能に係合するように構成されている。一方、本実施形態においてロック手段24は、ケース21の上部において、メインフレーム4とダウンフレーム6の上端との間の空間に向けて前上方に突出するストライカ28と、メインフレーム4の下面に固着されたラッチ29と、を備えており、ストライカ28をラッチ29に係止することで、バッテリ20をメインフレーム4に固定する構造になっている。
図4は、図2のA−A線に沿って見たロック手段24を示している。以下、ロック手段24について詳述すると、ストライカ28はU字状に形成され、該U字状の両端部を上下方向に沿わせてケース21の外壁面に接続されている。そして、ストライカ28は、U字状の底部を前上方に突出させている。
一方、ラッチ29は、ストライカ28に係脱するフック部材(後述のラッチ本体33)を有して構成され、バッテリ20が係合位置P1を支点に下方から上方に揺動された際に、ストライカ28に当接され、この当接した状態から所定量上方に押圧されてから、ストライカ28を係止する操作に移行し、ストライカ28を係止する構成になっている。そして、ラッチ29にはワイヤ30が接続され、このワイヤ30が引っ張られることで、ラッチ29とストライカ28との係止が解除されるようになっている。
詳しくは、ラッチ29は、プレート31と、プレート31において該プレート31の面方向に直交する方向に沿って設けられたラッチ軸32と、ラッチ軸32に揺動可能に支持されたラッチ本体33と、備えている。プレート31は、メインフレーム4の下面から下方に向けて設けられたブラケット4Aの下部に支持され、図2に示すように、前下方に延出し、換言すれば、その面方向が揺動軌跡C1,C2に概略沿って延出している。また、プレート31の下部略中央には、上方にへこんでストライカ28を上方に案内するガイド溝部34が形成され、ラッチ軸32は、ガイド溝部34から横方向に偏倚した左上方に設けられている。
プレート31におけるガイド溝部34の右上方の部位には、ラッチ軸32と平行に延出するアーム軸35が設けられ、アーム軸35には位置決めアーム36が揺動可能に支持されている。アーム軸35は、ラッチ軸32と車幅方向で略同一の高さ上で並んでおり、位置決めアーム36はガイド溝部34側に向けて左方に延びている。
ラッチ本体33は、ラッチ軸32の径方向の外側に延びて、ストライカ28に下方から当接される当接腕37と、ラッチ軸32の径方向の外側に延びて、ガイド溝部34内に進入したストライカ28を係止する係止腕38と、を備え、図示省略する付勢手段によって付勢されており、当接腕37がガイド溝部34を横断してストライカ28の上方に位置するとともに、係止腕38がガイド溝部34と上下方向で重ならず、ストライカ28から逃げた位置に位置する状態において保持されている。
一方、位置決めアーム36は、当接腕37を係止するための係止凸部39を備えている。そして、位置決めアーム36は、この係止凸部39の先端がラッチ軸32側を向くように配置されている。そして、係止凸部39の先端は、上記当接腕37がストライカ28に下方から当接されて上方に揺動された際の、該当接腕37の先端の回転軌跡C3上に位置するようになっている。
そして、位置決めアーム36は、図示省略する付勢手段によって下方に向けて付勢されており、係止凸部39の先端が当接腕37の先端の回転軌跡C3上に位置する状態において保持されている。また、位置決めアーム36には、上記ワイヤ30が接続され、ワイヤ30が引っ張られることで、位置決めアーム36は上方に向けて揺動可能とされている。そして、位置決めアーム36がワイヤ30によって上方に向けて揺動された際には、係止凸部39の先端が当接腕37の先端の回転軌跡C3から離間するようになっている。
以上に説明したラッチ29では、図4(A)に示すように、ストライカ28が当接腕37に下方から当接し、当接腕37が上方に押圧されて上方に揺動された場合に、ラッチ29がストライカ28を係止する操作に移行する。そして、当接腕37が上方に所定量(例えば図4(B)中、d1)押されて上方に揺動され、当接腕37の先端が位置決めアーム36の係止凸部39を乗り上げると、図4(B)に示すように、係止凸部39が下方に移動し、該係止凸部39によって当接腕37の下方への揺動が規制される状態となる。
そして、この状態では、当接腕37が上方に揺動されて、上方に移動したストライカ28の上方に位置するとともに、係止腕38が、ガイド溝部34内に進入したストライカ28の下方に揺動し、ガイド溝部34と上下方向で重なる状態になり、ストライカ28がラッチ29によって係止される状態になる。これにより、ロック手段24によって、バッテリ20がメインフレーム4に固定される。なお、上述のように、当接腕37が上方に所定量d1押されて上方に揺動され、当接腕37の先端が位置決めアーム36の係止凸部39を乗り上げた後においては、詳しくは、この乗り上げ直後の状態よりも、当接腕37がやや下がった状態で、係止凸部39に係止される。
一方、ラッチ29のストライカ28の係止状態を解除する場合には、図4(B)のワイヤ30近傍の矢印に示すように、ワイヤ30によって、位置決めアーム36を上方に向けて揺動させることで、係止凸部39の先端を当接腕37の先端の回転軌跡から離間させる。この場合、係止凸部39が当接腕37の先端から離間することにより、付勢手段によって、当接腕37が下方に揺動し、係止腕38がガイド溝部34と上下方向で重ならない位置に復帰する。これにより、ストライカ28をガイド溝部34から上方に抜くことが許容される。
ところで、本実施形態において上記ワイヤ30は、ハンドル15の回転を規制するハンドルロック機構40に接続され、このハンドルロック機構40を操作することで、ワイヤ30が引っ張られてロック手段24の解除がなされる。
以下、ハンドルロック機構40について詳述する。図2、図3、図5〜図7を参照し、ハンドルロック機構40は、キーを挿し込まれ、挿し込まれた状態の該キーを回転操作可能とするキー孔41を有するシリンダ42と、シリンダ42の外周面から該シリンダ42の径方向の外側に突出する支持コラム43と、ヘッドパイプ3の上部外周面に固定され、ステアリングシャフト12の外周側まで延出し、支持コラム43がステアリングシャフト12の直径方向に沿うように該支持コラム43を固定することで、シリンダ42をヘッドパイプ3に支持するステー44と、キー孔41に挿し込まれたキーの回転操作によって支持コラム43からステアリングシャフト12に向かって突出するピン部材45と、ステアリングシャフト12の外周面から離間して配置され、該ステアリングシャフト12の周方向に沿って延在するハンドルロック規制部材46と、ステアリングシャフト12の外周面から離間して配置され、ステアリングシャフト12の周方向に沿って延在するバッテリロック規制部材47と、を備えている。
図5に示すように、ハンドルロック規制部材46及びバッテリロック規制部材47は、ステアリングシャフト12の外周面に固着されて上下に並んだ上側プレート50及び下側プレート51に挟まれて、これら上側プレート50及び下側プレート51にそれぞれ固着されている。これにより、ハンドルロック規制部材46及びバッテリロック規制部材47は、ステアリングシャフト12が回転した際に、ステアリングシャフト12に伴って回転する。また、図7に示すように、バッテリロック規制部材47は、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向の内側において、該径方向で見た場合に、ハンドルロック規制部材46と少なくとも一部が重ならない位置に配置されている。なお、図7では、ハンドルロック規制部材46及びバッテリロック規制部材47を図5のB−B線に沿う断面で示しているが、その他の部位は、説明便宜上断面で示していない。
また、図6に示すように、シリンダ42では、キー孔41にキーを挿し込んだ直後のハンドルロック位置(LOCK)41Dから、前記キーが特定角度まで回転操作されることで、ピン部材45を進退させたり、リレー回路等と連係したりして、車両上の特定操作がなされるようになっている。具体的に、シリンダ42では、ハンドルロック位置41Dから紙面時計回りにキーを所定角度回転操作した、オフ位置(OFF)41Aと、このオフ位置41Dから更に紙面時計回りにキーを回転操作したオン位置(ON)41Bと、オン位置41Bから更に紙面時計回りにキーを回転操作したスタート位置(START)41Cと、ハンドルロック位置41Dからキーを反紙面時計回りに回転操作したバッテリロック解除位置(OPEN)41Eと、にキーを回転操作することが可能となっている。
ここで、この鞍乗型電動車両1では、オン位置41Bにおいて、駆動源である電動モータMに電力が供給されないが、ブレーキランプや表示器等の各種電装系に電力が供給される状態になり、スタート位置41Cにおいて、電動モータMに、運転者のアクセル操作に応じて電力が供給される状態となる。一方、ハンドルロック位置41Dでは、ハンドルロックを行うことが可能な状態になり、オフ位置41Aでは、ハンドルロックを解除する状態になり、バッテリロック解除位置41Eでは、ロック手段24の解除を行うことが可能な状態となる。このように本実施形態においてハンドルロック機構40は、シリンダ42のキー孔41に挿し込んだキーの操作によって、ハンドル15をハンドルロック状態とする、及びロック手段24を解除することに加え、当該鞍乗型電動車両1の始動及び停止の切り替えを行うことが可能となっている。
また、シリンダ42では、図7に示すように、キーの操作によって回転するシャフト部48が、シリンダ42のキー孔41側とは反対側の端部から突出して設けられている。そして、このシャフト部48の回転によってワイヤ30が引っ張られるようになっている。
このハンドルロック機構40では、シリンダ42においてキーがハンドルロック位置41Dまで回転操作されることで、ピン部材45がステアリングシャフト12に向かって突出して、図7(B)に示す第1突出位置pr1となり、ハンドルロック規制部材46に係合することで、ステアリングシャフト12の回転を規制し、ハンドルロック状態とする。
また、キーがバッテリロック解除位置41Eまで回転操作されることで、ピン部材45がハンドルロック位置41Dにおける突出位置(図7(B)中、上記第1突出位置pr1参照)よりもさらに突出する第2突出位置pr2(図7(C)参照)となる。そして、ピン部材45が、第1の突出位置pr1から、第2突出位置pr2となる移行中に、シャフト部48がワイヤ30を引っ張り、ロック手段24が解除される。
以下、まず、ピン部材45とハンドルロック規制部材46によるハンドルロック構造について詳述すると、図7(A)に示すように、ピン部材45は、ハンドル15が転舵されていない正立状態では、ハンドルロック規制部材46に対向して、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向で内側に向けて突出するのを規制される状態になっている。したがって、ハンドル15が何ら転舵されていない状態では、ハンドルロックを行うことが不能とされている。
これに対して、図7(B),(C)に示すように、ハンドルロック規制部材46は、ハンドル15が転舵されていない状態から左右に所定角度(左に角度α、右に角度β)以上転舵された状態では、ピン部材45の突出スペースから外れる(すなわち、ピン部材45と対向しなくなる)ように、ステアリングシャフト12に固定されている。したがって、ピン部材45は、ハンドル15が左に所定角度α又は右に所定角度β以上転舵された状態では、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向で内側に向けて突出するのを許容される。
そして、この許容状態で、ピン部材45がキーの操作によって、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向で内側に突出した第1の突出位置中pr1となった際には、ピン部材45が、ハンドルロック規制部材46とステアリングシャフト12の周方向で並ぶことが可能となる。これにより、ハンドルロック機構40では、ステアリングシャフト12が、ハンドル15が左に所定角度α又は右に所定角度β以上転舵された状態から正立状態に向けて回転されると、ハンドルロック規制部材46がピン部材45に干渉することになるので、ハンドルロック状態となる。なお、前輪WFは、ハンドル15が転舵されていない状態から左に所定角度α又は右に所定角度β以上転舵された状態では、揺動軌跡C1,C2から外れている。
次に、ハンドルロック機構40におけるロック手段24の解除構造では、ピン部材45が、第1の突出位置pr1から、第2突出位置pr2となる移行中に、シリンダ42のシャフト部48がワイヤ30を引っ張り、ロック手段24が解除されることになる。そして、このシャフト部48は、ピン部材45が第1の突出位置pr1となった際に、ロック手段24を解除させるアーム部材55と係合し、ピン部材45が第2の突出位置pr2となる方向に向けてキーが更に操作されることで、アーム部材55に、ロック手段24を解除させるための作用力を付与し、アーム部材55がワイヤ30を引っ張る。
ここで、図7(B)に示すように、本実施形態では、ハンドル15が左に所定角度α以上転舵された場合には、ハンドルロック規制部材46が、ピン部材45の第1の突出位置pr1から第2突出位置pr2への突出を規制し、図7(C)に示すように、ハンドル15が右に所定角度β以上転舵された場合にのみ、ピン部材45の第1の突出位置pr1から第2突出位置pr2への突出が許容されるようになっている(図中二点鎖線で示したピン部材45を参照のこと)。
つまり、本実施形態では、ハンドル15が左に所定角度α以上転舵された場合には、キーをハンドルロック位置41Dからバッテリロック解除位置41Eに回動操作することが規制され、ハンドル15が右に所定角度β以上転舵された場合にのみ、キーをハンドルロック位置41Dからバッテリロック解除位置41Eに回動操作することが可能となっている。なお、本実施形態では、ハンドル15の転舵角は正立状態から左右で90度程度であり、仮に左に90度近くハンドル15を転舵したとしても、ハンドルロック規制部材46は、ピン部材45の第1の突出位置pr1から第2突出位置pr2への突出を規制する。
図8は、シャフト部48の径方向の断面であって、シャフト部48の構成を説明するための図であり、シャフト部48の軸線方向に沿って見たアーム部材55が示されている。
図8に示すように、本実施形態では、シャフト部48が断面視半円状に形成され、アーム部材55が、シャフト部48の同軸上に回転可能に配置された筒状のベース部56と、ベース部56の外周側から突出し、ワイヤ30と連結するアーム本体57と、を備えている。
ベース部56の内周面には、シャフト部48の軸線にその中心を沿わせて、中心角が90度程度とされた扇状の当接部58が、該ベース部56の径方向の内側に突出して形成され、シャフト部48の先端は、当接部58を避けるようにしてベース部56の内側に挿入された状態になっている。更に詳しくは、キー操作によって回転操作されていない状態でシャフト部48は、その半円状の直径方向に沿う部位を、扇状の当接部58の一辺に沿わせるようにして、ベース部56の内側に挿入された状態になっている(図8(A)に示す状態)。
シャフト部48は、シリンダ42においてキーがオフ位置41Aから、ハンドルロック位置41D及びバッテリロック解除位置41E方向に向けて回転操作されると、図8における紙面反時計回り方向に回転することなる。そして、図8(A)はシリンダ42においてオフ位置41Aにある状態を示し、この状態では、シャフト部48は、当接部58に紙面反時計回り方向から当接していない状態である。そして、図8(B)はシリンダ42においてキーがハンドルロック位置41Dまで回転操作された状態を示し、この図8(B)に示す状態では、シャフト部48がベース部56内を回転し、当接部58に紙面反時計回り方向から係合(当接)している。換言すれば、キー操作によって回転操作されていない状態でシャフト部48が当接した扇状の当接部58の一辺に対する他辺に係合した状態になっている。
そして、図8(C)は、シリンダ42においてキーがバッテリロック解除位置41Eまで更に回転操作された状態を示し、この図8(C)に示す状態では、シャフト部48が当接部58を介してベース部56を回転させており、アーム本体57がワイヤ30を引っ張っている。こうして、ロック手段24は、シリンダ42のキーの操作に連動し、ピン部材45が第2の突出位置pr2とされた際に、解除されるようになっている。
以下、上記鞍乗型電動車両1におけるバッテリ20の脱着作業について説明すると、バッテリ20を取り外す際には、まずハンドル15(ステアリングシャフト12)を、図7(C)に示すように、所定角度β以上回転させる。そして、図6を参照し、シリンダ42においてキーを、ハンドルロック位置41Dから、バッテリロック解除位置41Eまで回転操作する。これにより、ラッチ29がストライカ28を係止した状態が解除され、ロック手段24によるバッテリ20とメインフレーム4との固定状態が解除される。
そして、図3を参照し、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を、ボトムフレーム7とピボットフレーム5とが係合された係合位置P1を支点に下方に揺動させて、この際、図示は省略するが、ケーブル82を一端緊張状態として、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20の揺動を規制する。なお、この際は、ローラ25は地面に接地していない。そして、その後、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を、ラッチ29とストライカ28とのロック位置手前まで上方に揺動させつつフック84を取り外し、ここで、取っ手部80を把持しながら、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を下方に揺動して、ローラ25を地面に接地させる。そして、その後、ボトムフレーム7のフック26をピボットフレーム5のバー27から取り外し、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を車体から取り外す。
また、バッテリ20を取り付ける際には、ローラ25を接地させた状態で、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を適所に移動させ、ボトムフレーム7のフック26をピボットフレーム5のバー27に係合する。そして、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を、ボトムフレーム7とピボットフレーム5とが係合された係合位置P1を支点に上方に揺動させ、バッテリ20のストライカ28をメインフレーム4のラッチ29に係止させることで、車体にバッテリ20を取り付け、バッテリ20をストライカ28及びラッチ29を介してメインフレーム4で支持する。
以上に説明したように、本実施形態の鞍乗型電動車両1は、ヘッドパイプ3から後方に延出するメインフレーム4と、メインフレーム4の後端から下方に延出するピボットフレーム5と、メインフレーム4の前部下方において上下方向に延在するダウンフレーム6と、ダウンフレーム6の下端から後方に延出して、その後端がピボットフレーム5に連結されるボトムフレーム7と、を備え、メインフレーム4、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びピボットフレーム5で形成される空間に、バッテリ20が脱着可能に設けられる。
そして、バッテリ20は、ダウンフレーム6及びボトムフレーム7と一体になっており、ボトムフレーム7は、ピボットフレーム5との間の係合手段23によって、ピボットフレーム5に脱着可能に係合され、バッテリ20は、メインフレーム4との間のロック手段24によって、メインフレーム4に脱着可能に固定され、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20は、ロック手段24が解除されて、バッテリ20のメインフレーム4との固定が解除された際に、ボトムフレーム7とピボットフレーム5とが係合された係合位置P1を支点に揺動が許容され、ヘッドパイプ3には、ステアリングシャフト12が回転可能に支持されるとともに、ステアリングシャフト12の上方にハンドル15が配置され、その下方に前輪WFが配置され、車輪WFが、ダウンフレーム6の前方に位置しており、前輪WFは、ハンドル15が転舵されていない状態では、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20が係合位置P1を支点に揺動した際の、ダウンフレーム6、及びバッテリ20の揺動軌跡C1,C2上に位置し、バッテリ20の車体からの取り外しを規制し、ハンドル15が転舵された状態では、揺動軌跡C1,C2から外れることで、バッテリ20の車体からの取り外しを許容するようになっている。
したがって、バッテリ20と、メインフレーム4とを固定するロック手段24を解除し、ダウンフレーム6、ボトムフレーム7、及びバッテリ20を、ボトムフレーム7とピボットフレーム5との係合位置P1を支点に揺動させ、その後、ボトムフレーム7をピボットフレーム5から取り外すことで、ダウンフレーム6及びボトムフレーム7と一体のバッテリ20を取り外すことができるので、比較的緩やかに重量物であるバッテリ20の取り外し作業を行うことが可能となり、バッテリ20の取り外し作業の作業性を向上させることができる。
また、ハンドル15が転舵された際に、バッテリ20を揺動して取り外すことが許容されることで、所定の手順を行わなければバッテリ20を取り外しができない構成にされるため、簡易にバッテリ20の盗難防止効果が得られる。
さらには、ハンドル15が転舵されていない状態では、前輪WFが、ダウンフレーム6、バッテリ20の揺動軌跡上に位置するものの、ハンドル15を転舵することでバッテリ20の取り外しができるようなっているので、バッテリ20を車体取付状態で車輪側に延ばすように構成でき、バッテリ容量の確保も図ることができる。
また、この鞍乗型電動車両1には、ハンドル15の回転を規制するハンドルロック機構40が更に備えられ、ハンドルロック機構40は、キーの操作によってステアリングシャフト12に向かって突出するピン部材45と、ステアリングシャフト12の外周に配置され、ステアリングシャフト12の周方向に沿って延在するハンドルロック規制部材46と、を備えている。
そして、ピン部材45は、少なくともハンドル15が転舵されていない状態で、ハンドルロック規制部材46に対向して、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向で内側に向けて突出するのを規制され、ハンドルロック規制部材46は、ハンドル15が転舵されていない状態から左右に所定角度α,β以上転舵された状態で、ピン部材45と対向しなくなるように配置され、ピン部材45は、ハンドル15が左右に所定角度α,β以上転舵された状態で、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向で内側に向けて突出するのを許容され、前記キーの操作によって、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向で内側に突出した第1の突出位置pr1となった際に、ハンドルロック規制部材46とステアリングシャフト12の周方向で並ぶことで、ハンドル15をハンドルロック状態とする。
そして、前輪WFは、ハンドル15が転舵されていない状態から左右に前記所定角度α,β以上転舵された状態において、前記揺動軌跡C1,C2から外れており、ハンドルロック機構40においてピン部材45が、第1の突出位置pr1となり、ハンドル15をハンドルロック状態とした後に、さらにハンドルロック機構40に所定操作をすることでのみ、ロック手段24が解除されるようになっている。
この構成では、ハンドルロック状態でのみ、ロック機構が解除されてバッテリ20を揺動して取り外すことが許容されることになり、使用者が誤操作によってバッテリ20を前輪WFに干渉させることを抑制できる。
なお、具体的に本実施形態では、ピン部材45が、ハンドル15が転舵されていない状態から左右のうちの、右に所定角度β以上転舵された状態において、第1の突出位置pr1よりも更に、ステアリングシャフト12の径方向で内側に向けて突出する第2の突出位置pr2に突出することが許容され、ロック手段24は、ハンドルロック状態とした後の、キーの操作に連動し、ピン部材45が第2の突出位置pr2とされた際に、解除されるようになっている。
これによって、ロック手段24と、ハンドルロック機構40とを連動したものとし、ハンドルロック状態とされた後に、ロック手段24が解除されるようにすることで、使用者が誤操作によってバッテリ20を前輪WFに干渉させることを確実に抑制できるように図っている。
さらに、ハンドルロック機構40は、キーを挿し込まれ、挿し込まれた状態の該キーを回転操作可能とするシリンダ42を備え、シリンダ42は、前記キーの操作によって回転するシャフト部48を備え、シャフト部48は、ピン部材45が第1の突出位置pr1となった際に、ロック手段24を解除させるアーム部材55に係合し、ピン部材45が第2の突出位置pr2となる方向に向けてキーが更に操作されることで、アーム部材55に、ロック手段24を解除させるための作用力を付与する。
この構成では、キーの操作に伴って回転するシャフト部48の回転を利用して、ロック手段24の解除を行うことできる。
また、ステアリングシャフト12の外周には更に、ステアリングシャフト12の周方向に沿って延在するバッテリロック規制部材47が固定され、バッテリロック規制部材47は、ハンドルロック規制部材46よりもステアリングシャフト12の径方向の内側において、該径方向で、ハンドルロック規制部材46と少なくとも一部が重ならない位置に配置され、かつ、ハンドル15が転舵されていない状態から左右のうちの、左に所定角度α以上転舵された状態において、ピン部材45の第1の突出位置pr1から第2の突出位置pr2への突出を規制する位置に配置される。
この構成では、ハンドル15が転舵されていない状態から左に所定角度転舵された状態では、ロック手段24の解除を行えないようにすることで、決められた方向でのみロック手段24を解除可能とする構成とすることができる。
また、ダウンフレーム6とボトムフレーム7との交点には、ロック手段24の解除時に地面に接触するローラ25が設けられるので、バッテリ20の脱着作業を行い易くすることができる。
また、ハンドルロック機構40は、キーの操作によって、ハンドル15をハンドルロック状態とする、及びロック手段24を解除することに加え、当該鞍乗型電動車両1の始動及び停止の切り替えを行うことが可能である。
この構成では、始動及び停止の切替えとともに、ハンドルロック及びロック機構の解除を、単一のキーの操作で実施でき、効率的な操作手段を実現できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、バッテリ20をメインフレーム4に脱着可能に固定する例を挙げたが、ダウンフレーム6の上部をメインフレーム4に脱着可能に固定してもよい。この場合、具体的には、図9に示すように、ダウンフレーム6の上部にストライカ28を設け、メインフレーム4に設けられたラッチ29に係止するようにする。
また、上記実施形態では、ハンドル15を右に転舵した場合に、ロック手段24を解除できる構成を説明したが、左に転舵した場合にロック手段24を解除できるようにしてもよい。
1 鞍乗型電動車両
3 ヘッドパイプ
4 メインフレーム
5 ピボットフレーム
6 ダウンフレーム
12 ステアリングシャフト
15 ハンドル
20 バッテリ
23 係合手段
24 ロック手段
40 ハンドルロック機構
42 シリンダ
45 ピン部材
46 ハンドルロック規制部材
47 バッテリロック規制部材
48 シャフト部
55 アーム部材
WF 前輪

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(3)から後方に延出するメインフレーム(4)と、前記メインフレーム(4)の後端から下方に延出するピボットフレーム(5)と、前記メインフレーム(4)の前部下方において上下方向に延在するダウンフレーム(6)と、前記ダウンフレーム(6)の下端から後方に延出して、その後端が前記ピボットフレーム(5)に連結されるボトムフレーム(7)と、を備え、前記メインフレーム(4)、前記ダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記ピボットフレーム(5)で形成される空間に、バッテリ(20)が脱着可能に設けられる鞍乗型電動車両において、
    前記バッテリ(20)は、前記ダウンフレーム(6)及び前記ボトムフレーム(7)と一体になっており、
    前記ボトムフレーム(7)は、前記ピボットフレーム(5)との間の係合手段(23)によって、該ピボットフレーム(5)に脱着可能に係合され、
    前記ダウンフレーム(6)又は前記バッテリ(20)は、前記メインフレーム(4)との間のロック手段(24)によって、該メインフレーム(4)に脱着可能に固定され、
    前記ダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記バッテリ(20)は、前記ロック手段(24)が解除されて、前記ダウンフレーム(6)又は前記バッテリ(20)の前記メインフレーム(4)との固定が解除された際に、前記ボトムフレーム(7)と前記ピボットフレーム(5)とが係合された係合位置(P1)を支点に揺動が許容され、
    前記ヘッドパイプ(3)には、ステアリングシャフト(12)が回転可能に支持されるとともに、該ステアリングシャフト(12)の上方にハンドル(15)が配置され、その下方に車輪(WF)が配置され、前記車輪(WF)は、前記ダウンフレーム(6)の前方に位置しており、
    前記車輪(WF)は、
    前記ハンドル(15)が転舵されていない状態では、前記ダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記バッテリ(20)が前記係合位置(P1)を支点に揺動した際の、これらダウンフレーム(6)、前記ボトムフレーム(7)、及び前記バッテリ(20)のうちの少なくともいずれかの揺動軌跡(C1)上に位置し、前記バッテリ(20)の車体からの取り外しを規制し、
    前記ハンドル(15)が転舵された状態では、前記揺動軌跡(C1)から外れることで、前記バッテリ(20)の車体からの取り外しを許容することを特徴とする鞍乗型電動車両。
  2. 前記ハンドル(15)の回転を規制するハンドルロック機構(40)が更に備えられ、
    前記ハンドルロック機構(40)は、キーの操作によって前記ステアリングシャフト(12)に向かって突出するピン部材(45)と、前記ステアリングシャフト(12)の外周に配置され、該ステアリングシャフト(12)の周方向に沿って延在するハンドルロック規制部材(46)と、を備え、
    前記ピン部材(45)は、少なくとも前記ハンドル(15)が転舵されていない状態で、前記ハンドルロック規制部材(46)に対向して、該ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に向けて突出するのを規制され、
    前記ハンドルロック規制部材(46)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右に所定角度(α,β)以上転舵された状態で、前記ピン部材(45)と対向しなくなるように配置され、
    前記ピン部材(45)は、前記ハンドル(15)が左右に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態で、前記ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に向けて突出するのを許容され、前記キーの操作によって、前記ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に突出した第1の突出位置(pr1)となった際に、前記ハンドルロック規制部材(46)と前記ステアリングシャフト(12)の周方向で並ぶことで、前記ハンドル(15)をハンドルロック状態とし、
    前記車輪(WF)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態において、前記揺動軌跡(C1)から外れており、
    前記ハンドルロック機構(40)において前記ピン部材(45)が、前記第1の突出位置(pr1)となり、前記ハンドル(15)をハンドルロック状態とした後に、さらに前記ハンドルロック機構(40)に所定操作をすることでのみ、前記ロック手段(24)が解除されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型電動車両。
  3. 前記ピン部材(45)は、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態において、前記第1の突出位置(pr1)よりも更に、前記ステアリングシャフト(12)の径方向で内側に向けて突出する第2の突出位置(pr2)に突出することが許容され、
    前記ロック手段(24)は、前記キーの操作に連動し、前記ピン部材(45)が前記第2の突出位置(pr2)とされた際に、解除されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型電動車両。
  4. 前記ハンドルロック機構(40)は、前記キーを挿し込まれ、挿し込まれた状態の該キーを回転操作可能とするシリンダ(42)を備え、
    前記シリンダ(42)は、前記キーの操作によって回転するシャフト部(48)を備え、
    前記シャフト部(48)は、前記ピン部材(45)が前記第1の突出位置(pr1)となった際に、前記ロック手段(24)を解除させるアーム部材(55)に係合し、前記ピン部材(45)が前記第2の突出位置(pr2)となる方向に向けて前記キーが更に操作されることで、前記アーム部材(55)に、前記ロック手段(24)を解除させるための作用力を付与することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型電動車両。
  5. 前記ステアリングシャフト(12)の外周には更に、該ステアリングシャフト(12)の周方向に沿って延在するバッテリロック規制部材(47)が固定され、
    前記バッテリロック規制部材(47)は、
    前記ハンドルロック規制部材(46)よりも前記ステアリングシャフト(12)の径方向の内側において、該径方向で、前記ハンドルロック規制部材(46)と少なくとも一部が重ならない位置に配置され、
    かつ、前記ハンドル(15)が転舵されていない状態から左右のうちの、一方に前記所定角度(α,β)以上転舵された状態において、前記ピン部材(45)の前記第1の突出位置(pr1)から前記第2の突出位置(pr2)への突出を規制する位置に配置されることを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗型電動車両。
  6. 前記ハンドルロック機構(40)は、前記キーの操作によって、前記ハンドル(15)をハンドルロック状態とする、及び前記ロック手段(24)を解除することに加え、当該鞍乗型電動車両の始動及び停止の切り替えを行うことが可能であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
  7. 前記ダウンフレーム(6)と前記ボトムフレーム(7)との交点に、前記ロック手段(24)の解除時に地面に接触するローラ(25)が設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型電動車両。
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