JP2013208403A - 穴かがり縫いミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】奥閂止め部及び前閂止め部に既に縫目を形成してある糸を切断せず、且つボタン穴を小さく形成するのを防止できる穴かがり縫いミシンを提供する。
【解決手段】穴かがり縫いミシンMは、3回以上のカッター13の下降動作によってボタン穴65を形成する場合に、穴かがり縫目60を形成後に縫製を停止して、ボタン穴65の前閂止め部63側端部及び奥閂止め部64側端部に対応する両端位置に対しカッター13を下降し、ボタン穴65を形成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、穴かがり縫いミシンに関し、特に1回又は複数回のカッター落としにより、ボタン穴を形成する穴かがり縫いミシンに関する。
穴かがり縫いミシンは、加工布を布送りする布送り手段と、加工布に穴かがり縫目を形成する縫製手段と、加工布を切断してボタン穴を形成するボタン穴形成手段とを有する。穴かがり縫いミシンは、布送り手段及び縫製手段とで穴かがり縫目を形成する。穴かがり縫いミシンは、穴かがり縫目の形成時にカッターを降下して、穴かがり縫目の内側を切断し、切断穴(ボタン穴)を形成する。
従来、カッターの刃渡り長よりも大きい寸法の切断穴を形成する為にカッターを複数回連続で下降して所望の長さのボタン穴を形成するようにした穴かがり縫いミシンがある(例えば、特許文献1参照)。該穴かがり縫いミシンは、カッターを取り替えることなく、異なる長さのボタン穴を形成することができる。
特開2000−24346号公報
特許文献1の穴かがり縫いミシンは、一対の閂止め部と一対の千鳥部とからなる穴かがり縫目の縫製を行う際、千鳥部の縫製を行っている最中にカッターを下降する場合がある。例えば千鳥部の縫目ピッチが大きい場合、又はミシンモータの回転数が高速の場合には、カッターが待機位置から下降して加工布を切断するまでのわずかな時間の間に布送りによって加工布は移動する。故に、穴かがり縫いミシンは、ボタン穴を形成するカッターの下降位置の精度が低下する。
カッターの下降位置の精度が低下すると、閂止め部とカッターによる切断部との距離が安定せず、縫い上がりの品質が不安定となる。即ち、穴かがり縫いミシンは、閂止め部に既に形成してある糸を切断したり(図11、13参照)、切断部の大きさが小さくなったり(図12参照)するという問題点があった。
本発明の目的は、カッターの下降位置の精度の低下を防ぎ、閂止め部に既に縫目を形成してある糸を切断せず、且つボタン穴を小さく形成するのを防止できる穴かがり縫いミシンを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、被加工布を布送りする布送り手段と、縫針を上下動して前記被加工布に穴かがり縫目を形成する縫製手段と、前記布送り手段と前記縫製手段とを制御して、前記被加工布に対し、一方の閂止め部の一部、往千鳥縫い部、他方の閂止め部、復千鳥縫い部、前記一方の閂止め部の残りの順で前記穴かがり縫目を形成する縫製制御手段と、前記被加工布を切断してボタン穴を形成するカッターを有するボタン穴形成手段と、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成する時、前記カッターの長さ及び前記ボタン穴の長さに基づき、1回又は複数回の前記カッターの下降動作によって前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御するボタン穴形成制御手段と、を備える穴かがり縫いミシンにおいて、前記ボタン穴形成制御手段は、3回以上の前記カッターの下降動作によって前記ボタン穴を形成する場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記ボタン穴の前記一方の閂止め部側端部及び前記他方の閂止め部側端部に対応する両端位置に夫々前記カッターを下降し、且つ前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成時に、前記ボタン穴の前記両端位置の間の中間位置に夫々前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御することを特徴とする。
本願第1発明の穴かがり縫いミシンは、3回以上のカッターの下降動作によってボタン穴を形成する場合に、穴かがり縫目を形成後に縫製を停止してボタン穴の一方の閂止め部(前閂止め部)側端部及び他方の閂止め部(後閂止め部)側端部に対応する両端位置に対しカッターを下降し、ボタン穴を形成する。故に、穴かがり縫いミシンは、一方の閂止め部(前閂止め部)側端部と他方の閂止め部(後閂止め部)側端部にカッターを下降する時、位置精度が低下するのを防止できる。従って、穴かがり縫いミシンは、カッターの下降位置が所定の位置からずれ、他方の閂止め部(奥閂止め部)、一方の閂止め部(前閂止め部)に既に縫目を形成してある糸を切断したり、ボタン穴を小さく形成したりすることを回避して、縫い上がりの品質の安定化を図ることができる。
第2発明の穴かがり縫いミシンは、上記第1発明において、前記カッターの長さ及び前記ボタン穴の長さに基づいて前記カッターの下降動作の回数を判断する回数判断手段を備え、前記ボタン穴形成制御手段は、前記回数判断手段が、前記カッターの下降動作の回数を1回と判断した場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御し、前記回数判断手段が、前記カッターの下降動作の回数を2回と判断した場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記ボタン穴の前記両端位置に夫々前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御し、前記回数判断手段が、前記カッターの下降動作の回数を3回以上と判断した場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記ボタン穴の前記両端位置に夫々前記カッターを下降し、且つ前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成時に、前記ボタン穴の前記中間位置に夫々前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御することを特徴とする。
本願第2発明の穴かがり縫いミシンは、本願第1発明の穴かがり縫いミシンにおいて、カッターの下降動作の回数を判断する回数判断手段が、カッターの下降動作の回数が1回又は2回と判断した時に、穴かがり縫目を形成後に縫製を停止してボタン穴を形成する。故に、穴かがり縫いミシンは、カッターを下降する時、位置精度が低下するのを防止できる。従って、穴かがり縫いミシンは、カッターの下降位置が所定の位置からずれ、奥閂止め部、前閂止め部に既に縫目を形成してある糸を切断したり、ボタン穴を小さく形成したりすることを回避して、縫い上がりの品質の安定化を図ることができる。
本発明によれば、カッターの下降位置の精度の低下を防ぎ、奥閂止め部及び前閂止め部に既に縫目を形成してある糸を切断せず、且つボタン穴を小さく形成するのを防止することできる。
穴かがり縫いミシンの全体構造を示す斜視図である。 穴かがり縫いミシンの縫製機構の主要部を示す側面図である。 穴かがり縫いミシンの送り台駆動機構を示す斜視図である。 穴かがり縫いミシンのカッター駆動機構の主要部を示す側面図である。 穴かがり縫いミシンの電気的構成を示すブロック図である。 穴かがり縫目の平面図である。 穴かがり縫目を形成する際に設定するパラメータ項目の説明図である。 縫製データへのカッターONフラグ設定処理のフローチャートである。 穴かがり縫目の縫製処理のフローチャートである。 穴かがり縫目の縫製処理のフローチャートである。 従来の奥閂止め部の糸を切断してしまう状態を示す説明図である。 従来のボタン穴を小さく形成してしまう状態を示す説明図である。 従来の前閂止め部の糸を切断してしまう状態を示す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、図1の紙面左斜め下側、右斜め上側、左斜め上側、右斜め下側を、それぞれ穴かがり縫いミシンMの前方、後方、左方、右方とする。
図1に示すように、穴かがり縫いミシンMは、電源ボタン9と、ベッド部6と、脚柱部7と、アーム部8と、ミシンモータ2と、操作パネル4と、制御装置5とを備える。電源ボタン9は、ミシンテーブル1下面に配置してある。ベッド部6は、ミシンテーブル1上に載置してある。脚柱部7は、ベッド部6の後端部から上方に立設する。アーム部8は、脚柱部7の上端部からベッド部6と対向するように前方へ延びる。ミシンモータ2は、ベッド部6下方に設けてありミシンテーブル1の下面に位置する。ミシンモータ2は、主軸(図示略)を回転する。操作パネル4は、ミシンテーブル1上に設けてある。制御装置5は、ミシンテーブル1の下方に設けている。ミシンテーブル1は、下方にペダル3を設けてある。
図2に示すように、アーム部8は、針棒15と、カッター駆動機構14と、縫製機構18とを備える。縫製機構18は、針棒駆動機構(図示略)と、針振り機構(図示略)と、天秤駆動機構(図示略)と、糸調子装置(図示略)と、押え機構30等を備える。針棒15は、アーム部8前端内部に設けてあり、下端部に縫針16を備える。針棒駆動機構は、ミシンモータ2の駆動力を主軸(図示略)を介して針棒15に伝達し、針棒15を上下駆動する。針振り機構は、針振り用パルスモータ36(図5参照)の駆動力によって針棒15を左右に揺動する。天秤駆動機構は、縫針16に通した上糸(図示略)を引き上げる天秤(図示略)を上下駆動する。糸調子装置は、天秤を経て縫針16に至る上糸に張力を付与する。針棒駆動機構、針振り機構、天秤駆動機構及び糸調子装置は公知の技術である為、詳細な説明を省略する。押え機構30は、送り台11との間で被加工布Wを挟む布押え31と、布押え31を前端部下方に取り付けた押え腕32等を備える。
カッター駆動機構14は、被加工布Wへの穴かがり縫目60の形成後にカッター13を降下して、被加工布Wの穴かがり縫目60の内側を切断しボタン穴65を形成する。カッター駆動機構14についての詳細は、後述する(図4参照)。
穴かがり縫いミシンMは、ベッド部6の内部に回転釜(図示略)を備える。回転釜は、垂直釜であり、上下動する縫針16と協働して被加工布Wに穴かがり縫目60を形成する。
穴かがり縫いミシンMは、送り台11と送り台駆動機構12(図3参照)とを備える。送り台11は、ベッド部6の上面に設けてあり、布押え31との間で被加工布Wを上下から挟んで保持する。送り台駆動機構12は、ベッド部6の内部に設けてあり、布送り用パルスモータ24(図3参照)を駆動源として送り台11と布押え31を前後方向に移動可能である。送り台駆動機構12は、送り台11上の被加工布Wを前後方向に移動することができる。
図3を参照して、送り台11と送り台駆動機構12について説明する。送り台11は前後に長い板状である。送り台11は、ベッド部6の上面に嵌め込んだ左右一対の案内板20の間に位置する。送り台11は、左右の案内板20の間を前後に移動可能である。送り台11の前端部には、穴かがり縫目60及びボタン穴65を形成する為の前後方向に延びる長穴11aが設けてある。
送り台駆動機構12は、前後一対の可動部材21、22と、可動部材21、22を連結する前後方向に延びる連結ロッド23と、布送り用パルスモータ24と、無端状のタイミングベルト28等を備えている。前可動部材21は、送り台11の後端部下面を固定する。連結ロッド23は、可動部材21、22の左端部(図3の紙面奥側)を挿通して前後方向に延びる。連結ロッド23は、可動部材21、22の前後両側において一対の軸受25を介してミシン機枠に支持してある。連結ロッド23は、前後に移動可能である。後可動部材22の右端部は、ミシン機枠に取り付けたガイドロッド26が軸受22aを介して挿通する。後可動部材22は、ガイドロッド26によって前後方向に移動自在に支持してある。前可動部材21の右端部は、右側の案内板20の下面に取り付けたガイドロッド26aが挿通する。前可動部材21は、ガイドロッド26aによって前後方向に移動自在に支持してある。後可動部材22は、押え機構30の押え腕32の後端部が回転可能に取り付けてある。
布送り用パルスモータ24は、出力軸に駆動プーリ27が取り付けてある。駆動プーリ27の後方には、従動プーリ(図示略)が軸受(図示略)を介してミシン機枠に取り付けてある。タイミングベルト28は、駆動プーリ27及び従動プーリに掛け渡してあると共に、外周面に後可動部材22が固定してある。送り台駆動機構12は、布送り用パルスモータ24の駆動により駆動プーリ27が回転する。駆動プーリ27の回転により、可動部材22、21と共に送り台11は前後方向に移動する。
図4を参照して、カッター駆動機構14を説明する。カッター駆動機構14は、カッター13を取り付けた取付軸40と、ソレノイド(以下、単に「ソレノイド」という)45と、作動腕46と、リンク47と、バネ部材48等を備えている。取付軸40は、上下方向に延び、下端に前方に突出したホルダ41が取り付けてある。カッター13は、ホルダ41の前端部にネジ41aで固定してある。図2に示すように、カッター13は、縫針16より後方に位置する。
ソレノイド45は、アーム部8の上端部に設けてある。ソレノイド45は、通電状態に応じてプランジャ45aを突出方向及び退避方向へ駆動することができる双方向ソレノイドである。ソレノイド45のプランジャ45aは、ソレノイド45の前方に突出し、作動腕46の上端部と接続する。作動腕46は、上端部から下方に延び、且つ中央部分で前方に屈曲した左側面視略L字状に形成してある。作動腕46の中央部分は、左右方向に延びる支軸46aを介してミシン機枠に揺動可能に支持してある。尚、ソレノイド45は、本発明のカッター駆動手段に相当する。
作動腕46の前端部は、リンク47の一端部と接続する。リンク47は、作動腕46に回動可能である。リンク47は、他端部が取付軸40の上下方向略中央部に回動可能に接続する。作動腕46は、前端部と中央部分との間においてバネ部材48と接続する。バネ部材48は、作動腕46の支軸46aよりも前方部分を上方へ付勢する。カッター13は、バネ部材48によって作動腕46及びリンク47を介して上方へ付勢してあり、図4に実線で示す所定の切断待機位置に位置する。
ソレノイド45に通電すると、プランジャ45aは突出方向に突出する。プランジャ45aが突出すると、作動腕46が支軸46aを中心に反時計回り(図4において)に回動し、作動腕46及びリンク47を介して取付軸40が下降する。カッター13は、切断待機位置からバネ部材48による付勢力に抗して降下し、図4に2点鎖線で示す下方の切断位置へ移動する。カッター13は、被加工布Wの穴かがり縫目60の内側を切断し(切断動作)、ボタン穴65を形成する。
ソレノイド45への通電を停止すると、突出したプランジャ45aは退避する。ソレノイド45のプランジャ45aが退避すると、作動腕46が支軸46aを中心に時計回り(図4において)に回動し、作動腕46及びリンク47を介して取付軸40が上昇する。カッター13は上方へ移動し(戻り動作)、被加工布Wから離間する。
バネ部材48は、取付軸40からカッター13に至る機構の重量を補償する程度のものであればよい。ソレノイド45が非駆動状態の時、操作者はホルダ41を介して手動でカッター13を降下することができる。ソレノイド45は、双方向ソレノイドでなくてもよい。ソレノイド45は、少なくともカッター13を降下させればよい。
アーム部8は、取付軸40の上方に吸収部材49を備える。吸収部材49は、ソレノイド45によるカッター13の戻り動作を所定位置で規制吸収する。吸収部材49は、調節ネジ49aと、支持ネジ(図示略)と、当接片49dと、圧縮バネ49eとを備える。調節ネジ49aは、アーム部8にねじ込んで固定する。調節ネジ49aは、下端部中央に穴部(図示略)が開口する。該穴部は、上端部にネジ部(図示略)を形成する。支持ネジは、調節ネジ49a内のネジ部に下方から締め付け、下端が当接片49dを支持する。当接片49dは、取付軸40の上端40aに当接可能である。圧縮バネ49eは、支持ネジに嵌装してあり、調節ネジ49aの穴部に位置する。取付軸40の上端40aと当接片49dとの距離は、調節ネジ49aにより調節可能である。
ソレノイド45への通電が停止すると取付軸40は上昇する。取付軸40の上端40aは当接片49dに当接する。当接片49dは、圧縮バネ49eの付勢力に抗しながら支持ネジに沿って押し上げる。吸収部材49は、圧縮バネ49eの付勢力により、取付軸40の上昇、即ち、カッター13の戻り動作を規制吸収する。
図5を参照して、穴かがり縫いミシンMの制御系の電気的構成について説明する。制御装置5は、CPU5a、ROM5b、RAM5c、不揮発性メモリ5gを主要部とするマイクロコンピュータと、入力インターフェイス5dと、出力インターフェイス5eとを備え、バス5fにて夫々接続している。CPU5aは、穴かがり縫いミシンMの制御を司り、ROM5bが記憶する各種プログラムに従って、各種演算及び処理を実行する。
ROM5bは、各種の駆動機構の駆動制御、各種模様を選択する模様選択制御、各種の表示制御を含む縫製制御の制御プログラム、穴かがり縫目60とボタン穴65の形状及びサイズ等を規定する為の複数のパラメータの設定を行う設定処理プログラム、複数のパラメータに基づいて縫製データ(針落ちデータ)とボタン穴データ(カッター落とし位置データ)等を演算処理する演算処理プログラム等を格納している。
RAM5cは、操作パネル4を介して入力された各種データ、CPU5aが演算処理した演算結果を記憶する各種メモリ、ポインタ、カウンタ値等を一時的に記憶する。
不揮発性メモリ5gは、操作パネル4を介して設定された穴かがり縫目60とボタン穴65の形状及びサイズ等を規定する為の複数のパラメータを記憶する。パラメータの詳細については後述する。
入力インターフェイス5dは、ペダル位置検出センサ3aと、操作パネル4と、各種原点センサ101〜103と電気的に接続している。ペダル位置検出センサ3aは、足踏みペダル3の操作状態に応じた信号を出力する。出力インターフェイス5eは、ミシンモータ2、布送り用パルスモータ24、布押え用パルスモータ35、針振り用パルスモータ36、ソレノイド45を駆動する為の駆動回路70〜75及び操作パネル4と電気的に接続している。操作パネル4は、各種指示を入力可能なキー及び各種情報の表示用ディスプレイを備える。
送り用原点センサ101は、布送り用パルスモータ24の原点を検出する。布押え用原点センサ102は、布押え用パルスモータ35の原点を検出する。針棒左右揺動用原点センサ103は、針振り用パルスモータ36の原点を検出する。各原点センサは、例えば各ステッピングモータに設けたロータリーエンコーダ又は光学センサ等の公知のセンサである。不揮発性メモリ5gは、各原点センサ101〜103が検出した原点位置を記憶する。
図6に示すように、穴かがり縫目60は、往千鳥部61、復千鳥部62、前閂止め部63、及び奥閂止め部64を有する。穴かがり縫目60は、符号66の縫製開始位置から形成し、符号67の縫製終了位置で完了する。穴かがり縫目60は、前閂止め部63の一部、往千鳥部61、奥閂止め部64、復千鳥部62、前閂止め部63の残りの部分の順で縫製を行うことで形成する。尚、図中に示す縫製終了位置67の後の破線は、縫製終了後、被加工布Wを布送りした際の縫針16の経路を示す。
図7を参照して、穴かがり縫目60を形成する際に設定するパラメータ項目について説明する。図中黒線68はカッター13による切断位置を表しており、一例として3回の切断を行うことによりボタン穴65を形成した場合を示す。尚、図7では、黒線68は、説明の為X方向(左右方向)にずらして示す。穴かがり縫目60は、簡略化して示す。
複数のパラメータは、千鳥縫い長さAと、カッター寸法Sと、前閂止め長さD1と、奥閂止め長さD2と、前カッタースペースYEと、奥カッタースペースYSとを含む。千鳥縫い長さAは、往千鳥部61及び復千鳥部62のY方向(図7中上下方向)長さである。カッター寸法Sは、カッター13のY方向寸法である。前閂止め長さD1は、前閂止め部63のY方向長さである。奥閂止め長さD2は、奥閂止め部64のY方向長さである。前カッタースペースYEは、ボタン穴65の手前側端部位置(図7では下側)と前閂止め部63との隙間のY方向寸法である。奥カッタースペースYSは、ボタン穴65の奥側端部位置(図7では上側)と奥閂止め部64との隙間のY方向寸法である。各パラメータは、上記設定処理プログラムに基づいて、操作パネル4を用いて設定することが可能である。本実施形態では、各パラメータの単位はmmである。
制御装置5(具体的にはCPU5a)は、上記パラメータの設定に基づいて、縫製パターンを規定する縫針16の針落ち位置の座標値(針落ち点)を縫製データ(X、Y)として生成する。上記縫製データ(X、Y)の各座標系は、図7に示す前閂止め部63の手前側位置をY座標の原点とする。針落ち点は、穴かがり縫目60を形成する座標値であるステッチデータ、送り台11を移動する座標値であるフィードデータを含む。縫製データ(X、Y)は、カッター13を下降する為の下降識別子であるカッターONフラグを設定可能である。縫製データ(X、Y)は、針落ち点とカッターONフラグとを対応付けてRAM5cに記憶する。制御装置5は、適宜の針落ち点で、カッターONフラグに基づき、カッター駆動機構14に対しカッター13の下降指示を行う。
図7の例では、P1〜P3は、カッターONフラグをセットしてある針落ち点である。P1は、縫製終了位置67で縫製終了後、被加工布Wを布送りした際の縫針16の位置である。P1でカッター13の下降指示を行うと、切断位置68は、切断座標YMM[1]を前端部とする位置である。P3は、P1でカッター13の下降後、被加工布Wを布送りした際の縫針16の位置である。P3でカッター13の下降指示を行うと、切断位置68は、切断座標YMM[3]を前端部とする位置である。P2は、穴かがり縫目60の形成時の縫針16の位置である。P2でカッター13の下降指示を行うと、切断位置68は、切断座標YMM[2]を前端部とする位置である。
図8を参照して、縫製データに上記カッターONフラグを設定する際に行う処理について説明する。尚、以下では、複数回の切断を行う際の隣り合う切断位置同士のオーバーラップ量を2.0mm以上、且つ、縫針16とカッター13との間隔L(図2参照)を2.2mmとして説明する。隣り合う切断位置同士のオーバーラップ量は1.0mm以上あればよい。図8の処理は、縫製データ(X、Y)の作成する時に開始する。
CPU5aは、ボタン穴65の切断長さHOLをA−YS−YEで算出する(S10)。CPU5aは、切断回数nを算出する為に、nを1で初期化する(S20)。
CPU5aは、切断長さHOLと、カッター寸法Sとに基づき、切断回数nを算出する。CPU5aは、以下の式を満たすnを切断回数に設定し(S30:YES)、処理をS40に移行する。ただし、式中のドットは乗算を表す。
HOL≦n・S−2(n−1)
CPU5aは、式を満たさない場合(S30:NO)、nに1を加えて(S35)S30の判断を繰り返す。
CPU5aは、設定した切断回数nが1か否か判断する(S40)。切断回数nが1でない場合(S40:NO)、CPU5aは、処理をS50に移行する。切断回数nが1の場合(S40:YES)、CPU5aは、処理をS45に移行し、切断座標YMM[1]及びカッター動作座標Y[1]を算出する。
切断座標YMMは、切断位置68の前端部のY座標である。切断座標YMM[1]は、前閂止め長さD1と前カッタースペースYEとから、D1+YEで算出する。カッター動作座標Yは、切断座標YMMにカッター13を下降する為に針落ち点の座標として変換したY座標である。カッター動作座標Y[1]は、YMM[1]−2.2で算出する。2.2は、上記間隔Lである。算出したカッター動作座標Y[1]は、P1のY座標である。P1は、縫製データ(X、Y)に針落ち点の最終のステッチデータの後にフィードデータとしてカッターONフラグをセットして加える。CPU5aは、処理を終了する。
CPU5aは、設定した切断回数nが2か否か判断する(S50)。切断回数nが2の場合(S50:YES)、CPU5aは、処理をS55に移行し、切断座標YMM[1]、YMM[2]及びカッター動作座標Y[1]、Y[2]を算出する。
切断座標YMM[2]は、2箇所の切断位置68のうち、前閂止め部63側の前端部のY座標である。切断座標YMM[2]は、D1+YEで算出する。切断座標YMM[1]は、2箇所の切断位置68のうち、後閂止め部64側の前端部のY座標である。切断座標YMM[1]は、前閂止め長さD1、千鳥縫い長さA、奥カッタースペースYS、カッター寸法SからD1+A−YS−Sで算出する。カッター動作座標Y[2]は、YMM[2]−2.2で算出する。カッター動作座標Y[1]は、YMM[1]−2.2で算出する。算出したカッター動作座標Y[1]、Y[2]は、P1、P2のY座標である。P1、P2は、縫製データ(X、Y)に針落ち点の最終のステッチデータの後にフィードデータとしてカッターONフラグをセットしてP1、P2の順で加える。CPU5aは、処理を終了する。
切断回数nが2でない場合(S50:NO)、切断回数nは3以上である。CPU5aは、処理をS60、S65に移行し、切断座標YMM[1]〜YMM[n]及びカッター動作座標Y[1]〜Y[n]を算出する。CPU5aは、S60で切断座標YMM[1]、YMM[n]及びカッター動作座標Y[1]、Y[n]を算出する。
切断座標YMM[n]は、n箇所の切断位置68のうち、最も前閂止め部63側の前端部のY座標である。切断座標YMM[n]は、D1+YEで算出する。切断座標YMM[1]は、n箇所の切断位置68のうち、最も後閂止め部64側の前端部のY座標である。切断座標YMM[1]は、D1+A−YS−Sで算出する。カッター動作座標Y[n]は、YMM[n]−2.2で算出する。カッター動作座標Y[1]は、YMM[1]−2.2で算出する。算出したカッター動作座標Y[1]、Y[n]は、P1、PnのY座標である。P1、Pnは、縫製データ(X、Y)に針落ち点の最終のステッチデータの後にフィードデータとしてカッターONフラグをセットしてP1、Pnの順で加える。
CPU5aは、S65で切断座標YMM[2]〜YMM[n−1]及びカッター動作座標Y[2]〜Y[n−1]を算出する。切断座標YMM[2]〜YMM[n−1]は、それぞれ切断座標YMM[1]とYMM[n]を均等割りで算出する。例えば、切断座標YMM[2]は以下の式で算出する。
YMM[2]=YMM[1]+(YMM[n]−YMM[1])/(n−1)
カッター動作座標Y[2]〜Y[n−1]は、算出した切断座標YMM[2]〜YMM[n−1]から2.2をそれぞれ減算して算出する。CPU5aは、算出したカッター動作座標Y[2]〜Y[n−1]と針落ち点のステッチデータを比較する。CPU5aは、各カッター動作座標Y[2]〜Y[n−1]と最も近い針落ち点のステッチデータを選択し、P2〜Pn−1として縫製データ(X、Y)にカッターONフラグをセットする。CPU5aは、処理を終了する。
次に、図9及び図10を参照して穴かがり縫目60の縫製処理を説明する。縫製処理は、操作者が足踏みペダル3を操作する等により縫製開始を入力することで開始する。
CPU5aは、駆動回路71に制御信号を出力して送り用布送り用パルスモータ24を駆動すると共に、駆動回路73に制御信号を出力して針振り用パルスモータ36を駆動する。穴かがり縫いミシンMは、被加工布Wの布送り及び針棒15の揺動により縫針16を被加工布Wの縫製開始位置66に対応する位置に移動させる(S105)。
CPU5aは、駆動回路70に起動信号を出力してミシンモータ2を起動する(S115)。CPU5aは、最初のデータアドレスに対応する縫製データを読み込む(S125)。尚、このデータ読み込み時に、次回読み込みを円滑に行うためにデータアドレスを次に進める。
CPU5aは、S125で読み込んだ縫製データにカッターONフラグがセットしてあるか否かを判断する(S135)。カッターONフラグがセットしてある場合(S135:YES)、CPU5aは、駆動回路75にカッター13の下降指令信号を出力する(S140)。ソレノイド45のプランジャ45aが前方に突出し、カッター13が下降して送り台11上の被加工布Wを切断する。S125で読み込んだ縫製データにカッターONフラグがセットされていない場合(S135:NO)、CPU5aは、処理をS145に移行する。
CPU5aは、S125で読み込んだ縫製データがミシンモータ2の停止に対応するミシン停止データであるか否かを判断する(S145)。ミシン停止データである場合(S145:YES)、CPU5aは、駆動回路70に停止信号を出力してミシンモータ2を停止する(S150)。CPU5aは、処理をS205(図10参照)に移行する。ミシン停止データでない場合(S145:NO)、CPU5aは、処理をS155に移行する。
CPU5aは、S125で読み込んだ縫製データが、ステッチデータであるか否かを判断する(S155)。ステッチデータでない場合(S155:NO)、CPU5aは、処理を後述のS175に移行する。ステッチデータである場合(S155:YES)、CPU5aは、1針分の縫製を行い、所定の布送りタイミングとなったか否かを判断する(S165)。CPU5aは、所定の布送りタイミングとなるまで待機する(S165:NO、S165)。所定の布送りタイミングとなった場合(S165:YES)、CPU5aは、処理をS175に移行する。
CPU5aは、駆動回路71に制御信号を出力して送り用布送り用パルスモータ24を駆動すると共に、駆動回路73に制御信号を出力して針振り用パルスモータ36を駆動する(S175)。穴かがり縫いミシンMは、被加工布Wを1針分布送りすると共に針棒15を揺動する。CPU5aは、処理をS125に戻し、S125〜S175の処理を繰り返す。
図10に示すように、S150でミシンモータ2を停止すると、CPU5aは、現在のデータアドレスに対応する縫製データを読み込む(S205)。CPU5aは、S205で読み込んだ縫製データが縫製終了を示すエンドデータであるか否かを判断する(S215)。エンドデータである場合(S215:YES)、CPU5aは、処理を終了する。エンドデータでない場合(S215:NO)、CPU5aは、駆動回路71に制御信号を出力して送り用布送り用パルスモータ24を駆動すると共に、駆動回路73に制御信号を出力して針振り用パルスモータ36を駆動する(S225)。穴かがり縫いミシンMは、被加工布Wを1針分布送りすると共に針棒15を揺動する。
CPU5aは、S205で読み込んだ縫製データにカッターONフラグがセットしてあるか否かを判断する(S235)。カッターONフラグがセットされていない場合(S235:NO)、CPU5aは、処理をS205に戻す。カッターONフラグがセットしてある場合(S235:YES)、CPU5aは、駆動回路75にカッター13の下降指令信号を出力する(S240)。ソレノイド45のプランジャ45aが前方に突出し、カッター13が下降して送り台11上の被加工布Wを切断する。CPU5aは、処理をS205に戻し、S205〜S240の処理を繰り返す。
図7に示す例では、穴かがり縫いミシンMは縫製を開始する際に、縫針16を被加工布Wの縫製開始位置66に移動し(S105)、ミシンモータ2を起動する(S115)。読み込んだ複数の縫製データに基づき、穴かがり縫いミシンMは前閂止め部63の一部、往千鳥部61、奥閂止め部64、復千鳥部62、前閂止め部63の残りの部分の順で縫製し、対応する穴かがり縫目60を形成する。この時、前閂止め部63の縫製時に読み込んだ縫製データP2にカッターONフラグが設定してあるので(S135:YES)、穴かがり縫いミシンMはカッター13を下降して送り台11上の被加工布Wを切断する(S140)。
前閂止め部63の縫製後、ミシンモータ2はミシン停止データに基づき停止する(S145:YES、S150)。ミシンモータ2の停止後読み込んだ縫製データP1にカッターONフラグを設定しているので(S235:YES)、穴かがり縫いミシンMはカッター13を下降して2回目の切断を実行する(S240)。
次に読み込んだ縫製データP3に次のカッターONフラグを設定しているので(S235:YES)、穴かがり縫いミシンMはカッター13を下降して3回目の切断を実行する(S240)。穴かがり縫いミシンMはエンドデータに従って処理を終了する(S215:YES)。従って、穴かがり縫いミシンMは、3箇所の切断位置68のうち、前閂止め部63側と後閂止め部64側(P3とP1に相当)を穴かがり縫目60の形成後にミシンモータ2が停止してからカッター13を下降するようにし、前閂止め部63側と後閂止め部64側以外(P2に相当)を穴かがり縫目60の形成時にカッター13を下降する。
以上説明した本実施形態の穴かがり縫いミシンMは、切断回数nが3回以上である場合には、切断位置68のうち、前閂止め部63側と後閂止め部64側の両端を、針落ち点の最終のステッチデータの後にフィードデータとしてカッターONフラグをセットし、両端以外を針落ち点のステッチデータにカッターONフラグをセットした縫製データとする。即ち、穴かがり縫いミシンMは、前閂止め部63側と後閂止め部64側の両端を穴かがり縫目60の形成後にミシンモータ2が停止してからカッター13を下降するようにし、両端以外を穴かがり縫目60の形成時にカッター13を下降する。故に、穴かがり縫いミシンMは、前閂止め部63側と後閂止め部64側の両端の切断位置68にカッター13を下降する時、位置精度が低下するのを防止できる。従って、穴かがり縫いミシンMは、奥閂止め部64及び前閂止め部63に既に縫目を形成してある糸を切断したり、ボタン穴65を小さく形成したりするのを防ぎ、穴かがり縫目60の縫い上がりの品質の安定化を図ることができる。
穴かがり縫いミシンMは、切断回数nが1回である場合には、針落ち点の最終のステッチデータの後にフィードデータとしてカッターONフラグをセットする。穴かがり縫いミシンMは、切断回数nが2回である場合には、前閂止め部63側と後閂止め部64側の両端を、針落ち点の最終のステッチデータの後にフィードデータとしてカッターONフラグをセットする。即ち、穴かがり縫いミシンMは、切断回数nが1回又は2回の場合、穴かがり縫目60の形成後にミシンモータ2が停止してからカッター13を下降する。故に、穴かがり縫いミシンMは、切断位置68にカッター13を下降する時、位置精度が低下するのを防止できる。従って、穴かがり縫いミシンMは、奥閂止め部64及び前閂止め部63に既に縫目を形成してある糸を切断したり、ボタン穴65を小さく形成したりするのを防ぎ、穴かがり縫目60の縫い上がりの品質の安定化を図ることができる。
尚、送り台駆動機構12は、本発明の「布送り手段」に相当する。縫製機構18は、本発明の「縫製手段」に相当する。図9、図10の穴かがり縫目の縫製処理を実行するCPU5aは、本発明の「縫製制御手段」に相当する。カッター駆動機構14は、本発明の「ボタン穴形成手段」に相当する。S140、S240の処理を実行するCPU5aは、本発明の「ボタン穴形成制御手段」に相当する。S40、S50の処理を実行するCPU5aは、本発明の「回数判断手段」に相当する。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、4回以上のカッター13の下降動作によってボタン穴を形成する場合にも同様に適用可能である。
5 制御装置
12 送り台駆動機構(布送り手段)
13 カッター
18 縫製機構(縫製手段)
32 縫針
60 穴かがり縫目
61 往千鳥部
62 復千鳥部
63 前閂止め部
64 奥閂止め部
65 ボタン穴
M 穴かがり縫いミシン

Claims (2)

  1. 被加工布を布送りする布送り手段と、
    縫針を上下動して前記被加工布に穴かがり縫目を形成する縫製手段と、
    前記布送り手段と前記縫製手段とを制御して、前記被加工布に対し、一方の閂止め部の一部、往千鳥縫い部、他方の閂止め部、復千鳥縫い部、前記一方の閂止め部の残りの順で前記穴かがり縫目を形成する縫製制御手段と、
    前記被加工布を切断してボタン穴を形成するカッターを有するボタン穴形成手段と、
    前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成する時、前記カッターの長さ及び前記ボタン穴の長さに基づき、1回又は複数回の前記カッターの下降動作によって前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御するボタン穴形成制御手段と、
    を備える穴かがり縫いミシンにおいて、
    前記ボタン穴形成制御手段は、
    3回以上の前記カッターの下降動作によって前記ボタン穴を形成する場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記ボタン穴の前記一方の閂止め部側端部及び前記他方の閂止め部側端部に対応する両端位置に夫々前記カッターを下降し、且つ前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成時に、前記ボタン穴の前記両端位置の間の中間位置に夫々前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御する
    ことを特徴とする穴かがり縫いミシン。
  2. 前記カッターの長さ及び前記ボタン穴の長さに基づいて前記カッターの下降動作の回数を判断する回数判断手段を備え、
    前記ボタン穴形成制御手段は、
    前記回数判断手段が、前記カッターの下降動作の回数を1回と判断した場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御し、
    前記回数判断手段が、前記カッターの下降動作の回数を2回と判断した場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記ボタン穴の前記両端位置に夫々前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御し、
    前記回数判断手段が、前記カッターの下降動作の回数を3回以上と判断した場合に、前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成後に縫製を停止した時、前記ボタン穴の前記両端位置に夫々前記カッターを下降し、且つ前記縫製制御手段が前記穴かがり縫目を形成時に、前記ボタン穴の前記中間位置に夫々前記カッターを下降して前記ボタン穴を形成するように前記ボタン穴形成手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の穴かがり縫いミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103485085A (zh) * 2013-10-17 2014-01-01 际华三五四三针织服饰有限公司 用于平缝机的开袋刀及平缝机

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