JP2013208381A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、トップシート2、バックシート3および吸収体4を備えた本体部10と本体部10の両側に配置されたウイング部6とを含む吸収性物品1であって、本体部10は、吸収体4とバックシート3との間に設けられた折曲抑制シート5をさらに備え、折曲抑制シート5の幅方向の両側の縁51は、吸収体4の側面41よりも幅方向外側に位置し、折曲抑制シート5が設けられている領域が、折曲抑制シート5が設けられていない領域に比べて吸収性物品1が折り曲げにくくなるように折曲抑制シート5は吸収性物品1に剛性を付与する。
【選択図】図5
Description
すなわち、本発明は、長手方向および幅方向を有し、肌側に設けられた液透過性のトップシート、着衣側に設けられた液不透過性のバックシートおよび該トップシートと該バックシートとの間に設けられ幅方向の両側に長手方向に延びる側面を含む液保持性の吸収体を備えた本体部と、該本体部の両側縁から幅方向に延出するように該本体部の両側に配置されたウイング部とを含む吸収性物品であって、本体部は、吸収体とバックシートとの間に設けられ、幅方向の両側に長手方向に延びる縁を含む折曲抑制シートをさらに備え、折曲抑制シートの幅方向の両側の縁は、吸収体の側面よりも幅方向外側に位置し、折曲抑制シートが設けられている領域が、折曲抑制シートが設けられていない領域に比べて吸収性物品が折り曲げにくくなるように、折曲抑制シートは吸収性物品に剛性を付与する。
IOB=無機性値/有機性値
により算出される値を意味する。
Mw=ΣNiMi 2/ΣNiMi
により求められるMwを意味する。
機種:(株)日立ハイテクノロジーズ製 高速液体クロマトグラム Lachrom Elite
カラム:昭和電工(株)製 SHODEX KF−801、KF−803およびKF−804
溶離液:THF
流量 :1.0mL/分
打込み量:100μL
検出:RI(示差屈折計)
なお、本明細書の実施例に記載される重量平均分子量は、上記条件により測定したものである。
(i)炭化水素、
(ii) (ii−1)炭化水素部分と、(ii−2)上記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル基(−CO−)およびオキシ基(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基とを有する化合物、および
(iii) (iii−1)炭化水素部分と、(iii−2)上記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル基(−CO−)およびオキシ基(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基と、(iii−3)上記炭化水素部分の水素原子を置換する、カルボキシル基(−COOH)およびヒドロキシル基(−OH)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基とを有する化合物、
ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択される。
(i’)炭化水素、
(ii’) (ii’−1)炭化水素部分と、(ii’−2)上記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、カーボネート結合(−OCOO−)、およびエーテル結合(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる結合とを有する化合物、および
(iii’) (iii’−1)炭化水素部分と、(iii’−2)上記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、カーボネート結合(−OCOO−)、およびエーテル結合(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる結合と、(iii’−3)上記炭化水素部分の水素原子を置換する、カルボキシル基(−COOH)およびヒドロキシル基(−OH)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基とを有する化合物、
ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択される。
(A) (A1)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する2〜4個のヒドロキシル基とを有する化合物と、(A2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のカルボキシル基とを有する化合物とのエステル、
(B) (B1)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する2〜4個のヒドロキシル基とを有する化合物と、(B2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物とのエーテル、
(C) (C1)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する、2〜4個のカルボキシル基とを含むカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸またはオキソ酸と、(C2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物とのエステル、
(D)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、エーテル結合(−O−)、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、およびカーボネート結合(−OCOO−)から成る群から選択されるいずれか1つの結合とを有する化合物、
(E)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール、またはそのアルキルエステルもしくはアルキルエーテル、および
(F)鎖状炭化水素、
ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択される。以下、(A)〜(F)に従う血液改質剤について詳細に説明する。
(A) (A1)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する2〜4個のヒドロキシル基とを有する化合物と、(A2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のカルボキシル基とを有する化合物とのエステル(以下、「化合物(A)」と称する場合がある)は、上述のIOB、融点および水溶解度を有する限り、全てのヒドロキシル基がエステル化されていなくともよい。
(A2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のカルボキシル基とを有する化合物(以下、「化合物(A2)」と称する場合がある)としては、たとえば、炭化水素上の1つの水素原子が、1つのカルボキシル基(−COOH)で置換された化合物、たとえば、脂肪酸が挙げられる。
化合物(A)としては、たとえば、(a1)鎖状炭化水素テトラオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、(a2)鎖状炭化水素トリオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、および(a3)鎖状炭化水素ジオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステルが挙げられる。
上記鎖状炭化水素テトラオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステルとしては、たとえば、次の式(1):
(式中、R1〜R4は、それぞれ、鎖状炭化水素である)
上記鎖状炭化水素トリオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステルとしては、たとえば、次の式(5):
のグリセリンと脂肪酸とのモノエステルが挙げられる。
上記鎖状炭化水素ジオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステルとしては、たとえば、C2〜C6の鎖状炭化水素ジオール、たとえば、C2〜C6のグリコール、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコールまたはヘキシレングリコールと、脂肪酸とのモノエステルまたはジエステルが挙げられる。
R8COOCkH2kOCOR9 (8)
(式中、kは、2〜6の整数であり、そしてR8およびR9は、それぞれ、鎖状炭化水素である)
のC2〜C6グリコールと脂肪酸とのジエステル、および次の式(9):
R8COOCkH2kOH (9)
(式中、kは、2〜6の整数であり、そしてR8は、鎖状炭化水素である)
のC2〜C6グリコールと脂肪酸とのモノエステルが挙げられる。
(B) (B1)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する2〜4個のヒドロキシル基とを有する化合物と、(B2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物とのエーテル(以下、「化合物(B)」と称する場合がある)は、上述のIOB、融点および水溶解度を有する限り、全てのヒドロキシル基がエーテル化されていなくともよい。
(B2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物(以下、「化合物(B2)」と称する場合がある)としては、たとえば、炭化水素の1個の水素原子が、1個のヒドロキシル基(−OH)で置換された化合物、たとえば、脂肪族1価アルコール、たとえば、飽和脂肪族1価アルコールおよび不飽和脂肪族1価アルコールが挙げられる。
の、ペンタエリトリトールと脂肪族1価アルコールとのテトラエーテル、トリエーテル、ジエーテルおよびモノエーテルが挙げられる。
の、グリセリンと脂肪族1価アルコールとのトリエーテル、ジエーテルおよびモノエーテルが挙げられる。
R17OCnH2nOR18 (17)
(式中、nは、2〜6の整数であり、そしてR17およびR18は、それぞれ、鎖状炭化水素である)
のC2〜C6グリコールと脂肪族1価アルコールとのジエーテル、および次の式(18):
R17OCnH2nOH (18)
(式中、nは、2〜6の整数であり、そしてR17は、鎖状炭化水素である)
のC2〜C6グリコールと脂肪族1価アルコールとのモノエーテルが挙げられる。
(C) (C1)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する、2〜4個のカルボキシル基とを含むカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸またはオキソ酸と、(C2)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物とのエステル(以下、「化合物(C)」と称する場合がある)は、上述のIOB、融点および水溶解度を有する限り、全てのカルボキシル基がエステル化されていなくともよい。
(D)鎖状炭化水素部分と、上記鎖状炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、エーテル結合(−O−)、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、およびカーボネート結合(−OCOO−)から成る群から選択されるいずれか1つの結合とを有する化合物(以下、「化合物(D)」と称する場合がある)としては、(d1)脂肪族1価アルコールと脂肪族1価アルコールとのエーテル、(d2)ジアルキルケトン、(d3)脂肪酸と脂肪族1価アルコールとのエステル、および(d4)ジアルキルカーボネートが挙げられる。
上記脂肪族1価アルコールと脂肪族1価アルコールとのエーテルとしては、次の式(19):
R19OR20 (19)
(式中、R19およびR20は、それぞれ、鎖状炭化水素である)
を有する化合物が挙げられる。
上記ジアルキルケトンとしては、次の式(20):
R21COR22 (20)
(式中、R21およびR22は、それぞれ、アルキル基である)
を有する化合物が挙げられる。
上記脂肪酸と脂肪族1価アルコールとのエステルとしては、たとえば、次の式(21):
R23COOR24 (21)
(式中、R23およびR24は、それぞれ、鎖状炭化水素である)
を有する化合物が挙げられる。
上記ジアルキルカーボネートとしては、次の式(22):
R25OC(=O)OR26 (22)
(式中、R25およびR26は、それぞれ、アルキル基である)
を有する化合物が挙げられる。
上記ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール、またはそのエステルもしくはエーテル(以下、化合物(E)と称する場合がある)としては、(e1)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール、(e2)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、(e3)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテル、(e4)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと、鎖状炭化水素テトラカルボン酸、鎖状炭化水素トリカルボン酸、または鎖状炭化水素ジカルボン酸とのエステル、および(e5)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと、鎖状炭化水素テトラオール、鎖状炭化水素トリオール、または鎖状炭化水素ジオールとのエーテルが挙げられる。以下、説明する。
上記ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールは、i)オキシC2〜C6アルキレン骨格、すなわち、オキシエチレン骨格、オキシプロピレン骨格、オキシブチレン骨格、オキシペンチレン骨格、およびオキシヘキシレン骨格からなる群から選択されるいずれか1種の骨格を有しかつ両末端にヒドロキシ基を有するホモポリマー、ii)上記群から選択される2種以上の骨格を有しかつ両末端にヒドロキシ基を有するブロックコポリマー、またはiii)上記群から選択される2種以上の骨格を有しかつ両末端にヒドロキシ基を有するランダムコポリマーを意味する。
HO−(CmH2mO)n−H (23)
(式中、mは2〜6の整数である)
により表わされうる。
上記ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪酸とのエステルとしては、「(e1)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール」の項で説明したポリオキシC2〜C6アルキレングリコールのOH末端の一方または両方が、脂肪酸によりエステル化されているもの、すなわち、モノエステルおよびジエステルが挙げられる。
上記ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテルとしては、「(e1)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール」の項で説明したポリオキシC2〜C6アルキレングリコールのOH末端の一方または両方が、脂肪族1価アルコールによりエーテル化されているもの、すなわち、モノエーテルおよびジエーテルが挙げられる。ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテルにおいて、エーテル化すべき脂肪族1価アルコールとしては、たとえば、「化合物(B)」の項で列挙されている脂肪族1価アルコールが挙げられる。
上記ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと、鎖状炭化水素テトラカルボン酸、鎖状炭化水素トリカルボン酸、または鎖状炭化水素ジカルボン酸とのエステルにおいて、エステル化すべきポリオキシC2〜C6アルキレングリコールとしては、「(e1)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール」の項で説明したポリオキシC2〜C6アルキレングリコールが挙げられる。また、エステル化すべき鎖状炭化水素テトラカルボン酸、鎖状炭化水素トリカルボン酸、および鎖状炭化水素ジカルボン酸としては、「化合物(C)」の項で説明されるものが挙げられる。
上記ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと、鎖状炭化水素テトラオール、鎖状炭化水素トリオール、または鎖状炭化水素ジオールとのエーテルにおいて、エーテル化すべきポリオキシC2〜C6アルキレングリコールとしては、「(e1)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール」の項で説明したポリオキシC2〜C6アルキレングリコールが挙げられる。また、エーテル化すべき鎖状炭化水素テトラオール、鎖状炭化水素トリオール、および鎖状炭化水素ジオールとしては、「化合物(A)」の項で説明されるもの、たとえば、ペンタエリトリトール、グリセリン、およびグリコールが挙げられる。
上記鎖状炭化水素は、上記無機性値が0であることから、IOBが0.00であり、そして水溶解度がほぼ0gであるので、融点が約45℃以下のものであれば、上記血液改質剤に含まれうる。上記鎖状炭化水素としては、たとえば、(f1)鎖状アルカン、たとえば、直鎖アルカンおよび分岐鎖アルカンが挙げられ、たとえば、直鎖アルカンの場合には、融点が約45℃以下であることを考慮すると、おおむね、炭素数が22以下のものが含まれる。また、蒸気圧を考慮すると、おおむね、炭素数が13以上のものが含まれる。分岐鎖アルカンの場合には、直鎖アルカンよりも、同一炭素数において、融点が低くなる場合があるため、炭素数が22以上のものも含まれうる。上記炭化水素の市販品としては、たとえば、パールリーム6(日油株式会社)が挙げられる。
[リウェット率および吸収体移行速度の評価]
[血液改質剤のデータ]
市販の生理用ナプキンを準備した。当該生理用ナプキンは、親水剤で処理されたエアスルー不織布(ポリエステルおよびポリエチレンテレフタレートから成る複合繊維、坪量:35g/m2)から形成されたトップシートと、エアスルー不織布(ポリエステルおよびポリエチレンテレフタレートから成る複合繊維、坪量:30g/m2)から形成されたセカンドシートと、パルプ(坪量:150〜450g/m2、中央部ほど多い)、アクリル系高吸収ポリマー(坪量:15g/m2)およびコアラップとしてのティッシュを含む吸収体と、撥水剤処理されたサイドシートと、ポリエチレンフィルムから成るバックシートとから形成されていた。
[(a1)鎖状炭化水素テトラオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル]
・ユニスター H−408BRS,日油株式会社製
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリトール,重量平均分子量:約640
・ユニスター H−2408BRS−22,日油株式会社製
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリトールと、ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコールとの混合物(58:42,重量比),重量平均分子量:約520
・Cetiol SB45DEO,コグニスジャパン株式会社製
脂肪酸が、オレイン酸またはステアリル酸である、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル
・SOY42,日油株式会社製
C14の脂肪酸:C16の脂肪酸:C18の脂肪酸:C20の脂肪酸(飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸の両方を含む)がおおよそ0.2:11:88:0.8の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:880
C8の脂肪酸:C10の脂肪酸:C12の脂肪酸がおおよそ37:7:56の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約570
・トリCL油脂肪酸グリセリド,日油株式会社製
C8の脂肪酸:C12の脂肪酸がおおよそ44:56の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約570
C8の脂肪酸:C10の脂肪酸がおおよそ85:15の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約480
・パナセート800,日油株式会社製
脂肪酸が全てオクタン酸(C8)である、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約470
脂肪酸が全て2−エチルヘキサン酸(C8)である、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約470
・NA36,日油株式会社製
C16の脂肪酸:C18の脂肪酸:C20の脂肪酸(飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸の両方を含む)がおおよそ5:92:3の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約880
C8の脂肪酸:C10の脂肪酸:C12の脂肪酸:C14の脂肪酸:C16の脂肪酸(飽和脂肪酸および不飽和脂肪酸の両方を含む)がおおよそ4:8:60:25:3の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:670
・カプリル酸ジグリセリド,日油株式会社製
脂肪酸がオクタン酸である、グリセリンと脂肪酸とのジエステル,重量平均分子量:340
・コムポールBL,日油株式会社製
ブチレングリコールのドデカン酸(C12)モノエステル,重量平均分子量:約270
・コムポールBS,日油株式会社製
ブチレングリコールのオクタデカン酸(C18)モノエステル,重量平均分子量:約350
・ユニスター H−208BRS,日油株式会社製
ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール,重量平均分子量:約360
・O−アセチルクエン酸トリブチル,東京化成工業株式会社製
重量平均分子量:約400
・アジピン酸ジオクチル,和光純薬工業製
重量平均分子量:約380
・エレクトールWE20,日油株式会社製
ドデカン酸(C12)と、ドデシルアルコール(C12)とのエステル,重量平均分子量:約360
・エレクトールWE40,日油株式会社製
テトラデカン酸(C14)と、ドデシルアルコール(C12)とのエステル,重量平均分子量:約390
・ユニオールD−1000,日油株式会社製
ポリプロピレングリコール,重量平均分子量:約1,000
・ユニオールD−1200,日油株式会社製
ポリプロピレングリコール,重量平均分子量:約1,200
・ユニオールD−3000,日油株式会社製
ポリプロピレングリコール,重量平均分子量:約3,000
ポリプロピレングリコール,重量平均分子量:約4,000
・ユニオールPB500,日油株式会社製
ポリブチレングリコール,重量平均分子量:約500
・ユニオールPB700,日油株式会社製
ポリオキシブチレンポリオキシプロピレングリコール,重量平均分子量:約700
ポリブチレングリコール,重量平均分子量:約1000
[(e2)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル]
・ウィルブライトcp9,日油株式会社製
ポリブチレングリコールの両末端のOH基が、ヘキサデカン酸(C16)によりエステル化された化合物,重量平均分子量:約1,150
・ユニルーブMS−70K,日油株式会社製
ポリプロピレングリコールのステアリルエーテル,約15の繰返し単位,重量平均分子量:約1,140
・ユニルーブ5TP−300KB
ペンタエリトリトール1モルに、エチレンオキシド5モルと、プロピレンオキシド65モルとを付加させることにより生成した、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリスリトールエーテル,重量平均分子量:4,130
ポリプロピレングリコールのグリセリルエーテル,約16の繰返し単位,重量平均分子量:約3,000
・ユニオール TG−4000,日油株式会社製
ポリプロピレングリコールのグリセリルエーテル,約16の繰返し単位,重量平均分子量:約4,000
・パールリーム6,日油株式会社製
流動イソパラフィン、イソブテンおよびn-ブテンを共重合し、次いで水素を付加することにより生成された分岐鎖炭化水素、重合度:約5〜約10,重量平均分子量:約330
・NA50,日油株式会社製
NA36に水素を付加し、原料である不飽和脂肪酸に由来する二重結合の比率を下げたグリセリンと脂肪酸とのトリエステル,重量平均分子量:約880
・(カプリル酸/カプリン酸)モノグリセリド,日油株式会社製
オクタン酸(C8)およびデカン酸(C10)がおおよそ85:15の重量比で含まれている、グリセリンと脂肪酸とのモノエステル,重量平均分子量:約220
・Monomuls 90−L2ラウリン酸モノグリセリド,コグニスジャパン株式会社製
重量平均分子量:約230
・リンゴ酸ジイソステアリル
重量平均分子量:約640
・ユニオールD−400,日油株式会社製
ポリプロピレングリコール,重量平均分子量:約400
ポリエチレングリコール,重量平均分子量:約1,500〜約1,600
・ノニオンS−6,日油株式会社製
ポリオキシエチレンモノステアレート、約7の繰返し単位、重量平均分子量:約880
・ウィルブライトs753,日油株式会社製
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシブチレングリセリン,重量平均分子量:約960
ポリプロピレングリコールのグリセリルエーテル,約6の繰返し単位,重量平均分子量:約330
・ユニオール TG−1000,日油株式会社製
ポリプロピレングリコールのグリセリルエーテル,約16の繰返し単位,重量平均分子量:約1,000
ポリプロピレングリコールのジグリセリルエーテル,約9の繰返し単位,重量平均分子量:約700
・ユニオックスHC60,日油株式会社製
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,重量平均分子量:約3,570
・ワセリン,コグニスジャパン株式会社製
石油に由来する炭化水素、半固形
上述の手順にしたがって、リウェット率と、吸収体移行速度とを測定した。結果を、下記表2に示す。
各血液改質剤を含むトップシートの上に、穴の開いたアクリル板(200mm×100mm,125g,中央に、40mm×10mmの穴が開いている)を置き、上記穴から、37±1℃のウマEDTA血(ウマの血液に、凝結防止のため、エチレンジアミン四酢酸(以下、「EDTA」と称する)が添加されたもの)3gを、ピペットを用いて滴下(1回目)し、1分後、37±1℃のウマEDTA血3gを、アクリル板の穴から、ピペットで再度滴下した(2回目)。
リウェット率(%)=100×(試験後のろ紙質量−当初のろ紙質量)/6
リウェット率と、吸収体移行速度の結果を、以下の表2に示す。
◎:血液の赤さがほとんど残っておらず、血液が存在した場所と、存在していない場所の区別がつかない
○:血液の赤さが若干残っているが、血液の存在した場所と、存在していない場所の区別がつきいにくい
△:血液の赤さが若干残っており、血液が存在した場所が分かる
×:血液の赤さがそのまま残っている
結果を、併せて下記表2に示す。
動物の各種血液に関して、上述の手順にしたがって、リウェット率を評価した。実験に用いられた血液は、以下の通りである。
[動物種]
(1)ヒト
(2)ウマ
(3)ヒツジ
・脱繊維血:血液を採取後、ガラスビーズと共に、三角フラスコ内で約5分間撹拌したもの
・EDTA血:静脈血65mLに、12%EDTA・2K生理食塩液0.5mLを添加したもの
血清または血漿:それぞれ、脱繊維血またはEDTA血を、室温下で、約1900Gで10分間遠心分離した後の上清
血球:血液から血清を除去し、残差をリン酸緩衝生理食塩液(PBS)で2回洗浄し、次いで除去した血清分のリン酸緩衝生理食塩液を加えたもの
結果を、下記表3に示す。
[血液保持性の評価]
血液改質剤を含むトップシートと、血液改質剤を含まないトップシートとにおける血液保持性を評価した。
(1)エアスルー不織布(ポリエステルおよびポリエチレンテレフタレートから成る複合繊維、坪量:35g/m2)から形成されたトップシートの肌当接面に、トリC2L油脂肪酸グリセリドを、コントロールシームHMAガンを用いて微粒化し、坪量がおおよそ5g/m2となるように塗布する。また、比較のため、トリC2L油脂肪酸グリセリドを塗布していないものも準備する。次いで、トリC2L油脂肪酸グリセリドが塗布されているトップシートと、塗布されていないトップシートとの両方を、0.2gの大きさにカットし、セルストレイナー+トップシートの質量(a)を正確に測定する。
(3)セルストレイナーを、遠心管にセットし、スピンダウンして、余剰のウマEDTA血を取り除く。
(4)セルストレイナー+ウマEDTA血を含むトップシートの重量(b)を測定する。
(5)下式にしたがって、トップシート1g当たりの当初吸収量(g)を算出する。
当初吸収量=[重量(b)−重量(a)]/0.2
(6)セルストレイナーを、遠心管に再セットし、室温下、約1200Gで1分間遠心分離する。
(8)下式にしたがって、トップシート1g当たりの試験後吸収量(g)を算出する。
試験後吸収量=[重量(c)−重量(a)]/0.2
(9)下式にしたがって血液保持率(%)を算出した。
血液保持率(%)=100×試験後吸収量/当初吸収量
なお、測定は3回行い、その平均値を採用した。結果を、下記表4に示す。
[血液改質剤を含む血液の粘性]
血液改質剤を含む血液の粘性を、Rheometric Expansion System ARES(Rheometric Scientific,Inc)を用いて測定した。ウマ脱繊維血に、パナセート810sを2質量%添加し、軽く撹拌して試料を形成し、直径50mmのパラレルプレートに試料を載せ、ギャップを100μmとし、37±0.5℃で粘度を測定した。パラレルプレートゆえ、試料に均一なせん断速度はかかっていないが、機器に表示された平均せん断速度は、10s-1であった。
[血液改質剤を含む血液の顕微鏡写真]
健常ボランティアの経血をサランラップ(商標)上に採取し、その一部に、10倍の質量のリン酸緩衝生理食塩水中に分散されたパナセート810sを、パナセート810sの濃度が1質量%となるように添加した。経血を、スライドグラスに適下し、カバーグラスをかけ、光学顕微鏡にて、赤血球の状態を観察した。血液改質剤を含まない経血の顕微鏡写真を図14(a)に、そしてパナセート810sを含む経血の顕微鏡写真を図14(b)に示す。
[血液改質剤を含む血液の表面張力]
血液改質剤を含む血液の表面張力を、協和界面科学社製接触角計 Drop Master500を用い、ペンダントドロップ法にて測定した。表面張力は、ヒツジ脱繊維血に、所定の量の血液改質剤を添加し、十分振とうした後に測定した。測定は、機器が自動で行うが、密度γは、以下の式により求められる(図15を参照)。
g:重力定数
1/H:ds/deから求められる補正項
ρ:密度
de:最大直径
ds:滴下端よりdeだけ上がった位置での径
2 トップシート
3 バックシート
4 吸収体
5 折曲抑制シート
6 ウイング部
7 粘着部
8 圧搾溝
9 シール部
10 本体部
21 第1の山折り部
22 第2の山折り部
23 谷折り部
24 血液改質剤層
25 開口部
26 第1の山折り部および谷折り部の側面
100 不織布製造装置
110 折曲抑制シート用シートロール
130,170 カッタ
140 パターンドラム
150 エンボス加工装置
160 バックシート用ロール
180 改質剤塗布スプレー
210 樹脂フィルムシートのロール
212,214,216 樹脂フィルムシート
220 凹部形成ロール
230 延伸ギアロール
231 上段ロール
232 下段ロール
233,235 ギア歯
234 ギア歯が途切れている箇所
Claims (12)
- 長手方向および幅方向を有し、肌側に設けられた液透過性のトップシート、着衣側に設けられた液不透過性のバックシートおよび該トップシートと該バックシートとの間に設けられ幅方向の両側に長手方向に延びる側面を含む液保持性の吸収体を備えた本体部と、該本体部の両側縁から幅方向に延出するように該本体部の両側に配置されたウイング部とを含む吸収性物品であって、
前記本体部は、前記吸収体と前記バックシートとの間に設けられ、幅方向の両側に長手方向に延びる縁を含む折曲抑制シートをさらに備え、
前記折曲抑制シートの前記幅方向の両側の縁は、前記吸収体の前記側面よりも幅方向外側に位置し、
前記折曲抑制シートが設けられている領域が、前記折曲抑制シートが設けられていない領域に比べて前記吸収性物品が折り曲げにくくなるように、前記折曲抑制シートは前記吸収性物品に剛性を付与する吸収性物品。 - 前記折曲抑制シートのカンチレバー法による剛軟度は15〜120mmである、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記折曲抑制シートは10〜40g/m2の目付を有する不織布である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記折曲抑制シートは、疎水性または撥水性を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記トップシートは、少なくとも前記吸収体の幅方向の両側面の外側において、前記トップシートにクッション性を付与する突部を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 少なくとも前記吸収体の幅方向の両側面の外側において、前記トップシートは、長手方向に延在し、幅方向に交互に並ぶ第1の山折り部および谷折り部と、該第1の山折り部に交差する方向に延在する第2の山折り部とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記折曲抑制シートは、前記トップシートと接合していない、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記本体部の前記トップシートは、前記第1の山折り部および前記谷折り部を含み、
前記第1の山折り部および前記谷折り部の側面には、長手方向に並ぶ複数の開口部が設けられ、
前記本体部の前記トップシートは、肌側の表面に血液改質剤層をさらに含み、
前記血液改質剤層の血液改質剤が、0.00〜0.60のIOBと、45℃以下の融点と、25℃の水100gに対する、0.00〜0.05gの水溶解度とを有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記血液改質剤が、次の(i)〜(iii)、
(i)炭化水素、
(ii) (ii−1)炭化水素部分と、(ii−2)前記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル基(−CO−)およびオキシ基(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基とを有する化合物、および
(iii) (iii−1)炭化水素部分と、(iii−2)前記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル基(−CO−)およびオキシ基(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基と、(iii−3)前記炭化水素部分の水素原子を置換する、カルボキシル基(−COOH)およびヒドロキシル基(−OH)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基とを有する化合物、
ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択され、
ここで、(ii)または(iii)の化合物において、オキシ基が2つ以上挿入されている場合には、各オキシ基は隣接していない、請求項8に記載の吸収性物品。 - 前記血液改質剤が、次の(i’)〜(iii’)、
(i’)炭化水素、
(ii’) (ii’−1)炭化水素部分と、(ii’−2)前記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、カーボネート結合(−OCOO−)、およびエーテル結合(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる結合とを有する化合物、および
(iii’) (iii’−1)炭化水素部分と、(iii’−2)前記炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、カーボネート結合(−OCOO−)、およびエーテル結合(−O−)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる結合と、(iii’−3)前記炭化水素部分の水素原子を置換する、カルボキシル基(−COOH)およびヒドロキシル基(−OH)から成る群から選択される、一または複数の、同一または異なる基とを有する化合物、
ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択され、
ここで、(ii’)または(iii’)の化合物において、2以上の同一または異なる結合が挿入されている場合には、各結合は隣接していない、請求項8または9に記載の吸収性物品。 - 前記血液改質剤が、次の(A)〜(F)、
(A) (A1)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する2〜4個のヒドロキシル基とを有する化合物と、(A2)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のカルボキシル基とを有する化合物とのエステル、
(B) (B1)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する2〜4個のヒドロキシル基とを有する化合物と、(B2)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物とのエーテル、
(C) (C1)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する、2〜4個のカルボキシル基とを含むカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸またはオキソ酸と、(C2)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分の水素原子を置換する1個のヒドロキシル基とを有する化合物とのエステル、
(D)鎖状炭化水素部分と、前記鎖状炭化水素部分のC−C単結合間に挿入された、エーテル結合(−O−)、カルボニル結合(−CO−)、エステル結合(−COO−)、およびカーボネート結合(−OCOO−)から成る群から選択されるいずれか1つの結合とを有する化合物、
(E)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール、またはそのアルキルエステルもしくはアルキルエーテル、および
(F)鎖状炭化水素、
ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択される、請求項8〜10のいずれか1項に記載の吸収性物品。 - 前記血液改質剤が、(a1)鎖状炭化水素テトラオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、(a2)鎖状炭化水素トリオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、(a3)鎖状炭化水素ジオールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、(b1)鎖状炭化水素テトラオールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテル、(b2)鎖状炭化水素トリオールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテル、(b3)鎖状炭化水素ジオールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテル、(c1)4個のカルボキシル基を有する鎖状炭化水素テトラカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸またはオキソ酸と、少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエステル、(c2)3個のカルボキシル基を有する鎖状炭化水素トリカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸またはオキソ酸と、少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエステル、(c3)2個のカルボキシル基を有する鎖状炭化水素ジカルボン酸、ヒドロキシ酸、アルコキシ酸またはオキソ酸と、少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエステル、(d1)脂肪族1価アルコールと脂肪族1価アルコールとのエーテル、(d2)ジアルキルケトン、(d3)脂肪酸と脂肪族1価アルコールとのエステル、(d4)ジアルキルカーボネート、(e1)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコール、(e2)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪酸とのエステル、(e3)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと少なくとも1の脂肪族1価アルコールとのエーテル、(e4)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと、鎖状炭化水素テトラカルボン酸、鎖状炭化水素トリカルボン酸、または鎖状炭化水素ジカルボン酸とのエステル、(e5)ポリオキシC2〜C6アルキレングリコールと、鎖状炭化水素テトラオール、鎖状炭化水素トリオール、または鎖状炭化水素ジオールとのエーテル、および(f1)鎖状アルカン、ならびにそれらの任意の組み合わせから成る群から選択される、請求項8〜11のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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