JP2013207348A - 情報処理装置,試験方法,及び試験プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信回線を介して接続された伝送装置間におけるデータの送受信に係る設定パラメータを求めるための試験を、効率的に行なう。
【解決手段】第1の伝送装置2は、前記第1の伝送装置2及び第2の伝送装置3におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置3に送信する制御部20と、前記第2の伝送装置3から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出する検出部21と、前記検出部21により検出されたエラーの情報を保持する保持部22と、を有し、前記第2の伝送装置3は、前記制御部20から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置2に送信するデータに係る送信の設定を行なう設定部31と、前記設定部31による設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置2に送信する生成部32と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置,試験方法,及び試験プログラムに関する。
情報処理装置の内部や周辺機器等の装置間において、信号を高速に転送するために、通信回線を介した高速シリアル転送が行なわれることがある。高速シリアル転送では、そのシステムに適した良好な伝送特性を得るために、各装置の送信部及び受信部の少なくとも一方において、送受信される信号に対してエンファシスやイコライズといった波形調整が行なわれる場合がある。
送信部や受信部は、予め設定された設定(調整)パラメータに基づいて、送受信される信号に対して波形調整を行なう。設定パラメータには、送信部や受信部における信号の増幅や位相の調整等の設定値が含まれる。設定パラメータは、装置間を接続する通信回線の特性に応じた最適な値が決定されることが好ましい。例えば設定パラメータは、情報処理装置や周辺機器等の設計や製造の際に、設計者や製造管理者等の作業者により、膨大な設定パターンの中から最適な設定パターンが試験により調査され、決定される。
図14は、設定パラメータの決定手順の一例を説明する図である。図14に示すように、情報処理装置100は、通信回線1000により接続された装置200と装置300とを有している。装置200には、装置200のTx(Transmitter;送信部)240とRx(Receiver;受信部)250との設定パラメータを設定するコンソール400aが接続される。また、装置300には、装置300のTx340とRx350との設定パラメータを設定するコンソール400bが接続される。
装置200は、Tx240により、伝送路1200を介してRx350に信号を送信するとともに、Rx250により、Tx340から送信される信号を伝送路1100を介して受信することで、装置300との間で信号の高速シリアル転送を行なう。
図14に示す例では、設定パラメータを決定するため、例えば作業者は、コンソール400aを介して装置200に初期パラメータを設定するとともに、コンソール400bを介して装置300にパラメータを設定する。そして、作業者は、装置300のパラメータを固定したまま、装置200のパラメータを変更していき、装置200のパラメータが変わる都度、伝送試験を行なう。また、装置200のパラメータが所定値まで変更されると、作業者は、装置300のパラメータを変更した上で、再度、装置200のパラメータを変更させた伝送試験を繰り返すことで、複数の設定パターンを用いた試験を行なう。これにより、作業者は、試験結果、つまり信号の伝送結果が最適(良好)なパラメータを取得し、装置200,300の各送信部及び受信部に設定する。
なお、関連する技術として、装置が、送信器の出力振幅とエンファシスを所定範囲で設定変更しながらサンプルデータを送信し、他の装置が、受信器で受信されたサンプルデータから生成したアイ・ダイヤグラムから受信可能な位相範囲データを検出して送信する技術がある。この技術では、装置は、他の装置から送信された位相範囲データをテーブルに書き込み、所定範囲での設定変更が終了した際に得られたテーブルから出力振幅とエンファシスの最適値を決定して送信器に設定する。
また、関連する他の技術として、複数台の記憶装置の伝送に関する信号品質の劣化を防ぐため、記憶装置システムが、複数の記憶装置と複数のシステム側通信部との間でやり取りされる信号を入力し、入力された信号を、予め設定された補正パラメータに基づいて補正し、補正後の信号を出力する技術がある。この技術における補正パラメータは、記憶装置とシステム側通信部との間の信号伝送線路の長さと、入力される信号の波長属性と、記憶装置に関する記憶装置属性とのうちの少なくとも一つに基づいて設定された値である。
特開2007−53648号公報 特開2006−42179号公報
上述の如く、波形調整を行なうための設定パラメータの決定には、設定パターンが膨大であるために最適な設定パターンの調査に多くの工数がかかる。近年、高速伝送路においては、レーン数の増加に伴い求める設定パラメータの数も増加しており、また、転送速度が高速化することで設定パラメータも細分化されており、設定パターンの条件が複雑化している。これらの理由から、設定パラメータの決定には従来よりも更に多くの工数がかかることが予想され、最適な設定パターンの調査を自動化することが望まれる。
しかしながら、図14に示すように、装置200,300ごとのコンソール400a,400bから各々の設定パラメータを設定する場合、独立したコンソール400a,400bが用いられるため、両装置を連動させた試験を行なうことが困難であり、また、相手装置の設定パラメータの値を認識することが困難であった。このように、図14に示す手法では、両装置間でのパラメータ変更のタイミング合わせやパラメータの管理が困難であり、効率的な自動試験(評価)の妨げとなっている。
また、上述した関連する技術では、送信器の出力振幅やエンファシスの最適値を求めるものであり、受信器側の設定値を求めることは難しい。
さらに、上述した関連する他の技術では、予め設定された補正パラメータの中から最適値を選択するものであり、実際に装置間でデータの送受信を繰り返して最適値を求めるものではないため、様々な転送環境における最適値を求めることはできない。
このように、上述した各手法では、送受信に係る設定パラメータを効率的に試験することは困難である。
一つの側面で、本件は、通信回線を介して接続された伝送装置間におけるデータの送受信に係る設定パラメータを求めるための試験を、効率的に行なうことを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的の一つとして位置付けることができる。
本件の情報処理装置は、通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有する情報処理装置であって、前記第1の伝送装置は、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信する制御部と、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出する検出部と、前記検出部により検出されたエラーの情報を保持する保持部と、を有し、前記第2の伝送装置は、前記制御部から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行なう設定部と、前記設定部による設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信する生成部と、を有する。
また、本件の試験方法は、通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有する情報処理装置における試験方法であって、前記第1の伝送装置において、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信し、前記第2の伝送装置において、前記第1の伝送装置から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行ない、前記第2の伝送装置において、前記送信の設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信し、前記第1の伝送装置において、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出し、検出されたエラーの情報を保持部に保持する。
さらに、本件の試験プログラムは、通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有するコンピュータに、前記第1の伝送装置において、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信し、前記第2の伝送装置において、前記第1の伝送装置から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行ない、前記第2の伝送装置において、前記送信の設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信し、前記第1の伝送装置において、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出し、検出されたエラーの情報を保持部に保持する、処理を前記コンピュータに実行させる。
実施形態又は変形例によれば、通信回線を介して接続された伝送装置間におけるデータの送受信に係る設定パラメータを求めるための試験を、効率的に行なうことができる。
第1実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示す情報処理装置における設定パラメータの決定手順を説明する図である。 図1に示すエラーカウント保持部が保持する試験結果の一例を示す図である。 図1に示す制御部を有する装置の構成例を示す図である。 図4に示す装置におけるデータフローを示す図である。 図1に示す各装置のハードウェア構成例を示す図である。 図1に示す情報処理装置における伝送試験の実行処理を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る制御部による最適な設定パラメータの決定手順を説明する図である。 第2実施形態に係る制御部による最適な設定パラメータの決定手順を説明する図である。 第2実施形態に係る制御部による最適な設定パラメータの決定手順を説明する図である。 第2実施形態に係る制御部による最適な設定パラメータの決定手順を説明する図である。 第2実施形態に係るエラーカウント保持部が保持する試験結果のフォーマットの一例を示す図である。 第2実施形態に係る制御部による最適な設定パラメータの決定手順を説明するフローチャートである。 設定パラメータの決定手順の一例を説明する図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。
〔1〕第1実施形態
〔1−1〕情報処理装置の説明
図1は、第1実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図であり、図2は、図1に示す情報処理装置1における設定パラメータの決定手順を説明する図である。また、図3は、図1に示すエラーカウント保持部22が保持する試験結果の一例を示す図である。図1に示すように、情報処理装置1は、通信回線10を介して接続された装置2及び3,並びにコンソール4を有している。なお、通信回線10は、装置2と装置3との間で信号(データ)の高速シリアル転送を行なうために、装置3から装置2にデータを転送する伝送路11と、装置2から装置3にデータを転送する伝送路12とを有している。
装置(第1の伝送装置)2は、Tx24,Rx25を有し、装置(第2の伝送装置)3はTx34,Rx35を有している。Tx24,34は、それぞれ伝送路12,11を介して装置2,3からの信号(データ)を送信する送信部であり、Rx25,35は、それぞれ伝送路11,12を介して装置3,2からの信号を受信する受信部である。
なお、装置2及び3としては、レーンやケーブル等の伝送路11,12(通信回線10)を介して相互に通信可能な各種装置が挙げられる。装置2及び3の一例として、情報処理装置1内のCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが搭載されるPCB(Printed Circuit Board),RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置,HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置等が挙げられる。装置2及び3としてこれらの装置が用いられる場合、通信回線10としては、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect) Express等の伝送路や、10GbE(Gigabit Ethernet(登録商標))等のイーサネット(登録商標)に対応したインフィニバンド(InfiniBand(登録商標))等のケーブル、又は、SAS(Serial Attached SCSI(Small Computer System Interface)),SATA(Serial Advanced Technology Attachment)等に対応したケーブルが挙げられる。また、装置2及び3の他の例として、ストレージ装置等の周辺機器が挙げられる。装置2及び3としてこれらの装置が用いられる場合、通信回線10としては、例えばイーサネット(登録商標)に対応したインフィニバンド(登録商標)等のケーブル、又は、ファイバチャネル(Fibre Channel)やUSB(Universal Serial Bus)(例えばエンファシス・イコライズ機能を有するUSB3.0)等に対応したケーブルが挙げられる。
コンソール4は、装置2に接続され、装置2に対して、装置2のTx24,Rx25及び装置3のTx34,Rx35の初期値を設定するとともに、伝送試験の開始及び停止を制御する。つまり、第1実施形態の情報処理装置1においては、図14に示すように装置200,300ごとにコンソール400a,400bを用意せず、図2に示すように、一つのコンソール4により装置2,3の両方のパラメータが管理される。例えば装置2は、図2に示すように、コンソール4からの設定に基づき装置3に設定する設定パラメータを含むパケットを生成し、Tx24から伝送路12を介して装置3に送信する。これにより、装置3では、Rx35で受信したパケットに基づき設定パラメータを設定することができ、装置2に対してTx34からテストデータを送信することができる。このように、装置間の高速シリアルインタフェースにおける設定パラメータ、例えば波形調整パラメータの評価において、一方の装置側から両装置のパラメータ設定を行なう事によって、従来に比べ効率の良いパラメータ評価を可能とし、評価に要する工数を大幅に削減することができる。
図1の説明に戻り、情報処理装置1のより具体的な構成を説明する。装置2は、制御部20,検出部21,エラーカウント保持部22,タイマ23,Tx24,及びRx25を有している。
制御部20は、コンソール4と接続され、コンソール4からの制御に応じて、装置2,3におけるデータの送受信に係る設定パラメータ(設定情報)を生成する。具体的には、装置2は、コンソール4から、Tx24,34の送信パラメータの初期値,Rx25,35の受信パラメータの初期値、及びパラメータを変化させるための送信,受信パラメータそれぞれの刻み値、等の初期情報を設定される。そして、制御部20は、設定された初期情報に基づいて、設定パラメータを生成(算出)する。また、制御部20は、生成した設定パラメータのうち、データの送信に係る送信パラメータをTx24に設定するとともに、データの受信に係る受信パラメータをRx25に設定する。さらに、制御部20は、設定パラメータ(送信パラメータ及び受信パラメータ)を含む専用パケットを生成して、装置3に送信する。
検出部21は、装置3から送信され、制御部20がRx25に設定した設定パラメータに基づき受信したデータ(データパケット)に対して、エラーが含まれるか否かを検出する。検出部21は、CRC(Cyclic Redundancy Check)検査部21a,パケット確認部21b,及びエラーカウンタ21cを有している。
CRC検査部21aは、後述する装置3のCRC付加部33により装置3から送信されるデータパケットに付加されたCRC(誤り検出符号)に基づいて、装置3から受信したデータパケットにエラーが含まれるか否か、つまりデータパケットが壊れているか否かを判定する。ここで、受信したデータパケットにエラーが含まれる状況としては、装置2,3間でのデータ転送が不可能な設定パラメータ(送信,受信パラメータの少なくとも一方)が用いられた場合が挙げられる。例えば、設定パラメータが伝送路11の特性と適合していない場合には、伝送路上でデータ品質の劣化等や遅延等が発生し、受信したデータパケットにエラーが含まれることになる。
エラーカウンタ21cは、CRC検査部21aによりデータパケットにエラーが含まれると判定された場合にエラーのカウントを行なうとともに、制御部20による後述するリセット指示に応じて、エラーカウント値を設定パラメータと対応付けて後述するエラーカウント保持部22に設定する。なお、エラーカウンタ21cは、CRC検査部21aによりデータパケットにエラーが含まれると判定される都度、エラーカウント保持部22に対して、現在の設定パラメータと対応付けたエラーカウントをカウントアップしても良い。
パケット受信カウンタ(パケット確認部)21bは、制御部20により設定パラメータが装置3に送信されてから後述するタイマ23が満了するまでに、装置3からデータパケットを受信しない場合、制御部20によるリセット指示に応じて、エラーカウント値を最大値にしてエラーカウンタ21cに設定する。例えば、装置2,3間でのデータ転送が不可能な設定パラメータ(送信,受信パラメータの少なくとも一方)が用いられた場合、装置2にてデータパケットの受信ができないにもかかわらず、エラーカウンタ21cのエラーカウント値は“0”のままになってしまう。そこで、パケット受信カウンタ21bは、試験においてデータパケットの受信カウント数が“0”或いは所定の閾値以下の場合、つまり装置3からのデータパケットを認識できなかった場合に、エラーカウンタ21cのエラーカウント値を例えば全ビット“F”として記録する。
エラーカウント保持部(保持部)22は、検出部21により検出されたエラーの情報を保持するものである。例えばエラーの情報は、タイマ23が満了したときのエラーのカウント値であり、エラーカウント保持部22は、図3に示すように、エラーカウント値を送信パラメータ及び受信パラメータと対応付けて保持する。なお、図3に示す“0x00”〜“0x7F”は、装置2のRx25(横軸)及び装置3のTx34(縦軸)それぞれの設定パラメータ(受信,送信パラメータ)であり、Rx25の値とTx34の値との交点は、エラーカウント値である。また、エラーカウント値“−”の領域は、パケット解析部31により設定された最大値を示し、エラーカウント値“0”の領域は、エラーが発生していない最適な設定パラメータとなる。
タイマ23は、所定期間の計時を行ない、試験時間を計るタイマ(カウンタ)である。制御部20は、タイマ23による所定期間のカウントが満了すると、ストップパケットを装置3に送信する。また、制御部20は、送信,受信パラメータの少なくとも一方を変化させた設定パラメータを新たに生成し、生成した設定パラメータをTx24,Rx25に設定するとともに、設定パラメータを含む専用パケットを生成して装置3に送信する。そして、制御部20は、タイマ23をリセットする。
具体的には、制御部20は、例えば受信パラメータが所定の範囲内の値であれば、受信パラメータに対してコンソール4により設定された初期情報のうちの刻み値を加算或いは減算して、設定パラメータを生成する。なお、制御部20は、例えば受信パラメータが所定の範囲を超える値であれば、受信パラメータを初期値に設定するとともに、送信パラメータに対してコンソール4により設定された初期情報のうちの刻み値を加算或いは減算して、設定パラメータを生成する。このように、制御部20は、タイマ23が満了するごとに、受信パラメータが所定の範囲内の値である間、送信パラメータを固定して伝送試験を実行させる。また、制御部20は、送信パラメータ,受信パラメータがいずれも所定の範囲を超える値であれば、伝送試験を終了する。
Tx24,Rx25はそれぞれ、PMA/PCS(Physical Medium Attachment / Physical Coding Sublayer)24a,25aを有するとともに、パラメータ設定部24b,25bを有している。PMA/PCS24a,25aは、PHY(物理層)として機能するものであり、データをシリアル形式とパラレル形式との間で変換するとともに、伝送路11,12を介して接続された通信相手とのネゴシエーション等を行なう。つまり、PMA/PCS24aは、Tx24から伝送路12を介して送信するデータパケットをパラレル/シリアル変換して、装置3とのネゴシエーションを行ない送信し、PMA/PCS25aは、伝送路11を介して装置3とのネゴシエーションを行ない、Rx25において受信したデータパケットをシリアル/パラレル変換する。パラメータ設定部24b,25bはそれぞれ、制御部20から送信された送信,受信パラメータをPMA/PCS24a,25aに設定する。なお、送信パラメータには、Tx24における信号(データ)の振幅調整等、プリエンファシス等を行なうための設定値が含まれる。また、受信パラメータには、Rx25における信号(データ)の振幅調整,位相特性(周波数特性)の調整等、ディエンファシスやイコライズ等を行なうための設定値が含まれる。
また、装置3は、パケット解析部31,PRBS(Pseudo-Random Bit Sequence)生成部32,CRC付加部33,Tx34,及びRx35を有している。
Tx34,Rx35はそれぞれ、PMA/PCS34a,35aを有するとともに、パラメータ設定部34b,35bを有している。なお、PMA/PCS34a,35a,パラメータ設定部34b,35bは、それぞれPMA/PCS24a,25a,パラメータ設定部24b,25bの構成と略同一のため、詳細な説明を省略する。
パケット解析部(設定部)31は、装置2の制御部20から受信した設定パラメータに基づいて、装置2に送信するデータパケットに係る送信の設定,及び装置2から受信するデータパケットに係る受信の設定を行なう。具体的には、パケット解析部31は、Rx35により装置2から受信した専用パケットを解析し、設定パラメータ(送信,受信パラメータ)を取得するとともに、パラメータ設定部34b,35bに対して、それぞれ取得した送信,受信パラメータを設定する。また、パケット解析部31は、受信した設定パラメータのTx34,Rx35への設定が完了すると、PRBS生成部32を起動させる。なお、パケット解析部31は、装置2からストップパケットを受信すると、PRBS生成部32を停止させる。
PRBS生成部(生成部)32は、パケット解析部31による設定パラメータの設定処理に応じて起動されると、パケット解析部31から停止を指示されるまでの間、例えばランダムデータを順次生成し、装置2に送信する。CRC付加部33は、PRBS生成部32により生成されたデータにCRCを付加して、Tx34に送信させる。
なお、装置2,3間でのデータ転送が不可能な設定パラメータが用いられた場合、装置2から装置3に対する設定パラメータを含むパケットも送信されない虞がある。そこで、少なくとも伝送試験の初期設定の際には、装置2と装置3との間で、例えばプロトコルにより低速な通信を設定する等により、確実に通信できるようにしておくことが好ましい。
以上のように、第1実施形態の情報処理装置1によれば、コンソール4により装置2に初期情報が設定されると、装置2により、装置2,3の設定パラメータが生成される。そして、装置3の設定パラメータが専用パケットにより伝送され、装置3において設定される。従って、コンソール4によるマニュアル操作は一度の自動伝送試験の起動のみとなり、効率的に自動評価が可能となるため、大幅な評価工数の削減ができる。
また、第1実施形態の情報処理装置1によれば、一方の装置2から相手装置3のパラメータを設定可能となり、相手装置3のパラメータも含めて、装置2(コンソール4)において設定パラメータの一元管理が可能となる。
さらに、第1実施形態の情報処理装置1によれば、設定パラメータ(送信,受信パラメータ)に応じたエラーのカウント値がエラーカウント保持部22に保持される。従って、伝送試験の終了後、設計者等の作業者により、エラーカウント保持部22に保持された結果に基づき設定パラメータを調査(評価)することができる。
なお、図1では、装置2が制御部20,検出部21,エラーカウント保持部22等を有しており、装置3からのパケットが伝送路11を介して装置2により受信され、受信パケットについて検査が行なわれる例を示している。また、制御部20により生成される設定パラメータのうち、送信パラメータは装置2のTx24と装置3のRx34とで共用され、受信パラメータは装置2のRx25と装置3のRx35とで共用される。これは、通信回線10を構成する複数の伝送路11,12を用いたそれぞれの通信が、同じ環境で行なわれることを想定しているためである。
つまり、高速シリアル転送を行なう際に、装置2と装置3との一対一の通信を行なう場合、これら装置2と装置3とを接続する伝送路11,12は、略同一の特性を持つと考えられる。そこで、第1実施形態の情報処理装置1は、設定パラメータの送信,受信パラメータを装置2,3で統一し、装置3から伝送路11を介して装置2にデータを転送する場合の伝送試験を行なうことで、伝送路11の特性に最適な設定パラメータを評価するのである。情報処理装置1は、この評価によって得られた設定パラメータを、装置2から伝送路12を介して装置3にデータを転送する場合においても同様に、有効な設定パラメータとして用いる。これにより、装置2,3は、互いに重複する機能をそなえずに、一方の装置3から装置2に対してテストデータを送信する簡素な構成とすることができ、開発,製造コストを削減することができる。
〔1−2〕制御部を有する装置について
次に、制御部20を有する装置2の詳細な構成例について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、図1に示す制御部20を有する装置2の構成例を示す図であり、図5は、図4に示す装置2におけるデータフローを示す図である。なお、図4及び図5において、図1に示す符号と同一の符号は、図1に示す構成と同一又は略同一のため、重複した説明は省略する。また、図4及び図5においては、Tx24,Rx25の図示を省略している。
図4及び図5に示すように、制御部20は、格納部201,タイミング制御部202,パラメータ生成部203,及びパケット生成部204を有している。格納部201は、コンソール4と接続される。また、格納部201は、レジスタ20aを有している。レジスタ20aは、コンソール4から初期情報(初期設定)として送信パラメータの初期値“Tx_parameter_init”,送信パラメータの刻み値“Tx_STEP”,受信パラメータの初期値“Rx_parameter_init”,及び受信パラメータの刻み値“Rx_STEP”を設定され、格納する。また、レジスタ20aは、コンソール4から伝送試験の開始又は停止を示す“START/STOP”,及び試験時間(所定期間)の限度を示す“TIMER_LIMIT”を設定され、格納する。格納部201のレジスタ20aが格納するこれらの値は、図4及び図5中破線で示すラインを通じて、タイミング制御部202,パラメータ設定部203,及びタイマ23内の各レジスタに反映される。
タイマ23は、レジスタ23aを有している。レジスタ23aには、レジスタ20aに設定された“TIMER_LIMIT”が反映され、タイマ23は、試験時間の計時が“TIMER_LIMIT”に設定された値を超える場合、タイミング制御部202に対してタイムアップを示す“TIME UP”コマンドを発行する。また、タイマ23は、タイミング制御部202からの後述するリセット指示に応じて試験時間の計時をリセットし、再度試験時間の計時を行なう。
タイミング制御部202は、設定パラメータの生成,装置3へのパケットの送信及び伝送試験の開始(再開)指示,リセット指示,エラーカウント保持部22への書込指示及び書込アドレス等を発行するものであり、レジスタ20bを有している。レジスタ20bには、レジスタ20aに設定された“START/STOP”が“START_bit”として反映される。タイミング制御部202は、レジスタ20bの“START_bit”の値が“START”を示す値になった場合に、以下の処理を行なう。
タイミング制御部202は、(i)及び(ii)のコマンド等を発行して、伝送試験の開始(再開)処理を行なう。
(i)パラメータ生成部203に対して、次の送信及び受信パラメータの生成指示を示す“NEXT_PARAMETER_SET”コマンドを発行する。
(ii)パラメータ生成部203経由でパケット生成部204に対して、装置3に対するパケットの生成及び送信指示を示す“PKT_GO & START”コマンドを発行する。
また、タイミング制御部202は、タイマ23から“TIME UP”コマンドを受信した場合、(iii)〜(v)のコマンド等を発行して、伝送試験の停止(一時停止)処理を行なう。
(iii)パラメータ生成部203経由でパケット生成部204に“STOP”コマンドを発行する。
(iv)パケット受信カウンタ21b,エラーカウンタ21c,タイマ23にリセット指示を示す“RESET”コマンドを発行する。
(v)エラーカウント保持部22に対してエラーカウント値の書き込みを指示する“WRITE”コマンド及び書込アドレスを示す“WRITE ADDRESS”を発行する。
また、タイミング制御部202は、上記(iii)〜(v)のコマンドを発行すると、次の送信及び受信パラメータによる伝送試験を行なうために、上記(i)及び(ii)のコマンドを発行する。このように、タイミング制御部202は、上記(i)〜(v)のコマンドを繰り返し発行することで、制御部20における伝送試験のタイミングを制御する。
パラメータ生成部203は、装置2,3の設定パラメータをそれぞれ生成するとともに、タイミング制御部202からの“STOP”コマンドに応じてエラーカウンタ21cに現在の設定パラメータを示す“parameter”を出力するものであり、レジスタ20c,20dを有している。レジスタ20cには、レジスタ20aに設定された“Tx_parameter_init”,“Tx_STEP”,“Rx_parameter_init”が反映され、レジスタ20dには、レジスタ20aに設定された“Rx_parameter_init”,“Rx_STEP”,“Tx_parameter_init”が反映される。パラメータ生成部203は、タイミング制御部202から次の送信及び受信パラメータの生成指示を受けると、レジスタ20cに設定された値に基づき装置3に設定する設定パラメータを生成するとともに、レジスタ20dの設定された値に基づき装置2に設定する設定パラメータを生成する。なお、パラメータ生成部203は、伝送試験の開始後初回の設定パラメータを生成する場合は、例えば送信及び受信パラメータの初期値を設定パラメータとして生成する。
そして、パラメータ生成部203は、生成した受信パラメータ“RX_param.”及び送信パラメータ“TX_param.”を、パラメータの設定指示である“param_set”コマンドとともに、装置2のTx24,Rx25の各パラメータ設定部24b,25bに発行する。また、パラメータ生成部203は、“RX_param.”及び“TX_param.”を、パケット生成の制御に関する“VLD”コマンド及びタイミング制御部202から発行された“PKT_GO & START”コマンドとともに、パケット生成部204に発行する。なお、レジスタ20c,20dを共通とし、レジスタ20c,20dで重複する値を省略しても良い。また、パラメータ生成部203は、生成した設定パラメータを、次回の設定パラメータの生成のために保持しても良い。
パラメータ生成部203による設定パラメータの具体的な生成手順を、図3に示すように、“RX_param.”及び“TX_param.”の初期値がいずれも“0x00”で刻み値が“0x10”である場合を例に挙げて説明する。パラメータ生成部203は、例えば“TX_param.”を“0x00”に固定し、次の送信及び受信パラメータの生成指示を受けるたびに、“RX_param.”を“0x00”〜“0x7F”まで刻み値ごとに変化させた設定パラメータを生成する。“RX_param.”が“0x7F”(最大値)のときに次の送信及び受信パラメータの生成指示を受けると、パラメータ生成部203は、“RX_param.”を“0x00”に変化させ、“TX_param.”を刻み値一つ分増加させた“0x10”の設定パラメータを生成する。その後、パラメータ生成部203は、“TX_param.”を“0x10”に固定し、次の送信及び受信パラメータの生成指示を受けるたびに、“RX_param.”を“0x00”〜“0x7F”まで刻み値ごとに変化させた設定パラメータを生成する。なお、“RX_param.”及び“TX_param.”がいずれも最大値に達すると、制御部20は伝送試験を終了する。なお、パラメータ生成部203は、設定パラメータの初期値が“0x7F”等の最大値である場合、刻み値ごとに減少させて設定パラメータを生成する。
このように、パラメータ生成部203は、一方のパラメータ(例えば“TX_param.”)を固定して他方のパラメータ(例えば“RX_param.”)を変化させ、他方のパラメータが最大値に達すると一方のパラメータを刻み値一つ分変化させ、再度他方のパラメータを変化させる。これにより、パラメータ生成部203は、“RX_param.”及び“TX_param.”の全ての組合せについて設定パラメータを生成することができ、漏れのない伝送試験を実現することができる。なお、“RX_param.”及び“TX_param.”のそれぞれの最大値(又は最小値)は、コンソール4による初期設定として設定されても良いし、Tx24(及び34),Rx25(及び35)の最大値(又は最小値)を制御部20が予め保持しても良い。
パケット生成部204は、タイミング制御部202から発行された“PKT_GO & START”コマンドに応じて、パラメータ生成部203から発行された“VLD”,“RX_param.”,“TX_param.”に基づき、例えば“CTRL_BIT”及び“DATA [63:0]”を含む専用パケットを生成し、Tx24のPMA/PCS24aに発行して装置3に対して送信させる。また、パケット生成部204は、タイミング制御部202から発行された“STOP”コマンドに応じて、PRBS生成部32によるランダムデータの生成を停止させるストップパケット生成し、Tx24のPMA/PCS24aに発行して装置3に対して送信させる。
CRC検査部21aは、PMA/PCS25aとデータバスである“DATA_BUS”及びデータバスのタグである“DATA_BUS_TAG”を介して接続され、“DATA_BUS”及び“DATA_BUS_TAG”を介して受信したパケットから、パケットに含まれるCRCを検査する。また、CRC検査部21aは、受信したパケットからエラーを検出すると、エラーカウンタ21cに対してエラーの検出を示す“ERROR_INCIDENT”コマンドを発行する。
パケット受信カウンタ21bは、“DATA_BUS_TAG”を介して、受信パケット数をカウントし、タイミング制御部202からのリセット指示に応じて、データパケットの受信カウント数が“0”或いは所定の閾値以下の場合、エラーカウンタ21cにエラーカウントの最大値を設定する。
エラーカウンタ21cは、CRC検査部21aからの“ERROR_INCIDENT”を、カウントアップを示す“COUNT_UP”として受信し、“COUNT_UP”を受信する都度、エラーカウントをカウントアップする。また、エラーカウンタ21cは、タイミング制御部202からのリセット指示に応じて、エラーカウント値“COUNT VALUE”をエラーカウント保持部22に出力するとともに、自身のエラーカウント値をリセットする。
エラーカウント保持部22は、タイミング制御部202からのリセット指示及び“WRITE”コマンドに応じて、パラメータ生成部203からの“parameter”と、エラーカウンタ21cからの“COUNT VALUE”とを対応付けて、“WRITE ADDRESS”に書き込む。これにより、エラーカウント保持部22は、“parameter”に応じた“WRITE ADDRESS”によって試験結果であるエラーカウント値“COUNT VALUE”を保持することができる。
なお、例えば作業者が自動評価を途中で中断する場合には、コンソール4により、格納部201のレジスタ20aの“START/STOP”にオフ(“STOP”)を設定する。これにより、タイミング制御部202のレジスタ20bには、“START_bit”にオフ(“STOP”)が反映され、タイミング制御部202は、“START_bit”がオフになったことを契機に、パケット生成部204に装置3に対してストップパケットを発行させる。そして、装置3はストップパケットの解析を行ない、PRBS生成部32によるランダムデータの生成を止めて、装置2に対するデータパケットの転送をストップする。
なお、上述した装置2及び装置3としての機能は、伝送試験の実施対象であるCPU等のLSI(Large Scale Integration)内部やメモリ装置,HDD等の制御回路等に、例えば装置2及び装置3の少なくとも一方として機能するPLC(Programmable Logic Controller)やシーケンサ等を設けることで実現することができる。従って、新たに追加の装置を設けずに済み、装置そのもののコストアップを伴わずに、装置2及び装置3としての機能を実現することができる。
また、伝送試験の実施対象である装置に、装置2及び装置3のいずれか一方の機能がそなえられる場合、伝送試験を行なう相手装置には、装置2又は装置3の機能が補完的にそなえられれば良い。なお、一対他又は他対他の接続により複数の装置間で高速シリアル転送が行なわれる場合、各装置は、シリアル接続される他の装置間でそれぞれ一対一の接続となるように、装置2及び装置3の少なくとも一方の構成を複数そなえることができる。この場合、各装置は、通信回線10ごとにTx,Rxをそなえるため、一つの装置で同時に複数の接続について試験を行なわないのであれば、制御部20,検出部21,エラーカウント保持部22,タイマ23,パケット解析部31,PRBS生成部32,CRC付加部33等の機能の全部又は一部を共通で一つそなえることとしても良い。
さらに、上述した装置2及び装置3としての機能は、CPU等によりRAMに格納されたプログラムが実行されることにより実現されても良い。図6は、図1に示す各装置2,3のハードウェア構成例を示す図である。図6に示すように、装置2,3のそれぞれ、又は情報処理装置1は、CPU5,RAM6,ROM7,入出力インタフェース8を有することができる。CPU5は、種々の制御や演算を行なう処理装置(プロセッサ)である。CPU5は、ROM7等に格納されたプログラム(試験プログラム)を実行することにより、装置2における制御部20,検出部21,タイマ23,パラメータ設定部24b,25b等の機能、又は装置3におけるパケット解析部31,PRBS生成部32,CRC付加部33,パラメータ設定部24b,25b等の機能を実現することができる。
RAM6は、種々のデータやプログラムを一時的に格納する記憶装置であって、CPU5がプログラムを実行する際に、データやプログラムを一時的に格納・展開して用いる。なお、RAM6は、エラーカウント保持部22や、図4及び図5に示す制御部20内のレジスタ20a〜20d,タイマ23内のレジスタ23a等として用いることができる。ROM7は、装置2若しくは装置3、又は情報処理装置1としての機能をCPU5に実行させる試験プログラムを保持する。入出力インタフェース8は、装置2におけるTx24,Rx25(PMA/PCS24a,25a)、又は装置3におけるTx34,Rx35(PMA/PCS34a,35a)として機能するものであり、図示しない通信回線10を介して他の装置と接続される。
〔1−3〕情報処理装置の動作例
次に、上述の如く構成された情報処理装置1の動作例を、図7を参照して説明する。図7は、図1に示す情報処理装置1における伝送試験の実行処理を説明するフローチャートである。
はじめに、装置2に接続されたコンソール4により、装置2に対して、装置2,3の送信及び受信パラメータの各初期値と、設定パラメータを自動変化させる各変化量(刻み値)とが入力される(ステップS1及びS2)。また、コンソール4により、装置2に対して、一組の設定パラメータにおける試験時間を示す“TIMER_LIMIT”が入力される(ステップS3)。そして、コンソール4により、装置2に対して“START”が設定されることでスタートビット“START_bit”がオンにされ(ステップS4)、伝送試験が開始する。
スタートビットがオンになると、装置2の制御部20により、設定パラメータが生成され、自装置2にセットされるとともに(ステップS5及びS6)、Tx25により装置3へ設定パラメータを含む専用パケットが送信される(ステップS7)。次いで、装置2の制御部20により、タイマ23がリセット及びリスタートされるとともに、エラーカウンタ21cのエラーカウント値のリセットが行なわれる(ステップS8)。なお、装置3においては、設定パラメータの専用パケットを受信すると、パケット解析部31により受信パケットが解析され、Tx34,Rx35に送信パラメータ,受信パラメータが設定されるとともに、PRBS生成部32が起動され、装置2に対するランダムデータの送信が開始される。
装置2においては、CRC検査部21aにより、装置3から送られてくるデータパケットのCRCチェックが行なわれ、エラーがあるか否かが判定される(ステップS9)。CRCエラーが検出されない場合(ステップS9のNoルート)、ステップS11に移行する。一方、CRCエラーが検出されると(ステップS9のYesルート)、エラーカウンタ21cにおいてエラーカウントがカウントアップされ(ステップS10)、ステップS11に移行する。
ステップS11では、タイマ23による試験時間の計時が“TIMER_LIMIT”の値以上であるか否かが判定され、試験時間の計時が“TIMER_LIMIT”の値未満である場合には(ステップS11のNoルート)、ステップS9に移行する。一方、試験時間のカウントが“TIMER_LIMIT”の値以上である場合(ステップS11のYesルート)、つまり設定された試験時間になると、制御部20によりストップパケットが装置3に送信される(ステップS12)。装置3においては、ストップパケットの受信後、PRBS生成部32からのランダムデータの送信を停止する。
また、パケット受信カウンタ21bにより、受信パケット数が所定数(“0”或いは所定の閾値)以上であるか否かが判定され(ステップS13)、受信パケット数が所定数以上である場合(ステップS13のYesルート)、ステップS15に移行する。一方、受信パケット数が所定数未満である場合(ステップS13のNoルート)、パケット受信カウンタ21bによりエラーカウンタ21cにエラーカウント値の最大値(例えば全ビット“F”)が設定され(ステップS14)、ステップS15に移行する。ステップS15では、制御部20により、試験結果としてそのときの設定パラメータとエラーカウンタ21cが保持するエラーカウンタ値とがエラーカウント保持部22に書き込まれる。
試験結果の書き込みが終わると、装置2の制御部20により、受信パラメータが最大値であるか否かが判定され(ステップS16)、最大値でなければ(ステップS16のNoルート)、受信パラメータを刻み値分変化させた次の受信パラメータが計算(生成)され(ステップS17)、ステップS6に移行する。つまり、制御部20により、送信パラメータは固定のまま、装置2の受信パラメータが設定されるとともに(ステップS6)、Tx24から装置3の受信パラメータの再設定用に専用パケットが発行され(ステップS7)、伝送試験による自動評価が継続される。
また、ステップS16において、受信パラメータが最大値である場合(ステップS16のYesルート)、つまり受信パラメータの設定が1ラウンド分終了すると、装置2の制御部20により、送信パラメータが最大値であるか否かが判定される(ステップS18)。最大値でなければ(ステップS18のNoルート)、送信パラメータを刻み値分変化させた次の送信パラメータが計算(生成)され(ステップS19)、ステップS5に移行する。なお、受信パラメータは初期値が設定される。
装置2,3により、上述した動作が繰り返され、ステップS18において、送信パラメータが最大値である場合(ステップS18のYesルート)、つまり設定パラメータの組合せが全て完了したら、試験が終了となる。
なお、装置2の制御部20に設定されたスタートビットが、伝送試験の途中でコンソール4からの操作に起因してオフ(“STOP”)に設定されると、装置2により、ストップパケットが装置3に発行され、試験が終了となる。
このように、第1実施形態の情報処理装置1によれば、装置2の制御部20により、装置2,3におけるデータの送受信に係る設定パラメータが生成され、生成された設定パラメータが装置3に送信される。そして、装置3のパケット解析部31により、送信された設定パラメータに基づいて、装置2に送信するデータに係る送信の設定が行なわれ、PRBS生成部32によりデータが生成され装置2に送信される。さらに、装置2では、検出部21により、装置3から送信され、設定パラメータに基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かが検出され、エラーカウント保持部22に検出部21により検出されたエラーの情報が保持される。
従って、図14に示すように、作業者によりコンソール400から手動で装置200,300の設定パラメータを変更せずに済み、通信回線10を介して接続された装置2,3間におけるデータの送受信に係る設定パラメータを求めるための試験を、効率的に行なうことができる。これにより、例えば装置2,3の試作評価の場面等において大幅に評価工数を削減することができる。
また、タイマ23による所定期間の計時に応じて、都度、設定パラメータを生成するため、設定パラメータごとに均一の試験時間で受信したデータからエラーを検出することができ、エラーの情報を精度良く収集することができる。
さらに、装置3から送信されるデータにはCRC付加部33によりCRC(誤り検出情報)が付加される。そして、検出部21により、装置3から受信したデータに付加されたCRCに基づき、受信したデータについてのエラー有無の確認及びエラーのカウントが行なわれる。従って、簡素な構成により、設定パラメータの適否を判断するための高い精度の試験結果を得ることができる。
また、検査部21により、制御部20により設定パラメータが装置3に送信されてからタイマ23が満了するまでに、装置3からデータを受信しない場合、エラーカウント保持部22に最大のカウント値が設定される。従って、設定パラメータが不適切で装置3からデータの受信が行なえないような場合でも、エラーのカウント値が“0”となり良好な試験結果となってしまうことを抑止することができ、試験の精度を高めることができる。
〔1−4〕第1実施形態の第1変形例
上述した第1実施形態においては、制御部20は、設定パラメータ(設定情報)として、装置2,3の送信及び受信パラメータを生成し、伝送試験を実施するものとして説明したが、これに限定されるものではなく、設定パラメータとして他の伝送条件を追加してもよい。例えば、設定パラメータには、Tx24,34から送信されるデータ及びRx25,35において受信されるデータの転送クロックや、Tx24,34,Rx25,35における電圧(印加電圧)がさらに含まれても良い。
設定パラメータに、送信及び受信パラメータ,転送クロック,電圧を含める場合、制御部20は、以下の(a)〜(c)のいずれかの手法により、伝送試験における設定パラメータを生成することができる。
(a)転送クロック及び電圧を所定の値に固定して、第1実施形態において上述した伝送試験(図7参照)を行ない、例えば作業者により、最適な送信パラメータと受信パラメータとを評価・決定する。その後、決定した送信パラメータと受信パラメータとをTx24,34,Rx25,35にそれぞれ設定する。そして、第1実施形態において上述した伝送試験における、制御部20により生成される送信パラメータを転送クロックに置き換え、受信パラメータを電圧に置き換えて、再度伝送試験(図7参照)を行なう。つまり、図7に示す伝送試験を、送信パラメータ及び受信パラメータについて実施した後、転送クロック及び電圧について実施する。
(b)図1に示す装置2,3の構成及び通信回線10を複数設け、それぞれのレーンにおいて、例えば転送クロック又は電圧を刻み値分ずらして設定した上で、それぞれのレーンで第1実施形態において上述した伝送試験(図7参照)を並行して行なう。
(c)図7に示す伝送試験において、ステップS6とステップS7との間に、転送クロックの設定を行なうステップと電圧の設定を行なうステップとを設ける。また、ステップS15とステップS16との間に、ステップS16及びS17と同様の、電圧に係るステップ及び転送クロックに係るステップを設ける。つまり、図7に示す伝送試験における設定パラメータを生成・設定するステップを、二重から四重のループに変更する。
このように、第1実施形態の第1変形例によれば、上述した第1実施形態の情報処理装置1と同様の効果を奏することができるほか、設定パラメータそれぞれにマージンをかけた状態での試験を実施することができ、より高精度な試験を行なうことができる。なお、転送クロックや電圧以外にも、通信回線10の伝送特性に影響を与え得る様々な環境変化を設定パラメータに加えることができる。
〔1−5〕第1実施形態の第2変形例
なお、第1実施形態においては、装置2の設定パラメータと装置3の設定パラメータとが同じ場合について説明したが、これに限定されるものではなく、装置2の設定パラメータと装置3の設定パラメータとを異なるものとしても良い。この場合においても、例えば、上述した第1変形例における(a)〜(c)のいずれかの手法を用いて、伝送試験を行えば良い。なお、(a)の手法を行なう場合、例えば、装置3の送信パラメータと装置2の受信パラメータとの組について、伝送路11を用いた伝送試験及び最適な設定パラメータの決定を行ない、次に、装置2の送信パラメータと装置3の受信パラメータとの組について、伝送路12を用いた伝送試験を行なえば良い。
このように、第1実施形態の第2変形例によれば、上述した第1実施形態の情報処理装置1と同様の効果を奏することができるほか、伝送路11,12ごとの特性を考慮した、高精度な試験を行なうことができる。
〔1−6〕第1実施形態の第3変形例
上述した第1実施形態及び各変形例においては、装置3は、PRBS生成部32によるランダムデータパターンを送信するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、装置3は、PRBS生成部32に替えて、任意のテストパターンを生成する回路をそなえたり、或いは任意のテストパターンを記憶したメモリをそなえて、メモリから読み出したテストパターンを用いる回路をそなえても良い。
このように、第1実施形態の第3変形例によれば、上述した第1実施形態の情報処理装置1と同様の効果を奏することができる。また、ビットが交互に反転するようなパターンのように、伝送路特性の影響によりエラーの発生し易い特定のパターンについても試験を行なうことができるため、高精度な試験を行なうことができる。
〔2〕第2実施形態
〔2−1〕制御部について
第1実施形態において、エラーカウント保持部22に保持された試験結果は、伝送試験の終了後に作業者により最適な設定パラメータの評価に用いることができるものと説明した。しかし、以下に説明するように、制御部20により、試験結果に基づく設定パラメータの評価,並びにTx24,34,Rx25,35に対して設定する最適な設定パラメータの決定及び設定処理を実行しても良い。すなわち、制御部20は、エラーカウント保持部22が保持するエラーの情報に基づいて、装置2と装置3との間の通信回線10を介したデータの送受信に係る設定値(最適な設定パラメータ)を決定し、装置2に設定するとともに、決定した設定値を装置3に送信して、設定させても良い。
以下、エラーカウント保持部22が保持する試験結果の一例、及び制御部20の処理を、図8〜図12を参照しながら説明する。図8〜図11は、第2実施形態に係る制御部20による最適な設定パラメータの決定手順を説明する図であり、図12は、エラーカウント保持部22が保持する試験結果のフォーマットの一例を示す図である。
上述のごとく、エラーカウント保持部22は、CRC検査部21aにより検出され、エラーカウンタ21cによりカウントされたエラーの情報(エラーカウント値)を、送信及び受信パラメータと対応付けて保持する。なお、図8〜図11に示す例では、装置2のRx25(横軸)の受信パラメータ(以下、Rxという)は“0”〜“16”であり、装置3のTx34(縦軸)の送信パラメータ(以下、Txという)は“0”〜“22”である。
制御部20は、伝送試験が終了すると、エラーカウント保持部22が保持するエラーの情報から、送信パラメータと受信パラメータとの組合せの転送可能領域(候補領域)を取得する。転送可能領域とは、例えばエラーのカウント値が“0”又は所定の閾値未満のように、エラーが発生しない又はエラーが少ない、送信パラメータと受信パラメータとの組合せの領域である。なお、ここで用いる所定の閾値は、例えば作業者により、転送を行なった場合に許容できる(転送可能な)エラーのカウント数が予め設定される。制御部20は、エラーカウント保持部22が保持するエラーの情報から転送可能領域を取得して、この領域(候補領域)から最適な設定パラメータを決定する。なお、図8に示す例では、太線で囲った網掛けの領域が転送可能領域である。
次に、制御部20は、転送可能領域における送信パラメータごとの受信パラメータ方向の中心を受信パラメータ候補領域として取得し、転送可能領域における受信パラメータごとの送信パラメータ方向の中心を送信パラメータ候補領域として取得する。
具体的には、制御部20は、転送可能領域のある送信パラメータごとに順に、受信パラメータを取得する。そして、制御部20は、送信パラメータごとに順に、取得した転送可能領域のある受信パラメータの中心を、受信パラメータ候補領域として取得する。受信パラメータ候補領域は、転送可能領域を受信パラメータ方向に絞り込んだ領域であり、制御部20は、この受信パラメータ候補領域から最適な設定パラメータを決定する。
例えば、制御部20は、図9に示すように、Tx“2”についてはRx“8”,Tx“3”についてはRx“6”〜“9”,…,Tx“10”についてはRx“3”〜“12”,…,Tx“18”についてはRx“6”〜“7”を取得する。そして、制御部20は、Tx“2”についてはRx“8”,Tx“3”についてはRx“7”〜“8”,…,Tx“10”についてはRx“7”〜“8”,…,Tx“18”についてはRx“6”〜“7”を、それぞれRxの中心として選択し、選択したTxとRxとの複数の組合せを、受信パラメータ候補領域として取得(記憶)する。なお、図9に示す例では、横線の領域が受信パラメータ候補領域である。
同様に、制御部20は、転送可能領域のある受信パラメータごとに順に、送信パラメータを取得する。そして、制御部20は、受信パラメータごとに順に、取得した転送可能領域のある送信パラメータの中心を、送信パラメータ候補領域として取得する。送信パラメータ候補領域は、転送可能領域を送信パラメータ方向に絞り込んだ領域であり、制御部20は、この送信パラメータ候補領域から最適な設定パラメータを決定する。
例えば、制御部20は、図10に示すように、Rx“3”についてはTx“7”〜“10”,Rx“4”についてはTx“5”〜“14”,…,Rx“7”についてはTx“3”〜“18”,…,Rx“12”についてはTx“10”〜“14”を取得する。そして、制御部20は、Rx“3”についてはTx“8”〜“9”,Rx“4”についてはTx“9”〜“10”,…,Rx“7”についてはTx“10”〜“11”,…,Rx“12”についてはTx“12”を、それぞれTxの中心として選択し、選択したRxとTxとの複数の組合せを、送信パラメータ候補領域として取得(記憶)する。なお、図10に示す例では、縦線の領域が送信パラメータ候補領域である。
そして、制御部20は、受信パラメータ候補領域と送信パラメータ候補領域との交点における受信パラメータと送信パラメータとの組合せに基づいて、最適な設定パラメータ(設定値)を決定する。具体的には、制御部20は、図11に示すように、図9に示す例で求めた受信パラメータ候補領域と、図10に示す例で求めた送信パラメータ候補領域とを重ね合わせる。そして、制御部20は、受信パラメータ候補領域と送信パラメータ候補領域とが重なったポイント(領域)、つまりTx“10”でありRx“7”又は“8”である領域を、最適な設定パラメータ(設定値)として決定する。なお、図11に示す例では、塗り潰した領域が受信パラメータ候補領域と送信パラメータ候補領域との交点である。
このように、制御部20は、転送可能領域の範囲から、よりマージンがとれるポイント、すなわち領域の重心を求めることにより、最適な設定パラメータを決定するのである。なお、図11に示すように、転送可能領域の重心が複数求められた場合には、制御部20は、いずれか一つの領域を選択し設定値として決定するか、送信及び受信パラメータをさらに細かく設定できる場合には、中間の値(図11の例では、Tx“10”,Rx“7.5”)を設定値として決定する。
そして、制御部20は、決定した最適な設定パラメータを、設定値としてTx24,Rx25の各パラメータ設定部24b,25bにそれぞれ設定するとともに、パケットに含めて装置3に送信し、Tx34,Rx35の各パラメータ設定部34b,35bにそれぞれ設定させる。
なお、図8〜図11は、説明のためにRxの範囲を“0”〜“16”とし、Txの範囲を“0”〜“22”としたが、エラーカウント保持部22が保持する試験結果のフォーマットは、Tx24,34,Rx25,35の設定パラメータに応じて決定されることが好ましい。例えば、送信パラメータ及び受信パラメータがともに4ビットで示される場合、つまり設定パラメータの組合せが16×16=256パターンある場合、試験結果のフォーマットは図12に示すものであることが好ましい。
すなわち、エラーカウント保持部22(例えばRAM)には、エラーカウント値を1バイトで示し、1ワードに一つの送信パラメータにおける各受信パラメータでのエラーカウント値を設定する。つまり、設定パラメータの全ての組合せが、エラーカウント保持部22の16ワード×16バイトの領域に設定される。これにより、図4及び図5に示すように、タイミング制御部202から指定された“WRITE ADDRESS”と、パラメータ生成部203からの“parameter”とを容易に対応付けることができ、試験結果の格納及び管理を容易に行なうことができる。
次に、上述の如き制御部20の動作例を、図13を参照して説明する。図13は、第2実施形態に係る制御部20による最適な設定パラメータの決定手順を説明するフローチャートである。なお、以下、エラーカウント保持部22が、図12に示す試験結果のフォーマットに従ってエラーの情報を保持するものとして説明する。なお、図13に示すフローチャートでは、エラーカウント保持部22の1ワードごとの検査によって、図9及び図10を用いて説明した受信パラメータ候補領域と送信パラメータ候補領域との取得をまとめて行なっている。
図7に示す伝送試験が終了すると、制御部20により、エラーカウント保持部22からデータを読み出すリードアドレス,及び制御部20内の各レジスタがリセットされ(ステップS21)、エラーカウント保持部22から1ワード分のデータが読み出される(ステップS22)。そして、制御部20により、読み出したデータについて、Rx方向に最適値があるか否かが判定される(ステップS23)。最適値がある場合(ステップS23のYesルート)、制御部20により、Rx方向の最適値座標、つまり受信パラメータ候補領域が算出されて保持され(ステップS24)、ステップS25に移行する。一方、ステップS23において読み出したデータについて、Rx方向に最適値がない場合(ステップS23のNoルート)、ステップS25に移行する。
ステップS25では、制御部24により、1バイト(1Rx)分のRxパラメータが選択され、最適値であるか否かが判定される(ステップS26)。最適値である場合(ステップS26のYesルート)、制御部20により、この最適値がTx方向で最初の最適値であるか否かが判定される(ステップS27)。Tx方向で最初の最適値である場合(ステップS27のYesルート)、制御部20により、選択しているTx,Rxの座標がTx方向で最初の最適値座標として保持され(ステップS28)、ステップS31に移行する。一方、Tx方向で最初の最適値ではない場合(ステップS27のNoルート)、ステップS31に移行する。
また、ステップS26において、選択されたRxパラメータが最適値ではない場合(ステップS26のNoルート)、制御部20により、Tx方向で最初の最適値が保持されているか否かが判定される(ステップS29)。保持されている場合(ステップS29のYesルート)、選択しているTx,Rxの座標がTx方向で最後の最適値座標として保持され(ステップS30)、ステップS31に移行する。一方、Tx方向で最初の最適値が保持されていない場合(ステップS29のNoルート)、ステップS31に移行する。
ステップS31では、制御部20により、次の1バイト(1Rx)が選択される。そして、制御部20により、選択したバイトがF、つまり最大値を超えているか否かが判定され(ステップS32)、超えていない場合(ステップS32のNoルート)、選択したバイトについてのステップS25の処理に移行する。一方、選択したバイトがFを超える場合(ステップS32のYesルート)、制御部20により、リードアドレスが1カウントアップされ(ステップS33)、リードアドレスがF、つまり最大値を超えているか否かが判定される(ステップS34)。超えていない場合(ステップS34のNoルート)、1カウントアップしたリードアドレスについてのステップS22の処理に移行する。一方、リードアドレスがFを超える場合(ステップS34のYesルート)、制御部20により、Tx方向の最適値座標、つまり送信パラメータ候補領域が算出されて保持される(ステップS35)。
次いで、制御部20により、保持したRx方向とTx方向との最適値座標から、最適パラメータ(設定パラメータ)が計算される(ステップS36)。そして、制御部20により、計算した最適パラメータが自装置である装置2にセットされるとともに(ステップS37)、相手装置である装置3に最適パラメータをセットするため、パケットが発行され(ステップS38)、処理が終了する。
このように、第2実施形態の制御部20によれば、上述した第1実施形態の情報処理装置1と同様の効果を奏することができる。
また、制御部20によれば、エラーカウント保持部22が保持するエラーの情報に基づいて、最適な設定パラメータが決定され、装置2,3に設定されるため、装置2に初期値等の設定が行なわれた後は、伝送試験及び設定処理を自動化することができる。
さらに、伝送試験と試験結果に基づいた設定値の設定とを一連の処理として、効率的に実行することができるため、作業者による試験結果の評価を省略することができ、例えば装置2,3の試作評価の場面等において、上述した第1実施形態の情報処理装置1よりも大幅に評価工数を削減することができる。
また、制御部20によれば、転送可能領域の範囲から、よりマージンがとれるポイント、すなわち領域の重心が求められる。このとき、制御部20により、取得された受信パラメータ候補領域と送信パラメータ候補領域との交点における受信パラメータと送信パラメータとの組合せに基づいて、最適な設定パラメータ(設定値)が決定される。これにより、例えば通信回線10の環境の変化等、Tx24,34とRx25,35との両方の環境が変動する場合に対しても許容範囲が広い設定パラメータを選択(決定)することができる。
〔2−2〕第2実施形態の第1変形例
第1実施形態,各変形例,及び第2実施形態では、伝送試験の開始を行なうトリガは、コンソール4からのマニュアル操作によるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1実施形態又は各変形例に対して、第2実施形態の制御部20の機能を適用した上で、温度や電圧変動などによるエラー増加をトリガとして、伝送試験による評価の開始から設定値(最適値)の設定までの処理を実施することができる。
これにより、装置2,3や通信回線10等における環境変化を受けて高速シリアル転送が不安定になった場合でも、最適な設定値の設定が実施されることで、自動的に高速シリアル転送を安定化させることができる。また、例えば実運用中において、環境変化により伝送特性が悪化した場合であっても、設定パラメータを自動的に変更させ、安定した伝送特性を得ることができる。
〔2−3〕第2実施形態の第2変形例
第1実施形態,各変形例,及び第2実施形態では、装置2,3が有する機能は、装置2,3の試作評価の場面等において用いられる評価ツールであるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、装置2,3が有する機能は、装置ごとに最適な伝送条件の算出が求められる場合には、装置の量産における試験ツールとして用いられても良い。この場合、コンソール4を介して制御部20に初期値を設定する作業者としては、製造管理者等が挙げられる。また、装置2,3が有する機能は、例えば実運用の場面において、環境変化による伝送特性変化に対応した、設定値の調整ツールとして使用することもできる。
〔3〕その他
以上、本発明の好ましい実施形態及び変形例について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態又は変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
例えば、上述した第1実施形態,第1実施形態の第1〜第3変形例,第2実施形態,第2実施形態の第1〜第2変形例は、それぞれ、任意の組合せで実施されても良い。
また、上述した第1実施形態の制御部20は、伝送試験において設定パラメータを変化させる際に、まず送信パラメータを固定にして、受信パラメータを変化させるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、はじめ受信パラメータを固定にして、送信パラメータを変化させても良い。
さらに、上述した第2実施形態では、制御部20が、エラーカウント保持部22が保持するエラーの情報から最適な設定パラメータを決定するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、装置2は、第2実施形態で説明した制御部20としての動作を行なう他の構成を有することとしても良い。
また、上述した制御部20(格納部201,タイミング制御部202,パラメータ生成部203,パケット生成部204),検出部21(CRC検査部21a,パケット受信カウンタ21b,エラーカウンタ21c),タイマ23,パラメータ設定部24b,25b,34b,35b,パケット解析部31,PRBS生成部32,CRC付加部33等を含む、第1,第2実施形態,及び各変形例の情報処理装置1の各種機能の全部もしくは一部は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が所定のプログラムを実行することによって実現されても良い。
そのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RWなど),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど),ブルーレイディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。
ここで、コンピュータとは、ハードウェアとOS(オペレーティングシステム)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェアを意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る手段とをそなえている。上記プログラムは、上述のようなコンピュータに、第1,第2実施形態,及び各変形例の情報処理装置1の各種機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、アプリケーションプログラムではなくOSによって実現されてもよい。
〔4〕付記
以上の実施形態及び変形例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有する情報処理装置であって、
前記第1の伝送装置は、
前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信する制御部と、
前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出する検出部と、
前記検出部により検出されたエラーの情報を保持する保持部と、を有し、
前記第2の伝送装置は、
前記制御部から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行なう設定部と、
前記設定部による設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信する生成部と、を有する
ことを特徴とする、情報処理装置。
(付記2)
前記設定情報は、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送信パラメータ及び受信パラメータを含み、
前記第1の伝送装置は、
所定期間の計時を行なうタイマをさらにそなえ、
前記制御部は、前記タイマが満了すると、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータの少なくとも一方を変化させた設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信するとともに、前記タイマをリセットすることを特徴とする、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記制御部は、前記保持部が保持するエラーの情報に基づいて、前記第1の伝送装置と前記第2の伝送装置との間の通信回線を介したデータの送受信に係る設定値を決定し、前記第1の伝送装置に設定するとともに、決定した設定値を前記第2の伝送装置に送信し、設定させることを特徴とする、付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記保持部は、前記検出部により検出されたエラーの情報を、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータと対応付けて保持し、
前記制御部は、前記保持部が保持するエラーの情報から、前記送信パラメータと前記受信パラメータとの組合せの候補領域を取得し、前記候補領域における送信パラメータごとの受信パラメータ方向の中心を受信パラメータ候補領域として取得し、前記候補領域における受信パラメータごとの送信パラメータ方向の中心を送信パラメータ候補領域として取得するとともに、前記受信パラメータ候補領域と前記送信パラメータ候補領域との交点における受信パラメータと送信パラメータとの組合せに基づいて前記設定値を決定することを特徴とする、付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記第2の伝送装置は、
前記生成部により生成されたデータに誤り検出情報を付加する付加部をさらに有し、
前記検出部は、前記第2の伝送装置から受信したデータに付加された誤り検出情報に基づき、受信したデータにエラーが含まれるか否かを検出するとともに、エラーが含まれる場合にカウントを行ない、
前記エラーの情報は、前記タイマが満了したときの、エラーのカウント値であることを特徴とする、付記2〜4のいずれか1項記載の情報処理装置。
(付記6)
前記検出部は、前記制御部により設定情報が前記第2の伝送装置に送信されてから前記タイマが満了するまでに、前記第2の伝送装置からデータを受信しない場合、前記保持部に最大のカウント値を保持させることを特徴とする、付記5記載の情報処理装置。
(付記7)
通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有する情報処理装置における試験方法であって、
前記第1の伝送装置において、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信し、
前記第2の伝送装置において、前記第1の伝送装置から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行ない、
前記第2の伝送装置において、前記送信の設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信し、
前記第1の伝送装置において、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出し、
検出されたエラーの情報を保持部に保持する、
ことを特徴とする、試験方法。
(付記8)
前記設定情報は、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送信パラメータ及び受信パラメータを含み、
前記第1の伝送装置において、所定期間の計時を行ない、計時が満了すると、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータの少なくとも一方を変化させた設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信するとともに、前記所定期間の計時をリセットすることを特徴とする、付記7記載の試験方法。
(付記9)
前記第1の伝送装置において、前記保持部が保持するエラーの情報に基づいて、前記第1の伝送装置と前記第2の伝送装置との間の通信回線を介したデータの送受信に係る設定値を決定し、前記第1の伝送装置に設定するとともに、決定した設定値を前記第2の伝送装置に送信し、設定させることを特徴とする、付記8記載の試験方法。
(付記10)
前記保持部には、前記検出されたエラーの情報が、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータと対応付けて保持され、
前記第1の伝送装置において、
前記保持部が保持するエラーの情報から、前記送信パラメータと前記受信パラメータとの組合せの候補領域を取得し、
前記候補領域における送信パラメータごとの受信パラメータ方向の中心を受信パラメータ候補領域として取得し、前記候補領域における受信パラメータごとの送信パラメータ方向の中心を送信パラメータ候補領域として取得するとともに、
前記受信パラメータ候補領域と前記送信パラメータ候補領域との交点における受信パラメータと送信パラメータとの組合せに基づいて前記設定値を決定することを特徴とする、付記9記載の試験方法。
(付記11)
前記第2の伝送装置において、前記生成されたデータに誤り検出情報を付加し、
前記第1の伝送装置における検出する処理において、前記第2の伝送装置から受信したデータに付加された誤り検出情報に基づき、受信したデータにエラーが含まれるか否かを検出するとともに、エラーが含まれる場合にカウントを行ない、
前記エラーの情報は、前記所定期間の計時が満了したときの、エラーのカウント値であることを特徴とする、付記8〜10のいずれか1項記載の試験方法。
(付記12)
前記第1の伝送装置における検出する処理において、設定情報が前記第2の伝送装置に送信されてから前記所定期間の計時が満了するまでに、前記第2の伝送装置からデータを受信しない場合、前記保持部に最大のカウント値を保持させることを特徴とする、付記11記載の試験方法。
(付記13)
通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有するコンピュータに、
前記第1の伝送装置において、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信し、
前記第2の伝送装置において、前記第1の伝送装置から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行ない、
前記第2の伝送装置において、前記送信の設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信し、
前記第1の伝送装置において、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出し、
検出されたエラーの情報を保持部に保持する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、試験プログラム。
(付記14)
前記設定情報は、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送信パラメータ及び受信パラメータを含み、
前記第1の伝送装置において、所定期間の計時を行ない、計時が満了すると、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータの少なくとも一方を変化させた設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信するとともに、前記所定期間の計時をリセットする、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記13記載の試験プログラム。
(付記15)
前記第1の伝送装置において、前記保持部が保持するエラーの情報に基づいて、前記第1の伝送装置と前記第2の伝送装置との間の通信回線を介したデータの送受信に係る設定値を決定し、前記第1の伝送装置に設定するとともに、決定した設定値を前記第2の伝送装置に送信し、設定させる、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記14記載の試験プログラム。
(付記16)
前記保持部には、前記検出されたエラーの情報が、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータと対応付けて保持され、
前記第1の伝送装置において、
前記保持部が保持するエラーの情報から、前記送信パラメータと前記受信パラメータとの組合せの候補領域を取得し、
前記候補領域における送信パラメータごとの受信パラメータ方向の中心を受信パラメータ候補領域として取得し、前記候補領域における受信パラメータごとの送信パラメータ方向の中心を送信パラメータ候補領域として取得するとともに、
前記受信パラメータ候補領域と前記送信パラメータ候補領域との交点における受信パラメータと送信パラメータとの組合せに基づいて前記設定値を決定する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記15記載の試験プログラム。
(付記17)
前記第2の伝送装置において、前記生成されたデータに誤り検出情報を付加し、
前記第1の伝送装置における検出する処理において、前記第2の伝送装置から受信したデータに付加された誤り検出情報に基づき、受信したデータにエラーが含まれるか否かを検出するとともに、エラーが含まれる場合にカウントを行なう、
処理を前記コンピュータに実行させるとともに、
前記エラーの情報は、前記所定期間の計時が満了したときの、エラーのカウント値であることを特徴とする、付記14〜16のいずれか1項記載の試験プログラム。
(付記18)
前記第1の伝送装置における検出する処理において、設定情報が前記第2の伝送装置に送信されてから前記所定期間の計時が満了するまでに、前記第2の伝送装置からデータを受信しない場合、前記保持部に最大のカウント値を保持させる、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、付記17記載の試験プログラム。
1,100 情報処理装置
10,1000 通信回線
11,1100,12,1200 伝送路
2 装置(第1の伝送装置)
20 制御部
200,300 装置
201 格納部
202 タイミング制御部
203 パラメータ生成部
204 パケット生成部
20a〜20d,23a レジスタ
21 検出部
21a CRC検査部
21b パケット受信カウンタ(パケット確認部)
21c エラーカウンタ
22 エラーカウント保持部(保持部)
23 タイマ
24,240,34,340 Tx
24a,25a,34a,35a PMA/PCS
24b,25b,34b,35b パラメータ設定部
25,250,35,350 Rx
3 装置(第2の伝送装置)
31 パケット解析部(設定部)
32 PRBS生成部(生成部)
33 CRC付加部(付加部)
4,400a,400b コンソール
5 CPU
6 RAM
7 ROM
8 入出力インタフェース

Claims (7)

  1. 通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有する情報処理装置であって、
    前記第1の伝送装置は、
    前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信する制御部と、
    前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出する検出部と、
    前記検出部により検出されたエラーの情報を保持する保持部と、を有し、
    前記第2の伝送装置は、
    前記制御部から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行なう設定部と、
    前記設定部による設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信する生成部と、を有する
    ことを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記設定情報は、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送信パラメータ及び受信パラメータを含み、
    前記第1の伝送装置は、
    所定期間の計時を行なうタイマをさらにそなえ、
    前記制御部は、前記タイマが満了すると、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータの少なくとも一方を変化させた設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信するとともに、前記タイマをリセットすることを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、前記保持部が保持するエラーの情報に基づいて、前記第1の伝送装置と前記第2の伝送装置との間の通信回線を介したデータの送受信に係る設定値を決定し、前記第1の伝送装置に設定するとともに、決定した設定値を前記第2の伝送装置に送信し、設定させることを特徴とする、請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記保持部は、前記検出部により検出されたエラーの情報を、前記送信パラメータ及び前記受信パラメータと対応付けて保持し、
    前記制御部は、前記保持部が保持するエラーの情報から、前記送信パラメータと前記受信パラメータとの組合せの候補領域を取得し、前記候補領域における送信パラメータごとの受信パラメータ方向の中心を受信パラメータ候補領域として取得し、前記候補領域における受信パラメータごとの送信パラメータ方向の中心を送信パラメータ候補領域として取得するとともに、前記受信パラメータ候補領域と前記送信パラメータ候補領域との交点における受信パラメータと送信パラメータとの組合せに基づいて前記設定値を決定することを特徴とする、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の伝送装置は、
    前記生成部により生成されたデータに誤り検出情報を付加する付加部をさらに有し、
    前記検出部は、前記第2の伝送装置から受信したデータに付加された誤り検出情報に基づき、受信したデータにエラーが含まれるか否かを検出するとともに、エラーが含まれる場合にカウントを行ない、
    前記エラーの情報は、前記タイマが満了したときの、エラーのカウント値であることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項記載の情報処理装置。
  6. 通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有する情報処理装置における試験方法であって、
    前記第1の伝送装置において、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信し、
    前記第2の伝送装置において、前記第1の伝送装置から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行ない、
    前記第2の伝送装置において、前記送信の設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信し、
    前記第1の伝送装置において、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出し、
    検出されたエラーの情報を保持部に保持する、
    ことを特徴とする、試験方法。
  7. 通信回線を介して接続された第1の伝送装置と第2の伝送装置とを有するコンピュータに、
    前記第1の伝送装置において、前記第1及び第2の伝送装置におけるデータの送受信に係る設定情報を生成し、生成した設定情報を前記第2の伝送装置に送信し、
    前記第2の伝送装置において、前記第1の伝送装置から受信した前記設定情報に基づいて、前記第1の伝送装置に送信するデータに係る送信の設定を行ない、
    前記第2の伝送装置において、前記送信の設定に応じて、データを生成し前記第1の伝送装置に送信し、
    前記第1の伝送装置において、前記第2の伝送装置から送信され、前記設定情報に基づき受信したデータに対して、エラーが含まれるか否かを検出し、
    検出されたエラーの情報を保持部に保持する、
    処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、試験プログラム。
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