JP2013206076A - 省電力制御装置、それを備えたコンピュータ装置および省電力制御方法 - Google Patents

省電力制御装置、それを備えたコンピュータ装置および省電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロセッサの調速時に、調速間隔が省電力制御の稼働時間よりも長い場合、省電力モードの移行・解除を可能とする省電力制御装置を提供する。また、省電力モードの移行・解除の期間エラーを抑止することができる省電力制御装置を提供する。
【解決手段】プロセッサの調速処理中に特定の回路の省電力制御を行う省電力制御装置であって、調速間隔が省電力制御の稼働時間よりも長い場合、特定の回路の消費電力を抑える省電力モードに移行する省電力制御装置とする。さらに、特定の回路における省電力モードの移行・解除期間に発生するエラーを抑止する制御を行うエラー制御部を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロセッサを省電力制御する制御装置、それを備えたコンピュータ装置および省電力制御方法に関する。
最近のコンピュータ業界において、TCO(Total Cost of Ownership)を削減するために、コンピュータシステムを省電力化する研究、開発が盛んに行われている。実際に、コンピュータシステムの維持・管理コストを低減することによって、更なるTCOの削減を追及する余地がある。
特許文献1では、プロセッサの調速方法の1つとして、タイマのダウンカウントの間SW(Softwear)命令起動を抑止することにより、性能を抑えて下位モデルを実現する技術が開示されている。特許文献1の調速方法では、SW命令が停止している間であっても、調速用のマイクロ命令を制御・実行し続けるために電力を消費する。調速時の消費電力を低減するためには、省電力モードに移行すればよいが、退避に時間を費やすため、省電力制御の稼働時間が調速間隔より長くなることもある。そのため、特許文献1の調整方法では、調速時に省電力モードに移行することは有効ではない。
また、調速時に最適な省電力方法としては、ある特定のパイプラインステージを省電力モードに移行するのが有効であると考えられる。しかしながら、現状では、調速時において、省電力モードへの移行および省電力モードの解除のタイミング制御、エラー処理をどのように行うべきか明確化されていない。
特許第3334613号公報
特許文献1に記載の調速方法では、調速時であっても実行消費電力を消費するという課題がある。また、調速時の電力消費を抑えるために省電力制御を実行すればよいが、省電力制御の稼働時間が調速間隔よりも長くなる場合、省電力モードに移行することは有効でなく、省電力化への配慮が無いという課題がある。
さらに、ある特定のパイプラインステージ回路を省電力モードに移行することは、調速の省電力化に有効であるものの、調速時において省電力モードへの移行および省電力モードの解除のタイミング制御、エラー処理をどのように行うかが明確にされていないという課題がある。
本発明の第1の目的は、プロセッサの調速時に、有効な省電力モードへの移行を可能とする省電力制御装置、コンピュータ装置および省電力制御方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、省電力モードへの移行および省電力モードの解除の期間エラーを抑止する省電力制御装置、コンピュータ装置および省電力制御方法を提供することにある。
本発明の第1の目的を達成するための省電力制御装置は、プロセッサの調速処理中に特定の回路の省電力制御を行う省電力制御装置であって、調速間隔が省電力制御の稼働時間よりも長い場合、特定の回路の消費電力を抑える省電力モードに移行し、調速間隔が省電力制御の稼働時間よりも短い場合、省電力モードに移行しない。
さらに、本発明の第1及び第2の目的を達成するための省電力制御装置は、上述の省電力制御装置にさらに、エラー抑止部を備え、エラー抑止部は、特定の回路における省電力モードへの移行期間および前記省電力モードの解除期間に発生するエラーを抑止する制御を行う。
本発明の第一の目的を達成するための省電力制御方法は、プロセッサの調速処理中に特定の回路の省電力制御を行う省電力制御方法であって、調速間隔が前記省電力制御の稼働時間よりも長い場合、前記特定の回路の消費電力を抑える省電力モードに移行する。
本発明によれば、プロセッサの調速時に、有効な省電力モードへの移行を可能とする省電力制御を行うことで、正常に消費電力を抑えることが可能となる。また、本発明によれば、エラー抑止部を備えることにより、特定の回路における省電力モードの移行・解除の期間のエラーを抑止することができる。
本発明の実施形態のコンピュータ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の消費電力制御装置とパイプラインステージ構成との対応を示すブロック図である。 特許文献1の調速時の動作を説明するための概念図である。 本発明の実施形態の調速時の省電力動作を説明するための概念図である。 本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるわけではない。
(構成)
図1は、本実施形態の省電力制御装置を使用するコンピュータ装置の構成である。
図1に示したように、本実施形態のコンピュータ装置またはシステムにおいて、IO(Input Output:入出力)プロセッサ1と、マスタプロセッサ10と、プロセッサ30と、プロセッサ40と、メモリコントローラ60とが、システムバス50を介して接続されている。メモリコントローラ60は、メモリ90とIO(Input Output)制御装置70に接続されている。IO制御装置70は、周辺装置80と接続されている。
マスタプロセッサ10は、コントロールブロック11と、複数のレジスタを含むレジスタ12と、キャッシュコントローラを含むキャッシュメモリ13と、省電力制御装置20と、パイプラインステージを有する。
パイプラインステージは、IF(Instruction Fetch:命令フェッチ)14と、ID(Instruction Decode/register read:命令デコード/レジスタ読み出し)15と、EX(EXecution/address calculation:実行/アドレス演算)16と、MA(Memory Access:メモリアクセス)17と、WB(Write Back:書き込み)18とから構成される命令パイプラインである。なお、本実施形態では、命令パイプラインについて説明しているが、MAステージ17を省略した汎用パイプラインでも適用可能である。
IFステージ14は、キャッシュメモリ13から命令を読み込む。なお、IFステージ14は、命令読み出しステージに相当する。
IDステージ15は、制御信号を生成し、レジスタ12のレジスタ指定子を参照し、命令を解釈する(デコード)。なお、IDステージ15は、命令解釈ステージに相当する。
EXステージ16は、命令の演算を行う。なお、EXステージ16は、命令実行ステージに相当する。
MAステージ17は、メモリ90(記憶部に相当)へのアクセス(書き込みまたは読み出し)を行う。なお、MAステージ17は、命令アクセスステージに相当する。
WBステージ18は、レジスタ12に演算結果を書き込む。なお、WBステージ18は、演算結果書き込みステージに相当する。
以上が、本発明の実施形態に係る省電力制御装置を含むコンピュータ装置の構成である。
図2は、本発明の実施形態における省電力制御装置20の構成と、パイプラインの各ステージとの信号の授受についてまとめたブロック図である。
省電力制御装置20は、カウンタ比較部21と、タイミング記憶部22と、省電力OFF/ON制御部23と、エラー抑止部24と、初期値設定部25とで構成される。
カウンタ比較部21は、IDステージ15から調速割込み信号19とタイミング記憶部22の情報を入力し、省電力OFF/ON制御部23とエラー抑止部24と初期値設定部25を制御する。
タイミング記憶部22は、省電力移行時間S、省電力時間T、省電力解除時間U、初期値設定時間V、調速間隔Wを保存する。ここで、省電力移行時間S、省電力時間T、省電力解除時間U、初期値設定時間V、調速間隔Wの値は、書換え可能な保存素子に保存するので実測値に基づいて変更可能である。
省電力OFF/ON制御部23は、EX、MA、WBステージ16、17、18の省電力制御を行う。
初期値設定部25は、省電力モード解除後にEX、MA、WBステージ16、17、18の初期値を設定する。
エラー抑止部24は、調速時の省電力モード移行・解除によって各パイプラインステージのエラー出力にノイズが発生するためエラーを抑止する。
(動作)
本発明の実施形態のおける調速時の省電力動作について、特許文献1に記載のプロセッサの調速動作と本発明の実施形態を比較して説明をする。
図3には、特許文献1の調速時の動作の模式図(300)を示した。
特許文献1に記載の調速動作では、図3において、SW(ソフトウェア)命令1で実行中あるいは合間に調速割込み1が入り(タイミング310)、次のSW命令2の実行前に調速用のマイクロ命令320を調速間隔Wの間発行して性能を抑える。なお、調速間隔Wは、調速割込みのタイミングや各SW命令の実行時間によって決まる。
さらに、SW命令2で実行中あるいは合間に調速割込み2が入り(タイミング330)、上述の調速が繰り返される。なお、調速割込み1と2の間隔は、割込み間隔Zとなる。
特許文献1では、SW命令が停止している調速時にも、マイクロ命令を制御しつつ実行できるため、電力消費を継続することになる。また、調速時に省電力モードに移行することもできるが、省電力モード前にデータの退避に費やす時間を含めると、省電力モード制御に要する時間が調速間隔Wよりも長くなる。そのため、特許文献1の制御方法では、省電力モードへの移行は有効ではない。
図4には、本発明の実施形態における省電力制御装置の動作の模式図(400)を示した。なお、図4には、調速の制御時間を比較するために、特許文献1の調速時の動作の模式図(300)を括弧内に示した。
本発明の実施形態では、マイクロ命令320を発行する代わりに、調速間隔Wの間、特定のパイプラインステージを構成する回路(特定のパイプラインステージ回路)の消費電力を抑える。なお、特定のパイプラインステージ回路とは、EX、MA、WBステージ16、17及び18を構成する回路である。
図4において、調速間隔Wは、省電力移行時間Sと省電力時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vの合計である。通常、調速間隔Wは、調速割込みのタイミングや各SW命令の実行時間によって決まる。従って、調速間隔Wが、省電力移行時間Sと省電力時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vの合計以下の場合のみ省電力モードへの移行が可能となる。そのため、エラー抑止時間はWとなる(410)。
また、消費電力を抑える方法(省電力制御)は、各特定のパイプラインステージ回路の入力電位V1に対して、出力電位(GND)を入力電位V1まで上げて回路に流れる電流を0にして消費電力を抑える方法である。なお、特定のパイプラインステージ回路の消費電力を抑える方法は、ここであげた方法に限らない。図4における調速間隔Wにおいて、図2の省電力ON/OFF制御部23による省電力制御が実行される。省電力制御での移行時間、省電力モードONの期間等は、以下の通りである。
すなわち、図4の省電力移行時間Sは、各特定のパイプラインステージ回路の出力電位(GND)が、入力電位V1と同じ電位に上がるまでの時間を示す。
図4の省電力移行時間Sに続く省電力モードON時間Tは、各特定のパイプラインステージ回路の入力電位と出力電位の電位差が0であるため、電力は消費されない期間である。
図4の省電力モードON時間Tに続く省電力解除時間Uは、出力電位(V1)が、入力電位(GND)に下がるまでの時間である。
図4の初期値設定時間Vは、特定のパイプラインステージ回路、例えばFF(Flip Flop:フリップフロップ)等に初期値を設定するために要する設定時間を示す。
また、省電力移行時間Sと省電力解除時間Uでは、各パイプラインステージ回路(IF、ID、EX、MA、WBステージ14、15、16、17、18を構成する回路)でノイズが発生するため、エラーを抑止するマスク処理がエラー抑止部24に必要となる。エラー抑止部24は、例えば、ANDまたはNANDゲートで構成可能であり、エラー検出回路の手前に追加することができる。エラー検出回路は、例えば、ECC(Error Checking and Correction:誤り検出訂正)、パリティ、故障検出等がある。
なお、省電力移行時間Sと省電力モードON時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vの合計が調速間隔Wより大きい場合、カウンタ比較部21の指示より、省電力ON/OFF制御部23は省電力モードをスキップすることができる。
以上が図4の説明である。
次に図5および図6のフローチャートによって、本発明の実施形態の動作フローを説明する。
図5は、IDステージ15が調速割込みを受信し、省電力OFF/ON制御部23が省電力モードをONにするフローである。
図5において、最初、IDステージ15は、タイマ値Nを生成する。なお、タイマ値Nは、図5および図6のフローの途中でリセットしない値である。
IDステージ15は、タイマ値Nに+1インクルメントしたタイマ値N’をカウンタ比較部21に出力する。(ステップ101)。なお、IDステージ15がタイマ値Nを+1インクルメントする時間間隔は、プロセッサの動作周波数の逆数に相当する時間である。例えば、動作周波数が1ギガHzの場合、IDステージ15は、1ギガHzの逆数となる1ナノ秒ごとに+1インクルメントすることになる。
IDステージ15は、タイマ値N'とNのステップ101での初期値との差が16μsecであるか否かを判断する。(ステップ102)。なお、16μsecは、本発明の実施形態において、調速割込みする割込み間隔である。なお、IDステージ15は、タイマ値N’をNとしてカウントを継続する。
タイマ値N’が16μsecである場合、IDステージ15が調速割込みを受信する(ステップ103)。調速割込みには、後述する調速間隔Wの情報が含まれている。なお、調速間隔Wは、調速割込みのタイミングとSW命令の種類によって変わる変数である。
一方、タイマ値N’が16μsecでない場合、IDステージ15は、ステップ101に戻る。
SW命令が完了している場合、次のステップ105へ進む。一方、SW命令が完了していない場合、ステップ103に戻る(ステップ104)。
なお、以下のステップ105、106は、次のように並列して処理する。
カウンタ比較部21は、タイミング記憶部22から、省電力移行時間S、省電力時間T、省電力解除時間U、初期値設定時間Vを取得する(ステップ105)。
カウンタ比較部21は、IDステージ15からのタイマ値Nと調速間隔Wの情報を保存する(ステップ106)。
カウンタ比較部21は、調速間隔Wと、省電力移行時間Sと省電力時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vとの和(省電力制御の稼働時間)と比較し、比較結果に応じてエラー抑止部24を制御する(ステップ107)。
すなわち調速間隔Wが、省電力移行時間Sと省電力時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vとの和より大きい場合、エラー抑止部24は、EX、MA、WBステージ16、17、18にノイズを抑えるための抑止信号を図4の省電力移行時間Sに送る(ステップ108)。
一方、調速間隔Wが、省電力移行時間Sと省電力時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vの和より小さい場合、省電力制御の稼働時間が調速間隔Wよりも長くなるので、カウンタ比較部21は、IDステージ15に省電力制御を中止する指示をし、処理はステップ101へ戻る。
図5において、ステップ108の後、あるいはステップ108と同時に、カウンタ比較部21は、省電力OFF/ON制御部23に、省電力モードをONする指示をする(ステップ109)。これにより、省電力OFF/ON制御部23は、EX、MA、WBステージ16、17、18の省電力制御を行い、EX、MA、WBステージ16、17、18の入力電位と出力電位の電位差が0になる制御が行なわれる。さらに、カウント比較部21は、タイマ値iに、「0」を設定する(ステップ110)。
次に、カウント比較部21は、タイマ値iに+1インクルメントする(ステップ111)。なお、カウンタ比較部21がタイマ値iを+1インクルメントする時間間隔は、プロセッサの動作周波数の逆数に相当する時間である。
カウンタ比較部21は、タイマ値iと、省電力移行時間Sと省電力時間Tの和を比較する(ステップ112)。
タイマ値iが省電力移行時間Sと省電力時間Tの和と等しくない場合、ステップ111に戻る。
タイマ値iが省電力移行時間Sと省電力時間Tの和と等しい場合、次のステップB(ステップ300)へ進む(図6へ)。
図6は、カウンタ比較部21が省電力OFF/ON制御部23に省電力モードをOFFする指示を出してから、エラー抑止部24がエラーを判断するフローである。
図6において、カウンタ比較部21は、省電力OFF/ON制御部23へ、省電力モードをOFFにする指示をする(ステップ201)。
このとき、カウント比較部21は、タイマ値iに、「0」を設定する(ステップ202)。
カウンタ比較部21は、タイマ値iに+1インクルメントする(ステップ203)。カウンタ比較部21がタイマ値iを+1インクルメントする時間間隔は、プロセッサの動作周波数の逆数に相当する時間である。
カウンタ比較部21は、タイマ値iと省電力解除時間Uを比較する(ステップ204)。
タイマ値iが省電力解除時間Uと等しい場合、カウンタ比較部21は、初期値設定部25に初期化を指示する(ステップ205)。
一方、タイマ値iが省電力解除時間Uと等しくない場合、ステップ203に戻る。
初期値設定部25は、EX、MA、WBステージ16、17、18のFF値の初期値として0を設定する(ステップ206)。
初期値設定部25は、IDステージ15にNOP(No Operation:何もせず)を指示する(ステップ207)。
エラー抑止部24は、エラーの有無を判断する(ステップ208)。
エラーが無い場合、エラー抑止部24は、EX、MA、WBステージ16、17、18に抑止解除信号を送る(ステップ209)。
一方、エラーが有る場合、図5のA(ステップ101)へ戻る。
図6において、カウンタ比較部21は、タイミング記憶部22に実測値N’−N(ステップ101での初期値)を保存する(ステップ210)。保存した実測値N’−Nは、実際の省電力制御の稼働時間に相当し、省電力移行時間Sと省電力時間Tと省電力解除時間Uと初期値設定時間Vの和(省電力制御稼働時間)を補正するために使用する。
以上が、本実施形態の動作の説明となる。なお、本発明の実施形態における省電力制御装置の動作は、以上に限定されるわけではない。
以上、本実施形態においては、省電力制御装置20が、調速時に特定のパイプラインステージ回路であるEX、MA、WBステージの省電力制御を行うことが可能となる。そのため、調速時に消費電力を低減できる。なぜなら、省電力制御装置20は、プロセッサの調速処理中に特定の回路に対し次のような省電力制御を行うからである。それは、調速間隔が省電力制御の稼働時間よりも長い場合、特定の回路の消費電力を抑える省電力モードに移行し、さらに、調速間隔が省電力制御の稼働時間よりも短い場合、前記省電力モードに移行しない制御である。
また、本実施形態において、エラー抑止部24は、調速時の省電力モード移行・解除の際に、各ステージのエラー出力にノイズが発生することを抑止する。そのため、省電力モードの移行・解除の期間エラーを抑止することができる。
さらに、本実施形態の省電力制御方法においては、タイミング記憶部22により実測値等で書換えができるため、省電力有効時間の変更が可能となる。そのため、プロセッサを作りかえることなく調速制御を省電力化することが可能となる。
すなわち、本実施形態の省電力制御方法を取り入れたコンピュータ装置においては、ハードウェアを更新しなくても省電力化が可能となる。また、パイプラインをもつシステムであれば、本実施形態の省電力制御方法を有するプログラムを取り入れることによって、プロセッサの調速制御を省電力化することができる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態では、特定のパイプラインステージ回路の省電力モード移行・解除する制御を示した。本発明の制御方法は、同様に、複数パイプラインを持つプロセッサでも実現可能である。
また、本発明の制御方法は、特定のパイプラインステージ回路以外の回路にも適用可能である。例えば、キャッシュメモリ13、レジスタ12、コントロールブロック11にも適用することができる。
さらに、本発明の実施形態では、マスタプロセッサ10内部の制御について示したが、カウンタ比較部21にHW(Hardwear)割込み線制御を追加して同期制御することにより、IOプロセッサ1の内部の回路に省電力モード移行・解除する制御を追加することも可能である。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明の実施形態に係る調速の制御方法は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した制御方法も本発明の範囲に含まれる。
1 IOプロセッサ
10 マスタプロセッサ
11 コントロールブロック
12 レジスタ
13 キャッシュメモリ
14 IFステージ
15 IDステージ
16 EXステージ
17 MAステージ
18 WBステージ
19 調速割込み信号
20 省電力制御装置
21 カウンタ比較部
22 タイミング記憶部
23 省電力OFF/ON制御部
24 エラー抑止部
25 初期値設定部
30 プロセッサ
40 プロセッサ
50 システムバス
60 メモリコントローラ
70 IO制御装置
80 周辺装置
90 メモリ

Claims (10)

  1. プロセッサの調速処理中に特定の回路に対し省電力制御を行う省電力制御装置であって、
    調速間隔が前記省電力制御の稼働時間よりも長い場合、前記特定の回路の消費電力を抑える省電力モードに移行し、
    前記調速間隔が前記省電力制御の稼働時間よりも短い場合、前記省電力モードに移行しないことを特徴とする省電力制御装置。
  2. 前記省電力制御装置は、
    前記特定の回路における前記省電力モードへの移行期間および前記省電力モードの解除期間に発生するエラーを抑止するエラー抑止部を有することを特徴とする請求項1に記載の省電力制御装置。
  3. 前記特定の回路は、命令パイプラインステージ回路に含まれ、
    命令を実行する実行/アドレス演算ステージと、
    メモリやレジスタへのアクセスを行うメモリアクセスステージと、
    メモリやレジスタに演算結果を書き込む書き込みステージと、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の省電力制御装置。
  4. 前記特定の回路の省電力制御に関する時間を記憶するタイミング記憶部と、
    前記特定の回路の省電力モードの開始および停止を行う省電力OFF/ON制御部と、
    実測した調速間隔に対応して初期値を設定する初期値設定部と、
    前記命令パイプラインステージ回路に含まれる命令デコード/レジスタ読み出しステージのタイマ値を参照して前記タイミング記憶部と前記省電力OFF/ON制御部と前記エラー抑止部と前記初期値設定部とを制御するカウンタ比較部と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の省電力制御装置。
  5. 前記省電力制御の稼働時間は、
    前記省電力モードへの移行期間と、
    前記省電力モードがONしている期間と、
    前記省電力モードの解除期間と、
    前記初期値設定部が初期値を設定する期間であることを特徴とする請求項4に記載の省電力制御装置。
  6. 前記エラー抑止部は、
    前記特定の回路を前記移行期間および前記解除期間の入力電位変動に伴うエラー発生を抑止することを特徴とする請求項4または5に記載の省電力制御装置。
  7. 前記エラー抑止部は、
    エラー検出回路の前にANDゲートまたはNANDゲートのうち少なくとも一方を含む構成の論理回路によってマスク処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の省電力制御装置。
  8. 前記省電力制御は、
    前記特定の回路の出力電位を入力電位と同じ電位に制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の省電力制御装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の省電力制御装置を備えることを特徴とするコンピュータ装置。
  10. プロセッサの調速処理中に特定の回路の省電力制御を行う省電力制御方法であって、
    調速間隔が前記省電力制御の稼働時間よりも長い場合、前記特定の回路の消費電力を抑える省電力モードに移行し、
    前記調速間隔が前記省電力制御の稼働時間よりも短い場合、前記省電力モードに移行しないことを特徴とする省電力制御方法。
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