JP2013203286A - シフト装置 - Google Patents

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Koji Onishi
宏司 大西
Keisuke Kino
恵右 木野
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H2059/081Range selector apparatus using knops or discs for rotary range selection

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  • Mechanical Control Devices (AREA)

Abstract

【課題】シフトレバーのシフト位置とトランスミッションのシフト位置との不一致を防止しつつ、装置の目視、および手の感触でシフト位置を認識できるシフトバイワイヤ方式のシフト装置を提供する。
【解決手段】位置検出手段24から出力される信号によって、ロック機構6が走行レバー2の移動を規制し、Pノブ7、Nスイッチ8を操作し、ロック機構6による走行レバー2の移動規制を解除することによって、走行レバー2が所定のポジションに移動する。

【選択図】図1

Description

本発明は、自動変速機用のシフト装置に関する。
従来、シフトバイワイヤ方式の自動変速機用のシフト装置には、シフトレバーを揺動操作することで、設定された複数のポジションを選択できるように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されるシフトバイワイヤ方式のシフト装置101では、図16に示すように、シフトレバー102は、ベース103に、支持部材161から車両左右方向に延出形成されたシフト側支持軸131によってシフト方向(たとえば車両前後方向)に揺動可能に支持され、支持部材161内を車両前後方向に貫通するセレクト側支持軸131aによってセレクト方向(たとえば車両左右方向)に揺動可能に支持されている。
また、シフト装置101には、H、+、−、N、 D、Rの6ポジションがH字状に設定されており、ガイド部材152は、節度機構105を構成し、各ポジションに対応する節度面(図示せず)が形成されている。そして、シフトレバー102の基端には、節度機構105を構成する節度ピン151が突没可能に、且つ節度面上に当接配置されている。
シフト側支持軸131は、ギヤ112,113を介して、セレクト側支持軸131aは、ギヤ112a,114を介してモータ111,111aが連係されており、これらモータ111,111aが駆動することで、シフトレバー102を移動操作されたポジションに強制的に保持することができる。
上記構成により、シフトレバー102を揺動操作することで、節度ピン151が節度面上を摺動しつつ、各ポジションに変位する。シフトレバー102が所望のポジションに変位したところで、モータ111,111aが駆動し、シフトレバー102をポジション位置に所定時間保持する。所定時間経過後は、モータ111,111aの駆動が解除され、節度ピン151と節度面によって、シフトレバー102がHポジションに戻る構成となっている。
そして、移動操作されたシフトレバー102が、所定時間経過後に選択したポジションからHポジションに戻る構成とすることで、シフトレバー102の操作が完了したことを直感的に認識するとともに、シフトレバー102のシフト位置と、トランスミッションのシフト位置との不一致を回避できるものである。
特開2011−251612号公報
ところで、特許文献1に記載の技術にあっては、シフトレバー102が変更したシフトポジションに常時保持されていないので、所定時間経過後は、シフト装置101を目視したり、手で触れた感触からは、現在のシフトポジションが認識できないという問題がある。また、シフトレバー102をシフトポジションに保持する構造として複数のモータ111,111aと複数のギヤ112,113,112a、および114を用いるため、シフト装置101が大型化してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、シフトレバーのシフト位置とトランスミッションのシフト位置との不一致を防止しつつ、装置の目視、および手の感触でシフト位置を認識できるシフトバイワイヤ方式のシフト装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、本体ケースに軸支され、揺動操作によって任意のポジションに移動するシフト部材と、該シフト部材が移動したポジションを検出する位置検出手段と、移動したポジションから他のポジションへの該シフト部材の移動を規制するロック機構と、該ロック機構による該シフト部材の移動規制を解除するロック解除手段とを備え、該位置検出手段から出力される信号によって、該ロック機構が該シフト部材の移動を規制して操作状態を維持し、該ロック解除手段を操作し、該ロック機構による該シフト部材の移動規制を解除することによって、該シフト部材が所定のポジションに復帰することを特徴している。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシフト装置において、前記ロック機構は、前記シフト部材の回転軸方向に移動して、該シフト部材と係脱可能に配置されたロック部材を有し、該シフト部材と該ロック部材のどちらか一方に、係合突起と、該シフト部材と該ロック部材の他方に、該係合突起と係合可能な係合受部とを備え、該ロック部材が該シフト部材の回転軸の一方に移動して規制位置に位置した状態で、該係合突起と該係合受部とが、該シフト部材の揺動方向に対して係合し、該ロック部材が該シフト部材の回転軸の他方に移動して解除位置に位置した状態で、該係合突起が該係合受部から離間し、係合が解除されることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載のシフト装置において、ニュートラルポジションを選択するニュートラル選択手段、およびパーキングポジションを選択するパーキング選択手段の少なくともどちらか一方が、前記ロック解除手段からなり、該ロック解除手段を操作し、前記シフト部材の移動規制を解除することによって、該シフト部材が移動するポジションがHポジションであることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項3に記載のシフト装置において、前記ニュートラル選択手段、および前記パーキング選択手段を操作することで、前記シフト部材の移動規制が解除され、該シフト部材がHポジションに移動したところで、前記位置検出手段から出力される信号によって、前記ロック機構が該シフト部材の移動を再度規制することを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシフト装置において、前記シフト部材と、前記ロック解除手段とは、それぞれの操作形態が異なることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシフト装置において、前記シフト部材、前記ニュートラル選択手段、および前記パーキング選択手段には、それぞれに点灯手段が配置され、該シフト部材、該ニュートラル選択手段、および該パーキング選択手段の一部、または全体が、それぞれに点灯することを特徴としている。
請求項1の発明において、ロック機構によってシフト部材の移動が規制され、ロック解除手段によってロック機構によるシフト部材の移動規制が解除されることで、必ず任意のポジションから所定のポジションへシフト部材が復帰し、保持されるため、シフト部材のシフト位置とトランスミッションのシフト位置との不一致を防止することができる。また、移動後のシフト部材が操作状態を維持して任意のポジションに保持されるため、装置の目視、および手の感触でシフト位置を認識することができる。
請求項2の発明において、ロック部材がシフト部材の回転軸方向に移動し、規制位置に位置した状態で、係合突起と係合受部とが、シフト部材の揺動方向に対して係合し、ロック部材が解除位置に位置した状態で、係合突起が係合受部から離間し、係合が解除される単純な構成としたことで、装置全体を大型化することなく、ロック機構を設置することができる。
請求項3の発明において、ニュートラル選択手段とパーキング選択手段の少なくともどちらか一方をロック解除手段とすることで、新たにロック解除手段を設けることなく、シフト部材の移動規制を解除することができるため、製造コストの増大を防ぎつつ、装置全体を大型化することなく、ロック解除手段を設置することができる。
請求項4の発明において、Hポジションに位置した状態のシフト部材の移動が規制されることで、Hポジションから他のポジションにシフト部材が不用意に移動することを防止することができる。
請求項5の発明において、シフト部材と、ロック解除手段との操作形態が異なることによって、シフトポジションを意識しながらの操作となるため、誤操作を防止することができる。
請求項6の発明において、シフト部材と、ロック解除手段のそれぞれに点灯手段を配置し、シフト部材と、ロック解除手段の一部、または全体が、それぞれに点灯する構成としたことで、操作部分が点灯するため、新たにシフトポジションを報知する手段を配置するためのスペースを用意する必要がないため、装置全体の小型化を図ることができる。
本発明の一実施形態を示し、シフト装置の分解斜視図である。 本実施形態のシフト装置のHポジション状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフト装置のHポジション状態を示す上面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 本実施形態のシフトレバーとアクチュエータのHポジション状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフトレバーとアクチュエータのHポジション状態を示す側面図である。 本実施形態のシフトレバーとアクチュエータのHポジション状態を示す正面図である。 本実施形態のシフト装置のRポジション状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフトレバーとアクチュエータのRポジション状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフトレバーとアクチュエータのRポジション状態を示す正面図である。 本実施形態のシフト装置のDポジション状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフトレバーとアクチュエータのDポジション状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフト装置のPレバーを操作し、シフトレバーがHポジションに移動した状態を示す斜視図である。 本実施形態のシフト装置のPレバーを操作し、シフトレバーがHポジションに移動した状態を示す要部断面図である。 別態様のシフトレバーとアクチュエータのHポジション状態を示す斜視図である。 従来例のシフト装置を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。本実施形態のシフト装置1は、シフト部材としての走行レバー2を揺動範囲内に設定された複数のポジションに変位することで、各ポジションに対応する所定のレンジに変速するものである。
図1〜図15に示すように、本実施形態のシフト装置1は、車両(図示せず)に固定される本体ケース3と、板面上に様々な電気部品が載置される複数の回路基板4と、基端部がレバー支持軸31によって本体ケース3に揺動自在に軸支されるシフト部材としての走行レバー2と、走行レバー2を揺動操作する際に節度感を付与するチェック機構5、走行レバー2の移動規制を行なうロック機構6と、ロック解除手段としてのP(パーキング)ノブ7、およびN(ニュートラル)スイッチ8とを備えている。
本体ケース3は、アッパーケース3aとロアケース3bとからなり、中空の略箱形状を備えている。アッパーケース3aの上面3cには、ケース内に通じるレバー挿通孔32、ノブ孔33、およびスイッチ孔34が形成されている。アッパーケース3aの対向する2側面には、本体ケース3を車両に固定するための車両固定部35が形成されている。車両固定部35をボルト等によって車体に固定する。ロアケース3bの下面には、基板カバー36が配置され、ロアケース3bと基板カバー36との間に、シフト装置1の動作を制御する回路基板4を構成する制御基板45が配置される
走行レバー(シフト部材)2には、H(ホーム)ポジション、Rポジション、Dポジションの3ポジションが設定されており、Hポジションは、走行レバー2がレバー挿通孔32の真ん中に位置する状態で、Rポジションは、走行レバー2がレバー挿通孔32の前方(図3の上側)に位置する状態で、Dポジションは、走行レバー2がレバー挿通孔32の後方(図3の下側)に位置する状態である。走行レバー2は、円弧状のレバー本体21と、レバー本体21から突設されるレバー操作部22とで構成される。走行レバー2は、レバー操作部22がレバー挿通孔32に挿通された状態で、レバー本体21がレバー支持軸31を介して、アッパーケース3aに軸支されることで、レバー操作部22がレバー挿通孔32内を移動可能に揺動支持されている。レバー本体21の円周面21aには、レバー操作部22を挟んで、リバースポジションを示す「R」の文字と、ドライブポジションを示す「D」の文字が表示されている。レバー本体21内には、回路基板41上に配置されたLED等の点灯手段91が基板ホルダー41aを介して配置され、夜間等には点灯手段91が点灯することで、「R」、「D」が浮上がるように点灯する。なお、レバー本体21の円周面21a上には、「R」上を円周面21aに沿ってスライド可能なRカバー23Rと、「D」上を円周面21aに沿ってスライド可能なDカバー23Dとが配置されている。また、走行レバー2の揺動する先端が、レバー挿通孔32の周縁から外側に突出しないように、走行レバー2の形状、およびレバー挿通孔32の周縁の形状が設定されている。
また、走行レバー2には、ポジション位置を検出する位置検出手段24が設けられている。位置検出手段24は、係合部材62に設けられた位置検出突起24aと、本体ケース3内の回路基板42に配置されるレバースイッチ24bとで構成されている。レバースイッチ24bは、レバー操作部22の扇状側面に沿ってスライド可能に配置されている。また、レバースイッチ24bは、スリット状の突起受部24cを備え、突起受部24cに位置検出突起24aが連係配置されている。そして、レバースイッチ24bは、揺動操作される走行レバー2によって移動する位置検出突起24aとともに変位し、走行レバー2の位置を検出する。
チェック機構5は、チェックピン51、チェックピン51をチェック溝52へ向かって付勢するスプリング(図示せず)、チェック溝52、およびチェックピン51を保持するホルダー54とで構成されている。チェックピン51は、走行レバー2の一側扇状側面2aに、ホルダー54によりチェック溝52に向かって配置されている。チェックピン51は、半球状の先端部53を備え、チェック溝52に向かって突出しつつ付勢され、突没可能に構成されている。チェック溝52は、ロアケース3bの底面に配置され、断面が略U字形状の直線状の溝である。チェック溝52の各部は、レバー支持軸31との距離(溝の深さ)が場所によって規定されており、走行レバー2がHポジションに位置している状態でのチェック溝52が一番深く、Rポジション、およびDポジションに位置している状態でのチェック溝52が次に深く、各ポジション間を繋ぐチェック溝52が一番浅くなるように設定されている。
そして、後述するロック機構6によって、走行レバー2が移動したポジションに保持されなければ、走行レバー2がHポジションに戻るセルフリターン機能を発揮するように、チェックピン51の付勢力と、チェック溝52の形状が設定されている。また、走行レバー2を揺動操作した際に、チェックピン51の先端が突没しつつ、チェック溝52の凹凸を乗越えることで発生する走行レバー2の操作抵抗の変化によって、走行レバー2を揺動操作する際の節度感を付与している。
ロック機構6は、ロックスライダ61、係合部材62、およびアクチュエータとしてのソレノイド63で構成されている。ロックスライダ(ロック部材)61は、逆三角形形状の板状部材からなるロック本体61aと、ロック本体61aの中央部分を貫通する筒体からなるスプライン筒部61bと、係合突起として、ロック本体61aの上側角部の2箇所に突設される軸状の係合ピン61cと、ロック本体61aの下側角部にソレノイド連結部61dとで構成されている。スプライン筒部61bは、内周面にスプライン加工が施されており、レバー支持軸31の外周に遊嵌され、ソレノイド連結部61dにてソレノイド63と連結されているため、レバー支持軸31の外周上を周方向には回動不可に、且つ軸方向に沿って移動可能となるように構成されている。係合ピン61cは、R側係合ピン64RとD側係合ピン64Dとからなり、ロック本体61aの上側角部の2箇所それぞれに、ロックスライダ61の移動方向に沿って、係合部材62に向かって突設されている。
係合部材62は、走行レバー2の他側扇状側面2bに一体的に配置され、略W字形状の板状部材で構成されている。W字形状の中央に位置する中央切片62aと両脇の端側切片62b,62cとの間の凹部は、係合受部として、係合ピン61cと係脱可能なR係合受部65RとD係合受部65Dに設定されている。また、端側切片62b,62cの外側辺が、係合ピン61cと係脱可能なH係合受部65Hに設定されている。そして、中央の下側凹部は、レバー支持軸31に摺接する軸受部62dに設定されている。また、中央上側凹部62eには、基板ホルダー41aの爪部41bが嵌合されており、走行レバー2内に点灯手段91が配置されている。
ソレノイド63は、ソレノイドホルダ63aを介して、プランジャ63bがレバー支持軸31の軸方向に沿って位置するようにレバー支持軸31の下部に配置されている。プランジャ63bの先端には、段付溝63cがロックスライダ61のソレノイド連結部61dに連結可能に形成されている。
P(パーキング)ノブ(ロック解除手段)7は、パーキング選択手段として、L字形状を有するノブ部材71と、P位置検知スイッチ72とで構成されている。ノブ部材71は、L字形状の一辺が、P操作部71aとして、アッパーケース3aの上面3cと面一に、他辺がP連係部71bとして、上面3cに対して垂直になるようアッパーケース3aに配置され、ノブ支持軸71cによって、L字形状の角部を中心に揺動可能に軸支されている。また、ノブ部材71のP操作部71aには、パーキングポジションを示す「P」の文字が表示されている。ノブ部材71の下方には、LED等の点灯手段92が回路基板42上に配置され、夜間等には点灯手段92が点灯することで、「P」が浮上がるように点灯する。また、点灯手段92の点灯色が変化する等によって、シフトがパーキングポジションにあることを報知する。P位置検知スイッチ72は、回路基板42上に、P連係部71bの先端と連係しつつ、ノブ部材71の揺動面に沿ってスライド可能に配置されている。
Pノブ7は、P操作部71aを引上げることで、P連係部71bが揺動しつつ、アッパーケース3aとP位置検知スイッチ72との間に設けたコイルスプリング73を圧縮させながらP位置検知スイッチ72をスライドさせて、シフトがパーキング(P)ポジションに移動したことを検知する。そして、制御基板45上の制御回路によって、ソレノイド63の通電が遮断されて、ソレノイド63のプランジャ63bが伸長し、走行レバー2のロックが解除される。
N(ニュートラル)スイッチ(ロック解除手段)8は、ニュートラル選択手段として、ボタン本体81と、ラバーコンタクト82とで構成され、押したときだけ作用するモーメンタリ型の押ボタンスイッチで構成されている。ボタン本体81は、端面81aがアッパーケース3aの上面3cと面一になるよう配置されている。端面81aには、ニュートラルポジションを示す「N」の文字が表示されている。ラバーコンタクト82は、柔軟性を備えたエラストマーからなり、荷重が加わると潰れて変形し、荷重が無くなると元の形状に復元することで、回路基板42上の接点のON−OFFを行なう。回路基板42の下方には、点灯手段93が配置され、夜間等にはこの点灯手段93が点灯することで、「N」が浮上がるように点灯する。
Nスイッチ8は、ボタン本体81を押圧操作することで、ラバーコンタクト82が回路基板42上の接点に接触し、ニュートラル(N)ポジションに移動したことを検知する。そして、制御基板45上の制御回路によって、ソレノイド63の通電が遮断されて、ソレノイド63のプランジャ63bが伸長し、走行レバー2のロックが解除される。
次に、操作手順を示す。まず、図2〜図7に示すように、走行レバー2がHポジションに位置し、トランスミッション(図示せず)は、ニュートラル状態となっている。この状態では、ソレノイド63に通電されておらず、プランジャ63bが伸長したままの、ロックスライダ61が係合部材62から離間した解除位置に位置し、走行レバー2の移動規制が解除されたロック解除状態となっている。そして、チェック機構5のセルフリターン機能によって、走行レバー2は、Hポジションに保持されている。また、Rカバー23RとDカバー23Dは、走行レバー2の「R」、「D」の表示をそれぞれ覆い隠した初期状態で保持されている。
図8〜図10に示すように、走行レバー2をHポジションからRポジションへ揺動操作すると、トランスミッションは、リバース状態となる。また、走行レバー2をHポジションからRポジションへ揺動操作した際に、チェック機構5によって操作者に節度感が付与され、Rポジションに移動したことを感じることができる。また、揺動する走行レバー2とともに、Dカバー23Dがレバー挿通孔32を横切ってレバー挿通孔32の外へ移動し、Rカバー23Rは、初期状態のまま保持される。これにより、走行レバー2の揺動操作によって「R」が露出し、操作者にRポジションに移動したことを視覚的に報知する。走行レバー2のRポジションへの移動が完了すると、位置検出手段24のレバースイッチ24bが制御手段(図示せず)へ信号を出力し、制御手段がソレノイド63に通電する。ソレノイド63に通電することによって、プランジャ63bが吸引されてロックスライダ61が規制位置へ移動する。規制位置へ移動したロックスライダ61は、R側係合ピン64RがR係合受部65Rと係合し、走行レバー2がHポジションへ戻ることを規制する。つまり、ロックスライダ61は走行レバー2と係脱可能に配置されている。なお、走行レバー2がRポジションの先へ行かないように、チェック溝52が構成されているとともに、走行レバー2が本体ケース3に当接するよう構成されている。
図11、図12に示すように、走行レバー2をHポジションからDポジションへ揺動操作すると、トランスミッションは、ドライブ状態となる。また、走行レバー2をHポジションからDポジションへ揺動操作した場合も、チェック機構5によって操作者に節度感が付与され、Dポジションに移動したことを感じることができる。また、揺動する走行レバー2とともに、Rカバー23Rがレバー挿通孔32を横切ってレバー挿通孔32の外へ移動し、Dカバー23Dは、初期状態のまま保持される。これにより、走行レバー2の揺動操作によって「D」が露出し、操作者にDポジションに移動したことを視覚的に報知する。走行レバー2のDポジションへの移動が完了した場合にも、位置検出手段24のレバースイッチ24bが制御手段へ信号を出力し、制御手段がソレノイド63に通電する。ソレノイド63に通電することによって、プランジャ63bが吸引されてロックスライダ61が規制位置へ移動する。規制位置へ移動したロックスライダ61は、D側係合ピン64DがD係合受部65Dと係合し、走行レバー2がHポジションへ戻ることを規制する。なお、走行レバー2がDポジションの先へ行かないように、チェック溝52が構成されているとともに、走行レバー2が本体ケース3に当接するよう構成されている。
図13、図14に示すように、走行レバー2がRポジション、またはDポジションに位置した状態で、Pノブ7を引上げると、ソレノイド63への通電が遮断され、吸引されていたプランジャ63bが伸長して、ロックスライダ61が解除位置へ移動し、走行レバー2の移動規制が解除される。これにより、チェック機構5のセルフリターン機能によって、走行レバー2はHポジションへ移動し、復帰する。そして、走行レバー2がHポジションに移動するのに併せて、レバー挿通孔32の外に移動していたRカバー23R、またはDカバー23Dは走行レバー2とともに初期位置へ移動し、「R」、または「D」の表示を覆い隠す。
走行レバー2がRポジション、またはDポジションに位置した状態で、Nスイッチ8を押すと、Pノブ7の場合と同様に、ソレノイド63への通電が遮断され、吸引されていたプランジャ63bが伸長して、ロックスライダ61が解除位置へ移動し、走行レバー2の移動規制が解除される。これにより、チェック機構5のセルフリターン機能によって、走行レバー2はHポジションへ移動し、復帰する。そして、Pノブ7の場合と同様に、走行レバー2がHポジションに移動するのに併せて、レバー挿通孔32の外に移動していたRカバー23R、またはDカバー23Dは走行レバー2とともに初期位置へ移動し、「R」、または「D」の表示を覆い隠す。
以上、説明したように、本発明によれば、ロック機構6によって走行レバー2の移動が規制され、Nスイッチ8、およびPノブ7によってロック機構6による走行レバー2の移動規制が解除されることで、必ずHポジションへ移動して復帰し、走行レバー2のシフト位置とトランスミッションのシフト位置との不一致を防止することができる。また、移動後の走行レバー2が任意のポジションに保持されるため、装置の目視、および手の感触でシフト位置を認識することができる。
ロック機構6の構成を、ソレノイド63によって、ロックスライダ61を規制位置と、解除位置との間で移動させる単純な構成としたことで、装置全体を大型化することなく、ロック機構6を設置することができる。
ロックスライダ61が規制位置に位置した状態で、係合ピン61cと各係合受部65とが、走行レバー2の揺動方向に対して係合し、ロックスライダ61が解除位置に位置した状態で、係合ピン61cが各係合受部65から離間し、係合が解除される単純な構成としたことで、装置全体を大型化することなく、ロック機構6を設置することができる。
また、Nスイッチ8とPノブ7をロック解除手段とすることで、新たにロック解除手段を設けることなく、走行レバー2の移動規制を解除することができるため、製造コストの増大を防ぎつつ、装置全体を大型化することなく、ロック解除手段を設置することができる。
また、走行レバー2がDポジションとRポジションのみとなるため、復帰手段の小型化が図れる。さらに、DポジションとRポジションのみの移動となるため、走行レバー2の移動量が少なくできるので、装置全体の小型化が図れる。
走行レバー2と、Nスイッチ8、およびPノブ7の操作形態が異なることによって、シフトポジションを意識しながらの操作となるため、誤操作を防止することができる。
走行レバー2と、Nスイッチ8、およびPノブ7のそれぞれに点灯手段91を配置し、走行レバー2と、Nスイッチ8、およびPノブ7の「R」、「D」、「N」、「P」の文字が、それぞれに点灯する構成としたことで、操作部分が点灯するため、新たにシフトポジションを報知する手段を配置するためのスペースを用意する必要がなくなり、装置全体の小型化を図ることができる。なお、点灯手段にLEDを用いることにより、ポジション毎に発光色を変えることで、シフト位置をさらに認識し易くできる。
走行レバー2と、Nスイッチ8、およびPノブ7とが、操作前の初期状態で、本体ケース3の外表面よりも外側に突出しないように走行レバー2と、Nスイッチ8、およびPノブ7と、本体ケース3の形状が設定されていることによって、不用意な操作による誤作動の発生を防止することができる。また、装置全体に大きな荷重がかかった場合には、走行レバー2やNスイッチ8、およびPノブ7には荷重は掛からずに、本体ケース3に荷重が掛かるため、走行レバー2やNスイッチ8、およびPノブ7を強度部材とする必要がなくなり、製造コストを低減することができる。
なお、本実施形態では、係合ピン61cをロックスライダ61に、係合受部65を係合部材62にそれぞれ配置する構成としているが、係合ピンを係合部材に、係合受部をロックスライダに配置し、各ポジションで係合する構成としても良く、同様の作用効果が得られる。
本実施形態では、Pノブ7、Nスイッチ8を操作することで、ロック解除する構成となっているが、他にもロック解除する手段を加えることも可能である。たとえば、車両のブレーキペダル(図示せず)からの信号を受けて、ロック解除する構成を加えても良い。
また、本実施形態のシフト装置1は、本体ケース3のレバー挿通孔32、ノブ孔33、およびスイッチ孔34が設けられている面を上面3cとしているが、この上面3cがシフト装置1の上方に位置するように車体に組付けられるとは限らない。たとえば、車両のフロア面に設置される場合には、本体ケース3の上面3cが上方となるように配置されるが、車両のインストルメントパネルに設置される場合には、本体ケース3の上面3cが車両後方を向くように配置することも可能である。
次に、上記実施形態の別態様について図15を用いて説明する。なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を伏し、説明を省略する。
上記実施形態と大きく異なる点は、パーキング状態でのロックスライダ61の位置である。上記実施形態では、パーキング状態で、ロックスライダ61が解除位置に位置しているが、本態様では規制位置に位置し、Hポジションに位置する走行レバー2の揺動操作が規制されている。
走行レバー2がRポジション、またはDポジションに位置した状態で、Pノブ7を引上げると、上記実施形態と同様に、ソレノイド63への通電が遮断され、吸引されていたプランジャ63bが伸長して、ロックスライダ61が解除位置へ移動し、走行レバー2の移動規制が解除される。これにより、チェック機構5のセルフリターン機能によって、走行レバー2はHポジションへ移動する。そして、走行レバー2がHポジションに移動したことを位置検出手段24のレバースイッチ24bが検出して、制御手段へ信号を出力し、制御手段がソレノイド63に通電する。ソレノイド63に通電することによって、プランジャ63bが吸引されてロックスライダ61が、再度規制位置へ移動する。すると、規制位置へ移動したロックスライダ61は、D側係合ピン64DとR側係合ピン64Rが、H係合受部65H,65Hと係合し、走行レバー2の揺動操作を規制する。
Pノブ7操作によるHポジションにおける走行レバー2の揺動規制は、Nスイッチ8を押すことで、規制を解除することができる。また、車両のブレーキペダル(図示せず)を踏むことで、走行レバー2の揺動規制を解除する構成としても良い。
以上、説明したように、本態様によれば、上記実施形態の作用効果に加えて、パーキングポジションに位置した状態の走行レバー2の移動が規制されることで、不用意な操作によって、パーキングポジションから他のポジションに走行レバー2が移動することを防止することができる。
また、上記実施形態では、通電時にプランジャ63bを吸引し、非通電時にはプランジャを伸長するソレノイド63を用いて、駐車中の非通電時には、ロックスライダ61を係合部材62から離間させて、走行レバー2をロック解除する構成としているが、本態様では、通電時にプランジャ63bを伸長し、非通電時にはプランジャを吸引するソレノイドを用いることができる。これにより、揺動規制を解除する場合にのみ通電すればよいため、より消費電力が少なく、より安全性の高い構成とすることができる。
1…シフト装置
2…走行レバー(シフト部材)
3…本体ケース
6…ロック機構
7…Pノブ(パーキング選択手段)
8…Nスイッチ(ニュートラル選択手段)
24…位置検出手段
61…ロックスライダ(ロック部材)
61c…係合ピン(係合突起)
64D…D側係合ピン(係合突起)
64R…R側係合ピン(係合突起)
63…ソレノイド(アクチュエータ)
65H…H係合受部(係合受部)
65D…D係合受部(係合受部)
65R…R係合受部(係合受部)
91,92,93…点灯手段

Claims (6)

  1. 本体ケースに軸支され、揺動操作によって任意のポジションに移動するシフト部材と、
    該シフト部材が移動したポジションを検出する位置検出手段と、
    移動したポジションから他のポジションへの該シフト部材の移動を規制するロック機構と、
    該ロック機構による該シフト部材の移動規制を解除するロック解除手段とを備え、
    該位置検出手段から出力される信号によって、該ロック機構が該シフト部材の移動を規制して操作状態を維持し、
    該ロック解除手段を操作し、該ロック機構による該シフト部材の移動規制を解除することによって、該シフト部材が所定のポジションに復帰することを特徴とするシフト装置。
  2. 請求項1に記載のシフト装置において、
    前記ロック機構は、
    前記シフト部材の回転軸方向に移動して、該シフト部材と係脱可能に配置されたロック部材を有し、
    該シフト部材と該ロック部材のどちらか一方に、係合突起と、
    該シフト部材と該ロック部材の他方に、該係合突起と係合可能な係合受部とを備え、
    該ロック部材が該シフト部材の回転軸の一方に移動して規制位置に位置した状態で、該係合突起と該係合受部とが、該シフト部材の揺動方向に対して係合し、
    該ロック部材が該シフト部材の回転軸の他方に移動して解除位置に位置した状態で、該係合突起が該係合受部から離間し、係合が解除されることを特徴とするシフト装置。
  3. 請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載のシフト装置において、
    ニュートラルポジションを選択するニュートラル選択手段、およびパーキングポジションを選択するパーキング選択手段の少なくともどちらか一方が、前記ロック解除手段からなり、
    該ロック解除手段を操作し、前記シフト部材の移動規制を解除することによって、該シフト部材が移動するポジションがHポジションであることを特徴とするシフト装置。
  4. 請求項3に記載のシフト装置において、
    前記ニュートラル選択手段、および前記パーキング選択手段を操作することで、前記シフト部材の移動規制が解除され、該シフト部材がHポジションに移動したところで、前記位置検出手段から出力される信号によって、前記ロック機構が該シフト部材の移動を再度規制することを特徴とするシフト装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシフト装置において、
    前記シフト部材と、前記ロック解除手段とは、それぞれの操作形態が異なることを特徴とするシフト装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシフト装置において、
    前記シフト部材、前記ニュートラル選択手段、および前記パーキング選択手段には、それぞれに点灯手段が配置され、該シフト部材、該ニュートラル選択手段、および該パーキング選択手段の一部、または全体が、それぞれに点灯することを特徴とするシフト装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016113072A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 マツダ株式会社 車両用シフト装置
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