JP2013197123A - 光学系、面位置検出装置、及び露光装置 - Google Patents

光学系、面位置検出装置、及び露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】色収差の調整を容易に行う。
【解決手段】複数の波長の光を含む光束の光路に配置される補正用光学系48であって、第1のアッベ数を持つ光学材料からなり、対向する面S3,S4に互いに同一の自由曲面が形成されて、光軸axに垂直なx方向に相対移動可能に配置された一対の光学素子52A,52Bと、その第1のアッベ数と異なる第2のアッベ数を持つ光学材料からなり、対向する面S7,S8に互いに同一の自由曲面が形成されて、x方向に相対移動可能に配置された一対の光学素子54A,54Bとを備え、一対の光学素子52A,52Bと一対の光学素子54A,54Bとが光軸axに沿って直列に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の波長の光を含む光束の光路に配置される光学系、この光学系を用いて被検面の面位置情報を検出する面位置検出技術、この面位置検出技術を用いる露光技術、及びこの露光技術を用いるデバイス製造技術に関する。
半導体素子(集積回路等)又は液晶表示素子等の電子デバイス(マイクロデバイス)を製造するためのリソグラフィー工程中で、レチクルのパターンを投影光学系を介してレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート等)の表面に転写するために、ステッパー又はスキャニングステッパー(スキャナー)などの露光装置が用いられている。かかる露光装置においては、従来より、オートフォーカスセンサ(以下、AFセンサという)によってウエハの表面の面位置を検出し、この検出結果に基づいて露光中にオートフォーカス方式でウエハの表面を投影光学系の像面に合焦させている。
従来のAFセンサとしては、ウエハの表面(被検面)に対して送光光学系系によって斜め方向からスリット像を投射し、受光光学系によってその表面からの反射光を受光してそのスリット像を再結像し、再結像されたスリット像の横ずれ量を検出する斜入射型の検出装置が知られている。この検出装置においては、ウエハの表面に塗布されたレジストにおける薄膜干渉の影響を軽減するために、検出光として比較的波長域の広い光(白色光)が使用されていた(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、投影光学系中に互いに同一形状の非球面を有する一対の光学素子を配置し、AFセンサの計測値に基づいて、その一対の光学素子の相対位置を変化させることによって、投影光学系の像面をウエハの表面に対して所定の条件でデフォーカスさせる露光装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−48818号公報 特開2003−178954号公報
従来のAFセンサは、面位置を検出する計測点の数が少なく検出領域が狭かったため、検出光の波長域が広くとも、送光光学系及び受光光学系における色収差の影響は無視できる程度であった。しかしながら、最近のAFセンサは、面位置の計測効率を高めるために、例えばウエハを横切るように設定される細長い検出領域内に設定された多数の計測点に並列にスリット像を投射して、その多数の計測点の面位置を一度に検出することも求められている。このように検出領域が広くなると、検出光の波長域が広いことによる、送光光学系及び受光光学系における色収差の影響(例えば軸上色収差によるスリット像の横ずれ)が無視できなくなりつつある。さらに、その色収差の影響は、プロセス毎のウエハに塗布されるレジストの種類や膜厚等によっても変化する。
また、従来の互いに同一形状の非球面を有する一対の光学素子を用いても、フォーカス位置の調整は可能であっても、色収差の調整は困難である。
本発明の態様は、このような事情に鑑み、色収差の調整を容易に行うことを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、複数の波長の光を含む光束の光路に配置される光学系が提供される。この光学系は、それぞれ第1の分散を持つ光学材料からなり、対向する面に互いに同一の自由曲面が形成されるとともに、その光束の波面の状態を変えるために光軸に垂直な方向に相対移動可能に配置された第1の一対の光学素子と、その第1の分散と異なる分散特性を持ち、対向する面に互いに同一の自由曲面又は回折格子パターンが形成されるとともに、その光束の波面の状態を変えるためにその光軸に垂直な方向に相対移動可能に配置された第2の一対の光学素子と、を備え、その第1の一対の光学素子とその第2の一対の光学素子とがその光軸に沿って直列に配置されたものである。
また、第2の態様によれば、被検面の面位置情報を検出する面位置検出装置が提供される。この面位置検出装置は、その被検面に斜め方向から光を投射する送光光学系と、その被検面で反射された光を受光する受光光学系と、その送光光学系及びその受光光学系の少なくとも一方に配置された本発明の第1の態様の光学系と、その受光光学系を介した光を検出してその被検面の面位置情報を求める検出部と、を備えるものである。
また、第3の態様によれば、露光光でパターン及び投影光学系を介して基板を露光する露光装置が提供される。この露光装置は、そのパターンが形成された面及びその基板の表面の少なくとも一方の面位置を検出するために、第2の態様による面位置検出装置を備えるものである。
また、第4の態様によれば、第3の態様の露光装置を用いて、マスクのパターンを基板に転写することと、そのパターンが転写されたその基板をそのパターンに基づいて加工することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の態様によれば、第1の一対の光学素子の相対移動による波面の状態の変化と、その第1の一対の光学素子と分散特性が異なる第2の一対の光学素子の相対移動による波面の状態の変化との組み合わせによって、その光学系の色収差の調整を容易に行うことができる。
(A)は第1の実施形態に係る結像光学系を示す図、(B)は図1(A)の状態から2対の光学素子を相対移動した後の結像光学系を示す図である。 (A)は図1(A)中の一対の光学素子を概念的に示す図、(B)は図2(A)の状態から相対移動した後の一対の光学素子を示す図、(C)は光学素子の自由曲面の一例を概念的に示す斜視図である。 (A)は第2の実施形態に係る結像光学系を示す図、(B)は図3(A)の状態から2対の光学素子を相対移動した後の結像光学系を示す図である。 第2の実施形態の変形例の結像光学系を示す図である。 第3の実施形態に係るAFセンサを備えた露光装置を示す図である。 図5中のAFセンサの検出領域を示す平面図である。 電子デバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態につき図1〜図3を参照して説明する。
図1(A)は本実施形態に係る結像光学系60を示す。図1(A)において、無限遠の物体面OP(面S0とする)にある物体(不図示)からの複数の波長の光を含む広い波長域の光束は、開口絞りAS1を通過した後、一対の光学素子52A,52Bよりなる第1の光学素子対50A、一対の光学素子54A,54Bよりなる第2の光学素子対50B、及び実質的に無収差のレンズ58を介して、像面IPに物体の像を形成する。結像光学系60の光軸axに沿って直列に近接して配置された第1の光学素子対50A及び第2の光学素子対50Bから、色収差を補正するための補正用光学系48が構成されている。また、開口絞りAS1、補正用光学系48、及びレンズ58から結像光学系60が構成されている。結像光学系60に入射する光束の波長域は、一例として3つの波長486.1nm(F線)、587.6nm(d線)、及び656.3nm(C線)を含む450〜700nm程度である。なお、本明細書において、色収差を補正するとは、色収差を低減する他に、色収差を調整又は制御することも含んでいる。
以下、結像光学系60の光軸axに平行にz軸を取り、z軸に垂直な平面内で図1(A)の紙面に平行な方向にx軸を、図1(A)の紙面に垂直な方向にy軸を取って説明する。また、複数の光学素子の面に関して、物体面OPから像面IPに向かってi番目の面を面Si(図1(A)では、i=1〜12)と呼ぶものとする。この場合、開口絞りAS1は面S1、光学素子52A,52Bの対向する面はそれぞれ面S3,S4、光学素子54A,54Bの対向する面はそれぞれ面S7,S8である。
本実施形態において、第1の光学素子対50Aを構成する光学素子52A,52Bは、それぞれ第1のアッベ数(νd1)を持つ平板状の光学材料からなり、対向する面S3,S4に互いに同一の自由曲面が形成されている。さらに、光学素子52A,52Bは、屈折力を変えるために、第1の駆動装置56Aによって光軸axに垂直なx方向に相対移動可能に支持されている。また、第2の光学素子対50Bを構成する光学素子54A,54Bは、それぞれ第1のアッベ数(νd1)と異なる第2のアッベ数(νd2)を持つ平板状の光学材料からなり、対向する面S7,S8に互いに同一の自由曲面が形成されている。さらに、光学素子54A,54Bは、屈折力を変えるために、第2の駆動装置56Bによってx方向に相対移動可能に支持されている。
本実施形態では、光学素子対50Aの面S3,S4に形成されている自由曲面と、光学素子対50Bの面S7,S8に形成されている自由曲面とは互いに同一である。以下、光学素子対50Aの面S3,S4に形成されている自由曲面の一例につき説明する。
図2(A)は、図1(A)中の光学素子52A,52Bを概念的に示す図である。なお、自由曲面の実際の凹凸量は使用される光の波長のオーダであるが、図2(A)〜図2(C)では、自由曲面の凹凸量を拡大して示している。図2(A)において、x軸、y軸の原点を光軸上に取り、光学素子52Aの入射面から距離d1だけ+z方向に離れた平面に対する面S3上の位置(x,y)にある点のz方向の位置(自由曲面の形状)を表す関数をf(x,y)とする。このとき、光学素子52Bの射出面から−z方向に所定の距離d2だけ離れた平面に対する面S4上の位置(x,y)にある点のz方向の位置も関数f(x,y)で表される。そして、位置(x,y)における光学素子52Aの厚さdA(x,y)及び光学素子52Bの厚さdB(x,y)は次のようになる。
dA(x,y)=d1+f(x,y) …(1A)
dB(x,y)=d2−f(x,y) …(1B)
さらに、光学素子52Aの入射面と光学素子52Bの射出面とのz方向の間隔をd3、光学素子52A,52Bの波長λにおける屈折率をnabとすると、位置(x,y)を通り光軸に平行に光学素子52Aに入射する波長λの光L1(x,y)が光学素子52Bから射出されるときの位相の変化δ(x,y)(rad)は、次のようになる。
δ(x,y)=[nab{dA(x,y)+dB(x,y)}+d3−{dA(x,y)+dB(x,y)}](2π)/λ
=[(nab−1){dA(x,y)+dB(x,y)}+d3](2π)/λ
=k1{dA(x,y)+dB(x,y)}+k2 …(2)
なお、式(2)において、係数k1=(nab−1)(2π)/λ、係数k2=d3(2π)/λである。式(2)に式(1A)及び式(1B)を代入すると、位相の変化δ(x,y)は次のように位置(x,y)に関わりなく一定になる。従って、一対の光学素子52A,52Bは、屈折力が0の平板として作用する。
δ(x,y)=k1(d1+d2)+k2 …(3)
次に、図2(B)に示すように、図2(A)の状態から光学素子52Bを光軸に垂直なx方向にΔxだけ移動すると、位置(x,y)で光学素子52Aに入射して光学素子52Bから射出される光L1(x,y,Δx)に関する光学素子52Bの厚さdB(x,y,Δx)は次のようになる。
dB(x,y,Δx)=d2−f(x−Δx,y) …(4)
このとき、光L1(x,y,Δx)が光学素子52Bから射出されるときの位相の変化δ(x,y,Δx)は、式(2)のdB(x,y)を式(4)のdB(x,y,Δx)で置き換えた次式で表される。なお、係数k3=k1(d1+d2)+k2であり、(∂f/∂x)は関数f(x,y)の座標xに関する偏微分である。
δ(x,y,Δx)=k1{d1+d2+(f(x,y)−f(x−Δx,y))}+k2=k1(f(x,y)−f(x−Δx,y))+k3
≒k1(∂f/∂x)Δx+k3 …(5)
本実施形態では、光学素子52A,52Bがx方向にΔxだけ相対移動した後の位相の変化δ(x,y,Δx)が、次のような屈折力成分を有するように関数f(x,y)(自由曲面の形状)を設定する。なお、a,b’は任意の定数である。
δ(x,y,Δx)=k1・b(x2+y2+a)Δx+k3
=k1・g(x,y)Δx+k3 …(6)
式(5)と式(6)との比較から、関数f(x,y)は、次のように式(6)中の関数g(x,y)をx方向(光学素子52A,52Bを相対移動させる方向)に積分したものであることが分かる。
f(x,y)=∫g(x,y)dx=∫b(x2+y2+a)dx
=b(x3/3+xy2+ax)+c …(7)
なお、cは任意のオフセットである。また、定数bが負で、オフセットcが0のときの関数f(x,y)(面S3及びS4の形状)は、図2(C)のようになる。また、式(6)から分かるように、一対の光学素子52A,52Bのx方向の相対変位Δxによって屈折力は調整可能であるとともに、相対変位Δxの符号によって屈折力は正にも負にも調整可能である。
図1(A)に戻り、アッベ数(νd1)を持つ光学素子52A,52Bのx方向の相対変位によって、第1の光学素子対50Aの屈折力を所定の負の値から所定の正の値まで連続的に調整可能である。同様に、アッベ数(νd1)と異なるアッベ数(νd2)を持つ光学素子54A,54Bのx方向の相対変位によって、第2の光学素子対50Bの屈折力を所定の負の値から所定の正の値まで連続的に調整可能である。従って、一例として、駆動装置56Aによって光学素子52A,52Bを相対変位させて、光学素子対50Aの屈折力を正にし、駆動装置56Bによって光学素子54A,54Bを相対変位させて、光学素子対50Bの屈折力を負にすることによって、結像光学系60の色収差(ここでは軸上色収差)を補正できるとともに、その補正量は可変である。
言い換えると、光学素子対50A,50Bよりなる補正用光学系48は、色収差を補正するための光学系として使用可能である。その色収差の補正量をできるだけ大きくするためには、一例として、光学素子52A,52Bをクラウン系のアッベ数ができるだけ大きい(色分散の小さい)光学材料より形成し、光学素子54A,54Bをフリント系のアッベ数ができるだけ小さい(色分散の大きい)光学材料から形成することが好ましい。
[第1数値実施例]
次に、本実施形態の結像光学系60の数値実施例につき説明する。この実施例では、第1の光学素子対50Aを構成する光学素子52A,52Bの材料として、アッベ数νd1がほぼ64のクラウン系のBK7を使用し、第2の光学素子対50Bを構成する光学素子54A,54Bの材料として、アッベ数νd2がアッベ数νd1より小さいほぼ34の重フリント系のSF2を使用する。また、レンズ58の材料は、屈折率が1.7でアッベ数が大きい実質的に分散のない仮想的な材料である。また、この実施例で使用される自由曲面の形状(光軸を原点とする座標系(x,y)の各位置における光軸に垂直な平面からの距離z)は、式(6)の積分に対応する式(7)に基づいて、係数F1,F2を用いて次のように表される。なお、原点における距離zを0としている。
z=F1・x+(F2/3)x3+F2・xy2 …(11)
さらに、この実施例で使用される非球面の形状(光軸からの距離yの位置における非球面の頂点の接平面からの距離z)は、頂点の曲率半径r、円錐係数K、i次の非球面係数をAiとしたとき、以下の式で表される。なお、ここでは、非球面係数Aiとしては、A4,A6,A8,A10のみを考慮する。
z=(y2/r)/[1+{1-(1+K)(y/r)2}1/2]+A4・y4+A6・y6+A8・y8+A10・y10 …(12)
以下の表1に、この数値実施例の結像光学系60の主要諸元の値を掲げる。面番号は、物体面から像面に向かって配置される面Siの順序iを示し、rは各面の曲率半径(自由曲面、非球面では光軸上での曲率半径)、dは各面の軸上間隔、ndは屈折率、νdはアッベ数を表している。
《表1》(第1数値実施例の主要諸元)
単位:mm
使用波長: 656.30nm, 587.60nm, 486.10nm
面番号i r d nd νd
0(物体面) ∞ ∞
1(絞り) ∞ 30.000000
2 ∞ 3.000000 1.51680 64.17
3(自由曲面) ∞ 0.000100
4(自由曲面) ∞ 3.000000 1.51680 64.17
5 ∞ 3.000000
6 ∞ 3.000000 1.64769 33.85
7(自由曲面) ∞ 0.000100
8(自由曲面) ∞ 3.000000 1.64769 33.85
9 ∞ 30.000000
10(非球面) 209.62158 30.000000 1.70000 −
11 ∞ 281.812336
12(像面) ∞ 0.000000
(自由曲面データ)
第3面、第4面、第7面、第8面に共通(mE−nは、m×10-nを意味する)
F1=-1.0000E-02, F2=2.0000E-06
(非球面データ)
第10面
K=0.000000, A4=-0.878819E-08, A6=-0.155312E-12, A8=-0.231738E-17,
A10=-0.405227E-22
この実施例の結像光学系60の波面収差データは以下の通りである。波面収差は規格化半径(normalization radius)が50mmのゼルニケ(Zernike) 多項式のj次の係数(以下、ゼルニケ係数という。)Zj(j=1〜36)で表すものとする。まず、図1(A)に示すように、光学素子52A,52Bのx方向の相対変位が0で、光学素子54A,54Bのx方向の相対変位も0の場合のゼルニケ係数Zj(j=1〜36)は、3つの波長656.30nm,587.60nm,486.10nmの全部についてそれぞれ0.0000であり、無収差である。
次に、図1(A)の状態から図1(B)に示すように、光学素子52Aを+x方向に移動し、光学素子52Bを−x方向に移動し、光学素子54Aを−x方向に移動し、光学素子54Bを+x方向に移動した場合の波面収差を計算した。各光学素子のx方向の移動量(mm)は以下の通りである。
光学素子52A:+1.000000,光学素子52B:-1.000000,
光学素子54A:-0.797930,光学素子54B:+0.797930
このように光学素子52A,52B及び54A,54Bを相対移動した後のゼルニケ係数Zjで表される波面収差は、以下の通りである。
波長656.30nmにおいては、Z1=Z4=0.0151,他のZj=0.0000
波長587.60nmにおいては、全部のZj=0.0000
波長486.10nmにおいては、Z1=Z4=-0.0538,他のZj=0.0000
この場合、ゼルニケ係数Z1はオフセット成分、Z4は屈折力成分である。従って、光学素子52A,52B及び54A,54Bの相対移動によって、波長656.30nmに関して屈折力が正になり、波長587.60nmに関しては屈折力が0のままであり、波長486.10nmに関しては屈折力が負になり、色収差(軸上色収差)を補正できることが分かる。しかも、屈折力以外の波面収差成分は変化しないため、他の結像特性は変化しない。
本実施形態の効果等は以下の通りである。
(1)本実施形態の結像光学系60は、複数の波長の光を含む光路に配置されるとともに、色収差を補正するための補正用光学系48を備えている。補正用光学系48は、それぞれ第1のアッベ数(第1の分散)を持つ光学材料からなり、対向する面S3,S4に互いに同一の自由曲面が形成されるとともに、その光束の波面の状態を変えるために光軸axに垂直なx方向に相対移動可能に配置された第1の一対の光学素子52A,52B(光学素子対50A)と、その第1のアッベ数と異なる第2のアッベ数(第2の分散)を持つ光学材料からなり、対向する面S7,S8に互いに同一の自由曲面が形成されるとともに、その光束の波面の状態を変えるためにx方向に相対移動可能に配置された第2の一対の光学素子54A,54B(光学素子対50B)と、を備えている。そして、第1の光学素子対50Aと第2の光学素子対50Bとが光軸axに沿って直列に配置されている。
本実施形態によれば、第1の一対の光学素子52A,52Bの相対移動による波面の状態の変化と、分散特性の異なる第2の一対の光学素子54A,54Bの相対移動による波面の状態の変化との組み合わせによって、結像光学系60の色収差の調整を容易に行うことができる。
(2)また、光学素子52A,52Bの相対移動によって光学素子52A,52Bの屈折力が変化し、光学素子54A,54Bの相対移動によって光学素子54A,54Bの屈折力が変化するため、実質的に色収差(軸上色収差)以外の結像特性に影響を与えることなく、色収差のみを補正できる。
なお、本実施形態では、光学素子52A,52Bの対向する面に形成される自由曲面と、光学素子54A,54Bの対向する面に形成される自由曲面とは互いに同一であり、補正用光学系48の製造が容易である。しかしながら、光学素子52A,52Bの対向する面に形成される自由曲面と、光学素子54A,54Bの対向する面に形成される自由曲面とは異なっていてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態につき図3(A)及び図3(B)を参照して説明する。図3(A)及び図3(B)において図1(A)に対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図3(A)は本実施形態の結像光学系60Aを示す。図3(A)において、結像光学系60Aは、無限遠の物体面OP(面S0)から像面IPに向かって配置された、開口絞りAS1、色収差を補正する補正用光学系48A、及び実質的に無収差のレンズ58から構成されている。そして、補正用光学系48Aは、結像光学系60Aの光軸axに沿って直列に配置された、一対の光学素子52A,52Bよりなる第1の光学素子対50A、及び一対の回折光学素子62A,62Bよりなる第2の光学素子対50Cから構成されている。本実施形態においても、第1の光学素子対50Aを構成する光学素子52A,52Bは、それぞれ所定のアッベ数(νd1)を持つ平板状の光学材料からなり、対向する面S3,S4に互いに同一の自由曲面が形成されている。さらに、光学素子52A,52Bは、屈折力を変えるために、第1の駆動装置56Aによって光軸axに垂直なx方向に相対移動可能に支持されている。
一方、第2の光学素子対50Cを構成する回折光学素子62A,62Bは、それぞれ光学素子52A,52Bと同じアッベ数(νd1)を持つ平板状の光学材料からなり、対向する面S7,S8に互いに同一のブレーズ型の回折格子G1,G2が形成されている。さらに、回折光学素子62A,62Bは、屈折力を変えるために、第2の駆動装置56Bによってx方向に相対移動可能に支持されている。また、回折格子G1,G2の特性は、回折格子G1,G2を通過した光の位相分布が、光学素子52A,52Bの面S3,S4に形成されている自由曲面を通過した光の位相分布と実質的に同じになるように設定されている。
この場合、回折格子G1,G2における分散特性(色収差)は、光学ガラスにおける分散特性と逆になるため、回折光学素子62A,62B(光学素子対50C)は、光学素子52A,52B(光学素子対50A)と分散特性が逆の光学素子として作用する。従って、光学素子対50A及び50Cよりなる補正用光学系48Aを用いることによって、結像光学系60Aの色収差(軸上色収差)を補正できる。その色収差の補正量をできるだけ大きくするためには、一例として、光学素子52A,52Bをフリント系のアッベ数ができるだけ小さい(色分散が大きい)光学材料より形成することが好ましい。
[第2数値実施例]
次に、本実施形態の結像光学系60Aの数値実施例につき説明する。この実施例では、第1の光学素子対50Aを構成する光学素子52A,52Bの材料、及び第2の光学素子対50Cを構成する回折光学素子62A,62Bの材料として、屈折率ndが1.51680、アッベ数νdが64.17のクラウン系のBK7を使用する。
また、この数値実施例の主要諸元は、第1の数値実施例(表1)の主要諸元と、回折光学素子62A,62B(面S6,S8)の屈折率nd及びアッベ数νd、並びに回折光学素子62A,62Bの対向する面S7,S8に形成された回折格子G1,G2の特性を除いて同じである。回折格子G1,G2の特性は、ブレーズ化波長が587.60nmで、1次回折光を用いるとともに、回折格子G1,G2を透過した光の位相分布は、光学素子52A,52Bの対向する面S3,S4に形成された自由曲面を透過する光と同じである。
この実施例の結像光学系60Aの波面収差データは以下の通りである。まず、図3(A)に示すように、光学素子52A,52Bのx方向の相対変位が0で、回折光学素子62A,62Bのx方向の相対変位も0の場合のゼルニケ係数Zj(j=1〜36)は、3つの波長656.30nm,587.60nm,486.10nmの全部についてそれぞれ0.0000であり、無収差である。
次に、図3(A)の状態から図3(B)に示すように、光学素子52Aを+x方向に移動し、光学素子52Bを−x方向に移動し、回折光学素子62Aを−x方向に移動し、回折光学素子62Bを+x方向に移動した場合の波面収差を計算した。各光学素子のx方向の移動量(mm)は以下の通りである。
光学素子52A:+1.000000,光学素子52B:-1.000000,
回折光学素子62A:-0.516834,回折光学素子62B:+0.516834
このように光学素子52A,52B及び回折光学素子62A,62Bを相対移動した後のゼルニケ係数Zjで表される波面収差は、以下の通りである。
波長656.30nmにおいては、Z1=Z4=-0.4792,他のZj=0.0000
波長587.60nmにおいては、全部のZj=0.0000
波長486.10nmにおいては、Z1=Z4=0.9757,Z9=-0.0001,他のZj=0.0000
従って、光学素子52A,52B及び回折光学素子62A,62Bの相対移動によって、波長656.30nmに関して屈折力が負になり、波長587.60nmに関しては屈折力が0のままであり、波長486.10nmに関しては屈折力が正になり、色収差(軸上色収差)を補正できることが分かる。しかも、屈折力以外の波面収差成分は実質的に変化しないため、他の結像特性は変化しない。
本実施形態の効果等は以下の通りである。
本実施形態の補正用光学系48Aは、それぞれ所定のアッベ数(第1の分散)を持つ光学材料からなり、対向する面S3,S4に互いに同一の自由曲面が形成されるとともに、光軸axに垂直なx方向に相対移動可能に配置された一対の光学素子52A,52B(第1の光学素子対50A)と、その第1の分散と異なる分散特性を持ち、対向する面S7,S8に互いに同一の回折格子G1,G2が形成されるとともに、入力する光束の波面の状態を変えるためにx方向に相対移動可能に配置された一対の回折光学素子62A,62B(第2の光学素子対50C)と、を備えている。そして、第1の光学素子対50Aと第2の光学素子対50Cとが光軸axに沿って直列に配置されている。
本実施形態によれば、一対の光学素子52A,52Bの相対移動による波面の状態の変化と、分散特性の異なる一対の光学素子62A,62Bの相対移動による波面の状態の変化との組み合わせによって、結像光学系60Aの色収差の調整を容易に行うことができる。
なお、本実施形態においては以下のような変形が可能である。
(1)図3(A)では、光学素子対50Aの後に光学素子対50Cが配置されているが、光学素子対50C(回折光学素子62A,62B)の後に光学素子対50A(光学素子52A,52B)を配置してもよい。
(2)図4の変形例の結像光学系60Bで示すように、補正用光学系48Bを、対向する面S3,S4に互いに同一の自由曲面が形成された光学素子52A,52Bよりなる第1の光学素子対50Aと、対向する面に互いに同一の回折格子G1,G2が形成された光学素子52B,62Bよりなる第2の光学素子対50Cとから構成してもよい。この変形例では、中央の光学素子52Bは、2つの光学素子対50A,50Cで兼用されている。この変形例においては、第1の駆動装置56Aによって光学素子52Aをx方向に移動し、第2の駆動装置56Bによって光学素子(回折光学素子)62Bをx方向に移動することによって、補正用光学系48Bによる色収差の補正量を制御できる。
なお、図4の結像光学系60Bにおいて、補正用光学系48Bを光軸axを通り光軸axに垂直な軸の回りに180°回転してもよい。この場合には、光学素子の配列順序が像面IP側に順に、光学素子(回折光学素子)62B、光学素子52B、及び光学素子52Aとなる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態につき図5及び図6を参照して説明する。本実施形態は、露光装置が備えるオートフォーカスセンサ(面位置検出装置)に本発明を適用したものであり、図5において、図1(A)に対応する部分には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る露光装置EXの概略構成を示す。露光装置EXは、スキャニングステッパー(スキャナー)よりなる走査型の投影露光装置(走査型露光装置)である。図5において、露光装置EXは、露光用の照明光(露光光)ILでミラーMIを介してレチクルR(マスク)を照明する照明系ILS、レチクルRを保持して移動するレチクルステージRST、及びレチクルRのパターンの像をウエハW(基板)の表面に投影する投影光学系PLを備えている。また、露光装置EXは、ウエハWを保持して移動するウエハステージWST、及び装置全体の動作を統括的に制御するコンピュータよりなる主制御装置(不図示)等を備えている。
以下、投影光学系PLの光軸AXと平行にZ軸を取り、これに直交する面(本実施形態ではほぼ水平面である)内でレチクルとウエハとが相対走査される方向にY軸を、Z軸及びY軸に直交する方向にX軸を取り、X軸、Y軸、及びZ軸に平行な軸の回りの回転(傾斜)方向をそれぞれθx、θy、及びθz方向として説明を行う。露光装置EXは、ウエハWの表面Ws(被検面)の複数の計測点における投影光学系PLの光軸方向の位置(Z位置、フォーカス位置、又は面位置)を検出するオートフォーカスセンサ(以下、AFセンサという)12を備えている。AFセンサ12は、被検面に斜めに検出用の光束を投射する光学式で斜入射方式の検出装置である(詳細後述)。
例えば米国特許出願公開第2003/0025890号明細書などに開示される照明系ILSは、レチクルRのパターン面(下面)RaのX方向に細長いスリット状の照明領域を、照明光ILによりほぼ均一な照度で照明する。照明光ILとしては、一例としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)が用いられている。なお、照明光ILとしては、KrFエキシマレーザ光(波長248nm)、固体レーザ(YAGレーザ、半導体レーザなど)の高調波、又は水銀ランプの輝線(i線等)なども使用できる。
レチクルステージRSTは、レチクルベース(不図示)のXY平面に平行な上面において、例えばリニアモータ等を含む駆動系(不図示)によってX方向、Y方向、θz方向に微少駆動可能であるとともに、走査方向(Y方向)に指定された走査速度で駆動可能である。レチクルステージRSTを駆動するための位置情報はレーザ干渉計(不図示)によって計測される。
投影光学系PLは、照明光ILのもとでレチクルRのパターン領域の照明領域内の回路パターンの像を、ウエハWの一つのショット領域のX方向に細長いスリット状の露光領域(照明領域に共役な領域)に形成する。投影光学系PLは、屈折系又は反射屈折系からなり、例えば両側テレセントリックで所定の投影倍率β(例えば1/4倍、1/5倍などの縮小倍率)を有する。ウエハW(基板)は、例えば直径が200mmから450mm程度の円板状の半導体ウエハ(基材)の表面にフォトレジスト(感光材料)を所定の厚さ(例えば数10〜200nm程度)で塗布したものを含む。
また、露光装置EXが液浸法で露光を行う場合には、投影光学系PLを構成する最も像面側(ウエハW側)の光学素子とウエハWとの間の局所的な領域に、照明光ILを透過する液体を供給するための局所液浸機構(不図示)が設けられる。その局所液浸機構は、例えば米国特許出願公開第2007/242247号明細書等に開示されている。
また、ウエハステージWSTは、ウエハベースWBのXY平面に平行な上面において、X方向及びY方向に移動可能で、θz方向に微小回転可能なXYステージと、XYステージの上部に固定されたZステージとを有する。そのZステージは、ウエハテーブルWTBを介してウエハWを保持するとともに、ウエハテーブルWTB(及びウエハW)のZ位置並びにθx方向、θy方向の傾斜角を制御する。ウエハテーブルWTBの上面には、ウエハの表面とほぼ同じ高さの面となる、中央にウエハWが設置される開口が形成された平板10が設けられている。露光装置EXが液浸型である場合には、平板10の表面には撥液化処理が施される。
ウエハベースWBの上面におけるウエハステージWSTの位置情報(少なくともX方向、Y方向の位置、及びθz方向の回転角を含む)はレーザ干渉計(不図示)によって計測され、この計測値等に基づいてリニアモータ等の駆動系(不図示)を介してウエハステージWST内のXYステージの動作が制御される。さらに、AFセンサ12で計測されるウエハWの表面のZ位置の情報に基づいて、ウエハステージWSTのZステージが制御される。
また、ウエハステージWSTは、レチクルRのアライメントマークの投影光学系PLによる像の位置を計測する空間像計測系(不図示)を備え、投影光学系PLの近傍には、ウエハWのアライメントマークの位置を計測するウエハアライメント系(不図示)が設けられている。その空間像計測系及びウエハアライメント系の計測結果に基づいてレチクルR及びウエハWのアライメントが行われる。
次に、本実施形態のAFセンサ12の構成等につき詳細に説明する。AFセンサ12は、ウエハWに塗布されたフォトレジストに対する感光性が低く、かつ薄膜干渉による影響を低減するために波長幅が例えば500〜900nm程度の広帯域の光束L1を射出する光源部16と、光束L1を集光するコンデンサーレンズ17と、集光された光束L1が照射される偏向プリズム18とを有する。偏向プリズム18の射出面には、遮光膜中に複数の送光スリット19aを周期的に配列した構成の送光スリット部19が設けられている。各送光スリット19aは、ウエハWの表面Ws(被検面)のX方向に対応する方向に対してほぼ45°で交差する方向に細長い長方形(スリット状)の開口パターンである。
また、AFセンサ12は、送光スリット部19を通過した光束L1によって、ウエハWの表面Wsに斜め方向から複数の送光スリット19aの像を投射する送光光学系14Aと、表面Wsで反射された光束L1を受光して、複数の送光スリット19aの像を再結像する受光光学系14Bと、その複数の送光スリット19aの像が再結像される入射面を持つ偏光プリズム34とを有する。偏向プリズム34の入射面には、遮光膜中に複数の送光スリットの像とほぼ同じ配列で同じ形状の複数の受光スリット35aを配列した構成の受光スリット部35が設けられている。また、AFセンサ12は、偏向プリズム34の受光スリット部35を通過した光束L1をリレー光学系36を介して受光する受光素子アレイ37を有する。受光素子アレイ37には、それぞれ受光スリット部35の複数の受光スリット35aを通過した光束が入射する複数の受光素子(例えばフォトダイオード)が設けられている。受光素子アレイ37の複数の受光素子の検出信号は信号処理系(不図示)に供給される。
また、送光光学系14Aは、第1対物レンズ20A及び第2対物レンズ20Bよりなり、送光スリット19aの像を中間結像面WA1に形成する第1結像光学系20と、第1対物レンズ24A及び第2対物レンズ24Bよりなり、中間結像面WA1の送光スリットの像をウエハWの表面Wsに再結像する第2結像光学系24とを有する。さらに、送光光学系14Aは、第2結像光学系24の射出瞳と共役な面(瞳面)pp1の近傍に配置されて、光束L1をほぼ+X方向に対して所定角度だけ−Z方向に傾斜した方向を中心としてθy方向に所定の角度範囲で振動させる振動ミラー26Aと、第2対物レンズ24Bを通過した光束L1の光路を−Z方向にシフトさせるプリズム28Aとを有する。複数の送光スリット19aの像40−i(i=1〜I、Iは2以上の整数)は、ウエハWの表面Wsを含むX方向に細長い検出領域29内にX方向に一定の間隔で形成される。
送光光学系14Aは、偏向プリズム18の射出面(送光スリット部19の形成面)と投影光学系PLの像面(合焦時のウエハWの表面Ws)とを光学的に共役にする結像光学系である。表面Wsに斜めに投射される光束L1の主光線の入射面と、投影光学系PLの像面(合焦時の表面Ws)とが交差する直線はX軸に平行である。送光スリット部19の形成面、中間結像面WA1、及び表面Wsは、それぞれ送光光学系14Aの光軸に垂直な面に対してθy方向に大きく傾斜している。
また、表面Wsが投影光学系PLの像面に合致している状態で、送光スリット部19の形成面と中間結像面WA1とは、第1結像光学系20に関してシャインプルーフの条件を満たすように配置され、かつ中間結像面WA1と表面Wsとは、第2結像光学系24に関してシャインプルーフの条件を満たすように配置されている。このため、複数の送光スリット19aの像は、検出領域29の全面に渡って正確に結像する。また、送光光学系14Aはいわゆる両側テレセントリック光学系であり、任意の2つの送光スリット19aの間隔と、対応する表面Wsの2つの像の間隔とは、表面Wsの全面に渡って互いに同じ倍率である。
さらに、本実施形態のAFセンサ12は、送光光学系14A中に配置されて、色収差を補正する第1の実施形態(図1(A))と同じ補正用光学系48を有する。補正用光学系48は、送光スリット部19の形成面とほぼ光学的に共役な位置で、かつ像高によってはデフォーカスしている位置に設置することが好ましい。そこで、送光光学系14Aの中間結像面WA1のほぼ中心を通るように、かつ送光光学系14Aの光軸に垂直に、補正用光学系48を構成する第1の光学素子対50A(光学素子52A,52B)及び第2の光学素子対50B(光学素子54A,54B)が順に配置されている。さらに、AFセンサ12は、光学素子対50A(光学素子52A,52B)及び光学素子対50B(光学素子54A,54B)をそれぞれ送光光学系14Aの光軸に垂直なX方向に相対移動可能に支持する第1及び第2の駆動装置56A及び56Bを備えている。駆動装置56A,56Bは例えば主制御装置(不図示)によって制御される。なお、本実施形態の駆動装置56A,56Bはそれぞれ一方の光学素子52A,54BのみをX方向に移動可能であるが、駆動装置56A,56Bはそれぞれ光学素子52A,52B及び光学素子54A,54Bを独立にX方向に移動してもよい。
図6に示すように、ウエハWの表面Wsを含む検出領域29内には、送光光学系14Aから投射された光束L1によって、複数の送光スリット19aの像40−iがX方向に一定間隔で形成される。振動ミラー26Aによって像40−iはX方向に振動しており、像40−iの中心がZ位置の計測点である。一例として、ウエハWの直径が300mmであるとき、検出領域29のX方向の長さはほぼ300mmであり、検出領域29内には数mmピッチで数10個の像40−iが投射される。このように検出領域29が送光光学系14Aの光軸に垂直な面に対して大きく傾斜し、かつ検出領域29がX方向に広い場合には、色収差(特に軸上色収差)によって像40−iの位置がX方向に変化することがある。このような像40−iのX位置の変化はZ位置の変化として検出されるため、AFセンサ12の計測誤差になる。本実施形態では、補正用光学系48によって色収差を最適な状態に補正できるため、そのような計測誤差が生じることはない。
図5において、受光光学系14Bは、第1対物レンズ30A及び第2対物レンズ30Bよりなり、表面Wsからの反射光を受光して複数の送光スリットの像を中間結像面WA2に形成する第1結像光学系30と、第1対物レンズ32A及び第2対物レンズ32Bよりなり、中間結像面WA2の複数の送光スリットの像を偏向プリズム34の受光スリット部35に再結像する第2結像光学系32とを有する。さらに、受光光学系14Bは、第1結像光学系30の射出瞳と共役な面の近傍に配置されて、光束L1をほぼ+Z方向に反射するミラー26Bと、表面Wsで反射された光束の光路を+Z方向にシフトさせて第1対物レンズ30Aに導くプリズム28Bとを有する。
受光光学系14Bに関して、投影光学系PLの像面(合焦時の表面Ws)と偏向プリズム34の入射面(受光スリット部35の形成面)とは光学的に共役である。また、表面Wsが投影光学系PLの像面に合焦している状態で、表面Wsと中間結像面WA2とは、第1結像光学系30に関してシャインプルーフの条件を満たすように配置され、中間結像面WA2と偏向プリズム34の入射面とは、第2結像光学系32に関して、シャインプルーフの条件を満たすように配置されている。従って、偏向プリズム34の入射面の全面に渡って、表面Wsの検出領域29内に投射された送光スリットの像の像が正確に再結像する。また、受光光学系14Bは両側テレセントリック光学系であり、表面Wsの2点の間隔と偏向プリズム34の入射面上の対応する2つの共役点の間隔とは、全面で同じ倍率である。
また、受光素子アレイ37の各受光素子の検出信号を信号処理系(不図示)で振動ミラー26Aの駆動信号に同期して処理(同期検波)することによって、検出領域29内の各計測点のZ位置が求められる。
なお、受光光学系14Bにおいても色収差があると、受光スリット部35上で送光スリットの像の位置がX方向に対応する方向にずれるため、Z位置の計測誤差が生じる。そこで、補正用光学系48によって、受光光学系14Bの色収差分の補正も行うようにしてもよい。さらに、ウエハWの表面に塗布されたフォトレジストの種類及び膜厚等によって受光光学系14Bの色収差が変化する場合には、予めフォトレジストの種類及び膜厚等によって変化する色収差を計測しておいてもよい。この場合、フォトレジストの種類及び膜厚等によって、主制御装置(不図示)が駆動装置56A,56Bを介して光学素子対50A,50Bの相対位置を制御して、その色収差を補正することができる。このようにして、受光光学系14Bで発生する色収差も補正できる。
ウエハWの露光時には、一例として図6に示すように、ウエハステージWSTを駆動してAFセンサ12の検出領域29に対してウエハWの表面WsをY方向に走査して、ウエハWの表面Wsに格子状に設定された多数の計測点でZ位置を計測する。その後、ウエハステージWSTのX方向、Y方向へのステップ移動によって、ウエハWの一つのショット領域を投影光学系PLの露光領域の手前に移動する。その後、Z位置の計測値に基づいてウエハステージWST(Zステージ)を駆動してウエハWの表面を投影光学系PLの像面に合焦させた状態で、照明系ILSからの照明光ILの照射を開始する。そして、レチクルRのパターンの投影光学系PLによる像でウエハWの当該ショット領域を露光しつつ、レチクルステージRST及びウエハステージWSTを駆動して、レチクルR及びウエハWをY方向に同期して移動することによって、当該ショット領域にレチクルRのパターンの像を走査露光する。そのステップ移動と走査露光とを繰り返すことによって、ステップ・アンド・スキャン方式でウエハWの全部のショット領域にレチクルRのパターンの像が露光される。この際に、AFセンサ12によってウエハWのZ位置を高精度に、かつ効率的に計測できるため、ウエハWの露光を高精度に高いスループットで行うことができる。
本実施形態の効果等は以下の通りである。
(1)本実施形態の露光装置EXは、ウエハWの表面WsのZ位置(面位置)を検出するAFセンサ12(面位置検出装置)を備えている。AFセンサ12は、表面Wsに斜め方向から光を投射する送光光学系14Aと、表面Wsで反射された光を受光する受光光学系14Bと、送光光学系14Aに配置された補正用光学系48と、受光光学系14Bを介した光を検出して、表面WsのZ位置の情報を求める受光素子アレイ37を含む検出部とを備えている。
AFセンサ12によれば、補正用光学系48によって色収差を容易に補正できるため、表面Wsの検出領域29が広い場合でも、検出領域29の全面で高精度にZ位置を計測できる。
(2)また、補正用光学系48は、送光光学系14A内の表面Wsと共役な面である中間結像面WA1の近傍で、かつ像高によってデフォーカスする位置に配置されている。従って、補正用光学系48によって送光光学系14Aの色収差を容易に補正できる。
なお、補正用光学系48は、図5の第1結像光学系20の第1対物レンズ20Aと送光スリット部19の形成面との間の位置Q2、第2対物レンズ20Bと中間結像面WA1との間の位置Q3、第2結像光学系24の第2対物レンズ24Bと表面Wsとの間の位置Q4等に、送光光学系14Aの光軸に垂直に設置してもよい。
さらに、補正用光学系48は、受光光学系14B内の中間結像面WA2のほぼ中心を通り、受光光学系14Bの光軸に垂直な位置Q5、又は送光光学系14A内の位置Q2〜Q4に対応する受光光学系14B内の位置等に設置してもよい。このように補正用光学系48を受光光学系14B内に設置することで、受光光学系14Bの色収差を容易に補正できる。また、送光光学系14A内の中間結像面WA1の近傍又は位置Q2〜Q4のいずれかに補正用光学系48を設置し、かつ受光光学系14B内の中間結像面WA2の近傍又は位置Q2〜Q4に対応する位置のいずれかに補正用光学系48と同じ構成の補正用光学系を設置し、2つの補正用光学系48等を用いて送光光学系14A及び受光光学系14Bの色収差を個別に補正してもよい。
なお、補正用光学系48の代わりに、図3(A)の補正用光学系48A又は図4の補正用光学系48Bを配置しても、同様に送光光学系14A及び/又は受光光学系14Bの色収差を補正できる。
(3)また、本実施形態の露光装置EXは、照明光IL(露光光)でレチクルRのパターン及び投影光学系PLを介してウエハW(基板)を露光する露光装置において、ウエハWの表面WsのZ位置を検出するためにAFセンサ12を備えている。従って、AFセンサ12の検出結果を用いて、露光中にオートフォーカス方式でウエハWの表面を投影光学系PLの像面に合焦できる。
なお、レチクルRのパターン面RaのZ位置(面位置)を検出するためにAFセンサ12と同様の斜入射方式のAFセンサを用いてもよい。このようにレチクルRのパターン面RaのZ位置を検出するAFセンサの送光光学系及び/又は受光光学系にも補正用光学系48,48A,48Bを設置することによって、容易に色収差を補正して、高精度にZ位置を検出できる。
なお、本実施形態では、光束の光路をZ方向にシフトするプリズム28A,28Bを備えているが、プリズム28A,28Bは必ずしも設ける必要はない。
また、本実施形態では、送光光学系14A及び受光光学系14Bは、それぞれ中間結像を行う2段の結像光学系であるが、送光光学系14A及び/又は受光光学系14Bとして途中で中間結像を行わない1段の結像光学系を使用してもよい。
また、本実施形態では、AFセンサ12は、多点の検出系であるが、AFセンサ12の計測点は1点のみでもよい。
なお、上記の実施形態では、補正用光学系48は、対向する1対の面S3,S4及び他の対向する1対の面S7,S8よりなる2対の自由曲面を有し、補正用光学系48A,48Bは、対向する1対の面S3,S4(自由曲面)及び対向する1対の回折格子G1,G2よりなる2対の補正用の面を有する。この他に、補正用光学系は、3対以上の自由曲面を有していてもよく、少なくとも1対の自由曲面及び2対以上の回折格子を有していてもよく、さらには、2対以上の自由曲面及び少なくとも1対の回折格子を有していてもよい。このように自由曲面対及び/又は回折格子対の数を増やすことで色収差の調整の自由度を高めることができる。
また、上記の実施形態の露光装置又は露光方法を用いて半導体デバイス等の電子デバイスを製造する場合、電子デバイスは、図7に示すように、電子デバイスの機能・性能設計を行うステップ221、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ222、デバイスの基材に感光材料を塗布した基板(ウエハ)を製造するステップ223、前述した実施形態の露光装置EXによりレチクルのパターンを基板に露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などを含む基板処理ステップ224、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)225、並びに検査ステップ226等を経て製造される。
言い換えると、このデバイスの製造方法は、上記の実施形態の露光装置を用いて基板(物体)を露光することと、その露光された基板を処理すること(現像等)と、を含んでいる。この場合、基板の投影光学系PLに対する合焦精度が高いため、電子デバイスを高精度に製造できる。
なお、本発明は、上述の走査露光型の投影露光装置の他に、ステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパー等)にも適用できる。さらに、本発明は、液浸型露光装置以外の、ドライ露光型の露光装置にも同様に適用することができる。
また、本発明は、半導体デバイス製造用の露光装置に限らず、液晶表示素子やプラズマディスプレイなどを含むディスプレイの製造に用いられる、デバイスパターンをガラスプレート上に転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造に用いられるデバイスパターンをセラミックスウエハ上に転写する露光装置、並びに撮像素子(CCDなど)、有機EL、マイクロマシーン、MEMS(Microelectromechanical Systems)、及びDNAチップなどの製造に用いられる露光装置などにも適用することができる。また、半導体素子などのマイクロデバイスだけでなく、光露光装置及びEUV露光装置などで使用されるマスクを製造するために、ガラス基板又はシリコンウエハなどに回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
EX…露光装置、R…レチクル、W…ウエハ、WST…ウエハステージ、12…AFセンサ(オートフォーカスセンサ)、14A…送光光学系、14B…受光光学系、48…補正用光学系、52A,52B…光学素子、54A,54B…光学素子

Claims (11)

  1. 複数の波長の光を含む光束の光路に配置される光学系であって、
    それぞれ第1の分散を持つ光学材料からなり、対向する面に互いに同一の自由曲面が形成されるとともに、前記光束の波面の状態を変えるために光軸に垂直な方向に相対移動可能に配置された第1の一対の光学素子と、
    前記第1の分散と異なる分散特性を持ち、対向する面に互いに同一の自由曲面又は回折格子パターンが形成されるとともに、前記光束の波面の状態を変えるために前記光軸に垂直な方向に相対移動可能に配置された第2の一対の光学素子と、を備え、
    前記第1の一対の光学素子と前記第2の一対の光学素子とが前記光軸に沿って直列に配置されたことを特徴とする光学系。
  2. 前記第1の一対の光学素子を相対移動することで、前記第1の一対の光学素子の屈折力が変化し、
    前記第2の一対の光学素子を相対移動することで、前記第2の一対の光学素子の屈折力が変化することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記第1の一対の光学素子の相対移動の方向の座標をx、前記光軸に垂直な平面内で前記相対移動の方向に直交する方向の座標をyとして、前記第1の一対の光学素子を通過した光束の波面の変化量を関数g(x,y)で表したとき、
    前記第1の一対の光学素子の前記自由曲面の形状は、関数g(x,y)を座標xに関して積分して得られる関数で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
  4. 前記第1の一対の光学素子の前記自由曲面の形状は座標X及び座標Yの多項式で表されることを特徴とする請求項3に記載の光学系。
  5. 前記第2の一対の光学素子は、それぞれ前記第1の分散と異なる第2の分散を持つ光学材料からなり、対向する面に互いに同一の自由曲面が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学系。
  6. 前記第2の一対の光学素子は、対向する面に互いに同一の回折格子パターンが形成された一対の回折光学素子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学系。
  7. 前記第1の一対の光学素子のうち第1の光学素子の前記自由曲面が形成された面の裏面に前記第2の一対の光学素子の前記回折格子パターンが形成され、
    前記第1の光学素子が前記第1の一対の光学素子と前記第2の一対の光学素子とで兼用されていることを特徴とする請求項6に記載の光学系。
  8. 被検面の面位置情報を検出する装置において、
    前記被検面に斜め方向から光を投射する送光光学系と、
    前記被検面で反射された光を受光する受光光学系と、
    前記送光光学系及び前記受光光学系の少なくとも一方に配置された請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学系と、
    前記受光光学系を介した光を検出して、前記被検面の面位置情報を求める検出部と、
    を備えることを特徴とする面位置検出装置。
  9. 前記光学系によって前記送光光学系及び前記受光光学系の少なくとも一方の色収差を調整することを特徴とする請求項8に記載の面位置検出装置。
  10. 露光光でパターン及び投影光学系を介して基板を露光する露光装置において、
    前記パターンが形成された面及び前記基板の表面の少なくとも一方の面位置を検出するために、請求項8又は9に記載の面位置検出装置を備えることを特徴とする露光装置。
  11. 請求項10に記載の露光装置を用いて、マスクのパターンを基板に転写することと、
    前記パターンが転写された前記基板を前記パターンに基づいて加工することと、
    を含むデバイス製造方法。
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