JP2013195865A - プロジェクタ、プロジェクタ制御方法及びプロジェクタ制御プログラム - Google Patents

プロジェクタ、プロジェクタ制御方法及びプロジェクタ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、投影画像の画質の劣化を抑制しつつ説明者の眩しさを軽減する。
【解決手段】プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2から、画像データに基づいてスクリーン3に投影される投影画像を、撮影ユニット4で撮影して、顔位置検知部35で人物の顔位置を検出するとともに、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離と人物までの人物距離を距離測定ユニット5で測定して、該投影距離と該人物距離に基づいて、撮影画像の人物の顔位置を中心とする同心円パターンを、同心円パターン生成部37で生成し、同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を輝度テーブル設定部40で設定して、画像データにおいて該同心円パターンの同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、輝度テーブル設定部40の設定した輝度に輝度補正部42が補正して、補正後の画像データに基づいてプロジェクタ本体2が投影画像をスクリーン3に投影する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロジェクタ、プロジェクタ制御方法及びプロジェクタ制御プログラムに関し、詳細には、投影画像の画質の劣化を抑制しつつ説明者が受ける眩しさを軽減するプロジェクタ、プロジェクタ制御方法及びプロジェクタ制御プログラムに関する。
プロジェクタは、投影光をスクリーンに投光して、スクリーン上に画像を表示し、説明者がスクリーン上に表示されている画像を手やレーザビーム等を使用して指し示しながら、プレゼンテーションや会議等での説明に使用される。
ところが、プロジェクタは、プロジェクタからスクリーンへの投影光の光路上に説明者が入ると、説明者の目に投影光が入って、眩しく感じる。
そこで、従来、投影部から画像を投影する投影光の光路上に存在する人物を検出して、検出した人物の位置情報に基づいて、投影部から投影される投影光の輝度を変化させるプロジェクタが提案されている(特許文献1参照)。すなわち、この従来のプロジェクタは、投影光の光路上に人物が存在すると、投影部から投影する投影光全体の輝度を低減することで、説明者の目に入る投影光の輝度を低減させて、眩しさを軽減している。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、投影光の光路上に人物が存在すると、投影部から投影する投影光全体の輝度を低減することで、説明者の目に入る投影光の輝度を低減させているため、説明者の眩しさを軽減することはできるが、投影光全体の輝度が低下して、本来の画像とは異なって投影されたり、投影画像全体が見難くなる等の画像品質が劣化するという問題があった。
そこで、本発明は、投影画像の画像品質の劣化を抑制しつつ、説明者の受ける眩しさを軽減することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載のプロジェクタは、入力される画像データに基づいて投影面に投影画像を投影する投影手段と、前記投影面を撮影する撮影手段と、前記撮影手段の撮影した撮影画像から人物の顔位置を検出する顔位置検出手段と、前記投影手段から前記投影面までの投影距離と該投影手段から前記人物までの人物距離を測定する距離測定手段と、前記投影距離と前記人物距離に基づいて、前記撮影画像の前記人物の顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成するパターン生成手段と、前記パターン生成手段の生成した前記同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度設定手段と、前記画像データにおいて前記同心円パターンの前記同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、前記輝度設定手段の設定した輝度に補正する輝度補正手段と、前記輝度補正手段の補正した前記画像データに基づいて前記投影手段に投影画像を前記投影面に投影させる投影制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、投影画像の画像品質の劣化を抑制しつつ、説明者の受ける眩しさを軽減することができる。
本発明の一実施例を適用したプロジェクタのブロック構成図。 スクリーンに対するプロジェクタ本体、撮影ユニット及び距離ユニットの位置関係を示す図。 顔位置検知・画像処理の説明図。 変倍2値化部による変倍処理の説明図。 スクリーンまでの距離と人物までの距離の関係を示す図。 光学変換部による画像の投影状態の説明図。 図6の画像の投影状態を合成した図。 人物の位置と同心円パターンの一例を示す図。 輝度変換テーブルの一例を示す図。 同心円パターンの各領域に対する輝度変換テーブルの割り付けの一例を示す図。 スクリーン距離と人物距離の比率と同心円パターン及び輝度の関係を示す図。 図11の同心円パターンの各領域に割り付ける輝度を示す図。 プロジェクト制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図13は、本発明のプロジェクタ、プロジェクタ制御方法及びプロジェクタ制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明のプロジェクタ、プロジェクタ制御方法及びプロジェクタ制御プログラムの一実施例を適用したプロジェクタ1のブロック構成図である。
図1において、プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2、スクリーン3、撮影ユニット4及び距離測定ユニット5を備えており、プロジェクタ本体2に、パーソナルコンピュータ等の画像データ提供装置6が接続される。
画像データ提供装置6は、プロジェクト用の画像データが予め作成されてハードディスク等のデータ蓄積部11に保管されており、該画像データをI/F(インターフェイス)12を介して接続されているプロジェクタ本体2に、ファイルとして送信する。
プロジェクタ本体2は、後述するように、スクリーン(撮影面)3上に、フレーム枠(投影枠)FLを表示するとともに、該フレーム枠FL内に、画像データ提供装置11から提供される画像データに基づいて投影画像を投影表示する。
撮影ユニット(撮影手段)4及び距離測定ユニット5は、例えば、図2に示すように、プロジェクタ本体2に近接するとともに、撮影ユニット4の撮影部や距離測定ユニット5の測定部が、スクリーン3に対してプロジェクタ本体2の投影部の位置(図2に破線で表示)と同じ位置になるように配置されている。
撮影ユニット4は、スクリーン3に映像として投影表示された画像を撮影し、撮影した画像データ(撮影データ)を、映像信号としてプロジェクタ本体2に出力する。
距離測定ユニット(距離測定手段)5は、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの距離及びスクリーン3の前で投影されている画像を利用して説明やプレゼンテーションを行なっている説明者(人物)までの距離を測定し、測定距離情報をプロジェクタ本体2に出力する。
プロジェクタ本体(投影手段)2は、I/F21、ADC(アナログ/デジタル・コンバータ)22、セレクタ23、信号検知部24、画像変換部25、光学変換部26及び画像制御部27等を備えており、画像制御部27は、I/F31、ADC32、第1メモリ33、フレーム枠検知部34、顔位置検知部35、変倍2値化部36、同心円パターン生成部37、比率演算部38、第2メモリ39、輝度テーブル設定部40、輝度テーブル記憶部41、輝度補正部42、YPbPr変換部43、輝度合成部44及び逆変換部45等を備えている。
I/F21は、画像データ提供装置6のI/F12と接続され、画像データ提供装置6からアナログビデオ信号によって送信されてくる画像データのファイルを受け取ってADC22に出力する。
ADC22は、I/F21から渡される、例えば、RGB(赤(Red)、緑(Green)、青(Blue))のアナログビデオ信号を、デジタルの画像データ(デジタル信号)に変換し、変換したデジタル画像データをセレクタ23及び画像制御部2のYPbPr変換部43に出力する。
セレクタ(投影制御手段)23には、ADC22からの画像データと画像制御部2からの画像データが入力され、ADC22からの画像データと画像制御部2からの画像データのうち、いずれか一方の画像データを信号検知部24に出力する。
信号検知部24は、セレクタ23から入力される画像データ(デジタル信号)の画像サイズを検知し、検知した画像サイズと画像データを画像変換部25に出力する。
画像変換部25は、信号検知部24からの画像データを、信号検知部24の検知した画像サイズに基づいて、光学変換部26の仕様に合わせたデータ変換を行なって、光学変換部26に出力する。また、画像変換部25は、画像の色再現領域が各プロジェクタによって異なるため、入力された画像の色領域と投影する画像の色領域が同等になるように色変換を行う。画像変換部25は、最適な色変換を行なったデジタル画像データを、光学変換部26出力する。
光学変換部26は、CCD(Charge Coupled Device )等の画像展開部、該画像展開部に展開している画像に投影光を照射する光源、画像を含んだ投影光をスクリーン3のフレーム枠FL面に投影させるレンズ等の光学系等を備えており、画像変換部25からの画像をスクリーン3のフレーム枠FL内に投影する。
画像制御部2のI/F31は、撮影ユニット4に接続され、撮影ユニット4で撮影された映像信号を受信して、ADC32に出力する。
ADC32は、撮影ユニット4の撮影したスクリーン3のアナログのビデオ信号(映像信号)をデジタル信号に変換し、第1メモリ33に一定の時間間隔で保管する。なお、この格納間隔は、少なくとも後段の回路がこの時間間隔の間に一連の処理が完了する時間間隔が設定されている。
フレーム枠検知部(投影枠検出手段)34は、第1メモリ33に格納された撮影画像データからプロジェクタ本体2の光学変換部26によってスクリーン3に映し出されたフレーム枠FLを検知し、検知したフレーム枠情報を変倍2値化部36に出力する。すなわち、フレーム枠検知部34は、スクリーン3に映像が映し出された映像部の地肌レベルと、映像範囲外の地肌レベルの差分を検知し、それらの四隅の境界ラインを求めて、該境界ラインをフレーム枠FLと認識する。なお、プロジェクタ本体2は、フレーム枠検知部34がフレーム枠検知を行っている間、スクリーン3に対して輝度の高い白画像を投影することで、効率的にフレーム枠FLの検知を行う。フレーム枠FLは、投影画像と撮影画像の画像サイズの合わせ込み処理のときにその基準データとして使用される。
顔位置検知部(顔位置検出手段)35は、例えば、図3(a)に示すように、撮影ユニット4で撮影された画像に映っているスクリーン3の前にいる人物H(説明者)の顔を認識する。具体的には、顔位置検知部35は、第1メモリ33に格納されている画像データから人物Hの顔の位置を認識し、認識結果を変倍2値化部36に出力する。
変倍2値化部(変倍手段)36は、フレーム枠検知部34が検知したフレーム枠FLと投影画像との画像サイズの合わせ込みを行うとともに、顔位置検知部35が検知した顔領域を2値化して、同心円パターン生成部37に出力する。すなわち、変倍2値化部36は、第1メモリ33から取得した元の投影画像の画像サイズ情報と、フレーム枠検知部34から入力されるフレーム枠情報を比較して、比率を算出し、投影画像と同じサイズに撮影画像を変倍(拡大または縮小)する。例えば、図4(a)がプロジェクタ本体2からスクリーン3に白画像を投影したときの投影画像であって、図4(b)が撮影ユニット4によって撮影された撮影画像であるとすると、変倍2値化部36は、これらの投影画像と撮影画像のフレーム枠FLを検知し、これらのフレーム枠FLを比較して、図4(c)に示すように、投影画像のフレーム枠FLと撮影画像のフレーム枠FLが同じサイズになるように変倍処理(図4の場合には、拡大処理)する。
また、変倍2値化部36は、検知した顔領域の部分だけを2値化する処理を行う。例えば、図3(a)に示したように、スクリーン3の前に人物Hを検出して顔位置検知部35が検知した顔領域を、図3(b)に示すように2値化処理して、同心円パターン生成部37に出力することで、後段の同心円パターン生成部37の処理の負荷を軽減して回路を簡単化する。
同心円パターン生成部(パターン生成手段)37は、変倍2値化部36が2値化した顔領域を中心として、同心円上のパターンを生成する。例えば、図3(b)の顔領域に対して、図3(c)に示すような同心円上のパターンを生成して、生成したパターンデータを第2メモリ39及び輝度テーブル設定部40に出力する。
比率演算部38には、図5に示すように、距離測定ユニット5からスクリーン3までの投影距離Lと、人物Hまでの人物距離Mが入力され、比率演算部38は、スクリーン3までの投影距離Lとプロジェクタ本体2からスクリーン3の前いる人物Hまでの人物距離Mの距離の比率(M/L)を求める。この比率演算部38の算出する比率は、「1」に近いほど、人物Hがスクリーン3に近い場所に位置し、比率の値が小さくなるほど、人物Hがスクリーン3から離れた場所に位置していることを示している。なお、比率演算部38は、パターン生成手段の一部として機能している。
すなわち、プロジェクタ本体2は、図6に示すように、光学変換部26において、投影画像データを、投射元画像部26aからレンズ26bを通してスクリーン3に投影光を照射して投影画像を投影している。レンズ26bは、図6では簡略化して示されているが、一般的に、レンズ26bの曲面に工夫が施されていたり、複数のレンズを何枚か重ねられているものがある。いま、光学変換部26からスクリーン3への画像の投影においては、図6(a)に示すように、投射元画像部26aの比較的中心にある投影画像の画素をスクリーン3に投影する場合、図6(b)に示すように、投影元光源部26aの比較的右端にある投影画像の画素をスクリーン3に投影する場合、図6(c)に示すように、投影元光源部26aの比較的左端にある投影画像の画素をスクリーン3に投影する場合等があり、これらを合成して示すと、図7のように示すことができる。
プロジェクタ本体2は、光学変換部26によって、スクリーン3上で画像が結合するように調整され、図7の場合、光学変換部26のレンズ26bや投射元画像部26aからスクリーン3までの距離Lに合わせて光学変換部26の調整が行われるが、光学変換部26からの距離が、距離Lよりも短いと、例えば、距離Mであると、プロジェクタ本体2からの投影光は結像せずに結像すべき光の周辺の光も混ざり合って、より広い範囲の光が重なりあった状態、すなわち、画像がぼけた状態となる。このようにスクリーン3面から離れれてプロジェクタ本体2側に近づけば近づくほど、画像の光軸が広がって、図6(a)〜(c)に示した広範囲の光が重なり合う。
そこで、プロジェクタ本体2は、比率演算部38によりプロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離Lと人物Hまでの人物距離Mの比率(M/L)を求めることにより、ある一点に対して向かってくる光の重なりあう度合いを検知し、人物Hの立つ位置に応じて、人物Hの目に入る光量の変化量を求めている。すなわち、比率演算部38は、この人物Hの目に入る光による眩しさを軽減するために、人物Hの位置と眩しさの度合いを関係付ける係数として、投影距離Lと人物距離Mの比率(M/L)を求めている。
そして、同心円パターン生成部37は、比率演算部38が求めた比率に応じて、人物Hが受ける光の影響度を抑える同心円パターンを生成する。すなわち、同心円パターン生成部37は、図8に示すように、人物Hがスクリーン3に最も近い位置(図8(a))から少しスクリーン3から離れた位置(図8(b))、さらに、スクリーン3から離れた位置(図8(c))、そして、スクリーン3から最も離れた位置(図8(d))等のように複数の人物Hの位置を設定して、それぞれの位置における光軸の広がりに応じて同心円パターンの数を多くする同心円パターンを生成する。
すなわち、図8(a)で示すように人物Hがスクリーン3に最も近い位置にいるときには、同心円パターンE1は、1重で人物Hの目に入る光量を抑制することができるが、人物Hが、図8(b)から図8(d)へとスクリーン3から離れてプロジェクタ本体2に近い方の位置にいるときには、プロジェクタ本体2からの投影光の影響を受ける光軸の広がりが広くなるため、同心円パターン生成部37は、例えば、図8(b)の場合は、2重同心円パターンE2、図8(c)の場合は、3重同心円パターンE3、図8(d)の場合は、4重同心円パターンE4というように、同心円パターンの範囲を広げて、投影光が人物Hの目に入る影響度を抑制できる同心円パターンを生成する。
同心円パターン生成部37は、生成した同心円パターンを第2メモリ39及び輝度テーブル設定部40に出力する。
第2メモリ39は、同心円パターン生成部37の生成した同心円パターンを格納し、輝度テーブル設定部40は、第2メモリ39に同心円パターンを格納するときに、それぞれの同心円パターン毎に輝度情報を付加する。輝度テーブル記憶部(輝度テーブル記憶手段)41は、画像データの輝度と変換後の輝度とを対応させた輝度情報が予め格納されており、輝度情報としては、図9(a)〜(h)に示すように、例えば、8段階の輝度変換テーブルが格納されている。
輝度テーブル設定部(輝度設定手段)40は、同心円パターン生成部37からの同心円パターンに基づいて、輝度テーブル記憶部41の8段階の輝度変換テーブルのうち、どの輝度変換テーブルを使用するかを決定して、該輝度変換テーブルを示す輝度変換情報を第2メモリ39の同心円パターンに付加する。なお、図9では、図9(a)が、元の輝度値の値にかかわらず、変換後の輝度を「0」とする変換テーブル、図9(h)が、元の輝度値と同じ輝度値を変換後の輝度値とする輝度変換テーブル、すなわち、輝度を変換しない輝度変換テーブルであって、図9(a)から図9(h)までの輝度変換度合いをリニアに変化させて生成されているのが、図9(b)〜図9(g)の輝度変換テーブルである。すなわち、図9(a)に近い輝度変換テーブルほど、元の輝度値を低減する度合いが大きい輝度変換テーブルとなっている。
そして、輝度テーブル設定部40は、同心円パターン生成部37から受け取った同心円パターンに対して、上記8種類の輝度変換テーブルのうち、どの輝度変換テーブルを適用するかの関連付けを行う。例えば、図8に示すよう、同心円パターンの一番内側の領域E1には、輝度テーブル設定部40は、矢印E1で示すように、図9の8段階ある輝度変換テーブルのうち、図9(a)に示す1番目の輝度変換テーブルを割り付ける。
すなわち、人物Hの顔の中央である同心円パターンの1番内側はどのような画像が入ってきても輝度を「0」とするようなテーブルを割り付ける。次に、輝度テーブル設定部40は、図10の同心円パターンの内側から2つ目の領域E2には、矢印E2で示すように、図9(b)に示す2番目の輝度変換テーブルを割り付け、同心円パターンの内側から3つ目の領域E3には矢印E3で示すように、図9(d)に示す4番目の輝度変換テーブルを割り付ける。さらに、輝度テーブル設定部40は、図10の同心円パターンの内側から4つ目の領域E4には矢印E4で示すように、図9(f)の6番目の輝度変換テーブルを割り付け、最も外側の領域E5には、矢印E5で示すように、輝度を変更しない図9(h)に示す8番目の輝度変換テーブルを割り付ける。
このように、輝度テーブル設定部40は、人物Hの目への影響度が大きい領域ほど投影光の輝度を下げるように輝度変換テーブルを割り付け、第2メモリ39上に輝度テーブル情報を付加した同心円パターンを生成する。
輝度テーブル設定部40は、図10に示したような同心円パターンに対しては、図11に示すように、同心円パターンの1番中央の同心円パターン領域E1が、輝度「0」であり、同心円パターン領域E1〜E5が外側にいくにつれて輝度値が順に上がって、最も外側の同心円パターン領域E5で、輝度値は元々の輝度値と同じになって、最も自然で画像への違和感が最小限に抑えられた輝度制御となっている。
そして、この同心円パターンの輝度値は、図12に示すように、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離Lと人物Hまでの人物距離Mの比率(M/L)によって変わる。
図12(a)は、L:M=100:99のときの同心円パターンの大きさ(顔の幅)と輝度が示されており、例えば、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離Lが10mで、スクリーン3から10cm離れたところに人物Hがいる場合(ほとんど、スクリーン3に密着している状態)であって、この場合の輝度値のグラフは顔の幅分のみで、輝度値を「0」にすることで、人物Hの目に入る光を軽減している。
図12(b)は、L:M=100:98のときの同心円パターンの大きさと輝度が示されており、例えば、投影距離Lは、図12(a)と同じで、人物Hがスクリーン3から20cm離れたところにいる場合であって、輝度値のグラフが、人物Hの顔の幅分に顔周囲の輝度調整を行なう範囲を加えて、横から入ってくる光にも輝度を低減できるようにしている。
同様に、図12(c)は、L:M=100:97のときにおける同心円パターンの大きさと輝度が示されており、例えば、投影距離Lは、図12(a)と同じで、人物Hがスクリーン3から30cm離れたところにいる場合であって、輝度値のグラフが、人物Hの顔の幅分に顔周囲の輝度調整を行なう範囲を加えて、横から入ってくる光にも輝度を低減できるようにしている。
図12(d)は、L:M=100:96のときにおける同心円パターンの大きさと輝度が示されており、例えば、投影距離Lは、図12(a)と同じで、人物Hがスクリーン3から40cm離れたところにいる場合であって、輝度値のグラフが、人物Hの顔の幅分に顔周囲の輝度調整を行なう範囲を加えて、横から入ってくる光にも輝度を低減できるようにしている。
図12(e)は、L:M=100:97のときにおける同心円パターンの大きさと輝度が示されており、例えば、投影距離Lは、図12(a)と同じで、人物Hがスクリーン3から50cm離れたところにいる場合であって、輝度値のグラフが、人物Hの顔の幅分に顔周囲の輝度調整を行なう範囲を加えて、横から入ってくる光にも輝度を低減できるようにしている。
次に、YPbPr変換部43には、画像データ提供装置6からI/F21が受け取ってADC22がデジタル化した投影用の画像データが入力され、YPbPr変換部43は、該投影用画像データをYPbPrフォーマットに変換して、輝度値であるY成分を輝度補正部42での輝度補正時に扱い安いフォーマットに変換して輝度補正部42に出力するとともに、PbPr成分のデータを輝度合成部44に出力する。
なお、YPbPr変換部43は、例えば、次式によってRGB画像データをYPbPr画像データに変換する。
<RGB→YPbPr>
Y=0.2126・R+0.7152・G+0.0722・B
Pb=−0.1146・R−0.3854・G+0.5000・B
Pr=0.5000・R−0.4542・G−0.0458・B
輝度補正部(輝度補正手段)42は、YPbPr変換部43から入力されるY成分を入力画像データとして、輝度テーブル設定部40によって第2メモリ39に生成された同心円パターンに割り付けられた輝度変換テーブル情報に基づいて、該入力画像データの輝度を変換し、輝度補正後のY’成分を輝度合成部44に出力する。
輝度合成部44は、YPbPr変換部43から入力されるPbPr成分のデータと輝度補正部42から入力される輝度補正後のY’成分の信号を、画素がずれないようにタイミングを合わせて合成し、輝度補正部42により輝度補正のかけられた領域だけに対して、輝度補正を行なった画像データを生成する。輝度合成部44は、輝度合成したYPbPr画像データを逆変換部45に出力する。
逆変換部45は、輝度合成部44からYPbPr画像データを元のビデオフォーマット(RGBフォーマット)に逆変換し、プロジェクタ本体2のセレクタ23を通して信号検知部24へ戻す。
なお、逆変換部45は、次式によってYPbPr画像データをRGB画像データに逆変換する。
<YPbPr→RGB>
R=Y+1.5748・Pr
G=Y−0.1873・Pb−0.4681・Pr
B=Y+1.8556・Pb
なお、プロジェクタ1は、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory )、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明のプロジェクト制御方法を実行するプロジェクト制御プログラムを読み込んで図示しないROMやハードディスク等に導入することで、後述する説明者である人物Hの眩しさを軽減した投影を行なうプロジェクト制御方法を実行するプロジェクタとして構築されている。このプロジェクト制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のプロジェクタ1は、投影画像の画像品質の劣化を抑制しつつ、説明者の受ける眩しさを軽減する。
すなわち、プロジェクタ1は、図13に示すように、プロジェクタ1の電源がオンされると、距離測定ユニット5によって、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの距離(スクリーン距離)Lを測定して、画像制御部2内または比率演算部38内の所定のレジスタまたはメモリに格納する(ステップS101)。次に、プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2からスクリーン3に対して輝度の高い白画像を投影して、このときに、撮影ユニット4が撮影してADC32がデジタル変換して第1メモリ33に格納した撮影画像データからフレーム枠検知部34によるフレーム枠FLの検知を行う(ステップS102)。
プロジェクタ1は、変倍2値化部36が、検知したフレーム枠FLと第1メモリ33の投影元画像のサイズを比較して、検知したフレーム枠FLと投影元画像のサイズとの比率を演算し、演算結果のサイズ比率を、所定のレジスタまたはメモリに格納する(ステ103)。
次に、プロジェクタ1は、画像データ提供装置11から入力される投影用画像データをADC22でデジタル変換し、セレクタ23を通して信号検知部24で画像データ(デジタル信号)の画像サイズを検知して、検知した画像サイズと画像データを画像変換部25に出力する。そして、画像変換部25が、信号検知部24からの画像データを、信号検知部24の検知した画像サイズに基づいて、光学変換部26の仕様に合わせたデータ変換及び色変換を行なって、光学変換部26に出力し、光学変換部26が、画像変換部25からの画像をスクリーン3のフレーム枠FL内に投影する(ステップS104)。
プロジェクタ1は、画像の投影を開始すると、同時に撮影ユニット4でスクリーン3の画像を読み込んで、リアルタイムに、スクリーン3のフレーム枠FL内に人物Hの顔があるかどうかを検知する顔位置検知処理を行って(ステップS105)、スクリーン3のフレーム枠FL内に人物Hの顔があるか否か判定する(ステップS106)。
ステップS106で、人物Hの顔がスクリーン3のフレーム枠FL内にないとき(ステップS106で、無のとき)には、プロジェクタ1は、現在のページの画像表示を継続するかチェックし(ステップS114)、現在のページの画像表示を継続するとき(ステップS114で、YESのとき)には、ステップS104に戻って該ページの画像をスクリーン3へ継続して投影する処理から上記同様の処理を行なう(ステップS104〜S106、S114)。
ステップS106で、人物Hの顔がフレーム枠FL内に存在すると(ステップS106で、有のとき)には、プロジェクタ1は、距離測定ユニット5による人物Hまでの距離(人物距離M)を測定して比率演算部38に出力し(ステップS107)、変倍2値化部36が、フレーム枠検知部34の検知したフレーム枠FLと投影画像との画像サイズの合わせ込みを行うとともに、顔位置検知部35が検知した顔領域を2値化して、同心円パターン生成部37に出力する顔領域変倍処理及び顔領域の2値化処理を行う(ステップS109、S109)。
次に、プロジェクタ1は、比率演算部38が、距離測定ユニット5の測定した人物距離MとステップS101で測定してメモリ等の格納されている投影距離Lに基づいて、人物距離Mと投影距離Lの比率(M/L)を求めて、同心円パターン生成部37が、該比率と顔領域の2値化データに基づいて、人物距離Mに応じて顔周辺の同心円パターンを生成して第2メモリ39及び輝度テーブル設定部40に出力する(ステップS110)。
プロジェクタ1は、輝度テーブル設定部40が、同心円パターン生成部37からの同心円パターンに基づいて、輝度テーブル記憶部41の8段階の輝度変換テーブルのうち、どの輝度変換テーブルを使用するかを決定、すなわち、人物距離Mに応じて、該輝度変換テーブルを示す輝度変換情報を第2メモリ39の同心円パターンに付加し(ステップS111)、輝度補正部42が、第2メモリ39に生成された同心円パターンに割り付けられた輝度変換テーブル情報に基づいて、該入力画像データの輝度(Y成分)を変換して、輝度補正後のY’成分を輝度合成部44に出力する。輝度合成部44は、YPbPr変換部43から入力されるPbPr成分のデータと輝度補正部42から入力される輝度補正後のY’成分の信号を、画素がずれないようにタイミングを合わせて合成して、輝度合成したYPbPr画像データを逆変換部45に出力し、逆変換部45が、輝度合成部44からYPbPr画像データを元のビデオフォーマット(RGBフォーマット)に逆変換して、プロジェクタ映像データに反映させる(ステップS112)。
プロジェクタ1は、セレクタ23が、画像制御部27の逆変換部45からの映像データを選択して信号検知部24に出力し、信号検知部24、画像変換部25及び光学変換部26を介してスクリーン3のフレーム枠FL内に画像を投影する(ステップS113)。この投影画像は、人物Hの顔部分の輝度が、図8、図10〜図12に示したように、プロジェクタ本体2から人物Hまでの人物距離Mに応じた同心円パターンに基づいて低下されているため、投影画像の劣化を抑制しつつ、人物Hの目に入る光量が低減されていて眩しくないようになっている。
プロジェクタ1は、人物Hの顔部分の輝度を低減させた投影画像をスクリーン3のフレーム枠FL内に投影すると、現在のページの画像表示を継続するかチェックし(ステップS114)、継続するときには、ステップS105に戻って、上記同様の処理を行なう(ステップS105〜S114)。
ステップS114で、現在のページの画像表示を継続しないとき(ステップS114で、NOのとき)には、プロジェクタ1は、画像データ提供装置6から次のページの画像データが入力されたか、すなわち、次のページのプロジェクタ出力データがあるかチェックし(ステップS115)、次のページの画像データがあるとき(ステップS115で、有のとき)には、ステップS104に戻って、次のページの画像データの投影から上記同様に処理を行なう(ステップS104〜S115)。
ステップS115で、次の投影画像がないとき(ステップS115で、無のとき)には、プロジェクタ1は、プロジェクト制御処理を終了する。
このように、本実施例のプロジェクタ1は、入力される画像データに基づいてスクリーン(投影面)3に投影画像を投影するプロジェクタ本体(投影手段)2と、スクリーン3を撮影する撮影ユニット(撮影手段)4と、撮影ユニット4の撮影した撮影画像から人物Hの顔位置を検出する顔位置検知部(顔位置検出手段)35と、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離Lとプロジェクタ本体2から人物Hまでの人物距離Mを測定する距離測定ユニット(距離測定手段)5と、前記投影距離Lと前記人物距離Mに基づいて、撮影画像の人物Hの顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成する同心円パターン生成部(パターン生成手段)37と、同心円パターン生成部37の生成した同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度テーブル設定部(輝度設定手段)40と、前記画像データにおいて該同心円パターンの同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、輝度テーブル設定部40の設定した輝度に補正する輝度補正部(輝度補正手段)42と、輝度補正部42の補正した前記画像データに基づいてプロジェクタ本体2に投影画像をスクリーン3に投影させるセレクタ(投影制御手段)23と、を備えている。
したがって、プロジェクタ1から投影画像の投影されるスクリーン3の前にいる人物Hの顔部分の輝度のみを補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化を抑制しつつ、説明者の受ける眩しさを軽減することができる。
また、本実施例のプロジェクタ1は、入力される画像データに基づいてプロジェクタ本体2からスクリーン3に投影画像を投影する投影処理ステップと、スクリーン3を撮影する撮影処理ステップと、該撮影処理ステップで撮影された撮影画像から人物Hの顔位置を検出する顔位置検出処理ステップと、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離Lとプロジェクタ本体2から人物Hまでの人物距離Mを測定する距離測定処理ステップと、該投影距離Lと該人物距離Mに基づいて、撮影画像の人物Hの顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成するパターン生成処理ステップと、該パターン生成処理ステップで生成された同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度設定処理ステップと、前記画像データにおいて該同心円パターンの該同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、前記輝度設定処理ステップで設定された輝度に補正する輝度補正処理ステップと、該輝度補正処理ステップで補正された前記画像データに基づいて、前記投影処理ステップでプロジェクタ本体2に投影画像をスクリーン3に投影させる投影制御処理ステップと、を有しているプロジェクタ制御方法を実行している。
したがって、プロジェクタ1から投影画像の投影されるスクリーン3の前にいる人物Hの顔部分の輝度のみを補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化を抑制しつつ、説明者の受ける眩しさを軽減することができる。
さらに、本実施例のプロジェクタ1は、コンピュータに、入力される画像データに基づいてプロジェクタ本体2からスクリーン3に投影画像を投影する投影処理と、スクリーン3を撮影する撮影処理と、該撮影処理で撮影された撮影画像から人物Hの顔位置を検出する顔位置検出処理と、プロジェクタ本体2からスクリーン3までの投影距離Lとプロジェクタ本体2から人物Hまでの人物距離Mを測定する距離測定処理と、該投影距離Lと該人物距離Mに基づいて、撮影画像の人物Hの顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成するパターン生成処理と、該パターン生成処理で生成された同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度設定処理と、前記画像データにおいて該同心円パターンの該同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、前記輝度設定処理で設定された輝度に補正する輝度補正処理と、該輝度補正処理で補正された前記画像データに基づいて、前記投影処理でプロジェクタ本体2に投影画像をスクリーン3に投影させる投影制御処理と、実行させるプロジェクタ制御プログラムを搭載している。
したがって、プロジェクタ1から投影画像の投影されるスクリーン3の前にいる人物Hの顔部分の輝度のみを補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化を抑制しつつ、説明者の受ける眩しさを軽減することができる。
また、本実施例のプロジェクタ1は、撮影ユニット4の撮影した撮影画像から、プロジェクタ本体2がスクリーン3に投影画像を投影する範囲を規定するために投影するフレーム枠(投影枠)FLを検出するフレーム枠検知部(投影枠検出手段)34と、撮影ユニット4の撮影した撮影画像とフレーム枠検知部34の検出したフレーム枠FLに基づいて該撮影画像を変倍する変倍2値化部(変倍手段)36と、を備え、同心円パターン生成部(パターン生成手段)37が、変倍2値化部36で変倍された撮影画像の人物Hの顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成している。
したがって、撮影ユニット4の撮影倍率を適切に補正して人物Hの顔部分の同心円パターンを生成して、人物Hの顔部分の輝度のみをより正確に補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化をより一層抑制しつつ、説明者の受ける眩しさをより一層適切に軽減することができる。
さらに、本実施例のプロジェクタ1は、比率演算部38が、投影距離Lと人物距離Mの比率(M/L)を演算し、同心円パターン生成部37が、該比率に基づいて、撮影画像の人物Hの顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成している。
したがって、人物Hの顔部分の輝度のみをより正確に補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化をより一層抑制しつつ、説明者の受ける眩しさをより一層適切に軽減することができる。
また、本実施例のプロジェクタ1は、同心円パターン生成部37が、人物Hがスクリーン3に最も近い位置に位置すると、同心円パターンとして、該人物Hの少なくとも顔全体を含む中心円領域のみの同心円パターンを生成し、該人物Hがプロジェクタ本体2に近い位置に位置するほど、該中心円領域の外側に所定幅のドーナツ状の同心円領域を有する同心円パターンを順次増やした同心円パターンを生成している。
したがって、説明者がスクリーン3の前のどの位置に移動しても、人物Hの位置に応じて、人物Hの顔部分の輝度のみをより適切に補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化をより一層抑制しつつ、説明者の受ける眩しさをより一層適切に軽減することができる。
さらに、本実施例のプロジェクタ1は、画像データの輝度と変換後の輝度とを対応させた複数の輝度変換テーブルを記憶する輝度テーブル記憶部(輝度変換テーブル記憶手段)41を備え、輝度テーブル設定部(輝度設定手段)40が、前記同心円パターンの同心円の領域毎に該輝度変換テーブルを割り付け、輝度補正部42が、前記画像データの前記同心円パターンの同心円に対応する領域毎に、該同心円に割り付けられた該輝度変換テーブルを使用して、該画像データの輝度を変換補正している。
したがって、人物Hの顔部分の輝度のみをより正確にかつ容易に補正した投影画像を投影することができ、投影画像の画像品質の劣化をより一層抑制しつつ、説明者の受ける眩しさをより一層適切にかつ安価に軽減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 プロジェクタ
2 プロジェクタ本体
3 スクリーン
4 撮影ユニット
5 距離測定ユニット
6 画像データ提供装置
11 データ蓄積部
12 I/F
21 I/F
22 ADC
23 セレクタ
24 信号検知部
25 画像変換部
26 光学変換部
26a 投影元画像部
26b レンズ
27 画像制御部
31 I/F
32 ADC
33 第1メモリ
34 フレーム枠検知部
35 顔位置検知部
36 変倍2値化部
37 同心円パターン生成部
38 比率演算部
39 第2メモリ
40 輝度テーブル設定部
41 輝度テーブル記憶部
42 輝度補正部
43 YPbPr変換部
44 輝度合成部
45 逆変換部
L スクリーン距離
H 人物
M 人物距離
特開2010−217756号公報

Claims (7)

  1. 入力される画像データに基づいて投影面に投影画像を投影する投影手段と、
    前記投影面を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段の撮影した撮影画像から人物の顔位置を検出する顔位置検出手段と、
    前記投影手段から前記投影面までの投影距離と該投影手段から前記人物までの人物距離を測定する距離測定手段と、
    前記投影距離と前記人物距離に基づいて、前記撮影画像の前記人物の顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成するパターン生成手段と、
    前記パターン生成手段の生成した前記同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度設定手段と、
    前記画像データにおいて前記同心円パターンの前記同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、前記輝度設定手段の設定した輝度に補正する輝度補正手段と、
    前記輝度補正手段の補正した前記画像データに基づいて前記投影手段に投影画像を前記投影面に投影させる投影制御手段と、
    を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記プロジェクタは、
    前記撮影手段の撮影した撮影画像から、前記投影手段が前記投影面に投影画像を投影する範囲を規定するために投影する投影枠を検出する投影枠検出手段と、
    前記撮影手段の撮影した撮影画像と前記投影枠検出手段の検出した前記投影枠に基づいて該撮影画像を変倍する変倍手段と、
    を備え、
    前記パターン生成手段は、
    前記変倍手段で変倍された前記撮影画像の前記人物の顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記パターン生成手段は、
    前記投影距離と前記人物距離の比率を演算し、該比率に基づいて、前記撮影画像の前記人物の顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成することを特徴とする請求項1または請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記パターン生成手段は、
    前記人物が前記投影面に最も近い位置に位置すると、前記同心円パターンとして、該人物の少なくとも顔全体を含む中心円領域のみの同心円パターンを生成し、該人物が前記投影手段に近い位置に位置するほど、該中心円領域の外側に所定幅のドーナツ状の同心円領域を有する同心円パターンを順次増やした同心円パターンを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタ。
  5. 前記プロジェクタは、
    画像データの輝度と変換後の輝度とを対応させた複数の輝度変換テーブルを記憶する輝度変換テーブル記憶手段を備え、
    前記輝度設定手段は、
    前記同心円パターンの前記同心円の領域毎に前記輝度変換テーブルを割り付け、
    前記輝度補正手段は、
    前記画像データの前記同心円パターンの前記同心円に対応する領域毎に、該同心円に割り付けられた前記輝度変換テーブルを使用して、該画像データの輝度を変換補正することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクタ。
  6. 入力される画像データに基づいて投影手段から投影面に投影画像を投影する投影処理ステップと、
    前記投影面を撮影する撮影処理ステップと、
    前記撮影処理ステップで撮影された撮影画像から人物の顔位置を検出する顔位置検出処理ステップと、
    前記投影手段から前記投影面までの投影距離と該投影手段から前記人物までの人物距離を測定する距離測定処理ステップと、
    前記投影距離と前記人物距離に基づいて、前記撮影画像の前記人物の顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成するパターン生成処理ステップと、
    前記パターン生成処理ステップで生成された前記同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度設定処理ステップと、
    前記画像データにおいて前記同心円パターンの前記同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、前記輝度設定処理ステップで設定された輝度に補正する輝度補正処理ステップと、
    前記輝度補正処理ステップで補正された前記画像データに基づいて、前記投影処理ステップで前記投影手段に投影画像を前記投影面に投影させる投影制御処理ステップと、
    を有していることを特徴とするプロジェクタ制御方法。
  7. コンピュータに、
    入力される画像データに基づいて投影手段から投影面に投影画像を投影する投影処理と、
    前記投影面を撮影する撮影処理と、
    前記撮影処理で撮影された撮影画像から人物の顔位置を検出する顔位置検出処理と、
    前記投影手段から前記投影面までの投影距離と該投影手段から前記人物までの人物距離を測定する距離測定処理と、
    前記投影距離と前記人物距離に基づいて、前記撮影画像の前記人物の顔位置を中心とする同心円パターンを少なくとも1つ以上生成するパターン生成処理と、
    前記パターン生成処理で生成された前記同心円パターンの同心円の領域毎に画像の輝度を設定する輝度設定処理と、
    前記画像データにおいて前記同心円パターンの前記同心円に対応する領域毎に、該画像データの輝度を、前記輝度設定処理で設定された輝度に補正する輝度補正処理と、
    前記輝度補正処理で補正された前記画像データに基づいて、前記投影処理で前記投影手段に投影画像を前記投影面に投影させる投影制御処理と、
    を実行させることを特徴とするプロジェクタ制御プログラム。
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