JP2013193581A - リアシートパッド及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用後部座席の車幅方向真ん中の座席に座る乗員が、追突等で後方にずれ動くのを抑えて、乗り心地、さらに安全性向上に貢献するリアシートパッド及びその製造方法を提供する。
【解決手段】車両用後部座席のリアシートパッド1において、車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位W2で、且つ車両前後方向に上面が略平らな座部用平坦部11の後端から上方へ盛り上がってバックレストBR下へ入り込む***部12に、該平坦部11の硬度よりも硬くすると共に、該***部12の盛り上がった表面12aから***部厚み方向への厚みを有して、表面3aを***部表面12aに合わせて埋め込まれる塊状チップ部材3と、該チップ部材3をインサートして、前記平坦部11及びこのチップ部材3周りの前記***部12を、一体発泡成形で形成してなるパッド本体2と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、乗用車等の車両用後部座席を構成するリアシートパッド及びその製造方法に関する。
自動車等の車両用座席は、乗員が座る座席シートと背もたれ用のバックレストを備え、座席シートの座部たるシートクッションは、シートパッドに表皮を被せたものになっている。このシートパッドには軟質ポリウレタンフォーム等のクッション部材が用いられるが、快適性を追求して、これまで、部分的に硬さの異なる異硬度シートパッドがいくつか提案されてきた(例えば特許文献1〜3)。
特開平1−238910号公報 特開昭58−209385号公報 特開平9−225951号公報
しかるに、特許文献1〜3を含め、従来のシートパッド関連発明は、シートパッドのメイン部よりもサイド部を硬くしたり、着座時にシートパッドから受ける圧力を和らげるべく、シートパッドの表層部を軟らかくしたりする課題に多くの目が向けられていた。
こうしたなか、本発明者等は追突試験評価中に、三人掛け乗用車等の車両用後部座席で、車幅方向真ん中に座る乗員は、追突時に車幅方向両側の一般座席に座る乗員に比べ、車両後方へずれ動く量が大きくなる新たな事実を発見した。車幅方向真ん中の座席は、通常、乗員が座ることが少ないが、三人掛けで真ん中に乗員が座ると、衝突時に、一般座席の乗員に比べ車両後方に大きく動くことが、衝突実験評価で判ってきた。
図12〜図14で説明すると、一般座席のシートパッド9Bは、座部後端からバックレストBR下に***部分が延在する。メイン部91の座面が図13のごとく湾曲面を形成しており、座面から***部分98の上面までの高さαが十分確保できる状況にある。一方、車幅方向真ん中の座席でも、シートパッド9Aの座部後端から***部分97がバックレストBR下に延在する。しかし、真ん中のシートパッド9Aはアームレストが設定されることが多いことから、上面がフラットな座部93になっている。それゆえ、座部93から***部分97の上面までの高さβが一般座席シートの高さαよりも低い。この高さが十分とれないことが、追突等の発生で、一般座席よりも後方へ大きく動いてしまう問題を引き起こしている。
本発明は、上記問題を解決するもので、車両用後部座席の車幅方向真ん中の座席に座る乗員が、追突等で後方にずれ動くのを抑えて、乗り心地、さらに安全性向上に貢献するリアシートパッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、車両用後部座席のリアシートパッド(1)において、車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位(W2)で、且つ車両前後方向に上面が略平らな座部用平坦部(11)の後端から上方へ盛り上がってバックレスト(BR)下へ入り込む***部(12)に、該平坦部(11)の硬度よりも硬くすると共に、該***部(12)の盛り上がった表面(12a)から***部厚み方向への厚みを有して、表面(3a)を***部表面(12a)に合わせて埋め込まれる塊状チップ部材(3)と、該チップ部材(3)をインサートして、前記平坦部(11)及びこのチップ部材(3)周りの前記***部(12)を、一体発泡成形で形成してなるパッド本体(2)と、を具備することを特徴とするリアシートパッドにある。請求項2の発明たるリアシートパッドは、請求項1で、チップ部材(3)が発泡体からなり、さらに前記***部(12)の表面(12a)から***部裏面(12b)に達する大きさで、チップ部材表面(3a)が***部表面(12a)の一部を占有すると共にチップ部材裏面(3b)が***部裏面(12b)の一部を占有し、且つ該チップ部材(3)の平面視四方周囲を前記パッド本体(2)が取り囲んで一体発泡成形されることを特徴とする。請求項3の発明たるリアシートパッドは、請求項1又は2で、発泡原料(f)を用いた前記パッド本体(2)の発泡成形で、前記チップ部材(3)の裏面(3b)側にも該発泡原料(f)を接着剤として介在させて、チップ部材裏面(3b)及びパッド本体裏面(2b)に被着一体化されるシート状裏当て部材(4)を、さらに具備することを特徴とする。請求項4の発明たるリアシートパッドは、請求項1〜3で、チップ部材(3)よりも硬度を下げた発泡体で形成され、該チップ部材の表面(3a)を覆う屈曲自在の板片状クッション部材(5)を、さらに具備することを特徴とする。請求項5の発明たるリアシートパッドは、請求項2〜4で、パッド本体(2)が取り囲むチップ部材(3)の平面視四方周囲の側壁面(32〜34)を、凹凸状に表面処理し、粗面形成することを特徴とする。
請求項6に記載の発明の要旨は、車両用後部座席のリアシートパッド(1)の製造方法において、型閉じでリアシートパッドのキャビティ(CA)を形成する発泡型(6)を用いて、まず、車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位(W2)で、且つ車両前後方向に上面が略平らな座部用平坦部(11)の後端から上方へ盛り上がってバックパッド(BP)下へ入り込む***部(12)に対応する一の分割型(7)に係る型面(7a)に、前記平坦部(11)の硬度よりも硬くして予め成形したチップ部材(3)をセットする一方、他の分割型(8)の型面(8a)にシート状裏当て部材(4)をセットし、次いで、チップ部材(3)の裏面(3b)側も含めた発泡原料(f)の注入後、型閉じし、その後、チップ部材表面(3a)を***部表面(12a)に露出させ、且つチップ部材裏面(3b)がパッド本体裏面(2b)と共に裏当て部材(4)に被着されるようにして、該チップ部材(3)を埋設一体化するパッド本体(2)を発泡成形することを特徴とするリアシートパッドの製造方法にある。
請求項1,6の発明のごとく、平坦部(11)の硬度よりも硬くし、且つ***部(12)の盛り上がった表面(12a)から***部厚み方向への厚みを有して埋め込まれる塊状チップ部材が備わると、チップ部材の硬度が高くなる分、乗員臀部を受け止めるストッパの役割を高めるので、追突等で臀部が後方へズレなくなる。平坦部から***部の上面までの高さが低くても、***部(12)の盛り上がった表面(12a)から***部厚み方向への厚みを有するチップ部材が硬いので、車幅方向真ん中の座席に座る乗員の臀部が後方へずれるのを阻止できる。チップ部材をインサートして、平坦部(11)及びこのチップ部材周りの***部(12)を、一体発泡成形でパッド本体(2)を形成すると、パッド本体とチップ部材は別体構成になり、***部周りでの車両前後方向に対する硬度調整はチップ部材が担い、パッド本体は車幅方向や車両上下方向の硬度調整だけで済むので、パッド本体の硬度調整が容易になる。
請求項2の発明のごとく、***部(12)の表面(12a)から***部裏面(12b)に達する大きさで、チップ部材表面が***部表面(12a)の一部を占有すると共にチップ部材裏面が***部裏面(12b)の一部を占有すると、チップ部材が埋設される箇所の***部の厚み層と置き換わり、チップ部材の***部裏面側への沈み込みがなくなるので、乗員臀部をしっかりと受け止めることができる。チップ部材の平面視四方周囲を前記パッド本体(2)が取り囲んで一体発泡成形されると、チップ部材とパッド本体との接合面が四方周囲にあるので、両者の一体化が強力となる。請求項3の発明のごとく裏当て部材を備えると、チップ部材とパッド本体との一体化がより強力になる。請求項4の発明のごとくクッション部材(5)を備えると、チップ部材に追突等での後方へのずれ防止を担わせて、クッション部材に乗員着座時の快適性のみを担わせることができるので、安全性,快適性の双方を簡単に追求できる。請求項5の発明のごとく、パッド本体が取り囲むチップ部材の側壁面を粗面形成すると、発泡成形時に発泡原料をチップ部材に含浸させ易くなり、パッド本体,チップ部材の接合力が増す。
本発明のリアシートパッド及びその製造方法は、車両用後部座席の車幅方向真ん中の座席に乗員が座って、急発進や追突等が発生しても、後方へずれ動くのを阻止できるので、乗り心地、さらに安全性向上に優れた効果を発揮する。
本発明に係るリアシートパッドの平面図である。 図1のリアシートパッドを表面側から見た概略斜視図である。 図2のIII-III線矢視図である。 図1のリアシートパッドを裏面側から見た概略斜視図である。 チップ部材を裏面側から見た斜視図である。 図3のチップ部材表面に板片状クッション材を覆着したリアシートパッドの断面図である。 型開状態で、チップ部材,裏当て材のセット後、発泡原料を注入している発泡型の説明断面図である。 型閉じし、発泡成形に向かう発泡型の説明断面図である。 パッド本体の発泡成形を終えた説明断面図である。 図6のクッション部材に代わる別態様のクッション部材を、チップ部材表面に覆着する説明断面図である。 (イ)は図1〜図5のチップ部材に代わる他態様のチップ部材の斜視図、(ロ)は(イ)のチップ部材を型面セットした説明断面図である。 従来のシートパッドの概略斜視図である。 図12のXIII-XIII線矢視図である。 (イ)が一般座席用シートパッドの車両前後方向縦断面図、(ロ)がセンター座席用シートパッド部の車両前後方向縦断面である。
以下、本発明に係るリアシートパッド及びその製造方法について詳述する。図1〜図11は本発明のリアシートパッド及びその製造方法の一形態で、図1はその平面図、図2はリアシートパッドの表面側斜視図、図3は図2のIII-III線矢視図、図4はリアシートパッドの裏面側斜視図、図5はチップ部材の裏面側斜視図、図6は図3のチップ部材表面をクッション材で覆ったリアシートパッドの断面図、図7はチップ部材,裏当て材のセット後、発泡原料を注入する発泡型の断面図、図8は型閉じ後、発泡成形に向かう発泡型の断面図、図9はパッド本体の発泡成形を終えた断面図、図10は別態様のクッション部材の説明図、図11は他態様のチップ部材の説明図を示す。尚、図面を判り易くすべく、裏当て部材は断面を表すハッチングを省く。
(1)リアシートパッド
リアシートパッド1は、着座した乗員Mの下半身を受け支えるクッションパッドである。本実施形態は、乗用車等の三人掛け後部座席のリアシートパッドで、且つ図1〜図4のような車両進行方向右側の一般座席と車幅方向真ん中の座席を形成するリアシートパッドに適用する。ここで、図1で説明すると、車両進行方向とは紙面下方向、車幅方向とは紙面左右方向、上方向とは紙面垂直上方向をいう。
シートアレンジで、車両進行方向左側の一般座席のリアシートパッドLFは分離させている。この左側一般座席のリアシートパッドLFを追加し、両リアシートパッド1,LFに表皮Sを被せてシートクッションの形にすれば、公知のバックレストBRと公知のヘッドレストとで車両用後部座席を形成する。符号14,15は表皮セット用の縦溝,横溝、符号10は区分け溝を示す。符号13はシートベルト取付け用段部で、図2は図示を省略する。
リアシートパッド1は、チップ部材3とパッド本体2と裏当て部材4とを具備する。
リアシートパッド1の外形そのものは公知で、図1,図2のごとく車両進行方向右側の一般座席用シートパッド部1B(以下、単に「右シートパッド部」ともいう。)と、車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位W2のセンター座席用シートパッド部1A(以下、単に「センターシートパッド部」ともいう。)と、を有する。
右シートパッド部1Bは、座部16に着座した乗員下半身の臀部MH及び大腿部THを支えるメイン部16aと、該メイン部の両側で臀部MH及び大腿部THの側部を支えるサイド部16bとを備える。図2のXIV-XIV線矢視図は図14(イ)と外形が同じであり、メイン部16aの後端から上方へ盛り上がってバックレストBR下へ入り込む***部分17が延在する。
一方、センターシートパッド部1Aは、車両前後方向に上面が略平らで乗員Mの臀部MHが載る座部用平坦部11と、この後端から延在し、上方へ盛り上がってバックレストBR下へ入り込む***部12とを備える(図3)。乗員数が少ない場合、平坦部11に通常は座らない。アームレストが載置されることが多いため、上面が略平らな平坦部11になっている。一方、乗員数が多くなり、後部座席が三人掛けになると、アームレストがバックレストBRに収納され、乗員の臀部MHが載る座部用平坦部11になる。平坦部11の上面たる座面110から***部12の上面(最高地点)までの高さβは、図12と同様、右シートパッド部1Bに係るメイン部16aの座面から***部12の上面までの高さαよりも低い。
車両後部座席には、図1のごとく車幅方向に右シートパッド部位W1、センターシートパッド部位W2、左シートパッド部位W3が並び、且つそれぞれの部位で、車両後方に向けて座部領域L1から***領域L2が延在するようにして、リアシートパッド製品が配される。この製品に対し、前記高さβの十分な確保が難しくなっているセンターシートパッド部位W2で且つ***領域L2に、本発明のチップ部材3が設けられる。
チップ部材3は、前記平坦部11の硬度よりも硬くし、前記***部12の盛り上がった表面12aから***部12厚み方向への厚みを有して埋め込まれる塊状部材である。平坦部11及びチップ部材3以外の***部12を発泡成形で造るパッド本体2の硬度よりも硬くして、予め別製作されるインサート部材である。チップ部材3は、パッド本体2の発泡成形で、その表面3aを***部表面12aに合わせ露出させて***部12に埋設一体化される。
本実施形態のチップ部材3は、発泡体からなる成形品で、図3,図5のような盤片状ウレタンチップ材とする。方形体が***部12の盛り上がり湾曲面に合わせた屈曲形状に成形され、さらに図1の平面視矩形にしてその車両後方角部が面取りカットされた形になっている。そして、該チップ部材3の四方側壁の三箇所(複数箇所)に切欠部35〜37を設け、各切欠部内のチップ部材表面3a寄りに段部35d〜37dを設ける。
ここで、チップ部材3は平坦部11よりも硬度を高く設定するが、平坦部11もウレタン材(後述)であることから、密度管理できる。硬度が高ければ密度も高くなり、平坦部11の密度よりも高い密度のチップ部材3になっている。
また、チップ部材3は、***部12の表面12aから***部裏面12bに達する大きさであり、その表面3aが***部表面12aの一部を占有すると共にチップ部材裏面3bが***部裏面12bの一部を占有する。チップ部材3の厚みが埋設される箇所の***部12厚みに等しく、従来品の***部(図14の符号97)に係る厚み層の一部がチップ部材3と置き換わる。チップ部材3は、車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位W2の***部12で、車幅方向両端部122を残す幅WDとし、平面視四方周囲がパッド本体2に取り囲まれる。
さらに、チップ部材3は、平坦部11の後端から盛り上がる***部12に合わせて立ち上がり面31を形成し(図2)、ここから車両後方へ向けてスタートし、チップ部材表面3aが高さβをつくる***部12の上面(最高地点)に到達する。チップ部材が、平坦部11の後端につながる***部12での立ち上がり面31から、車幅方向の中央域を占めつつ、***部12の車両前後方向長さの約1/2地点に達する図1のような平面視大きさになっている。
チップ部材3が***部12に配設される箇所では、既述のごとく、***部12の厚み方向全てを該チップ部材3が占める。チップ部材3の表面3aが***部表面12aになるだけでなく、チップ部材3の裏面3bが***部裏面12bになる。図5のチップ部材3は、その厚みを***部12の厚みに対応させて造られている。ただ、脱型時、チップ部材3が係止部材75〜77に引っ掛って、パッド本体2と一緒に取り出せなくなる事態を回避すべく、チップ部材3の車両後方側壁面33は、***部表面12a側から裏面12b側に向け車両後方側へ傾斜させて、斜面を形成する(図3)。チップ部材3の車幅方向両側壁面34でも、***部表面12a側から裏面12b側に向け車両外方へやや傾斜させて、斜面を形成している。
さらに、チップ部材3は、パッド本体2との接続面たる側壁面(車両前方側壁面32,車両後方側壁面33,車幅方向側壁面34)に、凹凸状の表面処理をする。側壁面32〜34に細かい凹凸部をつけ、粗面RHとする。パッド本体2に取り囲まれる平面視四方周囲の側壁面32〜34に凹凸状の表面処理が施されることによって、発泡成形時、チップ部材3にウレタン原料fが含浸し易くなって、チップ部材3のパッド本体2への接合強度が上がる。発泡成形で、パッド本体2との一体化を強力にし、脱形時に、パッド本体2と一緒に取り出すのをより確実なものとする。
パッド本体2は、ポリウレタン材料等の発泡樹脂原料を用いて、チップ部材3をインサートして、平坦部11及びチップ部材3周りの***部12を、一体発泡成形で形成してなる発泡成形品である(図1〜図3)。チップ部材3をインサートして、センターシートパッド部1Aだけでなく右シートパッド部1Bも一体発泡成形したパッド本体2になっている。右シートパッド部1B用のメイン部16a,サイド部16b、さらに***部分17を形づくる。一方、センターシートパッド部1Aでは、パッド本体2が座部用平坦部11とチップ部材3周りの***部12を発泡成形で形づくる。チップ部材3を埋設し、その表面3aに***部表面12aを合わせたパッド本体2を発泡成形する。且つチップ部材裏面3bに***部裏面12bを合わせて面一にしたパッド本体2とする。
そして、本実施形態の該パッド本体2の発泡成形で、リアシートパッド裏面1bに裏当て部材4が被着一体化される。
裏当て部材4は、発泡原料fを用いたパッド本体2の発泡成形で、チップ部材3の裏面3b側にも発泡原料fを接着剤として介在させて、チップ部材裏面3b及びパッド本体裏面2bに被着一体化されるシート状体である。裏当て部材4は不織布等からなり、図3,図4のごとくリアシートパッド裏面1bの略全域を覆う大きさを有する。該裏当て部材4がリアシートパッド1を下から支持するフレームとの接触に伴う異音発生を抑制する。また、裏当て部材4はパッド本体裏面2b,チップ部材裏面3bに被着一体化しており、パッド本体2とチップ部材3との一体化をより強化する所望のリアシートパッド1になっている。
尚、本発明でいう前記***部12の裏面12bは、裏当て部材4が在る場合、該裏当て部材4を除いたパッド本体2,チップ部材3がつくる***部の裏面12bとする。
図6は、図1〜図5に代わる別態様のリアシートパッド1を示す。図1〜図5のリアシートパッド1に係るチップ部材3の表面3aを、さらに後加工で、板片状クッション部材5で覆ったリアシートパッド1とする。クッション部材5は、チップ部材3よりも硬度を下げたスラブシート等の板状発泡体で形成され、チップ部材表面3a側に覆着される。平坦部11に座る乗員Mの車両後方へのズレ防止を、チップ部材3の硬度を上げてこれに担わせ、さらに平坦部11に座る乗員Mのクッション性等の快適性はクッション部材5に担わせて役割分担する。より一層の快適さをも追求した所望のリアシートパッド1に仕上がっている。
ここで、クッション部材5に、図10のごとくその裏面5bにピン状突起52を設け、チップ部材3には該クッション部材の覆着で、突起52に対向する位置に切欠き39を設けると一層好ましくなる。突起52が位置決めになり、チップ部材3へのクッション部材5の取付けが楽になる。該突起52は、クッション部材本体51と一体でもよいし、別体でもよい。
また、図1〜図5のチップ部材5の他態様として、例えば図11(イ)のチップ部材5を用いることができる。本チップ部材5は、図5の切欠部35〜37に代え、チップ部材表面5aに横断面略円形の窪み38を形成する一方、リアシートパッドの製法に用いる発泡型6(後述)には、該チップ部材5をセットする型面7aに、該窪み38の横断面形よりも若干大き目の棒状体78を立設する。ここでいう窪み38には図11ごとくの通孔を含む。図11では、螺子切り部781を形成した棒状体78とし、該棒状体78をチップ部材5の略中央に設けた窪み38へ差し込んで、チップ部材5を型面7aにセットする。そのため、チップ部材5の発泡型1への取付け、並びに脱型が容易になっている。図5の切欠部35〜37は、鉤状係止部材75〜77のアンダー部分でチップ部材を係止するが、図11の窪み38に差し込んだ棒状体78の螺子切り部781の摩擦でチップ部材5を係止できるからである。
(2)リアシートパッドの製造方法
リアシートパッド1の製造方法は、チップ部材3と裏当て部材4と発泡型6とを用いて、発泡型6にチップ部材3と裏当て部材4をセットした後、発泡原料fの注入及び型閉じを経て、図1〜図4のようなリアシートパッド1を成形する。
チップ部材3,裏当て部材4は、(1)のリアシートパッド1で述べたものと同じで、その詳細を省く。
本リアシートパッド1の製造方法に用いる発泡型6は、図7〜図9ごとくの分割型で、下型7(一の分割型)と上型8(他の分割型)とを備える。符号HGはヒンジを示す。該ヒンジHGを支点にして図7から図8のごとく型閉じすると、下型7の型面7aと上型8の型面8aとで、チップ部材3が埋設され、裏当て部材4が被着一体化するリアシートパッド1のキャビティCAをつくる。下型7のチップ部材3がセットされる型面7aには、図5ごとくの鉤状係止部材75〜77が設けられており、チップ部材3を係止保持できる。図7〜図9に示す本製法では、下型7の型面7aでリアシートパッド1の表面1a側が成形され、上型8の型面8aでリアシートパッド1の裏面1b側が成形される。符号7aは平坦部11の表面側型面、符号7aは***部12の表面側型面、符号8aは平坦部11の裏面側型面、符号8aは***部12の裏面側型面を示す。
図1〜図9の発泡型6,チップ部材3,裏当て部材4を用いて、リアシートパッド1が、例えば次のように製造される。
まず、発泡型6を型開状態とする。次いで、この型開状態の下型7へチップ部材3をセットし、上型8へ裏当て部材4をセットする(図7)。チップ部材3の凸状に張り出す表面3aを下型型面7a側にして、座部用平坦部11の後端から、上方へ盛り上がってバックレストBR下へ入り込む***部12に対応する下型型面7aに配する。そして、型面7aに立設する側面視逆L字形の鉤状係止部材75〜77を切欠部35〜37に嵌め込み(図5)、各係止部材の突端部75e〜77eを段部35d〜37d上に載せて、チップ部材3を係止セットする。チップ部材3の立ち上がり面31が下型型面7aに起立する格好になる。裏当て部材4は図示しない係止具で上型型面8aに取着セットする。
続いて、型開状態のまま、注入ホースN等を使用してパッド本体2用ウレタン発泡原液等の発泡原料fを所定量注入する。ここでは、チップ部材3の裏面3b側も含めた発泡原料fの注入が行われる。下型7のキャビティを形成する椀状へこみの型面7aに加え、図7の鎖線図示のごとくチップ部材裏面3bにも少量の発泡原料fが注がれる。
その後、上型8を作動させ型閉じする(図8)。この型閉じでチップ部材3がインサートされたリアシートパッド用キャビティCAができる。と同時に、上型型面8aには裏当て部材4がセットされており、該裏当て部材4とチップ部材3とが発泡原料fを介在させて接着し、チップ部材裏面3bに注いだ発泡原料fの余剰分が、図8の矢印のごとくチップ部材裏面3bからキャビティCAへ流れ出る。
前記型閉じの後、パッド本体2の発泡成形へと進む。図8の型閉じ状態を所定時間維持し、チップ部材3が埋設一体化されるパッド本体2を発泡成形して、リアシートパッド1が造られる(図9)。
ここで、既述のごとくパッド本体2との接合面に当たるチップ部材3の側壁面32〜34が、凹凸状に表面処理され、粗面RHになっている。発泡成形過程で、チップ部材3にウレタン原料fを含浸させ易くなり、チップ部材3とパッド本体2との接合強度が上がる。
パッド本体2の発泡成形を終え、脱型すれば、チップ部材表面3aを***部表面12aに露出させ、且つチップ部材裏面3bがパッド本体裏面2bと共に裏当て部材4に被着された所望のリアシートパッド1が得られる。
高さβが十分にとれない***部12には、硬いチップ部材3が埋め込まれており、乗員臀部MHの車両後方へのズレを抑える。チップ部材3は、車両前方スタート地点が図3のごとく平坦部11と***部12との境界に在る横溝15に入り込んで、ここから立ち上がり面31を形成する。さらに***部高さβを全てカバーする立ち上がり面31を形成するチップ部材3が、乗員臀部MHのズレ防止部材になっている。チップ部材3の裏面3b側にも接着剤としてウレタン発泡原料fを介在させており、パッド本体裏面2bのみならずチップ材裏面3bに、裏当て部材4が被着一体化する所望のリアシートパッド1になっている。***部12には、チップ部材3をセット固定した係止部材76の跡たる小孔126が現れるが、表皮Sに覆われるので問題ない。
該リアシートパッド1に表皮Sを被せると(図3)、車両用後部座席のリアシートクッションになる。
さらに好ましくは、後加工で、図6のようなスラブシート等の発泡体で形成した板片状クッション部材5で、チップ部材3の表面3aを覆着する。クッション部材5で、臀部MHが当たる硬いチップ部材3を覆うので、乗り心地が一層良くなるリアシートパッド1が出来上がる。加えて、図10のごとくクッション部材5に突起52を設け、チップ部材3に切欠き39を設けると、これらが位置決めの役目を果たし、チップ部材3へのクッション部材5の取付け,覆着が容易になる。
また、図11のようなチップ部材5を採用し、且つ発泡型6に鉤状係止部材75〜77に代えて棒状体78を用いることができる。斯かる場合、図11(イ)の矢印のごとく棒状体78に窪み38を合わせて差込み、図11(ロ)のごとくチップ部材3を嵌め込む。螺子切り部781の摩擦でチップ部材3が下型7に係止セットされる。図示のようにチップ部材3が***部12の曲面形成部にセットされるので、チップ部材3の中央付近に窪み38を一つ設けるだけでも、回転したりせずセット固定される。図11のチップ部材5を用いても、そのセット後の工程は図1〜図9と同様で、説明を省く。
(3)効果
このように構成したリアシートパッド1は、平坦部11の座面110から***部12の上面までの高さβが十分確保できなくても、***部12に平坦部11の硬度よりも硬くした塊状チップ部材3を埋め込むので、これがストッパになり、急発進や追突時等で、平坦部11に座った乗員臀部MHが後方へ大きくずれていたのを止めることができる。***部12の盛り上がった表面12aから***部12厚み方向への厚みを有したチップ部材3にすると、乗員Mが後方へ動くのを止めるのに直接的に働く***部表面12aに該チップ部材3が存在するので、乗員Mの後方への動き阻止に効果てきめんとなる。
さらに、***部12の表面12aから***部裏面12bに達する大きさで、チップ部材表面3aが***部表面12aの一部を占有すると共にチップ部材裏面3bが***部裏面12bの一部を占有すると、***部12厚み方向すべてを硬いチップ部材3で満たすことになる。その結果、追突時に平坦部11に座る乗員臀部MHが後方へ動こうとしても、該チップ部材3の所での沈み込みが、従来のパッド本体で造ったものに比べ格段に抑制されるので、該臀部MHの後方への動き(図3の白抜き矢印)を確実に阻止できる。***部12に必要硬度がなく柔らかいと、***部高さβが低いため全体が沈んでしまう。これに対し、本リアシートパッド1はチップ部材3が***部12の厚み方向全てを埋めるので、低い高さβであっても沈み込みがなく、臀部の後方移動をほぼ完璧に制止できる。
また、チップ部材3をインサートしてパッド本体2が一体発泡成形されると、チップ部材3が別体品になるので、必要硬さのチップ部材3を容易に準備,調達できる。そして、車両前後方向への硬度調整をチップ部材3が担うと、パッド本体2は車高方向(又は/及び車幅方向)について硬度調整することに集中できるので、パッド本体の硬度調整が非常に楽になり、ひいては品質向上につながる。車両前後方向の硬度が一定に保たれれば、車高方向の調整がし易くなり、工数削減できる。
ここで、チップ部材3なしにし、多点ショットを用いて別配合原料をチップ部材対応箇所へ注入することで、チップ部材の箇所の部分だけを硬度,密度変更することも考えられる。しかし、車高方向(又は/及び車幅方向)の硬度調整に時間がかかるうえ、チップ部材3がなしになると車両前後方向の硬度調整が加わり至難を極める。さらにいえば、チップ部材3の箇所だけを型内発泡で変更しようとしても、境界が綺麗にできず、技術上,製造上、非常に難しい。発泡原料fの注入が安定せず、発泡時に硬さを変えたくない箇所にまで発泡原料fが回ってしまい、硬度が安定しない。しかも、チップ部材3のような体積が少ない部分だと、硬度設定,密度設定に限界がある。チップ部材3が配される***部12のような薄肉の部位では、特に硬度調整及び注入量調整が困難になるが、本発明によれば、チップ部材3を別体にして、硬度,密度調整し作製し易いことから、ピンポイント対策が必要な本リアシートパッドにおいて絶大な効果を発揮する。本発明は臀部MHが当たる***部12の必要箇所に、要求される硬度,密度及びその形状に合わせた別体の異硬度チップ部材3をインサート部材として簡単に造ることができ、且つ発泡型6に該チップ部材3をセットして目的のリアシートパッド1を簡単に製造できる。コスト的にも品質的にも優れものになっている。必要な硬度,密度で、必要な大きさのチップ部材をさらに必要な***部12の箇所に、適格にピンポイントで設けることができるので、センター座席に座る乗員Mの後方ズレ対策を施した高品質のリアシートパッド1が得られるようになる。
加えて、チップ部材3が発泡体からなると、必要硬さを有していても多少のクッション性が残っている。***部12に埋め込んだチップ部材3に乗員臀部MHが当たっても、違和感がない。また、チップ部材3が発泡体からなると、多少変形させることが可能で、鉤状係止部材75〜77でチップ部材3を係止セットしても、発泡成形後の脱型が容易になる。
さらに上記製法に関して、チップ部材3の窪み38に棒状体78を挿着すれば、螺子切り部781の摩擦でチップ部材3を係止できるので、切欠部35〜37,係止部材75〜77に比し、下型7へのチップ部材3のセットや製品脱型がよりスムーズにできる。
チップ部材3周りの***部12を一体発泡成形でパッド本体2を形成すると、チップ部材3とパッド本体2の強固な一体化が図れる。チップ部材の側壁面32〜34を粗面形成すると、粗面RHの凹凸にウレタン原料fが入り込んで投錨効果が生まれ、さらにチップ部材3に含浸し易くなり、チップ部材3とパッド本体2との接合一体化が一段と強力になる。チップ部材表面3aは***部表面12aに現れるので、脱型時にチップ部材3がインサートされているかどうかのチェックもスムーズに進む。
チップ部材表面3aを覆うクッション部材5を設けると、該クッション部材でクッション性を追求でき、さらに突起52,切欠き39を設ければ、チップ部材3へのクッション部材5の取付けが容易になる。
このように本リアシートパッドは数々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。平坦部11,***部12,パッド本体2,チップ部材3等の形状,大きさ,個数,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。例えば、実施形態1のリアシートパッド1に左側一般座席のリアシートパッドLFを一体化させたリアシートパッドとすることもできる。
1 リアシートパッド
11 平坦部
12 ***部
12a ***部表面(表面)
12b ***部裏面(裏面)
2 パッド本体
2b パッド本体裏面(裏面)
3 チップ部材
3a チップ部材表面(表面)
3b チップ部材裏面(裏面)
4 裏当て部材
5 クッション部材
6 発泡型
7 一の分割型(下型)
7a 型面
8 他の分割型(上型)
8a 型面
BR バックレスト
CA キャビティ
W2 車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位
f 発泡原料

Claims (6)

  1. 車両用後部座席のリアシートパッド(1)において、
    車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位(W2)で、且つ車両前後方向に上面が略平らな座部用平坦部(11)の後端から上方へ盛り上がってバックレスト(BR)下へ入り込む***部(12)に、該平坦部(11)の硬度よりも硬くすると共に、該***部(12)の盛り上がった表面(12a)から***部厚み方向への厚みを有して、表面(3a)を***部表面(12a)に合わせて埋め込まれる塊状チップ部材(3)と、
    該チップ部材(3)をインサートして、前記平坦部(11)及びこのチップ部材(3)周りの前記***部(12)を、一体発泡成形で形成してなるパッド本体(2)と、
    を具備することを特徴とするリアシートパッド。
  2. 前記チップ部材(3)が発泡体からなり、さらに前記***部(12)の表面(12a)から***部裏面(12b)に達する大きさで、チップ部材表面(3a)が***部表面(12a)の一部を占有すると共にチップ部材裏面(3b)が***部裏面(12b)の一部を占有し、且つ該チップ部材(3)の平面視四方周囲を前記パッド本体(2)が取り囲んで一体発泡成形される請求項1記載のリアシートパッド。
  3. 発泡原料(f)を用いた前記パッド本体(2)の発泡成形で、前記チップ部材(3)の裏面(3b)側にも該発泡原料(f)を接着剤として介在させて、チップ部材裏面(3b)及びパッド本体裏面(2b)に被着一体化されるシート状裏当て部材(4)を、さらに具備する請求項2記載のリアシートパッド。
  4. 前記チップ部材(3)よりも硬度を下げた発泡体で形成され、該チップ部材の表面(3a)を覆う屈曲自在の板片状クッション部材(5)を、さらに具備する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリアシートパッド。
  5. 前記パッド本体(2)が取り囲む前記チップ部材(3)の平面視四方周囲の側壁面(32〜34)を、凹凸状に表面処理し、粗面形成する請求項2乃至4のいずれか1項に記載のリアシートパッド。
  6. 車両用後部座席のリアシートパッド(1)の製造方法において、
    型閉じでリアシートパッドのキャビティ(CA)を形成する発泡型(6)を用いて、まず、車幅方向真ん中の座席を構成するシートパッド部位(W2)で、且つ車両前後方向に上面が略平らな座部用平坦部(11)の後端から上方へ盛り上がってバックパッド(BP)下へ入り込む***部(12)に対応する一の分割型(7)に係る型面(7a)に、前記平坦部(11)の硬度よりも硬くして予め成形したチップ部材(3)をセットする一方、他の分割型(8)の型面(8a)にシート状裏当て部材(4)をセットし、次いで、チップ部材(3)の裏面(3b)側も含めた発泡原料(f)の注入後、型閉じし、その後、チップ部材表面(3a)を***部表面(12a)に露出させ、且つチップ部材裏面(3b)がパッド本体裏面(2b)と共に裏当て部材(4)に被着されるようにして、該チップ部材(3)を埋設一体化するパッド本体(2)を発泡成形することを特徴とするリアシートパッドの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015097613A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 東洋ゴム工業株式会社 シートパッド及びその製造方法
JP2016215402A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 株式会社イノアックコーポレーション クッションパッド及びその製造方法

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