JP2013193426A - 廃液回収体及び液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポンプの駆動時に液体噴射装置から誤って取り外されることを回避できる廃液回収体及び同廃液回収体が装着される液体噴射装置を提供する。
【解決手段】廃インクタンク24は、装着部25に装着された状態で、欠歯歯車45の延出部46が吸引ポンプの駆動時に駆動モーター35から伝達される駆動力に基づいて廃インクタンク24の着脱方向と交差する方向に変位することにより装着部25に進入した場合に、この延出部46と廃インクタンク24の取り外し方向において対向する端面24aを有する。
【選択図】図3
【解決手段】廃インクタンク24は、装着部25に装着された状態で、欠歯歯車45の延出部46が吸引ポンプの駆動時に駆動モーター35から伝達される駆動力に基づいて廃インクタンク24の着脱方向と交差する方向に変位することにより装着部25に進入した場合に、この延出部46と廃インクタンク24の取り外し方向において対向する端面24aを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、液体噴射装置及び同液体噴射装置に着脱される廃液回収体に関する。
従来から、液体噴射装置の一種として、液体噴射ヘッドに形成されたノズルから液体を用紙等のターゲットに噴射するインクジェット式のプリンターが広く知られている。こうしたプリンターでは、通常、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)内から増粘等したインク(液体)を廃インク(廃液)として強制的に吸引して排出する、所謂クリーニングが記録ヘッドのメンテナンスのために行われる。そして、強制吸引された廃インクは廃液流路として機能する可撓性チューブ等を介してプリンター内の所定箇所に固定配置された廃インクタンク(廃液回収体)に排出される。
ここで、廃インクタンクにおける廃インクの回収能力にはタンク容量等に起因した限界がある。そのため、近時は、例えば特許文献1に記載されるように、プリンター内の所定箇所に廃インクタンクが装着される装着部をプリンターの側壁に開口形成された挿抜口と連通するように形成し、かかる装着部に対して容量等に関する各種の情報を記憶した回路基板の接続端子を外側面上に取着した廃インクタンクが挿抜口を介して着脱可能とされている。
この特許文献1に記載のプリンターでは、プリンター内の装着部に廃インクタンクが装着されると、廃インクタンク側の接続端子と装着部に設けられたプリンター側の接続端子とが接触して電気的に接続された状態になる。そして、プリンターが備える制御装置からの制御指令に基づき、その廃インクタンクにおける廃インクの回収余力を判断するための情報の授受が行われ、その判断結果に基づき廃インク排出用のポンプの駆動状態が制御される。
すなわち、回収余力ありと判断された場合には、廃インクタンクへの廃インクの排出が許容され、駆動停止状態にあった廃インク排出用のポンプが駆動される。その一方、回収余力なしと判断された場合には、装着済みの回収余力がない廃インクタンクを回収余力がある別の廃インクタンクと交換するべく取り外す必要があるため、廃インク排出用のポンプは駆動停止状態が維持される。
ところで、特許文献1に記載のプリンターでは、廃インク排出用のポンプが駆動されている状態であっても、プリンター内の装着部から廃インクタンクを取り外し可能となっている。そして、装着部から廃インクタンクが取り外された場合には、その事実がプリンター側の接続端子と廃インクタンク側の接続端子との接続状態の検出結果に基づき判断される。すなわち、プリンターが備える制御装置が、両接続端子の接続状態を検出する検出手段から、両接続端子の接続状態が解消されたことを示す検出信号の入力を得た場合に、廃インクタンクが装着部から取り外されたと判断し、その判断結果に従って廃インク排出用のポンプの駆動を停止させていた。
そのため、このようなプログラム制御に基づいて廃インク排出用のポンプの駆動を停止するのでは、複雑な制御プログラムの構築が必要であると共に、廃インクタンクを装着部から取り外す場合において、廃インクタンクが取り外し方向へ移動した時点から、その際の制御指令に従って実際にポンプが停止されるまでの間にタイムラグが生じてしまう。したがって、そのタイムラグの間のポンプの駆動により排出された廃液は、廃インクタンクに受容されず、廃インクタンクが取り外された装着部に排出された後、液体噴射装置外に漏れ出してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ポンプの駆動時に液体噴射装置から誤って取り外されることを回避できる廃液回収体及び同廃液回収体が装着される液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の廃液回収体は、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドから前記液体を廃液として排出させる際に駆動されるポンプと、前記ポンプに対して駆動力を伝達する駆動源と、前記ポンプの駆動時に前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて変位可能な変位部材とを備えた液体噴射装置における前記ポンプの駆動に伴い排出される前記廃液を受容可能な位置に設けられた装着部に対して着脱される廃液回収体であって、前記廃液回収体が前記装着部に装着された状態で、前記変位部材が前記ポンプの駆動時に前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて前記廃液回収体の着脱方向と交差する方向に変位することにより前記装着部に進入した場合に、当該変位部材と前記廃液回収体の取り外し方向において対向する対向部を有する。
上記構成によれば、廃液回収体の対向部には、ポンプの駆動に伴って装着部に進入する変位部材が廃液回収体の取り外し方向において対向する。そのため、この状態で廃液回収体を装着部から取り外そうとすると、廃液回収体の対向部が変位部材によって係止される。したがって、廃液回収体がポンプの駆動時に液体噴射装置から誤って取り外されることを回避できる。
また、本発明の廃液回収体は、前記変位部材の変位方向において当該変位部材に対して当接するように構成され、前記廃液回収体の取り外し方向において前記対向部に対して対向する位置に前記変位部材を係止させる係止部を更に備えた。
上記構成によれば、変位部材がポンプの駆動に伴って変位した場合、変位部材は廃液回収体の取り外し方向において対向部に対して対向する位置に係止部によって係止される。そのため、ポンプの吸引駆動時における廃液回収体の取り外し動作を変位部材によって確実に規制することができる。
また、本発明の廃液回収体において、前記対向部は、前記廃液回収体における前記装着部からの取り外し方向に向いた面部位に設けられる。
上記構成によれば、ポンプの駆動時に廃液回収体を取り外そうとしても、廃液回収体における装着部からの取り外し方向に向いた面部位が変位部材に当接する。そのため、ポンプの駆動時における廃液回収体の取り外し動作を簡易な構成で規制することができる。
上記構成によれば、ポンプの駆動時に廃液回収体を取り外そうとしても、廃液回収体における装着部からの取り外し方向に向いた面部位が変位部材に当接する。そのため、ポンプの駆動時における廃液回収体の取り外し動作を簡易な構成で規制することができる。
また、本発明の液体噴射装置は、上記構成の廃液回収体が着脱自在に装着される装着部を有する液体噴射装置であって、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドから前記液体を廃液として排出させる際に駆動されるポンプと、前記ポンプに対して駆動力を伝達する駆動源と、前記ポンプの駆動時に前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて変位する変位部材とを備え、前記変位部材は、前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて前記廃液回収体の着脱方向と交差する方向に変位することにより前記装着部に進入した場合に、前記装着部に装着された前記廃液回収体の前記対向部に対して前記廃液回収体の取り外し方向において対向する。
上記構成によれば、上記廃液回収体の発明と同様の効果が得られる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記液体噴射装置及び前記廃液回収体の一方側には、前記変位部材の変位方向において当該変位部材に当接するように構成されると共に、前記対向部に対して前記廃液回収体の取り外し方向において対向する位置に前記変位部材を係止させる係止部が設けられ、前記駆動源からの駆動力を伝達可能に前記変位部材に対して摩擦係合する動力伝達部材を更に備えた。
また、本発明の液体噴射装置において、前記液体噴射装置及び前記廃液回収体の一方側には、前記変位部材の変位方向において当該変位部材に当接するように構成されると共に、前記対向部に対して前記廃液回収体の取り外し方向において対向する位置に前記変位部材を係止させる係止部が設けられ、前記駆動源からの駆動力を伝達可能に前記変位部材に対して摩擦係合する動力伝達部材を更に備えた。
上記構成によれば、変位部材は、係止部によって係止されるまでの間は、駆動源から動力伝達部材を介して伝達される駆動力に基づき、廃液回収体の対向部に対して廃液回収体の取り外し方向において対向する位置に向けて変位することができる。その一方で、変位部材は、係止部によって係止された後には、駆動源から駆動力が伝達される動力伝達部材に対して摺動することにより、廃液回収体の対向部に対して廃液回収体の取り外し方向において対向した状態を維持することができる。
また、本発明の液体噴射装置において、前記係止部は前記廃液回収体に設けられ、前記変位部材の変位経路上における前記係止部よりも当該変位部材の変位方向前側に設けられ、前記変位部材の変位を検出した場合に前記駆動源の駆動を停止させる検出部を更に備えた。
上記構成によれば、廃液回収体が装着部に装着されていない状態で駆動源がポンプを駆動させる方向に駆動された場合には、変位部材は、廃液回収体が装着されていた場合に廃液回収体の係止部が配置される位置を通過して検出部の配設位置に到達する。そして、この変位部材の変位が検出部によって検出されると、駆動源の駆動が停止される。そのため、廃液回収体が装着部に装着されていない状態で駆動源がポンプを駆動させる方向に誤って駆動された場合であっても、かかる駆動源の駆動を停止させることができる。
以下、本発明を液体噴射装置の一種であるインクジェット式のプリンター及び同プリンターに対して着脱可能とされた廃液回収体の一種である廃インクタンクに具体化した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、平面視矩形状をなすフレーム12を備え、そのフレーム12内には支持部材13がフレーム12の長手方向に延設されている。そして、支持部材13よりもフレーム12の背面側に配設された紙送りモーター14を有する紙送り機構が駆動することにより、支持部材13上には用紙Pがフレーム12の背面側から前面側に向かって給送される。また、フレーム12内における支持部材13の上方には、支持部材13の長手方向と平行に延びるガイド軸15が架設されている。
ガイド軸15には、キャリッジ16がガイド軸15の軸線方向に沿って往復移動可能に支持されている。また、フレーム12内においてガイド軸15の両端部と対応する位置には、駆動プーリー17及び従動プーリー18が回転自在に支持されている。駆動プーリー17にはキャリッジ16を往復移動させる際に駆動されるキャリッジモーター19が連結され、これら一対のプーリー17,18間には、長さ方向の一部をキャリッジ16に止着させた無端状のタイミングベルト20が掛装されている。したがって、キャリッジ16は、キャリッジモーター19が駆動することにより、ガイド軸15にガイドされながらタイミングベルト20を介して用紙Pの搬送方向と直交する用紙Pの幅方向に移動する。
キャリッジ16の下面には液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド21が設けられている。一方、キャリッジ16上には記録ヘッド21に対して液体としてのインクを供給するための複数(本実施形態では5つ)のインクカートリッジ22が着脱可能に搭載されている。これら各インクカートリッジ22は記録ヘッド21の下面にて構成されるノズル形成面21a(図2参照)に形成された複数のノズル開口列(図示略)と個別に対応するものであり、記録ヘッド21内に形成されたインク流路(図示略)を介して対応するノズル列にインクを個別供給する。
さらに、フレーム12内の長手方向の一端部(図1では右端部)、すなわち、用紙Pが至らない非印刷領域には、プリンター11の電源オフ時や記録ヘッド21をメンテナンスする場合にキャリッジ16を位置させるためのメンテナンス位置となるホームポジションHPが設けられている。そして、このホームポジションHPの下方となる位置には、記録ヘッド21からの用紙Pに対するインクの噴射が良好に維持されるように各種のメンテナンス動作を行うメンテナンスユニット23が設けられている。
また、図1及び図2に示すように、フレーム12においてホームポジションHPの下方であってメンテナンスユニット23に対して用紙Pの搬送方向において隣り合う位置には、廃液回収体としての廃インクタンク24が着脱自在に装着される略直方体状の装着部25が形成されている。なお、廃インクタンク24は、上面側に開口(図示略)が形成された所定容量の箱体であり、その内部にはインクを吸収して保持可能なインク吸収材(図示略)が収容されている。
装着部25には、廃インクタンク24を着脱する際に通過させる矩形状の挿抜口26が形成されている。挿抜口26には、挿抜口26の上縁部に設けられた軸部27に上端部を回動自在に支持された開閉扉28が設けられている。そして、開閉扉28は、その外面に形成した摘み部28aが把持されて軸部27を中心に開閉操作されることにより、図2に二点鎖線で示した閉鎖位置と実線で示す開放位置との間で開閉動作する。
次に、メンテナンスユニット23について説明する。
図1及び図2に示すように、メンテナンスユニット23は、記録ヘッド21のノズル形成面21aと対応した略矩形状で上側を開口させた有底箱状に形成されたキャップ30を備えている。また、メンテナンスユニット23には、キャップ30を昇降させる昇降装置(図示略)が設けられている。そのため、キャップ30は、昇降装置が駆動すると、記録ヘッド21のノズル形成面21aに当接する上昇位置と、ノズル形成面21aから下方へ離れた下降位置との間を昇降移動する。そして、キャリッジ16をホームポジションHPに移動させた状態において、昇降装置の駆動によりキャップ30を上昇させた場合には、キャップ30が記録ヘッド21のノズル形成面21aに対してノズル開口列を囲うようにして当接することにより、キャップ30内にはノズル形成面21aとの間に密閉空間が形成される。
図1及び図2に示すように、メンテナンスユニット23は、記録ヘッド21のノズル形成面21aと対応した略矩形状で上側を開口させた有底箱状に形成されたキャップ30を備えている。また、メンテナンスユニット23には、キャップ30を昇降させる昇降装置(図示略)が設けられている。そのため、キャップ30は、昇降装置が駆動すると、記録ヘッド21のノズル形成面21aに当接する上昇位置と、ノズル形成面21aから下方へ離れた下降位置との間を昇降移動する。そして、キャリッジ16をホームポジションHPに移動させた状態において、昇降装置の駆動によりキャップ30を上昇させた場合には、キャップ30が記録ヘッド21のノズル形成面21aに対してノズル開口列を囲うようにして当接することにより、キャップ30内にはノズル形成面21aとの間に密閉空間が形成される。
図2に示すように、キャップ30の下面側には、シリコンゴムなどの可撓性材料で形成された排出チューブ31の一端部(上流側の端部)がキャップ30内と連通するように接続され、その排出チューブ31を介したキャップ30内からの廃インクの排出を可能としている。また、排出チューブ31は、その長さ方向の中間部が、キャップ30の下降位置よりも下方で装着部25の内奥側に設置されたポンプとしての吸引ポンプ33の円筒状のケーシング34の周壁内面に支持されると共に、その他端部(下流側の端部)が、装着部25に装着された廃インクタンク24の上方となる位置まで延設されている。そして、この排出チューブ31の他端部には吸引ポンプ33の駆動に伴い廃インクを排出する排出口31aが形成されている。
なお、吸引ポンプ33は、ケーシング34の周壁内面にて支持した排出チューブ31の長さ方向の中間部をポンプ駆動に伴いキャップ30側となる上流側から廃インクタンク24側となる下流側に向けて周壁内面との間で押し潰しながら移動する押圧部材(図示略)を備えた周知の所謂チューブポンプである。そして、この吸引ポンプ33には、複数の歯車にて構成された動力伝達機構(図示略)を介して駆動源としての駆動モーター35(図3参照)から駆動力が伝達される。
さて、本実施形態のプリンター11では、吸引ポンプ33の駆動時において、廃インクタンク24が誤って装着部25から取り外されることを回避するために係止機構40が設けられている。この係止機構40の構成について、図面を参照して説明する。
図3及び図4に示すように、装着部25への廃インクタンク24の着脱方向と交差する水平方向において装着部25に対して隣り合う位置には、駆動モーター35の出力軸(図示略)に駆動連結された駆動軸41が軸方向を廃インクタンク24の着脱方向に沿わせるようにして架設されている。そして、この駆動軸41には、駆動歯車42が駆動軸41と一体回転するように固着されている。
また、駆動軸41に対して略同一の高さで隣り合う位置には、駆動軸41の軸方向と平行に延びる支軸43が、装着部25への廃インクタンク24の着脱方向と直交する水平方向において駆動軸41に対して距離をおいて架設されている。この支軸43には、駆動歯車42に対して噛み合う歯部が外周全域に形成された動力伝達部材としての伝達歯車44が回動自在に支持されている。また、支軸43には、その軸方向において隣り合う位置に、駆動歯車42に対して噛合する歯部が外周の一部に形成された変位部材としての欠歯歯車45が回動自在に支持されている。なお、欠歯歯車45は、装着部25に装着された廃インクタンク24における挿抜口26に向かう端面24aよりも、廃インクタンク24の取り外し方向寄りの位置に配置されている。また、欠歯歯車45は、図示しないばね部材によって支軸43の軸方向に付勢されることで伝達歯車44に対して回動方向への摩擦力を伴って面接触している。
また、欠歯歯車45の外周面において歯部に対して周方向にほぼ半周ずれた位置には、欠歯歯車45の径方向外側に向けて延出された延出部46が形成されている。そして、支軸43を中心として回転する欠歯歯車45の延出部46の先端部位は、装着部25における欠歯歯車45側の内側面を構成する壁部に形成された貫通孔47を通じて装着部25の内側に進入可能となっている。
この場合、欠歯歯車45の外周面からの延出部46の延出量は、装着部25への廃インクタンク24の着脱方向と直交する水平方向における支軸43と廃インクタンク24との距離よりも大きい。そのため、欠歯歯車45が支軸43を中心として回転することに伴って、欠歯歯車45の延出部46が装着部25の内側に進入すると、この延出部46が廃インクタンク24において装着部25からの取り外し方向に向いた面部位となる挿抜口26に向かう端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向する。この点で、本実施形態では、廃インクタンク24の端面24aは、欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の取り外し方向において対向する対向部として機能する。
また、装着部25に装着された廃インクタンク24において挿抜口26に向かう端面24aには、支軸43を中心とした欠歯歯車45の延出部46の移動経路上に、廃インクタンク24の取り外し方向に突出した係止部としての凸部48が形成されている。この凸部48は、支軸43と略同一の高さに位置しているため、支軸43を中心として回転する欠歯歯車45の延出部46が凸部48によって係止されると、欠歯歯車45の延出部46は、その長手方向が水平方向に沿うように配置される。
また、フレーム12における欠歯歯車45に対して鉛直下方となる位置には、検出部としての検出レバー49が設けられている。この場合、上下方向における支軸43と検出レバー49との距離は、欠歯歯車45の外周面からの延出部46の延出量と同程度となっているため、検出レバー49は、支軸43を中心とした欠歯歯車45の延出部46の移動経路上に位置している。そして、欠歯歯車45の回動に伴って延出部46が検出レバー49を押圧した場合には、駆動モーター35の動作を駆動制御する制御部50に対して検出レバー49から検出信号が出力される。
次に、上記のように構成されたプリンター11の作用について説明する。
さて、本実施形態では、図5(a)に示すように、廃インクタンク24を装着部25に装着する場合には、欠歯歯車45の延出部46は、その長手方向が鉛直上方に向かうように支軸43を中心とした回動位置に配置される。そのため、欠歯歯車45の延出部46は、装着部25に進入していないため、装着部25への廃インクタンク24の装着動作が欠歯歯車45の延出部46によって遮られない。
さて、本実施形態では、図5(a)に示すように、廃インクタンク24を装着部25に装着する場合には、欠歯歯車45の延出部46は、その長手方向が鉛直上方に向かうように支軸43を中心とした回動位置に配置される。そのため、欠歯歯車45の延出部46は、装着部25に進入していないため、装着部25への廃インクタンク24の装着動作が欠歯歯車45の延出部46によって遮られない。
ここで、記録ヘッド21からキャップ30内に排出された廃インクを排出チューブ31を通じて廃インクタンク24に回収するために、駆動モーター35が吸引ポンプ33を駆動させる方向に駆動したとする。この場合、駆動モーター35の駆動に伴って駆動軸41が回転駆動すると、駆動軸41に固着された駆動歯車42が駆動軸41を中心として図5(a)における反時計周り方向に回動する。すると、駆動歯車42に対して歯部が噛合した伝達歯車44が、駆動歯車42から伝達される駆動力に基づいて支軸43を中心として図5(a)における時計周り方向に回動する。また同様に、駆動歯車42に対して歯部が噛合した欠歯歯車45が、駆動歯車42から伝達される駆動力に基づいて支軸43を中心として図5(a)における時計周り方向に回動する。この点で、本実施形態では、欠歯歯車45は、駆動モーター35から伝達される駆動力に基づいて廃インクタンク24の着脱方向と交差する方向に変位することにより装着部25に進入する変位部材として機能する。
そして、図5(b)に示すように、欠歯歯車45は、歯部が駆動歯車42に対する噛み合いを外れる位置まで、支軸43を中心として回動する。すると、フレーム12に形成された貫通孔47を通じて装着部25に進入した欠歯歯車45の延出部46が、装着部25に装着された廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向する。
続いて、駆動モーター35が吸引ポンプ33を駆動させる方向に継続して駆動すると、駆動歯車42に対して歯部が噛合した伝達歯車44は、駆動歯車42から伝達される駆動力に基づいて支軸43を中心として回動する。また、駆動歯車42に対する噛み合いが外れた欠歯歯車45は、伝達歯車44に対して回動方向への摩擦力を伴って面接触しているため、伝達歯車44に連れ回るように支軸43を中心として回動する。
そして、図5(c)に示すように、欠歯歯車45は、延出部46が装着部25に装着された廃インクタンク24の凸部48によって係止される位置まで、支軸43を中心として回動する。すると、欠歯歯車45の延出部46の回動が廃インクタンク24の凸部48によって規制されるため、欠歯歯車45は、駆動歯車42から伝達される駆動力に基づいて回動し続ける伝達歯車44に対して回動方向に摺動することにより相対回動する。その結果、欠歯歯車45の延出部46は、廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向した状態が維持される。すなわち、駆動モーター35が吸引ポンプ33を駆動させる方向に継続して駆動したとしても、欠歯歯車45の延出部46は、廃インクタンク24の凸部48によって係止されることにより、廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向した状態が維持される。
また、廃インクタンク24が装着部25に装着されていない状態で、駆動モーター35が吸引ポンプ33を駆動させる方向への駆動を開始した場合には、支軸43を中心とした欠歯歯車45の延出部46の移動経路上に廃インクタンク24の凸部48が配置されない。そのため、支軸43を中心とした欠歯歯車45の延出部46の移動動作が廃インクタンク24の凸部48によって遮られない。その結果、欠歯歯車45の延出部46は、装着部25を通過した後に欠歯歯車45の鉛直下方に位置する検出レバー49を押圧する。そして、検出レバー49が欠歯歯車45の延出部46の変位を検出した場合には、検出レバー49から制御部50に向けて検出信号が出力される結果、駆動モーター35の駆動が制御部50によって停止される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)廃インクタンク24の端面24aには、吸引ポンプ33の駆動に伴って装着部25に進入する欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の取り外し方向において対向する。そのため、この状態で廃インクタンク24を装着部25から取り外そうとすると、廃インクタンク24の端面24aが欠歯歯車45の延出部46によって係止される。したがって、廃インクタンク24が吸引ポンプ33の駆動時にプリンター11から誤って取り外されることを回避できる。
(1)廃インクタンク24の端面24aには、吸引ポンプ33の駆動に伴って装着部25に進入する欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の取り外し方向において対向する。そのため、この状態で廃インクタンク24を装着部25から取り外そうとすると、廃インクタンク24の端面24aが欠歯歯車45の延出部46によって係止される。したがって、廃インクタンク24が吸引ポンプ33の駆動時にプリンター11から誤って取り外されることを回避できる。
(2)欠歯歯車45の延出部46が吸引ポンプ33の駆動に伴って変位した場合、欠歯歯車45の延出部46は廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向する位置に凸部48によって係止される。そのため、吸引ポンプ33の吸引駆動時における廃インクタンク24の取り外し動作を欠歯歯車45の延出部46によって確実に規制することができる。
(3)吸引ポンプ33の駆動時に廃インクタンク24を取り外そうとしても、廃インクタンク24における装着部25からの取り外し方向に向いた端面24aが欠歯歯車45の延出部46に当接する。そのため、吸引ポンプ33の駆動時における廃インクタンク24の取り外し動作を簡易な構成で規制することができる。
(4)欠歯歯車45の延出部46は、凸部48によって係止されるまでの間は、駆動モーター35から伝達歯車44を介して伝達される駆動力に基づき、廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向する位置に向けて変位することができる。その一方で、欠歯歯車45の延出部46は、凸部48によって係止された後には、駆動モーター35から駆動力が伝達される伝達歯車44に対して摺動することにより、廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向した状態を維持することができる。
(5)廃インクタンク24が装着部25に装着されていない状態で駆動モーター35が吸引ポンプ33を駆動させる方向に駆動された場合には、欠歯歯車45の延出部46は、廃インクタンク24が装着されていた場合に廃インクタンク24の凸部48が配置される位置を通過して検出レバー49の配設位置に到達する。そして、この欠歯歯車45の延出部46の変位が検出レバー49によって検出されると、駆動モーター35の駆動が停止される。そのため、廃インクタンク24が装着部25に装着されていない状態で駆動モーター35が吸引ポンプ33を駆動させる方向に誤って駆動された場合であっても、かかる駆動モーター35の駆動を停止させることができる。
(6)欠歯歯車45は、駆動歯車42に対して動力伝達可能に噛合する歯部を有している。そのため、キャップ30に排出された廃インクがインクミストとして欠歯歯車45における伝達歯車44との接触面に付着する結果、伝達歯車44と欠歯歯車45との間に作用する摩擦抵抗が変動したとしても、駆動歯車42からの駆動力が欠歯歯車45に確実に伝達される。したがって、欠歯歯車45の延出部46を廃インクタンク24の端面24aに対して廃インクタンク24の取り外し方向において対向させることにより、吸引ポンプ33の駆動時における廃インクタンク24の取り外し動作を更に確実に規制することができる。
(7)欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の凸部48によって係止された状態では、欠歯歯車45の歯部は駆動歯車42に対する噛み合いが外れている。そのため、欠歯歯車45の回動規制に伴って欠歯歯車45から異音が発することを抑制できる。
なお、上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
・上記実施形態において、図6に示すように、廃インクタンク24における装着部25への装着方向に沿う外側面24bの上端部に凹部51を設ける構成としてもよい。
・上記実施形態において、図6に示すように、廃インクタンク24における装着部25への装着方向に沿う外側面24bの上端部に凹部51を設ける構成としてもよい。
この構成では、吸引ポンプ33の駆動に伴って装着部25に進入する欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の凹部51内に挿入されると、凹部51の内面は、欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の取り外し方向において対向する対向部として機能する。その結果、この状態で装着部25から廃インクタンク24を取り外そうとすると、廃インクタンク24の凹部51の内面が欠歯歯車45の延出部46によって係止される。したがって、廃インクタンク24が吸引ポンプ33の駆動時にプリンター11から誤って取り外されることを回避できる。
・上記実施形態において、図7(a)及び図7(b)に示すように、廃インクタンク24における装着部25への装着方向に沿う外側面24bに対して欠歯歯車45の延出部46を係止する突起部52を設けると共に、同外側面24bにおいて突起部52に対して廃インクタンク24の取り外し方向とは反対方向の斜め上方に突起部53を設ける構成としてもよい。
この構成では、吸引ポンプ33の駆動に伴って装着部25に進入する欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の突起部52によって係止されると、廃インクタンク24の突起部53は、欠歯歯車45の延出部46が廃インクタンク24の取り外し方向において対向する対向部として機能する。その結果、この状態で装着部25から廃インクタンク24を取り外そうとすると、廃インクタンク24の突起部53が欠歯歯車45の延出部46によって係止される。したがって、廃インクタンク24が吸引ポンプ33の駆動時にプリンター11から誤って取り外されることを回避できる。
・上記実施形態において、図8(a)に示すように、廃インクタンク24における装着部25への装着方向に向いた端面24cに対して伝達歯車44及び欠歯歯車45を回動自在に支持する構成としてもよい。
この構成では、図8(b)に示すように、廃インクタンク24が装着部25に装着されると、駆動モーター35の駆動に伴って回転駆動する駆動歯車42と、吸引ポンプ33のポンプ軸に設けられたポンプ歯車54とが、伝達歯車44を介して動力伝達可能に連結される。そのため、装着部25に対する廃インクタンク24の着脱に伴って、吸引ポンプ33を駆動状態と駆動停止状態との間で確実に切り替えることができる。
また、この構成では、図8(c)に示すように、廃インクタンク24が装着部25に装着された状態で吸引ポンプ33が駆動されると、欠歯歯車45の延出部46がフレーム12に設けられた貫通孔47に進入する。その結果、この状態で装着部25から廃インクタンク24を取り外そうとすると、欠歯歯車45の延出部46が貫通孔47の内面によって係止される。したがって、廃インクタンク24が吸引ポンプ33の駆動時にプリンター11から誤って取り外されることを回避できる。
なお、図4に記載の実施形態において、吸引ポンプ33の駆動時の欠歯歯車45の延出部46と、廃インクタンク24の取り外し方向において該延出部46と対向する廃インクタンク24の端面24aと、の間には隙間があってもよく、その隙間は、図2における排出チューブ31の排出口31aと装着部25に装着された廃インクタンク24における装着部25への装着方向に向いた端面24cとの距離よりも小さい。
この構成では、吸引ポンプ33の駆動中に廃インクタンク24を取り外そうとしたときに、廃インクタンク24の端面24cが排出チューブ31の排出口31aの下より取り外し方向に移動する前に、廃インクタンク24の端面24aが欠歯歯車45の延出部46と当接し、廃インクタンク24をそれ以上取り外し方向へ移動させる事が出来なくなる。従って、吸引ポンプ33の駆動中は常に排出チューブ31から排出されるインクの下に廃インクタンク24が在る状態を保つ事ができ、装着部25などを汚さないようにする事ができる。
同様に、図6に記載の実施形態において吸引ポンプ33の駆動時の欠歯歯車45の延出部46と、廃インクタンク24の取り外し方向において該延出部46と対向する廃インクタンク24の面と、の間にも隙間があっても良い。また、図7に記載の実施形態において吸引ポンプ33の駆動時の欠歯歯車45の延出部46と、廃インクタンク24の取り外し方向において該延出部46と対向する廃インクタンク24の面と、の間にも隙間があっても良い。いずれの隙間も、図2における排出チューブ31の排出口31aと装着部25に装着された廃インクタンク24における装着部25への装着方向に向いた端面24cとの距離よりも小さい。
・上記実施形態において、欠歯歯車45の延出部46の変位を検出した場合に駆動モーター35の駆動を停止させる検出部は、接触式の検出レバー49に限らず、例えば、欠歯歯車45の延出部46を挟んで対向配置された発光部及び受光部を有する光学式のセンサーを採用してもよい。また、この検出部を省略した構成としてもよい。
・上記実施形態において、欠歯歯車45に代えて、駆動歯車42に対して噛合する歯部を有さない変位部材を採用し、この変位部材を伝達歯車44との間に伝達歯車44の回動方向に作用する摩擦力に基づいて装着部25に進入させる構成としてもよい。
・上記実施形態において、欠歯歯車45の延出部46を係止するための係止部がプリンター11側(例えば、フレーム12)に設けられた構成としてもよい。
・上記実施形態において、駆動モーター35の駆動に伴って変位する変位部材の変位方向は回転方向に限定されず、変位部材が廃インクタンク24の装着方向と交差する方向に直線移動することにより装着部25に進入する構成としてもよい。
・上記実施形態において、駆動モーター35の駆動に伴って変位する変位部材の変位方向は回転方向に限定されず、変位部材が廃インクタンク24の装着方向と交差する方向に直線移動することにより装着部25に進入する構成としてもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置を、液体としてのインクを噴射するプリンター11として具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置として具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。あるいは、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…液体噴射装置としてのプリンター、21…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、24…廃液回収体としての廃インクタンク、24a…対向部としての端面、25…装着部、33…ポンプとしての吸引ポンプ、35…駆動源としての駆動モーター、44…動力伝達部材としての伝達歯車、45…変位部材としての欠歯歯車、48…係止部としての凸部、49…検出部としての検出レバー、51…対向部としての凹部、53…対向部としての突起部。
Claims (6)
- 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドから前記液体を廃液として排出させる際に駆動されるポンプと、前記ポンプに対して駆動力を伝達する駆動源と、前記ポンプの駆動時に前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて変位可能な変位部材とを備えた液体噴射装置における前記ポンプの駆動に伴い排出される前記廃液を受容可能な位置に設けられた装着部に対して着脱される廃液回収体であって、
前記廃液回収体が前記装着部に装着された状態で、前記変位部材が前記ポンプの駆動時に前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて前記廃液回収体の着脱方向と交差する方向に変位することにより前記装着部に進入した場合に、当該変位部材と前記廃液回収体の取り外し方向において対向する対向部を有することを特徴とする廃液回収体。 - 請求項1に記載の廃液回収体において、
前記変位部材の変位方向において当該変位部材に対して当接するように構成され、前記廃液回収体の取り外し方向において前記対向部に対して対向する位置に前記変位部材を係止させる係止部を更に備えたことを特徴とする廃液回収体。 - 請求項1又は請求項2に記載の廃液回収体において、
前記対向部は、前記廃液回収体における前記装着部からの取り外し方向に向いた面部位に設けられることを特徴とする廃液回収体。 - 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の廃液回収体が着脱自在に装着される装着部を有する液体噴射装置であって、
液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドから前記液体を廃液として排出させる際に駆動されるポンプと、
前記ポンプに対して駆動力を伝達する駆動源と、
前記ポンプの駆動時に前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて変位する変位部材と
を備え、
前記変位部材は、前記駆動源から伝達される駆動力に基づいて前記廃液回収体の着脱方向と交差する方向に変位することにより前記装着部に進入した場合に、前記装着部に装着された前記廃液回収体の前記対向部に対して前記廃液回収体の取り外し方向において対向することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記液体噴射装置及び前記廃液回収体の一方側には、前記変位部材の変位方向において当該変位部材に当接するように構成されると共に、前記対向部に対して前記廃液回収体の取り外し方向において対向する位置に前記変位部材を係止させる係止部が設けられ、
前記駆動源からの駆動力を伝達可能に前記変位部材に対して摩擦係合する動力伝達部材を更に備えたことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項5に記載の液体噴射装置において、
前記係止部は前記廃液回収体に設けられ、
前記変位部材の変位経路上における前記係止部よりも当該変位部材の変位方向前側に設けられ、前記変位部材の変位を検出した場合に前記駆動源の駆動を停止させる検出部を更に備えたことを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012065876A JP2013193426A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 廃液回収体及び液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2013193426A true JP2013193426A (ja) | 2013-09-30 |
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ID=49392951
Family Applications (1)
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JP2012065876A Pending JP2013193426A (ja) | 2012-03-22 | 2012-03-22 | 廃液回収体及び液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013193426A (ja) |
-
2012
- 2012-03-22 JP JP2012065876A patent/JP2013193426A/ja active Pending
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