JP2013189811A - 下水管の止水栓装置,下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法 - Google Patents

下水管の止水栓装置,下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ポンプの停止時に、下水管の開口部に装着した止水栓装置から下水管内の水を作業員に影響を与えないように下流側に流出させることができるようにして、作業性の向上を図る。
【解決手段】 マンホールM(X)に開口する開口部Gbを有し水が流される下水管G(X)に設けられ、下水管G(X)の開口部Gbから挿入され拡径して下水管G(X)に嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体2と、止水本体2を貫通し下水管G(X)内の水をマンホールM(X)側に排出するための主管3とを備えた止水栓装置1において、主管3の出口側に主管3から分枝して設けられ下水管G(X)内の水を導出させるための副管18を設け、主管3の出口側に主管3を開閉する主管開閉バルブVaを設け、
副管18に副管18を開閉する副管開閉バルブVbを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のマンホール間に下水管を接続した下水管設備の点検,清掃,補修,交換等の作業を行なう際に、下水管の開口部を一時的に閉塞して水が作業箇所に及ばないようにする下水管の止水栓装置、これを用いた下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法に関する。
一般に、下水管施設は、図10に示すように、所要の間隔で設けられた複数のマンホールMと、各隣接するマンホールM間に接続され、上流側のマンホールMに開口する上流側開口部Ga及び下流側のマンホールに開口する下流側開口部Gbを有し水が流される下水管Gとを備えて構成されている。このような下水管施設においては、マンホールMや下水管Gの点検や清掃作業を行ったり、亀裂や腐食などの破損があるような場合には、補修や交換等の作業を行なう。このような下水管施設に対して作業をする際には、必要に応じ、作業場所に下水管Gから水が流れ込まないようにする下水管施設の作業用補助システムを用いる。
従来、この種の下水管施設の作業用補助システムとしては、例えば、特開平9−236192号公報(特許文献1)に記載された技術が知られている。
図10に示すように、この下水管施設の作業用補助システムSaは、1つのマンホールMを始点マンホールM(X)とし、この始点マンホールM(X)から下流側にある他の1つのマンホールMを終点マンホールM(Y)とし、始点マンホールM(X)と終点マンホールM(Y)との間を作業区間として設定し、始点マンホールM(X)に接続される上流側の下水管G(X)の下流側開口部Gbに止水栓装置100を設け、この作業区間に流れ込む水を制御する。
この作業用補助システムSaで用いられる止水栓装置100は、従来、図10に示すように、下水管Gの開口部Gbに挿入され拡径して開口部Gbに嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体101と、止水本体101を貫通し下水管G内の水を始点マンホールM(X)側に排出するための貫通管102とを備えて構成されている。止水本体101は、例えば、空気の注入により膨らんで拡径し下水管Gの開口部Gbに嵌着するとともに空気の排気により縮径して嵌着が解除される袋体103を備えている。
また、この作業用補助システムSaにおいては、電動で駆動されるギヤポンプやベーンポンプからなる電動ポンプ110を地上に設置し、止水栓装置100の貫通管102の出口と電動ポンプ110の吸入口とを始点マンホールM(X)の開口を通る吸入パイプ111で接続し、ポンプ110の吐出口に排出パイプ112を接続し、この排出パイプ112の出口端を終点マンホールM(Y)より下流側の下水管G(Y)に水が流れるように配置している。
そして、例えば、始点マンホールM(X)と下流側の終点マンホールM(Y)との間の下水管Gが破損して、これの補修や交換を行う作業を行うときは、先ず、始点マンホールM(X)に接続される上流側の下水管G(X)の下流側開口部Gbに止水栓装置100を挿入し、コンプレッサ113によりこの止水栓装置100に空気を送給して袋体103に注入し膨らませて拡径させて止水本体101を下水管Gの開口部Gbに嵌着する。それから貫通管102に吸入パイプ111を接続し、この吸入パイプ111を電動ポンプ110に接続するとともに、電動ポンプ110に排出パイプ112を接続し、この排出パイプ112の出口端を終点マンホールM(Y)より下流側の下水管G(Y)に配置する。
この状態で、電動ポンプ110を作動させると、上流側の下水管G(X)は止水栓装置100で止水されているので、上流側の下水管G(X)に流れる水は電動ポンプ110で吸引されて、終点マンホールM(Y)より下流側の下水管G(Y)に吐出されて流される。これにより、作業区間には水が流れないので、作業区間の破損した下水管Gを水の影響を受けることなく交換することができる。
この補修等の作業においては、その作業が数日に亘ることがあり、その場合には、夜間などに作業の中断期間を設けるが、この中断中は、常時電動ポンプ110を作動させておく。あるいは、騒音の問題や、無人になって電動ポンプ110の故障があれば上流側で水が溢れ出す問題もあるので、このようなことが懸念されるときは、電動ポンプ110を止めるとともに、作業員により、止水栓装置100の貫通管102の出口102aから吸入パイプ111を取り外し、別のパイプ(図示せず)を装着して、このパイプの出口端を始点マンホールM(X)に接続される下流側の下水管G(補修等の作業に係る下水管G)の上流側開口部Gaを通してこの下流側の下水管Gの下流側開口部Gb側に配置し、若しくは、下流側の下水管Gの下流側開口部Gbを超えて更に下流側に配置し、終点マンホールM(X)より下流側の下水管G(Y)に水を流すようにすることも行う。また、作業を再開するときには、別のパイプと吸入パイプ111を交換する。
補修等の作業が終了したならば、電動ポンプ110を停止し、止水栓装置100の袋体103から空気を抜いて止水本体101を縮径し開口部Gbへの嵌着を解除して取り外す。
特開平9−236192号公報
ところで、上記従来の下水管施設の作業用補助システムSaにあっては、作業の中断期間中、電動ポンプ110を止めて、止水栓装置100の貫通管102の出口から吸入パイプ111を取り外し、別のパイプ(図示せず)を装着して、終点マンホールM(Y)より下流側の下水管G(Y)に水を流すことも行うが、この際、吸入パイプ111を取り外したときに、貫通管102の出口102aから水が噴き出すので、パイプの交換作業がやりにくく、作業性に劣るという問題があった。また、作業再開時において、別のパイプから吸入パイプ111に取り換えるときも、同様の問題が生じる。
更に、補修等の作業が終了して止水栓装置100を取り出す際にも、止水本体101を縮径し開口部Gbへの嵌着を解除すると、溜まっていた上流側の水がいっきに下流側に流れ出すことがあるので安全上好ましくないという問題もある。この場合、止水栓装置100を外す前に、先に、貫通管102から吸入パイプ111のみを外して貫通管102から水を流して上流側の水の水位を下げ、それから、止水栓装置100を外すことを行うこともあるが、この場合にも、吸入パイプ111を取り外したときに、貫通管102の出口102aから水が噴き出すので、作業員に悪影響を及ぼすことがあるという問題があった。
また、従来においては、電動ポンプ110であることから、漏電の懸念があるとともに、ギヤポンプやベーンポンプからなることから、吸入する水中に混入したエアの影響により、吸入不良を生じることがあるという問題がある。この場合、特に、無人になる場合には、上流側で水が溢れ出す問題も生じる。
有人の場合には、電動ポンプ110の復帰作業を即座に行えばよいが、この復帰させるのに、電動ポンプ110側から所謂呼び水を注入して吸入パイプ111に水を満たして電動ポンプ110を始動させることも行うことがあり、この場合には作業が煩雑になってしまうという問題もある。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、ポンプの停止時に、下水管の開口部に装着した止水栓装置から下水管内の水を作業員に影響を与えないように下流側に流出させることができるようにして、作業性の向上を図った下水管の止水栓装置、下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法を提供することを目的とする。
また、下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法においては、必要に応じ、漏電の懸念を払拭するとともに、ポンプが吸入したエアによる吸入不良を生じる事態を抑制し、安定した運転を行うことができるようにすることも課題とした。
このような目的を達成するための本発明の下水管の止水栓装置は、マンホールに開口する開口部を有し水が流される下水管に設けられ、上記下水管の開口部から挿入され拡径して下水管に嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体と、該止水本体を貫通し下水管内の水をマンホール側に排出するための主管とを備えた下水管の止水栓装置において、上記主管の出口側に該主管から分枝して設けられ下水管内の水を導出させるための副管を設け、該副管に該副管を開閉する副管開閉バルブを設けた構成としている。
これにより、マンホールやマンホールより下流側の下水管に対して、例えば、点検や清掃作業を行ったり補修や交換等の作業を行なう場合には、マンホールに接続された上流側の下水管の開口部からこの止水栓装置を挿入し、止水本体を拡径して嵌着する。そして、地上に設置したポンプと主管の出口とをマンホールを通して吸入パイプで接続し、副管の開閉バルブを閉じる。この状態で、ポンプを駆動すると、上流側の下水管に流れる水はポンプで吸引されて排出され、下流側の下水管には水が流れないので、水の影響を受けることなく作業を行うことができる。
この補修等の作業においては、その作業が数日に亘ることがあり、その場合には、夜間などに作業の中断期間を設けるが、この中断の際は、作業員により、ポンプを停止するとともに、例えば、止水栓装置の副管に別のパイプを接続して、この別のパイプの出口端をマンホールより下流側の下水管を通して作業に係る部位よりも下流側に配置し、副管の副管開閉バルブを開にして、この作業に係る部位よりも下流側に水を流すようにする。これにより、ポンプを停止しても、止水栓装置を設けた下水管の水を作業部位に影響を与えることなく下流側に流すことができる。そのため、常時ポンプを作動させておく場合に比較して、騒音の問題がなく、また、ポンプの故障によって上流側で水が溢れ出す事態もなく、安全に作業の中断を行うことができる。
そして、この中断作業は、副管の副管開閉バルブを開にする操作によるので、従来のように止水栓装置から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
また、作業を再開するときには、副管の副管開閉バルブを閉にして、別のパイプを取り外し、それから、ポンプを駆動する。この場合も、副管の副管開閉バルブを閉にする操作によるので、従来のように止水栓装置から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
補修等の作業が終了したならば、ポンプを停止し、止水栓装置を取り外す。この場合には、先ず、止水栓装置の副管に別のパイプを接続して、この別のパイプの出口端をマンホールより下流側の下水管に配置し、あるいは、条件によっては別のパイプを接続することなく、副管の副管開閉バルブを開にする。これにより、止水栓装置を設けた下水管の水を下流側に流すことができ、その水位を下げることができる。次に、止水栓装置の止水本体を縮径し開口部の嵌着を解除し、止水栓装置を下水管から取り外す。この場合、下水管の水位を下げてから止水栓装置を取り外すので、溜まっていた上流側の水がいっきに下流側に流れ出すことがなく、そのため、作業員の安全が確保される。また、副管の副管開閉バルブを開にして下水管の水位を下げるので、従来のように、止水栓装置から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
そして、必要に応じ、上記主管の上記副管の分枝点よりも出口側に該主管を開閉する主管開閉バルブを設けた構成としている。これにより、図6に示すように、主管閉−副管閉(S1),主管開−副管閉(S2),主管閉−副管開(S3),主管開−副管開(S4)の4通りの設定を取りうる。そのため、主管閉−副管閉(S1)を取りうるので、例えば、水の排出は行わないで、下水管の止水のみを行いたい場合に対応できるようになる。また、主管開−副管閉(S2)の設定により、上記のポンプの駆動によるマンホール外への水の排出を行うことができる。更に、主管閉−副管開(S3)または主管開−副管開(S4)の設定により、上記のように、ポンプを停止させて副管を通して水を下流側に逃がすことができる。
また、必要に応じ、上記主管を、上記止水本体側の第一主管と、該第一主管に着脱可能に接続される第二主管とを備えて構成し、該第二主管に上記副管を設けた構成としている。これにより、副管を備えた第二主管を第一主管に装着するので、従来の既存の止水栓装置の貫通管を第一主管とすれば、この既存の止水栓装置を本発明に係る止水栓装置に容易に改変する事ができ、そのため、汎用性を増加させることができる。また、第一主管と第二主管との間に延長パイプを設けることができるので、主管の長さを容易に変えることができることから、設置条件に合わせて止水栓装置を用いることができ、この点でも汎用性を増加させることができる。
また、上記目的を達成するため本発明の下水管施設の作業用補助システムは、所要の間隔で設けられた複数のマンホールと、各隣接するマンホール間に接続され、上流側のマンホールに開口する上流側開口部及び下流側のマンホールに開口する下流側開口部を有し水が流される下水管とを備えた下水管施設に対して作業をする際、1つのマンホールを始点マンホールとし、該始点マンホールから下流側にある他の1つのマンホールを終点マンホールとし、上記始点マンホールと終点マンホールとの間を作業区間として設定し、上記始点マンホールに接続される上流側の下水管の下流側開口部側に止水栓装置を設け、該作業区間に流れ込む水を制御する下水管施設の作業用補助システムにおいて、
上記止水栓装置を、上記下水管の開口部から挿入され拡径して該開口部側に嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体と、該止水本体を貫通し下水管内の水を上記始点マンホール側に排出するための主管と、該主管の出口側に該主管から分枝して設けられ下水管内の水を導出させるための副管とを設け、該副管に該副管を開閉する副管開閉バルブを設けて構成し、
吸入口及び吐出口を有したポンプ及び該ポンプを駆動する駆動源を地上に設置し、上記止水栓装置の主管の出口と上記ポンプの吸入口とを上記始点マンホールの開口を通る吸入パイプで接続し、上記ポンプの吐出口に排出パイプを接続し、該排出パイプの出口端を上記終点マンホールより下流側の下水管に水が流れるように配置した構成としている。
これにより、設定した作業区間において、マンホールや下水管に対して、例えば、点検や清掃作業を行ったり補修や交換等の作業を行なう場合には、始点マンホールに接続された上流側の下水管の開口部から止水栓装置を挿入し、止水本体を拡径して開口部側に嵌着する。そして、地上に設置したポンプと主管の出口とをマンホールを通して吸入パイプで接続し、副管の開閉バルブを閉じ、ポンプを駆動する。この場合、始点マンホールに接続された上流側の下水管に流れる水は吸入パイプを通ってポンプで吸引され、排出パイプを通って排出され、終点マンホールより下流側の下水管に流される。そのため、作業区間には水が流れないので、水の影響を受けることなく作業を行うことができる。
この補修等の作業においては、その作業が数日に亘ることがあり、その場合には、夜間などに作業の中断期間を設けるが、この中断の際は、作業員により、ポンプを停止するとともに、例えば、止水栓装置の副管に別のパイプを接続して、この別のパイプの出口端を始点マンホールより下流側の下水管を通して作業に係る部位よりも下流側に配置し、副管の副管開閉バルブを開にして、この作業に係る部位よりも下流側に水を流すようにする。これにより、ポンプを停止しても、止水栓装置を設けた下水管の水を作業部位に影響を与えることなく下流側に流すことができる。そのため、常時ポンプを作動させておく場合に比較して、騒音の問題がなく、また、ポンプの故障によって上流側で水が溢れ出す事態もなく、安全に作業の中断を行うことができる。
そして、この中断作業は、副管の副管開閉バルブを開にする操作によるので、従来のように止水栓装置から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
また、作業を再開するときには、副管の副管開閉バルブを閉にして、別のパイプを取り外し、それから、ポンプを駆動する。この場合も、副管の副管開閉バルブを閉にする操作によるので、従来のように止水栓装置から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
補修等の作業が終了したならば、ポンプを停止し、止水栓装置を取り外す。この場合には、先ず、止水栓装置の副管に別のパイプを接続して、この別のパイプの出口端を始点マンホールより下流側の下水管に配置し、あるいは、条件によっては別のパイプを接続することなく、副管の副管開閉バルブを開にする。これにより、止水栓装置を設けた下水管の水を下流側に流すことができ、その水位を下げることができる。次に、止水栓装置の止水本体を縮径し開口部の嵌着を解除し、止水栓装置を下水管から取り外す。この場合、下水管の水位を下げてから止水栓装置を取り外すので、溜まっていた上流側の水がいっきに下流側に流れ出すことがなく、そのため、作業員の安全が確保される。また、副管の副管開閉バルブを開にして下水管の水位を下げるので、従来のように、止水栓装置から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
そして、必要に応じ、上記止水栓装置において、上記主管の上記副管の分枝点よりも出口側に該主管を開閉する主管開閉バルブを設けた構成としている。これにより、図6に示すように、主管閉−副管閉(S1),主管開−副管閉(S2),主管閉−副管開(S3),主管開−副管開(S4)の4通りの設定を取りうる。そのため、主管閉−副管閉(S1)を取りうるので、例えば、水の排出は行わないで、下水管の止水のみを行いたい場合に対応できるようになる。また、主管開−副管閉(S2)の設定により、上記のポンプの駆動によるマンホール外への水の排出を行うことができる。更に、主管閉−副管開(S3)または主管開−副管開(S4)の設定により、上記のように、ポンプを停止させて副管を通して水を下流側に逃がすことができる。
また、必要に応じ、上記主管を、上記止水本体側の第一主管と、該第一主管に着脱可能に接続される第二主管とを備えて構成し、該第二主管に上記副管を設けた構成としている。これにより、副管を備えた第二主管を第一主管に装着するので、従来の既存の止水栓装置の貫通管を第一主管とすれば、この既存の止水栓装置を本発明に係る止水栓装置に容易に改変する事ができ、そのため、汎用性を増加させることができる。また、第一主管と第二主管との間に延長パイプを設けることができるので、主管の長さを容易に変えることができることから、設置条件に合わせて止水栓装置を用いることができ、この点でも汎用性を増加させることができる。
更に、必要に応じ、上記ポンプを、圧縮空気により作動されるダイヤフラムポンプで構成し、上記駆動源を、液体燃料で駆動され上記ダイヤフラムポンプに圧縮空気を供給するコンプレッサで構成している。これにより、ダイヤフラムポンプなので、ギヤポンプやベーンポンプに比較して、吸入する水中に混入したエアの影響により、吸入不良を生じる事態を抑制することができ、安定した運転を行うことができるようになる。そのため、ポンプが停止して上流側で水が溢れ出す事態を抑制できる。また、ダイヤフラムポンプなので、その始動の際も、ポンプ側から所謂呼び水を注入して吸入パイプに水を満たしてポンプを始動させることを行わなくても良くなり、作業が煩雑になってしまう事態を防止することができる。更に、電気を使用しないで水の吸入,排出を行うことができるので、漏電の懸念を払拭することができ、安全性を向上させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記始点マンホールに、上流側の下水管が複数接続された下水管施設の作業用補助システムであって、上記各複数の下水管の下流側開口部側に、夫々、上記止水栓装置を設け、該各止水栓装置のうち何れか1つの止水栓装置をメイン止水栓装置とし、他をサブ止水栓装置として構成し、上記メイン止水栓装置の主管と上記ポンプとを接続し、上記メイン止水栓装置の主管の出口側に上記サブ止水栓の主管の出口を接続する接続管を設け、上記始点マンホールに接続された複数の上流側の下水管の水の排出を1台のポンプで行うことを可能にした構成としている。
これにより、ポンプの駆動時に、メイン止水栓装置及びサブ止水栓装置の副管の副管開閉バルブを夫々閉にし、メイン止水栓装置及びサブ止水栓装置の主管を開放してポンプによって始点マンホールより上流側の下水管内の水を吸入し、終点マンホールより下流側の下水管に水を流す。この場合、始点マンホールに、上流側の下水管が複数接続されていて、複数の止水栓装置を用いても、1台のポンプで、水の吸引,排出を行うことができるので、システムを簡略化し、省力化を図ることができる。
また、ポンプの停止時には、例えば、メイン止水栓装置の副管の出口に導出パイプを接続し、導出パイプの出口端を始点マンホールに接続される下流側の下水管の上流側開口部を通してこの下流側の下水管の下流側開口部側に配置し、若しくは、下流側の下水管の下流側開口部を超えて更に下流側に配置し、サブ止水栓装置の副管の副管開閉バルブを閉にしたまま、メイン止水栓装置の副管の副管開閉バルブを開にし、始点マンホールに接続された複数の上流側の下水管の水をメイン止水栓装置の副管に集約して終点マンホールより下流側の下水管に水を流すようにする。そのため、システムが簡略化し、水の排出効率を向上させることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
そしてまた、上記目的を達成するため、本発明の下水管施設の作業方法は、上記の下水管施設の作業用補助システムを用いて下水管施設の作業を行う下水管施設の作業方法において、上記ポンプの駆動時に、上記止水栓装置の副管の副管開閉バルブを閉にし、該止水栓装置の主管を開放してポンプにより上記始点マンホールより上流側の下水管内の水を吸入し、上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流し、上記ポンプの停止時に、上記副管の出口に導出パイプを接続し、該導出パイプの出口端を上記始点マンホールに接続される下流側の下水管の上流側開口部を通して該下流側の下水管の下流側開口部側に配置し、若しくは、該下流側の下水管の下流側開口部を超えて更に下流側に配置し、上記副管の副管開閉バルブを開にして、上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流す構成としている。上記と同様の作用,効果を奏する。
また、上記目的を達成するため、本発明の下水管施設の作業方法は、上記記載の始点マンホールに、上流側の下水管が複数接続された下水管施設において、メイン止水栓装置とサブ止水栓装置とを備えた下水管施設の作業用補助システムを用いて下水管施設の作業を行う下水管施設の作業方法において、
上記ポンプの駆動時に、上記メイン止水栓装置及びサブ止水栓装置の副管の副管開閉バルブを夫々閉にし、該メイン止水栓装置及びサブ止水栓装置の主管を開放してポンプにより上記始点マンホールより上流側の下水管内の水を吸入し、上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流し、
上記ポンプの停止時に、上記メイン止水栓装置の副管の出口に導出パイプを接続し、該導出パイプの出口端を上記始点マンホールに接続される下流側の下水管の上流側開口部を通して該下流側の下水管の下流側開口部側に配置し、若しくは、該下流側の下水管の下流側開口部を超えて更に下流側に配置し、上記サブ止水栓装置の副管の副管開閉バルブを閉にしたまま、上記メイン止水栓装置の副管の副管開閉バルブを開にし、上記始点マンホールに接続された複数の上流側の下水管の水をメイン止水栓装置の副管に集約して上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流す構成としている。上記と同様の作用,効果を奏する。
本発明によれば、副管の開閉バルブの操作により、ポンプの駆動時は勿論のこと、ポンプの停止時に、下水管の開口部側に装着した止水栓装置から下水管内の水を作業員に影響を与えないように下流側に流出させることができるようになり、作業性の向上を図ることができる。また、本発明の下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法において、ポンプを、圧縮空気により作動されるダイヤフラムポンプで構成し、駆動源を、液体燃料で駆動されダイヤフラムポンプに圧縮空気を供給するコンプレッサで構成した場合には、漏電の懸念を払拭するとともに、ポンプが吸入したエアによる吸入不良を生じる事態を抑制し、安定した運転を行うことができるようになる等、種々の効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムをポンプの駆動状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムをポンプの停止状態で示す図である。 本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムにおいてこれに用いられる実施の形態に係る止水栓装置をその取付け状態とともに示す図である。 本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムにおいてこれに用いられる実施の形態に係る止水栓装置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る止水栓装置に用いられるアダプタ及びカプラの基本構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る止水栓装置の主管開閉バルブと副管開閉バルブの開閉の組合せを示す表図である。 本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムにおいてこれに用いられるダイヤフラムポンプの原理を示す図である。 本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムの変形例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る下水管施設の作業用補助システムの別の変形例を示す図である。 従来の下水管施設の作業用補助システムの一例を示す図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る下水管の止水栓装置、下水管施設の作業用補助システム及び下水管施設の作業方法について説明する。本下水管の止水栓装置は、本下水管施設の作業用補助システムに用いられ、本下水管施設の作業方法は本作業用補助システムにより実現されるので、実施の形態に係る作業用補助システムにおいて説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1及び図2に示すように、実施の形態に係る作業用補助システムSが適用される下水管設備は、所要の間隔で設けられた複数のマンホールMと、各隣接するマンホールMの下端間に接続され、上流側のマンホールMに開口する上流側開口部Ga及び下流側のマンホールMに開口する下流側開口部Gbを有し水が流される下水管Gとを備えて構成されている。
このような下水管施設においては、マンホールMや下水管Gの点検や清掃作業を行ったり、亀裂や腐食などの破損があるような場合には、補修や交換等の作業を行なう。実施の形態に係る作業用補助システムSは、この下水管施設に対してこのような作業をする際に用いられる。この作業においては、1つのマンホールMを始点マンホールM(X)とし、始点マンホールM(X)から下流側にある他の1つのマンホールMを終点マンホールM(Y)とし、この始点マンホールM(X)と終点マンホールM(Y)との間を作業区間として設定している。始点マンホールM(X)と終点マンホールM(Y)との間に、1つ若しくは複数のマンホールMがあっても良い。実施の形態に係る作業用補助システムSにおいては、始点マンホールM(X)に接続される上流側の下水管G(X)の下流側開口部Gb側に実施の形態に係る止水栓装置1を設け、作業区間に流れ込む水を制御する。
実施の形態に係る止水栓装置1は、図1乃至図5に示すように、下水管Gの開口部Gbから挿入され拡径して開口部Gb側に嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体2と、止水本体2を貫通し下水管G内の水を始点マンホールM(X)側に排出するための主管3とを備えている。止水本体2は、環状で主管3が貫通して設けられるコア部材4と、このコア部材4に外嵌して設けられ空気の注入により膨らんで拡径し下水管Gの開口部Gbに嵌着するとともに空気の排気により縮径して嵌着が解除される袋体5とを備えている。図3及び図4中符号6は、コア部材4に設けられ袋体5に空気を供給するためのノズルである。図1及び図2に示すように、ノズル6には空気管7が接続され、例えば、後述のコンプレッサ30から空気が供給される。また、ノズル6を通して袋体5内の排気も行われる。
主管3は、止水本体2側の第一主管3Aと、この第一主管3Aに着脱可能に接続される第二主管3Bとを備えて構成されている。第一主管3Aと第二主管3Bとの着脱は、周知のアダプタ10とカムレバー式のカプラ11とで行われる。図5に示すように、アダプタ10は円筒状に形成されその外周に溝12が形成されている。カプラ11は、アダプタ10が内挿される挿通孔13を有し、内挿されたアダプタ10の溝12に回動させられて係合してアダプタ10を結合状態でロックするカム部13を有する一対のレバー14を備えて構成されている。第一主管3Aの出口側にアダプタ10が形成され、第二主管3Bの入口側にカプラ11が設けられる。アダプタ10とカプラ11との間には、図9に示すように、一端にカプラ11を有し他端にアダプタ10を有した延長パイプ8が接続可能になっている。
第二主管3BはL字状に折曲されており、アダプタ10が設けられた直状の一方部15と、一方部15に直角に連設される他方部16とを備えて構成されている、他方部16の出口側には上記と同様のアダプタ10とカプラ11とで接続された出口管17が設けられている。出口管17の出口側にアダプタ10が形成されており、後述の吸入パイプ31の入口に設けられたカプラ11に接続可能になっている。
また、主管3の出口側、具体的には、第二主管3Bの一方部15と他方部16の接続部には、一方部15と同軸で下水管G内の水を導出させるための副管18が分枝して設けられている。副管18の出口18aの外周は、後述する導出パイプ33が被嵌されて取り付けられるように所謂タケノコ状に形成されている。第二主管3BをL字状に折曲したので、互いに直角の関係に配置される下水管GとマンホールMに対応して止水栓装置1を配置できる。
そして、主管3の副管18の分枝点19よりも出口側でカプラ11より分枝点19側には、主管3を開閉する主管開閉バルブVaが設けられている。一方、副管18には、副管18を開閉する副管開閉バルブVbが設けられている。主管開閉バルブVa及び副管開閉バルブVbは、いずれも周知のレバー操作による手動開閉型のバルブである。この主管開閉バルブVa及び副管開閉バルブVbの開閉により、図6に示すように、主管3閉−副管18閉(S1),主管3開−副管18閉(S2),主管3閉−副管18開(S3),主管3開−副管18開(S4)の4通りの設定を取りうる。そのため、主管3閉−副管18閉(S1)を取りうるので、例えば、水の排出は行わないで、下水管Gの止水のみを行いたい場合に対応できるようになる。
このように構成される止水栓装置1においては、副管18を備えた第二主管3Bを第一主管3Aに装着するので、従来の既存の止水栓装置の貫通管を第一主管3Aとすれば、この既存の止水栓装置を本実施の形態に係る止水栓装置1に容易に改変する事ができ、そのため、汎用性を増加させることができる。また、第一主管3Aと第二主管3Bとの間に延長パイプ8(図9)を設けることができるので、主管3の長さを容易に変えることができることから、設置条件に合わせて止水栓装置1を用いることができ、この点でも汎用性を増加させることができる。
また、実施の形態に係る作業用補助システムSにおいては、吸入口21及び吐出口22を有したポンプ20及びポンプ20を駆動する駆動源が地上に設置されている。ポンプ20は、圧縮空気により作動されるダイヤフラムポンプで構成されている。また、駆動源は、軽油などの液体燃料で駆動されダイヤフラムポンプ20に圧縮空気を供給するコンプレッサ30で構成されている。
図7に示すように、ダイヤフラムポンプ20は、往復動可能なロッド23の両端に第一ダイヤフラム23a及び第二ダイヤフラム23bを夫々設け、第一ダイヤフラム23a及び第二ダイヤフラム23bのロッド23側にコンプレッサ30からの圧縮空気の流入及び排気を行う第一エア室24a及び第二エア室24bを夫々設け、ロッド23の往復動に連動する切換え弁24により、第一エア室24aへの圧縮空気の流入時に第二エア室24bの空気を排気し、第二エア室24bへの圧縮空気の流入時に第一エア室24aの空気を排気してロッド23を往復動させる空気駆動部25を設けて構成されている。
更に、ダイヤフラムポンプ20は、第一ダイヤフラム23a及び第二ダイヤフラム23bの外側に吸入口21からの水の吸入及び吐出口22からの水の吐出を行う第一液体室26a及び第二液体室26bを夫々設け、水の吸入経路及び吐出経路に設けられ水圧に連動する切換え弁27a,27b,27c,27dにより、ロッド23の往動時に、第一ダイヤフラム23aにより第一液体室26aを拡大して吸入口21からの水を吸入する一方、第二ダイヤフラム23bにより第二液体室26bを縮小して吐出口22から水を吐出し、ロッド23の復動時に、第二ダイヤフラム23bにより第二液体室26bを拡大して吸入口21からの水を吸入する一方、第一ダイヤフラム23aにより第一液体室26aを縮小して吐出口22から水を吐出する吸入吐出機構28を設けて構成されている。
そして、図1乃至図4に示すように、止水栓装置1の主管3の出口とポンプ20の吸入口21とを始点マンホールM(X)の開口を通る吸入パイプ31で接続し、ポンプ20の吐出口22に排出パイプ32を接続し、この排出パイプ32の出口端32aを終点マンホールM(Y)より下流側の下水管Gに水が流れるように配置している。
次に、本作業用補助システムSを用いた下水管施設の作業方法について説明する。図1に示すように、設定した作業区間において、マンホールMや下水管Gに対して、例えば、点検や清掃作業を行ったり補修や交換等の作業を行なう場合には、先ず、始点マンホールM(X)に接続された上流側の下水管G(X)の開口部Gbから止水栓装置1を挿入する。止水本体2に空気を供給して拡径して開口部Gb側に嵌着する。そして、地上に設置したポンプ20と主管3の出口とを始点マンホールM(X)を通して吸入パイプ31で接続する。そして、主管開閉バルブVaを開にし、副管開閉バルブVbを閉にし(図6の(S2)に設定)、ポンプ20を駆動する。この場合、始点マンホールM(X)に接続された上流側の下水管G(X)に流れる水は吸入パイプ31を通ってポンプ20で吸引され、排出パイプ32を通って排出され、終点マンホールM(Y)より下流側の下水管G(Y)に流される。そのため、作業区間には水が流れないので、水の影響を受けることなく作業を行うことができる。
また、この場合、ポンプ20を圧縮空気により作動されるダイヤフラムポンプ20で構成しているので、従来のようなギヤポンプやベーンポンプに比較して、吸入する水中に混入したエアの影響により、吸入不良を生じる事態を抑制することができ、安定した運転を行うことができるようになる。そのため、ポンプ20が停止して上流側で水が溢れ出す事態を抑制できる。また、ダイヤフラムポンプ20なので、その始動の際も、ポンプ20側から所謂呼び水を注入して吸入パイプ31に水を満たしてポンプ20を始動させることを行わなくても良くなり、作業が煩雑になってしまう事態を防止することができる。更に、駆動源を液体燃料で駆動されるコンプレッサ30で構成したことから、電気を使用しないで水の吸入,排出を行うことができるので、漏電の懸念を払拭することができ、安全性を向上させることができる。
また、補修等の作業においては、その作業が数日に亘ることがあり、その場合には、夜間などに作業の中断期間を設ける。図2に示すように、この中断の際は、作業員により、ポンプ20を停止するとともに、例えば、止水栓装置1の副管18に導出パイプ33を接続して、この導出パイプ33の出口端33aを始点マンホールM(X)に接続される下流側の下水管Gの上流側開口部Gaを通して下流側の下水管Gの下流側開口部Gb側に配置し、若しくは、下流側の下水管Gの下流側開口部Gbを超えて更に下流側に配置する。即ち、導出パイプ33の出口端33aを始点マンホールM(X)より下流側の下水管Gを通して作業に係る部位よりも下流側に配置する。図2では、下流側の下水管Gの下流側開口部Gb近傍に配置した例を示す。
この状態で、主管開閉バルブVaを開に保持し、副管18の副管開閉バルブVbを開にし(図6の(S4)に設定)、あるいは、主管開閉バルブVaを閉にして副管18の副管開閉バルブVbを開にし(図6の(S3)に設定)する。これにより、図2に示すように、止水栓装置1を設けた下水管Gの水が、作業に係る部位よりも下流側に流れるようになる。このため、ポンプ20を停止しても、止水栓装置1を設けた下水管Gの水を作業部位に影響を与えることなく下流側に流すことができる。そのため、常時ポンプ20を作動させておく場合に比較して、騒音の問題がなく、また、ポンプ20の故障によって上流側で水が溢れ出す事態もなく、安全に作業の中断を行うことができる。
そして、この中断作業は、副管18の副管開閉バルブVbを開にする操作によるので、従来のように止水栓装置1から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
また、作業を再開するときには、副管18の副管開閉バルブVbを閉にして、導出パイプ33を取り外し、それから、ポンプ20を駆動する。この場合も、副管18の副管開閉バルブVbを閉にする操作によるので、従来のように止水栓装置1から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
補修等の作業が終了したならば、ポンプ20を停止し、止水栓装置1を取り外す。この場合には、先ず、止水栓装置1の副管18に導出パイプ33を接続して、この導出パイプ33の出口端33aを始点マンホールM(X)より下流側の下水管Gに配置し、あるいは、条件によっては導出パイプ33を接続することなく、副管18の副管開閉バルブVbを開にする。これにより、止水栓装置1を設けた下水管Gの水を下流側に流すことができ、その水位を下げることができる。次に、止水栓装置1の止水本体2を縮径し開口部Gb側の嵌着を解除し、止水栓装置1を下水管Gから取り外す。この場合、下水管Gの水位を下げてから止水栓装置1を取り外すので、溜まっていた上流側の水がいっきに下流側に流れ出すことがなく、そのため、作業員の安全が確保される。また、副管18の副管開閉バルブVbを開にして下水管Gの水位を下げるので、従来のように、止水栓装置1から水が噴き出して作業員に振り掛ることがなく、そのため、作業が極めてやり易くなり、作業性が向上させられる。
図8には、始点マンホールM(X)に上流側の下水管G(X)が複数接続された下水管施設における作業用補助システムSを示す。これは、各複数の下水管Gの下流側開口部Gb側に、夫々、止水栓装置1を設け、各止水栓装置1のうち何れか1つの止水栓装置1をメイン止水栓装置1(A)とし、他をサブ止水栓装置1(B)として構成し、メイン止水栓装置1(A)の主管3とポンプ20とを接続し、メイン止水栓装置1(A)の主管3の出口側にサブ止水栓装置1(B)の主管3の出口を接続する接続管40を設け、始点マンホールM(X)に接続された複数の上流側の下水管G(X)の水の排出を1台のポンプ20で行うことを可能にしている。
接続管40は、上記出口管17に代わる三方管41と、三方管41の一つの口とサブ止水栓装置1(B)の主管3の出口とを接続する連結パイプ42とから構成されている。各接続は上記と同様のアダプタ10とカプラ11による。
これにより、ポンプ20の駆動時に、メイン止水栓装置1(A)及びサブ止水栓装置1(B)の副管18の副管開閉バルブVbを夫々閉にし、メイン止水栓装置1(A)及びサブ止水栓装置1(B)の主管開閉バルブVaを開にして、ポンプ20によって始点マンホールM(X)より上流側の下水管G(X)内の水を吸入し、終点マンホールM(Y)より下流側の下水管Gに水を流す。この場合、始点マンホールM(X)に、上流側の下水管G(X)が複数接続されていて、複数の止水栓装置1を用いても、1台のポンプ20で、水の吸引,排出を行うことができるので、システムを簡略化し、省力化を図ることができる。
また、ポンプ20の停止時には、例えば、メイン止水栓装置1(A)の副管18の出口に導出パイプ33を接続し、導出パイプ33の出口端を始点マンホールM(X)に接続される下流側の下水管Gの上流側開口部Gaを通してこの下流側の下水管Gの下流側開口部Gb側に配置し、若しくは、下流側の下水管Gの下流側開口部Gbを超えて更に下流側に配置し、サブ止水栓装置1(B)の副管18の副管開閉バルブVbを閉にしたまま、メイン止水栓装置1(A)の副管18の副管開閉バルブVbを開にし、始点マンホールM(X)に接続された複数の上流側の下水管G(X)の水をメイン止水栓装置1(A)の副管18に集約して終点マンホールM(Y)より下流側の下水管Gに水を流すようにする。そのため、システムが簡略化し、水の排出効率を向上させることができる。他の作用,効果は上記と同様である。
図9には、始点マンホールM(X)の中間に上流側の下水管G(X)が接続された下水管施設における作業用補助システムSを示す。この下水管G(X)はその開口部Gb側に入口を有し始点マンホールM(X)の下端に出口を有した分岐管Gcが分岐している。このシステムにおいて、止水栓装置1は、上記と異なって主管開閉バルブVaが設けられていない。また、第一主管3Aと第二主管3Bとの間に延長パイプ8を設けている。延長パイプ8は、一端にカプラ11を有し他端にアダプタ10を有しており、第一主管3A及び第二主管3Bに接続される。そして、止水栓装置1は、下水管Gの分岐管Gcの入口よりも奥に設置される。この場合、延長パイプ8によって主管3の長さを容易に変えることができることから、設置条件に合わせて止水栓装置1を用いることができ、汎用性を増加させることができる。この例では、主管開閉バルブVaが設けられていないが、上記と同様の作用,効果を奏する。
尚、上記の実施の形態において、主管3や吸入パイプ等の接続は、アダプタ10及びカプラ11等を用いて行っているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、雄ネジと雌ネジによる接続など、適宜変更して差し支えない。また、上記の実施の形態において、主管開閉バルブVaは、図9に示す例のように特に設けなくても良いが、設ける方が、例えば、水の排出は行わないで、下水管Gの止水のみを行いたい場合に対応できる等、汎用性が増すので望ましい。
S 下水管施設の作業用補助システム
M マンホール
M(X) 始点マンホール
M(Y) 終点マンホール
G 下水管
G(X) 始点マンホールに接続される上流側の下水管
G(Y) 終点マンホールに接続される下流側の下水管
Ga 上流側開口部
Gb 下流側開口部
Gc 分岐管
1 止水栓装置
2 止水本体
3 主管
3A 第一主管
3B 第二主管
5 袋体
6 ノズル
7 空気管
8 延長パイプ
10 アダプタ
11 カプラ
15 一方部
16 他方部
17 出口管
18 副管
Va 主管開閉バルブ
Vb 副管開閉バルブ
20 ダイヤフラムポンプ
21 吸入口
22 吐出口
30 コンプレッサ(駆動源)
31 吸入パイプ
32 排出パイプ
33 導出パイプ
40 接続管
41 三方管
42 連結パイプ

Claims (10)

  1. マンホールに開口する開口部を有し水が流される下水管に設けられ、上記下水管の開口部から挿入され拡径して下水管に嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体と、該止水本体を貫通し下水管内の水をマンホール側に排出するための主管とを備えた下水管の止水栓装置において、
    上記主管の出口側に該主管から分枝して設けられ下水管内の水を導出させるための副管を設け、該副管に該副管を開閉する副管開閉バルブを設けたことを特徴とする下水管の止水栓装置。
  2. 上記主管の上記副管の分枝点よりも出口側に該主管を開閉する主管開閉バルブを設けたことを特徴とする請求項1記載の下水管の止水栓装置。
  3. 上記主管を、上記止水本体側の第一主管と、該第一主管に着脱可能に接続される第二主管とを備えて構成し、該第二主管に上記副管を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の下水管の止水栓装置。
  4. 所要の間隔で設けられた複数のマンホールと、各隣接するマンホール間に接続され、上流側のマンホールに開口する上流側開口部及び下流側のマンホールに開口する下流側開口部を有し水が流される下水管とを備えた下水管施設に対して作業をする際、1つのマンホールを始点マンホールとし、該始点マンホールから下流側にある他の1つのマンホールを終点マンホールとし、上記始点マンホールと終点マンホールとの間を作業区間として設定し、上記始点マンホールに接続される上流側の下水管の下流側開口部側に止水栓装置を設け、該作業区間に流れ込む水を制御する下水管施設の作業用補助システムにおいて、
    上記止水栓装置を、上記下水管の開口部から挿入され拡径して該開口部側に嵌着するとともに縮径して嵌着が解除される止水本体と、該止水本体を貫通し下水管内の水を上記始点マンホール側に排出するための主管と、該主管の出口側に該主管から分枝して設けられ下水管内の水を導出させるための副管とを設け、該副管に該副管を開閉する副管開閉バルブを設けて構成し、
    吸入口及び吐出口を有したポンプ及び該ポンプを駆動する駆動源を地上に設置し、上記止水栓装置の主管の出口と上記ポンプの吸入口とを上記始点マンホールの開口を通る吸入パイプで接続し、上記ポンプの吐出口に排出パイプを接続し、該排出パイプの出口端を上記終点マンホールより下流側の下水管に水が流れるように配置したことを特徴とする下水管施設の作業用補助システム。
  5. 上記止水栓装置において、上記主管の上記副管の分枝点よりも出口側に該主管を開閉する主管開閉バルブを設けたことを特徴とする請求項4記載の下水管施設の作業用補助システム。
  6. 上記主管を、止水本体側の第一主管と、該第一主管に着脱可能に接続される第二主管とを備えて構成し、上記第二主管に上記副管を設けたことを特徴とする請求項4または5記載の下水管施設の作業用補助システム。
  7. 上記ポンプを、圧縮空気により作動されるダイヤフラムポンプで構成し、上記駆動源を、液体燃料で駆動され上記ダイヤフラムポンプに圧縮空気を供給するコンプレッサで構成したことを特徴とする請求項4乃至6何れかに記載の下水管施設の作業用補助システム。
  8. 上記始点マンホールに、上流側の下水管が複数接続された下水管施設の作業用補助システムであって、
    上記各複数の下水管の下流側開口部側に、夫々、上記止水栓装置を設け、該各止水栓装置のうち何れか1つの止水栓装置をメイン止水栓装置とし、他をサブ止水栓装置として構成し、上記メイン止水栓装置の主管と上記ポンプとを接続し、上記メイン止水栓装置の主管の出口側に上記サブ止水栓装置の主管の出口を接続する接続管を設け、上記始点マンホールに接続された複数の上流側の下水管の水の排出を1台のポンプで行うことを可能にしたことを特徴とする請求項4乃至7何れかに記載の下水管施設の作業用補助システム。
  9. 上記請求項4乃至7何れかに記載の下水管施設の作業用補助システムを用いて下水管施設の作業を行う下水管施設の作業方法において、
    上記ポンプの駆動時に、上記止水栓装置の副管の副管開閉バルブを閉にし、該止水栓装置の主管を開放してポンプにより上記始点マンホールより上流側の下水管内の水を吸入し、上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流し、
    上記ポンプの停止時に、上記副管の出口に導出パイプを接続し、該導出パイプの出口端を上記始点マンホールに接続される下流側の下水管の上流側開口部を通して該下流側の下水管の下流側開口部側に配置し、若しくは、該下流側の下水管の下流側開口部を超えて更に下流側に配置し、上記副管の副管開閉バルブを開にして、上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流すことを特徴とする下水管施設の作業方法。
  10. 上記請求項8に記載の下水管施設の作業用補助システムを用いて下水管施設の作業を行う下水管施設の作業方法において、
    上記ポンプの駆動時に、上記メイン止水栓装置及びサブ止水栓装置の副管の副管開閉バルブを夫々閉にし、該メイン止水栓装置及びサブ止水栓装置の主管を開放してポンプにより上記始点マンホールより上流側の下水管内の水を吸入し、上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流し、
    上記ポンプの停止時に、上記メイン止水栓装置の副管の出口に導出パイプを接続し、該導出パイプの出口端を上記始点マンホールに接続される下流側の下水管の上流側開口部を通して該下流側の下水管の下流側開口部側に配置し、若しくは、該下流側の下水管の下流側開口部を超えて更に下流側に配置し、上記サブ止水栓装置の副管の副管開閉バルブを閉にしたまま、上記メイン止水栓装置の副管の副管開閉バルブを開にし、上記始点マンホールに接続された複数の上流側の下水管の水をメイン止水栓装置の副管に集約して上記終点マンホールより下流側の下水管に水を流すことを特徴とする下水管施設の作業方法。
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