JP2013188030A - 液冷式回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、接続される両流路の中心位置のずれが生じても、確実にシール性を確保できる液冷式回転電機を得る。
【解決手段】アダプタ31がフランジ部34を第1嵌合凹部40と第2嵌合凹部41により構成される空間内に遊嵌状態に装着され、第1嵌合部32に外嵌状態に装着された第1Oリング37の軸方向の両面が第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34の軸方向一端面に接し、かつ径方向の両面が第1嵌合凹部40の内周面と第1嵌合部32の外周面に接し、第2嵌合部33に外嵌状態に装着された第2Oリング38の軸方向の両面が第2嵌合凹部41の底面とフランジ部34の軸方向他端面に接し、かつ径方向の両面が第2嵌合凹部41の内周面と第2嵌合部33の外周面に接している。
【選択図】図4

Description

この発明は、冷却流路がフレームとブラケットの両方に内蔵された液冷式回転電機に関し、特に両冷却流路の接続構造に関するものである。
従来の液冷式回転電機では、冷却液の通路を有し電気自動車の駆動力を発生させるモータ本体と、モータ本体に装着され、冷却液が内部に流通し、流通後の冷却液をモータ本体内の通路に送出するヒートシンクと、ヒートシンクを介してモータ本体に取り付けられたコントローラと、を備えていた(例えば、特許文献1参照)。
従来の液冷式回転電機には、ヒートシンク内の冷却液の通路とモータ本体内の冷却液の通路との接続構造について、具体的に示されていないが、流路の接続には、ジョイントを用いるのが一般的である。
従来のジョイントは、直線流路が軸中心を貫通し、外周両端部がOリングを備える嵌合部として形成され、両嵌合部を相対する両流路のそれぞれに挿入して、両流路を接続していた(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−201462号公報 特開平11−252863号公報
従来のジョイントは、Oリングが装着されている嵌合部を流路に圧入し、Oリングを径方向に圧縮させてシール性を確保していた。そこで、嵌合部が挿入される2つの流路の中心位置がずれると、嵌合部の軸中心が流路中心に対して傾斜し、Oリングの径方向の圧縮が周方向に関して均一でなくなり、シール性を低下させることにつながる。つまり、従来のジョイントを用いる場合には、接続される2つの流路の中心位置を高精度に一致させることが求められる。
しかしながら、従来の液冷式回転電機においては、モータ本体のフレームおよびヒートシンクの工作誤差や組み立て誤差により、両流路の中心位置の位置ずれが発生し易い。そこで、従来の液冷式回転電機の流路の接続に従来のジョイントを用いた場合には、シール性が確保できなくなるおそれがあった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ジョイント形状を工夫し、接続される両流路の中心位置のずれが生じても、確実にシール性を確保できる液冷式回転電機を得ることを目的とする。
この発明による液冷式回転電機は、第1冷却流路が内蔵された筒状のフレーム、該フレームの軸方向一端に配置される第1エンドフレーム、および該フレームの軸方向他端に配置され、第2冷却流路が内蔵された第2エンドフレームを有するハウジングと、上記フレームに内嵌状態に収納、保持される円環状のステータコアおよび該ステータコアに巻装されたステータコイルを有するステータと、上記第1および第2エンドフレームに軸支されて上記ステータの内周側に回転可能に配設されるロータと、を備えている。上記フレームと上記第2エンドフレームとが、上記第1冷却流路の第1接続流路の開口端を拡大して上記フレームの軸方向他端面に凹設された第1嵌合凹部と上記第2冷却流路の第2接続流路の開口端を拡大して上記第2エンドフレームの軸方向一端面に凹設された第2嵌合凹部とを相対させて、端面同士を当接させて固定されており、上記第1冷却流路と上記第2冷却流路とが、相対する上記第1嵌合凹部と上記第2嵌合凹部に装着されたジョイントにより接続されている。上記ジョイントは、上記第1嵌合凹部および上記第2嵌合凹部の内形より小さく、上記第1接続流路および上記第2接続流路の内形より大きな外形形状を有する環状のフランジ部、該フランジ部の内周端から軸方向一側に延設された筒状の第1嵌合部、および該フランジ部の内周端から軸方向他側に延設された筒状の第2嵌合部を有し、該フランジ部を該第1嵌合凹部と該第2嵌合凹部により構成される空間内に位置させて装着されるアダプタと、上記第1嵌合部に外嵌状態に装着され、上記フレームと上記第2エンドフレームの端面同士を当接させる力により弾性変形し、軸方向の両面が上記第1嵌合凹部の底面と上記フランジ部の軸方向一端面に接し、かつ径方向の両面が該第1嵌合凹部の内周面と該第1嵌合部の外周面に接する環状の第1シール部材と、上記第2嵌合部に外嵌状態に装着され、上記フレームと上記第2エンドフレームの端面同士を当接させる力により弾性変形し、軸方向の両面が上記第2嵌合凹部の底面と上記フランジ部の軸方向他端面に接し、かつ径方向の両面が該第2嵌合凹部の内周面と該第2嵌合部の外周面に接する環状の第2シール部材と、を備えている。
この発明によれば、アダプタが第1嵌合凹部と第2嵌合凹部とにより構成される空間内に遊嵌状態に装着され、第1および第2シール部材を介してフレームと第2エンドフレームに弾性保持されている。そこで、第1嵌合凹部と第2嵌合凹部の穴中心位置がずれても、アダプタが第1シール部材の圧縮状態と第2シール部材の圧縮状態との不均衡状態を緩和するように変位する。これにより、第1シール部材と第1嵌合凹部およびアダプタとの接触状態が確保され、第2シール部材と第2嵌合凹部およびアダプタとの接触状態が確保され、良好なシール性が得られる。
この発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機における冷却流路の接続状態を説明する分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機におけるジョイントの構成を説明する一部破断側面図である。 この発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機における流路中心位置が一致する冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機における流路中心位置がずれた冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態3に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態4に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態5に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態6に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態7に係る液冷式回転電機におけるアダプタを示す断面図である。 この発明の実施の形態8に係る液冷式回転電機におけるアダプタを示す断面図である。
以下、本発明による液冷式回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機における冷却流路の接続状態を説明する分解斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機におけるジョイントの構成を説明する一部破断側面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機における流路中心位置が一致する冷却流路接続部周りを示す要部断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る液冷式回転電機における流路中心位置がずれた冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。
図1および図2において、液冷式回転電機100は、モータ1と、外部から供給された直流電力を交流電力に変換してモータ1に供給するインバータ装置20と、を有し、インバータ装置20がモータ1の反負荷側に一体に組み込まれて構成されている。
モータ1は、円筒状のモータフレーム3、モータフレーム3の負荷側に配設された第1エンドフレームとしての負荷側エンドフレーム4、およびモータフレーム3の反負荷側に配設された第2エンドフレームとしての反負荷側エンドフレーム5からなるハウジング2と、ハウジング2内に回転可能に配設されたロータ10と、ロータ10を囲繞するようにモータフレーム3に取り付けられたステータ15と、を備えている。
負荷側エンドフレーム4は、円盤状に作製され、負荷側軸受6が軸心位置に装着され、モータフレーム3の負荷側端面に締着固定されている。反負荷側エンドフレーム5は、円盤状に作製され、反負荷側軸受7が軸心位置に装着されている。そして、負荷側エンドフレーム4がモータフレーム3の負荷側端面に締着固定され、反負荷側エンドフレーム5がモータフレーム3の反負荷側端面に締着固定されて、ハウジング2が構成される。第1冷却流路25がモータフレーム3に内蔵され、第2冷却流路26が反負荷側エンドフレーム5に内蔵されている。そして、第1冷却流路25の一端と第2冷却流路26の一端がジョイント30を介して接続されている。なお、第1給排水ポート27が第1冷却流路25の他端に接続するようにモータフレーム3に配設され、第2給排水ポート28が第2冷却流路26の他端に接続するように反負荷側エンドフレーム5に配設されている。
なお、モータフレーム3、負荷側エンドフレーム4、および反負荷側エンドフレーム5は、例えば、アルミニウムを用いてダイカストにより製造されるが、材料は良熱伝導金属であればアルミニウムに限定されず、製造方法もダイカストに限定されない。
また、モータフレーム3と負荷側エンドフレーム4は別部品で構成されているが、一体物として構成してもよい。
ロータ10は、電磁鋼板などの磁性薄板を積層して構成された円筒状のロータコア11と、それぞれ、ロータコア11の外周側を軸方向に貫通するように装着されて、周方向に等角ピッチで配設された複数の永久磁石12と、ロータコア11の軸心位置を貫通するように挿入されてロータコア11に固着されたシャフト13と、を備えている。なお、永久磁石12は、径方向外側の極性がN極とS極とに周方向に交互になるように配設されている。
ロータ10は、シャフト13の軸方向他端側を負荷側軸受6を介して負荷側エンドフレーム4に支持され、シャフト13の軸方向一端側を反負荷側軸受7を介して反負荷側エンドフレーム5に支持されて、ハウジング2内に回転可能に配設されている。
ステータ15は、電磁鋼板などの磁性薄板を積層して構成され、円環状のコアバック17、およびそれぞれコアバック17の内周面から径方向内方に延在して、周方向に等角ピッチで配列された複数本のティース18を有するステータコア16と、絶縁被覆された導体線をティース18に巻回して作製されたステータコイル19と、を備えている。
ステータ15は、ステータコア16をモータフレーム3に内嵌状態に挿入され、焼きばめなどにより固着され、ロータコア11の外周側にシャフト13と同軸にモータフレーム3に保持されている。
インバータ装置20は、反負荷側エンドフレーム5の反負荷側の面に周方向に配設されたパワーモジュール21と、パワーモジュール21を駆動する回路が搭載された回路基板(図示せず)と、パワーモジュール21および回路基板を覆うように反負荷側エンドフレーム5に装着され、パワーモジュール21および回路基板を保護する保護カバー23と、を備えている。
このように構成された液冷式回転電機100では、外部電源から供給された直流電力がインバータ装置20により交流電力に変換され、ステータコイル19に供給される。これにより、ステータ15に回転磁界が発生される。このステータ15の回転磁界と永久磁石12による磁界との相互作用により回転力が発生し、ロータ10が回転駆動され、その回転トルクがシャフト13を介して出力される。
そして、例えば、冷却水が、ポンプ(図示せず)により第1給排水ポート27から第1冷却流路25に給水され、第1冷却流路25を流通した後ジョイント30を介して第2冷却流路26に流入する。そして、冷却水は第2冷却流路26を流通した後、第2給排水ポート28から外部に排水される。
そこで、ステータコイル19での発熱は、ステータコア16を介してモータフレーム3に伝達され、第1冷却流路25内を流通する冷却水に放熱され、ステータ15の温度上昇が抑制される。インバータ装置20のパワーモジュール21での発熱は、反負荷側エンドフレーム5に伝達され、第2冷却流路26内を流通する冷却水に放熱され、パワーモジュール21の温度上昇が抑制される。
つぎに、第1冷却流路25と第2冷却流路26との接続構造について図3および図4を参照しつつ説明する。
ジョイント30は、図3に示されるように、第1嵌合部32と第2嵌合部33とがフランジ部34を介して同軸に連結され、貫通穴35が穴方向を軸方向として軸心位置に形成されたアダプタ31と、第1嵌合部32に外嵌状態に装着された第1シール部材としてのゴム製の第1Oリング37と、第2嵌合部33に外嵌状態に装着された第2シール部材としてのゴム製の第2Oリング38と、を備えている。第1および第2嵌合部32,33は同一形状の円筒体に形成され、フランジ部34は第1および第2嵌合部32,33より大径の円環状平板に形成されている。第1および第2Oリング37,38は同一形状の円形断面の円環状リング体に作製され、第1および第2嵌合部32,33に装着されたときに、第1および第2Oリング37,38の断面中心を通る中心線の直径がフランジ部34の外径より小さくなるように構成されている。
一方、第1冷却流路25の一端の円形断面の第1接続流路25aの開口端には、第1接続流路25aを拡径して円形断面の第1嵌合凹部40が形成され、第2冷却流路26の一端の円形断面の第2接続流路26aの開口端には、第2接続流路26aを拡径して第1嵌合凹部40と同じ内径の円形断面の第2嵌合凹部41が形成されている。そして、第1嵌合部32の外径は接続流路25aの内径より小さく、第1嵌合部32の軸方向長さは第1嵌合凹部40の深さ(軸方向長さ)より長くなっている。第2嵌合部33の外径は接続流路26aの内径より小さく、第2嵌合部33の軸方向長さは第2嵌合凹部41の深さ(軸方向長さ)より長くなっている。さらに、フランジ部34の外径は、第1および第2接続流路25a,26aの内径より大きく、第1および第2嵌合凹部40,41の内径より小さくなっている。第1および第2Oリング37,38は、第1および第2嵌合部32,33に装着されたとき、外径が第1および第2嵌合凹部40,41の内径より僅かに小さくなっている。
ジョイント30は、第1Oリング37が装着された第1嵌合部32を第1冷却流路25の第1接続流路25aに挿入されて、モータフレーム3に取り付けられる。そして、第2Oリング38が装着された第2嵌合部33が第2冷却流路26の第2接続流路26a内に挿入されるように、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3の反負荷側端面に宛がい、第1嵌合凹部40と第2嵌合凹部41の中心穴位置が一致するように位置調整する。
ついで、図2に示されるように、取付ねじ29を反負荷側エンドフレーム5の貫通穴9に通し、モータフレーム3の反負荷側端面に形成されたねじ穴8に締着し、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3に締着一体化する。
これにより、取付ねじ29の締着力が、第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34の第1嵌合部32側の端面とにより第1Oリング37を軸方向に圧縮し、かつ第2嵌合凹部41の底面とフランジ部34の第2嵌合凹部41側の端面とにより第2Oリング38を軸方向に圧縮するように作用する。
そこで、図4に示されるように、第1Oリング37は、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第1Oリング37の軸方向の両面が第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34の第1嵌合部32側の端面に接し、第1Oリング37の内周面が第1嵌合部32の外周面に接し、第1Oリング37の外周面が第1嵌合凹部40の内周面に接する。同様に、第2Oリング38は、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第2Oリング38の軸方向の両面が第2嵌合凹部41の底面とフランジ部34の第2嵌合部33側の端面に接し、第2Oリング38の内周面が第2嵌合部33の外周面に接し、第2Oリング38の外周面が第2嵌合凹部41の内周面に接する。これにより、第1冷却流路25と第2冷却流路26との接続部におけるシール性が確保される。
ここで、工作誤差や組み立て誤差により、第2嵌合凹部41の穴中心が、図5に示されるように、第1嵌合凹部40の穴中心より下方に位置したとする。これにより、アダプタ31の軸心が第1嵌合凹部40および第2嵌合凹部41の穴中心方向に対して傾斜する。つまり、アダプタ31は、第2嵌合部33側が下方に向くように傾斜する。
第1嵌合部32、第1嵌合凹部40およびフランジ部34により構成される空間では、上部側の径方向隙間および下部側の軸方向隙間が狭くなり、下部側の径方向隙間および上部側の軸方向隙間が広くなる。そこで、第1Oリング37の上部側では、軸方向隙間が広くなる分、軸方向の圧縮量が少なくなるが、径方向隙間が狭いので、第1Oリング37の外周面と第1嵌合凹部40の内周面との接触状態および第1Oリング37の内周面と第1嵌合部32の外周面との接触状態が確保される。また、第1Oリング37の下部側では、径方向隙間が広くなるが、軸方向隙間が狭くなるので、軸方向の圧縮量が多くなり、第1Oリング37の外周面と第1嵌合凹部40の内周面との接触状態および第1Oリング37の内周面と第1嵌合部32の外周面との接触状態が確保される。
第2嵌合部33、第2嵌合凹部41およびフランジ部34により構成される空間では、上部側の径方向隙間および下部側の軸方向隙間が広くなり、下部側の径方向隙間および上部側の軸方向隙間が狭くなる。そこで、第2Oリング38の上部側では、径方向隙間が広くなるが、軸方向隙間が狭くなるので、軸方向の圧縮量が多くなり、第2Oリング38の外周面と第2嵌合凹部41の内周面との接触状態および第2Oリング38の内周面と第2嵌合部33の外周面との接触状態が確保される。また、第2Oリング38の下部側では、軸方向隙間が広くなる分、軸方向の圧縮量が少なくなるが、径方向隙間が狭いので、第2Oリング38の外周面と第2嵌合凹部41の内周面との接触状態および第2Oリング38の内周面と第2嵌合部33の外周面との接触状態が確保される。
さらに、アダプタ31が第1および第2嵌合凹部40,41により構成される空間内に遊嵌状態に配設され、第1および第2Oリング37,38を介してモータフレーム3および反負荷側エンドフレーム5に弾性支持されている。そこで、第1および第2嵌合凹部40,41の穴中心位置がずれても、第1Oリング37の圧縮状態と第2Oリング38の圧縮状態との均衡がとれるように、アダプタ31が軸方向や径方向に移動し、アダプタ31の姿勢が変わる。そこで、第1Oリング37と第1嵌合凹部40およびアダプタ31との接触状態、および第2Oリング38と第2嵌合凹部41およびアダプタ31との接触状態が確保される。
このように、この実施の形態1によれば、アダプタ31が、第1および第2嵌合凹部40,41の内径より小さく、第1および第2接続流路25a,26aの内径より大きな外径を有する平板環状のフランジ部34と、フランジ部34の内周端から軸方向両側に延設され、第1および第2接続流路25a,26aの内径より小さい外径を有する筒状の第1および第2嵌合部32,33と、を備え、フランジ部34を第1および第2嵌合凹部40,41により構成される空間内に位置させて遊嵌状態に装着される。そして、第1Oリング37が、第1嵌合部32に外嵌状態に装着され、モータフレーム3と反負荷側エンドフレーム5の端面同士を当接させる締着力により弾性変形し、その軸方向の両面が第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34の軸方向一端面に接し、かつその径方向の両面が第1嵌合凹部40の内周面と第1嵌合部32の外周面に接する。さらに、第2Oリング38が、第2嵌合部33に外嵌状態に装着され、モータフレーム3と反負荷側エンドフレーム5の端面同士を当接させる締着力により弾性変形し、その軸方向の両面が第2嵌合凹部41の底面とフランジ部34の軸方向他端面に接し、かつその径方向の両面が第2嵌合凹部41の内周面と第2嵌合部33の外周面に接する。したがって、第1嵌合凹部40と第2嵌合凹部41との穴中心位置がずれても、第1Oリング37と第1嵌合凹部40およびアダプタ31との接触状態、および第2Oリング38と第2嵌合凹部41およびアダプタ31との接触状態が確保され、良好なシール性が得られる。
アダプタ31の軸方向長さが第1および第2嵌合凹部40,41の底面間の軸方向長さより長くなっているので、ジョイント30の装着時に、第1および第2嵌合部32,33の延出端側が第1および第2接続流路25a,26aに挿入される。これにより、ジョイント30が安定した状態で装着され、第1および第2Oリング37,38がモータフレーム3と反負荷側エンドフレーム5との間に挟まれるような事態が回避される。
ここで、第1および第2Oリング37,38の円形断面の中心を通る中心線がフランジ部34の外径より内径側に位置していることによる効果について説明する。
まず、第1および第2Oリング37,38の円形断面の中心を通る中心線がフランジ部34の外径より外径側に位置している場合には、フランジ部34の外周縁部が第1および第2Oリング37,38の円形断面の中心を通る中心線の内周側に当たる。そこで、モータフレーム3と反負荷側エンドフレーム5とを締着固定したときに、第1および第2嵌合凹部40,41の底面によりフランジ部34側に押された第1および第2Oリング37,38は、外径側に変位しやすい。これにより、第1および第2Oリング37,38の内周面が第1および第2嵌合部32,33の外周面に接触しなくなる可能性が生じる。また、フランジ部34の外周縁部が第1および第2Oリング37,38に押し当てられるので、第1および第2Oリング37,38が損傷し易い。
第1および第2Oリング37,38の円形断面の中心を通る中心線がフランジ部34の外径より内径側に位置している場合、モータフレーム3と反負荷側エンドフレーム5とを締着固定したときに、第1および第2Oリング37,38はフランジ部34の端面と第1および第2嵌合凹部40,41の底面との2つの平面により加圧挟持される。これにより、第1および第2Oリング37,38は軸方向に圧縮され、径方向に膨張し、優れたシール性が確保されるとともに、損傷発生が抑えられる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。
図6において、第2接続流路26bの内径が第1接続流路25aの内径より大きく、第2嵌合凹部41aの内径が第1嵌合凹部40の内径より大きくなっている。アダプタ31Aの第2嵌合部33aの外径が、第1接続流路25aの内径と第2接続流路26bの内径との差分、第1嵌合部32の外径より大きくなっている。第2Oリング38aの内径および外径が、第1接続流路25aの内径と第2接続流路26bの内径との差分、第1Oリング37の内径および外径より大きくなっている。
このように構成されたジョイント30Aは、第1Oリング37が装着された第1嵌合部32を第1接続流路25aに挿入されて、モータフレーム3に取り付けられる。そして、第2Oリング38aが装着された第2嵌合部33aが第2接続流路26b内に挿入されるように、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3の反負荷側端面に宛がい、第1嵌合凹部40と第2嵌合凹部41aの中心穴位置が一致するように位置調整する。ついで、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3に締着一体化する。
これにより、第1Oリング37は、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第1Oリング37の軸方向の両面が第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34の第1嵌合部32側の端面に接し、第1Oリング37の内周面が第1嵌合部32の外周面に接し、第1Oリング37の外周面が第1嵌合凹部40の内周面に接する。同様に、第2Oリング38aは、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第2Oリング38aの軸方向の両面が第2嵌合凹部41aの底面とフランジ部34の第2嵌合部33a側の端面に接し、第2Oリング38aの内周面が第2嵌合部33aの外周面に接し、第2Oリング38aの外周面が第2嵌合凹部41aの内周面に接する。これにより、第1冷却流路25と第2冷却流路26との接続部におけるシール性が確保される。
したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。
図7において、第2嵌合凹部41bの内径が第1嵌合凹部40の内径より大きくなっている。第2Oリング38bの外径が、第1嵌合凹部40の内径と第2嵌合凹部41bの内径との差分、第1Oリング37の外径より大きくなっている。
このように構成されたジョイント30Bは、第1Oリング37が装着された第1嵌合部32を第1接続流路25aに挿入されて、モータフレーム3に取り付けられる。そして、第2Oリング38bが装着された第2嵌合部33が第2接続流路26a内に挿入されるように、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3の反負荷側端面に宛がい、第1嵌合凹部40と第2嵌合凹部41bの中心穴位置が一致するように位置調整する。ついで、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3に締着一体化する。
これにより、第1Oリング37は、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第1Oリング37の軸方向の両面が第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34の第1嵌合部32側の端面に接し、第1Oリング37の内周面が第1嵌合部32の外周面に接し、第1Oリング37の外周面が第1嵌合凹部40の内周面に接する。同様に、第2Oリング38bは、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第2Oリング38bの軸方向の両面が第2嵌合凹部41bの底面とフランジ部34の第2嵌合部33側の端面に接し、第2Oリング38bの内周面が第2嵌合部33の外周面に接し、第2Oリング38bの外周面が第2嵌合凹部41bの内周面に接する。これにより、第1冷却流路25と第2冷却流路26との接続部におけるシール性が確保される。
したがって、この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。
図8において、ジョイント30Cは、第1嵌合部32cと第2嵌合部33cとがフランジ部34cを介して同軸に連結され、貫通穴35cが穴方向を軸方向として軸心位置に形成されたアダプタ31Cと、第1嵌合部32cに外嵌状態に装着された第1Oリング37cと、第2嵌合部33cに外嵌状態に装着された第2Oリング38cと、を備えている。第1および第2嵌合部32c,33cは同一形状の円筒体に形成され、フランジ部34cは第1および第2嵌合部32c,33cより大径の円環状平板に形成されている。第1および第2Oリング37c,38cは同一形状の円形断面の円環状リング体に作製され、第1および第2嵌合部32c,33cに装着されたときに、第1および第2Oリング37c,38cの断面中心を通る中心線の直径がフランジ部34cの外径より小さくなるように構成されている。
そして、第1および第2嵌合部32c,33cの外径は接続流路25a,26aの内径より大きく、第2嵌合凹部40,41の内径より小さい。第1および第2嵌合部32c,33cの軸方向長さは第1および第2嵌合凹部40,41の深さ(軸方向長さ)より短くなっている。フランジ部34cの外径は、第1および第2嵌合部32c、33cの外径より大きく、第1および第2嵌合凹部40,41の内径より小さくなっている。貫通穴35cの内径は接続流路25a,26aの内径より大きく。さらに、アダプタ31Cの軸方向長さは第1および第2嵌合凹部40,41の深さの総和より短い。第1および第2Oリング37c,38cは、第1および第2嵌合部32c,33cに装着されたとき、外径が第1および第2嵌合凹部40,41の内径より僅かに小さくなっている。
このように構成されたジョイント30Cは、第1Oリング37cが装着された第1嵌合部32cを第1接続流路25aに挿入されて、モータフレーム3に取り付けられる。そして、第2Oリング38cが装着された第2嵌合部33cが第2接続流路26a内に挿入されるように、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3の反負荷側端面に宛がい、第1嵌合凹部40と第2嵌合凹部41の中心穴位置が一致するように位置調整する。さらに、上記実施の形態1と同様に、取付ねじ29を反負荷側エンドフレーム5の貫通穴9に通し、モータフレーム3の反負荷側端面に形成されたねじ穴8に締着し、反負荷側エンドフレーム5をモータフレーム3に締着一体化し、ジョイント30Cが第1冷却流路25と第2冷却流路26との接続部に取り付けられる。
この実施の形態4においても、アダプタ31Cが第1および第2嵌合凹部40,41により構成される空間内に遊嵌状態に装着され、取付ねじ29の締着力が、第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34cの第1嵌合部32c側の端面とにより第1Oリング37cを軸方向に圧縮し、かつ第2嵌合凹部41の底面とフランジ部34cの第2嵌合凹部41側の端面とにより第2Oリング38cを軸方向に圧縮するように作用する。
そこで、第1Oリング37cは、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第1Oリング37cの軸方向の両面が第1嵌合凹部40の底面とフランジ部34cの第1嵌合部32c側の端面に接し、第1Oリング37cの内周面が第1嵌合部32cの外周面に接し、第1Oリング37cの外周面が第1嵌合凹部40の内周面に接する。同様に、第2Oリング38cは、軸方向に圧縮されて径方向に膨張するように弾性変形し、第2Oリング38cの軸方向の両面が第2嵌合凹部41の底面とフランジ部34cの第2嵌合部33c側の端面に接し、第2Oリング38cの内周面が第2嵌合部33cの外周面に接し、第2Oリング38cの外周面が第2嵌合凹部41の内周面に接する。これにより、第1冷却流路25と第2冷却流路26との接続部におけるシール性が確保される。
したがって、この実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
この実施の形態4によれば、アダプタ31Cの貫通穴35cの内径が第1および第2接続流路25a,26aの内径より大きいので、ジョイント30Cにおける流路断面積が第1および第2接続流路25a,26aの流路断面積より大きく、ジョイント30Cでの圧損を小さくできる。
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部断面図である。
図9において、テーパ面42が第2嵌合凹部41dの開口縁部を面取りして形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態4と同様に構成されている。
この実施の形態5によれば、テーパ面42が第2嵌合凹部41dの開口縁部を面取りして形成されているので、反負荷側エンドフレーム5Aの取付け時に、第2Oリング38cがモータフレーム3と反負荷側エンドフレーム5Aとの間に挟み込まれることがなく、取付け性が向上する。
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6に係る液冷式回転電機における冷却流路接続部周りを示す要部斜視図である。
図10において、第1突起部45がモータフレーム3Aの外周面に突設されて軸方向に延設されている。第1接続流路25aが第1突起部45に形成され、第1嵌合凹部40が第1接続流路25aの開口端を拡径して第1突起部45の反負荷側端面に凹設されている。第2突起部46が反負荷側エンドフレーム5Bの外周面に突設されている。第2接続流路26aが第2突起部46に形成され、第2嵌合凹部41が第2接続流路26aの開口端を拡径して第2突起部46の負荷側端面に凹設されている。そして、図示されていないが、ジョイント30が第1および第2嵌合凹部40,41により構成される空間内に配設されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態6によれば、第1および第2接続流路25a,26aがモータフレーム3Aおよび反負荷側エンドフレーム5Bの外周面に突設された第1および第2突起部45,46に形成されているので、第1および第2接続流路25a,26aの流路径を大きくすることができ、流路抵抗の小さな冷却流路接続部を実現できる。
実施の形態7.
図11はこの発明の実施の形態7に係る液冷式回転電機におけるアダプタを示す断面図である。
図11において、アダプタ31Dは、第1嵌合部32dおよび第2嵌合部33dの延出端内周面がテーパ形状に形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態7によれば、第1嵌合部32dおよび第2嵌合部33dの延出端内周面がテーパ形状に形成されている。そこで、冷却水が冷却流路接続部をスムーズに流通するので、冷却流路接続部における流路抵抗の増大が抑えられる。
実施の形態8.
図12はこの発明の実施の形態8に係る液冷式回転電機におけるアダプタを示す断面図である。
図12において、アダプタ31Eは、第1嵌合部32eおよび第2嵌合部33eの延出端外周面がテーパ形状に形成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態8によれば、第1嵌合部32eおよび第2嵌合部33eの延出端外周面がテーパ形状に形成されている。そこで、第1および第2Oリングを第1および第2嵌合部32e,33eに装着時、モータフレーム3とジョイントとの組み立て時、および反負荷側エンドフレーム5とジョイントとの組み立て時、第1嵌合部32eおよび第2嵌合部33eの延出端外周面がガイド面となり、組立性が向上する。
なお、上記各実施の形態では、インバータ装置がモータの反負荷側に配設されている液冷式回転電機について説明しているが、本発明はインバータ装置が省略された液冷式回転電機に適用しても同様効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、第2冷却流路が反負荷側エンドフレームに内蔵されているものとしているが、第2冷却流路は負荷側エンドフレームに内蔵されてもよい。
また、上記各実施の形態では、反負荷側エンドフレームがフレームに締着固定されるものとしているが、反負荷側エンドフレームの固定方法はこれに限定されない。例えば、フレームの外周縁部を反負荷側に延出させて円環状の嵌合凹部を設け、反負荷側エンドフレームを当該嵌合凹部に圧入してフレームに固定するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、第1および第2嵌合凹部が円形断面に形成されているものとしているが、第1および第2嵌合凹部の断面は円形に限定されず、例えば楕円形であってもよい。この場合、第1嵌合部、フランジ部、および第2嵌合部の外形形状、さらには第1および第2Oリングの外径形状を第1および第2嵌合凹部の断面形状に適合する形状とすることが望ましい。
また、上記各実施の形態では、第1および第2接続流路と第1および第2嵌合凹部が円形断面に形成されているものとしているが、第1および第2接続流路の断面形状と第1および第2嵌合凹部の断面形状は異なってもよい。例えば、第1および第2嵌合凹部を円形断面とし、第1および第2接続流路を楕円形としてもよい。
2 ハウジング、3 モータフレーム、4 負荷側エンドフレーム(第1エンドフレーム)、5 反負荷側エンドフレーム(第2エンドフレーム)、10 ロータ、15 ステータ、16 ステータコア、19 ステータコイル、25 第1冷却流路、25a 第1接続流路、26 第2冷却流路、26a,26b 第2接続流路、30,30A,30B,30C ジョイント、31,31A,31C,31D,31E アダプタ、32,32c,32d,32e 第1嵌合部、33,33a,33c,33d,33e 第2嵌合部、34,34c フランジ部、35,35c 貫通穴、37,37c 第1Oリング(第1シール部材)、38,38a,38b,38c 第2Oリング(第2シール部材)、40 第1嵌合凹部、41,41a,41b,41d 第2嵌合凹部、42 テーパ面、45 第1突起部、46 第2突起部、100 液冷式回転電機。

Claims (10)

  1. 第1冷却流路が内蔵された筒状のフレーム、該フレームの軸方向一端に配置される第1エンドフレーム、および該フレームの軸方向他端に配置され、第2冷却流路が内蔵された第2エンドフレームを有するハウジングと、
    上記フレームに内嵌状態に収納、保持される円環状のステータコアおよび該ステータコアに巻装されたステータコイルを有するステータと、
    上記第1および第2エンドフレームに軸支されて上記ステータの内周側に回転可能に配設されるロータと、を備え、
    上記フレームと上記第2エンドフレームとが、上記第1冷却流路の第1接続流路の開口端を拡大して上記フレームの軸方向他端面に凹設された第1嵌合凹部と上記第2冷却流路の第2接続流路の開口端を拡大して上記第2エンドフレームの軸方向一端面に凹設された第2嵌合凹部とを相対させて、端面同士を当接させて固定されており、
    上記第1冷却流路と上記第2冷却流路とが、相対する上記第1嵌合凹部と上記第2嵌合凹部に装着されたジョイントにより接続されている液冷式回転電機において、
    上記ジョイントは、
    上記第1嵌合凹部および上記第2嵌合凹部の内形より小さく、上記第1接続流路および上記第2接続流路の内形より大きな外形形状を有する環状のフランジ部、該フランジ部の内周端から軸方向一側に延設された筒状の第1嵌合部、および該フランジ部の内周端から軸方向他側に延設された筒状の第2嵌合部を有し、該フランジ部を該第1嵌合凹部と該第2嵌合凹部により構成される空間内に位置させて装着されるアダプタと、
    上記第1嵌合部に外嵌状態に装着され、上記フレームと上記第2エンドフレームの端面同士を当接させる力により弾性変形し、軸方向の両面が上記第1嵌合凹部の底面と上記フランジ部の軸方向一端面に接し、かつ径方向の両面が該第1嵌合凹部の内周面と該第1嵌合部の外周面に接する環状の第1シール部材と、
    上記第2嵌合部に外嵌状態に装着され、上記フレームと上記第2エンドフレームの端面同士を当接させる力により弾性変形し、軸方向の両面が上記第2嵌合凹部の底面と上記フランジ部の軸方向他端面に接し、かつ径方向の両面が該第2嵌合凹部の内周面と該第2嵌合部の外周面に接する環状の第2シール部材と、
    を備えていることを特徴とする液冷式回転電機。
  2. 上記第1嵌合部の外形は上記第1接続流路の内形より小さく、上記第2嵌合部の外形は上記第2接続流路の内形より小さいことを特徴とする請求項1記載の液冷式回転電機。
  3. 上記アダプタの軸方向長さが上記第1嵌合凹部と上記第2嵌合凹部の深さの総和より長いことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の液冷式回転電機。
  4. 上記アダプタの軸方向長さが上記第1嵌合凹部と上記第2嵌合凹部の深さの総和より短く、かつ該アダプタの流路の外形が上記第1接続流路および上記第2接続流路の内形より大きいことを特徴とする請求項1記載の液冷式回転電機。
  5. 上記第2嵌合凹部の開口縁部がテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の液冷式回転電機。
  6. 上記第1シール部材および上記第2シール部材は、上記第1嵌合部および上記第2嵌合部に装着された状態で、その断面中心を通る中心線が上記フランジ部の外形より内側に位
    置していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の液冷式回転電機。
  7. 上記フレームの外周面の軸方向他端側に径方向外方に突設された第1突起部と、上記第2エンドフレームの外周面の軸方向一端側に径方向外方に突設された第2突起部と、を更に備え、上記第1接続流路および上記第1嵌合凹部が上記第突起部に形成され、上記第2接続流路および上記第2嵌合凹部が上記第2突起部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の液冷式回転電機。
  8. 上記第1接続流路および上記第1嵌合凹部が上記フレームの外周面より内側に形成され、上記第2接続流路および上記第2嵌合凹部が上記第2エンドフレームの外周面より内側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の液冷式回転電機。
  9. 上記アダプタの上記第1嵌合部および上記第2嵌合部の延出端内周面がテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の液冷式回転電機。
  10. 上記アダプタの上記第1嵌合部および上記第2嵌合部の延出端外周面がテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の液冷式回転電機。
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