JP2013187470A - 非反転バッファ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧に依存し難い非反転バッファ回路を提供する。
【解決手段】入力端子Vinと基準電位Vssとの間に、抵抗R1〜R4を直列に接続し、抵抗R1の基板電位としてノードN1の電位を印加し、抵抗R2〜R4の基板電位としてノードN5の電位を印加することで、入力電圧に依存し難い非反バッファ回路10とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は非反転バッファ回路に関し、特に、周辺の電位によって、抵抗値が変化するのに起因した信号の歪を抑えた非反転バッファ回路に関する。
半導体集積回路では、抵抗素子、コンデンサ、トランジスタ等の素子を組み合わせて所望の電子回路を構成する。
このため、各素子は、特性がなるべく変わらないことが望ましい。抵抗素子を例にすると、抵抗素子の抵抗値が変化してしまうことは、電子回路を構成する上で極めて好ましいことではない。
しかしながら、多くの抵抗素子が、ポリシリコンや拡散層を素材としており、その周辺(上面や下面)の半導体基板等の電位と、抵抗素子の電位との電位差で空乏層の広がり状態が変わり、導電領域の幅が変わるため、抵抗素子の抵抗値が変化する。ここで、上面、および下面からの抵抗値の変化は本質的に同等であるため、以下では、下面からの変化のみを議論する。
図7は抵抗素子を示す図である。図7において、抵抗素子の抵抗値と抵抗素子の下面の基板の電位の関係は、以下の式(1)によって示される。
VA及びVBは、抵抗素子の両端にそれぞれ印加された電圧、V0は抵抗素子下部の基板電圧、R0は抵抗素子の抵抗値の変化がない場合の理想的な抵抗値、kは基板電圧依存性の一次係数である。
R=R0{1+k{(VA+VB)/2)−V0} ・・・ (1)
このような、周辺の半導体基板の電位によって、抵抗値が変化することを抑えるために、図8,図9に示すような特許文献1の半導体装置(抵抗素子)がある。この抵抗素子は、基板領域325A,325B上で、直列に接続される抵抗素子R1,R2において、抵抗素子R1,R2の基板領域と、対応の抵抗素子R1,R2との間の平均電位が逆極性で、かつ、大きさが等しくなるように、抵抗素子の端部と対応の基板領域とをバイアス配線327A,327Bで接続する構成となっている。
図10に示すように、入力信号Vinを1/2に減衰させる非反転バッファ回路400は、抵抗値の等しい4つの抵抗素子R1,R2,R3,R4と、オペアンプ420から成る。非反転入力端子Vinは、非反転バッファ回路400の入力端子であり、ノードN3は、オペアンプ420の非反転入力端子に接続され、ノードN5は、VSSに接地されている。
特開2010−109233号公報
しかしながら、図8,9に示した特許文献1の半導体装置では、抵抗素子の基板電位を制御するPウェル325A及び325Bと高電位電圧が印加されるNウェル329との間に、それぞれ逆方向の寄生ダイオードが存在する。これらの逆方向ダイオードは、Pウェル325Aおよび325Bに印加される信号電圧に依存して、PN間の空乏層幅が変化するために、Pウェル325AとNウェル329間及びPウェル325BとNウェル329間の接合容量は、入力信号の電圧に依存して、変化する。
この入力電圧依存性を有する寄生容量が、高インピーダンスノードN3に付くことを原因として、図10で示した非反転バッファ回路400では、式(2)で示した伝達関数が入力依存性を持ち、信号の歪を発生させる。C(V)は、抵抗素子R2およびR3に、ノードN3にて、接続された接合容量を示す。
Figure 2013187470
・・・ (2)
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、寄生成分による信号の歪を発生させること無く、抵抗素子層の周辺の半導体基板や、抵抗素子層の上部を通過する電源線、信号線等の電位によって抵抗値が変化することに起因した信号の歪みを抑え、入力電圧に依存し難い非反転バッファ回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様による非反転バッファ回路は、半導体基板に第1層間膜を介して形成された第1抵抗素子層と前記第1抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1導電層とを有する第1抵抗素子と、一端が前記第1抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第2層間膜を介して形成された第2抵抗素子層と前記第2抵抗素子層の下部又は上部に配設された第2導電層とを有する第2抵抗素子と、一端が前記第2抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第3層間膜を介して形成された第3抵抗素子層と前記第3抵抗素子層の下部又は上部に配設された第3導電層とを有する第3抵抗素子と、一端が前記第3抵抗素子層の前記他端に接続され、前記半導体基板に第4層間膜を介して形成された第4抵抗素子層と前記第4抵抗素子層の下部又は上部に配設された第4導電層とを有する第4抵抗素子と、非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有するオペアンプと、を有し、前記反転入力端子が前記出力端子に接続され、前記第1導電層は、前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされ、前記非反転入力端子は、前記第2導電層の他端に接続され,前記第2〜第4導電層に基準電圧がバイアスされる構成である。
本発明の一態様による非反転バッファ回路は、半導体基板に第1層間膜を介して形成された第1抵抗素子層と前記第1抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1導電層とを有する第1抵抗素子と、一端が前記第1抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第2層間膜を介して形成された第2抵抗素子層と前記第2抵抗素子層の下部又は上部に配設される第2導電層とを有する第2抵抗素子と、非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有するオペアンプと、を有し、前記第1抵抗素子層の一端は、前記オペアンプの前記出力端子に接続され、前記第1導電層は、前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされ、前記第1抵抗素子及び前記第2抵抗素子を、前記オペアンプの前記反転入力端子に信号を帰還させる帰還抵抗素子とする構成である。
本発明の他の態様による非反転バッファ回路によれば、一端が前記第2抵抗素子の他端に接続され、前記半導体基板に第3層間膜を介して形成された第3抵抗素子層と前記第3抵抗素子層の下部又は上部に配設された第3導電層とを有する第3抵抗素子と、一端が前記第3抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第4層間膜を介して形成された第4抵抗素子層と前記第4抵抗素子層の下部又は上部に配設された第4導電層とを有する第4抵抗素子と、を有し、前記第2及び第3導電層に基準電圧がバイアスされ、前記第4導電層に前記第4抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされる構成が望ましい。
本発明の他の態様によれば、半導体基板に第1層間膜を介して形成された第1抵抗素子層と前記第1抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1導電層とを有する第1抵抗素子と、一端が前記第1抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第2層間膜を介して形成された第2抵抗素子層と前記第2抵抗素子層の下部又は上部に配設された第2導電層とを有する第2抵抗素子と、非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有し、前記反転入力端子が前記出力端子に接続されるオペアンプと、を有し、前記第1導電層は、前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされ、前記第1及び第2抵抗素子層は、それぞれ、(1−x)/2(但し、0<x<1)の減衰率で信号を減衰させ、前記第2抵抗素子層の他端は、前記オペアンプの前記非反転入力端子に接続される構成である。
本発明の一態様によれば、非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有するオペアンプと、半導体基板に第1〜第n層間膜(nは8以上の偶数)を介して形成された第1〜n抵抗素子層と、前記第1〜n抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1〜第n導電層とを有する第1〜第n抵抗素子と、第1〜第7スイッチと、を有し、前記第1〜第n抵抗素子層は直列に接続され、前記第2抵抗素子層と前記第3抵抗素子層との接続部分が前記第1スイッチを介して前記非反転入力端子に接続され、前記第(n/2)抵抗素子層と前記第{(n/2)+1}抵抗素子層との接続部分が前記第1スイッチと並列に配設された前記第2スイッチを介して前記非反転入力端子に接続され、前記第(n−2)抵抗素子層と前記第(n−1)抵抗素子層との接続部分が前記第1及び第2スイッチと並列に配設された前記第3スイッチを介して前記非反転入力端子に接続され、前記第1導電層に、前記第1抵抗素子層の一端が接続され、前記第2導電層に、前記第4スイッチを介して前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされるとともに、前記第4スイッチに並列に配設された前記第5スイッチを介して基準電圧がバイアスされ、前記第3導電層に、前記第6スイッチを介して前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされるとともに、前記第6スイッチと並列に配設された前記第7スイッチを介して前記基準電圧がバイアスされ、前記第(n/2)導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、前記第{(n/2)+1}導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、前記第(n−2)導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、前記第(n−1)導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、前記第n導電層に、前記第n抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされる構成である。
また、本発明の他の態様によれば、さらに、第8〜第11スイッチと、を有し、前記第(n−2)導電層に、前記第8スイッチを介して前記第n抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされるとともに、前記第8スイッチと並列に配設された前記第9スイッチを介して前記基準電圧がバイアスされ、前記第(n−1)導電層に、前記第10スイッチを介して前記第n抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされるとともに、前記第10スイッチと並列に配設された前記第11スイッチを介して前記基準電圧がバイアスされる構成である。
本発明によれば、入力電圧に依存し難い非反転バッファ回路を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る非反転バッファ回路の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る非反転バッファ回路の抵抗素子群の上面図である。 非反転バッファ回路の抵抗素子群の断面図である。 本発明の第2実施形態による非反転バッファ回路の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態による非反転バッファ回路の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態による非反転バッファ回路の構成を示す図である。 抵抗素子の抵抗値と抵抗素子下面の基板電位の関係を示す図である。 従来の抵抗素子を示す図である。 図8に示す抵抗素子の断面構造を概略的に示す図である。 図8に示す抵抗素子の非反転バッファ回路への適用例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る非反転バッファ回路10の回路図である。図2は本発明の第1実施形態に係る非反転バッファ回路10の抵抗素子群20の上面図である。図3は非反転バッファ回路10の抵抗素子群20の断面図である。以下、図1〜図3を用いて、非反転バッファ回路10の説明をする。
図1に示す非反転バッファ回路10は、抵抗値の等しい4つの抵抗素子R1,R2,R3,およびR4からなる抵抗素子群20とオペアンプ30とからなる。抵抗素子R1〜R4は、直列に接続されている。入力端子Vinは、非反転バッファ回路10の入力端子である。
ノードN1は、抵抗素子R1の一端と入力端子Vinとの接続点である。ノードN2は、抵抗素子R1の他端と、抵抗素子R2の一端との接続点である。ノードN3は、抵抗素子R2の他端と抵抗素子R3の一端との接続点である。ノードN4は、抵抗素子R3の他端と抵抗素子R4の一端との接続点である。ノードN5は、抵抗素子R4とVssとの接続点である。抵抗素子R2,R3,R4の基板にはVssが接続されている。
オペアンプ30の非反転入力端子にはノードN3が接続されている。オペアンプ30の反転入力端子には、出力端子Voutが接続されている。ノードN5は、Vssに接続されて接地されている。
即ち、本回路は、抵抗素子R1とR2および抵抗素子R3とR4の抵抗値が等しいため、コモン電圧がVssで入力信号を2分の1に減衰させる非反転バッファ回路10である。
抵抗素子R1は、P基板61を基板電圧として、ノードN1の電圧V(N1)が印加される。抵抗素子R2,R3及びR4の下部には、P基板52が備えられ、P基板52はVssに接地されている。抵抗素子R1,R2,R3,R4は、ポリシリコン抵抗で構成される。なお、抵抗素子R1〜R4は、拡散抵抗で構成することも可能であるが、その場合の断面構成は、図2、図3に示すものとは異なってくる。
抵抗素子群20は、図2,3に示すように、抵抗素子R1,R2,R3,R4に、それぞれ対応するポリシリコンによる抵抗素子層42,43,44、45と、SiO2等の層間膜50,51と、P+と呼ばれる不純物濃度の濃いP型の拡散層60と、N−ウェルとよばれる不純物濃度の薄いN型の拡散層62と、P基板52から分離されたPウェルと呼ばれるP基板61とが設けられている。
P基板52は、本発明における第2〜第4導電層に対応するものであり、本実施形態では、第2〜第4導電層が一体的に形成されているが、個別に形成しても良い。抵抗素子層42〜45は、本発明における第1〜第4抵抗素子層に対応するものである。
次に、非反転バッファ回路10に信号が印加された時、寄生の容量性負荷の影響を受けることなく、Voutにおいて、基板電圧依存性が相殺され、信号に歪が生成しないことを以下に説明する。
ノードN1、N2,N3,N4、N5の電圧をそれぞれV(N1),V(N2),V(N3),V(N4),V(N5)とする。V(N1)=Vin、V(N5)=0であるので、抵抗値の基板電圧依存性による微小な変化を無視すれば、V(N2)=0.75Vin、V(N3)=0.5Vin、V(N4)=0.25Vinとなる。
このとき、抵抗素子R1,R2、R3,R4の抵抗値は、理想的な抵抗値をRとすると、抵抗素子R1のP基板61には、入力信号Vinが印加され、抵抗素子R2,R3,R4の基板には、Vssが印加されるので、次式(3)〜(6)の通りである。
R1=R{1+k((Vin+0.75Vin)/2-Vin)} ・・・ (3)
R2=R{1+k((0.75Vin+0.50Vin)/2)} ・・・ (4)
R3=R{1+k((0.50Vin+0.25Vin)/2)} ・・・ (5)
R4=R{1+k((0.25Vin+0)/2)} ・・・ (6)
なお、抵抗値の基板電圧依存性による微小な変化による各ノードの微小な電圧変化は、式(3)〜(6)において、微小量kに対する高次の項を無視することと等価であり、通常問題とならない。
次に、この抵抗値を用いて、非反転バッファ回路10の伝達関数を求めると次式(7)のようになる。
Figure 2013187470
・・・ (7)
すなわち、本実施形態に係る非反転バッファ回路10は、入力される電圧Vinによって、出力電圧Voutにおける伝達関数は変化せず、信号を歪ませない。 高インピーダンスノードにあたるノードN3には、寄生の逆方向ダイオードは、付かないため、これによる信号の歪も発生しない。
さらに、基板電位をP基板電位以外の値に制御する箇所が本実施の形態では、1個と減少するため、Pウェル分離に伴うレイアウト面積増大分が抑制される。また、オペアンプ入力差動対に、Nウェル62を介した、VDDからの容量が付かないことは、電源からのノイズ経路を削減するため、出力のノイズを抑制することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態による非反転バッファ回路90の回路図である。図4に示す非反転バッファ回路90は、抵抗値の等しい4つの抵抗素子R1,R2,R3,およびR4からなる抵抗素子群100と、オペアンプ110からなる。抵抗素子群100の構造は、第1実施形態の抵抗素子群10と同様の構造である。
ノードN1に、入力端子Vinが接続されている。ノードN1に、抵抗素子R1の一端が接続される。抵抗素子R1を構成する抵抗素子層は、抵抗素子R1の下部の基板電圧として、ノードN1の電圧V(N1)が接続される。抵抗素子R4は、下部の基板電圧として、ノードN5の電圧V(N5)が印加される。抵抗素子R2,R3の下部は、P基板52であり、Vssに接続されている。抵抗素子R1〜R4は、直列に接続されている。入力端子Vinは、非反転バッファ回路90の入力端子である。
ノードN1は、抵抗素子R1の一端と入力端子Vinとの接続点である。ノードN2は、抵抗素子R1の他端と、抵抗素子R2の一端との接続点である。ノードN3は、抵抗素子R2の他端と抵抗素子R3の一端との接続点である。
ノードN3は、オペアンプ110の非反転入力端子に接続されている。ノードN4は、抵抗素子R3の他端と抵抗素子R4の一端との接続点である。ノードN5は、抵抗素子R4の他端とVcomの接続点であり、Vssに接地されている。
抵抗素子R1には、抵抗下部の基板電圧として、ノードN1の電圧V(N1)が印加される。抵抗素子R4は、抵抗下部の基板電圧をノードN5の電圧V(N5)が印加される。抵抗素子R2,R3の基板は、抵抗素子R2,R3の下部のP基板52であり、Vssに接地されている。
オペアンプ110の非反転入力端子には、抵抗素子R2の他端及び抵抗素子R3の一端が接続されている。オペアンプ110の反転入力端子には、出力端子Voutが接続されている。
次に、非反転バッファ回路90に信号が印加されたとき、寄生の容量正負荷の影響を受けることなく、任意のコモン電圧Vcom、及び任意の基板依存性がキャンセルされ、信号に歪が生成しないことを以下に説明する。
先ず、ノードN1,N2,N3,N4,N5の電圧を、それぞれV(N1),V(N2),V(N3),V(N4),V(N5)と表わすと、下記関係が成立する。
V(N1)=Vin+Vcom
V(N2)=((1+x)/2)Vin+Vcom
V(N3)=xVin+Vcom
V(N4)=(x/2)Vin+Vcom
V(N5)=Vcom
すなわち、本回路は、R1とR2およびR3とR4の抵抗値が等しいため、コモン電圧がVssの入力信号をx(0<x<1)に減衰させる非反転バッファ回路90である。
抵抗素子R1,R2,R3,R4の抵抗値は、(1-x)/2:(1-x)/2:x/2:x/2の比で分割される。抵抗素子R1〜R4の抵抗値R1,R2,R3,R4は、次式(8)〜(11)が成り立つ。但し、x(0<x<1)を減衰率とする。
R1=(1-x)(R/2){1+k((Vin+(1+x)Vin/2+Vcom-(Vin+Vcom))} ・・・(8)
R2=(1-x)(R/2){1+k((1+x)Vin/2+xVin/2+Vcom))} ・・・(9)
R3=(xR/2){1+k{(xVin+(x/2)Vin)/2+Vcom})} ・・・(10)
R4=(xR/2){1+k{(x/2)Vin+0}/2+Vcom-Vcom})} ・・・(11)
減衰率は、次式(12)のようになる。
Vout/Vin=(R3+R4)/(R1+R2+R3+R4)
=xR(1+k{(x/2)Vin+(x/2)Vcom}/R(1+k{(x/2)Vin+(x/2)Vcom})
=x ・・・(12)
即ち、第2実施形態によれば非反転バッファ回路90は、入力される電圧Vinによって、出力電圧Voutにおける伝達関数は、変化せず、信号を歪ませないことを意味する。そして、高インピーダンスノードにあたるノードN3には、寄生の逆方向ダイオードが付かないため、これによる信号の歪も発生しない。
なお、信号の歪に大きく影響を与えるのは、抵抗素子R1の基板電位のみであるため、抵抗素子R4の基板電位は、P基板52の基板電位としても、通常問題ない。基板電位を制御する箇所が1個に減少するため、Pウェル分離に伴うレイアウト面積分が抑制される。
また、オペアンプ入力差動対にNウェルを介したVDDからの容量が付かないので、電源からのノイズ経路を削減するため、出力のノイズを抑制することができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態による非反転バッファ回路140の回路図である。図5に示す非反転バッファ回路140は、オペアンプ150と、抵抗値の等しい4つの抵抗素子R1,R2,R3,およびR4からなる抵抗素子群160とからなる。入力端子Vinは、オペアンプ150の非反転入力端子に接続され、オペアンプ150の反転入力端子は、ノードN3に接続されている。抵抗素子群160の構造は、第1実施形態の抵抗素子群20と同様の構造である。
抵抗素子R1〜R4は、直列に接続されている。ノードN1は、抵抗素子R1の一端と出力端子Voutとの接続点である。ノードN2は、抵抗素子R1の他端と、抵抗素子R2の一端との接続点である。
ノードN3は、抵抗素子R2の他端と抵抗素子R3の一端との接続点である。オペアンプ150の反転入力端子は、ノードN3に接続されている。ノードN4は、抵抗素子R3の他端と抵抗素子R4の一端との接続点である。ノードN5は、抵抗素子R4とVssとの接続点である。
ノードN1は、オペアンプ150の出力端子であり、抵抗素子群160の外部出力端子Voutに接続される。
ノードN5に、抵抗素子R4の他端が接続され、そのノードN5は、コモン電圧Vcomに接続される。抵抗素子R3の他端は、抵抗素子R4の一端に接続されている。抵抗素子R2,R3,R4の基板に、Vcomが接続されている。
抵抗素子R1は、抵抗下部の基板電圧として、ノードN1の電圧V(N1)が印加される。抵抗素子R4は、抵抗下部の基板電圧として、ノードN5の電圧(N5)が印加される。抵抗素子R2,R3は、抵抗下部のP基板であり、Vssに接地されている。
抵抗素子R1とR2及び抵抗素子R3とR4の抵抗値が等しいため、コモン電圧がVssで入力信号をx(0<x<1)に減衰させる非反転バッファ回路140である。
抵抗素子R1,R2,R3,R4の抵抗値は、(1-x)/2:(1-x)/2:x/2:x/2の比で分割されて、次式(13)〜(16)が成り立つ。ここで、x(0<x<1)は減衰率である。
R1=(1-x)(R/2){1+k((Vout+(1+x)Vout/2+Vcom-(Vout+Vcom))} ・・・(13)
R2=(1-x)(R/2){1+k((1+x)Vout/2+xVout/2+Vcom)}} ・・・(14)
R3=(x/2)R{1+k{(xVout+(x/2)Vout)/2+Vcom)}} ・・・(15)
R4=(xR/2){1+k{(x/2)Vout+0}/2+Vcom-Vcom}} ・・・(16)
減衰率は、次式(17)のようになる。
Vout/Vin=(R1+R4)/(R1+R2+R3+R4)
=xR(1+k){(x/2)Vout+(x/2)Vcom}/R(1+k{(x/2)Vout+(x/2)Vcom})
=x
・・・(17)
即ち、第3実施形態による非反転バッファ回路140では、入力される電圧Vinによって、出力電圧Voutにおける伝達関数は変化せず、信号を歪ませない。そして、高インピーダンスノードにあたるノードN3には寄生の逆方向ダイオードが付かないため、これによる信号の歪も発生しない。
なお、信号の歪に大きく影響を与えるのは抵抗素子R1の基板電位のみであるため、抵抗素子R4の基板電位は、P基板としても通常問題ない。基板電位を制御する箇所が減少するため、Pウェル分離に伴うレイアウト面積分が抑制される。
また、オペアンプ入力差動対に、N―ウェル62を介したVDDからの容量が付かないので、電源からのノイズ経路を削減するため、出力のノイズを抑制することができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態を示し、第1実施形態に係る非反転バッファ回路10を用いた電子ボリューム回路190の構成図である。
図6に示す電子ボリューム回路190は、8つの抵抗素子R1〜R8からなる抵抗素子群200と、オペアンプ210と、半導体スイッチSW1〜SW11とから成る。Vinは入力端子である。
抵抗素子群200は、抵抗素子R1〜R8から成る。抵抗素子R1〜R8は、直列に接続されている。ノードN1は、抵抗素子R1の一端と非反転入力端子との接続点である。ノードN2は、抵抗素子R1の他端と、抵抗素子R2の一端との接続点である。
Vinは入力端子であり、ノードN9は、コモン電圧Vcomに接続されている。抵抗素子R1は、ノードN1,N2間、抵抗素子R2は、ノードN2,N3間、抵抗素子R3は、ノードN3、N4間、抵抗素子R4は、ノードN4,N5間、抵抗素子R5は、ノードN5,N6間、抵抗素子R6は、ノードN6,N7間、抵抗素子R7は、ノードN7,N8間、抵抗素子R8は、ノードN8、N9間に、それぞれ、接続されている。
半導体スイッチSW1、SW2、SW3は、オン時、ノードN3、ノードN5、ノードN7とオペアンプ210の正入力を、それぞれ接続し、オフ時、切断する。
ノードN3は、半導体スイッチSW1を介してオペアンプ210の非反転端子に接続される。ノードN5は、半導体スイッチSW2を介してオペアンプ210の非反転端子に接続されている。ノードN7は、半導体スイッチSW3を介してオペアンプ210の非反転入力端子に接続されている。
抵抗素子R1の下部は、図3と同様に、Nウェル62により分離されたP−基板61とし、これを、ノードN1に接続する。抵抗素子R2〜R3の下部は、Nウェル62により分離されたP基板61とし、これを、半導体スイッチSW4〜SW7を用いて、ノードN1、またはVssに接続する。
また、抵抗素子R6〜R7の下部もNウェル62により分離されたP基板61とし、半導体スイッチSW8〜SW11を用いて、ノードN9、またはVssに接続する。抵抗素子R8の下部もN―ウェル62により分離されたP基板61とし、ノードN9に接続する。
抵抗素子R4及びR5の下部は、P基板52であり、Vssに接地されている。抵抗素子群200を構成する全ての抵抗素子R1〜R8の抵抗値は、等しいものとする。
より詳細には、抵抗素子R1の下部の導電層に、ノードN1の電圧Vinがバイアスされる。抵抗素子R2の下部の導電層に、スイッチSW4を介してノードN1の電圧がバイアスされると共にスイッチSW4に並列に接続されたスイッチSW5を介してVssに接続される。
抵抗素子R3の下部の導電層に、スイッチSW6を介してノードN1の電圧がバイアスされると共にスイッチSW6に並列に接続されたスイッチSW7を介してVssに接続される。
抵抗素子R6の下部の導電層に、スイッチSW8を介してノードN9の電圧がバイアスされると共にスイッチSW8に並列に接続されたスイッチSW9を介してVssに接続される。
抵抗素子R7の下部の導電層に、スイッチSW10を介してノードN9の電圧がバイアスされると共にスイッチSW10に並列に接続されたスイッチSW11を介してVssに接続される。
抵抗素子R8の下部に、Vssがバイアスされる。抵抗素子R4,R5の下部の導電層に、Vssがバイアスされる。
本回路は、半導体スイッチSW1〜SW3の制御により、入力信号の減衰率を3/4倍、1/2倍、1/4倍に変化させることのできる、コモン電圧がVcomの非反転バッファ構成を用いた電子ボリューム回路である。
この時、半導体スイッチSW4〜SW7及び半導体スイッチSW8〜SW11を制御し、適切な割合の入力抵抗の下部のP基板61をノードN1、または、ノードN9の電位にバイアスし、残りの帰還抵抗の下部のP基板52をVSSに接続することで、すべての減衰率xで、抵抗素子層の周辺の半導体基板の影響を受けて、抵抗値が変化することに起因した信号の歪みが発生しないことを以下に示す。
まず、減衰率が3/4倍の時、半導体スイッチSW1をオンにし、半導体スイッチSW2,SW3はオフにする。SW5,SW7およびSW8,SW10はオンとし、SW4,SW6およびSW9,SW11はオフとする。この時、本回路は、図4に示した非反転バッファ回路90の減衰率xが3/4の時と等価なため、入力される電圧Vinによって、出力電圧Voutにおける伝達関数は変化せず、信号を歪ませない。
減衰率が1/2倍の時、半導体スイッチSW2をオンにし、半導体スィッチSW1,SW3はオフにする。半導体スイッチSW4,SW7および半導体スイッチSW9,SW10はオンとし、半導体スイッチSW5,SW6及び半導体スイチSW8,SW11はオフとする。
この時、本回路は、図4に示した非反転バッファ回路30の減衰率xが、1/2の時と等価なため、入力される電圧Vinによって、出力電圧Voutにおける伝達関数は変化せず、信号を歪ませない。
減衰率が、1/4倍の時、半導体スイッチSW3をオンにし、半導体スイッチSW1,SW2はオフにする。SW4,SW6及びSW9,SW11はオンとし、SW5,SW7およびSW8,SW10はオフとする。
この時、本回路は、図4に示した非反転バッファ回路190の減衰率xが1/4の時と等価なため、入力される電圧Vinによって、出力電圧Voutにおける伝達関数は変化せず、信号を歪ませない。
前述したように、信号の歪に大きく影響するのは、抵抗素子R1〜R3の下部の電位であるので、抵抗素子R6〜R8の下部は、抵抗素子R4およびR5と同様にP基板52とし、Vssに接地させても良い。
この構成は、任意の減衰率を持つ電子ボリューム回路に応用可能である。この時、任意の減衰率に対して、半導体スイッチの制御により、適切な割合の入力抵抗下部のP基板61をノードN1、ノードN9の電位にバイアスし、残りの帰還抵抗の下部のP基板52をVssに接続することで、抵抗素子層の周辺の半導体基板の影響を受けて、抵抗値が変化することに起因した信号の歪みを抑えることができる。
また、このような抵抗素子群200を帰還抵抗に用いれば、任意の増幅率に対し、半導体スイッチの制御により、適切な割合の入力抵抗の下部のP基板61をノードN1、または、ノードN9の電位にバイアスし、残りの帰還抵抗の下部のP基板61をVssに接続することで、抵抗素子層の周辺の半導体基板の影響を受けて、抵抗値が変化することに起因した信号の歪みを抑えた電子ボリューム回路が設計可能である。
なお、この第4実施形態では、8つの抵抗素子R1〜R8からなる抵抗素子群200及び半導体スイッチSW1〜SW11を用いることで、入力信号の減衰率を3/4倍、1/2倍、1/4倍に変化させることのできる電子ボリューム回路を実現しているが、これに限定されるものではない。即ち、抵抗素子の個数は、任意のn個(nは8以上の偶数)の抵抗素子R1〜Rnを直列に接続し、第(n/2)番目の抵抗素子層と第{(n/2)+1}番目の抵抗素子層との接続部分を半導体スイッチSW2に接続し、第(n−2)番目の抵抗素子層と第(n−1)番目の抵抗素子層との接続部分を半導体スイッチSW3に接続し、第(n/2)番目の導電層と第{(n/2)+1}番目の導電層とにVssをバイアスし、第(n−2)番目の導電層に半導体スイッチSW8及び半導体スイッチSW9を接続し、第(n−1)番目の導電層に半導体スイッチSW10及び半導体スイッチSW11を接続し、第n番目の導電層をVssにバイアスしても良い。
また、この第4実施形態では、抵抗素子R6の下部の導電層に、スイッチSW8を介してノードN9の電圧がバイアスされると共にスイッチSW8に並列に接続されたスイッチSW9を介してVssに接続され、抵抗素子R7の下部の導電層に、スイッチSW10を介してノードN9の電圧がバイアスされると共にスイッチSW10に並列に接続されたスイッチSW11を介してVssに接続されるが、これに限定されるものではない。即ち、抵抗素子R6の下部の導電層を直接Vssに接続し、抵抗素子R7の下部の導電層を直接Vssに接続しても良い。
(まとめ)
以上説明したように、本発明による非反転バッファ回路によれば、直列接続された抵抗R1〜R4において、R1の基板電位として、抵抗素子R1の入力電圧を印加し、R2〜R4の基板電位として、基準電位を印加する構成としたので、入力電圧に依存しない非反転バッファ回路を提供できる。
本発明は非反転バッファ回路に適用可能である。
10,90,140,190 非反転バッファ回路
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8 抵抗素子
30,90,110,150 オペアンプ
42,43,44,45 抵抗素子層
52 P基板
60 Nウェル
61 Pウェル(P基板)

Claims (7)

  1. 半導体基板に第1層間膜を介して形成された第1抵抗素子層と、前記第1抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1導電層とを有する第1抵抗素子と、
    一端が前記第1抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第2層間膜を介して形成された第2抵抗素子層と、前記第2抵抗素子層の下部又は上部に配設された第2導電層とを有する第2抵抗素子と、
    一端が前記第2抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第3層間膜を介して形成された第3抵抗素子層と、前記第3抵抗素子層の下部又は上部に配設された第3導電層とを有する第3抵抗素子と、
    一端が前記第3抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第4層間膜を介して形成された第4抵抗素子層と、前記第4抵抗素子層の下部又は上部に配設された第4導電層とを有する第4抵抗素子と、
    非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有するオペアンプと、
    を有し、
    前記反転入力端子が前記出力端子に接続され、
    前記第1導電層に、前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされ、
    前記非反転入力端子は、前記第2導電層の他端に接続され、
    前記第2〜第4導電層に、基準電圧がバイアスされる非反転バッファ回路。
  2. 半導体基板に第1層間膜を介して形成された第1抵抗素子層と、前記第1抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1導電層とを有する第1抵抗素子と、
    一端が前記第1抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第2層間膜を介して形成された第2抵抗素子層と、前記第2抵抗素子層の下部又は上部に配設された第2導電層とを有する第2抵抗素子と、
    非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有するオペアンプと、を有し、
    前記第1抵抗素子層の一端は、前記オペアンプの前記出力端子に接続され、
    前記第1導電層に、前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされ、
    前記第1抵抗素子及び前記第2抵抗素子を、前記オペアンプの前記反転入力端子に信号を帰還させる帰還抵抗素子とする非反転バッファ回路。
  3. 一端が前記第2抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第3層間膜を介して形成された第3抵抗素子層と、前記第3抵抗素子層の下部又は上部に配設された第3導電層とを有する第3抵抗素子と、
    一端が前記第3抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第4層間膜を介して形成された第4抵抗素子層と、前記第4抵抗素子層の下部又は上部に配設された第4導電層とを有する第4抵抗素子と、を有し、
    前記第2及び第3導電層に基準電圧がバイアスされ、前記第4導電層に前記第4抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされる請求項2記載の非反転バッファ回路。
  4. 半導体基板に第1層間膜を介して形成された第1抵抗素子層と、前記第1抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1導電層とを有する第1抵抗素子と、
    一端が前記第1抵抗素子層の他端に接続され、前記半導体基板に第2層間膜を介して形成された第2抵抗素子層と、前記第2抵抗素子層の下部又は上部に配設された第2導電層とを有する第2抵抗素子と、
    非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有し、前記反転入力端子が前記出力端子に接続されるオペアンプと、
    を有し、
    前記第1導電層に、前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされ、
    前記第1及び第2抵抗素子層は、それぞれ、(1−x)/2(但し、0<x<1)の減衰率で信号を減衰させ、
    前記第2抵抗素子層の他端は、前記オペアンプの前記非反転入力端子に接続される非反転バッファ回路。
  5. 半導体基板に第3層間膜を介して形成された第3抵抗素子層と、前記第3抵抗素子層の下部又は上部に配設された第3導電層とを有する第3抵抗素子と、
    半導体基板に第4層間膜を介して形成された第4抵抗素子層と、前記第4抵抗素子層の下部又は上部に配設された第4導電層とを有する第4抵抗素子と、を有し、
    前記第3抵抗素子層の一端は、前記第2抵抗素子層の他端に接続され、前記第3抵抗素子層の他端は、前記第4抵抗素子層の一端に接続され、前記第4導電層に、前記第4抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされ、前記第2及び第3導電層に、基準電圧がバイアスされる請求項4に記載の非反転バッファ回路。
  6. 非反転入力端子、反転入力端子及び出力端子を有するオペアンプと、
    半導体基板に第1〜第n層間膜(nは8以上の偶数)を介して形成された第1〜n抵抗素子層と、前記第1〜n抵抗素子層の下部又は上部に配設された第1〜第n導電層とを有する第1〜第n抵抗素子と、
    第1〜第7スイッチと、を有し、
    前記第1〜第n抵抗素子層は直列に接続され、
    前記第2抵抗素子層と前記第3抵抗素子層との接続部分が前記第1スイッチを介して前記非反転入力端子に接続され、
    前記第(n/2)抵抗素子層と前記第{(n/2)+1}抵抗素子層との接続部分が前記第1スイッチと並列に配設された前記第2スイッチを介して前記非反転入力端子に接続され、
    前記第(n−2)抵抗素子層と前記第(n−1)抵抗素子層との接続部分が前記第1及び第2スイッチと並列に配設された前記第3スイッチを介して前記非反転入力端子に接続され、
    前記第1導電層に、前記第1抵抗素子層の一端が接続され、
    前記第2導電層に、前記第4スイッチを介して前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされるとともに、前記第4スイッチに並列に配設された前記第5スイッチを介して基準電圧がバイアスされ、
    前記第3導電層に、前記第6スイッチを介して前記第1抵抗素子層の一端の電圧がバイアスされるとともに、前記第6スイッチと並列に配設された前記第7スイッチを介して前記基準電圧がバイアスされ、
    前記第(n/2)導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、
    前記第{(n/2)+1}導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、
    前記第(n−2)導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、
    前記第(n−1)導電層に、前記基準電圧がバイアスされ、
    前記第n導電層に、前記第n抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされる非反転バッファ回路。
  7. 第8〜第11スイッチと、を有し、
    前記第(n−2)導電層に、前記第8スイッチを介して前記第n抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされるとともに、前記第8スイッチと並列に配設された前記第9スイッチを介して前記基準電圧がバイアスされ、
    前記第(n−1)導電層に、前記第10スイッチを介して前記第n抵抗素子層の他端の電圧がバイアスされるとともに、前記第10スイッチと並列に配設された前記第11スイッチを介して前記基準電圧がバイアスされる請求項6に記載の非反転バッファ回路。
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