JP2013186573A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置を用いて情報処理装置を利用するユーザに、情報処理装置の利用方法を通知することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】複合機1は、携帯デバイス2から受信した印刷用データに基づく印刷処理の実行指示を受け付けてから所定時間が経過しても、印刷用データが送信されてこない場合、携帯デバイス2が通信できない状態であると判断する。また、複合機1は、実行指示されたスキャン処理によって原稿から取得した読取データを携帯デバイス2へ送信できない場合、携帯デバイス2が通信できない状態であると判断する。複合機1は、携帯デバイス2が通信できない状態であると判断した場合、複合機1を利用するためにはアプリケーションのインストールが必要であることを通知する通知画面を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部装置との通信が可能であり、外部装置から受信した情報に基づく処理、又は外部装置へ情報を提供する処理を行なう情報処理装置に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末装置が急速に普及しており、携帯端末装置を用いて利用できるサービスが急増している。例えば、コンビニエンスストア等に設置された複合機を使用して、携帯端末装置内に保存されているデータを印刷するサービス、街頭等に設置されたデジタルサイネージから、このデジタルサイネージが提供する情報を取得するサービス等がある。
このようなサービスの中には、利用する際にユーザが、所定のアプリケーションを携帯端末装置にインストールしておく必要があるものもある。従って、所定のアプリケーションがインストールされていない携帯端末装置では、ユーザが意図する処理が行なわれず、サービスを利用できない場合がある。また、例えばユーザが、サービスを利用する際に所定のアプリケーションのインストールが必要であることを理解していない場合には、サービスを何故利用できないのか、何をすればサービスを利用できるのかが分からない状況が発生する。
このような場合、従来では、サービスの利用マニュアル等を検索し、利用手順を理解した上で所定のアプリケーションをインストールし、再度サービスの利用を試みる必要があった。従って、ユーザはサービスを利用するためにマニュアル検索等の労力及び時間が必要であり、サービスの利用を諦める可能性があった。
そこで、特許文献1では、情報処理装置がネットワークを介して接続されるネットワークデバイスを使用する際に、このデバイスのドライバが情報処理装置にインストールされていない場合、ドライバをインストールするためのインストール実行ファイルがデバイスから情報処理装置に送信されるシステムが提案されている。これにより、デバイスのドライバがインストールされていない情報処理装置であっても、デバイスから取得したインストール実行ファイルに基づいてドライバをインストールできるので、デバイスを使用することができるようになる。
特開2003−202986号公報
しかしながら、特許文献1のシステムは、情報処理装置がネットワークデバイスと通信可能である場合でのみ有効である。即ち、例えば情報処理装置がネットワークデバイスと通信できない状況であった場合には、ネットワークデバイスが情報処理装置へインストール実行ファイルを送信できない。従って、ユーザは、ネットワークデバイスの利用マニュアルの検索等を行なう必要があり、ユーザの負担を軽減できないという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、外部装置が情報処理装置と通信できない場合であっても、情報処理装置の利用方法を外部装置のユーザに提供することが可能な情報処理装置を提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、外部装置との通信が可能な情報処理装置において、外部装置との間で送信又は受信される情報に基づく処理の実行指示を受け付ける受付部と、該受付部が実行指示を受け付けた場合、前記外部装置との通信の可否を判断する判断部と、該判断部が通信不可と判断した場合、通信方法を報知する報知部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、外部装置との通信が可能な情報処理装置が、外部装置との間で送信又は受信される情報に基づく処理の実行指示を受け付けた場合、外部装置との通信の可否を判断する。外部装置との通信が不可である場合、情報処理装置は、通信方法を報知する。即ち、情報処理装置は、処理の実行指示を受け付けたが、処理に係る情報をやりとりする外部装置との通信ができない場合に、自身の装置との通信方法を報知する。よって、情報処理装置に実行指示した処理に係る情報をやりとりする外部装置が、情報処理装置と通信できない場合であっても、外部装置のユーザは、情報処理装置によって報知された情報に基づいて、情報処理装置の利用方法を知ることができる。
本発明に係る情報処理装置は、前記受付部は、前記外部装置から受信した情報に基づく処理の実行指示を受け付け、前記判断部は、前記受付部が実行指示を受け付けてから所定時間内に、前記実行指示に対応する情報を前記外部装置から受信できたか否かを判断し、前記報知部は、前記判断部が前記情報を受信できないと判断した場合、前記通信方法を報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、外部装置から受信した情報に基づく処理の実行指示を受け付けた場合、情報処理装置は、実行指示を受け付けてから所定時間内に、実行指示に対応する情報を外部装置から受信できたか否かを判断する。所定時間内に対応する情報を受信できない場合、情報処理装置は、通信方法を報知する。即ち、情報処理装置は、外部から受信した情報に基づく処理の実行指示を受け付けたが、処理に用いる情報を外部から受信できない場合に、通信方法を報知する。よって、情報処理装置に処理の実行指示を行なったユーザは、外部装置から情報処理装置へ処理対象の情報を送信できない場合に、情報処理装置によって報知された情報に基づいて、情報の送信方法を知ることができる。
本発明に係る情報処理装置は、前記受付部は、前記外部装置へ情報を送信する処理の実行指示を受け付け、前記判断部は、前記受付部が受け付けた実行指示に応じた情報を前記外部装置へ送信できたか否かを判断し、前記報知部は、前記判断部が前記情報を送信できないと判断した場合、前記通信方法を報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、外部装置へ情報を送信する処理の実行指示を受け付けた場合、情報処理装置は、実行指示に応じた情報を外部装置へ送信できたか否かを判断する。情報を送信できない場合、情報処理装置は、通信方法を報知する。即ち、情報処理装置は、外部装置へ情報を送信する処理の実行指示を受け付けたが、対応する情報を外部装置へ送信できない場合に、通信方法を報知する。よって、情報処理装置に送信処理の実行指示を行なったユーザは、情報処理装置から自身の外部装置へ情報が送信されない場合に、情報処理装置によって報知された情報に基づいて、情報の受信方法を知ることができる。
本発明に係る情報処理装置は、前記報知部は、前記通信方法を表示する表示部であることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置は、通信方法を表示部に表示することにより報知する。よって、外部装置のユーザは、情報処理装置に表示された情報を見ることによって、情報処理装置の利用方法を知ることができる。
本発明に係る情報処理装置は、前記外部装置との通信が可能である場合、前記外部装置との間で開始された通信が中断されたことを検出する検出部を備え、前記報知部は、前記検出部が通信の中断を検出した場合、前記通信方法を報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置は、外部装置との通信が可能であれば、外部装置との通信を開始し、外部装置との間で開始された通信が中断されたか否かを検出する。通信が中断された場合、情報処理装置は通信方法を報知する。外部装置と情報処理装置との間での通信が途中で中断される場合、外部装置にインストールされたアプリケーションが不適切である場合又は古いバージョンである場合等が考えられる。従って、外部装置に適切なアプリケーションをインストールする必要があり、外部装置のユーザは、情報処理装置によって報知された情報に基づいて、情報処理装置の利用方法を知ることができる。
本発明に係る情報処理装置は、前記報知部は、自身の装置と通信するために必要なアプリケーションの取得方法を報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、外部装置のユーザは、情報処理装置と通信するために必要なアプリケーションの取得方法を知ることができる。
本発明に係る情報処理装置は、前記報知部は、前記アプリケーションを提供する装置を示す情報をコード化したコードを報知するようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、外部装置のユーザは、報知されたコードを解析することによって、情報処理装置と通信するために必要なアプリケーションを提供する装置を示す情報を取得でき、取得した情報を用いて所望のアプリケーションを取得することができる。
本発明では、外部装置を用いて情報処理装置を利用するユーザは、外部装置が情報処理装置と通信できない場合であっても、情報処理装置によって報知された情報に基づいて情報処理装置の利用方法を知ることができる。よって、ユーザは、情報処理装置の利用マニュアルの検索等を行なう必要がなく、情報処理装置を利用する際のユーザの負担を軽減できる。
実施形態1の複合機を含むサービス提供システムの構成を示す模式図である。 複合機、携帯デバイス及びウェブサーバの内部構成を示すブロック図である。 複合機によるサービス提供処理の手順を示すフローチャートである。 複合機によるサービス提供処理の手順を示すフローチャートである。 通知画面の例を示す模式図である。 携帯デバイスによるアプリケーションのインストール処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2のデジタルサイネージを含むサービス提供システムの構成を示す模式図である。 デジタルサイネージの内部構成を示すブロック図である。 デジタルサイネージによるサービス提供処理の手順を示すフローチャートである。 デジタルサイネージによるサービス提供処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3の複合機の内部構成を示すブロック図である。 実施形態4の複合機の内部構成を示すブロック図である。 アプリケーションのインストール処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る情報処理装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
本実施形態1では、本発明に係る情報処理装置を複合機に適用した例について説明する。本実施形態1の複合機は、ネットワークを介して外部装置から受信した情報に基づく印刷処理を行なう印刷サービス、原稿を読み取って取得した画像データをネットワークを介して外部装置へ送信するスキャン処理を行なうスキャンサービスを提供する。また本実施形態1の複合機は、原稿を読み取って取得した画像データに基づくコピー処理を行なうコピーサービス等も提供する。
図1は実施形態1の複合機を含むサービス提供システムの構成を示す模式図である。本実施形態1の複合機1が提供するサービスを実現するシステム(サービス提供システム)は、複合機1、携帯デバイス(外部装置)2、ウェブサーバ3等を備え、それぞれはインターネット等の第1ネットワークN1に接続可能である。また、携帯デバイス2は携帯電話回線網等の第2ネットワークN2に接続可能であり、第1ネットワークN1と第2ネットワークN2とは相互に接続されている。更に、複合機1及び携帯デバイス2は、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信が可能である。以下では、複合機1、携帯デバイス2及びウェブサーバ3をそれぞれ1つ備えたシステムを例に説明するが、複合機1、携帯デバイス2及びウェブサーバ3のいずれか又は全てをそれぞれ複数台備えてもよい。
図2は複合機1、携帯デバイス2及びウェブサーバ3の内部構成を示すブロック図である。
複合機1は、デジタル複合機又はアナログ複合機であり、例えばコンビニエンスストアに設置されている。複合機1は、制御部10、記憶部11、操作パネル12、通信部13、画像読取部14及び画像形成部15等を備える。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等を含み、複合機1が備える各部の動作を制御する。具体的には、制御部10のCPU又はMPUが、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)にロードして実行することにより、複合機1を、本発明に係る情報処理装置として動作させる。
記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive )等の記憶装置であり、制御部10が実行する制御プログラム、印刷処理対象として外部装置から受信した印刷用データ、スキャン処理によって取得した画像データ等を記憶する。
操作パネル12は、操作部12a及び表示部12bが一体として構成されたタッチパネルである。操作部12aは、ユーザが複合機1を操作するために必要な各種の操作キーを備え、ユーザが操作した操作キーに基づく情報を受け付け、受け付けた情報を制御部10へ送出する。表示部12bは、例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機ELパネル等であり、制御部10からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。なお、タッチパネルを用いず、操作部12aと表示部12bとを各別に設けてもよい。
通信部13は、ネットワークカード又はモデム等を備えており、公衆回線網、LAN又はインターネット等の第1ネットワークN1に接続可能であり、第1ネットワークN1を介して外部装置と通信を行なう。また、通信部13は、無線LAN等の近距離無線通信を行なうためのインタフェースを備えており、近距離無線通信が可能に構成された外部装置(例えば、携帯デバイス2)との間で無線通信を行なう。なお、通信部13が第1ネットワークN1に接続するためのインタフェースは、有線通信を行なうためのインタフェースであってもよく、無線通信を行なうためのインタフェースであってもよい。
画像読取部14は、例えば、CCD(Charged Coupled Device)を備えたスキャナであり、原稿に印刷された文字や画像等を画像データとして読み取る。また、画像読取部14は、所定の原稿載置台に載置された複数枚の原稿を順次スキャナによる読取位置まで搬送する原稿搬送機能を備えていてもよい。
画像形成部15は、電子写真方式、インクジェット方式又は熱転写方式等の画像形成手段であり、画像読取部14が原稿から読み取った画像データ、又は通信部13が外部装置から受信した印刷用データに基づいて印刷処理を行なう。画像形成部15は、画像データ又は印刷用データに基づいて、記録紙等の記録シート上に画像(文字/写真/グラフィック)を形成する。
携帯デバイス2は、例えば携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機、携帯電話又はPDA等の携帯情報端末である。携帯デバイス2は、制御部20、記憶部21、操作パネル22、通信部23及び撮像部24等を備える。
制御部20は、CPU又はMPU等を含み、携帯デバイス2が備える各部の動作を制御する。具体的には、制御部20のCPU又はMPUが、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)にロードして実行することにより、携帯デバイス2としての動作を行なう。
記憶部21は、HDD又はフラッシュメモリ等の記憶装置であり、携帯デバイス2が実行する処理に必要な種々の制御プログラム、各種データ、撮像部24で撮像して得られた画像データ等を記憶する。
操作パネル22は、複合機1の操作パネル12と同様の構成であり、操作部22a及び表示部22bを備える。操作部22aは、ユーザが操作した操作キーに基づく情報を受け付け、受け付けた情報を制御部20へ送出する。表示部22bは、制御部20からの指示に従って、ユーザに対して通知すべき情報、操作に必要な情報等を表示する。
通信部23は、複合機1の通信部13と同様の構成である。従って、通信部23は、第1ネットワークN1を介して複合機1やウェブサーバ3等の外部装置と通信を行なう。また、通信部23は、近距離無線通信が可能に構成された外部装置(例えば、複合機1)との間で無線通信を行なう。更に、携帯デバイス2は、携帯電話キャリアが管理する携帯電話回線網等の第2ネットワークN2との接続も可能であり、通信部23は、第2ネットワークN2を介して他の携帯デバイスとの通信も行なう。なお、携帯デバイス2は携帯型の端末装置であるので、通信部23は、無線通信のみ可能に構成されている。
撮像部24は、カメラであり、CCDを介して入力された光信号を光電変換することにより画像データを取得する。
ウェブサーバ3は、ウェブページを提供するサーバコンピュータである。ウェブサーバ3は、制御部30、記憶部31及び通信部32等を備える。
制御部30は、CPU又はMPU等を含み、ウェブサーバ3が備える各部の動作を制御する。具体的には、制御部30のCPU又はMPUが、ROM(図示せず)に予め格納されている制御プログラムをRAM(図示せず)にロードして実行することにより、ウェブサーバ3としての動作を行なう。
記憶部31は、HDD等の記憶装置であり、ウェブサーバ3が実行する処理に必要な種々の制御プログラム、ウェブサーバ3が提供するウェブページ及び各種データ等を記憶する。なお、本実施形態1のウェブサーバ3では、複合機1が提供するサービスを利用する際に必要となるアプリケーション、該アプリケーションのダウンロード(インストール)を指示できるウェブページ等が記憶部31に記憶されている。
通信部32は、第1ネットワークN1に接続可能であり、第1ネットワークN1を介して複合機1や携帯デバイス2等の外部装置と通信を行なう。
上述した構成のサービス提供システムにおいて、複合機1が提供する印刷サービスを利用して、携帯デバイス2に格納してあるデータ(印刷用データ)を印刷したいユーザは、近距離無線通信にて携帯デバイス2から複合機1へ印刷用データを送信し、複合機1に印刷処理を実行させる。また、複合機1が提供するスキャンサービスを利用して、原稿から読み取った画像データを携帯デバイス2で取得したいユーザは、読取対象の原稿を複合機1にセットし、複合機1にスキャン処理を実行させる。そして、複合機1が原稿を読み取って取得した画像データは、近距離無線通信にて複合機1から携帯デバイス2へ送信され、ユーザは、スキャンされた画像データを携帯デバイス2で取得する。なお、本実施形態1では、複合機1による印刷サービス及びスキャンサービスを利用するために、携帯デバイス2に所定のアプリケーションをインストールしておく必要がある。
以下に、複合機1が提供する各サービスをユーザが利用する際に、複合機1が行なう処理について説明する。図3及び図4は複合機1によるサービス提供処理の手順を示すフローチャートである。
複合機1が提供するサービス(印刷サービス、スキャンサービス、コピーサービス等)を利用するユーザは、複合機1の操作パネル12を介して、利用したいサービスを選択する。具体的には、ユーザは、印刷処理、スキャン処理、コピー処理等のいずれかを選択する。例えば、複合機1の操作パネル12には、「コピーサービス」、「携帯デバイスのデータを印刷するプリントサービス」、「スキャンして携帯デバイスに送信するスキャンサービス」等が記載されたメニュー画面が表示されており、ユーザは、このメニュー画面から所望するサービスを選択する。
複合機1の制御部10は、操作パネル12の操作部(受付部)12aを介して、ユーザが選択した処理の実行指示を受け付ける(S1)。制御部10は、実行指示された処理が、外部装置から受信した情報に基づく処理であるか否か、ここでは印刷処理であるか否かを判断する(S2)。印刷処理であると判断した場合(S2:YES)、制御部10は、所定時間の計時処理を開始する(S3)。ここでの所定時間は、実行指示された印刷処理の処理対象の情報(以下、印刷用データという)を受信できないと判断するための時間である。即ち、操作パネル12を介して印刷処理の実行指示が行なわれてから所定時間が経過するまでの間に、複合機1(通信部13)が印刷用データを受信できなかった場合、制御部(判断部)10は、印刷用データを送信すべき携帯デバイス2が通信不可能な状態であると判断する。
制御部10は、通信部13による印刷用データの受信を開始したか否かを判断する(S4)。なお、通信部13は、印刷用データを近距離無線通信によって受信する。
複合機1は、印刷処理の実行指示を受け付けた場合、例えば操作パネル12に「データを送信してください」のようなメッセージを表示させておく。一方、携帯デバイス2のユーザは、印刷処理の実行を選択した場合、複合機1を利用するためのアプリケーションが携帯デバイス2にインストールされている場合、このアプリケーションを起動させ、このアプリケーションを介して印刷用データを複合機1へ送信する。
印刷用データの受信を開始していないと判断した場合(S4:NO)、制御部10は、ステップS3で開始した計時処理に基づいて所定時間が経過したか否かを判断する(S5)。所定時間が経過していない場合(S5:NO)、制御部10は、ステップS4の処理に戻り、印刷用データの受信を開始するか、所定時間が経過するまで、ステップS4,S5の処理を繰り返す。
所定時間が経過した場合(S5:YES)、制御部10は、印刷用データを送信すべき携帯デバイス2が情報を送信できない(通信不可能な)状態であると判断し、所定画面を操作パネル12(表示部12b)に表示する(S6)。即ち、印刷処理の実行指示を受け付けてから所定時間が経過するまでの間に、複合機1が印刷用データを受信できなかった場合、制御部10は、所定画面を表示する。
複合機1を利用するための所定のアプリケーションが携帯デバイス2にインストールされていない場合、印刷処理の実行指示を行なったユーザは、印刷用データを複合機1へ送信したくてもできない。また、複合機1を操作中のユーザは、何をすれば複合機1を利用できるのか分からない状況である可能性が高い。
従って、制御部10は、図5Aに示すような通知画面を操作パネル12の表示部(報知部)12bに表示することにより、複合機1の利用方法(通信方法)をユーザに通知(報知)する。
図5は通知画面の例を示す模式図であり、図5Aには、印刷処理の実行指示を受け付けたが、印刷用データを受信できない場合に、操作パネル12に表示される通知画面の例を示す。図5Aに示す通知画面は、複合機1が携帯デバイス2と通信できないことを通知すると共に、携帯デバイス2の電源及び通信許可等の状態の確認をユーザに促す。また、図5Aに示す通知画面は、複合機1を利用するためにはアプリケーションのインストールが必要であることを通知すると共に、アプリケーションをダウンロードできるウェブページのアドレス情報(URL:Uniform Resource Locator)をコード化したQRコード(登録商標)等を表示する。
制御部10は、図5Aに示す通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、図5Aに示す通知画面が複合機1に表示された場合、ユーザは、携帯デバイス2でQRコードを撮影し、撮影したQRコードを解析してURLを取得し、取得したURLに基づいてウェブサーバ3にアクセスし、所定のアプリケーションをダウンロードする。そして、ユーザは、ダウンロードしたアプリケーションを用いて、再度複合機1による印刷サービスの利用を試みる。なお、この場合に携帯デバイス2が行なう処理は、図6に基づいて後述する。
ステップS4で、印刷用データの受信を開始したと判断した場合(S4:YES)、制御部10は、印刷用データの受信を完了したか否かを判断する(S7)。印刷用データの受信を完了していない場合(S7:NO)、制御部(検出部)10は、印刷用データの受信が中断されたか否かを検出する(S8)。受信が中断されていない場合(S8:NO)、制御部10は、ステップS7の処理に戻り、印刷用データの受信を完了するか、中断されるまで、ステップS7,S8の処理を繰り返す。
印刷用データの受信の中断を検出した場合(S8:YES)、制御部10は、携帯デバイス2が印刷用データを適切に送信できない(通信不可能な)状態であると判断し、所定画面を操作パネル12(表示部12b)に表示する(S6)。複合機1と携帯デバイス2との間で印刷用データの送受が開始された場合、携帯デバイス2には所定のアプリケーションがインストールされていると判断できる。しかし、印刷用データの送受が中断された場合、インストールされたアプリケーションが適切ではない可能性があり、このような場合、制御部10は、所定画面を表示する。
印刷処理の実行指示を行なったユーザは、印刷用データの送受が中断された場合、中断された理由が分からず、何をすれば複合機1を適切に利用できるのか分からない可能性が高い。従って、このような場合、制御部10は、図5Bに示すような通知画面を操作パネル12に表示することにより、複合機1の利用方法をユーザに通知する。
図5Bには、印刷用データの送受は開始されたが、途中で中断された場合に、操作パネル12に表示される通知画面の例を示す。図5Bに示す通知画面は、携帯デバイス2との通信が中断されたことを通知すると共に、携帯デバイス2の電源及び通信許可等の状態の確認をユーザに促す。また、図5Bに示す通知画面は、携帯デバイス2にインストールされているアプリケーションが最新のものであるか否かの確認をユーザに促すと共に、最新のアプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLをコード化したQRコード等を表示する。
制御部10は、図5Bに示す通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、図5Bに示す通知画面が複合機1に表示された場合も、ユーザは、図5Aに示す通知画面が複合機1に表示された場合と同様の処理を行なう。
ステップS7で、印刷用データの受信を完了したと判断した場合(S7:YES)、制御部10は、受信した印刷用データに基づいて印刷処理を実行する(S9)。なお、複合機1は、通信部13を介して携帯デバイス2から受信した印刷用データを記憶部11に記憶しており、所定のタイミングで印刷用データを記憶部11から読み出して画像形成部15へ出力する。そして、画像形成部15が印刷用データに基づく印刷処理を実行する。
印刷処理を終了した場合、制御部10は、印刷処理が適切に終了したことを通知し(S10)、処理を終了する。印刷処理の終了を通知する方法としては、例えば、「印刷が完了しました」のようなメッセージを操作パネル12に表示する方法、操作パネル12の表示画面を待機画面に戻す方法等がある。
一方、ステップS2で、実行指示された処理が印刷処理でないと判断した場合(S2:NO)、制御部10は、実行指示された処理が、外部装置へ情報を送信する処理であるか否か、ここではスキャン処理であるか否かを判断する(S11)。スキャン処理であると判断した場合(S11:YES)、制御部10は、画像読取部14によって、所定の原稿載置台に載置された原稿の読取処理を実行する(S12)。
なお、この際、複合機1は、例えば操作パネル12に「原稿をセットしてください」のようなメッセージを表示させておく。一方、携帯デバイス2のユーザは、スキャン処理の実行を選択した場合、読取対象の原稿を複合機1にセットし、スタートボタンを操作する。これにより、制御部10は、原稿の読取処理を開始する。
また、複合機1は、例えば操作パネル12に「本複合機のアプリケーションを起動させてください」のようなメッセージを表示させておき、ユーザは、複合機1を利用するためのアプリケーションを起動させ、携帯デバイス2を、複合機1からのデータ待ち状態としておく。
複合機1の制御部10は、画像読取部14にて原稿から読み取った画像データ(以下、読取データという)を記憶部11に記憶させておき、携帯デバイス2への送信が可能である場合、所定のタイミングで読取データを記憶部11から読み出して通信部13へ出力する。制御部10は、通信部13による読取データの携帯デバイス2への送信が可能であるか否かを判断する(S13)。なお、通信部13は、読取データを近距離無線通信によって携帯デバイス2へ送信する。
読取データの送信が可能でない場合(S13:NO)、制御部10は、読取データの送信先の携帯デバイス2が通信不可能な状態であると判断し、所定画面を操作パネル12(表示部12b)に表示する(S14)。
複合機1を利用するための所定のアプリケーションが携帯デバイス2にインストールされていない場合、スキャン処理の実行指示を行なったユーザは、読取データを携帯デバイス2で受信したくてもできない。また、複合機1を操作中のユーザは、何をすれば複合機1を利用できるのか分からない状況である可能性が高い。
従って、制御部10は、図5Cに示すような通知画面を操作パネル12に表示することにより、複合機1の利用方法をユーザに通知する。図5Cには、原稿の読取処理を行なったが、読取データを携帯デバイス2へ送信できない場合に、操作パネル12に表示される通知画面の例を示す。図5Cに示す通知画面は、図5Aに示した通知画面と同様の構成である。
制御部10は、図5Cに示す通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、図5Cに示す通知画面が複合機1に表示された場合も、ユーザは、図5Aに示す通知画面が複合機1に表示された場合と同様の処理を行なう。また、制御部10は、図5Cに示す通知画面を表示させた場合、記憶部11に記憶してある読取データを消去する。
ステップS13で、読取データの送信が可能である場合(S13:YES)、即ち、読取データの携帯デバイス2への送信が開始された場合、制御部10は、読取データの送信を完了したか否かを判断する(S15)。読取データの送信を完了していない場合(S15:NO)、制御部10は、読取データの送信が中断されたか否かを検出する(S16)。送信が中断されていない場合(S16:NO)、制御部10は、ステップS15の処理に戻り、読取データの送信を完了するか、中断されるまで、ステップS15,S16の処理を繰り返す。
読取データの送信の中断を検出した場合(S16:YES)、制御部10は、携帯デバイス2が読取データを適切に受信できない(通信不可能な)状態であると判断し、所定画面を操作パネル12(表示部12b)に表示する(S14)。複合機1と携帯デバイス2との間で読取データの送受が開始された場合、携帯デバイス2には所定のアプリケーションがインストールされていると判断できる。しかし、読取データの送受が中断された場合、インストールされたアプリケーションが適切ではない可能性があり、このような場合、制御部10は、所定画面を表示する。
スキャン処理の実行指示を行なったユーザは、読取データの送受が中断された場合、中断された理由が分からず、何をすれば複合機1を適切に利用できるのか分からない可能性が高い。従って、このような場合、制御部10は、図5Bに示した通知画面と同様の通知画面(図示せず)を操作パネル12に表示することにより、複合機1の利用方法をユーザに通知する。
制御部10は、通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、ここでもユーザは、図5Aに示す通知画面が複合機1に表示された場合と同様の処理を行なう。また制御部10は、記憶部11に記憶した読取データを消去する。
ステップS15で、読取データの送信を完了したと判断した場合(S15:YES)、制御部10は、スキャン処理が適切に終了したことを通知し(S17)、処理を終了する。スキャン処理の終了を通知する方法としては、例えば、「原稿の読取が完了しました」のようなメッセージを操作パネル12に表示する方法、操作パネル12の表示画面を待機画面に戻す方法等がある。
一方、ステップS11で、実行指示された処理がスキャン処理でないと判断した場合(S11:NO)、例えばコピー処理であった場合、制御部10は、実行指示された処理を実行する(S18)。即ち、コピー処理のように、外部装置から受信した情報に基づく処理でもなく、外部装置へ情報を送信する処理でもない処理が実行指示された場合、複合機1は外部装置との間で情報を送受信する必要がないので、上述したような処理を行なう必要がない。制御部10は、実行した処理が終了した場合、処理の終了を通知し(S19)、処理を終了する。
次に、図5A〜図5Cに示すような通知画面が複合機1に表示され、ユーザが、携帯デバイス2にアプリケーションをインストールする際に携帯デバイス2が行なう処理について説明する。図6は携帯デバイス2によるアプリケーションのインストール処理の手順を示すフローチャートである。ユーザは、複合機1の操作パネル12に表示されたQRコードを携帯デバイス2を用いて撮影する。
携帯デバイス2の制御部20は、ユーザによる操作に従って、撮像部24によってQRコードを撮影し(S21)、画像データを取得する。携帯デバイス2は、QRコードを撮影して得られた画像データを解析するための解析プログラムを予め記憶部21に格納している。制御部20は、この解析プログラムを実行することによって、QRコードの画像データを解析し(S22)、複合機1が提供するサービスを利用するために必要なアプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLを取得する。
制御部20は、取得したURLを操作パネル22に表示し、このURLに基づくウェブページへのアクセス指示をユーザから受け付ける。操作パネル22を介してユーザがウェブページへのアクセスを指示した場合、制御部20は、通信部23にて、取得したURLに基づいてウェブサーバ3にアクセスし(S23)、所定のウェブページを取得する。
ウェブサーバ3は、複数のウェブページを記憶部31に記憶しており、制御部30は、携帯デバイス2からの要求に応じたウェブページを記憶部31から読み出し、通信部32を介して携帯デバイス2へ提供する。なお、ここで提供されるウェブページは、複合機1が提供するサービスを利用するために必要なアプリケーションのダウンロードの実行指示を受け付けるように構成されている。
携帯デバイス2の制御部20は、取得したウェブページを操作パネル22に表示し、複合機1を利用するためのアプリケーションのダウンロードの実行指示をユーザから受け付ける。操作パネル22を介してユーザがダウンロードを指示した場合、制御部20は、通信部23にて、ウェブサーバ3に対してアプリケーションのダウンロードを要求する。
ウェブサーバ3は、複合機1を利用する際に必要なアプリケーションを記憶部31に記憶しており、アプリケーションのダウンロードを要求された場合、制御部30は、アプリケーションを記憶部31から読み出し、通信部32を介して携帯デバイス2へ提供する。
携帯デバイス2の制御部20は、ウェブサーバ3から提供されたアプリケーションをダウンロードし(S24)、記憶部21に記憶する。また、制御部20は、ユーザによる操作に従って、又は自動的に、ダウンロードしたアプリケーションを使用できるようにインストールし(S25)、処理を終了する。なお、インストール時に発生する各種データは、記憶部21に記憶される。
所定のアプリケーションを携帯デバイス2にインストールできた場合、ユーザは再度、複合機1が提供する各サービスの利用を試みることにより、各サービスを利用することができる。
上述したように、本実施形態1では、複合機1による印刷処理又はスキャン処理を利用できない場合であっても、携帯デバイス2のユーザは、図5に示す通知画面によって、何をすべきか知ることができる。よって、ユーザは、複合機1の利用マニュアル等の検索を行なうことなく、通知画面の指示に従って携帯デバイス2に所定のアプリケーションをインストールすることができ、複合機1を手軽に利用することができる。
具体的には、ユーザが印刷処理の実行を複合機1に指示してから所定時間が経過するまでに、携帯端末2から複合機1へ印刷用データが送信されなかった場合、複合機1の利用方法がユーザに通知される。また、ユーザがスキャン処理の実行を複合機1に指示したにもかかわらず、複合機1が読取データを携帯端末2へ送信できない場合、複合機1の利用方法がユーザに通知される。これにより、ユーザを長い時間待たせることがなく、複合機1を利用できない理由及び対処方法を早期にユーザに通知できる。
本実施形態1では、複合機1を利用できない場合に、図5に示す通知画面を複合機1に表示させることにより、複合機1を操作中のユーザに、複合機1を利用できない理由を確実に通知できる。また、通知画面に、アプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLをコード化したQRコードを表示させるので、ユーザは、携帯デバイス2でQRコードを撮影することにより、所望のウェブページにアクセスすることができ、所望のアプリケーションを容易にダウンロードすることができる。
本実施形態1では、携帯デバイス2に所定のアプリケーションがインストールされていない場合だけでなく、所定のアプリケーションがインストールされている場合であっても、携帯デバイス2が複合機1と適切に通信できない場合には、同様の通知画面を複合機1に表示することによって、アプリケーションのダウンロードをユーザに促す。
携帯デバイス2に所定のアプリケーションがインストールされている場合であっても、そのアプリケーションが不適切である場合又は最新バージョンでない場合、携帯デバイス2が複合機1との間で適切にデータを送受信できない可能性がある。従って、このような場合にも、アプリケーションのダウンロードをユーザに促すことによって、ユーザは、何をすべきか容易に知ることができ、通知画面の指示に従って携帯デバイス2に所定のアプリケーションを容易にインストールすることができる。
(実施形態2)
以下に、本発明に係る情報処理装置をデジタルサイネージに適用した実施形態2について説明する。本実施形態2のデジタルサイネージは、ネットワークを介して外部装置(携帯デバイス)から受信した情報を表示する伝言板サービス、予め記憶してある情報をネットワークを介して外部装置へ提供する情報提供サービスを提供する。なお、デジタルサイネージによる情報提供サービスは、例えば、クーポンの配信、携帯電話や携帯型ゲーム機等の携帯デバイスで動作するゲームに使用されるアイテムのダウンロード等である。
図7は実施形態2のデジタルサイネージを含むサービス提供システムの構成を示す模式図である。本実施形態2のサービス提供システムは、上述した実施形態1のサービス提供システムと同様の構成によって実現されるので、同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。具体的には、本実施形態2のシステムにおいて、携帯デバイス2及びウェブサーバ3は、上述の実施形態1の携帯デバイス2及びウェブサーバ3と同一である。また、本実施形態2のサービス提供システムは、上述の実施形態1の複合機1の代わりに、複合機1の構成と同様の構成を有するデジタルサイネージ(情報処理装置)4を備える。
図8はデジタルサイネージ4の内部構成を示すブロック図である。
デジタルサイネージ4は、予め用意された映像や情報を表示する広告媒体であり、例えば街頭、駅や空港のコンコース、ホテル、店舗、展示場、ショールーム、オフィス等に設置されている。デジタルサイネージ4は、制御部40、記憶部41、操作パネル42及び通信部43等を備える。デジタルサイネージ4が備える制御部40、記憶部41、操作パネル42及び通信部43は、実施形態1の複合機1が備える制御部10、記憶部11、操作パネル12及び通信部13と同等の構成を有する。
なお、デジタルサイネージ4の記憶部41は、制御プログラムのほかに、操作パネル42(表示部42b)に表示すべき表示用データ、通信部43による近距離無線通信によって携帯デバイス2へ提供すべき提供用データ等を記憶する。
また、デジタルサイネージ4は、広告媒体として機能するので、表示部42bが大型に構成されている場合がある。このような場合、表示部42bの一部分のみをタッチパネルに構成し、操作部42aとして機能するようにしてもよく、操作部42aを表示部42bとは別に設けてもよい。
上述した構成のサービス提供システムにおいて、デジタルサイネージ4の伝言板サービスを利用したいユーザは、携帯デバイス2の記憶部21に格納してあるデータ(伝言用データ)を近距離無線通信にてデジタルサイネージ4へ送信し、デジタルサイネージ4に表示させる。また、デジタルサイネージ4の情報提供サービスを利用したいユーザは、所望する情報の提供をデジタルサイネージ4に指示し、指示した情報を近距離無線通信にて携帯デバイス2で取得する。なお、本実施形態2では、デジタルサイネージ4が提供する伝言板サービス及び情報提供サービスを利用するために、携帯デバイス2に所定のアプリケーションをインストールしておく必要がある。
以下に、デジタルサイネージ4が提供する各サービスをユーザが利用する際に、デジタルサイネージ4が行なう処理について説明する。図9及び図10はデジタルサイネージ4によるサービス提供処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理において、実施形態1で図3及び図4を用いて説明した処理と同様の処理については、詳細な説明を省略する。
デジタルサイネージ4が提供するサービス(伝言板サービス、情報提供サービス等)を利用するユーザは、デジタルサイネージ4の操作パネル42を介して、利用したいサービスを選択する。
デジタルサイネージ4の制御部40は、操作パネル42を介して、ユーザによるサービスの選択を受け付け(S31)、ユーザが選択したサービスが伝言板サービスであるか否かを判断する(S32)。伝言板サービスであると判断した場合(S32:YES)、制御部40は、所定時間の計時処理を開始する(S33)。ここでの所定時間は、伝言板サービスにおける処理対象の情報(以下、伝言用データという)を受信できないと判断するための時間である。
制御部40は、通信部43による伝言用データの受信を開始したか否かを判断する(S34)。なお、通信部43は、伝言用データを近距離無線通信によって受信する。
デジタルサイネージ4は、伝言板サービスの選択を受け付けた場合、例えば操作パネル42に「データを送信してください」のようなメッセージを表示させておく。一方、携帯デバイス2のユーザは、伝言板サービスの利用を選択した場合、デジタルサイネージ4を利用するためのアプリケーションが携帯デバイス2にインストールされている場合、このアプリケーションを起動させ、このアプリケーションを介して伝言用データをデジタルサイネージ4へ送信する。
伝言用データの受信を開始していないと判断した場合(S34:NO)、制御部40は、ステップS33で開始した計時処理に基づいて所定時間が経過したか否かを判断する(S35)。所定時間が経過していない場合(S35:NO)、制御部40は、ステップS34の処理に戻り、伝言用データの受信を開始するか、所定時間が経過するまで、ステップS34,S35の処理を繰り返す。
所定時間が経過した場合(S35:YES)、制御部40は、伝言用データを送信すべき携帯デバイス2が情報を送信できない(通信不可能な)状態であると判断し、図5Aに示した通知画面と同様の構成の所定画面を操作パネル12に表示する(S36)。これにより、デジタルサイネージ4の利用方法をユーザに通知できる。なお、ここでの通知画面は、デジタルサイネージ4が携帯デバイス2と通信できないことを通知すると共に、携帯デバイス2の状態の確認をユーザに促し、また、デジタルサイネージ4を利用するためにはアプリケーションのインストールが必要であることを通知すると共に、アプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLをコード化したQRコードを表示する。
制御部40は、所定の通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、図5Aに示す通知画面と同様の構成の画面がデジタルサイネージ4に表示された場合、ユーザは、携帯デバイス2でQRコードを撮影し、撮影したQRコードを解析してURLを取得し、取得したURLに基づいてウェブサーバ3にアクセスし、所定のアプリケーションをダウンロードする。そして、ユーザは、ダウンロードしたアプリケーションを用いて、再度デジタルサイネージ4によるサービスの利用を試みる。
ステップS34で、伝言用データの受信を開始したと判断した場合(S34:YES)、制御部40は、伝言用データの受信を完了したか否かを判断する(S37)。伝言用データの受信を完了していない場合(S37:NO)、制御部40は、伝言用データの受信が中断されたか否かを検出する(S38)。受信が中断されていない場合(S38:NO)、制御部40は、ステップS37の処理に戻り、伝言用データの受信を完了するか、中断されるまで、ステップS37,S38の処理を繰り返す。
伝言用データの受信の中断を検出した場合(S38:YES)、制御部40は、携帯デバイス2が伝言用データを適切に送信できない(通信不可能な)状態であると判断し、図5Bに示した通知画面と同様の構成の所定画面を操作パネル12(表示部12b)に表示する(S36)。これにより、デジタルサイネージ4の利用方法をユーザに通知できる。なお、ここでの通知画面は、携帯デバイス2との通信が中断されたことを通知すると共に、携帯デバイス2の状態の確認をユーザに促し、また、携帯デバイス2にインストールされているアプリケーションが最新のものであるか否かの確認をユーザに促すと共に、最新のアプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLをコード化したQRコードを表示する。
制御部40は、所定の通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、図5Bに示す通知画面と同様の構成の画面がデジタルサイネージ4に表示された場合も、ユーザは、図5Aに示す通知画面と同様の構成の画面が表示された場合と同様の処理を行なう。
ステップS37で、伝言用データの受信を完了したと判断した場合(S37:YES)、制御部40は、受信した伝言用データを表示部42bに表示し(S39)、処理を終了する。なお、デジタルサイネージ4は、通信部43による近距離無線通信にて携帯デバイス2から伝言用データを受信した場合、記憶部41に一旦記憶させ、所定のタイミングで記憶部41から読み出して表示部42bへ出力する。伝言用データの表示位置、表示時間等の表示態様に関する情報は予め決定されて記憶部41に記憶されており、制御部40は、記憶部41に記憶された情報に従って伝言用データの表示を行なう。
一方、ステップS32で、ユーザが選択したサービスが伝言板サービスでないと判断した場合(S32:NO)、制御部40は、ユーザが選択したサービスが情報提供サービスであるか否かを判断する(S40)。情報提供サービスであると判断した場合(S40:YES)、制御部40は、ユーザが操作パネル42を介して選択した情報(提供用データ)を記憶部41から読み出す(S41)。
制御部40は、通信部43による近距離無線通信によって携帯デバイス2への提供用データの送信が可能である場合、記憶部41から読み出した提供用データを所定のタイミングで通信部43へ出力する。制御部40は、通信部43による近距離無線通信によって携帯デバイス2への提供用データの送信が可能であるか否かを判断する(S42)。
提供用データの送信が可能でない場合(S42:NO)、制御部40は、提供用データの送信先の携帯デバイス2が通信不可能な状態であると判断し、図5Cに示した通信画面と同様の構成の所定画面を操作パネル12に表示する(S43)。これにより、デジタルサイネージ4の利用方法をユーザに通知できる。
制御部40は、所定の通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、図5Cに示す通知画面と同様の構成の画面がデジタルサイネージ4に表示された場合も、ユーザは、図5Aに示す通知画面と同様の構成の画面が表示された場合と同様の処理を行なう。
ステップS42で、提供用データの送信が可能である場合(S42:YES)、即ち、提供用データの携帯デバイス2への送信が開始された場合、制御部40は、提供用データの送信を完了したか否かを判断する(S44)。提供用データの送信を完了していない場合(S44:NO)、制御部40は、提供用データの送信が中断されたか否かを検出する(S45)。送信が中断されていない場合(S45:NO)、制御部40は、ステップS44の処理に戻り、提供用データの送信を完了するか、中断されるまで、ステップS44,S45の処理を繰り返す。
提供用データの送信の中断を検出した場合(S45:YES)、制御部40は、携帯デバイス2が提供用データを適切に受信できない(通信不可能な)状態であると判断し、図5Bに示した通知画面と同様の構成の所定画面を操作パネル12(表示部12b)に表示する(S43)。これにより、デジタルサイネージ4の利用方法をユーザに通知できる。
制御部40は、所定の通知画面を表示した後、処理を終了する。なお、ここでもユーザは、図5Aに示す通知画面と同様の構成の画面がデジタルサイネージ4に表示された場合と同様の処理を行なう。
ステップS44で、提供用データの送信を完了したと判断した場合(S44:YES)、制御部40は、情報提供サービスが適切に終了したことを通知し(S46)、処理を終了する。サービスの終了を通知する方法としては、例えば、「クーポンの送信が完了しました」のようなメッセージを操作パネル42に表示する方法、操作パネル42の表示画面を待機画面に戻す方法等がある。
一方、ステップS40で、ユーザが選択したサービスが情報提供サービスでないと判断した場合(S40:NO)、制御部40は、選択されたサービスに対応する処理を実行し(S47)、実行した処理が終了した場合、処理の終了を通知し(S48)、処理を終了する。デジタルサイネージ4が提供するそのほかのサービスとしては、例えば、デジタルサイネージ4が設置された店舗内において、ユーザが所望する商品の陳列場所の検索、デジタルサイネージ4が設置されたオフィス内の人に対して、ユーザの訪問(到着)の通知等がある。
所定のアプリケーションが携帯デバイス2にインストールされていないことによって、図5A〜図5Cに示すような通知画面がデジタルサイネージ4に表示された場合に、ユーザが、携帯デバイス2にアプリケーションをインストールする際に行なう処理については、上述の実施形態1で図6を用いて説明した処理と同様であるので説明を省略する。
なお、所定のアプリケーションを携帯デバイス2にインストールできた場合、ユーザは再度、デジタルサイネージ4が提供する各サービスの利用を試みることにより、各サービスを利用することができる。
上述したように、本実施形態2のシステムにおいても、上述の実施形態1のシステムと同様の効果が得られる。例えば、デジタルサイネージ4によるサービスを利用できない場合であっても、携帯デバイス2のユーザは、図5に示すような通知画面によって、何をすべきか知ることができる。よって、ユーザは、デジタルサイネージ4の利用マニュアル等の検索を行なうことなく、通知画面の指示に従って携帯デバイス2に所定のアプリケーションをインストールすることができ、デジタルサイネージ4を手軽に利用することができる。
本実施形態2のシステムでは、デジタルサイネージ4が近距離無線通信によって携帯デバイス2に情報を提供する。従って、デジタルサイネージ4の近くでしか情報を取得(ダウンロード)できない等、ダウンロードできる場所を特定の場所に限定した情報提供サービスが可能となる。
上述の実施形態1,2では、複合機1及びデジタルサイネージ4に、アプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLをコード化したQRコードを表示させることにより、ユーザにURLを通知していた。このような構成により、例えばアプリケーションがバージョンアップされた場合、複合機1及びデジタルサイネージ4に表示させるQRコードを更新すればよい。携帯デバイス2のユーザは、複合機1及びデジタルサイネージ4に表示されるQRコードを用いて、携帯デバイス2にインストールされているアプリケーションを容易にバージョンアップできるので、複合機1及びデジタルサイネージ4を確実に利用できる。
(実施形態3)
上述の実施形態1は、携帯デバイス2が、複合機1によって提供されるサービスを利用するために必要なアプリケーションをウェブサーバ3から第1ネットワークN1経由でダウンロードする構成であった。これに対して、本実施形態3は、複合機1が所定のアプリケーションを格納しており、携帯デバイス2が、所定のアプリケーションを複合機1から近距離無線通信にてダウンロードする構成である。従って、本実施形態3のサービス提供システムはウェブサーバ3を備えている必要はない。
図11は実施形態3の複合機1の内部構成を示すブロック図である。なお、本実施形態3の携帯デバイス2は、上述の実施形態1の携帯デバイス2と同様の構成を有する。
本実施形態3の複合機1は、記憶部11に、ウェブサーバとして動作するために必要なウェブサーバプログラム11a及びウェブページを記憶している。よって、制御部10がウェブサーバプログラム11aを実行することにより、複合機1が上述の実施形態1のウェブサーバ3と同様の機能を有する。また、本実施形態3の複合機1は、複合機1が提供するサービスを利用する際に必要となるアプリケーション、該アプリケーションのダウンロード(インストール)を指示できるウェブページ等を記憶部11に記憶している。複合機1のその他の構成は、上述の実施形態1の構成と同様であるので説明を省略する。
本実施形態3のサービス提供システムにおいても、複合機1が提供する印刷サービス又はスキャンサービスをユーザが利用する場合に複合機1が行なう処理は、上述の実施形態1で図3及び図4を用いて説明した処理と同様である。よって、本実施形態3のサービス提供システムにおいても、図5に示すような通知画面にて、携帯デバイス2にアプリケーションをインストールする必要があることをユーザに通知できる。
また、図5に示すような通知画面が複合機1に表示され、ユーザが、携帯デバイス2にアプリケーションをインストールする際に携帯デバイス2が行なう処理も、上述の実施形態1で図6を用いて説明した処理と同様である。
なお、本実施形態3では、図5に示した通知画面中のQRコードは、複合機1内部のウェブサーバを指定するIPアドレスをコード化したものである。従って、図6のステップS22において、携帯デバイス2の制御部20は、QRコードを撮影して得られた画像データを解析することによって、複合機1内部のウェブサーバのIPアドレスを取得できる。そして、図6のステップS23において、携帯デバイス2の制御部20は、得られたIPアドレスに基づいて、通信部23による近距離無線通信にて、ウェブサーバとして機能する複合機1にアクセスする。具体的には、携帯デバイス2のユーザは、QRコードから得られたIPアドレスを、使用するアクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)に指定し、携帯デバイス2と複合機1との間の近距離無線通信を確立させる。
また、図6のステップS24において、複合機1との近距離無線通信が確立された携帯デバイス2の制御部20は、通信部23による近距離無線通信にて、複合機1から、複合機1が提供するサービスを利用するために必要なアプリケーションをダウンロードする。なお、携帯デバイス2は、アプリケーションのダウンロードの実行指示を受け付けるように構成されたウェブページを近距離無線通信にて複合機1から取得し、このウェブページを介してアプリケーションをダウンロードする。
このように所定のアプリケーションを携帯デバイス2にインストールできた場合、ユーザは、複合機1が提供する各サービスの利用を再度試みることにより、各サービスを利用することができる。
上述したように、本実施形態3でも、複合機1による印刷処理又はスキャン処理を利用できない場合に、携帯デバイス2のユーザは、図5に示す通知画面によって、何をすべきか知ることができる。また、通知画面に、アプリケーションをダウンロードできるウェブサーバのIPアドレスをコード化したQRコードを表示させるので、ユーザは、携帯デバイス2でQRコードを撮影することにより、所望のウェブページにアクセスすることができ、所望のアプリケーションを容易にダウンロードすることができる。
また、本実施形態3では、携帯デバイス2は、複合機1が提供するサービスを利用するために必要なアプリケーションを複合機1から近距離無線通信にて直接ダウンロードする。従って、第1ネットワークN1を介した通信を行なう場合よりも迅速なダウンロード及びサービスの利用が可能となる。
図5に示すような通知画面において、QRコードとして通知させるIPアドレスは、複数のIPアドレスを切り替えて用いるのがセキュリティ上好ましい。また、複合機1と携帯デバイス2との間でIPv6に従った通信が行なわれる場合、一度使用したIPアドレスは再度使用しないようにしてもよく、IPアドレスの変更に伴って、QRコードが変更された通知画面を複合機1の表示部12bに表示すればよい。
本実施形態3は、上述の実施形態1の変形例として説明したが、上述の実施形態2にも同様に適用できる。即ち、実施形態2のデジタルサイネージ4にウェブサーバとしての機能を設け、デジタルサイネージ4を利用する際に必要なアプリケーションをデジタルサイネージ4から近距離無線通信にて直接ダウンロードする構成としてもよい。
(実施形態4)
上述の実施形態3は、複合機1によって提供されるサービスを利用するために必要なアプリケーションを複合機1が格納しており、携帯デバイス2が、このアプリケーションを複合機1から近距離無線通信にてダウンロードする構成であった。これに対して、本実施形態4は、実施形態1と同様にウェブサーバ3がアプリケーションを格納しており、携帯デバイス2が、複合機1と近距離無線通信を行ない、複合機1を介してウェブサーバ3にアクセスし、ウェブサーバ3から第1ネットワークN1及び複合機1経由でダウンロードする構成である。
図12は実施形態4の複合機1の内部構成を示すブロック図である。なお、本実施形態4の携帯デバイス2及びウェブサーバ3は、上述の実施形態1の携帯デバイス2及びウェブサーバ3と同様の構成を有する。
本実施形態4の複合機1は、記憶部11に、ウェブサーバ3と通信するために必要なプロキシサーバプログラム11bを記憶している。複合機1のその他の構成は、上述の実施形態1の構成と同様であるので説明を省略する。
本実施形態4のサービス提供システムにおいても、複合機1が提供する印刷サービス又はスキャンサービスをユーザが利用する場合に複合機1が行なう処理は、上述の実施形態1で図3及び図4を用いて説明した処理と同様である。よって、本実施形態4のサービス提供システムにおいても、図5に示すような通知画面にて、携帯デバイス2にアプリケーションをインストールする必要があることをユーザに通知できる。
なお、本実施形態4では、図5に示した通知画面中のQRコードは、複合機1内部のプロキシサーバを指定するIPアドレス及びアプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLをコード化したものである。
以下に、図5に示すような通知画面が複合機1に表示され、ユーザが、携帯デバイス2にアプリケーションをインストールする際に携帯デバイス2、複合機1及びウェブサーバ3が行なう処理について説明する。図13はアプリケーションのインストール処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態4においても、ユーザは、複合機1の操作パネル12に表示されたQRコードを携帯デバイス2を用いて撮影する。
上述の実施形態1と同様に、携帯デバイス2の制御部20は、撮像部24によってQRコードを撮影し(S51)、取得した画像データを解析する(S52)。これにより、本実施形態4では、複合機1内部のプロキシサーバのIPアドレスと、複合機1が提供するサービスを利用するために必要なアプリケーションをダウンロードできるウェブページのURLとを取得できる。携帯デバイス2の制御部20は、得られたIPアドレスに基づいて、通信部23による近距離無線通信にて、複合機1内部のプロキシサーバにアクセスする(S53)。具体的には、携帯デバイス2のユーザは、QRコードから得られたIPアドレスを、使用するアクセスポイントのSSIDに指定し、携帯デバイス2と複合機1との間の近距離無線通信を確立させる。
携帯デバイス2の制御部20は、複合機1との近距離無線通信が確立された場合、複合機1のプロキシサーバを介して、QRコードから得られたURLに基づいて、第1ネットワークN1に接続されたウェブサーバ3にアクセスする。
複合機1の制御部10は、プロキシサーバとして動作し、携帯デバイス2からの指示に従って、通信部13から第1ネットワークN1を介してウェブサーバ3にアクセスする(S54)。これにより、携帯デバイス2は、複合機1を介して、第1ネットワークN1に接続されたウェブサーバ3との通信が可能となる。
複合機1を介してウェブサーバ3にアクセスできた携帯デバイス2の制御部20は、複合機1が提供するサービスを利用するために必要なアプリケーションのダウンロードを、複合機1のプロキシサーバを介してウェブサーバ3に要求する。
ウェブサーバ3の制御部30は、携帯デバイス2からの要求に応じて、アプリケーションを記憶部31から読み出し、通信部32から携帯デバイス2へ提供する(S55)。複合機1の制御部10(プロキシサーバ)は、第1ネットワークN1を介してウェブサーバ3から提供されたアプリケーションを、近距離無線通信にて携帯デバイス2に転送する(S56)。
携帯デバイス2の制御部20は、複合機1にて転送されたアプリケーションをダウンロードし(S57)、ダウンロードしたアプリケーションを使用できるようにインストールし(S58)、処理を終了する。
このように所定のアプリケーションを携帯デバイス2にインストールできた場合、ユーザは再度、複合機1が提供する各サービスの利用を試みることにより、各サービスを利用することができる。
上述したように、本実施形態4でも、複合機1による印刷処理又はスキャン処理を利用できない場合に、携帯デバイス2のユーザは、図5に示す通知画面によって、何をすべきか知ることができる。また、通知画面に、複合機1が提供するプロキシサーバのIPアドレス及び、アプリケーションをダウンロードできるウェブサーバのURLをコード化したQRコードを表示させるので、ユーザは、携帯デバイス2でQRコードを撮影することにより、所望のウェブページにアクセスすることができ、所望のアプリケーションを容易にダウンロードすることができる。
また、本実施形態4では、携帯デバイス2は、複合機1と近距離無線通信を行ない、複合機1を介してウェブサーバ3にアクセスし、ウェブサーバ3から複合機1を介して所定のアプリケーションをダウンロードする。従って、携帯デバイス2が第1ネットワークN1を介してウェブサーバ3と通信しないので、第1ネットワークN1を使用する際の料金が発生しない。また、携帯デバイス2が、第1ネットワークN1に接続できないデバイスであっても、近距離無線通信のためのアクセスポイントを探すことなく、複合機1をアクセスポイントとして使用してウェブサーバ3にアクセスできる。
本実施形態4は、上述の実施形態1の変形例として説明したが、上述の実施形態2にも同様に適用できる。即ち、実施形態2のデジタルサイネージ4にプロキシサーバとしての機能を設け、携帯デバイス2が、近距離無線通信が確立されたデジタルサイネージ4を介してウェブサーバ3(第1ネットワークN1)に接続できる構成としてもよい。
上述の実施形態1の複合機1は、印刷サービス及びスキャンサービスを提供し、上述の実施形態2のデジタルサイネージ4は、伝言板サービス及び情報提供サービスを提供する構成であった。このような構成に限定されず、例えば、実施形態1の複合機1が、デジタルサイネージ4の伝言板サービスや情報提供サービスの機能を備える構成であってもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施形態に限定されることはない。
1 複合機(情報処理装置)
2 携帯デバイス(外部装置)
3 ウェブサーバ
4 デジタルサイネージ(情報処理装置)
10 制御部(判断部、検出部)
12 操作パネル
12a 操作部(受付部)
12b 表示部(報知部)
40 制御部(判断部、検出部)
42 操作パネル
42a 操作部(受付部)
42b 表示部(報知部)

Claims (7)

  1. 外部装置との通信が可能な情報処理装置において、
    外部装置との間で送信又は受信される情報に基づく処理の実行指示を受け付ける受付部と、
    該受付部が実行指示を受け付けた場合、前記外部装置との通信の可否を判断する判断部と、
    該判断部が通信不可と判断した場合、通信方法を報知する報知部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受付部は、前記外部装置から受信した情報に基づく処理の実行指示を受け付け、
    前記判断部は、前記受付部が実行指示を受け付けてから所定時間内に、前記実行指示に対応する情報を前記外部装置から受信できたか否かを判断し、
    前記報知部は、前記判断部が前記情報を受信できないと判断した場合、前記通信方法を報知するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付部は、前記外部装置へ情報を送信する処理の実行指示を受け付け、
    前記判断部は、前記受付部が受け付けた実行指示に応じた情報を前記外部装置へ送信できたか否かを判断し、
    前記報知部は、前記判断部が前記情報を送信できないと判断した場合、前記通信方法を報知するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記報知部は、前記通信方法を表示する表示部であることを特徴とする請求項1から3までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  5. 前記外部装置との通信が可能である場合、前記外部装置との間で開始された通信が中断されたことを検出する検出部を備え、
    前記報知部は、前記検出部が通信の中断を検出した場合、前記通信方法を報知するようにしてあることを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  6. 前記報知部は、自身の装置と通信するために必要なアプリケーションの取得方法を報知するようにしてあることを特徴とする請求項1から5までのいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  7. 前記報知部は、前記アプリケーションを提供する装置を示す情報をコード化したコードを報知するようにしてあることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
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