JP2013186521A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】前景の画像の表示態様を変化させて動画像の興趣性の向上を図る。
【解決手段】携帯端末100であって、所定の画像を取得する第1画像取得部6aと、表示パネル3aの表示領域にてユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの操作軌跡を特定する軌跡特定部5と、特定された少なくとも2つの操作軌跡の形状を基準として、当該操作軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される所定の画像の表示態様を変化させる合成制御部6dと、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、任意の形状の軌跡を入力して、当該軌跡に沿って所定のキャラクタを表示部にて移動表示させる電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−199622号公報
しかしながら、上記特許文献1においては、入力された軌跡に沿って所定のキャラクタ等の画像を移動表示させるだけであり、生成される動画像の興趣性を向上させることが困難であった。
そこで、本願発明の課題は、前景の画像の表示態様を変化させて動画像の興趣性の向上を図ることができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、
所定の画像を取得する第1取得手段と、表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明に係る画像処理方法は、
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、所定の画像を取得する処理と、表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する処理と、特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる処理と、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係るプログラムは、
画像処理装置のコンピュータを、所定の画像を取得する第1取得手段、表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる制御手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、前景の画像の表示態様を変化させて動画像の興趣性の向上を図ることができる。
本発明を適用した一実施形態の携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 図1の携帯端末による合成画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2の合成画像生成処理における画像合成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2の合成画像生成処理に係る前景画像の一例を模式的に示す図である。 図2の合成画像生成処理に係る背景画像の一例を模式的に示す図である。 図2の合成画像生成処理に係る合成動画像の一例を模式的に示す図である。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態の携帯端末100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の携帯端末100は、中央制御部1と、メモリ2と、表示部3と、操作入力部4と、軌跡特定部5と、画像処理部6と、画像記録部7と、送受話部8と、通信制御部9と、を備えている。
なお、携帯端末100は、例えば、通信機能を具備する撮像装置や、携帯電話やPHS(Personal Handy-phone System)などの移動体通信網で用いられる移動局、PDA(Personal Data Assistants)等から構成されている。
中央制御部1は、携帯端末100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を備え、携帯端末100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や画像処理部6等の各部によって処理されるデータ等を一時的に記憶するものである。
表示部3は、表示パネル3aと、表示制御部3bとを具備している。
表示パネル(表示手段)3aは、表示領域内に画像(例えば、背景画像P2等;図5(a)参照)を表示する。また、表示パネル3aとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
表示制御部3bは、画像記録部7から読み出され画像処理部6により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル3aの表示画面に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部3bは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像処理部6により復号されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレート(例えば、10fps)で読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部3に出力する。
操作入力部4は、携帯端末100本体に対して各種指示を入力するためのものである。
具体的には、操作入力部4は、モードや機能等の選択指示に係る上下左右のカーソルボタンや決定ボタン、電話の発着信や電子メールの送受信等の実行指示に係る通信関連ボタン、テキストの入力指示に係る数字ボタンや記号ボタン等の各種ボタン(何れも図示略)を備えている。
そして、ユーザにより各種ボタンが操作されると、操作入力部4は、操作されたボタンに応じた操作指示を中央制御部1に出力する。中央制御部1は、操作入力部4から出力され入力された操作指示に従って所定の動作(例えば、被写体の撮像、電話の発着信、電子メールの送受信等)を各部に実行させる。
また、操作入力部4は、表示部3の表示パネル3aと一体となって設けられたタッチパネル4aを有している。
タッチパネル4aは、表示パネル3aの表示領域をなす表示画面に直接的若しくは間接的に接触するユーザの指(手)やタッチペン等の接触位置を検出する。即ち、タッチパネル4aは、例えば、表示画面上或いは当該表示画面よりも内側に設けられ、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、静電容量方式等の各種方式により、表示画面上における接触位置のXY座標を検出する。そして、タッチパネル4aは、接触位置のXY座標に係る位置信号を中央制御部1に出力する。
なお、タッチパネル4aによる表示画面上における接触位置の検出精度は、適宜任意に変更可能であり、例えば、厳密に一の画素を接触位置としても良いし、一の画素を中心とする所定範囲内の複数の画素を接触位置としても良い。
軌跡特定部5は、ユーザによる所定の描画操作に対応する操作軌跡L(図5(b)参照)を特定するものである。
即ち、軌跡特定部(特定手段)5は、表示パネル3aの表示領域にてユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの操作軌跡L、Lを特定する。具体的には、軌跡特定部5は、操作入力部4のタッチパネル4aにより連続して検出された接触位置のXY座標に係る位置信号が入力されると、当該タッチパネル4aの接触位置の各々を表示パネル3aの表示領域における操作点の各々として特定する。そして、軌跡特定部5は、特定された複数の操作点どうしを結線することで、ユーザによる各描画操作に対応する操作軌跡Lをそれぞれ特定する。
なお、操作入力部4の所定操作を利用した各操作軌跡Lの描画は、表示パネル3aの表示領域に背景画像P2が表示された状態で行われても良い。即ち、後述するように、操作軌跡Lを利用して背景画像P2内での前景画像P1の合成位置が指定されるので、表示領域に表示された背景画像P2内で前景画像P1が合成表示される位置をユーザが把握することができるようになる。
また、各操作軌跡Lの描画に係る操作入力部4のユーザによる所定操作は、例えば、所謂、マルチタッチのようにして複数の操作軌跡L、…をほぼ同じタイミングで描画するような操作であっても良いし、各操作軌跡Lを時間軸をずらして異なるタイミングで描画するような操作であっても良い。
なお、図5(b)にあっては、表示パネル3aの表示領域上に2つの操作軌跡L、Lの一例を模式的に表しているが、当該操作軌跡Lを視認可能に表示するか否かは適宜任意に変更可能である。
また、各操作軌跡Lの形状や本数は、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。ここで、例えば、操作軌跡Lが3本以上特定された場合には、所望の2つの操作軌跡L、Lをユーザが操作入力部4の所定操作に基づいて選択可能な構成としても良い。
画像処理部6は、画像記録部7から読み出された表示対象に係る静止画像や動画像の画像データを対応する所定の符号化方式(例えば、JPEG形式、モーションJPEG形式、MPEG形式など)に従って復号して、表示制御部3bに出力する。このとき、画像処理部6は、画像記録部7から読み出された画像データを、例えば、表示パネル3aの表示解像度等に基づいて所定サイズ(例えば、VGAやQVGAサイズ)に縮小して表示制御部3bに出力する。
また、画像処理部6は、第1画像取得部6aと、第2画像取得部6bと、画像合成部6cと、合成制御部6dとを具備している。
なお、画像処理部6の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
第1画像取得部6aは、合成画像生成処理(後述)に用いられる前景画像P1を取得する。
即ち、第1画像取得部(第1取得手段)6aは、ユーザ所望の画像を前景画像P1として取得する。具体的には、第1画像取得部6aは、画像記録部7に記録されている少なくとも一の前景画像P1の中で、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて指定されたユーザ所望の前景画像P1(図4参照)の画像データを取得する。
第2画像取得部6bは、合成画像生成処理に用いられる背景画像P2を取得する。
即ち、第2画像取得部(第2取得手段)6bは、ユーザ所望の画像を背景画像P2として取得する。具体的には、第2画像取得部6bは、画像記録部7に記録されている少なくとも一の背景画像P2の中で、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて指定されたユーザ所望の背景画像P2(図5(a)等参照)の画像データを取得する。
画像合成部6cは、背景画像P2と前景画像P1とを合成する画像合成処理を行う。
即ち、画像合成部(合成手段)6cは、第1画像取得部6aにより取得された前景画像P1と第2画像取得部6bにより取得された背景画像P2とを合成して合成画像を生成する。具体的には、画像合成部6cは、背景画像P2の各画素のうち、前景画像P1の画素のアルファ値が0の画素は背景画像P2に対して透過させ、前景画像P1の画素のアルファ値が1の画素は前景画像P1の対応する画素の画素値で背景画像P2の画素を上書きし、さらに、背景画像P2の各画素のうち、前景画像P1の画素のアルファ値が0<α<1の画素は1の補数(1−α)を用いて前景画像P1の被写体領域Gを切り抜いた画像(背景画像×(1−α))を生成した後、アルファマップにおける1の補数(1−α)を用いて前景画像P1を生成した際に単一背景色とブレンドした値を計算し、当該値を前景画像P1から減算し、それを被写体領域Gを切り抜いた画像(背景画像×(1−α))と合成する。
また、合成画像として動画像を生成する場合、画像合成部6cは、上記の各処理を動画像を構成する各フレーム画像毎に行う。なお、各フレーム画像の生成に用いられる前景画像P1及び背景画像P2については後述する。
合成制御部6dは、背景画像P2と合成される前景画像P1の表示態様の変化を制御する。
即ち、合成制御部(制御手段)6dは、軌跡特定部5により特定された少なくとも2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として、当該操作軌跡Lに沿って移動表示されるとともに背景画像P2に重畳表示される前景画像P1(所定の画像)の表示態様を変化させる。また、合成制御部6dは、画像合成部6cによる画像合成処理を制御し、画像合成部6cにより背景画像P2と前景画像P1とを合成する際に、前景画像P1の表示態様を変化させる。つまり、合成制御部6dは、所定の間隔(例えば、距離間隔や時間間隔等)で被写体領域Gの合成位置や大きさ等を変化させた複数の前景画像P1の各々と背景画像P2とを画像合成部6cにより合成させて合成動画像Mを生成させる。
具体的には、合成制御部6dは、軌跡特定部5により特定された2つの操作軌跡L、L間を当該操作軌跡Lに沿って前景画像P1の被写体領域Gを移動させるように、背景画像P2に対して重畳表示される被写体領域Gの合成位置を所定の画素間隔を空けて変化させる。
このとき、合成制御部6dは、前景画像P1の合成位置における2つの操作軌跡L、Lの間隔に応じて当該前景画像P1の被写体領域Gの大きさを変化させても良い。被写体領域Gの大きさの変化は、例えば、被写体領域Gの水平方向(所定方向)及び垂直方向(所定方向に直交する方向)の画素数(大きさ)の比率を変化させないようにして行われる。具体的には、合成制御部6dは、被写体領域Gの合成位置における2つの操作軌跡L、Lの間隔に応じて被写体領域Gの所定方向(例えば、水平方向等)の画素数を増減させた場合に、当該所定方向の画素数の増減度合いに応じて当該被写体領域Gの所定方向に直交する方向(例えば、垂直方向等)の画素数も増減させるように、前景画像P1(図4参照)の画像サイズをリサイズする。ここで、被写体領域Gの水平方向及び垂直方向の画素数は、当該被写体領域Gを囲繞する所定形状(例えば、矩形状)の枠の画素数を含んでも良い。
また、合成制御部6dは、2つの操作軌跡L、Lの向きに応じて前景画像P1の被写体領域Gが合成される向きを変化させても良い。具体的には、合成制御部6dは、例えば、2つの操作軌跡L、L間で当該各操作軌跡Lから等距離の位置を通る基準線(図示略)を設定し、当該基準線に対して被写体領域Gの中心(所定位置)を通る基準線分(図示略)が略直交するように前景画像P1を当該被写体領域Gの所定位置を中心として所定方向に回転させることで、被写体領域Gの向きの変化を行っても良い。
また、合成制御部6dは、2つの操作軌跡L、Lのうち、何れか一方の操作軌跡Lが描画された際の始点側から終点側に前景画像P1の被写体領域Gの表示位置を移動させるよう、背景画像P2に対して重畳表示される被写体領域Gの合成位置を所定の画素間隔を空けて変化させても良い。ここで、被写体領域Gの合成位置の変化は、例えば、2つの操作軌跡L、L間の所定位置(例えば、等距離の位置等)を通る基準線(図示略)を基準として行われても良いし、少なくとも何れか一の操作軌跡Lを基準として行われても良い。また、各操作軌跡Lの長さが異なる場合には、各操作軌跡Lについて全長に対する比率が略等しくなるように、被写体領域Gの合成位置の変化が行われても良い。
なお、前景画像P1の被写体領域Gの表示位置は、何れか一方の操作軌跡Lが描画された際の終点側から始点側に移動させるようにしても良い。
例えば、合成制御部6dは、操作軌跡Lに沿って所定方向(例えば、X軸方向等)に所定画素数ずつ前景画像P1を移動表示させる場合、2つの操作軌跡L、Lのうち、何れか一方の操作軌跡Lの始点側の所定位置にて当該2つの操作軌跡L、L間に被写体領域Gが位置するように、当該前景画像P1の被写体領域Gの合成位置、大きさ及び向きを設定する。そして、前景画像P1の被写体領域Gが画像合成部6cにより背景画像P2と合成されて最初のフレーム画像F1が生成される(図6(a)参照)。その後、合成制御部6dは、操作軌跡Lに沿って終点側に所定画素数移動した位置にて2つの操作軌跡L、L間に被写体領域Gが位置するように、当該前景画像P1の被写体領域Gの合成位置、大きさ及び向きを設定する。そして、前景画像P1の被写体領域Gが画像合成部6cにより背景画像P2と合成されて二番目のフレーム画像F2が生成される(図6(b)参照)。
上記の処理を、合成制御部6dは、三番目以降のフレーム画像(図示略)についても順次同様に行っていき、最終的に、操作軌跡Lの終点側の位置にて2つの操作軌跡L、L間に被写体領域Gが位置するように、当該前景画像P1の被写体領域Gの合成位置、大きさ及び向きを設定する。そして、前景画像P1の被写体領域Gが画像合成部6cにより背景画像P2と合成されて最後のフレーム画像Fnが生成される(図6(c)参照)。
これにより、合成画像として、複数のフレーム画像F、…から構成された合成動画像Mが生成される。
画像記録部7は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成されている。また、画像記録部7は、画像処理部6の符号化部(図示略)により所定の符号化方式で符号化された各種の画像(例えば、前景画像P1や背景画像P2等)の画像データを記録する。
前景画像P1は、例えば、静止画像であり、所定の背景内に被写体が存する被写体存在画像から被写体領域G(例えば、鳥等)を抽出する被写体切り抜き処理にて生成された被写体切り抜き画像の静止画像が挙げられる(図4参照)。また、前景画像P1の画像データは、被写体切り抜き処理にて生成されたアルファマップと対応付けられている。
ここで、アルファマップとは、前景画像P1の各画素について、当該前景画像P1の被写体領域G(図4参照)を所定の背景に対してアルファブレンディングする際の重みをアルファ値(0≦α≦1)として表したものである。
背景画像P2は、例えば、静止画像であり、前景画像P1の背景に表示される画像である。また、背景画像P2の画像データは、所定の符号化方式(例えば、JPEG形式等)で符号化されている。
なお、前景画像P1や背景画像P2は、例えば、複数のフレーム画像から構成された動画像であっても良い。具体的には、前景画像P1や背景画像P2としては、例えば、所定の撮像フレームレートで撮像された連続した複数のフレーム画像からなる動画像データや、所定のシャッタースピードで連写された連写画像データ等が挙げられる。
送受話部8は、通信ネットワークNを介して接続された外部機器の外部ユーザとの通話を行う。
具体的には、送受話部8は、マイク8a、スピーカ8b、データ変換部8c等を備えている。そして、送受話部8は、マイク8aから入力されるユーザの送話音声をデータ変換部8cによりA/D変換処理して送話音声データを中央制御部1に出力するとともに、中央制御部1の制御下にて、通信制御部9から出力されて入力される受話音声データ等の音声データをデータ変換部8cによりD/A変換処理してスピーカ8bから出力する。
通信制御部9は、通信ネットワークN及び通信アンテナ9aを介してデータの送受信を行う。
即ち、通信アンテナ9aは、当該携帯端末100が無線基地局(図示略)との通信で採用している所定の通信方式(例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式、CDMA2000方式、GSM;登録商標(Global System for Mobile Communications)方式等)に対応したデータの送受信が可能なアンテナである。そして、通信制御部9は、所定の通信方式に対応する通信プロトコルに従って、この通信方式で設定される通信チャネルにより無線基地局との間で通信アンテナ9aを介してデータの送受信を行う。
即ち、通信制御部9は、中央制御部1から出力されて入力される指示信号に基づいて、通信相手の外部機器に対して、当該外部機器の外部ユーザとの通話中の音声の送受信や、電子メールのデータの送受信を行う。
なお、通信制御部9の構成は一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能であり、例えば、図示は省略するが、無線LANモジュールを搭載し、アクセスポイント(Access Point)を介して通信ネットワークNにアクセス可能な構成としても良い。
通信ネットワークNは、携帯端末100を無線基地局やゲートウェイサーバ(図示略)等を介して接続する。また、通信ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の様々な回線形態を適用することが可能である。
また、通信ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網等の各種通信ネットワーク網と、IPネットワーク、VoIP(Voice over Internet Protocol)ゲートウェイ、インターネットサービスプロバイダ等が含まれる。
次に、携帯端末100による合成画像生成処理について、図2〜図6を参照して説明する。
図2は、合成画像生成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
以下に説明する合成画像生成処理は、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて、メニュー画面に表示された複数の動作モードの中から画像合成モードが選択指示された場合に実行される処理である。
<合成画像生成処理>
図2に示すように、先ず、表示制御部3bは、背景画像P2の指定を指示する所定のメッセージを表示パネル3aの表示画面に表示させ、中央制御部1は、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて、表示パネル3aに表示されている少なくとも一の背景画像P2の中でユーザ所望の背景画像P2が指定されたか否かを判定する(ステップS1)。
ここで、所望の背景画像P2(図5(a)等参照)が指定されたと判定されると(ステップS1;YES)、画像処理部6の第2画像取得部6bは、画像記録部7に記録されている少なくとも一の背景画像P2の中で、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて指定されたユーザ所望の背景画像P2の画像データを読み出して取得する(ステップS2)。
なお、ステップS1にて、背景画像P2が指定されていないと判定されると(ステップS1;NO)、中央制御部1は、処理をステップS1に戻し、背景画像P2が指定されたと判定されるまで(ステップS1;YES)、表示パネル3aの表示画面に背景画像P2の指定に係る所定のメッセージを表示した状態で待機させる。
続けて、中央制御部1は、所定期間内に、ユーザによる表示パネル3aの表示領域における操作点の入力指示があるか否かを判定する(ステップS3)。具体的には、中央制御部1は、表示パネル3aの表示画面に対するユーザの指(手)やタッチペン等の接触がタッチパネル4aにより検出されることで当該タッチパネル4aから出力された接触位置のXY座標に係る位置信号が入力されたか否かに応じて、ユーザによる操作点の入力があるか否かを判定する。
ステップS3にて、ユーザによる操作点の入力がないと判定されると(ステップS3;NO)、中央制御部1は、処理をステップS3に戻し、上記の判定処理を所定のタイミングで繰り返し実行する(ステップS3)。
一方、ステップS3にて、ユーザによる操作点の入力があると判定されると(ステップS3;YES)、軌跡特定部5は、複数の操作点からユーザによる各描画操作に対応する操作軌跡Lを特定する(ステップS4;図5(b)参照)。
続けて、画像処理部6は、軌跡特定部5により2つの操作軌跡L、Lが特定されたか否かを判定する(ステップS5)。
ここで、軌跡特定部5により2つの操作軌跡L、Lが特定されていないと判定されると(ステップS5;NO)、中央制御部1は、処理をステップS3に戻し、表示パネル3aの表示領域における次の操作点の入力指示を受け付ける。
そして、ステップS5にて、軌跡特定部5により2つの操作軌跡L、Lが特定されたと判定されると(ステップS5;YES)、表示制御部3bは、前景画像P1の指定を指示する所定のメッセージを表示パネル3aの表示画面に表示させ、中央制御部1は、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて、表示パネル3aに表示されている少なくとも一の前景画像P1の中でユーザ所望の前景画像P1が指定されたか否かを判定する(ステップS6)。
ここで、所望の前景画像P1(図4参照)が指定されたと判定されると(ステップS6;YES)、画像処理部6の第1画像取得部6aは、画像記録部7に記録されている少なくとも一の前景画像P1の中で、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて指定されたユーザ所望の前景画像P1の画像データを読み出して取得する(ステップS7)。
なお、ステップS6にて、前景画像P1が指定されていないと判定されると(ステップS6;NO)、中央制御部1は、処理をステップS6に戻し、前景画像P1が指定されたと判定されるまで(ステップS6;YES)、表示パネル3aの表示画面に前景画像P1の指定に係る所定のメッセージを表示した状態で待機させる。
次に、中央制御部1は、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて、背景画像P2と前景画像P1との合成の開始指示が入力されたか否かを判定する(ステップS8)。
ここで、合成開始指示が入力されていないと判定されると(ステップS8;NO)、中央制御部1は、処理をステップS8に戻し、合成開始指示が入力されたと判定されるまで(ステップS8;YES)、処理を待機させる。
ステップS8にて、合成開始指示が入力されたと判定されると(ステップS8;YES)、画像合成部6cは、合成制御部6dの制御下にて、背景画像P2と前景画像P1の被写体領域Gとを合成する画像合成処理(図3参照)を行う(ステップS9)。
ここで、画像合成処理について図3を参照して詳細に説明する。図3は、画像合成処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
<画像合成処理>
図3に示すように、先ず、合成制御部6dは、処理対象となる最初のフレーム画像F1のフレーム番号として「1」を指定する(ステップS21)。
続けて、画像合成部6cは、前景画像P1と対応付けて保存されているアルファマップを読み出してメモリ2に展開する(ステップS22)。
次に、合成制御部6dは、背景画像P2内で前景画像P1の被写体領域Gの合成の基準位置、大きさ及び向きを特定する(ステップS23)。具体的には、例えば、合成制御部6dは、軌跡特定部5により特定された2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として、当該2つの操作軌跡L、Lの各々の一方の端部(例えば、右端部)にそれぞれ被写体領域Gが接するように合成の基準位置を特定するとともに、2つの操作軌跡L、L間に被写体領域Gが位置するように当該被写体領域Gの大きさ及び向きを特定する。
なお、ステップS23にて、被写体領域Gの合成位置が決定された際に、背景画像P2に対してアルファマップがずれてしまいアルファマップの範囲外となる領域については、α=0としてアルファ値が存在しない領域を生じさせないようにする。
続けて、画像合成部6cは、背景画像P2の何れか一の画素(例えば、左上隅部の画素)を指定して(ステップS24)、当該画素について、アルファマップのアルファ値に基づいて処理を分岐させる(ステップS25)。具体的には、画像合成部6cは、背景画像P2の何れか一の画素のうち、アルファ値が1の画素については(ステップS25;α=1)、前景画像P1の対応する画素の画素値で背景画像P2の画素値を上書きし(ステップS26)、アルファ値が0<α<1の画素については(ステップS25;0<α<1)、1の補数(1−α)を用いて被写体領域Gを切り抜いた画像(背景画像×(1−α))を生成した後、アルファマップにおける1の補数(1−α)を用いて前景画像P1を生成した際に単一背景色とブレンドした値を計算し、当該値を前景画像P1から減算し、それを被写体領域Gを切り抜いた画像(背景画像×(1−α))と合成し(ステップS27)、アルファ値が0の画素については(ステップS25;α=0)、何もせずに背景画像P2を透過させるようにする。
続けて、画像合成部6cは、背景画像P2の全ての画素について処理したか否かを判定する(ステップS28)。
ここで、全ての画素について処理していないと判定されると(ステップS28;NO)、画像合成部6cは、処理対象として次の画素を指定して当該画素に処理対象を移動させて(ステップS29)、処理をステップS25に移行させる。
上記の処理を、ステップS28にて全ての画素について処理したと判定されるまで(ステップS28;YES)、繰り返すことで、画像合成部6cは、前景画像P1と背景画像P2とが合成された合成動画像Mを構成する最初のフレーム画像F1(図6(a)参照)を生成する。
そして、ステップS28にて全ての画素について処理したと判定されると(ステップS28;YES)、合成制御部6dは、被写体領域Gの合成位置が操作軌跡Lの基準位置とは反対側の端部に到達したか否かを判定する(ステップS30)。
ここで、被写体領域Gの合成位置が操作軌跡Lの端部に到達していないと判定されると(ステップS30;NO)、合成制御部6dは、合成動画像Mを構成する複数のフレーム画像F、…のうち、処理対象となる次のフレーム画像(例えば、二番目のフレーム画像F2)に係るフレーム番号を+1インクリメントして指定する(ステップS31)。これにより、合成動画像Mの二番目のフレーム画像F2が画像合成処理の処理対象となる。
次に、合成制御部6dは、2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として、合成動画像Mの二番目のフレーム画像F2における被写体領域Gの合成位置、大きさ及び向き等を設定する(ステップS32)。具体的には、合成制御部6dは、2つの操作軌跡L、Lに沿って終点側に所定画素数移動した位置にて2つの操作軌跡L、L間に被写体領域Gが位置するように、当該前景画像P1の被写体領域Gの合成位置、大きさ及び向きを設定する。このとき、合成制御部6dは、合成位置、大きさ及び向きを変化させた前景画像P1の被写体領域Gに応じてアルファマップにおける被写体領域部分(α=1)及び被写体領域以外の部分(α=0)を修正する。
次に、画像合成部6cは、処理をステップS24に移行させて、背景画像P2の例えば左上隅部の画素からステップS25〜S29の各処理を順次行うことで、前景画像P1と背景画像P2とが合成された合成動画像Mを構成する二番目のフレーム画像F2を生成する。これにより、2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として、前景画像P1の被写体領域Gの合成位置、大きさ及び向き等を変化させた二番目のフレーム画像F2(図6(b)参照)が生成される。
そして、二番目のフレーム画像F2の生成が完了することによって、ステップS29にて全ての画素について合成処理したと判定されると(ステップS29;YES)、合成制御部6dは、処理をステップS30に移行させて、上記と同様に、被写体領域Gの合成位置が操作軌跡Lの基準位置とは反対側の端部に到達したか否かを判定する(ステップS30)。
なお、ステップS32においては、2つの操作軌跡L、Lに沿って終点側に所定画素数移動させた合成位置が操作軌跡Lの終点(基準位置とは反対側の端部)を超えた位置となる場合には、2つの操作軌跡L、Lの終点にそれぞれ被写体領域Gが接するように被写体領域Gの合成位置が設定される。つまり、動画像を構成する最後のフレーム画像Fnでは、被写体領域Gが操作軌跡Lの基準位置とは反対側の端部に接した状態となる。
上記の合成処理を、ステップS30にて、被写体領域Gの合成位置が操作軌跡Lの端部に到達したと判定されるまで(ステップS30;YES)、繰り返すことで、画像合成部6cは、合成動画像を構成する全てのフレーム画像(図6(a)〜図6(c)参照)を生成する。
これにより、画像合成処理を終了する。
次に、図2に示すように、表示制御部3bは、画像合成部6cにより生成された複数のフレーム画像F、…からなる合成動画像Mの画像データに基づいて、各フレーム画像F、…を所定の再生フレームレートで切り換えて表示パネル3aの表示画面に表示させることで、2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として表示態様を変化させながら前景画像P1の被写体領域Gが移動する合成動画像Mを再生表示する(ステップS10)。
その後、中央制御部1は、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて、合成動画像Mを画像記録部7に保存させる指示が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。
ここで、合成動画像Mの保存指示が入力されたと判定されると(ステップS11;YES)、中央制御部1は、画像記録部7の所定の記録領域に、複数のフレーム画像F、…からなる合成動画像Mの画像データを保存させて(ステップS12)、合成画像生成処理を終了する。
一方、ステップS11にて、合成動画像Mの保存指示が入力されていないと判定されると(ステップS11;NO)、中央制御部1は、ステップS11の処理をスキップして、合成画像生成処理を終了する。
以上のように、本実施形態の携帯端末100によれば、ユーザによる操作入力部4の所定操作に基づいて描画された2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として、当該操作軌跡Lに沿って移動表示されるとともに背景画像P2に重畳表示される前景画像P1の表示態様を変化させるので、2つの操作軌跡L、Lの形状の変化に対応させて表示態様を変化させた前景画像P1が背景画像P2に重畳された合成動画像Mを生成することができる。従って、単に操作軌跡Lに沿って前景画像P1を移動表示させるものに比べて、合成動画像Mの興趣性の向上を図ることができる。
具体的には、2つの操作軌跡L、Lの間隔に応じて前景画像P1の大きさを変化させるので、当該2つの操作軌跡L、Lの間隔に応じて前景画像P1の被写体領域Gを拡大縮小した合成動画像Mを生成することができる。
このとき、前景画像P1の被写体領域Gの水平方向(所定方向)及び垂直方向(所定方向に直交する方向)の画素数(大きさ)の比率を変化させないように当該被写体領域Gの大きさを変化させることで、前景画像P1の被写体領域Gを拡大縮小する際の違和感を軽減させて見た目がより自然な合成動画像Mを生成することができる。
さらに、2つの操作軌跡L、L間に設定された基準線に対して前景画像P1の所定位置を通る基準線分が略直交するように、当該操作軌跡Lに沿って移動表示される前景画像P1の被写体領域Gを回転させることで、前景画像P1の被写体領域Gの表示態様の変化をより多彩なものとすることができ、合成動画像Mの興趣性の向上を図ることができる。
また、2つの操作軌跡L、Lのうち、何れか一方の操作軌跡Lの始点側から終点側に前景画像P1の表示位置を移動させるので、操作軌跡Lに沿った前景画像P1の被写体領域Gの移動表示を適正に行うことができ、これにより、合成動画像Mの生成を適正に行うことができる。
また、背景画像P2と前景画像P1とを合成する画像合成処理にて、少なくとも2つの操作軌跡L、Lの形状を基準として前景画像P1の表示態様を変化させるので、画像合成処理を行うだけで2つの操作軌跡L、Lの形状の変化に従って前景画像P1の表示態様を変化させた合成動画像Mを自動的に生成することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、携帯端末100は、画像合成部6cにより前景画像P1と背景画像P2とを合成する際に、当該前景画像P1の表示態様を変化させるようにしたが、画像合成部6cを備えるか否かは適宜任意に変更可能であり、背景画像P2に重畳表示される前景画像P1の被写体領域Gを2つの操作軌跡L、Lに沿って移動表示する際に当該被写体領域Gの表示態様を変化させる構成であれば如何なるものであっても良い。
また、上記合成画像生成処理にて、合成動画像Mを画像記録部7に保存するようにしたが、当該合成動画像Mを保存するか否かは適宜任意に変更可能であり、生成された合成動画像Mを単に再生表示する構成であっても良い。
さらに、前景画像P1として、例えば、複数のフレーム画像から構成された動画像を適用する場合には、例えば、操作軌跡Lの長さや太さ等を考慮して、当該前景画像P1の移動速度や再生フレームレートを変更しても良い。
また、携帯端末100の構成は、上記実施形態に例示したものは一例であり、これらに限られるものではない。さらに、画像処理装置として、携帯端末100を例示したが、これらに限られるものではない。
加えて、上記実施形態にあっては、第1取得手段、特定手段、制御手段としての機能を、中央制御部1の制御下にて、第1画像取得部6a、軌跡特定部5、合成制御部6dが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、第1取得処理ルーチン、特定処理ルーチン、制御処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、第1取得処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、所定の画像を取得する手段として機能させるようにしても良い。また、特定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、表示手段の表示領域にてユーザによる操作入力手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する手段として機能させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、特定された少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像P2に重畳表示される所定の画像の表示態様を変化させる手段として機能させるようにしても良い。
同様に、第2取得手段、合成手段についても、中央制御部1のCPUによって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
所定の画像を取得する第1取得手段と、
表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
<請求項2>
前記制御手段は、更に、前記少なくとも2つの軌跡の間隔に応じて前記所定の画像の大きさを変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
<請求項3>
前記制御手段は、更に、前記所定の画像の所定方向及び前記所定方向に直交する方向の大きさの比率を変化させないように当該所定の画像の大きさを変化させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
<請求項4>
前記制御手段は、更に、前記少なくとも2つの軌跡間に設定された基準線に対して前記所定の画像の所定位置を通る基準線分が略直交するように、当該軌跡に沿って移動表示される前記所定の画像を回転させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項5>
前記制御手段は、更に、前記少なくとも2つの軌跡のうち、何れか一方の軌跡の始点側から終点側に前記所定の画像の表示位置を移動させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項6>
背景画像を取得する第2取得手段と、
前記所定の画像と前記背景画像とを合成する合成手段と、を更に備え、
前記制御手段は、前記合成手段により前記所定の画像と前記背景画像とを合成する際に、当該所定の画像の表示態様を変化させることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項7>
前記特定手段は、更に、前記表示手段の表示領域に前記背景画像が表示された状態で、ユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
<請求項8>
画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
所定の画像を取得する処理と、
表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する処理と、
特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる処理と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
<請求項9>
画像処理装置のコンピュータを、
所定の画像を取得する第1取得手段、
表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
100 携帯端末
1 中央制御部
3 表示部
3a 表示パネル
3b 表示制御部
4 操作入力部
5 軌跡特定部
6 画像処理部
6a 第1画像取得部
6b 第2画像取得部
6c 画像合成部
6d 合成制御部

Claims (9)

  1. 所定の画像を取得する第1取得手段と、
    表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、更に、前記少なくとも2つの軌跡の間隔に応じて前記所定の画像の大きさを変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、更に、前記所定の画像の所定方向及び前記所定方向に直交する方向の大きさの比率を変化させないように当該所定の画像の大きさを変化させることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、更に、前記少なくとも2つの軌跡間に設定された基準線に対して前記所定の画像の所定位置を通る基準線分が略直交するように、当該軌跡に沿って移動表示される前記所定の画像を回転させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、更に、前記少なくとも2つの軌跡のうち、何れか一方の軌跡の始点側から終点側に前記所定の画像の表示位置を移動させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 背景画像を取得する第2取得手段と、
    前記所定の画像と前記背景画像とを合成する合成手段と、を更に備え、
    前記制御手段は、前記合成手段により前記所定の画像と前記背景画像とを合成する際に、当該所定の画像の表示態様を変化させることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記特定手段は、更に、前記表示手段の表示領域に前記背景画像が表示された状態で、ユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
    所定の画像を取得する処理と、
    表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する処理と、
    特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる処理と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置のコンピュータを、
    所定の画像を取得する第1取得手段、
    表示手段の表示領域にてユーザによる操作手段の所定操作に基づいて描画された少なくとも2つの軌跡を特定する特定手段、
    前記特定手段により特定された前記少なくとも2つの軌跡の形状を基準として、当該軌跡に沿って移動表示されるとともに背景画像に重畳表示される前記所定の画像の表示態様を変化させる制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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