JP2013186315A - 平坦物品の貼着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】平坦物品同士を粘着層を介して位置決め貼着する装置として、μm単位の厳密な精度で確実に貼着できるものを提供する。
【解決手段】液晶パネルPを吸着保持する反転テーブル1、粘着層を有する偏光フィルムFを吸着保持するスライドテーブル2、スライドテーブル2をXYθテーブルを介して搭載する往復基台、昇降可能な貼付けローラー5、位置読取りカメラ6、各部を作動制御するコントローラを備える。位置読取りカメラ6で液晶パネルPと偏光フィルムFのアライメントマークM1,M2の位置を各々読み取り、XYθテーブルの微動によって両アライメントマークM1,M2を合致させ、貼付けローラー5を上昇させて偏光フィルムFの前端を液晶パネルPに押し付け、吸着解除した偏光フィルムFの全体を貼付けローラー5の押付け転動によって液晶パネルPに貼着するように構成されてなる。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば液晶セルにおける液晶パネルと偏光フィルムのような平坦物品同士を一方の表面に設けた粘着層を介して位置決め貼着するための貼着装置に関する。
一般的に、ノートパソコン、カーナビゲーション装置、携帯電話、携帯情報端末の如き小型電子機器のディスプレイに使用される液晶セルは、透明基板間に液晶物質を封入した液晶パネルの表面に、偏光フィルム(偏光板)が貼着されている。この偏光フィルムを液晶パネルの表面に貼着する手段として、一方の吸着テーブルに液晶パネルを吸着保持させると共に、他方の吸着テーブルに粘着層付きの偏光フィルムを非粘着面側で吸着保持させ、両吸着テーブルを各々吸着保持した液晶パネルと偏光フィルムが対向するように近接配置し、貼付ローラーを介して偏光フィルムの前端張出部を液晶パネル表面に押し付け、この状態で両吸着テーブルの一方をスライド移動させることにより、該貼付けローラーを押付け状態で転動させて偏光フィルム全体を液晶パネルの表面に貼着する方法が知られる(特許文献1,2)。
このように液晶パネルに偏光フィルムを貼着する場合、液晶セルとして高い品質を確保する上で両者の貼着位置を高精度に設定する必要がある。従来、貼着位置の設定には、液晶パネル及び偏光フィルムを各々吸着保持させる両吸着テーブルの内、スライド移動させる側に前後及び左右方向に精密に移動制御できるXYθテーブルを用い、その上に液晶パネル又は偏光フィルムを載置した段階で、カメラで載置状態を観察しつつXYθテーブルにて前後左右に位置調整すことにより、正しく位置決めされた状態で吸着保持して貼着部位へ送るようにしている(例えば特許文献3の段落0016,図4)。
特開平08−50290号公報 特開2002−23151号公報 特開2011−123146号公報
しかしながら、従来における液晶パネルと偏光フィルムとの貼着では、上述のようにカメラとXYθテーブルによって予め高精度に位置調整しても、その吸着テーブルを貼着部位へ送り込む途上及び停止段階で設定位置からのずれを生じ易く、特にμm単位の厳密な精度で貼着を行うことは困難である。
本発明は、上述の状況に鑑み、液晶セルにおける液晶パネルと偏光フィルムの如きパネルとフィルム、パネル同士あるいはフィルム同士のように、平坦物品同士を一方の表面に設けた粘着層を介して位置決め貼着するための貼着装置として、μm単位の厳密な精度で確実に貼着でき、もって高品質の貼着製品が得られるものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る平坦物品の貼着装置は、
a)第一の平坦物品(液晶パネル)Pを定位置に載置して吸着保持し、上下逆に反転動作する反転テーブル1、
b)片面に粘着層を有する第二の平坦物品(偏光フィルム)Fを該粘着面側を上向きに載置して吸着保持するスライドテーブル2、
c)スライドテーブル2をXYθテーブル3を介して前後及び左右移動可能に搭載し、該スライドテーブル2が反転テーブル1直下に配置する前進位置と該反転テーブル1直下から離脱する後退位置との間で往復移動する往復基台4、
d)昇降可能に設けられ、上昇時に第二の平坦物品Fを第一の平坦物品Pに押し付ける貼付けローラー5、
e)第一及び第二の平坦物品P,Fの前端部に表示されたアライメントマークM1,M2の位置を下方から読み取る位置読取りカメラ6、
f)反転テーブル1,XYθテーブル3,往復基台4,貼付けローラー5,位置読取りカメラ6の各々の作動制御を行うコントローラ7、
を備えており、
第一の平坦物品Pを吸着保持した反転テーブル1を吸着側が下向きに反転する一方、往復基台4の後退位置でスライドテーブル2上に第二の平坦物品Fを前端部がテーブル前端2aから張出した状態で吸着保持させ、往復基台4の前進によって該スライドテーブル2を反転テーブル1の下側へ移動させ、位置読取りカメラ6によって第一及び第二の平坦物品P,FのアライメントマークM1,M2の位置を各々読み取り、両アライメントマークM1,M2が許容範囲内で合致するようにXYθテーブル3を介してスライドテーブル2の位置調整を行ったのち、貼付けローラー5を上昇させて第二の平坦物品Fの前端を第一の平坦物品表面Pに押し付け、吸着解除した第二の平坦物品Fの全体を該貼付けローラー5の押付け転動によって第一の平坦物品Pの表面に貼着するように構成されてなる。
請求項2の発明は、上記請求項1の平坦物品の貼着装置において、スライドテーブル2を水平姿勢と前部側が高い傾斜姿勢とに転換する傾動機構8を備え、該スライドテーブル2を傾斜姿勢として貼付けローラー5による両平坦物品P,Fの貼付操作を行うように構成されてなる。
請求項3の発明は、上記請求項1の平坦物品の貼着装置において、スライドテーブル2の昇降機構9を備えてなる構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかの平坦物品の貼着装置において、貼付けローラー5及び位置読取りカメラ6は、往復基台4に設けた前部スライド機構10のスライダーに支持されて一体に前後移動する構成としている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜3のいずれかの平坦物品の貼着装置において、第一の平坦物品が液晶パネルP、第二の平坦物品が偏光フィルムFである構成としている。
以下に、本発明の効果について、図面を参照して具体的に説明する。請求項1の発明にら係る平坦物品の貼着装置によれば、第一の平坦物品(液晶パネル)Pを吸着保持した反転テーブル1を吸着側が下向きに反転させ、第二の平坦物品(偏光フィルム)Fを吸着保持したスライドテーブル2を該反転テーブル1の下側へ移動させた状態で、位置読取りカメラ6によって第一及び第二の平坦物品P,Fの各々前端部に設けたアライメントマークM1,M2の位置を各々読み取り、両アライメントマークM1,M2が許容範囲内で合致するようにXYθテーブル3を介してスライドテーブル2の位置調整を行う。そして、この位置調整により貼着位置を精密に設定した状態で、貼付けローラー5を上昇させて第二の平坦物品Fの前端を第一の平坦物品Pの表面に押し付け、吸着解除した第二の平坦物品Fの全体を該貼付けローラー5の押付け転動によって第一の平坦物品Pの表面に貼着するから、従来のようなスライドテーブル(吸着テーブル)の移動及び停止に伴う位置ずれによる貼着位置精度の低下がなく、μm単位の厳密な精度で確実に貼着でき、もって高品質の貼着製品が得られる。
請求項2の発明によれば、スライドテーブル2を水平姿勢と前部側が高い傾斜姿勢とに転換する傾動機構8を備え、該スライドテーブル2を傾斜姿勢として貼付けローラー5による両平坦物品P,Fの貼付操作を行うから、該貼付けローラー5の押付け部位より後方側で両平坦物品P,Fの表面が不用意に接触して貼着不良を生じたり、貼着界面に気泡が入り込む懸念がなく、より高品位の液晶セルを高歩留りで製作できる。
請求項3の発明によれば、スライドテーブル2の昇降機構9を備えるから、両平坦物品P,Fの合計厚みの違いに応じてスライドテーブル2の高さを調整できる。
請求項4の発明によれば、貼付けローラー5及び位置読取りカメラ6は、往復基台4に設けた前部スライド機構10によって前後移動するから、両平坦物品P,FのアライメントマークM1,M2の前後位置の変化や、第二の平坦物品Fにおける前端張出量の違いに応じて、前後に位置調整できる。
請求項5の発明によれば、液晶パネルPに対して偏光フィルムFをμm単位の厳密な精度で確実に貼着して高品質の液晶セルを作製できる。
本発明の一実施形態に係る平坦物品の貼着装置全体の側面図である。 同貼着装置全体の平面図である。 同貼着装置における反転テーブル側の縦断正面図である。 同貼着装置における往復基台の要部を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のX−X線の断面矢視図、(c)は(a)のY−Y線の断面矢視図である。 同貼着装置におけるスライドテーブル取付部を示し、(a)は一部切欠背面図、(b)は側面図である。 同貼着装置における貼付けローラーの取付部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 同貼着装置における位置読取りカメラの取付部を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のY−Y線の断面矢視図である。 同貼着装置による貼着操作を(a)〜(f)の手順で模式的に示す縦断側面図である。
次に、本発明の一実施形態に係る平坦物品の貼着装置について、図面を参照して具体的に説明する。なお、この実施形態では、液晶セルの製作において、第一の平坦物品としての液晶パネルPと、第二の平坦物品としての偏光フィルムFとを貼着するものとする。
図1及び図2において、S1は貼着ステージ、S2はフィルム載置ステージであり、貼着ステージS1の架台11上に反転テーブル1が上下逆に反転可能に枢支されると共に、貼着ステージS1側を前方として、両ステージS1,S2間に配設されたレール12上を前後移動する往復基台4に、スライドテーブル2が搭載されている。そして、これら反転テーブル1の載置時の上面側及びスライドテーブル2の上面側は共に、多孔状の吸着面を構成しており、中空内部からの真空吸引によって載置物を吸着保持できるようになっている。なお、図2において、反転テーブル1及びスライドテーブル2上に仮想線で示す大小の矩形は、液晶パネルF及び偏光フィルムFの最大サイズと最小サイズを表している。
また、往復基台4上には、昇降機構9と、その昇降台90上の傾動機構8と、該傾動機構8の傾動台80上のXYθテーブル3とが設けられ、このXYθテーブル3上に前記スライドテーブル2が取り付けられている。更に、該往復基台4の前部側には、前部スライド機構10と、そのスライダー10b上に設けたローラー昇降枠50及びカメラ保持枠60と、フィルム前端位置決め機構13とを有している。
反転テーブル1は、前後両側の下面中央部に設けた軸支部1a,1aに固設した枢軸14,15が架台11側の軸受16a,16bに枢支され、該架台11に取り付けた可逆転モーターM1の駆動により、図示省略したギヤ機構を介して前側の枢軸14を半回転させることで、吸着面側が上向きとなる載置姿勢と下向きとなる貼着姿勢とに転換する。なお、前側の枢軸14の前方延出部14aにはストッパーアーム17が固設されており、載置姿勢及び貼着姿勢のそれぞれにおいて、該ストッパーアーム17が架台11の左右に設けた一方の停止ピン18に接当すると共に、その接当の手前でショックアブソーバー19を介して停止時の衝撃を吸収するようになっている。また、前側の枢軸14は中空状をなし、その内部がエアーチューブ20を介して反転テーブル1の内腔に連通する吸引路14bを形成しており、該枢軸14の前端に吸引管(図示省略)を接続して真空吸引することにより、反転テーブル1内を負圧にして上面側での吸着力を発揮する。
更に、図3でも詳細に示すように、反転テーブル1の載置姿勢における左側の下面中央部には外側へ開く溝形をなす係止凹片21が取り付けられ、架台11の右側にはエアーシリンダC1の駆動によってスライドガイド22a上を左右方向に進退動作する係止凸片22が設けてあり、図示仮想線の如く反転テーブル1が吸着面側を下向きとする貼着姿勢において、係止凹片21に係止凸片22を係合させることによって該貼着姿勢を安定に保つようになっている。また、架台11の左側上部には左右方向に進退移動する側縁位置決め用電動スライダー23が設けられ、該スライダー23の前端にエアーシリンダC2を介して昇降する帯板状の側縁位置決め板24が取り付けられており、図の実線で示す載置姿勢の反転テーブル1上に液晶パネルPを載置する際、該反転テーブル1上の所定位置に予め側縁位置決め板24を当接しておき、この側縁位置決め板24に液晶パネルPの側縁部を当てがって左右方向の位置決めを行うようになっている。一方、載置する液晶パネルPの前後方向の位置決めは、反転テーブル1の前端に設けた突縁部1bに、該液晶パネルPの前端を当てがうことで行う。なお、図3では図1で示したエアーチューブ20の図示を省略している。
貼着ステージS1には各動作部の作動を司るコントローラ7が設置され、そのCPU内蔵の操作盤7aとカメラモニター25が架台11上に配置されている。また、フィルム載置ステージS2の左側にも、貼着ステージS1側と同様に、左右方向に進退移動する側縁位置決め用電動スライダー23が設けられ、該スライダー23の前端にエアーシリンダC2を介して昇降する側縁位置決め板24が取り付けられており、スライドテーブル2上に偏光フィルムFを載置する際に、該側縁位置決め板24によって左右方向の位置決めを行うようになっている。
図4(a)〜(c)で詳細に示すように、往復基台4は、略矩形の金属平板からなり、下面左右両側の各3箇所に設けた摺動駒41を左右のレール12,12に摺動自在に嵌合すると共に、同下面中央に設けたナット部材42が両レール12,12間に平行配設されたボールねじ26に螺合しており、サーボモーターM2にてボールねじ26を正逆回転させることにより、貼着ステージS1とフィルム載置ステージS2との間を往復移動する。そして、この往復基台4上には既述の昇降機構9が設けられている。
昇降機構9は、昇降台90、四隅部に対応した4本の短支柱91…、前後方向に沿う一対のレールからなるスライドベース92、このスライドベース92上を摺動自在な前後一対の帯板状のスライダー93,94、両スライダー93,94の間に立設されて回転自在な旋回軸95、該旋回軸95に固着された旋回翼95aの両端と両スライダー93,94とを各々枢着連結する一対の連結杆96,96と、ボールねじを介して後部スライダー94を前後移動させるターボモーターM3より構成されている。そして、昇降台90は、各短支柱91の前後に対向する側面に設けた垂直ガイドレール91aに摺動駒90aを嵌合して水平姿勢で昇降自在に保持されると共に、左右両側面の各々前後に分離した側板部90b,90bに両者でハの字形をなす傾斜長孔97,97が穿設され、その各傾斜長孔97にスライダー93,94側に固着したガイドピン98が移動自在に挿嵌している。
従って、ターボモーターM3の駆動で後部スライダー94が前進する際、両スライダー93,94が旋回軸95の旋回翼95aと連結杆96,96とからなるリンク結合によって互いに接近するから、前後のガイドピン98,98が傾斜長孔97内の高位側へ移動し、これに伴って昇降台90が下降する。また逆に、後部スライダー94が後退する際には、両スライダー93,94の離間に伴って昇降台90が上昇する。
なお、図4では省略しているが、この昇降台90上には既述の傾動機構8が設けられ、更にその傾動台80上にXYθテーブル3を介してスライドテーブル2が取り付けられている(図1参照)。また、該昇降台90には前側の短支柱91、91の間から前方へ延出する前方延出部90cが一体形成されており、この前方延出部90cに前部スライド機構10が設けられている(図1参照)。
傾動機構8の傾動台80は、図5(a)(b)で詳細に示すように、前部の下面左右両側に設けた軸支部80aで枢支ピン81を介して左右一対のL字形支持枠82に傾動自在に枢支されると共に、後部側の左右両側板80b,80bに各々穿設した前側の高い傾斜長孔83に、電動スライダー84の前後方向に移動するスライド枠84aに固着したガイドピン85が移動自在に挿嵌している。そして、該傾動台80及びスライドテーブル2は、スライド枠84aの後退位置ではガイドピン85が傾斜長孔83の低位側に配置することで、図5(b)の実線で示すように水平姿勢に保持されるが、電動スライダー84の駆動によってスライド枠84aが前進すれば、ガイドピン85が傾斜長孔83の高位側に移行することにより、同図仮想線で示すように前部側が高い傾斜姿勢に変位する。
なお、図5(a)に示すように、スライドテーブル2の左右一側部の下面側に、その中空内部に連通する真空吸引管27が取り付けられている。また、図5(b)に示すように、スライドテーブル2の前端2a面は上縁側が前へ出る傾斜端面をなしている。
昇降台90の前方延出部90cに設けた前部スライド機構10は、図6(a)(b)で示すように、電動スライダー10aの前後移動するスライダー10b上に昇降ガイド枠28が取り付けられ、該昇降ガイド枠28の下面側に設けた摺動駒28a,28aが昇降台90側のガイドレール10c,10cに摺動自在に嵌合しており、この昇降ガイド枠28を介してローラー昇降枠50が昇降自在に保持されている。なお、図6では省略しているが、スライダー10b上には後述するカメラ保持枠60も取り付けられている。
昇降ガイド枠28は、その垂直板部28bの前面に左右一対の垂直ガイドレール29,29が固着されると共に、垂直板部28bの左右両側に張出して設けた各L字形取付板28cにエアーシリンダC3が取り付けられている。ローラー昇降枠50は、基枠51の左右両側に立設した軸支部51a,51aにより、細径の貼付けローラ5と、その下側に全長にわたって接する太径のバックアップローラ52とを回転自在に軸支しており、基枠51の左右の下面側で昇降ガイド枠28の両エアーシリンダC3の上方へ突出した伸縮ロッドR3,R3に支承されると共に、該基枠51の中央側の垂下板部51bの後面に固着した摺動駒53,53を昇降ガイド枠28の垂直ガイドレール29,29に摺動自在に嵌合しており、両エアーシリンダC3,C3の駆動によって昇降動作する。
カメラ保持枠60は、図7(a)(b)で示すように、左右方向に沿うボールねじ62を両端の軸支部61a,61aで回転自在に軸支する横枠部61、該ボールねじ62の逆ねじをなす左右両側に各々螺合するナット部材63、各ナット部材63に固着して縦筒状の位置読取りカメラ6を保持するカメラ保持部64、横枠部61の中央側上部に固設した門形枠部65、各位置読取りカメラ6の上部側に固設したブラケット66aを介して立設された垂直ロッド66、該垂直ロッド66の上部に取り付けられて照明具67を保持する照明保持具68より構成されており、門形枠部65において図示省略した前部スライド機構10のスライダー10b(図6参照)に跨嵌する状態に固定される。
そして、図2に示すように、該カメラ保持枠60の横枠部61の左背面側にはモータM4が取り付けられ、該モータM4の駆動によってプーリ69a,69a及びタイミングべルト69b(図7参照)を介してボールねじ62を正逆回転させることにより、両位置読取りカメラ6,6の間隔を広狭に調整可能になっている。なお、位置読取りカメラ6は、下端部にカメラ本体6aがあり、筒状レンズ部6bを上向きに配置している。また、横枠部61には上縁に沿ってガイドレール部61bが突設されており、このガイドレール部61bにカメラ保持部64が嵌合することにより、位置読取りカメラ6が垂直姿勢に保持される。
フィルム前端位置決め機構13は、図1及び図2に示すように、支柱13c上に設けた電動スライダー13aを介して位置決め板13bが前後移動可能に保持されており、スライドテーブル2上に偏光フィルムFを粘着面を上向きにして載置する際、該偏光フィルムFの前端を位置決め板13bの前縁に当接することで、該偏光フィルムFの前端部をスライドテーブル2の前端から所定長さだけ張出させるようになっている。
上記構成の貼着装置によって液晶パネルPと偏光フィルムFとを貼着して液晶セルを作製するには、これら液晶パネルP及び偏光フィルムFとして、前端部の相互対応位置に+形等の適当形状のアライメントマークM1,M2を設けたものを用いる。そして、貼着ステージS1において、まず図3の実線の如く載置姿勢の反転テーブル1上に液晶パネルPを位置決め載置し、該液晶パネルPを吸着保持した状態で該反転テーブル1を図3の仮想線の如く反転させ、係止凹片21と係止凸片22の係合によって固定して待機させる。一方、フィルム載置ステージS2において、水平姿勢としたスライドテーブル2上に、偏光フィルムFを粘着面側が上向きで且つ前端部の所定長さをデーブル前端から張出するように位置決め載置し、該偏光フィルムFを吸着保持させる。このとき、スライドテーブル2の高さは、液晶パネルPと偏光フィルムFの厚みに応じ、反転テーブル1の下面側に保持される液晶パネルPに対し、偏光フィルムFの粘着面が数mm程度の適当な間隔で離れるように予め設定しておく。また、ローラー昇降枠50及びカメラ保持枠60を搭載する前部スライド機構10のスライダー10bは前限位置とし、且つカメラ保持枠60は下降位置に配置させる。
次に、上記の如く偏光フィルムFをスライドテーブル2に挟着保持させた往復基台1を貼着ステージS1側へ前進させ、図8(a)の如く、位置読取りカメラ6の視野に液晶パネルPのアライメントマークM1が入る位置で停止し、該位置読取りカメラ6によってアライメントマークM1の位置を読み取り、その二次元座標をコントローラ7のCPUに記録する。そして、図8(b)の如く更に往復基台1を前進させ、偏光フィルムFの張出した前端部が液晶パネルPの前端部の真下に来る位置で停止し、次いで前部スライド機構10のスライダー10bを後退させることにより、図8(c)の如く位置読取りカメラ6の視野に偏光フィルムFのアライメントマークM2を捉え、XYθテーブル3を前後左右に微動調整することにより、該アライメントマークM2の位置を前記の記録した液晶パネルPのアライメントマークM1の二次元座標に許容範囲で合致させる。なお、アライメントマークM1,M2の読み取りは照明具67による照明下で行うと共に、カメラモニター25にて両アライメントマークM1,M2の合致状況を確認しつつXYθテーブル3を微動調整すればよい。
かくして両アライメントマークM1,M2を合致させたのち、図8(d)の如く、前部スライド機構10のスライダー10bを前進させ、偏光フィルムFの前端直下に貼付けローラー5を位置させると共に、傾動機構によってスライドテーブル2を前端側が高くなるように傾動させる。この傾動により、偏光フィルムFの張出した前端は、液晶パネルPの表面に近接するが、未接触の状態にある。次に、ローラー昇降枠50を上昇させ、図8(e)の如く貼付けローラー5によって偏光フィルムFの前端を液晶パネルPの表面に押し付けて貼着し、続いてスライドテーブル2による偏光フィルムFの吸着を解除し、この状態で往復基台4を後退移動させることにより、図8(f)の如く貼付けローラー5を押付け転動させてゆき、最終的に偏光フィルムFの全体を液晶パネルPの表面に貼着させて液晶セルを作製する。
このような貼着装置によれば、待機している液晶パネルPに対して偏光フィルムFを貼着位置まで持ち込んだ状態で、位置読取りカメラ6による位置の読み取りとXYθテーブル3による微動調整を行い、両者P,FのアライメントマークM1,M2を合致させた上で貼着操作を行うから、従来のようにテーブルへの載置段階で精密に位置決めする場合のようなスライドテーブル(吸着テーブル)の移動及び停止に伴う位置ずれによる貼着位置精度の低下がなく、μm単位の厳密な精度で確実に貼着でき、もって高品質の液晶セルを提供できる。
また、この実施形態では、傾動機構8によってスライドテーブル2を傾斜姿勢として貼付けローラー5による貼付操作を行うから、該貼付けローラー5の押付け部位より後方側で両平坦物品P,Fの表面が不用意に接触して貼着不良を生じたり、貼着界面に気泡が入り込んだりする懸念がなく、より高品位の液晶セルを高歩留りで製作できるという利点がある。また、実施形態では、昇降機構9によってスライドテーブル2の高さを調整できるから、液晶パネルPと偏光フィルムFの合計厚みの違いに対応できる。更に、実施形態では、貼付けローラー5と位置読取りカメラ6が往復基台4に設けた前部スライド機構10によって前後移動するから、液晶パネルPと偏光フィルムFのアライメントマークM1,M2の前後位置の変化や、偏光フィルムFにおける前端張出量の違いに応じて、貼付けローラー5及び位置読取りカメラ6の位置を前後に調整できるという利点がある。
なお、カメラ保持枠60は、実施形態の貼着装置では往復基台4上に設けているが、貼着ステージS1側の反転テーブル1に吸着保持された液晶パネルPのアライメントマークM1が視野に入る位置に、固定的に設けたり、前後移動するスライダー上に設けることも可能である。
上記実施形態では相互に貼着する第一及び第二の平坦物品として液晶パネルPと偏光フィルムFを例示したが、本発明の貼着装置は、他の様々なパネルとフィルムの貼着、パネル同士の貼着、フィルム同士の貼着のように、貼着する平坦物品の材質に制約はなく、第一の平坦物品と第二の平坦物品とをその一方に設けた粘着層を介して貼着する場合の全てに適用可能である。
本発明の貼着装置は、反転テーブル1の反転機構及び固定機構、スライドテーブル2の昇降及び傾動機構、両テーブル1,2への平坦物品載置時の位置決め機構、往復基台4の前後移動機構、貼付けローラ5の昇降及び前後移動機構、位置読取りカメラ6の左右変位機構、各構成部材の形状等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。また、本発明の貼着装置では、反転テーブル1及びスライドテーブル2上へ平坦物品を自動的に供給して載置させるオートフィーダーや、第二の平坦物品の粘着層表面に貼着されている離型フィルムを自動的に剥離する剥離装置等、種々の付帯設備を設けることができる。
1 反転テーブル
2 スライドテーブル
2a 前端
3 XYθテーブル
4 往復基台
5 貼付けローラー
6 位置読取りカメラ
7 コントローラ
8 傾動機構
9 昇降機構
10 前部スライド機構
10b スライダー
F 偏光フィルム(第二の平坦物品)
M1,M2 アライメントマーク
P 液晶パネル(第一の平坦物品)
昇降機構9は、昇降台90、四隅部に対応した4本の短支柱91…、前後方向に沿う一対のレールからなるスライドベース92、このスライドベース92上を摺動自在な前後一対の帯板状のスライダー93,94、両スライダー93,94の間に立設されて回転自在な旋回軸95、該旋回軸95に固着された旋回翼95aの両端と両スライダー93,94とを各々枢着連結する一対の連結杆96,96と、ボールねじを介して後部スライダー94を前後移動させるーボモーターM3より構成されている。そして、昇降台90は、各短支柱91の前後に対向する側面に設けた垂直ガイドレール91aに摺動駒90aを嵌合して水平姿勢で昇降自在に保持されると共に、左右両側面の各々前後に分離した側板部90b,90bに両者でハの字形をなす傾斜長孔97,97が穿設され、その各傾斜長孔97にスライダー93,94側に固着したガイドピン98が移動自在に挿嵌している。
従って、ーボモーターM3の駆動で後部スライダー94が前進する際、両スライダー93,94が旋回軸95の旋回翼95aと連結杆96,96とからなるリンク結合によって互いに接近するから、前後のガイドピン98,98が傾斜長孔97内の高位側へ移動し、これに伴って昇降台90が下降する。また逆に、後部スライダー94が後退する際には、両スライダー93,94の離間に伴って昇降台90が上昇する。

Claims (5)

  1. a)第一の平坦物品を定位置に載置して吸着保持し、上下逆に反転動作する反転テーブル、
    b)片面に粘着層を有する第二の平坦物品を該粘着面側を上向きに載置して吸着保持するスライドテーブル、
    c)前記スライドテーブルをXYθテーブルを介して前後及び左右移動可能に搭載し、該スライドテーブルが前記反転テーブル直下に配置する前進位置と該反転テーブル直下から離脱する後退位置との間で往復移動する往復基台、
    d)昇降可能に設けられ、上昇時に第二の平坦物品を第一の平坦物品に押し付ける貼付けローラー、
    e)第一及び第二の平坦物品の前端部に表示されたアライメントマークの位置を下方から読み取る位置読取りカメラ、
    f)前記の反転テーブル,往復基台,貼付けローラー,XYθテーブル,位置読取りカメラの各々の作動制御を行うコントローラ、
    を備えており、第一の平坦物品を吸着保持した反転テーブルを吸着側が下向きに反転する一方、往復基台の後退位置でスライドテーブル上に第二の平坦物品を前端部がテーブル前端から張出した状態で吸着保持させ、往復基台の前進によって該スライドテーブルを反転テーブルの下側へ移動させ、位置読取りカメラによって第一及び第二の平坦物品のアライメントマークの位置を各々読み取り、両アライメントマークが許容範囲内で合致するようにXYθテーブルを介してスライドテーブルの位置調整を行ったのち、貼付けローラーを上昇させて第二の平坦物品の前端を第一の平坦物品表面に押し付け、吸着解除した第二の平坦物品の全体を該貼付けローラーの押付け転動によって第一の平坦物品の表面に貼着するように構成されてなる平坦物品の貼着装置。
  2. 前記スライドテーブルを水平姿勢と前部側が高い傾斜姿勢とに転換する傾動機構を備え、該スライドテーブルを傾斜姿勢として前記貼付けローラーによる両平坦物品の貼付操作を行うように構成されてなる請求項1に記載の平坦物品の貼着装置。
  3. 前記スライドテーブルの昇降機構を備えてなる請求項1又は2に記載の平坦物品の貼着装置。
  4. 前記貼付けローラー及び位置読取りカメラは、往復基台に設けた前部スライド機構のスライダーに支持されて一体に前後移動する請求項1〜3のいずれかに記載の平坦物品の貼着装置。
  5. 第一の平坦物品が液晶パネル、第二の平坦物品が偏光フィルムである請求項1〜4のいずれかに記載の平坦物品の貼着装置。
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