JP2013186066A - X線検査装置 - Google Patents

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一浩 栖原
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Abstract

【課題】連続して複数の物品から多数の情報を取得することを可能にするX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置100は、コンベアユニット11と、X線照射部12と、X線検出部13と、回転機構15とを備える。コンベアユニットは、物品を搬送する。X線照射部は、コンベアユニットの第1の側方に配置され、物品に対し第1の側方からX線を照射する。X線照射部は、第2の側方に配置され、透過X線を検出する。第2の側方とは、第1の側方に対向する側である。また、透過X線は、物品を透過したX線である。回転機構は、物品を鉛直軸回りに回転させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線検査装置に関する。
従来、物品にX線を照射し、物品を透過したX線(透過X線)に基づいて、物品に混入する異物を判定するX線検査装置が知られている。このようなX線検査装置では、例えば、特許文献1(特開2009−80031号公報)に示すように、物品は、コンベアユニットによって水平方向に搬送される。X線は、コンベアユニットの上方から照射され、透過X線はコンベアユニットの下方で検出される。X線検査装置は、透過X線に基づいて物品の二次元情報を生成し、二次元情報に基づいた異物の判定を行う。
ところで、上記のようなX線検査装置は、物品の種類に対応して設定された閾値と、二次元情報とを用いて異物の判定を行う。ここで、設定された閾値が適当な値でない場合には、異物の有無について誤った判定がされる場合がある。そこで、二次元情報に基づいて異物があると判定された場合であっても、再度、物品の情報を多角的に取得し、三次元情報に基づいてより詳細な検査を行うことが好ましい。しかし、上記のようなX線検査装置において、物品から多角的に情報を取得しようとした場合、物品を把持し、水平軸まわりに回転させるための把持部が必要である。また、検査対象となる物品を把持部によって把持させる必要があるため、複数の物品について詳細な検査を行うことは困難である。
本発明の課題は、複数の物品についての詳細な検査を容易にするX線検査装置を提供することにある。
本発明に係るX線検査装置は、コンベアユニットと、X線照射部と、X線検出部と、回転機構と、を備える。コンベアユニットは、物品を搬送する。X線照射部は、コンベアユニットの第1の側方に配置され、物品に対し第1の側方からX線を照射する。X線検出部は、第2の側方に配置され、透過X線を検出する。第2の側方とは、第1の側方に対向する側である。また、透過X線は、物品を透過したX線である。回転機構は、物品を鉛直軸回りに回転させる。これにより、複数の物品についての詳細な検査を容易に行うことができる。
また、回転機構は、コンベアユニット上の物品を回転させることが好ましい。これにより、物品の搬送を止めることなく物品から多数の情報を取得することができる。
また、回転機構は、コンベアユニット上の物品をさらに鉛直方向上方に移動させることが好ましい。これにより、物品全体から多数の情報を取得することができる。
さらに、X線照射部は、X線照射空間において物品にX線を照射し、回転機構は、物品がX線照射空間にあるとき、物品を回転させることが好ましい。これにより、物品についての三次元情報を取得することができる。
また、X線照射部は、X線照射空間において物品にX線を照射し、回転機構は、物品がX線照射空間にあるとき、物品を回転させながら鉛直方向上方に移動させることが好ましい。これにより、物品についての三次元情報を効率よく取得することができる。
また、コンベアユニットは、物品を載せるテーブルを有し、回転機構は、テーブルを回転させることが好ましい。これにより、物品を、姿勢を安定させた状態で回転させることができる。
また、X線検出部は、フラットパネルセンサであることが好ましい。これにより、短時間で多数の情報を取得することができる。
本発明に係るX線検査装置によれば、複数の物品についての詳細な検査を容易に行うことができる。
本発明の一の実施形態に係るX線検査装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一の実施形態に係るX線検査装置の概略斜視図である。 本発明の一の実施形態に係るX線検査装置の概略平面図である。 本発明の一の実施形態に係るX線検査装置の概略側面図である。 本発明の一の実施形態に係るX線検査装置の概略側面図である。 本発明の一の実施形態に係るX線検査装置における処理の流れを示す図である。 本発明の変形例Dに係るX線検査装置の概略斜視図である。 本発明の変形例Dに係るX線検査装置の概略平面図である。 本発明の変形例Dに係るX線検査装置の概略側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るX線検査装置について説明する。
(1)X線検査装置の概略説明
図1は、本発明の一実施形態に係るX線検査装置100の構成を説明するためのブロック図である。X線検査装置100は、連続して搬送される物品GにX線を照射して物品Gについての異物の混入の有無を判断する。具体的に、X線検査装置100は、複数の物品Gから各物品Gの透過X線を連続的に検出し、当該透過X線に関するデータに基づいて物品Gの三次元データ(サイノグラム、断層画像、および立体画像)を生成する。さらに、X線検査装置100は、物品Gのサイノグラム、断層画像、および立体画像に基づいて物品Gに混入される異物の有無を判定する。
X線検査装置100は、図1に示すように、搬送機構(コンベアユニット)11、X線照射器(X線照射部)12、ラインセンサ(X線検出部)13、モニタ14、回転機構15、および制御装置16を備える。X線検査装置は、図示しないシールドボックスをさらに備える。以下、X線検査装置が備える各構成について詳細に説明する。
(2)X線検査装置の詳細説明
(2−1)シールドボックス
シールドボックスは、搬送機構11、X線照射器12、ラインセンサ13、回転機構15、および制御装置16を収容するボックスである。シールドボックスは、外部へのX線の漏洩を防止する。シールドボックスの正面には、モニタ14が取り付けられる。さらに、シールドボックスの正面には、キーの差し込み口および電源スイッチ等が配置される。シールドボックスの側面には、扉が設けられる。扉は、シールドボックスに対して物品Gを出し入れするために用いられる。
(2−2)搬送機構
搬送機構11は、シールドボックス内で物品Gを搬送する機構である。具体的に、搬送機構11は、物品Gがシールドボックス内で旋回するように、物品Gを平面内で移動させる(図2参照)。
搬送機構11は、図1に示すように、主として、平面移動部材11aと、回転テーブル11bと、搬送駆動モータ11cとから構成されている。
平面移動部材11aは、シールドボックスにおいて、物品Gを平面内で搬送する部材である。具体的に、平面移動部材11aは、物品Gを旋回させてX線の照射範囲Xに移動させ、さらに、照射範囲Xから遠ざける。平面移動部材11aは、物品Gの搬送経路を構成する環状の部材である(図2参照)。平面移動部材11aは、環状に連続する平面部を有する。平面移動部材11aは、搬送駆動モータ11cによって駆動され、平面内で旋回する。
回転テーブル11bは、平面移動部材11aによって照射範囲Xに移動させた物品Gを、照射範囲Xで回転させる部材である。回転テーブル11bは、物品Gを載せるためのテーブルである。回転テーブル11bは、平面移動部材11aの平面部の一部を構成する。したがって、回転テーブル11bは、平面移動部材11aの平面内の旋回に伴って、平面内を移動する。回転テーブル11bは、平面移動部材11aに複数配置される。複数の回転テーブル11bは、所定の間隔を空けて平面移動部材11aに配置される。回転テーブル11bは、側面に歯が切られている。回転テーブル11bの側面の歯は、後述する回転機構15の接触部材15aの側面と噛み合うような形状を有する。回転テーブル11bは、回転機構15の駆動により、回転テーブル11bの中心を基準に鉛直軸回りに回転し、かつ、鉛直軸方向に移動する(図3Bおよび図3C参照)。なお、回転テーブル11bが回転している間、搬送駆動モータ11cは平面移動部材11aの駆動を停止する。すなわち、回転テーブル11bは、平面内の位置を変えることなく、鉛直軸回りに物品Gを回転させる。
(2−3)X線照射器
X線照射器12は、物品GにX線を照射する。図2および図3A〜図3Cに示すように、X線照射器12は、物品Gの搬送経路の側方に配置される。すなわち、X線照射器12は、物品Gに対して、側方からX線を照射する。図3Aに示すように、X線の照射範囲Xは、平面視で、水平方向に扇状に広がる。
(2−4)ラインセンサ
ラインセンサ13は、X線照射器12から照射されたX線を検出する部材である。ラインセンサ13は、図2および図3A〜図3Cに示すように、物品Gの搬送経路の側方に配置される。具体的には、ラインセンサ13は、物品Gの搬送経路を挟んで、X線照射器12に対向する位置に配置される。ラインセンサ13は、主として、多数のX線検出素子13aから構成されている。具体的に、多数のX線検出素子13aは、図2および図3Aに示すように、水平方向に線状に並ぶ。各X線検出素子13aは、物品Gを透過したX線に基づいて、X線透過信号を出力する。言い換えると、X線透過信号は、透過したX線の強度に応じたX線透過信号を出力する。なお、透過したX線の強度は、透過したX線量(透過X線量)の大小に依存する。
さらに、ラインセンサ13は、検体である物品Gが扇状のX線の照射範囲Xを通過するタイミングを検知するためのセンサとしても機能する。すなわち、ラインセンサ13は、搬送機構11によって搬送される物品Gが、ラインセンサ13の前方位置(照射範囲X)に達したとき、所定の閾値以下の電圧を示すX線透過信号(第1信号)を出力する。また、ラインセンサ13は、物品Gが照射範囲Xを通過すると所定の閾値を上回る電圧を示すX線透過信号(第2信号)を出力する。第1信号および第2信号が後述の制御装置16に入力されることにより、照射範囲Xにおける製品Gの有無が検出される。
(2−5)モニタ
モニタ14は、液晶ディスプレイである。モニタ14は、検査時に必要となる検査パラメータ等の入力をオペレータに促す画面を表示する。モニタ14は、タッチパネル機能も有しており、オペレータからの検査パラメータ等の入力を受け付ける。
(2−6)回転機構
回転機構15は、搬送機構11の回転テーブル11bを、照射範囲Xで回転させる機構である。回転機構15は、図1に示すように、主として、接触部材15aと、回転駆動モータ15bとを有する。接触部材15aは、回転テーブル11bの側面と接触する部材である。接触部材15aは、搬送経路の外側(側方)に配置される。接触部材15aの側面には、歯が切られている。接触部材15aの側面の歯は、上述したように、回転テーブル11bの側面の歯と噛み合うように構成されている。また、接触部材15aは、回転テーブル11bが照射範囲Xに到達したとき、回転テーブル11bの側面と噛み合うように配置されている。
接触部材15aは、回転駆動モータ15bにより駆動される。具体的には、図示しないセンサによって、接触部材15aと回転テーブル11bとの接触が検知されると、回転駆動モータ15bが、接触部材15aを駆動する。回転駆動モータ15bは、物品Gが照射範囲Xで鉛直軸回りに360°回転するように、接触部材15aを回転させる。さらに、回転駆動モータ15bは、接触部材15aを上下に移動させる。具体的に、回転駆動モータ15bは、物品Gの高さ方向全域にX線が照射されるように、接触部材15aを照射範囲Xで鉛直軸方向上方へ所定距離移動させる。すなわち、回転駆動モータ15bは、接触部材15aを鉛直軸周りに回転させながら上方位置へ移動させる。これにより、物品Gは、照射範囲Xにおいて360°回転しながらX線が拡がる方向を横切るように移動する(図3Bおよび図3C参照)。また、回転駆動モータ15bは、接触部材15aの回転と上方位置への移動とが同時に完了するように接触部材15aを制御する。すなわち、接触部材15aが物品Gを360°回転することにより、物品Gの下方位置から上方位置への移動も終わる。その後、回転駆動モータ15bは、接触部材15aを逆回転させながら、下方位置へと移動させる。
(2−7)制御装置
制御装置16は、主として、ROM、RAM、HDD(ハードディスク)、およびCPUによって構成されている。制御装置16は、図1に示すように、搬送駆動モータ11c、X線照射器12、ラインセンサ13、モニタ14、および回転駆動モータ15b等に接続されている。また、制御装置16は、図示しないエンコーダから搬送駆動モータ11cの回転数に関するデータを取得し、当該データに基づき、物品Gの平面内における移動距離を把握する。さらに、制御装置16は、図示しないエンコーダから回転駆動モータ15bの回転数に関するデータを取得し、当該データに基づき、回転テーブル11b(物品G)の鉛直軸回りの回転角度および鉛直軸方向の移動距離を把握する。また、制御装置16は、上述したように、ラインセンサ13から出力されたX線透過信号を受信することにより、照射範囲Xに物品Gが到達したタイミングおよび照射範囲Xを通過したタイミングを検出する。
制御装置16は、ラインセンサ13で検出したX線(透過X線)に基づいて、物品Gの三次元データを生成する。具体的に、制御装置16は、透過X線に基づいて、物品Gのサイノグラム、断層画像、および立体画像を生成する。さらに、制御装置16は、物品Gのサイノグラム、断層画像、および立体画像に基づいて、物品Gの異物判定(異物の有無、混入されている異物の場所等)を行い、判定結果をモニタ14に表示する。
(3)処理の流れ
次に、X線検査装置100における異物判定の処理の流れについて図4を用いて説明する。
先ず、ステップS11で、照射範囲Xに物品Gが到達したか否かが判断される。具体的には、ラインセンサ13から物品Gを検出した旨の信号を受信したか否かが判断される。ステップS11では、物品Gが照射範囲Xに到達するまで待機し、物品Gが照射範囲Xに到達すると、ステップS12に進む。
ステップS12では、物品Gについての透過X線が検出される。また、回転駆動モータ15bが駆動される。具体的に、物品Gが照射範囲Xに到達すると、ラインセンサ13は、物品Gを透過したX線に基づくX線透過信号を出力する。また、回転駆動モータ15bが駆動され物品Gは照射範囲Xで鉛直軸回りに回転するとともに、鉛直軸方向上側に移動する。これにより、物品Gに対して多数の方向から照射したX線についての透過X線が検出される。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、回転テーブル11bが360°回転したかどうかが判断される。具体的には、エンコーダから回転駆動モータ15bの回転数に関するデータを取得し、当該データに基づき、回転テーブル11bの鉛直軸回りの回転角度を把握する。ステップS13では、回転テーブル11bが360°回転するまで待機し、回転テーブル11bが360°回転すると、ステップS14に進む。
ステップS14では、物品Gを360°回転させることによって得られた物品Gの透過X線に関するデータ(X線透過信号)に基づいて、三次元データが生成される。具体的には、上述したように、物品Gのサイノグラム、断層画像、および立体画像が生成される。その後、ステップS15に進む。
ステップS15では、物品Gの三次元データに基づいて、異物判定が行われる。具体的には、物品Gにおける異物の有無や、物品Gに異物が混入されている場合にその異物の場所等が判定される。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、物品Gについての異物判定の結果がモニタ14に表示される。例えば、モニタ14には、各物品Gが通過するたびに、物品Gの判定結果(「OK」または「NG」、NGの場合に混入異物の場所等)が表示される。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態に係るX線検査装置100では、物品Gは、搬送機構11によって搬送される。X線照射器12とラインセンサ13とは、搬送経路の幅方向において、対向する位置に配置される。具体的には、X線照射器12は、物品Gの搬送経路の幅方向において、第1の側部に配置され、ラインセンサ13は、第1の側部に対向する位置である第2の側部に配置される。X線照射器12は、水平軸方向に延びる扇状のX線を照射する(図3A〜図3C参照)。物品Gは、搬送機構11によってX線の照射範囲Xに搬送され、回転テーブル11bによって照射範囲Xで鉛直軸回りに360°回転しながら上昇する。
従来のX線検査装置では、コンベアユニットによって搬送される物品に対して垂直方向上側からX線を照射し、垂直方向下側から物品の透過X線を検出していた。このようなX線検査装置では、物品の二次元データ(平面画像)を生成し、二次元データに基づいて異物判定を行っていた。X線検査装置による異物判定では、物品の種類に対応して異物判定の閾値が設定される。したがって、設定された閾値が適当でない場合には、物品に異物が混入されているものと誤って判断される可能性がある。そのため、より精確な異物判定を行うためには、物品Gの三次元情報を用いることが好ましい。ここで、従来のX線検査装置と同様に、物品に対し垂直方向上側からX線を照射し、垂直方向下側で物品の透過X線を検出するようなX線検査装置を用いて、物品の三次元データを生成しようとすると、物品を水平軸回りに回転させる必要がある。そのため、検査対象となる物品を、水平軸回りの回転を可能にする把持部に把持させる必要がある。すなわち、各物品の異物判定を行うたびに、検査対象となる物品を把持部に把持させる必要がある。したがって、多数の物品について三次元データを生成することが煩雑となる。
しかし、上記実施形態に係るX線検査装置100は、物品Gに対して側方からX線を照射する。また、物品Gの三次元データを生成するために、物品Gを鉛直軸方向移動させながら鉛直軸回りに回転させる。したがって、物品Gを把持部に把持させる必要がないため、複数の物品Gを詳細検査の対象とした場合であっても、異物判定を容易に行うことができる。
(4−2)
上記実施形態に係るX線検査装置100では、回転テーブル11bが、平面移動部材11aの平面部の一部を構成する。また、回転テーブル11bは、平面移動部材11aに複数配置される。これにより、シールドボックス内に複数の物品Gを投入しておき、当該複数の物品Gの異物判定を連続して行うことが可能になる。
(4−3)
また、上記実施形態に係るX線検査装置100は、物品Gが回転テーブル11b上で360°回転する。例えば、物品Gが、包装材と内容物とからなり、内容物が包装材の内部で自由に移動する缶詰やスナック菓子などである場合、水平軸回りの回転により内容物は包装材の内部で移動し、精確な判定結果を得ることが困難である。しかし、上記実施形態に係るX線検査装置100は、物品Gが回転テーブル11bに載せられた状態で回転する。これにより、物品の姿勢が安定するため、包装材の内部で内容物が移動することを抑制し、精確な情報を取得することが可能になる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態に係るX線検査装置100では、複数の物品Gを予めシールドボックス内に投入しておき、当該複数の物品Gについて連続して異物判定を行なった。ここで、X線検査装置100は、他のコンベアユニットと連結可能な構成としてもよい。具体的には、X線検査装置100の正面視で、シールドボックスの左右方向に物品Gの搬入口および搬出口を形成する。搬入口および搬出口にはX線漏洩防止用の暖簾を取り付けるものとする。また、搬送機構11は、物品Gを搬入口から搬出口に向けて搬送するものとし、平面移動部材11aは、物品Gが搬入口から照射範囲Xを経て搬出口に移動しうるような搬送経路を構成する部材であるものとする。上流のコンベアユニットは、平面移動部材11aの搬入口側に連結され、上流のコンベアユニットは、所定の時間間隔または距離間隔で物品GをX線検査装置100に搬送し、自動的に当該物品Gが回転テーブル11bに載置される構成としてもよい。これにより、多数の物品Gについて三次元データに基づく異物判定を連続して行うことができる。
さらに、X線検査装置100には、振り分け装置を接続してもよい。具体的に、振り分け装置は、平面移動部材11aの搬出口側に連結し、X線検査装置100による異物判定の結果に応じて物品Gを振り分ける構成とする。これにより、物品Gの振り分け処理を自動的に行うことができる。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、接触部材15aが回転テーブル11bに接触したタイミングで、回転テーブル11bが回転駆動された。ここで、回転テーブル11bの回転駆動は、ラインセンサ13によって物品Gが検知されたタイミングであってもよい。
(5−3)変形例C
また、上記実施形態では、回転駆動モータ15bによって接触部材15aが回転駆動され、接触部材15aの回転により、接触部材15aと接触する回転テーブル11bが回転する。ここで、回転テーブル11bは、接触部材15aとは異なる構成によって回転されてもよい。すなわち、回転テーブル11bは、照射範囲Xで物品Gを360°回転させる構成であれば他の構成であってもよい。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、X線検査装置100がラインセンサ13を備えたが、ラインセンサ13に代えてフラットパネルセンサ23を備えてもよい(図5参照)。フラットパネルセンサ23は、多数のX線検出素子23aから構成されている。具体的に、フラットパネルセンサ23は、多数のX線検出素子23aが、図5に示すように、紙面の上下方向および奥行き方向に並ぶパネル状のセンサである。このとき、X線照射器12は、X線の照射範囲Xが、フラットパネルセンサ23の全域に拡がるように構成する。具体的に、X線の照射範囲Xは、図6Aに示すように、平面視でフラットパネルセンサ23の幅方向に拡がり、図6Bに示すように、側面視でフラットパネルセンサ23の高さ方向(垂直方向)にも拡がるものとする。さらに、接触部材15aを接触部材25に置き換える。接触部材25は、平面移動部材11aの側方位置であって、照射範囲Xに入る回転テーブル11bの側面に接触する位置に配置される。接触部材25には、回転テーブル11bの側面と接触する面(側面)に歯が切られている。当該歯は、回転テーブル11bの側面と噛み合うような形状である。接触部材25の側面は、フラットパネルセンサ23の長さ方向に延びる。平面移動部材11aによって物品Gを載せた回転テーブル11bがX線の照射範囲Xに到達すると、回転テーブル11bの側面が接触部材25の側面と噛み合う。回転テーブル11bは、側面を接触部材25の側面と噛み合わせた状態で、平面移動部材11aの移動に伴って平面内を移動する。すなわち、回転テーブル11bは、平面内を移動しながら鉛直軸回りに回転する。言い換えると、X線検査装置100では、平面移動部材11aによる物品Gの平面内の移動を止めることなく、物品Gを回転させ、物品Gについての三次元データを生成することができる。これにより、上記実施形態に係るX線検査装置と比較して、単位時間当たりの検査対象数を向上させることができる。
11 搬送機構(コンベアユニット)
11a 平面移動部材
11b 回転テーブル
11c 搬送駆動モータ
12 X線照射器(X線照射部)
13 ラインセンサ(X線検出部)
14 モニタ
15,25 回転機構
15a,25 接触部材
15b 回転駆動モータ
16 制御装置
23 フラットパネルセンサ(X線検出部)
100 X線検査装置
特開2009−80031号公報

Claims (7)

  1. 物品を搬送するコンベアユニットと、
    前記コンベアユニットの第1の側方に配置され、前記物品に対し前記第1の側方からX線を照射するX線照射部と、
    前記第1の側方に対向する第2の側方に配置され、前記物品を透過した前記X線である透過X線を検出するX線検出部と、
    前記物品を鉛直軸回りに回転させる回転機構と、
    を備える、
    X線検査装置。
  2. 前記回転機構は、前記コンベアユニット上の前記物品を回転させる、
    請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 前記回転機構は、前記コンベアユニット上の前記物品をさらに鉛直方向上方に移動させる、
    請求項2に記載のX線検査装置。
  4. 前記X線照射部は、X線照射空間において前記物品に前記X線を照射し、
    前記回転機構は、前記物品が前記X線照射空間にあるとき、前記物品を回転させる、
    請求項2に記載のX線検査装置。
  5. 前記X線照射部は、X線照射空間において前記物品に前記X線を照射し、
    前記回転機構は、前記物品が前記X線照射空間にあるとき、前記物品を回転させながら鉛直方向上方に移動させる、
    請求項3に記載のX線検査装置。
  6. 前記コンベアユニットは、前記物品を載せるテーブルを有し、
    前記回転機構は、前記テーブルを回転させる、
    請求項2から5のいずれかに記載のX線検査装置。
  7. 前記X線検出部は、フラットパネルセンサである、
    請求項1から6のいずれかに記載のX線検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104316547A (zh) * 2014-11-05 2015-01-28 同方威视技术股份有限公司 一种用于x射线检查设备的旋转弧形探测器盒
WO2016141595A1 (zh) * 2015-03-12 2016-09-15 罗艺 一种x光检测设备

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