JP2013182969A - 部品実装システム及び部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半田印刷部から部品装着部に受け渡される前に基板を抜き出した場合でも部品の装着を正常に行うことができるようにした部品実装システム及び部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】検査機12は、半田印刷機11により半田Hdの印刷が施された基板2の撮像を行ってその基板2の外観特徴データを取得するとともに、その外観特徴データをその基板2に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを作成して部品装着機14に送信する。部品装着機14は、検査機12から送られてきた基板2ごとの基板固有データを受け取る一方、半田印刷機11から送られてきた基板2に対する撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得し、その外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板2に対する部品3の装着作業を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板に半田の印刷を施す半田印刷部及び半田印刷部により半田の印刷が施された基板に対して部品の装着を行う部品装着部を備えた部品実装システム及び部品実装方法に関するものである。
部品実装システムは、基板の各電極に半田の印刷を施す半田印刷部と半田印刷部により半田の印刷が施された基板に対して部品の装着を行う部品装着部を備えて成る。このような部品実装システムの中には、半田印刷部により半田の印刷が施された基板の撮像を行い、基板の各電極における半田の印刷状態を検出してそのデータ(これはその基板に固有の部品装着用データとなる)を部品装着部に先送りし、部品装着部はその送られてきた部品装着用データに基づいて基板に対する部品の装着を行うようにしているものが知られている。
このように各基板についての部品装着用データを半田印刷部から部品装着部に先送りするフィードフォワード方式を採用した部品実装システムでは、部品装着部が半田印刷部から送られてきた基板に対してその基板の電極の中心位置を基準として部品を装着するのではなく、電極に印刷された半田の中心位置を基準として部品を装着することにより、部品の装着後のリフロー工程実行時におけるアライメント効果(半田の流動によって部品が電極の中心位置に移動する現象)を利用した部品の装着を行う場合には大変有効なものとなる(例えば、特許文献1参照)。この場合、部品装着用データは基板の電極の中心位置に対する半田の中心位置の位置ずれ量等のデータとなるが、部品装着部は送られてきた部品装着用データの順番と半田印刷部を経て送られてきた基板の順番とを対応させることで、部品装着用データと基板との対応関係を把握することができる。
特開2007−173855号公報
しかしながら、上記従来の部品実装システムでは、半田印刷部における半田の印刷状態が不良であった場合などにおいて、半田印刷部から部品装着部に受け渡される前にオペレータがその基板を抜き出した後、その抜き出した基板よりも先に後続の基板が部品装着部に搬入されてしまうと部品装着用データと基板との対応関係が乱れてしまい、部品装着用データをもとにした部品の装着を正常に行うことができなくなるおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、半田印刷部から部品装着部に受け渡される前に基板を抜き出した場合でも部品の装着を正常に行うことができるようにした部品実装システム及び部品実装方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装システムは、基板に半田の印刷を施す半田印刷部及び前記半田印刷部により半田の印刷が施された基板を受け取って部品の装着を行う部品装着部を備えた部品実装システムであって、前記半田印刷部により半田の印刷が施された基板の撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得するとともにその取得した外観特徴データをその基板に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを基板ごとに作成するデータ作成部と、前記データ作成部が作成した基板ごとの基板固有データを前記部品装着部に送信するデータ送信部とを備え、前記部品装着部は、前記データ送信部から送られてきた基板ごとの前記基板固有データを受け取る一方、前記半田印刷部から送られてきた基板に対する撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを前記データ送信部から送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板に対する部品の装着を行う。
請求項2に記載の部品実装システムは、請求項1に記載の部品実装システムであって、前記基板の外観特徴データは、その基板に設けられた電極の位置データ、マークの位置データ、電極に印刷された半田の位置データの少なくともひとつから成る。
請求項3に記載の部品実装方法は、基板に半田の印刷を施す半田印刷部及び前記半田印刷部により半田の印刷が施された基板を受け取って部品の装着を行う部品装着部を備えた部品実装システムによる部品実装方法であって、前記半田印刷部が基板に半田の印刷を施す半田印刷工程と、前記半田印刷部が半田の印刷を施した基板の撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得するとともにその取得した外観特徴データをその基板に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを基板ごとに作成するデータ作成工程と、前記データ作成工程で作成した基板ごとの前記基板固有データを前記部品装着部に送信するデータ送信工程と、前記部品装着部が、前記データ送信工程で送られてきた基板ごとの前記基板固有データを受け取る一方、前記半田印刷部から送られてきた基板に対する撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを前記データ送信工程で送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板に対する部品の装着を行う部品実装工程とを含む。
請求項4に記載の部品実装方法は、請求項3に記載の部品実装方法であって、前記基板の外観特徴データは、その基板に設けられた電極の位置データ、マークの位置データ、電極に印刷された半田の位置データの少なくともひとつから成る。
本発明では、部品装着部が、半田印刷部により半田の印刷が施された基板の外観特徴データとその基板に固有の部品装着用データとが関連付けられて作成された基板固有データの送信を受けてこれを受け取る一方、半田印刷部から送られてきた基板の撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを発見してその発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板に対する部品の装着を行うようになっており、部品装着部は、取得した基板の外観特徴データが半田印刷部により半田の印刷が施された基板の外観特徴データと一致することをもって基板の同一性を判断し、そのうえで部品装着用データを用いるようになっているので、半田印刷部から部品装着部に受け渡される前に基板を抜き出した場合でも部品の装着を正常に行うことができる。
本発明の一実施の形態における部品実装システムの構成を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する検査機の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装システムにおけるデータの流れを示す図 本発明の一実施の形態における部品実装システムにおける作業対象となる基板の(a)平面図(b)部分拡大図 本発明の一実施の形態における部品実装システムにおける作業対象となる複数の基板がキャリヤに貼り付けられた状態の斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装システムを構成する部品装着機の斜視図 本発明の一実施の形態における部品装着機により基板の電極に部品を装着した状態を示す基板の平面図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品実装システムにおけるセルフアライメント効果を説明する基板の側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装システム1は、基板2の電極2aに半田Hdを印刷したうえで部品3を装着する部品実装作業を行うものであり、半田印刷機11、検査機12、基板搬送機13、部品装着機14及びリフロー炉15がこの順で一の方向(X軸方向とする)に並んで設けられている。これら半田印刷機11、検査機12、基板搬送機13、部品装着機14及びリフロー炉15はそれぞれ基板2をX軸方向に搬送する搬送コンベアを有し、上流工程側の装置から受け取った基板2に対して所要の作業を施して下流工程側の装置に搬出する動作を繰り返し実行する。
図1において、半田印刷機11は、オペレータOPによって或いは図示しない基板投入装置から投入された基板2を搬入して作業位置へ位置決めし、基板2に設けられた電極2a上に半田Hdの印刷を施して基板2を下流工程側の検査機12に搬出する(半田印刷工程)。
検査機12は、図2に示すように、基台21上に基板2をX軸方向に搬送する搬送コンベア22のほか、直交座標ロボットから成るヘッド移動機構23とヘッド移動機構23によって移動される第1カメラ24を備えている。ヘッド移動機構23は基台21上をX軸方向と直交する水平面内方向(Y軸方向とする)に延びて設けられたY軸テーブル23a、X軸方向に延びてその一端がY軸テーブル23a上をY軸方向に移動自在に設けられた2つのX軸テーブル23b及び各X軸テーブル23b上をX軸方向に移動自在に設けられた移動ステージ23cから成り、第1カメラ24は一方の移動ステージ23cに撮像視野を下方に向けた状態で取り付けられている。搬送コンベア22による基板2の搬送及び作業位置への位置決め制御、ヘッド移動機構23による第1カメラ24の移動制御、第1カメラ24の撮像動作制御及び第1カメラ24の撮像動作によって得られた画像データの処理制御は基台21内に設けられた検査機制御装置25によって行われる。
このような構成の検査機12において、検査機制御装置25は、半田印刷機11から基板2が送られてきたことを検知したら、搬送コンベア22を作動させて基板2の搬入を行い、所定の作業位置に位置決めする。そして、第1カメラ24を移動させて基板2上の対角位置に設けられた2つのマークm(図2)の撮像を行い、これらのマークmの基準位置(この基準位置は検査機12の基台21に固定された座標系において予め定められる)からの位置ずれ量を求める。
検査機制御装置25は、基板2の作業位置への位置決めを行って各マークmの基準位置からの位置ずれ量を求めたら、ヘッド移動機構23を作動させて第1カメラ24により基板2上の各領域の撮像を行い、得られた画像データに基づいて各電極2aにおける半田Hdの印刷状態を検査して、その検査結果のデータを記憶領域25a(図3)に記憶させる。ここで、検査機制御装置25が実行する半田Hdの印刷状態の検査内容は、具体的には、半田印刷機11によって印刷された半田Hdが電極2aを基準とした所定の範囲に存在しているかどうか等である。
検査機制御装置25のデータ作成部25b(図3)は、上記半田Hdの印刷状態の検査と並行して基板2の部品装着用データと外観特徴データの取得作業を行う。ここで、部品装着用データは、下流工程側の部品装着機14において基板2の電極2aに部品3を装着するときの目標位置となるものであり、各電極2aの中心位置のデータと、これら各電極2aに対する半田Hdの中心位置の位置ずれ量のデータの組み合わせから成る。
データ作成部25bは、部品装着用データを求める場合には、図4(a)に示すように、第1カメラ24の撮像によって得られた画像から、基板2に設けられた2つのマークmの位置座標を求めてそのうちの一方のマークmを原点としたうえで、2つのマークmを結ぶ線分の偏角がφとなるようにε軸をとり、更にそのε軸からの偏角が90°となるようにη軸をとってεη座標系を設定する。そして、その設定したεη座標系における各電極2aに印刷された半田Hdの中心位置PHの座標を算出するとともに、その算出した半田Hdの中心位置PHの座標をεη座標系における設計データ上の電極2aの中心位置PDの座標と比較して電極2aの中心位置PDに対する半田Hdの中心位置PHの位置ずれ量(Δε,Δη)を求める(図4(b))。なお、この部品装着用データは、上記半田Hdの印刷状態の検査時に取得する。
一方、外観特徴データは、各基板2の外観上の特徴を表すデータであり、個々の基板2を他の基板2と外観的に識別するためのデータである。この外観特徴データは上記部品装着用データとともにその基板2に固有のデータとなる。基板2の外観特徴データは、例えば、前述の2つのマークmの基準位置からの位置ずれ量のデータ、εη座標系における各電極2aの位置データ、各電極2aに印刷された半田Hdの位置データ等の少なくともひとつ、好ましくはこれらの位置データのうちの複数を組み合わせて取得する。
このように、基板2に設けられた各電極2aの位置データ、各マークmの位置データ、各電極2aに印刷された半田Hdの位置データ等を基板2の識別用のデータとして用いることができるとするのは、同一種の基板2であって巨視的には同一の基板2であるとして取り扱われる場合であっても、微視的にみれば各基板2上の全ての電極2aの位置や全てのマークmの位置が全く同じであるということは稀であり、電極2a上に印刷された半田Hdに至っては、電極2a上に印刷された半田Hdの位置が全て一致する基板2は2つとないと考えられることによる。なお、外観特徴データ同士が似通った基板2が複数ある場合には、部品装着用データを流用してこれを基板2同士の識別用に用いるようにしてもよい。
なお、図5に示すように、基板2がプレート状のキャリヤCR上に複数枚取り付けられた状態で搬送されるようになっている場合には、個々の基板2を他の基板2と外観的に識別するという概念を、個々のキャリヤCRを他のキャリヤCRと外観的に識別するという概念に置き換えればよい。この場合にはキャリヤCR上に貼り付けられた全ての基板2についての各電極2aの位置データ、各マークmの位置データ、各電極2aに印刷された半田Hdの位置データのほか、キャリヤCRに複数のマークMが設けられている場合にはこれら複数のマークMの位置データ(基準位置からの位置ずれ量のデータ)を用いることができる。
各基板2のキャリヤCRへの取り付けは、一般には、各基板2に設けた基板側孔2hとキャリヤCR側に設けたキャリヤ側孔CRhとを上下に合致させたうえでこれら両孔2h、CRhに固定ピンPkを挿入することによって行われるが(図5)、両孔2h、CRhそれぞれと固定ピンPkとの間には必ず遊びがあり、各基板2がキャリヤCRに取り付けられた状態での各基板2のキャリヤCRに対する位置の自由度は或る程度大きいので、個々のキャリヤCRを他のキャリヤCRと外観で識別するときの識別精度は非常に高いものとなる。
データ作成部25bは、上記のようにして半田印刷機11により半田Hdの印刷が施された基板2の撮像を行って基板2の部品装着用データと外観特徴データを取得したら、その取得した外観特徴のデータを部品装着用データと関連付けた基板固有データを新たに作成して(データ作成工程)、記憶領域25aに記憶させる(図3)。
検査機制御装置25は、基板2の検査が終了したら、その基板2を下流工程側の基板搬送機13に搬出するが、このとき、記憶領域25aに記憶された各データのうち、半田Hdの印刷状態の検査結果のデータについては検査機制御装置25に繋がるディスプレイ装置26に画像出力し、基板固有データについては、図3に示すように、データ送信部25cからデータ送信線DLを通じて部品装着機14に送信する(データ送信工程)。
基板搬送機13は、検査機12から搬出された基板2を受け取ってそのまま下流工程側の部品装着機14に搬送する。この基板搬送機13は、検査機12からディスプレイ装置26に出力された半田Hdの印刷状態の検査結果のデータに基づいて、オペレータOPが目視確認をすることが必要であると判断した基板2を部品装着機14に送られる前に抜き出す場所として機能する。
部品装着機14は、図6に示すように、基台31上に、基板2をX軸方向に搬送する搬送コンベア32のほか、直交座標ロボットから成るヘッド移動機構33、ヘッド移動機構33によって移動される第2カメラ34及び装着ヘッド35、部品3の供給を行う複数のパーツフィーダ36、装着ヘッド35に設けられた基板カメラ37、基台31上の搬送コンベア32とパーツフィーダ36の間に設けられた部品カメラ38を備えている。
ヘッド移動機構33は検査機12が備えるヘッド移動機構23と同様に、基台31上をY軸方向に延びて設けられたY軸テーブル33a、X軸方向に延びてその一端がY軸テーブル33a上をY軸方向に移動自在に設けられた2つのX軸テーブル33b及び各X軸テーブル33b上をX軸方向に移動自在に設けられた移動ステージ33cから成る。第2カメラ34は一方の移動ステージ33cに撮像視野を下方に向けた状態で取り付けられており、装着ヘッド35は他方の移動ステージ33cに取り付けられている。装着ヘッド35は、下方に延びて上下軸方向(Z軸方向とする)への移動及びZ軸回りの回転動作が可能な複数の吸着ノズル35aを有しており、吸着ノズル35aにより各パーツフィーダ36が部品供給口36aに供給する部品3をピックアップする。
搬送コンベア32による基板2の搬送及び作業位置への位置決め制御、ヘッド移動機構33による装着ヘッド35の移動制御、各パーツフィーダ36による部品3の供給動作及び吸着ノズル35aによるパーツフィーダ36からの部品3の吸着動作制御、第2カメラ34、基板カメラ37及び部品カメラ38の撮像動作制御、第2カメラ34、基板カメラ37及び部品カメラ38の撮像動作によって得られた画像データの処理制御は基台31内に設けられた装着機制御装置39によって行われる。
このような構成の部品装着機14において、装着機制御装置39は、基板搬送機13から基板2が送られてきたことを検知したら、搬送コンベア32を作動させて基板2の搬入を行い、所定の作業位置に位置決めする。そして、第2カメラ34を移動させて基板2に設けられた前述の2つのマークmの撮像を行い、これらのマークmの基準位置(この基準位置は部品装着機14の基台31に固定された座標系において予め定められる)からの位置ずれ量を求める。
装着機制御装置39の外観特徴データ取得部39a(図3)は、基板2の作業位置への位置決めを行ってマークmの基準位置からの位置ずれ量を求めたら、ヘッド移動機構33を作動させて第2カメラ34により(或いは基板カメラ37により)基板2上の各領域の撮像を行い、得られた画像データに基づいて基板2の外観特徴データを取得する。ここで取得する基板2の外観特徴データは、検査機12において取得した外観特徴データと同種類のものとなるようにする。例えば、検査機12がマークmの位置データと半田Hdの位置データを外観特徴データとして取得したのであれば、ここでもマークmの位置データと半田Hdの位置データを外観特徴データとして取得する。
装着機制御装置39は、上記のようにして外観特徴データ取得部39aにより基板2の外観特徴データを取得する一方、図3に示すように、検査機制御装置25のデータ送信部25cからデータ送信線DLを通じて送られてくる基板2ごとの基板固有データをデータ受信部39bにおいて受信し、記憶領域39cに記憶させる。そして、このようにして記憶領域39cに検査機制御装置25のデータ送信部25cから送られてきた基板2ごとの基板固有データを記憶領域39cに記憶させたら、装着機制御装置39は、外観特徴データ取得部において取得した外観特徴データと、検査機制御装置25のデータ送信部25cから送られてきた(記憶領域39cに記憶させた)一又は複数の基板固有データの外観特徴データとをデータ比較部39d(図3)において比較し、取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを検査機12のデータ送信部25cから送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見(すなわち、外観特徴データ同士が一致する基板固有データを発見)したら、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて、基板2に対する部品3の装着を行う(部品実装工程)。
この部品3の装着では、部品装着用データである各電極2aに印刷された半田Hdの位置座標に基づいて(例えば、各電極2aに印刷された半田Hdの位置座標の重心位置に基づいて)、部品3を基板2上に装着する。すなわち、部品3をその部品3の装着対象となっている電極2aの中心位置PDではなく、その電極2aから前述の位置ずれ量(Δε,Δη)だけずれた半田Hdの中心位置PHを目標位置として装着する(図7及び図8(a))。部品装着機14は、上記のようにして基板2上の各電極2aに部品3を装着したら、基板2を下流工程側のリフロー炉15に搬出する。
リフロー炉15は、部品装着機14から搬出された基板2を受け取ったら、その基板2を搬送して基板2上の半田Hdのリフローを行う(リフロー工程)。この半田Hdのリフローでは、部品装着機14が基板2上に部品3を装着する際、上述のように半田Hdの中心位置PHを目標位置として装着されていることから、リフロー工程実行時における半田Hdの流動によってセルフアライメント効果が発揮され(図8(b)中に示す矢印A)、部品3が電極2aの中心位置に装着される(図8(c))。
このように、本実施の形態における部品実装システム1は、基板2に半田Hdの印刷を施す半田印刷部としての半田印刷機11及び半田印刷機11により半田Hdの印刷が施された基板2を受け取って部品3の装着を行う部品装着部としての部品装着機14に加え、半田印刷機11により半田Hdの印刷が施された基板2の撮像を行ってその基板2の外観特徴データを取得するとともにその取得した外観特徴データをその基板2に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを基板2ごとに作成する検査機制御装置25のデータ作成部25bと、データ作成部25bが作成した基板2ごとの基板固有データを部品装着機14に送信する検査機制御装置25のデータ送信部25cを備えている。そして、部品装着機14は、データ送信部25cから送られてきた基板2ごとの基板固有データを受け取る一方、半田印刷機11から送られてきた基板2に対する撮像を行ってその基板2の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データをデータ送信部25cから送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板2に対する部品3の装着を行うようになっている。
また、上記部品実装システム1による部品実装方法は、半田印刷機11が基板2に半田Hdの印刷を施す前述の半田印刷工程、半田印刷機11が半田Hdの印刷を施した基板2の撮像を行ってその基板2の外観特徴データを取得するとともにその取得した外観特徴データをその基板2に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを基板2ごとに作成する前述のデータ作成工程、データ作成工程で作成した基板2ごとの基板固有データを部品装着機14に送信する前述のデータ送信工程及び部品装着機14が、データ送信工程で送られてきた基板2ごとの基板固有データを受け取る一方、半田印刷機11から送られてきた基板2に対する撮像を行ってその基板2の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データをデータ送信工程で送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板2に対する部品3の装着を行う前述の部品実装工程を含むものとなっている。
このように本実施の形態における部品実装システム1及び部品実装システム1による部品実装方法では、部品装着機14が、半田印刷機11により半田Hdの印刷が施された基板2の外観特徴データとその基板2に固有の部品装着用データとが関連付けられて作成された基板固有データの送信を受けてこれを受け取る一方、半田印刷機11から送られてきた基板2の撮像を行ってその基板2の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを発見してその発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板2に対する部品3の装着を行うようになっており、部品装着機14は、取得した基板2の外観特徴データが半田印刷機11により半田Hdの印刷が施された基板2の外観特徴データと一致することをもって基板2の同一性を判断し、そのうえで部品装着用データを用いるようになっているので、半田印刷機11から部品装着機14に受け渡される前に基板搬送機13から基板2を抜き出した場合でも部品3の装着を正常に行うことができる。
なお、上述の実施の形態では、検査機制御装置25が行った各電極2aにおける半田Hdの印刷状態の検査結果のデータは検査機制御装置25が備える記憶領域25a(図3)に記憶されるようになっていたが、この検査結果のデータは、検査機制御装置25が備える記憶領域以外の記憶領域(例えば、別途設けた上位コンピュータの記憶領域)に記憶されるのであってもよい。また、上述の実施の形態では、検査機制御装置25のデータ作成部25bが半田Hdの印刷状態の検査と並行して基板2の部品装着用データと外観特徴データの取得作業を行うようになっていたが、このデータ作成部25bが行う作業(部品装着用データと外観特徴データの取得作業)は、別途設けた上位コンピュータなど、他の装置が行うようになっていてもよい。また、上述の実施の形態では、部品装着用データは、各電極2aの中心位置のデータと、これら各電極2aに対する半田Hdの中心位置の位置ずれ量のデータの組み合わせから成るとしていたが、部品装着機14において基板2の電極2aに部品3を装着するときの目標位置となるものであれば、これに限定されるものではない。
半田印刷部から部品装着部に受け渡される前に基板を抜き出した場合でも部品の装着を正常に行うことができるようにした部品実装システム及び部品実装方法を提供する。
1 部品実装システム
2 基板
2a 電極
3 部品
11 半田印刷機(半田印刷部)
14 部品装着機(部品装着部)
25b データ作成部
25c データ送信部
m マーク
Hd 半田

Claims (4)

  1. 基板に半田の印刷を施す半田印刷部及び前記半田印刷部により半田の印刷が施された基板を受け取って部品の装着を行う部品装着部を備えた部品実装システムであって、
    前記半田印刷部により半田の印刷が施された基板の撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得するとともにその取得した外観特徴データをその基板に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを基板ごとに作成するデータ作成部と、
    前記データ作成部が作成した基板ごとの基板固有データを前記部品装着部に送信するデータ送信部とを備え、
    前記部品装着部は、前記データ送信部から送られてきた基板ごとの前記基板固有データを受け取る一方、前記半田印刷部から送られてきた基板に対する撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを前記データ送信部から送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板に対する部品の装着を行うことを特徴とする部品実装システム。
  2. 前記基板の外観特徴データは、その基板に設けられた電極の位置データ、マークの位置データ、電極に印刷された半田の位置データの少なくともひとつから成ることを特徴とする請求項1に記載の部品実装システム。
  3. 基板に半田の印刷を施す半田印刷部及び前記半田印刷部により半田の印刷が施された基板を受け取って部品の装着を行う部品装着部を備えた部品実装システムによる部品実装方法であって、
    前記半田印刷部が基板に半田の印刷を施す半田印刷工程と、
    前記半田印刷部が半田の印刷を施した基板の撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得するとともにその取得した外観特徴データをその基板に固有の部品装着用データと関連付けた基板固有データを基板ごとに作成するデータ作成工程と、
    前記データ作成工程で作成した基板ごとの前記基板固有データを前記部品装着部に送信するデータ送信工程と、
    前記部品装着部が、前記データ送信工程で送られてきた基板ごとの前記基板固有データを受け取る一方、前記半田印刷部から送られてきた基板に対する撮像を行ってその基板の外観特徴データを取得し、その取得した外観特徴データと一致する外観特徴データを含む基板固有データを前記データ送信工程で送られてきた一又は複数の基板固有データの中から発見して、その発見した基板固有データに含まれる部品装着用データに基づいて基板に対する部品の装着を行う部品実装工程とを含むことを特徴とする部品実装方法。
  4. 前記基板の外観特徴データは、その基板に設けられた電極の位置データ、マークの位置データ、電極に印刷された半田の位置データの少なくともひとつから成ることを特徴とする請求項3に記載の部品実装方法。
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