JP2013176986A - ファイリング用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉の抜き取り、差し換え、追加が容易で、紙葉の綴じ孔に挿通する線状体の破損を防止し、破損したときには交換可能なファイリング用具を提供する。
【解決手段】折曲部20の両側に開口した袋状収納部21を形成し、綴じ込む紙葉4の綴じ孔41に対応する位置に複数の挿通孔22をあけた表紙カバー2と、合成樹脂シートを折り曲げ、折曲線1aの近傍で、綴じ孔に対応する位置に複数の第2の挿通孔10をあけた袋状収納部21に挿し込む一対の挿込シート1と、合成樹脂シートを帯状に切断し、長手方向の側面に対向する窪みを形成した線状体11とを具備し、第2の挿通孔に隣接して折曲線と直交方向に係合孔および第3の挿通孔を並べてあけ、線状体の後端を第3の挿通孔に挿通し、先端を第2の挿通孔に挿通して突出させ、挿込シートを袋状収納部に挿し込み、線状体を挿通孔を経て突出させ、紙葉の表裏両面から綴じ孔に線状体を挿通して紙葉を綴じ込む。
【選択図】図2

Description

この発明は、紙葉の綴じ孔に表裏両側から紐状の線状体を挿通させて、紙葉を綴じ込むファイリング用具に関する。
従来、この種のファイリング用具として、金属製や硬質樹脂製のリング備えたリング式ファイリング用具が普及している。
このようなリング式ファイリング用具においては、任意ページの紙葉の抜き取り、差し換え、追加などが可能であるが、リングの硬さや嵩高さが、紙葉を綴じ込んだ状態における筆記や複写等の障碍になり、使用時の利便性を損ない、また、一般的にリングの閉止力が強く、取り扱いには強い力を要し、指を挟むなどの危険性もあり、取扱い上の注意も必要となる欠点があった。
そこで、リングを使用しないファイリング用具として、両表紙内側の背表紙部に当たる両側に植設した線状体で紙葉を綴じ込むファイリング用具として、ベースを有する線状体をファイリング用具のカバーの内側に直立した状態で装着したものが下記特許文献1により提案されている。
一方、上記特許文献1に記載の柔軟な線状体を用いた綴じ込み式ファイリング用具においては、リング式ファイリング用具と同様に任意頁の編集が行え、かつ、リングが障碍になる欠点も、操作中の傷害の危険性も解決している。
特許第2933899号公報 特開平11−277940号公報
この柔軟な線状体は、このファイリング用具の機能を果たすために、表面が滑らかで弾性を有する合成樹脂などの材料で形成されることが必要である。しかし、合成樹脂材料は、僅かながら可塑性を有しているので、使用時の不注意な操作によって線状体を折り曲げると、曲がり癖がついて操作性を阻害することがあった。
この発明は、このような問題を解決するために考えられたものであって、ファイリング用具の機能をさらに高め、曲がり癖がついても、ファイリング用具に損傷を残すことなく、部品を交換して機能を回復することができるファイリング用具を提供することを目的としている。
また、この発明は、線状体に生ずる不具合の発生を、部材の交換、高品質化だけでなく、不具合発生の原因を極力減少させる構成を備えたファイリング用具を提供することを目的としている。
この発明のファイリング用具は、折曲部の両側に、折曲部に向かって開口した袋状収納部を形成し、該開口に隣接して綴じ込む紙葉の綴じ孔に対応する位置に複数の第1の挿通孔をあけた表紙カバーと、合成樹脂シートを折曲線に沿って折り曲げ、該折曲線の近傍で、綴じ込む紙葉の綴じ孔に対応する位置に複数の第2の挿通孔をあけた上記袋状収納部に挿し込む一対の挿込シートと、
滑らかで弾性を有する合成樹脂シートを帯状に切断し、長手方向の側面に対向する窪みを形成した線状体とを具備し、
上記挿込シートの線状体を植設する位置に、上記第2の挿通孔に隣接して上記折曲線と直交方向に係合孔および第3の挿通孔を並べてあけ、上記線状体の窪みを係合孔に係合させ、上記線状体の後端を第3の挿通孔に挿通し、上記線状体の先端を第2の挿通孔に挿通して突出させて、上記挿込シートを上記袋状収納部に挿し込んで上記線状体を袋状収納部にあけた第1の挿通孔を経て突出させ、紙葉の表裏両面から紙葉の綴じ孔に上記線状体を挿通して紙葉を綴じ込むものである。
この発明のファイリング用具は、打抜き加工および折曲げ加工して、背表紙となる中央の区画と、この中央の区画の左右両側に3つの折曲線で仕切られた内側の区画、中間の区画、外側の区画が形成された細長い滑らかで弾性を有する合成樹脂シートであって、上記外側の区画と中間の区画との折曲線の近傍で、上記中間の区画に綴じ込む紙葉の綴じ孔に対応する位置に複数の第1の挿通孔をあけ、線状体を植設する外側の区画において、上記第1の挿通孔に隣接して上記外側の区画と中間の区画との折曲線と直交方向に第2の挿通孔を並べてあけ、この第2の挿通孔から間隔をあけて合成樹脂シートを細長くU字形に打ち抜いて線状体を形成し、この線状体を根本で曲げて上記第2の挿通孔を経て上記第1の挿通孔より突出させて、外側の区画を巻芯にして巻き込むように、各折曲線において各3つの区画を内側に折り曲げて右表紙および左表紙を形成し、該右表紙および左表紙の内側で背表紙側に上記線状体を突出させ、紙葉の表裏両面から紙葉の綴じ孔に上記線状体を挿通して紙葉を綴じ込むものである。
この発明のファイリング用具によると、挿込シートが滑らかな合成樹脂で構成されており、線状体も、滑らかで弾性を有し、摩擦抵抗が少ない合成樹脂で、かつ、ファイルを折り畳むときに線状体に曲げモーメントが生じ難い形状に構成されているので、線状体の操作性が極めて円滑になって、線状体の折り曲がり変形の問題を解消できる。
挿込シートおよび線状体は、射出成形によらず、打ち抜き成形、折り曲げなどの平面的な加工により廉価に作ることができる。
ファイリング用具を閉じた状態においては、線状体は、屈折部のないU字形の自然な姿を保ち、紙葉も安全に保持することができる。
ファイリング用具を開いた状態においては、紙葉を綴じた線状体が、綴じ込んだ紙葉の紙面に沿って平らな円弧状の姿勢となり、筆記時の障碍にならず、また、紙葉を綴じ込んだ状態のままでコピーすることができる。
この発明の第1の実施形態を示す斜視図、 この発明のファイリング用具の第1の実施形態の組立図、 この発明のファイリング用具において使用する線状体(a)と、この線状体を装着する基盤シート平面図(b)、線状体を基盤シートに装着した状態を示す断面図(c)、この発明の線状体を装着した2重のシートの一例を示す斜視図(d)、要部を拡大して示す平面図(e)および(f)、 この発明の第1の実施形態を示すファイリング用具に、紙葉を綴じて開いた状態を示す斜視図(a)、この斜視図 (a)における線B−Bで切断した断面図(b)、上記ファイリング用具を閉じる途中の綴じ部の状態を示す断面図(c)、上記ファイリング用具を閉じた状態を示す断面図(d)、 この発明のファイリング用具の第2の実施形態を示す斜視図(a)、上記の第2の実施形態の加工過程における展開図(b)、上記の第2の実施形態のファイリング用具を開いた状態を示す断面図(c)および要部を拡大して示した断面図(d)である。
以下、この発明のファイリング用具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
この発明の第1の実施形態は、図2(b)の斜視図に示す線状体11を備えた左右一対の挿込シート1と、図2(c)の斜視図に示すカバー2とにより構成される、
カバー2は表紙となるもので、樹脂、皮革、強化紙等、用途に合わせて選択し、材料に適した縫製、接着、溶着等により制作する。この屈曲部20の両側には、折曲部20側に開口した袋状の収納部21を形成し、この収納部21の開口した縁に沿って、綴じ込む紙葉4の綴じ穴41に対応する位置に4つの挿通孔22をあけたものである。
さらに、カバーの折曲部20において、左右の収納部21にその両側を延伸して挿し込むように構成した図3(d)に示す保護シート3が、カバーの折曲部20の左右の内側にわたって設けられている。
この保護シート3の上下両縁は、左右の収納部21に挟まれる部分だけが点線33で示すように、カバー2に固定されており、左右の収納部21に挿し込まれる延伸部分31には、収納部21にあけた4つの孔22に対応する位置に、4つの孔31がそれぞれ穿設されている。
線状体11を有する左右一対の挿込シート1を左右の収納部21への挿入作業を容易ならしめるために、この保護シート3は、皮革や合成樹脂シートのような薄くて柔軟な材質のものが望ましい。
カバー2の袋状の収納部21には、図2(b)の斜視図に示す線状体11を備えた左右一対の挿込シート1をカバー2の折曲部20側から挿し込んで、図1の斜視図に示すように、カバー2の孔22から挿込シート1の線状体11をそれぞれ突出させたものである。
図1および図2に示すように、複数の線状体11は、左右同数か1つ違いであるが、互いにずらせて一致しないように配置されており、右側/左側に線状体11が存在する部分に対向する左側/右側には挿通孔10だけが存在するように、線状体11と挿通孔10とが配置されている。
一対の挿込シート1は、表面が滑らかで、柔軟性があって、弾性を有するポリプロピレン(PP)等の合成樹脂シートを中央の折曲線1aに沿って折り曲げて、上面1bおよび下面1cを形成したもので、この挿込シート1の上面1bには、折曲線1aに隣接して線状体11を挿通する挿着孔10があけられおり、下面1cは挿通孔がなく平坦である。
挿込シート1の挿着孔10は、綴じ込む紙葉4を保持する線状体11を挿通する孔であり、図2(a)に示す綴じ込む紙葉4の綴じ孔41と対応する位置にあけられている。
挿込シート1の孔10には、図3(a)に示す線状体11が挿通される。線状体11は、ポリプロピレン(PP)、ポリオニシメチレン(POM)等の滑らかで弾性を有する合成樹脂シートにより形成し、両端部を丸めて孔に挿着し易くした直線状のもので、一端部から一定長さの位置の両側部を丸く切欠いて対向する窪み110を形成したものである。
この線状体11を挿込シート1に植設するために、挿込シート1の上面1bに孔10,101,103よりなる孔列が穿設されている。挿通孔10、103の直径は、線状体11の幅より僅かに大きくあけられている。図3(e)に拡大して示すように、係合孔101の直径は、線状体11に形成した一対の窪み110の間隔より僅かに大きく、かつ、線状体11の幅よりも大きい切込み102が、折曲線1aと直交する方向に形成されている。
線状体11を挿込シート1の上面1bに植設する際には、二つ折りの挿込シート1を拡げて、線状体11の窪み110に近い後端部を、上面1bの裏側から孔101の切込み102に挿し込み、窪み110が孔101に嵌り込むと、線状体11を90°回動させて、線状体11の窪み110を孔102に係合させる。
このように、線状体11の窪み110を挿込シート1の係合孔101に係合させてから、線状体11の先端部を上面1bの裏側から孔10に挿通して、上面1bの表側へ引き出す。そして、線状体11の後端部を挿込シート1の上面1bから挿通孔103に挿通して、挿込シート1を二つ折りに畳むと、図3(c)の断面図および図3(d)の斜視図に示すように、線状体11を挿込シート1に編み込むように装着することができる。
この第1の実施形態で説明した切込み102を有する係合孔101の代わりに楕円形の孔104でもよいのである。図3(f)に拡大して示すように、楕円の長径方向を折曲線1aと直交する方向にあけ、短径を線状体11に形成した一対の窪み110の間隔より僅かに大きく、長径を線状体11の幅よりも大きく設定しておくと、線状体11を差し込んで、線状体11の窪み110が、楕円の長径に嵌り込むと、線状体11を90°回動させて、線状体11の窪み110を楕円の短径に係合させることができる。
次に、図3(d)の斜視図に示す線状体11を植設した左右一対の挿込シート1を、カバー2の折曲部20側から袋状の収納部21に挿し込んで各線状体11を各孔からそれぞれ突出させたファイリング用具を組み立てる手順を説明する。
まず、表紙となるカバー2の折曲部20に縫い付けた保護シート3の延伸部31を袋状の収納部21の開口から引き出す。
線状体11を備えた挿込シート1を上面1b側を上にして、収納部21に挿入し、保護シート3の延伸部31にあけた孔32に各線状体11を挿通したのち、保護シート3の延伸部31を袋状の収納部21に挿し込む。
さらに、線状体11を袋状の収納部21にあけた対応する位置の挿通孔22に挿通して、線状体11を、それぞれ、カバー2の表に引き出す。折曲部20を挟んだ反対側の袋状の収納部21においても同様の組み立て作業を行って、左右一対の挿込シート1の装着を終ると、図1の斜視図に示すように、第1の実施形態のファイリング用具を完成することができる。
このファイリング用具に紙葉を綴じる際には、図1および図2の斜視図に示すように、カバー2を開く。紙葉を一纏めに束ねて綴じる場合には、カバーの折曲部20に沿って突出している線状体11のうち、右左何れかのカバー2から突出している線状体11に一纏めの紙葉4の綴じ孔を挿通する。そして、紙葉4から上向きに突出している線状体11の先端を反対側のカバー2の孔22に弛まないように挿通することにより紙葉を綴じ込むことができる。
紙葉を2つに分けて綴じる場合には、図4に示すように、カバーの折曲部20に沿って突出している左右の線状体11に、2つに分けた紙葉4を綴じ孔41をそれぞれ挿通する。そして、左右の紙葉4から上向きに突出している両線状体11の先端を反対側の紙葉4の綴じ孔41を経て反対側のカバー2の孔22にそれぞれ弛まないように挿通することにより、図4(b)の断面図に示すように、紙葉4を綴じ込むことができる。
このとき、挿込シート1の孔10に挿入される各線状体11は、滑り性のよい二つ折りの挿込シート1の間に入るので、線状体11は抵抗なくスムーズに挿入することができる。
このようにして紙葉4を綴じ込んだカバー2を折り畳むと、図4(c)の過程を経て図4(d)の断面図に示すように折り畳むことができる。
なお、新しい線状体11は、表紙カバー2に装着するときには、図3(c)の断面図および図3(d)の斜視図に示すように、カバー2に平行に近い角度で装着されるが、カバー2を折り畳んで保存し、また、使用により線状体11が経時変形して、図1の斜視図に示すように、装着部分において円弧状弯曲部を形成して立ち上がり、使い勝手のよい形に変化する。
このファイリング用具において、挿込シート1の孔10、カバー2の孔22、保護シート3の孔32、紙葉4の綴じ孔41の各孔が、線状体11により共有するように構成されている。従って、任意ページの紙葉を削除したり、任意ページに紙葉を加入する場合には、該当ページを開いて、全ての線状体11を抜き出すと、左右に立ち上がった線状体11によって紙葉4は安定に保持されるので、紙葉の加入・削除を容易に行うことができる。
以上で説明した第1の実施形態においては、4つの綴じ孔をあけた紙葉4を例示したが、綴じ孔の数は、綴じる紙葉に応じて任意に設定すればよいのである。
この発明のファイリング用具は、綴じる紙葉の孔数に対して線状体11の数が必要以上に多い場合には、不用の線状体11を挿込シート1から取り外すか、不用の線状体11を反対側の挿込シート1の下に潜らせておけば、用途変更に対応することが容易である。
(第2の実施形態)
この発明のファイリング用具の第2の実施形態は、図5(b)の展開図に示すように、1枚の合成樹脂のシート5を打抜き加工および折曲げ加工して図5(a)の斜視図に示すように形成したものである。
この第2の実施形態で使用するのシート5は、適度の弾性を有する合成樹脂製の長方形のシートであって、折曲線52、52で仕切られた背表紙となる中央の区画51と、この区画51の両側に折曲線52、54、56で仕切られた3つの区画53、55、57が形成されている。内側の区画55と中間の区画55の幅は同じであるが、外側の区画57の幅は狭く設定されている。
これら両側の各区画53、55、57は、各折曲線52、54、56において内側に折り曲げて、区画57を巻芯にして巻き込み、図5(a)に示すように、右表紙および左表紙を形成する。このように巻き込むと、内側の区画53は表紙の外面となり、中間の区画55は表紙の内面となる。
なお、各折曲線52、54、56は、折り曲げを容易にするために、予め谷線側を引き欠いて線条の細い窪みが形成されている。
一対の中間の区画55には、折曲線56の近傍に線状体6を挿通する複数の挿通孔61が等間隔にあけられている。
この中間の区画55に隣接する外側の区画57は、紙葉を綴じる線状体6を成形するための区画であって、線状体6を形成する位置で、かつ、区画55の挿通孔61とほぼ線対称の位置に挿通孔62があけられ、この挿通孔62と間隔をあけて線状体6を形成する。この線状体6は、シート5を細長くU字形に打ち抜いて起したものである。
なお、折曲線56と区画57の挿通孔62との間隔は、折曲線56と区画55の挿通孔61との間隔よりも若干広く設定されて、折曲線56により区画57を区画55に折り重ねたとき、2つの挿通孔61、62が斜めにずれて、線状体6の適正な曲率を保ちながら、線状体6の挿入抵抗を減らすことができる(図5の(d)参照)。
この打ち抜いた線状体6を根もとで折り曲げて、線状体6の先端を隣接する挿通孔62を経て中間の区画55の挿通孔61に挿通すると、線状体6は中間の区画55の裏側を経て表側に突出する。
そこで、折曲線56に沿って、外側の区画57を中間の区画55の上に折り畳み、さらに、折曲線54に沿って内側の区画53の上に折り畳むことにより、図5(a)の斜視図および図5(c)の断面図に示すように打ち抜いた線状体6を有するファイリング用具を形成することができる。
このように構成した第2の実施形態のファイリング用具に紙葉を綴じたり、任意ページに紙葉を加入したり、任意ページの紙葉を削除する手法は、第1の実施形態のファイリング用具と同じである。
(第3の実施形態)
第3の実施形態のファイリング用具においては、表紙を閉じてた状態を保つために、図5に示すように、表紙開放防止用の舌片7と、この舌片7が係合する誘導蓋8を設けたものである。
舌片7は、一方(右方)の折曲線54に接して区画55をU字形に打ち抜いたものであって、折曲線54により屈曲する。図5の(a)の斜視図および図5(b)の展開図に示すように、綴じ込む紙葉の厚みに相当する間隔を、折曲線54から離して屈曲線71を設けたものである。
誘導蓋8は、舌片7の挿し込みを容易にするもので、他方(左方)の折曲線54に接して区画55を円弧状に打ち抜いたものであり、打ち抜いたあとに、半開きになって円弧状に開口している。
表紙を閉じて、表紙開放防止舌片7を屈曲線54においてほぼ直角に曲げて、半開きの誘導蓋8の内面の沿って舌片7を円弧状の開口に挿し込むことにより、表紙の開放を防止することができる。表紙を開く際には、両表紙を強く開くと、舌片7が開口から抜け出すので容易にひらくことができる。
1 挿込シート
10 、103 線状体の挿通孔
101 係合孔
102 切込み
11 線状体
110 対向する窪み
2 表紙カバー
20 折曲部
21 袋状収納部
22 線状体の挿通孔
3 保護シート
30 シート片3の線状体挿通孔
31 延伸部
32 固着部分
4 紙葉
41 綴じ孔
5 第2の実施形態のシート
51、53、55、57 区画
52、54、56、 折曲線
6 細長くU字形に打ち抜いた線状体
61、62 線状体の挿通孔
7 舌片
8 誘導蓋

Claims (4)

  1. 折曲部の両側に、折曲部に向かって開口した袋状収納部を形成し、該開口に隣接して綴じ込む紙葉の綴じ孔に対応する位置に複数の第1の挿通孔をあけた表紙カバーと、
    合成樹脂シートを折曲線に沿って折り曲げ、該折曲線の近傍で、綴じ込む紙葉の綴じ孔に対応する位置に複数の第2の挿通孔をあけた上記袋状収納部に挿し込む一対の挿込シートと、
    滑らかで弾性を有する合成樹脂シートを帯状に切断し、長手方向の側面に対向する窪みを形成した線状体とを具備し、
    上記挿込シートの線状体を植設する位置に、上記第2の挿通孔に隣接して上記折曲線と直交方向に係合孔および第3の挿通孔を並べてあけ、上記線状体の窪みを係合孔に係合させ、上記線状体の後端を第3の挿通孔に挿通し、上記線状体の先端を第2の挿通孔に挿通して突出させて、上記挿込シートを上記袋状収納部に挿し込んで上記線状体を袋状収納部にあけた第1の挿通孔を経て突出させ、紙葉の表裏両面から紙葉の綴じ孔に上記線状体を挿通して紙葉を綴じ込むことを特徴とするファイリング用具。
  2. 係合孔は、その直径が線状体に形成した一対の窪みの間隔より僅かに大きく、かつ、線状体の幅よりも大きい切込みが、折曲線と直交する方向に形成されており、線状体を上記切込みに差し込んで、線状体の窪みが上記切込みに嵌り込むと、線状体を90°回動させて、線状体の窪みを係合孔に係合させるとを特徴とする請求項1に記載のファイリング用具。
  3. 係合孔は、長径方向を折曲線と直交する方向にあけた楕円であって、その短径を線状体に形成した一対の窪みの間隔より僅かに大きく、長径を線状体の幅よりも大きく設定しておき、線状体を上記楕円の長径方向に差し込んで、線状体の窪みが上記楕円の長径に嵌り込むと、線状体を90°回動させて、線状体の窪みを楕円の短径に係合させることを特徴とする請求項1に記載のファイリング用具。
  4. 打抜き加工および折曲げ加工して、背表紙となる中央の区画と、該中央の区画の左右両側に3つの折曲線で仕切られた内側の区画、中間の区画、外側の区画が形成された細長い滑らかで弾性を有する合成樹脂シートであって、
    上記外側の区画と中間の区画との折曲線の近傍で、上記中間の区画に綴じ込む紙葉の綴じ孔に対応する位置に複数の第1の挿通孔をあけ、
    線状体を植設する外側の区画において、上記第1の挿通孔に隣接して上記外側の区画と中間の区画との折曲線と直交方向に第2の挿通孔を並べてあけ、
    該第2の挿通孔から間隔をあけて合成樹脂シートを細長くU字形に打ち抜いて線状体を形成し、
    該線状体を根本で曲げて上記第2の挿通孔を経て上記第1の挿通孔より突出させて、
    上記外側の区画を巻芯にして巻き込むように、各折曲線において各3つの区画を内側に折り曲げて右表紙および左表紙を形成し、該右表紙および左表紙の内側で背表紙側に上記線状体を突出させ、紙葉の表裏両面から紙葉の綴じ孔に上記線状体を挿通して紙葉を綴じ込むことを特徴とするファイリング用具。
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