JP2013175416A

JP2013175416A - 照明器具

Info

Publication number: JP2013175416A
Application number: JP2012040508A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Mori; 正彦森
Original assignee: Panasonic Corp
Current assignee: Panasonic Corp
Priority date: 2012-02-27
Filing date: 2012-02-27
Publication date: 2013-09-05

Abstract

【課題】上下配光型の照明器具において、製造コストを減らし、複雑な加工を要せず、且つ上方への光束量を確保する。
【解決手段】照明器具１は、直管型光源と、直管型光源の両端部を支持するソケット３と、外部から電力を受けるための端子台部４と、直管型光源、ソケット３、及び端子台部４を収容する筐体５と、を備える。筐体５は、互いに対向配置される一対の側面板６と、側面板６の長手方向両端部に設けられ側面板６を固定する固定部７とを有する。側面板６は、その対向内面に側面板６の長手方向に沿って伸びる、固定部７を固定するための溝部６ａ及び６ｂを有する。この構成により、上下配光型の照明器具１では、製造コストを減らし、複雑な加工を要せず、且つ上方への光束量を確保できる。
【選択図】図３

Description

本発明は、天井面に吊り下げて使用される照明器具に関し、特に、複数台の連結が可能な上下配光型の照明器具に関する。

従来より、天井面に吊り下げた照明器具が使用されている。例えば、図１２（ａ）に示す照明器具２０は、垂直断面が凹形状のアルミ押出材２０ａと、このアルミ押出材２０ａの内部に収容される本体部２０ｂとを備えている。

本体部２０ｂは、板金加工され、その内部に直管型光源の両端部を支持する一対のソケットや、その他の点灯装置を収容する。アルミ押出材２０ａは、素材感が好まれて高級なイメージを有するため、本体部２０ｂを覆う外部カバー（飾り）としての機能を有している。また、図１２（ｂ）に示すように、アルミ押出材２０ａ及び本体部２０ｂは、その上面に複数の開口２０ｃを有し、この開口２０ｃを通して上方である天井面を照射可能とする。なお、断面形状が小型の照明器具では、本体部を有せずに、各種器具を内部に収容したアルミ押出材のみで構成することもできる。

また、照明器具２０は、照明空間の大きさに併せて、連結用穴などを介して任意の長さに連結できる。そして、隣接する照明器具間を、簡易な構成の連結具により、容易に覆うことができる照明器具も知られている（例えば、特許文献１参照）。

特開２００９−２５９７００号公報

しかしながら、上記従来の照明器具２０において、アルミ押出材２０ａは素材感が好まれ高級なイメージがある一方、断面が大きくなるほど型代コストを要するという問題がある。また、アルミ押出材２０ａの生産量は、小ロットには対応しづらく、照明器具に使用されるアルミ押出材の共通化も望まれている。さらに、従来の照明器具２０は、垂直断面が凹形状となるアルミ押出材２０ａ及び本体部２０ｂを有するため、幅方向のサイズを変更できず、そのために多点灯用等への展開ができないという問題もある。

そして、アルミ押出材２０ａの加工には、切断加工、取付用穴加工以外のザグリ加工、切欠加工等の複雑な加工を要し、専用加工型がないと対応できないという問題もある。また、上下配光型の照明器具２０においては、上方への光束量を確保するために上部に開口２０ｃを加工する必要があり、この開口２０ｃが大きくなり過ぎると強度不足となり照明器具２０が変形する可能性がある。

さらに、照明器具２０に備わる端子台に電源コードなどを取り付ける際に、端子台の取付方向によっては作業性が悪いという問題もある。

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、製造コストを減らし、複雑な加工を要せず、且つ下方への直接照明のみならず、上方への光束量を確保できる上下配光型の照明器具を提供することを目的とする。

また、複数台の連結時において、連結部分の隙間が目立たず、連続一体感のある上下配光形の照明器具を提供することをも目的とする。

上記目的を達成するために本発明に係る照明器具は、直管型光源と、前記直管型光源の両端部を支持するソケットと、外部から電力を受けるための端子台と、前記直管型光源、ソケット、及び端子台を収容する筐体と、を備える照明器具において、前記筐体は、互いに対向配置される一対の側面板と、前記側面板の長手方向両端部に設けられ前記側面板を固定する固定部とを有し、前記側面板は、その対向内面に当該側面板の長手方向に沿って伸びる、前記固定部を固定するための溝部を有する、ことを特徴とする。

この照明器具において、前記端子台は、前記側面板の溝部に係止されると共に、その係止部分を軸として回動可能であることが好ましい。

この照明器具において、前記ソケットは、前記固定部に支持されることが好ましい。

この照明器具において、前記筐体は、前記一対の側面板と固定部とにより上面及び下面が開口した枠体状であり、前記上面開口に上面パネルを設けたことが好ましい。

この照明器具において、前記固定部に固定され、前記直管型光源の光を外方に反射する補助反射板と、前記筐体の下面開口に設けられ、前記直管型光源の光を外方に反射するルーバ付き反射板と、をさらに備え、前記補助反射板には、他の照明器具と連結しないエンド部において使用される補助反射板と、他の照明器具との連結部分において連結部材として使用され、隣接する前記固定部に亘って固定される中間部補助反射板とが含まれることが好ましい。

この照明器具において、前記側面板は、アルミ押出材でなることが好ましい。

本発明に係る照明器具によれば、対向内面に長手方向に沿って伸びる溝部を有する一対の側面板と、当該側面板の長手方向両端部において溝部に固定された固定部とで照明器具の筐体を構成する。このため、照明器具の製造コストを減らし、複雑な加工を要せず、且つ上方への光束量を確保できる。

（ａ）本発明の実施の形態に係る照明器具を天井面に吊り下げた状態の斜視図、（ｂ）同上照明器具の下方側の斜視図である。（ａ）同上照明器具の平面図、（ｂ）同上照明器具の側面図、（ｃ）同上照明器具の下面図である。（ａ）同上照明器具の筐体の分解斜視図、（ｂ）同上照明器具の上方斜視図、（ｃ）同上照明器具の下方斜視図である。図２（ａ）のＡ―Ａ線断面図である。（ａ）同上照明器具を構成する側面板の側面図、（ｂ）同上照明器具を構成する固定部の側面図、（ｃ）同上固定部を同上側面板に係止した状態の側面図である。同上照明器具の筐体内部の斜視図である。（ａ）同上照明器具に備わるルーバ付き反射板の側面図、（ｂ）同上ルーバ付き反射板の正面図、（ｃ）同上ルーバ付き反射板の平面図である。（ａ）同上照明器具に収容される端子台部の拡大図、（ｂ）同上端子台部の断面図である。（ａ）は同上照明器具の連結部を含む平面図、（ｂ）は同上照明器具の連結部を含む側面図、（ｃ）は同上照明器具の連結部を含む下面図、（ｄ）は（ａ）図のＡ´―Ａ´線断面図である。（ａ）同上照明器具に備わる中間部補助反射板の側面図、（ｂ）同上中間部補助反射板の正面図、（ｃ）同上中間部補助反射板の平面図である。（ａ）及び（ｂ）は同上照明器具をステンレスワイヤに吊り下げた状態の側面図及び正面図、（ｃ）及び（ｄ）は同上照明器具をレースウェイに設置した状態の側面図及び正面図である。（ａ）従来の照明器具の斜視図、（ｂ）従来の照明器具の平面図である。

本発明の実施の形態に係る照明器具について図面を参照して説明する。図１（ａ）に示すように、本実施の形態に係る照明器具１は、器具ハウジングとなる筐体５を有し、例えばステンレスワイヤなどの吊具を介して天井面に懸架され、下方を照射するのみでなく上方光束が天井面を照射する上下配光型の照明器具である。

照明器具１は、図１（ｂ）及び図２に示すように、直管型光源２と、直管型光源２の両端部を支持するソケット３と、外部から電気を受けるための端子台部４と、直管型光源２、ソケット３、及び端子台部４を収容する筐体５とを備える。筐体５は、互いに対向配置される一対の側面板６と、側面板６の長手方向両端部に設けられ側面板６を固定する固定部７とを有する。ルーバ付き反射板９は、筐体５の下部開口面を覆うようにツマミネジ１１を用いて固定される。

直管型光源２は、直管型の蛍光灯や直管型ＬＥＤランプなどであり、照明器具１の固定部７に支持されたソケット３に取り付けられる。ソケット３は、直管型光源２の両端部に設けられる口金を支持する。なお、ソケット３には、直管型光源２の着脱操作を回転式で行うものや、押し込み式で行うものなどが適用される。

側面板６は、例えばアルミ押出材により板状形状とされ、直管型光源２からの光を制御するセードとしての機能を有する。側面板６は、図３、図４、図５（ａ）に示すように、その対向内面に、側面板６の長手方向に沿って伸びる、固定部７を固定するための溝部６ａ及び６ｂを有する。すなわち、側面板６は、その対抗内面に、当該側面板６の長手方向に沿って伸びる突条部６ｃ〜６ｆを有し、隣接する突条部６ｃと６ｄ、６ｄと６ｅの間に固定部７や端子台部４が係止される溝部６ａ及び６ｂが形成される。この側面板６の構成により、照明器具１に使用されるアルミ押出材型断面を小さくしてアルミの使用量を減らすことができる。また、側面板６をアルミ押出材の切断加工のみで製造でき、専用加工型を用いた特殊なザグリ加工や切欠加工を省略できる。なお、側面板６に形成される係止構造は溝部６ａ及び６ｂの形状に限定されるものではなく、その他、凸形状や鉤形状など固定部７を係止できる形状であればよい。

固定部７は、亜鉛鋼板などの鋼鉄板金部材で構成され、側面板６の長手方向両端部において、側面板６に形成された溝部６ａ及び６ｂに固定される。固定部７は、図５（ｂ）に示すように、側面板６と対向する面に、複数の突起部７ａ〜７ｃを有する。凸形状の突起部７ａは溝部６ａに嵌合され、半円形状の突起部７ｂ，７ｃは溝部６ｂに嵌合される。また、図３（ａ）や図５（ｃ）に示すように、固定部７の突起部７ａと側面板６の突条部６ｃとが上方からネジ７ｅでネジ止め固定されることで、一体の枠体状である筐体５を構成する。この構成により、照明器具１は、上部開口からの光量を確保でき、また、固定部７を一対の対向する側面板６の長手方向両端部に収容して、外部からは見えない特殊な構造とすることができる。

固定部７には、図３（ｂ）に示すように、電線や信号線が挿通される配線挿通孔７ｇが形成される。また、他の照明器具１と連結しないエンド部においては、図１（ｂ）に示すように、固定部７の連結用穴７ｄに専用のエンドプレート５ａがネジ止め固定される。

筐体５は、図３に示すように、一対の側面板６と固定部７とにより上面及び下面が開口した枠体状であり、この筐体５にソケット３、点灯装置である端子台部４、拡散パネル（上面パネル）８、ルーバ付き反射板９や補助反射板１０が取り付けられる。拡散パネル８は、図２や図３（ｂ）に示すように、筐体５の上面開口側の突条部６ｃ上に設置され、長手方向両端部において係合部材７ｆを用いてその長手方向の一端が固定部７に係止される。この拡散パネル８には、例えばアクリルパネルの透明マット、透過率７０〜８０％の乳白色パネルなどが用いられる。一方、筐体５の下面開口には、図１（ｂ）や図２（ｃ）に示すように、ルーバ付き反射板９がツマミネジ１１を用いて取り付けられる。

次に、照明器具１の内部の構造に関して説明する。図６に示すように、照明器具１の内部の固定部７には、直管型光源２の光を外方に反射する補助反射板１０がネジ１０ａを用いてネジ止め固定される。補助反射板１０は、他の照明器具１と連結しないエンド部において用いられるものであり、ツマミネジ１１（図１（ｂ））が挿通されるネジ孔１０ｂや、ソケット３が挿通される開口１０ｃが形成される。

ルーバ付き反射板９は、図１（ｂ）や図６に示すように、筐体５の下方開口に設けられ、直管型光源２の光を外方に反射する役割を有する。ルーバ付き反射板９は、筐体５の下部開口面を覆うように矢印Ｙ１で示すように回動して筐体５に装着され、また、ツマミネジ１１を挿通するためのネジ孔９ａを有し、補助反射板１０と脱着可能となっている。

また、ルーバ付き反射板９は、図７に示すように、側面板６から直管型光源２側に向かって傾斜する一対の傾斜面９ｂを有し、この一対の傾斜面９ｂに、長手方向に沿った所定間隔において複数のルーバ９ｃが設けられる。なお、ルーバ付き反射板９や補助反射板１０には、直管型光源２からの光を下方開口から照明器具１の外部に効率良く照射するために、例えば高反射の白色粉体が塗装される。

次に、照明器具１に内蔵される端子台部４の取付構造に関して説明する。端子台部４は、図８（ａ）に示すように、側面板６の溝部６ｂにローレットネジ１２を用いて固定される取付板部４ａと、スリット状の溝部１３に一端が係止され、固定ネジ１４を用いて取付板部４ａにネジ止め固定される端子台４ｂとを備える。なお、端子台部４は、点灯装置であり、電源用端子台や信号線用端子台などがある。

そして、端子台４ｂは、図８（ｂ）に示すように、固定ネジ１４を取り外した状態で、溝部１３と端子台４ｂとの係止部分を軸にして、矢印Ｙ２に示す方向に回動可能とされる。従って、端子台４ｂに電線や信号線などを接続する作業時においては、固定ネジ１４を緩めて端子台４ｂを所定方向に回動させることでドライバ作業、さしこみ位置確認作業などの作業を容易化できる。なお、端子台部４は、直管型光源２を点灯制御する安定器も備えている。

次に、照明器具１の連結部分の構造に関して説明する。図９及び図１０に示すように、隣接する照明器具１の連結部分には、隣接する固定部７に亘って固定され、エンド部に使用される補助反射板１０より長手方向の長さが長い中間部補助反射板１５が連結部材として用いられる。なお、図１０において、Ｄは隣接する照明器具１の連結部を示している。固定部７には取付金具１７がネジ止め固定され、この取付金具１７に形成された取付穴１７ａにステンレスワイヤ１６が取り付けられる。また、照明器具１の振れ止め処理をする場合には、取付金具１７の予備穴１７ｂに振止ワイヤ１６ａを取り付ける。中間部補助反射板１５は、補助反射板１０と同様に、固定部７に固定するためのネジが挿通されるネジ孔１５ａ、ソケット３が挿通される開口１５ｂ、ルーバ付き補助反射板９を固定するツマミネジ１１が挿通されるネジ孔１５ｃを有する。このように、照明器具１は、中間部補助反射板１５を用いることで、照明器具１を連結した場合において、連結部分のルーバ付き反射板９の隙間が目立たず、連続一体感のある直線性に優れた見栄えを実現できる。

次に、複数台を連結した照明器具１を天井面などに吊り下げる構造に関して説明する。図１１（ａ）及び（ｂ）に示す場合、照明器具１は、取付金具１７に取り付けられたステンレスワイヤ１６を用いて天井面から吊り下げられる。なお、照明器具１には、ステンレスワイヤ１６を用いたワイヤ吊のほかボルト吊具を用いたボルト吊なども適用できる。

図１１（ｃ）及び（ｄ）は、専用吊具であるレースウェイ１８を用いて照明器具１を設置する場合を示している。レースウェイ１８は、天井のない駐車場などで照明器具１を固定し、また電源線や信号線を供給するために、天井面から吊り下げて使用される金属製部材である。レースウェイ１８を用いて照明器具１を設置することで、レースウェイ１８上での照明器具１の移動や移設が容易になり、レイアウト変更が容易になる。

以上の説明のように、本実施の形態に係る照明器具１では、アルミ押出材で形成される一対の側面板６の長手方向両端部の溝部６ａ及び６ｂに固定部７を係止する。このため、側面板６に使用されるアルミ押出材の断面が小さくなり、型代コストを抑えることができる。

また、本発明では、照明器具１の筐体５を一対の側面板６及び固定部７で構成する枠体状とすることで、上部開口を大きくして、上部光束量を確保でき、さらに、照明器具１の幅方向を任意の幅に設定でき、幅違い、多灯用等への展開をより容易にできる。

さらに、複数台の照明器具１を連結する場合、中間部補助反射板１５を固定部７にネジ止め固定することで隣接する照明器具１を連結できると共に、連結部分のルーバ付き反射板９の隙間が目立たず、連続一体感のある直線性に優れた照明器具１を実現できる。

またさらに、端子台部４を側面板６の溝部６ｂに係止し、その係止部分に沿う軸を中心に回動可能とすることで、ドライバ作業、さしこみ位置確認作業時など電線接続時における作業効率を向上できる。

なお、本発明は、上記実施の形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態で使用した側面板６、固定部７、ルーバ付き反射板９、補助反射板１０などの形状は例示したものに限定するものではなく、適宜変更が可能である。

１照明器具
２直管型光源
３ソケット
４端子台部
４ａ取付板部
４ｂ端子台
５筐体
６側面板
６ａ，６ｂ溝部
６ｃ，６ｄ，６ｅ，６ｆ突条部
７固定部
８拡散パネル（上面パネル）
９ルーバ付き反射板
１０補助反射板
１１ツマミネジ
１５中間部補助反射板
１６ステンレスワイヤ
１７取付金具
１８レースウェイ

Claims

直管型光源と、
前記直管型光源の両端部を支持するソケットと、
外部から電力を受けるための端子台と、
前記直管型光源、ソケット、及び端子台を収容する筐体と、を備える照明器具において、
前記筐体は、互いに対向配置される一対の側面板と、前記側面板の長手方向両端部に設けられ前記側面板を固定する固定部とを有し、
前記側面板は、その対向内面に当該側面板の長手方向に沿って伸びる、前記固定部を固定するための溝部を有する、ことを特徴とする照明器具。
前記端子台は、前記側面板の溝部に係止されると共に、その係止部分を軸として回動可能である、ことを特徴とする請求項１記載の照明器具。
前記ソケットは、前記固定部に支持される、ことを特徴とする請求項１又は２記載の照明器具。
前記筐体は、前記一対の側面板と固定部とにより上面及び下面が開口した枠体状であり、前記上面開口に上面パネルを設けた、ことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の照明器具。
前記固定部に固定され、前記直管型光源の光を外方に反射する補助反射板と、
前記筐体の下面開口に設けられ、前記直管型光源の光を外方に反射するルーバ付き反射板と、をさらに備え、
前記補助反射板には、他の照明器具と連結しないエンド部において使用される補助反射板と、他の照明器具との連結部分において連結部材として使用され、隣接する前記固定部に亘って固定される中間部補助反射板とが含まれる、ことを特徴とする請求項４記載の照明器具。
前記側面板は、アルミ押出材でなる、ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載の照明器具。