JP2013175018A - 表示装置、表示方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネル操作による操作性を更に向上させる技術を提供する。
【解決手段】表示装置1は、操作認識部14と、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定部20と、ユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定部30と、表示画面の表示を制御する表示制御部40と、操作指に操作方法を割り当てる割当部50とを備える。操作方法特定部30は、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として、割当部50によって操作方法を割り当てている操作指を特定した場合には、当該ユーザ操作に対応する操作方法として、当該操作指に割り当てている操作方法を特定する。表示制御部40は、操作方法特定部30が、操作指に割り当てている操作方法を特定した場合には、操作認識部14によって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置、表示方法およびプログラムに関する。
従来、タッチパネル操作において、コンテンツの操作性を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、地図コンテンツのスクロール操作の操作性を向上させる技術として、スクロールの際に出現頻度が高いと評価される道路を選択し、それをスクロール対象道路とする技術を開示している。地図コンテンツにおいて、上下左右方向のスクロールに加え、オブジェクト(道、線路など)沿いのスクロールも有用である。
一方、タッチパネル操作において、タッチした指を識別し、識別した指によって異なる意味を持たせる技術(Finger-Specific Interaction)が提案されている(非特許文献1/第7章参照)。上記技術における指の認識は、手の上部に設置した可視光カメラとカラーマーカを用いた画像認識に基づくものである。また、上記技術の応用として、大画面向けペイントツール、操作する指によりモードを切り替えるソフトウエアキーボード、音楽プレイヤ、CSCW向けフォトビューア、操作する指も利用するPIN個人認証を提案している(7.6節)。
特開2011−197566号公報
学位論文「併行可能な動作に基づくインタラクション手法の研究」 筑波大学 鈴木 優 2011年3月
しかしながら、特許文献1の技術では、上下左右方向のスクロールとオブジェクト沿いのスクロールとを如何に切り替えるのかという問題に触れていない。当該問題に関しては、ボタン操作などによる明示的な切り替え操作を要すことなく、切り替えることができれば、利便性は高まると考えられる。また、非特許文献1では、1つ若しくは複数の指に対して1つの動作を割り当てているため、用途が限定されるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、タッチパネル操作による操作性を更に向上させる技術を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の一態様である表示装置は、表示画面上のユーザ操作を認識する操作認識部と、前記操作認識部によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定部と、前記操作認識部によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定部と、表示画面の表示を制御する表示制御部と、前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記操作方法を割り当てる割当部とを備え、前記操作方法特定部は、前記操作指特定部が、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記操作方法を割り当てている前記操作指を特定した場合には、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法として、当該操作指に割り当てている前記操作方法を特定し、前記表示制御部は、前記操作方法特定部が、前記操作指に割り当てている前記操作方法を特定した場合には、前記操作認識部によって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御することを特徴とする。
上記表示装置において、前記操作方法特定部は、前記操作指特定部が、ユーザの指示があった場合、又は、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記操作方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該ユーザ操作と表示内容とに基づいて、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法を特定するようにしてもよい。
上記表示装置において、前記割当部は、前記操作方法特定部が、ユーザ操作と表示内容とに基づいて当該ユーザ操作に対応する前記操作方法を特定したときは、当該ユーザ操作に係る操作指に当該操作方法を割り当てるようにしてもよい。
上記表示装置において、前記操作方法特定部は、ユーザ操作と所定操作との類似度に基づいて、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法を特定するようにしてもよい。
上記表示装置において、前記所定操作は、ある目的に対する単一若しくは一連の操作、又は、操作履歴から得られる単一若しくは一連の操作であってもよい。
上記表示装置において、前記割当部は、複数の前記操作指の組合せに対して前記操作方法を割り当てるようにしてもよい。
上記表示装置において、前記割当部は、前記表示制御部が、前記操作認識部によって認識されたユーザ操作と、当該ユーザ操作に係る操作指に割り当てている前記操作方法とに応じて、表示画面の表示を制御できなかった場合には、当該操作指への当該操作方法の割当を解除するようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である表示装置は、表示画面上のスクロール操作を認識するスクロール操作認識部と、前記スクロール操作認識部によって認識されたスクロール操作に係る操作指を特定する操作指特定部と、前記スクロール操作認識部によって認識されたスクロール操作に対応するスクロール方法を特定するスクロール方法特定部と、前記スクロール方法特定部によって特定された前記スクロール方法に応じて、表示画面上のコンテンツのスクロールを制御するスクロール制御部と、前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記スクロール方法を識別するスクロール方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記スクロール方法を割り当てる割当部とを備え、前記スクロール方法特定部は、前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てている前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法として、当該操作指に割り当てている前記スクロール方法を特定することを特徴とする。
上記表示装置において、前記スクロール方法特定部は、前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作とコンテンツとに基づいて、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法を特定するようにしてもよい。
上記表示装置において、前記コンテンツは、線形状のオブジェクトを有し、前記スクロール方法特定部は、前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法として、当該スクロール操作の方向と前記オブジェクトの伸びる方向との類似度、および、スクロール操作中のある座標と前記オブジェクトのある座標との距離からなる関数が最大になる前記オブジェクトに沿ってスクロールさせるスクロール方法を特定するようにしてもよい。
上記表示装置において、前記スクロール方法特定部は、前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法として、当該スクロール操作の方向と、前記オブジェクトの存在する方向と、指定されたオブジェクトの種類とに基づいて、1つのオブジェクトを決定し、当該オブジェクトに向かってスクロールさせるスクロール方法を特定するようにしてもよい。
上記表示装置において、前記スクロール方法特定部は、前記オブジェクトに向かってスクロールさせるスクロール方法に代えて、前記オブジェクトに向かってスクロールさせるとともに前記オブジェクトを拡大又は縮小させる操作方法を特定するようにしてもよい。
上記表示装置において、前記スクロール制御部は、前記スクロール操作認識部によって認識されたスクロール操作の方向と、前記スクロール方法特定部によって特定された前記スクロール方法と、コンテンツに存在するオブジェクトの方向とに基づいて、コンテンツのスクロール方向を決定し、コンテンツをスクロールさせるようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である表示方法は、表示装置における表示方法であって、表示画面上のユーザ操作を認識する操作認識工程と、前記操作認識工程によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定工程と、前記操作認識工程によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定工程と、
表示画面の表示を制御する表示制御工程と、前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記操作方法を割り当てる割当工程とを有し、前記操作方法特定工程は、前記操作指特定工程において、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当工程によって前記操作方法を割り当てている前記操作指が特定された場合には、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法として、当該操作指に割り当てている前記操作方法を特定し、前記表示制御工程は、前記操作方法特定工程において、前記操作指に割り当てている前記操作方法が特定された場合には、前記操作認識工程によって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御することを特徴とする。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、表示装置のコンピュータに、表示画面上のユーザ操作を認識する操作認識ステップと、前記操作認識ステップによって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定ステップと、前記操作認識ステップによって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定ステップと、表示画面の表示を制御する表示制御ステップと、前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記操作方法を割り当てる割当ステップとを実行させるプログラムであって、前記操作方法特定ステップは、前記操作指特定ステップにおいて、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当ステップによって前記操作方法を割り当てている前記操作指が特定された場合には、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法として、当該操作指に割り当てている前記操作方法を特定し、前記表示制御ステップは、前記操作方法特定ステップにおいて、前記操作指に割り当てている前記操作方法が特定された場合には、前記操作認識ステップによって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御することを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル操作による操作性を更に向上させることができる。例えば、本発明によれば、ボタン操作などによる明示的な切り替え操作を要せずに、操作した操作指に応じてコンテンツを操作することができる。
本発明の一実施形態による表示装置1の機能ブロック図である。 割当情報記憶部80に記憶される情報の一例である。 表示装置1の動作を説明するための模式図である。 表示装置1の動作を説明するための模式図である。 表示装置1の動作を説明するための模式図である。 接触面モデルの学習に関するフローチャートの一例である。 割当情報の登録(記憶)に関するフローチャートの一例である。 割当情報の利用に関するフローチャートの一例である。 割当情報の利用に関するフローチャートの他の例である。 他の動作に関するフローチャートである。
[全体構成]
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態による表示装置1の機能ブロック図である。表示装置1は、図1に示すように、表示部10、操作指特定部20、操作方法特定部30、表示制御部40、割当部50、割当情報記憶部80および操作対象データ記憶部90を備える。表示部10は、表示画面12と操作認識部14とから構成される。
操作対象データ記憶部90は、表示画面12に表示され、ユーザによって操作(例えば、タッチ、スクロール、…)されるデータ(以下、「操作対象データ」という)を記憶する。操作対象データとは、各種アプリケーションソフトウェアプログラム若しくはオペレーションシステムソフトウェアプログラムによって表示/操作されるデータである。操作対象データの一例は、再生ソフト(例えば、地図閲覧ソフト)によって表示/操作される画像データ(例えば、地図データ、静止画データ)、ブラウザ、メーラー、ワードプロセッサによって表示/操作される夫々の形式の文書データ、表形式ソフトウェア(表計算ソフトウェア、アドレス管理ソフトウェア)によって表示/操作される表形式データ、スケージュール管理ソフトウェアによって表示/操作されるスケジュールデータである。なお、操作対象データは、コンテンツ(例えば、画像データ)を含む概念である。
なお、表示装置1は、操作対象データを表示/操作させるプログラムを操作対象データ記憶部90若しくは非図示のプログラム記憶部に記憶する。
表示画面12は、例えば、液晶パネルである。表示画面12に表示される情報は、例えば、操作対象データ記憶部90に記憶されている操作対象データ(例えば、地図データ、HTMLデータ)である。また、操作対象データを表示/操作させるプログラムが提供するユーザ操作のためのツール(例えば、ボタン類)を表示画面12に表示してもよい。例えば、表示画面12は、操作対象データを表示/操作させるプログラムが提供するウィンドウを表示し、当該ウィンドウ内の所定領域に操作対象データを表示し、当該当該ウィンドウ内の所定領域以外の領域に当該プログラムが提供するツールを表示してもよい。
表示制御部40は、表示画面12の表示を制御する。例えば、表示制御部40は、操作対象データを表示/操作させるプログラムを起動し、操作対象データ記憶部90に記憶されている操作対象データを表示画面12に表示する。また、表示制御部40は、表示中の操作対象データがユーザによって操作された場合には、表示画面12の表示を制御する。なお、表示制御部40の詳細は後述する。
操作認識部14は、表示画面12の内側に配置されたタッチセンサであって、表示画面12上のユーザ操作を認識する。例えば、操作認識部14は、コンテンツ(例えば、地図データ)の表示中において、当該コンテンツ上のスクロール操作を認識する。なお、操作認識部14の詳細は後述する。
操作指特定部20は、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する。例えば、操作指特定部20は、コンテンツ(例えば、地図データ)上のスクロール操作に係る操作指を特定する。なお、操作指特定部20の詳細は後述する。
操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する。例えば、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたコンテンツ(例えば、地図データ)上のスクロール操作に対応する、当該コンテンツのスクロール方法を特定する。なお、操作方法特定部30の詳細は後述する。
割当部50は、操作指特定部20によって特定された操作指に、操作方法特定部30によって特定された操作方法を割り当てる。また、割当部50は、操作方法の割当を解除する。なお、割当部50の詳細は後述する。
割当情報記憶部80は、割当部50による割当結果を記憶する。例えば、割当情報記憶部80は、割当情報として、操作指識別情報と操作方法識別情報(例えば、スクロール方法識別情報)とを対応付けて記憶する。なお、割当部50が、操作対象データ毎に、操作指に操作方法を割り当てる態様の場合には、割当情報記憶部80は、操作対象データ識別情報と操作指識別情報と操作方法識別情報とを対応付けて記憶する。割当情報記憶部80の詳細は後述する。
[各機能の詳細]
操作認識部14、操作指特定部20、操作方法特定部30、表示制御部40、割当部50、割当情報記憶部80関して説明する。
(操作認識部14、操作指特定部20)
非特許文献1における指の特定方法(識別方法)は、手の上部に設置した可視光カメラとカラーマーカとを用いたものである。非特許文献1に示された指の特定方法を用いても構わないが、可視光カメラとカラーマーカとを用いる方法は利便性が高くないため、可視光カメラとカラーマーカとを用いない方法が好適である。具体的には、指の接触面の形状を認識可能なタッチパネルを用いて指を特定する。
具体的には、表示部10の表示画面12として、接触領域を検出できる、FTIR(Frustrated Total Internal Reflection)の原理に基づくタッチパネルを用いる。即ち、厚さ約5mmのアクリル板の側面より赤外光を入射し、アクリル板の上面をタッチしていない状態では全反射により赤外光が閉じ込められ、一方、アクリル板の上面をタッチしている状態では接触領域の反射率の変化によって接触領域から赤外光が漏れ出すような状況を作り出しておく。赤外光の漏れ出している部分を赤外線カメラで検出すれば接触領域の形状を検出することができる。
具体的には、操作認識部14は、接触領域を検知し、接触領域の位置、接触領域の特徴量を認識(抽出)する。接触領域の特徴量は、例えば、接触領域の面積、長径、短径、長径の水平面に対する傾きなどである。また、操作認識部14は、接触領域の位置の経時変化の有無、変化量から、ユーザ操作(スライド、タッチ、フリックなど)を認識(区別)する。
操作指特定部20は、タッチパネルへの夫々の接触時に抽出される接触領域の特徴量を用いて学習された指特定モデルを用いて操作指を特定する。指特定モデルには、例えば、SVM(Support Vector Machine)、GMM(Gaussian Mixture Model)を用いてもよい。
(操作方法特定部30/操作指に操作方法が未割当の時)
操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として、割当部50によって操作方法を割り当てていない操作指を特定した場合(即ち、操作指特定部20によって特定された操作指に操作方法が未割当であった場合)には、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたユーザ操作と、表示内容とに基づいて、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する。
例えば、操作指特定部20が、あるスクロール操作に係る操作指として、割当部50によってスクロール方法を割り当てていない操作指を特定した場合(即ち、操作指特定部20によって特定された操作指にスクロール方法が未割当であった場合)、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作と、表示中のコンテンツとに基づいて、当該スクロール操作に対応するスクロール方法を特定する。
より詳細には、例えば、表示画面12に線形状のオブジェクト(例えば、道路、線路、河川)を有するコンテンツ(地図データ)が表示されている場合、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作の方向とオブジェクトの伸びる方向との類似度、および、当該スクロール操作中のある座標とオブジェクトのある座標との距離からなる関数が最大になるオブジェクトに沿ってスクロールさせるスクロール方法を、スクロール操作に対応するスクロール方法として特定する。
操作方法特定部30は、例えば、以下の手順1〜手順6に従って、線形状のオブジェクトに沿ってスクロールさせるスクロール方法を特定する。
手順1:i回目のスクロールにおける、始点のスクロール座標X、スクロール方向Vs、および、スクロールした指(操作指)を識別する操作指識別情報を取得する。
手順2:全て又は一部のオブジェクトAについて、始点Xから各オブジェクトA迄の最短距離daij、および、各オブジェクトの主たる方向Vaを取得する。一部のオブジェクトとは、例えば、始点Xから距離r以内に少なくとも一部が存在するオブジェクトである。また、オブジェクトAの主たる方向Vaとは、例えば、オブジェクトAの表示画面12上の端点同士を結ぶ直線の方向である。
手順3.スクロール方向Vsと、最短距離daijと、主たる方向Vaとから、ユーザ所望の(意図する)スクロールであるか否かを判断するための得点Paを算出する。得点Paは、例えば、Pa=αPva + βPdaと表される。即ち、得点Paは、スクロール操作の方向(V)とオブジェクトの伸びる方向(Va)の類似度に関する得点Pva(V,Va)と、スクロール操作中のある座標(具体的には始点V)とオブジェクトのある座標との距離daijに関する得点Pda(daij)からなる関数である。なお、Pvaには、VとVaとのコサイン類似度やピアソン類似度などを用いてもよい。
手順4:i−1回目のスクロールに対する得点Paを加算。
手順5:オブジェクトA毎の得点Paを算出し、得点PaがK以上であれば、当該オブジェクトA(例えば、オブジェクトAを識別するオブジェクト識別情報)を得点paとともに一時記憶する。
手順6:手順1〜手順5をN回繰り返した際に最も得点Paが高いオブジェクトAを選択し、選択したオブジェクトAに沿ってスクロールさせるスクロール方法を、当該N回のスクロールに対応するスクロール方法として特定する。但し、手順1〜手順5をN回繰り返す前のM回目に、オブジェクトAが1つに絞り切れた場合には、当該1つのオブジェクトAに沿ってスクロールさせるスクロール方法を、M回のスクロールに対応するスクロール方法として特定する。
なお、手順1〜手順5の途中において、操作指が変更された場合には、既に一時記憶しているオブジェクトAを消去し、変更後の新たな操作指について、手順1〜手順5を行う。
また、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作に対応するスクロール方法として、当該スクロール操作の方向と、オブジェクトの存在する方向と、指定されたオブジェクトの種類(例えば、駅、ショッピングセンタ)とに基づいて、1つのオブジェクトを決定し、当該オブジェクトに向かってスクロールさせるスクロール方法を特定してもよい。
また、操作方法特定部30は、操作方法としてスクロール方法および拡大縮小方法を特定してもよい。例えば、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作に対応する操作方法として、オブジェクトに向かってスクロールさせる操作方法(スクロール方法)に代えて、オブジェクトに向かってスクロールさせるとともに当該オブジェクトを拡大又は縮小させる操作方法を特定してもよい。
また、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたユーザ操作と、所定操作との類似度に基づいて、当該ユーザ操作に対応する操作方法を特定してもよい。上述の所定操作は、ある目的に対する単一若しくは一連の操作、又は、操作履歴から得られる単一若しくは一連の操作(例えば、改ページに続いて所定領域を中心に画面を拡大する操作、受信ボックスのアイコンのタッチに続いて最新の受信メール1件の内容を表示する操作、拡大表示に続いてスクロールする操作)である。
なお、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として、割当部50によって操作方法を割り当てていない操作指を特定した後に、操作方法特定部30が、上述の如く、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定した場合には、割当部50は、上述の如く、当該操作指に当該操作方法を割り当ててもよい。
(操作方法特定部30/操作指に操作方法が割当済の時)
一方、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として、割当部50によって操作方法を割り当てている操作指を特定した場合(即ち、操作指特定部20によって特定された操作指に操作方法が割当済であった場合)には、操作方法特定部30は、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法として、操作指特定部20が特定した操作指に割り当てている操作方法を特定する。
例えば、操作指特定部20が、あるスクロール操作に係る操作指として、割当部50によってスクロール方法を割り当てている操作指を特定した場合(即ち、操作指特定部20によって特定された操作指にスクロール方法が割当済であった場合)、操作方法特定部30は、当該スクロール操作に対応するスクロール方法として、当該操作指に割り当てているスクロール方法を特定する。
より詳細には、例えば、表示画面12に地図データが表示されている場合において、操作指特定部20が、あるスクロール操作に係る操作指として、線路沿いにスクロールさせるスクロール方法を割り当てている操作指を特定した場合、操作方法特定部30は、当該スクロール操作に対応するスクロール方法として、線路沿いにスクロールさせるスクロール方法を特定する。
また、例えば、表示画面12に地図データが表示されている場合において、操作指特定部20が、あるスクロール操作に係る操作指として、ある種類の場所に向かってスクロールさせたのちに当該場所を拡大表示する操作方法を割り当てている操作指を特定した場合、操作方法特定部30は、当該スクロール操作に対応する操作方法として、当該場所に向かってスクロールさせたのちに当該場所を拡大表示する操作方法を特定する。
また、例えば、あるユーザ操作(スクロール操作以外であってもよい)に係る操作指として、一連の操作(例えば、改ページに続いて所定領域を中心に画面を拡大する操作、受信ボックスのアイコンのタッチに続いて最新の受信メール1件の内容を表示する操作、拡大表示に続いてスクロールする操作)を割り当てている操作指を特定した場合、操作方法特定部30は、当該ユーザ操作に対応する操作方法として、当該一連の操作方法を特定する。
(表示制御部40)
表示制御部40は、操作方法特定部30が、操作指に割り当てている操作方法を特定した場合には、操作認識部14によって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面12の表示を制御する。
例えば、表示画面12に地図データが表示されている場合において、操作指特定部20が、あるスクロール操作に係る操作指として、線路沿いにスクロールさせるスクロール方法を割り当てている操作指を特定した場合(即ち、操作方法特定部30が、線路沿いにスクロールさせるスクロール方法を特定した場合)、表示制御部40は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作の方向と、操作方法特定部30によって特定されたスクロール方法と、コンテンツに存在するオブジェクトの方向とに基づいて、コンテンツのスクロール方向を決定し、コンテンツをスクロールさせる。
より詳細には、表示制御部40は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作の方向と地図データに存在する各線路(又は、各道路、各河川など)の方向との類似度に基づいて決定した線路(又は、各道路、各河川など)に沿って地図データ(地図画像)をスクロールさせる。
なお、表示制御部40は、上記場合に、操作認識部14によって認識されたスクロール操作の方向に類似する方向に伸びる線路(又は、各道路、各河川など)を認識できなかった場合には、つまり、線路(又は、各道路、各河川など)沿いにスクロールさせるスクロール方法が特定されている場合に、操作認識部14によって認識されたスクロール操作からスクロールの対象となる線路(又は、各道路、各河川など)が見つからなかった場合には、地図をスクロールさせなくてもよい。
また、例えば、表示画面12にHTMLデータが表示されている場合において、操作指特定部20が、あるタッチ操作に係る操作指として、改ページに続いて所定領域を中心に画面を拡大する操作方法を割り当てている操作指を特定した場合(即ち、操作方法特定部30が、改ページに続いて所定領域を中心に画面を拡大する操作方法を特定した場合)、表示制御部40は、操作認識部14によって当該操作指による改ページボタンのタッチが認識されたときは、所定領域を中心に改ページ後の画面を拡大表示するように制御する。
また、例えば、表示画面12にメールデータが表示されている場合において、操作指特定部20が、あるタッチ操作に係る操作指として、受信ボックスのアイコンのタッチに続いて最新の受信メール1件の内容を表示する操作方法を割り当てている操作指を特定した場合(即ち、操作方法特定部30が、受信ボックスのアイコンのタッチに続いて最新の受信メール1件の内容を表示する操作方法を特定した場合)、表示制御部40は、操作認識部14によって当該操作指による受信ボックスのアイコンのタッチが認識されたときは、最新の受信メール1件の内容を表示するように制御する。
なお、表示制御部40は、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として割当部50によって操作方法を割り当てている操作指を特定しなかった場合(即ち、操作指特定部20によって特定された操作指に操作方法が割当済でなかった場合)、当該ユーザ操作に従って、表示画面12を制御してもよい。例えば、表示制御部40は、地図データを表示中に、操作認識部14によって認識されたスクロール操作の方向を地図のスクロール方向とし、地図をスクロールさせてもよい。
但し、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として割当部50によって操作方法を割り当てている操作指を特定しなかった場合において、操作方法特定部30が、当該ユーザ操作に対応する操作方法を特定したときは、表示制御部40は、当該ユーザ操作と、当該操作方法とに応じて、表示画面12の表示を制御してもよい。例えば、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として割当部50によって操作方法を割り当てている操作指を特定しなかった場合において、操作方法特定部30が、当該ユーザ操作に対応する操作方法として、道路に沿って地図をスクロールさせるスクロール方法を特定したときは、表示制御部40は、操作認識部14によって認識されたスクロール操作の方向に類似する方向に伸びる道路を地図のスクロール方向とし、地図をスクロールさせてもよい。
(割当部50)
割当部50は、操作指を識別する操作指識別情報と、操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、操作指に操作方法を割り当てる。例えば、割当部50は、操作指識別情報と、コンテンツ(例えば、地図データ)のスクロール方法を識別するスクロール方法識別情報とを対応付けることによって、操作指にコンテンツのスクロール方法を割り当てる。
また、割当部50は、複数の操作指の組合せに対して操作方法を割り当ててもよい。また、割当部50は、操作対象データを識別する操作対象データ識別情報と、操作指識別情報と、操作方法識別情報とを対応付けることによって、操作対象データ毎に、操作指に操作方法を割り当てるようにしてもよい。
なお、割当部50は、割当登録モード(後述)の宣言後に、操作方法が未割当の操作指に操作方法を新規に割り当ててもよい。また、割当部50は、操作指特定部20が、あるユーザ操作に係る操作指として、操作方法が未割当の操作指を特定し、更に、操作方法特定部30が、当該ユーザ操作と表示内容とに基づいて当該ユーザ操作に対応する操作方法を特定した場合に、当該操作指に当該操作方法を割り当ててもよい。
また、割当部50は、表示制御部40が、操作認識部14によって認識されたユーザ操作と、当該ユーザ操作に係る操作指に割り当てている操作方法とに応じて、表示画面12の表示を制御できなかった場合には、当該操作指への当該操作方法の割当を解除してもよい。例えば、表示制御部40が、操作認識部14によって認識されたスクロール操作からスクロールの対象となるような妥当な線路(又は、各道路、各河川など)を見つけられなかった場合には、割当部50は、当該スクロール操作に係る操作指に割当済の操作方法(即ち、線路(又は、各道路、各河川など)沿いにスクロールさせるスクロール方法)を解除してもよい。
図2は、割当情報記憶部80に記憶される情報の一例である。割当情報記憶部80は、例えば、図2(a)に示すように、操作対象データ識別情報と操作指識別情報と操作方法識別情報とを対応付けて記憶する。また、割当情報記憶部80は、例えば、図2(b)に示すように、操作対象データ識別情報と操作対象データの種類(対応するプログラム)とを対応付けて記憶する。また、割当情報記憶部80は、例えば、図2(c)に示すように、操作方法識別情報と割当済の操作方法とを対応付けて記憶する。なお、指識別情報「F1」は親指、指識別情報「F2」は人指し指、指識別情報「F3」は中指のコードであるものとする。
図2によれば、地図データに関しては、例えば、人指し指に「A(例えば、道路、線路、河川)に沿ってスクロールする」という操作方法が割当済である。また、図2によれば、HTMLデータに関しては、例えば、人指し指及び中指による同時操作に、「改ページに続いて所定領域を中心に画面を拡大する操作」という操作方法が割当済である。また、図2によれば、メールデータに関しては、例えば、親指に「受信ボックスのアイコンのタッチに続いて最新の受信メール1件の内容を表示する操作」という操作方法が割当済である。 また、図2によれば、ワープロ用データ(ワードプロセッサ用のデータ)に関しては、例えば、親指に「拡大表示に続いてスクロールする操作」という操作方法が割当済である。
なお、地図データに関しては、親指、薬指、子指には操作方法が未割当であるため、例えば、未割当の指によってスクロールされた場合には、当該スクロール操作の方向、若しくは、当該スクロール操作の方向に類似する方向に伸びる道路の方向が地図データのスクロール方向となる。他の操作対象データについても同様である。
なお、図2に示した割当情報は、操作対象データ毎に、操作指に操作方法を割り当てる態様の場合の一例である。操作対象データに関係なく、操作指に操作方法を割り当てる態様の場合には、割当情報記憶部80には、操作指識別情報と操作方法識別情報のテーブルと、操作方法識別情報と割当済の操作方法のテーブルを記憶すればよい。
図3乃至図5は、表示装置1の動作を説明するための模式図である。図3は、人指し指にあるスクロール操作を割り当てる割当登録モード時の動作を説明するための模式図である。割当登録モードとは、操作指に操作方法を割り当てるモードである。図4は、人指し指にあるスクロール操作が割当済である場合における割当利用モード時の動作を説明するための模式図である。割当利用モードとは、割当済の操作方法を利用して操作するモードである。図5は、人指し指にあるスクロール操作を割り当てるとともに中指にあるスクロール操作とズーム操作とを割り当てる割当登録モード時の動作、および、人指し指にあるスクロール操作が割当済であってかつ中指にあるスクロール操作とズーム操作とが割当済である場合における割当利用モード時の動作を説明するための模式図である。
図3(a)の道路a、道路b、線路c、道路d、道路eは、人指し指に割り当てる操作方法に関係するオブジェクトの候補である。各候補について、上述の方法(手順1〜6)に従って、1つのオブジェクトを絞り込む。つまり、スクロールの始点X,スクロールの方向Vs、および、各候補の夫々の主たる方向Vaを取得し、スクロール操作毎に類似度を計算し、複数回のスクロール操作を行って、人指し指に割り当てる操作方法に関係するオブジェクトを特定する。
なお、図3(b)は、絞込みの途中段階(具体的には、2回のスクロール操作によって、道路a、道路b、線路cに絞り込まれた様子)を表している。図3(c)は、絞込みの完了段階(具体的には、n回のスクロール操作によって、道路bに絞り込まれた様子)を表している。n回のスクロールによって、人指し指に割り当てる操作方法に関係するオブジェクトが道路bであると特定できたため、人差し指に、道路b沿いにスクロールさせるスクロール方法を割り当てる。
図4(a)は、人差し指でのスクロール操作が、人差し指に割当済のスクロール方法(道路b沿いにスクロールさせるスクロール方法)と少ししか矛盾しない場合(割当済のスクロール方法と高々少ししか違わないスクロール操作をした場合)には、割当済のスクロール方法に従って地図データ(地図画像)をスクロールさせる旨を表している。図4(a)の場合、人差し指でのスクロール操作のスクロール方向と道路bの伸びる方向とがある範囲内で類似するため、見えていない下側の部分がだんだんと見えてくるように、地図データを道路bに沿ってスクロールさせる。
図4(b)は、人差し指でのスクロール操作が、割当済のスクロール方法(道路b沿いにスクロールさせるスクロール方法)と大きく矛盾する場合(割当済のスクロール方法と完全に違うスクロール操作をした場合)には、割当済のスクロール方法に従って地図データ(地図画像)をスクロールさせない旨を表している。図4(b)の場合、人差し指でのスクロール操作のスクロール方向と道路bの伸びる方向とがある範囲内で類似しないため、地図データを道路bに沿ってスクロールさせない(例えば、人差し指でのスクロール操作のスクロール方向に応じて、見えていない右側の部分がだんだんと見えてくるように、地図データをスクロールさせる)。なお、大きく矛盾するスクロール操作をし続けた場合には、人指し指への割り当てを消去してもよい。
図4(c)は、分岐点における動作を表している。スクロール方法に規定された道路が分岐する場合(例えば、道路bが分岐する場合)には、類似度に基づいてスクロールさせてもよい。即ち、分岐後に伸びる方向が、スクロール操作のスクロール方向に最も類似する一方の道路に沿ってスクロールさせてもよい。
また、スクロール方法に規定された道路が分岐する場合、上記の動作に代えて、指の割り当てを一旦消去し、割当登録モードに移行してもよい。なお、割当登録モード中は、分岐部分で表示を止めていてもよい。なお、割当登録モード時には、上記と同様に、最も類似したオブジェクトに沿ってスクロールさせるスクロール方法を割り当ててもよい。
また、図5(a)〜図5(b)に示すように、第1の指(人指し指)のスクロール操作のスクロール方向と道路bの伸びる方向の類似度、第2の指(中指)のスクロール操作のスクロール方向と現地点(第2の指のスクロール操作の開始地点)から駅に向かう方向との類似度と、駅付近にてズームさせる頻度とに基づいて、第1の指に道路bに沿ってスクロールさせるスクロール方法を割り当てるとともに、第2の指に駅に向かってスクロールしかつ駅付近をズームさせる操作方法(スクロール操作+ズーム操作)を割り当ててもよい。
第1の指に道路bに沿ってスクロールさせるスクロール方法が割当済であって、第2の指に駅に向かってスクロールしかつ駅付近をズームさせる操作方法(スクロール操作+ズーム操作)が割当済である場合、第1の指でスクロールしたときは、類似度に基づいて、図5(c)に示すように、道路bに沿ってスクロールし、駅が見えているときに、第2の指でスクロールしたときは、類似度に基づいて、図5(d)に示すように、当該駅にスクロールして駅付近をズームさせる。
なお、図5の場合、第2の指に連続操作(スクロール操作+ズーム操作)を割り当てているが、連続操作の割当は以下の如く行う。
1.地図上の操作履歴を参照し、ある指でのある地図上のオブジェクト(例えば、交差点、店、同種の店、同種の建物など位置がある程度限られているオブジェクト)に対する連続操作の頻度を算出する。例えば、スクロール操作中におけるあるオブジェクトAの出現回数n、および、オブジェクトAに対するズーム回数mをカウントする。なお、オブジェクトAに対する操作(スクロール操作、ズーム操作)であるか否かは、距離、方向の類似度に基づいて判定する。
2.ある指でのあるオブジェクトに対する連続操作の頻度がある基準よりも高い場合、当該指に当該連続操作を割り当てる。例えば、出現回数nがある値以上かつ、m/nがある値以上の場合に、操作指に、地図上の現在位置からのオブジェクトAへのスクロール操作およびズーム操作を割り当てる。
なお、操作対象データがHTMLデータ(ウェブページ)である場合の操作方法の割当も同様である。例えば、あるウェブページBが、右側に広告領域(オブジェクト)を有し、左側にニュースの記述領域(オブジェクト)を有している場合、ウェブページBを表示(再表示、改ページを含む)する際に、左側にスクロールし、左側のニュース部分を拡大して閲覧したいという状況が起こりうる。当該状況下において、ある指に連続操作(具体的には、左スクロール操作+ズーム操作)を割り当てると有効である。なお、ウェブページの場合にも、地図データの場合と同様、操作履歴を参照し、操作指に連続操作を割り当てることが可能である。即ち、あるウェブページ(若しくはURLの前方部分一致)に対し、ある指での、当該ウェブページの表示後の最初に行った操作(連続操作を含む)の頻度に基づいて、当該指に当該連続操作を割り当てることが可能である。
以下、図6乃至図10のフローチャートを用いて、表示装置1の処理の流れを説明する。図6は、指特定モデルの学習に関するフローチャートの一例である。
図6に示すように、指特定モデルの学習処理として、はじめに、登録する指(操作方法の割当対象とする指)の指定を受け付ける(ステップS10)。具体的には、例えば、登録する指を指定するボタンを表示画面12に表示しておき、操作認識部14がボタンのタッチを認識することによってユーザから登録する指の指定を受け付ける。なお、ユーザは、例えば、利き腕若しくは両腕の5指のうち登録を要する指(又は指の組合せ)について、順番に登録を指示する。
続いて、ステップS10において指定された指についてスライドパタンの指定を受け付ける(ステップS12)。具体的には、例えば、予め用意されたスライドパタンを指定するボタンを表示画面12に表示しておき、操作認識部14がボタンのタッチを認識することによってユーザからスライドパタンの指定を受け付ける。なお、ユーザによって指定されたスライドパタンをアニメーションなどで表示画面12に表示してもよい。
続いて、ユーザによって表示画面12上をスライドされた指の接触領域のデータ(特徴量)を一定時間間隔でサンプリングする(ステップS14)。具体的には、例えば、操作認識部14が、スライドに応じて移動する接触領域のデータを一定時間毎にサンプリングする。なお、ユーザは、ステップS12において指定したスライドパタンを参考にして、表示画面12上にて指定した指をスライドさせる。
続いて、サンプリング量が十分であるか否かを判断する(ステップS16)。具体的には、例えば、操作認識部14が、接触領域が途切れていない接触データを一定量若しくは統計量(平均・分散値)が安定するまで蓄積したか否かを判断する。サンプリング量が十分でない場合(ステップS16:No)、ステップS14に戻る。一方、サンプリング量が十分である場合(ステップS16:Yes)、機械学習手段により当該指定指について指特定モデルを学習する(ステップS18)。そして、図6のフローチャートは終了する。なお、必要な場合には、他の指について、ステップS10〜S18を実行し、各指について指特定モデルを学習する。
なお、図6のフローチャートでは、スクロール操作を念頭に、表示画面12上の指のスライド操作によって指特定モデルを学習しているが、他の操作(例えば、タッチ、フリック)によって指特定モデルを学習してもよい。また、ステップS12は省略してもよい。
図7は、割当情報の登録(記憶)に関するフローチャートの一例である。図8は、割当情報の利用に関するフローチャートの一例である。なお、図7、図8のフローチャートは、表示装置1が、割当登録モードと割当利用モードとを有する態様における動作の流れを表している。例えば、図7のフローチャートは、割当登録モードの宣言中に動作し、図8のフローチャートは、割当利用モードの宣言中に動作する。
(割当登録モード)
図7に示すように、操作認識部14は、接触領域を検知し、接触領域の位置、特徴量を認識する(ステップS20)。操作認識部14は、接触領域の位置の経時変化の有無、変化量から、ユーザ操作(スライド、タッチ、フリックなど)を認識する(ステップS21)。操作認識部14は、認識した接触領域の特徴量を操作指特定部20に出力する。また、操作認識部14は、認識したユーザ操作を操作方法特定部30に出力する。
操作指特定部20は、操作認識部14によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する(ステップS22)。即ち、操作指特定部20は、操作認識部14から取得した接触領域の特徴量と、指特定モデルと用いて、ユーザ操作に係る操作指を特定する。操作指特定部20は、特定した操作指の操作指識別情報を割当部50に出力する。
操作方法特定部30は、ステップS21において認識されたユーザ操作と、表示制御部40から得られる表示内容(例えば、地図データ上のオブジェクトの位置)とに基づいて、ステップS21において認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する(ステップS23)。操作方法特定部30は、特定した操作方法の操作方法識別情報と、表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報とを割当部50に出力する。なお、操作方法特定部30は、表示制御部40から表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報を取得する。
割当部50は、表示中のコンテンツに関して、ステップS24において操作指特定部20が特定した操作指に、ステップS23において操作方法特定部30が特定した操作方法を割り当てる(ステップS24)。即ち、割当部50は、操作方法特定部30から取得したコンテンツ識別情報と、操作指特定部20から取得した操作指識別情報と、操作方法特定部30から取得した操作方法識別情報とを対応付けて割当情報記憶部80に記憶する。そして、図7のフローチャートは終了する。
(割当利用モード/例1)
図8に示すように、操作認識部14は、接触領域を検知し、接触領域の位置、特徴量を認識する(ステップS30)。操作認識部14は、接触領域の位置の経時変化の有無、変化量から、ユーザ操作(スライド、タッチ、フリックなど)を認識する(ステップS32)。操作認識部14は、認識した接触領域の特徴量を操作指特定部20に出力する。また、操作認識部14は、認識したユーザ操作を操作方法特定部30および表示制御部40に出力する。
操作指特定部20は、ステップS32において認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する(ステップS34)。即ち、操作指特定部20は、操作認識部14から取得した接触領域の特徴量と、指特定モデルと用いて、ユーザ操作に係る操作指を特定する。
操作指特定部20は、特定した操作指に操作方法が割り当てられているか否かを判断する(ステップS36)。即ち、操作指特定部20は、表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報と、ステップS34において特定した操作指の操作指識別情報に対応付けて、割当情報記憶部80に操作方法識別情報が記憶されているか否かを判断する。なお、操作指特定部20は、表示制御部40および操作方法特定部30を介して、表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報を取得する。
特定した操作指に操作方法が割り当てられていない場合(ステップS36:No)、即ち、表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報と、当該特定した操作指の操作指識別情報に対応付けて割当情報記憶部80に操作方法識別情報が記憶されていない場合、操作指特定部20は、操作方法識別情報が記憶されていない旨を操作方法特定部30に通知する。上記通知を取得した操作方法特定部30は、操作方法を特定しなかった旨を表示制御部40に出力する。表示制御部40は、ステップS32において認識されたユーザ操作に従って、表示画面12の表示を制御する(ステップS50)。そして、図8のフローチャートは終了する。
一方、特定した操作指に操作方法が割り当てられている場合(ステップS36:Yes)、即ち、表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報と、当該特定した操作指の操作指識別情報に対応付けて割当情報記憶部80に操作方法識別情報が記憶されている場合、操作指特定部20は、当該操作方法識別情報を操作方法特定部30に出力する。
上記操作方法識別情報を取得した操作方法特定部30は、ステップS32において認識されたユーザ操作に対応する操作方法として、操作指特定部20から取得した操作方法識別情報の操作方法を特定する(ステップS42)。即ち、操作方法特定部30は、ステップS42において認識されたユーザ操作に対応する操作方法として、ステップS34において特定された操作指に既に割当済の操作方法を特定する。なお、操作方法特定部30は、割当情報記憶部80を参照し、操作指特定部20から取得した操作方法識別情報に対応付けられている割当方法が何であるかを認識する。操作方法特定部30は、特定した操作方法(表示制御部40が当該操作方法を解釈可能な情報)を表示制御部40に出力する。
表示制御部40は、ステップS32において認識されたユーザ操作と、ステップS42において特定された操作方法とに応じて、表示画面12の表示を制御する(ステップS52)。そして、図8のフローチャートは終了する。
(割当利用モード/例2)
図9は、割当情報の利用に関するフローチャートの他の例である。なお、図9のステップS30、S32、S34、S36、S42、S52は、図8のステップS30、S32、S34、S36、S42、S52と同様であるため、説明を省略する。
図9において、特定した操作指に操作方法が割り当てられていない場合(ステップS36:No)、即ち、表示中の操作対象データの操作対象データ識別情報と、当該特定した操作指の操作指識別情報に対応付けて割当情報記憶部80に操作方法識別情報が記憶されていない場合、操作指特定部20は、操作方法識別情報が記憶されていない旨を操作方法特定部30に通知する。上記通知を取得した操作方法特定部30は、図7のステップS23と同様、ステップS32において認識されたユーザ操作と、表示制御部40から得られる表示内容(例えば、地図データ上のオブジェクトの位置)とに基づいて、ステップS32において認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する(ステップS40)。操作方法特定部30は、特定した操作方法(表示制御部40が当該操作方法を解釈可能な情報)を表示制御部40に出力する。
表示制御部40は、ステップS32において認識されたユーザ操作と、ステップS40において特定された操作方法とに応じて、表示画面12の表示を制御する(ステップS52)。そして、図9のフローチャートは終了する。
図10は、他の動作に関するフローチャートである。具体的には、図10(a)は、図8および図9の破線で囲んだ部分Aの別例である。図10(b)は、図9の一点鎖線で囲んだ部分Bの別例である。なお、図10(b)は、1回のユーザ操作において、操作指に割当済の操作方法にて操作する場面と、操作指に操作方法を割り当てる場面とが混在する態様(割当登録モードと割当利用モードとの区別がない態様)における動作である。
(図10(a)の例)
特定した操作指に操作方法が割り当てられている場合(ステップS36:Yes)、操作指特定部20は、当該操作方法識別情報を操作方法特定部30に出力する。上記操作方法識別情報を取得した操作方法特定部30は、ステップS32において認識されたユーザ操作に対応する操作方法として、操作指特定部20から取得した操作方法識別情報の操作方法を特定する(ステップS42)。操作方法特定部30は、特定した操作方法(表示制御部40が当該操作方法を解釈可能な情報)を表示制御部40に出力する。
表示制御部40は、ステップS32において認識されたユーザ操作と、ステップS42において特定された操作方法とによる表示は妥当か否かを判断する(ステップS44)。例えば、表示制御部40は、線路(又は、各道路、各河川など)沿いにスクロールさせるスクロール方法が特定されている場合に、操作認識部14によって認識されたスクロール操作からスクロールの対象となる線路(又は、各道路、各河川など)が見つかった場合には、ステップS32において認識されたユーザ操作と、ステップS42において特定された操作方法とによる表示は妥当であると判断し、見つからなかった場合には妥当でないと判断する。
表示が妥当である場合(ステップS44:Yes)、表示制御部40は、ステップS32において認識されたユーザ操作と、ステップS42において特定された操作方法とに応じて、表示画面12の表示を制御する(ステップS52)。そして、図10(a)のフローチャートは終了する。
一方、表示が妥当でない場合(ステップS44:No)、表示制御部40は、所定回数連続して妥当でないか否かを判断する(ステップS46)。即ち、表示制御部40は、図10(a)のフローチャートにおいて、ステップS44(No)を所定回数連続して実行したか否かを判断する。換言すれば、表示制御部40は、ユーザ操作を所定回数連続して行っても妥当な表示が得られず、所定回数連続して表示画面12の表示を制御できない状況であるか否かを判断する。
所定回数連続して妥当でないとはなっていない場合(ステップS46:No)、つまり、所定回数連続して表示を制御できない状況にはなっていない場合、図10(a)のフローチャートは終了する。
一方、所定回数連続して妥当でない場合(ステップS46:Yes)、つまり、所定回数連続して表示を制御できない状況にはなっている場合、割当部50は、ステップS34において特定された操作指への操作方法(即ち、ステップS36において割当済と判断された操作方法)の割当を解除する(ステップS48)。そして、図10(a)のフローチャートは終了する。
(図10(b)の例)
ステップS40に続いて、割当部50は、ステップS34において特定された操作指にステップS40において特定された操作方法を割り当てる旨の指示があったか否かを判断する(ステップS60)。なお、割当部50は、例えば、操作認識部14および操作方法特定部30(又は操作指特定部20)を介して上記指示を受け付ける。
指示があった場合(ステップS60:Yes)、割当部50は、ステップS34において特定された操作指にステップS40において特定された操作方法を割り当てる(ステップS62)。そして、図10(b)のフローチャートは終了する。指示がなかった場合(ステップS60:No)、ステップS62を飛ばして、図10(b)のフローチャートは終了する。
以上、表示装置1によれば、タッチパネル操作による操作性を更に向上させることができる。例えば、表示装置1によれば、ボタン操作などによる明示的な切り替え操作を要せずに、操作した操作指に応じて適宜、地図をスクロールさせることができる。
なお、本発明の実施形態による表示装置1の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、表示装置1の各処理に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…表示装置 10…表示部 12…表示画面 14…操作認識部(スクロール操作認識部) 20…操作指特定部 30…操作方法特定部(スクロール方法特定部) 40…表示制御部(スクロール制御部) 50…割当部 80…割当情報記憶部 90…操作対象データ記憶部

Claims (15)

  1. 表示画面上のユーザ操作を認識する操作認識部と、
    前記操作認識部によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定部と、
    前記操作認識部によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定部と、
    表示画面の表示を制御する表示制御部と、
    前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記操作方法を割り当てる割当部と
    を備え、
    前記操作方法特定部は、
    前記操作指特定部が、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記操作方法を割り当てている前記操作指を特定した場合には、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法として、当該操作指に割り当てている前記操作方法を特定し、
    前記表示制御部は、
    前記操作方法特定部が、前記操作指に割り当てている前記操作方法を特定した場合には、前記操作認識部によって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御する
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記操作方法特定部は、
    前記操作指特定部が、ユーザの指示があった場合、又は、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記操作方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該ユーザ操作と表示内容とに基づいて、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記割当部は、
    前記操作方法特定部が、ユーザ操作と表示内容とに基づいて当該ユーザ操作に対応する前記操作方法を特定したときは、当該ユーザ操作に係る操作指に当該操作方法を割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記操作方法特定部は、
    ユーザ操作と所定操作との類似度に基づいて、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法を特定する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記所定操作は、
    ある目的に対する単一若しくは一連の操作、又は、操作履歴から得られる単一若しくは一連の操作である
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記割当部は、
    複数の前記操作指の組合せに対して前記操作方法を割り当てる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 前記割当部は、
    前記表示制御部が、前記操作認識部によって認識されたユーザ操作と、当該ユーザ操作に係る操作指に割り当てている前記操作方法とに応じて、表示画面の表示を制御できなかった場合には、当該操作指への当該操作方法の割当を解除する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の表示装置。
  8. 表示画面上のスクロール操作を認識するスクロール操作認識部と、
    前記スクロール操作認識部によって認識されたスクロール操作に係る操作指を特定する操作指特定部と、
    前記スクロール操作認識部によって認識されたスクロール操作に対応するスクロール方法を特定するスクロール方法特定部と、
    前記スクロール方法特定部によって特定された前記スクロール方法に応じて、表示画面上のコンテンツのスクロールを制御するスクロール制御部と、
    前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記スクロール方法を識別するスクロール方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記スクロール方法を割り当てる割当部と
    を備え、
    前記スクロール方法特定部は、
    前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てている前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法として、当該操作指に割り当てている前記スクロール方法を特定する
    ことを特徴とする表示装置。
  9. 前記スクロール方法特定部は、
    前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作とコンテンツとに基づいて、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法を特定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記コンテンツは、線形状のオブジェクトを有し、
    前記スクロール方法特定部は、
    前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法として、当該スクロール操作の方向と前記オブジェクトの伸びる方向との類似度、および、スクロール操作中のある座標と前記オブジェクトのある座標との距離からなる関数が最大になる前記オブジェクトに沿ってスクロールさせるスクロール方法を特定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記スクロール方法特定部は、
    前記操作指特定部が、あるスクロール操作に係る前記操作指として、前記割当部によって前記スクロール方法を割り当てていない前記操作指を特定した場合には、当該スクロール操作に対応する前記スクロール方法として、当該スクロール操作の方向と、前記オブジェクトの存在する方向と、指定されたオブジェクトの種類とに基づいて、1つのオブジェクトを決定し、当該オブジェクトに向かってスクロールさせるスクロール方法を特定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  12. 前記スクロール方法特定部は、
    前記オブジェクトに向かってスクロールさせるスクロール方法に代えて、前記オブジェクトに向かってスクロールさせるとともに前記オブジェクトを拡大又は縮小させる操作方法を特定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記スクロール制御部は、
    前記スクロール操作認識部によって認識されたスクロール操作の方向と、前記スクロール方法特定部によって特定された前記スクロール方法と、コンテンツに存在するオブジェクトの方向とに基づいて、コンテンツのスクロール方向を決定し、コンテンツをスクロールさせる
    ことを特徴とする請求項8乃至請求項12に記載の表示装置。
  14. 表示装置における表示方法であって、
    表示画面上のユーザ操作を認識する操作認識工程と、
    前記操作認識工程によって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定工程と、
    前記操作認識工程によって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定工程と、
    表示画面の表示を制御する表示制御工程と、
    前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記操作方法を割り当てる割当工程と
    を有し、
    前記操作方法特定工程は、
    前記操作指特定工程において、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当工程によって前記操作方法を割り当てている前記操作指が特定された場合には、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法として、当該操作指に割り当てている前記操作方法を特定し、
    前記表示制御工程は、
    前記操作方法特定工程において、前記操作指に割り当てている前記操作方法が特定された場合には、前記操作認識工程によって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御する
    ことを特徴とする表示方法。
  15. 表示装置のコンピュータに、
    表示画面上のユーザ操作を認識する操作認識ステップと、
    前記操作認識ステップによって認識されたユーザ操作に係る操作指を特定する操作指特定ステップと、
    前記操作認識ステップによって認識されたユーザ操作に対応する操作方法を特定する操作方法特定ステップと、
    表示画面の表示を制御する表示制御ステップと、
    前記操作指を識別する操作指識別情報と、前記操作方法を識別する操作方法識別情報とを対応付けることによって、前記操作指に前記操作方法を割り当てる割当ステップと
    を実行させるプログラムであって、
    前記操作方法特定ステップは、
    前記操作指特定ステップにおいて、あるユーザ操作に係る前記操作指として、前記割当ステップによって前記操作方法を割り当てている前記操作指が特定された場合には、当該ユーザ操作に対応する前記操作方法として、当該操作指に割り当てている前記操作方法を特定し、
    前記表示制御ステップは、
    前記操作方法特定ステップにおいて、前記操作指に割り当てている前記操作方法が特定された場合には、前記操作認識ステップによって認識されたユーザ操作と、当該操作方法とに応じて表示画面の表示を制御する
    ことを特徴とするプログラム。
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