JP2013173641A - 窒化ガリウム結晶積層基板及びその製造方法 - Google Patents

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成仁 岡田
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Abstract

【課題】貫通転位密度が低く高い結晶品質のGaN結晶のa面やm面を主面とする基板、或いは<11−22>面を主面とする基板など、無極性面や半極性面を主面としたGaN結晶層がサファイア下地基板上に積層されたGaN積層基板、並びにその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】側壁を有する複数本の溝部を形成したサファイア下地基板上に、該溝部の側壁より選択的に窒化ガリウム結晶を横方向成長させる窒化ガリウム結晶積層基板の製造方法であって、前記側壁の少なくとも一部がサファイア結晶のc面であって、該c面側壁を起点として、c軸方向の成長速度を、c軸に対して垂直な方向のうち基板表面に向かう方向の成長速度より早くして非対称横方向成長を行い、隣接する成長結晶を会合させてc軸に対して垂直な方向のうち基板表面に向かう方向への結晶転位の伝播を阻止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、窒化ガリウム結晶積層基板、詳しくは、サファイア下地基板上に、貫通転位密度(暗点密度)が小さな窒化ガリウム(GaN)結晶層を積層した積層基板、並びにその製造方法に関する。
発光ダイオード(LED)や半導体レーザ(LD)などの半導体発光素子として、サファイア基板上に、n型GaN層、InGaN層からなる量子井戸層とGaN層からなる障壁層とが交互積層された多重量子井戸層(Multiquantumwells:MQWs)、及びp型GaN層が順に積層形成された構造を有するものが量産化されている。このような量産化されている半導体発光素子では、いずれのGaN層も、軸方向にGaNが結晶成長し、表面が、c面(<0001>面)となっている。
ところで、表面がc面であるGaN層では、Ga原子のみを含むGa原子面
が僅かにプラスに帯電する一方、N原子のみを含むN原子面が僅かにマイナスに帯電し、結果としてc軸方向(層厚さ方向)に自発分極が発生する。
また、GaN層上に異種半導体層をヘテロエピタキシャル成長させた場合、両者の格子定数の違いによって、GaN結晶に圧縮歪や引っ張り歪が生じ、GaN結晶内でc軸方向に圧電分極(ピエゾ分極)が発生する(特許文献1、特許文献2)。
この結果、前記構成の半導体発光素子では、多重量子井戸層において、InGaN量子井戸層に固定電荷に起因する自発分極に加えて、InGaN量子井戸層に加わる圧縮歪により生じたピエゾ分極が重畳され、そのためc軸方向に大きな内部分極電場が発生することとなる。この内部分極電場の影響を受けて、量子閉じ込めシュタルク効果(Quantum−Confined Stark Effect:QCSE)により、発光効率の低下や必要な注入電流の増大に伴う発光のピーク波長シフトなどの問題が生じると考えられている。
上記問題を解決するために、GaN結晶の無極性面である、a面:<11−20>面やm面:<1−100>面を用いて、その上にInGaN層を形成し、自発分極とピエゾ分極の重畳された内部電界の影響を回避することが検討されている(特許文献1〜3)。
更に、c面が、a軸あるいはm軸方向に約60度傾斜した半極性面といわれている面、例えば、半極性の<11−22>面上にInGaN量子井戸層を形成し、それによって内部電極の影響を回避することも検討されている(非特許文献1、非特許文献2)。
しかしながら、現在入手可能な上記GaN結晶のa面やm面といった無極性面を主面とする基板、或いは<11−22>面や<10−11>面等の半極性面を主面とする基板は、貫通転位密度が2〜3×10個/cm程度と言われており、より貫通転位密度が低い高い結晶品質の結晶基板が望まれている。
貫通転位密度を低減する方法として、一旦m面サファイア基板上に<11−22>面からなるGaN結晶の薄層を積層し、次いで、薄層の一部をSiO等でマスキングした後、更に非マスキング表面からGaN結晶を非対称横方向成長(asymmtric epitaxial lateral overgrowth;非対称ELO)させる方法が提案されている。しかしながらこの方法では、最初の薄層(<11−22>面GaN結晶)の成長過程における結晶転位が非常に多いこと、且つ、非マスキング表面からの更なる結晶成長時において、隣接する成長結晶で阻止される方向へ伝播する結晶転位はその伝播が阻止されるものの、阻止されない成長結晶方向へ伝播する結晶転位はそのまま結晶層表面まで伝播するので、決して効果的な転位低減方法とは言えないものである(非特許文献3)。
特開2008−53593号公報 特開2008−53594号公報 特開2007−243006号公報
Japanese Journal of Applied Physics Vol.45,2006,L659. Applied Physics Letters Vol.90,2007,261912. Journal of Crystal Growth 312(2010) 2625-2630.
貫通転位密度が低く高い結晶品質の、GaN結晶のa面やm面を主面とする基板、或いは<11−22>面や<10−11>面を主面とする基板など、無極性面や半極性面を主面としたGaN結晶層がサファイア下地基板上に積層されたGaN積層基板、並びにその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、複数本の凹状の溝部を有するサファイ下地基板を用いて、該下地基板の溝部の側壁面を起点として所望の結晶主面を有するGaNの結晶成長方法を検討し、既に提案した。更に、当該方法の検討を続ける過程で、該方法における側壁面からの結晶欠陥の発生と伝播(結晶転位)、更にその抑制方法について新たな知見を得て、本願発明を完成するに至った。
即ち、本発明により、サファイア下地基板上に、該下地基板の主面に対して傾斜した側壁を有する複数本の溝部を形成し、該溝部の側壁より選択的に窒化ガリウム結晶を横方向成長(epitaxial lateral overgrowth;ELO)させる窒化ガリウム結晶積層基板の製造方法において、前記側壁の少なくとも一部がサファイア結晶のc面であって、該c面側壁を起点として、c軸方向の成長速度を、c軸に対して垂直な方向のうち基板表面に向かう方向の成長速度より早くした窒化ガリウム結晶の非対称横方向成長を行い、隣接する成長結晶を会合させてc軸に対して垂直な方向のうち基板表面に向かう方向への結晶転位の伝播を阻止することを特徴とする前記窒化ガリウム結晶積層基板の製造方法が提供される。
本発明により、また、サファイア下地基板と、該基板上に結晶成長せしめて形成された窒化ガリウム結晶層とを含み、該窒化ガリウム結晶層は、サファイア下地基板の主面に複数本形成された溝部のc面からなる側壁から横方向結晶成長して該主面と平行に表面が形成されたものであり、且つ、該窒化ガリウム結晶の暗点密度が1.0×10個/cm以下であることを特徴とする窒化ガリウム結晶積層基板が提供される。
上記窒化ガリウム結晶積層基板の発明において、窒化ガリウム結晶層が、無極性または半極性の面方位を有する表面からなる窒化ガリウム結晶層であることが好適である。
本発明のGaN結晶積層基板は、GaN結晶の暗点密度が1.0×10個/cm以下であって結晶品質が高いので、該積層基板を用いて作製されるLEDやLDなどの半導体発光素子は、その発光効率が向上する。
また、サファイア下地基板上に形成した溝部のc面側壁より選択的にGaN結晶を成長させることにより、面方位が無極性面または半極性面である高品質のGaN結晶層を有する積層基板が得られるため、従来のc面を主面とするGaN結晶層基板に比べて、量子閉じ込めシュタルク効果による発光効率の低下の影響が小さい。
本発明に使用するサファイア下地基板の一例を示す図である。 対称ELO成長および非対称ELO成長の過程を示す模式図である。 本発明に使用するサファイア下地基板の部分断面図である。 マスキング部を有するサファイア下地基板の拡大斜視図である。 対称ELO成長および非対称ELO成長により得られたGaN結晶層、およびサファイア下地基板の状態を示す模式図である。 実施例1における非対称ELOによる結晶の会合状態を示すSEM断面写真である。
本発明のGaN結晶積層基板は、サファイア下地基板と、該サファイア下地基板の主面に対して傾斜した、c面からなる側壁を起点として横方向結晶成長した暗点密度が1.0×10個/cm以下のGaN結晶層が、下地基板上に積層された構造を有する。積層されるGaN結晶層は、好ましくは無極性または半極性の面方位を有する結晶層である。
暗転密度とは、結晶の転位欠陥である貫通転位の密度を示すための指標となる物性値であり、走査型電子顕微鏡/カソードルミネッセンス(SEM・CL)装置を用いて測定される。測定試料はアンドープGaN結晶層の上にn型GaN結晶層を積層した試料を用い、n型GaN層表面において測定を行う。測定時の加速電圧は5kVとし、観察範囲は20μm×20μmとする。このとき、観察範囲内に観察された暗点の総数より暗点密度を算出する。
サファイアのc面は安定な面であって、c面を起点としたGaN結晶の成長は、一般的に速い。しかしながら、下地基板とは結晶学的に性質を異にする物質を成長させるために、溝部のc面側壁上で転位が発生し、しかも、該転位はc軸に対して直角の結晶軸方向に集中的に伝播することを、本発明者らは確認した。例えば、図2(a)に示す如く、主面がr面であり、溝部の左側面がc面であり、左側面の延長方向がm軸であるサファイ下地基板を用いて、ELO法で成長させた場合、c面上で転位が発生し、該転位は基板のm軸と平行なGaN結晶のa軸にそって伝播して最終的に得られるGaN結晶の暗点密度を増大させる。この知見を基に、暗点密度を向上させるためにGaN結晶のa軸方向の転位を抑制する方法を検討し、この抑制を非対称ELO法で達成できることを発見して本発明に結びつけた。
本発明のGaN結晶積層基板は、以下の方法で製造される。
GaN結晶を成長させる下地基板としては、サファイアからなる下地基板上に、該下地基板の主面に対して傾斜した側壁を有する溝部を複数本有し、且つ、側壁の一部はc面である下地基板を用いることが重要である。
しかも、GaN結晶の成長方法として、隣接する溝部から成長させた成長結晶が互いに会合するまでは、非対称ELO法を採用することが必須である。図2(b)に模式的に示すように、非対称ELO法で成長させた場合、成長するにつれて、成長が速いc軸方向に結晶端が突出し隣接する結晶のa軸方向の結晶端を阻止してしまう。この結果、集中的に起こるa軸方向への転位の伝播が阻止され、最終的な暗点密度が低下するものと推測している。図2(a)には、対称ELO法で成長させた場合の結晶の成長の様子を示す。この場合、a軸方向への転位の伝播は阻止されず、結晶表面へ貫通する。
サファイア下地基板の主面は、目的とするGaN結晶の結晶面に合わせて任意の面方位が選択される。例えば、<11−22>面を表面に有するGaN結晶を成長させたい場合は、サファイア下地基板の主面は<10−12>とする。<10−11>面を表面に有するGaN結晶を成長させたい場合は、サファイア下地基板の主面は<11−23>とする。その他、<10−10>面、<11−20>面、<20−21>面等を主面することができる。
この主面は、所望のGaN結晶を得るために、結晶軸に対して所定の角度傾斜したミスカット面であってもよい。該下地基板は、通常、厚みが0.3〜3.0mm、直径が50〜300mmの円盤状のものが使用される。
上記のとおり、下地基板の主面は任意に選択できるが、該下地基板は複数の溝部を有し、且つ、溝部側壁の一部がc面であることが必須である。例えば、下地基板主面が<10−12>面、溝部の延びる方向が<11−20>面の面方位、即ち、a軸方向である場合に、溝部の一方の側壁にc面が形成される。或いは、下地基板主面が<11−23>面、溝部の延びる方向が<10−10>面の面方位、即ち、m軸方向である場合に、溝部の一方の側壁にc面が形成される。
主面が上記何れの面方位であっても、成長起点となる側壁がc面であり、且つ、後述する非対称ELOを採用して成長結晶を会合させる限り、c軸以外の方向への転位を阻止でき、本発明のGaN結晶積層基板を得ることができる。図1に、代表的な下地基板を示す。
サファイア下地基板の主面には、複数本の溝部が並行に設けられる。溝部の開口部幅は特に制限されず、通常0.5〜10μmの範囲から設定される。溝部の間隔、即ち、相互に隣接する溝部と溝部の下地基板主面線上の間隔は、1〜100μmである。溝部底面の横方向の幅、即ち溝部の延びる方向に直角な方向の距離(w)も特に限定されず、1〜100000μmが一般的である。主面上の溝部の数は、形成されるGaN結晶の所望する面積に応じて任意に設けることができるが、上記開口幅、溝部の間隔、底面の幅を勘案して、通常、1mm当り、10〜500本程度設ければ良い。
上記溝部は、下地基板主面に対して所定の角度で傾斜した側壁を有しており、
図3に示すように、その断面形状は、溝開口部から溝底部に向かって溝幅を狭めるように傾斜したテ―パー状になっている。該傾斜角度とは、図3に示すように、下地基板主面と溝部側壁の延長面とがなす角度(Θ)を意味する。該角度は、下地基板主面の面方位に対応して形成される側壁のc面の面方位を勘案して決定される。
例えば、サファイア下地基板主面の面方位が<10−12>であり、所望するGaN結晶の面方位が<11−22>面である場合は、この角度(Θ)を58.4度として、この側壁から、GaNを、サファイア下地基板のc軸にGaN結晶のc軸が同一の方向となるように成長させて所望の結晶を得る。このときの角度58.4度は、所望するGaN結晶の主面である<11−22>面と、成長方向であるGaN結晶のc軸に対して垂直となるGaN結晶のc面とがなす角度が、58.4度であることから決定される。
しかし、用いるサファイア下地基板の主面である<10−12>面と、溝部の側壁に現れるサファイアc面とがなす角度は57.6度であるため、下地基板主面と溝部側壁とがなす角度(Θ)は57.6度となり、その上に成長したGaN結晶層の表面は、サファイア下地基板の主面に対し、約0.8度傾斜する。そこで、この角度を相殺するように、基板主面部分がサファイア<10−12>面にオフ角をつけた面であるミスカット基板を用いることにより、GaN結晶の<11−22>面がサファイア下地基板主面に対して平行となるように成長したGaN結晶層を得ることができる。
サファイア下地基板主面の面方位が<11−23>であり、所望するGaN結晶の面方位が<10−11>面である場合は、この角度を62.0度とする。しかしながら、上記理由と同じ理由により生じる、約0.8度の下地基板主面とGaN結晶表面との傾斜角度を相殺するように、基板主面部分がサファイア<11−23>面にオフ角をつけた面であるミスカット基板を用いることにより、GaN結晶の<10−11>面がサファイア下地基板主面に対して平行となるように成長したGaN結晶層を得ることができる。
サファイア下地基板主面の面方位が<11−20>であり、所望するGaN結晶の面方位が<10−10>面である場合、或いは、サファイア下地基板主面の面方位が<10−10>であり、所望するGaN結晶の面方位が<11−20>面である場合は、この角度を90度として、この側壁から、GaNを、サファイア下地基板のc軸とGaN結晶のc軸とが同一の方向となるように成長させて所望の結晶を得る。
しかし、下地基板主面と溝部側壁とがなす角度(Θ)が90度となる溝部を形成することはエッチング技術上困難であるが、下地基板主面と溝部側壁とがなす角度(Θ)が90度に近い溝部を有するサファイア下地基板を用いることにより、<11−20>面を主面とするサファイア下地基板上にGaN結晶の<10−10>面が下地基板主面に対して平行となるように成長した、或いは、<10−10>面を主面とするサファイア下地基板上にGaN結晶の<11−20>面が下地基板主面に対して平行となるように成長したGaN結晶層を得ることができる。
上記溝部の側壁における、GaN結晶を成長させる領域(以下、結晶成長領域という)の幅(d)は特に制限されないが、暗点密度を低減するためには、10〜3000nmとすることが好ましく、100〜1000nmとすることが特に好ましい。幅(d)の下限は特に制限はなく小さいほど良いが、下記に述べる溝部作製の際の技術上の制約から決定される。
結晶成長領域の幅(d)とは、図3に示す如く、側壁全てが結晶成長領域である場合は、下地基板主面と側壁が交わる辺と、側壁と溝部底面が交わる辺との間の、側壁上の最短距離(間隔)を云う。図4に示す如く、側壁の一部がマスキングされ結晶成長領域が制限されている場合は、上記最短距離(間隔)から、マスキング部の幅を除いた距離(d)を云う。
上記所定の傾斜角度の側壁を有する溝部は、溝部形成予定部分だけが開ロ部となるようにフォトレジストのパターニングを形成し、フォトレジストをエッチングレジストとし、サファイア下地基板を反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)等のドライエッチング或いはウエットエッチングをすることにより形成することができる。
更に、側壁の幅、溝部開口部幅、溝部間隔、底面幅などの制御手段としては、フォトレジストのパターニングを形成する段階において、フォトレジストの塗布量、ベーク温度、ベーク時間、UV照射量、UV照射する際のフォトマスクの形状などが挙げられる。また、エッチングの段階において、エッチングガス種、エッチングガス濃度、エッチングガス混合比、アンテナパワー、バイアスパワー、エッチング時間などによっても制御できる。
これら種々の条件を組み合わせることにより、所定の形状である溝部を有したサファイア下地基板を得ることができる。前記側壁の幅は、単位時間あたりにサファイアがエッチングされる速度であるエッチングレートを求め、エッチング時間を変更することで制御が可能である。
上記方法において、サファイア下地基板主面の選定、並びに溝部の延びる方向の設定により、c面の面方位からなる側壁を有する下地基板を作成することができる。
側壁の一部をマスキングする場合、その手段としては、真空蒸着、スパッタリング、CVD(Chemical Vapor Deposition)等の方法により、結晶成長領域以外の領域に、SiO膜、Si膜、SiO膜、TiO膜、ZrO膜等を形成してマスキングする方法が挙げられる。該マスキング層の厚さは、通常0.01〜3μm程度である。
本発明においては、上記下地基板を用いて、その側壁を起点として、GaN結晶層を、非対称ELO法により横方向に結晶成長させることを特徴とする。得られるGaN結晶層の結晶表面の面方位は、前記の通りサファイ下地基板主面に対応し、<11−22>面、<10−11>面、<20−21>面などからなる。
非対称ELOとは、各結晶軸方向への結晶成長速度を異にして成長させる方法である。図2(b)に示すように、サファイアの主面がr面であり、溝部の左側壁がc面であり、左側壁の延長方向がGaN結晶のa軸である場合、c軸方向への結晶成長がa軸方向への結晶成長より速くなるように制御する。この結果、成長結晶は、c軸方向へ突出した形状の結晶となり、右隣の成長結晶のa軸方向結晶端部を阻止する。
非対称ELOを実施する方法は、後述する成長方法;反応装置の形状や容積などの装置条件;キャリア―ガスの使用の有無や種類、ガス組成、ガス供給速度などの原料条件;反応温度や反応圧力などの結晶成長条件などにより制御しうるので、使用する成長方法や反応装置や原料等を決定した上で、予め、予備的な実験でその操作条件を決定しておけば良い。反応温度を変化させることで各軸方向の成長速度は顕著に変化するため、これらの制御因子の中で、反応温度による制御が好ましい。更に、隣接する成長結晶同士が会合するタイミングや会合後の成長は、全ての条件を同一にする限り、反応時間で制御できる。
GaN結晶の成長方法は、特に限定されず、有機金属気相成長法(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy:MOVPE)、分子線エピタキシ法(Molecular Beam Epitaxy:MBE)、ハイドライド気相成長法(Hydride Vapor Phase Epitaxy:HVPE)が採用され、これらのうち有機金属気相成長法が最も一般的である。以下では、有機金属気相成長法を利用した成長方法について説明する。また、本願発明の発明者等によって提案されたWO2010/023846号公報に記載の技術を何ら制限なく準用できる。
結晶成長に用いられるMOVPE装置は、大きくは基板搬送系、基板加熱系、ガス供給系、及びガス排気系から構成され、全て電子制御される。基板加熱系は、熱電対及び抵抗加熱ヒータ、並びにその上に設けられた炭素製或いはSiC製のサセプタで構成され、そして、そのサセプタの上に本発明のサファイア下地基板をセットした石英トレイが搬送され、半導体層のエピタキシャル成長が行われる。この基板加熱系は、水冷機構を備えた石英製の二重管内或いはステンレス製の反応容器内に設置され、その二重管或いは反応容器内にキャリアガス及び各種原料ガスが供給される。特にステンレス反応容器を使う場合は、基板上に層流のガスの流れを実現するために、石英製のフローチャネルを用いる。
キャリアガスとしては、例えば、H、Nが挙げられる。窒素元素供給源としては、例えば、NHが挙げられる。Ga元素供給源としては、例えば、トリメチルガリウム(TMG)が挙げられる。
以下具体的に、GaN結晶層の非対称ELOについて説明する。まず、サファイア下地基板を基板主面が上向きになるように石英トレイ上にセットした後、サファイア下地基板を1050〜1150℃に加熱すると共に反応容器内の圧力を10〜100kPaとし、また、反応容器内に設置したフローチャネル内にキャリアガスとしてHを流通させ、その状態を数分間保持することによりサファイア下地基板をサーマルクリーニングする。
次いで、サファイア下地基板の温度を1050〜1150℃とすると共に反応容器内の圧力を10〜100kPaとし、また、反応容器内にキャリアガスHを10L/minの流量で流通させながら、そこにNH、及びTMGを、それぞれの供給量が0.1〜5L/min、及び10〜150μmol/minとなるように流す。このとき、図2(b)に示すように、サファイア下地基板の溝部の側壁からその上にアンドープのGaNが非対称成長する。
そして、ある成長結晶のa軸方向端部が隣接する成長結晶のc軸方向端部で阻止される。さらにGaN結晶の成長を続けることで、隣接する結晶同士は会合し、最終的には、表面への転位の伝播を阻止した、低転位の、無極性または半極性面を主面とした平坦なGaN結晶層が得られる。図5(b)には、非対称ELO法を用いて成長したGaN結晶層、およびサファイア下地基板の状態の模式図を示す。また図5(a)には、非対称ELO法を用いずに、通常の対称ELO法にて成長したGaN結晶層、およびサファイア下地基板の状態の模式図を示す。非対称ELO法では、GaN結晶のc軸方向の成長速度が速いため、GaN結晶が隣接する結晶と会合するまでにc軸方向へ横方向成長する距離が、対称ELO法に比べて長い。
上記のとおり、MOVPE成長方法で、キャリアガスとしてHを、反応原料としてNHおよびTMGを用いて、圧力および各原料の供給量を上記のとおり
とした場合、反応温度(サファイア下地基板の温度)を、1050〜1150℃に維持して成長させれば、非対称ELOが起こる。この場合、1040℃以下では非対称ELOは起こらず、通常の対称横方向成長(symmetric epitaxial lateral overgrowth;対称ELO)となる。このように同じ成長条件においては反応温度によってGaN結晶の各軸方向における成長速度を制御することができ、非対称成長または対称成長を自由に制御することができる。しかし、前記のとおり、装置条件、原料条件、結晶成長条件などの様々な条件の組み合わせによって結晶の成長様式は決定されるため、採用する条件によっては、上記の反応温度とは異なる温度にて非対称成長または対称成長が制御されることもある。
隣接する結晶が会合し転位を阻止した後の結晶成長は特に限定されず、非対称ELO法で続けて成長させても良いし、通常の対称ELO法に切り替えてもよい。対称ELO法の方が、成長後の表面が平坦になり、その後のLEDやLDなどの素子構造の作製に適しており好ましい。
下地基板のc面を起点としてGaN結晶が成長し、最終的には下地基板を覆って下地基板主面に平行な表面を有する、種々の面方位のGaN結晶層が形成される。
形成されるGaN結晶層の厚み(サファイ下地基板主面からの高さ)は、特に限定されないが、通常、2〜20μmである。
上記方法によって得られたGaN結晶積層基板は、このまま各種半導体発光素子の基板として使用することができる。
以下、本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限されるものではない。また、実施例の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
実施例1
〔サファイア下地基板の作製〕
<10−12>面サファイア基板上にストライプ状にレジストをパターニングし、次いで反応性イオンエッチング(RIE)によりドライエッチングすることで、サファイア基板上に複数本の溝部を形成した。溝部は、溝開口幅が3μm、溝の深さが1μm、及び隣接する溝部までの基板主面上での幅が3μmとなるように形成した。側壁の傾斜角度は約60度であり、溝深さ及び側壁の傾斜角度より算出した側壁の幅(d)は1.15μmである。
ドライエッチングの後、レジストを洗浄除去することでサファイア下地基板を得た。このサファイア下地基板は、基板主面、約8500本の溝部、溝部の側壁から構成される結晶成長領域、及び溝部底面を有する。
〔アンドープGaN結晶層の形成〕
作製したサファイア下地基板を、MOVPE装置内に、基板表面が上向きになるように石英トレイ上にセットした後、基板を1150℃に加熱すると共に反応容器内の圧力を100kPaとし、また、反応容器内にキャリアガスとしてHを10L/minで流通させ、その状態を10分間保持することにより基板をサーマルクリーニングした。
次いで、基板の温度を460℃とすると共に反応容器内の圧力を100kPaとし、また、反応容器内を流通させるキャリアガスをH5L/minの流量で流しながら、そこにV族元素供給源(NH)、及びIII族元素供給源(TMG)を、それぞれの供給量が5L/min及び5.5μmol/minで基板上にアモルファス状のGaNを約25nm堆積させた。続いて基板の温度を1075℃とすると共に反応容器内の圧力を20kPaとし、また、反応容器内を流通させるキャリアガスをHとして、それを5L/minの流量で流通させることで、基板上に堆積したGaNを再結晶化し、溝部側壁の結晶成長領域に選択的にGaN結晶核を形成した。
続いて、基板の温度を1075℃とすると共に反応容器内の圧力を20kPaとし、また、反応容器内を流通させるキャリアガスをHとして、それを5L/minの流量で流通させながら、そこにV族元素供給源(NH)、及びIII族元素供給源(TMG)を、それぞれの供給量が2L/min及び30μmol/minとなるように180分間流し、GaN結晶核の上にGaN(アンドープGaN)を結晶成長させることにより、基板の主面に形成された各溝部の側壁から横方向結晶成長するように基板上にGaN結晶層を形成した。このとき、c軸方向への結晶成長はa軸方向への結晶成長より速く、GaNは非対称横方向成長している。
続いて、基板の温度を1025℃とすると共に反応容器内の圧力を20kPaとし、また、反応容器内を流通させるキャリアガスをHとして、それを5L/minの流量で流通させながら、そこにV族元素供給源(NH)、及びIII族元素供給源(TMG)を、それぞれの供給量が2L/min及び30μmol/minとなるように180分間流し、GaNを成長させることにより、基板の主面に形成された各溝部の側壁から成長したGaN結晶同士を会合し、GaN結晶の<11−22>面からなる表面が下地基板主面に対して平行に形成されたGaN結晶層を形成した。
〔n型GaN結晶層の形成〕
次いで、基板の温度を1025℃とすると共に反応容器内の圧力を20kPaとし、また、反応容器内を流通させるキャリアガスをHとして、それを5L/minの流量で流通させながら、そこにV族元素供給源(NH)、III族元素供給源(TMG)、及びn型ドーピング元素供給源(SiH)を、それぞれの供給量が2L/min、30μmol/min、及び5.8×10−3μmol/minとなるように60分間流し、アンドープGaN層の上部に、アンドープGaN層と同一面方位にエピタキシャル成長したn型GaN結晶層を形成した。
〔暗点密度評価〕
得られたGaN結晶層について、走査型電子顕微鏡/カソードルミネッセンス装置を用いて、n型GaN層表面の観察を行った。このときの加速電圧は5kV、観察範囲は20μm×20μmとし、観察範囲内に観察された暗点の総数から暗点密度を算出したところ、表1に示す結果が得られた。
比較例1
1075℃での非対称横方向成長工程を除き1025℃でのアンドープGaN結晶層の成長時間を300minとしたことを除いては実施例1と同様にして、サファイア下地基板上にGaN結晶層を形成した。
実施例1と同様にして、暗点密度評価を行い、結果を表1に示した。
上記実施例1および比較例1の暗点密度評価結果から、非対称横方向成長工程を採用することにより暗点密度が大幅に低減し高品質のGaN結晶層が得られることが認識できる。
10 サファイア下地基板
11 下地基板主面
20 下地基板溝部
21 溝部側壁
22 溝部底面
23 側壁結晶成長領域
30 GaN結晶層
31 GaN結晶層表面
40 マスキング部

Claims (3)

  1. サファイア下地基板上に、該下地基板の主面に対して傾斜した側壁を有する複数本の溝部を形成し、該溝部の側壁より選択的に窒化ガリウム結晶を横方向成長(epitaxial lateral overgrowth)させる窒化ガリウム結晶積層基板の製造方法において、
    前記側壁の少なくとも一部がサファイア結晶のc面であって、該c面側壁を起点として、c軸方向の成長速度を、c軸に対して垂直な方向のうち基板表面に向かう方向の成長速度より早くした窒化ガリウム結晶の非対称横方向成長(asymmetric epitaxial lateral overgrowth)を行い、隣接する成長結晶を会合させてc軸に対して垂直な方向のうち基板表面に向かう方向への結晶転位の伝播を阻止することを特徴とする前記窒化ガリウム結晶積層基板の製造方法。
  2. サファイア下地基板と、該基板上に結晶成長せしめて形成された窒化ガリウム結晶層とを含み、該窒化ガリウム結晶層は、サファイア下地基板の主面に複数本形成された溝部のc面からなる側壁から横方向結晶成長して該主面と平行に表面が形成されたものであり、且つ、該窒化ガリウム結晶の暗点密度が1.0×10個/cm以下であることを特徴とする窒化ガリウム結晶積層基板。
  3. 窒化ガリウム結晶層が、無極性または半極性の面方位を有する表面からなる窒化ガリウム結晶層であることを特徴とする請求項2に記載の窒化ガリウム結晶積層基板。
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