JP2013172334A - データ伝送装置及びその制御方法 - Google Patents

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Satoyuki Takada
Makoto Umehara
誠 梅原
Kazushi Asai
一志 浅井
直人 ▲高▼橋
Naoto Takahashi
Ko Tachiwa
航 立和
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Abstract

【課題】 伝送路の利用効率を良好としつつ、各データの伝送遅延と伝送誤り率に対する要求を満足させながら、データを中継すること。
【解決手段】 第1の受信データが低遅延優先データであるときは、誤り訂正処理を実行させることなく第1の受信データを下流側の装置に送信する。一方、第1の受信データが低誤り率優先データであるときは、誤り訂正処理を行い、該誤り訂正処理後の第1の受信データを一時記憶する。前記第1の受信データに対する誤り訂正処理の完了後において、上流側の装置からの第2の受信データが低遅延優先データである場合、誤り訂正処理を実行させることなく第2の受信データを下流側の装置に送信し、第2の受信データが低誤り率優先データであるときは、前記記憶手段に記憶されている誤り訂正後の第1の受信データを下流側の装置に送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ伝送装置及びその制御方法に関する。
ネットワークに接続された端局間でデータを伝送する場合に配線に関する制約から中継局を介して伝送を行うシステムがある。このようなシステムにおいて中継局がデータを中継する技術として次のものがある。一つはリング型ネットワークにおいて上流の端局から受信したデータを誤り訂正した後、誤り訂正符号化して下流の端局に送信するというものである(特許文献1)。もう一つは、デイジーチェーン型のネットワークにおいて上流の端局から受信したデータを一時記憶した後、そのまま下流の端局に送信するというものである。ここでは誤り訂正符号化と誤り訂正はエンド・ツー・エンドで行われる(特許文献2)。
特開昭58−201446号公報 特開2006−094302号公報
ここで、各々異なる特徴を持つ次の2種類のデータが伝送されるシステムを考える。一つは、遅延に対する許容度は小さいが誤りに対する許容度は比較的大きいデータである。もう一つは、遅延に対する許容度は大きいが誤りに対する許容度は小さいデータである。このようなシステムの一例としては、帰還制御を行うシステムが挙げられる。前者のデータは制御部と被制御部との間でやりとりされる操作量や制御量のデータである。後者のデータはその他の例えば種々の素子を初期設定するデータやそれらの状態を示すデータである。
両データを先に挙げた技術を用いて中継することを考える。特許文献1に記載された技術では、上流の端局から受信したデータを誤り訂正した後、誤り訂正符号化する処理に時間がかかる。そのため遅延が大きい。したがって、前者のデータの中継には不適である。特許文献2に記載された技術では、上流の端局から受信したデータを一時記憶した後、そのまま下流の端局に送信する。そのため、上流の端局から受信したデータに誤りがあるとそれが訂正されずに下流の端局に送信され、中継される度にデータに誤りが累積していく。したがって、少なくとも、誤りに対する許容度の小さい後者のデータの符号化率は低くせざるをえない。そのため、伝送路の利用効率が低い。
さらに、両データが短時間で入れ替わりながら連続的に伝送されるシステムで、前者のデータに特許文献2に記載された技術を適用し、後者のデータに特許文献1に記載された技術を適用することを考える。この場合、物理的な伝送路や周波数軸上で規定される伝送チャネル等、時間軸上以外で規定される伝送チャネルを複数用いずに前者のデータを低遅延で伝送することは困難である。
すなわち、これらの技術では、伝送路の利用効率を良好としつつ、各データの伝送遅延と伝送誤り率に対する要求を満足させながら、両データを中継することは困難である。本発明はこのような問題を解決するものである。
本発明の一側面によれば、上流側の装置から受信した受信データを下流側の装置に中継するデータ伝送装置であって、入力されたデータに対して誤り訂正処理を実行する誤り訂正処理手段と、前記誤り訂正処理が実行されたデータを一時記憶する記憶手段とを有し、更に、前記上流側の装置からの受信データが、低誤り率を達成することよりも低遅延であることが優先される低遅延優先データであるか、低遅延であることよりも低誤り率を達成することが優先される低誤り率優先データであるか、又は、ヌルであるか、を判別する判別手段と、前記判別手段による判別の結果に応じて、前記下流側の装置への前記受信データの中継を制御する中継制御手段とを有し、前記中継制御手段は、前記上流側の装置からの第1の受信データが前記判別手段により前記低遅延優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に誤り訂正処理を実行させることなく前記第1の受信データを前記下流側の装置に送信し、前記第1の受信データが前記判別手段により前記低誤り率優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に前記第1の受信データの誤り訂正処理を実行させ、該誤り訂正処理が実行された前記第1の受信データを前記記憶手段に記憶させ、前記第1の受信データに対する誤り訂正処理の完了後において、前記上流側の装置からの第2の受信データが前記判別手段により前記低遅延優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に誤り訂正処理を実行させることなく前記第2の受信データを前記下流側の装置に送信し、前記第2の受信データが前記判別手段により前記低誤り率優先データ又はヌルであると判別されたときは、前記記憶手段に記憶されている前記誤り訂正処理が実行された前記第1の受信データを前記下流側の装置に送信することを特徴とするデータ伝送装置が提供される。
本発明によれば、伝送路の利用効率を良好としつつ、各データの伝送遅延と伝送誤り率に対する要求を満足させながら、両データを中継できる。両データが短時間で入れ替わりながら伝送される場合であっても、前者のデータを低遅延で中継することができる。
シリアルバス210、211、212上で端局200から端局20nに向かう方向に伝送されるデータとタイムスロットの関係の一例を示す図。 実施形態におけるデータ伝送システムのブロック図。 1タイムスロットで伝送されるフレームの構造例を示す図。 実施形態1における端局200〜20nのブロック図。 受信フレーム種別判別部401、中継フレーム出力部405、送信フレーム出力部413、状態判別部414と送信フレーム選択部415の実装の一例を示す図。 実施形態1における端局200〜20nにおけるフレームの中継処理に関するフローチャート。 実施形態2における端局200〜20nのブロック図。 スロット割り当て記憶部700に記憶されるタイムスロットとフレームの種別を示す情報の一例を示す図。 実施形態2における端局200〜20nにおけるフレームの中継処理に関するフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決のために必須のものであるとは限らない。
(実施形態1)
図2は本実施形態におけるデータ伝送システムのブロック図である。200、201、・・・、20nはデータ伝送装置としての端局である。210、211、・・・、21mはシリアルバスである。端局200〜20nはシリアルバス210〜21mでデイジーチェーン接続されている。ある端局から別の端局に伝送されるデータはそれらの端局の間にある端局で中継されながら伝送される。
図1はシリアルバス210、211、212上で端局200から端局20nに向かう方向に伝送されるデータとタイムスロットの関係の一例を示す図である。ti(i=0または正の整数)はタイムスロットの番号を示す。DFi(i=0または正の整数)またはDRi(i=0または正の整数)は各タイムスロットで伝送されるデータの種別を示す。DFiは、低誤り率を達成することよりも低遅延であることが優先される低遅延優先データである。低遅延優先データは、低遅延で伝送されるべきデータであるため、中継時に誤り訂正を実行することなく伝送される。DRiは、低遅延であることよりも低誤り率を達成することが優先される低誤り率優先データである。低誤り率優先データは、低誤り率で伝送されるべきデータであるため、中継される度に誤り訂正が実行されて伝送される。また、空白はデータがない、すなわちヌルであることを示す。
ある端局の下流側のシリアルバス上のタイムスロットの進行は、上流側のそれに対してΔdnだけ遅れている。Δdnは上流側の端局から受信したデータを誤り訂正とその後の誤り訂正符号化(以下、これらをまとめて誤り訂正処理という。)を行わずに転送するときに発生する遅延である。すなわち、データDFiは遅延Δdnで下流側の端局に転送される。一方、データDRiはΔdeにΔdwを加算した遅延で転送される。ここで、Δdeはデータの受信を開始してから誤り訂正処理が完了するまでの時間である。Δdwは誤り訂正処理が完了後、送信すべきタイムスロットが出現するまで待機する時間である。ここで、データDRiはデータDRj(j>i)が受信されたタイムスロットまたはヌルのタイムスロットで送信される。したがって、Δdwは一般に固定値ではない。
図1の例では、データDF0はどのシリアルバス上でもタイムスロットt0で伝送される。同様にデータDF1はどのシリアルバス上でもタイムスロットt2で伝送される。以下、全てのデータDFiについて同様である。
データDR0はシリアルバス210上ではタイムスロットt1で伝送される。データDR0は端局201で第1の受信データとして受信され、低誤り率優先データと判別される。したがって、データDR0には誤り訂正処理が実行されて、中継フレーム一時記憶部404に一時記憶され、直ちには中継されない。その後、データDR1が端局201において第2の受信データとして受信され、それが低誤り率優先データと判別されるタイムスロットt4で、一時記憶されていたデータDR0がシリアルバス211を介して送信される。
タイムスロットt4で、データDR1が端局201において第2の受信データとして受信されると、このデータDR1は誤り訂正処理を施されて、中継フレーム一時記憶部404に一時記憶される。その後、シリアルバス210上ではヌルであるタイムスロットt8で、一時記憶されていたデータDR1がシリアルバス211を介して送信される。
これらのデータがシリアルバス211と212の間に接続された端局202で中継される場合も同様である。
図3は1タイムスロットで伝送される受信データのフレームの構造例を示す図である。フレームは、データフラグ、誤り訂正フラグ、宛先アドレス、ペイロード、及び、誤り訂正符号からなる。データフラグは、当該フレームの以降の部分に有効なデータがあるか否かを示す。誤り訂正フラグは、中継時に当該フレームの誤り訂正処理が行われるべきか否かを示す。
図4は、端局200〜20nのブロック図である。
受信I/F部400は上流側の端局が送信したフレームを受信し、受信フレーム種別判別部401に出力する。受信フレーム種別判別部401は受信I/F部400から入力されるフレームの種別を2つのフラグから判別する。そして、その判別結果に基づいて、以下のようにフレームとその取扱いに関する指示を出力する。受信フレーム種別判別部401は、受信I/F部400から入力されるフレームを誤り訂正部402と送信フレーム選択部415に出力する。また、受信フレーム種別判別部401は、フレームが有効なデータを含むフレームである場合、そのフレームを誤り訂正させる指示を、そうでない場合、そのフレームを破棄させる指示を誤り訂正部402に出力する。さらに、フレームが中継時に誤り訂正処理が行われるべきフレームである場合、すなわちそのフレームが低誤り率優先データである場合、そのフレームを誤り訂正処理した後、中継フレーム誤り訂正符号化部403に出力させる指示を誤り訂正部402に出力する。また、受信フレーム種別判別部401は、データフラグ及び誤り訂正フラグから、フレームが有効なデータを含むフレームであり、かつ、誤り訂正処理が行われるべきフレームであるか否かの判別の結果を状態判別部414に出力する。ここで、この一連の処理は当該フレームの受信を開始するタイミングまたはその直後のタイミングで行われる。受信フレーム種別判別部401はシステムを構成する端局200〜20nでタイムスロットの進行の同期をあらかじめ取得する等によりこのタイミングを取得できる。
誤り訂正部402は、受信フレーム種別判別部401から入力された指示に従って同部から入力されたフレームを誤り訂正または破棄する。そして、誤り訂正したフレームを宛先アドレス判別部406に出力する。さらに、中継フレーム誤り訂正符号化部403に出力させる指示が入力されている場合、誤り訂正したフレームを中継フレーム誤り訂正符号化部403にも出力する。
中継フレーム誤り訂正符号化部403は誤り訂正部402から入力されたフレームを誤り訂正符号化し、中継フレーム一時記憶部404に出力する。中継フレーム一時記憶部404は中継フレーム誤り訂正符号化部403から入力されたフレームを一時記憶する。
中継フレーム出力部405は中継フレーム一時記憶部404に記憶されたフレームを読み出し、送信フレーム選択部415に出力する。また、中継フレーム出力部405はフレームが送信可能な状態にあるとき、その旨を状態判別部414に出力する。
宛先アドレス判別部406は誤り訂正部402から入力されたフレームの宛先アドレスを判別し、それが自局を示している場合、ペイロードを受信データ記憶部407に出力する。そうでない場合、当該フレームを破棄する。受信データ記憶部407は宛先アドレス判別部406から入力されたペイロードを記憶する。
データ処理部408は受信データ記憶部407からペイロードを読み出し、システムに応じた処理を行う。また、データ処理部408は送信データを生成し、宛先アドレス付加部409に出力する。宛先アドレス付加部409はデータ処理部408から入力された送信データ、すなわちペイロードに宛先アドレスを付加し、送信データ誤り訂正符号化部410に出力する。
送信データ誤り訂正符号化部410は宛先アドレス付加部409から入力されたデータを誤り訂正符号化し、フラグ付加部411に出力する。フラグ付加部411は誤り訂正符号化部410から入力されたデータに誤り訂正フラグとデータフラグを付加してフレームを生成し、送信フレーム一時記憶部412に出力する。ここで付加される誤り訂正フラグの値はデータの種別に応じた値である。各データの種別はデータ処理部408またはシステムの使用者により決定される。ただし、データフラグの値はフレームの以降の部分に有効なデータがあることを示す値とする。送信フレーム一時記憶部412はフラグ付加部411から入力されたフレームを一時記憶する。
送信フレーム出力部413は送信フレーム一時記憶部412からデータを読み出し、送信フレーム選択部415に出力する。また、送信フレーム出力部413はフレームが送信可能な状態にあるとき、その旨を状態判別部414に出力する。
状態判別部414は受信フレーム種別判別部401、中継フレーム出力部405と送信フレーム出力部413から入力される情報に基づいて以下のように状態を判別し、その結果に基づいて送信フレーム選択部415に指示を出力する。状態判別部414は、受信フレーム種別判別部401から入力された判別結果が、有効なデータを含むフレームであり、かつ、誤り訂正処理されるべきフレームでないことを示しているか否かを判別する。そう示している場合、受信フレーム種別判別部401から入力されるフレームを選択させる指示を出力する。否である場合、中継フレーム出力部405からフレームが送信可能な状態にある旨が入力されているか否かを判別する。入力されている場合、中継フレーム出力部405から入力されるフレームを選択させる指示を出力する。否である場合、送信フレーム出力部413からフレームが送信可能な状態にある旨が入力されているか否かを判別する。入力されている場合、送信フレーム出力部413から入力されるフレームを選択させる指示を出力する。否である場合、ヌルとして定義されている値を選択させる指示を出力する。ここで、この一連の処理は当該フレームの送信を開始するタイミングまたはその直前のタイミングで行われる。状態判別部414はシステムを構成する端局200〜20nでタイムスロットの進行の同期をあらかじめ取得する等することでこのタイミングを取得できる。
送信フレーム選択部415は状態判別部414から入力された指示に従って送信するフレームを選択し、送信I/F部416に出力する。なお、状態判別部414からヌルとして定義されている値を選択させる指示が入力された場合、データフラグに対応する部分はフレームの以降の部分に有効なデータがないことを示す値が出力される。送信I/F部は送信フレーム選択部415から入力されるデータを下流側の端局に送信する。
図5は受信フレーム種別判別部401、中継フレーム出力部405、送信フレーム出力部413、状態判別部414と送信フレーム選択部415の実装の一例を示す図である。
Dフリップフロップ500は受信I/F部400から入力される信号をクロック信号の立ち上がりでDフリップフロップ508と誤り訂正部402に出力する。ここで、受信I/F部400から入力される信号はシリアルバス210〜21m上のビットクロックに同期しており、クロック信号もそれに同期しているものとする。
中継フレーム出力回路501は中継フレーム一時記憶部404に記憶されたフレームがある場合、それを読み出し、最初の1ビットをマルチプレクサ507に出力する。そして、同期ラッチ回路506からシフトイネーブル信号がアサートされている期間、フレームの残りのビットを、クロック信号の立ち上がりで、1ビットずつマルチプレクサ507に出力する。また、中継フレーム出力回路501はフレームの最初の1ビットがマルチプレクサ507に出力されているとき、その旨を示す信号を状態判別回路505に出力する。
送信フレーム出力回路502は中継フレーム一時記憶部404に記憶されたフレームがある場合、それを読み出し、最初の1ビットをマルチプレクサ507に出力する。そして、同期ラッチ回路506からシフトイネーブル信号がアサートされている期間、フレームの残りのビットを、クロック信号の立ち上がりで、1ビットずつマルチプレクサ507に出力する。また、送信フレーム出力回路502はフレームの最初の1ビットがマルチプレクサ507に出力されているとき、その旨を示す信号を状態判別回路505に出力する。
ヌル出力回路503はマルチプレクサ507にヌルとして定義されている値を出力する。
フラグ判別回路504は受信I/F部400から入力されるフレームの連続する2ビットの値を判別し、その結果を誤り訂正部402と状態判別回路505に出力する。フラグ判別回路504は組み合わせ回路として実装できる。
状態判別回路505はフラグ判別回路504、中継フレーム出力回路501と送信フレーム出力回路502から入力される信号の値を判別し、同期ラッチ回路506に出力する。状態判別回路505は組み合わせ回路として実装できる。
同期ラッチ回路506はラッチタイミング信号がアサートされるとクロックの立ち上がりで状態判別回路505から入力された値をラッチし、次にラッチタイミング信号がアサートされるまでその値を保持する。そして、その値に基づいてマルチプレクサ507を制御する。また、同様に中継フレーム出力回路501または送信フレーム出力回路502に対するシフトイネーブル信号をアサートする。ここで、ラッチタイミング信号はフラグ判別回路504に2つのフラグの値が入力されるタイミングでアサートされる。
マルチプレクサ507は同期ラッチ回路506から入力された信号に従ってDフリップフロップ500、中継フレーム出力回路501、送信フレーム出力回路502またはヌル出力回路503から入力された信号を送信I/F部416に出力する。
Dフリップフロップ508はDフリップフロップ500から入力される信号をクロック信号の立ち上がりでマルチプレクサ507に出力する。Dフリップフロップ508はタイミングを調整するために挿入されたものである。
図6は端局200〜20nにおけるフレームの中継制御処理に関するフローチャートである。
S600において、データフラグ及び誤り訂正フラグを受信するのを待機する。ここで、それらを受信したことはそれらを受信するタイミングをあらかじめ取得しておくことで判別できる。なお、そのタイミングはシステムを構成する端局200〜20nでタイムスロットの進行の同期をあらかじめ取得する等により取得できる。2つのフラグを受信するとS601に進む。
S601において、受信するフレームの種別を2つのフラグから判別する。具体的には、受信フレーム種別判別部401が、データフラグ及び誤り訂正フラグから、受信するフレームが有効なデータを含むフレームであり、かつ、誤り訂正処理されるべきフレームであるか否かを判別する。S602において、受信するフレームが有効なデータを含むフレームである場合はS603に進む。そうでない場合はS606に進む。S603において、受信するフレームが誤り訂正処理されるべきフレームである場合(すなわち、低誤り率優先データである場合)はS604に進む。受信するフレームが誤り訂正処理されるべきフレームではない場合(すなわち、低遅延優先データである場合)は、S606に進む。
S604において、受信したフレームの誤り訂正処理を行い、S605において、誤り訂正処理を行ったフレームを中継フレーム一時記憶部404に記憶する。
S606において、送信を開始するタイミングまたはその直前のタイミングが到来するのを待機する。そして、そのタイミングが到来するとS607に進み、S601で種別を判別したフレームが有効なデータを含むフレームである場合は、S608に進む。そうでない場合は、S609に進む。S608において、S601で種別を判別したフレームが誤り訂正処理されるべきフレームである場合はS609に進む。当該フレームが誤り訂正処理されるべきフレームではない場合は、S611に進む。
ステップS609において、S605で記憶したフレームが中継フレーム一時記憶部404に存在し、それが送信可能な状態にあるか否かを判断する。S605で記憶したフレームが中継フレーム一時記憶部404に存在し、それが送信可能な状態にある場合は、S612に進み、そうでない場合はS610に進む。
S610において、自局の送信するフレームが存在し、それが送信可能な状態にあるか否かを判別する。送信可能な状態にある場合は、S613に進み、そうでない場合は、処理を終了する。
S611においては、S600で受信を開始したフレームを送信し、処理を終了する。
S612においては、S605で中継フレーム一時記憶部404に一時記憶したフレームを送信し、処理を終了する。
S613においては、自局の送信するデータを送信し、処理を終了する。
本実施形態では、フレーム中に存在するフラグの値に基づいて受信するフレームの種別の判別と送信するフレームの選択を行う。したがって、フレームとそれを伝送するタイムスロットの関係をあらかじめ決定しておくことが不要であり、それらの関係に高い自由度を持たせられる。
(実施形態2)
以下、実施形態2について説明する。本実施形態では、受信するフレームの種別の判別と送信するフレームの選択はフラグに基づいて行われるのではなく、端局200〜20nに記憶された、タイムスロットとフレームの種別の関係を示す情報に基づいて行われる。したがって、本実施形態では、実施形態1の図3で示したフレーム中に存在するデータフラグと誤り訂正フラグは不要である。
図7は端局200〜20nのブロック図である。実施形態1の図4と同様のブロックについてはそれと同一の符号が付与されている。図1と図7を比較すると、図7では、スロット割り当て記憶部700が新たに設けられている。また、受信フレーム種別判別部401の代わりに受信フレーム種別判別部701が設けられている。更に、状態判別部414の代わりに状態判別部702が設けられている。以下、実施形態1と異なるブロックについてのみ説明する。
種別指定記憶手段としてのスロット割り当て記憶部700はタイムスロットとフレームの種別を示す情報を記憶する。すなわち、スロット割り当て記憶部700は、タイムスロットごとに誤り訂正処理が行われるべきか否かを規定する。図8はその一例を示す図である。これは図1に示した例において端局201のスロット割り当て記憶部700に記憶されている情報の一例を示す図である。「スロット番号」は、当該スロットが伝送される時刻の情報を示している。「データ」の列には当該タイムスロットで受信されるフレームが有効なデータを含むフレームであるか否かを示す情報が記憶されている。「誤り訂正」の列には当該タイムスロットで受信されるフレームが中継時に誤り訂正されるべきフレームであるか否かを示す情報が記憶されている。なお、スロット割り当て記憶部700の記憶する情報はシステムの動作の開始時に所定の端局から各端局に配信されてもよいし、システムの使用者により端局毎に設定されてもよい。
受信フレーム種別判別部701は受信I/F部400から入力されるフレームの種別をスロット割り当て記憶部700に記憶された情報に基づいて判別する。そして、その判別結果に基づいて以下のようにフレームとその取扱いに関する指示を出力する。受信フレーム種別判別部401は受信I/F部400から入力されるフレームを誤り訂正部402と送信フレーム選択部415に出力する。また、受信フレーム種別判別部401はフレームが有効なデータを含むフレームである場合、それを誤り訂正させる指示を、そうでない場合、それを破棄させる指示を誤り訂正部402に出力する。さらに、フレームが中継時に誤り訂正処理が行われるべきフレームである場合、それを誤り訂正した後、中継フレーム誤り訂正符号化部403に出力させる指示を誤り訂正部402に出力する。また、受信フレーム種別判別部401は、フレームが有効なデータを含むフレームであり、かつ、誤り訂正処理が行われるべきフレームでないか否かの判別結果を状態判別部702に出力する。ここで、この一連の処理は当該フレームの受信を開始するタイミングまたはその直前のタイミングで行われる。受信フレーム種別判別部701はシステムを構成する端局200〜20nでタイムスロットの進行の同期をあらかじめ取得する等することでこのタイミングを取得できる。
状態判別部702はスロット割り当て記憶部700から読み出した情報ならびに中継フレーム出力部405および送信フレーム出力部413から入力される情報に基づいて以下のように状態を判別する。そして、その結果に基づいて送信フレーム選択部415に指示を出力する。状態判別部702は、スロット割り当て記憶部700から読み出した情報が、有効なデータを含むフレームであり、かつ、誤り訂正処理をされるべきフレームでないことを示しているか否かを判別する。そう示している場合、受信フレーム種別判別部701から入力されるフレームを選択させる指示を出力する。否である場合、中継フレーム出力部405からフレームが送信可能な状態にある旨が入力されているか否かを判別する。入力されている場合、中継フレーム出力部405から入力されるフレームを選択させる指示を出力する。否である場合、送信フレーム出力部413からフレームが送信可能な状態にある旨が入力されているか否かを判別する。入力されている場合、送信フレーム出力部413から入力されるフレームを選択させる指示を出力する。否である場合、ヌルとして定義されている値を選択させる指示を出力する。ここで、この一連の処理は当該フレームの送信を開始するタイミングまたはその直前のタイミングで行われる。状態判別部702はシステムを構成する端局200〜20nでタイムスロットの進行の同期をあらかじめ取得する等することでこのタイミングを取得できる。
なお、本実施形態では、実施形態1の図5で示した実装の一例に存在する、2つのフラグの値を保持し判別するための回路は不要である。
図9は端局200〜20nにおけるフレームの中継制御処理に関するフローチャートである。実施形態1の図6と同様のステップについてはそれと同一の符号が付与されている。図6と図9を比較すると、S600及びS601がそれぞれS900及びS901に変更されている点が異なる。それ以外は同じである。以下、実施形態1と異なるステップについてのみ説明する。
S900において、フレームの受信を開始するタイミングまたはその直前のタイミングを待機する。なお、このタイミングは、例えば、システムを構成する端局200〜20nでタイムスロットの進行の同期をあらかじめ取得することで取得できる。そして、そのタイミングが到来するとS901に進む。
S901において、受信するフレームの種別をスロット割り当て記憶部700に記憶された情報に基づいて判別する。その後、S602に進む。
本実施形態では、受信するフレームの種別の判別と送信するフレームの選択はフラグに基づいて行われるのではなく、端局200〜20nに記憶された、タイムスロットとフレームの種別の関係を示す情報に基づいて行われる。そして、実施形態1の図5で示した実装の一例に存在する、2つのフラグの値を保持し、判別するための回路は不要である。したがって、低遅延で伝送されるべきデータであって中継時に誤り訂正されずに伝送されるデータを小さな遅延で中継できる。
以上の2つの実施形態は全ての端局がシリアルバスでデイジーチェーン接続されたシステムにおけるものであった。しかし、本発明は中継処理を行う個々の端局に適用できるものであるので、システムを構成する複数の端局の接続形態により限定されるものではない。したがって、本発明はパラレルバス同士を接続するブリッジや複数の端局をスター接続するブリッジ等を含むシステムにおいて端局間で伝送されるデータを中継する場合にも適用できる。
(他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (5)

  1. 上流側の装置から受信した受信データを下流側の装置に中継するデータ伝送装置であって、
    入力されたデータに対して誤り訂正処理を実行する誤り訂正処理手段と、
    前記誤り訂正処理が実行されたデータを一時記憶する記憶手段と、を有し、
    更に、
    前記上流側の装置からの受信データが、低誤り率を達成することよりも低遅延であることが優先される低遅延優先データであるか、低遅延であることよりも低誤り率を達成することが優先される低誤り率優先データであるか、又は、ヌルであるか、を判別する判別手段と、
    前記判別手段による判別の結果に応じて、前記下流側の装置への前記受信データの中継を制御する中継制御手段と、
    を有し、
    前記中継制御手段は、
    前記上流側の装置からの第1の受信データが前記判別手段により前記低遅延優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に誤り訂正処理を実行させることなく前記第1の受信データを前記下流側の装置に送信し、
    前記第1の受信データが前記判別手段により前記低誤り率優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に前記第1の受信データの誤り訂正処理を実行させ、該誤り訂正処理が実行された前記第1の受信データを前記記憶手段に記憶させ、
    前記第1の受信データに対する誤り訂正処理の完了後において、前記上流側の装置からの第2の受信データが前記判別手段により前記低遅延優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に誤り訂正処理を実行させることなく前記第2の受信データを前記下流側の装置に送信し、前記第2の受信データが前記判別手段により前記低誤り率優先データ又はヌルであると判別されたときは、前記記憶手段に記憶されている前記誤り訂正処理が実行された前記第1の受信データを前記下流側の装置に送信する
    ことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 前記受信データは、該受信データに対して誤り訂正処理が行われるべきか否かを示す誤り訂正フラグを含み、
    前記判別手段は、前記誤り訂正フラグから、前記上流側の装置からの受信データが前記低遅延優先データであるか前記低誤り率優先データであるかを判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
  3. 受信データのタイムスロットごとに誤り訂正処理が行われるべきか否かを規定した種別指定記憶手段を更に有し、
    前記判別手段は、前記種別指定記憶手段に規定されている情報に基づいて、前記上流側の装置からの受信データが前記低遅延優先データであるか前記低誤り率優先データであるかを判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送装置。
  4. 入力されたデータに対して誤り訂正処理を実行する誤り訂正処理手段と、前記誤り訂正処理が実行されたデータを一時記憶する記憶手段とを備え、上流側の装置から受信した受信データを下流側の装置に中継するデータ伝送装置の制御方法であって、
    判別手段が、前記上流側の装置からの受信データが、低誤り率を達成することよりも低遅延であることが優先される低遅延優先データであるか、低遅延であることよりも低誤り率を達成することが優先される低誤り率優先データであるか、又は、ヌルであるか、を判別する判別ステップと、
    中継制御手段が、前記判別ステップでの判別の結果に応じて、前記下流側の装置への前記受信データの中継を制御する中継制御ステップと、
    を有し、
    前記中継制御ステップは、
    前記上流側の装置からの第1の受信データが前記判別ステップで前記低遅延優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に誤り訂正処理を実行させることなく前記第1の受信データを前記下流側の装置に送信し、
    前記第1の受信データが前記判別ステップで前記低誤り率優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に前記第1の受信データの誤り訂正処理を実行させ、該誤り訂正処理が実行された前記第1の受信データを前記記憶手段に記憶させ、
    前記第1の受信データに対する誤り訂正処理の完了後において、前記上流側の装置からの第2の受信データが前記判別ステップで前記低遅延優先データであると判別されたときは、前記誤り訂正処理手段に誤り訂正処理を実行させることなく前記第2の受信データを前記下流側の装置に送信し、前記第2の受信データが前記判別ステップで前記低誤り率優先データ又はヌルであると判別されたときは、前記記憶手段に記憶されている前記誤り訂正処理が実行された前記第1の受信データを前記下流側の装置に送信する
    ことを特徴とするデータ伝送装置の制御方法。
  5. コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ伝送装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
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WO2022209054A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置、通信システム、通信制御方法及びプログラム

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